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三重大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント

三重大学への編入学を考えたとき、多くの受験生が最初につまずくのが志望理由書です。三重大学編入の志望理由書は、学部・区分によって「必須の出願書類」であったり「学力試験のみで提出不要」であったりと扱いが大きく異なります。工学部の推薦による選抜では志願理由書の提出が必須ですが、同じ工学部でも学力試験による選抜では出願書類の一覧に志願理由書が含まれていません。一方、人文学部では字数制限のない所定様式の志願理由書が全区分で求められ、面接資料として使われます。まずこの違いを正しく理解しないまま書き始めると、時間をかけて準備した内容が的外れになりかねません。
三重大学編入の志望理由書とは、出願先の学部・学科・コースを志望する理由と、編入後にどのような学修・研究を行いたいかを大学所定の様式にまとめた書類です。工学部の推薦選抜、人文学部の一般選抜のように、書類そのものが選考の一部として扱われる区分もあれば、工学部の学力試験による選抜のように書類提出はなく面接の場で口頭説明が求められる区分もあります。この記事では、三重大学の学部別の出願書類の違いを踏まえたうえで、評価される志望理由書の構成、書き始める前の準備、例文の骨子、そして減点されやすいNG例までを順番に解説します。あわせて、提出までに確保しておきたいスケジュールと添削の受け方も紹介します。
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三重大学の編入学試験は学部ごとに出願資格・選抜方法・出願書類が独立して定められており、公式サイトの記載も学部ごとに分散しています。人文学部・工学部・生物資源学部の3学部を横断して比較しながら、自分が受験する学部・コースではどの書類がどう評価されるのかを最初に整理しておくことが、的外れな志望理由書を書かないための第一歩です。工学部だけを見ても、機械工学・電気電子工学・建築学・情報工学の4コースがあり、推薦選抜が実施されるのは機械工学と電気電子工学の2コースのみという違いもあります。
以下では、三重大学の一次情報(学生募集要項)にもとづいて、志望理由書の位置づけから具体的な書き方、例文の型、NG例、スケジュールまでを一つずつ確認していきます。募集要項は毎年5月前後に更新されるため、本記事の内容を土台にしつつ、出願する年度の最新の要項を必ず併せて確認してください。
この記事は、高等専門学校や短期大学、他大学から三重大学の3年次への編入を目指す受験生を主な対象としています。推薦による選抜・学力試験による選抜のどちらを受験する場合でも、志望理由を自分の言葉で説明できる状態を作っておくことは共通して重要です。書類として提出するかどうかにかかわらず、まずは自分の志望理由を文章化する練習をしておくことをおすすめします。
編入学試験は一般入試とは異なり、募集人員が少なく、受験生一人ひとりの経歴や学修意欲を丁寧に見極めようとする選考です。志望理由書はその選考の中で、受験生の個性と専門性への理解度が最も表れやすい書類と言えます。学力検査の得点だけでは測れない部分を伝えるための機会として、前向きに準備に取り組んでいきましょう。
三重大学編入学試験における志望理由書の位置づけ|学部・区分によって必須か不要かが変わる
工学部は推薦選抜のみ必須、学力試験による選抜は提出書類に含まれない
三重大学工学部総合工学科の3年次編入学試験は、「推薦による選抜」(機械工学コース・電気電子工学コースのみ実施)と「学力試験による選抜」(機械工学・電気電子工学・建築学・情報工学の4コースで実施)の2区分に分かれています。志願理由書(本学部所定の用紙)が出願書類として必須なのは推薦による選抜のみです。学力試験による選抜の出願書類一覧には、志願票・成績証明書・学歴を証明する書類・受験写真票・入学検定料の振込証明書・TOEIC公開テスト公式認定証などが挙がっていますが、志願理由書は含まれていません。学力試験による選抜は、学力検査(英語・数学など)と面接の結果を出願書類とあわせて総合的に評価する方式であり、志望理由を文書として提出する工程自体がないのです。
募集人員を見ても区分ごとの違いは明確です。機械工学コースは募集10名のうち推薦による選抜が4名程度、学力試験による選抜が6名程度、電気電子工学コースは募集10名のうち推薦が5名程度、学力試験が5名程度という配分になっています。建築学コース(募集10名)と情報工学コース(募集5名)は学力試験による選抜のみが実施され、推薦による選抜はありません。つまり建築学・情報工学コースを志望する場合、そもそも志願理由書を提出する機会自体がないということになります。
この違いは非常に重要です。工学部を学力試験で受験する場合、志望理由書対策よりも学力検査の対策と面接での受け答えの準備に時間を割く必要があります。一方、推薦選抜(出身校長の推薦が必要)を狙う場合は、出願期間が5月上旬から中旬と短く設定されているため、限られた時間で完成度の高い志願理由書を仕上げなければなりません。自分がどちらの区分で出願するのか、志望コースにそもそも推薦選抜があるのかを、募集要項で必ず確認してください。
人文学部は全区分で志願理由書が必須、生物資源学部は募集要項の最新版で要確認
