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通信制大学 3年次 編入を徹底解説!3年次編入できる37大学一覧から具体的な対策まで

大学編入2025.06.22

通信制大学 3年次 編入

目次

はじめに

「通信制大学 3年次 編入」を考えている方は、きっとこんな悩みをお持ちではないでしょうか。

  • 短大を卒業したが、やっぱり“大卒”資格が欲しい
  • 専門学校を出て仕事をしているけれど、学士号が必要になった
  • 大学に2年在籍した後、中退してしまった… でも取得済みの60単位を無駄にしたくない

こうした方々が、最短2年間の在籍で学士(大学卒)を目指せるのが「3年次編入」です。しかも通学制ではなく通信制大学なら、働きながら・家事や育児をしながら自分のペースで学習を進めることができます。

一方で、「通信制大学 3年次 編入」に関する情報が散らばっていて分かりにくいとか、「実際にどの大学が3年次編入を受け入れているの?」といった疑問をお持ちの方も多いようです。そこで本記事では、通信制大学の3年次編入を徹底的に解説します。

  • 3年次編入のメリットや出願条件
  • どの通信制大学が3年次編入を受け入れているのか(一覧表で紹介)
  • 編入試験(書類審査が多い)の具体的な流れと対策方法
  • 編入後の学習スタイルや卒業までの計画
  • 取得できる資格や卒業後のキャリア活用

これらをしっかりまとめました。

通信制大学 3年次 編入とは?

通信制大学の基本と3年次編入の概要

通信制大学とは、基本的に通学せず自宅学習とレポート提出、科目試験、スクーリング(一部対面またはオンライン講義)によって単位を修得し、卒業時に学士号を得られる大学形態です。授業の多くはテキストやインターネット配信を用いるので、忙しい社会人でも柔軟に学べるのが特徴です。

その通信制大学での3年次編入は、主に以下のような方を対象にしている制度です。

  • 短大・専門学校(2年以上課程)卒業者
  • 大学に2年以上在籍し、60~62単位以上取得して退学・中退した方
  • 高等専門学校卒業者(5年制)

こうした方が、通信制大学の3年生に相当する学年に途中入学し、残り2年間(標準)で大学卒業を目指す仕組みです。通常4年かかる大卒資格を2年に短縮できるため、学費も時間も節約できるメリットがあります。

なぜ3年次編入が注目されるのか

  • (1) 在籍期間を2年に圧縮できる
    → 短大・専門卒の既存単位が認められ、一から学び直す必要がない
  • (2) 学費を抑えられる
    → 4年間フルに学費を払わなくて済む。
  • (3) 働きながらでも取得しやすい
    → 通信制の柔軟な学習形態により、社会人や主婦でも両立可能
  • (4) 多くの大学が3年次編入制度を用意
    → 2年次編入や4年次編入に比べて、圧倒的に選べる大学が多い

つまり、「既に2年間分の学修を修了した」というアドバンテージを活かして最終学年まで進むため、卒業までの在籍が最短2年となるのです。一方で、学年が上がるにつれ必修科目が詰まってくるなど、3年次編入ならではの注意点もあります。次の章では3年次編入のメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。

2年次編入や4年次編入も含めて幅広く検討したい方はこちらの記事もチェック:
通信制大学 編入ガイド 2年次・3年次・4年次編入できる44大学&対策のコツを解説

3年次編入のメリット・デメリット

短期で学士号が取得できるメリット

最も大きな魅力は、「残り2年の在籍で大学卒業資格(学士)を得られる」ことです。実質、短大・専門の2年間+編入後2年間=合計4年間で学士号を取得できるイメージ。

社会人にとって「あと2年で卒業できる」というのは大きなモチベーション。4年丸ごと在籍だと挫折するリスクも高いですが、2年なら具体的なゴールが見えやすいと言われます。

学費面のメリット・在籍期間短縮による経済効果

2年間分だけ学費を払えば学士号を取得できるため、結果的に4年通うより安く済むのが一般的です。通信制大学は通学制より学費が安い傾向にある上、3年次編入で在籍期間が2年だけなら総額50万円未満で卒業できる大学もあります(もちろん大学によりますが)。

働きながら収入を確保しつつ学べるメリットとも相まって、「コスパ良く大卒資格を手に入れたい」という方に人気です。

履修負担が集中するデメリット

3年次編入後は「編入先で必要な専門科目」や「必修・卒業研究」が集中的にのしかかります。特に資格を取りたい場合(教員免許や福祉系資格など)は、実習やスクーリングが増え、2年間で詰め込むのはハードという声も。自己管理や計画的な履修ができないと、結果的に卒業延長になってしまうリスクがあります。

