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【中学生向け】富山高専入試対策|募集要項・偏差値・面接まで徹底解説

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富山高専の入試対策を考えるとき、最初に押さえておきたいのは富山工業高専と富山商船高専が統合してできた学校だという成り立ちです。富山高等専門学校(通称:富山高専)とは、富山県富山市の本郷キャンパスと射水市の射水キャンパスに分かれて学ぶ、工学系・人文社会系・商船系の6学科を持つ国立高等専門学校のことです。中学3年生になって「富山高専を受けたいけれど、推薦選抜と学力検査でどちらを選べばいいのか」「学科は本郷と射水のどちらにあるのか」といった疑問を持ったまま出願シーズンを迎えてしまう家庭は少なくありません。

本記事では、中学生本人と保護者の方に向けて、富山高専の統合の歴史と2キャンパス制の基本情報、推薦による選抜・学力検査による選抜・帰国生徒特別選抜それぞれの仕組みと対策のポイント、偏差値や内申点の目安、出願方法とスケジュールの流れまでを、公式サイトで確認できる一次情報を中心に整理しました。偏差値の一部や配点の詳細は学校の正式発表ではなく、民間の受験情報サイトが独自に算出・公表しているものも含まれるため、本文中ではそのつど公式情報か民間の推計値かを明記しています。

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結論から言うと、富山高専の対策で最初にやるべきことは、6学科のうちどの学科を第一志望にするかを早めに固めることです。学科によって本郷キャンパスと射水キャンパスのどちらに通うことになるかが変わるだけでなく、推薦選抜で重視される教科(数学・理科重視の学科もあれば英語重視の学科もある)や、修業年限(商船学科のみ5年6ヶ月)も異なります。学科選びを後回しにしたまま推薦選抜の準備を進めると、出願直前になって「実は志望動機が固まっていなかった」と気づくケースも見受けられます。

この記事を読めば、富山高専の入試制度の全体像と、自分やお子さまがどの選抜方式・どの学科を軸に対策を進めればよいかの見通しを立てられるはずです。まずは、富山高専がどのような経緯で今の形になったのか、学校の基本情報から確認していきましょう。

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目次

富山高専とはどんな学校?統合の歴史と2キャンパス・6学科の基本情報

教育理念と求める学生像

富山高専は「創意・創造」「自主・自律」「共存・共生」という3つを教育理念に掲げています。専門知識・技術を身につけて研究開発やビジネスをリードする人材、自ら考え主張し行動する主体性を持った人材、豊かな教養と倫理観を持って他者や地球との共生を大切にする人材を育てることを目指しており、アドミッションポリシーにも中学までに基礎的な知識・技能を身につけていること、自分の考えを他者に伝える表現力を持っていること、主体的に他者と協働できることの3点が共通して求められています。志望理由書や面接の準備をするときは、これらのキーワードと自分自身の経験を結びつけて考えると、学校側が求める人物像に沿った受け答えがしやすくなります。

富山工業高専と富山商船高専の統合により誕生

富山高等専門学校は、2009年(平成21年)10月1日に、富山市にあった富山工業高等専門学校(1964年設置)と、射水市にあった富山商船高等専門学校(1906年創基、1967年設置)が統合してできた学校です。これは国立高等専門学校機構が全国で進めた高度化再編、いわゆる「スーパー高専」化の一環で、当時は本校を含め4つの県で統合が行われましたが、商船高専と工業高専が一緒になったのは富山高専が唯一のケースです。つまり、志望理由書や面接で富山高専について語るときは、「富山工業高等専門学校」や「富山商船高等専門学校」という旧校名ではなく、統合後の正式名称である「富山高等専門学校」を使う必要があります。この点は、統合前の旧校名がインターネット上に今も数多く残っているため、情報収集の際に混同しやすいポイントです。

統合によって、富山高専は単独の工業高専や商船高専では実現できなかった工学系・人文社会系・商船系という3つの分野を横断する教育環境を持つ学校になりました。工学系の学生が国際ビジネス学科の学生と同じキャンパスで学ぶ機会があったり、商船学科の実習設備を他学科の授業で活用したりと、単科の高専にはない学びの広がりが生まれている点も、志望校を検討するうえで知っておきたい特徴です。中学生の段階では専門分野をひとつに絞り切れていなくても、入学後に他分野の学生や教員と接する機会が多いことは、視野を広げるうえでプラスに働く可能性があります。

統合の結果、富山高専は工学系4学科・人文社会系1学科・商船系1学科という、全国の高専の中でも幅広い教育分野を持つ本科6学科の学校になりました。工学系だけの単科構成が多い他県の高専と比べると、英語やビジネスを専門的に学べる国際ビジネス学科や、船と海のスペシャリストを育てる商船学科まで併せ持つのが富山高専の大きな特徴です。