人文学部(文化学科・法律経済学科)の3年次編入学試験では、志願票・志願理由書・受験写真票などが出願書類として求められます。志願理由書は本学部所定の様式で、字数や文字の大きさに制限はないものの、所定の記入枠に収まるように書くという様式上の制約があります。上限文字数が数値で明示されていない代わりに、枠の大きさという物理的な制約の中でどれだけ密度高く内容を伝えられるかが問われる形式です。人文学部の一般選抜は論述試験と面接で構成され、志願理由書は面接の際の資料として用いられる位置づけにあります。
人文学部は文化学科・法律経済学科の2学科制で、学科ごとに募集人員の内訳が異なります。法律経済学科では一般区分と社会人区分で配点構成が逆転する仕組みがあり、志望理由書(志願理由書)の内容も、自分がどの区分で出願するかによって書くべき視点が変わってくる点に注意が必要です。一般区分であれば大学での学修計画を中心に、社会人区分であればこれまでの職歴・実務経験と学びたい分野の接続を中心に構成するとよいでしょう。
生物資源学部の3年次編入学試験は一般区分のみで、英語(TOEICスコア等)と面接による選考が中心です。出願書類の詳細な様式は学部の募集要項本体に記載される形式のため、志望理由書に相当する書類の有無や字数の指定については、出願する年度の最新の募集要項で必ず確認してください。学部によって書類の名称や様式が異なる三重大学の編入学試験では、「他学部の情報をそのまま流用しない」ことが最初の注意点になります。志望理由書という名称ではなく「志願理由書」という名称が使われる点も、細かいようで出願書類チェックの際に見落としやすいポイントです。
出願を検討する段階では、志望する学部の公式サイトに掲載されている「3年次編入学」のページを起点に、募集要項本体のPDFまでたどり着いて確認する習慣をつけましょう。学部のトップページやパンフレットには出願書類の詳細が載っていないことが多く、募集要項本体を開いて初めて志望理由書の要否や様式が分かるケースがほとんどです。
3学部の違いを整理すると、下表のようになります。同じ「三重大学編入」でも学部によって準備すべき書類がまったく異なるため、志望学部を決めた時点でこの表を出発点に、募集要項の該当ページを確認する習慣をつけておくと安心です。
| 学部 | 志願理由書の要否 | 選抜の中心 |
|---|---|---|
| 工学部(推薦による選抜) | 必須(本学部所定の用紙) | 出願書類+面接 |
| 工学部(学力試験による選抜) | 提出書類に含まれない | 出願書類+学力検査+面接 |
| 人文学部(全区分) | 必須(字数上限なし・枠内厳守) | 出願書類+論述+面接 |
| 生物資源学部(一般区分) | 募集要項の最新版で要確認 | 出願書類+英語(TOEIC等)+面接 |
三重大学の志望理由書はどう評価される?|配点・面接との関係
志望理由書単体に点数がつく学部と、面接資料として使われる学部がある
三重大学の編入学試験では、志望理由書(志願理由書)そのものに独立した配点が明示されているケースは多くありません。人文学部の一般選抜は論述試験と面接の2本立てで構成され、志願理由書は面接時に参照される資料として機能します。つまり、志願理由書に書いた内容と面接での発言が食い違っていたり、内容が薄く質問を深掘りできなかったりすると、面接の評価に響く構造になっているということです。書類そのものの採点欄がなくても、「書類の質=面接の質」につながる点は見落とせません。
工学部の推薦による選抜では、出願書類及び面接の結果を総合して合否が判定されます。志願理由書は出身校長の推薦書とあわせて提出する数少ない「本人の言葉で書く書類」であり、面接官が志望動機を確認する起点になります。学力試験による選抜のように学力検査の点数が大きなウェイトを占める区分とは異なり、推薦選抜では志望理由の説得力そのものが合否を左右しやすい点を意識しておきましょう。推薦選抜は志願者数自体が学力試験による選抜より少ない年度もありますが、出身校長の推薦を得たうえで出願する以上、書類の完成度に対する期待値も高くなりがちです。
学力検査中心の区分でも、面接で志望理由は必ず聞かれる
志望理由書の提出が求められない工学部の学力試験による選抜であっても、選抜方法は「出願書類・学力検査及び面接の結果を総合」して行われます。書類として文章化する機会がないだけで、面接では志望理由を必ず口頭で説明することになります。むしろ、事前に文章として整理する工程を挟まない分、面接本番でその場の言葉として一貫性のある志望理由を語れるかどうかが問われます。学力検査対策に集中しがちな区分こそ、面接前に志望理由を自分の言葉でまとめておく準備が欠かせません。
学力検査の科目はコースによって異なり、機械工学コースは英語・数学・力学、電気電子工学コースは英語・数学・電磁気学・電気回路、建築学コースと情報工学コースは英語・数学が課されます。英語はTOEIC公開テストのスコア提出が求められ、コースによって有効なスコアの種類(公開テストのみか、IPテストも可か)が異なります。学力検査の負担が大きい分、志望理由を語る場面は面接に集約されるため、専門科目の勉強と並行して、志望理由を簡潔に説明できるよう準備しておくことが得点の底上げにつながります。
面接で具体的にどのような観点が評価されるかは、大学から詳細な評価基準として公表されているわけではありません。志望理由の一貫性・専門分野への理解度・編入後の学修計画の具体性という一般的な観点は、多くの大学編入学試験に共通するポイントとして押さえておくとよいでしょう。志望理由書を提出する区分・提出しない区分のいずれであっても、この3つの観点を満たせているかを自己点検の軸にすることをおすすめします。
