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立教大学の編入学で教員免許を取得するルート徹底解説

立教大学の編入学で教員免許取得を目指したいと考えたとき、まず押さえておきたい結論があります。それは、立教大学には他大学・短期大学・高等専門学校からの一般的な編入学試験は実施されていないという事実です。立教大学が2027年度入試で実施している編入学試験は文学部のみであり、しかもその対象者は「本学を卒業した者、または卒業見込みの者」に限られる学士編入です。つまり、いま他大学や短大に在籍していて「編入で立教に移り、教員免許も取りたい」と考えている方にとっては、想定していた一般編入のルートそのものが存在しないという点をまず理解する必要があります。
教員免許とは、学校教育法に基づき小学校・中学校・高等学校などで教科や学級を担任するために必要な国家資格であり、大学等の課程で定められた科目・単位を修得し、都道府県教育委員会を通じて授与されるものです。立教大学では、この教員免許を取得するための「教職課程」が学部・学科ごとに設置されており、専門科目の履修と並行して免許取得を目指す仕組みになっています。編入学や転部によって教職課程を履修できる学科に所属できれば、免許取得の道は開けますが、その手前にある「編入学制度そのものの実態」を誤解したまま進路を組み立ててしまうと、出願資格を満たさずに出願自体ができないという事態になりかねません。
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実際、検索データを見ても「立教大学編入 学外」「立教大学 編入 学外」といった、外部からの編入が可能かどうかを確認しようとするクエリが一定数存在します。これは、立教大学の編入学制度が一般的な大学編入(他大学や短大からの編入)とは異なる、独自の限定的な制度であることが十分に周知されていない裏返しともいえます。本記事では、この誤解を解消したうえで、実際に教員免許取得へとつながる二つの現実的なルート、すなわち①文学部への学士編入、②立教大学在学生の転部・転科の内容を、教職課程の設置状況とあわせて整理します。
教員免許取得を目的に大学編入を検討する人の多くは、「編入学試験がある大学であれば、入学後に教職課程を選んで免許を取得できる」という前提を持ちがちです。しかし立教大学のケースは、その前提が最初の一歩でつまずいてしまう典型例といえます。編入学試験そのものが「学外からの一般編入」ではなく「本学卒業者向けの学士編入」であるという制度設計を理解しないまま志望校リストに加えてしまうと、出願書類を準備する段階で初めて対象外だと気づくことになりかねません。
なお、入試制度や教職課程の履修条件は年度によって変更される可能性があります。本記事の内容は2027年度入試および執筆時点で確認できた公式情報にもとづいていますが、出願前には必ず立教大学の最新の募集要項・教職課程ガイドで詳細をご確認ください。
立教大学の編入学制度の全体像|教員免許取得を検討する前に知っておくこと
立教大学の編入学関連制度を理解するうえでまず整理したいのは、「編入学試験」と「転部・転科試験」がまったく別の対象者に向けた制度だという点です。編入学試験は他大学・短大等の在籍者ではなく、本学卒業者を対象とする学士編入を指しており、転部・転科試験は立教大学にすでに在学している学生が学部・学科を移るための学内制度です。教員免許取得を目指す場合、自分がどちらの立場に該当するのかによって、検討すべき制度がまったく異なります。
具体的には、立教大学が公式に案内している編入・転部関連の制度は次の五つです。文学部の3年次編入学試験(学士編入)、文学部の3年次転部・転科試験、法学部の3年次学部内転科、法学部の2年次転部・転科試験、そして経営学部の2年次学部内転科です。これらはいずれも「立教大学の中での移動」に関する制度であり、他大学・短期大学・高等専門学校に在籍している学生が新たに立教大学へ編入するための一般的な窓口ではありません。この点を最初に押さえておくことで、以降の各制度の説明を正しい前提で読み進めることができます。
| 制度名 | 対象年次 | 対象者 | 実施学部 |
|---|---|---|---|
| 編入学試験(学士編入) | 3年次 | 本学卒業者・卒業見込み者のみ | 文学部 |
| 転部・転科試験 | 3年次 | 本学在学生 | 文学部 |
| 転部・転科試験 | 2年次 | 本学在学生 | 法学部 |
| 学部内転科 | 3年次 | 本学在学生 | 法学部 |
| 学部内転科 | 2年次 | 本学在学生 | 経営学部 |
この一覧からも分かるとおり、教職課程との接続を考えるうえで実質的に検討対象となるのは、教員免許の取得に直結しやすい学科を擁する文学部への学士編入、または在学生による文学部への転部・転科です。法学部・経営学部の転科・学部内転科は同一大学内での所属変更であり、教員免許の取得可否は移籍先の学科が教職課程を設置しているかどうかに左右されます。教員免許取得を主目的にするなら、文学部教育学科を含む学科構成を持つ文学部への接続が最も現実的な選択肢になります。
もう一つ重要なのは、これらの制度が毎年同じ内容で実施され続けるとは限らないという点です。募集人員は若干名にとどまり、年度によって実施の有無や条件が変わる可能性があります。志望を固める前には、必ず立教大学入試センターが公開する最新の学生募集要項を確認し、疑問点があれば直接問い合わせることをおすすめします。
