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大阪公立大学大学院経営学研究科都市経営専攻「冬入試」の傾向と対策

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大阪公立大学大学院経営学研究科都市経営専攻の「冬入試(冬季募集)」を検討している方に向けて、出願資格・試験科目・出願から合格発表までのスケジュールを、大学公式の学生募集要項に基づいて整理します。結論からいうと、冬季募集(2027年度春入学)は出願登録期間が2027年1月19日から25日、試験日は社会人一般選抜が2月14日、特別選抜が2月13日〜14日、合格発表は3月1日に設定されています。

都市経営専攻とは、2026年4月1日に旧「都市経営研究科」を経営学研究科(旧三商大系統)傘下の専攻として改組・発足した、社会人を主な対象とする大学院です。平日夜2日と土曜通学を中心に梅田サテライトで学べる博士前期課程(修士)・博士後期課程(博士)の2課程を備え、都市が抱える課題を経営・政策・行政・福祉の多角的視点から解決できる人材の育成を掲げています。

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大学院の社会人選抜は募集要項さえ読めば出願できる制度ですが、都市経営専攻は改組されたばかりで第三者による解説情報がまだ少なく、「社会人一般選抜と特別選抜のどちらに出願すればよいか」「口述試験だけで合否が決まるのは不安」「過去問はどこで見られるのか」といった疑問を持つ人も多いはずです。本記事では、2027年度春入学の学生募集要項(都市経営専攻)を一次情報として、出願資格の違い・必要書類・試験科目・逆算スケジュールまで踏み込んで解説します。

取得できる学位は修士(都市経営)で、都市政策・地域経済/医療・福祉/都市行政/都市ビジネスという4つの研究分野を持つ点が特徴です。社会人一般選抜は口述試験のみ、特別選抜は筆答試験(小論文または英語)と口述試験の2段階という、選抜区分による試験構成の違いも押さえておきたいポイントです。

なお、募集要項の内容は年度により変わるため、出願前には必ず大阪公立大学の公式サイトで最新の学生募集要項を確認してください。本記事は2026年8月時点で公開されている2027年度春入学の学生募集要項をもとに執筆しています。

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目次

大阪公立大学「経営学研究科都市経営専攻」とは何か|2026年4月開設の社会人大学院

経営学研究科都市経営専攻は、2026年4月1日に旧「都市経営研究科」を改組し、経営学研究科(旧三商大系統)傘下の専攻として再編して発足した組織です。都市経営研究科が担ってきた「都市の課題を多角的視点から解決する人材育成」という使命を引き継ぎつつ、経営学研究科が培ってきた研究・教育体制のもとで運営される、という位置づけの改組です。単なる名称変更ではなく組織としての統合である点が、大学公式の改組告知でも明示されています。都市経営研究科の伝統的な地域研究・都市政策の視点と、旧三商大系統である経営学研究科の高度な経営研究の体制が組み合わさった専攻、というのが公式説明から読み取れる位置づけです。

課程は博士前期課程(修士)と博士後期課程(博士)の2つで、博士前期課程の入学定員は56名、標準修業年限は2年です。博士後期課程の入学定員は5名で、修業年限は3年です。取得できる学位は修士(都市経営)で、主な授業は大阪駅前第2ビル6階の「梅田サテライト」で行われ、試験会場は杉本キャンパス(JR阪和線杉本町駅)です。平日夜2日と土曜通学で修了できる設計になっており、社会人が仕事を続けながら通学しやすいカリキュラムが組まれています。博士後期課程の設置により、修士課程修了後にそのまま研究を続けて博士号取得を目指す道も用意されているのが、社会人大学院としては珍しい特徴です。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)では、「企業や経済社会について旺盛な探究心と世界的な視野を持って学修する意欲のある人」「研究成果によって社会の持続的発展に貢献しようと考える人」「問題意識が明確で、人間性豊かな人」を求める学生像として掲げています。都市経営専攻(修士)固有の選抜基準としては「都市経営の基礎知識」と「文章力・構成力・研究の構想力」の2点が示されており、後述する研究計画書や口述試験で評価される力の方向性が、このポリシーからある程度読み取れます。

「都市経営研究科」とどう違うのか|検索結果の混在に注意

大阪公立大学の入試情報サイトを検索すると、旧称の「都市経営研究科」のページと、新しい「経営学研究科都市経営専攻」のページの両方が表示されることがあります。改組から間もないため、Web上の情報が新旧混在しているのが現状です。出願先の正式名称は「大阪公立大学大学院経営学研究科(都市経営専攻)」であり、募集要項のタイトルも同様に表記されています。出願書類を準備する際は、封筒の宛先や研究科名の記載を「経営学研究科」で統一することを、公式の学生募集要項でも必ず確認してください。なお、公式の改組告知では、都市経営専攻において「CSV経営研究プログラム」も提供予定であることが案内されています。企業経営と社会的価値の両立をテーマにした学びに関心がある場合は、こうした専攻内のプログラム展開もあわせて調べておくとよいでしょう。

