無料相談会受付中!

【大学編入】群馬高専とは!?高専の特色、大学編入の状況

【大学編入】群馬高専とは!?高専の特色、大学編入の状況の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

群馬高専(群馬工業高等専門学校)から大学編入を目指す方に向けて、この記事では編入実績・主な編入先・試験の仕組み・対策の進め方までを、学校が公表している一次資料をもとに整理しました。まず結論からお伝えすると、群馬高専の卒業生は毎年6割以上が進学しています。大学編入は一部の成績上位者だけが選ぶ例外的な進路ではなく、群馬高専では標準的な選択肢のひとつとして定着している、というのが実態です。

群馬高専とは、1962年度(昭和37年度)に高等専門学校という制度が発足したのと同時に、国立高専の1期校12校のひとつとして群馬県前橋市に設立された、5年制の国立高等専門学校です。中学校卒業後に入学し、5年間かけて工学の基礎から専門科目、実験・実習・設計製図までを一貫して学びます。卒業時には準学士の称号が与えられ、そこから大学の第3年次へ編入学する、校内に設置された2年制の専攻科へ進む、そのまま就職する、という3つの道が開かれています。大学受験を経ずに専門教育へ進める点と、卒業後の進路の選択肢が広い点が、高専という学校の最大の特徴です。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

学校が公表した令和7年度(令和8年3月)卒業生の進路状況によると、卒業者177名のうち進学が115名、就職が56名、その他が6名でした。過去5年間で見ても卒業892名に対して進学569名と、進学者が就職者を大きく上回ります。進学先の中心は長岡技術科学大学・群馬大学・豊橋技術科学大学で、そこに東京大学・京都大学・東北大学・筑波大学・九州大学・東京科学大学といった難関大学への編入実績が積み上がっている、という構図になっています。地元群馬に強く、かつ全国の国立大学に届く進路網を持っている点が、群馬高専の進学面での強みです。

この記事では、まず群馬高専という学校の基本情報(沿革・5学科・在学生数・学費・入試倍率)を押さえたうえで、大学編入の実績を年度別・大学別に読み解きます。続いて推薦と学力という2つの編入ルートの違い、3年生から始める逆算スケジュール、専攻科進学との比較までを扱います。群馬高専の在校生とその保護者の方、これから群馬高専の受験を検討している中学生の方が、進路を具体的に描くための材料になれば幸いです。なお本文中の数値は群馬高専の学校要覧および進路資料に基づいており、年度によって変動します。出願を検討する際は最新の学生募集要項で必ずご確認ください。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
目次

群馬高専とは|国立高専1期校として1962年に生まれた学校

群馬高専の正式名称は群馬工業高等専門学校、英語表記は National Institute of Technology (KOSEN), Gunma College です。独立行政法人国立高等専門学校機構が設置する国立の高等専門学校で、群馬県内で唯一の高専でもあります。所在地は群馬県前橋市鳥羽町580番地。赤城山・榛名山・妙義山の上毛三山に囲まれ、利根川が流れる平野部にキャンパスが広がっています。

群馬高専の基本データ

まずは学校としての輪郭を数値で押さえておきましょう。次の表は、群馬高専が公表している令和8年度学校要覧の記載に基づく基本データです。本科の学生定員1,000名に対して現員は1,042名で、定員を上回る学生が在籍しています。

項目内容
正式名称群馬工業高等専門学校(通称:群馬高専)
設置者独立行政法人国立高等専門学校機構
設立1962年度(昭和37年度)/国立高専1期校12校のひとつ
所在地群馬県前橋市鳥羽町580番地
修業年限本科5年/専攻科2年
本科5学科・入学定員200名(各学科40名)・学生定員1,000名
本科在学生数1,042名(女子253名/外国人留学生5名)※令和8年4月1日現在
専攻科2専攻・入学定員20名・在学生78名(女子13名)
累計卒業生本科9,645名/専攻科修了1,129名
教育理念科学技術を通し、地球と人の調和をはかり、人類の繁栄に貢献できる人材を育成する

教育理念に掲げられた「地球と人の調和」という言葉は、群馬高専が持続可能性や環境を重視した工学教育を志向していることを表しています。専攻科の入学者受け入れ方針にも、持続可能な開発目標のもとで人類の繁栄と地球環境を守る科学技術に関心のある人、という一文が明記されています。

国立高専1期校という位置づけ

高等専門学校は、産業界が求める実践的な技術者を早期に育成する目的で1962年度に発足した学校制度です。群馬高専はその第1期に設置された全国12校のうちの1校で、60年以上にわたって技術者を輩出してきました。令和8年4月現在、高専は国立51校・公立3校・私立4校の計58校まで広がっていますが、群馬高専はその中でも古参にあたります。

設立時の学科は機械工学科・電気工学科・土木工学科の3学科で、それぞれ定員40名という規模でした。そこから産業構造の変化に合わせて学科の増設と改組が重ねられ、現在の5学科体制に至っています。累計の本科卒業生は9,645名、専攻科修了生は1,129名にのぼり、群馬県の製造業を中心とした産業界に厚い卒業生ネットワークを持っています。地元企業との距離の近さは編入後の就職活動にも効いてきます

学科改組の歴史

群馬高専の学科名は時代とともに変わってきました。現在の学科名だけを見ると分かりにくいのですが、沿革をたどると、伝統的な機械・電気・土木・化学の4分野が現在の5学科に発展したことが読み取れます。