大学によっては編入要件が厳しい場合も

通常は「短大・専門卒」または「大学2年以上在籍&60単位以上」といった基準が多いですが、特殊な専門学校の場合は単位認定されないケースも。また大学のカリキュラム次第で「必修単位が足りず、さらに1年在籍が必要になる」という可能性も。募集要項をよく確認し、事前に大学に問い合わせて単位認定の可否をチェックするのが大切です。

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通信制大学 3年次 編入の出願条件・編入要件

具体的に、どんな人が3年次編入の対象になるのでしょうか?一般的な要件としては以下のいずれかを満たす必要があります。

短大・専門学校(2年以上)卒業者

2年制短期大学2年制専門学校を卒業していると、多くの通信制大学で3年次編入が認められます。注意点:

  • 一部大学では専門学校でも「文部科学省が指定する専門課程」のみ対象とする場合あり。
  • 専修学校専門課程として認可されていないと単位認定ができないことも。

高等専門学校卒業者

高専を卒業すると準学士の扱いになり、基本的に4年制大学3年次に編入が可能です。通信制大学でもほぼ同様ですが、特定分野(工学・情報など)に特化した高専出身者が文系分野へ編入する場合、専門科目が認められにくいケースもあるので注意。

大学在籍2年以上&60単位以上取得者

通っていた大学を2年次終了時点で中退した場合、修得済み単位が60以上あれば3年次編入可能。これは非常に多いパターンで、「あと2年で卒業資格を取り直したい」という人に向いています。ただし58単位しかない…など、基準に満たない場合は事前に追加単位取得が必要になるかもしれません(放送大学の科目履修生などで単位を補う方もいます)。

3年制専門学校卒(高度専門士)なら4年次編入も可?

一部の大学では、3年制以上の専門学校卒(高度専門士)に対して「4年次編入」を認めるところもあります。すると最短1年の在籍で卒業が狙えるわけですが、そもそも4年次編入を実施する通信制大学自体が少数。また4年次編入だと卒業研究がかなり集中し、1年で取り切れない場合が多いという実情もあります。結果的に3年次編入で2年間在籍したほうが安定して卒業できるケースが多いです。

3年次編入を受け入れている通信制大学一覧

ここでは、全国の通信制大学で3年次編入を実施している主要校を一覧表でまとめました。さらに、主要大学の特徴と学費も簡単に解説します。

大学一覧表

以下の表は2025年時点での公表情報を基に作成しています(本記事執筆時点)。年度・コース・学科によって変動することがあるため、必ず大学公式サイト・募集要項を確認してください。

大学・学部名 (通信教育課程)出願条件 (主な要件)選考内容初年度学費の目安(入学金・授業料等)
法政大学 通信教育部 (経済・法・文)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し60単位以上修得書類選考のみ(必要に応じて面接・小論文)約14万円初年度納入(選考料1万円、入学金等含む)
中央大学 法学部 通信教育課程短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し60単位以上修得書類選考のみ約11万円(初年度納入金)
日本大学 通信教育部 (経済・法・文理・商)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し60単位以上修得書類選考のみ約15万円(初年度納入金)
玉川大学 教育学部 通信教育課程短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約20万円(初年度納入金)
近畿大学 通信教育部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し60単位以上修得書類選考のみ約22万円(初年度納入金)
明星大学 通信教育課程 教育学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得 ※保育士は別要件書類選考+適性テスト・面接(教員志望者等)約21万円(初年度納入金)
聖徳大学 通信教育部 (教育・児童・文学・心理福祉)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約13万円(初年度納入金)~15万円程度(学科により差あり)
創価大学 通信教育部 (経済・法・教育・文学)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約13万円(初年度納入金)
産業能率大学 通信教育課程 情報マネジメント学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約26万円(初年度納入金)
愛知産業大学 通信教育部 造形学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約40万円(初年度納入金)
帝京平成大学 通信教育課程 人文社会学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約11万円(初年度納入金)
北海道情報大学 通信教育部 経営情報学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約18万円(初年度納入金)
大阪芸術大学 通信教育部 芸術学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約24万円(初年度納入金)
東北福祉大学 通信教育部 総合福祉学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約16万円(初年度納入金)
中部学院大学 通信教育部 人間福祉学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約5万円+別途授業料(履修単位による)
東京未来大学 通信教育課程 (こども心理・モチベーション学部)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約20万円(初年度納入金)
九州医療科学大学 通信課程 社会福祉学部 (旧・九州保健福祉大学)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約20万円(初年度納入金)
京都橘大学 通信教育課程 健康科学部(心理学科)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し60単位以上修得書類選考のみ約31万円(初年度納入金)
人間総合科学大学 通信 人間科学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約41万円(初年度納入金)
武蔵野大学 通信教育部 (人間科学部 等)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約19万円(初年度納入金)
武蔵野美術大学 通信教育課程 (造形学部)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ(ポートフォリオ・作品審査あり)約35万円(初年度納入金)
サイバー大学 (通信制大学 IT総合学部)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ(簡易課題テストあり)入学金3万円+履修単位分(従量制)
八洲学園大学 生涯学習学部 (通信教育課程)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し24単位以上修得書類選考のみ約60万円(初年度納入金)※教材費等は別途
日本女子大学 通信教育課程 家政学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約20万円(初年度納入金)
佛教大学 通信教育課程 (文・教育・歴史・社会・社会福祉・仏教 他)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約20万円(初年度納入金)
京都芸術大学 通信教育部 芸術学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ(コースによって作品審査)約20~40万円(コースにより異なる)
日本福祉大学 通信教育部 福祉経営学部短大・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約6万円+履修単位分の授業料別途
東京福祉大学 通信教育課程 (教育・心理・社会福祉・保育)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約20万円(初年度納入金)
奈良大学 通信教育課程 文学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約23万円(初年度納入金)
帝京大学 理工学部 通信短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約20万円(初年度納入金)
姫路大学 通信教育課程 教育学部(こども未来学科)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約18万円(初年度納入金)
環太平洋大学 通信教育過程 次世代教育学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約18万円~(初年度納入金)
大手前大学 通信教育部 現代社会学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し60単位以上修得書類選考のみ約37万円(初年度納入金)
放送大学 教養学部(通信教育課程)短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ(選考というより入学資格確認)約35万円(初年度納入金・履修単位数モデル)
星槎大学 共生科学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ履修科目数により変動(2年間で約68万円が目安)
神戸親和大学 通信教育部 教育学部短大・高専・専門学校卒、または大学2年以上在籍し62単位以上修得書類選考のみ約19.5万円(初年度納入金)
ビジネス・ブレークスルー大学 (経営学部・オンライン)短大・高専・専門学校卒、または大学1年以上在籍し32単位以上修得書類選考のみ(オンライン面接が課される場合あり)約180万円(初年度入学金+授業料)

