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和歌山大学の総合型選抜 志望理由書|学部別の設問と書き方
コラム
和歌山大学の総合型選抜 志望理由書|学部別の設問と書き方
和歌山大学の総合型選抜で志望理由を伝える書類は、一般的な名称の「志望理由書」ではなく、観光学部の「総合型選抜志願書〔アドミッション・エッセイ〕」です。令和9年度(2027年度)入試では、総合型選抜を実施する学部は観光学部であり、志願書には600字以内・1,200字以内・600字以内の3題があります。
3題を別々に書くのではなく、問題意識・大学での学び・伸ばす能力を一本の線で結ぶことが重要です。第1次選考は志願書や調査書等による書類選考です。第2次選考でも志願書・調査書等に基づく面接が課されるため、文章を整えるだけでなく、自分の言葉で説明できる内容にする必要があります。
この記事では、和歌山大学が2026年7月21日に公表した「令和9年度 和歌山大学観光学部 総合型選抜 学生募集要項」と出願書類を基準に、学部別の実施状況、3つの設問、書き方、提出前の確認方法まで解説します。年度によって設問や手続が変更される可能性があるため、実際の出願時には必ず当該年度の募集要項と様式を確認してください。
和歌山大学に合わせた志願書の構成づくりと面接準備は、無料相談で相談できます。
和歌山大学の総合型選抜と志願書の基本
令和9年度は観光学部で実施される
令和9年度の和歌山大学入学者選抜要項では、教育学部、経済学部、システム工学部、観光学部、社会インフォマティクス学環のうち、総合型選抜の募集が示されているのは観光学部です。教育学部などには学校推薦型選抜がありますが、総合型選抜とは出願資格も評価方法も異なります。
「和歌山大学の総合型選抜」を検討する場合、まず観光学部の学びが自分の関心と合うかを確認しましょう。入試方式だけを見て出願先を決めると、志願書の設問2で問われる観光学上の関心や、入学後に取り組みたい学びを具体化できません。
| 学部・学環 | 令和9年度の総合型選抜 | 確認のポイント |
|---|---|---|
| 教育学部 | 実施の記載なし | 学校推薦型選抜などは別要項 |
| 経済学部 | 実施の記載なし | 学校推薦型選抜などは別要項 |
| システム工学部 | 実施の記載なし | 学校推薦型選抜などは別要項 |
| 観光学部 | 実施 | 総合型選抜志願書を提出 |
| 社会インフォマティクス学環 | 実施の記載なし | 学校推薦型選抜は別要項 |
この表は令和9年度入学者向けの公表資料に基づきます。「実施の記載なし」は、和歌山大学のすべての年度で実施しないという意味ではありません。次年度以降に変更される可能性があるので、大学公式の「入学者選抜要項及び学生募集要項等」で最新情報を確認してください。
書類の正式名称はアドミッション・エッセイ
受験生が検索するときは「和歌山大学 総合型選抜 志望理由書」と表現することが多いものの、大学所定様式の正式名称は「総合型選抜志願書〔アドミッション・エッセイ〕」です。募集要項の提出書類欄では「志願書」と記載されています。取り寄せた汎用の志望理由書ではなく、大学公式サイトの当該年度の所定用紙を使用します。
令和9年度から、募集要項本文と各種様式はウェブページからダウンロードし、各自で印刷する方式になりました。志願書は本人が自筆するものとされ、黒インクまたは黒色ボールペン、横書きで記述します。参考資料等の添付は認められていません。消せるボールペンは使用できず、訂正方法にも指定があるため、内容を別紙で完成させてから清書するのが安全です。
選考全体の中での位置づけ
選抜は2段階です。第1次選考では志願書と調査書等の出願書類により選考されます。第1次選考の合格者は募集人員の2倍程度とされ、その合格者に第2次選考のプレゼンテーションと面接が課されます。
志願書は第1次選考を通るための書類であると同時に、第2次面接の質問材料にもなる書類です。活動を誇張したり、調べた言葉を理解しないまま使ったりすると、面接で具体例や根拠を尋ねられたときに説明が崩れます。事実に基づき、問い返されても説明できる範囲で書きましょう。
| 段階 | 評価方法 | 配点 | 志願書との関係 |
|---|---|---|---|
| 第1次選考 | 志願書・調査書等の書類選考 | 300点 | 文章そのものが選考資料 |
| 第2次選考 | プレゼンテーション | 300点 | 問題意識や探究姿勢の一貫性が関係 |
| 第2次選考 | 出願書類等に基づく面接 | 300点 | 記載内容を掘り下げて説明する |
大学入学共通テストと教科・科目に係る個別テストは免除されます。ただし、「学力を見ない」という意味ではありません。観光学部のアドミッション・ポリシーは、専門分野の学修に必要な基礎学力、思考力・判断力・表現力、他者と関わって学ぶ意欲、主体的・創造的に課題解決へ取り組む態度を求めています。
3題の役割分担や題材選びに迷ったら、無料相談で現在の下書きを整理できます。
観光学部の設問と評価される内容
3つの設問を先に一覧で把握する