梅田サテライトと杉本キャンパスへのアクセス

授業が行われる梅田サテライト(大阪駅前第2ビル6階)は、JR東西線「北新地駅」下車徒歩約1分(東改札口直結)という好立地で、Osaka Metro四つ橋線「西梅田駅」からも徒歩約5分です。JR「大阪駅」、Osaka Metro谷町線「東梅田駅」・御堂筋線「梅田駅」、阪神電鉄「大阪梅田駅」の4駅からも徒歩約10分の範囲にあり、仕事帰りにそのまま通学しやすい立地といえます。一方、選抜試験の会場は杉本キャンパス(JR阪和線「杉本町駅」東口からすぐ、またはOsaka Metro御堂筋線「あびこ駅」4号出口から徒歩約15分)で、授業会場とは別の場所になる点に注意してください。

都市経営専攻と一般的なMBAとの違い

「社会人向けの経営系大学院」というくくりで探すと、経営学全般(マーケティング・財務・組織論など)を幅広く学ぶ一般的なMBA(経営学修士)のプログラムも候補に挙がります。都市経営専攻は「都市経営」というテーマに特化し、都市政策・地域経済/医療・福祉/都市行政/都市ビジネスという4分野を軸に据えている点が、経営学全般を扱う一般的なMBAとの大きな違いです。自治体・医療福祉・公共政策に関わる実務経験を大学院での研究に直結させたい場合は都市経営専攻、経営スキル全般を体系的に学びたい場合は一般的なMBAというように、自分のキャリアの方向性に応じて検討先を選び分けるとよいでしょう。

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都市経営専攻の4つの研究分野と学べること

都市経営専攻の研究指導は、「都市政策・地域経済」「医療・福祉」「都市行政」「都市ビジネス」の4分野に整理されています。いずれも都市の課題を実務経験と結びつけて研究する構成で、社会人大学院らしく、行政・医療福祉・企業経営など出身分野の異なる受験生が集まりやすい設計になっています。

研究分野主な教員(2026年4月現在)研究テーマの傾向
都市政策・地域経済佐野修久・吉田隆之・池田千恵子・佐藤雄哉公民連携・公共経営、文化政策・アートプロジェクト、都市再生・まちづくり・観光、土地利用制度・脱炭素化
医療・福祉阿久澤麻理子・川村尚也・服部俊子人権教育・社会調査法、多文化社会の知識創造経営、システムと倫理の哲学的考察
都市行政五石敬路・髙野恵亮・久末弥生・水上啓吾東アジア社会政策の国際比較、立法・行政意思決定過程、都市計画・文化財保護の法制度、都市財政・政府債務
都市ビジネス小関珠音・金野和弘・加藤敬太アントレプレナーシップ・イノベーション、AI活用の中小企業支援、組織美学

教員一覧は2026年4月現在のもので、2027年4月からは変更される可能性があると募集要項自体に明記されています。実際、都市政策・地域経済分野の教員1名は2028年3月に、医療・福祉分野の教員2名は2029年3月に退職予定と記載があり、志望する教員が入学時点で在籍し続けるかどうかは出願前に必ず確認しておく必要があります。改組直後の専攻であるため、教員の担当分野や研究テーマの詳細が今後さらに公開・更新される可能性もあります。

4分野を見渡すと、都市政策・地域経済と都市行政は自治体・公共政策に近い実務経験者、医療・福祉は医療機関や福祉分野の実務者、都市ビジネスは企業経営やスタートアップ支援に携わる実務者と、それぞれ親和性の高い出身分野が想定できます。出願前に研究計画書や志望動機書を書く際は、志望する分野・教員の研究テーマが自分の実務経験や問題意識とどう結びつくかを整理しておくと、後述する出願書類の一貫性を作りやすくなります。分野をまたいで関心がある場合でも、出願時にはいずれかの分野・教員を志望先として明確にしておくことが前提になります。

経営学研究科傘下になったことで加わった視点

都市経営研究科から経営学研究科傘下の専攻へ改組されたことで、都市ビジネス分野にはアントレプレナーシップやAI活用の中小企業支援、組織美学といった、経営学的な手法や視点を都市経営というテーマに応用する研究が明確に位置づけられています。都市政策・地域経済、医療・福祉、都市行政の3分野が都市経営研究科以来の地域研究・政策研究の系譜を引き継ぐ一方、都市ビジネス分野は経営学研究科としての専門性がより強く反映された分野だと捉えることができます。志望する分野を選ぶ際は、自分の実務経験が「地域・政策・行政・福祉」寄りなのか「経営・ビジネス」寄りなのかを整理してみると、4分野のどこに研究計画を落とし込みやすいかが見えてきます。

研究テーマの決め方に迷ったら

4分野のどこに当てはまるか判断がつかない場合は、「自分がこれまで実務で解決しようとしてきた課題」を起点に考えると整理しやすくなります。たとえば自治体で公民連携事業に携わってきた人は都市政策・地域経済分野、医療機関で多職種連携や地域包括ケアに関わってきた人は医療・福祉分野、都市計画や公共施設マネジメントの実務経験がある人は都市行政分野、新規事業開発やスタートアップ支援に携わってきた人は都市ビジネス分野というように、実務経験の延長線上に研究テーマを設定するのが基本的な考え方です。1つの分野に収まりきらないテーマであっても、出願段階ではいずれかの分野・教員を主たる志望先として明確にしておく必要があります。

