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大分大学編入のTOEIC対策|必要スコアの目安と学習法

結論から言うと、大分大学の編入学試験にTOEICスコアの提出を求める制度は存在しません。経済学部・医学部看護学科・理工学部・医学部医学科(学士編入)の4つの編入学試験区分について、令和9年度(2027年度)の学生募集要項を大分大学公式サイトで確認したところ、いずれの要項にも「TOEIC」「TOEFL」「英検」「IELTS」といった外部英語資格試験に関する記載は一切ありませんでした。大分大学 編入 toeicで検索してこの記事にたどり着いた方の多くは、「出願にTOEICスコアが必要なのか」「必要なら何点くらいを目指せばよいのか」を確かめたいはずです。答えは「出願要件としては不要」ですが、話はそこで終わりません。
大分大学の編入学試験とは、短期大学・高等専門学校・他大学などで一定の課程を修めた人が、大分大学の2年次または3年次に途中から入学するための試験制度です。経済学部と医学部看護学科は当日の英語筆記試験、医学部医学科(学士編入)も当日の英語筆記試験を課しますが、理工学部にいたっては英語試験そのものが存在しません。つまり大学によって「TOEICが必須」「当日の筆記のみ」「英語試験なし」と評価方法が大きく異なり、大分大学は明確に後者2つに属しています。この違いを知らずに一般的な「編入=TOEIC対策」というイメージだけで準備を進めると、本来注力すべき科目に手が回らなくなるおそれがあります。
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それでも検索されるのには理由があります。TOEICは英語力を測る代表的な指標であり、多くの受験者が「大学ごとの制度を調べる前に、まずTOEICで英語力を底上げしておこう」と考えるからです。実際、TOEIC学習で鍛えられる読解力・語彙力・速読力は、大分大学の当日筆記試験にもそのまま活きます。制度としては不要でも、対策の「物差し」としては十分に意味があるのです。また、複数の大学を併願する受験生にとっては、TOEICが必須の大学と不要な大学の両方に対応できる学習計画を立てる必要があり、その判断材料としても本記事は役立ちます。
この記事では、大分大学の4つの編入学試験区分それぞれの英語試験の実態、TOEICスコアを対策の指標として活用する具体的な方法、学部別の学習スケジュール、そしてTOEICが必須の大学との併願戦略までを、公式募集要項の一次情報にもとづいて整理します。最後まで読めば、TOEICに振り回されずに、大分大学の編入学試験で本当に必要な対策が見えてくるはずです。
大分大学編入学試験にTOEICは必要?結論と全体像
大分大学が実施する編入学試験は、大きく4つの区分に分かれます。経済学部・医学部看護学科・理工学部・医学部医学科のいずれについても、令和9年度(2027年度)の学生募集要項をpdfplumberによるテキスト抽出で全文確認しましたが、TOEIC・TOEFL・実用英語技能検定(英検)・IELTSといった外部英語資格試験に関する記載は一箇所も見つかりませんでした。募集要項のどのページにも「外部英語試験」「スコア提出」といった文言自体が存在しないという事実は、単なる見落としではなく、そもそも制度として組み込まれていないことを意味します。
下の表に4区分の英語評価方法をまとめます。「試験あり」の3区分はいずれも大学が実施する当日筆記試験であり、外部試験のスコアを持ち込む余地がありません。理工学部にいたっては、独立した英語試験自体が課されていません。
| 試験区分 | TOEIC等の提出 | 英語の評価方法 |
|---|---|---|
| 経済学部第3年次編入学試験 | 不要(制度なし) | 当日筆記試験100点(100分) |
| 医学部看護学科第3年次編入学試験 | 不要(制度なし) | 当日筆記試験100点(60分) |
| 理工学部第2・3年次編入学試験 | 不要(制度なし) | 独立した英語試験なし(出願書類+面接のみ) |
| 医学部医学科第2年次編入学試験(学士編入) | 不要(制度なし) | 当日筆記試験100点(90分、第2次選抜) |
