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尚美学園大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

尚美学園大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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尚美学園大学の編入学試験は3年次のみで、実施しているのは芸術情報学部(情報表現学科・音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科)、総合政策学部(総合政策学科)、スポーツマネジメント学部(スポーツマネジメント学科)の3学部6学科です。試験科目はどの学科も面接が中心で、法政大学のような英語・専門科目の筆記試験は行われません。ただし芸術情報学部は2026年度に学科再編の途中にあり、2026年4月に新設された芸術表現学科はまだ編入学選抜の対象になっていないなど、事前の下調べだけでは気づきにくい落とし穴があります。

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この記事では、尚美学園大学が公表している2027年度の入学試験情報と、大学基本情報として毎年公開されている2024〜2026年度の志願者・入学者数の実績をもとに、学部・学科別の募集人員・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて学科再編が編入志望者にどう影響するか、学部・学科ごとに何を準備すべきかまで踏み込んで解説します。

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目次

尚美学園大学の編入学試験は3年次のみ・3学部6学科で実施

尚美学園大学は埼玉県川越市にある私立大学で、芸術情報学部・総合政策学部・スポーツマネジメント学部の3学部を置いています。編入学選抜(3年次編入)を実施しているのは、このうち次の3学部6学科です。2年次編入は実施されていません。

学部学科試験科目募集人員
芸術情報学部情報表現学科面接10名
音楽表現学科面接・実技20名
音楽応用学科面接・作品(音楽メディアコース)/小論文(音楽ビジネスコース)10名
舞台表現学科面接・実技10名
総合政策学部総合政策学科面接若干名
スポーツマネジメント学部スポーツマネジメント学科面接若干名

この表からまず押さえておくべき点を整理します。

編入年次は3年次のみです。大学に2年以上在学して62単位以上を修得した人、短期大学・高等専門学校の卒業者などを主な対象に、3年次への編入学だけを実施しています。2年次編入の制度は設けられていません。

試験科目はすべて面接を含みます。情報表現学科・総合政策学科・スポーツマネジメント学科は面接のみで、英語や専門科目の筆記試験はありません。音楽表現学科・舞台表現学科は面接に加えて実技、音楽応用学科は面接に加えて作品提出または小論文が課されます。法政大学のように学部ごとに複雑な論文試験が課される大学とは、対策の性格がまったく異なります。

募集人員は学科によって「若干名」表記があります。芸術情報学部の4学科は10〜20名という具体的な人数が公表されていますが、総合政策学科とスポーツマネジメント学科は「若干名」で、明確な定員は公表されていません。後述する倍率のデータと合わせて読む必要があります。

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尚美学園大学とは|建学の精神と学部・学科の教育目的

尚美学園大学は埼玉県川越市にキャンパスを置く私立大学で、学則第1条に「智と愛」を建学の精神として掲げ、「芸術と情報及び政策を専門的かつ学際的に教授研究し、その深奥を究めて、各分野において指導的役割を果たしうる創造力と表現力並びに実践力を有する人材を育成すること」を大学全体の目的としています。学則第1条の2では、学部・学科ごとの教育研究上の目的も定められており、面接で語る志望理由をこの目的とどう結びつけるかが重要になります。

2026年5月1日現在の在籍者数は、芸術情報学部1,870名・総合政策学部283名・スポーツマネジメント学部857名の合計約3,010名です。学則が定める収容定員の合計は2,740名ですが、これは現在も新規募集を続けている学科(情報表現学科・芸術表現学科・総合政策学科・スポーツマネジメント学科)の数字で、募集停止中の音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科に在学する学生は、収容定員の枠外で教育課程を終えるまで在学を続けています。実際の在籍者数(芸術情報学部1,870名)が、現行の収容定員の枠だけでは説明できない規模になっているのはこのためです。編入学を検討する際は、志望する学部がどの程度の規模で運営されているかも、面接での質疑応答の密度(一人ひとりにかけられる時間)に関わってくる可能性がある要素として押さえておいてください。

学部学科学則が定める教育研究上の目的
芸術情報学部情報表現学科社会の高度情報化において、従来の芸術教育に情報・メディアコミュニケーションを統合した先見的な教育研究を行う
音楽表現学科クラシック、ポップスの各分野における専門性の追求と同時に多角的な視座を養う教育研究を行う
音楽応用学科音楽ビジネスの世界における音楽制作と音楽産業の各分野の専門性の追求と同時に多角的な視座を養う教育研究を行う
舞台表現学科舞台における表現を実践的かつ理論的に追求し、舞台芸術の伝統を踏まえ、あらゆる視座から将来への可能性を広げる教育研究を行う
総合政策学部総合政策学科社会科学の専門的知識を学び、国、地方自治体、企業、団体などの抱える政策課題を研究し、そのうえで問題解決を図ることができるような人材を養成する
スポーツマネジメント学部スポーツマネジメント学科多角的な視点からスポーツに対する理解を深め、現代社会における多様な課題を探求、解決できる人材を養成すること。また、マネジメントの視点から、スポーツにおける多様な価値を実践的、論理的に追求する教育研究を行う

