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東京国際大学の編入試験を徹底解説|学部別の受験資格・書類審査と面接・倍率非公表の実態【2027年度】

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東京国際大学の編入学試験には、法政大学のような学部横断の筆記試験がありません。課されるのは「書類審査」と「面接・口頭試問」だけで、当日に論文や専門科目の答案を書く場面自体が存在しないのです。この構造を知らずに小論文対策から始めてしまうと、本来もっとも配点が大きい志望理由書と学修計画書の作り込みに時間を割けなくなります。

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この記事では、東京国際大学が公表している2027年度の特別入試情報と2026年度の入学試験要項、そして学校教育法施行規則に基づき大学が開示している学部・学科別の編入学入学者数の実績(2023〜2025年度)をもとに、実施学部・受験資格・選考方法・日程を整理します。あわせて、大学が倍率や志願者数を公表していないという事実そのものが持つ意味と、筆記試験がない大学だからこそ何から準備すべきかまで踏み込んで解説します。

なお事前の調査では「商学部・経済学部・言語コミュニケーション学部・国際関係学部・医療健康学部」の5学部が編入学試験の実施学部の候補として挙がっていました。しかし大学公式サイトの特別入試ページと、学校教育法施行規則に基づく情報公開資料の両方を確認したところ、医療健康学部は編入学試験の対象学部に含まれておらず、実際に実施しているのは人間社会学部でした。本記事はこの確認済みの情報にもとづいて構成しています。

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目次

東京国際大学の「編入学」に関わる入試には4つある

東京国際大学は、外国籍の留学生・帰国生・社会人・他大学や短期大学からの編入学志願者などをまとめて「特別入試」と位置づけています。この特別入試には4つの制度があり、まず自分がどれに該当するのかを確定させる必要があります。

編入学試験

他大学、短期大学、高等専門学校、専修学校などから東京国際大学へ途中年次から入学するための制度です。3年次および2年次を募集しており、本記事で中心的に扱うのはこの制度です。他大学にも同時に出願できる「併願」制の入試です。

外国人留学生入試

外国籍を有し、当該国で教育を受けた方を対象にした入試です。在留資格が「留学」以外の方でも受験できます。出願資格は「当該国の通常の課程による12年(または11年+準備教育課程)の学校教育を修了(見込み)し、大学入学資格を有する方」で、日本国内の初等・中等教育課程の在籍期間が通算4年未満であることが条件になっています。試験日程は編入学試験と共通のグループで実施されますが、出願資格の性質からすると新高校卒業段階の入学者を主に想定した制度です。

帰国生入試

日本国籍を有し、外国の高等学校に継続して1年半以上在籍して卒業見込み・卒業後1年未満、または国際バカロレア・アビトゥア・バカロレア・GCE Aレベルなど外国の大学入学資格を保有する方を対象にした入試です。要項に年次の指定がなく、高校段階の教育歴を出願資格の軸に置いている点から、本記事が扱う「途中年次への編入学」とは性格が異なる制度です。

社会人入試

日本国籍および大学入学資格を有し、入学時に満23歳以上の方を対象にした入試です。社会における多様な活動を通じて得られた経験を踏まえ、勉学への意欲を持つ方を評価します。こちらも要項上は年次の指定がありません。すでに大学に在籍歴があり、途中年次からの編入を希望する社会人の方は、社会人入試ではなく編入学試験の出願資格に該当するかどうかをまず確認してください。

編入学試験の対象学部・学科と募集人員【2027年度】

東京国際大学の編入学試験を実施しているのは、全8学部のうち5学部です。医療健康学部(理学療法学科)は編入学試験の対象学部に含まれていません。この点は後述する入学者数の実績データでも裏付けられます。

学部学科募集年次募集人員
商学部マーケティング学科/経営学科3年次および2年次各学科(専攻)、年次とも若干名
経済学部経済学科
言語コミュニケーション学部英語コミュニケーション学科
国際関係学部国際関係学科/国際メディア学科
人間社会学部福祉心理学科/人間スポーツ学科/スポーツ科学科

この表から読み取れる重要な点を整理します。

募集人員は「若干名」としか公表されていません。法政大学のように学部・学科ごとの具体的な人数(10名、5名など)は公開されておらず、大学が確保している定員規模は外部からはわかりません。

3年次と2年次の間で実施学部の差はありません。5学部すべてで3年次・2年次の両方を募集しており、法政大学のように「この学部は2年次のみ」「この学部は3年次のみ」という年次による実施校の絞り込みは発生しません。

経済学部には現代経済専攻とビジネスエコノミクス専攻の区分がありますが、編入学試験の募集単位は「経済学科」であり、専攻ごとの募集人員は分かれていません。通常の入学(1年次からの一般選抜等)では専攻ごとに募集人員が公表されているのに対し、編入学試験ではこの専攻区分が前面に出てこない点は、志望理由書を書くうえで意識しておくとよいでしょう。専攻の希望がある場合は、志望理由書のなかでどちらの専攻を志向しているかを明確にしておくことをおすすめします。

医療健康学部は編入学試験を実施していません。理学療法学科は国家資格(理学療法士)に直結するカリキュラムを組んでいる関係上、外部からの途中年次編入を受け付けていないと考えられます。理学療法学科への進学を編入で目指す場合、東京国際大学以外の選択肢を検討する必要があります。