また、五つの制度をひとまとめに「編入」と呼んでしまうと、対象者の違いを見落としやすくなります。「編入学試験」という言葉が使われていても、対象は本学の卒業生や卒業見込み者に限られる場合があるという点は、立教大学に限らず他大学の制度を調べるときにも役立つ視点です。教員免許取得という具体的な目的があるからこそ、制度名だけで判断せず、出願資格の一文まで読み込む姿勢が欠かせません。次の章では、特に検索での関心が高い「学外からの編入」に絞って、文学部編入学試験の出願資格を詳しく見ていきます。
日本の大学全体を見渡すと、「編入学」という言葉が指す制度の幅は大学によって大きく異なります。短期大学・高等専門学校の卒業者を広く受け入れる大学がある一方で、立教大学のように学内在学生や本学卒業者向けの制度に限定している大学も存在するという構図です。同じ「編入学」という表記でも実態が大きく異なるため、志望校を比較する際は、必ず出願資格の項目まで読み込んで判断することが欠かせません。この視点を持っておくと、立教大学以外の大学を検討する際にも、思い込みによる出願ミスを防ぎやすくなります。
立教大学に「学外」から編入学はできるのか|文学部編入学試験(学士編入)の出願資格
ここでは、検索でよく疑問視される「立教大学に学外から編入学できるのか」という点について、公式情報にもとづいて明確にしておきます。結論から言えば、文学部の3年次編入学試験は「本学卒業者のみ対象」の学士編入であり、他大学・短期大学・高等専門学校に在籍する学生を対象とした一般的な編入学試験ではありません。出願資格として示されているのは「本学を卒業した者、または卒業見込みの者」であり、この条件を満たさない場合、そもそも出願書類を受理してもらうことができません。
この制度は、一般に「学士入学」や「学士編入」と呼ばれる仕組みに近いものです。すでに一つの大学を卒業して学士の学位を持つ人が、別の専門分野や資格取得を目的として改めて学部の3年次に入り直すというもので、多くの場合、社会人がキャリアチェンジや新たな資格取得のために活用します。立教大学文学部の場合も、いったん学士号を取得したうえで、教育学や特定の専門分野を学び直したい人のための制度と位置づけられており、現役で他大学に在籍中の学生がそのまま出願できる制度ではない点に注意が必要です。
試験の内容についても、一般選抜のような学力試験中心ではなく、出願書類の審査と口頭試問を組み合わせた選考が中心になるとされています。募集人員は学科・専修ごとに若干名にとどまるため、倍率が年度によって大きく変動しやすい点も特徴です。合格者が数名という年度も珍しくなく、綿密な準備と早期の情報収集が欠かせません。
| 項目 | 内容の要点 |
|---|---|
| 制度名称 | 3年次編入学試験(学士編入) |
| 実施学部 | 文学部 |
| 出願資格 | 本学を卒業した者、または卒業見込みの者 |
| 他大学・短大・高専在籍者 | 原則として出願対象外 |
| 募集人員 | 学科・専修ごとに若干名(年度により変動) |
もし現在、他大学・短期大学・高等専門学校に在籍していて、卒業を待たずに立教大学へ編入したいと考えている場合、この文学部編入学試験の対象にはならないため、進路として成立しません。教員免許取得を目的とするのであれば、まずは自分が卒業見込みの学生なのか、すでに卒業して学士号を持つ社会人なのかを整理し、後者に該当する場合にのみ、この学士編入を選択肢として検討するという順序になります。前者の場合は、一般選抜など別の入学ルートで立教大学に入学し、その後に教職課程を履修する方が現実的な進路になることが多いといえます。
一般的に「学士入学」「学士編入」と呼ばれる制度は、複数の大学で導入されていますが、その運用は大学ごとに大きく異なります。同じ「編入学試験」という名称でも、出願資格の範囲は大学によって全く違うため、他大学の情報を参考に立教大学の制度を推測することはできません。立教大学文学部の学士編入を検討する場合は、必ず立教大学自身が公開する募集要項の出願資格の項目を、年度ごとに読み直す必要があります。
また、学士編入は一般選抜に比べて情報が公開されにくく、予備校や受験情報サイトでもカバー範囲が限られがちです。志望理由書や小論文、口頭試問での質疑の準備には、一般選抜以上に個別性の高い対策が求められる傾向にあります。すでに一つの専門分野を学んだ社会人が、なぜ改めて教育学を学び、教員免許取得を目指すのかという一貫したストーリーを、出願書類と口頭試問の両方で示せるかどうかが、選考の分かれ目になりやすい点も押さえておきたいところです。
出願にあたって準備する書類についても触れておきます。学士編入試験では一般的に、卒業証明書・成績証明書・志望理由書などの提出が求められることが多く、大学によっては小論文や推薦書を課す場合もあります。立教大学文学部の学士編入で実際に必要となる提出書類は年度ごとの募集要項に明記されるため、前年度の情報をそのまま流用せず、出願年度版の要項を必ず確認してください。特に、卒業した大学の成績証明書は発行に時間がかかる場合があるため、出願スケジュールが決まり次第、早めに請求手続きを進めておくと安心です。
受験対策という観点では、学士編入は一般選抜のような過去問演習中心の対策が成立しにくい入試形態です。志望理由書の完成度と口頭試問での受け答えが合否を左右する比重が大きいため、教育学を学び直したい理由を、これまでの経験・現在の課題意識・将来像という三つの観点から一貫して説明できるように準備しておくことが有効です。あわせて、教育学科で実際に開講されている科目やゼミの内容を事前に調べ、入学後にどのような学びを積み重ねたいのかを具体的に語れるようにしておくと、口頭試問での説得力が高まります。
