【2025年度最新版】東洋大学 経済学部 編入試験の完全ガイド:難易度・合格者数・倍率の詳細から具体的な対策まで
大学編入2025.06.23



本記事では、「東洋大学 経済学部 編入」をめざす方へ向けて、試験の概要や難易度、合格者数、倍率、そして具体的な対策方法を網羅的に解説します。大学編入試験は大学ごとに制度が大きく異なるうえ、募集人数や試験科目が「若干名」とされているケースが多いため、情報収集が難航しがちです。そこで本ガイドでは、東洋大学経済学部の編入試験について入念にリサーチし、読者の皆さんが知りたいであろうポイントを一つひとつ整理しました。
「東洋大学 編入 難易度」「東洋大学 編入試験」「東洋大学 編入 合格者数」「東洋大学 編入 倍率」などの気になるキーワードを踏まえつつ、過去の実績や試験科目の詳細から実践的な学習アドバイスまで、なるべく具体的に言及していきます。この記事を読むことで、東洋大学経済学部への編入プロセスの全体像を把握し、合格へ向けた道筋がクリアになるはずです。
なお、本記事では公式に公表されている情報や、これまで多くの受験生が共有してきた情報をもとに解説を行います。ただし年度ごとに制度の変更があり得ますので、受験を検討される方は必ず最新の「編入学・転入学試験要項」や大学公式サイトで最新情報を確認してください。
東洋大学 海外帰国生入試等、その他の特別入試 入学試験要項:https://www.toyo.ac.jp/nyushi/admission/admission-data/other-examinations/
目次
東洋大学 経済学部 編入試験とは?
編入試験の目的と特徴
東洋大学 経済学部 編入試験は、短期大学・高等専門学校卒業(見込)者や他の大学からの転校希望者などを対象に、東洋大学経済学部の3年次(または一部区分で2年次)に編入学・転入学できるチャンスを提供する入試制度です。
一般の新入試験(一般入試)との違い
一般入試は高校卒業生が1年次へ入学するための試験ですが、編入試験は大学に既に在籍(または短大や専門学校を修了)し、学士課程を途中からスタートする形となります。従来の大学よりもレベルの高い学びや環境を求めて編入を検討する人もいれば、他大学に在籍しているが思うような学習ができず転入先を探しているケースなど、さまざまな受験生層が対象となるのが編入試験の特徴です。
東洋大学経済学部の編入
東洋大学の経済学部には複数の学科(経済学科・国際経済学科・総合政策学科など)があり、それぞれの学科で編入募集が行われています。募集要項上は「若干名」とされており、明確な定員数が公表されていないのが特徴です。したがって志願する学科によって合格者数が変動する可能性があり、さらに年ごとの募集状況でも変化があります。
経済学部で学べる領域と魅力
東洋大学経済学部では、ミクロ経済学・マクロ経済学を中心とした経済学の基礎から、国際経済・金融・公共政策・地域経済・グローバルビジネスまで幅広い分野を学ぶことができます。経済学科では理論重視のカリキュラムが充実しており、国際経済学科では貿易や国際金融分野に力を入れています。総合政策学科では経済以外にも政治・社会・行政など学際的な内容を扱います。
専門ゼミや就職サポート
ゼミ活動は学科ごとに特色があり、公共政策ゼミでは行政・地方創生に焦点を当てるところもあれば、ファイナンス系ゼミで証券投資や金融市場を深く学べるところもあります。就職面では、金融機関や一般企業、コンサルティング業界などへの実績も豊富です。したがって、編入後も十分に専門性を高められ、将来のキャリアを広げることができる環境が整っています。
経済学部以外の学部も含め、東洋大学の編入試験全体について知りたい方には以下の記事がおすすめです:
【2025年度最新版】東洋大学 編入試験攻略ガイド【難易度・倍率・科目対策・出願戦略】

募集概要と出願資格
募集学科と募集人員
東洋大学 経済学部 編入試験では、以下の学科で3年次(または一部区分で2年次)編入が可能とされています。
- 経済学科
- 国際経済学科
- 総合政策学科
いずれの学科も「若干名」とされるため、例年の合格者数は年度や志願者数によって異なり、明確に公表はされていません。そのため、年度によっては合格者がゼロ名というケースもありますし、数名出る場合もあります。ここが「東洋大学 編入 難易度」「東洋大学 編入 倍率」などのキーワードで検索する受験生にとって大きな関心事となっています。
出願区分(編入学/転入学)
編入試験には以下の区分があります。出願資格や必要書類が異なるので注意が必要です。
- 編入学試験(3年次)
- 短期大学卒業(見込)者
- 四年制大学卒業(見込)者
- 高等専門学校卒業(見込)者
いわゆる短大や専門学校から学士課程3年次へ編入する制度です。卒業後さらに学士取得をめざす方が多く利用します。
- 転入学試験(2・3年次)
- 他の4年制大学で一定期間在籍し、所定の単位を修得した者
- 2年次転入の場合は1年以上在籍+32単位以上取得など、3年次転入の場合は2年以上在籍+62単位以上取得など。現在通っている大学から東洋大学経済学部へ“転入”し、大学の途中学年から履修を再スタートしたい方が対象です。