「TOEICのスコアを換算して出願に使えるのでは」と考える人もいますが、大分大学にはそうした換算制度もありません。募集要項に記載のない外部試験のスコアを、出願書類として提出したり、参考資料として添付したりすることはできない前提で準備を進める必要があります。逆に言えば、TOEICのスコアが伸び悩んでいても大分大学の出願資格そのものには一切影響しないため、過度に不安を感じる必要はありません。
また、TOEICだけでなくTOEFL・英検・IELTSについても同様に、出願資格・試験科目のいずれにも記載がないことを確認しています。「TOEICはダメでも英検なら使えるのでは」といった期待も、大分大学の4区分に関しては当てはまりません。外部の英語資格試験を何であれ出願書類として提出する制度自体が、大分大学の編入学試験には設計されていないと理解しておくのが正確です。
なお、他の国立大学に目を向けると、TOEIC・TOEFLのスコア提出を必須とする編入学試験も少なくありません。全国的にTOEIC必須化が進む中で大分大学が例外というわけではなく、当日筆記試験型・外部試験型・試験なし型がそれぞれの大学の方針で混在しているのが実情です。志望校を決める際は、まず自分が受けようとしている大学がどの型に属するのかを一次情報で確認することが、対策の第一歩になります。
なぜ大分大学がTOEICのような外部試験を採用していないのかについて、募集要項自体に理由の説明はありません。ただし一般論として、当日筆記試験型の大学は「自校が求める英語力の水準を、自校の問題で直接測りたい」という考え方を採っていることが多いとされます。TOEICのスコアは受験者ごとに取得時期がばらつくため、公平性を担保する観点から自校試験に一本化している可能性も考えられますが、これはあくまで一般的な推測であり、大分大学が公式に理由を説明しているわけではない点にご留意ください。
「TOEICが不要=英語対策が楽になる」というわけではない点にも注意が必要です。当日筆記試験は選択式のTOEICと異なり、記述式で減点されるリスクがある一方、自分の理解度をごまかせない厳しさもあります。TOEICのようにマークシートで部分点を拾うことができないぶん、正確な文法知識と表現力が直接得点に反映される試験形式だと理解しておくとよいでしょう。
大分大学の編入学試験4区分|経済学部・看護学科・理工学部・医学部医学科
まず、4つの編入学試験区分の基本情報を整理します。募集人員・出願期間・試験日は年度により変動するため、必ず出願年度の最新募集要項で確認してください。ここでは令和9年度(2027年度)募集要項に基づく数値を掲載します。
| 区分 | 募集人員 | 出願期間 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| 経済学部第3年次編入学試験 | 総合経済学科10名 | 2026年7月27日〜31日 | 2026年8月28日 |
| 医学部看護学科第3年次編入学試験 | 6名 | 2026年7月6日〜10日 | 2026年8月19日 |
| 理工学部第2年次編入学試験 | 各プログラム計2名 | 2026年5月頃(要確認) | 2026年6月2日 |
| 理工学部第3年次編入学試験 | 計7名(推薦+一般) | 2026年5月頃(要確認) | 2026年6月2日 |
| 医学部医学科第2年次編入学試験(学士編入) | 10名 | 2026年5月18日〜22日 | 1次:書類/2次:7月24日/3次:9月29日 |
経済学部は短期大学・高等専門学校の卒業者だけでなく、他大学に2年以上在学した人や大学卒業者(学士取得者)も出願対象に含まれる、比較的門戸の広い試験です。入学検定料は30,000円で、出願は原則郵送(速達書留)、出願書類に不備があると受理されないため、余裕を持ったスケジュールで準備する必要があります。