できごと
昭和37年(1962)機械工学科・電気工学科・土木工学科の3学科で開校
昭和41年(1966)工業化学科を増設
昭和62年(1987)電子情報工学科を増設
平成4年(1992)工業化学科を物質工学科に改組
平成7年(1995)専攻科(生産システム工学専攻・環境工学専攻)を設置
平成9年(1997)土木工学科を環境都市工学科に改組
平成15年(2003)電気工学科を電子メディア工学科に改組
平成16年(2004)国立高等専門学校機構が設置する学校へ移行
平成17年(2005)専攻科の生産システム環境工学プログラムがJABEE認定を取得
令和5年(2023)産学連携アントレプレナーシップ教育工房を設置
令和7年(2025)専攻科30周年記念事業を実施

近年の動きとして押さえておきたいのが起業家教育です。群馬高専は令和6年度から、高専機構の「イノベーションを創出するアントレプレナーシップ教育強化」事業のパイロット校に採択されました。技術者としての専門性に加えて、自ら事業や研究テーマを立ち上げる力を育てる方向へ舵を切っており、この姿勢は編入学試験の面接や志望理由の材料としても使える要素です。なお、2027年度以降の学科改組・再編については、本記事の執筆時点で公式サイトおよび募集要項に発表がありません。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

群馬高専の5学科|学びの中身と在学生の内訳

群馬高専の本科には、機械工学科・電子メディア工学科・電子情報工学科・物質工学科・環境都市工学科の5学科が置かれています。各学科の入学定員は40名で、5学科合計200名という規模です。学科ごとにコース分けはされておらず、入学した学科の専門をそのまま5年間積み上げていく形になります。

5学科それぞれの学び

大学編入を考えるうえで重要なのは、学科の専門分野が編入先の選択肢をほぼ決めるという点です。編入学試験は志望する学科・課程の専門科目で課されるため、高専で学んだ分野と地続きの領域を選ぶのが基本になります。

学科中心となる学びの領域主な編入先の系統
機械工学科力学、材料、加工、エネルギーを中心に、機構・制御・設計・解析を実践と結びつけて学ぶ機械工学系、航空宇宙、ロボティクス
電子メディア工学科情報通信、新エネルギー、電子材料を中心に、エレクトロニクスの理論と技術を学ぶ電気電子系、エネルギー系
電子情報工学科ハードウェアとソフトウェアを両輪に、情報・通信・計算機工学を学ぶ情報工学系、電気電子情報系
物質工学科物理化学、無機化学、有機化学、微生物学、生化学、化学工学を基礎に材料化学・生物工学へ応用化学系、材料系、生物工学系
環境都市工学科構造・力学、環境・衛生、水理・水工、材料・コンクリート、土質・地盤、都市・交通土木工学系、社会基盤系、建築系

群馬高専の学科構成の特徴は、電気系が電子メディア工学科と電子情報工学科の2学科に分かれている点です。前者は情報通信やエネルギー、電子材料といったハードウェア寄りの領域、後者は計算機やソフトウェアを含む情報工学寄りの領域を扱います。情報系の編入を狙うなら電子情報工学科が最短距離になりますが、電子メディア工学科からも電気電子情報系への編入は十分に可能です。

学科別の在学生数と女子学生の比率

令和8年4月1日現在の在学生数は、本科合計で1,042名です。学科ごとの内訳と女子学生数は次のとおりです。

学科入学定員在学生数うち女子女子比率
機械工学科40名213名26名約12%
電子メディア工学科40名190名33名約17%
電子情報工学科40名221名25名約11%
物質工学科40名214名99名約46%
環境都市工学科40名204名70名約34%
合計200名1,042名253名約24%

注目したいのは学科による女子比率の差です。物質工学科は在学生の約46%が女子学生で、機械工学科や電子情報工学科の1割前後とは大きく異なります。環境都市工学科も約34%と高く、化学・生物系と土木・環境系に女子学生が集まる傾向がはっきり出ています。工業高校や工学部と比べても物質工学科の比率は高く、「高専は男子ばかり」というイメージは学科によっては当てはまりません。なお外国人留学生は本科全体で5名が在籍しています。

学科選びは編入の5年前から始まっている

中学生の段階で学科を選ぶことは、実質的に5年後の編入学試験の受験科目を選ぶことでもあります。たとえば機械工学科であれば材料力学・熱力学・流体力学が編入試験の中心になり、物質工学科であれば無機化学・有機化学・物理化学が問われます。学科と編入先の専門が食い違うと対策の負担が跳ね上がりますので、進路の方向性がある程度見えている場合は、学科選びの段階で編入先の系統まで意識しておくと後が楽になります。大学編入の全体像を先に把握したい方は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説もあわせてご覧ください。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

群馬高専の偏差値・入試倍率・学費と学校生活

群馬高専に入るにはどのくらいの学力が必要で、入学後にどれくらいの費用がかかるのか。ここでは受験段階と在学中の現実的な数値を整理します。

偏差値は民間推計で67〜68程度

群馬高専の偏差値は、民間の受験情報サイトの推計で67〜68程度とされることが多く、群馬県内の高校の中でも上位に位置づけられています。ただしこの偏差値は学校が公式に発表している数値ではありません。各サイトが独自に模試データや合格実績から推計したもので、サイトごとに数値が異なりますし、年度によっても変動します。同程度の水準として太田高校、高崎女子高校、前橋女子高校といった群馬県内の進学校が並びますが、高専と普通科高校では入試科目も母集団も異なるため、偏差値の数字をそのまま比較するのは適切ではありません。