- 社会人編入学・転入学試験
- 出願資格は卒業見込が不可である点などを除き同上
社会人で一度進学機会を逃したものの、経済学部で学び直したい方などが対象になります。試験内容(筆記+面接)はほぼ同じですが、面接で職歴や意欲を重視するケースがあります。
- 出願資格は卒業見込が不可である点などを除き同上
英語スコア要件(経済学部)
東洋大学経済学部の転入・編入学試験では外部英語試験スコアの提出が必須です。経済学部(昼間部)では下記の1点のみが要件として定められています。
試験名 | 必要スコア | 注意事項 |
---|---|---|
TOEIC® Listening & Reading Test(公開テスト) | 450 点以上 | – IPテストは無効 (Institutional Program:IP と明記あり)- スコアは 2022 年 1 月 11 日以降に受験したもののみ有効 |
提出方法の細則
- 公式認定証(Official Score Certificate)あるいはデジタル公式認定証の全ページをプリントアウトしたものを出願書類に同封します。オンライン照会画面のコピーは原則不可です。
- コピー提出で合格した場合でも入学手続時に原本確認が行われますので、原本を必ず保管してください。
- 英語要件を満たさない場合は出願自体が受理されません。公開テストは年6回程度しか実施されないため、早めの受験計画が必要です。
出願書類と提出方法のポイント
経済学部の転入・編入学(社会人区分含む)では、一般入試とは異なる書類を期限内に郵送する必要があります。主な提出物は次のとおりです(◎=全員必須)。
区分 | 書類名 | 備考/要件 |
---|---|---|
◎ | 志願票 | インターネット出願登録後にA4で印刷。顔写真(3 cm×4 cm・6か月以内撮影)を所定欄に貼付。 |
◎ | 履歴書(本学所定用紙) | サイトからダウンロードし黒インクで自書。 |
◎ | 成績証明書 | 在籍・卒業校が発行した全学年分。現在履修中科目がある場合は履修証明書も同封。 |
◎ | 在学・卒業(見込)証明書 | 転入:在学証明書/編入:卒業(見込)証明書。退学者は退学証明書。 |
◎ | 英語スコア証明 | 上記 TOEIC® 公式認定証。オンライン成績照会コピー不可、デジタル版は全ページ印刷。 |
△ | 大学編入学資格証明書ほか | 専修学校専門課程など特定区分のみ提出。 |
提出方法
- 出願期間内消印有効。期間外は受理不可。
- 書類は角2封筒に志願票印刷時の宛名ラベルを貼付し、簡易書留・速達で郵送が推奨されています。
- 入学検定料の納付と書類郵送の双方が完了して初めて出願受付となります。どちらかが欠けると受験できません。
ポイント:英語スコアは提出形態の指定が最も厳しい書類です。TOEIC®公開テスト受験から公式認定証到着まで1か月以上要するケースもあるため、出願締切から逆算して早めの手配を行いましょう。

試験科目・配点・スケジュール
ここでは東洋大学 経済学部 編入・転入学試験(3 年次)の筆記試験について、直近 3 年(2022‒2024 年度)に公表されている過去問題と2025 年度募集要項を照合しながら、出題範囲・形式・配点・当日の流れを整理します。
筆記試験(専門科目:経済学)
① 出題形式・配点
- 配点は100 点。募集要項では面接と並び試験全体の 50 % を占める最重要科目と明示されています。
- 過去 3 年の問題用紙はいずれも大問2~3題構成・記述式で、次のようなパターンが繰り返し出題されています。
大問 | 主題例 | 典型的な設問タイプ(抜粋) | 学力観点 |
---|---|---|---|
第1問(ミクロ) | 消費者余剰・弾力性・費用最小化 | 需要曲線を導出し余剰をグラフで示せ/価格弾力性を計算せよ など | 計算+作図 |
第2問(マクロ) | GDP ギャップ・ IS–LM/AD–AS | 均衡 GDP を算出し政策効果を論ぜよ/IS–LM 図を描き金融政策の波及経路を説明せよ | 計算+論述 |
第3問(国際・時事)※年度による | 比較優位・関税・為替制度 | 関税導入時の厚生損失を図示せよ/最近の円安要因を 400 字で論じよ | 記述 |
※2024 年度はミクロ+マクロの2題構成、2023 年度は国際経済を含む3題構成、2022 年度はミクロ・マクロ各1題に時事論述1題という形式でした。
- 選択肢式問題は皆無に近く、答案欄には計算過程・グラフ・400〜500 字程度の論述を自筆でまとめる必要があります。
② 出題範囲(頻出テーマ)
過去問分析の結果、以下が高い頻度で出題されています。
- ミクロ経済学
- 需要・供給分析、余剰/弾力性、課税の厚生効果
- 消費者行動(無差別曲線・ラグランジュ解法)
- 生産者理論(規模に関する収穫、費用曲線、利潤最大化)
- マクロ経済学
- 国民所得三面等価と GDP デフレーター
