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横浜国立大学の総合型選抜 自己推薦書|学部別の設問
コラム
横浜国立大学の総合型選抜 自己推薦書|学部別の設問
横浜国立大学の総合型選抜で自己推薦書を作るときは、最初に志望学部・学科・教育プログラムの設問を確定してください。2027年度入試では、教育学部、経済学部、理工学部、都市科学部が総合型選抜を実施しますが、問われる内容も字数も作成方法も同じではありません。
自己推薦書は「自分の長所を自由に宣伝する書類」ではなく、設問に沿って志望先との適合を根拠で示す書類です。活動実績の大きさだけで勝負するのではなく、何を問題だと捉え、どう行動し、何を学び、その学びを横浜国立大学でどう発展させるかを一続きにします。
本記事は、横浜国立大学が公表した2027年度学生募集要項を基準に、学部別の設問、書き方、面接まで見据えた準備方法を整理します。年度により設問・字数・提出方法・選抜方法は変わり得るため、実際の出願時には志望年度の募集要項と所定様式を必ず照合してください。
なお、教育学部の2027年度募集要項は、自己推薦書について、志願者本人が内容を考えて手書きすること、指導者や生成AIなどが作成した文章の一部または全部を使わないことを明記しています。本記事は設問の理解と考えの整理に利用し、提出文そのものは受験生本人の経験と言葉で作成してください。
横浜国立大学の学部別設問の整理や、自分の経験を言葉にする準備は、無料相談で相談できます。
横浜国立大学の総合型選抜|自己推薦書の設問一覧
2027年度は4学部で内容が異なる
まず、設問の全体像を比較します。横浜国立大学には教育、経済、経営、理工、都市科学の5学部がありますが、2027年度の総合型選抜募集要項が公表されているのは教育学部、経済学部、理工学部、都市科学部です。経営学部は学校推薦型選抜を実施しており、この記事で扱う総合型選抜の自己推薦書には含めません。
| 学部・学科等 | 自己推薦書の主な設問 | 分量・作成方法 |
|---|---|---|
| 教育学部・地域教員希望枠 | 神奈川県内の教職を目指す理由、教職を目指す資質・適性、地域の教育課題に向けて学んだことと入学後に深めたいこと | 3点を合わせて1,000字以内、所定3枚、本人が手書き |
| 教育学部・専門領域枠 | 志願領域で教職を目指す理由、教職を目指す資質・適性、領域について学んだことと入学後に深めたいこと | 3点を合わせて1,000字以内、所定3枚、本人が手書き |
| 経済学部・一般プログラム | 志望理由と、自分が学部にふさわしい理由。学習等の成果や関心を持つ社会経済問題にも触れる | 1,000字以内、原則PC等で入力 |
| 理工学部・材料工学EP | 材料工学教育プログラムへの熱意、学んだ後の将来の夢 | 各600字程度、手書き |
| 理工学部・海洋空間のシステムデザインEP | 教育プログラムへの熱意 | 1,000字程度、手書き |
| 都市科学部・都市社会共生学科 | 志望動機、方針を踏まえた学習等の成果、関心を持つ問題 | 600字程度、手書き |
| 都市科学部・建築学科 | 建築学科に対する熱意 | 1,000字程度、手書き |
| 都市科学部・都市基盤学科 | 志望理由、卒業後の姿、自分の特徴、勉強以外で力を入れたこと・得意なこと | 400字程度と200字程度3項目、手書き |
| 都市科学部・環境リスク共生学科 | 環境リスク共生学科に対する熱意 | 1,000字程度、手書き |
同じ「熱意」という設問でも、学科の教育内容と自分の行動を結び付けなければ具体的な推薦理由にはなりません。学部名だけを入れ替えても成立する文章ではなく、その学科でなければ実現しにくい学びを特定する必要があります。
出願時期は学部ごとに違う
2027年度の出願受付は、経済学部が2026年9月1日から9月4日、都市科学部が9月10日から9月17日、理工学部が9月11日から9月17日、教育学部が9月24日から9月30日です。いずれも大学公式募集要項で確認できる日程ですが、到着期限や消印の扱い、郵送方法にも条件があります。
文部科学省の2027年度大学入学者選抜実施要項では、総合型選抜の願書受付は2026年9月1日以降、合格者発表は11月1日以降とされています。横浜国立大学でも選抜は学部によって複数段階に分かれ、大学入学共通テストを最終選抜に利用する学科があります。自己推薦書の締切だけでなく、面接、実技、共通テストまでを一つの選抜として確認することが重要です。
募集要項を読んだら、設問、字数、作成方法、証明資料の可否、出願資格、共通テストの指定科目を一枚の確認表にしてください。自己推薦書が完成しても、資格や指定科目を満たさなければ出願や最終合格の対象にならない場合があります。
「自己推薦書」という名称だけで判断しない