医学部看護学科は看護系の短大・専修学校の卒業者や、看護系の大学に2年以上在学した人が対象で、4年制看護大学の卒業見込者は対象外という点に注意が必要です。出願期間が7月上旬とほかの区分より早く設定されているため、逆算した準備開始のタイミングも早めに設定する必要があります。令和6年度実績では志願27名に対し合格6名(倍率約4.5倍)と、募集人員が少ないぶん倍率が高くなりやすい傾向があり、総合問題(専門基礎科目・専門科目)の対策を早期から積み重ねておくことが合格の鍵になります。募集人員6名という少人数の枠を、限られた出願資格を満たす受験者で争う試験であるため、早めの情報収集と対策開始が特に重要な区分だといえます。
大分大学のキャンパスは、経済学部・理工学部・教育学部・福祉健康科学部が旦野原(だんのはる)キャンパス、医学部(医学科・看護学科)が挾間(はさま)キャンパスに分かれています。試験当日の集合場所や交通アクセスはキャンパスごとに異なるため、出願前に自分が受験する区分のキャンパスを確認し、公共交通機関の時刻表もあわせて調べておくと当日の移動に余裕を持てます。旦野原キャンパスはJR豊肥本線「大分大学前駅」から徒歩約10分、挾間キャンパスは大分市中心部からバスでのアクセスとなり、遠方から受験する場合は前泊も検討しておくと安心です。
理工学部は第2年次編入学と第3年次編入学の2つがあり、両者の併願はできません。第2年次編入は高専・短大などの卒業(見込)者が対象の一般入試のみ、第3年次編入は高専卒業者向けの推薦入試と一般入試の両方が用意されています。理工学科の中に数理科学・知能情報システム・物理学連携・電気エネルギー電子工学・機械工学・知能機械システム・生命物質化学・地域環境科学・建築学の9つのプログラムがあり、志願できるのは第1志望プログラムのみです。以前は2学科8コース制でしたが、2023年度以降は1学科10プログラム制へ再編されており、志望プログラムの選び方が編入後の学びに直結します。
編入学後の学年配置にも触れておきます。第2年次編入学生は3年間、第3年次編入学生は2年間で卒業に必要な単位を修得する計画になりますが、修得済み単位の認定状況によっては、標準の修業年限より長くかかる場合もあります。特に理工学部第2年次編入は、高専・短大等で学んだ内容と大分大学のカリキュラムとの整合性によって、入学後に履修すべき科目数が変わってくるため、出願前に学部窓口へ単位認定の見込みを問い合わせておくと、入学後の計画が立てやすくなります。
医学部医学科の編入学試験は「学士編入」と呼ばれる第2年次編入学で、医学科以外の4年制大学に2年以上在学した人、または大学を卒業し学士の学位を持つ人が対象です。他の3区分と異なり、第1次(書類)・第2次(学力)・第3次(面接)の3段階選抜という点も特徴です。詳しい出願資格や提出書類は学部ごとに個別記事で解説しているので、あわせて確認してください。大分大学経済学部の編入試験を徹底解説、大分大学理工学部の編入試験を徹底解説、大分大学医学部(学士編入)の編入試験を徹底解説の各記事もあわせてご覧ください。
入学検定料は、経済学部・看護学科・理工学部・医学部医学科のいずれも30,000円で統一されています。出願書類は原則として郵送(速達書留)で受け付けられ、持参が認められるのは出願最終日のみという運用が共通しています。出願期間の終盤に慌てないよう、出願書類一式(志望理由書・成績証明書・卒業(見込)証明書など)は早めに揃えておくことをおすすめします。試験会場も区分によって異なり、経済学部と理工学部は旦野原キャンパス、医学部看護学科と医学部医学科は挾間キャンパスで実施されるため、あわせて確認しておきましょう。
学部別・英語試験の実態|当日筆記(経済・看護・医学科)と試験なし(理工学部)
ここでは、TOEICの代わりに実際に課される英語試験の中身を、区分ごとに詳しく見ていきます。募集要項に記載された配点・試験時間・出題範囲の情報をもとに整理しました。
経済学部|外国語(英語)100点・小論文100点・提出書類40点
経済学部第3年次編入学試験の選抜方法は、外国語(英語)・小論文・提出書類の3要素を総合して判定します。配点は外国語(英語)100点、小論文(社会科学に関する問題)100点、提出書類(志望理由書等)40点の計240点です。外国語と小論文のいずれか1科目でも受験しなければ不合格となる点は、必ず押さえておきたいルールです。試験時間は10:00〜11:40の100分間で、午後には13:00〜14:30の小論文が続けて実施され、面接や口述試験は課されません。1日で2科目を集中して受ける体力配分も対策の一部と考えておくとよいでしょう。昼休みの過ごし方や食事のタイミングも含め、当日のシミュレーションを事前に行っておくと落ち着いて臨めます。
