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名古屋大学法学部の編入対策|過去問・出願資格・勉強法

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名古屋大学法学部の第3年次編入試験対策を、過去問・出願資格・勉強法まで解説

名古屋大学法学部の編入対策|過去問の出題傾向・試験科目・勉強法を解説

名古屋大学法学部には、第3年次編入学試験があります。2026年度募集要項では、募集人員は10名、第1次選抜は書類選考・外国語(英語)・小論文、第2次選抜は第1次選抜合格者を対象とする口述試験です。英語試験では紙の辞書1冊を使用できますが、辞書が使えるから簡単という意味ではありません。社会科学系の英文を正確に読み、構文を取り、自然な日本語に訳す力が必要です。

小論文では、法律学・政治学の知識をただ暗記しているかではなく、現代社会の問題を制度・権利・民主主義・公共性などの観点から整理し、自分の見解を根拠付きで論じる力が問われます。名古屋大学法学部の教育理念でも、法律学・政治学の総合的知識、価値判断・意思決定能力、現代社会の問題解決に関わる能力が重視されています。

この記事では、名古屋大学法学部の公式募集要項、公式公開過去問、添付された過去問ファイルをもとに、出願資格、試験科目、英語・小論文・口述試験の対策、志願理由書の書き方、学習ロードマップまで整理します。出願資格や日程は年度により変更される可能性があるため、出願前に必ず名古屋大学公式の最新募集要項を確認してください。

目次

名古屋大学法学部の編入試験で最初に確認すべきこと

以下は、2026年度名古屋大学法学部第3年次編入学学生募集要項に基づく概要です。

項目内容
対象学部名古屋大学 法学部
編入学年次第3年次
募集人員10名
選抜方法第1次選抜・第2次選抜
第1次選抜書類選考、外国語(英語)、小論文
第2次選抜口述試験
外国語英語
英語試験時間120分。2026年度入試では13:00〜15:00
小論文試験時間120分。2026年度入試では15:30〜17:30
辞書使用英語試験で紙の辞書1冊のみ使用可。電子辞書・事典類・単語帳・参考書等は不可
志願理由書本学部所定様式を提出。文章の全部または一部を生成AIにより作成することは不可
出願資格大学2年以上在学・52単位以上修得または見込み、学士、短大・高専卒業または見込み、専修学校専門課程修了または見込み、海外大学等の条件など
出願期間2026年度入試では2025年9月29日(月)〜10月3日(金)16時郵送必着
入学検定料30,000円。別途払込手数料あり
第1次選抜結果発表2026年度入試では2025年10月22日(水)午前10時頃
第2次選抜・口述試験2026年度入試では2025年10月29日(水)13:30〜
最終合格発表2026年度入試では2025年11月14日(金)午前10時頃
授業料等入学料282,000円、授業料年額535,800円予定。改定の可能性あり
合否判定アドミッション・ポリシーに基づき、書類選考、外国語、小論文、口述試験を組み合わせて総合的に判定
注意点年度により変更されるため、出願前に必ず最新要項を確認

第1次選抜と第2次選抜の違いは、次のように整理できます。

比較項目第1次選抜第2次選抜
選抜内容書類選考、外国語(英語)、小論文口述試験
主に見られる力英語読解力、小論文の論理構成、志願理由の基礎志望動機、学習計画、法律学・政治学への関心
対策の中心英語和訳・小論文答案・志願理由書面接想定問答・志願理由の深掘り
注意点第1次選抜に合格しなければ口述試験に進めない志願理由書と小論文対策の一貫性が重要

名古屋大学法学部の編入は、英語・小論文・口述試験を総合的に対策する必要があります。

「自分が出願できるか分からない」
「過去問を見ても小論文で何を書けばよいか分からない」
「口述試験で志望理由を深掘りされたら不安」

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名古屋大学法学部とは|法律学・政治学を体系的に学ぶ学部

名古屋大学法学部は、法律学と政治学を体系的に学ぶ学部です。公式の教育目標では、グローバル化社会に通用する法律学・政治学の総合的知識を論理的に身につけること、大局的見地から価値判断・意思決定を行う力、現代社会の問題に専門分野の知見から関わる力が掲げられています。