横浜国立大学の一般選抜でも、学部によって自己推薦書またはそれに相当する課題が出願書類に含まれることがあります。しかし、一般選抜の書類と総合型選抜の自己推薦書は、選抜区分も目的も提出方法も別です。検索するときは「横浜国立大学 自己推薦書」だけでなく、「2027年度」「総合型選抜」「志望学部」を加え、募集要項の表紙を確認してください。
参考にする年度や選抜区分を間違えると、正しく書いたつもりでも別の設問に答えることになります。学校や予備校で過去の様式を渡された場合も、最新年度の公式ページに同じものが掲載されているかを照合します。
また、字数表現にも注意が必要です。教育学部と経済学部は「1,000字以内」である一方、理工学部や都市科学部には「600字程度」「1,000字程度」という指定があります。「以内」は上限を越えないように数え、「程度」は所定欄に収まり、設問へ十分に答えられる分量を目安にします。句読点や数字の数え方について個別の指示があれば、大学の指示を優先してください。
教育学部の自己推薦書|地域教員希望枠・専門領域枠
地域教員希望枠の3つの設問
教育学部学校教員養成課程の地域教員希望枠では、次の3点を合わせて1,000字以内で記述します。
- 神奈川県内の教職を目指す理由
- 教職を目指す自分の特筆すべき資質や適性
- 神奈川県内の地域における教育課題に取り組むために、これまで学習してきたことと、入学後に特に学びを深めたいこと
1番目では「子どもが好きだから」だけで終わらせず、なぜ教職なのか、なぜ神奈川県内なのかを分けて考えます。教員という仕事への理解が変化した具体的な経験を示すと、教職を希望する根拠が見えます。学校行事の支援、地域活動、教職セミナー、身近な児童生徒との関わりなどを振り返ってください。
3番目では、教育課題を大きな言葉のまま置かないことが大切です。「不登校」「特別支援」「多文化共生」「ICT活用」などを挙げるなら、神奈川県や自治体の教育振興基本計画、教育委員会の公開資料、学校現場での観察などを確認します。課題名を知っていることより、課題の当事者と条件を具体的に捉えていることが文章の説得力につながります。
専門領域枠の3つの設問
専門領域枠も合計1,000字以内ですが、地域ではなく志願する専門領域を軸にします。
- 志願する専門領域において教職を目指す理由
- 教職を目指す自分の特筆すべき資質や適性
- 志願する専門領域について、これまで学習してきたことと、入学後に特に学びを深めたいこと
たとえば数学領域なら「数学が得意」だけでなく、学習者がどこでつまずくと考えたか、説明方法をどう工夫したか、数学教育について何を探究したいかまで進めます。英語、美術、保健体育なども、競技歴や資格を並べるだけでは教職志望の説明になりません。その力を児童生徒の学びにどう転換したいのかが接続点です。
2番目の資質・適性は自己評価で終わらせず、観察できる事実を置きます。「協調性がある」なら、意見が異なるメンバーの役割をどう調整し、結果と反省が何だったかまで書きます。「責任感がある」なら、困難な状況で継続した行動を示します。性格を表す形容詞よりも、その性格が表れた選択と行動を書く方が、読み手は適性を判断できます。
教育学部の3設問を1,000字にまとめるための経験整理と構成づくりは、無料相談で相談できます。
教育学部は高大接続活動との整合も確認する
教育学部では自己推薦書だけでなく、高大接続活動記録と課題レポートも提出します。地域教員希望枠では、YNU教職セミナー、神奈川県内の教育委員会による教職セミナー等、または県内高校等の教職コース等の履修が要件に関係します。専門領域枠でも、教員養成系大学・学部や教育委員会の教職セミナー等、または高校等の教職コース等が関係します。
したがって、自己推薦書で語る教職志望の契機と、高大接続活動記録、課題レポートの問題意識が互いに無関係だと、人物像が伝わりにくくなります。同じ内容を繰り返す必要はありませんが、活動で得た問いが自己推薦書の志望理由へつながり、課題レポートでさらに考察される関係を作ります。
たとえば教職セミナーで特別な支援を必要とする児童生徒への関わりを学んだなら、参加した事実だけで終えず、受講前の認識、講義や活動で気づいたこと、その後に調べた制度や実践を整理します。その過程から「一人ひとりに寄り添う」といった抽象語を、授業設計、合理的配慮、学級内の対話など具体的な問いへ変えられます。
自己推薦書、高大接続活動記録、課題レポートは役割を分けながら、同じ志望の軸でつなげます。活動記録は参加の事実、課題レポートは教育課題への考察、自己推薦書は本人の志望理由と適性を中心にすると、単純な重複を避けられます。
2027年度要項では、自己推薦書は所定の3枚に、消せない黒のボールペンで、本人が手書きします。指導者や生成AI等が作成した文章を使うことは禁止されています。添削を受ける場合も、本人への質問を通して考えを明確にし、最終的な表現を本人が決めるという線を守ってください。
経済学部の自己推薦書|社会経済問題までつなげる
