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南山大学経営学部の編入試験対策を徹底解説|小論文・英語・国語・募集要項

南山大学経営学部経営学科の編入学・転入学試験は、大学・短期大学・高等専門学校などの卒業(見込み)者や、大学に一定期間在籍して単位を修得した人が2年次または3年次に入学できる、募集人員「若干名」の選抜試験です。編入学とは、学校教育法にもとづき、他大学や短期大学・高等専門学校などの卒業(見込み)者が大学の途中年次に入学する制度を指し、南山大学ではこれに加えて、大学に在籍したまま単位を移して入学する「転入学」も同じ試験区分でまとめて実施しています。経営学部経営学科の試験科目は小論文・外国語(英語)・国語・面接の4つで、外国語の配点が200点と全科目中で最も高く、小論文では志望学科に関する基礎学力、つまり経営学の基本論点が問われる点が特徴です。本記事は、南山大学が公式に公表している2027年度入学試験要項(編入学・転入学試験)と、直近3年間の公式入試結果を一次情報として、募集人員・出願資格・試験科目と配点・日程・倍率の実態・科目別対策・面接や志望理由書の準備まで、経営学部の編入学・転入学試験を検討する人が優先して確認すべき内容を整理します。募集内容や基準スコアは年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず南山大学公式の最新の入学試験要項でご確認ください。
南山大学経営学部の編入学・転入学試験の概要
経営のジェネラリストを育てる「4コア・3スキル制」
南山大学経営学部経営学科は、名古屋市昭和区のキャンパスに置かれた学部で、複雑化するビジネスの課題を多面的に理解し、現実的な解決策を考えられる「経営のジェネラリスト」の育成を掲げています。カリキュラムの柱になっているのが「4コア・3スキル制」と呼ばれる構成で、経営学の基礎となる「ヒト」(組織・人材マネジメント)、「モノ」(マーケティング・流通)、「カネ」(財務・ファイナンス)、「情報」(会計・情報システム)の4つの領域を偏りなく学びながら、その土台の上に「経営英語」「簿記」「情報・解析」という3つの実務スキルを積み上げていく設計です。アメリカのビジネススクールをモデルにしたとされるこのカリキュラムは、総論・組織論・労務論、財務論・ファイナンス、マーケティング・流通論、会計学という4つのコア専門領域を軸にしており、3・4年次には少人数クラスの演習(ゼミ)で個々の専門領域を確立し、研究を深める仕組みになっています。編入生は2年次または3年次からこのカリキュラムに合流することになるため、志望理由書や面接では、自分がこの4領域のどこに関心を持ち、どのスキルを伸ばしたいのかを具体的に語れるよう準備しておくことが重要です。
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4コア・3スキル制で学ぶ専門領域の内訳
4コア・3スキル制の内容をもう少し具体的に見ると、コア科目は総論・組織論・労務論、財務論・ファイナンス、マーケティング・流通論、会計学の4領域に整理されています。これに加えて実務スキルとして経営英語・簿記・情報解析の3科目群が用意されており、座学の理論だけで終わらせず、社会に出てからも使える実践的な技能とセットで学ぶ構成になっている点が特徴です。編入試験の面接や志望理由書では、この4コア・3スキルのどこに関心があるのかを尋ねられる可能性を想定し、自分の言葉で説明できるように整理しておくことをおすすめします。
| 区分 | 領域・科目群 | 主な学習内容の例 |
|---|---|---|
| コア(ヒト) | 総論・組織論・労務論 | 経営組織のしくみ、人材マネジメント、労務管理の基礎 |
| コア(カネ) | 財務論・ファイナンス | 企業財務の基礎、資金調達・投資の考え方 |
| コア(モノ) | マーケティング・流通論 | 市場分析、製品・価格・流通戦略の基礎 |
| コア(情報) | 会計学 | 財務諸表の読み方、会計情報の活用 |
| スキル | 経営英語・簿記・情報・解析 | ビジネス英語、簿記の実務知識、データ処理・解析技術 |
編入生は、これらの科目を2年次または3年次から履修していくことになるため、これまで在籍していた学校でどの領域に近い科目を学んできたかを棚卸ししておくと、単位認定の相談や履修計画を立てる際にも役立ちます。3・4年次の少人数ゼミでは、この4コアのいずれかを軸にした専門領域を選び、研究を深めていく流れになるため、入学後の学び方をイメージしながら準備を進めるとよいでしょう。
編入学と転入学の違いと、複数学部への出願制限
南山大学の2027年度入学試験要項では、「編入学」と「転入学」という2つの区分が同じ試験の中でまとめて扱われています。編入学は大学・短大・高専などを卒業(見込み)した人が対象で、転入学は現在大学に在籍していて、一定の在籍期間と修得単位数を満たす人が対象です。試験科目・配点・試験日程はどちらの区分でも共通しており、出願資格の要件だけが異なります。募集学部・学科の一覧は人文学部から国際教養学部まで10学部で構成されており、経営学部経営学科もこの一覧に含まれる形で2・3年次の編入学・転入学試験を実施しています。ただし要項には「複数学部・学科・専攻への出願はできません」と明記されており、同じ年度に経営学部と他学部(たとえば経済学部)を併願することはできない点は、志望校選びの初期段階で理解しておく必要があります。
募集人員・出願資格
募集人員は学部共通で2・3年次「若干名」
2027年度入学試験要項の募集学部・募集学科・募集年次・募集人員の一覧表では、経営学部経営学科を含む全10学部・学科が2・3年次まとめて「若干名」という表記で募集人員を公表しています。学部・学科ごとの具体的な募集人数は区切られておらず、経営学部単独の定員も公式には明示されていません。後述する過去3年間の入試結果を見ると、経営学部経営学科の編入学・転入学試験は志願者数自体が年間1~2名程度にとどまる年度もあり、「若干名」という表記が示すとおり、そもそも大人数の合格者を想定した入試ではないことがうかがえます。