面接のみ、あるいは面接に実技・作品・小論文が加わるという試験形式である以上、この学則上の目的やアドミッション・ポリシーに書かれている人物像とどれだけ具体的に自分の志望理由を接続できるかが、他大学の筆記試験対策以上に合否を左右すると考えられます。

学則上の「編入学定員」と、その年度の「編入学選抜の募集人員」は別の数字

尚美学園大学は学則第4条で、学部・学科ごとの入学定員・編入学定員・収容定員を次のように定めています。

学部学科入学定員編入学定員(学則)収容定員
芸術情報学部情報表現学科250名20名1,040名
音楽表現学科-(募集停止)
音楽応用学科-(募集停止)
舞台表現学科-(募集停止)
芸術表現学科150名10名620名
総合政策学部総合政策学科100名10名420名
スポーツマネジメント学部スポーツマネジメント学科160名10名660名
合計660名50名2,740名

この学則上の表と、先に挙げた「2027年度選抜試験概要」の募集人員(情報表現学科10名・音楽表現学科20名・音楽応用学科10名・舞台表現学科10名)を見比べると、数字がずれていることに気づきます。学則では音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科の編入学定員は「-」(恒常的な定員なし)とされている一方、2027年度の選抜試験概要にはこの3学科の募集人員が具体的に記載されています。これは、学則上は既に募集停止(新規の定員を持たない)扱いになっている学科について、在校生の教育課程が終わるまでの経過措置として、編入学選抜の募集枠だけが年度ごとに設定されていることを示していると考えられます。裏を返せば、情報表現学科・芸術表現学科の編入学定員(20名・10名)は学則に基づく恒常的な数字である一方、音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科の募集人員は今後の年度で変更・終了する可能性がある経過的な数字だという点は、出願前に理解しておいてください。

【重要】芸術情報学部は学科再編の途中|芸術表現学科はまだ編入学選抜の対象外

尚美学園大学を編入で志望する際、もっとも見落とされやすいのがこの点です。芸術情報学部は2026年度から学科再編が進行しており、公式サイトの学部・学科ページでは次のように案内されています。

  • 情報表現学科:募集継続
  • 芸術表現学科:2026年4月開設(新設)
  • 音楽表現学科:2026年度より学生募集停止
  • 音楽応用学科:2026年度より学生募集停止
  • 舞台表現学科:2026年度より学生募集停止

つまり、音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科の3学科は、2026年度入学の1年生からは新規募集を行わず、新設された芸術表現学科に一本化される方向にあります。ところが、2027年度の編入学選抜(3年次編入)の試験科目表を見ると、対象として掲載されているのは芸術表現学科ではなく、募集停止中の音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科のままです。

これは矛盾ではありません。芸術表現学科は2026年4月に1期生が入学したばかりで、2027年4月の時点では在学2年目(2年生)にしかならず、3年次に相当する学年がまだ存在しません。3年次編入は「編入後に3年生として合流する」制度なので、受け入れる側の学年が存在しない芸術表現学科は、今回の編入学選抜の対象にまだなり得ないという理屈です。一方、募集停止中の3学科は在校生が卒業するまで教育課程が維持されるため、3年次の枠に編入生を受け入れることができます。

したがって、音楽・舞台系で編入を考えている場合、2027年度に受験できるのは「学生募集は停止したが在校生がいる」音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科であり、新設の芸術表現学科ではありません。芸術表現学科がいつから編入学選抜の対象になるか(あるいは対象にならないまま募集停止3学科が教育課程を終えるまで編入枠が維持されるのか)は、2026年8月時点の公開情報からは確認できません。音楽・舞台系での編入を検討している場合は、この学科再編の状況を大学の入試・広報課に直接確認したうえで出願先を決めてください。

実務的な注意点としては、募集停止中の学科は年度を追うごとに在校生の学年構成が変わっていくため、編入学選抜が実施される年度の範囲も毎年変わり得るということです。たとえば2026年4月に1年生として入学した学生がいない音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科では、在校生が最終学年に達し卒業し終えるまでの数年間は編入学選抜(3年次への合流先)が維持されると考えられますが、その先どの年度まで実施されるかは公開情報からは確定できません。志望する年度が近づくたびに、その年度の「選抜試験概要」で対象学科が変わっていないかを必ず確認する習慣をつけてください。

受験資格|3年次編入の出願資格と留学生の追加要件

試験科目を確認する前に、まず出願資格を満たすかどうかを確定させてください。尚美学園大学の編入学選抜(3年次)の出願資格は、次のいずれかに該当することです(2027年度入学者選抜)。

  • 短期大学、高等専門学校を卒業した者または卒業見込みの者
  • 他の大学に2年以上在学する者または在学した者で、62単位を修得している者または修得見込みの者
  • 文部科学大臣の定める基準を満たす専修学校の専門課程を修了した者または修了見込みの者
  • 大学を卒業した者または卒業見込みの者
  • 学校教育法第104条第4項の規定により学士の学位を授与された者
  • 外国において、学校教育における14年以上の課程(日本における通常の課程による学校教育の期間を含む)を修了した者または修了見込みの者
  • 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより、当該外国の学校教育における14年の課程を修了した者または修了見込みの者
  • 我が国において、外国の短期大学の課程に相当するものとして文部科学大臣が指定する教育施設の当該課程を修了した者または修了見込みの者

