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大分大学医学部(修業年限4年)の医学部学士編入試験を徹底解説|出願資格・生命科学・小論文・面接まで

大分大学医学部(修業年限4年)の医学部学士編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。医学部学士編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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大分大学医学部医学科の学士編入学試験は、正式には「医学部医学科第2年次編入学試験」と呼ばれ、医学部医学科以外の4年制大学で2年以上在学し62単位以上を修得した人、または大学を卒業(見込み)した人を対象に、第2年次への編入学の道を開く入試制度です。令和9年度(2027年度)の募集人員は10名で、書類選考の第1次選抜、生命科学に関する総合問題と英語の第2次選抜、個人面接と発表及びグループディスカッションの第3次選抜という3段階で合否が決まります。医学科は6年制の学部であるため、第2年次に編入学した合格者は卒業までの5年間を大分大学で学ぶことになります。本記事では、大分大学が公式に公開している令和9年度学生募集要項と過去2年分の入学者選抜試験実施状況をもとに、出願資格・試験科目・日程・倍率・対策のポイントを大分大学固有の情報として整理します。生命科学・英語のような学力試験の対策だけでなく、出願書類の準備や日程管理でつまずかないための実務的なポイントもあわせて確認していきます。

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目次

大分大学医学部医学科 学士編入学(第2年次編入学)試験の概要

大分大学医学部が公表している入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)では、医学科第2年次編入学試験について「多様な専門能力、明確な問題意識や高い問題解決能力を有する人材並びに地域医療の場で活躍できる人材を受け入れるため」に3段階の選抜を実施すると説明されています。第1次選抜では小論文を含む書類審査、第2次選抜では生命科学に関する総合問題と英語の学力審査、第3次選抜では個人面接と課題発表形式を取り入れたグループディスカッションが行われます。書類・学力試験・面接という性質の異なる3種類の選抜を積み重ねる設計は、知識量だけでなく人物像まで多面的に評価しようとする大分大学の姿勢を表しています。

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募集要項の「目的」の項目では、医学部医学科を除く修業年限4年以上の大学で2年以上在学し62単位以上を修得した人、または医学以外の学問を修めた大学卒業者に編入学の道を開くことで、多様な人材を迎え入れたいという考え方が示されています。そのうえで、単に臨床医を志向するだけでなく、臨床研究や生命科学・予防医学分野の研究を積極的に志向し、国際医療協力に携わるような国際性を備えた医師や研究者を育成することを目的としている点が明記されています。入学後は希望する講座等に所属し、修学・研究上の指導を受けることが望まれるとされており、研究志向の学生を意識した制度設計であることがうかがえます。

大分大学医学部には、医学科のほかに看護学科・先進医療科学科があり、それぞれ異なる編入学制度を設けています。看護学科は社会人や看護系短期大学・専修学校の卒業者等を対象とした第3年次編入学試験を実施していますが、医学科の学士編入学試験は医学以外の大学在学者・卒業者を対象とした第2年次編入学試験という位置づけで、出願資格も選抜方法も看護学科とは異なります。医学科を目指す場合は看護学科向けの情報と混同しないよう、必ず医学部医学科第2年次編入学試験の募集要項を直接確認してください。試験会場となる挾間キャンパスは、医学部の教育・研究機能に医学部附属病院を併設した医学系総合キャンパスです。臨床医学と基礎医学の双方を大学内で学べる環境が整っており、学士編入学試験もこのキャンパスで実施されるため、受験当日は医学部の雰囲気を実際に見ておける機会にもなります。

大分大学医学部が掲げる「求める学生像」(医学科)では、医師として人の健康と福祉及び科学の進歩に貢献したいという確固たる決意、患者の痛みを分かち合う思いやりに満ちた心、日進月歩の医学・医療に対応するための持続力と忍耐力、他者の意見を良く聞き協調して物ごとを進める社会性とコミュニケーション能力の4項目が挙げられています。一般選抜の地元出身者枠や総合型選抜の地域枠には大分県の地域医療への貢献意志という項目が追加されますが、医学科第2年次編入学試験の募集要項にはこの地域医療に関する項目は明記されていません。出願前にこれらの人物像と自分の経験・志望動機がどうつながるかを整理しておくと、後述する課題小論文や面接での一貫性を保ちやすくなります。

医学部医学科の入学ルートには、高校卒業見込みの受験生を対象とする一般選抜(定員65名程度)・総合型選抜(定員35名程度)のほかに、大学在学者・卒業者を対象とするこの学士編入学試験(定員10名)があります。高校卒業見込み者向けの2ルート合計100名前後に対し、学士編入学はわずか10名という狭い枠で運用されている点がまず押さえておきたい違いです。試験の時期も異なり、一般選抜が2月の前期日程で実施されるのに対し、学士編入学試験は出願が5月、第2次選抜が7月、第3次選抜が9月というように、独自の年間スケジュールで進みます。いったん別の大学で学んだ人が改めて医師を目指すための入口という位置づけであり、理系・文系を問わず、これまでの専門分野での学びや職務経験を医学とどう結びつけるかが、生命科学・英語の学力試験と課題小論文・面接の両面で重視される入試だといえます。

大分大学全体の入学者受入れの方針でも、幅広く深く学ぶための基礎的能力、論理的に考え文章や口頭で他者に伝える力、知識を組み合わせて多面的に考える力、思いやりの心を持ち他者と協力して行動する力、地域社会や国際社会に貢献しようとする意欲、目的に向かって努力できる意欲という6項目の「求める学生像」が示されています。医学科のアドミッション・ポリシーはこの全学共通の方針の上に、医療人としての倫理観やコミュニケーション能力を重ねたものと位置づけられており、出願書類や面接では大学全体の方針と医学科固有の方針の両方を踏まえて自分の言葉で語れるようにしておくと安心です。

