中央大学大学院経済学研究科の傾向と合格に向けた対策

大学院進学2024.09.07

中央大学大学院経済学研究科の特徴

中央大学大学院経済学研究科では、経済学、公共経済学、金融・保険経済の3つの専門分野をカバーし、学問の基礎から高度な専門知識までの習得を目指すことができます。理論と実践を融合させ、社会問題に対応できる高度な実践力を養うことを目標に掲げ、国際的な視点を重視し、英語による研究発表や海外との学術交流も活発に行っています。学内外の連携を強化し、現実の経済問題に応じた研究や実務経験も積むことができる環境になっています。

博士前期課程に求められるもの

博士前期課程では、経済学の理論を学び、実践的な問題解決力を身につけたいという意欲を持つ学生が求められています。特に、社会問題に対する高い関心を持ち、分析的かつ実務的なスキルを活かして貢献しようとする姿勢が重視されます。また、多様な視点や異文化の知識を柔軟に取り入れ、現代の複雑な経済問題に対応できる人物像が歓迎されます。さらに、チームワークや他者と協力する能力も重要視され、異なる分野や業界の学生と連携して学ぶ意欲があることも評価されます。

博士後期課程に求められるもの

博士後期課程では、経済学の高度な専門知識を活かし、自主的かつ独立して研究を進めることができる能力が求められます。特に、理論の枠組みを超えて未解決の問題に挑戦する強い意志を持ち、独自の研究テーマを展開できる探求心が重視されます。国際的な視野を持ち、世界的な学術交流や研究成果の発信にも積極的に関わる姿勢が求められます。さらに、学問的な知見だけでなく、実社会への応用力や、社会に貢献する意識を持つことが期待されます。

詳細は大学HP(経済学研究科公式HP募集要項)をご覧ください。

試験概要

試験日程・募集定員

試験日程と募集定員は以下の通りです。

博士前期課程の試験概要

試験日程(秋季)

出願期間: 2024年7月2日~2024年7月4日

試験日:2024年9月 2日 ※第一次試験(筆答試験)

試験日:2024年9月18日 ※第二次試験(口述試験)

試験会場: 中央大学多摩キャンパス

合格発表日:2024年9月24日

入学手続期間:2025年2月20日

試験日程(冬季)

出願期間: 2024年11月25日~2024年11月28日

試験日:2024年2月 7日 ※第一次試験(筆答試験)

試験日:2024年2月10日 ※第二次試験(口述試験)

試験会場: 中央大学多摩キャンパス

合格発表日:2024年2月17日

入学手続期間:2025年3月7日

博士後期課程の試験概要

試験日程(春季)

出願期間: 2024年11月25日~2024年11月28日

試験日:2024年2月 7日 ※第一次試験(筆答試験)

試験日:2024年2月10日 ※第二次試験(口述試験)

試験会場: 中央大学多摩キャンパス

合格発表日:2024年2月17日

入学手続期間:2025年3月7日

募集概要

募集要項は例年5月頃に公開されます。

中央大学大学院経済学研究科の詳細はこちら

募集人員(博士前期課程)

博士前期課程(経済学 研究者コース・税理士コース・高度職業人コース):50名

博士後期課程(経済学専攻):10人

一般入試の募集人員は上記のとおりです。
その他の特別選考・社会人特別外国人留学生入試は若干名の募集になります。

出願書類

①志願票・写真票
➁研究計画書
③出願理由書
④論文
⑤論文要旨
⑥卒業論文の提出に関する確認書
⑦修士論文の提出に関する確認書
⑧社会人履歴書
⑨研究業績一覧
⑩志願者調書

※全て、大学所定の様式に必要事項を記入する必要があります

出願に必要な書類や記入方法については、詳細は大学HPをご確認ください。

入学金・授業料
  • 入学金 240,000円
  •  在学料 559,600 円
  • 施設設備等128,300円
  • 入学手続時納入金:648,100円

※上記の入学料及び授業料は2024年度入学者に適用されたものであり、入学金・授業料等の納入金は変更の可能性があります。詳しくは大学HPをご確認ください。

受験者数と合格率

過去の募集人数・志願者数・合格者数・倍率は以下の通りです。

年度募集人員志願者数合格者数合格率
2023年60人23人8人35%
中央大学大学院経済学研究科の受験者数と倍率

※受験者数・志願者数・合格者数は、経済学研究科(博士課程前期・後期)の一般入試の合計数になります

博士前期課程の試験科目

博士前期課程の試験科目は以下の通りになります。

試験科目の詳細
  • 専門科目     試験時間:60分
  • 外国語      なし(外国語能力に関する証明書のスコアを基に評価)
  • 口述試験     試験時間:30分程度

専門科目は、以下の8科目の中から1科目を選択します。
①ミクロ経済学、②マクロ経済学、③統計学・計量経済学、④ポリティカルエコノミー、⑤経済学史、⑥経済史、⑦会計学、⑧経営学
なお、経済学検定試験(ERE 試験、ERE ミクロ・マクロ試験)で A 以上のランクを取得している場合は、専門科目試験が免除されます。

外国語能力に関する証明書は、以下の試験結果を提出します。
TOEFL iBT、TOEIC(Listening & Reading Test に限る)、IELTS(アカデミック・モジュールに限る)、英検(実用英語技能検定試験)、国連英検(国際連合公用語英語検定試験)

口述試験は、第一次(筆答)試験合格者のみが実施します。

博士後期課程の試験科目

博士後期課程の試験科目は以下の通りになります。

試験科目の詳細
  • 専門科目     なし
  • 外国語      試験時間:90分(英語、ドイツ語、フランス語のうち母語を除く1科目選択)
  • 口述試験     試験時間:60分程度

博士後期課程の口述試験では、修士論文など自己の研究内容に関するプレゼンテーションがあります。プレゼンテーションは、パワーポイント(Microsoft PowerPoint)もしくはレジュメの作成が必須(併用可)であり、それ以外の資料配付等はできません。プレゼンテーションは 25 分以内で、その後、口述試験委員から25分程度の質疑を行います。質疑応答の際は、参考資料として自身の研究業績(論文等)を提示(配付も可)することができます。

中央大学大学院経済学研究科の合格に向けて

過去問公開状況について

入学試験の過去問題は、大学院事務室(多摩キャンパス)で閲覧することができます。
また、受験予定の方を対象に、窓口での配付や送付も行なっています。過去問の閲覧を希望する場合は、大学HPをご確認ください。

※大学都合により、過去問の公開状況が変わっている場合があります。

合格者の傾向

合格するためには、博士前期課程・博士後期課程ともに、研究計画書の作成に入念な準備を行うことが大切です。自身が研究したいテーマを見つけたら、実際に研究テーマの内容をどのような意義があり、どのような方法で研究を進めるのかを検討してみましょう。
研究計画書の作成を入念に行っている学生が、大学院入試試験に合格しています。
大学院入試の受験を考えている学生は、大学の教授やスプリング・オンライン家庭教師に在籍している講師に添削してもらい、修正を繰り返して、ブラッシュアップを図りましょう。
パワーポイントの作成など、口頭試問の対策も怠らないようにしましょう。

【参考】研究計画書の作成方法についてはこちら

おわりに

いかがだったでしょうか。

スプリング・オンライン家庭教師には、国立大学、難関国公立大学大学院への合格に導いた講師が多数在籍しています。受験生一人ひとりに合った最適な講師の指導で最短の合格を導きます。

大学院入試は人生を変える最後の機会です。

難関大学の大学院の合格を目指すなら、ぜひ一度無料相談ください。

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