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法政大学編入のTOEIC対策|必要スコアの目安と学習法

法政大学の編入学試験は、法学部を除くすべての学部で、試験当日の英語筆記試験がありません。その代わりに出願時点でTOEICなどの英語外部試験のスコア提出が求められ、この提出スコアがそのまま合否に直結する仕組みになっています。つまり法政大学編入では、専門科目や小論文の対策以前に、出願締切までに必要なTOEICスコアを確保できるかで受験のスタートラインに立てるかどうかが決まります。
法政大学編入のTOEIC対策とは、単に「高得点を取ればよい」という話ではありません。学部ごとに利用できる試験の種類・スコア基準・提出方式が細かく異なっており、TOEIC L&Rのスコアだけで済む学部もあれば、L&RとS&W(スピーキング・ライティング)の合計点が必要な学部、さらにはTOEICそのものが使えずTOEFLやIELTSに切り替えなければならない学部まで存在します。この違いを知らないままTOEIC対策だけを進めてしまうと、出願直前になって「S&Wも必要だった」「志望学部はTOEICが使えなかった」と気づき、間に合わなくなるケースが実際に起きています。
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編入学試験は一般入試と異なり、募集人員が若干名から数十名程度と少なく、出願書類がそろわなければそもそも選考の土俵にすら立てません。専門科目の対策にどれだけ時間をかけても、英語外部試験のスコアが基準に届いていなければ努力そのものが評価される機会を失ってしまいます。だからこそ、志望学部を決めた早い段階で「自分はどの試験を、いつまでに、何点取ればよいのか」を正確に把握しておくことが欠かせません。
この記事では、法政大学の公式2026年度編入学試験要項をもとに、学部別のTOEIC利用可否とスコア基準、L&RとS&Wそれぞれの具体的な対策法、そして出願までの逆算スケジュールを解説します。まずは自分の志望学部がどのパターンに当てはまるのかを、次の章で確認してください。
法政大学編入試験の英語対策はTOEICで決まる?制度の全体像
法政大学の編入学試験(一般編入学試験)は、2年次・3年次を対象に多くの学部で実施されています。2026年度の要項では、法学部を除く学部のすべてが、英語の合否判定を「外部試験のスコア提出」で行うと定められています。対象となるのは文・経営・国際文化・キャリアデザイン・グローバル教養・社会・現代福祉・スポーツ健康・理工・生命科学部で、試験当日に英語の筆記問題は出題されません。専門科目の論文と面接(学部によっては面接のみ)が試験当日の内容の中心です。
編入学試験における英語の位置づけ
一般入試の英語試験とは異なり、編入学試験の英語は「その場で解く問題」ではなく「出願までに用意しておく書類」という性質を持ちます。合否を分ける英語力は、出願時点でほぼ確定してしまうということです。専門科目の論文対策や志望理由書の準備を進めながら、並行して英語外部試験のスコアメイクを進める必要があるため、限られた準備期間をどう配分するかが合格の分かれ目になります。特に社会人や他大学に在籍しながら編入を目指す受験生は、学習に充てられる時間そのものが限られているため、優先順位づけがいっそう重要になります。
これは受験生にとって、「英語は事前に仕上げておかなければ、当日にリカバリーできない」ことを意味します。専門科目の対策がどれだけ順調でも、出願時点で外部試験のスコアが基準に届いていなければ、出願書類がそろわず受験のスタートラインに立てません。だからこそ、法政大学編入を目指すなら専門科目の対策と同時並行、あるいはそれより先に英語外部試験のスコアメイクに着手する必要があります。逆に言えば、英語のスコアさえ早期に確保できれば、その後の準備期間を専門科目の対策にまるごと充てられるという意味でもあります。
唯一の例外は法学部
法学部だけは英語外部試験スコアの提出対象に含まれておらず、試験当日に論文(60分)と英語の筆記試験(60分)、そして面接を行います。TOEICなどのスコアは法学部の出願要件ではないため、法学部志望者は本記事のTOEIC対策よりも、大学レベルの英文読解・英作文の筆記対策を優先してください。なお法学部・政治学科・国際政治学科はいずれも同じ試験形式で判定されます。法学部の出願資格や過去問の出題傾向については、学部別の対策記事もあわせて参照してください。
法学部と他学部の違いを整理すると、法学部は「当日の実力勝負」、それ以外の学部は「出願までの準備勝負」という対照的な構図になっています。どちらのタイプの試験になるかで、受験勉強の進め方そのものが変わるため、併願を検討する場合は、法学部とそれ以外の学部とで学習内容が大きく重ならない点も踏まえて計画を立てる必要があります。
出願期間と試験日程
2026年度入学者を対象とする編入学試験の出願期間は2025年9月22日(月)から10月3日(金)まで、試験日は2025年11月9日(日)です。英語外部試験のスコア証明書は、この出願期間内に他の出願書類とあわせて原本を提出する必要があります。TOEICのスコアは受験してから結果が届くまでに数週間かかるため、逆算すると出願締切の1〜2か月前が事実上の受験ラストチャンスになります。年度によって日程は変わり得るため、最新の募集要項は必ず法政大学入試情報サイトで確認してください。