医学部看護学科|英語100点・総合問題200点・面接100点
医学部看護学科第3年次編入学試験は、筆記試験(英語・総合問題)と面接の結果を総合評価します。配点は英語100点、総合問題200点、面接100点の計400点で、総合問題の比重が最も大きい設計です。英語は9:00〜10:00の60分間、総合問題は10:20〜12:20の120分間で、専門基礎科目(人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、社会保障制度と生活者の健康など)と専門科目(基礎看護学・在宅看護論・成人看護学・老年看護学・小児看護学・母性看護学・精神看護学)から出題されます。同点者が出た場合は総合問題の高得点者、次いで英語の高得点者が優先される規定もあり、総合問題対策の比重が結果的に合否を左右しやすい構造です。
理工学部|独立した英語試験なし・出願書類と面接のみ
理工学部第2・3年次編入学試験は、出願書類及び面接に基づいて総合判定する方式で、英語や小論文といった独立した学力試験は課されません。一部のプログラム(数理科学・知能情報システム・電気エネルギー電子工学・生命物質化学)では、面接の中で当該分野の基礎学力を問う簡単な筆記(口頭試問の一部)が行われますが、これは英語試験ではなく専門分野の基礎知識を問うものです。TOEICはもちろん、英語の筆記対策そのものが選抜に直結しない、他の3区分とは大きく異なる試験形態です。既存記事では「外部英語試験の扱いは要項で確認が必要」とヘッジされていましたが、令和9年度募集要項を一次情報で確認した結果、そもそも英語試験の枠組み自体が存在しないことが確定しています。
医学部医学科(学士編入)|英語100点は第2次選抜の一部
医学部医学科第2年次編入学試験(学士編入)は、第1次選抜(書類選考・小論文含む100点、募集人員の約10倍が通過)、第2次選抜(生命科学に関する総合問題200点+英語100点、募集人員の約3倍が通過)、第3次選抜(個人面接・発表・グループディスカッション300点)の3段階です。英語は第2次選抜の中で13:30〜15:00の90分間実施され、同日午前には生命科学に関する総合問題(10:00〜12:00の120分間)も課されます。合否は各段階の結果のみで判定され、前段階の成績は次段階に持ち越されません。つまり第1次選抜を突破した時点で英語の実力が一からリセットされて評価される、という点も意識しておく必要があります。
出題形式はどう推測すればよいか
大分大学は編入学試験の過去問を公式には公開していません。そのため、出題形式を断定することはできず、あくまで募集要項に示された配点・試験時間からの出題傾向の推測にとどまる点をご了承ください。一般に、90分を超える長い試験時間が設定されている経済学部・医学部医学科では、長文読解に加えて和訳・要約・場合によっては英作文まで含む記述式の出題が想定されます。60分とやや短い看護学科では、長文読解と基礎的な文法・語彙問題を組み合わせた構成である可能性が高いと考えられます。いずれにせよ、選択式中心のTOEICだけで対策を完結させず、記述形式の答案作成に慣れておくことが得点力に直結します。
なぜ「TOEIC」で検索されるのか|出願要件ではなくても意味がある理由
大分大学の編入学試験にTOEICが不要だとわかっても、この記事にたどり着いた方の検索行動自体は間違っていません。理由はいくつか考えられます。
第一に、国立大学の編入学試験全体では、TOEICやTOEFLのスコア提出を必須とする大学が増えている傾向があります。たとえば東北大学工学部の編入学試験ではTOEICまたはTOEFL iBTのスコア提出が必須ですし、金沢大学融合学域や兵庫県立大学工学部も同様の制度を採用しています。編入を検討する受験生は、まず志望校を絞る前に「TOEICは必要なのか」を横断的に調べる傾向があり、その過程で大分大学もチェック対象に入ってくるのです。志望校をまだ1校に絞りきれていない段階で検索している人ほど、この記事のような横断的な情報が役立つはずです。