名古屋大学法学部の特徴は、「法律家になるためだけの学部」ではなく、多様な進路を想定して幅広い法学・政治学教育を行っている点です。公式ページでは、法学部での勉強は単なる暗記ではなく、社会問題を法学・政治学の体系を踏まえて考え、複数の見解を比較しながら妥当な結論を導く訓練だと説明されています。

また、法学部は必修科目を置かない「完全自由選択制」を採用しており、学生が自分の興味関心や進路に応じて履修を組み立てられます。3・4年次には発展的・先端的な科目も配置されており、2019年度以降の入学者を対象とした法曹コースも設置されています。

第3年次編入は、法学部以外の学部で学んできた人、短大・高専などを経て法律学・政治学を学びたい人、社会人として学び直したい人にも門戸を開く制度です。志願理由では「法律を学びたい」だけでなく、「法律学・政治学を通じてどの社会問題を考えたいのか」「なぜ名古屋大学法学部で学ぶ必要があるのか」を具体化することが重要です。

出願資格|大学生・短大生・高専生・専門学校生・社会人は受験できる?

2026年度募集要項では、出願資格として、大学2年以上在学かつ52単位以上修得または見込み、学士、短大・高専卒業または見込み、外国における14年以上の学校教育課程、専修学校専門課程、高等学校専攻科などが示されています。

現在の状況出願可能性確認すべきこと
大学2年以上在学者可能性あり休学期間を除き2年以上在学し、52単位以上修得済みまたは見込みか。本学在学者は除外
大学卒業者・卒業見込み者可能性あり学士の学位を有する、または取得見込みか
短大生可能性あり卒業見込みまたは卒業済みか
高専生可能性あり卒業見込みまたは卒業済みか
専門学校生可能性あり学校教育法第132条に基づく専修学校専門課程に該当するか
高等学校専攻科修了者可能性あり公式募集要項の条件を満たすか
社会人最終学歴による大学・短大・高専・専門学校等の出願資格を満たすか
海外大学・短大出身者可能性あり外国における14年以上の学校教育課程など、公式要項の条件を確認

特に大学在学中の受験生は、52単位以上の修得見込みを早めに確認しましょう。単位数だけでなく、休学期間の扱い、成績証明書の発行時期、所定様式の成績証明書を学校に記入してもらう時間も考える必要があります。出願資格は年度により変更される可能性があるため、出願前に必ず名古屋大学公式の最新募集要項を確認してください。

添付過去問から見る名古屋大学法学部編入の出題傾向

ここでは、ユーザー添付の2016〜2019年度小論文、2023・2024年度英語、名古屋大学法学部公式ページで公開されている2025年度外国語・小論文の問題と出題の意図をもとに、問題文を長く転載せず、出題テーマと必要な力を整理します。

公式ページでは、2025年度過去問題が公開されていますが、著作権者の許諾を得ていない箇所は削除されており、過去3年分は文系教務課教務グループ法学担当の窓口で閲覧できると案内されています。

