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鳥取大学編入のTOEIC対策|必要スコアの目安と学習法

鳥取大学編入のTOEIC対策の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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鳥取大学の編入学試験に挑戦するなら、TOEIC(L&R)の成績証明書の準備は避けて通れません。鳥取大学で編入学試験を実施しているのは農学部生命環境農学科のみで、出願書類としてTOEIC(L&R)のスコア提出が必須とされています。TOEIC(L&R)とは、英語によるコミュニケーション能力を測定する世界共通のテストで、リスニングとリーディングの2技能をスコア化するものです。募集要項には点数の下限基準は明記されていませんが、二段階選抜のうち学力試験を行わない第1次選考で提出書類として使われる以上、スコアの水準は合否に影響しうる要素と考えておく必要があります。

「鳥取大学 編入 toeic」と検索する人の多くは、何点あれば出願できるのか、いつまでに受験すればよいのか、独学でどう対策すればよいのかという3点を知りたいはずです。本記事では、鳥取大学農学部生命環境農学科の編入学試験でTOEICがどのように使われるのか、出願要件・提出書類・日程といった募集要項の一次情報をもとに整理したうえで、どの程度のスコアを目安にすべきか、そしてTOEICスコアを効率よく伸ばすための学習法を具体的に解説します。すでに検定を受けたことがある方も、これから対策を始める方も、出願までの逆算スケジュールを立てる参考にしてください。

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あわせて、出願書類の準備の進め方や、学力試験のない二段階選抜における口述試験対策、費用や単位認定といった入学後を見据えた情報もまとめました。TOEIC対策だけに気を取られて他の準備が手薄にならないよう、編入学試験全体の流れを俯瞰しながら計画を立てられる内容になっています。

なお、大学の募集要項は年度ごとに内容が変わる可能性があります。本記事は鳥取大学農学部が公表している最新の学生募集要項(2025年7月公開分)をもとに作成していますが、出願を検討する際は必ず鳥取大学入学試験情報の公式ページで最新の要項を確認してください。

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目次

鳥取大学の編入学試験でTOEICが必要になる仕組み

鳥取大学で第3年次編入学試験を実施しているのは、農学部生命環境農学科のみです。同学科には国際乾燥地農学、里地里山環境管理学、植物菌類生産科学、農芸化学という4つの教育コースがあり、志願者はこのうち1つを選んで出願します。募集人員はいずれのコースも「若干名」と設定されており、大人数を対象とした試験ではありません。地域学部や工学部では編入学試験自体を実施していないため、鳥取大学で編入学を目指す場合、実質的にこの4コースが選択肢になります。

この試験の大きな特徴は、外部の英語資格・検定試験であるTOEIC(L&R)のスコアを出願書類として提出させる点です。編入学試験そのものの中で英語の筆記試験を課すのではなく、事前に受験したTOEIC(L&R)の成績証明書の写しを提出させることで、英語力を判定する仕組みになっています。募集要項の出願書類一覧には「TOEIC(L&R)の成績証明書の写し」が明記されており、この提出がなければ出願書類として受理されません。

なぜ編入学試験でTOEICが使われるのかというと、大学側が独自に英語の筆記試験を作成・実施する手間を省きつつ、客観的な英語力の指標を出願者間で比較できるという実務上の利点があるためと考えられます。同様の仕組みは他大学の編入学試験でも広がっており、TOEICやTOEFLといった外部検定のスコア提出を出願要件に組み込む大学は年々増加傾向にあります。特に理系学部では、専門科目の筆記試験に加えて英語の筆記試験まで課すと受験者・大学双方の負担が大きくなるため、外部検定のスコアで代替する方式が採用されやすい傾向があります。

大学入試改革の流れの中で、英語の4技能を測定できる外部検定を活用しようという動きは一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜など幅広い入試方式に広がってきました。編入学試験もその流れと無関係ではなく、在学中に取得したTOEICスコアをそのまま活用できる仕組みは、受験生にとっても「独自の英作文・リスニング試験対策」を新たに積む必要がないという利点があります。裏を返せば、TOEICスコアという客観的な数値がすでに出願前の段階から評価対象になっているということでもあり、対策を先延ばしにできない理由がここにあります。

鳥取大学農学部の編入学試験を検討する場合、まず「TOEIC(L&R)を受験して成績証明書を確保すること」自体が出願準備の第一歩になると理解しておきましょう。専門科目の対策や志願理由書の作成と並行して、早い段階からTOEICの受験計画を立てておくことが、出願直前に慌てないための鍵になります。次の章では、出願資格や募集人員といった制度の全体像をより詳しく見ていきます。

本記事は、高等専門学校(高専)の最終学年に在籍していて進路の一つとして農学部編入を検討している人、4年制大学に在学中で学部・学科を変えて学び直したいと考えている人、短期大学や専門学校を卒業してから編入学を目指す社会人など、鳥取大学農学部生命環境農学科への編入を検討するさまざまな立場の人に向けて書いています。出身校の種類によって出願要件の該当区分は異なりますが、TOEIC(L&R)のスコア提出が必須である点はどの区分から出願する場合でも共通しています。