立教大学在学生が使える転部・転科ルート|文学部・法学部・経営学部の学内制度
次に検討したいのが、すでに立教大学に在学している学生を対象とした転部・転科制度です。転部・転科は他大学からの編入とは異なり、あくまで立教大学の学生が学内で所属を移す仕組みです。教員免許取得を目的として文学部への転部を希望するケースは、一般選抜など他学部で入学したものの、在学中に教職への関心が強まった学生にとって現実的な選択肢になります。
公式に案内されている制度は、文学部の3年次転部・転科試験、法学部の2年次転部・転科試験、法学部の3年次学部内転科、経営学部の2年次学部内転科の四つです。このうち教員免許取得との関連が最も強いのは文学部への転部・転科であり、合格すれば文学部内の学科(教育学科を含む)に所属を変えることが可能になります。一方、法学部・経営学部の転科・学部内転科は同一学部内での学科変更であり、教員免許取得の可否はその学部・学科がもともと教職課程を設置しているかどうかに依存します。
転部・転科試験は、一般選抜とは異なる基準で選考されることが多く、在学中の成績(GPA)や取得単位数、志望理由などが重視される傾向にあります。出願にあたっては「本学の2年次以上に在籍し、一定期間以上の在学実績があること」が条件として設けられており、入学したばかりの1年次から即座に転部できるわけではありません。募集人員はここでも若干名にとどまるため、早い段階から情報を集め、志望理由や学修計画を具体的に固めておく準備が求められます。
| 制度 | 対象年次 | 実施学部 | 教員免許との関連 |
|---|---|---|---|
| 転部・転科試験 | 3年次 | 文学部 | 強い(教育学科等へ移籍可能) |
| 転部・転科試験 | 2年次 | 法学部 | 学科の教職課程設置状況に依存 |
| 学部内転科 | 3年次 | 法学部 | 学科の教職課程設置状況に依存 |
| 学部内転科 | 2年次 | 経営学部 | 学科の教職課程設置状況に依存 |
ここで注意したいのは、転部・転科で希望の学科に移れたとしても、教職課程の履修登録や必修科目の配当年次によっては、卒業までに必要な単位をすべて揃えられるとは限らないという点です。特に3年次からの転部の場合、教育実習など高年次に配当される科目の準備期間が短くなりやすく、履修計画を綿密に立てる必要があります。転部・転科を検討する段階で、教務窓口や教職課程を担当する部署に直接相談し、免許取得までのモデルスケジュールを確認しておくことを強くおすすめします。
転部・転科試験は、外部からの入学試験とは選考の性質が異なります。一般選抜のような学力試験ではなく、在学中の学修成果や志望理由の一貫性が重視される選考形式が一般的です。教員免許取得を志望理由に掲げる場合は、なぜ現在の所属学部・学科ではなく文学部教育学科でなければならないのか、在学中にどのような学びを経てその結論に至ったのかを、具体的な経験に基づいて説明できるよう準備しておく必要があります。
また、転部・転科が認められた後の学費や卒業までの年数についても、事前に確認しておきたいポイントです。転部前に修得した単位のうち、転部先の卒業要件にそのまま充当できる科目とできない科目が生じることがあり、結果として在学年数が当初の想定より延びる可能性もゼロではありません。教員免許取得という目的を実現するためにどれだけの時間と費用がかかるのかを、転部を決断する前の段階でできる限り具体的に見積もっておくことが望まれます。
奨学金や学費に関する制度についても、学部・学科を移ることで適用条件が変わる場合があります。在学中に受給している奨学金の継続可否は、転部後の所属学部・学科の要件によって扱いが変わることがあるため、転部・転科を検討する段階で学生生活課などの窓口に確認しておくと安心です。教員免許取得という目的だけに気を取られず、学生生活全体に与える影響も含めて判断することが、結果的に無理のない進路選択につながります。
転部・転科を志望する時期についても計画的に考えておく必要があります。多くの大学では、在学中の成績が一定期間分そろっていることが出願資格の前提になるため、入学直後から転部を意識している場合でも、実際に出願できるのは早くて2年次以降になるのが一般的です。この期間を「待ち時間」と捉えるのではなく、現在の所属学部で教育学に関連する科目を履修しておく、教職課程の基礎科目を先取りで履修しておくなど、転部後にスムーズに教職課程へ合流できるよう準備期間として活用する視点が有効です。
立教大学で教員免許が取得できる学部・学科|教職課程の設置状況
立教大学の教職課程は、特定の学部だけに限定されているわけではなく、複数の学部にまたがって設置されています。ただし、取得できる免許状の種類・教科は学部・学科ごとに個別に定められています。すべての学科で自由に希望の免許を取れるわけではありません。教職課程は各学部・学科の卒業要件単位とは別に並行して履修する仕組みであり、専門科目の学びと関連づけながら、中学校・高等学校の教員免許状(教科は学科の専門分野に対応)を目指す学生が対象になります。