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冬入試(冬季募集)とは|夏季募集との違いと全体スケジュール

都市経営専攻の入試区分には「社会人一般選抜」と「特別選抜」があり、それぞれ夏季募集・冬季募集という年2回の募集時期が設定されています。冬入試(冬季募集)は、1月に出願登録、2月に試験、3月に合格発表という日程で、翌4月に入学する入試区分です。夏季募集(8月出願・9月試験・10月発表)より半年遅い、いわば「2回目のチャンス」にあたります。年2回の募集時期が用意されているのは、社会人受験生が仕事の繁忙期や異動のタイミングなど、それぞれの事情に合わせて出願時期を選べるようにするためだと考えられます。

手続内容夏季募集冬季募集
出願登録期間2026年8月18日(火)10:00〜8月24日(月)17:002027年1月19日(火)10:00〜1月25日(月)17:00
出願書類提出期間2026年8月18日〜8月24日(消印有効)2027年1月19日〜1月25日(消印有効)
試験日(社会人一般選抜)2026年9月20日(日)2027年2月14日(日)
試験日(特別選抜)2026年9月19日(土)・20日(日)2027年2月13日(土)・14日(日)
合格発表2026年10月21日(水)10:002027年3月1日(月)10:00
入学手続システム登録期間2026年12月9日(水)〜12月14日(月)2027年3月11日(木)〜3月15日(月)

募集人員56名(博士前期課程)は、社会人一般選抜・特別選抜、夏季募集・冬季募集を合わせた通年の人数で、選抜試験の成績によっては合格者数がこの人数に達しない場合があると募集要項に注記されています。夏季・冬季それぞれの内訳や倍率は公表されていないため、「冬季のほうが受かりやすい」といった比較は公式データからは判断できません。出願書類の提出は簡易書留郵便のみで、大学への直接持参は受理されない点にも注意が必要です。試験日には自然災害等の不測の事態に備えた予備日も設定されており、冬季募集の場合は社会人一般選抜が2027年2月16日(火)、特別選抜が2月15日(月)・16日(火)です。

冬季募集ならではの注意点|11月〜12月に手続きが集中する

冬季募集は1月出願・2月試験という短いスパンに見えますが、出願より前の11月・12月に済ませておくべき手続きが集中しています。学歴要件を満たさず出願資格審査が必要な人の受付期限は2026年11月30日必着、受験上・修学上の配慮を申し出る期日は2026年12月25日です。夏季募集を逃した、あるいは夏季募集の準備が間に合わなかった場合でも、冬季募集自体の出願準備を年内から始めておく必要があるということです。合格発表(3月1日)から入学手続システム登録期間(3月11日〜15日)までは10日ほどしかないため、合格を見込んで入学料の準備も並行して進めておくと安心です。

冬季募集を選ぶ人の典型的な事情

募集要項に受験者属性の統計は公表されていませんが、夏季・冬季の日程の違いから考えると、冬季募集は「年度末に近いタイミングで研究計画を固めたい人」に選ばれやすい日程だと考えられます。夏季募集(8月出願)は年度前半のうちに準備を終える必要がありますが、冬季募集は夏から秋にかけて実務が繁忙期を迎える業種の人や、研究計画書をじっくり練ってから出願したい人にとって、準備期間を確保しやすい選択肢になります。逆に、4月入学までの期間が短くなる分、合格発表(3月1日)から入学(4月)までの1か月ほどで入学手続や生活面の準備を一気に進める必要がある点は、夏季募集にはない冬季募集ならではの負担ともいえます。

合格後の入学手続で注意すべきこと

出願時に「卒業見込み」「修了見込み」で出願した場合は、入学手続案内の説明に従って、期日までに卒業証明書・修了証明書等を提出する必要があります。冬季募集は合格発表が3月1日、入学手続システム登録期間が3月11日〜15日と、卒業式・修了式の時期と重なるスケジュールになるため、卒業証明書の発行タイミングを出身大学に事前確認しておくと安心です。なお、学費(入学料・授業料)は募集要項作成時点での予定額であり、いずれも改定される場合があると注記されているため、最終的な金額は入学手続案内で必ず確認してください。

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出願資格|社会人一般選抜と特別選抜の違い

都市経営専攻の出願資格は、社会経験の年数によって「社会人一般選抜」と「特別選抜」に分かれます。学歴要件そのものはほぼ共通していますが、社会経験の有無・長さで選抜区分と提出書類・試験科目が変わる仕組みです。

選抜区分対象社会経験の要件
社会人一般選抜出願時点で学歴要件を満たし、かつ十分な社会経験を持つ人2027年3月31日現在で3年以上の社会経験
特別選抜社会経験が浅い社会人、または社会経験を持たない大学卒業(見込)者社会経験3年未満、または社会経験なし

社会経験とは、企業・官公庁・団体等への勤務経験に限らず、ボランティア活動や自由業の経験も含むと募集要項に明記されています。学歴要件は次の表のとおりで、両選抜区分とも同じ枠組みが用いられます。