令和9年度のアドミッション・エッセイは、総合型選抜を選んだ理由、観光学部で研究する関心事、大学で身につけたい能力の3題です。設問1は入試方式への適合、設問2は学問への適合、設問3は成長の方向を確かめる問いと整理できます。
| 設問 | 大学公式の問いの要点 | 字数 | 中心に置く内容 |
|---|---|---|---|
| 1 | 観光学部の総合型選抜に出願した理由。学校推薦型選抜や一般選抜ではなく、この方式を選んだ理由 | 600字以内 | 自分の経験・適性と選抜方法の接点 |
| 2 | 観光学部で学ぶ・研究する際の関心事。指定項目から選び、理由も記述 | 1,200字以内 | 課題意識、背景、大学での探究 |
| 3 | 大学で学ぶ・研究することで身につけたい、または伸ばしたい能力と理由 | 600字以内 | 現在地、必要な能力、活用先 |
設問文は要点を要領よく書くよう求めており、指定字数いっぱいまで書く必要はないと明記しています。ただし、短ければよいわけでもありません。問いに対する理由や具体例が不足すれば、読み手は志願者の考えを十分に評価できません。まず必要な要素をそろえ、重複を削って字数内に収めます。
設問2で選ぶ5つの関心事
設問2では、次の5項目から該当する関心事にチェックを入れます。複数を選ぶ場合は、本文中に項目番号を明記し、項目ごとに記述する指定があります。複数選択は関心の広さを競う仕組みではなく、それぞれの関係を説明できる場合に有効です。
- 観光に関連する組織体の経営問題
- 観光を通じた地域再生の問題
- 国際的な交流や、国内外の様々な地域の文化
- インターンシップやフィールド調査などの学外実習
- その他(具体的に記入)
項目1はホテルや旅行業だけに限定されません。自治体、観光協会、非営利組織、文化施設など、観光に関わる組織の運営、商品・サービス、顧客関係、人材、持続可能性などへ展開できます。項目2は単純な集客策ではなく、住民生活、産業、環境、文化継承との関係まで考えると、地域再生の問題として深まります。
項目3は「海外が好き」で終えず、交流によって誰と誰の理解がどう変わるのか、文化を観光資源として扱う際に何へ配慮するのかを考えます。項目4を選ぶなら、実習に参加したいという希望だけでなく、現場で何を観察し、どのような方法で仮説を検証したいかまで述べたいところです。
アドミッション・ポリシーとの対応
大学公式の基本方針では、総合型選抜において、入学後の学修に必要な思考力・判断力・表現力と、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ意欲・態度を、書類審査、指定課題のプレゼンテーション、面接で多面的に評価するとしています。
アドミッション・ポリシーの言葉を貼り付けるのではなく、自分の経験を通してその資質を示すことが大切です。たとえば「主体性があります」と宣言するより、「商店街の来訪者調査で、自分から店舗へ目的を説明し、回答方法を改善した」と書く方が、行動と判断が伝わります。
経験が華やかである必要はありません。家族旅行で混雑と住民生活の摩擦に気づいた、地元の祭りで担い手不足を知った、授業で統計を調べて地域の印象と実態の違いを発見した、といった身近な起点でも、問いを立て、調べ、考えを更新した過程があれば題材になります。
観光への関心を評価される文章へ変える方法は、無料相談で一緒に整理できます。
設問1|総合型選抜を選んだ理由の書き方
大学の志望理由だけでは答えにならない
設問1は「なぜ和歌山大学観光学部か」に加え、学校推薦型選抜や一般選抜ではなく、なぜ総合型選抜を選ぶのかを尋ねています。観光学部の特色だけを書き続けると、方式選択の問いが抜けます。自分が積み重ねた探究や対話の経験を、書類・プレゼンテーション・面接で示したい理由まで書きます。
「共通テストがないから」「早く合格したいから」という都合だけでは、総合型選抜の趣旨との接点が伝わりません。過去の経験から生まれた問題意識、資料を調べて考察する力、人へ説明して意見を受け止める力など、この選抜方法で大学に見てもらいたい資質を具体化します。
600字の基本構成
600字以内では、背景を広げすぎると結論がぼやけます。次の4段階で下書きを作ると、問いへの答えを保ちやすくなります。
- 結論:観光学部の総合型選抜を選ぶ理由を一文で示す
- 経験:関心が生まれ、自ら行動した場面を示す
- 適合:その経験で培った力と選抜方法を結ぶ
- 入学後:観光学部で探究を発展させる意思を示す
構成の中心は「私はこの方式に向いている」という主張ではなく、それを裏づける具体的な行動です。いつ、どこで、誰と、何を課題と考え、どう動き、何が変わったかをメモにしてから文章化します。結果が想定どおりでなかった経験も、原因を考えて次の行動へつなげていれば、思考の深さを示せます。
弱い書き方を改善する視点
| 弱くなりやすい表現 | 不足している点 | 改善の方向 |
|---|---|---|
| 観光が好きなので志望する | 学問上の問いが見えない | 好きになった場面と、そこで気づいた課題を示す |
| 実践的に学べるから | 自分との接点がない | どの実践で何を検証したいか示す |
| プレゼンが得意だから | 能力の根拠がない | 説明を改善した経験と、大学で伸ばす点を示す |