「若干名」という表記は、法政大学のように学部が具体的な数値目標を持っていないことを意味しません。実際の入学者数は後述のとおり学部・年度によって0名になることもあります。「若干名=毎年一定数を必ず合格させる」という前提で臨むのは危険です。

受験資格|学士入学と編入学、共通資格と学部追加要件

東京国際大学の編入学試験の出願資格は、大きく「学士入学(3年次のみ)」と「編入学(3年次および2年次)」の2種類に分かれます。次のいずれかを満たす必要があります。

学士入学〈3年次編入〉

  • 学士(外国の大学等が授与したものを含む)の学位を有する方、または卒業年度の3月までに取得見込みの方
  • 外国人留学生は「日本語能力試験(JLPT)N2」以上合格者であること

編入学〈3年次および2年次編入〉

次のいずれかに該当する方(いずれも見込みを含みます)。

  • (1)大学を卒業した方
  • (2)短期大学を卒業した方
  • (3)高等専門学校を卒業した方
  • (4)専修学校の専門課程(修業年限2年以上、かつ修了に必要な総授業時間数1,700時間以上のものに限る)を卒業した方(ただし学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する方に限る)
  • (5)高等学校等の専攻科の課程(修業年限2年以上で文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した方
  • (6)大学に2年以上在学(休学期間を除く)し、62単位以上修得した方
  • (7)大学に1年以上在学(休学期間を除く)し、30単位以上修得した方(2年次編入に限る)
  • (8)上記(1)〜(7)のいずれかと同等以上の資格がある方

外国人留学生はここでも「日本語能力試験(JLPT)N2」以上合格者であることが必要です。また外国において学校教育を受けた方は、出願前に必ず大学へ問い合わせるよう要項に明記されています。事前に問い合わせなかった場合、出願できないことがあります。

この8つの条件のうち、進路によって実務的に重要になるのが(4)と(7)です。

(4)の専修学校(専門学校)ルートには「学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する方に限る」という限定が付いています。つまり専門学校を卒業していれば誰でも出願できるわけではなく、入学時点で大学入学資格(高校卒業相当の学歴)を満たしていたことが前提になります。高校を卒業せずに専門学校へ進んだ方は、この条件に該当するか事前に確認する必要があります。また、専修学校側の課程が「修業年限2年以上」かつ「総授業時間数1,700時間以上」という基準を満たしているかどうかも、在籍していた(している)専門学校の事務局に確認しておくべき事項です。

(7)の「大学に1年以上在学・30単位以上修得」は2年次編入に限定されています。3年次編入をこの条件だけで狙うことはできません。1年次を終えた段階で編入を検討している方は、2年次編入が選択肢になります。一方、大学に2年以上在学し62単位以上を修得していれば、3年次編入の対象になります(要項の「単位認定について」に定める個別認定の条件と合わせて確認してください)。

言語コミュニケーション学部(英語コミュニケーション学科)だけ追加要件がある

大学が公表する2027年度の特別入試情報には、次の注記があります。

英語コミュニケーション学科では上記の他に、実用英語技能検定準1級以上合格、またはTOEFL iBT 61以上、TOEIC® L&R 700以上、IELTS5.5以上のいずれかの試験結果を提出できる方

つまり英語コミュニケーション学科を志望する場合、共通の出願資格(学士入学または編入学の要件)を満たしたうえで、さらにこの英語スコア基準もクリアしなければなりません。5学部のなかでこの学部だけ出願のハードルが二重になっている点に注意してください。なおTOEFL iBTは2026年1月21日以降の受験分からスコア形式が変更されており、大学は「新スコア形式(1.0〜6.0)でスコアが出ている場合は、スコアレポートに併記される旧スコア(0〜120)の数値を確認して出願してください」と案内しています。

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選考方法|筆記試験はなく「書類審査+面接・口頭試問」で決まる

東京国際大学の編入学試験を理解するうえで、もっとも重要なのがこの選考方法です。法政大学など多くの大学が課している論文形式の筆記試験が、東京国際大学の編入学試験には存在しません。

大学が公表している配点は次のとおりです。

区分内容配点
書類審査志望理由書・入学後の学習計画書50点
面接/口頭試問個人面接50点

2026年度の入学試験要項では、この書類審査の中身がさらに具体的に示されています。

  • 志望理由書:800字以内(入試情報特設サイトの「Web出願システム」にて入力)
  • 入学後の学修計画書:600字以内(同システムにて入力)

面接・口頭試問は個人形式で、要項には「面接において意欲に加え、口頭試問により知識および思考力、判断力、表現力の評価を行う」と明記されています。提出書類と面接・口頭試問を合わせて総合的に評価する、という判定方式です。

同じ2026年度要項によれば、当日の所要時間は注意事項説明15分、面接・口頭試問30分とされています(年度によって変動する可能性があるため、最新の要項で確認してください)。

配点が書類審査と面接でちょうど半分ずつという点は、対策の優先順位に直結します。筆記の専門科目対策に時間を使う必要がない代わりに、800字の志望理由書と600字の学修計画書という限られた字数のなかで、面接官に「なぜ東京国際大学のこの学科なのか」「入学後に何をどう学ぶのか」を明確に伝えられるかが、配点の半分を左右します。