区分学歴要件の概要
(1)大学を卒業した者(2027年3月までの卒業見込みを含む)
(2)大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された者(見込みを含む)
(3)〜(5)外国において16年の学校教育課程を修了した者、または通信教育等で同等の課程を修了した者(見込みを含む)
(6)修業年限4年以上の専修学校専門課程で文部科学大臣が指定するものを修了した者(見込みを含む)
(7)昭和28年文部省告示第5号をもって文部科学大臣が指定した者
(8)修業年限3年以上の外国の大学等課程を修了し、学士相当の学位を授与された者(見込みを含む)
(9)学校教育法第102条第2項の規定により大学院に入学し、本研究科が大学院教育を受けるにふさわしいと認めた者
(10)本研究科の個別審査により大学卒業者と同等以上の学力を認められた、2027年3月31日現在22歳以上の者

大学卒業(見込)であれば(1)、専門学校や海外の教育機関出身であれば(3)〜(6)・(8)、学歴によらず出願したい場合は(9)(10)というように、自分がどの区分に該当するかをまず特定してから、社会人一般選抜か特別選抜かを判断するのが出願資格を整理する際の基本的な流れです。学歴要件と社会経験の要件は別々に判定されるため、たとえば大学を卒業していても社会経験が3年未満であれば特別選抜、専門学校出身で(6)に該当し社会経験が3年以上あれば社会人一般選抜、というように組み合わせて考える必要があります。

出願資格審査(9)(10)|学歴要件を満たさない場合の個別審査

出願資格(9)(10)に該当する場合は、通常の学歴証明書に代えて「出願資格審査申請書」等の提出による事前審査が必要です。審査基準は著書・論文等の業績、自治体首長・議員の活動経験、企業や行政での指導的役職の経験など9項目が示されており、いずれか一つに該当すれば審査対象になります。具体的には、①著書・論文・報告書等の業績で社会的に高い評価を受けていること、②地方自治体の首長もしくは議員等としての活動経験、③企業・行政・団体等での指導的役職の経験、④NPO・NGOの設立と中心的リーダーとしての実績、⑤発明・発見による特許等知的財産の実績、⑥企業創業の顕著な実績、⑦研究分野に関連した業績(受賞を含む)、⑧マスコミに取り上げられ社会的に注目された実績、⑨その他同等の実績、のいずれかです。冬季募集での出願資格審査の受付期限は2026年11月30日必着で、審査結果は出願書類提出期間最終日の1週間前までに郵送されます。大学卒業(見込)の学歴要件を満たしている場合はこの審査は不要で、通常の出願資格((1)〜(8)相当)で出願できます。この出願資格審査の結果は2027年度の本入学者選抜に限り有効とされているため、翌年度以降にあらためて出願する場合は再度審査を受け直す必要があります。海外に在住していて出願書類を国外から送付する場合は、日本国内に到着した日が提出期間最終日までであれば有効とされていますが、必ず追跡可能な発送方法を使うよう募集要項に注意書きがあります。

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冬季募集の出願手続と必要書類(実務実績書・志望動機書・研究計画書)

出願はインターネット出願登録と出願書類の郵送提出の2段階です。入学検定料は30,000円で、これとは別に支払手数料990円がかかります。支払方法はクレジットカード(一括払いのみ)・コンビニエンスストア(現金のみ)・ATM(ペイジー)・インターネットバンキングの4種類から選べます。出願登録を済ませただけでは出願は完了せず、出願確認票・宛名ラベルの印刷、出願書類の郵送まで完了して初めて受理されるという点は見落としやすいので注意してください。

主な提出書類社会人一般選抜特別選抜
出願確認票・写真票必須(全員)必須(全員)
履歴書必須・3部必須・3部
実務実績書(書式A/B)必須・3部(志望分野関連10項目以内、または5枚以内)社会経験3年未満は必須・3部(5項目以内、または3枚以内)
実務実績書に代わる要約社会経験を有しない場合は卒業論文・研究報告書等の要約・3部
志望動機・キャリアプラン必須・3部必須・3部
研究計画書必須・3部必須・3部
卒業(見込)証明書必須・原本必須・原本
成績証明書—(出願資格審査該当者は不要)必須・原本(出願資格審査該当者は不要)
参考資料(論文・著作等)任意・各1部任意・各1部

実務実績書は多数のプロジェクトを手がけた場合は書式A、活動を長期間継続してきた場合は書式Bという使い分けが指定されています。志望動機・キャリアプランには志望理由に加えて修了後の計画・予定まで記入する欄があり、研究計画書とセットで、なぜこの時期に・なぜこの専攻で学びたいのかを一貫したストーリーとして説明できるかが重視されます。卒業(見込)証明書や成績証明書はWebサイトからのダウンロード印刷、出身大学から送付された電子データの印刷、出身大学以外の機関が発行したものは一切認められません。出身大学発行の原本(コピー不可)を取り寄せる必要がある点にも注意してください。

