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関西大学大学院経済学研究科の入試対策|出願資格・研究計画書・面接まで【2027年度】

関西大学大学院 経済学研究科の2027年度入試を受けるなら、最初に2つのコースと3つの一般入試方式の対応関係を確認し、自分の研究目的と準備状況に合う方式を決めることが重要です。2027年度から博士課程前期課程のコース制、研究指導体制、入学者選抜が変更されました。前年までの情報を前提に準備すると、研究計画書の指定や必要な資格、筆記試験の有無を取り違えるおそれがあります。研究者養成コースを志望する人は、研究計画評価方式を選び、出願前に希望教員へ相談して出願許可書を得ます。高度専門職業人養成コースでは、研究計画評価方式に加え、共通試験方式と経済学検定利用方式も選択できます。方式選択が受験準備の起点になる入試です。
関西大学大学院経済学研究科とは、経済学の専門知識と分析方法を用いて、理論、政策、産業、国際・地域、経済史などの課題を研究する大学院です。2027年度の前期課程には、修士論文の作成と後期課程への進学を視野に入れる研究者養成コースと、企業や政府機関などで必要な研究・分析能力の獲得を目指す高度専門職業人養成コースがあります。両コースでは修了成果の基本形が異なるため、「筆記試験がないから」といった理由だけで決めるのではなく、入学後に何を研究し、どの成果物を仕上げたいかから逆算する必要があります。
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研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
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この記事では、関西大学が公表した2027年度学生募集要項と研究科公式情報をもとに、入学定員、日程、出願資格、研究計画書の指定、専門試験、英語スコア、ERE、口頭試問、過去問の使い方を整理します。数値は2027年度の公式要項で確認した内容に限定しています。ただし、教員の担当や手続方法に変更が生じる可能性はあるため、実際の出願時には関西大学大学院の経済学研究科入試情報と学生募集要項を再確認してください。
合格に向けて必要なのは、知識量だけではありません。研究テーマ、先行研究、分析方法、希望教員、入学後の計画を一貫させ、その内容を出願書類と口頭試問で説明できる状態に整えることが大切です。共通試験方式では専門科目の筆記対策、経済学検定利用方式ではEREの成績取得も必要になります。方式ごとに評価材料は違っても、経済学を使って何を明らかにしたいかが選考の中心にある点は共通しています。以下では、方式を選ぶ段階から試験当日までの準備を順に解説します。
関西大学大学院経済学研究科の2027年度入試の全体像
前期課程の入学定員と2027年度の変更点
2027年度の関西大学大学院経済学研究科は、経済学専攻の博士課程前期課程で入学定員35名、博士課程後期課程で入学定員5名を掲げています。前期課程の一般入試では方式ごとの募集人員が設定されていません。したがって、各方式の枠が機械的に割り振られていると考えるのではなく、募集要項に示された評価方法で必要な水準を満たすことに集中すべきです。大学は、必要な素養を評価するため、合格者数が入学定員を満たさない場合があるとも示しています。
大きな変更は、前期課程が研究者養成コースと高度専門職業人養成コースの2コースになったことです。研究者養成コースは、経済学の基礎知識を持つ人が研究能力を身につけ、選んだテーマで修士論文をまとめるコースです。修了後の後期課程進学も想定されています。高度専門職業人養成コースは、高度な専門知識を学び、企業や政府機関などで研究、分析、経営に携わる能力を養うコースです。原則として特定の課題についての研究成果報告書をまとめますが、指導教員との相談によって修士論文を書くことも可能とされています。
| 項目 | 研究者養成コース | 高度専門職業人養成コース |
|---|---|---|
| 主な目的 | 経済学の研究能力を養う | 高度な専門知識を実務に生かす |
| 修了成果の基本 | 修士論文 | 特定の課題についての研究成果報告書 |
| 選べる一般入試 | 研究計画評価方式 | 研究計画評価・共通試験・経済学検定利用 |
| 指導教員 | 原則、出願前に希望を伝えた教員 | 方式により出願前または入学後に決定 |
3方式で評価材料がどう変わるか
研究計画評価方式は、研究計画書100点と口頭試問100点で判定し、筆記試験を実施しません。ただし、筆記がないことは準備が軽いことを意味しません。研究テーマの妥当性、問題意識、既習内容、期待する成果、希望教員との適合を長い研究計画書で示し、口頭試問で説明する必要があります。研究計画そのものが主要な評価対象になる方式です。
共通試験方式は、高度専門職業人養成コースだけが対象です。90分の専門科目100点と口頭試問100点で評価されます。研究計画書も提出しますが、指定はテーマや動機を中心とした約1,000字です。経済学検定利用方式も同コースだけが対象で、EREミクロ・マクロB+以上を出願資格として求め、試験当日の筆記はありません。口頭試問100点で判定されます。得意な評価材料に合わせて方式を選ぶことが、準備効率を左右します。
アドミッション・ポリシーから読む評価の軸