より実態に近いのは、群馬高専の入試が数学と理科の配点を重視した設計になっているという点です。全国の国立高専は共通の学力検査問題を用いており、数学と理科の得点力がそのまま合否に直結します。普通科高校の入試とは求められる学力の形が違うため、高専志望なら高専向けの対策が必要です。

志願者倍率は1.3倍前後で推移

群馬高専が公表している入学志願者数と入学者数から算出した志願者倍率は、次のように推移しています。

年度推薦志願者学力志願者入学者(推薦)入学者(学力)志願者倍率
令和6年度(2024)192名85名100名105名1.4倍
令和7年度(2025)165名101名100名109名1.3倍
令和8年度(2026)190名76名101名108名1.3倍

倍率だけを見ると1.3倍前後で、数字としては高くありません。ただしこれは受験者層が中学校の上位層に絞られた中での1.3倍である点に注意が必要です。令和8年度の学科別志願者倍率は機械工学科1.8倍、電子情報工学科1.6倍、物質工学科1.3倍、電子メディア工学科0.9倍、環境都市工学科0.8倍と、学科によって差があります。人気学科と、そうでない学科の間で1倍以上の開きが出る年もあるため、志望学科の決定は倍率も踏まえて行うとよいでしょう。

学費は国立大学よりも安い

高専の学費は国立大学に準じた水準に設定されています。群馬高専が公表している令和8年度の金額は次のとおりです。

費目金額
入学検定料16,500円
入学料84,600円
授業料(年額)234,600円
学生会費(年額)5,000円
教科書代約30,000円(学科により異なる)
教材費約40,000円(製図器具・作業着・白衣・体育着など)

授業料の年額234,600円は、国立大学の標準額と同じ水準です。加えて1年生から3年生は高等学校等就学支援金の対象になるため、この期間の実質負担はさらに軽くなります。授業料は前期・後期に分けて納入することもできます。専攻科の入学検定料・入学料・授業料も本科と同額です。5年間で大学2年生相当まで進める構造を考えると、費用対効果は高いと言えます。

ロボコンをはじめとする課外活動

群馬高専は、全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)に毎年チームを送り出しています。2022年の関東甲信越地区大会ではAチームが優勝し、全国高等専門学校連合会からも成果が公表されました。第37回アイデア対決・全国高専ロボットコンテスト2024関東甲信越地区大会には、Aチーム「AMANOGAWA」とBチーム「赤城颪」の2チームが出場し、Aチームが特別賞(田中貴金属グループ)を受賞しています。

ロボコンやプログラミングコンテストへの参加経験は、編入学試験の面接や志望理由書で語れる具体的な材料になります。研究室配属前の高専生にとって、自分が手を動かして何かを作った経験を言語化できるかどうかは、面接評価を左右する要素のひとつです。課外活動を「勉強の妨げ」と捉えるのではなく、編入対策の一部として位置づける発想を持っておくとよいでしょう。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

群馬高専の卒業後の進路|進学6割・就職3割という構造

ここからが本題です。群馬高専を卒業した学生は、実際にどこへ進んでいるのか。学校が公表している令和7年度(令和8年3月)卒業生の進路状況を、学科別に見ていきます。

令和7年度卒業生177名の内訳

学科卒業者進学者就職者その他求人数求人倍率
機械工学科38名23名12名3名484件40.3倍
電子メディア工学科33名22名11名0名491件44.6倍
電子情報工学科33名25名6名2名495件82.5倍
物質工学科34名22名12名0名376件31.3倍
環境都市工学科39名23名15名1名376件25.1倍
合計177名115名56名6名2,222件39.7倍

卒業者177名のうち進学が115名で、進学率は約65%、就職は約32%という構造です。学科別に見ると電子情報工学科が33名中25名(約76%)と最も進学志向が強く、環境都市工学科は39名中15名が就職しており、学科の性格によって進路の傾向がはっきり分かれています。「その他」の6名には研究生として残った学生などが含まれます。

進学と就職の比率は5年間安定している

単年度の数字だけでは傾向を見誤る可能性があるため、過去5年分の推移も確認しておきます。次の表は群馬高専が公表している卒業者数と進学者数から算出したものです。

卒業年卒業者進学者進学率
令和4年3月179名109名約61%
令和5年3月159名102名約64%
令和6年3月189名119名約63%
令和7年3月188名124名約66%
令和8年3月177名115名約65%
5年間合計892名569名約64%

進学率は5年間を通じて6割から6割半ばで安定しており、特定の年だけ進学が多かったという偏りはありません。景気や求人動向に左右されず、群馬高専では一貫して進学が主流の進路であり続けているということです。この安定性は、学校として進学指導の体制が整っていることの裏返しでもあります。群馬高専には平成19年に設置された進路支援室があり、進学希望者を組織的に支える仕組みが早くから用意されてきました。

求人倍率39.7倍という就職環境

あわせて注目したいのが求人倍率です。令和7年度卒業生に対して寄せられた求人は2,222件で、卒業者数に対する求人倍率は39.7倍。電子情報工学科に至っては82.5倍という水準に達しています。群馬高専は、本科卒業生と専攻科修了生のうち就職希望者の就職率が毎年ほぼ100%であることも公表しています。

つまり群馬高専の学生は、極めて有利な就職環境を持ちながら、その多くがあえて進学を選んでいるということです。ここが普通科高校の進路指導とは決定的に違うところで、高専生にとっての進学は「就職できないから進む」のではなく「より高度な専門性を身につけるために選ぶ」ものになっています。