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募集人員・出願資格|学士要件・修得単位・語学要件

令和9年度(2027年度)の募集人員は医学部医学科10名です。過去2年間の入学者選抜試験実施状況でも募集人員は同じく10名で推移しており、大きな増減は確認されていません。ただし年度によって変更される可能性があるため、出願する年度の募集要項で必ず確認してください。

出願資格は次の3区分のいずれかに該当する人です。医学部医学科の卒業者(退学者・除籍者を含む)および在籍者は出願できません。

区分要件
(1)在学生修業年限4年以上の国内の大学で、令和9年3月31日までに2年以上在学し、62単位以上修得した人または修得見込みの人
(2)卒業者修業年限4年以上の国内の大学を卒業した人(大学改革支援・学位授与機構から学士の学位を授与された人を含む)または令和9年3月31日までに卒業見込みの人
(3)外国学校出身者修業年限4年以上の外国の大学等で、学校教育における16年の課程を修了した人または令和9年3月31日までに修了見込みの人

(1)と(2)は国内の大学に限られ、(3)は修業年限4年以上の大学に限られる点に注意が必要です。在学中の人で62単位以上修得済みであることが成績証明書で確認できない場合は、履修中・履修予定の単位数を明記した授業科目一覧表の提出が別途求められます。出願資格(1)に該当する在学者は、令和9年3月31日までに62単位以上を修得できるかどうかが出願の分かれ目になります。出願時点でまだ62単位に届いていない場合でも、修得見込みであれば出願は可能ですが、判断に迷う場合は早めに所属大学の教務窓口で単位数を確認しておくと、出願直前に慌てずに済みます。

語学要件について、大分大学の出願書類一覧にはTOEICやTOEFLなど外部英語試験のスコア提出は含まれていません。医学部学士編入では英語力の証明として外部試験スコアの提出を求める大学も少なくありませんが、大分大学は後述する第2次選抜で大学独自の英語筆記試験を課す方式を採っており、出願時点でのスコア提出は不要です。

なお、募集要項には年齢の上限に関する記載はありません。年齢制限を明文化していない点は、社会人経験者や再受験を検討する人にとって出願を判断しやすい材料になります。自分の学歴がどの区分に該当するかを早い段階で整理し、成績証明書や卒業(見込)証明書の取り寄せに時間がかかることを見越して準備を進めましょう。

出願にあたっては、証明書類に加えて出身(在学)大学の指導教員などによる推薦書が必要です。募集要項では、指導教員に依頼できない場合は「志願者の人格、性向、研究意欲などを熟知している者(配偶者及び3親等以内の親族を除く)」に依頼するよう定められており、推薦文は原則として日本語または英語で作成し、1件のみ提出します。推薦者には推薦内容について大学から問い合わせが行われることがあるとされているため、依頼する相手には事前に自分の志望理由や学習計画を十分に共有しておくことが望ましいでしょう。

出願書類は多岐にわたり、それぞれ提出条件が細かく定められています。主な出願書類を整理すると、次のとおりです。

出願書類主な内容・注意点
入学志願書・受験票・写真票大学所定の用紙を使用
入学検定料振込証明書等30,000円。金融機関窓口またはコンビニエンスストアで振込み、証明書等を受験票下欄に貼付
推薦書出身(在学)大学等の指導教員等による人物評価を含む推薦書。厳封のうえ1件のみ提出
成績証明書出身(在学)大学長等が証明し厳封したもの。過去に在籍した大学(留学先を含む)の分も全て提出
履修中・履修予定単位数一覧表出願資格(1)に該当し、62単位以上修得済みが成績証明書で確認できない在学者のみ提出
卒業(見込)証明書出願資格(2)(3)に該当する人が提出
在学証明書出願資格(1)に該当する人が提出
課題小論文1,000字以内。大学所定の様式に自筆・横書き
住所シール・返信用封筒返信用封筒には410円分の切手を貼付(第1次選抜結果通知用)

大学院を修了している人が出願する場合は、これらに加えて大学院の成績証明書(当該研究科長等が証明し厳封したもの)と、学位授与(修了見込)証明書の提出が求められます。出願資格(2)の「修業年限4年以上の大学を卒業した人」には大学院修了者も含まれると考えられますが、必要書類が通常より多くなるため、大学院在籍・修了歴がある人は特に早めに準備を始めることをおすすめします。

出願書類の提出先である旦野原キャンパスは、JR豊肥本線「大分大学前駅」から徒歩約10分、または大分バスで「大分大学」「大分大学正門」下車の位置にあります。試験会場の挾間キャンパスとは異なる場所にあるため、出願書類を持参する場合は行き先を間違えないよう注意してください。出願書類等に不備があるものは受付できないと明記されているため、提出前に募集要項添付の出願書類等一覧表を使って一つずつ確認することが重要です。一度受理された出願書類等は、いかなる理由があっても返還されませんので、コピーを手元に残しておくと安心です。結婚などで改姓し、現在の氏名と証明書等の氏名が異なる場合は、戸籍抄本または戸籍謄本の提出が必要とされています。また、記載事項に虚偽の記入をした場合は、入学後であっても入学許可が取り消されることがあると明記されているため、正確な情報を記入するようにしましょう。

入学検定料30,000円の納入方法は2種類用意されています。金融機関(郵便局を含む)の窓口で大学所定の振込用紙を使って振り込む方法と、大学ホームページの専用ページ経由でコンビニエンスストアから振り込む方法です。金融機関の窓口振込はATMでの手続きが認められていない点に注意が必要で、振込後は振替払込受付証明書または収納証明書を受験票下欄の貼付欄にのり付けして提出します。振込手数料は自己負担となります。