試験当日の内容も学部によって異なり、理工学部(機械工学科・電気電子工学科・応用情報工学科・創生科学科)は面接のみ、経営システム工学科は面接そのものが行われません。それ以外の多くの学部は論文と面接の2段階です。グローバル教養学部は対象者にオンライン面接の案内がメールで届く形式になっています。専門科目の論文対策・面接対策は学部ごとの傾向が大きく異なるため、志望学部が固まった段階で早めに情報収集を始めましょう。
学部別 TOEIC利用可否とスコア基準の一覧表
法政大学の英語外部試験のルールは、学部ごとに大きく3パターンに分かれます。まずは全体像を一覧表で確認しましょう。
| 学部 | TOEICの扱い | 目安スコア・備考 |
|---|---|---|
| 文学部(日本文学科) | L&Rのみで出願可 | 基準点は非公表(スコア提出のみ) |
| 文学部(哲・英文・史・地理・心理) | L&R+S&W合計が必要 | 4技能での合格が必要な学科群 |
| 経営学部 | TOEIC利用不可 | TOEFL iBTまたはIELTSが必須 |
| 国際文化学部 | L&R+S&W合計が必要 | 合計1095点以上 |
| キャリアデザイン学部 | L&R+S&W合計が必要 | 合計685点以上 |
| グローバル教養学部 | TOEIC利用不可 | TOEFL iBT85点以上またはIELTS6.5以上 |
| 社会学部 | L&Rのみで出願可 | 基準点は非公表(スコア提出のみ) |
| 現代福祉学部 | L&Rのみで出願可 | 基準点は非公表(スコア提出のみ) |
| スポーツ健康学部 | 4技能の試験が必須 | TOEIC単独L&Rでは出願不可 |
| 理工学部 | L&Rのみで出願可 | 機械工学科は数検準1級も別途必須 |
| 生命科学部 | 2026年度は編入学試験を実施しない | 参考情報のみ要項に掲載 |
| 法学部 | 対象外 | 当日の英語筆記試験で判定 |
この表からわかる通り、「TOEICさえ受ければよい」学部と、「TOEICだけでは足りない、あるいはTOEICでは戦えない」学部がはっきり分かれています。特に生命科学部は2026年度、編入学試験そのものを実施しません。要項に掲載されている生命科学部の情報は2025年度分の参考情報にすぎないため、志望する場合は必ず最新の募集状況を法政大学公式サイトで確認してください。
この一覧はあくまで2026年度(2025年度実施分)の要項に基づく内容です。募集人員や利用可能な試験の基準は、大学の方針や社会情勢によって年度ごとに見直されることがあります。前年度の情報をそのまま鵜呑みにせず、志望学部が固まった段階で必ずその年度の最新要項を確認する習慣をつけておきましょう。特に英語外部試験の基準は、他大学でも年度によって引き上げ・引き下げが行われることがあるため、TOEIC対策を始める直前にもう一度基準を見直すと安心です。要項は例年、法政大学入試情報サイトの編入学試験ページで公表されるため、志望を決めた時点でブックマークしておくと最新情報を追いやすくなります。
また、証明書の提出方式にも注意が必要です。英語外部試験のスコアを証明する書類は、いずれか一つの試験についてすべての技能スコアが1枚の証明書に記載されているものを、出願締切日までに届いた状態で提出することが求められます。複数の受験日から技能ごとの最高点を組み合わせて提出することはできません。次の章から、それぞれのパターンを詳しく見ていきます。
キャリアデザイン学部・国際文化学部で求められる高スコアの実態
TOEICを使って出願できる学部の中でも、キャリアデザイン学部と国際文化学部は特に高いスコアが要求される点に注意が必要です。この2学部はTOEIC L&R(Listening&Reading、990点満点)とTOEIC S&W(Speaking&Writing、400点満点)の合計点で判定され、L&Rのスコアだけで基準を超えていても、S&Wのスコアが未提出であれば出願自体ができません。
キャリアデザイン学部は685点以上
キャリアデザイン学部の出願基準は、TOEIC(L&R+S&W合計)685点以上です。L&Rだけを受験してきた受験生にとって、S&Wは「話す」「書く」という別スキルの試験になるため、出願直前に慌てて申し込んでも本番までに実力が伸びきらないリスクがあります。志望を決めた時点でL&RとS&Wの両方をセットで申し込む計画を立てましょう。キャリアデザイン学部は2年次編入のみの募集で、募集人員は若干名程度と限られているため、出願資格を確実に満たしたうえで専門科目・志望理由書の対策にも十分な時間を割けるよう、英語のスコアメイクは早期に決着させておくことが望ましいといえます。より詳しい試験内容は法政大学キャリアデザイン学部の編入試験を徹底解説した記事でも紹介しています。
国際文化学部は1095点以上という高い壁