出願資格は「編入学」「転入学」で異なる
出願資格は編入学と転入学で要件が分かれています。編入学は5つの要件のいずれかを満たせばよく、転入学はすべての要件を満たす必要があります。
| 区分 | 出願資格の要件 |
|---|---|
| 編入学 | ①大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者/②短期大学を卒業した者、または卒業見込みの者/③高等専門学校を卒業した者、または卒業見込みの者/④専修学校の専門課程のうち文部科学大臣の定める基準(修業年限2年以上・総授業時間数1700時間以上)を満たす課程を修了した者、または修了見込みの者(学校教育法第90条の大学入学資格を有する者に限る)/⑤高等学校の専攻科の課程のうち同様の基準を満たす課程を修了した者、または修了見込みの者(同条件) |
| 転入学 | ①大学に1年以上在籍した者(見込みを含む)、または外国において学校教育における13年以上の課程を修了した者/②2年次志願の場合は大学に1年以上在籍し30単位以上を修得した者(見込みを含む)。3年次志願の場合は大学に2年以上在籍し60単位以上を修得した者(見込みを含む) |
編入学出願資格の④⑤に該当する場合は、当該課程が文部科学大臣の定める基準を満たしていると確認できる専修学校または高等学校発行の証明書を追加で提出する必要があります。転入学については、本学の学部在籍生は出願できないことも明記されており、あくまで他大学に在籍する人が対象です。卒業(修了)見込みの資格で受験した場合、2027年3月末までに実際に卒業(修了)できなければ入学は許可されません。転入学で修得単位数の見込みをもとに出願した場合も、2027年3月までに単位不足が判明すれば同様に入学は許可されない点に注意してください。
「3年次に志願しても2年次入学」になる場合がある
要項には、2027年3月までの修得単位数や試験結果によっては、3年次に志願しても2年次への入学しか認められないことがあると明記されています。さらに、2027年3月までに修得した単位を含めて本学で認定される単位が不足する場合、入学後に2年次合格者は3ヵ年で、3年次合格者は2ヵ年で卒業できないことがあるとも記載されています。単位認定は、短期大学・高等専門学校を卒業した人や、大学に2年以上在学し62単位以上を修得した人などを対象にした「包括認定」(50単位を上限)と、前の学校で履修した科目のうち南山大学の開講科目に相当するものを認定する「読み替え認定」の2種類の方法で行われ、いずれも卒業に必要な総単位数の2分の1を上限としています。単位認定申請には成績証明書とシラバス(講義概要)が必要で、入学後の3月中旬に単位認定に関するガイダンスが実施される流れです。出願前の時点で、自分が現在の学校で履修している科目のシラバスや成績証明書をすぐに用意できる状態にしておくと、入学後の手続きがスムーズになります。
出願前に確認しておきたいチェックポイント
出願資格の要件は細かく、思い込みで判断すると出願直前になって条件を満たしていないことに気づくおそれがあります。出願を決める前に、少なくとも次の点は自分の状況に照らして確認しておきましょう。
- 2027年3月までに卒業(修了)または必要単位数の修得が確実に見込めるか
- 転入学の場合、本学の学部在籍生ではないか(本学在籍生は出願不可)
- 編入学出願資格④⑤に該当する場合、大学入学資格(学校教育法第90条)を満たしているか
- 成績証明書・卒業(見込)証明書などの発行にどれくらいの日数がかかるか
- 英語資格試験による免除を申請する場合、基準スコアと有効期間の条件を満たしているか
出願書類の一覧と提出上の注意
出願書類は本学所定用紙が中心で、証明書類は編入学志願者と転入学志願者で提出物が異なります。出願書類チェックリストが用意されており、不備や不足がないかを事前に確認したうえで、他の書類に添えて提出する仕組みです。
| 書類 | 対象・注意点 |
|---|---|
| 志願票(所定用紙①)・写真票(所定用紙②) | 全員対象。写真票には出願3ヵ月以内に撮影した写真を貼付 |
| 入学検定料確認書等(所定用紙③④)・志願者調書(所定用紙⑤)・志望理由書(所定用紙⑥) | 全員対象 |
| 卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込証明書 | 編入学志願者のみ。見込証明書は出願6ヵ月以内発行のもの |
| 在学(在籍)証明書 | 転入学志願者のみ。出願6ヵ月以内発行のもの |
| 成績証明書 | 全員対象。厳封されたものを提出 |
| 単位修得見込証明書 | 転入学志願者のみ。出願時に履修中の科目・単位数がわかる書類 |
| 英語資格試験の免除申請書(所定用紙B)・スコア証明書原本 | 基準スコアを満たし英語試験の免除を希望する者のみ |
| 受験票返送用封筒・宛名シール・出願用封筒表書 | 全員対象。返送用封筒は長形3号に定形郵便速達料金分の切手を貼付 |
これらの書類は任意の封筒(サイズ角2以上)にまとめて入れ、簡易書留速達郵便で郵送します。一旦提出された出願書類は、原則として返還されないため、証明書のように再発行に時間がかかる書類は、原本証明を受けた複写で対応できるかどうかも含めて、早めに在籍(出身)校へ確認しておくことをおすすめします。
試験科目と配点
小論文・外国語・国語・面接、合計4項目で構成
経営学部経営学科の試験科目は、小論文・外国語(英語)・国語・面接の4つです。試験は書類審査・小論文・筆記試験・面接によって行われ、書類審査の評価は面接評価に含まれる仕組みになっています。理工学部志願者には数学が必須科目として課されますが、経営学部にはこの数学は課されません。
| 試験科目 | 試験時間 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 小論文 | 9:30~10:30 | 100点 | 志望学科に関する基礎学力を問う |
| 外国語(英語) | 11:00~12:30 | 200点 | 心理人間学科および理工学部は配点100点 |
| 国語 | 13:30~15:00 | 100点 | 現代文・古文(漢文を除く) |