| 一般選抜より自分を評価してもらえる | 何を評価してほしいか不明 | 探究過程、協働、表現など対象を特定する |
書き出しは「私が総合型選抜を選ぶ理由は、地域の観光課題を調べ、他者と議論してきた過程を、書類とプレゼンテーションで多面的に示せると考えたからだ」のように、先に答えを置けます。その後に固有の経験を続けます。これは文章例の骨格であり、そのまま転用せず、自分の事実に置き換えてください。
志望理由書全般の比較例は、大阪大学の総合型選抜 志望理由書|学部別の設問と書き方も参考になります。ただし、和歌山大学では「方式を選んだ理由」が明示的に問われるため、他大学向けの文章を流用しないことが重要です。
設問2|観光学の関心事を1,200字で深める
テーマではなく「問い」を決める
設問2は3題のうち最も長く、観光学部で何を研究したいかを具体的に示す中心部分です。「オーバーツーリズム」「地域活性化」「国際交流」のような名詞はテーマであって、まだ問いではありません。誰にどのような問題が起き、なぜ生じ、何を明らかにしたいのかまで絞ると、研究の入口になります。
たとえば「地域活性化に興味がある」から一歩進め、「日帰り客が多い地域で、住民の生活環境を守りながら滞在時間を延ばすには、地域事業者の連携をどう設計すべきか」と置けば、対象、課題、検討したい関係が見えます。高校生の段階で解決策を完成させる必要はありません。現時点の仮説と、大学で検証したいことを区別して書きます。
1,200字の基本構成
- 関心項目と結論:選んだ番号を明記し、研究したい問いを示す
- 関心の原点:体験や観察を、状況がわかるように説明する
- 調査と考察:資料、聞き取り、授業、探究活動で何を知ったか示す
- 未解決点:単純な賛否では捉えられない論点を示す
- 和歌山大学での学び:教育内容や方法と、自分の問いを結ぶ
- 見通し:研究を通じて社会へどう関わりたいか述べる
体験、調べて分かった事実、自分の解釈、大学で検証したい仮説を混同せずに書き分けましょう。出典のある統計を用いる場合は、調査主体、調査年、対象を確認します。数字を多く並べるより、その数字から何を読み取り、どんな疑問が残ったのかを書く方が思考過程を伝えられます。
関心項目ごとの掘り下げ方
| 項目 | 問いを深める観点 | 確認したい大学の学び |
|---|---|---|
| 1 組織体の経営 | 顧客価値、収益、人材、組織間連携、持続可能性 | 観光経営科目、経営やマーケティングの視点 |
| 2 地域再生 | 住民主体、地域産業、交通、環境、文化継承 | 地域再生科目、地域での実践 |
| 3 国際交流・文化 | 異文化理解、表象、文化変容、情報発信、倫理 | 観光文化科目、Global Program |
| 4 学外実習 | 現場観察、協働、調査方法、成果還元 | フィールドワーク、PBL、地域連携プログラム |
| 5 その他 | 既存4項目で捉えにくい理由を明確化 | 教員の研究やカリキュラムとの接点 |
和歌山大学観光学部の2026年4月以降入学生向けカリキュラム・ポリシーでは、専門教育課程を専門基礎科目、専門展開科目、専門研究科目で構成し、専門展開科目には観光経営・地域再生・観光文化などを置くとしています。フィールドワーク、グループワーク、PBLを組み込んだ実習・演習や、英語で学ぶGlobal Programも示されています。
大学名を他大学に置き換えても成立する文章では、和歌山大学で学ぶ必然性が十分に伝わりません。大学公式サイトの学科紹介、カリキュラム・ポリシー、授業情報、実践型教育プログラムを確認し、自分の問いを深めるうえで必要なものだけを選びます。制度名の列挙ではなく、「その学びを使って何を確かめるか」を続けてください。
たとえば地域連携プログラムに触れる場合、「魅力的だから参加したい」で終えず、「住民と来訪者への聞き取りを通して、両者が考える地域資源の価値の違いを確かめたい」のように、学び方と問いを結びます。プログラムの実施地域や内容は年度によって変わるため、出願時点の公式情報を確認しましょう。
テーマ別に問いを具体化する
同じ観光テーマでも、着目する主体と価値によって研究の方向は変わります。オーバーツーリズムを例にすると、旅行者の満足度を保つ方法、住民の移動や生活を守る方法、事業者の収益を地域へ循環させる方法、自然・文化資源への負荷を抑える方法は、それぞれ異なる問いです。最初からすべてを扱おうとせず、自分が実際に気づいた場面から中心となる関係を選びます。
広い社会課題を一度、自分が観察・調査できる地域、主体、場面へ縮小すると、具体的な文章になります。そのうえで、個別地域の問題が他地域や社会全体の変化とどうつながるかを考えます。身近な地域を扱うことは視野が狭いという意味ではなく、比較可能な事実を集められる利点があります。
| 出発点となるテーマ | 問いへ変えるための質問 | 避けたいまとめ方 |
|---|---|---|
| オーバーツーリズム | 誰に、いつ、どのような負担が生じるか | 観光客を減らせばよいと即断する |
| 地域活性化 | 何がどう変われば活性化といえるか | 知名度向上だけを目標にする |