書き始める前に準備すること|自己分析と三重大学研究の2ステップ
自己分析:編入を決意した経緯と学びたい専門分野を言語化する
志望理由書を書く前に、まず自分の中にある編入の動機を言語化する作業が必要です。高専・短大・大学在学中に学んできた内容のうち、何がきっかけで三重大学の学部・学科を志望するに至ったのかを時系列で書き出してみましょう。「授業で扱ったテーマに関心を持った」「所属先の卒業研究や実習で専門性の限界を感じた」など、具体的なエピソードを起点にすると説得力のある文章になります。編入学試験の面接官は、多くの受験生の志望理由書に目を通しているため、抽象的な「学びたい」という言葉だけでは印象に残りません。
自己分析の段階では、今後三重大学で学びたい専門分野を1つか2つに絞り込むことも重要です。工学部であれば志望コース(機械工学・電気電子工学・建築学・情報工学)の学びたい領域、人文学部であれば志望学科(文化学科・法律経済学科)の中で興味のある研究テーマを具体的に挙げられるようにしておきましょう。あれもこれもと関心分野を並べてしまうと、結局何を学びたいのかが伝わりにくくなるため、優先順位をつけて絞り込む作業が欠かせません。
自己分析のもう一つの目的は、これまでの学修歴と志望理由の一貫性を確認することです。高専で機械工学を専攻していた受験生が、突然まったく異なる分野を志望理由書に書いてしまうと、面接で「なぜその分野に転換したのか」を詳しく問われることになります。転換自体が悪いわけではありませんが、その場合はなぜ方向を変えたのかという経緯も含めて言語化しておく必要があります。
自己分析を進める際は、紙やノートに思いつくままエピソードを書き出す方法が効果的です。「印象に残っている授業」「熱心に取り組んだ課題・実習」「将来やりたいと感じた瞬間」といった切り口で棚卸しをすると、志望理由書に使える具体的な材料が集まりやすくなります。一人で行き詰まったときは、家族や友人、指導者に「なぜ編入したいのか」を口頭で説明してみて、相手の反応から伝わりにくい部分を洗い出すのも有効な方法です。
大学研究:三重大学の学部・学科の特色とカリキュラムを調べる
自己分析と並行して、三重大学の各学部・学科がどのような教育内容・研究室を持つのかを公式サイトやシラバスで調べます。「なぜ他大学ではなく三重大学なのか」を説明できる材料を集めておくことが、志望理由書の説得力を大きく左右します。工学部であれば志望コースの研究室一覧や卒業研究のテーマ例、人文学部であれば文化学科・法律経済学科のゼミ構成やカリキュラムの特徴、生物資源学部であれば実習・フィールドワークの内容などを具体的に確認しておきましょう。三重県という立地を活かした地域連携の取り組みに触れられる学部・学科もあるため、地域性を志望理由に絡められないかも検討する価値があります。
大学研究の際には、公式サイトの学部案内だけでなく、教員紹介ページや研究室のWebサイト、可能であればオープンキャンパスや個別相談の情報も参考にすると、より具体的な志望理由書が書けます。研究室名や教員名を正確に把握し、自分が学びたい内容とどう結びつくのかを一文で説明できる状態を目指しましょう。編入後のカリキュラムで既修得単位がどのように認定されるかも学部によって規定が異なるため、あわせて確認しておくと、編入後の学修計画もより具体的に書けるようになります。
大学研究で調べた内容は、志望理由書に全て書き込む必要はありません。調べた情報の中から、自分の志望理由と最も強く結びつく1〜2点を選んで深く掘り下げる方が、浅く広く並べるよりも説得力のある文章になります。情報を集める段階では幅広く調べ、書く段階では絞り込むという二段階のプロセスを意識してください。
自己分析で見えてきた「学びたいこと」と、大学研究で見えてきた「三重大学で学べること」が重なる部分を見つけられれば、志望理由書の骨格はほぼ完成したと言えます。この重なりが薄いまま書き始めると、どこかで借りてきたような一般論の文章になってしまうため注意してください。
準備段階では、これまでに取得した資格や成績証明書に記載される単位取得状況も一度整理しておきましょう。志望理由書に書く「これまでの取り組み」の裏付けとして、資格・単位・学内外の活動実績を一覧化しておくと、書類作成の段階でどの実績を使うか選びやすくなります。特に工学部・生物資源学部のように編入後の単位認定が学部の規程に基づいて行われる場合、既修得科目と編入後のカリキュラムの対応関係を把握しておくと、学修計画の記述にも具体性が増します。
評価される志望理由書の基本構成|5段落の型
三重大学編入の志望理由書は、字数制限が明示されていない様式(人文学部)であっても、所定の枠に収まる分量で要点を伝える必要があります。以下の5段落構成を基本の型として組み立てると、限られた分量でも一貫した内容にまとめやすくなります。
| 段落 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 結論 | 三重大学の当該学部・学科・コースを志望する理由を一文で述べる | 抽象的な「興味がある」で終わらせず、専門分野名まで具体化する |
| 2. きっかけ | 編入を決意した具体的なエピソード | 所属先での授業・実習・研究の経験を根拠にする |
| 3. 学修・研究計画 | 三重大学で学びたい内容と、その学部・学科でなければならない理由 | 研究室名やカリキュラムの特色など固有名詞を交える |