公式サイトで示されている情報によれば、立教大学には文学部、現代心理学部、異文化コミュニケーション学部、社会学部、観光学部、コミュニティ福祉学部、法学部、経済学部、経営学部、理学部、スポーツウエルネス学部、環境学部が設置されています。このうち、教職課程を通じて教員免許状の取得を目指せる学科は複数ありますが、学科(専攻)によっては免許状を取得できない場合もあるため、志望学科を選ぶ段階で必ず対象教科・免許種を確認する必要があります。
特に押さえておきたいのは、小学校教諭の免許状に関するルールです。小学校教諭一種免許状を取得できるのは、文学部教育学科初等教育専攻課程の学生のみとされています。他学部・他学科に在籍していても、小学校教員免許を目指すことは基本的にできません。一方、中学校・高等学校の教員免許状については、各学部・学科の専門分野に対応する教科(国語・地理歴史・公民・数学・理科・英語など)ごとに、教職課程を設置している学科であれば履修が可能です。
| 免許状の種類 | 取得できる学科・課程の例 | 備考 |
|---|---|---|
| 小学校教諭一種免許状 | 文学部教育学科 初等教育専攻課程 | この課程の学生のみが対象 |
| 中学校・高等学校教諭一種免許状 | 文学部教育学科 教育学専攻課程 ほか各学部の対応学科 | 教科は学科の専門分野に対応 |
| 一種免許状全般 | 各学部・学科(教職課程設置学科に限る) | 学士の学位(学部卒業)が要件 |
教職課程の科目には、それぞれ配当年次(履修が認められる学年)が定められており、配当年次に達していない学年での履修は認められません。編入学(学士編入)や転部・転科で3年次から所属を変える場合、1・2年次配当の教職科目をどう扱うかが履修計画上の大きな論点になります。次の章では、この点をふまえて、教育学科で目指せる二つの専攻課程の違いを詳しく見ていきます。
ここまでの整理から分かるとおり、「立教大学 教員免許」という切り口だけで検索すると、あたかもどの学部でも自由に免許が取れるかのような印象を持ちやすくなります。しかし実際には、学科ごとに教職課程の設置有無・対象免許種・対象教科が細かく定められているため、志望学科を決める段階で必ず個別の設置状況を確認する必要があります。特に、複数の免許教科を併願的に検討している場合は、学科ごとの対応表を早めに入手し、比較検討しておくことが遠回りを避けるコツです。
教職課程の詳細な設置状況(学科別の対象免許・教科の一覧)は、立教大学のポータルサイトおよび資格取得サポートのページで年度ごとに更新・公開されています。同じ学科でも入学年度によって対象教科の扱いが変わることがあるため、在学生・出願予定者のいずれであっても、必ず自分の入学年度に対応する最新版の資料を確認することが欠かせません。
他学部の傾向についても補足しておきます。社会学部や経済学部など、教育学科以外の学部でも教職課程を設置している学科では、その学部の専門分野に近い教科(社会科系・公民系など)の免許を目指す学生が一定数在籍していることが一般的です。学部の専門性と免許教科の親和性が高いほど、専門科目と教職科目を無理なく両立しやすい傾向にありますが、具体的にどの学科でどの教科の免許を取得できるかは学部・学科ごとに個別の一覧表で確認する必要があります。国語・英語・理科・数学など、学部の専門分野と直接結びつきにくい教科を希望する場合は、対応学科がそもそも存在しないこともあるため、志望教科から逆算して学部・学科を検討する視点が欠かせません。
立教大学は、教員養成にかかわる情報として、教職課程を履修する学生数や教員免許状の授与状況などを公式サイトで公開しています。こうした情報公開は教職課程を持つ大学に共通する取り組みであり、志望学科でどの程度の学生が実際に教員免許取得まで到達しているのかを把握する手がかりになります。具体的な数値は年度によって更新されるため、最新の公開資料を直接確認することをおすすめします。
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文学部教育学科で目指す教員免許|初等教育専攻課程と教育学専攻課程の違い
教員免許取得を軸に立教大学を検討するなら、文学部教育学科の構成を理解しておくことが欠かせません。文学部教育学科は、3年次以降に大きく二つの専攻課程に分かれます。一つは小学校教員養成を主眼とする「初等教育専攻課程」、もう一つは教育学を体系的に学ぶ「教育学専攻課程」です。この二つは学びの内容だけでなく、取得を目指せる教員免許の種類も異なります。
初等教育専攻課程は、小学校教育に必要な指導法・教育心理・教科教育などを幅広く学ぶ課程で、卒業要件と教職課程の科目を計画的に履修することで、小学校教諭一種免許状の取得を目指せます。前章で触れたとおり、立教大学において小学校教員免許を取得できるのはこの課程に限られるため、小学校教員を志望する場合は、学士編入であっても転部・転科であっても、最終的にこの専攻課程に所属できるかどうかが極めて重要な分岐点になります。
一方、教育学専攻課程は、教育学・教育社会学・教育心理学などを理論的に探究する課程であり、教職課程を並行履修することで、中学校・高等学校教諭一種免許状(社会・公民など)の取得を目指すことができます。教育学専攻課程で取得を目指せる免許教科は社会・公民系が中心とされており、国語や英語など他教科の免許を希望する場合は、文学部内の別学科(文学科の各専修など)を検討する必要があります。
| 専攻課程 | 学びの中心 | 目指せる主な免許状 |
|---|---|---|
| 初等教育専攻課程 | 小学校教育の指導法・教科教育 | 小学校教諭一種免許状 |