- 失業率・インフレ率の計算、フィリップス曲線
- IS-LM・AD-AS モデル/乗数理論と財政・金融政策
- 国際経済学・開発経済
- リカード型比較優位と相対価格
- 外部関税・輸入数量規制が厚生に与える影響
- 為替レート(購買力平価・金利平価)とマクロ安定化政策
- 時事経済記述
- 近年ではコロナ禍後のインフレ動向、円安と金融政策、サプライチェーン再編などのトピックを 300〜500 字で論じさせる課題が毎年 1 題出題。
③ 学習上の注意
- 作図・数式が減点ポイントになりやすい……答案欄にグラフを描かせる設問が必ず含まれる。縦軸・横軸のラベル、均衡点の座標、変化前後の矢印を正確に記入しないと部分点が得られにくい。
- 論述は構造化が鍵……背景 ▶ 理論 ▶ 具体例 ▶ 自分の見解 ▶ まとめ、という4〜5 段構成で 1 段落 80〜120 字を目安に書くとまとまりやすい。
- 計算問題は途中式を書く……途中式が空白だと正答でも配点が大幅減となる年がある。必ず式展開と単位を書き残す習慣を。
- 時事対策は「統計+自説」……日経統計データ(月次 CPI など)を引用して数値根拠を示したうえで自説を簡潔に述べると高評価が得やすい。
配点バランス
- 経済学筆記 100 点 + 面接 100 点 = 合計 200 点で判定。
- TOEICスコアや履歴書、成績証明書なども考慮される可能性があります。
当日のタイムテーブル(2024 年度実績)
時刻 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
09:00 – 09:20 | 受付・着席 | 白山キャンパス 1 号館(予定) |
09:20 – 10:20 | 経済学筆記試験(60 分) | 問題冊子・解答用紙配布後に試験開始 |
10:40 〜 | 個別面接 | 終了次第解散 |
※試験時間と流れは 2024 年度「試験当日の受験案内」記載事項から抜粋。年度によって開始時刻等が変更される可能性があるため、必ず受験票に記載された集合時刻を確認してください。

東洋大学 経済学部 編入の難易度
募集人数が「若干名」の意味
「若干名」という募集人数表記は、東洋大学に限らず多くの大学編入試験で採用されています。これは、合格者数をあらかじめ厳密に決めていないという意味合いがあります。大学側が求める水準に達した受験生だけを合格させるため、応募者数が多い年は若干名の枠を増やす可能性がある一方、誰も基準を満たさなければ合格者0名ということもあり得る、という柔軟性を持った制度です。
他大学と比較しての特徴
大学編入試験の難易度は大学により異なりますが、東洋大学経済学部においては以下の特徴が難しさを増しています。
- 英語スコア要件あり
最低でもTOEIC 450点レベルが必要になるため、まず英語力で足切りが発生する。 - 筆記と面接が同等配点
経済学の学力があっても、コミュニケーション力や論述力が伴わないと面接で厳しく評価される。 - 応募枠が極めて少ない
年度によっては合格者がほとんどいない場合があるため、実質倍率が高くなりやすい。
他大学だと「TOEICの提出が任意」「小論文や書類審査が主で、筆記試験が簡易的」といったケースもありますが、東洋大学はきちんと経済学の実力を測る筆記試験と重視度の高い面接、さらには英語スコアを組み合わせるため、総合的な準備が必要になります。
「絶対評価」の視点からみる試験傾向
東洋大学に限らず多くの編入試験が「合格基準に達した人数だけ合格させる」方針を取ります。これを絶対評価と呼ぶことがあります。一方で定員以上の合格者を出さないように設定しているため、合格基準を下回る人が多ければ合格者数が極端に少なくなる恐れもあるのです。これが「募集人数が若干名」と相まって、合格者ゼロの年が存在する原因にもなります。年度ごとの母集団のレベルが大きく異なると、表面的な倍率数値も大きく振れやすいです。

合格者数と倍率の実態
2024年度の実績
学科 | 年次 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|---|
経済 | 3 | 4 | 0 | ― |
経済 | 2 | 3 | 0 | ― |
国際経済 | 3 | 1 | 0 | ― |
国際経済 | 2 | 0 | 0 | ― |
総合政策 | 3 | 1 | 0 | ― |
総合政策 | 2 | 0 | 0 | ― |
経済(第2部) | 3 | 1 | 0 | ― |
経済(第2部) | 2 | 0 | 0 | ― |
年度ごとの志願者数・合格者数の推移
東洋大学は東洋大学 経済学部 編入試験の倍率について複数年を比較したデータを提供していません。ただし、2026年度の入試要項には2025年度の結果が掲載されている可能性が高いため、2024年度の結果と比較することが有効です。
いずれにせよ、2024年度の結果からわかることは、合計10名の志願者に対して、合格者が0人という結果がありうるということであり、これは絶対評価の採用を示唆しています。
“倍率” という指標の限界