出願資格・募集人員・実施体制(生命環境農学科4コース)

鳥取大学農学部生命環境農学科の編入学(第3年次編入学、入学時期は毎年4月1日)に出願するには、次の(1)〜(7)のいずれかに該当している必要があります。

区分出願要件
(1)学士の学位を有する者
(2)短期大学・高等専門学校を卒業した者、および卒業見込みの者
(3)専修学校の専門課程(農業大学校を含む)を卒業した者、および卒業見込みの者
(4)大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者(見込みを含む、休学期間は除く)
(5)高等学校等の専攻科の課程(文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した者、および修了見込みの者
(6)外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者
(7)文部科学大臣が大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者(各種大学校卒業者を含む)

このうち(3)の農業大学校や(7)の各種大学校については出願要件に該当しない場合があるため、該当する可能性がある人は出願前に必ず鳥取大学農学部教務係へ相談するよう募集要項に注記されています。高専生や短大生が最もイメージしやすいのは(2)、4年制大学に在学中で編入を目指す人は(4)の「62単位以上」の要件を満たしているかどうかがポイントになります。単位数を数える際は休学期間が除外される点も見落としやすいので注意してください。

志望する教育コースは、入学志願票に4コースの中から1つを記入する形式です。国際乾燥地農学は乾燥地の農業や環境問題、里地里山環境管理学は地域資源の保全や活用、植物菌類生産科学は生物資源の育種や生産技術、農芸化学は生命現象の解明や応用といった分野を中心に学ぶコースとされています。募集要項の記載からは各コースの詳細なカリキュラム内容までは分かりませんが、志望理由書を書く際には、自分がどのコースでどのような学びを深めたいのかを具体的にイメージしておくことが重要です。

募集人員はコースごとに「若干名」とされており、公表されている定員数値はありません。倍率や合格者数についても募集要項には記載がなく、公式に公表されている数値は確認できませんでした。募集人員が少人数である以上、出願書類全体の完成度が合否を大きく左右すると考えて、TOEICスコアだけでなく志願理由書や成績証明書の準備にも十分な時間をかけることが大切です。

また、入学時期は毎年4月1日、編入学年次は3年次に固定されています。9月や10月からの秋季入学制度は用意されていないため、出願を計画する際は4月入学を前提としたスケジュールを組む必要があります。出身校の卒業(見込)時期と鳥取大学の入学時期がずれないよう、在学中の単位取得状況や卒業要件も早めに確認しておきましょう。とりわけ出願要件(4)の「大学に2年以上在学し62単位以上」に該当するケースでは、出願時点でまだ卒業していない在学中の身分での出願になるため、在籍校の教務担当窓口とも並行してやり取りが必要になる点を押さえておいてください。

出身校の種類によって、出願書類の準備にかかる時間は大きく変わります。高等専門学校(高専)の場合、5年一貫教育のカリキュラムの中で成績証明書やシラバスを比較的スムーズに取得できるケースが多い一方、4年制大学に在学中で出願要件(4)を使う場合は、在学中の単位を正確に数えて62単位以上であることを証明する作業が必要になります。短期大学や専門学校を卒業してから編入を目指す社会人の場合は、出身校の教務窓口とのやり取りに時間がかかることもあるため、出願期間の数か月前から書類請求のスケジュールを立てておくと安心です。

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TOEIC(L&R)スコア提出の要件と注意点

TOEICスコアの提出に関しては、募集要項に明確な条件が記載されています。まず出願にあたっては、直近の募集要項(令和8年度分)の記載で「令和5年11月22日以降に受験したTOEIC(L&R)のスコアを取得している必要がある」とされています。つまり、受験してから一定期間が経過したスコアは出願に使えない可能性があるということです。この起算日は年度ごとに更新される可能性が高いため、実際に出願する年度の募集要項で必ず該当の受験可能期間を確認してください。

提出が求められているのはTOEIC(L&R)、つまりリスニング・アンド・リーディングテストのスコアです。スピーキングとライティングを測定するTOEIC Speaking & Writing Testsとは別物なので、申し込みの段階で試験区分を間違えないよう注意しましょう。提出書類は「TOEIC(L&R)の成績証明書の写し」で、原本ではなくコピーでよいとされていますが、鮮明に判読できる状態で提出する必要があります。

もう一つ重要な注意点は、募集要項がTOEICについて「公式ホームページをご覧ください」としてIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)のTOEIC公式サイトを案内している点です。スコア証明書の発行スケジュールには一定の日数がかかるため、出願締切の直前に受験するのではなく、余裕を持ったスケジュールで受験しておくことが欠かせません。公開テストのスコア証明書(Official Score Certificate)は受験後の発送までに一定期間を要するため、出願書類の準備期間から逆算して受験日を決める必要があります。

TOEIC(L&R)公開テストは、IIBC公式サイトでの会員登録・申し込みを経て、年に複数回実施されています。受験結果はまずオンラインで先に確認できることが多く、紙のスコア証明書(Official Score Certificate)は後日発送される形式です。出願書類として求められているのはこの紙の成績証明書の写しのため、オンラインでスコアを確認できた時点ではなく、証明書が手元に届いた時点で初めて出願書類の準備が完了することになります。試験日から証明書到着までのスケジュールは受験時期によって変動するため、公式サイトで最新の日程・発送目安を確認しながら受験計画を立ててください。

