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公認会計士試験の大学院科目免除を徹底解説

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公認会計士試験には大学院を活用した科目免除制度があり、対象となる会計専門職大学院を修了すると短答式試験のうち財務会計論・管理会計論・監査論の3科目が免除されます。ただし免除されるのは短答式試験の一部科目にとどまり、企業法や論文式試験は対象になりません。「大学院に行けば試験がまるごと免除される」というイメージのまま進学先を探すと、想定していた学習計画と実際の制度にズレが生じます。

公認会計士試験の科目免除制度とは、一定の学歴・資格・実務経験を満たした受験生について、短答式試験または論文式試験の一部科目の受験を免除する仕組みです。免除の系統は大きく、会計専門職大学院修了・「学識」・他資格・実務経験の4つに整理できます。このうち大学院進学で得られるのはこの中の1系統だけで、しかも対象は短答式試験の限られた科目にとどまります。

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税理士試験では大学院で学位論文が認定されれば税法や会計学の科目免除を受けやすい制度が広く使われており、社会人が資格取得と学位取得を両立させるルートとして定着しています。一方で公認会計士試験の大学院免除はこれとは設計がまったく異なり、対象になる大学院の種類も、免除される科目の範囲も、税理士より大きく限定されています。この違いを知らないまま「会計士も大学院で免除が狙える」と考えて進学先を決めると、期待していたほど試験負担が軽くならないという事態になりかねません。

この記事では、公認会計士試験の大学院科目免除の対象科目・要件・申請手続きを公式資料にもとづいて整理し、論文式試験が免除対象にならない理由、税理士試験の大学院免除との違い、大学院ルート以外の免除制度、そして大学院進学が向いている人・向いていない人までを解説します。制度の細部は複雑に見えますが、順を追って読めば「自分にとって大学院進学は本当に必要なのか」を判断できる材料が揃います。進学を検討する際の判断材料として役立ててください。

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目次

公認会計士試験の科目免除制度とは|全体像と免除の種類

公認会計士試験は、短答式試験と論文式試験の2段階で構成されています。短答式試験は財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の4科目、論文式試験は会計学・監査論・企業法・租税法の必須4科目に加えて、経営学・経済学・民法・統計学のいずれか1科目を選択する構成です。まずこの試験構成を押さえたうえで、免除制度がどの科目・どの試験区分に及ぶのかを見ていく必要があります。短答式試験に合格しないと論文式試験に進めない仕組みのため、短答式の負担を減らせるかどうかは学習計画全体に大きく影響します。

短答式試験は年に2回実施され、論文式試験は年に1回のみの実施です。短答式試験に合格すると、その合格には一定期間の有効期間が設けられており、その間は短答式試験自体が免除されて論文式試験に専念できます。この「短答式合格による論文式への専念期間」の仕組みと、これから説明する会計専門職大学院修了による免除は別の制度である点にも注意してください。免除制度を理解するときは、試験区分ごとにどの免除が適用されるのかを一つずつ切り分けて考えることが大切です。

試験区分科目構成
短答式試験財務会計論・管理会計論・監査論・企業法(4科目)
論文式試験(必須)会計学・監査論・企業法・租税法(4科目)
論文式試験(選択)経営学・経済学・民法・統計学から1科目

公認会計士試験の科目免除は、大きく4つの系統に分けられます。1つ目は会計専門職大学院(いわゆる会計大学院)の修了による免除、2つ目は大学等での教授・准教授としての職歴や博士号取得といった「学識」による免除、3つ目は税理士や司法試験合格者など他の資格・試験合格による免除、4つ目は上場会社等での長期の実務経験による免除です。「大学院に行けば科目免除が受けられる」という言い方は一部だけ正しく、実際に免除の対象になるのは4系統のうちの1つ、しかもその中でも要件を満たす特定の大学院に限られます。

この記事の主題である大学院ルートは、次の見出しで詳しく解説する会計専門職大学院の修了による免除です。学識による免除は大学院修士課程を出ただけでは要件を満たさないケースが大半で、税理士資格や実務経験による免除は大学院進学とは別の話になります。まずは自分がどの系統の免除を狙えるのかを切り分けて考えることが、遠回りをしない第一歩になります。進学前にこの4系統を整理しておくと、進学先選びで迷いにくくなります。特に、免除を主目的に大学院を検討している場合は、自分がどの系統に該当し得るのかを早い段階で確認しておくことが重要です。

たとえば、会計の実務未経験の社会人が「大学院に進学すれば試験の負担が大きく減るはずだ」と考えて会計専門職大学院を探し始めるケースはよくあります。しかし実際に免除されるのは短答式試験のうち3科目だけで、論文式試験の負担はほとんど変わりません。進学によって得られるものと得られないものを最初に切り分けておくことで、入学後に「思っていた制度と違った」という後悔を避けやすくなります。次の見出し以降で、それぞれの免除ルートの詳細を一つずつ確認していきましょう。