編入試験では、一般入試のように「倍率○倍だから難しい/易しい」とは単純に言えません。数字が意味を持ちにくい3つの要因を整理します。
- 英語スコア要件(TOEIC®公開テスト450点以上)
出願段階で足切りが行われるため、母集団が年によって激減・増加する。 - 試験日程の重複と併願行動
秋に私大編入試験が集中するため、受験生の動向が毎年変わる。ある大学と日程が重なれば志願者が減る。 - 絶対評価+若干名枠
基準を超える受験生がゼロなら合格者ゼロ、基準を超えた全員を合格させる年もあり得る。
結論:倍率そのものより、自分が基準点を超える準備をしているかが合否を左右します。

科目別の具体的対策法
ここでは「東洋大学 経済学部 編入」を想定し、筆記試験(経済学)で合格水準に達するまでのロードマップを4段階で示します。過去3年分の問題冊子を精査したうえで、頻出テーマと学習上の落とし穴を具体的に盛り込みました。
経済学筆記試験対策 ― 基礎固め ▶ 応用演習 ▶ 実戦仕上げ ▶ 時事融合
段階 | 目標 | 具体アクション | 目安期間 |
---|---|---|---|
Stage 0 (準備) | 教材選定と時間確保 | ・TOEICスコア提出済みか確認し、筆記学習に専念できる計画を立てる。・ミクロ/マクロ1冊ずつ+問題集1冊+過去問3年分を購入・印刷。 | 6〜8 月 |
Stage 1 (基礎インプット) | 理論とグラフを書いて説明できる | ミクロ:需要供給・弾力性・費用曲線・市場構造。マクロ:GDP 三面等価・IS–LM・AD–AS・成長理論。– 市販教科書(例:高橋『基礎からのミクロ経済学』)を「読む→章末問題を手書き→解説確認→30 語で要約」。– 毎週2テーマずつ図をノートに再現し、変化パターンを口頭で説明。 | 8〜9 月 |
Stage 2 (応用演習) | 典型問題で8割正答 | – 専門問題集(経済学検定®/JME 用など)のミクロ/マクロ各 100 問を“60 分タイマー解答→赤ペン添削”で回す。– 比較優位・関税・為替など国際経済分野を追加。– 論述テンプレ〔背景→理論→グラフ/数式→自分の主張→まとめ〕を400 字以内で書けるまでブラッシュアップ。 | 9〜10 月 |
Stage 3 (過去問実戦) | 60 分本番形式で6〜7割超 | – 直近3年分を年度順に解く。 2024 問題: ・大問1 消費者余剰の図示と面積計算 ・大問2 IS–LM 図で金融緩和の効果を論述 2023 問題: ・比較優位モデルで通商利益を計算 2022 問題: ・フィリップス曲線とインフレ期待の図示 – 各回「答案の途中式・軸ラベルの欠落」を赤で修正。- 得点率が6割を切る単元は Stage 1 〜 2 に戻って再演習。 | 10〜11 月 |
Stage 4 (時事融合 & 模試) | 理論を現実経済にリンク | – 毎日1記事『日経』『WSJ Japan』からピックし、200 字要約+理論リンク(例:円安→弾力性→貿易収支)。– 模擬テスト(ゼミ/予備校)で60 分 200 点満点の疑似本番を2回以上。– 面接想定問答に筆記論点を取り込み、「金融政策→IS–LM 図を口頭説明」などクロストレーニング。 | 11 月 |
期間は試験が11 月下旬の場合の目安。開始が遅い場合は Stage 1〜3 を圧縮せず、演習量を削るより学習時間を確保する方が得点への寄与が大きい。
A. Stage 1 ― 基礎理論の「見える化」
- ミクロ経済学
- 需要・供給分析:価格上限/下限・補助金・課税の厚生効果。
- 消費者行動:無差別曲線と予算制約を重ね、ラグランジュ法で最適消費点を導出できるように。
- 生産理論:コブ=ダグラス型生産関数の規模に関する収穫を計算し、費用曲線に転記。
- 市場構造:独占と完全競争の余剰比較、クールノー数量競争モデルの出題実績あり。
- マクロ経済学
- 三面等価と GDP デフレーター:2022 年度問題で実数・名目 GDP の算出を要求。
- IS–LM モデル:均衡 Y と r の変化を微分で比較静学的に導出できるレベル。
- AD–AS とインフレ:2022 年度は短期フィリップス曲線と期待インフレ率が論述テーマ。
- 経済成長理論:ソロー模型の黄金律資本ストックを計算させる設問も実績あり。
Tips:理論暗記ではなく、「グラフ→式→現実例」をワンセットで説明できるかが採点基準。答案用紙には軸ラベル・均衡点座標・変化前後の矢印を忘れず書く。
B. Stage 2 ― 応用演習で“手が動く”状態へ
- 問題集の選び方
– 日経 TEST・経済学検定®の“数式応用” セクションが筆記難度とほぼ合致。
– 独占・寡占の線形逆需要モデル、乗数理論の数値演算など“計算+文章”を同時に訓練。 - 論述テンプレート
- 背景/現象(50 字)
- 理論の要約(100 字)
- 図・式を用いた分析(150 字+図)
- 自分の立場/政策示唆(80 字)
- まとめ(20 字)
—––> 400 字前後で収め、段落冒頭を1字下げ+行頭にキーワードを置く書式が減点防止につながる。