出願書類は一式まとめて提出する形式で、後から追加提出することは想定されていません。次の表に主な出願書類をまとめました。

出願書類内容
入学志願票志望教育コースを1つ記入
写真票・受験票大学所定の用紙
志願理由書志願の動機・卒業後の希望・進路等を記入
検定料関連書類検定料振込済証明書貼付票など
出身学校等の成績証明書修得見込み科目は評価欄に○印を付す
修得科目全てのシラバス成績証明書記載の全授業科目分
卒業証明書または卒業見込証明書出願要件(4)に該当する場合は提出不要
TOEIC(L&R)成績証明書の写し指定期間内に受験したもの
農林業に関する資格証明書該当者のみ、任意提出
返信用封筒所定の切手を貼付

TOEICのスコア証明書だけを別送するといった対応も難しいため、出願期間に間に合うよう逆算して受験計画を立てることが最優先事項になります。募集要項の出願期間は例年10月上旬から中旬に設定されているため、遅くとも受験する年の夏までには一度TOEICを受けておき、スコアに納得できなければ再受験する余裕を確保しておくと安心です。

受験回数に制限はなく、複数回受験して最も良いスコアの証明書を提出することも可能です。ただし、受験のたびに検定料がかかるうえ、証明書の発行にも一定の時間を要するため、直前になって「あと1回受け直したい」と思っても間に合わないケースがあります。余裕を持った受験計画を立て、最終的にどのスコアを提出するかを出願期間が始まる前までに決めておくとスムーズです。

TOEFLや英検など他の英語資格は使えるか

募集要項の出願書類一覧に記載されているのは「TOEIC(L&R)の成績証明書の写し」のみで、TOEFLや実用英語技能検定(英検)、IELTSなど他の英語資格・検定試験を代わりに提出できるという記載は確認できませんでした。現時点で公式に認められているのはTOEIC(L&R)のみと理解しておくのが安全です。すでにTOEFLや英検で高いスコア・級を持っている場合でも、鳥取大学農学部の編入学試験に出願するのであれば、別途TOEIC(L&R)を受験してスコアを取得する必要があります。この点は募集要項の記載内容が全てなので、疑問がある場合は必ず鳥取大学農学部教務係に確認してください。

鳥取大学編入で目指すべきTOEICスコアの目安

鳥取大学農学部の編入学試験の募集要項には、TOEIC(L&R)の最低点数基準、いわゆる足切りスコアは明記されていません。提出が求められているのはあくまで「成績証明書」であり、公式に「◯点以上でなければ出願できない」という記載は見当たりませんでした。この点は正確に理解しておく必要があります。

一部のウェブサイトでは、鳥取大学のTOEIC基準として「500点以上」という数字が紹介されている場合がありますが、これは学校推薦型選抜(一般推薦)における基準であり、編入学試験とは異なる入試方式の話です。編入学試験と学校推薦型選抜は別の制度であるため、両者の基準を混同しないよう注意してください。編入学試験に関しては、公式に点数基準が示されていない以上、「何点なら確実に合格できる」と断言できる情報は存在しません。

とはいえ、点数基準がないからといって対策を後回しにしてよいわけではありません。第1次選考は出願書類のみによる審査であり、学力を問う筆記試験が行われない分、TOEICのスコアは志願理由書やその他の書類と並んで、数値として明確に評価対象になり得る要素です。他大学の編入学試験でTOEICスコアが英語試験の得点や出願資格の目安として使われる場合、一般的には理系学部で600点前後、文系学部で730点前後が一つの目安として語られることが多いという傾向があります。これはあくまで他大学における一般的な相場であり、鳥取大学農学部が定めた基準ではない点に注意してください。

鳥取大学にはこのほかにも一般選抜、学校推薦型選抜(一般推薦)、総合型選抜など複数の入学者選抜方式があります。編入学試験はこれらとは別に、既に大学等で一定期間学んだ人を対象とする制度です。入試方式ごとにTOEICの扱いが異なるため、ウェブ上の情報を調べる際は「自分が出願しようとしている入試区分の記事かどうか」を必ず確認する習慣をつけましょう。次の表に主な入試区分の違いを整理しました。

入試区分主な対象者TOEICの位置づけ
編入学試験(本記事のテーマ)大学・短大・高専等で一定期間学んだ者出願書類として成績証明書の提出が必須(点数基準は非公表)
学校推薦型選抜(一般推薦)高等学校からの新規入学者出願資格として一定のスコア基準が設けられている場合がある(編入学試験とは別制度)
一般選抜・総合型選抜高等学校からの新規入学者学部・方式により取り扱いが異なる
目安レンジ一般的な位置づけ(他大学事例からの参考値)
500点台まで英語力の基礎固めの段階。編入学試験では見劣りする可能性がある水準
600点前後理系学部の編入学試験で一つの目安とされることが多い水準
700〜730点前後文系学部や競争率の高い編入学試験で語られることが多い水準
800点以上英語力を明確な強みとしてアピールできる水準