| 面接 | 15:30~ | 評価ABCF | 書類審査の評価を含む |
配点の合計は小論文100点・外国語200点・国語100点の筆記試験300点満点に、ABCFで評価される面接(書類審査を含む)が加わる構成です。全科目のうち外国語(英語)の配点が突出して高く、経済学部・法学部・総合政策学部・国際教養学部など、経営学部と同じ試験構成を採る学部と比較しても、英語の得点力が合否を左右する比重が大きいことがわかります。小論文は「志望学科に関する基礎学力を問う」とだけ記載されており、出題科目名や具体的な出題範囲までは公表されていません。経営学部の場合、この「志望学科に関する基礎学力」は経営学の基本論点を指すと考えるのが自然です。
英語の資格・検定試験による「英語」免除制度
南山大学の編入学・転入学試験には、英語の資格・検定試験のスコアを保持していれば当日の「英語」試験を免除し、得点を満点として扱う制度があります。対象となるのはTOEFL iBT、IELTS(アカデミック・モジュール)、TEAPの3種類で、総合基準スコアと4技能(Reading、Listening、Writing、Speaking)それぞれの基準スコアの両方を、1度の受験で満たしている必要があります。
| 資格・検定試験 | 基準スコア(2027年度入試) |
|---|---|
| TOEFL iBT(Home Edition不可) | 2026年1月20日以前受験:総合92以上・各技能18以上/2026年1月21日以降受験:総合4.5以上・各技能4以上 |
| IELTS(アカデミック・モジュール、Online不可) | 総合6.5以上・各技能5.5以上 |
| TEAP | 総合360以上・各技能60以上 |
資格・検定試験は2025年1月以降に受験したスコアが有効です。TEAPのみ、出願期間の最終日まで有効期間内のスコアが対象となります。免除を希望する場合は、志願票の該当欄に印をつけたうえで所定用紙Bの免除申請書に必要事項を記入し、基準スコアを満たす証明書の原本を、出願書類に同封するか実施団体から南山大学へ直送する方法で提出します。TOEFL iBTはInstitutional Score Report、IELTSはTest Report Form、TEAPは成績表(OFFICIAL SCORE REPORT)が必要な証明書として指定されており、Test Taker Score Reportのような簡易な証明書は認められません。出願期間内にスコア証明書が確認できない場合は、満点換算(受験免除)の対象にならないため、実施団体からの直送を選ぶ場合は本学到着までの所要期間(IELTSは4~6週間程度)を見込んで、11月末日までに手続きを済ませておく必要があります。なお、要項にTOEICおよびTOEIC IPについての記載はなく、この2つは免除対象として明記されていません。
出願から入学手続までの日程
出願期間・検定料・試験当日の流れ
2027年度入学試験(2027年4月入学)の日程は次のとおりです。年度が変わると日付も変更されるため、出願を検討する年度の最新の入学試験要項で必ず確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入学検定料 | 35,000円(銀行取扱期間2027年1月8日~1月15日、電信扱いで納入) |
| 願書受付期間 | 2027年1月8日(金)~1月15日(金)(最終日消印有効、簡易書留速達郵便のみ) |
| 試験日 | 2027年2月24日(水) |
| 試験場 | 南山大学(名古屋市昭和区山里町18) |
| 集合時刻 | 9:10(試験室棟は9:00に開場) |
| 合格発表 | 2027年3月4日(木)13:00(大学公式Webページで受験番号を発表) |
| 入学手続期間 | 2027年3月5日(金)~3月11日(木)(最終日消印有効) |
出願から入学までの流れを時系列で整理すると、次のとおりです。
- 最新の入学試験要項を確認し、出願資格・試験科目・スケジュールを把握する
- 成績証明書や卒業(見込)証明書など、発行に時間のかかる書類を在籍(出身)校に依頼する
- 志望理由書・志願者調書など所定用紙を作成し、出願書類チェックリストで不備を確認する
- 入学検定料35,000円を電信扱いで振り込み、書類一式を簡易書留速達郵便で郵送する(2027年1月8日~1月15日)
- 試験当日(2027年2月24日)に小論文・外国語・国語・面接を受験する
- 合格発表(2027年3月4日)を確認し、期間内(3月5日~3月11日)に入学手続を行う
出願書類はすべて郵送(簡易書留速達郵便)での提出に限られ、持参や電子提出は認められていません。試験開始時刻の9:30から20分以上遅刻すると、その後の面接を含むすべての科目を受験できなくなるため、試験場までの交通経路と所要時間は事前に確認しておく必要があります。試験時間中の退室も、その時間の試験が終了するまでは認められません。面接は15:15までに面接控室へ入室する必要があり、面接の順番によっては待機時間が長くなる可能性があると案内されています。
持参する物と試験当日のルール
試験当日に持参するものは、受験票・筆記用具(HBの黒鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック製消しゴム)・時計・昼食の4点です。試験室には時計が設置されていないため各自で持参する必要がありますが、携帯電話やスマートフォン、ウェアラブル端末など通信・辞書機能を持つものは時計として使用できません。下敷きの使用も認められておらず、昼食は学内の共有スペースまたは試験室の自分の席でとる決まりです。
試験時間中は、定規・コンパス・電卓・そろばん・グラフ用紙等の補助具や、携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末・タブレット端末・電子辞書・ICレコーダー・イヤホン・音楽プレーヤー等の電子機器類、教科書・参考書・辞書等の書籍類を使用することは不正行為にあたります。かばん等にしまわず身に付けていたり手に持っていたりするだけでも不正行為と認定される場合があるとされているため、これらの持ち物はすべて試験開始前にかばんへしまい、電源を切っておく必要があります。不正行為が確認された場合は、その場で受験の中止と退室が指示されるだけでなく、その年度の南山大学におけるすべての入学試験の結果が無効になるとも明記されています。