公認会計士試験の受験生には、大学在学中に短答式試験の合格を目指す学生から、社会人になってからキャリアチェンジで挑戦する人まで幅広い層がいます。免除制度は本来、多様な背景を持つ人が受験しやすくなるよう設けられた仕組みですが、その分だけ制度の種類も多く、自分がどれに当てはまるのかが分かりにくいという声も少なくありません。次の見出しからは、大学院ルートに絞って、対象科目・要件・申請の流れを具体的に見ていきます。

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大学院(会計専門職大学院)修了による免除の仕組み

会計専門職大学院とは何か

会計専門職大学院とは、専門職大学院設置基準にもとづいて設置された、会計分野に特化した大学院です。法科大学院が法曹養成に特化しているのと同じように、会計専門職大学院は公認会計士をはじめとする会計プロフェッショナルの養成を目的として、2003年の公認会計士法改正を受けて、2006年度に始まった新しい試験制度に合わせて創設されました。通常の商学研究科や経営学研究科の修士課程とは別の課程で、修了すると研究者養成が主目的の「修士(学術)」ではなく、実務・専門職業人養成を目的とした「修士(専門職)」の学位が授与される点が特徴です。授業も講義形式に加えてケーススタディや演習が多く組まれているのが一般的です。

制度が創設された背景には、公認会計士試験の合格者数を増やし、幅広い人材を会計プロフェッションに呼び込みたいという当時の政策的な狙いがありました。高等教育を通じた会計人材の育成という役割を会計専門職大学院が担うことが期待されて制度化されています。もっとも、後述するとおり近年は学生募集を停止する大学院も出てきており、制度創設時に想定されていたほどの広がりには至っていない面もあります。

免除される科目は短答式試験の3科目のみ

会計専門職大学院を修了しても、試験科目がまるごと免除されるわけではありません。免除の対象になるのは短答式試験のうち財務会計論・管理会計論・監査論の3科目だけで、短答式試験のもう1科目である企業法、そして論文式試験の会計学・監査論・企業法・租税法・選択科目のいずれも免除対象には含まれません。会計専門職大学院を修了した人が公認会計士を目指す場合、実際に受験する必要があるのは短答式試験の企業法と、論文式試験の全科目ということになります。企業法は法律科目であり会計専門職大学院のカリキュラムでは扱いが薄いことも多いため、独自に対策を進める必要がある点も見落とされがちです。

単位要件と学位取得の条件

免除を受けるには、会計専門職大学院で所定の分野・単位数を履修したうえで修了し、修士(専門職)の学位を取得する必要があります。具体的には、財務会計分野で10単位以上、管理会計分野で6単位以上、監査分野で6単位以上を履修し、かつこの3分野の合計が28単位以上になることが要件です。免除に必要な単位数には、この3分野以外の科目(たとえば経営学や税法の科目)は算入されません。

分野必要単位数
財務会計分野10単位以上
管理会計分野6単位以上
監査分野6単位以上
3分野合計28単位以上

免除の可否を審査するのは、大学院ではなく公認会計士・監査審査会です。修了見込みの段階で免除申請の準備を始めることはできますが、実際に免除を受けられるのは修了した後になります。また、他の大学院で修得して単位認定を受けた科目については、公認会計士・監査審査会の審査で必要科目として認められない場合があるため、進学先の大学院で開講される授業を中心に単位を積み上げるのが安全です。この点は各大学院の履修ガイダンスでも繰り返し注意喚起されている実務上のポイントで、入学前に他大学院で履修した科目を持ち込もうとする場合は特に慎重な確認が必要です。履修計画は入学初年度から逆算して組むのが基本になります。

財務会計・管理会計・監査という3分野は、簿記や財務会計論の基礎科目から、財務会計論文指導のような演習科目まで幅広く設定されているのが一般的です。大学院によっては、免除に必要な単位数には算入されない科目(基礎導入科目や論文指導科目など)が別途カリキュラムに含まれていることもあるため、シラバスを見るときは「修了に必要な単位」と「免除に必要な単位」を混同しないよう注意してください。入学時点でオリエンテーションや履修相談の機会が設けられている大学院が多いので、そこで免除要件を満たす具体的な履修モデルを確認しておくと安心です。

会計に関する予備知識がまったくない状態で入学する社会人も少なくないため、多くの会計専門職大学院では、簿記や会計学の基礎を学ぶ入門科目から、財務会計論・管理会計論・監査論の応用科目へと段階的に積み上げるカリキュラムが組まれています。1年次に基礎科目、2年次に応用科目や論文指導を配置する構成が一般的で、標準的な修業年限である2年間で無理なく免除要件の単位を満たせるよう設計されています。ただし、働きながら通学するペースやすでに会計知識がある人のペースによって最適な履修プランは変わるため、入学前の個別相談で自分に合った計画を確認しておくとよいでしょう。