本郷キャンパスと射水キャンパスの2キャンパス制

富山高専は本郷キャンパスと射水キャンパスの2キャンパス制を採っており、全国の高専の中でも最大規模の敷地面積を有しています。本郷キャンパス(富山県富山市本郷町13番地)には工学系の機械システム工学科・電気制御システム工学科・物質化学工学科の3学科が、射水キャンパス(富山県射水市海老江練合1番2)には電子情報工学科・国際ビジネス学科・商船学科の3学科が置かれています。学生寮も本郷キャンパスに「仰岳寮」、射水キャンパスに「和海寮」がそれぞれ用意されており、自宅からの通学が難しい生徒や団体生活を希望する生徒を受け入れています。公式サイトのキャンパス案内によれば、両キャンパスとも図書館情報センターや技術室、福利厚生施設が整備されており、射水キャンパスには商船学科の実習を支える船舶運航センターも設置されています。オープンキャンパスに参加する際は、志望する学科の実習設備だけでなく、通学・入寮を想定してこうした周辺施設もあわせて確認しておくと、入学後の生活をイメージしやすくなります。

キャンパス所在地設置学科
本郷キャンパス富山県富山市本郷町13番地機械システム工学科・電気制御システム工学科・物質化学工学科
射水キャンパス富山県射水市海老江練合1番2電子情報工学科・国際ビジネス学科・商船学科

志望する学科によって通うキャンパスが変わる点は、オープンキャンパスや学校見学の計画を立てるうえでも重要です。本郷キャンパスと射水キャンパスは離れた場所にあるため、両方の学科を比較検討したい場合は、それぞれのキャンパスの見学スケジュールを別々に確認しておくとよいでしょう。なお商船学科は、他の5学科より修業年限が半年長い5年6ヶ月(4年6ヶ月の学校教育と1年間の乗船実習)というカリキュラムになっており、練習船を使った実習を通じて航海士・機関士を目指す点が他学科と大きく異なります。

公式サイトによれば、富山高専の卒業後の進路は専攻科への進学と、4年制大学の3年次への編入学の両方の道が開かれており、卒業生の約半数が進学(編入等)を選択しています。求人倍率・就職率もともに高い水準が特徴とされており、就職と進学のどちらを選んでも高専で身につけた専門性を活かせる進路設計がしやすい学校といえます。

専攻科まで見据えた5年間+αの教育体制

富山高専には本科(5年間、商船学科のみ5年6ヶ月)の先に、さらに2年間学べる専攻科が設置されています。専攻科には、工学系のエコデザイン工学専攻・制御情報システム工学専攻、商船系の海事システム工学専攻、そして人文社会系の国際ビジネス学専攻という4つの専攻があり、本科で学んだ専門知識をさらに深めたり、大学院進学に近い水準の研究活動に取り組んだりすることができます。本科入学の時点から専攻科まで見据えたカリキュラムが用意されていることは、5年間の学びを「その先」につなげたい中学生にとって安心材料になるはずです。

また、富山高専は国際ビジネス学科のような人文社会系の学科を持つことから、工学系のみの高専と比べて女子学生の比率が高いことも特徴の一つです。公式サイトが公開している学生数のデータをもとに本郷キャンパスと射水キャンパスの在籍者数を合計すると、女子学生の比率はおよそ3分の1に達しており、共学化が進んでいる高専の中でも男女比のバランスが取れた学校だといえます。理系分野に興味がある女子中学生にとっても、進路の選択肢として検討しやすい環境が整っています。

入試方式の全体像|推薦選抜・学力検査による選抜・帰国生徒特別選抜

富山高専の本科入試には、大きく分けて推薦による選抜学力検査による選抜帰国生徒特別選抜の3つの方式があります。公式サイトのアドミッションポリシーページには、この3方式それぞれについて評価の仕組みと重視する教科が学科ごとに明記されています。

推薦による選抜の特徴

推薦による選抜は、推薦書・中学校の調査書・面接の結果を総合して選抜する方式です。機械システム工学科・電気制御システム工学科・物質化学工学科・電子情報工学科の工学系4学科は数学と理科を重視し、国際ビジネス学科は英語を重視します。商船学科は推薦書・調査書・面接という枠組みは同じですが、特定教科を重視する旨の記載はありません。学力検査を伴わないぶん、日頃の内申点(調査書の評定)と面接での受け答えの比重が大きくなる選抜方式です。

学力検査による選抜の特徴

学力検査による選抜は、中学校の調査書と学力検査の結果を総合して選抜する、全学科共通の方式です。学力検査の科目は理科・英語・数学・国語・社会の5教科で、公式のアドミッションポリシーページには面接や小論文を実施する旨の記載はありません。推薦による選抜が「調査書+面接」中心であるのに対し、学力検査による選抜は「調査書+筆記試験」中心という違いを理解しておくと、対策の優先順位を立てやすくなります。

帰国生徒特別選抜

海外から帰国した生徒を対象とした帰国生徒特別選抜も用意されています。機械システム工学科・電気制御システム工学科・物質化学工学科・電子情報工学科・商船学科の5学科は理科・英語・数学・国語の4教科の学力検査に調査書・面接を加えた総合判定、国際ビジネス学科は理科・英語・数学・国語・社会の5教科に調査書・面接を加えた総合判定となります。対象となる生徒は限られますが、該当する場合は早めに教務課入試担当へ相談しておくと安心です。

選抜方式評価要素学力検査の教科対象学科の重視教科
推薦による選抜推薦書・調査書・面接なし工学系4学科=数学・理科/国際ビジネス学科=英語/商船学科=指定なし
学力検査による選抜調査書・学力検査理科・英語・数学・国語・社会(5教科)全学科共通
帰国生徒特別選抜調査書・学力検査・面接工学系5学科=4教科/国際ビジネス学科=5教科該当者のみ対象