合格後の学費と単位認定ガイダンス
合格発表は大学公式Webページ上で受験番号のみが発表される形式で、合否に関する電話等の問い合わせには一切応じないとされています。入学手続を期間内に行わなかった場合は入学資格を失うため、合格した場合は速やかに手続きを進める必要があります。2027年度に必要な納入金は次のとおりです。
| 納入金種別 | 入学手続時 | 秋学期納入金(9月下旬) |
|---|---|---|
| 入学金 | 200,000円(2年次)/250,000円(3年次) | ― |
| 授業料 | 400,000円(2年次)/375,000円(3年次) | 400,000円(2年次)/375,000円(3年次) |
| 教育充実費 | 120,000円 | 120,000円 |
| 学生教育研究災害傷害保険 | 2,600円(2年次)/1,750円(3年次) | ― |
| 後援会入会金・後援会費 | 1,000円+10,000円 | 10,000円 |
| 同窓会入会金・年会費 | 7,000円 | 7,000円 |
| 合計 | 740,600円(2年次)/764,750円(3年次) | 537,000円(2年次)/512,000円(3年次) |
本学学部卒業者および南山学園内短期大学卒業者は入学金が免除されます。一旦納入された入学金は、いかなる理由があっても返還されませんが、やむを得ない事情で入学手続後に入学を辞退する場合は、2027年3月31日(火)必着までに本人と保証人連名の文書で返還請求すれば、入学金以外の授業料・教育充実費等は返還されます。単位認定に関するガイダンスは2027年3月12日・15日・16日のいずれかの日程で実施され、詳細は入学手続案内のWebページで確認する仕組みです。試験の成績を知りたい場合は、2027年4月1日から5月7日までの開示請求期間内に、必要書類と受験票、手数料500円分の郵便定額小為替を入学センター宛に送付することで、試験科目別得点と面接評価を郵送で確認できます。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
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倍率・難易度(公式データで見る実態)
過去3年間の志願者数・合格者数
南山大学は、入学試験要項とは別に、年度ごとの入試結果を「その他の入試」として公式Webページで公表しています。経営学部経営学科の「編入学・転入学試験」欄の数値だけを抜き出すと、直近3年間の結果は次のとおりです。
| 入試結果の年度 | 2年次:志願者数 | 2年次:合格者数 | 3年次:志願者数 | 3年次:合格者数 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1名 | 0名 | 0名 | 0名 |
| 2025年度 | 1名 | 0名 | 1名 | 1名 |
| 2026年度 | 0名 | 0名 | 1名 | 0名 |
この3年間、経営学部経営学科の編入学・転入学試験全体(2年次・3年次合計)の志願者数は、2024年度1名、2025年度2名、2026年度1名という水準で推移しています。合格者が確認できたのは2025年度の3年次入学枠1名のみで、2024年度・2026年度はいずれも合格者0名という結果でした。この数値は南山大学が公式に公表している集計にもとづくものですが、2027年度(本記事が対象とする試験年度)の結果はまだ発表されていない点に注意してください。
数値から見える経営学部編入の難易度
一般的な大学入試の「倍率」は志願者数を合格者数で割って算出しますが、経営学部経営学科の編入学・転入学試験は志願者数自体が年間0~2名という規模のため、単年度の数値だけで倍率を語ることにはあまり意味がありません。むしろ注目すべきは、そもそも出願する人がごく少数にとどまっているという事実そのものです。試験科目が小論文・英語・国語・面接という一般的な構成である一方、募集人員が学部・学科別に区切られていない「若干名」であることや、経営学部そのものが人気学部として一般選抜でも高い難易度を維持していることが、出願者数の少なさに影響していると考えられます。志願者が少ないからといって対策の手を抜いてよいわけではなく、限られた合格枠に対して、外国語200点を中心とした筆記試験と、書類審査を含む面接の両方で一定水準以上の評価を得る必要がある点は変わりません。
試験科目が共通する経済学部との比較
同じ「その他の入試」結果を経済学部経済学科の編入学・転入学試験欄で確認すると、志願者数は2024年度2名、2025年度2名、2026年度1名、合格者数は2024年度0名、2025年度1名、2026年度0名という水準で、経営学部とほぼ同じ規模で推移しています。試験科目と配点構成が経営学部・経済学部で共通していることを踏まえると、両学部とも志願者数が年1~2名という極めて少人数の入試になっている実態が読み取れます。
| 入試結果の年度 | 経営学部:志願者数 | 経営学部:合格者数 | 経済学部:志願者数 | 経済学部:合格者数 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1名 | 0名 | 2名 | 0名 |
| 2025年度 | 2名 | 1名 | 2名 | 1名 |
| 2026年度 | 1名 | 0名 | 1名 | 0名 |
この比較からは、経営学部を選ぶか経済学部を選ぶかによって難易度に大きな差があるとは言いにくく、最終的な志望校選びは難易度の比較よりも学びたい内容で判断するほうが合理的だとわかります。経営学(ヒト・モノ・カネ・情報を軸にした企業経営の実践知)を学びたいのか、経済学(社会全体の資源配分やマクロ・ミクロの経済理論)を学びたいのかを、志望理由書を書き始める前にはっきりさせておくことをおすすめします。
科目別対策
