【大学編入】志望校の選び方
大学編入2023.03.15
はじめに
「大学編入をしたいけど、どのように志望校を選んでいいか分からない」
今回はこのような受験生の悩みに答えるため、大学編入学にあたっての志望校の選び方というテーマで記事を書きました。志望校選びの参考にしていただければ幸いです。
憧れの大学
まずは、純粋に「通いたい!」
と思った大学をいくつか心に思い浮かべてみましょう。
小さい頃から憧れだった大学、憧れていたけど大学受験で不合格になってしまって結局通うことができなかった大学です。
最初は、大学のレベルはあまり考慮にいれる必要はありません!
大学編入学試験は、大学受験のときには到底手に届かなかった大学に入学するチャンスをくれる試験制度です。そのため、大学編入学を目指す最初の段階で、自らの可能性を狭めてしまうのは、大変もったいないことです。
憧れている旧帝国大学や難関国公立大学・私立大学が志望校の候補になります。
編入試験の実施校
とはいえ、大学編入学試験では、大学受験の時のように全ての大学を受験できるわけではないのも事実です。
たいていの大学では編入試験を実施しているものの、東京大学(の一部)や一橋大学、東京工業大学、早稲田大学(の一部)や慶應大学など、残念ながら、編入試験を実施していない大学も存在します。
また、形式的には大学編入学の制度を設けているものの、実際には毎年ほとんど合格者を出さないような大学も存在します。そのような大学は受験してもあまり意味がありません。
憧れの大学で編入試験を実施しているのか、また本当に毎年合格者が出ているのかという点を確認してみましょう。
勉強したいことを学べる大学
多くの方は、将来の就職のことを念頭においてレベルが高い大学に進学したいと考えるでしょう。
しかし一方で、編入先で勉強したい学問分野もあるはずです。
今所属している大学では、経済学部に所属しているけれど、本当は政治学を勉強したいという人や、経営学部に入ったけれど、文学を勉強したいという人です。
また政治学の中でも特に政治思想に興味がある、文学の中でも特にイギリスの児童文学に興味があるというように、より具体的に勉強したいことが決まっている人もいるかもしれません。
そのため、編入先の大学で本当に自分が勉強したいことを学べるかどうかを調べる必要があります。
その際、お勧めなのが、大学ホームページの教員一覧や教員の専門分野、研究実績を確認することです。また、理系の場合、各研究室のホームページも存在しますので、調べてみると良いです。
この編入先で“勉強したいこと”ですが、志望校選びの際に1つの重要な基準になるばかりか、志望理由書の作成や面接試験の際にも大事になってきます。早いうちから、自分がどの分野でどのようなことを具体的に勉強したいのかを明確にしておくべきです。
自分に合った試験形式大学
その大学でどのような試験を実施しているのかということも、志望校選びの重要な基準です。
たとえば、英語の試験の場合、TOEICのスコア提出によって、一次試験で行われる英語の筆記試験が免除になる場合が多くあります。一方、TOEICより難易が高いTOEFLのスコア提出を必須とするような大学もあります。
さらにTOEICやTOEFLのような外部試験のスコア提出を認めず、大学が独自に課す英語の筆記試験を受けないといけない大学も多くあります。
試験形式によって、対策の仕方が全く異なってくるということは言うまでもありません。
そして、もし合格可能性を高めたいならば、ご自身が得意とする試験形式を課す大学を志望校として設定するということが戦略的です。
同じ事は、小論文試験/専門科目試験にもあてはまります。
大学によっては、小論文試験という形式の場合もあれば、専門科目試験という形式の場合もあります。
また、また小論文試験には、テーマ型、課題文型、グラフ資料型などの形式もあります。
一方、専門科目試験の場合、出題される科目にも違いがあります。数学と物理が出題される場合もあれば、数学と化学が出題される阿合もあります。
やはりこの場合も、自分にあった試験形式を課す大学が自ずと志望校の候補に挙がってくるはずです。
その他
志望校選びに当たっては、他にも考慮するべき点がいくつかあります。
その代表的なものが大学の所在地です。
もし将来、東京に本社があるような企業に就職したいならば、やはり首都圏の大学を志望校として選んだ方が賢明でしょう。いくら関西で有名な大学でも、首都圏ではあまり知られていない大学も存在するため、もしそのような大学に進学した場合、採用面接で不利に作用する恐れがあるからです。
もちろん、逆も然りで、将来、関西圏で就職することを考えているのならば、やはり関西圏の大学を志望校にすることをお勧めします。
また、都市部での刺激的な大学生活を送りたいならば、地方の大学よりも東京や大阪、札幌、仙台、名古屋、福岡などにある大学が自ずと志望校になってくるはずです。
その他、編入生をサポートする制度や留学制度の有無、就職活動の支援体制の整備の度合いなども志望校選びにおいて重要であると言えます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
大学編入学にあたっては、ご自身の将来の人生目標も視野に入れつつ、上記の5つのことを考慮にいれて志望校を選ばれるとよいと思います。
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