1,000字以内で問われる内容
経済学部の一般プログラムでは、なぜ横浜国立大学経済学部を志望するのか、自分がなぜ同学部にふさわしいのかを、アドミッション・ポリシーに基づいて1,000字以内で書きます。その際、これまでの学習等の活動の成果や、自分が関心を持つ社会経済問題等に触れることが求められています。
経済学部の設問は「志望理由」「適合性」「学習成果」「社会経済問題」の4要素を一つの論理にまとめる設計です。四つを順番に短く説明するだけでは散漫になりやすいため、関心のある問題を中心に据えるとまとまります。
たとえば地域交通の維持に関心があるなら、身近な不便を感じた経験だけでなく、人口構成、運行費用、自治体の支援、利用者の選択など、経済学で分析できる要因へ視野を広げます。学校の探究活動でアンケートを取ったのであれば、調査方法、得られた結果、結果から言える範囲、残った限界を明確にします。その限界を大学で学ぶ統計、公共経済、都市経済などへ接続できます。
ニュースの感想文にしない
社会経済問題は、ニュースの要約や「解決すべきだ」という感想だけで終えないことが重要です。なぜその問題が起きるのかについて仮説を置き、自分がどの資料を読み、何を確かめたかを書きます。公的統計を使う場合は、調査主体、対象年、指標の定義まで確認します。
解決案を出すなら、便益だけでなく費用や副作用、立場による利害の違いにも触れます。最低賃金、物価、少子高齢化、格差、環境政策、国際貿易といった題材には唯一の正解があるわけではありません。結論の派手さより、根拠を比較し、自分の仮説を修正できる姿勢の方が学問への適性を示しやすくなります。
資料を選ぶときは、ニュース記事だけでなく、政府統計、自治体の計画、白書、研究機関の報告など、定義と調査方法を確認できる資料に当たります。数値が増減した事実と、その原因についての推測は分けて書きます。相関が見えても原因が確定するとは限らないため、「この資料からは何が言えないか」まで考えると、大学で検証したい課題が明確になります。
社会経済問題は、身近な違和感を公的資料で確かめ、複数の原因と立場を比べて問いに変えます。自己推薦書の中で完全な解決策を提示する必要はありません。現時点の仮説と、経済学の方法を学ぶ必要性が論理的につながることが大切です。
経済学部の様式は、原則としてPC等で入力し、MS明朝11ポイント、黒、加飾なし、横40文字以内、全体1,000字以内という指定があります。日本語入力や外字の反映が難しい場合に限って手書きも可能とされています。様式や文字形式を自己判断で変更せず、入力後の印刷状態まで募集要項と照合してください。
英語資格と共通テストも並行して確認する
2027年度の経済学部総合型選抜は、志願者数が募集人員の2倍を超えた場合、第1次選抜を英語資格・検定試験のスコアで行うとしています。その後の面接と大学入学共通テストを含めて段階的に選抜されます。自己推薦書だけで完結する入試ではありません。
自己推薦書の作成に時間を使う一方で、資格証明や大学入学共通テストの出願・指定科目の確認が遅れないようにします。英語資格の準備時期は総合型選抜の英検はいつまでに取る?出願期限からの逆算も参考にしてください。利用できる試験、スコア、有効期間は大学・年度ごとに異なるため、横浜国立大学の当該年度要項が最優先です。
経済学部の社会経済問題と学習経験を1本の志望理由につなげる準備は、無料相談で相談できます。
理工学部の自己推薦書|教育プログラム別に書く
材料工学教育プログラムは600字程度を2本
理工学部の総合型選抜は、機械・材料・海洋系学科の材料工学教育プログラムと、海洋空間のシステムデザイン教育プログラムで実施されます。材料工学教育プログラムでは、「プログラムに対する熱意」と「プログラムを学んだ後の将来の夢」を、それぞれ600字程度で書きます。
熱意の文章では、材料に興味を持った現象や製品を出発点にしても構いませんが、単なる憧れから一歩進めます。金属、セラミックス、高分子、複合材料などの性質と社会課題の関係について、高校で学んだ物理・化学・数学や自主的な調査をどう使ったかを示します。
将来の夢は職業名だけでは足りません。「研究者になりたい」なら、どのような材料上の課題に、どの視点から関わりたいのかを考えます。エネルギー効率、安全性、資源循環、製造コストなど、性能以外の条件もあります。現在の問い、大学で得たい知識、卒業後に生み出したい価値を時間軸でつなぐと、将来像が具体化します。
材料工学教育プログラムでは、自己推薦書を裏付ける実績資料のコピーを添付してもよいとされています。ポスターや造形物は写真にできます。ただし、資料を増やせば評価が上がると考えるのではなく、本文中のどの事実を裏付けるのかが分かる資料を選びます。添付条件は出願時の募集要項で再確認してください。
海洋空間のシステムデザイン教育プログラムは1,000字程度