出願書類に記載する個人情報の取扱いについても募集要項に説明があります。志願者から提出された個人情報は、入学者選抜に係る業務・統計処理などの付随業務以外には利用しないとされていますが、入学料・授業料免除(猶予)や奨学金の申請、留学を希望した場合には選考資料として利用されることがあると明記されています。一部業務は委託業者に委託される場合があり、その際は業務遂行に必要な範囲で個人情報が提供されるとされています。

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試験科目|生命科学・英語・課題小論文・面接の配点と内容

大分大学医学部医学科の学士編入学試験は、第1次選抜・第2次選抜・第3次選抜の3段階で構成されます。大分大学の選抜で特に注意したいのは、各段階の合否がその段階の得点のみで判定されるという運用方法です。第2次選抜に進んだ時点で第1次選抜の得点は反映されず、第3次選抜の合否も第3次選抜の結果のみで決まります。募集要項には「合否は、第2次選抜の結果のみで判定します」「合否は、第3次選抜の結果のみで判定します」と明記されており、同点者が出た場合に限り、直前の選抜段階の得点で順位付けが行われる仕組みです。

選抜段階試験科目配点合格の目安
第1次選抜出願書類審査(課題小論文を含む)100点募集人員の約10倍
第2次選抜生命科学に関する総合問題(120分)・英語(90分)生命科学200点・英語100点(合計300点)募集人員の約3倍
第3次選抜個人面接・発表及びグループディスカッション個人面接150点・発表及びGD150点(合計300点)最終合格者を決定

配点比を見ると、第2次選抜は生命科学200点・英語100点で2対1、第3次選抜は個人面接150点・発表及びGD150点で1対1です。第2次選抜だけで見れば生命科学の配点は英語の2倍にあたるため、限られた学習時間を配分する際は、まず生命科学に厚めの時間を割きつつ、英語も100点分を取りこぼさない水準まで仕上げるという優先順位のつけ方が現実的です。第3次選抜は個人面接と発表及びGDが同じ150点ずつであるため、どちらか一方に偏った対策では300点を最大化しにくい配点構造になっている点も意識しておきましょう。

第2次選抜の生命科学に関する総合問題は「大学教養教育修了程度」とされ、令和8年度入試では7月24日午前10時から12時までの120分で実施されます。英語は同日午後1時30分から3時までの90分間で行われ、生命科学と合わせて1日で実施される点も押さえておきたいポイントです。試験会場はいずれも大分大学医学部の挾間キャンパス(由布市挾間町)で、出願書類の提出先である旦野原キャンパスの学生支援部入試課とは別の場所にある点にも注意してください。挾間キャンパスへはJR利用の場合は大分駅から特急で由布院方面へ、バス利用の場合は大分バスの「大学病院」行きで約40分とされており、遠方から受験する場合は前泊も含めて余裕を持った移動計画を立てておくと安心です。生命科学の試験が終わる12時から英語の試験が始まる13時30分までは1時間30分の間隔があります。昼食や気持ちの切り替えに使える時間として、あらかじめ何をして過ごすかを決めておくと、2科目続けての受験でも集中力を保ちやすくなります。

第3次選抜は個人面接と、発表及びグループディスカッションの2種類で構成されます。募集要項に具体的な設問例は掲載されていませんが、個人面接と課題発表形式のグループディスカッションを組み合わせている点は、大分大学のアドミッション・ポリシーが重視する「他者の意見を良く聞き、協調して物ごとを進めることができる社会性とコミュニケーション能力」を評価する狙いがあると考えられます。第3次選抜は9時から17時まで(予定)の間で実施され、受験者ごとに割り当てられた時間に個人面接とグループディスカッションを受ける形になるため、当日は長時間キャンパス内で待機する可能性がある点も想定しておくとよいでしょう。

挾間キャンパスは医学部附属病院を併設しているため、試験時間中に高度救命救急センターのドクターヘリによる患者緊急搬送が行われることがあります。離着陸時に大きな音が発生する場合がありますが、これは生活騒音として扱われ、原則として試験は続行されると募集要項に明記されています。突発的な音に驚いて集中を乱さないよう、あらかじめこうした環境であることを知っておくと落ち着いて対応できます。

受験に際しての注意事項も募集要項に明記されています。第2次選抜の受験者は試験開始30分前までに指定された場所に集合し、試験開始後20分以上遅刻した場合は受験できません。試験時間中に机の上に置けるものは、受験票・黒鉛筆(HB)・鉛筆キャップ・シャープペンシル(HB)・消しゴム・鉛筆削り・計時機能のみの時計(アラーム機能は使用不可)・眼鏡・ハンカチ・ティッシュペーパー・目薬に限られ、携帯電話等の電子機器類は電源を切ってかばんに入れることが求められます。挾間キャンパス敷地内は全面禁煙で、試験当日は原則として自動車・バイクによる入構が禁止されている点にも注意してください。第2次選抜の集合場所は校舎講義棟2階、第3次選抜の集合場所は看護学科校舎棟2階とされており、両者は同じ挾間キャンパス内でも建物が異なるため、当日の掲示や通知で集合場所を必ず確認するようにしましょう。

試験当日に持ち込めるもの・持ち込めないものも細かく定められています。

区分内容
机の上に置けるもの受験票、黒鉛筆(HB)、鉛筆キャップ、シャープペンシル(HB)、消しゴム、鉛筆削り、計時機能のみの時計(アラーム不可)、眼鏡、ハンカチ、ティッシュペーパー、目薬
電源を切ってかばんに入れるもの携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末、タブレット端末、電子辞書、ICレコーダー、イヤホン、音楽プレーヤー等
使用が認められない補助具定規(定規機能付き鉛筆等を含む)、コンパス、電卓、そろばん、グラフ用紙等