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免除の対象になる大学院一覧と選び方の注意点

現在も会計専門職大学院を運営している大学

会計専門職大学院は全国に多数あるわけではなく、運営校は限られています。2026年8月時点で日本会計大学院協会に加盟し会計専門職大学院を運営しているのは、北海道大学・東北大学・早稲田大学・明治大学・青山学院大学・千葉商科大学・LEC東京リーガルマインド大学院大学・大原大学院大学・関西学院大学・関西大学・兵庫県立大学・熊本学園大学の12校です。国公立大学と私立大学、通学制と社会人向けの夜間・土日開講など、大学院ごとにカリキュラムの形態は異なります。首都圏・近畿圏に開講校が集中している一方で、北海道大学や東北大学、兵庫県立大学のように地方の国公立大学が運営しているケースもあり、居住地や通学のしやすさによって現実的な選択肢の幅は変わってきます。

種別大学院名
国公立北海道大学・東北大学・兵庫県立大学
私立(一般大学の会計系研究科)早稲田大学・明治大学・青山学院大学・千葉商科大学・関西学院大学・関西大学・熊本学園大学
専門職大学院大学大原大学院大学・LEC東京リーガルマインド大学院大学

大原大学院大学やLEC東京リーガルマインド大学院大学のように、社会人の受講を前提としたカリキュラムを組む専門職大学院大学もあれば、早稲田大学や青山学院大学のように会計プロフェッション養成を掲げる研究科を設置している総合大学もあります。同じ「会計専門職大学院」でも、開講形態や修業年限、社会人向け配慮の度合いはそれぞれ異なるため、単に免除が取れるかどうかだけでなく、自分の働き方・生活スタイルに合わせて比較することが欠かせません。

比較検討の際に見るべきポイントは、免除に必要な単位を無理なく修得できる時間割かどうかだけではありません。修了後の公認会計士試験合格までの支援体制、答練や模試との連携、専任教員の専門分野の構成なども、大学院ごとに差があるポイントです。会計専門職大学院は入学定員そのものが少なく、募集人員が数十名規模にとどまる大学院も珍しくありません。志望校を一つに絞り込む前に、複数校のオープンキャンパスや個別相談に参加し、実際の授業の雰囲気や教員との距離感を確認しておくことをおすすめします。

募集停止校が相次いでいる現実

会計専門職大学院は制度創設からすでに20年近く経過しており、この間に学生募集を停止した大学院も少なくありません。愛知淑徳大学・愛知大学・法政大学・甲南大学・立命館大学・中央大学の6校は、会計専門職大学院としての学生募集を停止しています。会計士試験の合格者数が伸び悩んだ時期や、予備校の短期集中コースが台頭したことなどが背景として指摘されており、会計専門職大学院という選択肢そのものが縮小傾向にあることは、進学を検討するうえで正直に認識しておくべき事実です。

進学先を選ぶ際は、免除に必要な単位数を満たせるカリキュラムが組まれているか、財務会計・管理会計・監査の各分野の科目がどの学期にどれだけ開講されているか、社会人でも通える時間割になっているかを、必ず各大学院の最新の学生募集要項とシラバスで確認してください。募集停止のリスクがある以上、複数の候補を比較検討することも欠かせません。資料請求や説明会に参加し、在校生・修了生の合格実績や、免除申請の実際の運用について直接質問してみるのも有効な確認方法です。

会計専門職大学院を選ぶ基準は、免除の取りやすさだけにとどまりません。教員の顔ぶれや研究分野、企業や監査法人との連携の有無、修了生のキャリア支援体制なども、大学院ごとに特色が分かれるポイントです。特に社会人が働きながら通学する場合は、通学時間や振替授業の有無、オンライン受講に対応しているかどうかが、無理なく2年間を続けられるかを左右します。パンフレットの情報だけで判断せず、可能であれば在校生や修了生の声を聞く機会を作ることをおすすめします。

また、会計専門職大学院はいずれも入学定員が大規模な学部とは異なり、少人数教育を掲げている場合が多く、出願方法も書類選考・小論文・面接を組み合わせる大学院が一般的です。出願時期や試験内容は大学院ごとに異なり、社会人向けに複数回の入試を実施している大学院もあります。仕事を続けながら受験する場合は、出願書類の準備や研究計画書の作成にまとまった時間が必要になるため、志望校を決めたら早めに募集要項を取り寄せ、逆算したスケジュールで準備を進めることをおすすめします。

