【大学編入】福島高専とは！？高専の特色、大学編入の状況

大学編入2023.04.02

1 はじめに
2 所在地
3 偏差値
4 教育理念・学科
5 生徒数
6 ロボコン
7 大学編入状況
8 おわりに

はじめに

大学編入コース・高専プログラム編集部です。

今回の記事では、福島工業高等専門学校、通称、福島高専の特色や大学編入の状況などについてまとめました。

所在地

福島高専は、福島県いわき市にあります。

偏差値

偏差値は

福島県の高校 200校中8位です。

福島県で偏差値が偏差値が同じ高校、近い高校は、下記の通りです。

郡山高校普通科(偏差値63)、相馬高校理数科(片和地63)、福島南高校文理科(偏差値63)、日本大学東北高校普通科Ⅱコース(偏差値64)、白川高校理数科(偏差値65)

教育理念・学科

福島高専は、1962年(昭和37年)設立以来、これまでに多くの優秀な技術者・研究者を育て産業界や国・地方自治体、教育機関などへ送り出してきました。

福島高専は「1. 広く豊かな教養と人間力の育成、2. 科学技術の基礎的素養と創造性及び実践性の育成、3. 固有の才能の展開と国際的な視野及びコミュニケーション能力の育成」を教育理念として掲げています。

福島高専本科には、総合理工学科の下、以下の4つの系が設置されております

学科	内容
機械システム工学	機械を作る材料、機械の動き、動力・エネルギー、自動化、設計・製図および製作などについて勉強します。さらに、ロボット技術や原発の廃炉などについても学びます。特に、実験や実習を通しての実践的な学習と知識の習得を心がけています。続きを読む
電気電子システム工学	科学技術の目ざましい発展の中で、電気・電子・情報技術者は非常に重要な役割を果たしており、産業界のさまざまな分野でその活躍が期待されています。電気電子システム工学科では、電気・電子・情報技術者として必要な基礎教科について履修します。続きを読む
化学・バイオ工学	化学・バイオ工学科の目標は、私たちの生活を支える素材の生産やさまざまな産業で活躍できるエンジニアやサイエンティストとして活躍できる人を育てることです。化学を中心にすえた自然科学諸分野の基礎的な学習と、それらの高度な応用を効率よく学ぶためのカリキュラムを用意しています。続きを読む
都市システム工学	都市システム工学科は、自然環境に配慮した道路や橋・港湾等の整備ができるとともに、古くなった道路や橋の維持管理や災害に強い街づくりができる技術者の育成をめざしています。そのために、各種構造物の計画・設計・施工・維持管理に必要な力学系科目や自然災害を最小限に抑えるために必要な防災・減災系の科目を学びます。続きを読む
ビジネスコミュニケーション	グローバル化の進展により多様な価値観を持つ人々とコミュニケーションできる人材が求められています。ビジコミでは、「英語」「経営」「情報」「経済」「会計」「数理」「人文」といった7つの領域を幅広く学んでいきます。高学年になるとこれらの中でより深く学びたい科目を自ら選択して学んでいきます。続きを読む

生徒数

入学定員数は、１学年200名(各学科40名)、総定員1000名で、令和4年には、5学年で1020名の学生が在籍しています。

本科には349名の女子学生が在籍しており、おおよそ2.9人に1人の割合です。

インドネシア、ラオス、カンボジア、モンゴル、マレーシアなど海外からの留学生も8名在籍しています。

ロボコン

過去5年間の福島高専のロボコンにおける成績は、以下の通りです。

年度	全国大会	東北地区大会
2022		Aチーム(紙頼み) 準優賞(セメダイン株式会社) Bチーム(数グラムのロマン飛行) 特別賞(株式会社牧野フライス製作所)
2021		Aチーム(リスペクト) 特別賞(東京エレクトロン株式会社) Bチーム(氷上演舞) アイデア賞
2020	鈴音デザイン賞	Aチーム(颯走) 特別賞(セメダイン株式会社) Bチーム(桃竹) アイデア賞、特別賞(ローム株式会社) Cチーム(鈴音) 最優秀賞
2019		Aチーム優勝 Bチーム技術賞
2018	Aチーム(ベスト・ペット) 準優勝 Bチーム(一角) 優勝	ベスト・ペット特別賞(東京エレクトロン株式会社)

大学編入状況

令和 3年度には、181名が卒業され、そのうち87名が就職、87名が進学、その他が7名となっています。

令和3年度〜平成31年度の進学状況を見ると、福島高専専攻科への進学者が最も多く(令和3年度26名、令2年度26名、平成31年度43名)、次いで茨城大学(令和3年度4名、令2年度5名、平成31年度4名)、東京農工大学(令和3年度2名、令2年度3名、平成31年度8名)です。

またそのほかには、名古屋大学(令和2年度1名)、東北大学(令和3年度3名、令2年度3名、平成31年度3名)、北海道大学(令和2年度1名)、九州大学(令和3年度2名、令2年度2名)、東京工業大学(令和2年度1名、令和2年度1名、平成31年度2名)、筑波大学(令和3年度5名、令2年度5名、平成31年度2名)などの、神戸大学(令和3年度2名)、お茶の水女子大学(令和3年度2名、平成31年度1名)など難関大学への編入者も複数名います。

福島高専の大学編入実績は非常に高いものと言えるでしょう。