年度科目出題形式主なテーマ問われた力対策の方向性
2016年度小論文課題文読解、短答、事例説明、600〜800字論述法の安定機能と変動機能、静的安全・動的安全、自力救済、近代法法概念を事例に当てはめる力、制度趣旨を説明する力、自分の見解を示す力法社会学・民法的な基本概念を整理し、具体例で説明する練習を行う
2017年度小論文課題文読解、概念説明、800〜1000字意見論述丸山眞男、現実主義、民主主義、政治判断筆者の抽象的議論を整理する力、現代日本への応用、政治思想の理解民主主義・政治思想・戦後政治に関する文章を読み、論点化する
2018年度小論文課題文読解、説明問題、600〜800字論述裁判員裁判、量刑、刑罰の目的、国民参加刑事司法制度を理解する力、判例・制度の位置づけ、制度評価刑罰論・裁判員制度・司法制度を基礎から整理し、制度の利点と課題を書く
2019年度小論文課題文読解、概念説明、300〜400字説明、600〜800字論述政党政治、ポピュリズム、集計民主主義、民主主義の変容政治学概念を本文に即して説明する力、現代政治を分析する力政党・民主主義・ポピュリズム・市民社会の基本論点を押さえる
2023年度英語英文和訳、内容説明、下線部和訳家族法、離婚と損失分配、冷戦・脱植民地化・第三世界社会科学系英文の精読、法学・政治学語彙、論旨説明全文和訳だけでなく、文章全体の研究上の特徴を説明する練習を行う
2024年度英語英文2題の和訳一時的労働移住と子どもの権利、ポピュリズム人権・国際移動・政治思想系英文を正確に訳す力法学・政治学・国際関係の英文に慣れ、抽象語を文脈で訳す
2025年度公式外国語下線部和訳、英文和訳。公開版では著作権削除箇所あり人権訴訟・社会運動、比較政治理論法学・政治学に関する英語読解力、基礎用語知識法学・政治学系英語の専門語彙と構文処理を重点的に鍛える
2025年度公式小論文課題文読解、比喩説明、要約、論評法学の基本知識、EUに関する議論、Dworkinに関する論点法学知識を使って理解・分析し、自分の考えを論述する力法学概念を暗記で終わらせず、課題文に即して論評する練習を行う

英語の出題傾向

添付過去問から見ると、英語は英文和訳の比重が非常に高い科目です。2023年度は、家族法に関する英文の和訳に加えて、冷戦研究に関する英文を読み、研究上の特徴を説明する問題と下線部和訳が出ています。2024年度は、子どもの権利と一時的労働移住、ポピュリズムに関する英文を和訳する形式でした。いずれも一般的な日常英文ではなく、法学・政治学・社会科学系の論説文です。

公式2025年度の出題の意図では、外国語(英語)は「法学・政治学に関する英語の読解力及び基礎的な用語の知識」を問うものとされています。公開問題では著作権の都合で本文の多くが削除されていますが、設問形式として下線部和訳・英文和訳が確認できます。

英語試験では紙の辞書1冊を使えます。しかし、辞書は単語の意味を調べる道具であり、文構造を自動で教えてくれるわけではありません。主語・動詞・目的語・補語、関係詞、挿入、比較、否定、抽象名詞の処理ができなければ、辞書を引いても日本語として意味が通る訳になりません。

特に名古屋大学法学部の英語では、逐語訳だけでなく、論旨が通る自然な日本語訳が必要です。英語が苦手な受験生は、単語暗記だけでなく、1文ずつ構文を取り、文と文のつながりを説明できる状態を目指しましょう。

小論文の出題傾向

小論文は、課題文読解型が中心です。添付過去問では、2016年度は法の安定機能・変動機能や静的安全・動的安全、2018年度は裁判員裁判と量刑、2019年度は政党政治・ポピュリズム・民主主義、2017年度は現実主義や民主主義をめぐる政治思想が扱われています。法学寄りの年度と政治学寄りの年度があり、どちらか一方だけを勉強すればよいとは言えません。

公式2025年度の小論文の出題の意図では、法学に関する基本的知識と、それに基づいて法学上の問題について自身の理解や分析を論述する能力が問われるとされています。公式公開問題の末尾からは、課題文中の比喩を説明する問題、EUに関する議論を整理する問題、Dworkinに関する主張を踏まえて論評する問題が確認できます。

小論文で差がつくのは、知識を並べる答案ではなく、課題文の主張を正確に読み取り、法律学・政治学の概念を使い、対立する見解を整理し、自分の立場を根拠付きで示す答案です。感想文のように「私は大切だと思う」で終わる答案では不十分です。

口述試験につながる出題傾向

添付ファイルには、口述試験の具体的な質問メモは確認できませんでした。ただし、公式募集要項では第1次選抜合格者に対して口述試験を実施すると明記されています。

口述試験では、志願理由書の内容、現在の学び、編入後に学びたいテーマ、法律学・政治学への関心が深掘りされる可能性があります。小論文で扱われるテーマと志願理由書がつながっていないと、面接で説明が弱くなります。