C. Stage 3 ― 過去問実戦と弱点潰し
- 年度順に解く理由:最新傾向 → 基礎回帰の順で穴を把握。
- 採点基準に沿ったセルフ添削
- 途中式未記載は0点になる設問が多い。微分過程や代入式を必ず残す。
- 作図は厚生三角形の網掛けなど、答案用紙でも視覚的に分かる書き方が高得点に直結。
- 弱点は単元レベルに分解して再学習
– 例:2023 年度の比較優位計算問題が0点 → 応用問題集「国際経済学演習」該当章を集中復習。
D. Stage 4 ― 時事経済と面接対策のブリッジ
- 日経平均“大幅下落”記事を 200 字で理論分析
– 「金融引締め → LM シフト → 投資減 → IS 移動」と図示できるかを確認。 - 面接想定問答とのクロス練習
– Q「日本のインフレ率が目標を上回った場合、金融政策と財政政策の組み合わせは?」
– A「IS–LM 図で示すと…」と筆記で書いた図を空中に描く動作を入れると印象が強まる。
推奨教材リスト(抜粋)
目的 | 書籍・教材 | コメント |
---|---|---|
理論インプット | ・マンキュー『マクロ経済学(入門編)』 | 図が豊富で自習向き。 |
計算演習 | ・久保庭眞彰『演習ミクロ経済学』・吉本佳生『計量経済学入門』 | 数式に慣れる。 |
国際経済 | ・セルバンテス『現代国際経済学』 | 比較優位〜為替まで網羅。 |
論述強化 | ・毎日 400 字トレーニング(自作ノート) | 答案用紙は 400 字罫線想定。 |
時事対策 | ・日経テレコン/WSJ Japan | 直近 1 年のニュースを要約。 |
面接対策:志望理由と時事経済を軸にした“話せる力”づくり
東洋大学経済学部の面接は、筆記と同点(100 点)の配点が与えられる最重要パートです。講義内容や研究指向を深掘りし、口頭試問で経済学的思考力を示すことが合否を左右します。以下では「情報収集▶整理▶練習▶本番」の4ステップで具体策を示します。
ステップ | ゴール | 具体タスク・チェックリスト |
---|---|---|
① 情報収集 | “東洋大経済学部で学ぶ必然性”を構築 | ▸ 大学案内の学科ページ・シラバスを全文読み込み、学びたいゼミ・科目を抜粋。▸ 指導予定教授の論文タイトル/研究キーワードを Google Scholar で調査し、A4 一枚にまとめる。 |
② 情報整理 | 30 秒で言える志望理由プレップ | ▸ PREP 法(Point 結論→ Reason 理由→ Evidence 根拠→ Point まとめ)で 250 字原稿を作成。▸ 志望理由は〈学びの目的+〈ゼミ/科目〉+〈将来像〉の三層構造にする。▸ 自己 PR は「短大で学んだ統計学を生かし研究会で ○○ を行った」など事実を含める。 |
③ 練習 | 話す→録音→自己添削を2サイクル | ▸ スマホ録音で3分スピーチ→再生して話しの速さやボリュームを確認。▸ 講師に模擬面接を依頼し、回答内容だけでなく、目線や態度を客観的に評価。▸ 想定問答集を作り、「答え→掘り下げ質問→再回答」の往復練習を実施。 |
④ 本番 | “考えながら話す”余裕を確保 | ▸ 試験当日は想定問答集を確認しつつもリラックスして臨む。▸ 着席時は背筋を伸ばし、冒頭の自己紹介を簡潔にまとめてペースをつかむ。▸ 質問が長い場合は一度復唱し要点を確認、時間を取っても減点されない。 |
A. 志望理由を掘り下げる4ポイント
- 学問的動機
「公共経済学を専門とする▲▲教授のゼミで、地方財政の課税構造を比較分析したい」など、“やりたい研究テーマ+指導教員名”をペアで提示。 - カリキュラムの独自性
東洋大経済学部は「ゼミナール」や「哲学との関わり」といった点が他大と異なる。これを具体的に言及すると説得力が上がる。 - 環境・制度面の魅力
例:短期海外研修など、パンフレットや公式サイトに記載されている制度を引用。 - キャリアと接続
データ分析職志望なら「学部で得た STATA・R のスキルを民間調査機関で実務応用したい」など具体的に描く。
B. 時事経済・専門口頭試問への5ステップ対応
ステップ | 行動例 |
---|---|
① 毎日1記事要約 | 日経速報 or IMF ブログから 1 トピックを 100 字に圧縮。 |
② 理論タグ付け | 例:「円安→Jカーブ効果→貿易収支」をメモに紐付け。 |
③ 図・式に落とす | AD–AS/IS–LM に書き込み、矢印を付けてスマホで撮影。 |
④ 口頭 60 秒説明 | ストップウォッチで測り、PREP 構成で話す。 |
⑤ 追質問想定 | 「政策提言は?」→金利誘導・構造改革など 2 つ案を準備。 |
C. プレゼン・ディスカッション練習の具体例
- 想定問答集カード:表に質問「最近の物価上昇をどう見る?」、裏に3ポイント回答を箇条書き。
- “経済を1分で説明”ゲーム:講師がニュース見出しを提示→1分で要点+理論で解説。
英語スコア(TOEIC® L&R 450 点)のクリア戦略
1. スコア要件を満たすまでの逆算カレンダー
時期 | マイルストーン | 具体アクション |