それでも進学を選ぶ理由

就職の門戸が広く開いているにもかかわらず進学者が多い背景には、いくつかの現実的な理由があります。第一に、技術者としてのキャリアの上限です。研究開発職や設計の中核ポジションでは、学士や修士の学位が採用要件や昇進要件になっている企業が少なくありません。第二に、高専の5年間で身につけた専門性を、大学の3・4年次と大学院でさらに深められるという点です。第三に、高専からの編入は一般入試より競争構造が緩やかな場合があることです。

3点目については誤解を避けたい部分でもあります。編入学試験は募集人員が少なく、大学によっては高い倍率になります。ただし受験科目が数学・英語・専門科目に絞られており、共通テストのように広範囲の科目を課されないケースが多いため、高専で積み上げた専門性をそのまま得点力に変換しやすい構造にはなっています。この構造をどう使うかが、編入対策の核心です。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

群馬高専の大学編入実績|過去5年569名の進学先を読む

群馬高専は、本科卒業生の進学先を大学名と人数まで公表しています。ここでは令和4年3月卒業から令和8年3月卒業までの5年分のデータをもとに、大学編入の実像を数字で確認します。

5年間で892名が卒業し、569名が進学

直近5年間の本科卒業者は892名、そのうち進学者は569名でした。進学率は5年平均で約64%という計算になります。この569名の内訳を分解すると、群馬高専専攻科への進学が190名、奈良高専専攻科と舞鶴高専専攻科がそれぞれ1名ずつで、高専専攻科への進学は合計192名。残る377名が大学・専門学校等へ進んでおり、その大半が大学への編入学です。

区分5年間の人数卒業者に占める割合
卒業者892名100%
進学者(合計)569名約64%
うち高専専攻科へ192名約22%
うち大学等へ377名約42%

言い換えると、群馬高専生の10人に4人以上が大学へ編入しているということになります。専攻科と合わせれば約6割が5年で学びを終えずに進学しており、大学編入は少数派の選択ではありません。

主な編入先大学と5年間の実績

進学先を人数の多い順に並べると、群馬高専の進路の性格がはっきり見えてきます。次の表は令和4年3月卒業から令和8年3月卒業までの5年間合計です。

進学先5年間合計特徴
群馬高専専攻科190名校内進学。最大の進路
長岡技術科学大学71名高専卒業生を主対象とする技術科学大学
群馬大学45名地元国立大学。理工学部への編入が中心
山梨大学22名工学部への編入
豊橋技術科学大学21名技術科学大学のもう1校。近年増加傾向
新潟大学20名工学部への編入
金沢大学12名理工学域への編入
信州大学12名工学部・繊維学部への編入
筑波大学9名難関国立大。理工学群など
千葉大学9名工学部への編入
東京農工大学9名工学部への編入
室蘭工業大学9名理工学部への編入
東北大学8名旧帝大。工学部への編入
宇都宮大学7名北関東の国立大
福井大学7名工学部への編入
九州大学6名旧帝大。5年間で毎年のように合格者

最多は校内の専攻科ですが、大学への編入に限れば長岡技術科学大学が71名で圧倒的な第1位です。次いで地元の群馬大学が45名。この2校で大学編入者377名のうち約3割を占めており、群馬高専からの編入の「主要ルート」がはっきり存在していることが分かります。令和7年度単年でも、長岡技術科学大学19名、群馬大学11名、豊橋技術科学大学8名、山梨大学6名という並びでした。

令和7年度卒業生の進学先を単年で見る

5年間の合計は傾向を掴むのに適していますが、最新年度の姿も押さえておきましょう。令和8年5月1日現在で集計された、令和7年度卒業生115名の進学先内訳は次のとおりです。

進学先人数
群馬高専専攻科39名
長岡技術科学大学19名
群馬大学11名
豊橋技術科学大学8名
山梨大学6名
東京科学大学4名
弘前大学・新潟大学・福井大学各3名
電気通信大学・信州大学各2名
北海道大学・筑波大学・茨城大学・埼玉大学・東京農工大学・名古屋大学・金沢大学・広島大学・九州大学・佐賀大学・東京都立大学ほか各1名

単年で見ても、専攻科と長岡技術科学大学、群馬大学の3つで進学者の6割以上を占めるという構図は変わりません。一方で、1名ずつではあるものの全国各地の国立大学に散っている点も見逃せません。北海道大学から九州大学、佐賀大学まで名前が並ぶことは、群馬高専生が地元志向に閉じず、全国の大学を選択肢として見ていることを示しています。

難関大学への編入実績もある

人数は少ないものの、5年間の記録には難関大学の名前も並んでいます。東京大学1名、京都大学2名、名古屋大学2名、北海道大学3名、九州大学6名、東北大学8名、筑波大学9名、東京科学大学4名、東京工業大学4名、大阪公立大学1名、神戸大学1名、お茶の水女子大学1名、岡山大学4名、広島大学3名、横浜国立大学2名、電気通信大学3名、東京都立大学5名、そして早稲田大学3名、東京理科大学1名、工学院大学3名といった私立大学への編入者もいます。

旧帝大クラスへの編入者は5年間で20名を超えます。1学年あたりに直せば4名前後という計算になり、決して多いわけではありませんが、道が閉ざされているわけでもありません。群馬高専で上位の成績を維持し、早期からTOEICと数学・専門科目を仕上げた学生が、毎年一定数この層に届いているという読み方が実態に近いでしょう。

