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東京海洋大学編入のTOEIC対策|必要スコアの目安と学習法

東京海洋大学の編入学試験では、TOEICなどの英語資格・検定試験のスコアが「出願要件」として使われますが、必要なスコアの考え方は学部によってまったく異なります。海洋生命科学部食品生産科学科はTOEIC L&R・TOEFL iBT・IELTSのいずれか1つを保有していれば出願でき、得点そのものへの合格基準は募集要項に明記されていません。一方、海洋工学部(海事システム工学科・海洋電子機械工学科・流通情報工学科)はCEFR A1以上という国際指標を出願要件に採用しており、TOEICで挑む場合はL&RとS&Wの両方を受検し、S&Wのスコアを2.5倍にして合算した点数で判定される仕組みです。
東京海洋大学編入のTOEIC対策とは、単にスコアを高めることではなく、志望学部が求める英語資格の「種類」と「出願要件としての位置づけ」を正しく理解したうえで、出願期間に間に合うようにスコアを準備することを指します。本記事では、令和9(2027)年度編入学試験の公式募集要項をもとに、学部別のTOEICスコアの目安、出願要件の詳細、学習スケジュール、対策法までを一次情報ベースで整理しました。
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編入学志願者の多くは高等専門学校の最終学年や大学2〜3年生で、専門科目や小論文の対策と並行して英語資格を取得しなければならず、時間的な制約が大きいことが特徴です。募集要項を正確に読み解き、無駄のないスケジュールでTOEICスコアを準備することが、合格への近道になります。
特に海洋工学部を志望する場合はTOEIC L&Rのスコアだけでは出願要件を満たせない点、食品生産科学科を志望する場合は得点の合否ラインが公表されていない点など、誤解しやすいポイントが複数あります。まずは制度の全体像から確認していきましょう。
この記事は、東京海洋大学の編入学を検討している高等専門学校生・短期大学生・大学2〜3年生や、すでに出願を決めていて具体的な英語資格の準備方法を知りたい方に向けて書いています。海洋系・工学系の大学は国際的な現場で活躍する人材の育成を重視しており、船舶運航や国際物流の実務では英語でのコミュニケーション能力が不可欠です。そのため編入学の段階から一定水準の英語力を出願要件として求める大学が多く、東京海洋大学もその一つといえます。制度を正しく理解したうえで、限られた準備期間を専門科目・小論文・面接・英語資格の対策にどう配分するかが、合否を左右する重要なポイントになります。
本記事で扱う情報は、令和9(2027)年度の編入学試験(2026年6月実施)の公式募集要項に基づいています。募集要項は年度ごとに更新される可能性があるため、実際に出願する年度の最新情報を大学公式サイトで必ず確認したうえで、本記事を対策の土台として活用してください。
東京海洋大学の編入学試験とTOEICの関係|まず知っておきたい制度の全体像
東京海洋大学の編入学試験は、海洋生命科学部食品生産科学科と、海洋工学部の海事システム工学科・海洋電子機械工学科・流通情報工学科の合計4学科で実施されています。令和9(2027)年度実施分では、いずれの学科も推薦試験と学力試験の両方式で編入学生を募集しており、出願期間は2026年5月18日(月)から22日(金)、入学試験日は海洋工学部が2026年6月12日(金)、海洋生命科学部食品生産科学科が2026年6月18日(木)、合格発表は両学部とも2026年7月10日(金)の予定です。
推薦試験と学力試験、どちらでもTOEICは必須
編入学試験は「推薦試験」と「学力試験」の2方式に分かれますが、どちらの方式でも英語資格の提出は必須です。推薦試験は出身校の学校長が責任を持って推薦する形式で、小論文・面接・調査書による総合評価が中心になりますが、出願要件としての英語資格スコアは学力試験の志願者とまったく同じ基準で求められます。「推薦なら英語のハードルが下がる」という誤解は避けてください。
TOEICをはじめとする英語資格・検定試験は、この編入学試験において「出願要件」という位置づけで使われます。つまり、一般選抜の配点科目のように後から点数化されて総合点に単純加算されるのではなく、まず「出願できる資格があるかどうか」を判定する材料として使われ、そのうえで学部によっては選抜の得点そのものにも反映される、という二段構えの仕組みになっています。この位置づけを理解していないと、「TOEICのスコアが高ければ有利になるはず」という思い込みで対策の優先順位を誤ってしまうことがあります。
学科別の募集人員
令和9(2027)年度の推薦試験・学力試験それぞれの募集人員は次のとおりです。学科によって定員の考え方が異なるため、志望学科の枠を確認したうえで対策の優先度を判断してください。
| 学部・学科 | 推薦試験 募集人員 | 学力試験 募集人員 |
|---|---|---|
| 海洋生命科学部 食品生産科学科 | 若干名 | 若干名 |
| 海洋工学部 海事システム工学科 | 5名 | 若干名 |
| 海洋工学部 海洋電子機械工学科(機関・制御コース計) | 5名 | 若干名 |
| 海洋工学部 流通情報工学科 | 若干名 | 若干名 |
もっとも重要なのは、食品生産科学科と海洋工学部とでは英語資格の扱いが根本的に異なる点です。次の表で全体像を先につかんでおきましょう。