推薦選抜と学力選抜、どちらを選ぶべきか

「推薦による選抜と学力検査による選抜のどちらを目指すべきか」は、多くの受験生・保護者が最初に迷うポイントです。目安として、中学2年・3年の内申点が安定して高く、面接で自分の考えを伝えることに抵抗がない場合は推薦による選抜を軸に準備を進めやすく、逆に筆記試験で実力を発揮するタイプで、内申点にやや不安がある場合は学力検査による選抜に照準を合わせるのが現実的です。ただし推薦による選抜が不合格になった場合でも学力検査による選抜に出願し直すことができるため、どちらか一方に絞り込みすぎず、両方の対策を並行して進めておくと選択肢が狭まりません。

公立高校の入試に慣れている中学生や保護者にとって、富山高専のように推薦と学力検査という2段階の出願機会がある仕組みは、やや複雑に感じられるかもしれません。公立高校の推薦入試と大きく異なるのは、富山高専の推薦による選抜が学力検査を伴わず、調査書と面接のみで合否が決まる点です。「筆記試験に自信はないが、調査書と面接なら力を発揮できる」という受験生にとっては、公立高校よりもチャンスの幅が広い制度だと捉えることもできます。

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募集定員と6学科の選び方(本郷キャンパス3学科・射水キャンパス3学科)

各学科の定員と特徴

富山高専6学科の入学定員は各学科40名、本科合計240名です。この定員は令和7年度・令和8年度の実際の入学者数(公式サイトの学生数ページに掲載)でもほぼ守られており、毎年安定した規模で募集が行われています。学科選びで最初に意識したいのは、偏差値の高さだけで選ぶのではなく、5年間(商船学科は5年6ヶ月)通い続けられる分野に興味を持てるかどうかです。推薦による選抜は第1志望の学科のみに出願する仕組みのため、志望理由がその学科に合っていることが面接での説得力にも直結します。

学科名キャンパス入学定員学びの特徴
機械システム工学科本郷40名材料・熱・流体・機械力学など機械設計の基礎から応用まで
電気制御システム工学科本郷40名電気・電子・情報通信を基礎から先端まで横断的に学習
物質化学工学科本郷40名化学・生物化学中心。講義と実験の2本立てで技術を習得
電子情報工学科射水40名ソフトウエア・電子・ネットワークを実習重視で学ぶ
国際ビジネス学科射水40名英語と環日本海諸国語、ビジネスの専門知識を習得
商船学科射水40名航海コース・機関コースの複合学科。修業年限5年6ヶ月

商船学科は修業年限が半年長い特殊な学科

商船学科だけは、他の5学科(5年間)と異なり修業年限が5年6ヶ月となっている点に注意が必要です。4年6ヶ月の学校教育に加えて、大型練習船での1年間の乗船実習が組み込まれており、日本各地や海外の港に寄港しながら実践的な技術を身につけます。射水市の臨海実習場には令和8年3月に竣工した練習船「若潮丸」が係留されており、乗船実習を含む商船教育の拠点となっています。航海コースと機関コースという2つのコースがあり、将来的に船長・機関長や海事技術者として世界を舞台に活躍したい人に向いている学科です。進路のイメージが明確にある場合は、この学科特有のカリキュラムを理解したうえで志望動機を組み立てることが、推薦選抜の面接対策にもつながります。

反対に、機械・電気制御・物質化学・電子情報の工学系4学科は、幅広いものづくり分野への応用が利く点が特徴です。「ロボットに興味がある」「プログラミングを学びたい」「化学実験が好き」など、興味の方向性によって適した学科が変わってくるため、公式サイトのアドミッションポリシーページに掲載されている学科ごとの「求める学生像」を、志望理由書や面接の準備段階で必ず読み込んでおくことをおすすめします。

興味の方向性から学科を絞り込む考え方

6学科もあると「結局どれを選べばよいのか分からない」と感じる中学生も少なくありません。ものづくりや自動車・ロボットに興味があるなら機械システム工学科、電子回路やAI・IoTに関心があるなら電気制御システム工学科や電子情報工学科、化学実験や環境分野に興味があるなら物質化学工学科というように、まずは自分の好きな分野・得意な教科から候補を2〜3学科に絞り込むのが現実的な進め方です。英語や国際交流、ビジネスに関心が強いなら国際ビジネス学科、海や船、大きな乗り物のスケール感に惹かれるなら商船学科というように、工学系以外の2学科も含めて幅広く検討してみることをおすすめします。

迷ったときは、興味のある学科を1つに絞る必要はありません。学力検査による選抜であれば第2志望・第3志望まで選べる仕組みがあるため、第1志望は最も興味のある学科、第2・第3志望は関連する分野の学科という組み方をしておけば、進学のチャンスを広げつつ、入学後も納得感を持って学び続けやすくなります。工学系4学科同士であれば専門分野が近い部分も多いため、機械システム工学科と電気制御システム工学科のように関連性の高い学科を組み合わせて志望するのも一つの考え方です。