論文式試験は大学院進学だけでは免除されない|学識による免除との違い

論文式試験の免除は「学識」が要件

公認会計士試験の免除制度の中には、論文式試験の一部科目を免除する仕組みもありますが、これは大学院を修了しただけでは満たせない、教授・准教授としての職歴や博士号を要件とする「学識による免除」です。具体的には、大学等で商学に属する科目の教授または准教授として3年以上の職歴があるか、商学分野の研究により博士の学位を取得している場合に、論文式試験の会計学と経営学が免除されます。同様に、法律学分野で教授・准教授として3年以上の職歴があるか博士号を持つ場合は企業法と民法が、経済学分野で同様の要件を満たす場合は経済学が、それぞれ免除の対象です。

専門分野要件免除される論文式科目
商学教授・准教授3年以上または博士号会計学・経営学
法律学教授・准教授3年以上または博士号企業法・民法
経済学教授・准教授3年以上または博士号経済学

「大学院=論文式も免除」という誤解に注意

この要件を見て分かるとおり、学識による免除の対象になるのは、大学等で一定年数教壇に立った経験を持つ人か、博士号という高度な学位を取得した人です。2年制の会計専門職大学院を修了して修士(専門職)の学位を得ただけでは、この要件には該当しません。会計専門職大学院の修了で得られる免除はあくまで短答式試験の3科目にとどまり、論文式試験は会計学・監査論・企業法・租税法・選択科目のすべてを通常どおり受験する必要があります。

キャリアチェンジを目的に社会人が2年間の会計専門職大学院に進学するケースでは、在学中に博士号を取得したり、大学で3年以上教壇に立ったりすることは現実的に想定しにくく、学識による論文式免除の対象になることはほとんどありません。「大学院に行けば論文式試験も楽になる」という期待は事実と異なるため、進学を検討する段階でこの区別を正確に理解しておく必要があります。社会人が大学院に進学する目的や方法自体を整理したい場合は、社会人が大学院に進学する方法を徹底解説の記事もあわせて参考にしてください。

言い換えると、公認会計士試験の免除制度には「大学院を出ただけで得られる免除」と「大学院を出た上でさらに研究者としてのキャリアを積んで初めて得られる免除」の2段階があります。会計専門職大学院修了によって得られるのは前者(短答式3科目)のみで、後者(論文式試験の免除)はハードルがまったく異なるアカデミックな実績が必要です。この2段階を混同せずに理解しておくことが、進学後に「聞いていた話と違う」と感じないための最も重要なポイントになります。

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税理士試験の「大学院免除」との違い|なぜ公認会計士は範囲が狭いのか

税理士の大学院免除は「一般の学術大学院」が対象

税理士試験にも大学院を活用した科目免除制度がありますが、公認会計士試験の制度とは仕組みがまったく異なります。税理士試験の場合、商学・経営学・経済学・法学研究科など一般の学術大学院に進学し、税法または会計学に属する科目の研究で学位論文が国税審議会に認定されれば、科目免除を受けられます。税法に関する研究で学位を取得すれば税法科目のうち2科目、会計学に関する研究で学位を取得すれば会計学科目(簿記論・財務諸表論のいずれか)1科目が免除の対象です。免除を受けるには、関連科目を一定単位以上履修して修士論文を執筆し、かつ免除を希望する科目区分で試験に1科目以上合格していることが前提になります。

税理士試験は科目合格制を採用しており、5科目のうち1科目ずつ合格を積み重ねていく受験スタイルが一般的です。大学院で税法または会計学の学位論文が認定されれば、残りの科目数が減り、働きながらでも合格までの道のりを見通しやすくなるため、社会人の税理士受験生の間でこのルートは広く定着しています。この「大学院で学位を取れば科目数が減る」というイメージが浸透しているために、公認会計士試験にも同じ発想を当てはめてしまう受験生が少なくない、というのが実情です。

この制度は専門職大学院である会計大学院に限らず、幅広い研究科の修士課程で活用できるため、社会人が働きながら大学院に通い、税理士資格と学位の両方を取得するルートとして広く使われています。税理士試験の大学院免除については、当スクールの別記事税理士試験の科目免除大学院おすすめ比較でも詳しく解説しています。実際に税理士を目指して会計系の大学院に進学し、その過程で科目免除の認定を受けた事例として、早稲田大学大学院会計研究科の税理士科目免除制度のような個別の大学院解説記事も参考になります。