前期課程のアドミッション・ポリシーでは、学士課程で専攻した経済学に関係する専門知識、幅広い視野と研究の基盤となる外国語運用能力、先端の経済学を主体的に学ぶ意欲が示されています。書類や面接の表現を飾る前に、この3点について自分が示せる証拠を棚卸ししましょう。履修科目、卒業論文、ゼミ、業務上の分析、読んだ論文、英語文献の使用経験などが材料になります。
経済学以外の学部出身でも、基本の出願資格に出身学部の限定は明記されていません。一方、選考では経済学研究科で学ぶ素養が問われます。非経済系出身者は、不足する基礎知識をどう補ったかを具体的に示す必要があります。ミクロ、マクロ、統計・計量の基礎を学び、研究テーマに関係する専門文献へ進む順序が現実的です。
研究科の全体像をつかむときは、入試要項だけでなく、入学後の履修と研究指導も確認します。2027年度要項では、両コースとも指導教員の担当する講義、演習、論文指導を含む履修が示され、講義は経済理論、応用経済、国際・地域・歴史・思想に関係する領域や基礎科目で構成されています。自分の研究テーマがどの領域に入り、どの基礎科目を補う必要があるかを整理すると、志望理由が具体的になります。
例えば、現場の課題に関心がある社会人でも、研究者養成コースが直ちに不適切とは限りません。反対に、学部で卒業論文を書いた人が全員研究者養成コースに進むとも限りません。判断基準は過去の肩書ではなく、入学後に修士論文として学術的な問いを追究したいか、専門知識を職業上の課題へ応用する成果を中心にしたいかです。過去の経歴より修了時に作りたい成果を言語化して選びましょう。
2コースと3つの一般入試方式の選び方
研究者養成コースが向いている人
研究者養成コースは、研究課題を修士論文として掘り下げ、後期課程への進学や研究職を視野に入れる人に適しています。選べる一般入試は研究計画評価方式です。出願前に指導希望教員へ研究分野とテーマを相談し、出願許可を受けるため、研究テーマと教員の専門領域の一致が特に重要になります。教員名を先に決めてテーマを後付けするのではなく、問いと方法を整理してから、最も近い研究指導を探しましょう。
このコースでは、研究計画書のうち研究動機・問題意識、これまで学んだこと、期待される研究成果を合わせて約5,000字で記述します。短い志望理由だけでは足りません。先行研究がどこまで分かっているか、何が未解明なのか、どのデータや理論で検討するのかを構造化する必要があります。英語資格の条件もあるので、研究計画とスコア準備を並行させます。
高度専門職業人養成コースが向いている人
高度専門職業人養成コースは、企業、行政、金融、調査、経営などの現場で使える経済分析力を高めたい人に向いています。実務課題を研究テーマにする場合も、単なる業務改善案ではなく、経済学の概念や分析方法で一般化できる問いへ変換することが必要です。例えば、ある組織だけの売上推移を説明するのではなく、市場構造、価格、雇用、政策効果などの理論と結びつけます。
このコースでは3方式を選べます。研究計画が十分に固まり、希望教員との適合を出願時点で示せるなら研究計画評価方式が候補です。標準的な専門知識を筆記で示しやすいなら共通試験方式、EREでB+以上を取得できるなら経済学検定利用方式を検討できます。入試方式は入学後の目的と準備資産の両面から選ぶとよいでしょう。
| 方式 | 対象コース | 主な評価 | 選択の目安 |
|---|---|---|---|
| 研究計画評価方式 | 両コース | 研究計画書100点・口頭試問100点 | テーマと希望教員が明確 |
| 共通試験方式 | 高度専門職業人 | 専門科目100点・口頭試問100点 | 専門筆記で力を示したい |
| 経済学検定利用方式 | 高度専門職業人 | ERE要件・口頭試問100点 | ERE B+以上を取得済みまたは取得可能 |
方式選択で避けたい判断ミス
第一のミスは「筆記がない方式が簡単」と考えることです。研究計画評価方式では研究計画書と口頭試問の双方に基準点があり、片方が基準点に抵触すれば、もう一方の得点にかかわらず不合格になる場合があります。経済学検定利用方式も、口頭試問に基準点が設けられます。試験科目の少なさと難易度は同じではありません。
第二のミスは、10月募集と2月募集で選べる方式が同じだと思うことです。共通試験方式は10月募集のみです。第三は、研究者養成コースで研究計画評価方式に必要な英語スコアを見落とすことです。第四は、研究計画評価方式で出願許可書が必要なのに、教員への相談を出願直前まで延ばすことです。方式を決める際は、資格、書類、試験、事前相談、募集時期を一枚の表にまとめて判断してください。
迷ったときの決定手順
- 修士論文と研究成果報告書のどちらを基本にしたいか決める
- 研究テーマに近い演習・論文指導担任者を探す
- 英語スコア、ERE、専門科目の現在地を確認する
- 10月募集または2月募集までに必要条件を満たせるか逆算する
- 各方式の研究計画書と口頭試問に必要な準備量を見積もる
この順序なら、試験当日の負担だけで決める危険を避けられます。入学後の研究から逆算した方式選択が、志望理由と面接回答の一貫性にもつながります。
方式を比較する際は、自分の現在地を「研究計画」「経済学基礎」「資格」「時間」の4軸で評価します。研究計画が具体的でも英語スコアが期限に間に合わなければ、研究者養成コースの条件を満たせません。専門筆記に強くても2月募集しか受けられないなら、共通試験方式は選べません。EREの成績があっても、口頭試問で計画を説明できなければ十分ではありません。一つの強みではなく全条件の充足を確認してください。