海洋空間のシステムデザイン教育プログラムでは、同プログラムに対する熱意を1,000字程度で自己推薦します。対象は船舶だけに限定して考えず、海洋構造物、輸送、エネルギー、安全、環境、システム設計など、プログラムの教育・研究内容を公式サイトで確認して、自分の関心との交点を探します。
文章は、関心のきっかけ、調べたことや作ったもの、そこで直面した技術的な問い、横浜国立大学で学びたい内容という順で組み立てられます。模型製作、科学部、課題研究、プログラミング、競技、施設見学などがある場合は、結果だけでなく試行錯誤を説明します。
模型や制作物を扱う場合は、「作った」という結果より、要求条件をどう置き、どの案を比較し、失敗後にどの条件を変えたかを書きます。実験なら、観察した現象、測定方法、結果のばらつき、改善案を整理します。チーム活動では、自分の担当と全体成果を区別し、他者の意見によって設計を変えた場面も説明できるようにしてください。
理工系の熱意は、興味の強さを繰り返すより、問いを確かめるために行った試行錯誤で示します。まだ十分な設備や専門知識がなく実験できなかった場合も、文献調査や簡易なモデルでどこまで考えたか、その限界をどう認識したかは材料になります。
理工系の自己推薦書でも、専門用語の多さではなく、根拠を使って現象を考えた過程が読み手に伝わることが大切です。理解が曖昧な用語を並べると、面接の口頭試問で説明できなくなるおそれがあります。高校で学んだ範囲と自分で調べた範囲を区別し、分からない点を大学で深めたい問いとして示します。
面接の口頭試問から逆算する
両プログラムとも、第1次選抜は書類審査、第2次選抜は個人面接の口頭試問です。材料工学では自己推薦書の説明、志望動機、熱意、将来の夢、入学後の抱負に加え、数学、物理、化学などを活用した理工学的な考え方が審査されます。海洋空間のシステムデザインでも、数学や物理などを使う論理的思考力、理解力、表現力が問われます。
したがって、自己推薦書に書いた実験や探究について、目的、条件、結果、誤差、別の説明可能性まで口頭で説明できる状態にします。面接官から「なぜそう言えるのか」「条件を変えたらどうなるか」と聞かれても考え続けられる文章が望ましいです。暗記した完成文を再生するのではなく、自分の理解の地図として使ってください。
都市科学部の自己推薦書|4学科の違い
都市社会共生学科は600字程度と課題作文
都市社会共生学科の自己推薦書は、志望動機とアドミッション・ポリシーを踏まえ、これまでの学習等の活動成果や関心を持つ問題に触れながら、600字程度で自己推薦します。さらに、別に提示される課題に従う1,500〜2,000字程度の課題作文も必要です。
自己推薦書では、都市で生じる社会・文化・歴史・政治・経済上の問題のうち、自分の経験から継続して考えられるものを選びます。観光と生活、外国につながる住民との共生、再開発と記憶、公共空間の利用など、複数の立場が交差する問いでは、当事者を一括りにしないことが大切です。
600字の自己推薦書は自分と学科の接点を示し、課題作文は資料を踏まえて考える力を示すという役割の違いがあります。同じ主張を重複させるのではなく、両方を読んだときに関心と考察力が補い合うようにします。課題作文の公開方法・期限は年度ごとに募集要項で確認してください。
建築学科は熱意1,000字程度と実技がつながる
建築学科は、建築学科に対する熱意を1,000字程度で自己推薦します。図を入れることもできますが字数には含まれず、文字と図は手書きです。第1次選抜は書類審査に加えて、造形に関する思考力・表現力を見る実技試験が行われます。
建築物が好きという感想から、空間が人の行動や地域、環境、安全にどう関わるかという問いへ進めます。実際に建物や街路を観察した経験があれば、どこを見て、何に気づき、どんな疑問が残ったかを記録します。図は装飾として加えるのではなく、動線や光、構造など文章で伝えにくい考察を補うために使います。
第2次選抜では口頭試問の面接と、プレゼンテーションを含むグループ面接が課されます。自己推薦書で挙げた建築や課題について、外観の好みだけでなく、利用者、構造、環境、歴史的背景など別の観点からも話せるようにします。プレゼンの準備は総合型選抜のプレゼンのコツ|構成・スライド・話し方も参考になります。
都市科学部4学科の設問と選抜方法を踏まえた文章設計は、無料相談で相談できます。
都市基盤学科は4項目を分けて答える
都市基盤学科は設問が最も細かく、次の4項目に答えます。
- 自分の能力や実績、社会や技術への考えとの関係から述べる志望理由・400字程度
- 都市基盤学科を卒業した後の自分の姿・200字程度
- 自分の特徴(良い点、悪い点)・200字程度
- これまで勉強以外で力を入れてきたことや得意なこと・200字程度
4項目は別々に答えながら、一人の人物としてつながるようにします。志望理由では、防災、交通、水環境、インフラ維持、国際協力などの関心と、自分の観察や学習を結びます。卒業後の姿では職種名だけでなく、誰のどの課題にどう関わりたいかを書きます。