公認会計士は「会計専門職大学院」限定・対象科目も狭い

これに対して公認会計士試験の大学院免除は、専門職大学院設置基準にもとづく特定の「会計専門職大学院」を修了した場合に限られます。一般の商学研究科や経営学研究科の修士課程に進学しても、公認会計士試験の科目免除は一切受けられません。しかも免除される科目は短答式試験の3科目のみで、論文式試験は前述のとおり対象外です。税理士試験が「一般の大学院で学位論文が認定されれば免除」というアクセスしやすい設計であるのに対し、公認会計士試験は「特定の専門職大学院を修了し、かつ免除対象は限定的」という、範囲の狭い設計になっています。仮に商学研究科の修士課程で会計学を専門的に研究し、優れた修士論文を執筆したとしても、それだけでは公認会計士試験の科目免除にはつながらない点は誤解されやすいので注意してください。

比較項目税理士試験公認会計士試験
対象となる大学院商学・経営学・経済学・法学研究科など幅広い学術大学院会計専門職大学院に限定
免除の判断基準学位論文の内容(国税審議会が認定)所定分野の単位取得と修士(専門職)の学位
免除される科目数の目安税法2科目または会計学1科目短答式試験3科目のみ(論文式は対象外)

「税理士と同じ感覚で公認会計士も大学院に行けば免除される」という思い込みは、進学先選びの段階で大きなミスにつながります。公認会計士を目指すなら免除の対象になるのは会計専門職大学院だけであることを前提に、進学先のカリキュラムが免除要件を満たしているかを個別に確認する姿勢が欠かせません。両方の資格を視野に入れているダブルライセンス志向の人ほど、この制度差を混同しやすいため、資格ごとに要件を切り分けて整理しておくことをおすすめします。

この違いが生まれる背景には、それぞれの資格制度における大学院の位置づけの違いがあります。税理士試験は国税審議会が個々の学位論文の内容を審査して認定する「研究成果ベース」の制度であるのに対し、公認会計士試験は専門職大学院という枠組みそのものを試験制度に組み込んだ「教育課程ベース」の制度です。研究成果ベースの税理士制度は対象となる研究科の幅が広くなりやすく、教育課程ベースの公認会計士制度は認定された専門職大学院のみに対象が絞られやすい、という制度設計上の違いが、実際の免除範囲の差につながっていると整理できます。

会計専門職大学院ルート以外の免除制度|税理士資格・実務経験・他資格

大学院を経由しない免除ルートも存在します。すでに他の資格を持っている人や、一定の実務経験を積んだ人は、大学院に進学しなくても一部科目の免除を受けられる場合があります。自分がどのルートに該当するかを確認したうえで、大学院進学が本当に必要かを判断することが遠回りを防ぐポイントです。これから会計・法律・経済のいずれかの分野で難関資格の取得やキャリア形成を進めようとしている人は、公認会計士試験の免除制度もあわせて視野に入れておくと、将来の選択肢が広がります。

対象者免除される科目
税理士資格保有者短答式:財務会計論/論文式:租税法
上場会社等での会計・監査実務経験7年以上短答式:財務会計論
司法試験合格者短答式:全科目/論文式:企業法・民法
不動産鑑定士試験合格者論文式:経済学または民法
直近2年以内の短答式試験合格者有効期間内の短答式試験

税理士資格を持つ人は、短答式試験の財務会計論と論文式試験の租税法が免除されます。会計専門職大学院修了による免除と組み合わせれば、短答式試験は企業法のみ、論文式試験は租税法を除く科目という組み合わせで受験できる計算になります。上場会社等での会計・監査実務が7年以上ある社会人も、財務会計論の免除を受けられる可能性があります。すでに実務経験や他資格を持っている人は、大学院進学よりも先に、自分が該当する免除要件がないかを確認したほうが効率的なケースもあります。

すでに税理士資格を持ちながら公認会計士も目指すダブルライセンス志向の人にとっては、税理士資格による免除と、会計専門職大学院修了による免除を両方活用できる可能性がある点も見逃せません。この場合、短答式試験は企業法のみ、論文式試験は租税法を除いた科目に絞って対策を進められるため、学習範囲をかなり絞り込める計算になります。ただし、どちらの免除も自動適用ではなく、それぞれ個別に申請と審査が必要になる点は変わりません。

司法試験合格者は短答式試験が全科目免除、論文式試験も企業法・民法が免除されるなど、法律系の難関資格からのルートも用意されています。ただし、こうした他資格や実務経験による免除は、いずれも公認会計士試験のためだけに取得・蓄積するには時間もハードルも高いものが大半です。現実的な選択肢としては会計専門職大学院ルートか、免除を使わずに正面から受験するルートのいずれかを軸に検討することになります。免除の有無だけで進路を決めるのではなく、自分の年齢・キャリア・学びたい内容とあわせて総合的に判断する視点が大切です。

なお、実務経験による免除や企業会計・監査の実務経験を根拠とする免除は、対象となる業務の範囲や年数の数え方について公認会計士・監査審査会の個別認定が必要になるケースが多く、要件を満たしているつもりでも認定されないことがあります。実務経験ルートを検討する場合は、早い段階で審査会に確認するか、勤務先の人事・経理部門と相談しながら証明書類を整えておくことが望ましいでしょう。大学院ルートと実務経験ルートのどちらが自分にとって現実的かは、現在の職種や勤続年数によっても変わってきます。