| 比較項目 | 海洋生命科学部 食品生産科学科 | 海洋工学部(海事・電子機械・流通情報) |
|---|---|---|
| 出願要件となる資格 | TOEIC L&R・TOEFL iBT・IELTSのいずれか1つ | CEFR A1以上を証明できる8種類の資格から1つ |
| TOEICで出願する場合 | TOEIC L&R(公開テストのみ)1つで可 | TOEIC L&RとTOEIC S&Wの両方が必須 |
| 得点への反映 | 外部試験スコアを得点に換算(換算方法は非公開) | 出願要件のみで加点なし(公式Q&Aで明記) |
| 入学後の進級要件 | TOEIC L&R 600点以上(学部4年次進級要件) | CEFR B1以上(学部4年次進級要件) |
この違いを踏まえると、食品生産科学科志望者は「TOEICでどこまで得点を伸ばせるか」を意識した対策が有効になり、海洋工学部志望者は「CEFR A1の基準を満たす資格を確実に取得すること」がまず優先課題になります。志望学科が固まっていない段階でも、両方の制度の違いを把握しておくことで、学科選びの判断材料としても役立てられます。次章から学部ごとに詳しく見ていきます。
海洋生命科学部食品生産科学科の英語資格要件とTOEICスコアの目安
海洋生命科学部食品生産科学科の編入学試験(推薦試験・学力試験のいずれも)では、出願要件としてTOEIC L&R(公開テストのみ)・TOEFL(iBTのみ)・IELTS(アカデミックモジュールもしくはジェネラルモジュール、コンピュータ版も可)のいずれか1つの英語資格を有していることが求められます。団体特別受験制度であるTOEIC-IPやTOEFL-ITPのスコアは、公開テストではないため提出書類として認められません。この点は見落としやすいので、必ず個人受験の公開テストでスコアを取得してください。
必要スコアの下限は非公開、進級要件を目標ラインにする
気になる必要スコアの基準ですが、募集要項には具体的な下限点は明記されていません。選抜方法の項目には「英語は、外部試験スコアを利用して、得点に換算します(換算方法非公開)」と記載されており、大学側が独自の換算式でスコアを得点化していることは分かるものの、その計算式自体は受験生に公開されていないのが実情です。したがって「〇〇点あれば確実に合格できる」という目安を公式情報から導くことはできません。
目標スコアを設定するうえで参考になるのが、入学後の進級要件です。海洋生命科学部はTOEIC L&Rスコア600点を学部第4年次への進級要件として定めています。編入学前2年以内に受験したTOEIC L&R(公開テストに限る)で600点以上を取得していれば、入学後の申請によって「TOEIC演習」1単位の認定を受けられる制度もあります。つまり600点は「大学が入学後の学生に最低限求めている英語力の水準」であり、編入学試験の出願段階でこの水準をクリアしておけば、進級要件を先取りできるだけでなく、選抜における英語の得点換算でも不利になりにくいと考えられます。600点を最初の目標ラインとして設定し、余裕があればさらに上を目指すという戦略が現実的です。
食品生産科学科は学力試験の場合、理科(物理・化学から1科目選択)も出題されるため、英語だけに時間を割きすぎると理科の対策が手薄になるリスクもあります。出願要件を満たすための「最低限のスコア」を早期に確保し、そのうえで理科・小論文・面接の対策に時間を再配分するというメリハリのある計画が望ましいでしょう。英語資格の取得を後回しにしてしまうと、専門科目の追い込み時期と英語のスコアメイクが重なり、どちらも中途半端になってしまう受験生が少なくありません。
提出書類とスコアの有効期限
スコアの有効期限は、試験実施日から過去2年以内に受験したものと定められています。また複数の証明書を提出することも認められており、その場合は最も高得点の証明書が採用される仕組みです。大学側は「それぞれの英語資格検定のスコア間で有利不利が生じないように公平に採点する」としているため、TOEIC・TOEFL・IELTSのどれを選んでも扱いに差は出ません。すでに保有している資格スコアがあれば、それを軸に対策を組み立てるのが効率的です。大学編入にTOEICは何点必要?学部別の目安と対策もあわせて確認しておくと、他大学との比較感がつかみやすくなります。
食品生産科学科の入学者選抜状況(直近5年間)
公式募集要項には過去5年間の入学者選抜状況が公開されています。学力試験・推薦試験それぞれの志願者数・受験者数・合格者数・入学者数は次のとおりです。年度によって倍率に幅があり、特に学力試験は競争率が高くなる年もあるため、余裕を持った対策が求められます。
| 年度 | 入試区分 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 推薦/学力 | 5/11 | 5/9 | 3/3 |
| 2025年度 | 推薦/学力 | 9/16 | 9/15 | 3/1 |
| 2026年度 | 推薦/学力 | 6/3 | 6/3 | 3/2 |
募集人員が「若干名」と少人数のため、志願者数がそのまま競争の厳しさに直結します。英語資格の準備が遅れると出願自体ができなくなるリスクもあるため、専門科目の対策と並行して早めにスコアを固めておくことが安全策になります。
編入学後の卒業要件