| 4. これまでの取り組み | 志望理由を裏付ける実績・準備(資格・単位取得状況など) | 編入後に学修を継続できる根拠として示す |
| 5. 将来像 | 卒業後にどう活かしたいか | 専門分野と将来の展望を一貫させる |
結論を最初に置くのは、面接官が短時間で大量の書類に目を通すためです。読み手が最初の数行で「何を学びたい人なのか」を把握できるようにしておくと、続く段落の説得力も増します。人文学部のように文字数上限がなく枠の大きさで分量が決まる様式では、この5段落を枠内に収める分だけ圧縮し、それぞれの段落を1〜3文程度にまとめる調整が必要です。逆に分量に余裕がある場合は、2段落目の「きっかけ」や3段落目の「学修・研究計画」を厚めに書き、エピソードの具体性を高めることで差別化を図れます。
工学部の推薦選抜のように出願期間が短く、限られた時間で完成させなければならない場合でも、この型に沿って要素を洗い出してから文章化すると、書き直しの回数を減らせます。先に構成をメモ書きで固めてから清書するという手順を踏むことをおすすめします。5段落それぞれについて、まず箇条書きで要素を洗い出し、その後に接続詞でつなげて文章化する方法をとると、論理の飛躍や重複を防ぎやすくなります。
また、5段落構成はあくまで基本の型であり、学部・学科の様式によっては見出しや記入欄があらかじめ設けられている場合もあります。その場合は指定された欄の趣旨に沿って、この型の要素をどこに割り当てるかを考えながら書き進めるとよいでしょう。
書き出しの一文にも工夫の余地があります。「私が三重大学を志望する理由は」という定型句だけで終わらせず、具体的な専門分野名や研究テーマを最初の一文に織り込むと、読み手の記憶に残りやすくなります。逆に、時候の挨拶のような前置きや、自己紹介だけで最初の段落を使い切ってしまうと、限られた分量の中で肝心の志望理由を伝えきれなくなるため注意してください。書き終えた後は、5段落それぞれが1〜2文程度で要約できるかを確認し、要約できない場合は内容が冗長になっている可能性があります。
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- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
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三重大学編入で書くべき内容|学部別に押さえるポイント
ここまで整理してきた「志望理由書の位置づけ」「評価のされ方」「準備の2ステップ」「基本の5段落構成」を踏まえたうえで、実際に学部・学科ごとにどのような内容を盛り込むべきかを見ていきます。同じ5段落構成であっても、学部によって重視すべき段落やエピソードの選び方は変わってきます。工学部であれば専門科目との接続、人文学部であれば研究テーマの掘り下げ、生物資源学部であれば実習・フィールドワークへの意欲というように、学部の教育スタイルに合わせて中身を調整していきましょう。
工学部:コースごとの試験科目と学びたい専門性を結びつける
工学部は機械工学・電気電子工学・建築学・情報工学の4コースに分かれ、コースごとに学力検査の科目が異なります(機械工学=英語・数学・力学、電気電子工学=英語・数学・電磁気学・電気回路、建築学・情報工学=英語・数学)。志望コースの専門科目と自分がこれまで学んできた内容の接続を志望理由書(推薦選抜の場合)や面接で説明できるようにしておくと、コース選択の一貫性が伝わります。「高専で学んだ○○の知識を発展させ、三重大学の△△コースで□□を専門的に学びたい」というように、既習内容と志望コースの専門分野を具体的につなげましょう。
推薦による選抜の出願資格には「学業成績が上位に属し、特に当該分野に強い関心と勉学意欲を有する者」という条件があります。志望理由書では、成績の良さだけでなく、その分野への強い関心をどのように行動で示してきたか(自主的な学習、部活動・研究会での取り組みなど)まで書き込めると、出願資格の要件と志望理由書の内容がかみ合った印象を与えられます。
学力試験による選抜を志望する場合は、英語(TOEIC)のスコア提出も選考の一部を占めるため、志望理由書に相当する準備としては「面接でどう語るか」に重点を置くことになります。学力検査の得点だけでなく面接での説明力も評価に含まれる以上、専門科目の勉強時間の中に、志望理由を簡潔に話す練習の時間も組み込んでおくとバランスの良い対策になります。
建築学コース・情報工学コースは学力試験による選抜のみで実施され、推薦による選抜が設けられていません。これらのコースを志望する場合は、志望理由書という文書を書く機会自体がないことを踏まえ、面接での口頭説明に照準を絞った準備を進めましょう。学力検査(英語・数学)の対策と並行して、志望理由を1分程度で簡潔に話せるよう練習しておくと、面接本番で慌てずに対応できます。
人文学部:文化学科・法律経済学科それぞれの研究テーマに寄せる
人文学部は文化学科と法律経済学科の2学科制です。文化学科であれば文学・歴史・思想・文化人類学など幅広い研究分野の中から自分の関心領域を、法律経済学科であれば法学・政治学・経済学の中から具体的な学びたいテーマを絞り込んで志望理由書に反映させます。学科名だけでなく、その中の研究室や教員の専門領域まで調べて言及すると、学科研究の深さが伝わりやすくなります。志願理由書は面接資料として使われるため、書いた内容について深掘りされても答えられる範囲で具体化しておくことが大切です。