国際文化学部の出願基準はさらに厳しく、TOEIC(L&R+S&W合計)1095点以上です。これは英検準1級、TOEFL iBT72点、IELTS Overall5.5に相当する水準として要項に併記されており、L&R満点近く積み上げたうえでS&Wでも高得点を取る必要がある、かなりハードルの高い基準です。国際文化学部は3年次編入のみの募集で、出願資格そのものに「学部が定める英語外部試験の出願基準を満たす者」という条件が明記されているため、スコアが基準に届かない場合は出願自体ができません。早期からL&R・S&Wの両方を並行して鍛える計画が不可欠です。学部の詳しい試験科目・倍率については法政大学国際文化学部の編入試験を徹底解説した記事を参考にしてください。
S&Wを軽視しないための注意点
TOEIC S&Wは、L&Rとは別の日程・別の申込みで実施される試験です。IPテスト(団体特別受験制度)のスコアは出願に使えず、また「TOEIC Speaking Test」というスピーキング単体の試験結果も、法政大学の編入学試験では認められていません。S&Wの受験自体を後回しにしないことが、キャリアデザイン学部・国際文化学部志望者にとって最初の関門になります。L&Rで高得点を取ることに慣れている受験生ほど、「L&Rだけで基準を超えているから大丈夫」と誤解しやすい部分でもあるため、要項の合計点方式を必ず正確に理解しておきましょう。
なぜこの2学部だけS&Wまで求められるのか、要項上その理由は明示されていませんが、国際文化学部は英語での資料講読・議論が多いカリキュラム、キャリアデザイン学部は面接・プレゼンテーションを重視する学びが特徴とされており、入学後に必要となる発信力を出願段階から確認する狙いがあると考えられます。合格後の学習を見据えた準備にもなるため、S&W対策を単なる出願のハードルとしてではなく、入学後にも役立つ力として取り組む姿勢が結果的にスコアの伸びにもつながります。
TOEIC L&R単独でよい学部の「本当の目標スコア」
社会学部・現代福祉学部・理工学部、そして文学部日本文学科は、TOEIC L&Rの公式認定証のみで出願できます。S&Wの受験は不要なので、対策の負担は他学部より軽くなります。ただし、要項には「スコア提出」としか書かれておらず、明確な合格ライン(足切り点)は公表されていません。
目安となるスコアレンジ
公表された基準点がない以上、確実な正解はありませんが、これらの学部の編入学試験対策では、600〜700点台を最低限の目安、800点以上を優位に働くラインとして準備を進めるのが現実的です。専門科目や論文の得点で差をつけにくい編入試験において、外部試験スコアは数字で明確に比較される数少ない指標のひとつであるためです。英語が得意な受験生ほど、他の受験生との差をつけやすい部分と言えます。ただしこれはあくまで傾向からの目安であり、実際の合格ラインは年度・倍率によって変動します。最新の募集要項と併せて、必ず学部事務窓口にも確認してください。
現代福祉学部のように、他学部がS&W必須の方向へルールを厳しくする中でL&R単独提出が継続されている学部は、スピーキング・ライティングに苦手意識がある受験生にとって狙い目になり得ます。反対に、L&Rで高得点を取りやすい学習経験がある受験生にとっては、これらの学部は比較的取り組みやすい選択肢と言えるでしょう。学部ごとの詳しい傾向は法政大学現代福祉学部の編入試験を徹底解説した記事も参考にしてください。
理工学部は学科ごとの注意点が多い
理工学部はTOEIC L&Rのみで出願できる学部のひとつですが、学科によって別の条件が加わります。機械工学科(3年次編入)は、TOEICのスコアの高さに関わらず「実用数学技能検定準1級」の合格証明書(2023年4月以降受験のもの)が出願資格の必須要件です。数検準1級を取得していなければ、TOEICでどれだけ高得点を取っても出願自体ができません。TOEICと数検の両方を並行して準備するスケジュール管理が、理工学部機械工学科志望者には特に重要になります。
さらに理工学部は、機械工学科・電気電子工学科・応用情報工学科・創生科学科について、2026年度は2年次のみ一般募集で、3年次は指定校推薦のみの募集となっています。経営システム工学科は2年次募集のみです。「3年次で理工学部に一般編入したい」と考えている場合、学科によっては一般選抜での募集枠自体が存在しないため、志望学科と募集年次を早い段階で正確に確認しておく必要があります。理工学部の学科別の出題傾向や口頭試問対策は法政大学理工学部の編入試験を徹底解説した記事で詳しく解説しています。
文学部日本文学科の位置づけ
文学部の中でも日本文学科だけは、他の学科(哲学科・英文学科・史学科・地理学科・心理学科)と異なりTOEIC L&Rのみで出願できます。同じ文学部でも学科によって英語外部試験の扱いがまったく異なる点は見落としやすいため、文学部を志望する場合は必ず自分の希望学科の基準を個別に確認してください。特に英文学科は、英語外部試験に加えて論文試験でも英語の文章を読む力そのものが問われるため、TOEICのスコアメイクとは別に、専門的な英文読解の対策も並行して進める必要があります。
経営学部・グローバル教養学部志望はTOEICでは戦えない
ここまで紹介してきた学部とは対照的に、経営学部とグローバル教養学部はTOEICのスコアを出願基準として利用できません。TOEIC対策だけを進めてしまうと、これらの学部には出願自体ができないという事態になりかねないため、志望学部を検討する早い段階でこの事実を押さえておく必要があります。
経営学部はTOEFL iBTまたはIELTS
