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【中学生向け】舞鶴高専入試対策|募集要項・偏差値・面接まで徹底解説

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「舞鶴高専 入試 対策」と検索してこのページに来た方の多くは、京都府舞鶴市にある国立高等専門学校・舞鶴工業高等専門学校(舞鶴高専)への進学を考えている中学生、またはその保護者ではないでしょうか。結論から言うと、舞鶴高専の本科入試は「特別選抜」と「学力検査選抜」の2方式が中心で、海外在住歴のある帰国生徒を対象とした「帰国生徒特別選抜」も別に用意されています。そして中学生の皆さんにとって特に重要なのが、令和9年度(2027年4月)入学者の入試から、特別選抜に「STEAM型」という新しい方式が加わるという最新の制度変更です。

高専(高等専門学校)とは、中学校卒業後の15歳から5年間、大学の授業内容に近い専門教育を受けられる国立の教育機関です。舞鶴高専は1965年に設立された国立高専で、機械工学科・電気情報工学科・電子制御工学科・建設システム工学科という4つの専門学科を持ちます。5年間の本科を修了すると、就職または大学3年次への編入学・専攻科への進学という進路が開かれており、工業高校とも普通科高校とも異なる、独特のカリキュラムを持つ学校だといえます。

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この記事では、舞鶴高専の学科構成や募集定員、特別選抜・学力検査選抜それぞれの出願資格や配点、偏差値や内申点の目安、面接・適性検査対策、出願スケジュールまで、中学生とその保護者が知っておきたい情報を、学校公式サイトの一次情報を中心にまとめました。偏差値や内申点の具体的な数値の一部は、学校が公式に発表しているものではなく民間の学習塾・受験情報サイトによる推計値であるため、その点は本文中で明確に区別して紹介します。

なお、入試に関する配点基準や日程は年度によって変更されることがあります。本記事は2026年9月時点で舞鶴高専公式サイトに掲載されている情報にもとづいていますが、実際の出願にあたっては必ず最新の学生募集要項をご確認ください。特に令和9年度(2027年4月)入学者の入試からは、後述するSTEAM型特別選抜の新設という制度変更が適用されるため、上の学年の情報をそのまま参考にしないよう注意が必要です。

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目次

舞鶴高専の基本情報(所在地・学科・定員)

舞鶴工業高等専門学校(舞鶴高専)は、京都府舞鶴市字白屋234に位置する国立の高等専門学校です。1965年(昭和40年)に設立され、全国には国立高専が51校55キャンパスありますが、舞鶴高専はそのうちの一校として、独立行政法人国立高等専門学校機構(平成16年4月発足)のもとで運営されています。京都府北部・舞鶴市という立地から、地域の産業や自治体との結びつきを重視した教育活動を行っている点も特徴の一つです。京都府内に国立高専は舞鶴高専のみで、府内から通学圏を考える中学生にとっては事実上唯一の選択肢になります。最寄り駅はJR小浜線「松尾寺駅」で徒歩約18分、京都交通バスの「高専前」バス停からは徒歩約3分でアクセスできます。府外からの進学者にとっては、駅からやや距離があることも念頭に、通学方法や下宿・寮生活の検討を早めに始めておくとよいでしょう。

本科(中学校卒業後に入学する5年間の課程)には、機械工学科・電気情報工学科・電子制御工学科・建設システム工学科という4つの専門学科があり、それぞれ定員40名、合計160名を募集しています。機械工学科はものづくりの基礎となる機械工学の知識と技術を、電気情報工学科は電気・電子工学および情報・通信工学の基礎知識と技術を学びます。電子制御工学科は電子・機械システムと制御・情報技術を融合したメカトロニクス分野を扱い、ロボット製作とコンテストを教育プログラムに組み込んでいる点が特色です。建設システム工学科は、安全で快適な社会の基盤を計画・建設・維持するための知識と技術を学びます。いずれの学科も「環境とエネルギーに配慮できる実践的・創造的技術者」の育成を教育目的として掲げています。

学科の専門性に加えて、舞鶴高専は学科の枠を越えた全学的な教育プログラムにも力を入れています。学校紹介ページでは「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の名称が案内されており、専門分野を問わずデータサイエンスやAIの基礎的な考え方に触れる機会が学校全体の教育プログラムとして用意されていることがうかがえます。具体的な履修内容や学年配置までは公式サイトの短い紹介文だけでは確認できないため、詳しく知りたい場合はオープンキャンパスや学校説明会で直接質問してみるとよいでしょう。

学科定員学びの重点
機械工学科40名機械工学の基礎知識と技術、ものづくり全般
電気情報工学科40名電気・電子工学、情報・通信工学
電子制御工学科40名電子・機械・制御・情報を融合したメカトロニクス、ロボット製作
建設システム工学科40名社会基盤の計画・建設・維持管理

本科を修了すると準学士の称号が与えられ、さらに深く学びたい学生のために2000年に設置された専攻科(2年制)があります。舞鶴高専の専攻科は総合システム工学専攻の1専攻で、電気電子システム工学コース・機械制御システム工学コース・建設工学コースの3コース制、定員は16名です。専攻科を修了し、大学評価・学位授与機構の認定を受けた学生には、4年制大学と同じ学士(工学)の学位が与えられます。中学生の受験時点で専攻科まで意識する必要はありませんが、5年間の本科教育の先に、大学に匹敵する専門性を積み上げる進路が用意されていることは知っておいて損はありません。