| 文化観光 | 誰が文化を説明し、利益や決定権を持つか | 伝統を発信すれば保存できると決める |
| 観光DX | どの主体の、どの不便を技術で改善するか | アプリ導入自体を目的にする |
| 国際交流 | 交流前後で相互理解をどう捉えるか | 外国人と話せば国際理解になるとする |
解決策を提案する場合も、利点だけでなく実施条件を考えます。観光客を分散させる提案なら、移動手段、情報提供、地域側の受入体制、住民の合意、季節差などが関係します。高校生の段階で詳細な事業計画を作ることより、何が未確認で、どのような調査が必要かを認識していることが大切です。
提案の新しさだけを競わず、実施した場合に誰へどのような影響が及ぶかを複数の立場から検討しましょう。思いついた施策に反対する人の理由も想像し、必要なら聞き取りや資料調査で確かめます。この過程は、アドミッション・ポリシーが示す判断力や、多様な人々と協働する態度にもつながります。
大学の教育内容を調べる順序
大学研究では、受験情報サイトの要約だけで判断せず、大学公式の情報を段階的に読みます。最初にアドミッション・ポリシーで求める学生像を確認し、次にカリキュラム・ポリシーで教育課程の考え方を読みます。その後、学科紹介、カリキュラム・ツリー、履修モデル、授業のシラバス、教員の研究紹介へ進むと、制度名と実際の学修内容を混同しにくくなります。
- アドミッション・ポリシーから、入学時に求められる資質を確認する
- カリキュラム・ポリシーから、能力を育てる教育方法を確認する
- 観光経営・地域再生・観光文化の各領域を比較する
- 実践型教育やGlobal Programの目的と参加条件を確認する
- 授業や教員研究の中から、自分の問いに必要な内容を選ぶ
- 志願書には、調べた情報のうち論理に必要なものだけを書く
「授業名を見つけた」段階で止めず、その授業で得る知識や方法を自分の問いへどう使うか考えます。シラバスは年度によって更新され、希望する授業やプログラムが入学後も同じ形で実施されるとは限りません。そのため「この授業だけを受けるため」と狭く断定せず、教育課程全体との接点も示すと変化に耐えられる志望理由になります。
1,200字の問いを和歌山大学の学びへつなぐ構成は、無料相談で具体化できます。
設問3|身につけたい能力を具体化する
能力名だけで終えない
設問3では、大学で学ぶ・研究することによって、どのような能力を身につけたい、あるいは伸ばしたいかを理由とともに600字以内で書きます。「コミュニケーション能力」「課題解決力」「英語力」だけでは、人によって意味が異なります。能力を、どの場面で誰と何をするための力なのかまで、行動として定義してください。
たとえばコミュニケーション能力なら、「立場の異なる住民・事業者・行政の意見を聞き、共通点と対立点を整理して合意形成へつなげる力」と具体化できます。英語力なら、「海外の観光研究を読み、異なる文化的背景を持つ人へ調査結果を説明する力」とすれば、学修内容と利用場面が見えます。
現在地と必要性を示す
身につけたい能力を書くには、現在できていることと不足していることの両方を捉えます。弱みを告白するだけの文章にする必要はありません。高校での探究や活動で壁にぶつかった場面を振り返り、その経験から能力の必要性を理解した流れを示します。
「できないから学ぶ」だけでなく、「ここまではできたが、次の課題にはこの力が必要」と成長可能性を示します。たとえばアンケートを集計できた一方で、質問の設計が回答を誘導していたことに気づいたなら、調査設計とデータ解釈の力を伸ばしたい理由になります。
600字の基本構成
- 身につけたい能力を、行動が分かる言葉で示す
- その必要性に気づいた具体的な経験を示す
- 現在の到達点と不足を分析する
- 和歌山大学の授業・実践・研究でどう伸ばすか述べる
- その能力を設問2の問いや将来にどう生かすか示す
設問3は設問2の言い換えではありません。設問2が「何を研究するか」なら、設問3は「その研究を通じてどのように成長するか」です。研究テーマ、学修方法、獲得する能力、社会での活用という因果関係を見せると、3題がつながります。
将来像は職業名だけでなく、誰のどのような課題に、どの立場から関わるのかを示すと具体的になります。進路が一つに定まっていない場合は、無理に職業を断定せず、「地域の主体と協働し、観光による利益と負担を分析して持続可能な選択肢を提案できる人」のように役割で表現できます。
能力を身につける過程まで書く
能力は、授業を受けるだけで自動的に身につくものとして書かないようにします。講義で理論を学ぶ、演習で分析方法を使う、フィールドワークで現場の情報と照合する、他者からの指摘を受けて考察を修正する、研究成果を発表するというように、自分がどう学ぶかを示します。
大学の環境が能力を与えてくれるという受け身の表現から、自ら試し、振り返り、改善する表現へ変えます。たとえば「LPPで協働力を身につける」ではなく、「地域の方への聞き取りで異なる要望を整理し、チーム内で調査方針を検討し直すことで、合意形成に必要な対話力を鍛える」とします。