| 教育学専攻課程 | 教育学・教育社会学・教育心理学 | 中学校・高等学校教諭一種免許状(社会・公民系) |
学士編入や転部・転科で文学部に入る場合、志望する専攻課程まで指定して出願できるのか、あるいは学科配属後に改めて専攻課程を選択する仕組みなのかは、募集年度の要項によって扱いが異なる可能性があります。この点は公式要項に明記されていない年度もあるため、出願前に入試センターや教務窓口へ個別に確認することを強くおすすめします。特に小学校教員免許を目指す場合は、初等教育専攻課程への所属が前提条件になるため、確認を怠ると希望する免許が取得できないまま卒業を迎えるリスクがあります。
また、国語・英語・地理歴史など他教科での中学校・高等学校教員免許を希望する場合は、教育学科以外の学科(文学科の各専修、史学科、英米文学専修など)の教職課程設置状況を個別に確認する必要があります。学科によって免許を取得できる教科が異なり、免許自体を取得できない学科・専攻もあるため、志望動機を「教員免許取得」に置く場合は、学科選びの段階から逆算して検討することが欠かせません。
教育学科を志望する理由が「教員免許取得」である場合、初等教育専攻課程と教育学専攻課程のどちらに進むかによって、その後の学びの内容も進路の選択肢も大きく変わります。小学校教員を志望するなら初等教育専攻課程以外の選択肢は基本的にないため、志望校選びの段階でこの一点を最優先に据える必要があります。一方、中学校・高等学校の社会・公民の教員を志望する場合は、教育学専攻課程のほかにも、史学科など関連分野の学科で同様の教科の免許を目指せる可能性があるため、複数の学科を比較したうえで決めるとよいでしょう。
専攻課程の選択時期についても触れておきます。多くの大学では、学科内の専攻・コース分けは入学後の学年進行にともなって決まる仕組みが一般的ですが、学士編入・転部の場合は入学(移籍)時点ですでに3年次であるため、専攻選択のタイミングが通常の入学者とずれる可能性があります。この点は特に確認が漏れやすいため、出願前の問い合わせ項目にあらかじめ含めておくことをおすすめします。
初等教育専攻課程と教育学専攻課程では、卒業論文や演習で扱うテーマの傾向も異なります。初等教育専攻課程は授業実践や教材研究など実践的なテーマを、教育学専攻課程は教育社会学・教育史・教育心理学など理論的なテーマを扱う機会が多い傾向があります。すでに社会人として現場経験を積んでいる学士編入者にとっては、自身の実務経験と結びつけやすいテーマを選べるかどうかも、専攻課程を選ぶ際の判断材料になり得ます。
編入後・転部後に教職課程を履修する条件|配当年次と単位の考え方
学士編入や転部・転科で文学部に所属できたとしても、そこから自動的に教員免許が取得できるわけではありません。教職課程は、各学部・学科の卒業単位とは別に、独自の履修計画にもとづいて単位を積み上げていく必要があります。教職課程の科目には「◯年次以上」という配当年次の指定があり、配当年次に達していない学年では履修が認められません。この仕組みは、編入生・転部生にとって特に重要な論点になります。
一般選抜で1年次から入学した学生であれば、1・2年次のうちに教職課程の基礎科目を履修し、3・4年次に専門科目や教育実習へと段階的に進んでいくのが標準的な流れです。しかし、3年次編入学(学士編入)や3年次転部の場合、1・2年次配当の科目をどのように扱うかが問題になります。すでに他大学で近い内容の科目を履修していれば単位認定される可能性がありますが、認定の可否は個別の審査によるため、一律に保証されているものではありません。
この点について、公式サイトでは学校・社会教育講座(教職課程)科目が「履修登録上限単位数にはカウントされない」ことが案内されています。通常科目の単位数制限とは別枠で教職科目を積み増せる仕組みは、編入生・転部生にとって履修負担を軽減する材料になり得ますが、それでも配当年次の壁そのものがなくなるわけではありません。3年次から教職課程を本格的に始める場合、4年間の卒業時期に間に合わせるためのスケジュール管理が通常より厳しくなる点は変わらないためです。
- 編入・転部が確定した段階で、教職課程担当窓口に個別相談し、これまでの履修歴を伝える
- 単位認定の対象となる科目・認定されない科目を一覧化してもらう
- 配当年次の一覧をもとに、卒業までに履修すべき科目を年次別に並べ直す
- 教育実習・介護等体験など高年次配当科目の準備開始時期を逆算する
- 卒業年次までに単位数が不足しないか、半期ごとに進捗を確認する
免許取得を目的に編入・転部を検討する場合は、出願前の時点でこの5段階の確認をできる限り進めておくことが望まれます。出願後・入学後に初めて配当年次の制約を知り、免許取得に必要な期間が想定より長くなるという事例は珍しくありません。特に社会人から学士編入で入り直す場合、卒業までの年数と学費・生活費の見通しに直結するため、早い段階での確認が欠かせません。
単位認定の可否についても補足しておきます。前の大学で修得した科目が教職科目として認定されるかどうかは、科目名だけでなく、シラバスに記載された授業内容・単位数・学修時間まで含めて個別に審査されるのが一般的です。科目名が似ていても内容が異なれば認定されないケースがあるため、出願前に前の大学のシラバスや成績証明書を整えておくと、審査がスムーズに進みやすくなります。認定される単位が多いほど、卒業までに新たに履修すべき科目数は減り、免許取得までの実質的な負担も軽くなります。