---|---|---|
T–26 週 | 受験計画立案 | IIBC 公開テスト日程(年6回)を確認し、出願締切に間に合う回を必ず予約。 |
T–24 週 | 語彙・文法基礎 | 金フレ 600 語レベル+公式問題集 PART 5 など。 |
T–20 週 | PART 2/3 対策 | シャドーイング 10 分/日。 L&R を1セット解き模試フォームでスコア推計。 |
T–12 週 | 最終公開テスト受験 | 450 点未達の場合、直後にIP テスト併用校を探す(※東洋大は不可だが他大学併願対策)。 |
T–8 週 | 結果到着 | 公式認定証の原本をスキャンしPDF 保管。 |
T–6 週 | 書類セット準備 | 志願票・英語証明・成績証明書をまとめ封筒作成。 |
T–0 週 | 出願締切 | 余裕を持って簡易書留速達で発送。 |
2. 効率重視のスコアメイク3ポイント
- リスニング>リーディング比重 6:4
450 点なら L 250/R 200 が現実的。PART 1~3 の写真・応答・会話を集中強化。 - 公式問題集2冊+アプリ1つなど教材を絞る
多教材乱読は非効率になりがち。焦点を絞った対策を意識する。

出願から合格までのスケジュール例
ここでは、試験日が11月下旬に実施される場合を想定し、約6か月前から逆算した出願準備・学習・手続きの進め方を具体的に解説します。社会人や在学中の方は、仕事・学業との調整が必要になるため、1年前からなど早期スタートが合格への鍵となります。
半年前(5月〜6月)〜4か月前(7月〜8月):情報収集と基礎固めの時期
- (1)大学・学部の情報収集を開始する
- 東洋大学公式サイトおよび経済学部の学科別ページで、カリキュラム構成/開講ゼミ/卒業後の進路実績/教員紹介などを調査します。
- 「なぜ東洋大学なのか」を論理的に語るためには、他大学との違いや、自分の学習目的との一致点を見つけておく必要があります。
- 特に、ゼミナール配属制度や「統計・データ分析」「公共政策」「国際経済」などの専門領域の展開を調べると、面接対策にも活かせます。
- (2)英語スコア対策のスタート
- 経済学部の出願にはTOEIC Listening & Reading Test 450点以上(公開テストのみ)のスコア提出が必須です。
- 公式認定証が届くまでに試験日から2〜4週間程度かかるため、この時期に少なくとも1回は受験を済ませておきましょう。
- スコアが未達の方は、市販のTOEIC対策本・模試/単語帳/アプリを併用して短期集中でのスコアメイクを行います。
- (3)経済学の基礎理論を学習開始
- 使用教材は、大学1〜2年生向け教科書(ミクロ経済学/マクロ経済学)+演習書1冊などです。
- 「需要と供給」「市場の効率性」「IS-LMモデル」「GDPと失業率」など、頻出テーマをグラフで説明できる状態を目指しましょう。
- 平行して、『日経新聞』や『日経テレコン』などで、円安・物価・金融政策などの時事トピックに触れ、関心のある分野を見つけておくと後の面接対策に活きます。
3か月前(9月):実戦演習と出願準備の本格化
- (1)過去問演習の開始と分析
- 東洋大学経済学部の過去3年分の筆記試験問題(2022〜2024年度)を入手し、年度順に60分タイマーを使って解くことで、時間感覚と出題傾向を掴みます。
- 解けなかった問題は教科書や参考書に戻って復習し、グラフの再描画・式の再展開など“手を動かす復習”を行うことで定着を図ります。
- (2)英語スコアの最終確認と対策
- 9月に実施されるTOEIC公開テストは、出願締切(10月上旬)にスコア証明書が届く最後のチャンスになる可能性があります。
- 申し込み忘れがないよう、IIBC公式サイトで出願日を確認のうえ即時申し込みを推奨します。
- (3)志望理由・自己PRの草案作成
- 志望理由はPREP法(結論→理由→根拠→まとめ)で構成し、「東洋大経済学部でなければならない理由」「学びたい分野」「将来展望」の3点を明確に記述します。
- 自己PRでは、短大・他大学で履修した科目、社会人での実務経験と経済学との接点を述べると説得力が高まります。
- 作成した草案はプロの講師など第三者にレビューしてもらうことで、面接時にスムーズに話せる準備になります。
出願期(10月上旬):出願書類と模擬練習の仕上げ
- (1)正式出願:インターネット登録+書類郵送
- 東洋大学の出願はインターネット出願+志願票等の郵送提出という2段階形式です。
- 出願書類には以下が必要で、TOEIC公式認定証の原本/成績証明書/在学(または卒業)証明書/履歴書(大学所定様式)などが含まれます。
- 成績証明書や在学証明書は、在籍大学での発行に日数を要することがあるため、遅くとも9月中に発行依頼を行うことが望ましいです。
- (2)模擬面接の実施
- 面接は配点が高く、合否に直結します。2〜3回の模擬面接は必須と考え、本番形式での練習を家族・指導者に依頼しましょう。
- 想定質問(例:「最近の経済ニュース」「物価上昇のメカニズム」「日本の成長戦略」など)に対して理論+自分の意見を交えて答える訓練が効果的です。
