【医学部学士編入】これでわかる医学部学士編入試験
医学部学士編入2022.01.17
合格経験者が医学部学士編入試験について徹底解説します!!
医学部編入試験について興味はあるけれど、情報が少なくてよくわからない…という方のために医学部編入試験に関する事項をまとめました。医学部編入試験はとにかく「知ること」が受験の一歩であり、そこから闘いが始まっています。当サイトは効率的に情報を集め、合格に向けて一歩を踏み出したいあなたを応援します(^^)/
目次
筆者のプロフィール
僕は「勉強のコツ」を知っているために効率よく試験を突破できてきたと思います。当記事では医学部編入試験においての「勉強のコツ」を皆さんにお届けします!
医学部編入試験基本情報
A.多くの学校でほとんど全く考慮されません。なぜなら学歴を重視すると、結局は一般入試と同じような人を選抜してしまうことになり、意味がないからです。そもそも学士編入の目的は、プログラミングなどの高度な技術や社会人経験を通しての高い人間性を持つ人間を選抜し、良質な医師、研究者を育成するとともに一般の生徒に好影響を与えることです。学歴や成績よりも、まず学科試験(通過率20%程度)で良い成績をとり、最終合格するために面接で今までの経験をアピールする方がよほど重要になってきます。
3.各教科の対策
基本的には、生命科学と英語を中心にしあげ、他の科目も同時並行で仕上げていく感じになります。勉強を始める前に、志望校を大雑把に決めて、情報を集め、どの範囲まで勉強をするかのイメージできた状態から勉強を始めましょう。志望校選定の目安として、次の章に診断ツールを用意しました。
英語
志望校にもよりますが、自分の英語力の目安としてますTOEICをやるのがおすすめです。医学部編入試験の最終合格者のTOEIC平均は約850点というデータがあります。ひとまず、この点数を目指しましょう。600点から始めても、2週間真剣にTOEICを勉強すればこれくらいの点数をとることができます。一度合格者平均をとれてしまえば、「英語はある程度できている」とメンタル的にも安心になるのでモチベーションも保ちやすくなります。
しかし、英語が苦手な方は「850点なんて無理だから絶対に受からない、、、]と思い込む必要はありません。850点はあくまで目安であり、700点でも受かったという方は大勢います。参考までに、合格者の予想TOEIC点数分布を載せておきます。
※この表は見方に注意が必要です。例えば700点の合格者は約1人となっていますが、実際には705点にも1人というように付近に合格者がいるので、700点台だと一人しか受からないのか!ということにはなりません。あくまで分布の傾向として見てください。
TOEICの勉強方法としては、文法が怪しい人は軽く復習し、単語を隙間時間にやりこみ(この段階が一番重要)単語力がついてきたら、過去問を6年分といて徹底的に復習すると良いと思います。以下に使った教材を紹介しておきます。
TOEICの点数がある程度とれたら、医学英語の対策を始めましょう。単語帳として「医学部編入試験のための英語演習」の巻末にあるものがおすすめです。見たことがない単語ばかりで骨が折れますが、全部覚える勢いで頑張りましょう。また、単語を覚えても、医学系の英語の文章はなかなか読めないものなので、nature等の論文を読み込み、練習しましょう。生命科学系の論文をみると生命科学の勉強にもなります。(電気泳動とかおすすめです)
TOEIC対策で使ったテキスト
これと同形式のものと含め、合わせて6年分の模試を解き、点数が200点アップしました。
「究極の模試」は新形式に対応しているのですが、「至高の模試」は旧形式なので注意が必要です。
上の問題集をやり終えてから、細かい部分の得点力をあげるために少しだけやりました。
単語力強化は常にやっていました。(ラーメン屋でラーメンを待つ時なども)
医学英語対策で使用したテキスト(巻末の単語集が秀逸)
すべてやりました。単語については、完璧ではありませんが、載っているものはだいたい分かるレベルに仕上げました。
論文の効率の良い探し方は以下のページにのっています。
https://lifescience-study.com/how-to-find-papers/