編入学後の卒業要件についても押さえておきましょう。食品生産科学科に編入した場合、学部に2年以上(休学期間を除く)在学し、卒業に必要な124単位を修得することが求められ、卒業時には学士(海洋科学)の学位が授与されます。編入学の際には、総合科目・専門導入科目・専門科目の一部について、出身校での学習内容に応じた単位認定が行われる仕組みもあります。英語資格の取得はあくまで出願・進級の入口にあたる部分であり、その先には2年間の専門教育と卒業研究が控えていることを念頭に置いて、入学後の学習計画までを見据えておくと安心です。
海洋工学部のCEFR A1要件とTOEIC換算スコアの考え方
海洋工学部(海事システム工学科・海洋電子機械工学科・流通情報工学科)の編入学試験では、出願要件としてCEFR A1以上の英語力を証明できる資格・検定試験のスコアが必要です。CEFRとは「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠」の略称で、A1(初級)からC2(最上級)までの6段階で語学力を評価する国際的な指標です。文部科学省も各種資格・検定試験の比較基準としてCEFRを採用しており、東京海洋大学もこの対照表をもとに独自の基準を設けています。
出願要件を満たせる8種類の資格
対象となる資格は、ケンブリッジ英語検定・実用英語技能検定(英検、従来型およびS-CBT等の新方式を含む)・GTEC(4技能、オフィシャルスコアのみ)・IELTS・TEAP(4技能)・TEAP CBT・TOEFL iBTテスト・TOEIC L&RとTOEIC S&Wの組み合わせ、の8種類です。すでに英検やGTECなど学校で受験機会のある資格を保有している場合は、無理にTOEICを新しく受け直す必要はありません。自分が最も基準を満たしやすい資格を選ぶことが対策の第一歩になります。
特に高等専門学校では、在学中にGTECや英検を団体受験する機会が設けられていることが多く、すでに一定のスコア・級を保有している学生も少なくありません。その場合は保有資格がCEFR A1の基準を満たしているかをまず確認し、満たしていなければ4技能をバランスよく伸ばす学習に切り替える、満たしていればTOEICなど別の資格に挑戦してさらに上のレベルを目指す、といった判断がしやすくなります。複数の資格を比較検討できる制度になっている点は、受験生にとって選択肢の広さというメリットにもなります。
TOEICで出願する場合はL&RとS&Wの両方が必須
ここで特に注意したいのが、TOEICで出願する場合の条件です。海洋工学部の募集要項では「TOEIC L&RとTOEIC S&Wは両方受検が必要です」と明記されています。TOEIC L&R(リスニング&リーディング)のスコアだけでは出願要件を満たせず、TOEIC Speaking & Writing Testsも別途受検してスコアを取得しなければなりません。判定にはTOEIC S&Wのスコアを2.5倍にして合算したスコアが用いられます。つまりTOEIC L&Rが高得点でも、S&Wを受検していなければ出願自体ができないという点は、他大学の編入試験と比べても特徴的な仕組みです。
TOEIC L&Rがマークシート形式でリスニングとリーディングの力を測る試験であるのに対し、TOEIC S&Wはコンピューターを使って解答し、実際に話す・書くアウトプットの力を測る試験です。多くの受験生にとってL&Rよりも準備に時間がかかりやすい分野のため、海洋工学部を志望すると決めた時点で早めに受検の申し込みを済ませておくことが、対策時間を確保するうえで欠かせません。実施会場や実施日程はL&Rと異なる場合があるため、公式サイトで最新のスケジュールを確認しておきましょう。
大学が公表している対照表(文部科学省作成の資格・検定試験とCEFRの対照表をもとに、大学が独自に作成したもの)によると、TOEIC L&R・S&W合算スコアとCEFRレベルの目安はおおむね次のとおりです。
| CEFRレベル | TOEIC L&R・S&W合算スコアの目安 |
|---|---|
| C1 | 1990〜1845点 |
| B2 | 1840〜1560点 |
| B1(進級要件の水準) | 1555〜1150点 |
| A2 | 1145〜625点 |
| A1(出願要件の最低水準) | 620〜320点 |
出願要件であるCEFR A1をTOEICで満たすには、合算スコアでおおむね320点以上が目安になります。ただし英検やIELTSなど他の資格の方が短期間で基準をクリアしやすいケースもあるため、すでに取得している資格や得意分野に応じて試験を選ぶのが賢明です。なお公式Q&Aでは「英語資格は出願要件であり、入学試験の成績に加点するものではありません」と明言されています。基準点を大きく超えても選抜が有利になるわけではないため、必要以上にハイスコアを狙うより、期限内に確実に基準を満たすことを優先すべきです。
入学後はCEFR B1以上が進級要件に
入学後については、海洋工学部は独自にCEFRを採用しており、CEFR B1以上の英語スコア取得を学部第4年次への進級要件としています。TOEIC換算でいえば合算1150点以上が目安であり、出願時のA1水準から入学後にさらに引き上げていく必要がある点も、あらかじめ知っておくと学習計画が立てやすくなります。大学側もCEFR B1取得を目指す演習科目の導入やTOEIC演習特化クラス、独自のeラーニング教材、語学学習用の個人ブースなど、入学後の学習環境を整備しています。