併願や再挑戦を考える場合にも、書類を単純に使い回さないことが大切です。募集時期が変われば、読んだ先行研究や利用できるデータ、問題意識も更新されます。別方式へ変えると研究計画書の指定字数と評価材料が変わるため、同じテーマでも説明の重点を組み替えます。長い計画を機械的に削るのではなく、その方式で何を評価してもらうかを考えて再構成しましょう。
出願資格と事前に確認すべき条件
前期課程の基本的な出願資格
前期課程の一般入試では、大学を卒業した人と入学までに卒業見込みの人が代表的な対象です。このほか、大学改革支援・学位授与機構から学士を授与された人、外国で16年の学校教育課程を修了した人、一定条件を満たす外国大学の3年以上の課程を修了して学士相当の学位を得た人、指定された専修学校専門課程を修了した人なども対象になり得ます。個別の入学資格審査によって大学卒業者と同等以上の学力があると認められ、入学までに22歳に達する人という区分もあります。
資格区分は学歴によって細かく分かれるため、自分で近い区分を推測して出願するのは危険です。特に、外国の教育課程、専門学校、飛び入学、個別審査に関係する人は、証明書の種類と申請時期が異なります。判断できない場合は出願前に大学院入試グループへ相談し、回答に基づいて準備してください。
研究計画評価方式で追加される条件
研究計画評価方式の研究者養成コースでは、基本資格に加えて英語スコアが必要です。2027年度要項では、TOEFL iBT 3.5以上、ただし2026年1月20日以前の受検なら61点以上、またはTOEIC L&R 600点以上とされています。TOEIC IP、TOEFL ITP、TOEFL iBT Home Editionは認められません。スコアには発行機関の定める有効期間の条件もあります。団体受験のスコアは使えないため、受験形式まで確認しましょう。
研究計画評価方式では、研究者養成コース、高度専門職業人養成コースのどちらも、出願前に希望する演習・論文指導担任者へ連絡します。研究分野とテーマ設定などについて認められ、教員から出願許可を得た人が、所定の出願許可書を提出します。連絡時には、自己紹介だけでなく、研究テーマ、問題意識、対象、方法、先行研究、相談したい点を簡潔にまとめると、教員も適合性を判断しやすくなります。
経済学検定利用方式と外国人留学生の条件
経済学検定利用方式では、基本資格に加えて、経済学検定試験「EREミクロ・マクロ」の成績ランクB+以上が必要です。提出するのは正式な成績証明書であり、試験会場で発行される実施結果では受理されません。証明書の発行にかかる時間も含め、出願締切から逆算してください。B+以上の取得と正式証明書の用意がセットです。
日本国以外の国籍を持ち、特別永住者を除き、日本の大学・大学院を経ずに外国の大学・大学院を卒業または修了した外国人留学生には、日本語能力の追加条件があります。2027年度要項ではJLPT N2以上、またはEJU日本語で記述を含め240点以上が必要です。EJUは出願開始日が発行機関の定める有効期間内に含まれるものに限られます。該当者は在留カードやパスポートの写しなど、追加書類も確認してください。
個別の入学資格審査は出願より早い
個別の入学資格審査が必要な人は、通常の出願期間より前に申請します。2027年度は、10月募集の申請期日が2026年6月25日、結果通知予定日が7月23日です。2月募集は申請期日が2026年11月19日、結果通知予定日が12月10日です。出願資格が認められた後に検定料納入や出願登録へ進みます。
| 募集 | 資格審査申請期日 | 結果通知予定 | 通常の出願期間 |
|---|---|---|---|
| 10月募集 | 2026年6月25日 | 2026年7月23日 | 2026年8月21日〜9月4日 |
| 2月募集 | 2026年11月19日 | 2026年12月10日 | 2026年12月18日〜2027年1月8日 |
修了した課程が16年未満で学士を持つ人や、外国で日本の大学卒業に相当する学士を得た人は、認められる場合があるため早めの問い合わせが案内されています。資格審査の期限を通常の出願締切と混同しないことが重要です。
出願資格の確認では、「卒業見込みだから問題ない」と結論づける前に、入学時点で条件を満たすことを証明できるか見ます。卒業見込証明書に必要な事項が記載されるか、成績証明書に留学や編入前の履修がどう反映されるかは、在籍校の発行窓口へ確認します。証明書の不足は研究計画の質とは別の理由で出願を止めるため、学歴の連続性を証明書でたどれる状態に整えましょう。
社会人は、卒業後の職歴が長くても基本資格が自動的に置き換わるわけではありません。該当する出願資格を確認したうえで、業務経験から得た問題意識や分析経験を業績報告書、志望理由書、研究計画書の役割に分けます。業績報告書は職務経歴の羅列ではなく、どの課題に対して何を観察し、どのように判断したかを示すと、研究との接点が伝わりやすくなります。
入試日程・出願書類・手続きの進め方
10月募集と2月募集の日程
2027年度春学期入学の10月募集は、出願登録、検定料納入、出願書類提出の期間が2026年8月21日から9月4日までです。試験日は10月11日、合格者発表日は10月16日です。2月募集は、出願期間が2026年12月18日から2027年1月8日、試験日が2月20日、合格者発表日が2月26日です。天候や交通機関の影響に備えた予備日も設定されているため、受験期は公式発表を確認してください。
| 区分 | 10月募集 | 2月募集 |
|---|---|---|
| 出願期間 | 2026年8月21日〜9月4日 | 2026年12月18日〜2027年1月8日 |
| 受験票ダウンロード開始 | 2026年10月5日 | 2027年2月15日 |