また、書類審査と面接・口頭試問は別々に採点されるのではなく、要項に「提出書類、面接・口頭試問により総合的に評価する」と明記されている点にも注意してください。書類の内容と面接での受け答えに食い違いがあれば、そこも含めて評価の対象になるということです。志望理由書・学修計画書を提出した後は、面接までの間にその内容を自分で読み返し、質問されたときにどう答えるかを具体的に想定しておく必要があります。

提出書類|編入学試験で追加になるもの

東京国際大学はWeb出願が基本ですが、編入学試験では紙の証明書類を別途郵送する必要があります。2026年度の入学試験要項によれば、共通して求められる書類は次のとおりです。

  • 志願票(Web出願システムでA4サイズに印刷)
  • 志望理由書(Web出願システムで作成しA4サイズに印刷)
  • 学修計画書(同上)
  • 成績証明書(原本。在学中の方は出願年度3月までに履修するすべての科目名・単位が記載されたもの。履修中の科目がある場合は履修中であることがわかる資料も必要)
  • 在学期間を証明する出身校の証明書(卒業した方は卒業証明書、在学中の方は在学証明書〈卒業見込み・修了見込みの場合は卒業見込証明書〉、退学した方は在籍期間証明書または退学証明書、専門学校在学中の方は修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上を明記した修了証明書〈見込みを含む〉)
  • 履修科目の具体的な内容がわかる書類(履修要覧・シラバス等。1単位あたりの授業時間数や総授業時間数がわかる部分を含めて提出する必要があります)

これに加えて、該当する方は次の書類が必要です。

  • 外国人留学生のみ:健康診断書(本学指定)、住民票の写し(日本在住者)、出席証明書(日本語学校・専門学校在学者)、日本語能力試験N1またはN2の合否結果通知書のコピー
  • 言語コミュニケーション学部出願者のみ:該当する英語資格の証明書(取得級・得点〈スコア〉がわかるもののコピー)
  • 入学金減免制度申請者のみ:卒業証明書または戸籍全部事項証明書

要項は「履修科目の具体的な内容がわかる書類」について「原則、個人で作成したものは認めません。入手困難な場合は、出願期間前に相談してください」と注意を促しています。シラバスや履修要覧は出身校の発行元でないと証明力がないため、出願の直前になって慌てないよう、早い段階で出身校の教務窓口に発行を依頼しておくことをおすすめします。

提出書類のなかでもとくに時間がかかりやすいのが、退学者の在籍期間証明書や、休学期間がある方の在学状況を示す証明書です。出身校の事務手続きによっては発行までに数週間を要することもあるため、出願受付期間(10月下旬の1週間程度)に入ってから請求するのではなく、志望を固めた時点で早めに動き出すことが実務上のポイントになります。

出願の流れ|Web出願から書類郵送、受験票印刷まで

東京国際大学の出願はすべてWeb出願システムを通じて行います。2026年度要項に示されている流れは次のとおりです。

  1. 入試情報特設サイトへアクセスし、入学試験要項(本記事で扱っている資料)で出願資格を確認し、必要な提出書類を用意する
  2. ユーザー登録:「Web出願操作手順書」に従い、Web出願システムでユーザー登録を行う
  3. 出願登録:「個人情報登録」「入試制度登録」を行う(出願初日は10時開始。入試制度の登録間違いに注意)
  4. 入学検定料の支払:コンビニ決済、クレジットカード決済、Pay-easyのいずれかで、出願期間内に納入する
  5. 宛先票・志願票、その他必要な書類の印刷:支払い後、Web出願システム内で印刷する
  6. 提出書類の郵送:宛先票を市販の角2封筒(A4サイズが折らずに入る大きさ)に貼り付け、郵便局窓口から簡易書留・速達で郵送する
  7. 受験票の印刷:試験日4日前までに受験番号が発行され、Web出願システムから受験票をダウンロード・印刷できるようになる

提出書類は発行に時間が掛かるものもあるため、余裕をもって事前に準備するよう要項でも案内されています。とくに前述の成績証明書・履修内容のわかる書類は出身校への発行依頼が必要になるケースが多く、出願期間(10月下旬の1週間程度)に入ってから動き出すと間に合わない可能性があります。

日程・スケジュール【2027年度】

東京国際大学が公表している2027年度の編入学試験の日程は次のとおりです。

項目内容
出願・提出書類郵送期間2026年10月22日(木)〜10月29日(木)(期間内消印有効)
試験会場池袋キャンパス
試験日(対象者A)2026年11月15日(日)
試験日(対象者B)2026年11月22日(日)
合格発表日2026年12月1日(火)
手続登録・入学金納入[1次]12月1日(火)〜12月9日(水)
学費等納入(2次)12月1日(火)〜2027年3月5日(金)

大学は「対象者A:経済学部、国際関係学部国際関係学科、言語コミュニケーション学部」「対象者B:商学部、国際関係学部国際メディア学科、人間社会学部」と学部・学科によって試験日を分けています。

