大学編入のメリットは何？

大学編入2023.03.11

1 はじめに
2 浪人するよりノーリスクで安心
3 少ない科目で何度でも受験できる
4 自分が本当に学びたいことを学べる
5 ４年間で卒業できる
6 就職に有利
7 学歴コンプレックスの解消
8 おわりに

はじめに

大学編入学を目指したいけど、今一つ踏み切れずに思いとどまっている方も多いのではないでしょうか？

しかし、大学編入学には、メリットがたくさん存在します。今回は、それらのメリットについて6つの視点から説明していきたいと思います。

浪人するよりノーリスクで安心

大学編入学の場合、基本的に、自分の大学に所属しながら受験勉強を行えます。

そのため、もし試験に失敗したら、自らの大学に戻ればよく、浪人する場合のように“無所属”になることはありません。リスクを冒すことなく、安心感を持って受験勉強に励めます。

少ない科目で何度でも受験できる

大学編入試験では、国公立大学・私立大学ともに「英語(TOEIC又は各大学で行われる筆記試験)」と「専門科目」／「小論文」の2科目のみで受験することが可能です。そのため、大学受験の時と比べると受験勉強にかける労力は少なくて済みます。

また大学受験と異なり、試験日程さえ被らなければ、私立大学はもちろん、国公立大学でも何度でも受験することが可能です。

そのため、しっかりと戦略を立て、正しい方法論に基づいて効率的に受験勉強を行えば、大学受験の時には到底手に届かなかったような大学に合格することだって夢ではありません。

たとえば、短期大学や専門学校から、北海道大学や東北大学、名古屋大学、京都大学や大阪大学などの旧帝国大学に進学される方も例年たくさんいます。

自分が本当に学びたいことを学べる

高校生の時、何となく大学や学部を選んでしまった人は多いのではないでしょうか？

本当は経済学を学びたかったのに政治学を学んでいる…。小学校の教員になりたかったのに今の大学では教員免許を取れない…。機械力学を学びたかったのに土木工学を学んでいる…。後悔している人は多いと思います。

しかし、大学編入をすることで、自分が本当に学びたい事に全力で取り組むことができます。その結果、入学後は明るく刺激的で満足のいく大学生活を送ることができるはずです。また、学部を卒業後に大学院への進学を考えている人は、最適な学習環境で大学院入試に向けた準備をしっかりとすることができます。

大学編入は自分が学びたいことを学び直すことができる最後のチャンスと言えるでしょう。

４年間で卒業できる

大学編入学をすれば、一般入試を受けて現役で大学に進学した人と同じように、4年間で大学を卒業できます。同世代から1年間の遅れをとったという負い目を感じることもなくなりますし、1つ下の世代の人と大学生活を送る必要もありません。

また、1年の遅れは、多少なりとも就職活動に影響を与えます。

たしかに、浪人などによって生じる1年の遅れは、就職の採用面接でマイナス評価に繋がることはないと一般的に言われています。このことは全くその通りでしょう。しかし、プラスの評価に繋がるかと言えば必ずしもそうではありません。

同じ能力を持つ2人の学生のうち、どちらを採用するか悩む企業の人事部にとって、5年間かけて大学を卒業した学生よりも４年間でストレートに大学を卒業した学生の方が魅力的に映ると言えます。

就職に有利

より高いレベルの大学に進学できれば、大学卒業後の進路の幅が大きく広がります。その最たる例が就職です。

就職活動を始めると、「学歴フィルター」という言葉を耳にするようになります。これは企業が学歴を基準にして、一定レベル以下の大学に所属している就活生を選考から落としてしまうことです。この学歴フィルターにかからないレベルの大学に編入すれば、就職活動を有利に進めることができ、憧れの企業への就職もぐんと近づきます。

ちなみに30代の平均年収は、430万円程度ですが、MARCH卒業者の30代の平均年収は約560万円、旧帝大卒業者の30代の年収平均は約633万と言われています。

さらに、就職活動における面接の際、粘り強く一つの目標に向かって努力したエピソードとして、編入経験をアピールすることも可能です。