法律経済学科を志望する場合は、一般区分と社会人区分で配点構成(論述と面接の比重)が異なる点も踏まえて書き分けが必要です。社会人区分で出願する場合は、これまでの職務経験の中で法学・政治学・経済学のどの分野に課題意識を持ったのかを具体的に示すと、社会人としてのキャリアと学修計画の接続が明確になります。
文化学科を志望する場合は、文学・歴史・思想・文化人類学といった研究分野の幅が広い分、志望理由書の中で自分の関心領域を一つに絞り込めているかが重要になります。「文化全般に興味がある」という書き方では焦点がぼやけてしまうため、これまで触れてきた作品・史料・フィールドの具体例を挙げながら、なぜその領域に惹かれたのかを掘り下げて説明しましょう。
人文学部は一般区分と社会人区分で募集人員の内訳が学科ごとに異なるため、自分がどちらの区分に該当するのかを出願前に必ず確認することも忘れてはいけません。区分を誤って出願準備を進めてしまうと、志望理由書の内容も書き直しが必要になり、限られた準備期間を無駄にしてしまいます。出願資格の判定に迷う場合は、早めに学部の学務担当窓口に電話やメールで問い合わせて確認しておくと安心です。
生物資源学部:実習・フィールドワークへの関心を具体的に書く
生物資源学部の3年次編入学試験は英語と面接が中心の選考です。志望理由を口頭・書類のいずれで伝える場合でも、座学だけでなく実習・フィールドワークへの参加意欲を具体的に示すと、学部の教育内容との親和性が伝わります。三重県の豊かな自然環境を活かした研究・実習に触れながら、自分がこれまで取り組んできた分野(農学・生命科学・環境科学など)との接続を説明できるよう準備しておきましょう。専門筆記試験がない分、面接での受け答えの比重が相対的に大きくなるため、志望理由の言語化はより丁寧に行う必要があります。
英語力についても、TOEICのスコアだけでなく、なぜその英語力を編入後の学びにどう活かしたいのかを説明できると印象が良くなります。語学力と専門分野への関心を切り離して語らず、一体のものとして志望理由に組み込むことを意識してみてください。国際的な研究交流やフィールドワークに関心がある場合は、その点も具体的なエピソードとともに伝えられると、学部の教育方針との親和性がより明確になります。
学部共通:三重県という立地を志望理由に組み込む視点
三重大学は三重県津市に本部を置く国立大学で、地域の産業・自然環境・文化と結びついた教育研究に力を入れている学部・学科があります。「三重県だからこそ学べること」を志望理由に一言加えられると、専門分野への関心と大学選びの理由が重なり、説得力が増します。ただし地域性だけを理由にすると学部・学科固有の専門性の説明が薄くなってしまうため、あくまで専門分野への関心を補強する要素として位置づけるのがバランスの良い使い方です。
志望理由書の例文(骨子パターン)
実際の志望理由書は個人の経歴に応じて書く必要があるため、そのまま使い回せる例文を掲載することは避けるべきですが、ここでは学部別に骨子となる文章パターンを示します。自分の経験に置き換えて活用してください。
工学部志望の骨子パターン
「私は高等専門学校の機械工学に関する学科で、材料力学・熱力学を中心に学んできました。在学中に取り組んだ卒業研究を通じて、○○という技術的な課題に直面し、より高度な専門知識と研究環境で解決策を追究したいと考えるようになりました。貴学工学部機械工学コースを志望する理由は、△△分野の研究室があり、私がこれまで培ってきた基礎知識をさらに発展させられる環境が整っているためです。編入後は□□の研究に取り組み、将来的には◇◇の分野で専門性を活かしたいと考えています。」
この骨子パターンでは、○○(直面した課題)・△△(研究室の専門分野)・□□(学びたい研究内容)・◇◇(将来の展望)の4か所を、自分自身の経験と三重大学工学部の研究内容に基づいて具体化することが重要です。抽象的な言葉のまま提出してしまうと、他大学にもそのまま通用する文章になってしまうため注意してください。電気電子工学コースや建築学コース、情報工学コースを志望する場合も、コース名と専門分野名を入れ替えるだけでなく、そのコース固有の科目名やカリキュラムに触れると、より説得力のある文章になります。
人文学部志望の骨子パターン
「私は在学中に○○という科目を通じて、△△という研究テーマに強い関心を持つようになりました。所属先での学びだけでは専門性を深めることに限界を感じ、より体系的に学べる環境を求めて三重大学人文学部への編入を志望しています。貴学部の□□学科を志望する理由は、◇◇分野の研究に力を入れている点にあり、私が取り組みたい研究テーマと合致しているためです。編入後は基礎科目を着実に修得しながら、卒業研究では○○について論じたいと考えています。」
いずれの例文パターンも、「これまでの経験(具体的なエピソード)→三重大学でなければならない理由(固有名詞を含む)→編入後の計画→将来像」という骨格は共通しています。具体的な固有名詞(研究室名・分野名・技術用語)を自分の言葉で挿入していくことで、オリジナリティのある志望理由書に仕上がります。骨子パターンをそのまま丸写しするのではなく、あくまで文章の流れを作るための土台として活用し、肉付けする内容は必ず自分自身の経験と三重大学研究の成果に基づいて書き上げてください。