オープンキャンパスや学校見学を学科選びに活用する

富山高専は本郷キャンパス・射水キャンパスのそれぞれでオープンキャンパスや入試関連イベントを実施しています。パンフレットやWebサイトの情報だけでは、実験室の設備や在校生の雰囲気、通学のしやすさまでは分かりにくいものです。複数の学科に興味がある場合は、できるだけ早い時期に両キャンパスの見学に参加し、実際に授業や実習の様子を見たうえで第1志望の学科を決めることをおすすめします。特に推薦による選抜は第1志望の学科のみに出願する一発勝負に近い仕組みのため、出願直前になって「他の学科の方が良かったかもしれない」と迷うことのないよう、中学3年生の夏までに志望学科の方向性を固めておくと、その後の面接対策や志望理由書の作成もスムーズに進みます。

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富山高専の偏差値の目安(民間推計・公式発表ではない点に注意)

みんなの高校情報が示す学科別偏差値

富山高専は学校として偏差値を公式発表していません。中学生や保護者が目にする偏差値は、模試を運営する民間企業が算出した推計値です。代表的な受験情報サイト「みんなの高校情報」(2026年度版)では、本郷キャンパス掲載の3学科(機械システム・電気制御・物質化学)がいずれも偏差値61、射水キャンパス掲載の3学科は国際ビジネス学科64・電子情報工学科62・商船学科56とされています。同サイトには「偏差値は、模試運営会社から提供頂いたものを掲載しております…教育内容等の優劣をつけるものではございません」との注記があり、あくまで参考値であることが明記されています。

学科みんなの高校情報(2026年度版)他サイトでの目安
機械システム工学科6160〜63
電気制御システム工学科6160〜63
物質化学工学科6160〜63
電子情報工学科6261〜64
国際ビジネス学科6464〜66
商船学科5654〜58

富山県内での位置づけ

同じくみんなの高校情報(2026年度版)によれば、本郷キャンパスは富山県内の掲載校99件中13位・県内国立校6件中3位、射水キャンパスは富山県内99校中7位・県内国立校6校中1位とされています。工学系3学科を置く本郷キャンパスよりも、国際ビジネス学科などを含む射水キャンパスの方が県内順位はやや上位に位置づけられているという結果ですが、これも模試運営会社のデータにもとづく参考情報であり、学科そのものの優劣を示すものではありません。順位や偏差値の高さよりも、自分がその学科で5年間学び続けられるかどうかを軸に検討することが大切です。

偏差値だけに頼らない志望校選びのすすめ

偏差値の表を見ると、国際ビジネス学科や電子情報工学科の数値が工学系の他学科よりやや高めに出ているサイトが多く、つい「数値が高い学科の方が良い」と考えたくなるかもしれません。しかし高専の偏差値は、あくまでその学科を志望する受験生の層や倍率によっても変動する相対的な指標であり、学びたい分野への興味や適性を無視して数値だけで学科を選ぶのは避けたい判断です。過去問を実際に解いてみたときの手応えや、オープンキャンパスで感じた学科の雰囲気とあわせて総合的に判断することをおすすめします。

また、偏差値は学力検査による選抜を想定した指標である点にも注意が必要です。推薦による選抜は学力検査を実施しないため、偏差値の高さがそのまま推薦選抜の難易度を表しているわけではありません。推薦による選抜では、内申点の基準を満たしたうえで面接の評価が大きな比重を占めるため、偏差値表だけを見て「この学科は自分には無理そうだ」と早々に諦めてしまうのはもったいない判断です。学力検査だけでなく、推薦による選抜という選択肢も含めて、自分に合った受け方を探ってみてください。

サイトによって数値が異なる理由

複数の高専受験情報サイトを比較すると、同じ学科でも偏差値の数値が数ポイント異なることが分かります。これは、各サイトが参照する模試の母集団や算出時期が異なるためで、どのサイトの数値も学校の公式発表ではありません。偏差値はあくまで「その年その模試を受けた集団の中での相対的な位置」を示す目安であり、確実な合格ラインを示すものではないことを理解したうえで参考にするのが安全です。全国の高専の偏差値の傾向や、大学編入との関係についてさらに詳しく知りたい場合は、以下のコラムでも解説しています。

全国高専の偏差値一覧と大学編入の関係|偏差値と編入難易度は比例するかでは、高専の偏差値と、卒業後の大学編入のしやすさが必ずしも比例しない理由を整理しています。富山高専を含め、高専選びを「偏差値の高さ」だけで決めてしまうと、入学後の学びとのミスマッチにつながることもあるため、志望学科の学習内容と自分の興味を照らし合わせることを優先しましょう。

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内申点(調査書)の基準と対策のポイント

推薦選抜の出願資格となる内申基準

高専受験に特化した情報サイトによると、富山高専の推薦による選抜には、中学3年次の5段階評定にもとづく出願資格の目安があるとされています。商船学科以外の5学科は5教科(数学・理科・英語・国語・社会)合計20以上かつ9教科合計32以上、商船学科は9教科合計32以上のみという基準です。これは学校公式の募集要項PDFではなく第三者の受験情報サイトによる情報のため、年度によって基準が変わる可能性があります。出願を検討する際は、必ず最新の学生募集要項で正式な基準を確認してください。

同じく第三者サイトの情報によれば、推薦による選抜の募集人員は各学科定員の50%程度、1学科あたり約20名、全体で約120名が目安とされています。推薦による選抜は第1志望の学科のみに出願できる仕組みのため、内申点が基準に届かない場合や、複数の学科を比較検討したい場合は、学力検査による選抜への切り替えも視野に入れて早めに担任の先生に相談するとよいでしょう。