※概算学費には教材費やスクーリング費用が含まれない場合がありますので注意。

主要大学の特徴と学費の目安

(1)法政大学 通信教育部

  • 対象学部: 経済学部・法学部・文学部
  • 学費目安: 初年度14~15万円程度
  • 特徴: 2年次・3年次・4年次編入すべてに対応しており、柔軟。首都圏を中心にスクーリングを行い、オンライン科目も拡充中。卒業後の知名度や評価が高く、「法政大学卒業」の学士号を狙う人に人気。

法政大学通信教育部:https://www.tsukyo.hosei.ac.jp/

(2)中央大学 法学部 通信教育課程

  • 対象学部: 法学部のみ
  • 学費目安: 初年度11万円程度
  • 特徴: 法律分野を本格的に学びたい人向け。司法試験や公務員を志す社会人も多い。学費は比較的安価だが、レポートや試験の難易度は高めとも言われる。通学制の中央大学法学部と同じ「中央大学卒業」の肩書き。

中央大学 法学部通信教育課程:https://www.tsukyo.chuo-u.ac.jp/

(3)日本大学 通信教育部

  • 対象学部: 法学部・文理学部・経済学部・商学部など
  • 学費目安: 初年度15万円前後
  • 特徴: 学生数日本一の総合大学。全国各地でスクーリングを展開し、地方でも受講しやすいのがメリット。学部が多く、履修の選択肢が幅広い。

日本大学通信教育部:https://www.dld.nihon-u.ac.jp/

(4)放送大学 教養学部

  • 対象学部: 教養学部(1学部のみだが複数の専攻領域あり)
  • 学費目安: 1単位約11,000円 × 履修単位数
  • 特徴: 入学試験なしで誰でも入れる国立の通信制大学。3年次編入も書類確認のみ。スクーリングは全国の学習センターが充実。卒業率はやや低めだが、費用と自由度のバランスが特徴的。

放送大学:https://www.ouj.ac.jp/

(5)産業能率大学 通信教育課程

  • 対象学部: 情報マネジメント学部
  • 学費目安: 初年度26万円(年間)
  • 特徴: ビジネス・マネジメント領域に強みを持つ私立大学。社会人向けの実践的カリキュラムとサポートが評判で、レポートや試験が比較的取り組みやすいとの声も。卒業率が高いとされる。

産業能率大学 通信教育課程:https://www.sanno.ac.jp/tukyo/

編入試験の流れ・選考内容

書類審査が中心(学力試験なし)