- (3)筆記試験の応用演習と仕上げ
- 本番を想定した60分形式で過去問+他大学編入問題集(ミクロ・マクロ)を複数セット解く。
- “部分点を落とさない答案作り”を意識して、軸ラベル・式展開・論述段落構成などをチェックポイントにします。
試験直前期(11月上旬〜中旬):仕上げと当日準備
- (1)知識とスキルの最終調整
- 直前期には、新たな分野に手を広げるよりも、基礎理論の再確認・典型グラフの描画演習・論述テンプレの暗唱に集中。
- 過去1か月の経済ニュース(例:日銀政策・インフレ・為替動向)をまとめ、予想される口頭質問に備える。
- (2)当日の準備とアクセス確認
- 必須持ち物(受験票・筆記用具・身分証・腕時計・控えのスコア証明など)を前夜までに揃える。
- 会場となる白山キャンパスは文京区に位置するため、地方からの受験者は前泊やアクセスルートの事前下見も検討を。
- 面接の順番によっては待ち時間が長くなる場合があるため、軽食・水分・待機中の資料も持参しておくと安心です。
試験当日〜合格発表(12月上旬)
- (1)試験当日の流れ(例年)
- 朝9:00前後に集合、9:20から経済学筆記試験(60分)→休憩→面接という流れ。
- 面接は複数教員による個別実施。志望理由・時事経済・経済学の基礎理解を問われる可能性が高い。
- (2)合格発表と入学手続き
- 合格発表は12月上旬(例年12月1週目)に大学公式入試サイトに受験番号で掲示されます。
- 合格者にはその後、郵送で合格通知書・入学手続案内・納付金案内等の書類が届くため、内容を確認して12月中旬頃の納付締切に間に合うよう準備を進めましょう。
- 入学手続では、授業料・入学金などの納入+オンライン手続が必要です。

東洋大学 経済学部 編入後の学生生活:単位認定と学習環境
単位認定の仕組みと注意点
東洋大学経済学部に編入学または転入学した場合、在籍していた短期大学・専門学校・他大学等で修得した単位が一定数認定される制度があります。単位の認定には、大きく分けて次の2つの方式が用いられます。
■ 一括認定
出身校で修得した内容を、カリキュラム上の基礎科目等と一括して「〇〇単位分」として認定する形式です。これにより、1・2年次科目のうち一定範囲の単位が自動的に充当される場合があります。3年次の場合は62単位、2年次の場合は32単位が上限です。
■ 個別認定
履修した各科目と学科教育課程表を1科目ずつ照合し、個別判断で認定されます。審査を経て「認定される」「一部不足で再履修が必要」と判断が分かれることもあります。
■ 注意点
- 認定される単位が少なければ、3年次編入であっても卒業に必要な単位(124単位)を満たすために、2年分相当の履修を1年強でこなす必要が出てきます。
- 認定単位は、入学後に正式決定されるため、合格後のオリエンテーションで必ず確認を行いましょう。
編入後の履修と学習サポート体制
■ 3年次編入生の学習上の特徴
- 経済学部では3年次から専門科目・ゼミナール・演習授業が本格的にスタートします。特にゼミは担当教員の研究テーマに沿ってグループで議論・発表・論文作成などを行う重要な活動です。
- 一方で、1・2年次の必修または基礎科目のうち、認定されなかった科目については、3・4年次で追加履修する必要があるため、時間割の調整が求められます。
■ 学習支援・履修相談体制
- 経済学部では、ゼミ担当教員・教務課などが履修・学習に関する相談を受け付けています。
- 編入生を対象にした説明もなされるため、履修ルールや進級条件を十分に理解したうえで、計画的に単位を積み重ねていくことが大切です。
- 履修登録時には、科目区分(必修・選択・自由)や卒業要件単位数をチェックしながら進めましょう。
東洋大学経済学部の学生生活の特色と魅力
■ 学びを深めるゼミ・研究会活動
- 経済学部のゼミでは、実社会との連携を重視したフィールドワークやプレゼン発表など、理論を応用する実践的な機会が豊富にあります。
- 一部のゼミでは、官公庁・企業との共同研究やインターンシップを組み合わせた授業が展開されることもあり、社会との接点を強く意識した学びが可能です。
■ 手厚いキャリアサポート体制
- 白山キャンパス内にはキャリア支援を専門とする部署があり、就職活動に必要な情報提供やエントリーシートの添削・模擬面接・個別カウンセリングなどの支援を受けられます。
- 毎年開催される学内合同企業説明会には数十社が参加し、OB・OGの講演を聞ける機会もあります。中途編入であっても、同様の支援が受けられる点は心強いポイントです。
■ 都心型キャンパスの利便性
- 経済学部の授業はすべて東京都文京区の白山キャンパスで行われます。都営三田線「白山駅」から徒歩圏内という好立地で、首都圏の主要エリアからアクセスしやすいのが魅力です。
- 編入生の中には、学業とアルバイトや就職活動、資格取得の両立を行う学生も多く、都市型キャンパスでの時間の使い方は柔軟性があります。

よくある質問と回答(FAQ)
編入試験と一般入試の違いは?