| 試験日 | 2026年10月11日 | 2027年2月20日 |
| 合格者発表 | 2026年10月16日 | 2027年2月26日 |
日程を選ぶときは、単に早く受けたいかではなく、必要なスコア、研究計画、教員相談、専門学習をいつまでに完成できるかで判断します。共通試験方式は10月募集だけなので注意が必要です。2月募集では共通試験方式を選べません。
全志願者が準備する主要書類
方式ごとの違いはありますが、出願確認票、日本語による志望理由書、出身大学等の成績証明書、卒業または卒業見込証明書、研究計画書が主要書類です。証明書は原本が基本で、編入・転入歴や留学歴、ダブルディグリーなどがある場合には追加の成績証明書が必要になることがあります。ページが複数にわたる証明書の扱いも要項で確認してください。
研究計画評価方式では出願許可書、研究者養成コースでは英語スコア証明、経済学検定利用方式ではEREの正式な成績証明書が加わります。社会人経験を持つ人は、該当する場合に業績報告書として在職中の研究業績または業務内容の概要約1,000字を求められます。方式別のチェックリストを別々に作ると、他方式の書類と混同しにくくなります。
出願完了までの手順
- 募集要項で自分の出願資格と方式を確定する
- 必要なら個別の入学資格審査を期限までに申請する
- 証明書、研究計画書、方式固有の書類を準備する
- 入試ポータルで志願者情報を登録する
- 出願登録を行い、入学検定料を納入する
- 出願確認票と宛名ラベルを印刷する
- 書類を封入し、期限内に提出する
- 受験票をダウンロードして印刷する
出願は、ウェブで情報を登録しただけでは完了しません。出願登録、入学検定料の納入、出願書類の提出がすべてそろって完了します。2027年度の入学検定料は35,000円で、別途システム手数料がかかります。登録・支払い・書類提出の三つを完了したか確認してください。
締切事故を防ぐ管理方法
証明書は大学によって発行日数が異なり、英語やEREの証明にも手続きが必要です。まず締切日を起点に、大学への発行申請日、教員へ相談する日、研究計画書の初稿日、第三者確認日を逆算します。提出直前は内容改善より印刷、署名、部数、封入確認に時間を使うため、本文は早めに確定させましょう。
受験票は郵送されず、自分でダウンロードして印刷します。試験当日にスマートフォン画面を示すだけでは受験できないと案内されています。受験票の公開後は早めに印刷し、氏名、受験番号、集合時刻、試験場を確認します。提出完了後も受験票の準備まで管理対象です。
書類管理には、項目、必要部数、原本か写しか、発行元、依頼日、到着日、提出順を記載した一覧を使います。研究計画書のように原本と写しが必要な書類は、最終版のファイル名と印刷日時も残すと、異なる版を混ぜる事故を防げます。封入前にはチェックリストの順に机へ並べ、記入漏れ、写真、署名、部数を一つずつ確認します。内容確認と形式確認を別の日に行うと見落としを減らせます。
出願日程は、締切日だけでなく、自分で動かせない待ち時間を中心に設計してください。証明書発行、教員からの返信、英語スコア反映、ERE成績証明の発行には時間がかかる場合があります。大学の休業日や郵送日数も考え、締切当日の処理を前提にしない計画を立てます。変更や訂正が告知される可能性もあるため、出願前、提出時、受験票公開時の少なくとも各段階で公式ページを見直します。
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- 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
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(費用は一切かかりません)
研究計画書の書き方と方式別の指定
研究計画評価方式の指定を正確に守る
研究計画評価方式の研究者養成コースでは、A4用紙、横書き40字×40行で作成し、原本1部と写し3部を提出します。項目は、研究テーマ約100字、研究動機・問題意識、テーマについてこれまで学んだこと、期待される研究成果、希望教員名と希望理由約300字です。中央の3項目は合わせて約5,000字と指定されています。参考文献は著者名、題名、書籍なら出版社、論文なら掲載誌、電子ファイルなら入手先を末尾に整理します。
高度専門職業人養成コースの同方式では、研究したいテーマ約100字、テーマを選んだ理由・動機、これまで学んだこと、希望教員名と理由約300字を記述します。理由・動機と既習事項は合わせて約3,000字です。コースによって本文の指定字数と項目が異なるため、流用すると要件から外れます。
共通試験方式・経済学検定利用方式の研究計画書
共通試験方式と経済学検定利用方式では、研究計画書はA4横書き40字×40行、原本1部と写し3部で、大学院で研究したいテーマと理由・動機を中心に約1,000字でまとめます。字数は短くても、問い、背景、分析対象、方法、学ぶ必要性を省略してよいわけではありません。情報を詰め込むより、中心となる因果関係や比較軸を一つに絞ります。
1,000字の計画では、冒頭で研究テーマと問いを示し、次に社会的・学術的背景、既存研究から見える課題、予定する分析、関西大学で学ぶ理由という順にすると読みやすくなります。短い計画ほど問いの焦点を明確にすることが大切です。提出後の口頭試問で掘り下げられるため、書かなかった前提も説明できるように準備します。
経済学の研究計画に必要な6要素
- 研究テーマ:対象、地域、期間、現象を具体化する