大学は「出願資格を満たすか不明な場合は、事前に入試・広報課までお問い合わせください」と案内しています。専修学校(専門学校)や海外の教育課程からの出願を考えている場合、この事前確認を省略しないでください。とくに専修学校の専門課程については、法政大学のように「修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上」といった具体的な基準値が尚美学園大学の編入学選抜ページには明記されていません。文部科学大臣の定める基準を満たすかどうかは在籍校側の判断も関わるため、専門学校に在籍・卒業した状態から出願する場合は、在籍校の教務担当と尚美学園大学の入試・広報課の両方に、基準を満たしているかを照会しておくのが安全です。

外国人留学生には出席率・語学レベルの追加要件がある

外国人留学生が出願する場合、上記の出願資格に加えて追加の要件が課されます。日本語学校に在籍している学生・専門学校に在籍している学生・大学に在籍している学生・海外からの出願者で、それぞれ求められる条件が異なりますが、共通して重視されるのが出席率と語学レベルです。

学科出席率の要件
情報表現学科85%以上、かつ在学中の毎月の出席率について一度も80%を下回っていないこと
音楽表現学科/音楽応用学科/舞台表現学科/総合政策学科/スポーツマネジメント学科80%以上、かつ在学中の毎月の出席率について一度も80%を下回っていないこと

語学レベルについては、以下のいずれかを満たす必要があります。

  • 過去4回実施分の日本留学試験の日本語科目(記述を除く)200点以上
  • 日本語能力試験(JLPT)N2(112点以上)/CEFR B2レベル相当
  • JPT日本語能力試験525点以上
  • または在籍する日本語学校長が同程度以上の日本語能力を有していると認めた者(海外からの出願者は追加の日本語スコア票が必須)

加えて、日本滞在中の生活費を支弁できる十分な資産・奨学金その他の手段を有していること、修得している科目と志望学科との整合性があることも条件とされています。留学生として出願する場合は、一般の出願資格とあわせてこの追加要件も満たしているか、早い段階で確認してください。

出願資格は学科ごとの追加条件がなく、6学科で共通

法政大学のように学部ごとに独自の追加資格(専修学校卒業者の学部限定、高等専門学校卒業者の学部限定など)が設定されている大学もありますが、尚美学園大学の場合、公開されている編入学選抜ページを見るかぎり、出願資格は情報表現学科・音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科・総合政策学科・スポーツマネジメント学科の6学科で共通です。学科によって出願できる・できないが分かれる大学と比べると、出願資格の面ではシンプルな制度だといえます。志望学科を決める段階で、資格の有無を学科ごとに調べ直す必要がない点は、他大学と比較したときの尚美学園大学の特徴のひとつです。

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試験科目は学部・学科で異なる|面接一本の学科と実技・作品が加わる学科

尚美学園大学の編入学試験でまず理解しておくべきなのは、筆記による専門科目試験がないという点です。法政大学のように学部ごとに論文・専門科目の筆記試験が課される大学と違い、尚美学園大学の編入は面接を軸に、学科の性格に応じて実技・作品・小論文が加わる構成になっています。

情報表現学科・総合政策学科・スポーツマネジメント学科は面接のみ

この3学科は試験科目が面接のみです。筆記試験・実技試験はありません。大学のアドミッション・ポリシーでは、芸術情報学部について「芸術と科学、双方にたいする興味、理解、学習意欲があり、社会が求める新しい表現技術を自分なりに創造・開発したいというチャレンジ精神がある方」「視野を広げた総合能力を身につけ、現代社会を的確に見据えた課題提案・探究・解決のための能力を高めたいという意欲に満ちている方」、総合政策学部について「建学の精神『智と愛』のもとに、明確な目的意識をもって関心を抱いている分野を探求していこうと考えている方」「大学での学修を通して、問題発見-問題解決型の思考様式を身につけようとする意欲をもっている方」、スポーツマネジメント学部について「建学の精神『智と愛』のもとに、明確な意識をもってスポーツを探求していこうと考えている方」「大学での学修を通して、様々なスポーツ課題を発見し、それを解決、また、表現する意欲をもっている方」といった人物像が公表されています。面接では、これらの方針に沿って、志望学科で何を学び、編入後にどう学修を進めるつもりかを具体的に語れるかが問われると考えられます。

音楽表現学科・舞台表現学科は面接に加えて実技

音楽表現学科・舞台表現学科は、面接に加えて実技試験が課されます。実技の具体的な内容(課題曲の有無、演奏形態、演技の形式など)は公開されている情報からは確認できません。出願を検討する場合は、学生募集要項または大学の入試・広報課に直接、実技試験の形式を確認してください。

音楽応用学科は2つのコースで試験科目が分かれる

音楽応用学科は、学科内に音楽メディアコースと音楽ビジネスコースの2コースがあり、編入学選抜の試験科目もコースに応じて分かれます。

  • 音楽メディアコース:面接・作品提出
  • 音楽ビジネスコース:面接・小論文

音楽メディアコースは音楽プロデュースや制作技術など制作寄りの学びを、音楽ビジネスコースはコンサートビジネス・マネジメント・権利ビジネスなど音楽産業の運営に関わる学びを扱うコースです。同じ学科でも、提出するのが「作品」か「小論文」かで準備の方向がまったく異なるため、出願前にどちらのコースを志望するかを決めておく必要があります。