たとえば、上場企業の経理部門で数年の実務経験を積んでいる社会人であれば、会計専門職大学院に進学して単位を積み上げるよりも、実務経験の年数を満たすまで働き続けるほうが結果的に近道になる場合もあります。逆に、会計分野の実務経験がまったくない業界からのキャリアチェンジを考えている人にとっては、実務経験ルートの要件を満たすこと自体が難しくなります。そのため、体系的に会計を学べる大学院ルートのほうが現実的な選択肢になりやすいでしょう。自分の現在地からどのルートが到達しやすいかを客観的に見極めることが、遠回りを防ぐ近道になります。

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免除申請の手続きと注意点

免除は自動適用されない|本人申請が必須

会計専門職大学院を修了しても、免除は自動的に適用されるわけではありません。受験生本人が公認会計士・監査審査会に免除申請を行うという手続きが必要で、審査を経て免除通知書の交付を受けて初めて免除が確定します。申請を忘れたり書類に不備があったりすると、本来免除されるはずの科目を受験することになりかねないため、大学院の在学中から手続きの流れを把握しておくことが大切です。大学院によっては教務窓口が申請スケジュールを一覧化して案内してくれる場合もあるので、在学中のガイダンスは必ず確認しておきましょう。

手続きの大まかな流れ

  • 在学中に大学院の教務窓口へ「修得・修了見込証明書」を申請する
  • 公認会計士・監査審査会の様式で免除申請書を準備する
  • 返信用封筒(免除通知書の交付用)を添えて審査会へ書面またはインターネットで申請する
  • 修了後、必要に応じて「修得・修了証明書」を追加提出する
  • 審査会から免除通知書を受け取り、出願時に免除通知書番号を入力して免除対象科目を選択する

修了見込みの段階で免除申請の準備を進めることは可能ですが、実際に免除が確定するのは修了後です。修了直後の試験で免除を受けたい場合は、申請の締切と単位の修得状況が密接に関わってくるため、大学院の履修計画を立てる段階から、いつの試験で免除を受けたいかを逆算しておく必要があります。3月修了であれば直後の5月の短答式試験、9月修了であれば直後の12月の短答式試験というように、免除を受けたい試験に合わせて必要科目を前倒しで履修しておくケースが一般的です。修了直後の試験にこだわらないのであれば、修了までに必要科目を履修すればよく、その後の試験から免除申請が可能になるという運用も用意されています。

短答式試験は年2回実施されるため、修了のタイミングと受験したい回によって、必要な単位をいつまでに修得しておくべきかが変わってきます。大学院によっては、免除申請のスケジュールに合わせたガイダンスを別途実施し、成績証明書の発行手続きや申請書類の記入方法を案内しているところもあります。在学中にこうした案内を見逃さないよう、教務窓口からの連絡や掲示は定期的に確認しておくことをおすすめします。

単位認定科目の扱いには注意

入学前に他の大学院で修得した科目を進学先の大学院で単位認定してもらった場合、その科目が公認会計士・監査審査会の免除審査で必要単位として認められないことがあります。免除に必要な単位は、進学先の大学院が開講する授業科目で修得するのが最も確実です。単位認定を受けた科目がある場合は、単位認定通知書や単位認定申請書の控えを準備し、大学院の教務窓口に事前相談しておくと手続きがスムーズになります。修了後に免除申請が通らなかった場合、後から不足科目を補うことはできないため、履修計画には余裕を持たせておくことが重要です。氏名や住所の記載方法、返信用封筒に貼付する切手の金額など、事務的な不備で審査が滞ることもあるため、様式の記入例をよく確認してから提出することも忘れないようにしましょう。

免除申請書には戸籍上の氏名を正確に記入する必要があり、外字などでタイプ入力できない場合は手書きでの記入が認められています。申請書類は公文書として扱われるため、日付欄や連絡先の記入漏れがないよう丁寧に作成することが求められます。すでに税理士資格などで短答式試験の一部科目の免除を受けている場合は、重複して同じ科目を免除対象として記載しないよう注意する必要もあります。書類の様式や記入例は公認会計士・監査審査会の公式サイトで公開されているため、申請前に最新版を必ず確認してください。