学校紹介ページでは、高専が大学と同じ高等教育機関であることも案内されています。本科5年を卒業した時点で短期大学卒業と同等の扱いになり、そこから専攻科に進学するか、大学の3年次に編入学するかを選べます。専攻科に進めば2年間の専門教育を経て大学院への進学も視野に入りますし、大学へ編入すれば入学から3年後には大学卒業の資格を得て社会に出ることも可能です。中学校卒業の時点で将来の進路をすべて決めきる必要はなく、入学後に何度も進路を考え直せるチャレンジの機会が用意されているという点は、高専進学を迷っている家庭にとって安心材料になるはずです。

舞鶴高専公式サイトの集計によると、2021〜2025年度の5年間における本科卒業生696名の進路は、就職59%(410名)・進学39%(274名)・その他2%という内訳です。学科別の就職率を見ると、機械工学科61%・電気情報工学科63%・電子制御工学科58%・建設システム工学科53%となっており、進学の比率は建設システム工学科でやや高めです。同じ5年間の専攻科修了生95名では、就職72%・進学25%という結果でした。本科からの進学者のほとんどは国公立大学・有名私立大学への編入学、または本校専攻科への進学だと公式サイトで説明されています。

学科卒業者数(5年間)就職進学
機械工学科166名61%36%
電気情報工学科184名63%35%
電子制御工学科168名58%40%
建設システム工学科178名53%46%

学校生活の面では、1・2年生は学科の枠を越えた混合学級を編成しており、学科・男女・寮生の割合が均等になるよう配慮したクラス編成が2年間続きます。学科独自の専門科目のみ学科ごとに授業を受ける形で、3〜5年生になると学科別のクラス編成に切り替わります。また、2年進級時と3年進級時には転科(学科変更)を希望することもでき、公式サイトによると過去5年間で令和7年度5名、令和6年度1名、令和5年度3名、令和4年度2名(希望3名)、令和3年度2名(希望3名)という実績があります。入学時点で学科選びに迷いがあっても、入学後に学びながら適性を見極める余地があることは覚えておくとよいでしょう。

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入試方式の全体像(特別選抜・学力検査選抜)

ここからは、実際の入試制度の中身を詳しく見ていきます。舞鶴高専の本科入試は、大きく分けて「特別選抜」「学力検査選抜」「帰国生徒特別選抜」の3つの選抜区分があります。募集人員は各学科とも特別選抜が70%程度、学力検査選抜が30%程度とされており、多くの受験生が特別選抜での出願を検討することになります。特別選抜は調査書・面接(および適性検査)によって、学力検査選抜は学力検査(5教科)と調査書によって合否が判定される仕組みです。

特別選抜には「地域創生型」「一般推薦型」に加え、令和9年度(2027年4月)入学者から新たに「STEAM型」が加わり、3つの類型になります。地域創生型は北近畿およびその周辺地域や自身の出身地域に根ざした活動を通じて将来の地域産業の担い手となる意欲を重視する枠、STEAM型は本校が実施する公開講座やコンテストへの参加実績を重視する枠、一般推薦型は9教科の学業成績の優秀さを中心に評価する枠です。それぞれ出願資格や配点が異なるため、次章以降で詳しく解説します。

選抜区分判定材料募集人員の目安会場
特別選抜(地域創生型・STEAM型・一般推薦型)調査書・面接(地域創生型・STEAM型は適性検査も)各学科定員の70%程度舞鶴高専のみ
学力検査選抜学力検査(5教科)・調査書各学科定員の30%程度舞鶴高専・京都市・大阪市
帰国生徒特別選抜学力検査等(海外在住状況を示す書類を含む)若干名(学生募集要項で確認)学生募集要項で確認

学力検査選抜は、全国の国立高専で共通して実施されるマークシート方式の学力検査を受験する方式で、公立高校の一般入試に近いイメージを持つとわかりやすいでしょう。配点は学力検査(5教科)600点と調査書400点をあわせた計1000点満点で、5教科のうち英語と数学のみ1.5倍に重み付けされます(理科・国語・社会は等倍)。舞鶴高専公式サイトの入試Q&Aによると、この重み付けの仕組みは特別選抜・学力検査選抜のいずれでも教科間で内申点自体に差はつけておらず、学力検査選抜における英語・数学の1.5倍は学力検査の得点にのみ適用されるとされています。

帰国生徒特別選抜は、日本国籍または日本の永住許可を持ち、保護者の海外勤務等にともなって海外在住期間が中学校相当の課程で通算2年以上ある帰国生徒を対象とした特別枠です。海外在住状況を示す書類などの追加提出が必要で、通常の学力検査選抜とは出願書類が異なります。該当する可能性がある家庭は、募集要項に記載された出願資格(在住期間の要件など)を早めに確認し、不明点があれば学生課教務係に直接問い合わせておくと出願直前になって慌てずに済みます。

舞鶴高専にはもう一つ、他校にはあまり見られない仕組みがあります。学生募集要項によると、提携する和歌山工業高等専門学校との間で「追専攻」の制度が設けられており、舞鶴高専の学力検査選抜で不合格になった受験生を対象に、和歌山高専側で入学定員に欠員が生じた学科がある場合に追加の選考を行うことがあるとされています。対象学科や実施の有無は年度の状況によって変わるため、詳細は学生募集要項の該当箇所を確認するか、学生課教務係に問い合わせるのが確実です。