過去の重要な論文をまとめているレビューという種類を読むとその分野の理解が深まります。
生命科学
KALSのテキストが秀逸なので入手して対策しましょう。ただ、生物未履修の方は、トライの動画で生物を1通り勉強するのがおすすめです。どの動画を見るべきかについては以下のサイトでとても分かりやすく解説されています。それと同時に、KALSのテストバンク(3万円)もとても有効です。余裕のある方は基礎編のテストバンクをやってもいいかもしれません。
それらが終わった方や、生物履修者はテキストの方に移っていきましょう。KALSのテキストは基礎、完成、実践となっていますが、最低2週ずつまわしましょう。(KALSばっかり言っていますが、KALSのまわし者ではありません、、、とても良いので紹介させていただいています。)大学で生命科学をある程度習っている方は完成からはじめて問題ないと思います。独学でやる方は、自分の勉強方法が間違っていないか、メンターをなるべくつけるようにしましょう。(Twitterで募集すればすぐに見つかりますし、当スプリング・オンラインでもやっております!宣伝失礼しました_(._.)_)以下におすすめのテキストをのせていきます。
生物の初学におすすめなyoutubeのtryのリンクは以下です。(初回の「生命の誕生」という授業)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLiRy47VSZM61TohyO2cl2KxhqAI-wC63w
動画の視聴のやり方は以下のぶっでぃさんのブログに非常に丁寧に書かれています。
https://buddhi01.com/ukaru-ishi/2018/11/30/4100/
独学で生命科学を学ぶ場合は、以下の「休み時間のシリーズ」がおすすめです。
以下の免疫学については特に名著と評判高いです。
休み時間シリーズの「生物学」の本は少し微妙かもしれません
有名ですが、高校範囲の生物をしっかりと固めるなら、以下のものがおすすめです。(一部大学でしっかりでます。)
レベルアップしたい方には以下の本がおすすめです。
これらは、少し内容がオーバーであるので、やり方に気を付けてください。
化学
高校化学
僕は、成書で勉強することが苦手だったので、youtubeを利用して知識を固めました。(2chには高校化学の問題を楽観視して、「解けて当たり前」のように言っているコメントが散見されますが、受験から数年たっている社会人等の方が、高校化学の問題で点数を取りきるのは簡単ではありません。差が付きやすいところなので、試験に高校化学がでる大学を受験される方はしっかりと対策しましょう)
おすすめのyoutuber
https://www.youtube.com/channel/UCZ3daKzWhRfpCYhfC6qrT-g
使用した参考書
大学化学
大学の化学は、対策がすごく難しかったです。可能であれば、大学の授業をとってしまうのが良いでしょう。それが難しい方は、以下のyoutubeや参考書がおすすめです。
大学の有機化学の反応について非常にわかりやすく解説されていて、種類も豊富なもろぴーさんのyoutubeです。(人柄も非常にフランクでみていて飽きませんでした!)
https://www.youtube.com/channel/UCVdqfcGIhXFEe4JDV97X1ig
成書としては以下のものを使用しました(難しかったです)
物理
高校物理
高校物理は、自分の専門だったこともあり、youtubeで軽く復習するにとどめました。
高校化学のところでも紹介しましたが、カサ二マロさんです。物理の解説もされています。
https://www.youtube.com/channel/UCZ3daKzWhRfpCYhfC6qrT-g
高知大学を受験する直前には以下のテキストで公式を確認していました。
大学物理
大学物理については、志望校に出題校が無かったため、これといって対策は行いませんでした。したし、おすすめの参考書を以下にご紹介します。
大学物理についてのyoutubeについて、非常にわかりやすい授業をされているヨビノリさんです。(僕がyoutubeで勉強をするきっかけにもなった方です)物理嫌いな方も好きになれるかもしれません!
