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同志社大学商学部の編入試験対策を徹底解説|外国語・商学に関する学力試験・募集要項

同志社大学商学部の編入試験対策を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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同志社大学商学部は、大学等ですでに2年間相当の学修を積んだ学生を対象に、第3年次転入学・編入学試験を実施しています。商学科には「商学総合コース」と「フレックス複合コース」の2コースがあり、いずれも編入学試験の募集単位として募集要項に明記されています。本記事でいう「同志社大学商学部の編入試験」とは、この第3年次転入学・編入学試験の正式名称にあたり、4年制大学の第2年次修了者、短期大学卒業者、高等専門学校卒業者などが、同学部の第3年次に入学するための選抜制度です。2027年度入試は2026年10月10日(土)に実施予定で、選抜は「商学に関する学力試験」と「口頭試問」の2科目で行われ、英語力は出願資格として外部検定試験のスコアで判定される仕組みに変わっています。本記事は、同志社大学が公表する2027年度転入学・編入学試験要項、2026年度商学部の出願資格・試験科目変更に関するニュースリリース、商学部アドミッション・ポリシー、転入学・編入学試験ガイド2026(2025年度実施結果を含む)を一次情報として、募集人員・出願資格・試験科目と配点・日程・倍率・対策・出題予測までを整理したものです。公式資料の確認日は2026年7月17日です。出願条件や日程は年度によって変更されるため、出願前には必ず同志社大学商学部が公表する最新の募集要項でご確認ください。

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目次

同志社大学商学部の編入試験(第3年次転入学・編入学試験)の概要

まず、同志社大学商学部の第3年次転入学・編入学試験がどのような制度なのか、募集要項とアドミッション・ポリシーに基づいて整理します。商学部の教育目的は、企業や産業に関わる諸問題を的確に分析し、その解決のための判断能力を身につけ、多様な価値観が共存する世界の人々とともに「良心を手腕に運用する」有為な人物を養成することにあると、アドミッション・ポリシーで説明されています。「良心を手腕に運用する」は同志社大学の建学の精神に由来する言葉で、専門知識と実務能力を、社会に対する責任感とともに使いこなす人材像を示しています。

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商学部が求める人物像とコース構成

商学部には商学科のみが置かれており、入学後に「商学総合コース」と「フレックス複合コース」のいずれかに所属します。商学部の専門教育科目には5つの学系が設置されており、商学総合コースはそのうちから主学系と副学系を選び、主学系を軸としながら周辺領域を副学系で補完し、系統立てて商学を学ぶことを目的としたコースです。フレックス複合コースは主学系を1つ選んだうえで、商学部専門科目をより深く学ぶ「専門特化型」か、教職や国際、法学・社会学など他領域への学問的関心に対応する「副専攻型」を選択する設計になっています。編入学試験の募集要項でも、この2コースがそれぞれ独立した募集単位として扱われています。学系の具体的な名称や各コースで履修すべき単位数の詳細は、商学部が公表しているカリキュラム・ポリシーで確認できます。

商学部のカリキュラム・ポリシーによれば、商学総合コースは専門教育科目群から80単位以上・教養教育科目群から28単位以上、フレックス複合コースは専門教育科目群から70単位以上・教養教育科目群から20単位以上を、それぞれ履修する設計になっています。編入後に必要な単位数がコースによって異なるため、学修計画書でどちらのコースを志望するかを書く際は、この履修単位数の違いも踏まえておくと、志望理由に具体性が増します。

商学部のアドミッション・ポリシーは、第3年次転入学・編入学試験について「大学等の教育機関で2年次まで修学し、さらに商学部での専門性を身につけるのに必要な能力を備えた人物を選抜する」ことを目的とし、「出願書類では既修単位(見込みを含む)および成績等、筆記試験では商学部での専門性を身につけるための『知識・技能』が備わっているかを適正に評価している」と説明しています。専門科目に関する筆記試験を通じた審査に重点が置かれている旨が明記されている点は、対策の優先順位を考えるうえで重要な手がかりになります。

商学部のディプロマ・ポリシー(学位授与方針)は、卒業までに身につける力として「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」の3つを掲げています。経済活動に関する幅広い知識と深い洞察力にもとづいて理解できること、理論的な思考方法と判断能力を身につけ社会に対して適切に発信できること、多様な価値観に基づく思考と判断を行いながら共同作業に取り組めることが到達目標として示されています。これは入学試験のアドミッション・ポリシーが掲げる3つの観点と対応関係にあるため、出願準備の段階からこの3つの観点を意識しておくと、学修計画書や口頭試問での説明に一貫性を持たせやすくなります。

2027年度に実際に試験を実施する学部の範囲

同志社大学は多くの学部で第3年次転入学・編入学試験の制度自体を設けていますが、2027年度に実際に試験を実施するのは神学部・文学部・商学部・理工学部の4学部です。経済学部・社会学部・文化情報学部・心理学部などは制度を設けているものの、定員の充足状況により2027年度入試は実施しません。同じ商学系統に近い経済学部も実施対象外となっているため、商学部志望者は「同志社大学内での併願」を前提にした併願計画を立てにくい点にあらかじめ注意しておく必要があります。なお、理工学部以外の学部については、2028年度入試以降も実施するかどうかは2027年6月に発行される入学試験要項で正式に公表される予定です。長期的に同志社大学商学部への編入を検討している場合は、最新の発表を毎年確認する姿勢が欠かせません。商学部は大学院商学研究科に接続しており、学部卒業後に研究を継続する進路も用意されています。編入学試験の選抜内容そのものとは直接関係しませんが、学修計画書で将来像を具体化する際の材料として押さえておくとよいでしょう。