- 問題意識:なぜ検討する価値があるのかを示す
- 先行研究:既に分かっていることと残る課題を分ける
- 研究課題:答えられる形の問いや仮説にする
- 方法と資料:理論、統計、計量、文献、調査などを示す
- 期待される成果:何が明らかになるかを過大にせず述べる
研究計画書でありがちな弱点は、「地域活性化について研究したい」のように対象が広すぎることです。地域、産業、政策、指標、期間を絞り、何と何を比較するのか、どの変化を説明するのかを定めます。テーマではなく答えるべき問いまで書くと、方法の妥当性を検討できます。
先行研究と希望教員をつなぐ
先行研究は、内容を並べるだけでは不十分です。各研究の問い、対象、データ、方法、結論、限界を表にして、自分の計画がどこを引き継ぎ、どこを変えるか整理します。経済学では、同じ社会問題でも理論モデル、計量分析、歴史資料、制度比較など複数の接近法があります。自分が採る方法を選んだ理由も説明しましょう。
希望教員については、肩書や知名度ではなく、担当する研究分野と自分の計画の接点を示します。公式の演習・論文指導担任者一覧、教員紹介、研究業績を読み、関連する論文まで確認します。希望理由は研究上の具体的な接点で書くことが重要です。研究計画評価方式の事前相談でも、この準備が役立ちます。
推敲は内容・論理・形式の3段階
初稿を書いたら、最初に内容を点検します。問いに答えるための資料を入手できるか、方法を入学後に実行できるか、期待する成果が問いと対応しているかを確認します。次に論理を見ます。背景から問いへ、問いから方法へ、方法から成果へと無理なくつながっているかを一文ずつ確かめます。
最後に指定字数、用紙、行数、部数、参考文献表記、教員名など形式を確認します。誤字だけを直しても、研究計画の弱点は解消されません。問い・方法・成果の対応を最優先で推敲してください。第三者に読んでもらう場合は「テーマは何か」「何をどう調べる計画か」を説明してもらい、意図と一致するか確かめると効果的です。
研究計画を作る過程では、社会的意義と学術的意義を分けて考えます。社会的意義は、その問題を明らかにすることが政策、企業、地域、生活者にどう役立つかです。学術的意義は、既存研究の対象、期間、方法、結論に対して何を追加するかです。社会的に重要な問題でも、既存研究との差が示されなければ研究上の位置づけは曖昧です。社会の重要性と研究上の新しさを区別して書きましょう。
方法を選ぶ際には、理想的な分析だけでなく、修士課程の期間内に実行できるかを見ます。公開統計を使うなら観測単位と期間、アンケートなら対象者へのアクセスと倫理面、文献研究なら資料の所在と言語、計量分析なら必要な前提と技能を確認します。複数の方法を盛り込みすぎると、どれも浅くなる可能性があります。中心となる方法を一つ示し、補助的な方法を区別すると、計画の実現可能性が伝わります。
筆記試験・英語・ERE・過去問の対策
共通試験方式の専門科目
共通試験方式の筆記は90分、100点です。出願時に「ミクロ経済学・マクロ経済学」「計量経済学・統計学」「財政学」「経済史・経済学説史」から1科目を選びます。広く全科目を浅く学ぶより、研究テーマと既習内容に合う科目を早めに決め、定義、基本理論、標準的な分析、論述を段階的に固めます。選択科目は出願時に一つ決めるため、過去問を見てから学習配分を確定しましょう。
ミクロ・マクロでは、用語暗記だけでなく、前提から結論を導き、図や式の意味を文章で説明する練習が必要です。計量・統計では、推定や検定の手順に加え、係数や不確実性の解釈を重視します。財政学では制度と理論を関連づけ、経済史・経済学説史では出来事や学説を時系列で並べるだけでなく、因果関係や論争点を説明できる状態を目指します。
過去問を使った答案改善
関西大学は、前年度に実施された入試問題に加え、出題意図、解答または解答のポイントを公式の入学試験問題集ページで公開しています。ただし、出願があった入試種別・科目だけが掲載対象で、著作権の都合によりウェブに載らない問題もあります。非掲載問題は窓口で閲覧できますが、貸出、コピー、写真撮影、郵送やメールでの請求には対応していません。
過去問は、知識確認、時間計測、答案改善の3回に分けて使います。最初は資料を参照しながら論点を確認し、次に90分で解き、最後に出題意図と解答ポイントを照合します。間違いを「知識不足」「設問の読み違い」「論理の飛躍」「時間不足」に分類すると、次の学習が明確になります。答え合わせより失点原因の分類が重要です。
研究者養成コースの英語スコア対策
研究計画評価方式で研究者養成コースを受ける人は、TOEIC L&R 600点以上、または要項に定めるTOEFL iBTの基準を満たす必要があります。スコア取得を研究計画書の完成後に回すと、受験機会や証明手続きが間に合わない可能性があります。目標募集から逆算し、余裕を持って複数回受験できる日程を組みます。
基準を超えることが出願の入口ですが、英語文献を研究で読む力は別に育てる必要があります。研究テーマの英語キーワードを決め、レビュー論文の要旨、導入、結論から読み始めます。語彙リストを一般英単語だけで作らず、研究分野の概念、データ、方法に分けて整理すると、研究計画にもつながります。より広い準備法は大学院入試の英語対策ガイドも参考になります。
ERE対策を方式選択と結びつける
経済学検定利用方式では、EREミクロ・マクロB+以上が必要です。試験当日に筆記を受けない代わりに、出願前に基準を満たして正式な成績証明書を用意します。ERE対策は出願資格を作る準備です。学習開始時に診断問題を解き、ミクロとマクロのどちらに弱点があるか把握します。