一般入試は高校卒業後の1年次入学を前提とした試験で、偏差値・科目数(国語・英語・数学・歴史など)に基づく相対評価が中心です。一方、編入試験は大学・短大・専門学校などで単位を修得済みの者が対象で、経済学の専門筆記と面接による人物評価(=絶対評価に近い)が行われます。
また、一般入試は100人単位の募集があるのに対し、東洋大の編入学は「若干名」の募集であり、合格者がゼロとなる可能性もあるという点大きな違いです。
出願資格や単位不足が不安な場合は?
募集要項には、編入・転入学に際して「2年以上の在学+62単位以上修得済(3年次編入の場合)」などの明確な基準が定められています。出願資格を満たしているか不安な場合は、現在の在籍校(短大・大学)の教務課に早めに確認し、修得見込み単位が条件を満たすかをチェックしてください。
また、TOEICスコア等の英語資格も出願時に証明書提出が求められます。大学はスコア未提出者の出願を受理しない方針のため、取得時期・提出形式(公式認定証の原本)に関しても余裕をもって準備しましょう。
社会人編入の注意点とは?
社会人向けの転入・編入学は、一般枠と共通の日程・内容で試験が行われます。面接では、これまでの業務内容やスキルが経済学の学習とどうつながるか、今後の学問的展望や進路への貢献性などを論理的に説明することが重要です。
また、働きながらの学修を予定する方は、入学後の時間的・金銭的なリソース計画(学費納入スケジュール・勤務調整など)を具体的に設計しておく必要があります。

まとめと合格へのアドバイス
東洋大学 経済学部 編入試験は、募集定員が「若干名」とされ、合格者数も変動します。ときには、志願者がいても全員不合格となる年度もあることが特徴です。
しかし裏を返せば、出願資格・学力・志望動機が大学側の基準を満たせば、合格できるチャンスもある入試制度とも言えます。倍率に振り回されず、着実に合格基準を超える準備を進めることが大切です。
なお、志願者が複数いるにも関わらず、合格者が0名という24年度の結果を受けて不安に思った方は、他学部を受験するというのも1つの手です。東洋大学の法学部や文学部、社会学部は複数の合格者を出しています。興味のある方は以下からご確認ください。
法学部
【大学編入】これでわかる!東洋大学法学部(3年次編入)の傾向と対策
文学部
【2025年度最新版】東洋大学 文学部 編入への道:試験対策・難易度・倍率から合格戦略まで徹底解説
社会学部
【2025年度最新版】東洋大学 社会学部 編入試験の完全ガイド:難易度・合格者・倍率の詳細から具体的な対策まで
合格に向けて押さえておくべき5つの戦略ポイント
① 英語スコアは出願要件。早期に確保する
- TOEICスコア(L&R公開テスト450点以上)は、出願段階で必須です。スコア未達では受験資格がないため、出願半年前には取得完了が理想的です。認定証の到着も考慮し、早めの試験日予約と対策が重要です。
② 経済学の基礎理論+論述力を養う
- 筆記試験では、ミクロ経済学・マクロ経済学の理論に加え、グラフ描写・数式計算・経済的視点での論述が問われます。大学教養レベルの参考書+演習書+過去問3年分を使った段階的学習で実力を高めましょう。
③ 面接対策は“話せる経済学”を意識
- 志望理由・自己PRに加えて、「最近の経済ニュース」「物価上昇の影響」などを問われる可能性もあります。理論と実社会をつなぐ説明力を音読・模擬面接で鍛えることで評価が高まります。
④ 書類不備・出願手続の遅れは致命的
- 必要書類の発行(成績証明書・在学証明・TOEICスコア)には時間がかかります。募集要項で形式・提出期限・原本要否を確認し、10月出願に向けて9月中に全準備を終えるのが理想です。
⑤ 編入後の学びとキャリアを明確に描く
- ゼミ・研究テーマ・履修計画を事前に調べ、「東洋大学で何を学びたいか」「将来どう活かしたいか」を語れるようにしておくと、面接でも説得力が増します。また、卒業後のキャリア支援体制やゼミ活動への理解も志望理由の強化材料になります。
本記事が「東洋大学 経済学部 編入」「東洋大学 編入試験」「編入 難易度・合格者数・倍率」などの疑問を抱える皆様にとって、有意義な道しるべになることを願っています。
編入試験は、方法次第で十分合格を掴める入試形式です。大切なのは、自分自身の状況に合ったスケジュールと方法で準備を進め、「東洋大学で学びたい」という意志を明確に持つことです。
情報収集・学力形成・面接準備・手続スケジュールの4点をバランスよく進めていけば、合格は決して遠くありません。あなたの挑戦を心から応援しています。
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