通信制大学 3年次 編入は、ほとんどの大学で筆記試験学力試験を課しません。代わりに、

  • 成績証明書・卒業証明書(短大・専門・大学中退など)
  • 志望理由書(所定文字数)
  • 本人情報・写真
  • 入学検定料の振込票

などを提出し、書類審査のみで合否を判定します。このため「試験対策が不要」と感じるかもしれませんが、志望理由書が合否を左右する大学もあるので注意が必要です。

面接を実施する大学もごく一部あり

例として、

  • 早稲田大学 人間科学部 eスクール: 小論文+面接(※2年次編入)
  • ビジネス・ブレークスルー大学: オンライン面接あり

これら難関校やビジネス系オンライン大学では、面接を通じて学習意欲や論理的思考を確認します。ただし、表に挙げた大多数の通信制大学は面接なし・学科試験なしです。

志望理由書・小論文の対策

志望理由書では、「なぜ通信制を選ぶのか」「編入後どんな学びを目指すのか」「卒業後のキャリアビジョン」などを簡潔にまとめましょう。小論文(早稲田eスクール等)の場合、テーマ例として「人間科学とあなたの興味関心の結びつき」などが出題されることが多いです。論理的構成(序論・本論・結論)を意識し、自分の体験や問題意識を絡めると好印象です。

書類不備で落ちるケースに注意

学力試験がない=合格率が高めではあるものの、実は「書類不備で不合格」という残念な例がたまにあります。たとえば

  • 成績証明書の取り寄せが間に合わなかった
  • 卒業証明書が古い形式で、大学側が受理できなかった
  • 志望理由書の文字数オーバーや記入漏れ

こうした初歩的ミスを防ぐためにも、出願締切の2か月前から準備をスタートしましょう。

3年次編入後の学習スタイルと卒業までの流れ

テキスト学習・レポート・科目試験

通信制大学は、基本的に自宅学習がメイン。

  • テキスト学習: 大学から配布されるテキスト・参考書、オンライン動画などを読む
  • レポート提出: 科目ごとに1~2回のレポート課題を提出し、合格すれば試験受験資格を得る
  • 科目試験: 指定会場またはオンラインで試験を受け、合格すれば単位認定

このサイクルを編入後2年間のうちに必要科目すべてでこなすことが必要です。忙しい社会人はレポート締切試験日を逆算して計画しないと、あっという間に締切を過ぎてしまうことも。

スクーリング(対面・オンライン)と資格実習

スクーリング(面接授業)は、大学によって必修単位数が異なります。コロナ以降、オンラインスクーリングが増え、地方在住やフルタイム勤務の方にも受講しやすくなりました。ただし、教員免許・保育士・社会福祉士など実習がある資格課程では、ある程度の対面実習が不可欠です。: 教員免許なら教育実習(3週間前後)や介護等体験、社会福祉士なら現場実習(数週間~数か月)など。

卒業研究・卒論が必要かどうか

通信制大学では、学部やコースによって卒業論文が必修のケースと、選択制で卒論なしに卒業できるケースに分かれます。卒論必修だと4年次の後半にかなり時間を取られるので、2年間でスムーズに仕上げるには序盤からテーマを絞っておくと良いでしょう。選択制の場合は「卒論の代わりに専門科目を追加履修」して卒業要件を満たす仕組みもあります。

2年で卒業するためのスケジュール管理

  • 1年目(編入後3年次): 必修科目を中心にできるだけ単位を積む。スクーリングも早めに受ける。
  • 2年目(編入後4年次): 卒論や専門科目、資格実習などを集中的に行う。単位不足を補完しながら卒業論文を仕上げる。

特に資格志望者は実習先の確保スクーリング日程が重要。無理な詰め込みは失敗の元なので、最初から2年で終わらなくてもいいという心づもりで進める人も少なくありません。

通信制大学 3年次 編入で取得できる資格

ここでは、通信制大学 3年次 編入後に履修することで取得できる代表的な資格を紹介します。大学によって対応資格が異なるため、どの資格課程があるかは出願前に必ず確認してください。

教員免許・社会福祉士・保育士など

(1) 教員免許(小・中・高等学校)

  • 通信制大学で教職課程を履修すれば、小学校・中学校・高等学校の教員免許状(例えば「中学校社会」「高等学校地歴」など)を取得できます。
  • 実習(教育実習)が必要で、3年次編入後に実習日程を確保するのはかなり大変。
  • 大学が指定する教科に関する科目を満たしているかで追加履修数が変わる。

(2) 社会福祉士・精神保健福祉士

  • 社会福祉士は福祉系通信大学(日本福祉大学、佛教大学、東京福祉大学など)で国家試験受験資格を得られます。
  • 実習(数百時間)があり、仕事との調整が必要。
  • 精神保健福祉士も同様に指定科目と実習を履修して、国家試験を受ける流れ。