複数の骨子パターンを見比べると、いずれも文中の空欄部分にあたる固有名詞の質が、そのまま文章全体の説得力に直結していることが分かります。空欄を仮に埋めた状態で一度通して読み、違和感のある接続や飛躍がないかを確認したうえで、清書に進むことをおすすめします。書き上げた後は、声に出して読んでみて、自然な話し言葉に近い流れになっているかも確認しましょう。
生物資源学部志望の骨子パターン
「私は在学中に○○の実習を通じて、△△という分野の面白さと課題を実感しました。より広いフィールドで実践的に学びたいという思いから、三重大学生物資源学部への編入を志望しています。貴学部を志望する理由は、三重県の豊かな自然環境を活かした◇◇分野の実習・フィールドワークが充実している点にあり、座学だけでは得られない実践的な学びを深められると考えたためです。編入後は英語力も強化しながら、□□の研究に取り組みたいと考えています。」
減点されるNG例|三重大学編入でよくある失敗パターン
| NG例 | 何が問題か | 改善の方向性 |
|---|---|---|
| 「貴学の校風に魅力を感じた」で終わる | 専門分野への言及がなく、他大学にも当てはまる内容になっている | 学部・学科・コース固有の教育内容・研究室名を具体的に挙げる |
| 学力検査の対策ばかりに時間を使い、志望理由を直前に書く | 推薦選抜や面接で深掘りされたときに答えに一貫性がなくなる | 出願期間の前から自己分析・大学研究を進めておく |
| 併願先の志望理由書をコピーして大学名だけ差し替える | 三重大学固有の理由が書かれておらず、面接で矛盾が生じやすい | 学部ごとに固有の情報(研究室・カリキュラム)を調べ直して書き分ける |
| これまでの経験を長々と書き、志望理由が最後まで出てこない | 結論が後回しになり、読み手に要点が伝わりにくい | 最初の段落で結論(志望理由)を明示する |
| 将来像を専門分野と無関係に書く | 学修計画と将来の展望に一貫性がなく、説得力を欠く | 学びたい専門分野の延長線上にある将来像に絞って書く |
最も多い失敗は「大学名を入れ替えれば他大学にも通用する文章」になってしまうことです。三重大学の学部・学科でなければならない理由を、研究室・カリキュラム・立地(三重県の地域性)などの固有情報に基づいて説明できているかを、書き上げた後に必ず読み返して確認してください。書き上げた文章から大学名・学部名・学科名を全て削除しても文意が変わらないようであれば、固有性が不足しているサインです。
また、志望理由書の提出が不要な工学部の学力試験による選抜を受験する場合でも、面接で同じ内容を口頭で問われることを想定し、あらかじめ文章として一度整理しておくことをおすすめします。書類として提出しないからといって準備を省略すると、面接本番で説明が散漫になりやすいためです。誤字脱字や日本語の乱れも、内容以前の問題として評価を下げかねません。清書の前には必ず声に出して読み返し、不自然な言い回しがないかを確認しましょう。
推薦による選抜では、出身校長の推薦を受けたうえで出願する以上、推薦にふさわしい人物であることが書類全体から伝わるかという視点も欠かせません。学業成績の良さだけを強調するのではなく、その分野への関心の深さや、これまでの学びを三重大学でどう発展させたいのかまで書き込めているかを、提出前にもう一度確認してください。
NG例に共通するのは、いずれも「自分にしか書けない内容」が不足している点です。エピソード・研究室名・専門用語といった固有の情報を積み重ねることで、他の受験生と差別化された志望理由書になります。表にまとめたNG例を一つのチェックリストとして、提出前に自分の文章を照らし合わせてみてください。書き上げた直後は自分の文章を客観視しにくいため、一晩置いてから読み返す、あるいは声に出して読んでみるといった方法で、冷静な目で見直す時間を確保することもおすすめします。
提出までのスケジュールと添削の受け方
出願期間から逆算した準備スケジュール
三重大学工学部の推薦による選抜は出願期間が5月上旬から中旬(過去の実施年度では5月6日から5月14日)に設定されており、学力試験による選抜も6月上旬から中旬(過去の実施年度では6月2日から6月17日)が出願期間です。出願期間の直前になって志望理由書を書き始めると、自己分析や大学研究が不十分なまま提出することになりかねません。目安として、出願期間の2〜3か月前には自己分析と大学研究に着手し、1か月前には初稿を完成させ、その後は添削と修正の期間を確保するスケジュールを組みましょう。
| 時期の目安 | 取り組むこと |
|---|---|
| 出願期間の2〜3か月前 | 自己分析・三重大学の学部研究(研究室・カリキュラム調査) |
| 出願期間の1〜1.5か月前 | 志望理由書の初稿作成 |
| 出願期間の2〜4週間前 | 添削・修正を複数回繰り返す |
| 出願期間直前 | 清書・提出書類一式の最終確認 |
推薦による選抜を志望する場合、出身校長の推薦を得る手続きも並行して進める必要があるため、志望理由書の準備はさらに前倒しで着手するのが安全です。学力試験による選抜を志望する場合も、専門科目や英語の対策と並行して志望理由の言語化を進めておくと、直前期に慌てずに済みます。
合格発表後には入学意思確認書の提出や入学手続が控えており、編入学の時期は毎年4月、編入年次は3年次となります。出願から入学手続までの一連の流れを把握しておくと、志望理由書の準備だけに気を取られて他の手続きを見落とすリスクを減らせます。既修得単位の認定状況によっては、卒業までに標準の在学期間を超える場合もあるため、編入後の学修計画を考えるうえでもあわせて確認しておきましょう。