たとえば、小論文対策で民主主義やポピュリズムを学んだなら、「現代の政治参加や市民社会に関心がある」と志願理由に接続できます。裁判員制度や刑事司法を学んだなら、「市民参加と司法制度の正当性を考えたい」と整理できます。志願理由書、小論文、口述試験の一貫性が重要です。

添付過去問を見ると、名古屋大学法学部の編入では、英語の読解力に加えて、法律学・政治学の視点から社会問題を論理的に説明する力が求められます。

ただし、自分の英語和訳や小論文答案が出題傾向に合っているかは、独学では判断しにくい部分です。

スプリング・オンライン家庭教師の無料相談では、添付過去問の傾向を踏まえて、現在の学習状況に合った対策方針を整理できます。

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出題傾向から逆算した英語対策

1. 辞書使用可でも、構文把握を最優先する

名古屋大学法学部の英語では、紙の辞書1冊を使用できます。しかし、辞書使用可でも、構文把握ができないと得点しにくい試験です。辞書で単語の候補を調べても、どの意味を選ぶべきかは文脈で判断しなければなりません。

まずは、長い英文を意味のまとまりに分け、主語・動詞・目的語・補語を確認しましょう。関係詞、分詞構文、挿入句、比較、否定、代名詞の指示内容を曖昧にしたまま訳すと、全体の論旨が崩れます。

特に法学・政治学系英文では、rights、authority、legitimacy、distribution、intervention、representation、justice、public policyのような抽象語が多く出ます。単語帳の訳語をそのまま当てはめるのではなく、文脈に合わせて訳す練習が必要です。

2. 和訳答案は「自然な日本語」と「正確性」の両方を意識する

和訳答案では、直訳調すぎると意味が通りにくくなります。一方で、意訳しすぎると原文から離れてしまいます。名古屋大学法学部の英語では、英文の構造を正確に反映しながら、読者に伝わる日本語に整える力が必要です。

たとえば、抽象名詞が主語になる英文では、日本語では「〜であること」「〜という考え方」「〜という制度」のように補って訳す必要があります。また、法律学・政治学の英文では、1文の中で因果関係、対比、譲歩が組み込まれていることが多いため、接続関係を訳に反映させましょう。

添削を受けると、自分では気づきにくい誤訳、係り受けのズレ、訳しすぎ、訳し落としを修正しやすくなります。

3. 社会科学系英文を継続して読む

対策項目やること目安
語彙法学・政治学・社会科学系単語を整理毎週50語程度
精読1文ずつ構文分析する週2〜3本
和訳記述式で自然な日本語に直す週2本
要約英文全体の主張を日本語でまとめる週1本
復習誤訳した構文・語彙をノート化する毎回

英語が苦手な受験生は、最初から過去問を時間内に解くよりも、まずは短めの社会科学系英文を精読し、1文ずつ構造を確認することから始めましょう。慣れてきたら、過去問形式に合わせて時間を測り、辞書を引く単語と推測で処理する単語を分ける練習をします。

出題傾向から逆算した小論文対策

1. 法律学・政治学の基礎概念を整理する

小論文では、次のような基礎概念を説明できる状態にしておきましょう。

概念最低限押さえたい内容
法の支配権力者の恣意ではなく、一般的・公開された法に基づいて統治する考え方
立憲主義憲法により国家権力を制限し、人権を保障する考え方
基本的人権個人の尊厳を基礎に保障される自由権・社会権・参政権など
権力分立立法・行政・司法などに権力を分け、相互に抑制する仕組み
民主主義人民の意思を政治に反映させる制度と理念
司法制度紛争解決、権利救済、権力統制を担う制度
行政法律を執行し、公共政策を実施する国家作用
地方自治住民に身近な公共問題を地方公共団体が処理する仕組み
公共政策社会問題の解決を目的とする制度・施策
市民社会国家や市場だけでなく、市民・団体・メディアなどが公共性を形成する領域
国際関係国家、国際機関、非国家主体が関わる政治・法・経済の関係
多文化共生異なる文化的背景を持つ人々が共に暮らすための制度と価値