過去問という形の対策資料は存在しない

ここまでの試験科目を踏まえると、尚美学園大学の編入学試験には、他大学でよく見られるような「英語・小論文の筆記過去問」がそもそも存在しません。対策の中心は、面接で何を語るか(志望理由・学修計画・アドミッション・ポリシーとの整合性)、実技系学科であれば実技の完成度、音楽応用学科であれば作品または小論文の内容になります。「過去問を解けば対策になる」という発想が通用しない大学である点は、事前に理解しておいてください。

総合型選抜(AO)も同じ「筆記試験なし・人物重視」の方針

この面接・書類重視の姿勢は、編入学選抜だけの特徴ではありません。尚美学園大学が公表している総合型選抜ガイドでは、1年次入学の総合型選抜について「推薦は必要ありません」「全体の学習成績の状況(評定平均)の条件はありません」「英語や国語などの筆記試験もありません」と明記されており、体験授業型・自己適性型・作品提出型といった、学力試験によらない選抜方式が中心になっています。編入学選抜で英語・専門科目の筆記試験が課されないのも、この大学が一貫して採用している「学力試験でははかれない受験生一人ひとりの個性や意欲、適性を判断材料にする」という入試全体の方針に沿ったものだと理解できます。したがって対策も、模擬試験の点数を上げることではなく、自分の適性や学修意欲を面接(および実技・作品・小論文)でどう具体的に示すかに集中させるのが合理的です。

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日程【2027年度】|Ⅰ期とⅡ期の2回、対象学部が異なる

尚美学園大学の編入学選抜は、2027年度についてⅠ期・Ⅱ期の2回に分けて実施されます。ここで注意すべきは、Ⅰ期とⅡ期で対象になる学部が異なる点です。

選抜区分対象学部・学科Web出願登録期間郵送提出書類締切日(必着)試験日合格発表日入学手続期限(消印有効)
編入学選抜Ⅰ期芸術情報学部(情報表現学科・音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科)10/6(火)〜10/20(火)10/21(水)11/7(土)11/12(木)11/26(木)
編入学選抜Ⅱ期総合政策学部(総合政策学科)・スポーツマネジメント学部(スポーツマネジメント学科)1/19(火)〜2/2(火)2/3(水)2/27(土)3/4(木)3/11(木)

Web出願登録の締切は最終日の23時59分までです。この日程には2つの重要な意味があります。

芸術情報学部志望者はⅠ期のみで実施されます。10月上旬から11月上旬にかけての1回勝負で、他学部のようにⅡ期での再挑戦の機会はありません。実技や作品提出を伴う学科ほど準備期間の逆算が重要になります。

総合政策学部・スポーツマネジメント学部はⅡ期のみで実施されます。試験日は2月下旬で、芸術情報学部よりも3〜4ヶ月遅い日程です。年内に進路を確定させたい人にとっては、この時期差が併願計画に影響します。

この日程は尚美学園大学が公表する「2027年度 選抜試験概要」に基づくもので、2026年4月時点の情報です。最終的な日程・出願手続きは、大学が公開する2027年度編入学選抜の学生募集要項で必ず確認してください。

学生募集要項はWeb出願サイトで公開される

尚美学園大学は出願登録・合否照会等をすべてWebサイト上で行っており、編入学選抜に必要な「学生募集要項」もこのWeb出願サイトからダウンロードする形式です。大学の入試案内ページには「入学試験の詳細(日程、募集人員、試験科目、出願資格、必要書類など)は必ず『学生募集要項』をご確認ください」という注意書きがあり、この記事で整理した選抜試験概要はあくまで概要レベルの情報です。出願を具体的に進める段階では、必ず年度更新後の学生募集要項本体を確認し、提出書類・写真の規格・受験料の納入方法など、概要には出てこない実務的な手続きを個別に確認してください。

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学費|編入学の初年度納入金は学科で最大25万円違う

編入学選抜に合格した場合の初年度納入金(学生納付金+委託徴収金の合計)は、学部・学科によって次のように異なります。

学部学科入学金授業料(前期+後期)教育充実費(前期+後期)初年度納入金合計
芸術情報学部情報表現学科250,000円1,000,000円400,000円1,712,170円
音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科250,000円1,250,000円400,000円1,962,170円
総合政策学部総合政策学科200,000円750,000円250,000円1,262,170円
スポーツマネジメント学部スポーツマネジメント学科200,000円800,000円280,000円1,342,170円

初年度納入金合計にはこのほか、学生教育研究災害傷害保険費2,170円、後援会費(前期・後期)計20,000円、尚友会(同窓会)終身会費40,000円が含まれています。同じ芸術情報学部でも、情報表現学科と音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科では授業料が前後期あわせて25万円違い、初年度納入金の合計で25万円の差があります。学科ごとの実習・設備費用の違いが反映されているとみられます。なお、尚美学園同窓生の子弟等に対する入学金免除制度が別途設けられています。また大学は、本学が指定する資格を持ち入学後に上位資格の取得を目指す方向けの資格取得奨学金など、独自の奨学支援制度も公表しています。これらの免除・奨学金制度が編入学選抜の合格者にも適用されるかどうかは学科・制度ごとに条件が異なるため、詳細は学生募集要項および学費・奨学金のページで個別に確認してください。