鳥取大学農学部の生命環境農学科は理系分野の学科であり、他大学の理系学部での目安を踏まえると、まずは600点台を一つの通過点として、余裕があれば700点前後を目指しておくと安心材料になります。ただし繰り返しになりますが、これは鳥取大学が公表している基準ではなく、あくまで一般的な参考値です。最終的な出願判断は、必ず最新の募集要項の記載内容を確認したうえで行ってください。

また、TOEICスコアはあくまで出願書類の一部にすぎない点も忘れてはいけません。第1次選考では成績証明書やシラバス、志願理由書も同時に審査されるため、TOEICスコアが多少物足りない水準であっても、専門分野の学びに対する熱意や具体性を志願理由書でしっかり示すことで、書類全体としての評価を補うことは十分可能だと考えられます。点数だけにとらわれず、出願書類全体の完成度を高める意識を持ちましょう。

スコアの目標設定に迷ったときは、「今の実力で確実に取れる点数」ではなく「出願までに伸ばせる可能性がある点数」を基準に計画を立てることをおすすめします。TOEICは学習量に応じてスコアが伸びやすいテストとされているため、出願までの残り期間から逆算し、無理のない範囲で高めの目標を設定して学習を進めるとよいでしょう。実際のスコアが目標に届かなかった場合でも、募集要項に点数基準がない以上、出願をあきらめる必要はありません。志願理由書や成績証明書などその他の書類の完成度を高めることで、出願書類全体としての評価を補う余地は十分にあります。

大学編入で必要とされるTOEICスコアの考え方や学部別の目安については、以下の記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

大学編入にTOEICは何点必要?学部別の目安と対策

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TOEICスコアを伸ばす学習法

TOEIC(L&R)はリスニングセクション(Part1〜4)とリーディングセクション(Part5〜7)の2部構成で、合計200問・約2時間で実施されます。編入学試験の出願準備と並行してスコアを伸ばすには、限られた時間の中でどのパートに力を入れるかを見極めることが重要です。

リスニングセクションの対策

リスニングセクションでは、Part1(写真描写問題)とPart2(応答問題)は比較的得点しやすい範囲です。頻出の語彙・表現パターンを繰り返し聞くことで正答率を安定させやすいパートなので、対策の初期段階でここを固めておくと全体のスコアが底上げされます。一方でPart3(会話問題)とPart4(説明文問題)は、設問を先読みしながら聞き取る技術が必要になるため、時間をかけて演習量を積む必要があります。シャドーイングや音読を日々の学習に取り入れると、英語を聞き取る速度そのものを底上げしやすくなります。

リーディングセクションの対策

リーディングセクションでは、Part5(短文穴埋め問題)とPart6(長文穴埋め問題)が文法・語彙の知識をダイレクトに問う範囲です。ここは暗記と反復演習でスコアを伸ばしやすく、短期間での得点アップが期待できる領域といえます。Part7(読解問題)は問題数が多く時間配分が難しいため、時間内に全問を解き切る練習を重ね、設問の種類ごとに読むべき箇所を素早く判断できるようにしておくことが対策の核になります。特にPart7の後半にあるダブルパッセージ・トリプルパッセージの問題は、複数の文書を横断して情報を照合する必要があるため、日頃から長文を素早く読む訓練を積んでおくことが有効です。

出願までの逆算スケジュール

出願期間から逆算した学習スケジュールの考え方も押さえておきましょう。募集要項でTOEICスコアの有効な受験期間が指定されている場合、その期間内に受験しておく必要があるため、出願予定時期のさらに数か月前から学習を開始し、余裕を持って一度受験→スコアを確認→必要であれば再受験、という流れを組めるようにしておくと安心です。スコア証明書の発行にも一定の日数がかかるため、出願締切ぎりぎりの受験は避けるべきです。

時期の目安取り組み内容
出願の半年〜1年前単語帳・文法の基礎固め、公式問題集での実力測定
出願の3〜6か月前パート別の演習、模擬試験形式での時間配分の練習、1回目の受験
出願の1〜3か月前1回目の結果を踏まえた弱点補強、必要に応じて再受験
出願直前スコア証明書の発行状況を確認し、他の出願書類とあわせて最終チェック

独学での対策としては、公式問題集や単語帳を用いた反復学習に加えて、模擬試験形式での時間配分の練習が効果的です。ただし、編入学試験の出願準備は志願理由書の作成や口述試験対策など並行してやるべきことが多く、TOEIC対策だけに時間を割きすぎると他の準備が手薄になるおそれもあります。学習計画に不安がある場合は、大学編入試験に特化した対策を行っている塾や家庭教師サービスを活用し、TOEIC対策と出願書類・口述試験対策を並行して進める方法も選択肢の一つです。

学習時間の目安としては、現在のスコアと目標スコアの差が大きいほど、まとまった学習時間が必要になります。例えば500点台から600点台を目指す場合と、600点台から700点台を目指す場合とでは、伸ばすべき力の中身が異なります。前者は語彙・文法の基礎的な抜け漏れを埋める学習が中心になりやすく、後者は速読・速聴のスピードを底上げする実戦的な演習が中心になりやすいといわれます。自分の現在地を模擬試験や公式問題集で早めに把握し、どちらのフェーズにいるのかを見極めたうえで学習内容を組み立てることが、限られた時間を有効に使うコツです。