これらを暗記するだけでは不十分です。たとえば「民主主義」を説明するなら、多数決だけでなく、少数者保護、熟議、代表制、ポピュリズムとの関係まで考える必要があります。

2. 現代社会の問題を制度の視点で考える

名古屋大学法学部の小論文では、ニュースの感想を書くのではなく、制度・権利・公共性・政策目的の観点から考えることが重要です。

たとえば、SNS上の誹謗中傷を扱うなら、表現の自由、人格権、プラットフォーム規制、司法救済、行政規制、民間事業者の責任を整理します。移民や外国人労働者を扱うなら、人権、労働法、国際関係、家族、地方自治、多文化共生を接続して考えます。

小論文では、利害関係者を整理し、制度の目的と副作用を検討し、反対意見にも触れることで、答案の説得力が高まります。

3. 小論文答案の基本構成を身につける

おすすめの構成は次の通りです。

  1. 問題提起
  2. 概念・制度の説明
  3. 課題文またはテーマの整理
  4. 自分の立場
  5. 理由
  6. 具体例
  7. 反対意見・限界への配慮
  8. 結論

この型を使うと、単なる感想文になりにくくなります。特に「概念・制度の説明」と「反対意見・限界への配慮」があるかどうかで、法学部編入の小論文らしさが変わります。

4. 過去問演習の進め方

過去問は、同じ問題が出ると考えるためではなく、問われる力を把握するために使います。

1周目は、年度ごとのテーマ、設問数、字数、課題文の読み方を確認します。2周目は、設問ごとに答案構成を作ります。3周目は、時間を測って実際に書きます。解答後は、自己採点だけで終わらせず、課題文の読み落とし、概念説明の不足、論理の飛躍、具体例の弱さを確認しましょう。

独学では、自分の答案が出題意図に合っているか判断しにくいものです。特に法律学・政治学未習者は、用語の使い方が曖昧なまま答案を書いてしまうことがあるため、添削を受ける価値があります。

小論文で失点しやすい答案

1. 課題文やテーマの理解が浅い

課題文の一部だけを拾い、自分の知っている話に置き換えてしまう答案です。まず筆者の主張、対立軸、結論を正確に押さえる必要があります。

2. 法律学・政治学の概念を使えていない

「人権が大事」「民主主義が大切」と書くだけでは不十分です。基本的人権、立憲主義、権力分立、代表制、公共政策などの概念を使って説明しましょう。

3. 感想文になっている

「私はよいと思う」「問題だと思う」で終わる答案は評価されにくいです。なぜそう考えるのか、どの制度と関係するのか、どのような反対意見があるのかを示す必要があります。

4. 結論だけを書いて理由が弱い

結論が明確でも、理由が抽象的だと説得力が出ません。根拠、具体例、制度上の位置づけを入れましょう。

5. 反対意見や制度上の限界に触れていない

法学・政治学では、複数の見解があることを前提に考えます。反対意見に触れたうえで自分の立場を示すと、答案の深みが出ます。

6. 志願理由と小論文で扱う関心テーマがつながっていない

志願理由では人権に関心があると書いているのに、小論文や口述試験で関連テーマを説明できないと、一貫性が弱くなります。普段の小論文対策から、自分の関心テーマと接続して考えましょう。

名古屋大学法学部の小論文対策は、法律学・政治学の用語を知っているだけでは不十分です。

社会問題を制度や価値判断の観点から整理し、根拠をもって自分の立場を示す必要があります。

スプリング・オンライン家庭教師の無料相談では、添付過去問の傾向と現在の答案力をもとに、どこを改善すべきか整理できます。

名古屋大学法学部編入の小論文対策を無料で相談する

志願理由書の書き方

名古屋大学法学部の第3年次編入では、出願書類として本学部所定の志願理由書を提出します。2026年度募集要項では、志願理由書について、文章の全部または一部を生成AIにより作成することは認めないと明記されています。志願理由書は自分の言葉で作成し、口述試験で説明できる内容にしましょう。