小論文対策 — 経営学の基礎論点をどう押さえるか
小論文の配点は100点で、試験時間は9:30から10:30の60分間です。要項の「志望学科に関する基礎学力を問う」という一文から、出題は経営学部経営学科の学びに沿った内容になると考えられます。学部が掲げる4コア・3スキル制のカリキュラムを踏まえると、経営戦略論・組織論・マーケティング論・会計学・財務論(ファイナンス)といった経営学の基本論点が出題テーマの候補になり得ます。対策としては、まず経営学の入門書や教科書レベルの内容で、各分野の基本用語と代表的な理論・フレームワークを一通り押さえることが出発点になります。SWOT分析やマーケティングの4P、PDCAサイクルといった経営学入門で扱われる基本的なフレームワークは、どの分野の出題であっても答案の骨組みとして応用できる場面が多いため、優先して理解しておくとよいでしょう。
用語や理論を覚えるだけでなく、それを自分の言葉で説明し、具体例と結びつける練習も欠かせません。経営学の小論文では、抽象的な理論をそのまま書き写すのではなく、身近な企業やニュースで見聞きした事例と関連づけて論じられるかどうかが評価の分かれ目になりやすい分野です。日頃から経済ニュースやビジネス系の報道に触れ、気になった企業の戦略やマーケティング施策について、自分なりに「なぜそうしたのか」を考える習慣をつけておくと、本番での引き出しが増えます。答案の型としては、結論を先に示したうえで、その理由・根拠・具体例を続け、最後に改めて結論を示す構成を基本にし、60分という試験時間の中で構成を考える時間と書く時間の配分を事前に決めておくことをおすすめします。60分のうち構成メモに10分程度、執筆に40分程度、見直しに10分程度を割り当てるといった時間配分をあらかじめ決め、模擬問題で実際に守れるかを確認しておくと、本番での時間切れを防ぎやすくなります。字数の目安が事前にわからない場合は、400字・600字・800字など複数の分量で同じテーマを書く練習をしておくと、当日の指定字数に応じて論旨を残したまま調整しやすくなります。
小論文で狙われやすい経営学のテーマ例(4コア別)
要項に出題科目名までは記載されていないため断定はできませんが、経営学部が掲げる4コア・3スキル制を手がかりにすると、出題されうるテーマの範囲をある程度絞り込むことができます。ヒト(組織・人材マネジメント)、モノ(マーケティング・流通)、カネ(財務・ファイナンス)、情報(会計・情報システム)という4つの領域それぞれについて、基本用語・代表的な理論・身近な具体例をセットで説明できる状態にしておくと、どの分野から出題されても対応しやすくなります。
| 4コアの領域 | 想定される出題テーマの例 | 準備しておきたい視点 |
|---|---|---|
| ヒト(組織・人材) | モチベーション管理、リーダーシップ論、働き方の変化 | 身近な職場・アルバイト経験と結びつけて説明できるか |
| モノ(マーケティング) | ブランド戦略、価格設定、SNSを活用した販促 | 知っている企業のマーケティング施策を具体例に使えるか |
| カネ(財務・ファイナンス) | 企業の資金調達、投資判断、キャッシュフローの考え方 | ニュースで見た決算・資金調達の話題を説明できるか |
| 情報(会計) | 財務諸表の役割、会計情報の活用、企業の透明性 | 貸借対照表・損益計算書の基本用語を理解しているか |
これらはあくまで4コア・3スキル制のカリキュラムから逆算した想定テーマであり、実際の出題内容を保証するものではありません。対策としては、各テーマについて400字程度で「結論→理由→具体例」の型で書く練習を繰り返し、書いた答案を第三者に読んでもらってわかりにくい箇所を洗い出す、というサイクルを本番までに何度も回しておくことをおすすめします。
英語対策 — 200点を占める最重要科目
外国語(英語)は配点200点で、経営学部の試験科目の中で最も比重が大きい科目です。試験時間は11:00から12:30の90分間で、要項には出題形式の詳細までは記載されていないため、断定はできませんが、大学編入試験の外国語科目に共通して見られる長文読解・英文和訳・和文英作文といった形式を想定して準備を進めるのが現実的です。文法・語法を正確に理解したうえで長文を読み解く力と、日本語として自然な訳文を作る力の両方が求められると考えておきましょう。
90分で200点分の設問に対応するには、速く正確に読む力と、時間配分の感覚を養っておくことが欠かせません。和訳問題では、文法的な根拠を意識せずに感覚だけで訳すと構文の取り違えによる減点につながりやすいため、基本文法を一文ごとに確認しながら読む練習を積み重ねる必要があります。復習の優先度が高い文法項目は次のとおりです。
- SVOCと文型の把握
- 関係詞・分詞構文による修飾関係の整理
- 時制・仮定法の使い分け
- 比較構文の読み取り
- 前置詞の働きと熟語表現
復習の際は、まず直訳で構文を正確に取り、それを自然な日本語に整えたうえで、どの文法知識にもとづいてその訳にしたのかを自分で説明できるようにする、という順序を意識すると理解が定着しやすくなります。英作文についても同様で、複雑な構文で無理に高得点を狙うよりも、主語と動詞が対応した正確な文を積み重ねるほうが、200点という大きな配点の中では安定した得点につながりやすいと考えられます。TOEFL iBT・IELTS・TEAPで基準スコアを満たしていれば当日の英語試験そのものが免除されるため、時間に余裕がある人は、外部試験のスコアメイクを先に済ませてしまうという選択肢も検討する価値があります。
国語対策 — 現代文と古文(漢文を除く)
国語は配点100点、試験時間は13:30から15:00の90分間で、要項には「現代文・古文(漢文を除く)」と明記されています。漢文が出題範囲から明確に除外されている点は、他大学の編入試験の国語科目と比較しても押さえておくべき特徴です。現代文は評論文を中心に、筆者の主張とその根拠を正確に読み取り、要旨をまとめる練習を重ねておくとよいでしょう。古文は基本的な古語の意味、助動詞の識別、敬語の使い分けといった基礎知識を固めたうえで、代表的な作品(物語・随筆・和歌など)に触れ、文学史的な背景や表現技法についても一定の理解を持っておくことが望まれます。90分という試験時間の中で現代文と古文の両方を解く必要があるため、時間配分を事前に決めて、過去に取り組んだ演習問題で実際にその配分を守れるか確認しておくことをおすすめします。小論文・英語・国語を横断して勉強法を整理したい場合は、大学編入対策完全ガイド|英語・小論文・面接の勉強法もあわせて参考にしてください。