語彙・文法の基礎固めの進め方

TOEICのスコアを底上げするうえで、単語力と文法知識は全パート共通の土台になります。1冊の単語帳を繰り返し使い込むことが効率的で、複数の教材に手を広げるよりも、同じ教材を何周も回して定着させる方がスコアに結びつきやすいとされています。文法についても同様に、頻出パターンを網羅した問題集を1冊仕上げることを優先しましょう。特にPart5で問われる品詞・時制・前置詞などの基礎文法は、Part6・Part7の速読にも直結するため、後回しにせず学習の初期段階で固めておくことをおすすめします。

農学系の専門分野を学ぶ生命環境農学科への編入を目指す場合、専門科目の英語表現に慣れておくことも将来的なメリットになります。ただし、TOEIC(L&R)自体はビジネス・日常生活の場面を中心とした出題であり、専門的な農学用語が直接問われるわけではありません。まずは一般的なビジネス英語の語彙・文法をしっかり固めることが、スコアアップの近道になります。

学習の進め方としては、平日は通学・実習の合間に単語暗記やPart5の演習を短時間ずつ積み重ね、休日にリスニングのまとまった演習や模擬試験形式での通し演習を行うといったメリハリのある配分が効果的です。毎日少しずつでも英語に触れる習慣を継続することが、直前に詰め込むよりも安定したスコアにつながりやすいといわれています。出願準備で忙しくなる時期に差し掛かる前に、できるだけ早い段階で学習のリズムを作っておくことをおすすめします。

出願書類・志願理由書の対策ポイント

鳥取大学農学部の編入学試験は、TOEICスコアだけでなく出願書類全体の完成度が第1次選考の合否を左右します。第1次選考は学力試験を行わず出願書類のみで判定されるため、志願理由書の内容は極めて重要な要素です。

志願理由書には、志願の動機・卒業後の希望・進路等を記入する欄が設けられています。ここでは、なぜ鳥取大学農学部生命環境農学科を志望するのか、4つの教育コースのうちどのコースを選び、そこで何を学びたいのかを具体的に言語化する必要があります。出身校での学びと志望コースの研究内容を接続させて説明できると、書類全体の説得力が高まります。単に「農業に興味があるから」といった抽象的な動機ではなく、これまでの学修経験や体験と、鳥取大学で学びたい具体的なテーマとを結びつけて記述することが評価につながりやすいと考えられます。

成績証明書とシラバスの提出も見落とされがちですが重要な準備項目です。募集要項では、成績証明書に記載されている全ての授業科目のシラバス(または授業内容が分かる資料)を提出するよう求められています。冊子形式の資料しかない場合は、付箋などを使って該当箇所が分かるようにしておく必要があり、直前になって慌てないよう早めに出身校へ資料請求をしておくことをおすすめします。特に高専や短期大学に在学している場合、シラバスの取り寄せに時間がかかることもあるため、出願期間の数か月前には請求手続きを済ませておくと安心です。

農林業に関する資格や地方自治体からの証明書は任意提出の書類です。日本農業技術検定2級以上、農業簿記検定2級以上、スーパー農林水産業士などの資格を持っている場合や、地方自治体の首長等から卒業後の農林業への就業支援を確約されている場合は、これらを証明する資料を添えることができます。必須ではありませんが、農学系のキャリアを具体的に描けている志願者であることを示す材料になり得るため、該当する実績がある人は積極的に添付を検討しましょう。

志願理由書を書くうえでは、鳥取大学および農学部・生命環境農学科が公表しているアドミッションポリシー(入学者受入れの方針)も参考になります。農学部は「食料、環境、いのちについて強い関心を持ち、自主的、自発的に学ぶ意欲を持つ人」「国内外で農学の発展に積極的に貢献したいと考えている人」などを求める人物像として掲げています。生命環境農学科ではこれに加えて、傾聴力や視野の広さ、創造力を養う意欲を持った人物を求めるとしており、乾燥地の農業や環境問題、地域資源の保全・活用、生物資源の育種、生命現象の解明といった学科の研究領域への関心を持つ人を歓迎する方針が示されています。志願理由書や口述試験の受け答えでは、こうした大学側の求める人物像と自分自身の関心・経験が重なる部分を意識して言語化すると、一貫性のある出願書類に仕上げやすくなります。

出願書類は受付後の内容変更が認められていません。記入漏れや不備があると出願書類自体が受理されない可能性もあるため、提出前に第三者にチェックしてもらう、余裕を持ったスケジュールで書類を揃えるといった基本的な対策を徹底することが、結果的に合否を左右する重要なポイントになります。