実務実績書は書式A・Bのどちらを選ぶか

実務実績書の書式選択に迷う場合は、これまでの経験を「プロジェクト単位」で語れるか「継続的な活動」として語れるかを基準に考えるとよいでしょう。異動や担当替えを経ながら複数の案件・プロジェクトに携わってきた場合は、志望研究分野に関連した項目を10項目以内にまとめる書式Aが書きやすく、NPO活動や研究活動のように一つのテーマに長く継続的に取り組んできた場合は、時系列で記述できる書式B(5枚以内)のほうが実績を伝えやすくなります。いずれの書式も、研究計画書・志望動機書と矛盾のない実績の見せ方を意識して作成することが重要です。

写真票・宛名ラベルなど見落としやすい提出物

写真票には4cm×3cmの証明写真(出願日より3か月以内撮影)を貼付します。宛名ラベルは出願登録・検定料支払い完了後に印刷し、市販の角形2号封筒(24cm×33.2cm)に貼付して出願書類一式を封入する仕組みです。出願登録内容は完了後に変更できないため、最終確認画面で入力ミスがないかを必ず確認してから登録を確定させてください。なお、出願確認票に記載されている「出願受付番号」は受験番号ではありません。出願書類が受理されると、登録したメールアドレス宛てに受験票に関するお知らせが届き、各自でポータルサイトから印刷する仕組みで、受験票は郵送されません。既納の入学検定料は、払い込んだが出願しなかった場合や、書類不備で受理されなかった場合などを除き、原則として返還されない点も覚えておきましょう。

出願登録で注意すべきポイント

募集要項の「出願についての注意」には、見落としやすい項目がいくつか示されています。出願登録と入学検定料等の支払いを済ませただけでは出願手続は完了しません。出願確認票・宛名ラベルの印刷、出願書類の郵送までを出願期間内に終える必要があります。住所は郵便物を受け取れる住所を入力し、合格発表時点で住所が変わる場合は入試課への連絡か郵便局への転居届が必要です。

また、出願登録完了後は登録内容を変更できません。入学検定料の支払い前に誤入力に気づいた場合は、支払わずに最初から登録をやり直す必要があり、出願受理後の出願取消しは一切認められていません。出願書類に不備があると登録した電話番号やメールアドレスに連絡が来ることがあるため、出願登録の際は必ず日中連絡が取れる連絡先を登録しておくことも忘れないようにしましょう。

入学検定料の支払方法

入学検定料30,000円と支払手数料990円の支払方法は、次の4種類から選べます。クレジットカードは一括払いのみで、コンビニは現金払いのみという制約があるため、自分の使いたい決済手段が対応しているかを事前に確認しておくとよいでしょう。

支払方法利用可否・対応範囲
クレジットカードVISA・MasterCard・JCB・AMERICAN EXPRESS・Diners Club(一括払いのみ)
コンビニエンスストアセブンイレブン・ローソン・ミニストップ・ファミリーマート・デイリーヤマザキ・セイコーマート(現金のみ)
ATM(ペイジー)Pay-easyマークの付いている金融機関のATM(コンビニ窓口・共有ATMは不可)
インターネットバンキングPay-easy対応の全国1,000行以上(利用契約が必要)
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試験科目と選考方法|社会人一般選抜(口述のみ)と特別選抜(筆答+口述)

都市経営専攻の入学者選抜で最も特徴的なのは、社会人一般選抜と特別選抜で試験科目そのものが異なることです。選抜試験の成績と出願書類の内容を総合して合否を判定する点は共通していますが、社会人一般選抜には筆答試験がありません。

選抜区分試験科目内容
社会人一般選抜口述試験のみ(1人あたり約20分)志望動機・キャリアプラン、研究計画書、実務実績書等にもとづいて実施
特別選抜筆答試験(小論文または英語・75分)+口述試験(約20分)筆答試験は志望する研究分野に関するテーマ・問題(辞書持込不可)。口述試験は一般選抜と同様

筆答試験は「小論文」か「英語」のどちらを受験するかを出願時にあらかじめ選択・登録する必要があり、試験当日は登録した科目以外を受験することはできません。試験時間は受験者に別途通知される形式で、募集要項の時点では公開されていません。試験会場は杉本キャンパスで、成績開示は行われないため、不合格となった場合に得点や順位を照会することはできません。社会人一般選抜と特別選抜のどちらも、選抜試験の成績だけでなく出願書類の内容を含めて総合的に合否が判定される点は共通しており、筆答試験の有無だけが両者を分ける唯一の違いというわけではありません。

「小論文」か「英語」、どちらを選ぶべきか

募集要項には出題科目の詳細な選定基準までは書かれていませんが、小論文は「志望する研究分野に関するテーマ・問題」が出題されるとされているため、英語の学術論文を継続的に読む語学力に自信がない場合や、実務経験に基づく論述で勝負したい場合は小論文を選ぶのが現実的な判断です。逆に、英語で書かれた著書・論文を読む語学力を評価するアドミッション・ポリシーを踏まえると、英語力を積極的にアピールしたい受験生にとっては英語選択も選択肢になります。いずれを選んでも、志望する研究分野の先行研究や社会課題への理解を深めておくことが対策の土台になる点は共通しています。