第二に、TOEICで測られる英語力は、当日筆記試験の得点力とほぼ同じ土台の上にあります。TOEICのListening & Readingセクションは語彙力・文法力・速読力を測るテストであり、大分大学の外国語(英語)試験や総合問題内の英語出題も、根っこの部分では同じ能力を要求します。つまり、TOEIC対策そのものが無駄になるわけではなく、「出願書類として使えないだけで、実力養成の手段としては有効」という位置づけになります。
第三に、併願を視野に入れている受験生が多いという事情もあります。大分大学だけでなく複数の国公立大学を併願する場合、TOEICスコアが必須の大学と不要な大学が混在するのはよくあることです。両方に対応できる学習計画を立てるうえで、「大分大学ではTOEICがどう扱われるか」を事前に明確にしておく必要があるわけです。
第四に、進路指導や情報収集の初期段階では「編入試験=TOEIC」という漠然としたイメージが先行しやすいことも挙げられます。実際には大学・学部ごとに試験科目はまったく異なり、TOEICが関係しない大学の方が多いケースもあります。思い込みで対策の優先順位を決めず、志望校ごとの一次情報を確認する習慣をつけることが、遠回りを避ける最も確実な方法です。
地方国立大学の編入学試験全体を見渡すと、当日筆記試験型を採用する大学は決して少数派ではありません。予備校や情報サイトの一般論では「編入にはTOEICが必要」という言説が先行しがちですが、実際には大学ごとの募集要項を確認しない限り、正確な要否は判断できません。大分大学のように複数の学部を持つ総合大学では、学部間でも扱いが異なる可能性がある(理工学部だけ英語試験自体がない、など)ため、志望する学部・区分ごとに個別に確認する姿勢が欠かせません。
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スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
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TOEICスコアを対策の「物差し」として使う方法|目安スコアと英語筆記対策への転用
大分大学の編入学試験にTOEICスコアを提出する場面はありませんが、TOEIC学習を「自分の英語力を測る物差し」として活用することは十分に理にかなっています。ここでは目安スコアと、その転用方法を具体的に整理します。
spring-online.jpの一般記事「大学編入にTOEICは何点必要?学部別の目安と対策」では、国公立大学の編入学試験に安定して対応できる英語力の目安として、TOEIC600〜700点台を確保しておくと当日の英語筆記試験にも対応しやすいという考え方が示されています。これはあくまで「同レベルの英語筆記試験に対応できる実力の目安」であり、大分大学に出願要件として提出する数値ではない点に注意してください。数値そのものより、その水準に到達するまでに身につく読解スピードと語彙量が、当日筆記試験の得点力に直結すると理解しておくとよいでしょう。
この目安を実際の対策にどう転用するかですが、ポイントは3つあります。1つ目は語彙力の底上げです。TOEIC公式問題集や単語帳で使われる語彙は、大学入試レベルの英文読解にもそのまま応用できます。2つ目は速読力の強化です。TOEICのPart 7(長文読解)は限られた時間内に大量の英文を処理する訓練になり、100分間で長文と設問に対応する経済学部の試験形式に近い負荷をかけられます。3つ目は文法・語法の正確さです。TOEICのPart 5・6は短時間で正確な文法判断を求められるため、記述式の設問にも通用する基礎力が鍛えられます。
| TOEICのパート | 鍛えられる力 | 大分大学の試験への転用 |
|---|---|---|
| Part 5・6(短文穴埋め・長文穴埋め) | 文法・語法の正確さ | 記述式解答の文法ミス防止 |