出願要件のA1水準と進級要件のB1水準には、対照表のスコア目安で見るとTOEIC合算スコアにしておよそ800点以上の開きがあります。編入学した時点でA1をぎりぎり満たすスコアしか持っていない場合、入学後にこの差を埋めるための学習量はかなり大きくなります。可能であれば出願段階でA2〜B1に近いスコアまで引き上げておくと、入学後の進級要件への対応が格段に楽になります。出願要件だけをクリアすればよいと考えず、入学後を見据えたスコア設定をおすすめします。
学科別に見る英語試験の違い|流通情報工学科の英語筆記試験とは
海洋工学部の中でも、流通情報工学科の学力試験には出願要件のCEFR A1スコアに加えて、試験当日にも英語の筆記試験が課される点に注意が必要です。募集要項によれば、学力試験の教科等は「数学」「外国語1」「外国語2」の3科目で構成されており、外国語1は読解・総合問題(辞書使用可)、外国語2は基礎的な英語力を試す英作文(辞書使用不可)で、動詞の時制・態の理解を問う問題が含まれるとされています。数学・外国語(英語)はそれぞれ100点満点で、学力検査の合計が120点程度以上であることが合否判定の目安とされています。
出願要件と当日試験、二重の英語対策が必要
つまり流通情報工学科の学力試験志願者は、「出願段階でCEFR A1相当の資格スコアを取得する」ことと、「試験当日に英語の読解・英作文を解く」ことの両方に備える必要があります。外部試験対策と筆記対策は求められる力の質が異なるため、TOEIC・英検などのスコアメイクと並行して、大学入試レベルの長文読解・英作文演習も進めておくと安心です。特に外国語2で問われる動詞の時制・態の理解は、TOEICのPart 5・6対策で培った文法知識がそのまま活きる分野でもあります。
海事システム工学科・海洋電子機械工学科の選考の特徴
一方、海事システム工学科・海洋電子機械工学科の学力試験については、募集要項の記載上、専門を学ぶために必要な基礎学力と学修意欲を重視する旨は述べられているものの、流通情報工学科と同一の英語筆記試験が明確に課されるかどうかは公表資料だけでは断定できません。学科によって試験科目の扱いが異なる可能性があるため、志望学科の最新の募集要項および入試課への問い合わせで必ず確認してください。
推薦試験については、いずれの学科も小論文・面接・調査書などによる総合評価が中心です。評価は調査書・小論文・面接をそれぞれ10段階で採点し、原則として合計が24以上の者を対象に、在籍者数や志望理由書の内容もあわせて総合的に判定する仕組みが取られています。当日に英語の筆記試験を課す記載はありませんが、出願要件としてのCEFR A1スコア(または食品生産科学科であればTOEIC等のスコア)は、推薦試験でも学力試験と同様に必須です。「推薦だから英語資格が不要」というわけではない点を押さえておきましょう。
面接では、志望理由や学びたい専門分野についての質問に加えて、取得した英語資格やTOEICのスコアについて触れられる可能性もあります。単に「基準を満たすためにTOEICを受けた」という説明にとどめず、なぜその学科・コースを志望し、入学後にどのように英語力を役立てたいかを自分の言葉で語れるように準備しておくと、面接全体の説得力が高まります。英語資格は出願要件であると同時に、学びへの姿勢を示す材料の一つとしても捉えておくとよいでしょう。
3年次編入と2年次編入の違い
海事システム工学科・海洋電子機械工学科では、出身校の学科・コースによって編入年次が異なる場合があります。高等専門学校の商船学科(航海コース・機関コース)以外を卒業(見込み)の場合は第3年次編入が基本ですが、商船学科の特定コースを卒業(見込み)の場面では第2年次編入となるケースが定められています。編入年次が変わると本学での在学期間や修学条件も変わるため、自分の出身学科・コースがどちらに該当するかを早い段階で確認しておくことが、その後の学習計画・英語資格のスケジュールを立てるうえでも重要です。英語資格の出願要件(CEFR A1以上)自体は編入年次にかかわらず共通して求められます。
学力試験の出願資格(英語資格以外の要件)
学力試験で出願する場合、英語資格の準備と並行して満たしておくべき基礎的な出願資格もあります。海洋工学部・海洋生命科学部食品生産科学科ともに、学力試験の出願資格は次のいずれかに該当することが条件です。
- 高等専門学校を卒業した者及び卒業見込みの者(海事システム工学科・海洋電子機械工学科の一部コースは商船学科の学科・コース指定あり)
- 短期大学を卒業した者及び卒業見込みの者
- 大学を卒業した者及び卒業見込みの者
- 大学に2年以上(休学期間を除く)在学し、62単位以上を取得した者及び取得見込みの者
- 大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された者及び授与される見込みの者
- 学校教育法施行規則の規定により文部科学大臣が指定した者
このように出願資格自体は高専卒業者に限らず、短期大学や4年制大学の在学者・卒業者にも幅広く開かれています。出願資格を満たすルートは複数あるため、自分がどの区分に該当するかを早めに確認し、必要な証明書(卒業見込証明書・在学証明書・単位取得証明書など)を余裕を持って準備しておきましょう。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
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TOEICスコアの取得スケジュールと出願までの逆算プラン