単位認定と修業年限の注意点

出身校で修得した科目の単位認定は、商学部の教授会が合格後に個別に判断します。合格して第3年次への入学が許可された場合でも、単位認定の結果によっては、卒業に必要な単位を満たすために在学年数を延長しなければならない場合があると募集要項に明記されています。編入学後の卒業までの見通しを立てる際は、合格すればそのまま2年間で卒業できると決めつけず、入学後に単位認定の結果を確認したうえで、履修計画を立て直す前提で準備しておくことをおすすめします。

募集人員と出願資格

募集人員

2027年度の第3年次転入学・編入学試験における商学部の募集人員は、商学総合コース・フレックス複合コースともに「若干名」と公表されています。具体的な人数は開示されておらず、年度ごとに合格者数が変動する点は、後述する2025年度実施結果からも確認できます。また募集要項には「理工学部以外は定員の充足状況等により、2028年度入試以降の試験を実施しない場合がある」旨の注記があり、商学部を含む文系学部の編入学試験は将来的に縮小・廃止される可能性がゼロではありません。実施の有無は2027年6月発行の入学試験要項で正式に公表されるため、翌年度以降の受験を検討している場合はこの発表を必ず確認してください。

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出願資格の基本要件

商学部の出願資格は、他学部と共通する一般要件と、商学部だけに課される英語外部試験の基準の2段階で構成されています。まず一般要件は、募集要項の(1)から(11)に整理されており、代表的なものは次のとおりです。

区分出願資格の内容
大学生大学第2年次修了者および2027年3月修了見込みの者(休学期間を除いた在学期間が2年以上である者に限る)
短期大学生短期大学卒業者および2027年3月卒業見込みの者
高等専門学校生高等専門学校卒業者および2027年3月卒業見込みの者
専攻科修了者高等学校等の専攻科修了者および2027年3月修了見込みの者(学校教育法第90条第1項の大学入学資格を有する者に限る。神学部・文学部・商学部・理工学部のみ対象)
海外の課程修了者外国において学校教育における14年(または15年)の課程を修了した者、または通信教育等により同等の課程を修了した者など
その他旧国立工業教員養成所卒業者、旧国立養護教諭養成所卒業者、学校教育法施行規則附則第7条に定める従前の規定による課程修了者・卒業者

専修学校専門課程の修了者を対象とする資格区分は、募集要項上、神学部・文学部・理工学部のみが対象とされており、商学部は含まれていません。したがって専門学校からの出願を検討している場合は、この点を早い段階で確認しておく必要があります。一方、高等学校等の専攻科修了者を対象とする資格区分には商学部が含まれているため、専攻科ルートからの出願は可能です。この専攻科修了者を含む一部の資格区分に該当する場合は、確認作業を伴うことがあるため、出願受付開始日の3週間前までに商学部事務室等へ照会するよう募集要項で案内されています。休学期間がある場合は、休学期間を除いた在学期間で2年以上を満たす必要がある点にも注意してください。休学期間の扱いに疑問がある場合は、在籍する大学の教務窓口と商学部事務室の両方に確認しておくと安心です。

このほか、海外の教育制度を経由した出願資格として、外国において学校教育における14年(または15年)の課程を修了した者、外国の学校が行う通信教育の科目を国内で履修することで同等の課程を修了した者、日本国内にある外国の短期大学相当の課程を修了した者などが定められています。旧国立工業教員養成所や旧国立養護教諭養成所の卒業者、学校教育法施行規則附則第7条に定める従前の規定による課程修了者・卒業者も出願資格として認められています。これらの資格区分に該当するかどうかの判断が難しい場合は、自己判断で出願準備を進めるのではなく、早めに商学部・商学研究科事務室へ問い合わせることをおすすめします。目安として、2027年度の出願受付開始日は2026年8月27日(木)であるため、その3週間前にあたる2026年8月6日(木)ごろまでに照会を済ませておくと、出願直前に対応が間に合わなくなる事態を避けやすくなります。この期日はあくまで逆算した目安であり、正式な期限は商学部・商学研究科事務室に確認してください。

商学部固有の英語外部試験基準

商学部には、上記の一般要件に加えて、下記のいずれかの英語外部試験基準を満たしていることが出願資格として求められます。この基準は2025年3月に公表された変更(後述)によって導入されたもので、2027年度入試でも継続して適用されます。

試験基準スコア備考
TOEFL iBT4以上スコアレポートに旧スコアが併記されている場合は、旧スコア70点以上でも可。Test Dateスコアのみが対象で、MyBestスコアは不可
TOEIC Listening & Reading Test650点以上Digital Official Score Certificateまたは二次元コード付きのOfficial Score Certificate原本が必要
IELTS Academic5.5以上コンピュータ版・IELTS for UKVIのAcademic Moduleは対象、オンライン版・One Skill Retakeは対象外