(3) 保育士

  • 保育士養成課程を設置している通信制大学(聖徳大学、東京福祉大学など)で、編入後に保育関連科目&保育実習を履修し、卒業と同時に保育士資格を取得可能。幼稚園教諭免許と同時取得を狙う場合、実習・スクーリングの負担が大きいので要計画。

(4) 学校図書館司書教諭

  • 学校司書教諭を目指すなら、教員免許を持っているか取得見込みの上で司書教諭に関する科目を取る必要があります。すでに短大で学んだ科目があれば一部免除になるケースもあり、編入後2年で十分狙えます。

図書館司書・学芸員・心理系資格など

(1) 図書館司書

  • 通信制大学の多くが司書資格に対応。文学・情報系学部で学ぶことが多い。
  • レポート+スクーリング(図書館実習)で必要単位を取得。2年で修了可能だが実習先の確保が要。

(2) 学芸員

  • 学芸員は博物館や美術館の専門職で、文学部や歴史学部、芸術学部を通じて取得できる場合がある。
  • 実習が必要なケースも多いので、3年次編入でどの科目が認められるか要確認。

(3) 認定心理士

  • 必要科目を履修すれば取得申請が可能。武蔵野大学や産業能率大学、明星大学などが該当科目を提供することが多い。
  • 公認心理師は大学院進学や実務経験も要求されるため、通信制学部だけでは難しい。ただし通信制学部で心理学の学士を得てから大学院進学を目指すルートはある。

卒業後のキャリアアップ事例

  • 転職で「大卒以上」要件をクリア
    公務員や大企業の総合職など、学歴要件が「大卒以上」の求人に応募可能。
  • 国家公務員・地方公務員の上級職試験に挑戦
    学士号を持っていると地方上級試験国家一般職等に応募でき、キャリア官僚や地方自治体の幹部候補を目指せる。
  • 大学院進学
    学士取得後に修士課程へ進み、更に専門性を高める人も。通信制大学卒から通学制大学院へ合格する例も増えています。
  • 社内昇進や給与アップ
    一部企業では大卒・短大卒で昇給テーブルが異なる場合があり、学士取得による昇進が見込めるケースもある。

編入試験対策の具体的なポイント

出願書類の準備(成績証明書・卒業証明書)

(1) 2か月前行動

出願に必要な書類の中で、成績証明書卒業証明書は、最も発行に時間がかかりやすいものの一つです。短大や専門学校をすでに卒業して長い年月が経っている場合、母校の学生課や窓口が統合・移転していることがあり、窓口手続きに思わぬ手間がかかる例があります。さらに、郵送に要する日数を含めると、1~2週間では厳しい場合も珍しくありません。特に年度末や新年度の時期は証明書発行の依頼が集中し、発行そのものに2~3週間以上かかるケースもあります。

こうしたリスクを回避するためにも、出願締切の約2か月前には証明書の取り寄せをスタートしましょう。証明書の発行依頼方法は母校によって異なり、多くの場合は郵送申請オンライン申請、あるいは直接窓口へ行くといった方法が用意されています。郵便で申請する場合は、返信用封筒や切手、手数料の振込など細かい準備が必要になるので、余裕をもって行動することが大事です。

また、大学中退者であれば「在籍していた大学」に単位修得証明書の発行を依頼します。自分が何単位取得しているか正確に把握するためにも、ここで得られた情報は非常に重要です。もし「60単位に届いていない」という場合は下記(2)で触れるような対策を検討しなければならないため、証明書を早めに入手するほど次の手が打ちやすくなります。少しでも遅れると募集締切そのものに間に合わないリスクがあるため、「早すぎる行動はない」と言えるでしょう。

(2) 不足単位の事前チェック

多くの通信制大学の3年次編入では、「大学2年以上在籍&60単位以上修得」が要件となっています。もし在籍期間は2年を超えていても、取得単位数が58単位や59単位など微妙に満たない場合はどうすればよいのでしょうか。

このときの代表的な救済策が、放送大学などで科目履修生として追加単位を取得する方法です。たとえば足りない2単位を放送大学で履修し、修得後にその成績証明書を編入先の大学に提出すれば、合算して60単位以上になり編入要件をクリアできます。放送大学は全国に学習センターがあり、出願もしやすい点が大きなメリットです。科目数が少なければ比較的短期間(数か月~半年)で単位を取れる場合もあります。

また、一部の通信制大学では「要件が60単位より緩やか」なところ(例:八洲学園大学の24単位など)も存在します。しかし、そうした大学でも上限単位数に大きな差があり、2年間のうちに必要単位を揃える負担が増える場合もあります。「多少の不足なら事前に補う」「要件が合う大学を探す」という二つの方向性を比較し、自分の学習スタイルや時間的余裕に合わせて判断すると良いでしょう。