これらの規定に違反した場合は不正行為として扱われ、その場で受験の中止・退室が指示され、受験した全ての科目の成績が無効になると募集要項に明記されています。特別な事情で補聴器等の使用を希望する場合は、後述する障がい等のある入学志願者向けの事前相談を活用してください。

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出願・試験日程|令和9年度(2027年度)入試のスケジュール

令和9年度(2027年度)大分大学医学部医学科第2年次編入学試験の日程は、大学公式の学生募集要項で以下のとおり示されています。出願は原則郵送で、必ず速達書留を使うよう指定されている点は見落としやすいので注意してください。

日程項目日時
出願期間令和8年5月18日(月)〜5月22日(金)17時必着
第1次選抜結果通知令和8年7月13日(月)発送(速達郵便)
第2次選抜(生命科学・英語)令和8年7月24日(金)
第2次選抜結果発表令和8年9月7日(月)10時(大学HP掲載・通知発送)
第3次選抜(面接・発表及びGD)令和8年9月29日(火)
最終合格発表令和8年10月19日(月)10時(大学HP掲載・通知発送)
入学手続期間令和8年10月26日(月)〜10月30日(金)17時必着

出願期間は5月中旬の1週間ほどと短く、入学検定料30,000円の振込手続き、推薦書の依頼、成績証明書・卒業(見込)証明書の取り寄せなど、発行に時間がかかる書類を早めに準備しておく必要があります。郵送が出願期間に間に合わない場合に限り5月22日当日の持参が認められますが、原則は郵送であるという点を踏まえてスケジュールを逆算しましょう。入学検定料を誤って二重に振り込んだ場合や、振り込んだが出願しなかった場合は、令和8年6月26日までに返還請求願を提出すれば返還を受けられるとされています。返還請求願には氏名・住所・連絡先・入試区分・返還請求理由を明記し、振替払込受付証明書または収納証明書を添えて学生支援部入試課へ郵送する必要があるため、該当する場合は早めに手続きを進めましょう。

入学料は282,000円、年間授業料は535,800円(前期267,900円・後期267,900円)です。日本学生支援機構の給付奨学金予約採用候補者や多子世帯に該当する場合は、入学料の徴収猶予・免除制度を利用できるとされています。合格者の入学辞退等により入学定員に満たない場合は、欠員の生じた枠内で追加合格による欠員補充を行うことがあり、通知は令和8年10月30日17時以降に志願者本人へ電話で連絡される運用です。

障がいなど受験上・修学上の配慮を必要とする可能性がある場合は、出願前の事前相談が必要です。申出期限は出願期間開始前の令和8年5月11日17時までとされており、大学所定の配慮申請書に診断書等の必要書類を添えて学生支援部入試課に提出します。期限後であっても、不慮の事故等により配慮が必要になった場合は速やかに申し出るよう案内されています。また、合格発表後の個人成績開示制度も用意されており、令和9年度入試の開示詳細は令和9年4月下旬に大学ホームページで案内されるとされています。

選抜結果の発表方法にも共通したルールがあります。第1次選抜結果は志願者全員に速達郵便で通知され、第2次選抜結果と最終合格発表は大学ホームページへの受験番号掲載と本人宛の通知発送の両方で行われます。大学ホームページに掲載されるのは受験番号のみで、氏名は掲載されません。いずれの段階でも電話による合否の照会には応じないと明記されているため、通知や大学ホームページの掲載日を自分で把握しておく必要があります。第2次選抜結果および最終合格通知が指定日までに届かない場合は、学生支援部入試課へ申し出るよう案内されています。

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倍率・難易度|大分大学医学部編入の実施状況を読み解く

大分大学が公表している入学者選抜試験実施状況によると、直近2年間の医学部医学科第2年次編入学試験は次のような結果でした。募集人員10名に対して志願者は200名を超える水準が続いています。

年度募集志願者数1次合格2次受験2次合格3次受験3次合格入学者数
令和5年度(2023年度入学)102571141113127108
令和6年度(2024年度入学)102181171123023107

志願倍率(志願者数÷募集人員)は令和5年度が25.7倍、令和6年度が21.8倍で、いずれも20倍を超える高い水準です。最終合格者数はどちらの年度も募集人員と同じ10名でしたが、入学者数は令和5年度が8名、令和6年度が7名にとどまっており、合格しても入学しない受験者が一定数いることがうかがえます。合格倍率(志願者数÷合格者数)も、最終合格者数が募集人員と一致しているため、志願倍率とほぼ同じ水準になります。

選抜段階別に見ると、第1次選抜(書類審査)の通過率は令和5年度が約44%、令和6年度が約54%です。第2次選抜(生命科学・英語)の通過率はどちらの年度も27〜28%程度で、ここが最も絞り込まれる関門になっています。第3次選抜(面接・発表及びGD)は令和5年度が37%、令和6年度が43%とやや通過しやすくなっていますが、それでも半数以上が最終選抜で不合格になっている計算です。

募集要項が示す「第1次選抜では募集人員の約10倍」「第2次選抜では募集人員の約3倍」という基準を実際のデータと照らし合わせると、1次合格者数は令和5年度114名・令和6年度117名で募集人員10名の約10倍と一致し、2次合格者数も令和5年度31名・令和6年度30名で約3倍の基準とほぼ一致しています。募集要項に記載された選抜基準どおりに運用されていることがうかがえるデータといえます。この一致は、募集要項の記述が単なる目安ではなく、実際の選抜運用にほぼそのまま反映されていることを示しており、受験者側も募集要項の数字をそのまま計画立案の材料として使えることを意味します。たとえば1次選抜で約10倍・100名前後まで絞られることを前提に、書類の完成度を高める時間配分を考えるといった使い方ができます。

