【大学編入】函館高専とは！？高専の特色、大学編入の状況

大学編入2023.03.12

1 はじめに
2 所在地
3 偏差値
4 教育理念・学科
5 生徒数
6 ロボコン
7 大学編入状況
8 おわりに

はじめに

大学編入コース・高専プログラム編集部です。

今回の記事では、函館工業高等専門学校、通称、函館高専の特色や大学編入の状況などについてまとめました。

所在地

函館高専は、北海道函館市にあります。

偏差値

偏差値は

北海道の高校 464校中 29位です。

北海道で偏差値が同じ高校は、下記の通りです。

札幌大谷高等学校普通科英数選抜コース、北広島高校、北見北斗高等学校、札幌啓成高等学校理数科

教育理念・学科

函館高専は、1962年(昭和37年)設立以来、これまでに多くの優秀な技術者・研究者を育て産業界や国・地方自治体、教育機関などへ送り出してきました。

函館高専は「汝が夢を持て　大志を抱け　力強かれ」を校訓として掲げています。

函館高専本科には、以下の5つの学科(コース)が設置されています。

学科(コース)	内容
生産システム工学科機械コース	”ものづくり”のための機械系の専門知識として、各種工作機械による加工方法や計測方法、機械を構成する材料の強さ、センサや制御技術、設計するために必要な力学と設計法について学習し、実習を通して理解を深めることで機械技術者としての専門性を養います。続きを読む
生産システム工学科電気電子コース	社会を支える安定した電気エネルギー、暮らしを豊かにする電気電子製品、そしてエコ社会のための環境に優しい発電材料開発など、安全で豊かな未来の社会を実現する電気電子技術者としての専門性を養う。続きを読む
生産システム工学科情報コース	生活の身近にあるさまざまなコンピュータを構成している、ソフトウェアとハードウェアの基礎知識について学習し、さらにコンピュータをつなぐネットワーク基礎知識について学び、情報技術（IT）の専門性を養います。続きを読む
物質環境工学科	石油や鉱物資源の枯渇、地球環境問題、世の中には解決しなければならない問題がたくさんあります。こうした時代の要請を受けて、最新の研究に取り組み、化学・バイオテクノロジーの基礎と高度な専門をしっかりと学ぶことができるのが”物質環境工学科”です。地球環境との調和を考えながら人類に役立つ新しい物質を創造し、種々の課題にも取り組める技術者を育成します。続きを読む
物質環境工学科	私たちが安全かつ快適な日常の生活を送る上で欠かせない道路・橋梁・鉄道・港湾・河川・電力・上下水道・ダムを整備するための学問を学びます。各地で起こる災害から人命や財産を守ること、そして災害後の「復興」のために新しい都市づくりを行うことも「社会基盤工学」が果たす大きな役割です。将来、地図に残るような大型プロジェクトにおいてリーダーとなり得る技術者を育成します。続きを読む

生徒数

入学定員数は、１学年200名(生産システム工学科120名、物質環境工学科40名、社会基盤工学科40名)、総定員1000名で、令和4年には、5学年で965名の学生が在籍しています。

本科には208名の女子学生が在籍しており、おおよそ4.6人に1人の割合です。

マレーシア、モンゴル、インドネシア、カンボジア、ラオス、ミャンマーなど海外からの留学生も15名在籍しています。

ロボコン

過去5年間の函館高専のロボコンにおける成績は、以下の通りです。

年度	全国大会	北海道地区大会
2022		Aチーム(Mauler) 特別賞(本田技研工業株式会社) Bチーム(永飛舞落射) 準優勝、特別賞(東京エレクトロン株式会社)
2021		Aチーム(トキメキラヴァーズ) アイデア賞、特別賞(本田技研工業株式会社) Bチーム(Neural bot) 技術賞、特別賞(田中貴金属グループ)
2020		Aチーム(スもほ) アイデア賞、特別賞(株式会社安川電機) Bチーム(OT-DT) 特別賞、(本田技研工業株式会社)
2019		Aチーム特別賞(株式会社安川電機) Bチームアイデア賞、特別賞(ローム株式会社)
2018	Café Rivage　準優勝	Aチーム(Pet’s 函館) 準優勝 Bチーム(Café Rivage) 優勝

大学編入状況

令和3年度には、164名が卒業され、そのうち86名が就職、69名が進学、その他9名となっています。

令和3年度〜平成31年度の進学状況を見ると、函館高専専攻科への進学者が最も多く(令和3年度19名、令2年度19名、平成31年度14名)、次いで、長岡技術科学大学(令和3年度12名、令2年度7名、平成31年度8名)、豊橋技術科学大学(令和3年度10名、令2年度5名、平成31年度12名)、はこだてみらい大学(令和3年度4名、令2年度6名、平成31年度8名)です。

またそのほかには、東北大学(令和3年度１名)、北海道大学(令和3年度3名、令2年度2名、平成31年度2名)、九州大学(令3年度1名)などの難関大学への編入者も複数名います。

函館高専の大学編入実績は平均よりやや低いものと言えるでしょう。