口述試験当日の流れと持ち物

試験当日は、出願書類受理後にメールで案内されるポータルサイトから各自で印刷した受験票を必ず持参する必要があります。口述試験・筆答試験とも試験時間は受験者に別途通知されるため、事前に何時から何時までかを把握したうえで、余裕をもって杉本キャンパスへ向かう計画を立てておきましょう。特別選抜の筆答試験は辞書の持ち込みが認められていないため、小論文・英語のいずれを選ぶ場合も、辞書なしで書き切れる状態まで練習しておく必要があります。

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過去問・出題傾向は公開されているか|情報が少ない中での対策法

都市経営専攻の過去の試験問題は杉本キャンパス入試課で閲覧できますが、対象は特別選抜のみで、Web上には公開されていません。社会人一般選抜は筆答試験そのものが存在しないため、いわゆる「過去問」に相当するものは口述試験の質問内容ということになりますが、これも募集要項には具体的な質問例の記載はありません。出題内容は年度によって変わるため、対策にあたっては必ず杉本キャンパス入試課での最新の公開資料・閲覧案内を確認してください。

口述試験(社会人一般選抜)は何を見られるのか

募集要項が明記している唯一の評価材料は、「志望動機・キャリアプラン、研究計画書、実務実績書等にもとづいて」口述試験を行うという一文です。この3つの提出書類の内容が、そのまま口述試験の質問の土台になると考えて準備を進めるのが最も確実な対策になります。研究計画書に書いた研究テーマがなぜ実現可能なのか、実務実績書に書いた経験がなぜその研究テーマにつながるのか、志望動機・キャリアプランに書いた修了後の計画が具体的かどうか、という一貫性を問われる可能性が高いという前提で、提出書類の内容を自分の言葉で説明できる状態にしておくことが重要です。

特別選抜の小論文はどう対策するか

特別選抜の筆答試験(小論文)は「志望する研究分野に関するテーマ・問題」という情報のみが公開されており、出題範囲は志望する分野に沿ったテーマになると推測されます(公式に出題範囲が明言されているわけではないため、あくまで募集要項の記載から導ける推測です)。対策としては、志望する分野の教員がどのような研究テーマを扱っているかを事前に確認し、その分野で近年話題になっている社会課題(公民連携、地域経済、都市の脱炭素化、医療・福祉政策など)について、自分の実務経験と結びつけて論じられるよう準備しておくとよいでしょう。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料を確認してください。

情報が少ない専攻だからこそ、公開されている募集要項・アドミッション・ポリシーを一言一句丁寧に読み込むこと自体が、そのまま対策になります。第三者の解説記事や体験談がまだ蓄積されていない分、大学が公式に示している評価軸(志望動機・キャリアプラン、研究計画書、実務実績書、そして特別選抜であれば小論文または英語)から逆算して、自分の実務経験をどう言語化するかに時間をかけるのが、遠回りに見えて最も確実なアプローチです。

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出願から合格までの逆算スケジュールと対策の進め方

冬季募集は出願が2027年1月、試験が2027年2月と、年明けから2か月弱で一気に進みます。実際の準備は出願の3〜4か月前、つまり秋のうちから始めておくと余裕を持って臨めます

都市経営専攻の募集要項には「研究指導教員への事前相談は不要です」と明記されています。研究計画書の内容について事前に教員へメールで相談することが強く推奨される大学院も多い中、都市経営専攻は事前相談なしで出願できる仕組みになっている点は、他大学院の社会人選抜と比較したときの特徴のひとつです。裏を返せば、教員との事前のすり合わせを経ないまま出願書類と口述試験だけで研究計画の実現可能性を伝えきる必要があるということでもあり、志望動機・キャリアプラン、研究計画書、実務実績書の3点をより丁寧に作り込んでおくことが、その分重要になります。

時期の目安取り組む内容
出願の3〜4か月前(9月〜10月)志望する研究分野(都市政策・地域経済/医療・福祉/都市行政/都市ビジネス)と志望教員の絞り込み、研究テーマの仮設定
出願の2か月前(11月)出願資格審査が必要な人は申請(受付期限11月30日必着)、実務実績書・志望動機書の骨子作成
出願の1か月前(12月)受験上の配慮を希望する場合は申出(期日12月25日)、研究計画書の作成・推敲、卒業(見込)証明書など原本書類の取り寄せ
出願期間(1月19日〜25日)インターネット出願登録、入学検定料等の支払い、出願確認票・宛名ラベル印刷、出願書類の簡易書留郵送
試験日(2月13日〜14日)〜合格発表(3月1日)口述試験対策(特別選抜は小論文または英語対策も並行)、合格発表後は入学手続システムでの手続き(3月11日〜15日)