基礎段階では、消費者・企業行動、市場均衡、厚生、国民所得、成長、物価、金融・財政政策など、標準的な項目の関係を説明できるようにします。演習段階では、正解した問題も根拠を言語化し、条件が変わった場合の結論を考えます。B+取得だけを目的に断片暗記をすると、口頭試問で研究テーマと経済学の関係を問われたときに説明が薄くなります。
筆記がない方式でも基礎学習は必要
研究計画評価方式と経済学検定利用方式は試験当日の筆記がありません。しかし、口頭試問では研究計画に関係する理論や方法を自分の言葉で説明する必要があります。テーマが労働市場なら労働供給・需要や人的資本、地域政策なら外部性や公共財、企業行動なら市場構造やインセンティブなど、関連する基礎を確認します。
目安は、研究計画書に出てくる専門用語の一つ一つについて、定義、採用理由、代替概念との違い、データでどう捉えるかを答えられることです。計画書に書いた概念は口頭で定義できる状態にしましょう。これが研究計画と面接対策を結びつけます。
専門科目の答案では、知っていることをすべて書くのではなく、設問が求める操作に合わせます。「説明せよ」なら定義と因果関係、「比較せよ」なら共通の軸と相違、「論ぜよ」なら主張、根拠、反対の可能性を組み立てます。冒頭で結論の方向を示し、用語を定義し、必要なら前提を置いて展開します。設問の動詞に合わせて答案構造を変える練習が必要です。
復習ノートは問題順ではなく論点順にまとめると、別の出題にも対応しやすくなります。一つの論点について、定義、図や式、直感的説明、現実の例、よくある誤りを一ページに整理します。過去問で出た範囲だけを暗記せず、出題意図から必要な基礎へ戻りましょう。公開されている解答ポイントは答案の長さを写す資料ではなく、採点で重視される論理を見つける材料として使います。
口頭試問(面接)の頻出論点と答え方
口頭試問で確認される内容
2027年度要項では、前期課程の各方式で口頭試問が行われます。研究計画評価方式と共通試験方式は100点で、もう一つの評価項目にもそれぞれ基準点があります。経済学検定利用方式は口頭試問100点で、研究計画書をはじめとする出願書類に基づいて実施されます。口頭試問は補助ではなく合否に直結する評価です。
具体的な質問は当日の試験によりますが、準備すべき中心論点は、志望理由、研究テーマ、問題意識、先行研究、研究方法、資料の入手可能性、希望教員との適合、修了後の計画です。社会人は業務経験と研究の関係、非経済系出身者は基礎知識を補った方法も説明できるようにします。
研究テーマを短く説明する型
最初の回答は、長い研究計画書を読み上げるのではなく、問い、背景、方法、意義の順でまとめます。「私は何を明らかにしたい」「なぜその問いが重要か」「どの資料と方法を使うか」「どのような貢献が見込めるか」を一続きで話します。まず1分程度の骨格を作り、その後に詳細を尋ねられたら広げます。
例えば「地域経済を研究したい」だけでは範囲が広すぎます。対象地域、政策や産業、観察する結果、比較対象、期間を加えます。説明後には「なぜその対象か」「別の要因では説明できないか」「必要なデータは得られるか」と掘り下げられる想定で準備します。結論を先に述べて根拠を後から補うと、回答がぶれにくくなります。
頻出論点ごとの回答設計
| 論点 | 回答に入れる要素 | 避けたい回答 |
|---|---|---|
| 志望理由 | 研究課題と研究科・教員の接点 | 知名度や立地だけ |
| 先行研究 | 既知の点、限界、自分の位置づけ | 文献名の列挙だけ |
| 研究方法 | 資料、分析単位、方法を選ぶ理由 | 「入学後に考える」だけ |
| 実現可能性 | データ入手、期間、必要スキル | 入手不能な資料を前提にする |
| 修了後 | 研究成果をどう生かすか | 研究内容と無関係な計画 |
回答は模範文を暗記するより、各論点を箇条書きにして言い換える練習が有効です。暗記した文章は、質問の角度が変わると対応しにくくなります。主張・根拠・具体例の三点で回答し、分からない点は推測で断言せず、現時点の考えと今後の確認方法を分けて伝えます。
模擬面接の進め方
- 研究計画書から想定質問を20問程度作る
- 一問につき最初の結論を一文で書く
- 声に出して回答し、録音して長さと論理を確認する
- 第三者に追質問をしてもらう
- 答えられなかった点を研究計画書や文献に戻って補う
- 本番と同じ服装、入退室、資料なしの条件で通す
模擬面接では、流暢さだけでなく、書類との整合性を見ます。研究計画書で「計量分析を行う」と書いたなら、変数、データ、識別上の課題を聞かれる可能性があります。希望教員を挙げたなら、その教員のどの研究領域から指導を受けたいか答えます。詳しい練習方法と回答の組み立ては大学院入試の面接対策ガイドも確認してください。
当日の受け答えで意識すること
質問を最後まで聞き、結論から答えます。複数の論点を問われたときは「二点あります」と構造を示します。質問の意味が曖昧なら、焦って別の答えをするより、確認してから答えるほうが適切です。指摘を受けたときは防御的にならず、計画の修正可能性として受け止めます。
面接官と意見を一致させることが目的ではありません。自分の主張の根拠を示し、反対の可能性も理解していることを伝えます。完成済みの研究より修正できる思考力を示すことが、大学院で学ぶ姿勢につながります。
研究計画の弱点を指摘されたときは、すぐに全面撤回する必要も、無理に守り切る必要もありません。「その点は現在の計画の限界です」「代替としてこの資料や方法を検討します」と、理解した課題と修正案を分けて答えます。質問の前提に気づいていなかった場合は率直に認め、入学後に確認したい論点へつなげます。指摘を理解して修正案を示す応答を練習してください。