舞鶴高専のもう一つの大きな特徴は、特別選抜が不合格でも学力検査選抜に切り替えられる制度です。特別選抜の出願手続き時に「特別選抜が不合格となった場合に学力検査による選抜の受験を希望する」という申請をしておけば、改めて学力検査選抜のための出願手続きを行うことなく、しかも検定料を追加で払うことなく学力検査を受験できます。この制度があるため、特別選抜での挑戦を優先しつつ、学力検査対策も並行して進めておくという受験戦略が現実的な選択肢になります。

特別選抜のどの類型を選ぶか、あるいは学力検査選抜を軸にするかは、次のような手順で整理すると考えやすくなります。

  1. 中学校でこれまでの通知表を見返し、9教科の評定合計が地域創生型(108以上)やSTEAM型(63以上)の基準に届いているかを確認する
  2. 地域に根ざした活動歴や、本校の公開講座・コンテストへの参加歴があるかどうかを振り返り、地域創生型かSTEAM型のどちらに強みが活かせそうかを考える
  3. 基準に届かない、または当日の学力検査で実力を発揮するのが得意な場合は、学力検査選抜を軸にした学習計画に切り替える

いずれの区分を選ぶ場合でも、内申点の状況と得意・不得意科目の両面から中学校の先生と相談しながら判断するのが確実です。特別選抜には内申点や活動実績という出願資格のハードルがある一方、学力検査選抜は出願資格としての内申点基準こそありませんが、当日1000点満点のうち600点が学力検査で決まる一発勝負に近い側面があります。自分の得意なスタイルがどちらに近いかを早めに見極めておくことが、逆算した学習計画づくりの第一歩になります。

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募集定員と志望学科の選び方

舞鶴高専は、機械工学科・電気情報工学科・電子制御工学科・建設システム工学科の4学科、各定員40名、合計160名という定員構成を維持しています。近年に大きな学科改組を行った様子は確認できず、出願はこの4学科のいずれかを選んで行う形になります。学科によって学ぶ専門分野が大きく異なるため、「将来どのような技術者になりたいか」を軸に考えるのが基本です。

ロボットや制御、メカトロニクス分野に関心があれば電子制御工学科、機械や自動車、ものづくり全般に関心があれば機械工学科、電気・電子・情報通信インフラに関心があれば電気情報工学科、建築や土木、まちづくりに関心があれば建設システム工学科が候補になります。1年次から学科ごとの専門科目が始まる一方で、1・2年生は前述のとおり学科混合学級で日常のクラス生活を送るため、他学科の友人と交流しながら自分の適性を確かめる機会も多く用意されています。

学力検査選抜で志望学科を決めるときに知っておきたいのが、舞鶴高専独自の合格者決定の仕組みです。公式サイトの入試Q&Aによると、学力検査選抜では志望学科に関係なく全受験生を学力検査と調査書の合計得点順に高得点順で並べ、高得点者の学科志望が優先されるように合格者を決定します。つまり、過去の志願倍率(難易度)の高い学科を避けて出願先を選ぶという発想はあまり意味を持たず、純粋に「学びたい学科」を軸に志望順を決めてよいということです。この考え方は公式Q&Aでも明確に案内されています。仕組みを具体的にイメージすると、たとえば第1志望を電子制御工学科、第2志望を機械工学科として出願した場合、まず全受験生を得点順に並べたうえで、上位の得点者から順に第1志望の合否が判定され、電子制御工学科の定員が埋まった時点で不合格となった受験生は自動的に第2志望の機械工学科の合否判定に回される、という流れになります。第4志望まで設定できる仕組みのため、複数の学科に関心がある場合は、優先順位を明確にしたうえで出願書類に記入しておくことが大切です。

志望学科を選ぶ際の考え方を整理すると、次のような手順で検討するとわかりやすくなります。

  1. オープンキャンパスや学校説明会に参加し、各学科の授業内容や研究室、在校生の様子を実際に見て確かめる
  2. 自分がどの分野の技術者になりたいかを、得意科目や興味の方向性から言語化してみる
  3. 複数の学科で迷う場合は、1・2年次の混合学級や共通科目を通じて入学後に適性を見極められることも踏まえ、まずは第一志望を決める

なお、入学後にどうしても学科が合わないと感じた場合には、2年進級時・3年進級時に転科を希望する制度もあります。成績や希望学科の受け入れ可能人数によって選考されるため必ず認められるわけではありませんが、実際に毎年数名が転科している実績があることは、学科選びに慎重になりすぎる中学生や保護者にとって一つの安心材料になるはずです。

卒業後の進路の傾向も、学科選びの参考材料の一つになります。前章で紹介した2021〜2025年度の5年間のデータを学科別に見ると、機械工学科・電気情報工学科・電子制御工学科は卒業生の6割前後が就職を選ぶのに対し、建設システム工学科は進学の割合が46%とやや高めです。これは学科ごとの業界慣行や、大学の関連学部への編入学のしやすさなどが影響していると考えられますが、あくまで過去5年間の平均的な傾向であり、個人の希望によって進路は大きく変わります。「就職に強い学科」「進学に強い学科」という単純な色分けで決めるのではなく、まずは学びたい専門分野を軸にしたうえで、参考情報の一つとして頭に入れておくとよいでしょう。