東京海洋大学の編入学試験は、出願期間が2026年5月18日(月)から22日(金)、試験日が6月中旬に設定されています。TOEICのスコアは受験してから公式認定証が届くまでに一定の日数がかかるため、直前に受験しても出願書類の準備が間に合わない恐れがあります。スコアの有効期限は試験実施日から過去2年以内とされているため、時間的な余裕を持って計画的にスコアを積み上げていくことが重要です。
準備スケジュールの目安
一般的な準備スケジュールの目安は次のとおりです。高専生であれば4年生の後半、大学生であれば2年生の後半から動き出すイメージを持っておくと無理がありません。
| 時期 | やるべきこと |
|---|---|
| 出願前年の夏〜秋 | 現状のスコアを把握するために一度TOEICを受験し、目標スコア(食品生産科学科なら600点前後、海洋工学部ならCEFR A1相当)とのギャップを確認する |
| 出願前年の秋〜冬 | 弱点分野(リスニングかリーディングか)を中心に学習を進め、必要であれば2回目を受験する |
| 出願年の1〜3月 | 海洋工学部志望者はTOEIC S&Wの受検も計画に組み込む。実施回数がL&Rより少ないため早めの申し込みが必須 |
| 出願年の4〜5月 | 公式認定証・スコアレポートが届いているか確認し、出願書類として使えるコピーを準備する |
| 出願期間(5月中旬〜下旬) | 願書とあわせて英語資格検定証明書のコピーを郵送(書留速達)で提出する |
高専生と大学生でスケジュール感は異なる
高等専門学校生の場合、5年生になると卒業研究や実習と受験対策が重なりやすいため、4年生の後半からTOEICの受験・学習をスタートしておくと精神的な余裕が生まれます。一方、4年制大学から編入を目指す場合は、大学2年生のうちに一度TOEICを受験して現状を把握し、3年生の前半までに目標スコアの土台を作っておくと、専門科目や小論文対策に集中しやすくなります。出願年度の直前に慌てて対策を始めるのではなく、1年以上前から逆算したスケジュールを組むことが、無理のない準備につながります。
TOEIC S&Wの受検枠は早めに確保する
特にTOEIC S&Wはテストセンターでの実施回数がL&Rと比べて限られており、申込みが埋まりやすい傾向があります。海洋工学部を志望する場合は、L&Rのスコアメイクと並行して、S&Wの受検予定を早い段階でカレンダーに組み込んでおくことをおすすめします。また高等専門学校在学中の志願者は、学校行事や卒業研究のスケジュールとも重なりやすいため、担任やクラス担当の教員と早めに相談しながら受験計画を立てるとよいでしょう。証明書の発行・郵送にも数週間かかることがあるため、出願締切ぎりぎりでの受験は避けてください。
目標スコアに届かなかった場合の考え方
計画どおりにスコアが伸びず、目標に届かないまま出願期間が近づいてしまうケースもあります。食品生産科学科は具体的な下限点が非公表のため、進級要件の600点に届かなくても出願要件自体(TOEIC L&R・TOEFL iBT・IELTSのいずれかを保有していること)さえ満たしていれば出願自体は可能です。一方、海洋工学部はCEFR A1という明確な下限ラインがあるため、A1に届かない場合は出願できません。TOEICでA1相当の合算スコアに届きそうにない場合は、英検やIELTSなど自分にとって伸ばしやすい別の資格に切り替える判断も、早めであればあるほど選択肢が広がります。
TOEIC対策の具体的な学習法|L&Rとスピーキング・ライティングの伸ばし方
TOEIC L&Rのスコアを伸ばす基本は、公式問題集や単語帳を使った反復学習です。リスニングセクションでは、Part 1・2の短文問題で確実に得点を積み上げつつ、Part 3・4の会話・トークでは設問文を先読みしてから音声を聞く練習が効果的です。リーディングセクションでは、Part 5・6の文法・語彙問題を素早く処理し、Part 7の長文読解に時間を残す時間配分が得点アップの鍵になります。1日20〜30分でも毎日継続するほうが、週末にまとめて数時間学習するより定着しやすいとされています。
Part別の優先順位の付け方
限られた時間で効率よくスコアを伸ばすには、配点比率の高いパートから優先的に対策するのが定石です。Part 5(短文穴埋め)は文法知識だけで即答できる問題が多く、投資対効果が高い分野です。Part 7(長文読解)は問題数が最も多いため、速読力を鍛えることでスコアへの影響が大きくなります。得意分野より苦手分野を先に底上げするほうが、全体のスコア効率は高まります。
リスニングとリーディングでは対策の性質も異なります。リスニングは音声に慣れるまでに時間がかかる一方、一定水準に達すればスコアが安定しやすい分野です。毎日の学習にディクテーション(音声を聞いて書き取る練習)やシャドーイング(音声を追いかけて発音する練習)を組み込むと、耳が英語に慣れるスピードが早まります。リーディングは語彙力と読解スピードの両方が必要なため、単語学習と長文演習をバランスよく続けることが大切です。目標スコアまでの点差が大きい場合は、まず基礎的な単語・文法の総復習から始め、土台を固めたうえで問題演習量を増やしていく順番が遠回りに見えて実は近道になります。
学習ログで進捗を可視化する
TOEIC対策は成果が見えにくく、モチベーションを保ちにくい科目でもあります。模試や公式問題集を解くたびにスコアと弱点をノートやアプリに記録し、週単位・月単位で振り返る習慣をつけると、伸び悩んでいる分野が可視化され、学習の軌道修正がしやすくなります。専門科目や小論文の対策と並行するからこそ、TOEICだけに時間を取られすぎないように、1週間の学習時間の中でTOEICに充てる割合をあらかじめ決めておくこともおすすめです。