先に説明したとおり、大分大学の選抜は各段階が独立して判定される方式です。第1次選抜を高得点で通過しても第2次選抜の得点はゼロから評価されるため、単純な倍率の数字だけで難易度を判断せず、各段階でその都度合格ラインを超える実力を維持する準備が求められます。なお、各選抜段階の合格最低点や標準点は募集要項に公表されていません。個人成績開示制度を利用すれば自分の得点は受験後に確認できますが、合格ラインそのものを事前に知ることはできないため、各段階で確実に上位に入ることを目指して対策を積み上げる姿勢が重要になります。また、令和5年度から令和6年度にかけて志願者数は257名から218名へと減少しましたが、倍率は依然として20倍を超えており、募集人員10名という枠の小ささが高い倍率の主な要因になっていると考えられます。入学者数が募集人員を下回っている背景について、募集要項に明記された理由はありませんが、複数の大学を併願した受験者が大分大学以外の合格先に進学を決めるケースなども一般的には考えられます。なお、大分大学が公表している入学者選抜試験実施状況のうち、本記事で確認できたのは令和5年度・令和6年度の2年分です。それ以前の年度のデータは確認できていないため、より長期の推移を確認したい場合は大学ホームページで公表されている実施状況の原本にあたることをおすすめします。

参考として、令和6年度(2024年度)の実施状況では、医学科の一般選抜(前期日程)と総合型選抜の結果もあわせて公表されています。同じ医学科でも入試方式によって倍率の水準は大きく異なることがわかります。

入試方式(令和6年度実施)募集人員志願者数志願倍率
一般選抜(前期日程)65名366名5.6倍
総合型選抜35名171名4.9倍
学士編入学試験(第2年次編入学試験)10名218名21.8倍

一般選抜や総合型選抜の志願倍率がおおむね5〜6倍程度であるのに対し、学士編入学試験は20倍を超えており、医学科の入学者選抜のなかでもとりわけ狭き門であることが公式データから裏付けられます。募集人員そのものが10名と少ないことに加え、社会人や他学部出身者など多様な受験者層が全国から集まりやすい入試であることが、この高い倍率の背景にあると考えられます。

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科目別対策|生命科学・英語・課題小論文の学習法

生命科学に関する総合問題は200点で配点が最も高く、第2次選抜の合否を左右する科目です。募集要項では「大学教養教育修了程度」とだけ示されており、大分大学が分野別の出題比率を公式に開示している情報は確認できませんでした。大学教養レベルの生物学は分子生物学・細胞生物学・生化学・遺伝学・生理学・免疫学など複数分野にまたがるのが一般的で、120分という試験時間の長さからも、記述式で考察力まで問う総合問題である可能性を想定し、特定分野に偏らず全体を網羅する学習計画を立てることが重要です。暗記した知識を自分の言葉で説明できるレベルまで仕上げておくことが、大学教養教育修了程度という出題方針に対する現実的な備え方だと考えられます。生命科学の出題範囲や学習の優先順位については、医学部編入の生命科学対策|出題範囲・レベル・おすすめ参考書と勉強順序を徹底解説で体系的に整理しています。過去問が入手できない、または入手できても十分な演習量を確保できない場合は、大学教養レベルの生物学の教科書や参考書に付属する章末問題を代わりに活用することも一つの方法です。出題形式そのものは大分大学固有のものであっても、基礎知識を文章で説明する練習という土台づくりには活用できます。

生命科学のように出題範囲が明示されていない科目では、学習の進め方そのものを設計することが対策の第一歩になります。大分大学の生命科学は10時から12時までの120分という長丁場で行われるため、学習計画もこの試験時間そのものを軸に組み立てると効果的です。段階的に整理すると、次のようになります。

  1. 大学教養レベルの生物学の教科書・参考書で、分子生物学・細胞生物学・生理学など各分野の基礎用語と概念を体系的にインプットする。
  2. 分野ごとの標準的な演習問題集を使い、知識を実際の設問形式で使えるかどうかを確認する。
  3. 記述式の設問を想定し、時間を計りながら文章で説明・考察する解答を書く練習を重ねる。
  4. 本番同様に120分を通しで確保し、10時に開始したと仮定して時間配分を体に覚えさせる通し演習を行う。
  5. 定期的に模試や演習を通じて理解度を確認し、弱点分野を優先的に復習する。

この5段階のうち特に4番目の通し演習は、生命科学(120分)から1時間30分の間隔を挟んで英語(90分)へと続く大分大学固有の1日2科目構成に慣れておくうえで欠かせません。午前に120分の記述、昼をはさんで午後に90分の筆記という流れを模試形式で再現しておくことで、本番と同じ疲労度の中でも実力を発揮しやすくなります。