配点から逆算した学習優先順位
限られた準備期間で3科目を並行して仕上げるには、配点の大きさから優先順位をつけることが効率的です。外国語(英語)200点、小論文と国語がそれぞれ100点という配点を踏まえると、まず英語の基礎固めに最も多くの時間を割き、そのうえで小論文の知識・型づくりと国語の読解演習を並行させる進め方が現実的です。
| 科目 | 配点 | 優先度の目安 | 取り組みの中心 |
|---|---|---|---|
| 外国語(英語) | 200点 | 最優先 | 文法の総復習、長文読解、和訳・英作文の演習 |
| 小論文 | 100点 | 次点 | 経営学の基本用語・理論の理解、答案の型づくり |
| 国語 | 100点 | 次点 | 現代文の読解演習、古文の基礎知識の定着 |
| 面接 | 評価ABCF(書類審査を含む) | 並行して継続 | 志望理由書の作成と、想定問答の準備 |
面接は書類審査の評価を含む形で試験の最後に実施されるため、筆記試験の対策と並行して志望理由書の下書きを早めに進めておくことをおすすめします。筆記試験の直前期に志望理由書をゼロから書き始めると、面接想定問答まで手が回らなくなりやすいため、出願書類の準備段階から少しずつ言語化を進めておくと、当日までの負担を分散できます。
面接・志望理由書・過去問分析
面接 — 書類審査の評価を含むABCF評価
面接は15:30から実施され、評価はA・B・C・Fの4段階です。要項には「書類審査、小論文、筆記試験および面接によって行います。書類審査の評価は、面接評価に含まれます」と明記されており、面接という一つの評価項目の中に、提出した書類の内容も加味される仕組みになっています。つまり、志望理由書や成績証明書といった提出書類は、単なる形式的な確認資料ではなく、面接評価の一部を構成する重要な材料だと理解しておく必要があります。面接の具体的な質問内容は公表されていませんが、志望理由書に書いた内容と矛盾のない受け答えができるよう、提出前に自分の志望理由書を読み返し、想定される深掘り質問に備えておくことが基本的な準備になります。編入試験の面接で聞かれやすい質問の傾向と回答の組み立て方は、大学編入の面接対策|質問例と志望理由の答え方で詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。
面接の評価はA・B・C・Fの4段階で示されており、Fは不合格水準の評価だと考えられます。筆記試験である程度の得点が取れていても、面接で意欲や適性が伝わらなければ総合評価に響く可能性があるため、面接を筆記試験のおまけと位置づけず、独立した評価対象として準備しておく必要があります。特に、経営学部を志望する理由が漠然としたまま面接に臨むと、深掘り質問に対して具体性のない回答になりやすいため、4コア・3スキル制のどの領域に関心があるのかを、自分の経験や関心と結びつけて話せるようにしておきましょう。具体的な質問内容は公表されていませんが、志望理由書の記載内容から自然に導かれる観点については、あらかじめ自分の考えを整理しておくことをおすすめします。
- 南山大学経営学部を志望する理由(他大学の経営系学部との違いを含めて)
- これまで在籍してきた学校での学びと、経営学部で学びたい内容とのつながり
- 4コア(ヒト・モノ・カネ・情報)のうち、特に関心のある領域とその理由
- 編入後の単位認定の見込みや、卒業までの学習計画についての理解
- 卒業後にどのような形で学んだことを生かしたいか
想定質問への回答の組み立て方(回答例)
面接では、丸暗記した答えをそのまま話すよりも、質問の意図を理解したうえで自分の言葉で組み立てた回答のほうが説得力を持ちます。代表的な質問については、あらかじめ回答の骨組みを作っておくと本番で慌てずに話しやすくなります。以下は回答を組み立てる際の型の一例です。
| 想定質問 | 回答を組み立てる型の例 |
|---|---|
| 南山大学経営学部を志望する理由は | ①現在の学校で経営学に関心を持ったきっかけ→②4コアのうちどの領域に特に関心があるか→③その関心が南山大学のカリキュラムのどこと合っているか、の順で話す |
| これまでの学びとどうつながるか | ①在籍校で学んだ具体的な科目・内容→②その中で感じた課題や疑問→③経営学部で学べば何を深められそうか、の順で話す |
| 4コアのうちどの領域に関心があるか | ①関心のある領域(ヒト・モノ・カネ・情報のいずれか)→②なぜそこに関心を持ったか具体例→③3・4年次のゼミで何を研究したいか、の順で話す |
いずれの質問でも共通するのは、抽象的な意欲だけで終わらせず具体的な経験を添えることです。「経営に興味があります」で終わらせるのではなく、「アルバイト先の店舗でシフト管理の非効率さを感じ、人材マネジメントの理論を体系的に学びたいと思った」のように、きっかけとなった具体的な場面を一文添えるだけで、回答の説得力は大きく変わります。回答の骨組みができたら、実際に声に出して1分程度で話せるかを確認し、家族や友人に聞き手役を頼んで練習しておくと、当日の緊張の中でも落ち着いて話しやすくなります。
志望理由書の準備(所定用紙⑥)
志望理由書は出願書類の所定用紙⑥にあたり、自筆またはWordで作成することになっています。用紙には「本学部・本学科への志望理由を記述しなさい」とだけ指定されており、総合政策学部志願者のみに追加で求められる設問(現代社会の問題への関心)は経営学部には課されていません。経営学部の志望理由書では、なぜ経営学を学びたいのか、数ある大学の経営系学部の中でなぜ南山大学の経営学部を選んだのか、そして4コア・3スキル制のカリキュラムの中で具体的に何を学び、卒業後どう生かしたいのかを、一貫した筋道で説明することが求められます。これまでの学業や課外活動での経験と、経営学部で学びたい内容を結びつけて書くことで、面接での質問にも一貫した答え方ができるようになります。書き始める前に、自分がこれまで在籍してきた学校でどのような科目を学び、そこで得た問題意識が経営学のどの分野(ヒト・モノ・カネ・情報のどれ)につながるのかを整理しておくと、説得力のある文章になりやすいでしょう。