学部によって試験日が分かれる|併願する学部の組み合わせに注意

この試験日の分割は、併願を考えるうえで見落としやすいポイントです。

経済学部・国際関係学部(国際関係学科)・言語コミュニケーション学部の3つは同じ11月15日に試験が行われます。この3つの学部・学科を同時に併願することはできません。一方で、商学部・国際関係学部(国際メディア学科)・人間社会学部は11月22日に試験が行われるため、対象者Aのいずれか1つと対象者Bのいずれか1つを組み合わせれば、東京国際大学の編入学試験を2学部で併願することが可能です。

たとえば「経済学部」と「商学部」を両方志望する場合、試験日が11月15日と11月22日に分かれているため両方受験できますが、「経済学部」と「言語コミュニケーション学部」は同日実施のため両方は受けられません。志望学部を複数検討している場合は、この対象者A・Bの区分を先に確認してから併願プランを組んでください。

なお2026年度の入学試験要項では、経済・言語コミュニケーション・国際関係(国際関係)は池袋キャンパス、商・国際関係(国際メディア)・人間社会は川越第1キャンパスと試験会場も分かれていました。2027年度は両グループとも池袋キャンパスに一本化されています。会場は年度によって変更される可能性があるため、出願前に必ず最新の要項・受験票で確認してください。

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倍率・志願者数は非公表|公式に確認できるのは学部別の編入学入学者数だけ

編入学を検討するうえで多くの受験生が知りたいのは倍率だと思いますが、東京国際大学はこれを公表していません。大学が公開している「入試結果」のページには、学校推薦型選抜・総合型選抜・一般選抜・大学入学共通テスト利用入試の学部学科別の志願者数・受験者数・合格者数・競争率が詳細に掲載されている一方、編入学試験(特別入試)についてはこのページに掲載がありません。したがって、編入学試験だけの倍率を大学の公表資料から算出することはできません。

ただし、まったくデータがないわけではありません。東京国際大学は学校教育法施行規則第172条の2第1項に基づく情報公開の一環として、「入学者数推移(編入学を含む)」という資料を毎年公表しており、ここに学部・学科別の編入学入学者数(実際に入学した人数)が2023年度から2025年度まで開示されています。倍率や志願者数そのものではありませんが、どの学部にどれだけの規模で編入学生が入っているかを知る手がかりになります。

学部学科2023年度2024年度2025年度
商学部マーケティング学科2名0名1名
経営学科3名0名1名
学部合計5名0名2名
経済学部経済学科8名6名5名
言語コミュニケーション学部英語コミュニケーション学科0名1名2名
国際関係学部国際関係学科6名4名4名
国際メディア学科2名0名0名
学部合計8名4名4名
人間社会学部福祉心理学科1名1名1名
人間スポーツ学科0名0名0名
スポーツ科学科0名1名1名
学部合計1名2名2名
医療健康学部理学療法学科0名0名0名
全学部合計(4月入学)22名13名15名

この表は「2025年9月1日現在」の資料に基づく4月入学の編入学者数です(大学の資料には9月入学の数値も別途あるが、これはE-Trackという別プログラムによるものなので本記事では扱いません)。

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学部別に見た編入学の実態規模

この実績データから、いくつかの傾向が読み取れます。

医療健康学部は3年間とも編入学者が0名です。これは前述のとおり、そもそも医療健康学部が編入学試験の対象学部に含まれていないためです。理学療法士の養成課程は科目の連続性が強く、途中年次からの編入を受け入れにくい構造だと考えられます。

経済学部が最も規模の大きい受け入れ先です。2023年度8名、2024年度6名、2025年度5名と、5学部のなかで最も安定して編入学者を受け入れています。

商学部と言語コミュニケーション学部は年度による変動が大きい学部です。商学部は2023年度5名から2024年度は0名まで落ち込み、2025年度に2名まで戻しています。言語コミュニケーション学部も2023年度は0名でしたが、2024年度1名、2025年度2名と増加傾向にあります。年度によって受け入れ実績がゼロになることもある、という前提で臨む必要があります。

人間社会学部のなかでは、福祉心理学科がもっとも安定しています。3年間とも1名ずつの編入学者を出しています。一方で人間スポーツ学科は2023〜2025年度のいずれも0名で、編入学生の実績がありません。スポーツ科学科も2023年度は0名でしたが、2024・2025年度は1名ずつとなっています。

これらの数字は「合格しやすさ」を直接示すものではありません。募集人員が「若干名」としか公表されていないため、志願者数に対してどれだけの倍率だったのかは依然としてわかりません。ただし、実際に毎年何名が入学しているかという規模感を知っておくことは、志望学部を検討するうえで無駄にはならないはずです。

この数字の解釈にはもう1つ注意が必要です。ここでいう「入学者数」は、あくまで実際に入学手続きを完了して4月に入学した人数であり、合格者数そのものではありません。合格しても手続きをせず進学しなかった方がいれば、合格者数は入学者数よりも多かった可能性があります。つまりこの実績データは、倍率の下限を示すものでも上限を示すものでもなく、「最終的に何人がその学部に編入したか」という結果だけを示すものだと理解しておいてください。