設問3で挙げる能力を一つに絞る必要はありませんが、複数を並べる場合は関係を示します。「データを正確に読み取る分析力」と「分析結果を立場の異なる人へ説明する表現力」のように、調査から社会への還元までの流れで結べます。限られた600字では、関連の薄い能力を三つ、四つと並べるより、核となる能力と補助的な能力を掘り下げる方が理由を伝えやすくなります。
能力の選択に迷ったら、設問2の研究を進める際に自分が最も苦労しそうな工程から逆算してください。資料を比較する段階なら批判的思考、現地調査なら質問設計や対話、結果を施策へ変える段階なら利害調整や提案力が候補になります。
3題を一貫させるための作成手順
最初に一枚の設計図を作る
いきなり所定用紙へ書き始めず、3題に共通する材料を一枚に整理します。中心には観光に関する問題意識を置き、その周りに原体験、調べたこと、行動、大学での研究、必要な能力、将来の役割を書き出します。同じ経験を使っても、設問ごとに「方式」「研究」「成長」という異なる役割を持たせれば重複を防げます。
| 共通材料 | 設問1での使い方 | 設問2での使い方 | 設問3での使い方 |
|---|---|---|---|
| 地域イベントの調査 | 主体的に調査し説明した経験 | 来訪者増加と住民負担の問題 | 利害を整理する力の必要性 |
| 外国人旅行者との交流 | 対話から問いを更新した経験 | 文化情報の伝わり方への関心 | 異文化間で調査する力 |
| 部活動の大会運営 | 協働・改善を示す経験 | そのまま観光研究にしない | 組織運営力の現在地 |
部活動や生徒会の経験は、観光と直接関係しなくても設問1や3の根拠になり得ます。ただし、何でも観光へ結びつけると不自然です。観光上の問いは、観察、資料調査、フィールドワークなど別の経験から示し、必要に応じて役割分担をさせます。
事実と解釈を分けて材料を集める
活動の棚卸しでは、「来場者が少なかった」という記憶だけでなく、人数を数えたのか、主催者から聞いたのか、前年と比べたのかを確認します。自分が確認した事実と、そこから考えた原因や意味を分けると、文章の信頼性が高まります。
- 事実:観察、記録、調査結果、実際に行った行動
- 解釈:事実から自分が考えた原因、意味、仮説
- 変化:調査や対話の前後で変わった考え
- 未解決点:現在の知識や方法では確かめられなかったこと
- 大学での計画:授業、調査、対話を通じて検証したいこと
外部資料を参照した場合、情報が古くないか、対象地域や定義が自分の議論と合っているかを確認します。観光客数と宿泊者数、満足度と再訪意向のように、似ていても異なる指標を混同しないよう注意してください。
推敲は問いへの回答から確認する
初稿を完成させたら、表現を飾る前に、各設問へ直接答えている文へ線を引きます。線を引けない場合、背景説明が長すぎるか、結論が暗黙になっています。各段落の最初の一文だけ読んでも論理の流れが追える状態を目標にすると、読みやすくなります。
- 設問で問われた語句に対応する答えがあるか確認する
- 主張ごとに具体的な根拠があるか確認する
- 同じ説明を3題で繰り返していないか確認する
- 大学の特色と自分の研究計画が接続しているか確認する
- 声に出して読み、長すぎる文や主語のずれを直す
- 最後に字数、誤字、固有名詞、様式を確認する
他大学の書類構成と比較したい場合は、愛媛大学の総合型選抜 志望理由書|学部別の設問と書き方も参照できます。ただし、設問、字数、評価方針は大学ごとに異なります。使えるのは考えを整理する手順であり、内容や文章の転用ではありません。
3題の接続を反対方向から点検する
通常は設問1から順に読みますが、推敲では設問3から逆向きに確認する方法も有効です。伸ばしたい能力は、設問2の研究に本当に必要か。その研究は、設問1で示した経験や総合型選抜を選ぶ理由から自然に生まれているか。逆方向にたどれない箇所は、話題を増やしすぎたか、説明が一段抜けています。
「なぜ」を一回だけで終えず、主張から経験、経験から問題意識、問題意識から学修計画へ段階的にたどります。ただし、幼少期から将来までを無理に一つの物語にする必要はありません。後から関心が変わったなら、何をきっかけに考えが変化したかを正直に示す方が、探究の過程が伝わります。
| 点検する接続 | 確認する質問 | ずれている例 |
|---|---|---|
| 経験→関心 | その経験から、なぜその問いが生まれたか | 活動実績の後に無関係な流行テーマが出る |
| 関心→大学 | その問いに、なぜ和歌山大学の学びが必要か | 設備や立地の印象だけで選ぶ |
| 研究→能力 | 研究のどの工程で、その能力を使うか | 研究内容と関係なく英語力を挙げる |
| 能力→将来 | 身につけた力を、誰のためにどう使うか | 職業名だけを突然示す |
第三者に読んでもらう際は、「良い文章か」という広い質問ではなく、「私が研究したい問いを一文で言うと何か」「なぜ和歌山大学なのか読み取れるか」「設問1と3の役割は違って見えるか」と尋ねます。読み手の答えが自分の意図と異なれば、具体性ではなく接続説明が不足している可能性があります。
添削の指摘をすべて機械的に採用せず、自分の意図と事実に照らして修正する箇所を判断しましょう。大人らしい言い回しへ置き換えることより、高校生本人が考えた内容を、初めて読む人にも正確に伝えることが目的です。