卒業(見込)証明書や成績証明書などの原本書類は、出身大学によっては発行に数日〜数週間かかる場合があるため、出願期間に入ってから慌てて申請するのではなく、11月〜12月のうちに取り寄せておくことをおすすめします。学費面では、入学検定料30,000円(+手数料990円)に加え、合格後には入学料28万2,000円(大阪府民及びその子)または38万2,000円(その他の者)、入学後は年額53万5,800円の授業料が必要になります。また、入学後は個人ノートパソコンの準備が必携とされており、経済的な事情で準備が難しい場合は1年間の貸与制度も用意されています。大阪府の授業料無償化等の授業料減免制度や奨学金といった経済支援制度もあるため、資金計画とあわせて早めに調べておくと安心です。

冬季募集で期限を落とさないためのチェックリスト

冬季募集は締切が複数月にまたがるため、該当する人だけが対象の期限を見落としやすいのが実情です。自分に関係する項目がないか、出願準備の早い段階で一通り確認しておきましょう。

  1. 出願資格審査(出願資格(9)(10)該当者)の申請 — 2026年11月30日(月)必着
  2. 受験上・修学上の配慮の申出(該当者のみ)— 2026年12月25日(金)
  3. 卒業(見込)証明書・成績証明書など原本書類の取り寄せ — 出願期間(1月19日〜25日)より前に完了させておく
  4. インターネット出願登録・入学検定料等の支払い・出願確認票及び宛名ラベルの印刷・出願書類の簡易書留郵送 — 2027年1月19日(火)〜25日(月)の期間内に全て完了
  5. 合格発表(3月1日)後の入学手続システム登録 — 2027年3月11日(木)〜15日(月)

出願・試験に関する問い合わせ先

出願資格や提出書類について不明点がある場合は、杉本キャンパス入試課 経営学研究科(TEL 06-6605-2141、月〜金曜9:00〜17:00)に直接問い合わせるのが確実です。メールで問い合わせる場合はgr-nyu-gss[at]omu.ac.jp([at]を@に置き換え)宛てに、志願する研究科名・課程・選抜名・氏名を明記して送付します。受験上・修学上の配慮を申し出る場合の宛先は別途gr-nyu-ask4[at]omu.ac.jpと案内されているため、目的に応じて宛先を使い分けてください。改組直後で情報がまだ少ない専攻だからこそ、Web上の情報だけで判断せず、疑問点は早めに問い合わせておくことが遠回りのようで確実な対策になります。

社会人大学院全般の受験と仕事の両立については、社会人大学院の難易度|仕事と両立する入試対策でも入試対策の考え方を整理しているので、あわせて参考にしてください。また、経営系の大学院を都市経営専攻以外にも幅広く検討したい場合は、国内MBA予備校の選び方|研究計画書・面接・小論文対策で研究計画書・小論文・面接対策の総論を解説しています。同じ経営学研究科の外部院試として、神戸大学大学院 経営学研究科の外部院試を徹底解説もあわせて確認しておくと、他大学の経営学研究科との出願資格・試験科目の違いを比較しやすくなります。

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よくある質問(FAQ)

大阪公立大学の都市経営専攻と、以前の「都市経営研究科」は同じものですか?

組織としては同じ流れをくんでいますが、2026年4月1日に旧「都市経営研究科」を経営学研究科(旧三商大系統)傘下の専攻として改組・再編したものです。単なる名称変更ではなく組織統合で、出願先の正式名称は「経営学研究科(都市経営専攻)」になっています。募集要項や封筒の宛先は必ず新しい研究科名で確認してください。改組から間もないため、検索すると旧称のページが上位に表示されることもありますが、出願先や問い合わせ先は必ず経営学研究科(都市経営専攻)であることを確認したうえで手続きを進めてください。

冬季募集と夏季募集はどちらが受かりやすいですか?

募集人員56名(博士前期課程)は社会人一般選抜・特別選抜、夏季募集・冬季募集を合わせた通年の人数として公表されており、夏季・冬季それぞれの内訳や倍率は公式には公表されていません。「冬季のほうが受かりやすい」といった判断は公式データからはできないため、志望する研究分野・研究計画の完成度がどのタイミングで整うかを基準に、夏季・冬季どちらに出願するかを決めるほうが現実的です。冬季募集は同一年度の入学に向けた最後の選抜機会にあたるため、ここで不合格になった場合、次に受験できるのは翌年度の夏季募集になります。

社会人一般選抜と特別選抜はどちらを選べばよいですか?

2027年3月31日現在で3年以上の社会経験があれば社会人一般選抜、3年未満または社会経験がなければ特別選抜が対象になります。社会経験には勤務経験に限らず、ボランティア活動や自由業の経験も含まれます。勤務年数だけで判断せず、募集要項の定義に照らして自分がどちらに該当するかを確認してください。社会人一般選抜は口述試験のみ、特別選抜は筆答試験(小論文または英語)が加わるため、試験科目の負担も選抜区分を選ぶ際の判断材料になります。

社会経験3年未満でも出願できますか?

できます。社会経験が3年未満の社会人、または社会経験を有しない大学卒業(見込)者は「特別選抜」の対象です。特別選抜は口述試験に加えて筆答試験(小論文または英語・75分)が課される点に注意してください。社会経験を有しない場合は、実務実績書の代わりに卒業論文や研究報告書の要約を提出します。学部を卒業したばかりで実務経験がまだ浅い人でも、特別選抜という枠組みで出願できる仕組みになっている点は覚えておくとよいでしょう。

口述試験だけで合否が決まるのは不安なのですが、何を準備すればよいですか?