いずれにせよ、不足分があるかどうかを把握するには成績証明書・単位修得証明書が欠かせません。書類を取り寄せて単位数が60以上であればスムーズに出願できますし、59単位以下なら補填策を検討するだけの時間を確保できるはずです。

志望理由書の書き方(通信制の特性を理解)

志望理由書は、実質的に編入試験の“合否を決める”中心要素となる大学が多いです。特に通信制大学では筆記試験を課さない場合がほとんどなので、入学後の学習意欲や将来計画を志望理由書で判断しようとします。そのため、「何となく大卒資格が欲しい」という曖昧な書き方だと、ややアピール不足になる恐れがあります。具体的には以下の3点を柱にまとめると読みやすくなるでしょう。

  • なぜ通学制ではなく通信制なのか
    • 「週5日フルタイムで働いており、夜間・土日に学習時間を確保したい」
    • 「地方在住で通学が困難だが、オンラインであれば十分対応できる」
    • 「自己学習を中心に、能動的に計画を立てたい」など、自身のライフスタイルや性格を踏まえて明確に言葉にすると説得力が増します。
  • どの学部・学科で何を学びたいのか
    • 既に短大で経済を学んでいて、その延長でより専門的なマクロ経済を深掘りしたい
    • 現在福祉施設に勤めており、社会福祉士の取得を目指して専門知識を身につけたい
    • 教員免許取得に向け、教育学部で実践的な教職科目を履修したい
      といった、自分のこれまでの学習経験や職務経験とつなげると、大学側としても「編入後すぐに学習をスタートできる」「目的意識が高い」と好印象を抱きやすいです。
  • 卒業後の目標
    • 転職やキャリアアップを図りたい(大卒以上が応募資格の仕事に応募するなど)
    • 教員免許や福祉系資格を活かして社会貢献したい
    • 将来は大学院進学を希望し、研究を続けたい
    • 社内での昇進・待遇改善を目指す
      これらのビジョンを簡潔に述べることで、「編入学がゴールではなく、その先に目的がある」という点を大学側にアピールできます。

また、文字数制限が800字の大学もあれば1600字、2000字を求める大学もあります。適切な段落構成(導入→本論→結論)を意識し、読みやすい文体を心がけましょう。全体のトーンとしては、ポジティブかつ具体的なエピソード・動機を織り交ぜると印象に残りやすくなります。最後に誤字脱字や文法の乱れをチェックすることも大事です。

小論文がある場合の対策

一部の通信制大学では、小論文を通じて論述力や学問への興味の深さをチェックします。通学制の厳しい編入試験ほどではないものの、やはりきちんとした対策が必要です。

  • テーマ例
    「あなたが関心を持つ社会問題と、人間科学的アプローチによる考察」「少子高齢化社会における子育て支援のあり方」など、広範なトピックが想定されます。
  • 論理構成
    小論文は序論・本論・結論を明確に区切るのが基本。序論で問題提起や背景を示し、本論で具体的な論拠やデータに基づいて主張を展開、結論でまとめと今後の展望を簡潔に述べます。
  • 文字数
    A4で2000~4000字程度とされることが多く、しっかり文章量を埋めるだけの内容が求められます。短すぎると「掘り下げが足りない」と判断されかねません。
  • 対策
    過去の募集要項や先輩の体験談などを参考に、「どのようなテーマが出やすいか」「どの程度の学術的視点が必要か」を把握しましょう。人間科学など文理融合的な領域の場合、「社会科学や心理学の基本用語や概念」を一定程度理解していると説得力が増します。

執筆時は、ある程度下書きを作ってから推敲するほうがミスを減らせます。面接同様、時間をかけて準備すれば合格率が大きく上がるでしょう。

面接がある場合(ビジネス・ブレークスルー大学など)

通信制大学の中には面接を課す大学もわずかに存在します。代表例としてはビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)の経営学部オンラインコースなど。一般的には短時間のオンライン面接が実施されます。

  • オンライン面接の特徴
    ZoomやSkypeなどを使い、担当者と15~30分程度対話。学習計画や意欲、自己管理能力を確認されることが多いです。通学制のように極端に厳しい質問攻めは少ないものの、カメラ映り通信環境が悪いと面接自体がスムーズに進まないリスクがあります。必ず事前にテストしておきましょう。
  • 質問例
    • 「この大学で特に学びたい科目やテーマは何ですか?」
    • 「将来のキャリアプランを教えてください」
    • 「通信教育を続けるうえで、どんな自己管理方法を考えていますか?」
  • 対策
    面接官に対して落ち着きと誠実さを伝えられるよう、志望動機・将来目標はあらかじめ自分の言葉でまとめておく。オンラインならではの環境チェック(カメラ位置、照明、マイク音量)も事前に行い、トラブルを防ぎましょう。