3題の重複を減らし、一貫した志願書へ整える添削は、無料相談から始められます。
プレゼンテーション・面接まで見据えた対策
書いた内容を口頭で展開できるようにする
第2次選考の面接は、志願書・調査書等の出願書類に基づいて行われます。そのため、提出後は各文について「なぜそう考えたのか」「具体例は何か」「反対の立場をどう考えるか」「大学でどう確かめるか」を答えられるようにします。
暗記した回答を再生するのではなく、志願書の主張を別の角度から説明する練習が必要です。同じ内容を30秒、1分、2分で話し分けると、要点と詳細を整理できます。質問を聞いてから結論、理由、具体例の順で答え、分からないことは知ったふりをせず、現時点の考えと確認方法を伝えます。
面接の一般的な質問整理には、総合型選抜の面接で聞かれる質問50|回答の作り方付きも参考になります。和歌山大学では出願書類が質問の土台になるため、一般質問の準備と並行して、自分の志願書から固有の想定質問を作りましょう。
プレゼンテーションは志願書の延長で準備する
令和9年度募集要項では、第2次選考のプレゼンテーションについて、事前に設定されたテーマに対し資料等を準備して説明し、その資料等と説明内容に基づく質疑応答を行うとしています。具体的なテーマや当日の指示は、第1次選考結果とともに通知される情報を確認してください。
テーマが通知される前に内容を決め打ちせず、課題を読み解き、根拠を集め、短く説明する基礎力を鍛えます。発表資料は情報量を増やすほどよいわけではありません。主張、根拠、具体例、反対意見への配慮、結論が一貫しているかを確認します。
- 課題文の条件と問いを言い換える
- 主張を一文で定める
- 信頼できる資料から根拠を集める
- 図表を使う場合は出典と単位を確認する
- 制限時間を想定して説明を録音する
- 根拠、実現可能性、影響を問う質疑を練習する
志願書から想定質問を作る
| 志願書の記述 | 想定される掘り下げ | 準備する内容 |
|---|---|---|
| 地域を活性化したい | 活性化を何で測るのか | 住民生活、雇用、所得、文化などの指標 |
| 持続可能な観光を研究したい | 誰にとっての持続可能性か | 環境・社会・経済の関係と利害 |
| 協働力を伸ばしたい | 意見対立時にどう行動したか | 実例、判断、結果、反省 |
| 国際交流に関心がある | 交流で生じる課題は何か | 言語以外の文化理解や情報格差 |
保護者や先生に質問してもらう場合、正解へ誘導するのではなく、根拠が曖昧な箇所を指摘してもらいます。答えに詰まった質問は失敗ではなく、出願前に説明不足や調査不足を見つける材料です。回答後に志願書を修正できる時期なら修正し、提出後なら追加で調べた内容として整理します。
志願書から想定質問を作る面接練習とプレゼン対策は、無料相談で相談できます。
出願資格・日程・提出前チェック
評定と英語資格を先に確認する
令和9年度観光学部総合型選抜には、複数の出願要件があります。高等学校を卒業・卒業見込みの者として出願する場合、調査書における全体の学習成績の状況が3.5以上であることが求められ、出願時直前の学期までの成績によります。さらに、大学が指定する英語検定試験・資格のいずれかの基準を満たす必要があります。
志願書を書き始める前に、学歴要件、評定、英語資格、合格時の入学確約をすべて確認してください。英語資格は試験ごとに基準、対象となる試験形式、スコアの扱いが細かく指定されています。英検は令和9年度要項で2級以上とされていますが、他試験を含む最新の条件は必ず募集要項本文で確認しましょう。
評定の考え方を整理したい場合は、総合型選抜の評定はいつまでの成績が使われる?も参照できます。ただし、和歌山大学観光学部については、当該年度の募集要項にある「出願時直前の学期まで」という記載を優先してください。
令和9年度の日程
令和9年度は、出願期間が2026年9月1日から9月3日17時までの必着、第2次選考が10月17日にプレゼンテーション、10月18日に面接、最終合格発表が11月2日です。郵送事故や書類不備を避けるため、締切日から逆算して準備します。
| 項目 | 令和9年度の日程・内容 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年9月1日〜9月3日17時必着 |
| 第1次選考結果 | 2026年9月18日までに郵送で通知 |
| 第2次選考 | 10月17日プレゼンテーション、10月18日面接 |
| 第2次選考予備日 | 10月24日・10月25日 |
| 最終合格発表 | 2026年11月2日午前9時 |
| 入学手続期限 | 2027年2月16日17時必着 |
出願は郵送に限られ、9月3日の消印有効ではなく17時までの必着である点に注意が必要です。大学所定の封筒を用い、出願書類等を一括して速達・書留郵便で送る指定があります。料金や提出方法、必要書類は変更される場合があるため、出願年度の要項で再確認してください。