経営学部の英語外部試験は、TOEFL iBT(Home Editionを除く)またはIELTS(Academic)などのアカデミック系の試験が対象で、TOEIC L&Rは出願基準に含まれていません。TOEICでの学習経験がある受験生にとって、TOEFLやIELTSは出題形式もアカデミックな内容も大きく異なるため、スコアメイクに相応の準備期間が必要です。経営学部は2年次・3年次のいずれも募集があり、経営学科(経営学科英語学位プログラムを除く)・経営戦略学科・市場経営学科が対象ですが、いずれの学科もこの英語外部試験のルールは共通です。経営学部を検討している場合は、TOEICではなくTOEFL iBTかIELTSでの対策に早期に切り替えることが重要です。
グローバル教養学部はTOEFL iBT85点以上・IELTS6.5以上
全講義を英語で行うグローバル教養学部は、受験生全員に英語外部試験のスコア提出を課しており、基準はTOEFL iBT85点以上またはIELTS6.5以上です。これは他学部の基準と比べても高い水準で、TOEICは基準に含まれていません。留学経験やアカデミックな英語学習の蓄積がある受験生に向いた学部と言えます。グローバル教養学部は2年次編入のみの募集で、学修計画書の提出も必要になるなど、他学部とは出願書類の面でも違いがあるため、志望する場合は要項を細部まで確認しておきましょう。
併願を考える場合の判断基準
「TOEICで受験できる学部」と「TOEFL・IELTSが必要な学部」を併願する場合、両方の試験対策を並行するのは大きな負担になります。第一志望がどちらのグループに属するかを明確にし、余力があれば併願先を検討するという優先順位で計画を立てるのが現実的です。TOEICで受験できる学部同士(社会学部・現代福祉学部・理工学部など)を併願する場合は、ひとつのTOEICスコアを複数学部の出願に使い回せるという効率の良さもあります。反対にTOEFL・IELTS系の学部とTOEIC系の学部をどちらも受けようとすると、対策すべき試験の種類が増え、学習時間が分散してしまう点には注意が必要です。
| 試験 | 主な対象学部 | 対策の方向性 |
|---|---|---|
| TOEIC(L&R) | 社会・現代福祉・理工・文学部日本文学科など | ビジネス英語の語彙・時間配分の練習 |
| TOEIC(L&R+S&W) | キャリアデザイン・国際文化・スポーツ健康学部など | L&Rに加えて発話・作文の型を習得 |
| TOEFL iBT/IELTS | 経営・グローバル教養学部 | アカデミックな読解・リスニング・論述力を強化 |
自分の第一志望がどの列に該当するかを最初に確定させることで、限られた学習時間を無駄なく配分できます。志望学部を複数検討している段階であれば、この一覧を参考にどの試験を軸にするかを早めに決めておきましょう。
TOEIC以外の選択肢(英検・TEAP・GTEC)も視野に入れる
法政大学の英語外部試験は、TOEIC以外にも実用英語技能検定(英検)・TEAP・TEAP CBT・GTEC(CBTタイプ)・TOEFL iBT・IELTSが認められています。自分の得意な試験形式を選べるという点は、受験生にとって見落とされがちなメリットです。TOEICのリスニング・リーディングに苦手意識がある場合でも、英検やTEAPなど別の試験形式であれば実力を発揮しやすいことがあります。
学部別に見る英検・TEAP・GTECの基準
| 学部 | 英検 | TEAP | TEAP CBT | GTEC CBT |
|---|---|---|---|---|
| キャリアデザイン学部 | 2級以上〈4技能〉 | 200点以上 | 370点以上 | 890点以上 |
| 国際文化学部 | 準1級以上〈4技能で合格〉 | 309点以上 | 600点以上 | 1190点以上 |
| スポーツ健康学部 | 4技能の試験結果が必須 | 240点以上 | 420点以上 | 1000点以上(検定版Advanced) |
この表からもわかる通り、学部によって求められる基準の厳しさが大きく異なるため、TOEIC一本で対策を進める前に、自分にとって取り組みやすい試験がほかにないかを一度検討してみる価値があります。特に英検は二次試験(面接)の対策ノウハウが豊富にあるため、スピーキングをTOEIC S&Wよりも英検形式で伸ばしたいという受験生には有力な選択肢になります。ただし試験ごとに有効期限・提出書類の様式が異なるため、併用する場合は必ず要項の該当箇所を確認してください。
TOEIC L&R対策の進め方(リーディング・リスニング)
TOEIC L&Rは、リスニングセクション(約45分・100問)とリーディングセクション(75分・100問)で構成される試験です。編入学試験の出願に間に合わせるには、限られた期間で効率よくスコアを伸ばす戦略が欠かせません。
まずは語彙・文法の土台を固める
TOEICは大学受験の英語とは出題傾向が異なり、ビジネス・日常生活の場面設定が中心です。頻出の語彙・熟語をTOEIC専用の単語帳で先に固めることが、スコアの伸びを早める最短ルートになります。文法についても、TOEIC Part5・6で問われるパターンは限られているため、公式問題集や模試を使ってパターン別に演習を重ねるのが効率的です。特に品詞の識別・時制・前置詞・接続詞の使い分けは頻出分野なので、優先的に潰しておくとスコアが安定しやすくなります。