出願前に大学へ相談すべきケース一覧

ここまでの要項の記述を整理すると、東京国際大学は「出願前に入学センターや学部事務室へ問い合わせてください」という注意書きを、通常の受験案内よりも多くの場面に置いています。該当する可能性がある方は、出願受付期間(10月下旬)に入る前に相談を済ませておくべきです。

  • 外国において学校教育を受けた方(出願資格の該当有無そのものを事前確認する必要があります)
  • 出身校の専攻が志望学部との関連性が低く、単位の個別認定で必要単位数(2年次30単位以上・3年次62単位以上)に届くか不安がある方
  • 編入後に教員免許や各種資格の取得を予定している方(資格課程固有の履修要件が卒業年限内に満たせるかの確認が必要です)
  • 履修内容のわかる書類(シラバス・履修要覧)の入手が困難な方

これらはいずれも、出願直前になってから動くと出願自体が間に合わなくなる可能性がある項目です。志望学部を決めた時点で早めに問い合わせておくことをおすすめします。

単位認定のルール|3年次と2年次で認定基準が違う

編入学は合格したあとの単位認定も重要な確認事項です。2026年度の入学試験要項には、次のルールが明記されています。

  • 4年制大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の専門課程(専門学校)を卒業(修了)した方、または卒業見込み(修了見込み)の方は、これまで取得した単位のうち62単位(教職課程などの資格取得科目は除く)を、本学当該学部で取得したものとして原則一括認定し、3年次に受け入れます。
  • 2年次編入を希望する場合は、科目ごとに個別認定を行い、出身校での履修科目が当該学部の設置科目として30単位以上認定できることが要件になります。
  • 4年制大学に2年以上在学(休学期間を除く)する方は、科目ごとの個別認定を行い、出身校の履修科目が当該学部の設置科目として62単位以上認定できることを要件に3年次に受け入れます。
  • 4年制大学に1年以上在学(休学期間を除く)する方は、科目ごとの個別認定を行い、出身校の履修科目が当該学部の設置科目として30単位以上認定できることを要件に2年次に受け入れます。

要項は「個別認定の結果、単位不足により受験できないケースがありますので、特に所属校の専攻が本学の志望学部と関連性が低い場合は、出願受付期間より前に入学センターにお問い合わせください」と注意を促しています。とくに2年次編入や、4年制大学から在学中に編入する場合は一括認定ではなく科目ごとの個別認定になるため、出願前の事前確認を省略しないでください。

もうひとつ見落としやすいのが、教員免許や各種資格の取得を目的に編入する場合の注意です。出願資格のページには「編入学で教員免許や各種資格取得を希望する方は、認定される科目の種類によっては、卒業までの2〜3年間で要件を満たすことができない場合もありますので、事前に必ずご相談ください」と明記されています。教職課程などの資格取得科目は、そもそも前述の62単位一括認定の対象からも除外されています。資格取得を編入の目的にしている場合は、単位認定の一般的な条件だけでなく、資格課程固有の履修要件も入学センターに確認しておく必要があります。

他大学の編入学試験と何が違うのか

関東圏の私立大学で編入学試験を実施している大学の多くは、法政大学のように学部単位で論文試験を課し、学部・学科ごとに出題の傾向が大きく異なります。当サイトで扱っている法政大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策では、学部によって論文のテーマや採点基準が公開されており、受験生は志望学科の過去問を解くことから対策を始められます。

東京国際大学はこの構造そのものが異なります。5学部いずれも試験科目は共通で「書類審査+面接・口頭試問」のみであり、学部ごとに専門知識を問う筆記試験があるわけではありません。これは受験生にとって次の2つの意味を持ちます。

1つ目は、対策の可搬性です。法学部の論文対策が経済学部には使えない、というような学部間の対策の分断がありません。志望理由書の書き方・学修計画書の組み立て方・面接での受け答えという対策の骨格は、どの学部を志望しても共通しています(言語コミュニケーション学部の英語資格要件を除く)。

2つ目は、評価される情報の性質が変わることです。筆記試験がない分、出身校での学業成績(成績証明書)や、これまで何を学んできたか(履修内容のわかる書類)といった、すでに確定している実績の比重が相対的に高まります。試験当日の答案の出来で挽回する、という戦い方が構造的に取りにくい点は、法政大学の英語外部試験スコアのみ判定の学部と似た性質を持っています。出願時点までに積み上げてきたものが、そのまま評価対象になるということです。

過去問題は存在しない|対策の的は志望理由書と学修計画書、そして面接

大学の「過去問題・解答例・出題意図」ページを確認すると、公開されているのは2025年度入試の総合型選抜(小論文、医療健康学部のみ対象)と一般選抜(外部サイトで公開)、そして大学院入試の過去問題・解答例です。学部の編入学試験については、過去問題の掲載がありません。これは大学が非公開にしているのではなく、そもそも編入学試験に論文や専門科目の筆記試験が課されていないため、「過去問題」という形の資料自体が存在しないためです。

したがって、東京国際大学の編入学対策では、他大学のような「小論文の過去問を解いて出題傾向をつかむ」という準備の仕方が成立しません。かわりに対策の的になるのは、大学が明示している評価の観点そのものです。