いずれのスコアも2024年10月1日以降に受験し、かつ出願時に提出可能なものに限られます。TOEFL ITPやTOEFL iBT Home Edition、TOEIC Listening & Reading Test(IP)、TOEIC Program IPテスト(オンライン)、IELTSオンライン版、IELTS One Skill Retakeのスコアは対象になりません。TOEFL iBTを利用する場合は、実施機関(ETS)から同志社大学(登録コード7078)へOfficial Score Reportを直送する必要があり、Test Taker Score Reportの印刷物とあわせて出願締切日までに両方が到着しなければ出願が受理されません。IELTSを利用する場合も、追加成績証明書を電子送信で手配する必要があります。書類の準備には一定の日数がかかるため、英語外部試験の基準達成と証明書類の手配は、専門科目対策よりも早い段階から動き出す必要があります。

試験科目と配点

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商学に関する学力試験と口頭試問の配点

2027年度入試における商学部の試験は、2026年10月10日(土)に今出川キャンパスで実施される「商学に関する学力試験」と「口頭試問」の2つで構成されます。配点と時間は次のとおりです。

試験科目配点試験時間
商学に関する学力試験100点10:00〜12:00
口頭試問50点13:00〜

「商学に関する学力試験」は、商学部第2年次春学期までの修了生と同等の学習能力を問うものとされ、次の5科目から2題を選択して解答する形式です。

  • 経済学
  • 商業学
  • 国際経済学
  • 経営学
  • 会計学

会計学を選択した受験生に限り、試験室での計算機の使用が認められています。それ以外の科目では計算機・電子辞書(時計やボールペンと併用するものを含む)・耳栓・イヤホンの使用は認められていません。試験開始後に15分以上遅刻した場合は受験できないため、当日は集合時間に余裕をもって今出川キャンパスへ向かう必要があります。試験教室は後日、受験票取得後の案内で別途通知される仕組みのため、遠方から受験する場合は、通知が届くタイミングを踏まえて前泊や交通手段を計画しておくと、当日の移動に余裕が生まれます。

英語の位置づけと2026年度からの変更点

同志社大学商学部の編入試験には、英語を直接解答させる筆記試験がありません。英語力は、前章で説明したTOEFL iBT・TOEIC・IELTSのいずれかの基準スコアを出願資格として満たしているかどうかで判定される仕組みになっています。この仕組みは、2025年3月10日付で同志社大学が公表した「2026年度商学部第3年次転入学・編入学試験における出願資格および試験科目の変更について」というニュースリリースで導入されたものです。同リリースによれば、従来は独自の英語筆記試験を実施していましたが、これを廃止し、出願時に提出する外部試験スコアを換算して合否判定に用いる方式へ切り替えられました。

あわせて、専門科目の試験も名称と出題対象科目が変更されています。変更前は「論文」という科目名で、出題対象は「経済学」「商業史」「貿易論」「経営学」「簿記学」「会計学」「流通論」の7科目から2題選択でした。変更後は「商学に関する学力試験」という名称になり、出題対象は「経済学」「商業学」「国際経済学」「経営学」「会計学」の5科目に整理されています。さらに、出願時に提出する「学修計画書」を参考資料として口頭試問が新設されました。つまり2026年度入試以降は、英語の独自筆記試験がなくなった代わりに、口頭試問という新しい選抜要素が加わったことになります。過去の対策情報を参照する際は、この制度変更以前の内容(独自英語筆記試験や科目名「論文」を前提にした情報)が古いままになっていないか、必ず年度を確認してください。

項目2025年度以前2026年度以降(2027年度含む)
専門科目の名称論文商学に関する学力試験
出題対象科目経済学・商業史・貿易論・経営学・簿記学・会計学・流通論から2題選択経済学・商業学・国際経済学・経営学・会計学から2題選択
英語試験独自の英語筆記試験を実施独自筆記試験は廃止。出願時提出の外部試験スコア(TOEFL iBT・TOEIC・IELTS)を合否判定に活用
口頭試問実施なし学修計画書を参考に新設(50点)

提出書類と当日の注意事項

商学部の出願書類には、他学部との違いがあります。神学部・文学部・理工学部の志願者には「志望理由書」の提出が求められますが、商学部の志願者に志望理由書の提出は求められていません。その代わりに、商学部の志願者はA4用紙1枚・1000字程度の「学修計画書」を提出する必要があります。この学修計画書は、当日実施される口頭試問の参考資料として使われるため、単なる提出書類ではなく、口頭試問の内容を左右する重要な準備物になります。

そのほかの主な提出書類は、出願確認票、成績証明書、卒業証明書または卒業見込証明書、4年制大学在学者向けの在籍証明書、そして前章で説明した語学力を証明する書類です。出願書類の提出は郵送に限られ、窓口での受付は行われません。書類に不備がある場合は出願そのものが受理されないため、余裕をもって準備することが重要です。郵送する際は、本学所定の「郵送用宛先用紙」を使用し、差出人の住所・氏名・電話番号を正確に記入する必要があります。消印有効の期限ギリギリの投函は避け、追跡できる方法で送るなど、郵便事故のリスクを減らす工夫をしておくと安心です。

  • 出願確認票(インターネット出願サイトで登録・検定料納入後に印刷)
  • 成績証明書
  • 卒業証明書または卒業見込証明書
  • 在籍証明書(4年制大学在学者。卒業証明書等を提出する場合は不要)
  • 学修計画書(本学所定用紙、A4用紙1枚・1000字程度)
  • 語学力を証明する書類(TOEFL iBT・TOEIC・IELTSいずれかの証明書類)