東京工業大学から東京科学大学へ|表記が変わった点に注意

進路資料を読むときに戸惑いやすいのが、東京工業大学と東京科学大学が別々に並んでいる点です。これは誤記ではありません。東京工業大学は2024年10月に東京医科歯科大学と統合し東京科学大学となりました。そのため群馬高専の進路資料でも、統合前の年度は「東京工業大学」、令和8年3月卒業生からは「東京科学大学」として計上されています。専攻科修了生の大学院進学資料では「東京科学大学大学院(旧:東京工業大学大学院)」と併記されています。

古い情報源を参照していると「東京工業大学へ編入」という表現に出会うことがありますが、現在その名称の大学は存在しません。志望校を検討する際や志望理由書を書く際は、現行の名称である東京科学大学で確認してください。編入学試験の実施状況や募集人員も統合を機に見直されている可能性があるため、必ず最新の学生募集要項を確認することをおすすめします。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

群馬高専から大学編入する仕組み|推薦と学力の2ルート

高専から大学への編入学は、大きく分けて推薦による選抜と学力試験による選抜の2つのルートがあります。どちらを狙うかで準備の内容も時期も変わるため、早い段階で方針を決めておくことが重要です。

技術科学大学という高専生専用ルート

群馬高専からの編入先で最多の長岡技術科学大学と、5年間で21名が進んだ豊橋技術科学大学は、いずれも高専卒業生の受け入れを主目的として設立された大学です。学部の3年次から入学するのが標準で、大学院修士課程までの一貫教育を前提としたカリキュラムが組まれています。

長岡技術科学大学の学部第3年次入試を例に取ると、募集人員は推薦入試168名・学力入試172名という規模です。分野別では機械工学分野が推薦41名・学力42名、電気電子情報工学分野が推薦47名・学力47名、情報・経営システム工学分野が推薦22名・学力23名、物質生物工学分野が推薦35名・学力36名、環境社会基盤工学分野が推薦23名・学力24名となっています。推薦入試は書類審査130点のみで学力試験がありません。推薦書・志望調書・調査書で評価されるため、高専での成績が決定的な意味を持ちます。

選抜方式評価方法準備の中心
推薦入試書類審査130点(推薦書・志望調書・調査書)1年次からの学業成績と校内順位
学力入試国語100点・英語200点・数学/応用数学200点・志望分野別科目300点・面接200点の計1,000点英語と数学の得点力、専門科目の完成度

学力入試の配点で目を引くのは英語200点という重みです。数学・応用数学と同じ配点であり、専門科目300点に次ぐ比重を占めています。高専生は専門科目に時間を割きがちですが、この配点構造を見れば英語を後回しにするのが不利であることは明らかです。

地元・群馬大学理工学部への編入

5年間で45名が進んだ群馬大学は、群馬高専にとって地理的にも心理的にも近い進学先です。群馬大学理工学部の第3年次編入学試験は、筆記試験を課さず、個人面接と成績・人物調書で選抜する方式を採っています。面接は物質・環境類、電子・機械類ともに約15分の個人面接で、複数の面接員が担当します。

2027年度入学者向けの日程は、出願受付が2026年4月8日から4月21日、試験日が2026年5月27日、合格発表が2026年6月16日です。5月末に試験があるため、5年生の春には仕上がっている必要があります。筆記がない分、高専4年間の成績と面接での受け答えがそのまま合否に直結する構造で、付け焼き刃の対策が効きにくい選抜だと言えます。募集人員は年度によって変わるため、必ず最新の学生募集要項でご確認ください。

併願設計と出願資格で気をつけること

編入学試験には全国共通の日程がないため、試験日が重ならなければ複数校を併願できます。これは大学入試にはない編入特有の利点です。実際、群馬大学理工学部が5月下旬、多くの国立大学が6月から8月にかけて試験を行うため、4校から6校を併願する高専生は珍しくありません。ただし併願校を増やすほど専門科目の対策範囲が広がるので、志望分野が近い大学でまとめるのが現実的です。

注意が必要なのは推薦の扱いです。技術科学大学の推薦入試のように学校長推薦を前提とする方式では、合格した場合に入学を辞退できない専願条件が付くことがあります。推薦で受けるかどうかは併願戦略そのものを決める判断になりますので、募集要項の出願資格欄と併願制限の記載を必ず読み込んでください。

もう一点、出願資格として高専の卒業見込みだけでなく、特定の学科の出身であることや英語資格スコアの提出を条件とする大学もあります。東北大学工学部のように高専・工学系短期大学の出身者に受験資格を限定している例もあり、大学在学者は出願できません。資格要件は志望校選びの最初のフィルターとして、4年生の早い段階で確認しておきましょう。

難関国立大学の編入試験で問われる力

東北大学、筑波大学、九州大学、東京科学大学といった難関大学の編入学試験は、募集人員が各学科数名程度と限られており、学力試験の難度も上がります。典型的な構成は、英語(TOEIC・TOEFLのスコア提出、または筆記)、数学(微分積分・線形代数・微分方程式)、専門科目(志望学科に応じた科目)、そして面接です。

特に近年目立つのが、英語を独自の筆記試験ではなくTOEICやTOEFLのスコア提出に切り替える大学が増えていることです。この形式では、出願時点でスコアが確定していなければ勝負にならないため、試験本番の何か月も前に英語の準備を終えている必要があります。編入試験のスケジュール全体については、大学編入の勉強はいつから始めるべき?で時期別の考え方を解説しています。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