単位認定の審査には一定の時間がかかることが多いため、入学(編入・転部)が確定してから審査結果が出るまでの期間を見込んで履修計画を立てる必要があります。審査結果が出る前に履修登録の締め切りを迎えてしまうと、認定を前提とした計画が組めないまま初回の履修登録をすることになりかねません。教務窓口へ早めに相談し、暫定的な履修計画と、審査結果を踏まえた修正版の履修計画の両方を準備しておくと、手戻りを減らせます。
加えて、教職課程を履修しながら卒業論文や専門科目の単位もあわせて修得する必要があるため、1学期あたりに履修できる科目数には上限が設けられている点にも注意が必要です。教職課程科目が上限単位数の枠外で扱われるとしても、実際に授業に出席し課題をこなす時間そのものが増えることに変わりはありません。編入・転部後の生活設計として、アルバイトや家庭の事情との両立も含めて、無理のない履修計画を立てることが大切です。
教職課程の科目は、大きく分けると「教職に関する基礎科目」「教科に関する専門科目」「教育実習・介護等体験などの実地科目」の三つのまとまりで構成されるのが一般的です。実地科目は基礎科目・専門科目をあらかじめ修得していることが前提となるため、履修計画を立てる際は、この三つのまとまりを時系列で並べ、どの科目をいつまでに修了させる必要があるかを可視化しておくと分かりやすくなります。
| 科目のまとまり | 内容の目安 | 編入・転部生が意識する点 |
|---|---|---|
| 教職に関する基礎科目 | 教育原理・教育心理など | 前の大学での修得単位が認定対象になりうる |
| 教科に関する専門科目 | 免許教科に対応する専門分野の科目 | 所属学科の専門科目と重なる部分が多い |
| 実地科目 | 教育実習・介護等体験など | 基礎・専門科目の修得が前提条件になる |
教育実習・介護等体験の準備スケジュール|編入生が注意すべき年次の壁
教員免許取得の過程で、多くの学生がもっとも準備に苦労するのが教育実習です。教育実習は、母校や連携先の学校で一定期間、実際に授業や学級運営を経験する科目であり、実習を行う学年が定められているだけでなく、実習先の確保や事前指導の受講など、単位取得までに複数の手続きを踏む必要があります。一般選抜で1年次から入学した学生であれば、早期から情報を得て準備できますが、編入生・転部生は在学期間が短いぶん、準備の時間的余裕が限られる点に注意が必要です。
教育実習の前提として、多くの大学で「事前に指定された科目の単位をすべて修得していること」が条件として設けられています。3年次から教職課程を本格的に開始する編入生・転部生の場合、この前提条件を実習実施学年までに満たせるかどうかが、免許取得のスケジュールを左右する最大の論点になります。実習先となる学校との調整には数か月単位の準備期間が必要になることも多く、早め早めの行動が求められます。
また、小学校・中学校の教員免許を取得する場合には、教育実習に加えて「介護等体験」が必要になります。これは、特別支援学校や社会福祉施設などで一定期間、介護や介助等の体験を行う制度で、教育実習とは別に、体験先の確保・事前研修の受講といった独自の準備が必要です。編入生・転部生は在学期間全体が短くなりやすいため、教育実習と介護等体験の準備期間が重なってしまわないよう、年次計画の段階から意識しておくことが重要になります。
| 準備項目 | 一般的な位置づけ | 編入生・転部生が注意する点 |
|---|---|---|
| 教育実習の事前指導 | 実習前年度から開始 | 編入後すぐに情報収集を始める |
| 実習先の確保 | 大学・実習先との調整 | 在学期間が短いぶん早期着手が必須 |
| 介護等体験 | 小学校・中学校免許で必須 | 教育実習と時期が重ならないよう調整 |
これらの準備は、教職課程を担当する部署が具体的な年間スケジュールを公開している場合が多いため、編入・転部が決まった段階でまず年間スケジュールを入手し、自分の学年配当と照らし合わせることから始めるとよいでしょう。卒業年次に必要な単位・体験がすべて揃うかどうかは、入学直後の履修相談で確認しておくことで、後になって「実習の前提条件を満たせない」という事態を避けやすくなります。
教育実習期間中は、通常の授業と並行して実習校への通勤・宿泊が発生することもあり、生活面での調整も必要になります。実習期間中はアルバイトのシフト調整や交通費・宿泊費の負担が生じるため、経済面の見通しも早めに立てておくと安心です。特に社会人から学士編入で入学した場合は、それまでの収入源が実習期間中は確保しにくくなることもあるため、貯蓄計画とあわせて検討しておくことをおすすめします。
介護等体験についても、受け入れ施設の数には限りがあり、希望する時期に必ず体験先が確保できるとは限りません。体験先の調整は大学側と施設側の日程のすり合わせが必要になるため、直前になって慌てることのないよう、教職課程を担当する部署の案内に沿って早めにエントリーしておくことが望まれます。編入生・転部生は在学期間そのものが短いケースが多いぶん、こうした「待ち時間」が発生する手続きへの影響が相対的に大きくなる点を意識しておきましょう。
編入・転部が決まってから卒業までの流れを大まかに時系列で整理すると、次のようなイメージになります。あくまで一般的な目安であり、実際のスケジュールは学科・専攻課程や年度によって異なるため、必ず所属学科の教務担当窓口で自分専用のスケジュールを確認してください。
| 時期の目安 | 主な取り組み |