志望理由書(800字以内)で問われていること

要項に明記された文字数は800字以内です。書類審査は志望理由書と学修計画書を合わせて50点の配点であり、面接・口頭試問の50点と並んで合否の半分を占めます。800字という限られた字数のなかで、「なぜ他大学・短大・専門学校ではなく東京国際大学のこの学部・学科なのか」「これまでの学びとどうつながるのか」を具体的に書けるかが問われます。抽象的な志望動機だけで800字を埋めると、面接での口頭試問に耐えられなくなる可能性が高くなります。

学修計画書(600字以内)で問われていること

学修計画書は600字以内です。入学後に何を学び、どう卒業までの2〜3年間を組み立てるのかという具体性が求められます。前述のとおり単位認定は科目ごとの個別認定になるケースが多いため、出身校での既修得単位を踏まえたうえで、編入後にどの科目を履修していくのかまで具体的に書けると説得力が増します。

面接・口頭試問(個人)で問われていること

要項は評価の観点を「意欲」「知識」「思考力」「判断力」「表現力」と明記しています。口頭試問という名称からもわかるとおり、単なる雑談的な面接ではなく、志望理由書・学修計画書に書いた内容について踏み込んで質問され、その場で論理的に答えられるかが見られます。書いた内容を暗唱するのではなく、質問に応じて自分の言葉で説明し直せる状態を作っておくことが重要です。

「意欲・知識・思考力・判断力・表現力」を要項の文言から読み解く

東京国際大学が面接・口頭試問の評価基準として明記しているのは「意欲」「知識」「思考力」「判断力」「表現力」の5つです。この5つは、それぞれ準備の仕方が異なります。

意欲|志望理由書と矛盾しない一貫性

「意欲」は志望理由書に書いた内容と、面接での受け答えが一致しているかで判断されます。書類上は熱意があるように書けても、口頭試問で深掘りされたときに話がぶれると、書類と面接の間で評価が食い違います。志望理由書を提出したら、その内容を自分で説明し直す練習をしておくことが実務的な対策になります。

知識|出身校での学びをどう接続するか

「知識」は、専門科目の筆記試験がない以上、出身校でこれまで何を学んできたかという実績そのもので評価されます。成績証明書や履修内容のわかる書類(シラバス・履修要覧)を提出する意味はここにあります。志望理由書・学修計画書のなかで、出身校での学びと東京国際大学での学びがどうつながるのかを具体的に言語化しておく必要があります。

思考力・判断力|口頭試問での応答そのもの

「思考力」「判断力」は、口頭試問でのやり取りのなかで直接評価される項目です。想定される質問(志望理由・学修計画・出身校での学び・卒業後の展望など)に対して、その場で筋道立てて答えられるかが問われます。事前に模範解答を丸暗記するのではなく、質問の角度が変わっても同じ結論に筋道立てて到達できるよう、論点ごとに理由づけを整理しておく練習が有効です。

表現力|800字・600字という制約のなかでの構成力

「表現力」は書類(800字・600字)と面接の両方で評価されます。字数が短いからこそ、一文が長くなりすぎない構成、結論から先に述べる書き方、具体例を1つは入れる工夫など、限られた字数で伝わる文章を書く技術が問われます。

学部別に、何から手をつけるべきか

ここまでの情報を、志望学部別の行動に落とし込みます。

経済学部を志望する場合

経済学部は2023〜2025年度で最も安定して編入学者を受け入れている学部です。専攻区分(現代経済専攻・ビジネスエコノミクス専攻)は要項でも編入学の対象として専攻ごとの区別なく「経済学科」として扱われています。志望理由書では、専攻レベルでどちらの学びに近いかまで踏み込んで書けると、面接での質問にも一貫して答えやすくなります。試験日は対象者Aに区分され11月15日実施です。他学部との併願を考える場合、同じ11月15日実施の国際関係学科・言語コミュニケーション学部とは同時に受けられない点に注意してください。

言語コミュニケーション学部(英語コミュニケーション学科)を志望する場合

この学部だけ、共通の出願資格に加えて英語資格(実用英語技能検定準1級以上、TOEFL iBT 61以上、TOEIC® L&R 700以上、IELTS5.5以上のいずれか)が必要です。まずこの英語スコアの基準を満たせるかどうかが出願可否の入り口になります。スコアの取得には時間がかかるため、出願期間(10月下旬)から逆算して、遅くとも夏までにスコアを確定させる計画を立ててください。編入学入学者数は2023年度0名から2025年度2名へと増加傾向にありますが、5学部のなかでは依然として規模の小さい学部です。試験日は経済学部と同じ対象者Aに区分され、11月15日実施です。

国際関係学部を志望する場合

国際関係学科と国際メディア学科では試験日が異なります(国際関係学科は対象者Aで11月15日、国際メディア学科は対象者Bで11月22日)。2023〜2025年度の実績では国際関係学科のほうが編入学者数が多く、国際メディア学科は2024・2025年度は0名でした。学科によって受け入れ規模が異なる点を踏まえて志望理由書を準備してください。同じ学部内でも学科によって試験日と併願できる組み合わせが変わる点に注意してください。