良い点と悪い点は、都合のよい言い換えだけにしません。たとえば慎重さが長所でも、決定が遅くなる課題があったなら、期限と判断基準を置いて改善した経験まで示します。勉強以外の活動では、部活動や委員会に限らず、家族内の役割、アルバイト、創作、地域活動、継続している趣味なども材料になります。設問ごとの回答を通して、課題を観察し、他者と協働し、改善できる人物像が伝わるかを確認します。
環境リスク共生学科は熱意1,000字程度
環境リスク共生学科は、学科に対する熱意を1,000字程度で自己推薦します。図を入れることができ、文字・図は手書きです。環境問題に関心があるという広い表現だけでなく、自然環境と人間社会の関係、リスクの評価、不確実性、利害調整など、学科の視点を公式の教育方針から確認します。
気候変動、生物多様性、災害、化学物質、土地利用などを題材にするときは、危機感だけで終えないようにします。どの地域・期間・主体を見ているか、どんなデータが必要か、対策によって誰にどの負担が生じるかまで考えます。面接では環境に関する社会的課題についての質疑と志望動機等の質疑があるため、書いたテーマ以外の関連課題にも視野を広げてください。
都市科学部の4学科は、同じ都市という対象を扱っていても、中心となる視点や選抜方法が異なります。社会共生では人文・社会科学を含む課題探究、建築では造形と空間、都市基盤ではインフラと技術・社会、環境リスクでは自然と社会の相互関係を意識します。学科名の印象だけで選ばず、カリキュラムとアドミッション・ポリシーを比較してください。
「都市に関心がある」から一歩進み、何を対象に、どの方法で明らかにしたいかによって学科を選びます。同じ防災でも、避難行動を研究したいのか、建築空間を設計したいのか、インフラを強くしたいのか、生態系を含むリスクを評価したいのかで適した学びは変わります。
自己推薦書の構成|経験・問題意識・大学での学びをつなぐ
基本は5つの要素で設計する
設問が違っても、自己推薦書の材料は次の5要素に整理できます。ただし、所定様式に複数の設問欄がある場合は、大学の区分を優先してください。
- 結論:志望理由または自分を推薦する中心的な理由
- 原点:関心を持った具体的な経験や観察
- 行動:調査、探究、制作、対話、改善など、自分が実際に行ったこと
- 学び:得られた理解と、まだ解けていない問い
- 接続:横浜国立大学で学ぶ内容と、卒業後に目指す方向
冒頭では結論を先に置きます。「私は貴学を志望します」だけでは情報が増えないため、「何を解明・実現するため、どの学びを求めて志望するのか」まで一文にします。その後に原点となる経験を置き、関心が一時的なものではないことを行動で示します。
経験は実績の肩書ではなく、課題に直面したときの判断と行動が分かる最小の場面まで具体化します。大会名や役職名は背景情報であり、それ自体が学びを説明するわけではありません。うまくいかなかった点と修正も含めると、探究の深さや成長が伝わります。
アドミッション・ポリシーは証拠と対応させる
アドミッション・ポリシーの文言をそのまま引用して「私は当てはまる」と宣言するだけでは十分ではありません。方針を、読み手が確認できる行動へ翻訳します。「主体性」なら、誰かに指示される前に何を始めたか。「協働」なら、異なる意見をどう取り入れたか。「思考力」なら、どの情報を比較して結論を変えたかを示します。
一つの経験ですべての方針を満たそうとすると不自然になります。志望学科が重視する点を2〜3個選び、それぞれに最も強い証拠を当てます。そのうえで、足りない能力を大学でどう伸ばすかも書けます。自己推薦は完成した人物を装うことではなく、入学後に伸びる基盤を示すことです。
対応表を作ると整理しやすくなります。左列に方針の要点、中央にそれを示す自分の事実、右列に入学後の学びを書きます。「多様な人々との協働」に対して文化祭の役職名だけを書くのではなく、意見対立の内容、合意形成のために変えた進め方、結果として残った課題を置きます。
方針と経験を一対一で対応させると、抽象的な自己評価を具体的な行動の証拠へ置き換えられます。対応する事実がない項目は無理に主張せず、これから伸ばしたい力として扱う方法もあります。
学びたい内容は科目名の列挙にしない
大学公式サイトで授業名や研究室名を調べることは有効ですが、固有名詞を多く並べるだけでは志望理由になりません。その授業でどの問いを深めたいのか、現在の自分に何が不足しているのかを説明します。教員名やカリキュラムは変更される場合があるため、出願時点の公式情報を確認してください。
「幅広く学びたい」も、そのままでは抽象的です。たとえば都市基盤なら、構造・水工・交通を横断する必要を自分の防災上の問いから説明します。経済なら、統計的な分析と制度の理解を組み合わせたい理由を示します。大学の魅力を紹介するのではなく、その教育環境を自分の未解決の問いにどう使うかを書くことが志望理由です。