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大学院ルートで目指すメリット・デメリットと向いている人

大学院ルートのメリット

会計専門職大学院を経由するメリットは、短答式試験のうち3科目を免除できることで、残る企業法と論文式試験の対策に学習時間を集中できる点です。財務会計論・管理会計論・監査論を体系立てて学ぶカリキュラムを通じて、独学や予備校の短期講座では得にくい理論的な基礎を身につけられるのも利点です。修士(専門職)の学位そのものが、会計・財務分野への就職やキャリアチェンジで評価される場合もあります。加えて、大学院という環境で同じ目標を持つ仲間や教員と継続的に関わりながら学習を進められる点も、独学で挫折しやすい受験生にとっては心理的な支えになり得ます。

会計専門職大学院で学ぶ内容は、公認会計士試験の科目そのものと直結しているため、免除される短答式3科目についても「試験のためだけの丸暗記」ではなく、実務にもつながる理解として身につけやすいという声もあります。修了後に監査法人や企業の経理・財務部門で働く際、大学院で培った体系的な知識が実務の土台になるというのは、単に試験科目を免除される以上の価値と言えるでしょう。

大学院ルートのデメリット

一方で、会計専門職大学院に進学するには2年程度の在学期間と、私立であれば相応の学費・生活費のコストがかかります。免除されるのはあくまで短答式試験の3科目にとどまり、論文式試験は結局フルセットで対策する必要があるため、大学院に通っている間も論文式試験を見据えた学習を並行して進めなければなりません。さらに、募集停止校が相次いでいる現状を踏まえると、進学先を決めた後にカリキュラムや免除要件が変更される可能性もゼロではなく、最新情報を継続的に確認する姿勢が求められます。仕事を続けながら通学する場合は、平日夜間や土日の授業に加えて、修士論文や課題の作成時間も確保しなければならず、時間管理の負担が大きくなる点も見落とせません。

比較軸会計専門職大学院ルート予備校中心の学習ルート
期間の目安2年程度(大学院在学期間)個人のペースにより変動
免除される科目短答式3科目なし(全科目受験が基本)
費用の傾向大学院の学費が別途発生予備校の受講料が中心
学び方の特徴体系的な理論教育、学位取得試験対策に特化した実践演習

大学院ルートが向いている人・向いていない人

会計専門職大学院ルートが向いているのは、腰を据えて会計の理論を体系的に学びたい人や、修士の学位取得そのものにキャリア上の価値を見出せる人です。逆に、できるだけ短期間で公認会計士試験に合格したい人や、学費・時間のコストを最小限に抑えたい人にとっては、免除される科目が限定的である分、大学院ルートの費用対効果は必ずしも高くありません。進学を決める前に、自分が目指す合格時期・予算・学びたい内容を整理し、大学院に進学する目的が「免除狙い」だけになっていないかを確認することが大切です。

実際の進路選択では、大学院進学と予備校中心の学習を対立させて考えるのではなく、両方を組み合わせる人も少なくありません。会計専門職大学院に在学しながら、企業法や論文式試験の対策として予備校の講座を並行して受講するという進め方は現実的な選択肢の一つです。免除される短答式3科目についても、大学院の授業だけで試験に十分対応できる保証はないため、必要に応じて過去問演習や答練で実戦力を補うことも検討しておくとよいでしょう。

進学するかどうかを判断する際は、次のような点を自分自身に問いかけてみると、判断の軸が整理しやすくなります。

  • 免除される短答式3科目分の学習時間を、他の学習や実務経験の獲得に充てたほうが早く合格できないか
  • 2年間の学費・生活費を負担しても回収できるだけのキャリア上のメリットを見込めるか
  • 論文式試験の対策を大学院在学中も並行して進められる時間的余裕があるか
  • 会計を体系的に学ぶこと自体に、試験対策以上の価値を感じられるか

大学院入試そのものの対策を含めて計画的に情報を集め、後悔のない進路選択をしてください。

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よくある質問(FAQ)

公認会計士試験は大学院に行けば全科目免除になりますか?

なりません。会計専門職大学院を修了して免除の対象になるのは、短答式試験のうち財務会計論・管理会計論・監査論の3科目だけです。短答式試験の企業法と、論文式試験のすべての科目は通常どおり受験する必要があります。「大学院=全科目免除」という理解は誤りなので、進学先を検討する段階で正確な範囲を確認しておきましょう。免除される3科目と免除されない科目を紙に書き出して整理しておくと、入学後の学習計画も立てやすくなります。

会計専門職大学院に行かなくても公認会計士になれますか?

なれます。会計専門職大学院はあくまで科目免除を得るための選択肢の一つであり、進学しなくても短答式試験・論文式試験の全科目に合格すれば公認会計士試験に合格できます。実際に多くの合格者は予備校中心の学習で試験に臨んでおり、大学院ルートは数ある選択肢のうちの一つと捉えるのが適切です。学部生であれば在学中に予備校の講座を受講しながら短答式・論文式に挑戦するのが一般的なルートです。

会計専門職大学院の学費はどのくらいかかりますか?