TOEIC S&W対策はテンプレートと添削がカギ
海洋工学部を志望してTOEIC S&Wにも挑む場合は、L&Rとは異なる対策が必要です。Speakingセクションでは、音読・写真描写・意見陳述など決められた形式の設問にテンプレートを用意して臨むと安定した得点が取りやすくなります。Writingセクションでは、Eメール作成問題や意見を述べるエッセイ問題で、論理的な構成(結論→理由→具体例)を意識した英作文を練習しておくと得点が伸びやすくなります。オンライン英会話やライティング添削サービスを併用し、実際に話す・書くアウトプットの機会を増やすことが近道です。
海洋工学部志望者が最初に取り組むべきこと
海洋工学部を志望する場合、対策の初動でつまずきやすいのが「どの英語資格を選ぶか」の判断です。すでにTOEIC L&Rを受験した経験がある人はTOEIC S&Wの追加受検を検討し、英検やIELTSに慣れている人は無理にTOEICへ切り替えず、その資格でCEFR A1の基準を満たせるかを確認するところから始めましょう。複数の選択肢の中から最短で基準を満たせる資格を選ぶことが、専門科目や小論文に十分な時間を残すための第一歩になります。
独学で対策を進める基本ステップ
- 公式問題集で現状のスコアを測り、弱点セクションを特定する
- 単語・文法の基礎を固める(高専・大学の授業で扱う理系英語も活用できる)
- Part別の対策教材で頻出パターンに慣れる
- 本番形式の模試を時間を計って解き、時間配分を体に染み込ませる
- 海洋工学部志望者はS&Wの模擬練習・オンライン添削で発話・作文力を鍛える
理系専門用語のボキャブラリーも並行して増やす
海洋・工学系の学部を志望する場合、TOEICで扱われるビジネス英語の語彙だけでなく、専門分野に関連する英単語にも日頃から触れておくと、入学後の英語学習にもつながります。海洋生命科学・食品科学・機械工学・情報工学など、志望学科に関連する英語の教科書や論文の要旨(アブストラクト)を読む習慣をつけておくと、TOEIC Part 7の長文読解やS&Wのライティングでも読解・表現の幅が広がります。TOEIC対策と専門分野の英語学習は、一見遠回りに見えても互いに補完し合う関係にあります。
専門科目や小論文の対策と並行してTOEIC対策を進めるのは負担が大きいため、理系大学編入の対策|数学・理科・英語の勉強法で紹介している時間管理の考え方もあわせて参考にしてください。独学での両立に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
出願書類・検定料・入学後の進級要件まで押さえる実務ポイント
TOEICなどの英語資格検定証明書は、公式な成績証明書のコピーとして提出します。TOEIC L&Rの場合は、本人宛に送付された公式認定証(Official Score Certificate)のコピー、デジタル公式認定証をPDF出力した用紙、スコアレポート(Official Score Report)のコピーのいずれか1つをA4サイズで提出する形式です。原本を提出すると返却されないため、必ずコピーを用意してください。
出願に必要な書類一覧
| 書類 | 内容 |
|---|---|
| 入学志願票 | インターネット出願システムからA4カラー印刷 |
| 卒業(見込)証明書・在学証明書 | 出身校が発行するもの |
| 調査書または成績証明書 | 出身校長が作成した厳封のもの |
| 英語資格検定証明書(コピー) | TOEIC・TOEFL・IELTS等、公式スコアのコピー |
| 住民票の写し(該当者のみ) | 外国人志願者のみ必要 |
提出書類はすべて郵便局窓口から「書留速達」で郵送する必要があり、大学窓口への直接持参は受け付けられません。登録・支払いだけでは出願は完了しないため、必要書類の郵送まで済ませて初めて出願完了となる点を必ず確認してください。
インターネット出願の流れ
出願はすべてインターネット出願システムで行います。事前にマイページを登録し、出願期間になったら志望学部・学科の選択、志願者情報の入力、顔写真データのアップロードなどを済ませたうえで、検定料の支払いに進みます。検定料の支払いが完了すると、英語資格検定証明書などを含む出願書類一式を印刷できるようになる仕組みです。支払い完了後に印刷した入学志願票と各種証明書、そして英語資格検定証明書のコピーをまとめて郵送し、出願期間内必着で大学に届けば出願完了となります。受験票は大学からの発送はなく、印刷可能期間になったらインターネット出願システムに再度ログインして各自で印刷し、試験当日に持参する必要があります。
検定料・入学料・授業料
検定料は両学部・両試験区分とも30,000円で、コンビニエンスストア・クレジットカード・郵便局/銀行ATM・ネットバンキングのいずれかで支払います。クレジットカードを選択した場合は出願登録と同時に支払いが完了しますが、コンビニエンスストアやペイジー対応銀行ATMを選ぶ場合は、表示された支払い番号を控えたうえで期限内に手続きを終える必要があります。支払い期限を過ぎると出願登録データ自体がキャンセルされてしまうため、余裕を持った手続きを心がけてください。
合格後の入学料は282,000円、年額授業料は535,800円(前期267,900円・後期267,900円)です。入学関係の費用は改定される可能性があるため、出願時には必ず最新の募集要項で確認してください。障害等があり受験上・修学上の配慮を必要とする場合は、出願に先立って事前相談の申請が必要になるため、早めに準備を進めましょう。