出願書類の具体的な中身

出願確認票は、インターネット出願サイトで出願登録と入学検定料の納入を終えたあとに印刷できる書類です。成績証明書は、既に卒業したか在学中の大学・短期大学・高等専門学校等の長が証明するもので、卒業証明書または卒業見込証明書は、2027年3月卒業(見込)者に必要な書類です。4年制大学に在学中または在学していた場合は在籍証明書も必要になりますが、卒業証明書または卒業見込証明書を提出する場合はこの在籍証明書は不要とされています。学修計画書と語学力を証明する書類をあわせると、商学部の出願書類は他学部よりも点数が多くなりやすいため、早い段階でチェックリスト化しておくと出願直前の抜け漏れを防ぎやすくなります。

出願から入学までの日程・スケジュール

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2027年度入試(2026年10月10日実施)の日程は、募集要項で次のとおり公表されています。

項目2027年度日程
出願情報登録期間(インターネット出願サイト)2026年8月27日(木)〜9月10日(木)
出願書類受付期間(郵送のみ)2026年9月3日(木)〜9月10日(木)(9月10日消印有効)
入学検定料35,000円
受験票取得可能日2026年9月28日(月)15時〜
試験日2026年10月10日(土)
試験会場今出川校地 今出川キャンパス
合格者発表2026年10月16日(金)(本人に速達郵便で通知)
入学手続 第1次手続締切2026年12月2日(水)
入学手続 第2次手続締切2027年3月24日(水)

台風等の影響で試験実施が困難と判断された場合は、試験日を延期することがあり、延期する場合は商学部ホームページで告知されます。合格者発表は電話等での問い合わせに応じない方式のため、指定日以降に自宅へ届く速達郵便を確認する必要があります。万一、発表日から一定期間を過ぎても通知が届かない場合や、出願資格・提出書類について不明点がある場合は、下記の窓口へ確認してください。

項目内容
問い合わせ先商学部・商学研究科事務室
電話番号075-251-3660
所在地今出川校地(京都市上京区今出川通烏丸東入)

出願情報登録期間の開始(8月27日)から試験日(10月10日)までは、約1か月半しかありません。英語外部試験のスコア基準は出願までに満たしておく必要があるため、実務上は出願期間が始まる前、遅くとも夏までにTOEIC・TOEFL iBT・IELTSのいずれかで基準スコアを確保しておくことが前提になります。準備の目安としては、次のような逆算が現実的です。

  • 出願前年の秋〜冬:募集要項・出題対象科目・学部ホームページを確認し、専門科目(経済学・商業学・国際経済学・経営学・会計学)の基礎学習を開始する
  • 出願年の春〜夏:英語外部試験(TOEIC・TOEFL iBT・IELTS)を受験し、出願資格の基準スコアを確保する
  • 出願年の夏:学修計画書(A4・1000字程度)の下書きを始め、専門科目2科目の答案演習を本格化させる
  • 8月下旬〜9月上旬:インターネット出願サイトでの登録、入学検定料の納入、出願書類の郵送を完了させる
  • 9月下旬〜10月上旬:受験票を取得し、試験当日の持ち物・集合時間・会場までの経路を確認する

このスケジュールは、出願資格の英語外部試験基準を出願年の春から夏にかけて満たす前提で組んでいます。基準スコアの到達に時間がかかりそうな場合は、出願前年のうちから複数回受験する計画に前倒ししておくと、専門科目対策や学修計画書の作成との両立がしやすくなります。

なお、商学部の入学初年度の学生納付金は、入学手続時納入必要額が779,000円、初年度合計が1,358,000円(入学金200,000円、授業料983,000円、教育充実費165,000円、学会費5,000円、父母会費5,000円)と公表されています。参考までに、神学部・理工学部の金額と比較すると次のとおりです(文学部は学科により金額が異なるため、ここでは省略します)。

学部入学手続時納入必要額入学初年度合計
神学部775,000円1,350,000円
商学部779,000円1,358,000円
理工学部(数理システム学科を除く)1,071,500円1,943,000円

検定料35,000円に加えて、合格後は数十万円単位の初年度納入金が短期間で必要になるため、受験を決めた時点で入学時の資金計画も並行して立てておくと安心です。検定料の納入方法はクレジットカードまたは現金(コンビニエンスストア、銀行のペイジー)から選べます。入学手続は2段階に分かれており、第1次手続では登録料(入学金相当額)を、第2次手続では学生納付金から登録料を差し引いた金額を納入します。期日までに両方の手続を完了しない場合は入学が許可されないため、締切日を家族とも共有しておくことをおすすめします。なお、入学手続を完了した後に所定の方法で入学手続を取り消した場合は、学生納付金から入学金を差し引いた金額が返還される旨も募集要項に記載されています。金額は年度によって変わる可能性があるため、出願前に最新の学生納付金の情報もあわせて確認してください。

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倍率・難易度

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同志社大学は、第3年次転入学・編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を年度ごとに公表しています。本記事執筆時点で確認できる最新の公表結果は、2025年度(2026年4月入学者向け)に実施された試験の結果です。