もし今回の入試で第一志望の学科に合格できなかった場合でも、前述の第1志望〜第4志望の仕組みや、特別選抜から学力検査選抜への切り替え制度、和歌山高専との追専攻制度など、複数の可能性が段階的に用意されている点は知っておいて損はありません。1回の試験結果だけで進路が完全に閉じてしまうわけではない設計になっているため、過度に思い詰めず、できる対策を一つずつ積み重ねていく姿勢が大切です。

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偏差値の目安(民間推計である旨を明示)

舞鶴高専は、他の多くの国立高専と同様に、偏差値を学校の公式情報として発表していません。ここで紹介する数値は、いずれも民間の学習塾・受験情報サイトによる推計値であり、学校が公式に発表しているものではないという点を前提として読み進めてください。そもそも偏差値は、ある模擬試験を受けた集団の中での相対的な位置を示す指標であり、模試の実施団体や母集団によって同じ実力でも数値が変わります。高専は公立高校と併願して受験する中学生が多いため、模試を運営する会社ごとに換算方法や母集団が異なり、結果として複数のサイトで数値にばらつきが出やすいという事情も理解しておくとよいでしょう。

高校受験情報サイト「studychain」が家庭教師のトライの京都府高校偏差値一覧をもとに掲載している情報によると、令和7年度の舞鶴高専の偏差値は学科ごとに54〜57とされています。内訳は機械工学科56、電気情報工学科56、電子制御工学科57、建設システム工学科は54とやや低めの数値です。このサイト自体にも「実際の数値とは大きく異なる可能性がある」との注記があり、あくまで参考値として扱う必要があります。別の学習情報サイトの要約では50〜54という数値も見られ、サイトによって数値に一定の幅があることも押さえておきたいポイントです。

学科偏差値の目安(民間推計)
機械工学科56程度
電気情報工学科56程度
電子制御工学科57程度
建設システム工学科54程度

倍率についても、民間の高専受験情報サイト「高専受験計画」が紹介している令和7年度のデータによれば、推薦選抜(特別選抜)は機械工学科1.04倍・電気情報工学科1.50倍・電子制御工学科1.18倍・建設システム工学科1.50倍、学力選抜は機械工学科0.50倍・電気情報工学科1.31倍・電子制御工学科0.70倍・建設システム工学科1.46倍とされています。学力選抜の倍率が1倍を下回る学科があるのは、特別選抜で定員の多くが埋まった後に残った枠を学力検査選抜で募集する構造上、年度によって振れ幅が大きくなりやすいためと考えられます。この数値もあくまで民間サイトの集計であり、学校の公式発表ではありません。最新の志願状況は、出願締切後に学校公式サイトで確認できます。

学科推薦選抜(特別選抜)の倍率学力選抜の倍率
機械工学科1.04倍0.50倍
電気情報工学科1.50倍1.31倍
電子制御工学科1.18倍0.70倍
建設システム工学科1.50倍1.46倍

この表からもわかるとおり、学科によって年度ごとの倍率の振れ幅が大きいのが舞鶴高専の入試の特徴の一つです。前述のとおり学力検査選抜は志望学科に関係なく総合得点順で合格者が決まる仕組みのため、表面的な倍率の高低だけを見て志望学科を変えるのではなく、まずは学びたい分野を軸に決めることが遠回りのようで確実な考え方だといえます。

偏差値や過去の倍率は目安として参考になりますが、数値だけにとらわれず内申点や学力検査の得点力を並行して高めることが合格への近道です。全国の高専の偏差値を横断的に比較したい場合は、当サイトの全国高専の偏差値一覧と大学編入の関係を解説したコラムもあわせて参考にしてみてください。偏差値の高さと大学編入のしやすさが必ずしも比例しない理由についても解説しています。

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内申点(調査書)の基準と対策

舞鶴高専の入試では、特別選抜・学力検査選抜のいずれにおいても調査書(内申点)が重要な判定材料になります。学力検査選抜では1000点満点のうち調査書だけで400点、実に4割を占めます。特別選抜では類型によって調査書の配点比率がさらに高くなります。

特別選抜の出願資格として、内申点の基準が類型ごとに定められています。地域創生型は中学1・2・3年の9教科評定合計が5段階評価で108(平均4)以上、STEAM型は中学2・3年の9教科評定合計が63(平均3.5)以上が出願の条件です。一般推薦型は公式Q&Aでは「9教科の学業成績が優秀な者」という表現にとどまり、具体的な評定合計の基準は明記されていません。民間の高専受験情報サイトでは、一般推薦型の目安として中学3年間の9教科評定合計135点満点中99点(平均3.66)以上という数値を紹介しているものもありますが、学校公式サイトでは同じ数値を確認できなかったため、あくまで参考情報として捉えてください。

特別選抜の類型内申点の出願基準その他の出願資格の柱
地域創生型1〜3年9教科合計108(平均4)以上北近畿等の地域産業の担い手となる意欲
STEAM型2・3年9教科合計63(平均3.5)以上本校の公開講座・コンテストへの参加実績
一般推薦型公式は「優秀な者」と表現(具体的基準は要問合せ)9教科の学業成績の総合的な優秀さ