出願書類は志望理由書(志願理由書)以外にも複数あり、揃えるタイミングが異なります。準備の抜け漏れを防ぐために、下表のようなチェックリストを作っておくと安心です。
| 書類 | 入手・準備のタイミング |
|---|---|
| 志願票・受験写真票 | 出願直前に記入(写真は出願日前3か月以内に撮影) |
| 成績証明書・学歴を証明する書類 | 出身校での発行に日数がかかるため早めに依頼 |
| 志願理由書(該当区分のみ) | 自己分析・大学研究を終えた後、出願期間の1〜1.5か月前に初稿 |
| 入学検定料の振込証明書 | 出願書類一式が揃った段階で金融機関窓口にて振込 |
| 英語スコア(TOEIC等、該当コースのみ) | 有効期限(5年以内等)を確認し、余裕を持って受験 |
面接当日に向けた心構え
志望理由書を書き上げた後も、面接本番までにやるべきことは残っています。書類に書いた内容を暗記するのではなく、要点を自分の言葉で話せるように練習することが重要です。丸暗記した文章を早口で話すと、かえって不自然な印象を与えてしまいます。声に出して話す練習を重ね、面接官とのやり取りの中で自然に志望理由を説明できる状態を目指しましょう。
面接では、志望理由に加えて、これまでの学修状況や三重大学で学びたい内容について、掘り下げた質問がされることが一般的です。「なぜ三重大学なのか」「編入後に具体的に何を学びたいか」「将来どう活かしたいか」という3つの軸で聞かれても答えられるように、志望理由書の内容を頭の中で整理しておきましょう。オンライン面接が実施されるコースもあるため、通信環境やカメラ・マイクの動作確認も事前に済ませておくと安心です。
添削は第三者の視点を入れることが重要
志望理由書は自分ひとりで書き上げると、内容の分かりにくさや論理の飛躍に気づきにくくなります。高専・大学の先生、編入経験者、予備校の講師など第三者に読んでもらい、「志望理由が具体的に伝わるか」「三重大学でなければならない理由が明確か」を客観的にチェックしてもらいましょう。特に、志望理由書が面接資料として使われる人文学部を受験する場合は、面接で想定される質問への回答まで含めて添削を受けておくと安心です。
添削を受ける際は、一度だけでなく複数回のやり取りを想定してスケジュールに余裕を持たせておくことをおすすめします。初稿を提出してから修正版が返ってくるまでに数日かかることも多く、出願直前に初めて添削を依頼すると、十分な修正時間を確保できません。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を受けながら計画的に準備を進めるのも一つの方法です。
添削で指摘されやすいのは、内容の具体性不足だけでなく、志望理由書全体の分量バランスです。エピソードの説明に文字数を使いすぎて、肝心の学修計画や将来像が薄くなっていないかを、添削者の視点でチェックしてもらいましょう。自分では気づきにくいバランスの崩れを客観的に指摘してもらえることが、第三者による添削の最大のメリットです。
添削を依頼する相手には、事前に「工学部の推薦による選抜を志望している」「志望コースは電気電子工学コースである」といった前提条件を伝えておくと、より的確なアドバイスを受けられます。添削者が三重大学の学部・コースごとの違いを把握していない場合もあるため、この記事で整理した学部別の位置づけや募集要項の該当ページを共有したうえで添削を依頼すると、より精度の高いフィードバックを得やすくなります。
入学検定料(30,000円)の振込や出願書類一式の準備にも一定の時間がかかります。志望理由書の完成だけを最終目標にせず、出願書類全体のチェックリストを作って進捗を管理すると、提出直前の慌ただしさを減らせます。特に成績証明書や卒業(見込)証明書は出身校での発行に日数がかかる場合があるため、志望理由書の準備と並行して早めに手配しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
三重大学編入の志望理由書は何文字くらい書けばよいですか?
学部によって様式が異なります。人文学部の志願理由書は字数の上限が明示されていない代わりに、所定の記入枠に収まる分量で書く様式です。工学部は推薦選抜のみ志願理由書が必須で、こちらも所定の用紙のスペースに収める形式です。文字数の数値目安は募集要項に明記されていないため、まずは5段落構成で内容を整理し、枠に収まるよう調整するのが現実的な進め方です。用紙を実際に取り寄せてから、記入欄の大きさに合わせて文字数を調整すると、余白の使い方まで含めて完成度の高い書類に仕上がります。下書きの段階では枠の大きさを意識せず内容を書き出し、後から優先順位の低い部分を削って枠に収めていく順序で進めると、内容の薄まりを防げます。
三重大学の志望理由書はどの学部でも必要ですか?
いいえ、学部・区分によって異なります。人文学部は全区分で志願理由書が必須ですが、工学部は推薦による選抜のみ必須で、学力試験による選抜の出願書類には含まれていません。生物資源学部は募集要項の最新版で書類の詳細を確認する必要があります。自分が出願する学部・区分の募集要項を必ず確認してください。志望コースによって推薦による選抜自体が実施されない場合もあるため、募集要項の選抜方法の一覧表をまず確認する習慣をつけましょう。
志望理由書に書いた内容と面接で聞かれることは一致させるべきですか?
