【大学編入】これでわかる!名古屋大学教育学部の傾向と対策

大学編入2023.02.11

大学概要

名古屋大学は帝国大学を経て新制大学に至る長い歴史の中で、「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」及び「実学の重視」という教育研究に関わる基本理念を掲げています。

一つ目の「フロンティア精神」とは、学生及び教職員がそれぞれの時代の課題を引き受け、敢然として新しい道を切り拓いていくべきとする理想主義を意味する精神のことであり、世紀を超えて 名古屋大学を揺るぎなく支えてきた基本理念であるといいます。

四つ目の「実学の重視」という理念は、札幌農学校が設立後の様々な苦難を乗り越えて総合大学へと発展する過程において二つの意味を含みつつ定着したといわれています。名古屋大学の入試問題でも、理念的・概念的な内容よりもより実学的な(実際の社会問題に目を向けた)問題が出題される傾向にあります。

 今回は、特に、名古屋大学教育学部の3年次編入学試験を受験される方向けの内容を記載していきます。

参考:「名古屋大学の基本理念と長期目標」名古屋大学(外部へ移動します)

募集概要

名古屋大学教育学部の試験概要

試験日程

出願期間: 2022年9月28日(水)~2022年10月4(火)(郵送必着)

試験日:第1次選抜2022年10月25日(火)

   :第2次選抜2022年11月4日(金)

試験会場: 名古屋大学教育学部 ※第2次選抜はオンラインで実施

合格発表日:2022年11月9日(水)17時頃

入学手続期間:2023年3月上旬~2023年3月下旬

※2023年度の入試概要になります。

募集要項は例年7月頃に公開されます。

名古屋大学教育学部3年次編入学試験の詳細はこちら

募集人員

教育学部人間発達学科:10名

教育学部人間発達学科の募集人員は10名となっています。

出願書類

①入学志願票書

②受験票・写真票

③志望理由書及び研究計画書

④在学証明書・学業成績証明書

※①、➁、③は大学学部所定の様式に必要事項を記入する

出願に必要な書類や記入方法については、詳細は大学HPをご確認ください。

入学金・授業料
  • 入学金 282,000 円
  •  授業料 前期分 267,900 円(年額 535,800 円)

※上記の入学料及び授業料は令和4年度入学者に適用されたものであり、令和5年度入学者は変更の可能性があります。詳しくは大学HPをご確認ください。

倍率と合格者数

過去の募集人数・志願者数・合格者数・倍率は以下の通りです。

年度募集人員志願者数合格者数倍率
2021年10人101人11人9.1倍
2020年10人74人7人10.6倍
2019年10人60人12人5倍
名古屋大学教育学部 編入学試験の倍率

募集人数の変動はないものの、志願者数が増加傾向にあります。2021年度の入試試験では、志願者数が100名を超えています。

試験科目の傾向と対策

第1次試験の詳細
  • 外国語 英語     試験時間:90分
  • 小論文        試験時間:90分
第2次試験の詳細
  • 口述試験(オンライン)試験時間:20分程度

第1次試験の概要

第1次試験は、外国語(英語)・小論文の2つで構成されます。

外国語(英語)試験では、2つ長文が出題されます。和訳を中心とした問題が出題されます。また、教育に関連した内容が出題されるので、教育学で出題されやすい英単語は重点的に覚えておきましょう。なお、必ずしも教育学の内容の問題が出題されるとは限りません。人文科学の分野を中心に多くの英文を読み、試験本番で自然な和訳が書けるように準備をしておくとよいでしょう。

小論文の試験では、例年2問構成となっています。「人間形成と職業との関係について」や「人間の発達と環境の関わりについて」などの内容が出題されます。抽象的な内容や観念的な内容が出題されることもあり、難易度が高い傾向にあります。

口述試験の概要

コロナ禍以降、第2次選抜はオンライン形式の試験になりました。機材(カメラ・マイク 付きのタブレット端末やカメラ・マイク付きのノートパソコン等)とネットワーク環境のある⾃宅などから受けることができます。

聞かれる内容は、志望動機や研究したい内容についてです。事前に提出する志望理由書及び研究計画書は記述内容が多いため、かなり深堀されます。自宅からの受験だからと気を抜かずに念入りに準備をする必要があります。

例年、受験生1名に対して、3名~5名の面接官が質問を行います。面接の時間は、約20分程度です。

【大学編入】名古屋大学教育学部の傾向と対策3

過去問公開状況について

名古屋大学教育学部では、過去3年分の試験問題を名古屋大学のHPにて公開しております。試験問題を確認したい方は、大学HPをご確認ください。

※大学都合により、過去問の公開状況が変わっている場合があります。

合格者の傾向

名古屋大学の受験生は、北海道大学や秋田大学の教育学部を併願する受験生が多くなっています。このため、上位校を狙う受験生が多く集まる傾向にあります。例年、合格者が少ないため、早いうちから学習を進めていくことが大切です。特に早いうちから、英語の長文読解や和訳対策に力を入れ、試験の半年ぐらい前から本格的に口述試験の対策を進めていくことが、合格の鍵になります。

合格者のおすすめ参考書

教育学部へのおすすめの参考書はこちら。
※準備中

名古屋大学教育学部の編入学試験に合格するなら

名古屋大学教育学部をはじめとした国公立大学を受験する場合、1年生の冬ごろから勉強を進めている場合が多いです。旧帝大や中央大学をはじめとした、難関私立大学どの上位校の受験も考えて、早いうちから英語や教育学の対策をいかに重点的にできるかが、大切になってきます。

名古屋大学教育学部の編入学試験は、英語・小論文と口述試験の両方の対策をバランス良く行うことが必要です。口述試問では、志望動機について、建設的に分かりやすく答えられるよう準備を行う必要があります。面接試験だからと、甘くとらえずに、教育学の基本知識(大学1・2年生レベル)を理解したうえで、自分のやりたいことを明確に話せるようにしておくことで合格に繋がるでしょう。

また、先述したように、名古屋大学をはじめとした旧帝レベルの大学を受験する人たちが多く受験するため、早い時期から、入念な準備を行うことが大切になります。

おわりに

いかがだったでしょうか。

スプリング・オンライン家庭教師には、名古屋大学教育学部の編入学試験で受験生を合格に導いた講師も在籍しています。受験生一人ひとりに合った最適な講師の指導で最短の合格を導きます。

大学編入は大学を変える最後の機会です。名古屋大学教育学部をはじめとした難関大学の合格を目指すなら、ぜひ一度無料相談ください。

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