志望理由書を書き始める際は、いきなり文章化しようとせず、まず4つのブロックに分けて内容を整理すると筋道が立てやすくなります。第一に、経営学に関心を持ったきっかけとなる具体的な経験。第二に、その関心が4コア(ヒト・モノ・カネ・情報)のどの領域と結びつくのか。第三に、数ある経営系学部の中でなぜ南山大学の経営学部でなければならないのかという理由。第四に、入学後にどう学び、卒業後にその学びをどう生かしたいか、という将来の展望です。この4ブロックの骨子を先に箇条書きで作ってから文章にすると、面接で深掘りされたときにも一貫した答え方がしやすくなります。
過去問の公開状況と募集要項から見た出題予測
南山大学は一般選抜の過去問題については大学受験情報サイト等を通じて広く確認できる状態にありますが、編入学・転入学試験の過去問題については、本記事の調査時点で、一般選抜のような形で年度別・科目別に公式公開されているページを確認できませんでした。編入学・転入学試験は志願者数自体が年間数名という規模の選抜であることから、他大学でも過去問を公式には公開していないケースが少なくありません。過去問の有無について最新の情報を確認したい場合は、出願前に南山大学入学センター(電話052-832-3119、平日9:00~17:00)へ直接問い合わせることをおすすめします。
過去問が確認できない前提で対策を組み立てる場合、頼りになるのは募集要項に明記された配点と科目の説明です。小論文が「志望学科に関する基礎学力を問う」科目である以上、経営学の基本論点を軸に据えた出題が予想され、外国語(英語)が200点と最も高い配点である以上、読解力と表現力の両方を高い水準で求める出題になっていると考えるのが妥当です。国語が現代文・古文(漢文を除く)と明記されている点も、対策範囲を絞り込むうえで有効な手がかりになります。ただし、これはあくまで募集要項の記載から導ける推測であり、実際の出題内容を保証するものではない点にご留意ください。
過去問という形の対策資料が確認できない以上、日頃の学習で経営学・英語・国語の基礎を幅広く固めておくことが最も確実な準備になります。予備校や情報誌に頼らずに対策する場合は、まず募集要項そのものを繰り返し読み込み、配点・試験時間・科目の説明という一次情報から出題の狙いを自分なりに言語化しておくと、当日の設問に対しても落ち着いて対応しやすくなります。
過去問そのものが確認できない場合でも、出題傾向を推測する手がかりはいくつかあります。一般選抜の小論文・国語の出題傾向を確認すれば、大学として重視している文章の読み方・書かせ方の癖をある程度つかむことができますし、他大学の経営学部・商学部の編入試験で公開されている過去問に目を通しておくことも、経営学分野でどのようなテーマが問われやすいかを知る参考になります。予備校の編入対策講座で使われる想定問題も、募集要項の記載内容から出題傾向を逆算して作られていることが多いため、独学に不安がある場合はこうした教材の活用も選択肢になります。
併願戦略と学習の進め方
南山大学内では併願不可、他大学との組み合わせを検討する
すでに触れたとおり、南山大学の編入学・転入学試験は複数学部・学科・専攻への出願ができない仕組みです。経営学部と経済学部はどちらも小論文100点・外国語200点・国語100点・面接という同じ試験構成で、試験日も同じ2027年2月24日に設定されているため、南山大学内で経営学部と経済学部を併願するという選択肢はそもそも存在しません。学びたい内容が経営学に近いのか経済学に近いのか、志望理由書を書き始める前の段階で一度整理しておくと、出願直前になって迷うことを避けられます。南山大学経済学部の試験科目・配点・出願資格の詳細は、南山大学経済学部の編入試験対策で解説しているので、経営学と経済学のどちらに近いかを比較検討する材料として活用してください。
他大学との併願を考える場合は、出願期間と試験日が重ならないかを最優先で確認する必要があります。南山大学の出願期間は2027年1月8日から1月15日、試験日は2027年2月24日という短い期間に設定されているため、同時期に出願・試験が実施される他大学がある場合、書類の準備や移動のスケジュールが厳しくなる可能性があります。中部地方の私立大学を中心に併願先を検討する場合は、出願資格の学歴要件(卒業見込みか在籍中か)や、英語資格試験による免除制度の有無、小論文の出題科目名の違いなど、大学ごとに異なる条件を早い段階で一覧化しておくことをおすすめします。
具体的な併願先の候補としては、名古屋市およびその周辺には経営・商学系の学部を持つ私立大学が複数あり、愛知大学・中京大学・愛知学院大学・名城大学などは経営学・商学系の学部で編入学試験を実施している年度があります。ただし募集の有無・募集人員・出願資格・試験科目は大学によって、また年度によっても大きく異なるため、大学名だけで判断せず、必ず各大学の公式サイトで最新の入学試験要項を確認し、募集の有無から出願資格・試験科目まで一つずつ照らし合わせることをおすすめします。
費用の面でも、併願する大学の数だけ入学検定料がかかる点は見落とされがちです。南山大学の入学検定料は35,000円で、併願先を増やすほど出願にかかる総費用も証明書類の発行手数料も積み上がっていきます。限られた予算と準備時間の中で何校を受験するかは、志望度の高さと出願期間の重なりの両方から優先順位をつけて決めることをおすすめします。併願先を比較検討する際に確認しておきたい項目は、次のとおりです。
- 出願資格(卒業見込みか在籍中か、必要単位数の条件)
- 試験科目と配点(小論文・外国語・国語・数学・面接の有無と比重)
- 出願期間・試験日・合格発表日が南山大学の日程と重ならないか
- 英語資格試験による免除制度の有無と基準スコア
- 入学検定料や証明書発行費用など、出願にかかる総費用