リスニングは「聞き取れる速度」を体に慣らす
リスニングセクションは、ナレーションの速度に耳が慣れているかどうかでスコアが大きく変わります。毎日決まった時間、TOEIC形式の音声を使ってシャドーイングやディクテーションを行い、聞き取れる速度の上限を引き上げていく学習が有効です。特にPart3・4の会話・トーク問題は、設問を先読みしてから音声を聞く練習を繰り返すことで正答率が安定します。通学・通勤時間などのすきま時間を使って毎日継続する量を確保できるかどうかが、リスニングスコアの伸びを左右します。
リーディングは時間配分の練習が鍵
リーディングセクションは75分で100問という、時間との勝負になる試験です。Part7の長文読解に時間を取られすぎて最後まで解ききれない受験生が多いため、模試や公式問題集を使い、Part5・6を素早く処理してPart7に時間を残す時間配分を体に覚え込ませておく必要があります。目安として、Part5・6は合計25分以内、残りの50分をPart7に充てるといった配分を決め、本番と同じ制限時間で通し演習を行いましょう。自分の得意・不得意なパートを把握したうえで学習の優先順位をつけることが、限られた準備期間でのスコアアップにつながります。
公式問題集・模試の使い方
市販の対策本は数多くありますが、まずはETSが発行する公式問題集を軸に据えるのが安全です。公式問題集は実際の出題傾向・難易度に最も近く、週1回分をまるごと本番形式で解き、残りの日を復習と弱点補強に充てるサイクルを回すと学習の質が安定します。復習の際は「なぜ間違えたか」を語彙・文法・読解速度のどれが原因かに分解して記録しておくと、次回の模試で同じ間違いを繰り返しにくくなります。
専門科目対策と並行して学習時間を確保する受験生にとっては、毎日の学習量を固定して習慣化することが継続の鍵になります。1日30分でも「単語帳を1周する」「公式問題集を大問1つ分解く」など具体的な行動レベルまで学習内容を分解しておくと、忙しい時期でも学習を止めずに済みます。スコアの伸びは学習開始から数か月遅れて表れることも多いため、模試の結果が伸び悩んでいても、正しい方法で継続していれば焦らず学習を続けることが大切です。
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TOEIC S&W対策の進め方(スピーキング・ライティング)
キャリアデザイン学部・国際文化学部・スポーツ健康学部など、S&Wの提出が必要な学部を志望する場合、L&Rとはまったく異なる対策が求められます。アウトプット型の試験であるS&Wは、独学だけでは伸びにくいため、早めに取り組み始めることが重要です。
スピーキングはテンプレートと発話量で対策する
TOEIC Speakingは、音読・写真描写・応答問題・意見陳述など、出題パターンがある程度決まっています。頻出パターンごとに解答の型(テンプレート)を用意し、実際に声に出して練習する量を確保することがスコアアップの近道です。独学で発音やイントネーションを客観的に確認するのが難しい場合は、オンライン英会話や添削サービスを使って、第三者からのフィードバックを受ける機会を作ると上達が早まります。特に応答問題は、質問の意図を素早く理解し、即座に構成を組み立てて話し出す瞬発力が求められるため、時間を計った実戦形式の練習を繰り返すことが効果的です。
録音した自分の解答を後から聞き返す習慣も効果的です。話している最中には気づきにくい言い淀みや文法ミスも、録音を聞き返すことで客観的に把握できます。週に数回、同じテーマで話す練習を重ね、少しずつ話せる分量と語彙のバリエーションを増やしていくイメージで取り組むと、本番でも落ち着いて解答しやすくなります。
ライティングは「型」を身につけて時間内に書き切る練習を
TOEIC Writingは、写真描写・Eメール作成・意見陳述の3種類の問題で構成されます。特に意見陳述問題は、賛成・反対の立場を明確にしたうえで理由を2つ挙げる、という基本の型を身につけておくと、本番でも安定して得点しやすくなります。書いた英文は自己採点だけで終わらせず、添削を受けて文法・語彙・構成の癖を修正していくことが、短期間でのスコアアップにつながります。Eメール作成問題では、指示された条件をすべて満たしているかを確認するチェックリストを自分なりに作っておくと、条件の見落としによる減点を防げます。
ライティングも制限時間内に書き終える練習が欠かせません。時間を計って解答を作成する習慣をつけておくと、本番で時間切れになるリスクを減らせます。書き終えた後に見直しの時間を確保できるくらいのペース配分を、普段の演習から意識しておきましょう。
S&Wは受験機会が限られる点に注意
TOEIC S&Wは、L&Rと比べて実施回数・会場が限られる場合があります。出願締切から逆算して、いつまでに受験しスコアを受け取る必要があるのかを早めに確認し、直前になって「受験機会がない」という事態を避けましょう。S&Wは受験から結果通知までの期間もL&Rより長くなりやすいため、志望学部が確定した時点ですぐに次回受験日を調べておくことをおすすめします。
独学が難しいと感じたら早めに軌道修正する