|---|---|
| 所属決定直後 | 教職課程担当窓口へ相談、単位認定の審査依頼 |
| 履修計画確定後 | 配当年次に沿った科目登録、実習前提科目の履修開始 |
| 実習前年度 | 実習先の希望調査・事前指導の受講 |
| 実習実施学年 | 教育実習・介護等体験の実施 |
| 卒業年次 | 残り単位の確認、免許状申請手続きの準備 |
立教大学以外で教員免許を目指す編入という選択肢|比較検討の視点
ここまで見てきたとおり、立教大学の編入学制度は「本学卒業者限定の学士編入」と「在学生向けの転部・転科」に限られており、他大学・短期大学・高等専門学校に在籍する学生がそのまま編入で立教大学に入り、教員免許取得を目指すという一般的な意味でのルートは存在しません。この事実を踏まえると、現在すでに他大学等に在籍していて編入による教員免許取得を検討している方は、立教大学以外の大学で編入学試験を実施している学部・学科を比較検討するという選択肢も視野に入れる必要があります。
教員免許取得を目的とした大学編入では、単に「編入学試験を実施しているか」だけでなく、①希望する校種(小学校・中学校・高校)の免許が取得可能な学科であるか、②編入前の単位が教職単位としてどこまで認められるか、③教育実習・介護等体験までの在学年数が十分に確保できるか、という三つの条件を同時に満たす大学・学科を探す必要があります。これらの条件は大学ごとに大きく異なるため、複数の大学を横並びで比較する視点が欠かせません。
大学によっては、通学課程だけでなく通信教育課程で教員免許取得を目指せる場合もあります。通信課程は居住地を変えずに学べる一方、スクーリングの日程や教育実習先の確保を自分で調整する場面が多いという特徴があります。仕事や家庭の事情で通学が難しい社会人の場合、通学課程と通信課程の両方を比較検討したうえで、無理なく続けられる学び方を選ぶことが、免許取得までの道のりを完走するうえで重要になります。
志望校を一つに絞り込む前の段階では、候補をできるだけ広く洗い出し、その後に出願資格・募集人員・試験科目という公式情報で絞り込んでいく進め方が効率的です。候補校を早期に絞りすぎると、より条件の良い選択肢を見落とすリスクがあるため、まずは校種・教科の軸で幅広く情報を集めることをおすすめします。
比較検討を進める際は、大学ごとの公式サイトに掲載されている募集要項だけを一次情報として扱い、まとめサイトやSNSの断片的な情報は参考程度にとどめることが大切です。出願資格・募集人員・試験科目は年度ごとに変更される可能性があるため、比較表を作る際も「確認した年月」を必ず記録しておくと、後から情報が古くなっていないかを見返しやすくなります。
教員免許が取得できる大学編入ルートについては、校種・教科別に実施大学を整理した別記事「教員免許が取れる大学編入ルート|小学校・中学校・高校別の実施大学一覧」で詳しく解説しています。小学校・中学校・高校それぞれの免許について、通学課程・通信課程を含めた実施大学の一覧や、履修順序・在学年限の確認ポイントをまとめていますので、立教大学以外の選択肢を広く検討したい方はあわせてご覧ください。
なお、立教大学を含むMARCH各大学の編入学の難易度傾向については「MARCH編入の難易度を徹底比較|明治・青学・立教・中央・法政」で比較しています。立教大学の編入学試験(学士編入)は募集人員が少なく倍率が読みにくいという特徴があるため、他大学の編入学試験と条件面でどう違うのかを把握しておくと、進路の優先順位をつけやすくなります。また、そもそも「転部・転科」と「大学編入」は制度として何が違うのかを整理したい場合は「転部・転科と大学編入の違いを徹底解説|どちらを選ぶべきか」もあわせて参考にしてください。
教員免許取得までの道筋は、志望する校種・教科、現在の学籍状況(在学中の大学生か、卒業済みの社会人か)によって大きく変わります。立教大学にこだわらず、教員免許取得という目的から逆算して大学・学科を選ぶ視点を持つことで、遠回りにならない進路選択がしやすくなります。個別の状況にあわせた最適なルートの整理は、専門の指導機関に相談することでより具体的に検討できます。
よくある質問(FAQ)
立教大学は他大学や短期大学からの編入学を受け入れていますか。
いいえ、原則として受け入れていません。立教大学が実施している編入学試験は文学部の3年次編入学試験(学士編入)のみで、出願資格は「本学を卒業した者、または卒業見込みの者」に限定されています。他大学・短期大学・高等専門学校に在籍する学生を対象とした一般的な編入学試験は実施されていません。「学外から編入できるか」を調べている場合、この一点だけでも先に確認しておくことで、志望校選びの手戻りを防げます。
立教大学の編入学試験(学士編入)は誰でも出願できますか。
出願できるのは、立教大学をすでに卒業した人、または卒業見込みの人に限られます。すでに学士の学位を持つ社会人などが、教育学や特定分野を学び直す目的で活用する制度であり、在学中の他大学生がそのまま出願することはできません。募集人員は学科・専修ごとに若干名にとどまり、年度によって倍率が大きく変動する傾向があります。詳細な出願資格は年度ごとの募集要項で必ずご確認ください。
立教大学で教員免許を取得できる学部はどこですか。