経験の棚卸しからアドミッション・ポリシーとの接続まで、志望校別の準備を無料相談で確認できます。
自己推薦書を書く手順|出願から逆算する
手順1:募集要項と様式を保存する
横浜国立大学の入試情報ページから、志望年度・学部の募集要項と出願様式を入手します。検索結果や前年度の要項ではなく、表紙の年度、学部、選抜区分を確認してください。設問部分、出願資格、提出書類一覧、選抜方法、日程を読み、変更が公表されていないかも確認します。
確認項目は、設問の原文、字数が「以内」か「程度」か、手書きか入力か、図表の扱い、証明資料の可否、用紙サイズ、印刷方法、筆記具です。文章がよくても所定様式や作成条件を外れると受理されない可能性があるため、形式確認は内容作成と同じくらい重要です。
手順2:経験を事実単位で棚卸しする
高校生活を時系列で振り返り、授業、探究、部活動、委員会、資格、読書、制作、地域活動、家庭での経験などを書き出します。各経験について、次の質問に一行ずつ答えます。
- いつ、どこで、誰と、何に取り組んだか
- 最初にどの問題や目標を置いたか
- 自分が担当し、判断したことは何か
- 結果を何で確認したか
- 失敗や限界を受けて何を変えたか
- その経験から残った問いは何か
数字を使う場合は正確に確認できるものだけにします。参加者数、期間、調査件数、成績などは、記録と照合します。成果を誇張せず、自分が担当した行動とチーム全体が得た成果を分けて説明してください。
手順3:設問ごとに材料を選ぶ
棚卸しした経験をすべて入れる必要はありません。設問に直接答えられ、志望先の学びとつながり、面接で深掘りされても説明できる経験を選びます。似た実績を三つ並べるより、一つの経験の問題発見から改善までを具体的に述べる方が有効な場合があります。
都市基盤学科のように設問が分かれている場合は、同じ経験の繰り返しを避けます。一方、複数の欄を無理に無関係な話で埋める必要もありません。中心となる問題意識を共有しながら、志望理由では学問との接点、自己の特徴では行動特性、課外活動では協働の事実というように焦点を変えます。
手順4:一文の主張を決めてから構成する
下書きの前に、文章全体で最も伝えたいことを一文にします。たとえば「地域交通の利用実態をデータで捉え、持続可能な制度を考えるために経済学を学びたい」という形です。この一文を支える経験、学び、大学との接点だけを残します。
各段落の最初に要点を置き、その後に事実と解釈を置くと、限られた字数でも論理関係が伝わります。一段落に複数の主張を詰めず、「経験」「そこでの学び」「大学での発展」を分けてください。
手順5:内容、論理、表記の順に推敲する
初稿から言い回しだけを直すのではなく、まず設問への回答がそろっているか確認します。次に、主張と根拠の関係、時間の流れ、大学での学びへの接続を確認し、最後に誤字、表記、字数を整えます。推敲の観点を分けると、表面だけ整った抽象文になるのを防げます。
声に出して読むと、一文が長すぎる箇所や主語が曖昧な箇所を見つけやすくなります。他者に読んでもらう場合は、「良い文章か」ではなく、「私が解決したい問いは何と読めたか」「どの行動が私自身のものか」「横浜国立大学である理由が分かったか」と具体的に尋ねます。
事実確認用の表も別に作ります。活動名、実施日、主催者、自分の役割、人数、結果、参照した資料を記録し、本文の数字と一致させます。ウェブ情報を使った場合はページ名と閲覧日を残します。清書前に、先生や保護者など事実を知る人へ確認してもらうと、思い違いや誇張を減らせます。
推敲では文章の上手さだけでなく、設問への回答、事実の正確さ、面接での説明可能性を点検します。提出直前に大幅な表現変更をすると内容と記憶がずれるため、余裕を持って内容を確定し、最後は形式確認に時間を残してください。
手順6:手書き・印刷と提出物を点検する
手書き指定の学部では、完成稿を所定様式に清書する時間を確保します。小さすぎる字、過度な訂正、薄い筆記、欄外への記入を避け、指定された消えない筆記具を使います。図表を使える設問でも、図が本文の論理を補うか、文字が読めるかを確認します。
経済学部のように入力指定がある場合は、フォントや文字形式を変えず、PDF化や印刷時に行が欠けていないか確認します。最後に、氏名、ページ、受験番号欄の扱い、必要部数、証明資料、封筒、郵送期限までチェックします。
出願日から逆算した自己推薦書・面接・共通テストの準備計画は、無料相談で一緒に整理できます。
評価を下げやすい書き方と改善方法
大学案内の言葉を写している
「実践的な学びに魅力を感じた」「グローバルな環境で成長したい」といった表現は、それだけでは多くの志願者や大学に当てはまります。大学案内から得た言葉は、自分の問いと経験に結び付けて初めて意味を持ちます。
改善するときは、「どの実践」「なぜ必要」「何に使う」の三つを足します。たとえば、フィールドワークに魅力を感じるなら、自分が資料調査だけでは捉えられなかった現場の問題を示し、大学で誰の声をどの方法で確かめたいかまで考えます。