https://www.youtube.com/channel/UCqmWJJolqAgjIdLqK3zD1QQ
参考書としては以下のものが程よく簡単で有効です。
数学
数学についても大学で学んでいたので、1から対策をされる方の参考にはあまりならないかもしれません。数学の対策には時間がかかるので、ペース配分に気を付けてください。あくまでもメインは英語と生命科学です。物理でも紹介した「マセマ」シリーズ等を使って対策を行い、筑波大学の当日の数学の試験で満点をとることができました。おすすめのyoutubeと参考書を紹介させていただきます。
大学物理でも紹介しましたが、ヨビノリさんは数学の解説も秀逸です。
https://www.youtube.com/channel/UCqmWJJolqAgjIdLqK3zD1QQ
統計学について非常にわかりやすく解説されているサイトです。生命科学についても解説されています。
数学についてもマセマシリーズがとてもわかりやすいです。
筑波大学の統計の問題については、この本のおかげで満点をとることができました。
統計については以下のものもおすすめです。
記述がしっかりとしており、例題も豊富でわかりやすいです
志望理由書
「最終」合格を勝ち取れるかは、いかに質の良い志望理由書を創れるかにかかっています。志望理由書は本当に骨が折れます。早め早めの準備を心がけましょう。僕は親やオンラインでの添削サービス等を使い計10回添削を行いました。闇雲に書き始めるのではなく、テンプレートを用意してある程度構成を決めましょう。ポイントは以下です。
- 自分だけに特化している(または特化しているように見せることができる)強みは何か。
- 志望動機は、減点ポイントがなさそうか
→もともと医学部を志望していた、人を助けたいと思った(抽象的すぎ)、病気だった(将来医者できる?)などは要注意です。
- 具体性はあるか(自分の経歴や動機を信頼してもらえる具体性はあるか)
→具体性さえあれば、嘘でも大丈夫です。
実際に最終合格できた志望理由書をみたい!!という方のために、こちらのサイトで志望理由書を1大学1000円で販売しております。
筑波大学のものはテンプレートとしても使用しやすい形になっております!
新潟大学のものは社会人の方のものになります。
(スプリング・オンライン家庭教師在籍講師ので掲載OKをもらえたものから順次アップしていきます!)
志望校診断
未学習の分野をなるべく勉強することなく、最短で合格したいと仮定してあなたの受験型とそれに対応する志望校を診断します。ただ、あくまで目安となりますので、志望校を絞り込む際には以下のサイトや募集要項で試験の傾向を確認しましょう。
以下のサイトでは、各大学の試験方法や受験者の口コミが見れます。(筆記で9割とったけれど落ちたとか、高得点を取れなければ落ちるとか書いてありますがそんなことはありません。偽情報に惑わされないようにしましょう)
http://www.saijuken.com/gakuwiki/index.php
志望校診断はこちらから!!
https://media.toidas.net/private/APBOMLl1o6
スプリング・オンライン家庭教師の活用の仕方
スプリング・オンライン家庭教師では、以下のサービスを提供しております。
- 志望理由書添削サービス
- 過去問解答販売
- 生命科学など個別の質問に答えるサービス(メンターとしてもご利用いただけます)
特に、個別の質問に答えるサービスでは、編入経験者や現役医学生が個別の問題についての疑問点を解決するので、KALSに行くほどのお金はないけれど質問がある、、、という方におすすめとなっております!詳しくは、当サイトの医学部編入試験コースのページをご覧ください(^^)/
過去問解答販売はこちらから!
等多数取り揃えております。順次数を増やしていく予定です。
Q&A
随時更新中です!どしどしお寄せください。
現在はtwitterの質問箱にて受け付けております。その中から厳選して本ページに掲載いたします。
twitterはこちらから
https://twitter.com/maxwell31415/status/1306068431679045633
質問箱はこちらから
https://peing.net/ja/maxwell31415/
数学:10割?(ほんとにたまたまマセマで勉強した部分がでました)
英語:3割(こんなの無理😇って思ってました)
化学:6.5割(有機ぜんぜん他だいたいとけました)
生物:7割(満遍なく解答した気がするけど採点厳しそうなので)
ただ自己採点全くしないタイプなのでほんとに主観です、、
数学はもともと好きで、所属していた学部(物理)でもばりばりに使っていたこともあり、すごく勉強していました。今回の筑波の問題は計算ミスがなければ完答できたと思います。ただ、完全に運でした。年によっては方針わかるけど計算えぐくて解けないみたいなのがあります。
時間で考えれば5年間ほそぼそと微積、線形代数をやっていたことになります。 文系の方だと正直これと同じくらい時間をかけなければ、筑波の数学で合格点をとることは難しいと思います。(主観です) ただ、線形代数の基本事項だけを勉強するなどで部分点は稼げるかもしれません。(1年くらい1日30分とかの想定)
質問主さんの合格を祈っております🙂
早めに推薦書が必要なことを伝えておいて、1ヶ月前くらいに持って行きました。
あらかじめ完成したものを持っていき、先生のご負担にならないようにしました。(実際は快く先生が作成してくださいました)
関連する記事