募集単位志願者数受験者数合格者数
商学総合コース15名13名3名
フレックス複合コース26名23名2名
商学部 合計41名36名5名

この結果から実質倍率を計算すると、受験者数を基準にした場合で約7.2倍、志願者数を基準にした場合で約8.2倍になります。フレックス複合コースは志願者数・受験者数とも商学総合コースの2倍近く集まっている一方、合格者数はほぼ同水準であるため、コース単位で見た実質倍率はフレックス複合コースのほうが高くなる年度があります。ただし合格者数が2〜3名という小規模な選抜であるため、1年ごとの数値の振れ幅は大きく、特定の年度の倍率だけで難易度を断定することは避けたほうが安全です。

難易度を考えるうえでもう一つ押さえておきたいのは、出願資格の時点でTOEFL iBT4以上・TOEIC650点以上・IELTS5.5以上のいずれかを満たす必要があるという点です。この基準を満たせない場合はそもそも出願できないため、上記の受験者数にはあらかじめ一定の英語力を備えた層のみが含まれています。したがって、単純な倍率の数字以上に、専門科目(商学に関する学力試験)と口頭試問における相対的な完成度が合否を左右すると考えられます。過去の合格実績や科目別の得点開示は公表されていないため、対策の優先順位は、募集要項に明記された配点(学力試験100点・口頭試問50点)とアドミッション・ポリシーの記述を根拠に組み立てることが現実的です。

参考までに、同じ2025年度実施結果では、理工学部全体で志願者7名・受験者6名・合格者2名、神学部で志願者7名・受験者5名・合格者2名という結果も公表されています。商学部は志願者・受験者の母数が他学部より大きい一方、合格者数は神学部や理工学部と極端には変わらないため、単純な合格者数の比較だけで「入りやすい学部」を判断することはおすすめできません。学部ごとに出題科目やアドミッション・ポリシーが異なるため、志望する学びの内容を軸に受験先を決め、そのうえで倍率は準備量の目安として参考にするという位置づけで捉えるのが実務的です。

科目別対策

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商学に関する学力試験の対策

商学に関する学力試験は、経済学・商業学・国際経済学・経営学・会計学の5科目から2題を選択する形式です。まず取り組むべきは、5科目のうち得意な2科目を早期に絞り込むことです。5科目すべてを高い水準まで仕上げようとすると、限られた準備期間の中で学修計画書や英語外部試験の対策に割ける時間が圧迫されます。大学の第2年次修了までに学んだ内容や、これまでの得意分野を踏まえて、比較的相性の良い2科目(たとえば会計学と経営学、経済学と国際経済学など)を早い段階で決めておくと、学習計画が立てやすくなります。

各科目の対策では、教科書レベルの章立てをもとに、用語の定義・代表的な論点・答案としてまとめる際の型を分けて整理することが有効です。演習の際は時間を計り、結論・理由・根拠・具体例の順で答案を作成し、採点後に不足していた用語や論理の飛躍を答案ノートに書き戻すというサイクルを繰り返します。会計学を選択する場合は、試験当日に計算機の使用が認められている数少ない科目である一方、簿記の基本的な仕訳や財務諸表の構造を理解していることが前提になるため、計算力だけでなく制度理解も並行して固めておく必要があります。

  • 教科書の章立てを見出しにして、定義・代表論点・答案の型を1セットにまとめる
  • 時間を計って答案を作成し、結論から理由・根拠・具体例の順で書く練習をする
  • 採点後に不足していた用語や論理の飛躍を答案ノートに書き戻す

科目ごとの狙いどころも整理しておきます。経済学と国際経済学は、需要と供給、市場均衡、貿易理論といった基礎モデルの理解を前提に、時事的な経済事象を理論で説明できるかが問われやすい分野です。商業学は、流通・取引・マーケティングの仕組みに関する制度的な知識が中心になります。経営学は、組織・戦略・人的資源管理などの基本概念を、企業の具体例に当てはめて説明する力が求められます。会計学は、簿記の仕訳や財務諸表の構造といった計算処理と、会計制度の考え方の両方をあわせて理解しておく必要があります。どの科目を選ぶ場合も、一般的な大学教科書の目次をそのまま流用するのではなく、募集要項に明記された出題対象科目の名称に沿って学習範囲を区切ることが大切です。

なお、変更前の出題対象科目にあった「簿記学」は現在の会計学の基礎部分に、「流通論」は商業学に、「貿易論」は国際経済学に、それぞれ内容の一部が引き継がれていると考えられます。断定はできませんが、旧科目の学習内容を活用できる可能性があるため、以前の教材が手元にある場合はすべて廃棄せず、新しい出題対象科目の名称に沿って内容を仕分けし直すと効率的です。

口頭試問の対策

口頭試問は、出願時に提出する学修計画書を参考資料として実施されます。学修計画書に書いた内容と矛盾しない受け答えができるよう準備することが、対策の中心になります。具体的には、学修計画書に記載した志望動機・関心のある分野・入学後に学びたい内容について、なぜそう考えるに至ったのか、これまでの学習や経験とどうつながっているのかを、口頭で説明できる状態にしておく必要があります。