文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項は、総合型選抜の入学願書受付を2026年9月1日以降、判定結果の発表を11月1日以降と定めています。和歌山大学の日程もこの枠組みに沿っています。古い年度の記事を見る場合は、年月日をそのまま利用しないでください。
提出前の形式チェック
内容が良くても、所定様式や記入ルールを守らなければ不備になります。大学公式要項は、出願書類をアドミッション・ポリシーを参照して自身で考えて作成するよう求めています。添削を受ける場合も、経験の選択と最終的な表現は受験生本人が説明できる状態に保ちましょう。
- 令和9年度用など、受験する年度の様式か
- 3題すべてに答え、設問2の該当欄へチェックしたか
- 複数項目を選んだ場合、本文中に項目番号を書いたか
- 600字、1,200字、600字の各上限内か
- 黒インクまたは黒色ボールペンで横書き・自筆したか
- 消せるボールペンを使っていないか
- 訂正方法、氏名などの記入欄に漏れがないか
- 参考資料を添付していないか
- 調査書や英語資格関係書類など、他の必要書類がそろったか
- 必着時刻から余裕を持って速達・書留で発送できるか
清書前には所定用紙を複数部印刷し、紙面に収まる文字量と字の大きさを確認します。PDFの印刷サイズにも大学の指示がある場合は従ってください。内容確認用のコピーを手元に残すと、面接練習で提出文面を正確に参照できます。
準備期間を4段階に分ける
出願直前に3題を同時に仕上げると、大学研究や事実確認が浅くなりやすいため、準備を段階に分けます。最初は活動と関心の棚卸し、次に問いと大学の学びの接続、その後に執筆と添削、最後に清書と面接準備へ進みます。開始時期は学校行事や資格取得の予定によって変わりますが、締切日から逆算して余白を設けてください。
| 段階 | 主な作業 | 完成の目安 |
|---|---|---|
| 材料整理 | 経験、行動、資料、問題意識を棚卸しする | 事実と解釈を区別できる |
| 大学研究 | 方針、領域、授業、実践型教育を調べる | 自分の問いとの接点を説明できる |
| 執筆・推敲 | 3題の役割を分け、第三者の質問で直す | 字数内で根拠と一貫性がある |
| 出願・口頭対策 | 清書、書類確認、想定質問、発表練習 | 提出文を自分の言葉で説明できる |
締切直前の推敲期間とは別に、内容を寝かせて読み直す日を予定へ入れると、論理の飛躍を発見しやすくなります。調査書や資格証明書など、自分だけでは即日用意できない書類は、高校や実施団体の発行日数を確認して早めに依頼します。
締切から逆算した志願書・面接・プレゼンの準備計画は、無料相談で確認できます。
書き始める前に避けたい失敗
観光を旅行の感想だけで捉える
旅行が好きという気持ちは関心の入口になりますが、観光学の問題意識とは同じではありません。旅行中に何を観察し、旅行者、住民、事業者、行政、環境などの間にどのような関係を見いだしたかを考えます。
「楽しかった場所を広めたい」から、発信によって生じる利益と負担の両方を検討する視点へ進めましょう。来訪者の増加が地域経済に寄与する一方、混雑、資源利用、文化の商品化などの課題を伴うこともあります。単純な解決策に飛びつかず、複数の立場を置くと問いが深まります。
大学案内の言葉を並べる
「学際的」「国際的」「実践的」といった大学の言葉だけを並べても、志願者自身の選択理由にはなりません。大学の特色を一つ取り上げたら、必ず自分の問い、過去の経験、学び方のいずれかへ接続します。
大学の特色は褒めるために使うのではなく、自分の研究計画を実行できる根拠として使います。観光経営・地域再生・観光文化を横断して学ぶ点に触れるなら、自分の問いに複数領域がなぜ必要かを説明してください。
成果だけを大きく見せる
参加人数、受賞、役職などの成果は事実として簡潔に示せますが、それだけでは思考力や主体性は分かりません。課題をどう見つけ、どんな選択肢を比較し、自分が何を担当し、他者の意見でどう修正したかを書く必要があります。
評価につながるのは実績の大きさだけでなく、行動の理由と振り返りから見える学びの質です。グループ活動を「私が成功させた」と一人の成果にすると、協働の実態とずれることがあります。自分の役割と他者の貢献を分け、事実に沿って記述します。
生成AIの文章を自分の経験として提出する
文章作成ツールは論点の洗い出しや誤字の確認に役立つ場合がありますが、存在しない経験、読んでいない資料、理解していない専門用語を含む危険があります。大学は出願書類を自身で考えて作成するよう求めています。
補助ツールを使った場合も、一文ずつ事実を確認し、なぜその表現にしたか本人が説明できるようにします。学校の指導方針や大学の注意事項も確認してください。面接で掘り下げられた際に説明できない文章は、書類全体の信頼性を下げます。
一人での推敲が難しいときは、先生や保護者に「内容を代わりに書いてもらう」のではなく、「問いに答えているか」「初めて読む人に因果関係が伝わるか」を確認してもらいます。専門的な伴走が必要なら、総合型選抜専門オンライン塾ハルートで、志願書と面接を一貫して準備できます。
自分の経験を残したまま読み手へ伝わる文章に整えたい方は、無料相談をご利用ください。
よくある質問
和歌山大学の総合型選抜は全学部で実施されますか?