英語は100点・90分で、TOEICやTOEFLのスコア提出ではなく大分大学が独自に出題する筆記試験です。出願書類に外部試験スコアの提出欄がないことからも、当日の筆記力そのものが問われる方式だとわかります。医学・生命科学領域の英文を素早く正確に読む練習に加えて、記述解答が求められる場合に備えて要約・和訳・意見論述など複数の出題形式に対応できるよう準備しておくと安心です。医療系の英文だけでなく科学雑誌や新聞記事など幅広いテーマの英文にも触れておくことで、初見の文章にも対応しやすくなります。90分という試験時間の中で複数の設問形式をこなす必要があるため、時間配分を意識した演習を重ねておくことも効果的です。医学部学士編入向けの単語帳や長文読解問題集を使いながら、設問形式ごとに解答時間の目安を決めて演習することも効果的です。和訳や要約は制限時間内に日本語で正確にまとめる練習が必要で、自由英作文が出題される可能性も想定し、医療・科学系のテーマについて自分の意見を英語で書く練習も取り入れておくとよいでしょう。TOEICやTOEFLの対策と違い、大分大学の英語対策は市販のスコア対策教材だけでは完結しない点も意識しておく必要があります。大学入試レベルの精読力と、医療系の専門的な語彙の両方を組み合わせて鍛えることが、大学独自問題への現実的な備え方になります。

課題小論文は出願書類の一部として提出するもので、試験当日に書く小論文とは異なります。設問は「大学で学んだ学問分野並びに社会活動等その他の活動(卒業後の活動も含む)を今後どのように活かし、どのような医療人・医学研究者を目指すか」というもので、字数は1,000字以内、指定様式に黒のボールペンで自筆・横書きするよう求められています。やむを得ず訂正する場合は二重線を引いて上に書き直すルールで、訂正印は不要とされています。1,000字という限られた字数のなかで、これまでの学び・経験(過去)、それを踏まえて医学を志す理由(現在)、大分大学で学んだ後にどのような医療人・医学研究者になりたいか(未来)という時間軸を意識して構成すると、内容に一貫性を持たせやすくなります。「その他の活動」を証明できる資料は3点以内に絞って添付する必要があるため、これまでの学業・職務経験の中から医師・医学研究者としての将来像に直結する実績を厳選することが求められます。募集要項では「課題小論文は黒のボールペンで記入し、十分に下書きをした上で清書すること」と案内されているため、パソコン等で下書きを作成して文章を練り、第三者に読んでもらって内容を確認したうえで、最後に手書きで清書するという手順を踏むと、書き直しの手間を減らせます。課題小論文と面接をつなげて準備する具体的な進め方は、医学部編入の志望理由書対策|添削で見るべきポイントを参照してください。また、生命科学・英語・課題小論文はそれぞれ学習の性質が異なるため、出願期間である5月から第2次選抜の7月までを逆算し、生命科学と英語の学習時間をどう配分するかをあらかじめ決めておくと、直前期に特定の科目だけに偏ってしまう事態を避けやすくなります。

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志望理由書(課題小論文)・面接・過去問分析からみる出題予測

大分大学のウェブサイトには「過去問題の掲載及び請求」という入試全般向けの案内ページがありますが、医学部医学科第2年次編入学試験に限定した過去問の公開方法や請求条件について、公式サイト上で明確に確認できる記載は見当たりませんでした。過去問の入手可否や条件は年度によって変わる可能性があるため、必要な場合は大分大学学生支援部入試課(TEL:097-554-7471)に直接問い合わせて最新の取り扱いを確認することをおすすめします。

過去問の内容そのものを断定することはできませんが、募集要項・配点・アドミッション・ポリシーから読み取れる範囲で出題の方向性を整理すると、次のように考えられます。

  • 生命科学は「大学教養教育修了程度」の総合問題とされ、200点という高い配点から、知識の暗記だけでなく考察・論述を求める設問が含まれる可能性があります。
  • 英語はTOEIC等の外部スコアではなく大学独自問題であるため、医学・生命科学分野の長文読解に加えて、和訳・要約・自由英作文など複数の設問形式に対応できる準備が有効と考えられます。
  • 個人面接と発表及びグループディスカッションの2本立ては、アドミッション・ポリシーが掲げる「患者の痛みを分かち合う思いやり」「たゆまぬ努力と地道な研鑽を重ねる持続力・忍耐力」「他者の意見を良く聞き協調して物ごとを進める社会性とコミュニケーション能力」を、個人と集団の両方の場面で確認する狙いがあると考えられます。

グループディスカッションは発表形式を伴う点が特徴的で、与えられた資料やテーマについて限られた時間で自分の意見をまとめ、他の受験者の発言を踏まえて議論を進める力が求められます。個人面接では、課題小論文で示した将来像と一貫性のある受け答えができるかどうかが重要になるため、出願書類に書いた内容と面接で語る内容にずれが生じないよう事前に整理しておくとよいでしょう。推薦書に記載される人物評価と、課題小論文・面接で語る内容の間に大きな食い違いがあると、面接官に一貫性のない印象を与えかねません。推薦を依頼する相手には、自分がどのような医療人・医学研究者を目指しているかをあらかじめ伝えておき、出願書類全体で矛盾のないストーリーになっているかを確認しておくとよいでしょう。

大分大学の第3次選抜は個人面接と発表及びグループディスカッションの2種類で構成され、志望動機・これまでの経歴・医師像・入学後の学習計画といったテーマは、この2つの場面それぞれで異なる角度から確認されると考えるのが実践的です。個人面接では課題小論文に書いた内容を口頭で深掘りされる想定で臨み、発表及びグループディスカッションでは同じ志望動機や医師像を、初対面の受験者数名の前で限られた時間内に簡潔に伝える練習が必要になります。面接やグループディスカッションの対策を進める際は、大分大学全体の「求める学生像」6項目と、医学科固有の4項目の両方を意識すると準備の抜け漏れを防ぎやすくなります。論理的に考え、文章や口頭で他者に伝える力は、個人面接だけでなくグループディスカッションでの発言力にも直結する要素です。第3次選抜は9時から17時まで(予定)の間で実施されるため、知識を組み合わせて多面的に考える力や他者と協力して行動する力についても、自分の経験の中から具体的なエピソードを用意し、待機時間が長くても集中力を落とさず答えられるよう準備しておくことが説得力のある回答につながります。