内申書に記載する学業成績の対象学年についても、公式サイトの入試Q&Aで明確に案内されています。第1学年・第2学年は各1年分、第3学年は提出可能な最新のものを記入する仕組みです。つまり中学1年生の成績も内申点として反映されるため、「受験は3年生になってから本気を出せばいい」という考え方は舞鶴高専の入試には当てはまりません。中学1年生の最初の学期から、提出物や授業態度を含めて丁寧に取り組むことが、結果的に一番の近道になります。

内申点をどう伸ばすかという点では、定期テストの得点はもちろん、授業態度や提出物の期限順守、実技教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)への取り組みも9教科評定に含まれることを意識するとよいでしょう。9教科とは国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭・外国語(英語)を指し、主要5教科だけでなく実技系4教科の評定もそのまま合計に反映されます。内申点の算出方法や換算式の詳細な計算式までは公式サイトのQ&Aだけでは確認できないため、正確な数値の確認は必ず学生募集要項の記載に沿って行ってください。

内申点を意識した中学校生活の送り方

内申点は一夜漬けで上げられるものではなく、日々の積み重ねが結果に直結します。具体的には、以下のような点を中学1年生のうちから意識しておくと、3年生になったときの評定に差が出やすくなります。

  • 定期テストの得点だけでなく、授業中の発言や小テストの取り組みなど、平常点として評価される場面でも手を抜かない
  • 提出物(ワーク・レポート・自主学習ノートなど)は期限を守り、丁寧に仕上げて提出する
  • 実技教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)も9教科評定の一部であることを忘れず、座学科目と同じ姿勢で取り組む
  • 苦手教科を後回しにせず、定期テストごとに理解が浅い単元を復習し、次の学期に持ち越さない

特に地域創生型やSTEAM型のように学年をまたいだ評定合計が基準になる特別選抜を検討している場合、途中の学年で評定を落としてしまうと基準達成が難しくなります。「受験学年になってから本気を出す」のではなく、入学した直後から中学校生活全体を通して評定を意識する習慣づけが、結果的に選択肢を広げることにつながります。

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特別選抜(地域創生型・STEAM型・一般推薦型)の面接・適性検査対策

特別選抜に共通するのが個人面接です。舞鶴高専公式サイトの入試Q&Aによると、面接では本校のアドミッションポリシー、志望動機、課外活動、学習状況等について質問されます。「なぜ舞鶴高専でなければならないのか」「入学後にどのような学び方をしたいか」を自分の言葉で説明できるよう、志望理由を早めに整理しておくことが基本の対策です。

地域創生型・STEAM型では、面接に加えて適性検査も実施されます。適性検査は理科・英語・数学の3科目で、各科目10分という短時間の試験であり、科目間の配点の重み付けはされていません。過去3年分の適性検査問題と解答が本科学生募集案内のページで公開されているため、時間配分の感覚をつかむ意味でも、事前に目を通しておくことをおすすめします。

類型配点内訳合計
地域創生型調査書270点+一般面接90点+地域面接45点405点
STEAM型調査書90点+一般面接90点+ものつくり面接180点360点

配点の内訳を見ると、地域創生型は調査書(内申点)の比重がとりわけ大きく、405点満点のうち270点、実に3分の2を調査書が占めます。日頃の学習の積み重ねが最も評価される類型だといえるでしょう。一方のSTEAM型は、調査書90点に対してものつくり面接が180点と最も配点が大きく、本校が実施する公開講座やコンテストへの参加を通じて培った経験や取り組み姿勢が合否を大きく左右する設計になっています。STEAM型を検討する場合は、中学入学以降に開催される公開講座やコンテストへの参加を早めに計画しておく必要があります。

一般推薦型は、地域創生型・STEAM型のような適性検査は課されず、推薦書・調査書・面接を中心に総合的に判定される方式です。出願資格が「9教科の学業成績が優秀な者」という定性的な表現にとどまっているため、自分の内申点がこの基準を満たすかどうかは、中学校の進路指導の先生に相談しながら見極めるのが確実です。舞鶴高専の本科学生募集案内のページでは推薦書の様式(PDF)も配布されており、出願にあたっては中学校長名の推薦書が必要になります。早めに担任の先生へ出願の意思を伝え、校内での推薦の手続きについて相談しておくことが欠かせません。学校によっては校内選考が設けられている場合もあるため、志望が固まったらできるだけ早い時期に進路希望を伝えるようにしましょう。いずれの類型でも、面接では原稿を丸暗記したような受け答えよりも、自分の言葉で志望動機を語れるかどうかが重視される傾向にあります。家族や学校の先生を相手に模擬面接を重ねておくと、当日の緊張も和らぎやすくなります。

地域創生型・STEAM型、それぞれの対策の重点

地域創生型を目指す場合は、調査書の比重が大きい分、日頃の内申点対策がそのまま合否に直結します。あわせて、地域面接では北近畿地域や自分の出身地域の産業・課題にどう関わりたいかを具体的に語れるよう、地元の企業やまちづくりの取り組みについて調べておくと説得力が増します。新聞やニュースで地域の話題に日頃から関心を持っておくことも、面接での受け答えに厚みを持たせる準備になります。

STEAM型を目指す場合は、ものつくり面接の配点が180点と最も大きいため、参加した公開講座やコンテストで何を作り、どこでつまずき、どう工夫したかを具体的なエピソードとして話せるように整理しておくことが対策の中心になります。単に「参加しました」で終わらせず、そこで得た気づきや、入学後にどう学びを発展させたいかまで言語化しておくと、面接官に自分の意欲が伝わりやすくなります。