志願理由書を書く際は、結論から先に述べる構成を意識すると読み手に伝わりやすくなります。「なぜ鳥取大学農学部生命環境農学科を志望するのか」という結論を冒頭で示したうえで、それを裏付ける具体的なエピソードや学修経験を続ける、という流れが基本です。抽象的な言葉だけで埋めるのではなく、出身校での実習・研究活動、地域での農業体験、卒業後に取り組みたい仕事のイメージなど、自分にしか語れない具体的な内容を盛り込むことで、他の志願者と差別化された書類に仕上げやすくなります。書き上げた後は時間を置いてから読み返し、論理の飛躍や説明不足がないかを確認する習慣もつけておきましょう。

検定料の納入方法にも注意が必要です。募集要項の指示では、検定料振込依頼書を用いて銀行窓口(郵便局・ゆうちょ銀行を除く)で振り込み、収納印が押された振込済証明書を受け取って所定の位置に貼り付ける流れになっています。ATMでの振り込みは認められていない点、振込依頼書自体を事前に請求しておく必要がある点は、出願書類の提出期限とは別に早めの行動が求められる部分です。振込依頼書の請求期限は出願期間よりも前に設定されているため、募集要項を入手したら早い段階でスケジュールを確認しておきましょう。

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二段階選抜のプロセスと口述試験対策

鳥取大学農学部生命環境農学科の編入学試験は、二段階選抜という形式で実施されます。第1次選考は出願書類による選考のみで、筆記による学力試験は行われません。第1次選考に合格した者だけが、第2次選考として口述試験を受けることができます。

この仕組みのため、第1次選考の通過が最初の関門になります。出願書類(TOEICの成績証明書・成績証明書・シラバス・志願理由書等)の内容だけで判定が行われるという点は、他大学の編入学試験と比較しても特徴的な部分です。書類の不備や内容の薄さは、そのまま口述試験に進めないリスクに直結します。

編入学試験の中には、専門科目の筆記試験と面接の両方を課す大学や、小論文と面接を組み合わせる大学も少なくありません。それらと比較すると、鳥取大学農学部の「書類選考+口述試験のみ」という形式は、専門科目の詰め込み型の対策よりも、出願書類の完成度と口述試験での説明力が重視される選抜方式だといえます。逆にいえば、専門科目の筆記対策に時間を取られない分、TOEICスコアの底上げや志願理由書の推敲、口述試験のシミュレーションに時間を配分しやすいという側面もあります。自分の得意・不得意に応じて、この試験形式のメリットを生かした対策の組み立てを意識してみてください。

第2次選考の口述試験は「資質、適性、学力を問うもの」と募集要項に記載されています。具体的な出題形式は公表されていませんが、志願理由書に書いた内容についての深掘り質問、農学分野への関心や基礎知識の確認、志望する教育コースでの学修計画に関する質問などが想定されます。試験当日は開始時刻の30分前までに指定の場所へ集合するよう求められ、受験票の携帯が必須とされています。

試験会場は鳥取大学農学部(鳥取市湖山町南)で、JR鳥取大学前駅から徒歩すぐの立地です。遠方から受験する場合は前泊も含めた移動計画を早めに立てておくと、当日の緊張を減らせます。県外の高専や大学に在学している志願者にとっては、移動時間や宿泊の手配も準備の一部になるため、口述試験の日程が判明した時点で早めに交通手段・宿泊先を確保しておくことをおすすめします。

また、障がい等により受験上・修学上の配慮を必要とする志願者は、出願より前の期限までに医師の診断書等を添えて農学部教務係へ事前相談するよう案内されています。配慮が必要な場合は、募集要項に記載された期限を確認し、早めに大学へ連絡しておきましょう。

口述試験の準備の進め方

口述試験対策としては、志願理由書に書いた内容を自分の言葉で説明できるようにしておくことが基本です。「なぜ鳥取大学農学部でなければならないのか」「なぜそのコースを選んだのか」「編入後どのような研究・学修に取り組みたいか」といった質問に対して、一貫性のある回答ができるよう準備しておきましょう。志望理由と実際に学べる内容(教育コースのカリキュラム)が矛盾していると、口述試験で説得力を欠く可能性があります。

事前に模擬面接形式で練習し、話す内容を整理しておくことをおすすめします。特に、専門科目の学力試験がない分、口述試験では出身校での学修内容や卒業研究のテーマ、農学分野に関心を持ったきっかけなど、自分の言葉で具体的に語れる準備をしておくことが重要です。想定質問に対する回答を一度文章化し、声に出して練習を重ねることで、当日の受け答えに落ち着きが生まれます。

想定しておきたい質問の切り口としては、志望動機に関するもの(なぜ鳥取大学か、なぜこの教育コースか)、学修計画に関するもの(編入後どの分野を研究したいか、卒業後の進路をどう考えているか)、そして出身校での学びに関するもの(これまで学んだ内容と農学分野との関連)が中心になると考えられます。回答はできるだけ具体的なエピソードを交えて組み立てると、口述試験官に対して説得力のある印象を与えやすくなります。抽象的な理想論だけで終わらせず、自分の経験や学修履歴に裏付けられた志望動機を語れるように準備しておきましょう。