個人面接では一人の受験者としての深掘りが行われる一方、グループディスカッションでは他の受験者とのやり取りの中での立ち振る舞いが見られると考えられます。自分の意見を主張するだけでなく、他の受験者の発言を受け止めて議論を前に進める姿勢も、アドミッション・ポリシーが重視するコミュニケーション能力の一部として意識しておくとよいでしょう。

編入学試験を経験した人のブログ等では、与えられた資料を読んだうえで一定時間内に意見をまとめ、その後グループで発表・討議する形式が紹介されている場合があります。こうした体験談は個人の受験時の様子であり、形式が年度ごとに変わる可能性があるため、公式情報として扱うことはできません。あくまで参考情報として捉え、本番では当日の指示に落ち着いて対応できるよう、初対面の相手と時間内に意見をまとめる練習を重ねておくことが実践的な準備になるでしょう。

募集要項の「目的」には、臨床医だけでなく臨床研究・生命科学・予防医学分野の研究や国際医療協力への志向を持つ人材を求めるという記載があります。研究志向や国際性への言及が課題小論文や面接で評価されやすい可能性がある一方で、これは大分大学が明文化した目的からの推測であり、実際の評価基準を保証するものではない点にご留意ください。

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併願戦略と内部リンクで進める情報収集

大分大学医学部医学科の日程は、出願が5月中旬、第2次選抜が7月下旬、第3次選抜が9月下旬、最終発表が10月中旬という流れです。医学部学士編入を実施する大学は年度ごとに日程を見直すため、併願を検討する場合は出願期間と試験日が重ならないかを大学ごとに確認する作業が欠かせません。大分大学の募集要項には他大学との併願を禁止する記載は見当たらないため、出願期間や試験日程さえ重ならなければ複数校を受験すること自体は可能と考えられます。実施大学の一覧や難易度・倍率・TOEICの扱いを横断的に比較したい場合は、医学部学士編入対策大全|実施大学一覧・難易度・倍率・TOEICで全体像を確認しておくと、大分大学の位置づけを他大学と比較しながら把握できます。

併願校を検討する際は、大分大学の各項目を基準値として、志望する他大学がそれよりどう違うかという形で比較すると整理しやすくなります。

  • 出願期間(大分大学は5月18日〜22日の1週間)・第2次選抜(7月24日)・第3次選抜(9月29日)の日程が重なっていないか
  • 英語試験がTOEIC・TOEFLなど外部スコア提出型か、大分大学(90分・100点の大学独自筆記)のような独自問題型か
  • 生命科学(理科系科目)の出題範囲・配点・試験時間が、大分大学の200点・120分と比べてどの程度異なるか
  • 課題小論文や志望理由書の字数・提出方法・設問内容(大分大学は出願時提出・1,000字以内・自筆)
  • 出願に必要な証明書類の種類(大分大学は推薦書1件・成績証明書・在学または卒業関連証明書が必須)と、発行にかかる期間

これらを大学ごとに比較し、自分の学力や準備状況に合った組み合わせを選ぶことが、限られた時間の中で複数の医学部学士編入試験に対応するための現実的な進め方になります。大分大学を軸に出願前の準備を時系列で整理すると、次のような流れになります。

  1. 大分大学の令和9年度募集要項で出願資格・試験科目・日程を確認し、併願候補校の募集要項と並べて出願期間の重複がないか一覧化する。
  2. 大分大学の出願に必要な成績証明書・卒業(見込)証明書または在学証明書を、出身大学の教務窓口に早めに請求する(過去に在籍した大学がある場合はその分もすべて必要)。
  3. 推薦書を依頼する相手を決め、大分大学の推薦書が1件のみ・厳封提出であることを伝えたうえで、志望理由や学習計画を共有しておく。
  4. 1,000字以内の課題小論文を大分大学の設問「大学で学んだ学問分野並びに社会活動等その他の活動を今後どのように活かし、どのような医療人・医学研究者を目指すか」に沿って下書きし、添削を受けたうえで手書きで清書する。
  5. 出願期間(5月18日〜22日17時必着)に間に合うよう、原則である速達書留での郵送日を逆算して余裕を持って発送する。

大学ごとに出願書類の様式や証明書の種類が異なるため、複数校を併願する場合は提出書類のリストを大学別にまとめて管理し、抜け漏れがないようにすることも大切です。社会人として働きながら受験する場合は、出願期間の5月と第2次選抜の7月、第3次選抜の9月という主要な山場に合わせて休暇取得の見通しを立てておくと、仕事と受験準備の両立がしやすくなります。情報収集は募集要項が公開され次第すぐに着手し、大学ホームページの更新を定期的に確認する習慣をつけておくと、日程変更などの情報を早く把握できます。募集要項は例年、出願期間の数か月前に大学ホームページで公開される傾向がありますが、公開時期そのものが年度によって前後する可能性もあるため、志望を固めた時点で一度大学の入試情報ページをブックマークしておくと、確認漏れを防ぎやすくなります。あわせて、証明書類の請求先である出身大学の窓口の受付時間や、発行にかかる日数も早めに調べておくと、出願期間中に慌てて動く必要がなくなります。