| Part 7(長文読解) | 速読力・情報処理力 | 限られた試験時間内での長文対応 |
| リスニング全般 | 音声情報の処理速度 | 面接・口頭試問での聞き取り対応力(看護学科・理工学部など) |
ただし、TOEICはリスニングとリーディングの選択式問題が中心であるのに対し、大分大学の英語筆記試験は記述式(和訳・要約・英作文などが想定される)である可能性が高い点は見落とせません。TOEICで高得点が取れても、記述式の答案作成に慣れていなければ本番で失点します。TOEIC学習はあくまで基礎力養成の手段と位置づけ、直前期には過去問形式に近い記述練習に軸足を移す必要があります。
TOEIC・英検・TOEFLのどれを使って学習すればよいか
大分大学の出願要件としてはいずれも不要なため、学習教材として何を選ぶかは自由です。TOEICはビジネス英語中心で教材の入手性が高く、模試形式で定期的に実力を測りやすい点が利点です。英検は級ごとに到達目標が明確で、二次試験の面接対策が看護学科・医学部医学科の面接練習にも応用しやすい面があります。TOEFLは学術的な文章が多く、経済学部の社会科学系の長文や医学部医学科の生命科学系の長文に近い難易度・文体で練習できる利点があります。どれか一つに絞る必要はなく、自分の得意・不得意や入手しやすい教材に応じて組み合わせるとよいでしょう。
TOEICを「模試」として使うタイミングの考え方
TOEICは公開テストが年に複数回実施されているため、実力チェックの模試代わりとして活用するのも有効です。たとえば経済学部(8月試験)を目指すなら、5〜6月頃に一度TOEICを受験して現在地を把握し、600〜700点台に届いていなければ語彙・文法の総復習に重点を置き、届いていれば長文読解と記述練習に早めに移行する、といった使い方ができます。スコアの推移を定点観測することで、独学であっても対策の進み具合を客観的に確認できるのが大きな利点です。TOEICのスコアそのものを提出する場面はなくても、学習の進捗管理ツールとしての価値は十分にあります。
学部別・英語筆記試験の学習法とスケジュール
ここからは、区分ごとの英語筆記試験に向けた具体的な学習法とスケジュールの立て方を紹介します。過去問は公式に公開されていないため、募集要項に示された配点・試験時間からの出題傾向の推測にとどまる点をあらかじめご了承ください。
経済学部|100分間で長文読解と記述に対応する力を鍛える
経済学部の外国語(英語)試験は100分間という比較的長い試験時間が設定されています。社会科学系の内容を扱う小論文と組み合わせて評価される設計から、経済・社会・国際関係に関する英文を読み解く力が求められると想定されます。学習の軸は、(1)経済系の英字ニュースや評論文を使った速読訓練、(2)要旨をまとめる要約練習、(3)基本文法の総復習、の3本柱です。出願が7月末、試験が8月28日というスケジュールを踏まえると、逆算して6月中に基礎固め(単語・文法の総復習)、7月に長文演習と小論文対策を並行させ、8月上旬から中旬にかけて過去問形式に近い記述演習と時間配分の最終調整を行う計画が現実的です。
医学部看護学科|60分間で医療・健康分野の語彙に慣れる
医学部看護学科の英語試験は60分間とやや短く、総合問題(専門基礎科目・専門科目)の比重が最も高い試験です。英語だけに時間をかけすぎず、専門科目の学習と並行して英語力を維持する意識が重要になります。医療・健康・看護に関連する基礎語彙(解剖・生理・疾病名など)を英単語帳やTOEIC教材のヘルスケア関連分野で補強しておくと、専門科目の学習内容と英語対策が相互に補完し合います。試験日が8月19日であることから、7月中旬までに基礎語彙と読解の土台を作り、直前2週間は総合問題対策に比重を移すスケジュールが効率的です。出願期間が7月上旬と早いため、出願書類の準備と並行して基礎固めを終えておく必要がある点も他の区分と異なります。
理工学部|英語対策より基礎学力の口頭試問対策を優先