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倍率・実績|2024〜2026年度の3年間【学部単位での実績】

ここが、尚美学園大学の編入を考えるうえで最も重要なパートです。尚美学園大学は「大学基本情報」という情報公開資料を毎年公表しており、そこに編入学の志願者数・入学者数が学部単位で掲載されています。ここから3年分の実績を並べます。

先に断っておくべき制約があります。尚美学園大学が公表しているのは学部単位の志願者・入学者数であり、法政大学のように学科別・受験者数を含めた内訳までは公表されていません。したがって、たとえば芸術情報学部のなかで情報表現学科と音楽表現学科のどちらが入りやすいかは、公開情報からは分かりません。以下の数字は「学部としての実績」として読んでください。

学部年度志願者入学者倍率(志願者÷入学者)
芸術情報学部2024年度54名34名1.6倍
2025年度43名30名1.4倍
2026年度46名25名1.8倍
総合政策学部2024年度8名8名1.0倍
2025年度6名4名1.5倍
2026年度13名9名1.4倍
スポーツマネジメント学部2024年度5名5名1.0倍
2025年度3名1名3.0倍
2026年度4名2名2.0倍

この3年間から読み取れることを整理します。

芸術情報学部は毎年40〜54名程度が志願し、25〜34名が入学しています。倍率は1.4〜1.8倍の範囲で推移しており、法政大学の一部学部(2年次で20〜28倍)のような極端な狭き門ではありません。ただし芸術情報学部は情報表現学科・音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科の4学科合計の数字である点に注意してください。2027年度の選抜試験概要では4学科合計の募集人員が50名(10+20+10+10)と公表されていますが、これに対して2024〜2026年度の実際の入学者は25〜34名で推移しています。年度ごとの募集人員が完全に同一だったとまでは公開情報からは確認できませんが、少なくとも直近の水準に照らすと、募集人員をすべて満たしているわけではないことがうかがえます。

総合政策学部・スポーツマネジメント学部は母数が一桁〜十数名ときわめて小さく、年度によるブレが大きくなっています。スポーツマネジメント学部は2024年度が志願5名・入学5名(倍率1.0倍)だったのに対し、2025年度は志願3名・入学1名(倍率3.0倍)と、翌年には倍率が3倍に跳ね上がっています。総合政策学部も2024年度の1.0倍から2026年度の1.4倍まで動いています。母数が小さい試験は、単年度の倍率を「入りやすさ」の指標としてそのまま信じるのは危険です。

いずれの学部も、志願者数がそのまま入学者数と一致していません。大学は募集人員について「入学を認めることのできる最大の人数であり、出願者の中から必ずその人数を合格とするものではありません」という位置づけを一般的な選抜制度全体に対して示しています。芸術情報学部の募集人員合計50名に対し、直近3年間の入学者は25〜34名にとどまっており、面接(および実技・作品・小論文)で一定の水準に達しなければ、枠が余っていても合格が出ないことがうかがえます。

学則上の編入学定員に対する充足率で見ると

総合政策学科・スポーツマネジメント学科は、学則第4条で編入学定員がそれぞれ10名と定められています。この定員に対する実際の入学者数(充足率)を計算すると、次のようになります。

学科学則上の編入学定員2024年度入学者(充足率)2025年度入学者(充足率)2026年度入学者(充足率)
総合政策学科10名8名(80%)4名(40%)9名(90%)
スポーツマネジメント学科10名5名(50%)1名(10%)2名(20%)

総合政策学科は定員の40〜90%の範囲で入学者が推移しているのに対し、スポーツマネジメント学科は定員の10〜50%と、定員に対する充足率が一貫して低い水準にあります。芸術情報学部についても、2027年度の選抜試験概要に記載された募集人員合計50名(情報表現10名・音楽表現20名・音楽応用10名・舞台表現10名)を参考値として2024〜2026年度の入学者数(25〜34名)と比べると、この水準に対する充足率はおおむね50〜68%にとどまります(2024〜2026年度当時の募集人員が2027年度と同一だったかは公開情報からは確認できないため、参考値としての比較です)。いずれの学部も、定員を満たすことよりも、面接(および実技・作品・小論文)で一定の水準に達しているかどうかが重視されていることがうかがえます。

編入生の在籍規模と卒業実績

倍率のデータに加えて、尚美学園大学が公表している学生数のデータからは、編入生がどの程度の規模で在籍し、卒業しているかも確認できます。2026年5月1日現在の在籍者数は、芸術情報学部1,870名、総合政策学部283名、スポーツマネジメント学部857名です。編入生はこの在籍者数の一部として、各学年に組み込まれる形で学んでいます。

さらに、2025年度(令和7年度)の学部卒業生数を入学年度別・入学経路別に見た内訳では、直接入学(1年次入学)ではなく編入学を経て卒業した学生の数が学科別に次のように公表されています。