大学名を別の大学へ置き換えても成立する箇所には、学部・学科の公式方針とカリキュラムを調べ直して、自分の問いとの接点を足します。ただし、キャンパスの立地や知名度だけを中心にせず、教育内容と選抜が求める力に結び付けます。
大学固有の理由は、固有名詞の数ではなく、自分の問いと教育内容が対応していることで伝わります。授業名を挙げる場合も、そこで何を学び、どの問題へ使いたいのかまで書いてください。
実績の羅列になっている
大会、資格、委員長、ボランティアを順に並べても、志望学科への適性は自動的には伝わりません。読み手が知りたいのは、その経験でどのように課題を捉え、どう考えて動いたかです。
実績は「すごさ」を証明する飾りではなく、自分の思考や行動を再現可能な事実として示す根拠です。一つの経験について、当初の仮説、実行、結果、改善を深く書き、ほかの実績は必要な場合だけ短く補足します。
社会課題が大きすぎる
「世界の貧困をなくす」「環境問題を解決する」のような目標は大切ですが、1,000字前後では具体性を失いやすくなります。対象地域、当事者、制度、時間の範囲を絞り、自分が観察・調査した入口を置きます。
ただし、身近な経験だけで社会全体を断定しないようにします。個人の経験は問題意識の出発点であり、一般化するには資料や比較が必要です。「自分の学校ではこうだった」から「社会はすべてこうだ」と飛躍せず、公的資料や先行研究で位置づけます。
入学後の学びが研究者名だけに依存している
教員の研究に関心を持つことはよいのですが、特定教員の指導だけを志望理由にすると、担当や研究体制が変わった場合に文章の土台が崩れます。学部・学科の教育目的、カリキュラム、研究分野という複数の根拠を確認します。
研究内容を紹介するだけでなく、自分の問いと方法上の不足を示してください。何を測る方法がないのか、どの理論が必要なのか、異なる立場をどう比較したいのかが分かれば、大学で学ぶ必然性が伝わります。
美しい結論に整えすぎる
すべての経験が成功し、最初から進路が決まっていたような文章は、かえって具体性を失うことがあります。迷い、失敗、仮説の修正を適切に含めると、学ぶ姿勢が見えます。失敗を告白すること自体が目的ではなく、そこからどう判断を変えたかを書くことが重要です。
自己推薦書では完成度の高い人物像より、経験から学び、次の問いを立てられる成長の過程を示してください。大学は過去の成果だけでなく、入学後の教育によって伸びる可能性も見ています。
自己推薦書から面接対策へつなげる
本文の各主張に3段階の深掘りを用意する
横浜国立大学の総合型選抜では、多くの学部・学科で自己推薦書を踏まえた面接や口頭試問があります。提出後は文章を暗記するのではなく、各主張について「なぜ」「具体的には」「別の見方は」の3段階で質問を作ります。
- なぜその問題に関心を持ったのですか
- あなた自身が行った部分はどこですか
- その結果から何が言え、何は言えませんか
- 反対の立場からはどう見えますか
- 横浜国立大学でどのように検証しますか
- 計画どおりに進まない場合はどうしますか
答えるときは結論、理由、具体例の順を基本にします。詳しい作り方は総合型選抜の面接 回答例|深掘りに耐える答え方で整理しています。書類と面接の表現を一字一句そろえる必要はありませんが、事実関係と志望の軸は一貫させます。
学部別に口頭で確かめられる力を準備する
教育学部なら、理想の教員像だけでなく、児童生徒や保護者、同僚との異なる立場を踏まえて教育課題を考えます。経済学部では、使ったデータの意味、別の原因、政策による副作用まで説明できるようにします。
理工学部では、自己推薦書の内容に加えて数学・物理・化学を使う口頭試問があります。公式要項で教育プログラムごとの対象分野を確認し、公式や用語の暗記ではなく、考え方を声に出して説明します。都市科学部では、学科により課題作文、実技、プレゼンテーション、環境課題の質疑などが関係します。
面接全般の評価観点は総合型選抜の面接のコツ|評価者が見る5つの観点も確認してください。選抜内容は学部・年度により変わるため、一般的な面接対策を行った後、横浜国立大学の募集要項に合わせて質問を作り替えます。
自己推薦書の深掘り質問と学部別の模擬面接は、ハルートの無料相談で相談できます。
第三者の支援は本人の思考を中心にする
保護者や先生、塾の支援者は、文章の代筆ではなく、経験を思い出す質問、論理の飛躍の指摘、募集要項との照合を担うのが適切です。特に教育学部は本人作成と生成AI等の文章利用禁止を明記しているため、境界を厳格に守ります。他学部でも、虚偽や誇張を避け、本人が説明できる文章にしてください。
総合型選抜専門オンライン塾ハルートでは、志望校の要項を踏まえつつ、受験生への対話を通じて経験や考えを整理する支援を行います。最終的な文章は本人の事実、判断、言葉で作ることが前提です。
よくある質問
横浜国立大学の全学部で同じ自己推薦書を使えますか?