面接本番までに準備しておきたいこと

  • 志望動機を「なぜ舞鶴高専か」「なぜその学科か」の2段階に分けて、それぞれ具体的なエピソードとともに説明できるようにしておく
  • 中学校での課外活動・部活動・委員会活動などを振り返り、そこから得た学びや成長を一言で説明できるよう整理する
  • 模擬面接を家族や学校の先生に依頼し、話す速さや姿勢、視線の配り方などを客観的にチェックしてもらう
  • 当日の持ち物・服装・集合時刻を事前に確認し、前日までに準備を終えておく
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学力検査選抜(5教科)の対策法

学力検査選抜は、学力検査(5教科)600点と調査書400点をあわせた計1000点満点で判定されます。5教科の配点は英語150点・数学150点・理科100点・国語100点・社会100点で、英語と数学だけが1.5倍に重み付けされている点が大きな特徴です。理科・国語・社会が素点100点のままなのに対し、英語・数学は素点100点満点の答案が150点に換算される計算になるため、対策の優先順位としても英語・数学の得点力を安定させることが合格への近道になります。

教科配点備考
英語150点1.5倍の重み付け
数学150点1.5倍の重み付け
理科100点等倍
国語100点等倍
社会100点等倍
調査書400点1000点満点中4割を占める

学力検査選抜のもう一つの特徴は、全国の国立高専で共通して実施される統一問題である点です。国立高等専門学校機構が作成する問題は、市販の過去問題集としても入手できるほか、舞鶴高専の本科学生募集案内のページでも過去数年分(令和8〜6年度)が公開されています。他の高専の受験生と同じ問題を解くことになるため、全国的な標準レベルを把握しながら対策を進められるというメリットがあります。特別選抜の適性検査問題(理科・英語・数学)も同じページで過去3年分が公開されているため、志望する選抜区分に応じて該当する過去問を早めに解いておくことで、出題傾向や難易度の感覚をつかみやすくなります。地元の書店や図書館で高専入試対策の問題集を探す際は、「高専入試 過去問題集」といったキーワードで探すと見つけやすいでしょう。

すでに触れたとおり、学力検査選抜では志望学科に関わらず全受験生を合計得点順に並べ、高得点者から学科希望が優先される仕組みで合格者が決まります。志望学科の難易度を気にするより、総合得点そのものを底上げする意識で学習計画を立てるほうが理にかなっています。特に英語・数学は配点が1.5倍される分、ここで取りこぼすと1000点満点中の失点幅も大きくなりやすいため、早い時期から基礎の抜け漏れを解消しておくことが重要です。

具体的な学習法としては、中学校の教科書内容を徹底的に固めたうえで、市販の高専入試過去問題集を繰り返し解き、出題形式や時間配分に慣れておくことが基本になります。理科・数学では、公式や解法の暗記だけでなく、初見の実験・実技に近い応用問題に対応できる思考力を養う学習が求められます。国語・社会は配点こそ理科と同じ等倍ですが、読解問題や資料読み取り問題で得点を落とさないための演習量を確保しておくと、総合得点の底上げにつながります。

学年別の学習の進め方の目安

学力検査選抜は範囲が中学3年間の学習内容全体に及ぶため、直前期だけの詰め込みでは対応しきれません。学年ごとの取り組み方の目安を整理すると、次のようになります。

  • 中学1・2年生: 定期テスト対策を通じて基礎知識を確実に定着させる。英語・数学は配点が1.5倍される教科であることを意識し、特に苦手単元を作らないようにする
  • 中学3年生の前半: 中学1・2年の学習内容を一通り復習し、模擬試験などで自分の弱点分野を洗い出す
  • 中学3年生の後半: 高専入試の過去問題集を使い、時間を計って5教科通しで解く練習を重ね、当日の時間配分に慣れる

特に英語・数学は配点が1.5倍される分、得意にできれば大きなアドバンテージになりますが、逆に苦手なままだと失点も1.5倍で響きます。早い学年のうちからこの2教科を優先的に固めておく学習計画が、結果的に無理のない受験対策につながります。

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出願スケジュールと当日の流れ

令和9年度(2027年4月)入学者向けの入試スケジュールを見ていきましょう。舞鶴高専公式サイトに掲載されている令和9年度本科学生募集要項によると、特別選抜(地域創生型・STEAM型)の個人面接は令和8年12月19日に実施されます。学力検査選抜については、出願情報の入力期間が令和9年1月11日〜29日16時、出願書類の提出期間が1月25日〜29日必着、そして選抜期日(試験日)が2月14日です。

選抜区分主な日程(令和9年度)
特別選抜(地域創生型・STEAM型)個人面接: 令和8年12月19日
学力検査選抜出願情報入力: 令和9年1月11日〜29日16時/書類提出: 1月25〜29日必着/選抜期日: 2月14日

2月14日の学力検査選抜当日は、理科9:30・英語10:40・数学11:50・国語13:30・社会14:40という時間割で、各科目50分の試験が実施されます。5教科すべてを1日で受験する日程のため、当日の集中力を保てるよう、前日までに生活リズムを整えておくことが大切です。検定料は16,500円と案内されています。なお、特別選抜の出願期間や両選抜の合格発表日の具体的な日付は、年度によって前後する可能性があるため、出願を予定する学年になったら学校公式サイトの最新の学生募集要項を必ず確認してください。