学部学科2025年度卒業生数うち編入学による卒業生
芸術情報学部情報表現学科222名13名
音楽表現学科51名10名
音楽応用学科77名4名
舞台表現学科34名3名
総合政策学部総合政策学科89名7名
スポーツマネジメント学部スポーツマネジメント学科162名5名

この内訳は「その年度に卒業した学生が、何年前にどの入学経路で入学したか」を示すもので、必ずしも同一年度の編入学選抜の合格者数と一致するものではありません(編入生は3年次入学のため、卒業までの在籍期間が1年次入学者より短くなります)。それでも、情報表現学科・音楽表現学科は卒業生に占める編入生の割合が他の学科より高く、編入というルートが一定の規模で定着していることがうかがえます。逆に舞台表現学科・総合政策学科・スポーツマネジメント学科は卒業生に占める編入生の割合が小さく、母数も少ないため、編入生としての在籍がややマイノリティになる環境だと理解しておいてください。

学部・学科ごとに何を準備すべきか

ここまでの情報を、志望学科別の準備に落とし込みます。

情報表現学科を志望する場合

試験科目は面接のみです。募集人員は10名で、芸術情報学部全体(4学科合計で志願40〜54名・入学25〜34名程度)のなかでの位置づけとなります。学則は情報表現学科の目的を「社会の高度情報化において、従来の芸術教育に情報・メディアコミュニケーションを統合した先見的な教育研究を行う」と定めています。筆記や実技の準備は不要な代わりに、志望理由・これまでの学修内容・編入後に何を学びたいかを、面接の限られた時間で的確に伝える準備がすべてになります。芸術情報学部のアドミッション・ポリシーが示す「芸術と科学、双方にたいする興味、理解、学習意欲」「社会が求める新しい表現技術を自分なりに創造・開発したいというチャレンジ精神」といった観点に、自分のこれまでの経験(前籍校での学修内容、制作・研究の経験など)をどう結びつけて語れるかを事前に整理しておいてください。なお2025年度卒業生のうち13名が編入学を経て卒業しており、芸術情報学部のなかでは編入というルートが比較的定着している学科です。

音楽表現学科・舞台表現学科を志望する場合

面接に加えて実技が課されます。募集人員はそれぞれ20名・10名です。学則は音楽表現学科の目的を「クラシック、ポップスの各分野における専門性の追求と同時に多角的な視座を養う教育研究を行う」、舞台表現学科の目的を「舞台における表現を実践的かつ理論的に追求し、舞台芸術の伝統を踏まえ、あらゆる視座から将来への可能性を広げる教育研究を行う」と定めています。実技の課題内容(課題曲の有無、演奏形態、演技課題など)は公開情報からは確認できないため、出願前に必ず学生募集要項または大学の入試・広報課に直接問い合わせてください。実技の準備には一定の期間が必要になるため、出願期間(Ⅰ期は10月上旬〜下旬、試験日は11月上旬)から逆算して、夏のうちに実技対策の計画を立てておくことをすすめます。なおこの2学科は2026年度から学生募集停止の対象になっており、志望する場合は前述の学科再編の状況(芸術表現学科への統合の進み方)を出願前に確認しておく必要があります。

音楽応用学科を志望する場合

学則は音楽応用学科の目的を「音楽ビジネスの世界における音楽制作と音楽産業の各分野の専門性の追求と同時に多角的な視座を養う教育研究を行う」と定めています。この目的どおり、学科内の音楽メディアコースなら作品提出、音楽ビジネスコースなら小論文というように、コースによって準備内容がまったく異なります。音楽メディアコースを志望する場合は、これまで制作した作品のなかでどれを提出するか、その作品を通じて何を評価してほしいかを整理しておく必要があります。音楽ビジネスコースを志望する場合は、コンサートビジネス・マネジメント・権利ビジネスといった学科の学びの領域に沿って、自分の問題意識を小論文の形でまとめる練習が必要です。どちらのコースを志望するかは、出願前に決めておいてください。音楽表現学科・舞台表現学科と同様、2026年度から学生募集停止の対象になっている学科です。

総合政策学科を志望する場合

試験科目は面接のみで、学則上の編入学定員は10名、実際の募集人員は「若干名」と公表されています。2024〜2026年度の実績では志願6〜13名に対し入学4〜9名(定員に対する充足率40〜90%)で推移しています。学則は学科の目的を「社会科学の専門的知識を学び、国、地方自治体、企業、団体などの抱える政策課題を研究し、そのうえで問題解決を図ることができるような人材を養成する」と定めています。総合政策学部のアドミッション・ポリシーが示す「明確な目的意識をもって関心を抱いている分野を探求していこうと考えている方」「問題発見-問題解決型の思考様式を身につけようとする意欲」に沿って、自分がどの政策分野に関心があり、なぜ編入という形で尚美学園大学の総合政策学部を志望するのかを具体的に語れるようにしておいてください。

