医学部学士編入に必要なもの必要でないもの

医学部学士編入2024.07.04

医学部学士編入に必要なもの必要でないもの

みなさま、こんにちは!!
前回のブログに引き続き、学士編入のあれこれについて書いていきたいと思います。
少しでも参考にしていただければ幸いです。

学歴や大学の成績は重要か

ネットで学士編入と検索すると「合格者は東大、京大、早慶などの学歴が高い人ばかり」といった文言を見たことがあるのではないでしょうか。もちろんそんなことはありません。私自身、国立大学出身ではないですし、確かに東大生、京大生、早慶生も多数いますが、他の大学出身の方もそれなりにいます。これは私の主観にはなりますが、学歴は学士編入において重要なファクターではないと考えています。というのも、学歴が重視されているのであれば、もっと合格者に東大生、京大生がいるはずです。(そのぐらい、他大学出身の方が多いということです。)そのうえ、学歴を気にしたとしても、履歴書の学歴欄を変えることはできません。なので、学歴を気にされる方は、その分、筆記試験でしっかり点数を取り、医学部の勉強についていけることをしっかリアピールできると良いと思います。(実際に、ある大学の面接で「医学部入学後に勉強についてこられますか?」と聞かれたことがあります。面接官もその点が不安なようです。)

また、大学のGPAについてですが、これも低くかろうが、留年歴があろうが、関係ないと考えています。なぜなら、様々な出身大学、受験時の年齢もばらばら、時には海外の大学出身者も含まれるといった多種多様な受験生がいる中で、GPAの数値だけで公平に判断が難しいからです。(そもそも大学によってGPAの算出方法も違いますよね)なので、気にせずに勉強に邁進してください。実際に、2回の留年を経験している方も合格されているので、本当に心配無用です。

〈受験に向けて不安だったこと、悩み〉

不安なくして受験を終えられる人はかなり少数ではないでしょうか。合格するまで常に何らかの不安がつきまとっていて、それはもう本当に本当にしんどかったです。なので、このブログの読者の皆様と、不安を共有できればと思います。

一つ目は、「本当に合格できるのだろうか、落ちたらどうしよう」という不安です。どんな受験でもこの不安と戦いながら、勉強を進めることにはなりますが、学士編入試験があまりにブラックボックスすぎるが故に、より一層この不安が強くありました。大学受験の場合には、予備校が主催している模試が年に何回もあるので、自分の立ち位置などを測ることができますが、編入試験ではそうはいきません。(予備校のKALSも模試を提供されていますが、受験者層に様々なばらつきがあるので、結果はもちろん参考にはなりますが、なかなか判断軸にするのは難しい気がしています)この不安に打ち勝つには、当たり前のような回答にはなりますが、とにかく正しいやり方で勉強し続けるのが一番です。筆記試験に初めて合格した時に、もしかしたら、合格できるかもしれない…とようやくそこで一縷の望みが生まれました。私が行った勉強法に関しては、また別記事にする予定です。ただ、この編入試験は年齢制限もないため、やる気次第で何年でも続けられる試験です。だからこそ、だらだらと続けてしまうリスクもあります。そこで私は受験を始めて2年で決着がつかなければ、医師の道は諦めると覚悟していました。そうした期限を設けたことによって、締め切り効果で頑張れたようにも思います。

二つ目は、「社会人経験がない、もしくは自分を売りにできる強みがないと、面接がかなり不利なのでは…」という悩みです。

学士編入試験は一般試験と比較して、面接の内容が重視されると言われています。そのため事前資料として志望理由書の提出が求められている大学も多いです。(もちろん筆記試験をないがしろにしていい、ということではありません)受験者の中には、弁護士や薬剤師などの他の資格を持っている、過去に論文を何本も出している、超一流企業勤め、などなど様々な経歴を持つ方がいます。比べて「私なんてまだ大学生で、社会に出たこともないのに、面接で何を話せばいいのだろう、戦えるのか‥」とずっと悩んでいました。ただ当時を振り返ってみると、ビッグな経歴を持つ人が華々しく見えるのは当然ですが、「臆せずにきちんと自分の過去の経験、学んできたこと、将来医師としてやりたいことを、自分らしさを出しつつ論理的に話すこと」が最も大事だったということが分かりました。先述した東大、京大出身しか受からないわけではないということと同じで、すごい経歴が伴わなくとも心配はいりません。

他にも悩みはつきないと思いますが、勉強に支障が出るほど悩むのはその後の進捗やメンタル面にも影響が及ぶので、いったん勉強を中断して、ぜひ気分転換をしてみてください。私が行っていた気分転換は次に記載します。もしくは、スプリングオンラインの無料相談にて、ぜひ一度、現状を含めてお話しましょう。お気軽にお問合せください。