志願理由書では、特に次の3点を一貫して説明する必要があります。

  1. なぜ編入を目指すのか
  2. なぜ名古屋大学法学部なのか
  3. なぜ法律学・政治学を学びたいのか

構成例は次の通りです。

  • 問題意識の提示
  • 法律学・政治学への関心
  • 名古屋大学法学部との接続
  • 編入後の学習計画
  • 将来像

NG例:

貴学は有名な国立大学であり、法学部で法律を学びたいと考えたため志望しました。将来に役立つ知識を身につけたいです。

この例は、名古屋大学法学部でなければならない理由、法律学・政治学のどの分野に関心があるのか、編入後に何を学ぶのかが曖昧です。

改善例:

私は、〇〇という社会問題に関心を持ち、現在の学修を通じて、制度や政策の設計が個人の権利や社会のあり方に大きく影響することを実感しました。名古屋大学法学部では、法律学と政治学を体系的に学び、〇〇という課題を制度・権利・公共性の観点から考えたいと考えています。編入後は〇〇を中心に学び、将来的には〇〇の分野で学びを活かしたいです。

志願理由書は、きれいな文章にすることだけが目的ではありません。口述試験で深掘りされても、自分の経験、学習計画、将来像を一貫して説明できる内容にすることが重要です。

口述試験対策|志願理由書・小論文・学習計画を一貫させる

2026年度募集要項では、第1次選抜合格者に対して口述試験が実施されます。

口述試験では、次のような質問を想定しておきましょう。

  • なぜ編入を目指すのですか
  • なぜ名古屋大学法学部なのですか
  • なぜ法律学・政治学を学びたいのですか
  • 現在の学校では何を学んできましたか
  • 編入後に研究したいテーマは何ですか
  • 小論文対策を通じて、どのテーマに関心を持ちましたか
  • 最近気になった法律・政治・社会問題はありますか
  • 卒業後の進路はどう考えていますか
  • 法学部での学びを将来どう活かしますか
  • 他大学ではなく名古屋大学を選ぶ理由は何ですか
  • 英語試験で苦労した点は何ですか
  • 志願理由書に書いた内容について、もう少し詳しく説明してください

回答の基本型は、次の流れです。

結論

理由

具体例

名古屋大学法学部で学びたいこと

分からない質問が来た場合は、無理に知ったかぶりをしないことが大切です。

「現時点では十分に理解できていませんが、〇〇という観点から考えると……」
「その点は今後さらに学ぶ必要があると考えていますが、現在の理解では……」

のように、誠実に考える姿勢を示しましょう。

合格体験談・関連情報から見る名古屋大学法学部編入の対策

スプリング・オンライン家庭教師の既存記事では、名古屋大学法学部編入について、小論文は法学・政治学に関する課題文型、英語は和訳中心で辞書持ち込み可だが文構造の把握が重要であることが紹介されています。既存記事は掲載時点の情報を含むため、日程・募集人員などは必ず最新の公式募集要項で確認してください。

また、スプリング・オンライン家庭教師の合格実績ページでは、大学編入の法学・政治学系として名古屋大学法学部の実績が掲載されています。これは合格を保証するものではありませんが、法学部編入対策の指導実績を確認する材料になります。

YouTube検索結果では、スプリング・オンライン家庭教師のチャンネルに「令和3年度 名古屋大学法学部 3年次編入 合格者インタビュー」とされる動画が確認できました。ただし、動画本文の詳細な内容までは取得できなかったため、ここでは動画内容を断定的に紹介せず、確認できた範囲にとどめます。

受験生が名古屋大学法学部編入を目指す主な理由

名古屋大学法学部編入を目指す理由としては、法律学・政治学を体系的に学び直したい、国立大学で専門的に学びたい、現在の学部・学校での学びから法学・政治学へ関心が移った、法曹・公務員・政策・企業法務・大学院進学などの将来像と接続したい、といった動機が考えられます。