倍率や科目数、地域性から併願先を絞り込みたい場合は、医学部学士編入で入りやすい大学ランキング|倍率・科目数・地域枠から見る狙い目も参考になります。大分大学は生命科学・英語の学力試験に加え課題小論文・個人面接・発表及びGDまで課される、選抜段階の多い大学の一つです。科目数や選抜方式の違いを踏まえて併願校を組み合わせることで、特定の試験形式に対応できず不合格になるリスクを分散できます。特に英語をTOEIC・TOEFLのスコア提出で評価する大学と、大分大学のように独自の筆記試験で評価する大学とでは、必要な対策がまったく異なります。併願校を決める前に、それぞれの英語試験の形式を必ず確認しておくことが、直前になって対策の方向性がぶれてしまう事態を防ぐポイントになります。

大分大学医学部医学科の学士編入学対策を専門家と一緒に進めたい場合は、医学部学士編入対策コースで、生命科学・英語・課題小論文・面接のどこに比重を置くかを、現在の学力や経歴に合わせて整理することができます。

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よくある質問(FAQ)

大分大学医学部医学科の学士編入学は何年次に編入できますか。

正式名称は「医学部医学科第2年次編入学試験」で、合格者は第2年次に編入学します。令和9年4月に第2年次への編入学となり、6年制の医学科を卒業までの5年間で学ぶことになります。

出願にTOEICやTOEFLのスコアは必要ですか。

募集要項に掲載されている出願書類の一覧に、TOEICやTOEFLなど外部英語試験のスコア提出は含まれていません。英語力は第2次選抜で実施される90分・100点の学力試験(大学独自問題)で評価されます。

課題小論文はどのように提出しますか。

大学所定の様式に、黒のボールペンで自筆・横書きし、1,000字以内でまとめて出願書類として提出します。訂正する場合は二重線を引いて書き直し、訂正印は不要です。「その他の活動」を証明する資料は3点以内に限られます。

第1次選抜で提出した書類の点数は、最終合格の判定に影響しますか。

募集要項によると、第2次選抜の合否は第2次選抜の結果のみ、第3次選抜の合否は第3次選抜の結果のみで判定されます。前段階の得点が使われるのは、同点者が出た場合の順位付けに限られます。各選抜段階の合格最低点や標準点は公表されていませんが、入学試験個人成績の開示制度を利用すれば、受験後に自分の得点を確認することができます。

倍率はどのくらいですか。

公式の入学者選抜試験実施状況によると、志願倍率は令和5年度が25.7倍、令和6年度が21.8倍でした。選抜段階別では、第1次選抜(書類)の通過率が44〜54%、最も絞り込まれる第2次選抜(生命科学・英語)の通過率が27〜28%程度、第3次選抜(面接・発表及びGD)の通過率が37〜43%という水準で推移しています。年度によって変動するため、最新の実施状況を確認することをおすすめします。

過去問は入手できますか。

大分大学には入試全般向けの「過去問題の掲載及び請求」という案内がありますが、医学部医学科第2年次編入学試験に限定した公開・請求方法を公式サイト上で確認することはできませんでした。詳細は学生支援部入試課へ直接お問い合わせください。

面接ではどのような点が見られますか。

第3次選抜は個人面接と、発表及びグループディスカッションの2種類で構成されます。募集要項に具体的な設問は示されていませんが、大分大学のアドミッション・ポリシーが掲げる思いやり・持続力・コミュニケーション能力といった資質が評価の観点になっていると考えられます。

合格しても入学しなかった場合、繰り上げ合格(追加合格)はありますか。

合格者の入学辞退等により入学定員に満たない場合は、欠員の生じた枠内で追加合格による欠員補充を行うことがあります。通知方法は志願者本人への電話連絡で、令和8年度入試では10月30日17時以降に開始するとされています。

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まとめ|大分大学医学部医学科の学士編入で押さえるべきポイント

大分大学医学部医学科の学士編入学試験は、募集人員10名に対して志願倍率が20倍を超える選抜性の高い試験です。書類選考・生命科学と英語の学力試験・個人面接と発表及びグループディスカッションという3段階は、それぞれが独立して合否を決める運用になっているため、各段階ごとに必要な準備を積み上げていくことが欠かせません。この記事で整理した大分大学固有のポイントを、あらためて確認しておきましょう。

  • 募集人員は10名で、志願倍率は令和5年度25.7倍・令和6年度21.8倍と、医学科の他の入試方式と比べても選抜性が高い。
  • 出願資格は在学(2年以上・62単位以上)・卒業(見込み)・外国の16年課程修了(見込み)の3区分で、年齢の上限は明記されていない。
  • 英語はTOEIC・TOEFLではなく、第2次選抜で実施される90分・100点の大学独自筆記試験で評価される。
  • 課題小論文は出願書類の一部として1,000字以内・自筆で提出し、面接や推薦書との一貫性が重要になる。
  • 出願期間は5月中旬の1週間ほどと短いため、証明書類や推薦書の準備は早めに動き出す必要がある。
  • 第1次選抜(書類)の約10倍、第2次選抜(生命科学・英語)の約3倍という合格目安は、実際のデータともほぼ一致している。
  • 過去問の公式な公開・請求方法は確認できなかったため、必要な場合は学生支援部入試課へ直接問い合わせる。

出願資格や日程、配点は年度によって変更される可能性があるため、出願を検討する際は必ず大分大学の最新の学生募集要項で内容を確認してください。生命科学・英語という学力試験の対策と、課題小論文・推薦書・面接という人物評価の対策は、どちらか一方に偏らずバランスよく進めることが、3段階すべてを通過するための現実的な準備の進め方になります。出願期間が短く、書類の準備にも時間がかかる試験だからこそ、志望を固めた時点から逆算したスケジュールを組み、余裕を持って本番に臨めるようにしておきましょう。

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この記事を書いた人

医学部学士編入対策の最大手予備校で教鞭をとってきた、医学部学士編入指導の専門家。その指導経験をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の医学部学士編入分野の指導および記事監修を担当。

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