群馬高専生の大学編入対策|3年生から始める逆算スケジュール

編入学試験は、大学入試のような全国共通の枠組みがなく、大学ごとに科目も日程もばらばらです。だからこそ、志望校を早めに絞り、そこから逆算して準備を組み立てる必要があります。ここでは群馬高専生が現実的に取れる進め方を整理します。

最優先はTOEIC|3年生のうちに動く

編入対策で最初に着手すべきはTOEICです。理由は3つあります。第一に、スコア提出型の大学ではスコアがそのまま得点になるため、早く取れば早く1科目分が確定するからです。第二に、TOEICは受験機会が年に複数回あり、繰り返し受けてスコアを伸ばせるからです。第三に、英語は成績が伸びるまでに最も時間がかかる科目だからです。

群馬高専の専攻科入試でも英語はTOEICで評価される仕組みになっており、学校としてもTOEICを重視する環境が整っています。3年生のうちに一度受験して現在地を測り、4年生の間に目標スコアへ届かせ、5年生の出願時期には確定したスコアを持っている、という流れが理想です。編入先によっては600点台で足りる場合もあれば、700点台後半が事実上のボーダーになる場合もありますので、志望校の傾向を早めに調べておきましょう。

数学と専門科目は「編入試験の範囲」で仕上げ直す

高専の授業で扱う数学と専門科目は、編入試験の出題範囲と重なりますが、完全に一致するわけではありません。編入試験では微分積分・線形代数・微分方程式が中心となり、大学によってはベクトル解析や複素関数、確率統計まで問われます。授業の定期試験対策と編入試験対策は別物と考えるべきです。

専門科目については、志望学科の過去問を早い段階で入手し、出題傾向を掴むことが最短ルートになります。機械系であれば材料力学・熱力学・流体力学・機械力学の4力学、電気電子系であれば電気回路・電磁気学・電子回路、情報系であればプログラミングとアルゴリズム、データ構造、化学系であれば有機・無機・物理化学が中心です。過去問を公開している大学とそうでない大学があるため、公開状況の確認も志望校選びの判断材料になります。

校内順位が推薦の可否を決める

推薦での編入を狙う場合、決め手になるのは高専での学業成績です。長岡技術科学大学の推薦入試のように書類審査のみで選抜する方式では、1年生の成績から積み上げた評定が直接効いてきます。3年生や4年生になってから挽回しようとしても、過去の成績は変えられません。編入を視野に入れているなら、低学年のうちから定期試験で手を抜かないことが最も確実な投資になります。

あわせて、校内の推薦枠には人数の上限があります。同じ学科の中で希望が重なった場合、成績順で調整されるのが一般的です。志望校が同級生と重なりそうな場合は、学力試験ルートも並行して準備しておく方が安全でしょう。

志望理由書と面接は5年間の棚卸しから

編入学試験では、筆記の点数だけでなく面接と志望理由書が合否を分けます。特に群馬大学理工学部のように筆記試験を課さない大学では、面接の比重が極めて大きくなります。ここで問われるのは、高専の5年間で何を学び、なぜその大学のその学科でなければならないのかを、自分の言葉で説明できるかどうかです。

準備の出発点は、これまでの実験・実習・課題研究・課外活動の棚卸しです。授業で作った回路や設計図、ロボコンで担当した機構、卒業研究のテーマなど、手を動かした経験を具体的なエピソードとして並べておくと、志望理由書の素材が一気に揃います。そのうえで、編入先の研究室が扱っているテーマを調べ、自分の経験と接続する形で志望理由を組み立てます。「設備が充実しているから」といった一般論では、他の受験生と差がつきません。

学年別の逆算スケジュール

時期やること
1〜2年生定期試験で評定を積み上げる。数学の基礎を落とさない
3年生前半TOEICを初受験して現在地を測る。編入という進路の存在を知る
3年生後半志望分野を絞る。英語学習を習慣化する
4年生前半志望校を3〜5校に絞り、過去問を入手する。TOEICのスコアを伸ばす
4年生後半数学(微積・線形代数・微分方程式)を編入試験レベルで完成させる
4年生春休み専門科目の過去問演習を本格化。志望理由書の骨子を作る
5年生4〜5月出願書類の準備。大学によっては5月に試験本番(群馬大学理工学部など)
5年生6〜8月多くの国立大学の編入試験本番。面接対策を並行

この表で押さえておきたいのは、5年生になってからでは実質的に間に合わない大学があるという点です。群馬大学理工学部のように5月下旬に試験を行う大学の場合、4年生が終わる時点で仕上がっている必要があります。編入対策の実質的な勝負どころは4年生の1年間だと考えて、逆算しておきましょう。志望校別の対策を専門講師と進めたい方は、大学編入対策コースで個別の学習計画から相談できます。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

専攻科という選択肢|大学編入とどちらを選ぶか

群馬高専生にとって、大学編入と並ぶもう一つの進学先が校内の専攻科です。5年間の進学者569名のうち190名が専攻科へ進んでおり、単独では最大の進路になっています。編入を考えるなら、この選択肢との比較を避けては通れません。

専攻科の規模と実態

群馬高専の専攻科は平成7年(1995)に設置され、生産システム工学専攻(入学定員12名)と環境工学専攻(入学定員8名)の2専攻で構成されています。修業年限は2年で、本科の5年間と合わせると7年間の教育課程になります。入学定員は合計20名ですが、実際の在学生は78名(令和8年4月1日現在)で、定員を大きく上回る学生が学んでいます。内訳は生産システム工学専攻42名(女子3名)、環境工学専攻36名(女子10名)です。