社会人一般選抜の口述試験は、募集要項によれば志望動機・キャリアプラン、研究計画書、実務実績書等にもとづいて実施されます。この3つの提出書類に一貫性を持たせ、自分の言葉で説明できる状態にしておくことが最も重要な準備です。書類を提出して終わりにするのではなく、なぜその研究テーマなのか、実務経験とどうつながるのかを、口頭で簡潔に説明できるよう練習しておくとよいでしょう。募集要項には研究指導教員への事前相談は不要と明記されているため、教員との事前のすり合わせがない分、提出書類と口述試験だけで自分の研究の意義を伝えきる準備が欠かせません。

研究計画書はどのように書けばよいですか?

都市経営専攻のアドミッション・ポリシーでは、都市経営の研究に必要な基礎知識と、文章力を含めた構成力・研究を推進する構想力が求められています。志望する研究分野の教員がどのようなテーマを扱っているかを確認し、実務経験と結びつけて書くのが基本です。研究計画書の書き方そのものの総論は、国内MBA予備校の選び方|研究計画書・面接・小論文対策でも解説しています。志望動機・キャリアプランや実務実績書と内容がずれていないかも、研究計画書を仕上げる最終段階で必ず見直しておきましょう。

過去問は入手できますか?

特別選抜の過去の試験問題は杉本キャンパス入試課で閲覧できますが、Web上での公開はされていません。社会人一般選抜には筆答試験自体が存在しないため、対策の中心は口述試験で評価される3つの提出書類になります。出題内容・閲覧可否は年度によって変わるため、必ず杉本キャンパス入試課に直接確認してください。特別選抜を受験する場合は、志望する分野の教員が扱っているテーマを事前に把握し、そのテーマに関連する社会課題を自分の言葉で論じる練習をしておくと、限られた公開情報の中でも実践的な対策になります。

学費や入学後に必要な準備はどれくらいかかりますか?

入学検定料30,000円(+手数料990円)に加え、入学料は大阪府民及びその子が28万2,000円、その他の者が38万2,000円、授業料は年額53万5,800円です。入学後は個人ノートパソコンの準備も必携とされていますが、経済的な事情がある場合は1年間の貸与制度もあります。大阪府の授業料無償化等の授業料減免制度や奨学金といった経済支援制度も用意されているため、資金計画は出願前から調べておくと安心です。学費(入学料・授業料)は募集要項作成時点での予定額で、改定される場合がある点もあわせて覚えておいてください。

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まとめ|大阪公立大学経営学研究科都市経営専攻の冬入試で押さえるべきポイント

大阪公立大学大学院経営学研究科都市経営専攻の冬入試(冬季募集)について、公式の学生募集要項から分かる要点を整理すると、次のようになります。改組されたばかりの専攻で第三者の情報がまだ少ない分、一次情報である募集要項を出発点にすることが、そのまま合格への近道になります。

  • 都市経営専攻は2026年4月に旧「都市経営研究科」を経営学研究科傘下の専攻として改組・発足した社会人大学院で、博士前期課程(入学定員56名)・博士後期課程(入学定員5名)の2課程
  • 2027年度春入学の冬季募集は、出願登録期間2027年1月19日〜25日、試験日は社会人一般選抜が2月14日・特別選抜が2月13日〜14日、合格発表は3月1日
  • 募集人員56名は社会人一般選抜・特別選抜、夏季募集・冬季募集を合わせた通年の人数で、夏季・冬季別の倍率は非公表
  • 社会経験3年以上は社会人一般選抜(口述試験のみ)、3年未満または社会経験なしは特別選抜(筆答試験+口述試験)が対象
  • 口述試験は志望動機・キャリアプラン、研究計画書、実務実績書にもとづいて実施され、この3書類の一貫性が対策の中心になる
  • 過去問は特別選抜のみ杉本キャンパス入試課で閲覧可能で、Web公開はされていない
  • 出願資格審査(学歴によらない出願)や受験上の配慮の申出は、冬季募集では出願より前の11月・12月が期限になるため、年内からの準備が欠かせない

都市経営専攻の冬入試は、改組されたばかりで情報がまだ少ない分、公式の学生募集要項を丁寧に読み込むこと自体が最大の対策になります。社会人一般選抜であれば口述試験で評価される3つの提出書類、特別選抜であれば加えて小論文または英語の対策を、志望する研究分野・教員の研究テーマと結びつけながら準備を進めていくことが、合格への近道です。研究指導教員への事前相談が不要とされている分、志望動機・キャリアプラン、実務実績書、研究計画書という3つの提出書類だけで自分の問題意識と研究の実現可能性を伝えきる必要がある、という点は他大学院の社会人選抜との大きな違いとして意識しておいてください。

大学院入試対策全般については大学院入試対策のサポートで、研究計画書の添削や口述試験対策の相談を行っています。募集要項の内容は年度により変わるため、出願前には必ず最新の学生募集要項を大阪公立大学の公式サイトで確認してください。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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