大学院や国公立・私立の別によって大きく異なり、本記事で断定的な金額は示せません。一般的な傾向として国公立は私立より学費が抑えられる傾向にありますが、いずれにしても2年間の学費・生活費は相応の負担になります。専門実践教育訓練給付金など公的な支援制度の対象になっている大学院もあるため、対象講座かどうかもあわせて確認するとよいでしょう。志望する大学院の募集要項や資料請求で、最新の学費・奨学金制度を必ず確認してください。

免除を受けるにはどのタイミングで申請すればいいですか?

免除申請は本人が公認会計士・監査審査会に対して行う必要があり、修了見込みの段階から準備は可能ですが、実際の免除が確定するのは修了後です。修了直後の試験で免除を使いたい場合は、必要科目の単位修得時期と申請締切の関係を大学院の教務窓口で早めに確認しておく必要があります。

税理士の大学院免除と公認会計士の大学院免除は同じ制度ですか?

異なります。税理士の大学院免除は幅広い学術大学院での学位論文の認定にもとづく制度であるのに対し、公認会計士の大学院免除は特定の会計専門職大学院の修了と所定単位の履修にもとづく制度で、対象となる大学院の範囲も免除される科目の範囲も税理士より限定的です。両方を混同すると進学先選びを誤るため、必ず資格ごとに切り分けて確認してください。すでに税理士資格を持っている場合は、公認会計士試験側でも別途、財務会計論と租税法の免除を受けられる可能性があります。

会計専門職大学院を修了すれば論文式試験も免除されますか?

されません。論文式試験の免除は、大学等での教授・准教授としての3年以上の職歴や博士号取得を要件とする「学識による免除」が対象で、通常の会計専門職大学院の修士(専門職)課程を修了しただけでは要件を満たしません。論文式試験は会計専門職大学院を出た後も正面から対策する必要があります。

会計専門職大学院に進学するデメリットはありますか?

2年程度の在学期間と相応の学費がかかる一方で、免除されるのは短答式試験の3科目のみで論文式試験の負担は変わらない点がデメリットです。また学生募集を停止する大学院も出てきており、進学先の運営状況を継続的に確認する必要があります。免除だけを目的に進学すると、想定していたほど試験全体の負担が軽くならず、費用対効果に納得しづらくなる可能性がある点も念頭に置いておきましょう。

社会人でも会計専門職大学院で免除を狙えますか?

大学院によっては夜間・土日開講やオンライン対応のカリキュラムを用意しているところもあり、社会人でも通いながら免除要件の単位を積み上げることは可能です。ただし仕事と学業の両立には相応の時間管理が求められるうえ、免除に必要な単位数を計画的に履修できるかどうかは大学院ごとの時間割次第で変わってきます。志望校の時間割やカリキュラム、社会人向けのサポート体制を事前に確認し、無理のないペースで単位を積み上げられるかを見極めることが欠かせません。

まとめ|公認会計士の大学院免除は「短答式3科目限定」と正しく理解する

  • 公認会計士試験の大学院免除は、会計専門職大学院を修了した場合に短答式試験の財務会計論・管理会計論・監査論の3科目が免除される制度
  • 短答式試験の企業法と、論文式試験のすべての科目は大学院ルートでは免除されない
  • 免除には財務会計10単位以上・管理会計6単位以上・監査6単位以上、合計28単位以上の履修と修士(専門職)の学位取得が必要
  • 論文式試験の免除は教授・准教授職歴や博士号を要件とする「学識による免除」で、通常の大学院修了だけでは対象にならない
  • 税理士試験の大学院免除は幅広い学術大学院が対象になるのに対し、公認会計士試験は会計専門職大学院に限定される点が大きな違い
  • 会計専門職大学院は全国に運営校が限られ、募集停止校も出ているため進学先は最新情報で必ず確認する
  • 大学院ルート以外にも税理士資格・実務経験・他資格による免除制度があり、自分の状況に合ったルートを比較検討する価値がある

公認会計士試験の大学院免除は、正しく理解して活用すれば短答式試験の負担を軽くできる一方、論文式試験は結局フルセットで対策が必要という現実もあります。「大学院に行けば試験がまるごと楽になる」という誤解を避け、免除の範囲を正確に把握したうえで進学の是非を判断することが、遠回りをしないための最初の一歩です。進学先選びや学習計画の立て方に迷う場合、独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

会計専門職大学院への進学は、免除だけを目的にするのではなく、体系的に会計を学びたいという意欲や、修士の学位を将来のキャリアに活かしたいという展望とあわせて検討すると、納得感のある選択につながりやすくなります。自分の目指す合格時期・予算・学びたい内容を整理したうえで、大学院ルートと予備校中心のルートのどちらが自分に合っているかを、後悔のないよう慎重に見極めてください。

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この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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