面接時に極度に緊張する必要はありませんが、社会人として基本的なマナーと受け答えの論理性を見せることが大切です。事前準備をしっかり行い、当日はリラックスして臨むと良い結果につながるでしょう。

3年次編入後に失敗しない学習計画の立て方

1年間の履修上限を見極める

  • (1) 大学が定める単位上限
    多くの通信制大学では、1学期あたりや1年間で履修登録できる単位数に上限(30~40単位程度)が設定されています。2年間で約60単位を取るには、この上限ギリギリまで履修することも必要。
  • (2) レポート地獄に陥らないため
    一度に10科目以上を登録すると、レポート提出が重なる時期にパンクする恐れあり。仕事や家庭が忙しいとレポート未提出で不合格…という事態に。自分の余力を冷静に考慮しましょう。

レポート提出・試験日程を逆算する

  • (1) 年間スケジュール表を作成
    大学が提示するレポート締切日試験日スクーリング実施日を一覧にまとめ、どの科目をどのタイミングで攻略するか逆算して割り振ります。
  • (2) 月間目標・週目標を設定
    • 例えば「今月はレポート2本仕上げる」「来週は科目Aのテキスト100ページまで読む」など
    • 小さな目標を達成するたびにモチベーションが高まる

スクーリングの事前予約と受講スケジュール

  • (1) オンラインスクーリングの活用
    コロナ後、多くの大学がZoomやオンデマンド動画を用いたオンラインスクーリングを導入。移動時間や宿泊費が省ける。
  • (2) 教員免許・福祉資格の対面実習
    資格実習は長期になることが多く、職場を休まなければならないことも。早めに上司や家族と調整し、日程を確保しておく。

社会人・主婦が両立するための時間管理術

  • 週末まとめ学習: 平日は仕事で忙しいが、土日をレポート作成日に充てる
  • 通勤・昼休み学習: スマホで講義動画を視聴、テキストを少しずつ読み進める
  • 家族と役割分担: 育児や家事を一部任せる、学習スペースを確保する
  • やりすぎない: 完璧を目指しすぎると疲弊。合格点(60~70点)を安定的に狙う方が長続きする

仕事や家事と両立するコツ

周囲の理解とサポートを得る

  • (1) 家族への相談
    編入後はレポートや試験前に集中時間が必要です。家族と家事分担を見直し、「今月はスクーリング期間で負担が大きい」など事前に伝えると衝突が減ります。
  • (2) 職場への相談
    スクーリングや試験日程が平日にある場合、有休やシフト調整が不可欠。上司に通信制大学で学んでいる旨を伝えておくとスムーズに休みを取りやすくなる。「自己研鑽として応援してもらえる」事例も多いです。

オンライン学習システムの活用

  • (1) オンデマンド授業
    録画された映像を好きな時間に視聴できる形式。通勤時間や昼休みを活かしやすい。
  • (2) リアルタイム配信
    決まった時間にZoom等でライブ授業を受ける形式。双方向の質問や討論が可能だが、時間の確保が必要。
  • (3) レポートのオンライン提出
    郵送不要でコストや手間を削減できる大学も増加中。

メンタル面のセルフケア

  • (1) 2年間で卒業できなくてもOK
    急な仕事繁忙や家庭の事情で学習が滞っても、留年や在籍延長は珍しくありません。焦らず「自分のペース」を大切に。
  • (2) 同期・先輩と情報交換
    大学のSNSコミュニティやLINEグループで仲間を見つけ、レポートの進捗や科目試験のコツを共有すると励みになる。
  • (3) 適度な息抜き
    常に勉強モードでは疲れるので、趣味やリフレッシュ時間も確保し、オン・オフを切り替えましょう。

学費や奨学金、教育ローンなど経済面の準備

科目従量制・年間定額制の違い

  • 科目従量制: 1単位あたり数千~1万円の授業料。履修科目が多いほど学費が増える。
  • 年間定額制: 1年間○万円で何単位まで履修OK。短期集中で多くの科目を登録する人にはお得。

どちらが得かは、1年あたり何単位取るかで変わる。3年次編入で大量単位をまとめて履修する予定なら、定額制が安く済むかもしれません。

奨学金や学費ローンを利用する方法

  • (1) 日本学生支援機構の奨学金
    通信制大学でも、要件を満たせば利用可能。ただし年齢制限や所得制限、在籍コースの修業年限など細かい条件があるので注意。
  • (2) 教育ローン
    地方自治体・銀行系ローンなどがある。金利や返済期間を比較し、無理のない返済計画を立てることが大切。