商学部のアドミッション・ポリシーは、求める学生像として「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」の3つの観点を挙げています。口頭試問でもこの3つの観点に沿った受け答えが意識されると想定されます。たとえば、経済社会の現象への関心をどう学びに結びつけてきたか、複雑な状況を整理して筋道立てて説明できるか、多様な背景を持つ人と協働しながら目的に向かって取り組んだ経験があるかといった点は、模擬面接の形で事前に言語化しておくと当日の受け答えが安定します。学修計画書の下書きの段階から、第三者に読んでもらい、想定される質問を洗い出しておくことをおすすめします。

  • 学修計画書に書いた内容を声に出して1分程度で要約する練習をする
  • 志望する学系・コースを選んだ理由を、専門科目の学習内容と結びつけて説明できるようにする
  • 興味のある経済・経営・会計の話題について、自分の考えを根拠とともに話せるようにしておく

英語外部試験(TOEIC・TOEFL iBT・IELTS)の対策

英語外部試験は、当日の試験科目ではなく出願資格の基準として位置づけられているため、専門科目の対策よりも先に基準スコアを確保しておくことが全体のスケジュールを左右します。基準は、TOEFL iBT4以上、TOEIC Listening & Reading Test650点以上、IELTS Academic5.5以上のいずれかです。3つの試験は形式も難易度の感じ方も異なるため、これまでの学習経験や受験しやすい会場・日程を踏まえて、早い段階でどの試験を使うか決めることが重要です。

TOEICを選ぶ場合は、まず650点という基準が自分の直近のスコアからどれだけ離れているかを確認し、そのうえで受験回数の見通しを立てることが出発点になります。同志社大学商学部が受け付ける証明書は、デジタル公式認定証(PDFを印刷したもの)または二次元コード付きのOfficial Score Certificate原本のいずれかに限られており、スコアの有効期間や提出可能な証明書の形式は年度によって変わる可能性があるため、目標スコアに到達した後も、募集要項の指定する証明書類の様式を早めに確認しておく必要があります。口頭試問は学修計画書の内容を掘り下げる形式で実施されるため、TOEIC対策とあわせて、経済・経営・会計に関わる英文記事を読む習慣をつけておくと、専門科目や学修計画書で扱う話題の背景知識も同時に底上げしやすくなります。TOEFL iBTやIELTSを利用する場合は、ETSからの成績直送や追加成績証明書の電子送信手続きに一定の日数がかかるため、基準スコアに到達した直後から手続きを始めることをおすすめします。

TOEFL iBTやIELTSを選ぶ場合は、TOEICと異なりスピーキングやライティングを含む4技能型の試験になるため、対策に必要な期間もTOEICより長くなりやすい点に注意してください。すでにTOEICやTOEFL ITPのスコアを持っている場合でも、募集要項が指定する試験区分(TOEFL iBTかつTest Dateスコア、IELTSはAcademic Moduleかつコンピュータ版など)に当てはまっているかを、証明書を取り寄せる前に必ず確認してください。基準を満たさない試験区分のスコアを提出してしまうと、出願そのものが受理されないおそれがあります。

学修計画書・口頭試問・過去問分析と出題予測

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学修計画書の書き方

商学部の学修計画書は、A4用紙1枚・1000字程度という限られた分量の中で、入学後に何をどう学びたいかを具体的に示す書類です。分量が少ない分、抽象的な表現に終始しないことが重要になります。「商学を学びたい」「グローバルに活躍したい」といった一般的な表現だけで終えるのではなく、商学総合コースとフレックス複合コースのどちらを志望するのか、5学系のうちどの学系に関心があるのか、そしてそれをこれまでの学習や経験のどの部分と結びつけているのかを、具体的なエピソードとともに書くことが求められます。

商学部のアドミッション・ポリシーが示す「経営者・ビジネスリーダーになる」「公認会計士・税理士になる」「経営コンサルタントになる」「専門的なビジネス知識を身につけた社会人になる」といった例は、あくまで例示ではありますが、目的意識の明確さが評価対象になっていることを示唆しています。学修計画書を書く際は、こうした将来像と、選択予定の学系・コース、そして口頭試問で聞かれても答えられる根拠を、あらかじめ一貫した形でまとめておくことが対策の軸になります。

  • 志望するコース(商学総合コース/フレックス複合コース)と、その理由
  • 関心のある学系や、学んでみたい専門分野
  • これまでの学習・経験と、商学部で学びたい内容との接続
  • 入学後に取り組みたい具体的な学び方(演習・留学・資格取得など)

口頭試問で聞かれる可能性がある内容

口頭試問の詳細な出題内容は公表されていませんが、募集要項に「出願時に提出する学修計画書を参考に口頭試問を実施する」と明記されていることから、学修計画書に書いた内容がそのまま質問の起点になる可能性が高いと考えられます。想定しておきたい質問の方向性としては、志望理由の深掘り、志望する学系・コースを選んだ理由、これまでの学習内容と商学部での学びのつながり、興味のある社会・経済の課題について、といった項目が挙げられます。断定はできませんが、アドミッション・ポリシーが重視する「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」という3つの観点に沿って、学修計画書の内容を口頭で補足・深掘りできるよう準備しておくことをおすすめします。