学習スケジュールの立て方と相談先
試験科目が小論文・英語・国語・面接と幅広いため、出願期間である1月上旬から逆算して、半年から1年程度の準備期間を確保しておくと余裕を持って対策を進められます。在籍する(出身)学校の成績証明書や卒業見込証明書は発行に時間がかかることがあるため、出願の2~3か月前には発行手続きの流れを教務窓口に確認しておくと安心です。独学での対策に不安がある場合や、小論文・英語・国語・面接をバランスよく進める計画を第三者の視点で組み立てたい場合は、大学編入対策コースで現在の学力や志望学部に合わせた学習計画を相談することもできます。大学編入という制度そのものの仕組みや、他大学と比較した難易度・費用感を基礎から確認したい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説もあわせて参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
南山大学経営学部の編入学・転入学試験に数学はありますか。
課されません。数学が必須科目になるのは理工学部志願者のみで、経営学部経営学科の試験科目は小論文・外国語(英語)・国語・面接の4つです。数学が苦手で理系学部を避けたい人にとっては、この点は準備の負担を左右する重要な違いになります。
経営学部と経済学部を併願することはできますか。
できません。南山大学の編入学・転入学試験は複数学部・学科・専攻への出願が認められておらず、経営学部と経済学部はどちらも同じ2027年2月24日に試験が実施されるため、南山大学内での併願はできない仕組みです。学びたい内容が経営学に近いのか経済学に近いのかを、出願前に一度整理しておく必要があります。
TOEICのスコアで英語試験を免除してもらえますか。
2027年度入学試験要項には、英語試験の免除対象としてTOEFL iBT・IELTS(アカデミック・モジュール)・TEAPの3種類が明記されていますが、TOEICおよびTOEIC IPについての記載はありません。免除を希望する場合は、要項に記載された3種類の資格・検定試験で、総合スコアと4技能それぞれの基準スコアの両方を満たす必要があります。
過去問は入手できますか。
本記事の調査時点で、編入学・転入学試験の過去問題を年度別・科目別に公式公開しているページは確認できませんでした。一般選抜の過去問とは異なり、編入学・転入学試験は志願者数自体が少なく、公式に広く公開されていない可能性があります。過去問の有無について最新の状況を知りたい場合は、南山大学入学センターへ直接問い合わせることをおすすめします。
倍率はどのくらいですか。
南山大学が公表している「その他の入試」の結果によると、経営学部経営学科の編入学・転入学試験(2・3年次合計)の志願者数は、2024年度1名、2025年度2名、2026年度1名で、合格者が確認できたのは2025年度の3年次入学枠1名のみでした。試験科目が同じ経済学部経済学科も、ほぼ同水準の志願者数で推移しています。志願者数自体が非常に少ないため、単年度の倍率という形で難易度を語ることはあまり意味を持ちません。
3年次に出願すれば必ず3年次に入学できますか。
必ずしもそうとは限りません。2027年3月までの修得単位数や試験結果によっては、3年次に志願しても2年次への入学しか認められない場合があると要項に明記されています。また、入学後に認定される単位が不足する場合、2年次合格者は3ヵ年で、3年次合格者は2ヵ年での卒業が難しくなることもあります。
面接ではどのようなことが評価されますか。
面接はA・B・C・Fの4段階で評価され、書類審査の評価も面接評価に含まれます。志望理由書に記載した内容と一貫性のある受け答えができるよう、提出前に自分の志望理由書を読み返し、深掘りされそうな質問への準備をしておくことが基本になります。4コア・3スキル制のどの領域に関心があるのかを具体的に語れるようにしておくことも有効です。
出願書類はどこに何を提出すればよいですか。
志願票・写真票・入学検定料確認書・志願者調書・志望理由書などの所定用紙に加え、編入学志願者は卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込証明書、転入学志願者は在学(在籍)証明書と単位修得見込証明書、共通で厳封した成績証明書を、任意の封筒(角2サイズ以上)に入れ、簡易書留速達郵便で郵送します。出願書類は原則としてすべて原本の提出が求められ、一旦提出した書類は返還されません。詳細な書類一覧と注意事項は、必ず最新の入学試験要項で確認してください。
まとめ
南山大学経営学部経営学科の編入学・転入学試験は、小論文100点・外国語(英語)200点・国語100点・面接(書類審査を含むABCF評価)という試験構成で、募集人員は2・3年次まとめて「若干名」という少人数選抜です。公式に公表されている直近3年間の入試結果を見ると、志願者数は年間1~2名という非常に小規模な水準で推移しており、合格者が確認できたのは2025年度の3年次入学枠1名のみでした。試験科目のうち外国語(英語)の配点が最も高く、小論文では経営学の基本論点を軸にした出題が想定されるため、募集要項に明記された配点と科目の説明を手がかりに、経営学の基礎知識・英語の読解力と表現力・現代文と古文の読解力・志望理由に一貫性を持たせた面接対策の4つを、限られた出願期間から逆算して計画的に進めることが重要です。
出願書類の多くは発行に時間がかかる証明書類が中心で、願書受付期間もおよそ1週間と短いため、志望を固めた時点で在籍(出身)校への確認を早めに済ませておくことが、他の受験生と差がつきやすいポイントです。同じ大学内での併願はできない仕組みのため、経営学と経済学のどちらに近い関心を持っているのかを早い段階で言語化し、志望理由書と面接の内容に一貫性を持たせておくことも欠かせません。募集内容や基準スコアは年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず南山大学公式の最新の入学試験要項でご確認ください。
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