教職課程は複数の学部にまたがって設置されていますが、取得できる免許状の種類・教科は学科(専攻)ごとに異なります。特に小学校教諭一種免許状は文学部教育学科初等教育専攻課程の学生のみが対象です。中学校・高等学校の免許は、各学部の専門分野に対応する教科で、教職課程を設置している学科であれば履修可能です。志望する教科がある場合は、その教科を担当できる学科を先に絞り込んでから、編入・転部の可否を検討する順序が効率的です。
立教大学の文学部教育学科で小学校の教員免許は取れますか。
取得を目指せます。ただし対象となるのは教育学科の中でも「初等教育専攻課程」の学生のみです。同じ教育学科でも「教育学専攻課程」は中学校・高等学校教諭一種免許状(社会・公民系)が中心となり、小学校教員免許の対象にはならない点に注意してください。専攻課程を取り違えると、卒業後に想定と異なる免許しか手元に残らないため、出願・入学前の確認が欠かせません。
編入(学士編入)や転部で文学部に移った場合、教職課程は必ず履修できますか。
所属学科が教職課程を設置していれば履修自体は可能ですが、必ず希望どおりの免許・専攻課程に進めるとは限りません。配当年次の制約や、志望する専攻課程への配属条件は年度により扱いが異なる可能性があるため、出願前に入試センターや教務窓口へ個別に確認することをおすすめします。前の大学での修得単位が教職単位として認定されるかどうかも、審査結果次第で履修計画が変わる要因になります。
教育実習はいつから準備すればよいですか。
教育実習には事前指導の受講や実習先の確保など、実施学年より前から準備が必要な手続きが複数あります。編入生・転部生は在学期間が短くなりやすいため、所属が決まった直後から教職課程担当窓口に相談し、年間スケジュールを確認して逆算した計画を立てることが望まれます。小学校・中学校免許を目指す場合は、介護等体験の準備時期が実習と重ならないよう調整することもあわせて確認してください。
一種免許状と二種免許状の違いは何ですか。
一種免許状は学士の学位(4年制大学の卒業)を基礎資格とする免許状で、立教大学の教職課程が対象としているのはこの一種免許状です。二種免許状は短期大学卒業などを基礎資格とする免許状で、大学によって開設状況が異なります。校種・教科によって取得できる免許の種類は異なるため、志望校の教職課程ガイドで基礎資格の要件を確認してください。
立教大学以外で編入学から教員免許を目指すにはどうすればよいですか。
校種・教科別に編入学試験を実施している大学を比較し、①免許取得が可能な学科であること、②編入前の単位が教職単位として認められるか、③教育実習までの在学年数が確保できることの三条件を満たす大学を探す必要があります。通学課程だけでなく通信課程も含めて候補を広げると、居住地や仕事の都合に合わせた選択肢が見つかりやすくなります。具体的な実施大学の一覧は、教員免許が取れる大学編入ルートを整理した別記事で確認できます。
まとめ|立教大学の編入学と教員免許取得は制度の切り分けが出発点
立教大学の編入学で教員免許取得を目指す場合、最初に押さえるべきなのは「立教大学には他大学・短大・高専からの一般的な編入学試験が存在しない」という制度上の事実です。実際に利用できるのは、本学卒業者限定の文学部学士編入と、在学生向けの転部・転科制度の二つに限られます。この前提を誤解したまま出願準備を進めてしまうと、そもそも出願資格を満たせないという事態になりかねません。
- 立教大学の編入学試験(文学部・学士編入)は本学卒業者・卒業見込み者のみが対象
- 他大学・短期大学・高等専門学校からの一般的な編入学は実施されていない
- 立教大学在学生は文学部・法学部・経営学部で転部・転科を利用できる
- 小学校教員免許は文学部教育学科初等教育専攻課程の学生のみが対象
- 中学校・高校の免許は学科の専門分野に対応した教科で取得可能(学科により異なる)
- 教職課程は配当年次の制約があり、編入・転部後の履修計画を早期に立てる必要がある
- 教育実習・介護等体験の準備は在学期間が短い編入生ほど早めの着手が重要
教員免許取得を目的とした進路選択では、大学の知名度やブランドだけでなく、自分が目指す校種・教科の免許を確実に取得できる制度があるかどうかを最優先で確認することが欠かせません。立教大学に限らず、編入学から教員免許取得までの道筋は大学ごとに条件が大きく異なり、募集要項の読み解きだけでは判断が難しい部分も少なくありません。
特に立教大学のケースでは、「編入学試験」という言葉から連想されるイメージと、実際の出願資格(本学卒業者限定の学士編入)との間にギャップがあります。このギャップに気づかないまま準備を進めてしまうと、出願直前になって計画の立て直しを迫られることにもなりかねません。現在の自分の立場(他大学・短大・高専在籍中なのか、卒業済みの社会人なのか、すでに立教大学の在学生なのか)を最初に整理し、そのうえで文学部の学士編入・転部・転科のどちらが自分に当てはまるのかを確認することが、遠回りを避ける最初の一歩になります。
そのうえで、教育学科のどの専攻課程に進めば志望する校種・教科の免許を取得できるのか、配当年次や実習のスケジュールに無理がないかまで含めて逆算しておくことで、入学後に「思っていた免許が取れない」という事態を避けやすくなります。独学での情報収集や進路判断に不安がある場合は、大学編入に精通した専門の指導を活用するのも一つの方法です。大学編入対策の詳細では、志望校ごとの出願資格の確認から教職課程を見据えた学科選び、編入後の履修計画づくりまで、個別の状況にあわせたサポート内容を紹介しています。
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