スピーキング・ライティングは、自分の解答が本当に得点につながる内容になっているかを独学だけで判断するのが難しい分野です。一度添削を受けた解答パターンを繰り返し練習することで、本番でも安定して同水準の解答を再現できるようになります。模擬試験形式で時間を計って解答を作成し、その都度フィードバックを受けるサイクルを、出願締切から逆算して最低でも2〜3か月は確保しておくと安心です。
出願までの逆算スケジュールと提出時の注意点
TOEICのスコアメイクは、専門科目対策や志望理由書の準備と並行して進める必要があります。以下は、出願期間(9月下旬〜10月上旬)を基準にした逆算スケジュールの一例です。
| 時期 | 英語(TOEIC)対策 | その他の準備 |
|---|---|---|
| 12か月前 | 志望学部のTOEIC利用可否・基準を確認し、L&R/S&W/TOEFL/IELTSのどれを対策すべきか決める | 募集学部・出願資格を確認する |
| 9か月前 | 語彙・文法の土台固めと、L&Rの通し演習を開始する | 過去問を確認し専門科目の頻出テーマを分類する |
| 6か月前 | S&Wが必要な場合は受験を申し込み、テンプレート学習と添削を並行する | 専門科目の答案構成・志望理由書の初稿作成 |
| 3か月前 | 目標スコアに届いていなければ再受験の申込みを行う | 過去問形式での演習・添削を継続する |
| 出願直前(1〜2か月前) | スコア証明書原本の到着状況を確認し、最終受験の結果を待つ | 出願書類一式をそろえ、最終確認を行う |
提出時に見落としやすい実務ポイント
法政大学の編入学試験では、TOEICなどの英語外部試験スコアについて、2023年12月以降に受験したものに限り有効(国際文化学部のみ2024年2月以降)という期限が設けられています。古い受験結果は使えないため、必ず受験日を確認してください。また、証明書は出願期間内に他の出願書類とあわせて原本を提出する必要があり、コピーやデジタル証明書での提出は認められません。IPテスト(団体特別受験制度)のスコアも出願には使えないため、必ず公開テストを受験してください。
証明書の発行・追加発行・直送には数週間単位の時間がかかることがあります。「出願締切に間に合わせるつもりが、証明書の到着が締切を過ぎてしまった」という事態を避けるため、余裕を持ったスケジュールで受験・申込みを行うことが何より重要です。特にS&Wや海外の試験実施団体を経由するTOEFL・IELTSは、証明書の到着までにL&Rよりも時間がかかる傾向があるため、志望学部が確定した段階で早めに受験計画を立てておきましょう。
目標スコアに届かなかった場合の考え方
計画通りに学習を進めても、直前の受験で目標スコアに届かないことは起こり得ます。その場合にまず確認すべきは、出願締切までにあと何回受験のチャンスが残っているかです。TOEIC L&Rは比較的実施回数が多いため、早い段階でスコアが伸び悩んでいることに気づければ、追加の受験機会を確保しやすくなります。反対にS&WやTOEFL・IELTSは実施回数が限られるため、目標スコアに届かなかった場合の予備日程まであらかじめ計画に組み込んでおくことが、直前の焦りを防ぐことにつながります。
準備期間別に見た現実的な進め方
出願まで1年近く準備期間がある場合は、語彙・文法の土台固めからじっくり取り組み、模試を重ねながらスコアの伸びを確認する余裕があります。一方、準備期間が半年を切っている場合は、まず現在のスコアと目標スコアの差を正確に把握し、差が大きい分野(リスニングかリーディングか、L&RかS&Wか)に学習時間を集中させる必要があります。準備期間が短いほど、独学で手探りするより、第三者に現状のスコアを見てもらい優先順位を決めてもらう方が、限られた時間を無駄にしません。志望学部が決まった時点で一度、自分の現在地と目標との距離を客観的に確認しておくことをおすすめします。
2年次編入と3年次編入でTOEIC対策に違いはあるか
法政大学の編入学試験は、学部によって2年次・3年次の両方、あるいはどちらか一方のみで実施されます。英語外部試験の基準そのものは、2年次・3年次の両方で試験を実施している学部・学科の場合、内容は共通です。つまり同じ学部であれば、2年次で受けても3年次で受けても、TOEICなどのスコア基準は変わりません。
出願資格の単位数要件は年次で異なる
一方で、出願資格として求められる修得単位数は年次によって異なります。共通の受験資格として、2年次は大学に1年以上在学し30単位以上を修得(見込みを含む)していること、3年次は2年以上在学し60単位以上を修得(見込みを含む)していることが求められます。短期大学卒業者・高等専門学校卒業者などは、それぞれ別の資格区分で出願できる場合があります。単位数の要件を満たせるかどうかは英語のスコアとは別に確認しておくべき重要なポイントです。専修学校専門課程・高等学校専攻科の修了者も、学部によっては対象に含まれる出願資格が別途定められているため、該当する場合は要項の該当箇所を必ず確認してください。
3年次編入は専門科目の負荷が大きくなりやすい
3年次編入は2年次編入に比べて、専門科目の出題範囲がより深く、専門性の高い内容になる傾向があります。国際文化学部のように3年次編入のみを実施している学部を志望する場合、専門科目対策に充てられる時間を確保するためにも、英語のスコアメイクをできるだけ早い段階で終わらせておくことが結果的に専門科目の対策時間を増やすことにつながります。反対に、理工学部の一部学科のように2年次のみ一般募集で3年次は指定校推薦のみという学科もあるため、自分の学年・志望年次で実際に一般選抜の枠があるかどうかを、TOEIC対策を始める前に必ず確認しておきましょう。