3年次編入で学費を抑えるコツ

  • (1) オンラインスクーリングを活用し交通費節約
    遠方の対面スクーリングに行く必要が減り、宿泊費もカット。
  • (2) 必修科目を効率よく履修
    興味があっても不要な科目を取りすぎると学費がかさむ場合も。
  • (3) 2年内で確実に卒業
    1年延長すれば学費も1年分増えるので、事前の計画が重要。
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よくある質問Q&A

Q1. 「高卒だけど3年次編入できる?」

できません3年次編入はあくまで「大学2年修了相当」や「短大・専門卒」などの学歴が必要。高卒の方はまず短大or専門学校で2年間学んでから再度編入するか、大学1・2年生を通信制で履修し60単位到達後に別の大学へ3年次編入する、といった迂回ルートが考えられます。

Q2. 「大学中退で60単位に届かない…どうすれば?」

Q3. 「どうしても1年半で卒業したい!」

理論上、在籍2年以上が卒業要件の大学がほとんど。1年半では卒業できない仕組みが通常です。どうしても学習ペースを上げたいなら、4年次編入を認める大学を探す手もありますが、要件がさらに厳しく実際1年で終えられる人は稀。
→通信制大学への4年次編入について詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック:
通信制大学 4年次 編入を徹底解説!4年次編入できる6大学の詳細と対策法を大公開

Q4. 「卒業後、転職や大学院進学は有利?」

大卒資格を得ることで応募できる求人が増えたり、会社の昇進要件をクリアする可能性は高まります。公務員試験や民間企業の総合職、看護師や教員の受験資格にもプラスになるケースあり。大学院は「学士」が必須となるため、通信制大学卒→通学制大学院というルートも十分現実的です。

Q5. 「難関大学(早稲田・慶應等)の通信はどう?」

  • 慶應義塾大学 通信教育課程「3年次編入」という形式はなく、学士入学や特別課程**で2~3年在籍する形。
  • 早稲田大学 人間科学部 eスクール:他大学在籍・短大・高専卒などが対象(2年次)。小論文や面接があるので競争倍率が高い。

慶應・早稲田の通信はレポートや試験が厳しく、卒業率も低めという評判がありますが、卒業できればブランド価値は大きいです。

まとめ:通信制大学 3年次 編入で効率的に学士を取得しよう

ここまで、「通信制大学 3年次 編入」にフォーカスして、

  • 出願要件(短大・専門卒、大学中退60単位以上 など)
  • 3年次編入のメリット(学費・在籍期間短縮)、デメリット(履修集中の負担)
  • 編入試験対策(書類審査メインだが志望理由書が重要)
  • 大学一覧表(全国の通信制大学 3年次編入実施校)
  • 学習計画・時間管理・資格取得・卒業後のキャリア

などを徹底解説してきました。

この記事の重要ポイント(再掲)

  • 短大・専門卒、あるいは大学2年以上在籍し60単位以上あれば、通信制大学で3年次編入が可能
  • 最短2年の在籍で大卒資格(学士)を取得でき、学費や時間を抑えられる
  • ほとんどの大学が書類審査のみで、学力試験はなし(早稲田など一部例外あり)
  • スクーリングや実習が2年で凝縮されるため、計画的履修が不可欠
  • 大学によって得意分野(教育・福祉・経営・ITなど)や学費体系が異なるので要比較

編入を成功させるカギ

  • まずは自分の既修得単位を正確に把握
    • 短大や大学の成績証明書を取り寄せ、60単位以上あるかチェック
  • どの大学に編入するか
    • 学費、オンライン度合い、資格対応、ブランド力などを比較
  • 2年間の学習計画をイメージ
    • 在籍1年目で必修を固め、2年目に卒論や実習を進める
  • 仕事や家事と両立できる環境づくり
    • 家族・職場の理解、オンライン学習の活用、メンタルケア

通信制大学 3年次 編入を活用すれば、「大卒資格が欲しいが、4年間フルは難しい」という方でもキャリアアップの道が見えてきます。就職・転職のみならず、大学院進学や資格取得の可能性も広がるでしょう。

もう一度学びたい」「自分の可能性を広げたい」と思った時、これまでの学習歴を活かせる3年次編入は非常に大きな武器になります。

ぜひ本記事を参考に、気になる大学の資料を請求し、募集要項や学費シミュレーションなど具体的な情報収集を始めてみてください。最初の一歩さえ踏み出せば、2年後には「大卒資格」という大きな成果を手にしているかもしれません。あなたの学び直しとキャリアアップが実り多いものとなるよう、心から応援しています。

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