商学部を志望する場合

商学部は2024年度に編入学者が0名だった学部です。マーケティング学科・経営学科ともに年度による変動が大きいため、募集がある年でも油断せず、志望理由書・学修計画書の作り込みを他学部志望者と同水準以上に仕上げる必要があります。試験日は対象者Bに区分され11月22日実施です。

人間社会学部を志望する場合

福祉心理学科・人間スポーツ学科・スポーツ科学科の3学科がありますが、実績が安定しているのは福祉心理学科です。人間スポーツ学科は編入学者の実績がほとんどないため、志望する場合は事前に学部事務室へ相談し、カリキュラム上の単位認定の見通しを確認しておくことをおすすめします。人間社会学部の試験日は対象者Bに区分され11月22日実施です。

出願前に情報を集める方法|オンライン入試相談・オープンキャンパス

東京国際大学の入試情報特設サイトには、キャンパス見学・オンライン入試相談・進学相談会といった窓口が用意されています。編入学試験は書類審査と面接・口頭試問だけで合否が決まり、当日の筆記試験で挽回する余地がありません。だからこそ、出願前にどれだけ大学側の情報を集められるかが重要になります。

とくに単位認定の見通し(出身校の履修内容が志望学部の設置科目としてどこまで認定されるか)や、教員免許・資格取得を目的とした編入の可否は、要項を読むだけでは判断がつかないケースが多いというのが実際のところです。要項自体が「事前にお問い合わせください」「入学センターにご相談ください」と繰り返し案内している以上、これはオプションではなく、出願前に済ませておくべき手続きの一部だと捉えてください。

併願をどう組むか

東京国際大学の編入学試験は併願制です。他大学の編入学試験と日程が重ならなければ、東京国際大学と他大学を併願することができます。2027年度の東京国際大学の試験日は11月15日(対象者A)と11月22日(対象者B)なので、この2日と重複しない大学を組み合わせるのが基本になります。

前述のとおり、東京国際大学の内部でも対象者Aと対象者Bを1つずつ選べば2学部の併願が可能です。たとえば経済学部(対象者A・11月15日)と人間社会学部(対象者B・11月22日)を組み合わせれば、東京国際大学だけで2学部に出願できます。

関東圏で3年次編入を実施している私立大学の一覧は、当サイトの関東の有名私立大学で3年次編入できる大学一覧!【文系編】でまとめています。併願先の候補を洗い出す際に参照してください。なお東京国際大学は筆記試験がないため、論文対策が必要な他大学と併願する場合、対策の配分を「東京国際大学=書類と面接」「他大学=論文」と完全に分けて計画できる点はメリットです。逆に言えば、東京国際大学だけを見て「筆記試験がないから対策が楽」と考えるのは早計です。書類審査と面接だけで合否の100点満点が決まる以上、他大学の併願先で論文を書く練習をしている時間を、東京国際大学向けの志望理由書・学修計画書の推敲と面接の受け答えの練習に振り分ける計画性が必要です。

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よくある質問

東京国際大学の編入学試験は難しいですか。

大学は編入学試験の志願者数・受験者数・倍率を公表していないため、正確な難易度を数値で示すことはできません。ただし学校教育法施行規則に基づく情報公開資料からは、2023〜2025年度の編入学入学者数が学部合計で年間13〜22名程度で推移していることがわかります。募集人員は「若干名」としか公表されておらず、年度によって特定の学部の入学者が0名になることもあります。

東京国際大学の編入学試験に筆記試験はありますか。

ありません。選考方法は書類審査(志望理由書800字以内・入学後の学修計画書600字以内、50点)と面接・口頭試問(個人、50点)の合計100点で、論文や専門科目の筆記試験は課されません。大学が公開している過去問題ページにも、学部編入学試験の過去問題は掲載されていません。

どの学部で編入学試験を実施していますか。

商学部、経済学部、言語コミュニケーション学部、国際関係学部、人間社会学部の5学部です。医療健康学部(理学療法学科)は編入学試験の対象学部に含まれていません。

2年次編入と3年次編入はどちらを選ぶべきですか。

出願資格を満たしていれば、5学部すべてで2年次・3年次の両方に出願できます。ただし単位認定の基準が異なり、3年次は原則62単位の一括認定(4年制大学等の卒業・卒業見込みの場合)または個別認定で62単位以上、2年次は個別認定で30単位以上の認定が必要です。単位認定の見通しが立たない場合、出願前に入学センターへの確認が案内されています。

言語コミュニケーション学部を受けるのに英語資格は必須ですか。

必須です。実用英語技能検定準1級以上合格、またはTOEFL iBT 61以上、TOEIC® L&R 700以上、IELTS5.5以上のいずれかの試験結果を提出できることが、共通の出願資格に加えて求められます。この英語資格を満たせない場合、他学部と異なりそもそも出願できません。

試験日はいつですか。

2027年度は、出願・提出書類郵送期間が2026年10月22日(木)〜10月29日(木)、試験日は経済学部・国際関係学部国際関係学科・言語コミュニケーション学部が11月15日(日)、商学部・国際関係学部国際メディア学科・人間社会学部が11月22日(日)です。合格発表日は12月1日(火)です。