現在の在籍状況によっては、2年次編入と3年次編入のどちらでも出願資格を満たせる場合があります。その際は、専門科目の準備状況やTOEICのスコアメイクにかけられる時間を踏まえて、無理のない年次を選ぶという視点も大切です。
出願にかかる費用も踏まえて計画する
法政大学の編入学試験の入学検定料は35,000円で、別途サービス利用料1,100円がかかります。一度納入した検定料は理由を問わず返還されないため、志望学部・出願資格を出願前に十分確認しておく必要があります。この検定料に加えて、TOEICなど英語外部試験の受験料も別途発生することを踏まえて、スケジュールと予算の両面で計画を立てておきましょう。
複数回受験・複数試験を見据えたコスト管理
目標スコアに一度で到達できるとは限らないため、TOEIC L&Rを複数回受験する可能性や、S&Wを別途申し込む費用もあらかじめ見込んでおくと安心です。キャリアデザイン学部・国際文化学部志望でL&RとS&Wの両方が必要な場合や、経営学部・グローバル教養学部志望でTOEFL iBT・IELTSを受験する場合は、TOEICより1回あたりの受験料が高くなる傾向があるため、早期に一発で基準を満たせるよう計画的に学習を進めることが、結果的に費用の節約にもつながります。併願する学部が多いほど検定料の負担も増えるため、本命と併願先の優先順位をあらかじめ整理しておくことも大切です。
受験料や検定料は決して小さな金額ではないため、家庭の予算とも相談しながら、いつ・どの試験を・何回受けるかという計画を早い段階で立てておくと、直前になって予定外の出費に慌てることを防げます。志望校を1校に絞らず併願を考えている場合は、検定料と受験料の合計がどの程度になるかを一度シミュレーションしておくと、出願校を最終的に絞り込む際の判断材料にもなります。
入学後も英語力が求められる場面を知っておく
TOEICなどの英語外部試験は、出願のためだけの一時的なハードルではありません。法政大学に編入学した後も、学部によっては英語の単位取得が進級要件に組み込まれているケースがあります。例えば社会学部では、3年次から4年次へ進級するために「Basic English 1-Ⅰ・Ⅱ」「Basic English 2-Ⅰ・Ⅱ」および必修外国語として登録した諸外国語初級を合計8単位修得することが要件のひとつとして定められています。編入前から英語の基礎力を鍛えておくことは、出願対策であると同時に、入学後の単位取得をスムーズにする準備にもなります。
留学プログラムとの関わり
経営学部や社会学部には、スタディ・アブロード(SA)プログラムのような留学制度が用意されています。ただし編入学生については、編入した年次によって応募できる時期が制限される場合があるため、留学を視野に入れている場合は入学後の応募条件もあわせて確認しておくとよいでしょう。出願のために取り組んだTOEIC対策の蓄積は、入学後の英語科目や留学準備にもそのまま活かせる財産になります。目先の出願だけでなく、入学後の学びを見据えて英語力を積み上げていく意識を持つと、対策そのものへのモチベーションも維持しやすくなります。
専門科目・論文対策との両立で意識したいこと
TOEIC対策に集中するあまり、専門科目や論文・面接対策が手薄になってしまっては本末転倒です。法政大学の編入学試験は、多くの学部で「論文+面接」または「面接のみ」が試験当日の内容になります。英語外部試験のスコアが出願の土台である一方、当日の論文・面接の出来も合否を左右する重要な要素です。
優先順位のつけ方
出願前(スコア提出期限まで)はTOEIC対策の比重を高め、目標スコアに到達した時点で専門科目・論文対策に重心を移す、という時間配分が基本になります。ただし、S&Wが必要な学部を志望する場合はスコアメイクに時間がかかりやすいため、専門科目対策を完全に後回しにせず、両方を並行して進める意識を持っておくとよいでしょう。志望学部の過去問・出題傾向は、学部別の対策記事もあわせて確認してください。制度全体の流れをまとめて把握したい場合は法政大学編入を徹底解説した記事も参考になります。
迷ったら早めに相談する
「自分の今のスコアで間に合うのか」「S&Wをいつから始めるべきか」といった判断は、独学だけで進めると迷いが生じやすい部分です。第三者の視点から学習計画を立て、進捗を定期的に見直す環境があると、TOEIC対策と専門科目対策の両立がしやすくなります。特に併願先が複数ある場合は、学部ごとに異なる英語外部試験の基準と専門科目の対策範囲を同時に管理する必要があるため、早い段階で計画を可視化しておくことをおすすめします。大学編入対策コースでは、TOEICなどの英語外部試験対策と専門科目・小論文・面接対策を、講師と一緒に計画的に進めることができます。
よくある質問(FAQ)
ここまで解説してきた内容の中でも、特に受験生から質問が多いポイントをQ&A形式で整理します。志望学部が固まっている場合は、該当する質問から確認してみてください。
Q1. 法政大学の編入試験はTOEICのスコアだけで合否が決まりますか?