志願理由では、知名度や偏差値だけでなく、自分の問題意識と名古屋大学法学部の教育内容をつなげる必要があります。

実際に必要になる英語・小論文対策

英語は辞書使用可でも精読力が必要です。小論文は法律学・政治学の基礎概念が必要で、課題文を踏まえて書く練習と添削が重要です。

また、口述試験に向けて、志願理由書と小論文テーマをつなげる必要があります。英語、小論文、志願理由、口述試験を別々に準備するのではなく、一つの受験プランとして組み立てましょう。

直前期に意識したいこと

直前期は、新しい教材に手を広げすぎないことが大切です。英語では、過去に誤訳した構文、抽象語、接続関係を復習します。小論文では、法の支配、立憲主義、人権、民主主義、公共政策などの基本概念を見直します。

志願理由書を読み返し、口述試験の想定問答を声に出して練習しましょう。

名古屋大学法学部編入の学習スケジュール

1年前から始める場合

時期やること
12〜9か月前出願資格・試験科目・過去問形式を確認
9〜6か月前英語精読、法律学・政治学の基礎理解
6〜4か月前添付過去問分析、小論文答案の演習、社会科学系英文の読解
4〜2か月前志願理由書を作成、添削、口述試験想定問答を準備
2か月前〜直前過去問演習、答案復習、英語和訳・小論文・口述試験の最終確認

半年前から始める場合

時期やること
6〜4か月前出願資格・試験科目を確認し、英語と法学・政治学の基礎を一気に整理
4〜3か月前英語和訳、小論文答案の型、社会科学系テーマを並行
3〜2か月前過去問演習、志願理由書の方向性整理
2〜1か月前小論文添削、英語弱点補強、口述試験対策
直前重要テーマと答案復習、提出書類確認

3か月前から始める場合

3か月前から始める場合は、優先順位を絞る必要があります。

  1. 出願資格と試験科目の確認
  2. 添付過去問分析
  3. 英語和訳の弱点把握
  4. 小論文答案の型
  5. 法律学・政治学の基本論点
  6. 志願理由書
  7. 口述試験想定問答
  8. 過去問答案の添削

短期間で全範囲を完璧にしようとすると、英語も小論文も中途半端になりがちです。まず過去問から逆算し、自分に不足している力を特定しましょう。

独学で進められる人・相談した方がよい人

独学で進めやすい人

  • 英語長文の精読・和訳に慣れている
  • 法律学・政治学の基礎を学んだことがある
  • 社会科学系の評論文を読み慣れている
  • 添付過去問をもとに出題傾向を分析できる
  • 小論文答案を自分で改善できる
  • 志願理由書を第三者に見てもらえる環境がある
  • 口述試験の練習相手がいる
  • 学習計画を自分で管理できる

相談した方がよい人

  • 法学・政治学未習から名古屋大学法学部を目指す
  • 英語長文や和訳が苦手
  • 小論文答案の書き方が分からない
  • 添付過去問を見ても出題傾向が読み取れない
  • 自分の答案が出題意図に合っているか判断できない
  • 志願理由書で何を書けばよいか分からない
  • 口述試験で深掘りされたときに答えられるか不安
  • 国立大学法学部の併願戦略も考えたい
  • 試験まで半年を切っている

名古屋大学法学部の編入対策は、人によって必要な準備が大きく異なります。

特に、英語の読解力、法律学・政治学の基礎理解、小論文答案の完成度、志願理由書の一貫性によって、優先すべき対策は変わります。

スプリング・オンライン家庭教師の無料相談では、現在の学習状況や出願予定年度に合わせて、名古屋大学法学部編入に向けた個別ロードマップを提案します。

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よくある質問

Q1. 名古屋大学法学部の編入は何年次編入ですか?

第3年次編入です。入学後は法学部の3年次に編入する形になります。出願前に必ず名古屋大学公式の最新募集要項を確認してください。

Q2. 募集人員は何名ですか?

2026年度募集要項では10名です。ただし、選考結果によっては募集人員にかかわらず入学が許可されない場合があります。

Q3. 大学2年生でも出願できますか?

可能性があります。2026年度募集要項では、日本の大学に2年以上在学し、52単位以上を修得した者または所定時期までに満たす見込みの者が対象に含まれます。本学在学者は除かれます。

Q4. 短大生や高専生でも出願できますか?