スポーツマネジメント学科を志望する場合

試験科目は面接のみで、学則上の編入学定員は10名、実際の募集人員は「若干名」と公表されています。2024〜2026年度の実績では志願3〜5名という小さな母数で推移し、定員に対する充足率は10〜50%と、3学部のなかでもっとも低い水準です。年度によって倍率が1.0倍から3.0倍まで変動しており、母数が小さいぶん、面接での評価がそのまま合否に直結しやすい試験だといえます。学則は学科の目的を「多角的な視点からスポーツに対する理解を深め、現代社会における多様な課題を探求、解決できる人材を養成すること。また、マネジメントの視点から、スポーツにおける多様な価値を実践的、論理的に追求する教育研究を行う」と定めています。この目的とアドミッション・ポリシーが示す「様々なスポーツ課題を発見し、それを解決、また、表現する意欲」に沿って、スポーツマネジメントのどの領域(イベント運営、マーケティング、地域振興など)に関心があるのかを具体的に持っておく必要があります。

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単位認定・修業年限は個別に確認が必要

編入後、前籍校で修得した単位がどこまで認定されるか、標準の2年間(3年次編入なので卒業まで2年間)で卒業できるのかは、実際の学修計画を左右する重要な情報です。しかし、この点についての学科別・分野別の詳細な基準は、2026年8月時点で確認できる公開資料(編入学選抜ページ、選抜試験概要、大学基本情報)には記載がありません。法政大学のように「単位認定」「修業年限および在学年限」を独立した章として要項に明記している大学もありますが、尚美学園大学については同様の項目が一般公開のページからは確認できませんでした。

前籍校での修得単位の分野が志望学科の専門科目と大きく異なる場合、認定される単位数が少なくなり、2年間での卒業が難しくなる可能性は他大学と同様に考えられます。単位認定の詳細は学生募集要項に記載されている場合があるほか、個別の状況については出願前に大学の入試・広報課、または志望学科の事務窓口に直接確認することをすすめます。

併願をどう考えるか

尚美学園大学の編入学選抜は、芸術情報学部がⅠ期(試験日11月上旬)、総合政策学部・スポーツマネジメント学部がⅡ期(試験日2月下旬)と、実施時期が3〜4ヶ月離れています。この時期差を利用すれば、たとえば芸術情報学部を11月に受験したうえで、結果を踏まえて2月のⅡ期に別学部を出願する、あるいは他大学の編入試験と組み合わせるといった計画が立てやすくなります。

埼玉県内・関東圏で3年次編入を実施している私立大学を横断的に比較したい場合は、当サイトの関東の有名私立大学で3年次編入できる大学一覧!【文系編】もあわせて参照してください。尚美学園大学は面接中心の選考である一方、多くの私立大学では英語や専門科目の筆記試験が課されるため、併願校を組む際は「面接中心か、筆記試験を含むか」という試験形式の違いも判断材料になります。

試験形式の違いは、準備の配分にも直結します。英語外部試験のスコアや専門科目の論述が必要な大学を併願に含める場合、その対策には数ヶ月単位の時間が必要になるのが一般的です。一方、尚美学園大学は面接(および実技・作品・小論文)が中心のため、他大学の筆記対策と並行して準備を進めやすい部類に入ります。ただし、音楽表現学科・舞台表現学科の実技や、音楽応用学科の作品提出は、直前に仕上げられるものではありません。併願校のなかで尚美学園大学をどう位置づけるかによって、実技・作品の準備開始時期を早めに設定しておく必要があります。

よくある質問

尚美学園大学の編入は2年次からも受けられますか。

受けられません。尚美学園大学の編入学選抜は3年次編入のみで、2年次編入の制度は設けられていません。

尚美学園大学の編入の倍率はどれくらいですか。

学部単位の公表値で見ると、芸術情報学部は2024〜2026年度の3年間で1.4〜1.8倍、総合政策学部は1.0〜1.5倍、スポーツマネジメント学部は1.0〜3.0倍で推移しています。ただし学科別の内訳は公表されておらず、いずれも母数が数名〜数十名と小さいため、単年度の数字を「入りやすさ」の指標としてそのまま信じるのは危険です。

芸術表現学科は編入で受験できますか。

2027年度の編入学選抜(3年次編入)の対象としては公開されていません。芸術表現学科は2026年4月に新設されたばかりで、2027年4月時点では在学2年目にしかならず、3年次に相当する学年が存在しないためと考えられます。音楽・舞台系の編入を検討する場合は、募集停止中の音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科が現時点での選択肢になりますが、今後の扱いについては大学の入試・広報課に直接確認してください。

筆記試験の対策は必要ですか。

基本的に不要です。情報表現学科・総合政策学科・スポーツマネジメント学科は面接のみ、音楽表現学科・舞台表現学科は面接と実技、音楽応用学科は面接と作品提出(音楽メディアコース)または小論文(音楽ビジネスコース)です。英語や専門科目の筆記試験を課す法政大学のような大学とは、対策の性格が異なります。

過去問はありますか。

試験科目が面接(および実技・作品・小論文)中心のため、他大学に見られるような英語・専門科目の筆記過去問は存在しません。対策の中心は、面接で語る志望理由・学修計画の準備、実技系学科であれば実技そのものの完成度、音楽応用学科であれば提出作品または小論文の内容になります。