いいえ、TOEICなどの英語外部試験のスコアは出願資格の一部であり、当日の論文・面接の結果もあわせて総合的に合否が判断されます。ただしスコアが基準に届かなければ出願自体ができない学部が多いため、まずスコアを確保することが前提条件になります。専門科目の対策がどれだけ充実していても、この前提条件を満たせなければ選考の土俵に立てない点には注意してください。
Q2. 法政大学編入でTOEICは何点あれば安心ですか?
学部によって異なります。キャリアデザイン学部は685点以上、国際文化学部は1095点以上(いずれもL&R+S&W合計)が出願基準です。基準が非公表の学部(社会・現代福祉・理工・文学部日本文学科)では、600〜700点台を最低限の目安、800点以上を優位なラインとして準備するのが現実的です。なお理工学部機械工学科(3年次編入)は、TOEICのスコアに加えて実用数学技能検定準1級の合格証明書も出願資格の必須要件になるため、TOEICだけで出願が完結するわけではありません。
Q3. TOEIC IPテストのスコアは出願に使えますか?
使えません。法政大学の編入学試験では、TOEICのIPテスト(団体特別受験制度)のスコアは出願基準として認められておらず、必ず公開テストを受験する必要があります。
Q4. TOEIC S&Wはどこでいつ受験できますか?
TOEIC S&WはIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が実施する公開テストで受験します。L&Rと比べて実施回数や会場が限られる場合があるため、出願締切から逆算して早めに受験日を確保することが重要です。最新の実施スケジュールは公式サイトで確認してください。
Q5. TOEICからTOEFLやIELTSに途中で切り替えることはできますか?
可能ですが、TOEFLやIELTSはTOEICと出題形式が大きく異なるため、切り替え後にスコアメイクの時間が新たに必要になります。特に経営学部・グローバル教養学部はTOEICが使えずTOEFL iBTまたはIELTSが必須のため、これらの学部を検討している場合は早い段階で対策試験を確定させておくべきです。なお、TOEIC L&Rのみで出願できる学部同士(社会・現代福祉・理工・文学部日本文学科)を併願する場合は、同じTOEICスコアを複数学部の出願にそのまま使い回すことができます。
Q6. 生命科学部はTOEICのスコアで編入できますか?
2026年度、生命科学部は編入学試験そのものを実施しません。募集要項に掲載されている生命科学部の英語外部試験情報は2025年度分の参考情報であるため、志望する場合は最新の募集状況を法政大学公式サイトで必ず確認してください。
Q7. TOEICのスコア提出の期限はいつまでですか?
出願期間内(2026年度入学者向けは2025年9月22日〜10月3日)に、他の出願書類とあわせて証明書原本を提出する必要があります。受験結果の到着には数週間かかることがあるため、出願締切の1〜2か月前が実質的な受験のラストチャンスになります。年度によって日程は変わるため、必ず最新の要項で確認してください。
Q8. 経営学部やグローバル教養学部志望でもTOEIC対策は無駄になりますか?
無駄にはなりませんが、出願基準としては使えません。経営学部はTOEFL iBTまたはIELTS、グローバル教養学部はTOEFL iBT85点以上またはIELTS6.5以上が必須です。これらの学部が第一志望の場合は、TOEICではなくTOEFLやIELTSでの対策に早期に切り替えることをおすすめします。
まとめ|法政大学編入のTOEIC対策は学部別の基準確認から始める
法政大学の編入学試験は、法学部を除くすべての学部で英語外部試験のスコア提出が合否を左右する仕組みになっています。学部ごとにルールが大きく異なるため、対策を始める前に自分の志望学部がどのパターンに当てはまるかを正確に把握することが欠かせません。
- 法学部以外は英語外部試験のスコア提出方式で、当日の英語筆記試験はない
- キャリアデザイン学部は685点以上、国際文化学部は1095点以上(いずれもTOEIC L&R+S&W合計)が出願基準
- 社会・現代福祉・理工学部・文学部日本文学科はTOEIC L&Rのみで出願可能(基準点は非公表)
- 経営学部・グローバル教養学部はTOEICが使えず、TOEFL iBTまたはIELTSが必須
- 理工学部機械工学科はTOEICに加えて数検準1級が別途必須要件
- 生命科学部は2026年度、編入学試験を実施しない
- スコア証明書は出願期間内の原本提出が必要で、IPテストや古い受験結果は使えない
TOEICのスコアメイクは一朝一夕では完成しません。志望学部の基準を早期に確認し、L&RとS&Wそれぞれに必要な学習期間を逆算したうえで、専門科目・論文対策とバランスよく両立させていくことが、法政大学編入合格への近道です。
特にキャリアデザイン学部・国際文化学部のように高いスコアが求められる学部を志望する場合は、出願締切から逆算した長期的な学習計画が欠かせません。反対に経営学部・グローバル教養学部志望であれば、TOEICではなくTOEFLやIELTSへの早期切り替えが合否を左右します。まずは自分の志望学部がどのパターンに当てはまるのかを本記事の一覧表で再確認し、今日から取り組むべき対策を明確にしておきましょう。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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