オンラインで練習するときも、実際の対面を想定して視線、声量、姿勢を確認します。一方、内容面の練習では、研究分野が近い人だけでなく、専門外の人にも説明してみます。専門外の人が問いと方法を理解できなければ、用語の前提が抜けている可能性があります。専門家役には方法や先行研究を深掘りしてもらい、専門外役には説明の明瞭さを見てもらうと、異なる弱点を発見できます。
合格に向けた学習スケジュールと対策の優先順位
出願の6か月以上前に行うこと
最初の段階では、コースと方式を仮決定し、研究分野を絞ります。研究科の教育内容、演習・論文指導担任者、教員の研究業績を読み、関心のあるテーマに近い候補を複数挙げます。同時に、ミクロ、マクロ、統計・計量などの基礎力を診断します。研究者養成コースなら英語スコア、経済学検定利用方式ならEREの受験計画を立てます。
この時期に研究テーマを完成させる必要はありませんが、「対象」「問題」「方法」の仮説は作ります。広い関心から検索語を作り、概説書、査読論文、統計資料へ進みます。関心を研究可能な問いに狭める期間として使いましょう。個別資格審査が必要な可能性があれば、通常の出願より早いため大学へ確認します。
出願3〜5か月前に行うこと
研究計画評価方式では、研究計画の骨格を作り、希望教員への事前相談に備えます。教員への連絡は、研究テーマが全くない状態でも、完成原稿を突然送る形でも進めにくくなります。問題意識、先行研究、想定方法、相談事項を簡潔に示し、募集要項の指示に従って連絡します。
共通試験方式では選択科目を確定し、過去問を基準に学習範囲を整理します。経済学検定利用方式では、目標ランクに届くまで演習と復習を繰り返し、証明書発行まで確認します。全方式で証明書の発行条件を調べ、研究計画書の初稿を作ります。資格・専門学習・書類を並行して進める時期です。
出願1〜2か月前に行うこと
研究計画書を複数回推敲し、志望理由書との整合を確認します。テーマ名、用語、将来計画、希望教員名が書類間でずれていないか見ます。成績証明書や卒業証明書を取り寄せ、スコア証明、出願許可書、在留関係書類など方式・属性ごとの追加物をそろえます。
筆記対策では時間内答案を繰り返し、採点後に不足分野へ戻ります。面接対策は、計画書完成後に始めるのでは遅いため、初稿段階から声に出して説明します。説明しにくい箇所は文章の論理が弱い可能性があります。話せない部分は計画書へ戻って修正する往復が効果的です。
出願後から試験当日まで
出願後は新しいテーマへ広げず、提出書類を基準に知識を深めます。想定質問を作り、参考文献の主要な主張、使う理論、データの特徴、研究上の限界を説明できるようにします。共通試験方式では、本番の90分を再現して答案を作り、見直し時間まで配分します。
受験票のダウンロード開始日に印刷し、集合時刻と試験場を確認します。前日は資料を増やすより、提出書類、受験票、交通経路、持ち物を確認します。試験当日は、筆記と口頭試問の一方だけに意識を偏らせないようにします。提出した研究計画を自分の言葉で説明することが最終確認です。
独学と指導利用を判断する基準
独学で進めやすいのは、経済学の基礎があり、研究テーマに近いゼミ経験があり、計画書を読んでくれる指導者がいる場合です。一方、非経済系出身、研究計画を初めて書く、統計や専門答案に不安がある、社会人で準備時間が限られる場合は、早い段階で第三者の助言を得る価値があります。
指導を利用する場合も、原稿を代わりに作ってもらうのではなく、自分の問いと説明力を鍛える目的で使います。関西大学大学院 経済学研究科を目指す方向けの大学院入試対策では、研究計画書、専門科目、英語、面接を個別の課題に合わせて相談できます。自分で説明できる計画に仕上げることを軸にしてください。
優先順位を毎週見直す際は、締切の近さだけでなく、後続作業への影響を考えます。研究テーマの確定は教員相談と計画書に影響し、英語・EREの受験日は変更しにくく、証明書は発行待ちが生じます。これらを先に置き、暗記や答案練習は継続枠として毎週確保します。他の作業を止める課題から先に解消すると、直前期の混乱を抑えられます。
学習記録には、使った時間だけでなく完成物を残します。「経済学を3時間勉強した」では進捗を判断しにくいため、「ミクロの消費者理論を説明できる」「先行研究5本を比較表にした」「想定質問10問を録音した」のように記録します。週末に、出願条件、書類、筆記、口頭試問の4区分で未完成項目を確認し、翌週の行動へ落とし込みましょう。
学習が遅れた週は、すべてを均等に取り戻そうとせず、方式固有の必須条件から立て直します。研究計画評価方式なら教員相談と計画書、共通試験方式なら選択科目の答案、経済学検定利用方式ならEREの基準達成が中心です。そのうえで、全方式に共通する志望理由と口頭試問を重ねます。方式固有の要件と共通対策を分けて管理すれば、作業量が増えても優先順位を見失いにくくなります。
月ごとの計画とは別に、試験日から逆算した最終確認表も用意しましょう。出願資格を満たす証拠、提出書類の版、研究計画の説明、専門用語の定義、希望教員との接点、交通経路を一枚で確認します。準備が進むほど細かな知識へ意識が向きますが、合否に関わる大枠の抜けを防ぐことが先です。最後まで公式情報の更新を確認し、変更があれば自分の計画表へ反映してください。確認日と確認した公式ページも記録しておくと、古い情報との混在を防げます。更新履歴も残しましょう。
よくある質問
関西大学大学院経済学研究科の倍率はどのくらいですか?