使えません。2027年度総合型選抜では、教育学部、経済学部、理工学部、都市科学部で設問、字数、様式、作成方法が異なります。さらに理工学部は教育プログラム別、都市科学部は学科別に内容が違います。志望年度の公式募集要項と所定様式を確認してください。
経営学部にも総合型選抜の自己推薦書がありますか?
2027年度の学部入試情報では、経営学部は学校推薦型選抜を実施し、総合型選抜の募集要項は公表されていません。一般選抜で自己推薦書に相当する課題が課されることと、総合型選抜は別です。選抜区分を混同せず、受験する方式の募集要項を確認してください。
目立つ受賞歴や全国大会の実績がなくても書けますか?
書けます。大学が指定する出願要件を満たすことは必要ですが、自己推薦書では実績の規模だけでなく、問題の捉え方、行動、振り返り、志望先での学びとの接続を示せます。日常の探究、授業、地域活動、制作、読書なども、設問に答える具体的な経験になり得ます。
「1,000字程度」と「1,000字以内」は同じですか?
同じではありません。「以内」は上限を超えないことが条件です。「程度」は目安ですが、極端に短い文章では設問に十分答えにくくなります。所定様式の欄と募集要項を確認し、必要な内容を過不足なく収めてください。字数の数え方に個別の指定がある場合は、その指示に従います。
図表を入れた方が評価されますか?
図表を入れるだけで評価が上がるとはいえません。2027年度要項では理工学部や都市科学部の一部設問で図表・図などを入れられますが、文章の理解を助ける場合に使います。図の意味、出典、自作かどうかが分かり、面接で説明できる状態にしてください。
自己推薦書と志望理由書の違いは何ですか?
名称だけで一律に区別するのではなく、大学が示す設問で判断します。横浜国立大学の自己推薦書には、志望理由だけでなく、適性、活動成果、社会問題、将来像、自己の特徴などを問うものがあります。書類名から内容を推測せず、設問の各要素に直接答えてください。
自己推薦書に書いたことは面接で聞かれますか?
聞かれる可能性があります。横浜国立大学の公式要項でも、学部・学科により自己推薦書や課題作文に基づく面接、志望動機の質疑、口頭試問などが示されています。固有名詞、数値、活動での役割、使った資料を確認し、自分の言葉で根拠を説明できるようにします。
前年度の設問で先に準備してもよいですか?
経験の棚卸しや学部研究は前年度の要項でも始められます。ただし、提出文の構成や字数は志望年度の募集要項が公開された後に確定してください。設問、出願資格、指定科目、日程は変更される場合があります。
まとめ|学部別設問を起点に本人の経験で書く
横浜国立大学の総合型選抜の自己推薦書は、学部・学科・教育プログラムごとに設問が異なります。教育学部は二つの枠で3点を合計1,000字以内、経済学部は志望理由・適合性・学習成果・社会経済問題を1,000字以内、理工学部は材料工学と海洋空間で別設問、都市科学部は4学科で別設問です。
最初に公式要項の設問を写し、経験、学び、未解決の問い、大学での学修、将来像を一つの因果関係にしてください。アドミッション・ポリシーの言葉を借りるだけでなく、自分の行動で裏付けます。
日程、字数、手書き・入力、図表、証明資料、共通テストの条件は年度により変わる可能性があります。2027年度入試を受ける場合も、出願直前に横浜国立大学公式サイトの更新と志望学部の募集要項を確認してください。書類から面接まで一貫した準備を進めたい場合は、ハルートの無料相談をご利用ください。
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ここまで理解できたら、
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