受験会場についても選抜区分によって違いがあります。学力検査選抜は舞鶴高専のほか、学外会場として京都市・大阪市での実施も予定されており、出願時に希望する会場を選択できます。一方、特別選抜の会場は舞鶴高専のみです。京都府北部から離れた地域に住んでいる受験生でも、学力検査選抜であれば学外会場を利用できる可能性がある点は覚えておくとよいでしょう。

出願前の情報収集の機会としては、オープンキャンパスや入試説明会の活用もおすすめです。公式サイトによると、令和8年度は8月8日・9日と9月21日(祝)にオープンキャンパスが、7月5日に女子カフェトークが開催される予定でした。入試説明会は毎年秋に舞鶴高専のほか京都市・三田市・大津市・枚方市等でも実施されています。これらの日程は年度によって変わるため、実際に参加を検討する際は学校公式サイトで最新のスケジュールを確認してください。

出願手続きは中学校を通じて行うのが基本ですが、必要書類の準備には保護者の協力も欠かせません。調査書は中学校側で作成してもらう書類のため、担任の先生に依頼するタイミングを早めに確認しておくと安心です。願書や推薦書、入学誓約書などの様式は学校公式サイトからダウンロードできる場合がありますが、印刷方法(縦向き・横向きの指定)が書類ごとに異なることもあるため、記入前に案内をよく確認してから作成するようにしてください。出願書類に不備があると受理されない可能性もあるため、余裕を持ったスケジュールで準備を進めることをおすすめします。

試験当日に向けた準備チェック

当日になって慌てないよう、前日までに次のような項目を家庭で確認しておくと安心です。

  • 受験票・筆記用具・上履き(必要な場合)など、持ち物一式を前日の夜に準備しておく
  • 集合時刻から逆算し、公共交通機関の乗り継ぎや所要時間を事前に調べておく(学外会場を利用する場合は特に注意)
  • 学力検査選抜は5教科を1日で受験するため、休み時間の過ごし方や昼食の準備も含めて当日の流れをシミュレーションしておく
  • 体調管理を最優先し、試験直前期は無理な詰め込みよりも生活リズムを整えることを優先する

特別選抜・学力検査選抜のいずれも、当日の実力を発揮できるかどうかは前日までの準備で大きく左右されます。学習面の対策だけでなく、当日の段取りまで含めて早めに準備を整えておきましょう。

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よくある質問(FAQ)

舞鶴高専は普通の高校と何が違いますか?

最も大きな違いは修業年限と学ぶ内容です。舞鶴高専は中学校卒業後に入学する5年間の一貫教育で、高校の3年間よりも早い段階から専門的な工学系の科目を学びます。5年間修了後は就職または大学3年次への編入学、専攻科進学という進路があり、2021〜2025年度の5年間では卒業生の約6割が就職、約4割が進学しています。また、1・2年生は学科の枠を越えた混合学級で過ごし、3年生以降に学科別のクラスへ移行する点も、入学当初から学科が完全に固定される専門高校とは異なる特徴です。学費も国立大学や私立大学に比べて大幅に安く抑えられるため、専門的な学びを早期から始めたい家庭にとって、経済面でも選びやすい進路の一つといえます。

特別選抜と学力検査選抜、どちらが受かりやすいですか?

どちらが「受かりやすい」かは一概には言えません。特別選抜は類型ごとに内申点の出願基準を満たす必要があり、満たせば調査書・面接(地域創生型・STEAM型は適性検査も)によって判定されます。学力検査選抜は内申点の出願基準こそありませんが、1000点満点のうち600点分は当日の学力検査で決まります。自分の内申点の状況と得意科目を踏まえて、中学校の先生と相談しながら選択するのが現実的です。特別選抜が不合格でも申請しておけば学力検査選抜に切り替えられる制度もあるため、「特別選抜に挑戦しつつ学力検査対策も並行して進める」というのが多くの受験生にとって現実的な戦略になります。

偏差値はどのくらい必要ですか?

舞鶴高専は偏差値を公式には発表していません。民間の学習塾・受験情報サイトでは学科ごとに54〜57程度という数値が紹介されていますが、これらはあくまで学校非公式の推計値で、サイトによって50〜54程度という数値も見られます。偏差値だけでなく、内申点や学力検査の得点目標もあわせて確認することをおすすめします。

内申点(調査書)は何年生から関係しますか?

内申点は中学校の通知表の評定にもとづく調査書の内容で判定されるため、第1学年・第2学年は各1年分、第3学年は提出可能な最新のものが対象になります。特に特別選抜を検討している場合は、9教科の評定合計が類型ごとの基準を満たしているかを早い段階から意識しておくことが大切です。学年が上がってから評定を大きく上げるのは簡単ではないため、中学1年生の最初の学期から丁寧に取り組むことが結果的に一番の近道になります。

特別選抜が不合格でも学力検査選抜を受けられますか?

受けられます。特別選抜の出願手続き時に「特別選抜が不合格となった場合に学力検査による選抜の受験を希望する」という申請をしておけば、改めて出願手続きを行うことなく、検定料も追加で支払うことなく学力検査選抜を受験できます。特別選抜での挑戦を優先しつつ、学力検査の対策も並行して進めておくと安心です。

学力検査選抜の会場は舞鶴高専以外にもありますか?