学力検査による選抜でも調査書は評価される

学力検査による選抜は「学力検査だけで決まる」と誤解されがちですが、公式のアドミッションポリシーページにも明記されているとおり、調査書と学力検査の結果を総合して選抜します。一部の高専受験情報サイトによれば、学力検査は500点満点(5教科各100点)、調査書は200点満点(中学2年の9教科評定合計60点+中学3年の9教科評定合計を2倍した120点+特別活動等20点)という配点が示されていますが、これは公式に配点比率が明記されているわけではない第三者情報である点に注意してください。断定はできないものの、当日の学力検査の比重が調査書より大きいという傾向自体は複数のサイトで一致しています。

内申点を上げるための対策としては、中学2年・3年の定期テストで安定した点数を取り続けることに加え、授業態度や提出物、部活動などの特別活動も評価対象に含まれる可能性があるため、日々の積み重ねを大切にすることが基本になります。特定の教科だけを直前に頑張るのではなく、9教科全体でバランスよく評定を確保しておくと、推薦選抜・学力選抜のどちらを選んでも対応しやすくなります。

中学2年生のうちから始めておきたい対策

高専受験情報サイトの情報によれば、富山高専の調査書は中学2年次と3年次の評定が評価対象に含まれるとされています。つまり、中学3年生になってから慌てて内申点を上げようとしても間に合わない可能性があるということです。中学2年生の学年末までに、定期テストの点数だけでなく提出物の期限や授業態度といった評価にも意識を向けておくと、3年次に入ってからの対策がぐっと楽になります。実技教科を含めた9教科すべてが対象になる点も見落とされがちなので、副教科の授業にも真剣に取り組む姿勢を早いうちから習慣づけておくとよいでしょう。

学力検査による選抜の調査書点についても、第三者情報によれば特別活動等の評価が一部含まれるとされています。生徒会活動や部活動、委員会活動といった学校生活での取り組みも、内申点に影響する可能性がある要素として意識しておくと安心です。テストの点数だけでなく学校生活全体への取り組み方が評価対象になり得ることを踏まえ、日々の学校生活を丁寧に過ごすことも入試対策の一部だと捉えておきましょう。

内申点対策を進めるうえでは、志望する学科が推薦選抜で重視する教科を意識しておくことも有効です。工学系4学科(機械システム・電気制御・物質化学・電子情報)を志望するなら数学・理科の評定を、国際ビジネス学科を志望するなら英語の評定を、他教科以上に安定させておくと、推薦による選抜で有利に働く可能性があります。もちろん出願資格そのものは9教科合計の基準で判定されるため、特定教科だけを伸ばして他教科をおろそかにするのは本末転倒ですが、得意教科と志望学科の相性を意識して学習の優先順位をつけるという視点は持っておいて損はありません。

推薦選抜の面接対策と学科別の重視ポイント

面接の位置づけと評価の仕組み

富山高専の推薦による選抜では、推薦書・調査書とあわせて面接の結果が合否を左右する重要な要素になります。公式サイトのアドミッションポリシーには、学科ごとに「求める学生像」が具体的に示されており、面接ではその学科の教育内容にどれだけ興味を持ち、理解しているかが問われると考えられます。学力検査を伴わない分、面接で自分の言葉で志望動機を語れるかどうかが、調査書の内申点と並んで大きな比重を占める選抜方式だといえます。高専受験情報サイトによれば、面接は受験生一人あたり10分程度で行われるとされており(学校公式の発表ではないため目安として捉えてください)、限られた時間の中で志望動機や学びへの意欲を簡潔に伝えられるよう準備しておくことが求められます。

面接で聞かれやすい質問と答え方の組み立て方

面接対策の基本は、質問に対して結論から答え、そのあとに具体的なエピソードを添える話し方を身につけることです。「なぜ富山高専のこの学科を志望したのか」「中学校でどんなことに力を入れてきたか」「入学後にどんなことを学びたいか」といった質問は、多くの高専の推薦面接で共通して聞かれる定番のテーマです。丸暗記した文章をそのまま話すのではなく、面接官からの追加の質問にもその場で自分の言葉で答えられるよう、志望理由の背景にある体験や気持ちを整理しておくことが大切です。家庭や学校で模擬面接を行い、話す時間の感覚をつかんでおくと、本番でも落ち着いて受け答えできます。

保護者ができるサポート

推薦選抜の面接対策では、保護者の関わり方も合否を左右しかねない重要な要素です。志望理由を親が代わりに考えてしまうのではなく、子ども自身の言葉で話せるように問いかけながら引き出す役割に徹することが望ましいサポートの形です。「なぜ富山高専のその学科に興味を持ったの?」「入学したらどんなことに挑戦したい?」といった質問を家庭で投げかけ、子どもが自分の考えを整理する手助けをすることが、結果として説得力のある面接につながります。オープンキャンパスに一緒に参加し、見学後に感想を話し合う時間を作るのも効果的です。

面接対策と内申点対策は、どちらも短期間で仕上がるものではないため、家庭内でのスケジュール管理も重要になります。中学3年生の夏までに志望学科を決め、秋から冬にかけて模擬面接や志望理由書の練り直しを重ねるというように、逆算した準備スケジュールをあらかじめ家族で共有しておくと、部活動の引退時期や定期テストと重なっても慌てずに対策を進められます。