出願はいつからですか。

2027年度は、芸術情報学部がⅠ期(Web出願登録10月6日〜10月20日、試験日11月7日)、総合政策学部・スポーツマネジメント学部がⅡ期(Web出願登録1月19日〜2月2日、試験日2月27日)です。学部によって出願・試験の時期がまったく異なるため、志望学部の日程を早めに確認してください。

音楽応用学科はどちらのコースで出願すればいいですか。

音楽メディアコースは作品提出、音楽ビジネスコースは小論文と、試験科目そのものが異なります。音楽プロデュースや制作技術など制作面に関心があるなら音楽メディアコース、コンサートビジネスやマネジメント・権利ビジネスなど音楽産業の運営面に関心があるなら音楽ビジネスコースが対象領域に近くなります。出願前にどちらのコースを志望するか決めておく必要があります。

留学生でも編入できますか。

一般の出願資格に加えて、出席率(情報表現学科は85%以上、その他の学科は80%以上、いずれも毎月の出席率が一度も80%を下回っていないこと)と語学レベル(日本留学試験の日本語科目200点以上、JLPT N2〈112点以上〉相当、JPT525点以上のいずれか)などの追加要件を満たす必要があります。詳細は学生募集要項で確認してください。

編入学の学費はどれくらいですか。

初年度納入金は、情報表現学科が1,712,170円、音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科が1,962,170円、総合政策学科が1,262,170円、スポーツマネジメント学科が1,342,170円です(入学金・授業料・教育充実費・保険費・後援会費・同窓会終身会費の合計)。

学科によって出願資格が違いますか。

違いません。専修学校卒業者や高等専門学校卒業者を学部限定で受け入れる大学もありますが、尚美学園大学の編入学選抜は情報表現学科・音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科・総合政策学科・スポーツマネジメント学科の6学科で共通の出願資格が適用されます。

学則の編入学定員と、その年度の募集人員が違うのはなぜですか。

学則第4条が定める編入学定員は、情報表現学科20名・芸術表現学科10名・総合政策学科10名・スポーツマネジメント学科10名という恒常的な数字です。一方、音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科は2026年度から学生募集停止のため学則上の編入学定員は「-」ですが、在校生の教育課程が終わるまでの経過措置として、2027年度の選抜試験概要にはこの3学科の募集人員(20名・10名・10名)が個別に示されています。学則上の恒常的な定員と、その年度限りの経過的な募集人員は別の数字である点に注意してください。

編入生は学内でどのくらいの規模がいますか。

2025年度(令和7年度)の学部卒業生のうち、編入学を経て卒業した学生は情報表現学科13名・音楽表現学科10名・音楽応用学科4名・舞台表現学科3名・総合政策学科7名・スポーツマネジメント学科5名でした。学科によって編入生の占める割合に差があり、情報表現学科・音楽表現学科は編入というルートが比較的定着しています。

まとめ

尚美学園大学の編入学試験について、公表資料から確認できることを整理します。

まず、編入学選抜は3年次のみで、芸術情報学部(情報表現学科・音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科)・総合政策学部(総合政策学科)・スポーツマネジメント学部(スポーツマネジメント学科)の3学部6学科で実施されています。試験科目は面接を軸に、学科によって実技・作品・小論文が加わる構成で、他大学に多い英語・専門科目の筆記試験はありません。

次に、芸術情報学部は2026年度から学科再編の途中にあり、音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科は学生募集停止、新設の芸術表現学科はまだ編入学選抜の対象になっていません。音楽・舞台系の編入を考えている場合、この学科再編の状況を出願前に必ず確認してください。

そして倍率については、2024〜2026年度の3年間で芸術情報学部が1.4〜1.8倍、総合政策学部が1.0〜1.5倍、スポーツマネジメント学部が1.0〜3.0倍で推移しています。ただし公表は学部単位にとどまり、母数も数名〜数十名と小さいため、単年度の数字をそのまま「入りやすさ」と読むのは避けてください。学則上の編入学定員(総合政策学科・スポーツマネジメント学科はそれぞれ10名)に対する充足率で見ても、総合政策学科が40〜90%、スポーツマネジメント学科が10〜50%と幅があり、定員を満たすかどうかは年度・学科によって大きく変動しています。

また、出願資格そのものは6学科で共通しており、学部・学科によって受験資格が絞られる法政大学のような大学とは異なります。一方で学費は学科によって最大25万円の差があり、2025年度卒業生に占める編入生の割合も学科によって差があるなど、募集の建前(学則・要項)と実態(学費負担・在籍規模)の両方を見ておく必要があります。

最後に、この大学の編入対策で最も重要なのは、筆記過去問ではなく面接(および実技・作品・小論文)そのものの準備です。この大学は総合型選抜(AO)でも英語・国語の筆記試験を課さない人物重視の方針を一貫させており、編入学選抜もその延長線上にあります。アドミッション・ポリシーおよび学則が定める学部・学科ごとの人物像・教育目的に、自分のこれまでの経験と編入後の学修計画をどう結びつけて語れるかが、合否を左右します。

本記事の数値は、尚美学園大学が公表する2027年度選抜試験概要(入学試験情報改訂版)、編入学選抜ページ、および大学基本情報2024〜2026年度に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目・学科の募集状況は年度によって変更されるため、出願前には必ず尚美学園大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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