大学編入試験全般の対策方法については、以下の記事で英語・小論文・面接の観点から詳しく解説しています。

大学編入対策完全ガイド|英語・小論文・面接の勉強法

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出願から入学までのスケジュールと併願戦略

鳥取大学農学部生命環境農学科の編入学試験は、例年秋に出願を受け付け、初冬にかけて選考が進む日程で実施されています。直近の令和8年度(2026年4月入学)の日程は以下のとおりでした。

時期内容
令和7年10月1日(水)〜10月16日(木)出願期間(必着)
令和7年10月31日(金)第1次選考結果発表
令和7年11月22日(土) 9:30〜第2次選考(口述試験)、鳥取大学農学部にて実施
令和7年12月1日(月)最終合格発表(合格通知送付・大学ホームページ掲載)
令和8年3月入学手続(指定期間)
令和8年4月1日入学(編入学年次は3年次)

令和9年度(2027年4月入学)の募集要項は本記事執筆時点で未公表です。例年7月頃に新年度の要項が公開される傾向がありますが、公開時期・出願期間・TOEICスコアの受験可能期間はいずれも年度によって変わり得るため、出願を検討する際は鳥取大学入学試験情報の公式ページで最新の要項を必ず確認してください。

なお、大規模災害や交通機関の混乱など不測の事態が発生した場合、試験時間の短縮や試験日時・選抜方法・合格発表日の変更等の対応が取られることがあると募集要項に明記されています。こうした変更は鳥取大学入学試験情報の公式ホームページで告知されるため、出願直前・受験直前は公式サイトの最新情報を必ず確認する習慣をつけておきましょう。

費用面では、検定料30,000円に加え、合格後は入学料282,000円(予定額)、授業料年額535,800円(前期267,900円・後期267,900円、予定額)が必要になります。なお、この編入学試験は第1次選考で口述試験(面接)を実施しない分、第1次選考不合格者には検定料の一部(23,000円)が返還される制度があります。これは受験料の負担を考えるうえで押さえておきたいポイントです。

費用項目金額(予定額)
検定料30,000円(第1次選考不合格時は23,000円を返還)
入学料282,000円
授業料(年額)535,800円(前期267,900円・後期267,900円)

編入学後の単位認定にも注意が必要です。出身校で修得した単位のうち、鳥取大学農学部で開講する授業科目に相当するものは履修とみなして認定されますが、認定できる既修得単位は合計60単位まで(うち全学共通科目相当分は33単位まで)という上限があります。募集要項では「編入学生は、卒業に必要な単位及び資格の取得に必要な単位を2年間で修得できないことがある」とも明記されており、2年間での卒業を前提に安易にスケジュールを組まないよう注意しておきましょう。

併願を検討する場合は、出願期間・選考日程が重ならないかを事前に確認しておくことが欠かせません。鳥取大学の第2次選考(口述試験)は11月下旬に設定されることが多く、他大学の編入学試験の日程と近接する場合は、移動や体調管理も含めたスケジュール調整が必要になります。TOEICスコアの提出を求める他大学の農学系・理系学部の編入学試験もあわせて調べておくと選択肢が広がります。国公立・私立を問わず、農学系の学部・学科では英語外部検定の提出を出願要件に組み込む大学が他にも存在するため、鳥取大学1校に絞らず複数校の募集要項を比較しておくと、TOEICスコアの活用先を広げることができます。

併願先を選ぶ際は、出願要件(卒業見込みの学校種別や修得単位数)がそれぞれの大学で異なる点にも注意してください。鳥取大学の出願要件(4)のように「大学2年以上在学・62単位以上」を条件とする大学もあれば、高専・短大卒業者のみを対象とする大学、学士保有者を対象とする大学など、要件の設計は大学ごとに異なります。例えば近畿大学農学部の編入試験対策では、理科・英語の対策に加えて募集要項の読み解き方を解説しています。鳥取大学と併願先の候補を比較する際の参考にしてください。

近畿大学農学部の2026年度編入試験対策を徹底解説|理科・英語・募集要項

編入学試験に向けた対策全般は、独学だけで進めるとスケジュール管理や情報収集に手間がかかります。大学編入対策のコースでは、TOEICなどの英語対策から志願理由書の添削、口述試験・面接対策まで一人ひとりの志望校に合わせてサポートしています。

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よくある質問(FAQ)

ここまで解説してきた内容のうち、特に問い合わせの多い疑問を一問一答形式でまとめました。出願直前に慌てて確認することのないよう、早めに目を通しておいてください。

鳥取大学の編入学試験でTOEICは何点あれば有利ですか?

募集要項には最低点数の基準は明記されていません。ただし学力試験のない第1次選考で出願書類として評価される以上、スコアは高いに越したことはありません。他大学の理系学部編入で語られる目安(600点前後)を一つの参考にしつつ、余裕があれば700点前後を目指しておくと安心です。

TOEIC L&Rのスコアはいつまでに取得すればよいですか?

令和8年度の募集要項では「令和5年11月22日以降に受験したTOEIC(L&R)のスコア」が必要とされていました。この起算日は年度によって更新される可能性が高いため、出願する年度の最新の募集要項で必ず有効な受験期間を確認してください。スコア証明書の発行にも日数がかかるため、出願締切から逆算して余裕を持って受験することが重要です。

TOEIC IPテストのスコアは使えますか?