入学後の英語学習支援体制
入学後の英語学習についても触れておきます。海洋生命科学部はTOEIC L&R 600点、海洋工学部はCEFR B1以上を、いずれも学部第4年次への進級要件として設定しています。両学部とも、TOEIC学習専門の英語教員の配置やスコア別・技能別クラスの設置、語学学習用の個人ブース、英語学習アドバイザーによる支援など、入学後も英語力を伸ばし続けられる体制が整えられています。編入学試験で取得したスコアをそのまま入学後の単位認定に活用できるケースもあるため、出願要件だからと気を抜かず、進級要件も見据えたスコアを目指しておくと入学後の負担を減らせます。
合格発表と成績開示の仕組み
合格者の発表は、大学ホームページに受験番号を掲載する方式で行われ、大学掲示板での掲示は行われません。電話等による合否の照会にも応じていないため、必ず自分でホームページおよびインターネット出願システムの「マイページ」を確認する必要があります。また、受験者に対しては個人成績を順位で開示する制度があり(受験者数10名以下の試験は非開示)、開示を希望する場合は所定の申請書と返信用封筒を期間内に郵送する手続きが必要です。不合格だった場合でも、自分の成績が受験者の中でどの位置にあったかを知ることができ、翌年度の再挑戦や併願校の対策に活かせます。
併願戦略と過去問の活用法
東京海洋大学は「入試過去問題活用宣言」に参加しており、宣言参加大学・提供大学の過去問または類似問題を編入学試験でも使用することがあるとされています。解答例または出題の意図は大学ホームページ上で公開されており、令和9年度実施分については2026年7月10日15時から2029年7月頃まで公開される予定です。ただし、英語(TOEICなど外部試験スコアの換算)そのものについては得点換算方法が非公開のため、過去問として対策できるのは小論文・数学・理科・当日の英語筆記(流通情報工学科の場合)といった科目に限られる点に注意してください。
「入試過去問題活用宣言」とは、複数の大学が参加し、互いの入試過去問題を必要に応じて活用し合う枠組みのことです。この宣言に参加しているからといって毎年必ず過去問がそのまま出題されるわけではなく、類似問題への改変や不使用の年度もあり得るとされています。過去問演習はあくまで出題傾向をつかむための一手段と位置づけ、募集要項に明記された学力試験範囲(数学であれば線形代数・微分積分学など)を基準に、幅広く対策を進めることが安全です。
併願先の選び方
編入学試験は多くの国公立大学で日程が近接しているため、東京海洋大学を第一志望としつつ、他大学を併願するケースも珍しくありません。併願を検討する際は、各大学が求める英語資格の種類・スコア・提出期限をあらかじめ一覧化しておくと、出願直前の混乱を防げます。特にTOEIC S&Wのように実施回数が限られる試験を利用する大学を併願先に含める場合は、受検スケジュールが重複しないよう早めに調整しておきましょう。理系学部でTOEICを活用した編入試験の対策例としては、立命館大学理工学部の編入試験対策|数学・物理学・TOEIC・募集要項も参考になります。
小論文・面接・専門科目の対策とTOEIC対策を同時並行で進める必要があるため、優先順位付けと学習時間の配分が合否を左右します。募集要項の出願要件を満たすタイミングから逆算し、余裕を持ったスケジュールで準備を進めてください。
併願管理のポイント
併願校が増えるほど、大学ごとに異なる英語資格の種類・必要スコア・提出期限・出願方法を正確に管理する必要が出てきます。志望大学ごとに「必要な英語資格」「出願期間」「試験日」「検定料」「必要書類」を一覧表にまとめておくと、出願直前のミスを防ぎやすくなります。特に東京海洋大学のようにTOEIC L&RとS&Wの両方が必要な大学を併願先に含める場合は、他大学の英語資格要件と受検スケジュールが競合しないか、早い段階でチェックしておくことをおすすめします。
また、東京海洋大学は出願期間の郵送必着日が試験日の3〜4週間前に設定されているため、併願校の出願時期と重なった場合はどちらの書類準備を優先するか、あらかじめ計画しておく必要があります。特に卒業見込証明書や調査書は出身校での発行に日数がかかることが多いため、複数校を併願する場合は出身校の担当窓口に早めに相談し、まとめて依頼できるものは依頼しておくと直前の負担を減らせます。
よくある質問(FAQ)
東京海洋大学の編入学試験にTOEICは何点必要ですか?
学部によって考え方が異なります。海洋生命科学部食品生産科学科は具体的な下限点が公表されておらず、得点換算方法も非公開です。入学後の進級要件であるTOEIC L&R600点を一つの目標ラインとするのが現実的です。海洋工学部はTOEIC単独ではなくCEFR A1以上の基準が出願要件で、TOEICで満たす場合はL&RとS&Wの合算スコアでおおむね320点以上が目安になります。学科によって求められる水準や試験の組み合わせが異なるため、志望学科の最新の募集要項を必ず確認してください。なお、いずれの学科もスコアが高いほど直接的に有利になる制度ではない(食品生産科学科は換算方法非公開、海洋工学部は加点なし)ため、目標を過度に高く設定しすぎず、他の対策科目とのバランスを意識することも大切です。
TOEICのスコアが無くても東京海洋大学の編入学試験を受験できますか?