専攻科を修了しても、自動的に学士(工学)の学位が得られるわけではありません。大学改革支援・学位授与機構に個別に申請し、同機構が実施する学位審査に合格する必要があります。群馬高専は平成26年に同機構から特例適用の認定を受けており、所定の科目表に従って単位を修得し、成果報告書を提出する形で申請します。平成17年には専攻科の生産システム環境工学プログラムが日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受けています。

専攻科入試の中身

専攻科の入学者選抜は、学校長推薦選抜・社会人特別選抜、学力選抜、連携教育プログラム推薦選抜の3方式で実施されています。令和9年度入学者向けの学力選抜の試験科目は次のとおりです。

専攻一般科目(100点)専門基礎I(150点)専門基礎II(100点)
生産システム工学専攻英語(TOEIC)数学物理・材料力学・C言語から3題選択
環境工学専攻英語(TOEIC)数学化学・環境都市工学から3題選択

令和8年に実施された日程では、推薦・社会人特別選抜が願書受付4月13日〜15日・試験4月22日・合格発表4月24日、学力選抜が願書受付5月1日〜8日・試験5月13日・合格発表5月15日でした。英語がTOEICスコアで評価される点は大学編入と共通で、TOEIC対策は専攻科と編入のどちらに進むにしても無駄になりません。

専攻科修了生の大学院進学実績

専攻科を選ぶ場合、その先の大学院進学が現実的な出口になります。群馬高専の専攻科修了生の進路は次のような状況です。直近5年間(令和4年3月〜令和8年3月)で修了生193名に対して大学院進学者は121名、大学院進学率は約63%という水準です。

進学先大学院5年間合計
東北大学大学院32名
筑波大学大学院25名
東京科学大学大学院(旧:東京工業大学大学院)18名
奈良先端科学技術大学院大学8名
長岡技術科学大学大学院7名
北海道大学大学院5名
東京大学大学院4名
京都大学大学院・横浜国立大学大学院各3名
大阪大学大学院・群馬大学大学院・広島大学大学院・北陸先端科学技術大学院大学各2名

令和7年度(令和8年3月)修了の39名に限れば、進学22名・就職16名・その他1名で、進学先は東北大学大学院7名、筑波大学大学院7名、北海道大学大学院3名、東京科学大学大学院3名などでした。本科からの編入実績より難関大学の比率が高い点が特徴です。専攻科で研究経験を積んでから大学院を受験するルートが、有力な選択肢として機能していることが分かります。

大学編入と専攻科進学の比較

観点大学編入専攻科進学
環境の変化新しい大学・新しい人間関係。刺激は大きいが適応が必要慣れた環境と設備を継続利用。生活の変化が小さい
学位卒業と同時に学士修了後に学位授与機構へ申請し審査に合格して学士
受験の負担大学ごとに科目・日程が異なり、複数校の対策が必要校内選抜。科目が明確で対策範囲が絞られる
費用大学の学費+転居費用がかかる場合がある授業料は高専と同額。自宅通学を継続しやすい
その先の進路編入先の大学院へ内部進学しやすい他大学の大学院を受験。難関大学院への実績あり
研究環境大学の研究室に3年次から所属高専の教員のもとで継続的に研究を深められる

どちらが優れているという話ではなく、何を優先するかで答えが変わります。新しい環境で人脈を広げたい、特定の大学の研究室で学びたいという場合は編入が向きますし、いま取り組んでいる研究テーマを継続したい、経済的な負担を抑えたいという場合は専攻科が合理的です。両方を併願する学生も少なくありません。専攻科入試は4月から5月、大学編入試験の多くは5月から8月に行われるため、日程上は併願が可能なケースが多くなっています。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

よくある質問(FAQ)

群馬高専から大学編入する人は毎年どれくらいいますか

直近5年間(令和4年3月卒業〜令和8年3月卒業)の実績では、卒業者892名に対して進学者が569名でした。このうち高専専攻科への進学が192名なので、大学・専門学校等へ進んだのは377名です。1学年あたりに直すと、卒業生約178名のうち75名前後が大学へ編入している計算になります。令和7年度(令和8年3月)卒業生では、進学115名のうち専攻科39名を除く76名が大学等へ進みました。学科によって進学率には差があり、電子情報工学科は33名中25名が進学と最も高い水準です。

群馬高専から東京大学や京都大学へ編入した実績はありますか

あります。群馬高専が公表している過去5年間の進路資料には、東京大学1名、京都大学2名、名古屋大学2名、北海道大学3名、九州大学6名、東北大学8名、筑波大学9名という記録が残っています。東京科学大学(旧東京工業大学)へも、統合前後を合わせて8名が進学しています。人数としては1学年あたり数名という規模ですが、道が閉ざされているわけではありません。専攻科修了後に大学院で難関大学へ進む学生はさらに多く、直近5年間で東北大学大学院32名、筑波大学大学院25名という実績があります。

群馬高専の大学編入で一番多い進学先はどこですか

大学に限れば長岡技術科学大学が最多で、過去5年間の合計は71名です。次いで群馬大学45名、山梨大学22名、豊橋技術科学大学21名、新潟大学20名と続きます。長岡技術科学大学と豊橋技術科学大学は高専卒業生の受け入れを主目的として設立された大学で、学部3年次から大学院修士課程までの一貫教育を前提としたカリキュラムを持っています。校内の専攻科まで含めると、群馬高専専攻科への190名が単独では最大の進路です。