募集要項には「TOEIC(L&R)の成績証明書の写し」と記載されているのみで、公開テストと団体特別受験制度(IPテスト)の区別についての明記は確認できませんでした。一般的にIPテストは在籍する学校・企業単位で実施される試験のため、証明書の様式や取り扱いが公開テストと異なる場合があります。これは年度や実施状況によって取り扱いが変わる可能性がある事項のため、不明点がある場合は出願前に鳥取大学農学部教務係へ直接問い合わせることをおすすめします。

TOEICスコアを提出しないと出願できませんか?

TOEIC(L&R)の成績証明書の写しは出願書類の一つとして明記されており、他の必須書類と同様に提出が求められています。提出書類に不備があると出願書類自体を受理してもらえない可能性があるため、TOEICスコアの取得は出願準備の最優先事項として計画しておく必要があります。

第1次選考に落ちた場合、検定料は返ってきますか?

返還されます。農学部第3年次編入学試験は第1次選考で面接(口述試験)を実施しないため、第1次選考の不合格者には検定料30,000円のうち23,000円が返還される仕組みになっています。返還方法については、第1次選考結果の通知に文書で案内されます。

鳥取大学の編入学試験に学力試験(筆記試験)はありますか?

ありません。第1次選考は出願書類による選考のみで、筆記による学力試験は行われません。第1次選考を通過した人だけが、第2次選考として口述試験を受ける流れになっています。そのため出願書類の完成度、なかでもTOEICスコアと志願理由書の内容が第1次選考突破の鍵になります。

TOEICスコアが低い場合、志願理由書でカバーできますか?

選考基準の詳細は公表されていないため断定はできませんが、出願書類は総合的に評価されると考えられます。TOEICスコアに不安がある場合でも、志願理由書で学修意欲や専門分野への関心を具体的かつ説得力を持って示すこと、成績証明書やシラバスの提出内容を丁寧に整えることは、書類全体の評価を高めるうえで意味があります。

独学でTOEIC対策と編入対策を両立できますか?

不可能ではありませんが、TOEIC対策・志願理由書の作成・口述試験対策を同時並行で進める必要があるため、計画的なスケジュール管理が欠かせません。特に在学中の授業や実習と並行して準備を進める場合、1つのタスクに集中しすぎて他の準備が遅れるという失敗が起こりやすいため、早い段階から全体のスケジュールを見える化しておくことが重要です。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

まとめ|鳥取大学編入とTOEIC対策

鳥取大学で編入学試験を実施しているのは農学部生命環境農学科のみで、TOEIC(L&R)の成績証明書の提出が出願要件の一つになっています。最後に、本記事で解説したポイントを整理します。

  • 鳥取大学の編入学試験は農学部生命環境農学科の4教育コース(国際乾燥地農学・里地里山環境管理学・植物菌類生産科学・農芸化学)のみで実施され、募集人員はいずれも若干名
  • 出願にはTOEIC(L&R)の成績証明書の写しが必須で、指定された期間内に受験したスコアである必要がある(起算日は年度ごとに要確認)
  • TOEICの最低点数基準は公表されていないが、学校推薦型選抜の「500点以上」という基準とは別の制度なので混同しないこと
  • 選考は二段階制で、第1次選考は出願書類のみ(学力試験なし)、第1次選考合格者だけが第2次選考の口述試験に進む
  • 第1次選考で不合格になった場合、検定料30,000円のうち23,000円が返還される
  • 既修得単位の認定は合計60単位までで、2年間での卒業が難しいケースもあると募集要項に明記されている
  • 令和9年度以降の募集要項は本記事執筆時点で未公表のため、出願を検討する際は必ず最新の公式情報を確認する

TOEICスコアの目安が公式に示されていない分、どこまで対策すればよいのか不安に感じる人も多いはずです。出願書類全体の完成度、口述試験での受け答え、そしてTOEICスコアという複数の要素を並行して整えていく必要があるため、早い段階からスケジュールを逆算して準備を始めることが合格への近道になります。専門科目の試験がない分、志願理由書と口述試験で自分の学びたいことを言語化する力も同時に鍛えておくと、第1次選考・第2次選考の両方で説得力のある出願者になれるはずです。

出願要件の確認、TOEICスコアの取得、志願理由書の作成、シラバスの取り寄せ、口述試験対策と、鳥取大学農学部の編入学試験に向けてやるべきことは多岐にわたります。どれか一つの準備が遅れると全体のスケジュールに影響するため、募集要項が公表されたら早い段階で全体のタスクを洗い出し、逆算した計画表を作っておくことをおすすめします。

特にTOEICスコアは、受験から証明書の入手までに時間がかかる要素であるため、出願準備の中でも最初に着手すべき項目です。志願理由書や口述試験対策は出願直前まで練り直すことができますが、TOEICスコアは受験のタイミングを逃すと後から取り返しがつかないという性質があります。本記事の内容を参考に、まずはTOEICの受験計画から具体的に組み立ててみてください。

独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。鳥取大学農学部の編入学試験を目指す際は、本記事で紹介した募集要項の一次情報を確認しながら、無理のない学習計画を立てていきましょう。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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