令和9年度入試で総合型選抜の募集が示されているのは観光学部です。教育学部、経済学部、システム工学部、社会インフォマティクス学環には別の選抜方式があります。選抜方式の名称が似ていても出願資格や提出書類は異なるため、学部別の募集要項を確認してください。
志望理由書という名前の書類を提出しますか?
観光学部総合型選抜の所定書類は「総合型選抜志願書〔アドミッション・エッセイ〕」です。一般に志望理由書と呼ばれる役割を含みますが、大学指定の3設問へ回答します。市販の用紙や他大学の様式ではなく、受験年度の和歌山大学所定様式を使用してください。
アドミッション・エッセイはパソコンで作成できますか?
令和9年度の出願書類は、黒インクまたは黒色ボールペンで横書きし、自筆するよう指定されています。下書きをパソコンで作ることと、提出用紙の記入方法は別です。清書は募集要項と様式の指示に従い、次年度以降は変更の有無を確認してください。
設問2では関心項目を複数選んだ方が有利ですか?
大学は複数選択を認めていますが、多く選ぶほど有利とは示していません。複数を選ぶ場合は、項目番号を明記して項目ごとに記述する必要があります。1,200字の中で各項目の理由と関係を十分に説明できるかを基準に選びましょう。
指定字数いっぱいまで書く必要がありますか?
大学公式の作成説明には、必ずしも指定字数いっぱいまで書く必要はなく、要点を要領よく記述するよう示されています。ただし、結論、理由、具体例、大学での展開が欠けるほど短くするのは避けます。先に必要要素をそろえ、重複や一般論を削った結果として適切な字数に整えてください。
評定や英語資格がなくても出願できますか?
令和9年度は、高校卒業・卒業見込みの資格で出願する場合、全体の学習成績の状況3.5以上が必要です。さらに指定された英語検定試験・資格の基準を満たす要件があります。学歴区分による扱いや対象試験の詳細は、募集要項で確認してください。
第1次選考を通れば志願書の内容は面接で聞かれませんか?
第2次選考の面接は、志願書・調査書等の出願書類に基づくと明記されています。提出後も志願書のコピーを使い、各主張の根拠、具体例、反対意見、大学での検証方法を整理しましょう。プレゼンテーションのテーマと指示は大学からの通知に従ってください。
不合格の場合、一般選抜を受験できますか?
令和9年度募集要項では、観光学部の総合型選抜で不合格となった場合、和歌山大学および他の国公立大学・学部等の前期、公立大学中期、後期日程試験を受験できるとされています。和歌山大学観光学部の学校推薦型選抜へ別途出願することも可能とされていますが、それぞれの出願手続と最新要項を確認してください。
まとめ|3題を一つの成長ストーリーにする
和歌山大学の令和9年度総合型選抜は観光学部で実施され、提出する「総合型選抜志願書〔アドミッション・エッセイ〕」には、方式選択の理由600字、観光学上の関心1,200字、身につけたい能力600字の3題があります。
合格を保証する型はありませんが、問いへ正面から答え、経験と大学での学びを根拠で結ぶことはできます。設問1でなぜ総合型選抜か、設問2で何を研究したいか、設問3でどのように成長したいかを分担させ、全体では一貫した問題意識を示しましょう。
最後に、受験年度の募集要項、アドミッション・ポリシー、所定様式を照合し、字数、手書きの指定、必要書類、必着日時を確認してください。高校へ依頼する書類の発行日数も含め、余裕のある提出計画を立てましょう。志願書の完成を終点にせず、記載内容から想定質問を作り、プレゼンテーションと面接へつなげることが和歌山大学対策の要点です。
ここまで理解できたら、
あとは自分の志望校に当てはめるだけです。
評定・活動実績・志望校・残り時間はひとりずつ違います。書類の書き方や面接の準備が合っているか、申し込みの前に無料相談で確認できます。
オンライン(Zoom)で実施します。その場でお申し込みいただく必要はありません。