学科ごとに重視される教科・観点

アドミッションポリシーページの記載によれば、機械システム工学科・電気制御システム工学科・物質化学工学科・電子情報工学科の工学系4学科は数学・理科を重視し、国際ビジネス学科は英語を重視します。商船学科は特定教科の重視は明記されていませんが、海や船への興味、体力面での適性なども含めて総合的に評価されると考えられます。面接対策としては、志望する学科の「求める学生像」の文言をそのまま覚えるのではなく、自分自身の経験(ものづくりが好きになったきっかけ、実験や英語学習で印象に残っていることなど)と結びつけて話せるように準備しておくと、説得力のある受け答えにつながります。

また、富山高専は統合の歴史を持つ学校であるぶん、「なぜ富山高専でなければならないのか」を工学系の単科高専以上に具体的に語れることが強みになります。国際ビジネス学科や商船学科のように、他県の高専にはあまりない専門分野を志望する場合は特に、その学科ならではの学びに触れたエピソードを準備しておくとよいでしょう。

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学力検査による選抜(5教科)の対策法と最寄り地等受験制度

5教科の出題傾向と対策の考え方

学力検査による選抜の科目は、理科・英語・数学・国語・社会の5教科です。公立高校入試とは出題形式や難易度の傾向が異なる場合があるため、富山高専の公式サイトでは過去3年分の学力検査問題と解答が公開されています。志望校の出題傾向を知る最も確実な方法は、この過去問を実際に解いてみることです。特に工学系学科を志望する場合は数学・理科、国際ビジネス学科を志望する場合は英語について、標準的な公立高校入試よりも一歩踏み込んだ理解が求められる分野がないか、過去問演習を通じて確認しておくとよいでしょう。

学力検査による選抜の対策では、5教科すべてをまんべんなく仕上げることが基本になりますが、限られた時間で効率よく得点を伸ばすには、過去問を解いて自分の弱点分野を洗い出す作業から始めるのが近道です。理科・数学は計算力と基礎知識の定着度が問われる問題が中心になりやすく、国語・社会は読解力と知識量の両方が必要になります。英語はリスニングの有無や長文読解の分量など、年度によって出題形式が変わることもあるため、直近の過去問で最新の傾向を確認しておくことが欠かせません。過去問演習を繰り返すことで、本番の時間配分の感覚もつかみやすくなります。

推薦による選抜の検査日(令和9年度は1月17日予定)と、学力検査による選抜の検査日(同2月14日予定)の間には1ヶ月ほどの期間があります。推薦の結果を待ちながら学力検査の対策の手を止めないことが、どちらの選抜方式に進むことになっても後悔しないための鍵になります。推薦で不合格だった場合、切り替えの時間が限られるため、最初から両方の対策を並行して進めるスケジュールを立てておくと安心です。

第2志望・第3志望の学科を選べる仕組み

学力検査による選抜には、推薦による選抜にはない特徴があります。公式サイトの説明によれば、出願時に第2志望・第3志望の学科も選択でき、第1志望学科で合格ラインに届かなかった場合でも、総合判定の結果により第2志望・第3志望の学科で合格することがあります。これは、複数の学科に興味がある受験生にとって選択の幅が広がる仕組みである一方、「第1志望ではない学科に合格した場合にどうするか」をあらかじめ家族で話し合っておく必要があるということでもあります。出願前に、本郷キャンパス・射水キャンパスそれぞれの学科について、どこまでなら納得して進学できるかを整理しておくと安心です。

最寄り地等受験制度で県外からの受験も可能

富山高専は富山県外に住んでいても受験しやすい制度を整えています。学力検査による選抜に限り、出願する高専に関係なく全国51の国立高専とその他の設置会場から受験地を選べる「最寄り地等受験制度」があります。ただし会場の収容人数などの都合で希望どおりにならない場合もあるため、利用を希望する場合は事前の相談が必須とされています。なお、この制度の対象は学力検査による選抜のみで、推薦による選抜と帰国生徒特別選抜は対象外です。県外在住で富山高専を志望する場合は、この制度の利用可否と事前相談の時期を、最新の学生募集要項で早めに確認しておきましょう。

実際に富山高専のキャンパスまで足を運んで受験する場合、交通アクセスも事前に確認しておきたいポイントです。受験情報サイトによれば、本郷キャンパスは富山地鉄不二越・上滝線の布市駅、射水キャンパスはあいの風とやま鉄道線の呉羽駅が最寄り駅とされています。県外から前泊を予定している場合は、検査日当日の交通機関の始発時刻や所要時間も含めて、余裕を持った移動計画を立てておくと安心です。

最寄り地等受験制度は、進学や転勤などの事情で富山県外に住んでいるものの富山高専を第一志望にしたいという受験生にとって、移動の負担を減らせる心強い仕組みです。ただし、会場によっては受験できる高専が限定されている場合もあるため、希望する会場で富山高専の学力検査を受けられるかどうかを必ず事前に確認したうえで、出願計画を立てるようにしてください。