受験できません。公式Q&Aでも「英語資格検定証明書を提出しなくても受験はできますか?」という問いに対し「受験はできません」と明記されており、TOEIC・TOEFL・IELTSなど対象資格のいずれか1つのスコアが出願の必須条件です。英語資格を準備できていない場合は、その年度の出願自体を見送らざるを得ないため、早めのスコアメイクが欠かせません。
TOEIC L&RとTOEIC S&Wの両方が必要なのはどの学部ですか?
海洋工学部(海事システム工学科・海洋電子機械工学科・流通情報工学科)です。CEFR A1以上をTOEICで証明する場合、L&Rのみでは要件を満たせず、S&Wも受検してスコアを2.5倍にした合算点で判定されます。海洋生命科学部食品生産科学科はTOEIC L&R(公開テストのみ)1つで出願要件を満たせます。
TOEFLやIELTSでも出願できますか?
可能です。食品生産科学科はTOEIC L&R・TOEFL iBT・IELTSのいずれか1つ、海洋工学部はTOEIC L&R・S&Wに加えて英検・ケンブリッジ英語検定・GTEC・IELTS・TEAP・TEAP CBT・TOEFL iBTなど計8種類の資格から1つを選べます。すでに取得している資格があれば、それを活用するのが効率的です。特に高校・高専時代に受験機会の多い英検やGTECを保有している場合は、新たにTOEICを受け直さなくても出願要件を満たせる可能性があるため、まずは手元にある資格スコアがCEFR A1(海洋工学部)や大学の想定水準(食品生産科学科)を満たしているかを確認するとよいでしょう。
TOEICのスコアに有効期限はありますか?
あります。両学部とも、試験実施日から過去2年以内に受験したスコアであることが条件です。公式証明書の再発行可能期間も試験日から2年間とされているため、証明書を紛失した場合は早めに再発行手続きを行ってください。
TOEICスコアが基準より高いと合格に有利になりますか?
海洋工学部については、公式Q&Aで「英語資格は出願要件であり、入学試験の成績に加点するものではありません」と明記されています。基準点を大きく超えても選抜上の加点はないため、期限内に確実に基準を満たすことを優先すべきです。食品生産科学科は外部試験スコアを得点に換算する仕組みがあるため、スコアが高いほど有利に働く可能性がありますが、換算方法自体は非公開です。
編入学後もTOEICのスコアは必要ですか?(進級要件)
必要です。海洋生命科学部はTOEIC L&R600点、海洋工学部はCEFR B1以上(TOEIC換算でおおむね合算1150点以上が目安)を、いずれも学部第4年次への進級要件として定めています。編入学前に取得したスコアが入学後の単位認定に活用できる制度もあるため、出願要件を満たした後も学習を継続することをおすすめします。両学部とも、TOEIC専門教員の配置やスコア別クラス、語学学習用ブースなど入学後の支援体制が整えられているため、編入学後も継続してスコアアップを目指せる環境があります。
団体受験(TOEIC-IP)のスコアは使えますか?
使えません。公式Q&Aでは「団体受験(TOEIC-IP、TOEFL-ITP)のスコアの提出でも認められますか?」という問いに対し「認められません」と明記されています。必ず個人で申し込む公開テストのスコアを取得してください。
まとめ|東京海洋大学編入のTOEIC対策は学部ごとの制度理解から
東京海洋大学の編入学試験におけるTOEIC対策は、まず志望学部がどの制度に基づいて英語資格を求めているかを正しく理解することから始まります。ここまでの内容を整理すると、次のポイントが重要です。
- 編入学試験は推薦試験・学力試験の両方式で実施され、どちらの方式でも英語資格の提出は例外なく必須
- 実施学部は海洋生命科学部食品生産科学科と海洋工学部(海事システム工学科・海洋電子機械工学科・流通情報工学科)の2学部体制
- 食品生産科学科はTOEIC L&R・TOEFL iBT・IELTSのいずれか1つが出願要件で、得点換算方法は非公開。進級要件のTOEIC600点が目標スコアの目安になる
- 海洋工学部はCEFR A1以上が出願要件で、TOEICで満たす場合はL&RとS&Wの両方が必須、S&Wを2.5倍にした合算スコアで判定される
- 流通情報工学科の学力試験では、出願要件の外部試験スコアに加えて当日の英語筆記試験(読解・英作文)も課される
- スコアの有効期限は試験実施日から過去2年以内で、団体受験のスコアは認められない
- 入学後の進級要件は食品生産科学科がTOEIC600点、海洋工学部がCEFR B1以上と、出願要件よりも高い水準が求められる
- 出願期間は5月中旬、試験日は6月中旬が目安のため、TOEIC S&Wなど実施回数の限られる試験は早めに受検計画を立てる
専門科目・小論文・面接の対策とTOEIC対策を同時に進めるのは決して簡単ではありませんが、募集要項の一次情報に基づいて優先順位を明確にすれば、限られた時間でも効率的に準備を進められます。特に海洋工学部を志望する場合はTOEIC L&Rだけでなくスピーキング&ライティングの受検枠を早期に確保すること、食品生産科学科を志望する場合は進級要件の600点を目標に据えて理科・小論文とバランスよく対策することが、それぞれの学部で成果を出すための近道です。
制度は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず大学編入コースの情報や最新の募集要項をあわせてご確認ください。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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