【大学編入】これでわかる!北海道大学教育学部の傾向と対策

大学編入2023.02.07

大学概要

北海道大学は、1876 年に設立された札幌農学校を起源とする大学です。帝国大学を経て新制大学に至る長い歴史の中で、「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」及び「実学の重視」という教育研究に関わる基本理念を掲げている大学です。一つ目の「フ ロンティア精神」とは、学生及び教職員がそれぞれの時代の課題を引き受け、敢然として新しい道を切り拓いていくべきとする理想主義を意味する精神のことであり、世紀を超えて北海道大学を揺るぎなく支えてきた基本理念であるといいます。4 つ目の「実学の重視」という理念は、札幌農学校が設立後の様々な苦難を乗り越えて総合大学へと発展する過程に おいて二つの意味を含みつつ定着したといわれています。このような背景もあり、北海道大学の入試問題でも、理念的・概念的な内容よりもより実学的な(実際の社会問題に目を向けた)問題が問われる傾向にあります。

今回は、特に、北海道大学教育学部の3年次編入学試験を受験される方向けの内容を記載していきます。

参考:「北海道大学の基本理念と長期目標」北海道大学(外部へ移動します)

募集概要

北海道大学教育学部の試験概要

試験日程

出願期間: 2022 年 10 月 14 日(金)~2022 年 10 月 21(金)(郵送必着)

試験日:2022 年 11 月 20 日

試験会場: 北海道大学教育学部

合格発表日:2022 年 12 月5日(月)

入学手続期間:非公開(合格者に個別に通知)

※2023 年度の入試概要になります。
募集要項は例年 8 月頃に公開されます。
北海道大学教育学部 3 年次編入学試験の詳細はこちら

募集人員

教育学科:10名

※令和 2 年度までは、10 名の合格者が発表されていました。

※令和 3 年度・4 年度は非公表となっています。

出願書類

①編入学志願票書,履歴書,受験票,写真票,宛名票

②在学証明書

③学業成績証明書

④編入学志望理由書

※1、4は本学部所定の様式に必要事項を記入します
※出願に必要な書類や記入方法については、詳細は大学HPをご確認ください。

編入学志願票書・履歴書では、ご自身の学歴や職歴の記入が求められます。

編入学志望理由書は、A4縦長横書き40字×40行1600字以内で、ご自身の志望する理由について、自由に記入します。出願書類としてはかなり基本的なものになります。8部の提出が求められているので忘れずに準備しましょう。実際の記入票が見たい場合は、大学指定の「出願書類所定様式」をご確認ください。

入学金・授業料
  • 入学金 282,000 円
  •  授業料 前期分 267,900 円(年額 535,800 円)

※上記の入学料及び授業料は令和4年度入学者に適用されたものであり、令和5年度入学者は変更の可能性があります。詳しくは大学HPをご確認ください。

倍率と合格者数

過去の募集人数・志願者数・合格者数・倍率は以下の通りです。

年度募集人員志願者数合格者数倍率
2022年10人非公表非公表非公表
2021年10人26人10人2.6倍
2020年10人27人10人2.7倍
北海道大学教育学部 編入学試験の倍率

2022年度の合格者数は非公表になっています。過去2年の実績から、合格者数は10名程度になると推測されます。

試験科目の傾向と対策

試験の詳細
  • 総合問題(筆記試験) 試験時間:90分
  • 口述試験       試験時間:20分程度

総合問題の概要

 総合問題は、英語を論文の2つの問題から構成されます。問題1の英語の問題では、指定された英文の全文和訳が課されます。教育学に関連した問題される場合もありますが、令和4年度の問題は「吃音症とその治療法について」の英文であり、必ずしも教育学の内容の問題が出題されるとは限りません。人文科学の分野を中心に多くの英文を読み、試験本番で自然な和訳が書けるように準備をしておくとよいでしょう。

 論文の試験では、おおよそ3問構成となっています。現代文の問題のように本文に書かれている語句やないようについての説明問題やようやく問題、4択問題なども出題されます。3問目の問題は自身の考えを記述する問題が出題されています。他大学の論文試験のように、800字程度の記述が求められるのではなく、250字~300字程度で記述する問題が出題される傾向にあります。

口述試験の概要

 例年、受験生1名に対して、3名~8名の面接官が質問を行います。面接の時間は、約20分程度です。質問される内容は、編入学試験で出題されるような基本的な内容や「編入学志望理由書」に書いた内容について問われます。受験生が話した内容について、深く鋭く質問される傾向があり、念入りに準備を行うことが必要になります。また、総合問題と同じ配点(200点)であるため、丁寧に試験対策を行う必要があります。

【大学編入】北海道大学教育学部の傾向と対策3

過去問公開状況について

北海道大学教育学部では、過去7年分の試験問題を北海道大学教育学部HPにて公開しております。試験問題を確認したい方は、大学HPをご確認ください。

※大学都合により、過去問の公開状況が変わっている場合があります。

合格者の傾向

北海道大学の受験生は、秋田大学や名古屋大学の教育学部を併願する受験生が多くなっています。このため、上位校を狙う受験生が多く集まる傾向にあります。例年、合格者が少ないため、早いうちから学習を進めていくことが大切です。特に早いうちから、英語の長文読解や和訳対策に力を入れ、試験の半年前ぐらいから本格的に口述試験の対策を進めていくことが、合格の鍵になります。

合格者のおすすめ参考書

教育学部へのおすすめの参考書はこちら。
※準備中

北海道大学教育学部の編入学試験に合格するなら

北海道大学教育学部の編入学試験は、総合問題と口述試験の両方の対策をバランス良く行うことが必要です。口述試問では、志望動機について、建設的に分かりやすく答えられるよう準備を行う必要があります。面接試験だからと、甘くとらえずに、教育学の基本知識(大学 1・2 年生レベル)を理解したうえで、自分のやりたいことを明確に話せるようにしておくことで合格に繋がるでしょう。

また、先述したように、名古屋大学をはじめとした旧帝レベルの大学を受験する人たちが多く受験するため、早い時期から、入念な準備を行うことが大切になります。

おわりに

いかがだったでしょうか。

スプリング・オンライン家庭教師には、北海道大学教育学部の編入学試験で受験生を合格に導いた講師も在籍しています。受験生一人ひとりに合った最適な講師の指導で最短の合格を導きます。
大学編入は大学を変える最後の機会です。北海道大学教育学部をはじめとした難関大学の合格を目指すなら、ぜひ一度無料相談ください。

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