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出願方法とスケジュールの流れ・学費

WEB出願の流れ

国立高等専門学校機構では、本科入学者選抜においてインターネットを使ったWEB出願を実施しています。富山高専も同様に、WEBシステムでの出願情報入力と検定料の納入を行ったうえで、紙の出願書類を郵送するという流れになります。推薦による選抜と学力検査による選抜では、WEB出願の受付開始時期や出願書類の受付期間が異なるため、志望する選抜方式のスケジュールを取り違えないよう注意が必要です。

出願の大まかな流れは、まずWEB出願システムに志願者情報を入力し、入学検定料を納入したうえで、中学校で作成してもらう調査書や推薦書などの紙の書類を期限内に郵送するという手順になります。調査書や推薦書は中学校に作成を依頼してから受け取るまでに時間がかかることが多いため、出願書類受付期間の締切から逆算して、余裕を持ったタイミングで担任の先生に依頼しておくことが大切です。なお、災害救助法が適用された地域で被災した志願者に対しては、検定料の免除制度も用意されています。該当する可能性がある場合は、早めに教務課入試担当へ相談してください。

出願に必要な書類は志望学科や選抜方式によって異なる点にも注意が必要です。募集要項ページに掲載されている出願書類様式には、推薦書や調査書のほかに、商船学科志願者のみに求められる「健康診断証明書」や、帰国生徒特別選抜の志願者のみに求められる「海外在住状況説明書」が含まれています。自分の志望学科・選抜方式に必要な書類の一覧を早めに確認し、記入や取得に時間がかかる書類から準備を始めておくと、出願直前になって慌てることを防げます。中学校に依頼する調査書・推薦書と異なり、健康診断証明書や海外在住状況説明書は保護者側で手配する部分も多いため、対象になる場合は出願書類受付期間が始まる前に取得の見通しを立てておくと安心です。

合格発表の方法や具体的な日程についても、年度ごとの学生募集要項に明記されています。発表方法は年度によって変わる可能性があるため、インターネット上の掲示や郵送など、どの方法で結果が通知されるのかを事前に確認しておくと、合格発表当日に慌てずに済みます。

令和9年度(2027年度入学)の検査日程

公式サイトに掲載されている令和9年度(2027年度入学)の検査日程は、次の表のとおりです。年度によって日程は変わるため、実際に出願する際は必ず最新の学生募集要項で確認してください。

選抜方式WEB出願受付開始出願書類受付期間検査日追試験
推薦による選抜令和8年12月7日(月)〜令和8年12月23日(水)〜24日(木)、令和9年1月5日(火)〜7日(木)17時令和9年1月17日(日)令和9年1月24日(日)
学力検査による選抜・帰国生徒特別選抜令和9年1月18日(月)〜令和9年1月25日(月)〜28日(木)令和9年2月14日(日)令和9年2月21日(日)

追試験は、感染症への罹患など受験者本人の責任によらない理由で本試験を受けられなかった場合に、校長が申請を認めた者を対象に実施されます。体調管理も入試対策の一部と考え、検査日が近づいたら生活リズムを整えておくことも大切です。

学費と就学支援金

富山高専の本科の学費は、入学検定料16,500円、入学料84,600円(入学時)、授業料年額234,600円です。これに加えて、保護者による学校支援組織関係費や学生会費などの諸経費がかかります。授業料については「高等学校等就学支援金」制度により、1〜3年生(在籍36ヶ月間まで)は申請することで年234,600円が授業料に充当される仕組みがあり、実質的な負担が軽減されるケースが多い点も知っておくとよいでしょう(日本国籍でない学生は減額となる場合があります)。入学時に必要な学費・諸経費の目安は、通学生の場合35万〜40万円程度、寮生の場合40万〜45万円程度とされています。

国立高専の学費は全国的にほぼ横並びの水準に設定されているため、私立高校や私立高専と比較すると経済的な負担が抑えやすい点も、進路選択の材料になります。射水キャンパスに通う場合や、本郷キャンパスでも自宅から通学が難しい場合は、学生寮の利用も検討したうえで、入学までに必要な費用の総額を早めに家族で確認しておくと安心です。

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よくある質問(FAQ)

富山高専の入試は何回チャンスがありますか?

本科入試には推薦による選抜と学力検査による選抜(帰国生徒特別選抜を含む)があり、それぞれに本試験と追試験(体調不良などやむを得ない事情がある場合)が用意されています。推薦で不合格になっても、学力検査による選抜に再チャレンジすることができます。1回の受験で決まってしまうわけではないので、推薦の結果を待ちながら学力検査の対策も並行して進めておくと、精神的な余裕を持って本番に臨めます。

学科は複数志望できますか?

推薦による選抜は第1志望の学科のみに出願する仕組みです。一方、学力検査による選抜では出願時に第2志望・第3志望の学科も選ぶことができ、第1志望で合格ラインに届かなくても、総合判定により第2・第3志望の学科で合格することがあります。複数の学科に興味がある場合は、出願前にどこまでなら納得できるか家族で話し合っておくとよいでしょう。

内申点(調査書)が推薦選抜の基準に届かない場合はどうすればいいですか?

高専受験情報サイトによれば、推薦による選抜には商船学科以外で5教科合計20以上かつ9教科合計32以上、商船学科は9教科合計32以上という出願資格の目安があるとされています(学校公式の最新募集要項で必ずご確認ください)。基準に届かない場合は、学力検査による選抜での受験を軸に、5教科の学力を伸ばす対策に切り替えるのが現実的です。中学2年生のうちから内申点を意識して定期テストや提出物に取り組んでおけば、選択肢を狭めずに済みます。

学力検査は何教科ですか?面接はありますか?