はい、一致させるべきです。志願理由書は面接時の資料として使われる位置づけのため、書類の内容と面接での発言が食い違うと、一貫性のなさが評価に響く可能性があります。志望理由書を書いた後は、その内容について深掘りされても答えられるかを自分自身でシミュレーションしておきましょう。想定質問リストを作り、家族や友人、指導者に模擬面接をお願いするのも有効な準備方法です。志望理由書に書いた固有名詞(研究室名や専門用語)については、その意味や背景まで自分の言葉で説明できるように準備しておくと、面接での深掘りにも落ち着いて対応できます。
併願先と三重大学で志望理由書の内容を使い回してもよいですか?
大枠の自己分析部分は使い回せても、三重大学の学部・学科固有の理由まで使い回すことはおすすめできません。研究室名やカリキュラムの特色など、三重大学でなければならない理由を明記できていないと、他大学にも通用する一般論の文章に見えてしまいます。志望理由書は大学ごとに固有の情報を調べ直して書き分けましょう。併願先が多い場合は、共通する自己分析部分をベースとしてまとめておき、大学ごとの固有情報を差し替える形にすると効率的に準備できます。
志望理由書の添削は誰に頼めばよいですか?
所属している高専・大学の先生、編入学試験に詳しい塾・予備校の講師、実際に三重大学に編入した経験者などが候補になります。第三者の客観的な視点を入れることで、自分では気づきにくい論理の飛躍や説明不足を修正できます。特に面接での質疑応答まで見据えた添削を受けられると、より実践的な準備になります。
三重大学編入の志望理由書でよくある減点ポイントは何ですか?
最も多いのは、大学名を入れ替えても成立してしまうような一般論で終わってしまうことです。「校風に魅力を感じた」といった抽象的な表現ではなく、志望する学部・学科・コース固有の研究室やカリキュラムに触れながら、自分の経験と結びつけて具体的に書くことが重要です。また、結論を最後まで書かず経験談だけで終わる構成も評価されにくい傾向があります。誤字脱字や指定された記入枠からのはみ出しといった書式上のミスも、内容以前の問題として印象を下げてしまいます。面接では、一般的に志望理由・学修計画・これまでの取り組みについて掘り下げた質問がされる傾向があるため、志望理由書に書いた内容それぞれについて「なぜそう考えたのか」を一段階深く説明できるよう準備しておくと安心です。学部・学科名や研究室名の表記ミス(旧名称の使用や誤字)も確認不足の印象を与えるため、提出前に公式サイトの表記と照合しておきましょう。
志望理由書はいつまでに書き始めるべきですか?
出願期間の2〜3か月前には自己分析と大学研究に着手するのが理想です。三重大学工学部の推薦による選抜は例年5月上旬から出願期間が始まるため、それより前の時期から準備を進める必要があります。直前になって書き始めると、内容が浅くなったり添削の時間を十分に確保できなかったりするため、早めのスタートを心がけましょう。学力試験による選抜を志望する場合も、専門科目の対策に本格的に入る前の時期に志望理由の骨子だけでも固めておくと、後の学習計画に迷いがなくなります。
まとめ|三重大学編入の志望理由書は学部別の位置づけを踏まえて準備する
- 三重大学の志望理由書(志願理由書)は、学部・区分によって必須か不要かが異なる。工学部は推薦選抜のみ必須で学力試験による選抜には提出書類に含まれない。人文学部は全区分で必須。
- 志望理由書は多くの区分で面接資料として使われる位置づけにあり、書類の内容と面接での発言の一貫性が重視される。
- 書き始める前に、自己分析(編入の動機の言語化)と大学研究(学部・学科の特色調査)の2ステップを踏むことが欠かせない。
- 評価される志望理由書は「結論→きっかけ→学修・研究計画→これまでの取り組み→将来像」の5段落構成が基本の型になる。
- 学部別に押さえるべきポイントは異なる。工学部はコースごとの専門性、人文学部は学科の研究テーマ、生物資源学部は実習・フィールドワークへの関心を具体的に書く。
- 大学名を入れ替えても成立するような一般論はNG。研究室名やカリキュラムなど固有の情報を根拠にする。
- 出願期間の2〜3か月前から準備を始め、複数回の添削を経て仕上げるスケジュールを組むことが重要。
三重大学の編入学試験は学部ごとに出願書類・選抜方法が大きく異なるため、志望理由書対策も一律のテンプレートでは対応しきれません。志望理由書が必須の区分では書類の完成度そのものが、提出不要の区分では面接での説明力が、それぞれ合否を左右する重要な要素になります。まずは自分が受験する学部・コースの募集要項を確認し、この記事で紹介した準備の手順と構成の型に沿って、早めに取り組み始めることをおすすめします。焦って直前に仕上げるのではなく、自己分析と大学研究に十分な時間をかけることが、結果的に最短ルートでの合格につながります。三重大学人文学部の編入試験の詳細や三重大学工学部の編入試験の詳細、三重大学生物資源学部の編入試験の詳細もあわせて確認し、出願資格や試験科目を含めた全体像を早めに把握しておきましょう。志望理由書の構成をさらに詳しく知りたい場合は大学編入志望理由書の添削ガイド、面接対策は大学編入の面接対策も参考にしてください。独学での対策に不安がある場合は、大学編入専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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