過去問の公開状況

同志社大学商学部の第3年次転入学・編入学試験の過去問は、大学公式サイト上では公開されていません。過去問が掲載されるのは冊子体の「転入学・編入学試験ガイド」のみで、PDF版やWebページでは実際の問題そのものは確認できませんでした。同ガイドの末尾には「過去に出題された問題について、入学課や各学部事務室で閲覧いただける場合があります。閲覧を希望される場合は、あらかじめ入学課または各学部事務室にご確認ください」との案内があり、閲覧を希望する場合は商学部・商学研究科事務室(TEL:075-251-3660)へ事前に問い合わせる必要があります。フリマサイト等で過去の冊子が取引されている例も見られますが、内容の真偽や年度の確認ができないため、本記事では出典として扱いません。

大学編入対策の予備校や個別指導では、独自に集めた過去の出題傾向をもとに演習教材を作成している場合があります。こうした教材を使う場合も、募集要項の出題対象科目と食い違っていないかを必ず照合し、2026年度の科目変更(論文から商学に関する学力試験への変更)より前の教材をそのまま使っていないかを確認することが大切です。

募集要項から見た出題予測

公式に公開された過去問そのものを確認できない以上、対策は募集要項に明記された事実から論理的に組み立てる必要があります。断定はできませんが、次の3点は募集要項とアドミッション・ポリシーの記述から導ける、比較的確度の高い予測です。

  • 商学に関する学力試験は、経済学・商業学・国際経済学・経営学・会計学という出題対象科目が明示されているため、この5科目以外からの出題は想定しにくいこと
  • アドミッション・ポリシーが「専門科目に関する筆記試験を通じた審査に重点」と明記していることから、単なる知識の暗記だけでなく、論理的に説明できる答案構成力が評価対象になっていると考えられること
  • 口頭試問が学修計画書を参考に実施されると明記されていることから、専門科目の学習内容と学修計画書に書いた志望動機・学びたい分野を一貫させておくことが、学力試験と口頭試問の両方に効いてくること

2026年度から科目名・出題対象科目・配点構成が変更されたという事実そのものも、対策上重要な情報です。旧制度(論文・経済学/商業史/貿易論/経営学/簿記学/会計学/流通論から2題)を前提にした情報や、独自の英語筆記試験があった時期の情報は、現行の募集要項とは前提が異なるため、対策に使う情報の年度を必ず確認したうえで学習計画を立ててください。

併願戦略と内部リンク

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すでに触れたとおり、同志社大学で2027年度に第3年次転入学・編入学試験を実施するのは神学部・文学部・商学部・理工学部の4学部のみです。試験日程を比較すると、次のようになります。

学部2026年度実施の試験日
理工学部2026年7月4日(土)
商学部2026年10月10日(土)
神学部2026年10月10日(土)
文学部2026年12月5日(土)

商学部と神学部は同一日程で実施されるため、同志社大学内での併願は事実上できません。一方、文学部は12月実施のため日程上は重ならず、理工学部は7月実施で商学部より早く選考が終わりますが、いずれも専門科目の性質が商学部とは大きく異なるため、実務上は商学部志望者がこれらの学部を同時に対策することは現実的ではありません。経済学部は前述のとおり2027年度は実施自体がないため、同志社大学内で商学部と経済学部を併願するという選択肢も、現時点では成立しません。

したがって、同志社大学商学部を第一志望とする場合は、他大学の商学部・経済学部系の編入学試験を併願先として検討するのが現実的な選択になります。経済学・会計学・経営学といった出題対象科目は、他大学の経済学部・商学部系の編入学試験でも扱われることが多い分野です。経済学部編入を徹底解説した記事経済学部の大学編入対策の記事もあわせて確認すると、出願資格や専門科目対策の共通点・相違点を把握しやすくなります。すでに社会人として同志社大学への編入を検討している場合は、社会人が同志社大学に編入する方法を解説した記事で、仕事と両立させながらのスケジュールの立て方を確認しておくことをおすすめします。

他大学の商学部・経済学部を併願する際に確認すべきポイント

同志社大学商学部は、TOEFL iBT4以上・TOEIC650点以上・IELTS5.5以上という英語外部試験基準を出願資格として課し、専門科目は経済学・商業学・国際経済学・経営学・会計学の5科目から2題選択、学修計画書1000字程度を参考資料に口頭試問を実施するという組み合わせになっています。この3つの条件を基準にして併願先を比較すると、対策の重なりと作り直しが必要な部分を切り分けやすくなります。

  • 出願資格の学歴要件(大学2年次修了・短大卒・高専卒など、対象となる区分が同じかどうか)
  • 英語力の証明方法(TOEFL iBT4以上・TOEIC650点以上・IELTS5.5以上という同志社大学商学部の基準と、併願先の基準値がどれだけ離れているか)
  • 専門科目の出題範囲(経済学・商業学・国際経済学・経営学・会計学など、同志社大学商学部の出題対象科目と重なる科目がどれだけあるか)
  • 試験日程が同志社大学商学部の2026年10月10日(土)と重ならないか
  • 検定料35,000円や学修計画書・語学力証明書類の準備期間が、同志社大学商学部の出願書類受付期間(2026年9月3日〜9月10日)と無理なく両立できるか

出願資格や試験科目は大学ごとに独自に定められているため、同志社大学商学部の情報をそのまま他大学に当てはめることはできません。併願先ごとに募集要項を個別に確認し、共通して使える専門科目対策と、大学ごとに作り込む必要がある対策(学修計画書や志望理由書、口頭試問・面接対策など)を分けて計画することが重要です。あわせて、併願する大学が増えるほど検定料や証明書発行手数料、交通費・宿泊費といった実費もかさむため、出願を決める前に併願先ごとの費用を一覧にして合計額を把握しておくと、直前になって出願を絞り込む事態を避けやすくなります。