学力検査による選抜の教科は理科・英語・数学・国語・社会の5教科です。公式のアドミッションポリシーページには、この選抜方式について面接や小論文を実施する旨の記載はなく、調査書と学力検査の結果を総合して選抜するとされています。そのため学力検査による選抜を目指す場合は、面接対策よりも5教科の筆記試験対策に学習時間を多く配分するのが合理的です。

富山高専の偏差値はどこで確認できますか?公式な数値ですか?

富山高専は偏差値を学校として公式発表していません。中学生や保護者が目にする数値は、みんなの高校情報などの民間受験情報サイトが模試のデータをもとに算出した推計値で、サイトによって数ポイントの差があります。あくまで参考の目安として活用し、志望校選びの最終判断は過去問演習の手応えや学校見学の印象とあわせて行うことをおすすめします。

受験会場は本郷キャンパスと射水キャンパスのどちらになりますか?

志望する学科が置かれているキャンパス(本郷キャンパスまたは射水キャンパス)が基本的な検査会場になると考えられますが、年度や選抜方式によって運用が変わる可能性もあるため、詳細は最新の学生募集要項でご確認ください。事前に会場までの交通手段や所要時間を確認しておくと、当日落ち着いて試験に臨めます。

遠方(県外)からでも受験できますか?

学力検査による選抜に限り、全国51の国立高専とその他の設置会場から受験地を選べる「最寄り地等受験制度」を利用できます。会場の収容人数などにより希望どおりにならない場合もあるため、利用を希望する場合は事前の相談が必要です。なお推薦による選抜と帰国生徒特別選抜はこの制度の対象外なので、これらの方式を志望する場合は富山高専まで足を運ぶ必要があります。

富山高専を卒業した後、大学に編入することはできますか?

公式サイトによれば、卒業後は専攻科への進学のほか、4年制大学の3年次への編入学も可能で、卒業生の約半数が進学(編入等)の道を選択しているとされています。高専での5年間の学びを土台にした大学編入は、大学受験(一般選抜)とは異なるルートで難関大学を目指せる進路としても知られています。入学後に大学編入を目指す場合の学校選びについては、以下のコラムも参考にしてください。

まとめ|富山高専入試対策

  • 富山高専は2009年10月に富山工業高専と富山商船高専が統合してできた学校で、本郷キャンパス(工学系3学科)と射水キャンパス(電子情報・国際ビジネス・商船の3学科)からなる2キャンパス制です
  • 入試方式は推薦による選抜(推薦書・調査書・面接)、学力検査による選抜(調査書・5教科の学力検査)、帰国生徒特別選抜の3種類があります
  • 6学科とも入学定員は各40名、本科合計240名で、学科ごとに本郷・射水どちらのキャンパスに通うかが決まります
  • 偏差値は学校の公式発表ではなく民間サイトの推計値で、サイトによって数値が異なる点に注意が必要です
  • 推薦選抜の出願資格の目安となる内申基準や配点の詳細は第三者情報が中心のため、最新の学生募集要項で必ず確認してください
  • 学力検査による選抜では第2・第3志望の学科を選べる仕組みがあり、県外からは最寄り地等受験制度で受験地を選ぶこともできます
  • 令和9年度(2027年度入学)の検査日は推薦選抜が令和9年1月17日、学力検査による選抜が令和9年2月14日を予定しています
  • 商船学科は修業年限が5年6ヶ月と他学科より半年長く、練習船「若潮丸」での乗船実習という他学科にはない特色があります
  • 出願書類は商船学科志願者のみの健康診断証明書、帰国生徒特別選抜志願者のみの海外在住状況説明書など学科・選抜方式ごとに異なるため、早めに準備を始めましょう

富山高専の入試対策は、統合の歴史や2キャンパス制という独自の学校構造を理解したうえで、志望する学科に合わせて推薦選抜・学力検査それぞれの準備を進めることが土台になります。内申点の積み上げも、面接での志望動機の言語化も、直前に一気に仕上げるのは簡単ではないため、中学2年生のうちから少しずつ準備を始めておくと安心です。

本記事で紹介した偏差値や配点の目安は、あくまで民間の受験情報サイトによる推計値や第三者情報であり、学校の公式発表ではない部分が含まれています。出願資格や検査日程、配点といった最終的な判断材料は、必ず富山高専公式サイトで公開されている最新の学生募集要項を確認したうえで決めるようにしてください。そのうえで、過去問演習や模擬面接といった実践的な準備を積み重ねていくことが、合格への一番の近道です。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

なお、富山高専に入学した後、さらに4年制大学の3年次への編入学を将来的に目指すという進路も選択肢の一つです。富山高専の大学編入の実情については富山高専の大学編入プロフィール記事で詳しく紹介しています。高専入学はゴールではなく、その先の専攻科進学・大学編入・就職まで見据えたキャリアの入口です。スプリング・オンライン家庭教師の大学編入コースでは、富山高専合格後を見据えた早期からの学習計画についての相談も可能ですので、長期的な進路設計に関心がある場合はお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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