学力検査選抜は舞鶴高専会場のほか、学外会場として京都市・大阪市での実施も予定されており、出願時に希望する会場を選べます。一方、特別選抜の会場は舞鶴高専のみです。遠方在住で舞鶴会場への移動が負担になる場合は、学力検査選抜での学外会場の利用を検討するとよいでしょう。ただし特別選抜(地域創生型・STEAM型・一般推薦型)を受験する場合は必ず舞鶴高専まで足を運ぶ必要があるため、遠方在住のご家庭は交通手段や所要時間を早めに調べておくことをおすすめします。

学費はどのくらいかかりますか?

本科の入学料は84,600円、年間の授業料は234,600円です。教科書代や教材費、研修旅行積立金なども含めた1年間の目安総額は約465,200円で、国立大学(約817,800円)や私立大学(約1,560,000円)と比べて大幅に安価です。寮に入る場合は別途、寄宿料や食費などがかかるため、詳細は学校公式サイトの学費・寮費のページで確認してください。高等学校等就学支援金の対象になる場合は授業料の実質負担が軽減される制度もあるため、家庭の状況にあわせて活用を検討するとよいでしょう。

舞鶴高専を卒業した後、大学に編入学することはできますか?

できます。舞鶴高専公式サイトの集計によると、本科卒業後に進学する学生の多くは国公立大学・有名私立大学への編入学、または本校専攻科への進学を選んでいます。大学編入は高専生にとって代表的な進路の一つで、舞鶴高専からの編入実績や対策については舞鶴高専と大学編入に関するコラムでも取り上げています。

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まとめ|舞鶴高専の入試対策は制度改正を踏まえた一次情報から

ここまで、舞鶴高専の学科構成、特別選抜(地域創生型・STEAM型・一般推薦型)と学力検査選抜それぞれの配点、偏差値・内申点の目安、面接・適性検査の対策、出願スケジュールまでを紹介してきました。令和9年度からのSTEAM型特別選抜の新設という制度変更が加わる年度であるため、上の学年の先輩の体験談だけを参考にすると、実態とずれてしまう可能性がある点には注意が必要です。特に、地域創生型で重視される内申点や地域活動、STEAM型で重視されるものつくり面接、学力検査選抜で重視される5教科の総合得点というように、選抜区分ごとに評価される力がはっきりと異なる入試であることも、この記事を通じて伝わっていれば幸いです。押さえておきたいポイントを最後に整理します。

  • 本科入試は特別選抜(地域創生型・STEAM型・一般推薦型)・学力検査選抜・帰国生徒特別選抜の3区分で、募集人員は各学科とも特別選抜70%程度・学力検査選抜30%程度
  • 令和9年度(2027年4月)入学者から、従来の地域創生型・一般推薦型に加えて「STEAM型」が新設され、特別選抜は3類型になる
  • 地域創生型は調査書270点+一般面接90点+地域面接45点(計405点)、STEAM型は調査書90点+一般面接90点+ものつくり面接180点(計360点)と、それぞれ重視するポイントが異なる
  • 学力検査選抜は5教科600点(英語・数学は1.5倍)+調査書400点の計1000点満点で、志望学科に関わらず総合得点順に合格者が決まる
  • 偏差値(54〜57程度)や一般推薦型の内申点の目安(99/135程度)は、いずれも民間の学習塾・受験情報サイトによる推計値であり、学校の公式発表ではない
  • 特別選抜が不合格でも、事前に申請しておけば追加の出願手続きや検定料なしで学力検査選抜を受験できる
  • 入試日程や配点、募集要項の内容は年度によって変わるため、出願前には必ず学校公式サイトの最新の学生募集要項を確認する

舞鶴高専の入試は、令和9年度からのSTEAM型特別選抜新設にともなって、特別選抜の選び方や対策の重点が変わる過渡期にあたります。中学校での日頃の学習と内申点づくりを土台としながら、公式サイトで公開される一次情報を定期的に確認していくことが、遠回りのようで最も確実な対策です。

舞鶴高専に合格した後も、本科5年間の学びを土台に大学3年次への編入学を目指すという進路は、決して珍しい選択肢ではありません。もし舞鶴高専合格後に大学編入という長期的な進路まで見据えて学習計画を立てたい場合は、早い段階から相談しておくことで選択肢を広げやすくなります。スプリング・オンライン家庭教師の大学編入コースでは、高専生の編入学対策も含めた無料相談を行っていますので、将来的な進路の選択肢の一つとして気軽にご活用ください。独学だけで長期的な計画を立てるのが不安な場合は、専門的な指導を活用するのも一つの方法です。舞鶴高専からの大学編入の実情についてさらに詳しく知りたい場合は、舞鶴高専と大学編入に関するコラムもあわせてご覧ください。

まずは目の前の入試に向けて、内申点を意識した日々の学習と、志望学科への理解を深めることから始めてみてください。令和9年度からのSTEAM型新設という制度変更は、中学生の皆さんにとって情報収集の負担が増えるように見えるかもしれませんが、見方を変えれば、公開講座やコンテストへの参加といった新しい挑戦の道が広がったともいえます。公式サイトの一次情報をこまめに確認しながら、無理のないペースで準備を進めていきましょう。保護者の方にとっても、特別選抜の類型が増えたことによる出願資格の違いを早めに把握しておくことが、お子さんの学習計画を一緒に立てるうえでの助けになるはずです。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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