同志社大学商学部の第3年次転入学・編入学試験に初めて触れる場合は、大学編入とは何かを仕組みから解説したガイド記事で、転入学と編入学の違いや選抜の一般的な流れを先に押さえておくと、本記事で説明した商学に関する学力試験・口頭試問の位置づけを理解しやすくなります。商学に関する学力試験・口頭試問・英語外部試験を独学だけで並行して仕上げることに不安がある場合は、大学編入対策コースのように、出願資格の確認から学修計画書の添削、口頭試問の模擬練習までを一貫してサポートしてもらえる環境を利用する方法もあります。

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よくある質問(FAQ)

同志社大学商学部の編入試験に、独自の英語筆記試験はありますか。

2027年度入試の時点では、独自の英語筆記試験は実施されません。英語力は、TOEFL iBT4以上、TOEIC Listening & Reading Test650点以上、IELTS Academic5.5以上のいずれかを満たしているかどうかという出願資格として判定されます。この基準を満たしていない場合は出願自体ができないため、専門科目の対策よりも先に基準スコアの確保に取り組む必要があります。

商学に関する学力試験は、どの科目を選べばよいですか。

出願対象科目は経済学・商業学・国際経済学・経営学・会計学の5科目で、このうち2科目を選択して解答します。どの2科目を選ぶべきかについて募集要項からの断定はできませんが、これまでの学習内容や得意分野との相性、会計学選択時のみ計算機の使用が認められる点などを踏まえて、早い段階で2科目を絞り込み、答案演習の時間を確保することが重要です。

志望理由書は提出する必要がありますか。

商学部の志願者に志望理由書の提出は求められていません。志望理由書が必要なのは神学部・文学部・理工学部の志願者です。商学部の志願者は、代わりにA4用紙1枚・1000字程度の学修計画書を提出する必要があり、この学修計画書が口頭試問の参考資料として使われます。

過去問はどこで確認できますか。

大学公式サイト上での過去問公開は確認できませんでした。過去問が掲載されるのは冊子体の「転入学・編入学試験ガイド」のみで、閲覧を希望する場合は商学部・商学研究科事務室へ事前に問い合わせる必要があります。本記事では、公式に確認できる出題対象科目や配点、アドミッション・ポリシーの記述から、断定を避けたかたちで出題傾向を整理しています。

商学総合コースとフレックス複合コースは、どちらが受かりやすいですか。

2025年度実施結果では、フレックス複合コースのほうが志願者数・受験者数ともに多く、実質倍率で見ると商学総合コースを上回る年度がありました。ただし合格者数自体が2〜3名という小規模な選抜であるため、1年ごとの振れ幅は大きく、特定の年度の数値だけでどちらが受かりやすいと断定することはできません。学系への関心や学びたい内容を優先してコースを選び、その選択を学修計画書と口頭試問で一貫して説明できるようにしておくことが優先されます。

出願から入学まで、どのくらいの準備期間が必要ですか。

出願情報登録期間の開始(2026年8月27日予定)から試験日(2026年10月10日予定)までは約1か月半しかありません。英語外部試験の基準スコアは出願時までに満たしておく必要があるため、実務上は出願年の夏までにTOEIC・TOEFL iBT・IELTSのいずれかで基準を確保し、専門科目と学修計画書の対策は出願前年の秋から冬にかけて始めておくことが現実的なスケジュールになります。

会計学を選ぶと、試験当日に計算機を使えますか。

商学に関する学力試験で会計学を選択した受験生に限り、試験室での計算機の使用が認められています。それ以外の科目では、計算機・電子辞書・耳栓・イヤホンの使用は認められていません。当日の持ち物は年度によって細部が変わる可能性があるため、受験票とともに送付される案内を必ず確認してください。

2028年度以降も、同志社大学商学部の編入試験は実施されますか。

募集要項には「理工学部以外は定員の充足状況等により、2028年度入試以降の試験を実施しない場合がある」旨の記載があり、商学部を含む文系学部の編入学試験について、2028年度以降の実施の有無は2027年6月発行の入学試験要項で正式に公表される予定です。翌年度以降の受験を検討している場合は、この発表を必ず確認してください。

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まとめ

同志社大学商学部の第3年次転入学・編入学試験は、商学総合コース・フレックス複合コースともに募集人員が若干名という小規模な選抜であり、2025年度実施結果では商学部全体で志願者41名に対し合格者5名という結果でした。選抜は商学に関する学力試験(100点)と口頭試問(50点)の2つで構成され、5科目のうち2科目を選ぶ専門科目と、学修計画書に基づく口頭試問への準備が合否を左右します。英語力はTOEFL iBT・TOEIC・IELTSのいずれかの基準スコアを満たすことが出願資格として求められ、2026年度入試からは独自の英語筆記試験が廃止され、口頭試問が新設されるという制度変更があったため、対策情報を集める際は必ず年度を確認してください。過去問は大学公式サイトでは公開されておらず、対策は募集要項に明記された出題対象科目とアドミッション・ポリシーの記述を根拠に組み立てる必要があります。出願条件や日程、配点は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず同志社大学商学部が公表する最新の募集要項をご確認ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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