東京国際大学の編入学試験は併願できますか。

できます。編入学試験は併願制の入試です。また学内でも対象者A(経済・国際関係〈国際関係〉・言語コミュニケーション)と対象者B(商・国際関係〈国際メディア〉・人間社会)の試験日が異なるため、それぞれから1学部ずつ選べば東京国際大学だけで2学部を併願することもできます。

編入学の倍率はどこで確認できますか。

大学の公式な「入試結果」ページには、学校推薦型選抜・総合型選抜・一般選抜・大学入学共通テスト利用入試の倍率は掲載されていますが、編入学試験(特別入試)の倍率・志願者数は掲載されていません。公表されているのは学部・学科別の編入学入学者数(実績)のみで、本記事ではこれを2023〜2025年度分整理しています。

社会人でも編入学試験を受けられますか。

年齢による制限は要項上ありません。ただし「社会人入試」という別の制度が用意されており、こちらは日本国籍および大学入学資格を有し入学時に満23歳以上の方が対象で、年次の指定がない別枠の入試です。すでに大学に在学歴・卒業歴があり途中年次からの編入を希望する社会人の方は、社会人入試ではなく編入学試験の出願資格(学士入学または編入学の要件)に該当するかを確認してください。

単位はどこまで認定されますか。

4年制大学・短期大学・高等専門学校・専修学校の専門課程を卒業(見込み)した方は、原則62単位が一括認定され3年次に受け入れられます。在学中の方や2年次編入を希望する方は科目ごとの個別認定となり、出身校での履修内容によっては認定単位数が要件(2年次は30単位以上、3年次は62単位以上)に届かず受験できない場合があります。出願前に入学センターへの確認が推奨されています。

試験会場はどこですか。

2027年度は対象者A・Bともに池袋キャンパスで実施されます。なお2026年度の入学試験要項では、経済・言語コミュニケーション・国際関係(国際関係)は池袋キャンパス、商・国際関係(国際メディア)・人間社会は川越第1キャンパスと試験会場が分かれていました。会場は年度によって変更される可能性があるため、出願前に必ず最新の要項・受験票で確認してください。

提出書類で特別に用意が必要なものはありますか。

志願票・志望理由書・学修計画書に加えて、成績証明書(原本)と、履修科目の具体的な内容がわかる書類(履修要覧・シラバス等)の提出が必要です。要項は、履修内容のわかる書類について「原則、個人で作成したものは認めません」としており、出身校の発行するものに限られます。発行に時間がかかることが多いため、出願期間に入る前に出身校の教務窓口へ依頼しておくことをおすすめします。

出願はどうやって行いますか。

すべてWeb出願システムを通じて行います。入試情報特設サイトでユーザー登録をしたうえで個人情報登録・入試制度登録を行い、入学検定料を支払った後にシステム内で印刷した書類を郵便局から簡易書留・速達で郵送します。受験票は試験日の4日前までにシステムからダウンロードできるようになります。

まとめ

東京国際大学の編入学試験について、公式要項と実績データから確認できることを整理します。

まず、編入学試験を実施しているのは商学部・経済学部・言語コミュニケーション学部・国際関係学部・人間社会学部の5学部で、医療健康学部は対象外です。事前の簡易調査では医療健康学部が候補に挙がっていましたが、大学公式サイトの特別入試ページおよび編入学入学者数の情報公開資料の両方で確認したところ、実際に編入学試験を実施しているのは人間社会学部であり、医療健康学部の編入学入学者数は2023〜2025年度いずれも0名でした。

次に、選考方法は書類審査(志望理由書800字・学修計画書600字、50点)と面接・口頭試問(50点)の合計100点で、筆記試験は課されません。法政大学のような論文の過去問対策は成立せず、対策の中心は志望理由書と学修計画書の作り込み、そしてそこで書いた内容を面接で論理的に説明し直せる準備になります。

そして倍率・志願者数は大学の「入試結果」ページには掲載されておらず、非公表です。かわりに学校教育法施行規則に基づく情報公開資料から、学部・学科別の編入学入学者数(2023〜2025年度)を確認することができ、本記事ではこれを整理しました。募集人員は「若干名」としか公表されていないため、この実績データはあくまで規模感の参考情報として扱ってください。

最後に、言語コミュニケーション学部(英語コミュニケーション学科)だけは共通の出願資格に加えて英語資格の基準が設けられており、他学部と条件が異なります。志望する場合はこの英語スコアの取得を最優先の準備事項として計画してください。

提出書類についても、成績証明書や履修内容のわかる書類(シラバス・履修要覧)など出身校への発行依頼が必要なものが多く、出願期間である10月下旬の1週間程度に慌てて動き出すと間に合わない可能性があります。単位認定の見通しや教員免許・資格取得の要件確認も含めて、志望学部を決めた段階で早めに入学センター・学部事務室へ相談しておくことが、この大学の編入学試験における最も実務的な対策だといえます。

本記事の学部・学科・出願資格・選考方法・日程は、東京国際大学が公表する2027年度特別入試情報および2026年度入学試験要項に基づいています。編入学入学者数は同大学が学校教育法施行規則に基づき公表する2025年9月1日現在の情報公開資料(入学者数推移)によります。制度・日程・募集内容は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず東京国際大学が公表する最新の入学試験要項および特別入試ページをご確認ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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