倍率は年度、課程、入試方式によって変わります。この記事では一次情報で確認できない数値を推測していません。公式の入試結果を確認するときも、志願者数だけでなく受験者数、合格者数、募集区分をそろえて比較してください。倍率の高低だけで方式を決めず、自分が評価基準を満たせる方式かを優先しましょう。
経済学部以外の出身者でも受験できますか?
2027年度の前期課程一般入試の基本資格は、大学卒業などを中心に定められ、出身学部を経済学部に限定していません。ただし、アドミッション・ポリシーでは経済学に関係する専門知識が示され、試験や口頭試問でも素養が問われます。非経済系出身者は、ミクロ・マクロ・統計などの基礎を補うとともに、その学習過程を説明できるようにしてください。
社会人向けの一般入試はありますか?
2027年度の経済学研究科入試ページは、一般入試の募集要項を案内しており、社会人経験を持つ志願者については、該当する場合に業績報告書を求めています。職歴があるだけで別の評価になると決めつけず、希望する方式の資格と書類を確認してください。実務経験は、経済学の問いへ変換して研究計画に生かすことが大切です。
TOEICは何点必要ですか?
研究計画評価方式で研究者養成コースを志望する場合、2027年度要項ではTOEIC L&R 600点以上、または所定のTOEFL iBTスコアが必要です。TOEIC IPは認められません。高度専門職業人養成コースの研究計画評価方式については同じ追加条件ではないため、コースと方式を組み合わせて要件を確認してください。
指導希望教員への事前連絡は必要ですか?
研究計画評価方式では必要です。研究分野やテーマ設定などについて希望教員に認められ、出願許可を得たうえで出願許可書を提出します。連絡前に研究計画の骨格と相談事項を整理し、公式の担当者一覧で受入れ可能性や注意事項を確認してください。出願直前ではなく余裕を持って相談しましょう。
研究計画書は何字で書きますか?
研究計画評価方式の研究者養成コースは主要3項目を合わせて約5,000字、高度専門職業人養成コースは主要2項目を合わせて約3,000字です。いずれも別にテーマ約100字と希望教員・理由約300字があります。共通試験方式と経済学検定利用方式は概要約1,000字です。方式別の指定をそのまま確認して作成してください。
過去問はどこで入手できますか?
公式の入学試験問題集ページで、前年度に実施された問題、出題意図、解答または解答のポイントが公開されます。出願や受験がなかった区分・科目は掲載されず、著作権上ウェブ公開できない問題は窓口閲覧です。窓口では貸出やコピー、撮影ができないため、閲覧条件を確認して学習計画へ組み込む必要があります。
口頭試問では何を聞かれますか?
公式要項は、研究計画書をはじめとした出願書類に基づいて行うとしています。志望理由、研究テーマ、先行研究、方法、希望教員、実現可能性、修了後の計画を中心に準備しましょう。質問を予言することより、書類の各主張を根拠付きで説明できる状態にすることが重要です。
まとめ|方式を選び、研究計画と口頭試問を一貫させよう
関西大学大学院 経済学研究科の2027年度入試では、前期課程のコース制と選抜方法が変わっています。研究者養成コースと高度専門職業人養成コースの目的を理解し、研究計画評価方式、共通試験方式、経済学検定利用方式の中から、入学後の研究と現在の準備状況に合うものを選ぶことが出発点です。
- 前期課程の入学定員は経済学専攻35名で、方式別の募集人員は設定されていない
- 研究者養成コースの一般入試は研究計画評価方式を選ぶ
- 高度専門職業人養成コースは3つの一般入試方式から選べる
- 研究計画評価方式は事前の教員相談と出願許可書が必要
- 共通試験方式は10月募集のみで、90分の専門科目と口頭試問がある
- 経済学検定利用方式はEREミクロ・マクロB+以上が必要
- 研究計画書の指定字数はコースと方式で異なる
最初に公式要項で資格を確認し、個別審査、英語スコア、ERE、教員相談が必要なら、通常の出願締切より前から動きます。研究計画書は、テーマの魅力だけでなく、先行研究から導いた問い、実行可能な方法、期待される成果、希望教員との接点を一貫させてください。書類と口頭説明の一貫性が対策の中心です。
共通試験方式では、過去問を時間内に解き、出題意図と解答ポイントを使って失点原因を直します。筆記のない方式でも、研究テーマに関連する経済理論や分析方法を口頭で説明できる基礎力が欠かせません。2027年度は変更初年度なので、準備中も関西大学大学院の最新入試情報を確認しましょう。
研究テーマの絞り込み、先行研究の整理、専門科目、英語、面接を同時に進めると、何から直すべきか分からなくなることがあります。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。合格後に続けられる研究計画を自分の言葉で作ることを目標に、早めに準備を始めてください。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
- 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
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