大学編入の準備はいつから始めればよいですか

3年生のうちにTOEICを一度受験し、4年生の1年間を対策の主戦場にするのが現実的です。編入試験には5月下旬に実施される大学もあり(群馬大学理工学部は2026年5月27日実施)、5年生になってから動き始めると間に合わない志望校が出てきます。推薦での編入を考える場合は、1年生からの成績がそのまま評価対象になるため、実質的には入学した時点から準備が始まっているとも言えます。時期ごとの進め方は大学編入の勉強開始時期を扱った記事にも整理しています。

大学編入にTOEICは必要ですか

志望校によりますが、必要になるケースが増えています。英語を独自の筆記試験ではなくTOEICやTOEFLのスコア提出で評価する大学が多く、その場合は出願時点でスコアが確定していなければなりません。長岡技術科学大学の学力入試では英語が200点配点で、数学・応用数学と同じ比重を占めています。群馬高専の専攻科入試でも英語はTOEICで評価されるため、編入と専攻科のどちらを選ぶにしてもTOEIC対策は無駄になりません。必要スコアは大学によって大きく異なるので、志望校の募集要項で確認してください。

大学編入と専攻科進学、どちらが有利ですか

一概に優劣はつけられません。編入は新しい環境と研究室に3年次から所属でき、卒業と同時に学士を得られます。専攻科は授業料が高専と同額で自宅通学を続けやすく、研究テーマを継続できる利点があり、修了後に大学改革支援・学位授与機構の審査を経て学士を取得します。進路実績で見ると、専攻科修了生の大学院進学先には東北大学大学院や筑波大学大学院が多く並び、難関大学院への到達率はむしろ高い傾向があります。日程上は併願も可能なので、両方を検討する価値があります。

編入後は3年次からになりますか、単位はどうなりますか

高専卒業生の大学編入は第3年次編入が基本です。高専の5年間で修得した単位の一部が、編入先の大学で一般教育科目や専門基礎科目として認定されます。認定の範囲は大学・学科ごとに異なり、認定単位が少ない場合は3年次に履修科目が集中することがあります。編入後2年間で卒業できるかどうかは認定状況に左右されるため、志望校を選ぶ段階で単位認定の方針を確認しておくと安心です。技術科学大学のように高専卒業生を主対象とする大学では、編入生向けにカリキュラムが設計されているため接続がスムーズです。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

まとめ|群馬高専の大学編入は実績に裏打ちされた王道ルート

群馬高専から大学編入を目指すうえで押さえておきたい要点を、あらためて整理します。

  • 群馬高専は1962年度に国立高専1期校12校のひとつとして設立された、群馬県前橋市の国立高等専門学校。本科5学科(各定員40名)・専攻科2専攻で構成され、本科在学生は1,042名(令和8年4月1日現在)
  • 令和7年度(令和8年3月)卒業生177名の進路は、進学115名・就職56名・その他6名。進学率は約65%で、求人倍率39.7倍という好条件の就職環境がありながら進学を選ぶ学生が多数派
  • 過去5年間では卒業892名中569名が進学。うち高専専攻科192名、大学等377名で、卒業生の4割以上が大学へ編入している
  • 大学編入先の最多は長岡技術科学大学(5年間71名)、次いで群馬大学(45名)、山梨大学(22名)、豊橋技術科学大学(21名)。東京大学・京都大学・東北大学・筑波大学・九州大学など難関大学への実績もある
  • 編入ルートは推薦と学力の2種類。長岡技術科学大学の推薦入試は書類審査130点のみで、高専の成績が決定的。群馬大学理工学部は筆記なしの個人面接方式
  • 対策の最優先はTOEIC。3年生で初受験、4年生でスコアを伸ばし、5年生の出願時に確定させる流れが理想。数学は微積・線形代数・微分方程式を編入試験レベルまで仕上げる
  • 専攻科(生産システム工学専攻12名・環境工学専攻8名)も有力な選択肢。修了生の大学院進学率は約63%で、東北大学大学院32名・筑波大学大学院25名(5年間)という実績がある

群馬高専の進路データを通して見えてくるのは、大学編入が「一部の突出した学生だけの選択肢」ではなく、学校全体として道筋が整えられた進路だという事実です。長岡技術科学大学や群馬大学という主要ルートが確立している一方で、難関大学への挑戦も毎年一定数が成功しています。どこを目指すかで準備の重心が変わるため、まずは志望校の系統を早めに定めることが出発点になります。

注意しておきたいのは、編入学試験の情報は年度ごとに変わるという点です。東京工業大学が東京科学大学へ統合されたように、大学の再編そのものが起きることもあります。募集人員・試験科目・日程・英語資格の扱いは毎年見直される可能性がありますので、志望校が固まったら必ず最新の学生募集要項を入手して確認してください。古い情報のまま準備を進めるのが最大のリスクです。

編入学試験は大学入試と違って情報が集まりにくく、校内に同じ志望校の先輩がいないと手探りになりがちです。過去問の入手方法、志望理由書の書き方、面接で問われる研究への関心の示し方など、独学では判断が難しい部分も少なくありません。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。志望校の出題傾向に合わせた学習計画から相談したい方は、大学編入対策コースの無料相談をご利用ください。群馬高専で積み上げてきた5年間の学びを、次の進路につなげる形にしていきましょう。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

目次