可能性があります。短期大学または高等専門学校を卒業した者、または卒業見込みの者が出願資格に含まれます。

Q5. 専門学校からでも受験できますか?

可能性があります。学校教育法第132条に基づく専修学校専門課程を修了した者、または修了見込みの者が対象に含まれます。自分の学校が該当するか確認してください。

Q6. 試験科目は何ですか?

第1次選抜は書類選考、外国語(英語)、小論文です。第2次選抜は口述試験です。

Q7. 英語試験で辞書は使えますか?

紙の辞書1冊に限り使用できます。電子辞書、事典類、単語帳、参考書等は使用できません。

Q8. 小論文では何が問われますか?

課題文を読み、法律学・政治学の基本概念を使って説明・分析・論評する力が問われます。年度によって法学寄り、政治学寄りのテーマがあります。

Q9. 口述試験はありますか?

あります。第1次選抜合格者に対して、第2次選抜として口述試験が実施されます。

Q10. 志願理由書は必要ですか?

必要です。本学部所定様式の志願理由書を提出します。提出書類や様式は年度により変わる可能性があるため、必ず最新要項を確認してください。

Q11. 志願理由書に生成AIを使ってもよいですか?

2026年度募集要項では、志願理由書の文章の全部または一部を生成AIにより作成することは認められていません。自分の言葉で作成しましょう。

Q12. 法学未習でも名古屋大学法学部を目指せますか?

目指すことはできます。ただし、小論文では法学の基本概念が問われるため、法の支配、立憲主義、人権、司法制度などを基礎から整理する必要があります。

Q13. 政治学未習でも対策できますか?

対策できます。ただし、民主主義、政党政治、公共政策、国際関係、市民社会などの基本論点を学び、課題文に即して説明できるようにする必要があります。

Q14. 過去問は何年分解くべきですか?

少なくとも確認できる年度は複数年分取り組みたいところです。公式公開分、大学窓口で閲覧できる過去問、手元の添付過去問を使い、形式と問われる力を把握しましょう。

Q15. 過去問を解いても答案の良し悪しが分からない場合はどうすればよいですか?

自己採点だけで判断しにくい場合は、添削を受けるのがおすすめです。特に小論文は、課題文理解、概念説明、論理構成、反対意見への配慮を第三者に見てもらうと改善点が明確になります。

Q16. 独学でも合格を目指せますか?

英語和訳、小論文、志願理由書、口述試験を自分で分析・改善できる人は独学でも準備できます。一方で、法学・政治学未習者や答案の評価が難しい人は、指導を受けた方が学習の方向性を整理しやすいです。

Q17. いつから対策を始めるべきですか?

理想は1年前です。半年前からでも対策は可能ですが、英語と小論文を並行する必要があります。3か月前からの場合は、出願資格確認、過去問分析、英語和訳、小論文の型、志願理由書、口述試験対策の優先順位を明確にしましょう。

まとめ|名古屋大学法学部編入は、英語・小論文・口述試験の一貫対策が重要

  • 出願資格と52単位要件を早めに確認する
  • 第3年次編入であることを確認する
  • 募集人員は10名であることを確認する
  • 第1次選抜は書類選考・英語・小論文である
  • 第2次選抜は口述試験である
  • 英語は辞書使用可でも、構文把握と自然な和訳が重要
  • 小論文では法律学・政治学の基礎概念と論理構成が重要
  • 添付過去問から出題傾向を把握する
  • 志願理由書では「なぜ名古屋大学法学部か」を具体化する
  • 口述試験では志願理由・小論文テーマ・学習計画の一貫性を示す
  • 直前期は新しい教材よりも答案と基本論点の復習を優先する
  • 独学で判断しにくい部分は、英語和訳添削・小論文添削・口述試験対策を活用する

「名古屋大学法学部を受けたいけれど、何から始めればよいか分からない」
「英語と小論文のどちらを優先すべきか迷っている」
「過去問を見ても出題傾向がつかめない」
「法学・政治学未習で小論文対策が不安」
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