〈気分転換方法〉

まず、気分転換方法をお伝えする前に、前提として睡眠とご飯のお話です。学士編入を目指される方は、仕事や学業、家庭などと両立しながら挑戦される方が多いと思います。高校生の時は大学受験に向かって、ひたすら勉強することに時間を使えましたが、大学生または社会人はそうではありません。多忙な日々の中で、どうやって勉強時間を捻出するか悩むことになります。そのため、食事をおろそかにしたり、食事中も必死に勉強したり、睡眠を削る方がいらっしゃいます。しかし、一部のさくっと合格してしまう方を除いて、学士編入試験は想像以上に過酷で、ゴールまで長い道のりが続きます。食事や睡眠を削ると、風邪をひくなど体調不良の原因になるほか、睡眠不足では集中力低下や、学習意欲の喪失につながります。そうなれば、本末転倒です。なので、効率よく日々を過ごすことは大切ですが、食事や睡眠など人間が生きるうえで重要なものに関しては、きちんと時間を確保することを忘れないでください。

前置きが長くなりましたが、私の気分転換の方法は、①よく寝る ②たまには遊ぶ ③医療系ドラマを視聴して、自分を鼓舞する ④泣いてストレス発散 ⑤ ランニング です。

①よく寝る

私はどちらかというと普段からしっかり睡眠が欲しいタイプで、目覚ましをかけないでいると、平気で10時間ぐらい寝てしまいます。ただそれだと、十分な勉強時間が確保できないので、6~7時間の睡眠で頑張っていました。(寝すぎじゃない?とのツッコミが入りそうですが、ご容赦ください 笑)ただ、やっぱり毎日6~7時間睡眠だと、お昼から勉強しようにも眠気に誘われて、机の上で突っ伏してしまうことも多々あり、週1回ぐらいは目覚ましをかけずに思う存分寝る日を作っていました。

②たまには遊ぶ

私の受験期間はトータルで1年8ヶ月ほどでしたが、その期間ずっと勉強に猛進していたわけではありません。「SNSが気になって、長々とみてしまうからアンインストールしていた」という話も聞きますが、私はむしろ、見られないことで余計に気になってしまうので、毎食ごとに見ていました。それでもきちんと時間を決めないとだらだら見てしまうので、そのあたりの管理が難しい場合は、思い切ってアンインストールするのも一つの手だと思います。

また、1ヶ月に1回ぐらいは、家族や友達と遊ぶ約束をして全く勉強しない日をあえて作り、そこでしっかり息抜きをすることで、また次の日から頑張ろうと意気込んでいました。受験勉強は孤独なので、ずっとテキストと向き合っていると、“人とどうやって話をするのか”が分からなくなっていた時期もありました。ただ、あまりに話せなくなると、面接のときに非常に困るので、気分転換でなかったとしても、時に誰かと話す時間はとても大切だったと今一度、振り返って強く感じます。

③医療系ドラマを視聴して、自分を鼓舞する

医学部を目指されているのであれば、一度は医療系ドラマを見て、かっこいい!!と思ったことがあるのではないでしょうか。私は『コードブルー-ドクターヘリ緊急救命-』が一番好きで、シリーズ・映画すべて見ました。実際の医療現場があのドラマそのものかと言われると何も言えないですが、“医療というものを通して人と人とのつながりの大切さを教えてくれる”そんな素敵なドラマだと思います。勉強のやる気が出ないときに医療系ドラマを見ると、なぜ医師になりたいと考えるようになったのか、自然と思い出されるので、そこから再び勉強に励むことができました。他のドラマとしては、『救命病棟24時』『コウノドリ』『ラジエーションハウス』『アンサング・シンデレラ』『ER緊急救命室』などを視聴したことがあります。どれも見たことがない方は、ぜひ一度視聴してみてください!!!

④泣いてストレス発散

泣くとストレスが解消されるというのはよく言われていますが、私もそれを大いに活用していた一人でした。上記の医療ドラマともつながるのですが、そういうドラマのワンシーンには感動的なシーンが必ずと言っていいほど含まれるので、それを見ながら泣くこともありました。また、受験勉強が辛く、受かるか分からない不安な日々から本当に逃げ出したいという衝動にかられたりした時に、お風呂や布団の中で泣いていたこともあります。

⑤ランニング

ずっと座ったままで勉強していると、腰や肩、首周りが凝ってしまうので、夕方以降涼しくなってから、週2程度でランニングをしていました。夕日とあの空の色が好きで、それを見つつ、それまでにやった勉強が何だったか思い出しながら走っていました。運動が嫌い、もしくは苦手な方もいらっしゃるかとは思いますが、散歩でも構わないので、少し体を動かすと身体の凝りもほぐれ、夜もすっと眠れて、良いリフレッシュになるのでおすすめです。

長々と私の気分転換方法をお伝えしましたが、どんなものでも良いので、ご自身に合うやり方で息抜きできると良いですね。オンオフをうまく使い分けられることは、受験勉強にも、将来、医師として働くようになった時も大事な要素です。

次回のブログでは、受験校選択などより本格的な内容について書いていく予定です。

お読みいただき、ありがとうございました!!

おわりに

いかがだったでしょうか。

スプリング・オンライン家庭教師には、受験生を合格に導いた講師が多数在籍しています。受験生一人ひとりに合った最適な講師の指導で最短の合格を導きます。

医学部学士編入は人生を変える最後の機会です。

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