理工学部は独立した英語試験がないため、TOEICを含む英語対策の優先度は他の3区分より大きく下がります。かわりに重視すべきは、志望プログラム関連分野の基礎学力を問う面接・口頭試問です。数理科学・知能情報システム・電気エネルギー電子工学・生命物質化学の各プログラムでは簡単な筆記も含まれるため、専門基礎科目(数学・物理・化学・情報など)の復習を優先し、面接では志望理由を専門知識と結びつけて説明できるように準備しましょう。試験日は6月2日と他の区分より早いため、逆算すると準備開始は前年度末から遅くとも年明け早々が目安になります。
医学部医学科(学士編入)|90分間の英語は生命科学と並行して仕上げる
医学部医学科の学士編入試験では、英語(90分)と生命科学に関する総合問題(120分)が同じ第2次選抜の日に実施されます。生命科学分野の専門英文(医学・生物系の論文要旨や解説文)を読み慣れておくと英語と生命科学の両方に効果が波及します。TOEIC学習で速読力と語彙力の基礎を作ったうえで、直前期には医学・生命科学系の英文読解に絞った演習に切り替えるのが効率的です。第1次選抜(書類・小論文)の出願が5月、第2次選抜が7月24日という限られた期間しかないため、早期からの計画的な準備が欠かせません。第1次選抜は募集人員の約10倍が通過する書類選考であるため、書類の完成度を高めつつ、並行して英語・生命科学の学力対策を進める二正面作戦が求められます。
区分別・準備開始の目安タイミング
4区分は試験日がそれぞれ異なるため、逆算した準備開始のタイミングも変わってきます。下の表は、各区分の試験日から逆算した準備開始の目安をまとめたものです。あくまで目安であり、専門科目の習熟度や英語の現在地によって前後する点はご了承ください。
| 区分 | 試験時期 | 準備開始の目安 |
|---|---|---|
| 理工学部(第2・3年次) | 6月上旬 | 前年度末〜年明け早々 |
| 医学部医学科(学士編入) | 7月(2次)・9月(3次) | 前年度末〜年度始め |
| 医学部看護学科 | 8月中旬 | 4〜5月頃 |
| 経済学部 | 8月末 | 4〜6月頃 |
特に理工学部と医学部医学科は試験時期が早いため、「まだ先」と油断していると準備期間が短くなりがちです。TOEICを実力チェックの手段として使う場合も、この逆算スケジュールに合わせて受験回を設定しておくと、学習の遅れに早めに気づくことができます。
英語対策と専門科目対策を両立させる週間モデル
経済学部・看護学科・医学部医学科のように英語筆記と専門科目(小論文・総合問題・生命科学)を両方対策する必要がある区分では、週単位で学習時間を配分すると両立しやすくなります。下の表は、平日5日・週末2日を想定した時間配分の一例です。
| 曜日 | 学習内容の例 |
|---|---|
| 平日(月〜金) | TOEIC教材での語彙・文法演習(30〜40分)+専門科目の復習(60分) |
| 土曜 | 長文読解・記述演習(90分)+専門科目の問題演習(90分) |
| 日曜 | 1週間の復習+模擬答案の作成、または模試形式での実力チェック |
この配分はあくまで一例ですが、英語だけに偏らないことが重要です。特に看護学科や医学部医学科は専門科目(総合問題・生命科学)の配点が英語より大きいため、英語に割く時間が専門科目の学習を圧迫しないよう、週の学習時間全体から逆算して配分を決めるとバランスが取りやすくなります。毎週の振り返りで配分を微調整することも忘れずに行いましょう。模試や過去問演習の得点が伸びていない科目があれば、翌週の配分を柔軟に見直す姿勢が、限られた準備期間を最大限に活かすコツです。
小論文・総合問題・面接など他科目対策のポイント
英語以外の科目対策も、合否を左右する重要な要素です。区分ごとのポイントを整理します。
経済学部の小論文は社会科学的な素材にもとづく出題で、理解力(大意把握力)・論理的思考力・表現力が評価されます。日頃から経済・社会問題に関するニュースを読み、自分の意見を論理立てて文章化する練習を積み重ねることが対策の基本です。提出書類(志望理由書等)も40点の配点があり、面接が課されない分、書面だけで志望動機を伝えきる完成度が求められます。第三者に読んでもらい、論理の飛躍や説明不足がないかを事前に確認しておくと安心です。
志望理由書・提出書類の準備を早めに進める理由
経済学部のように面接が課されない試験形態では、志望理由書がほぼ唯一の自己アピールの場になります。「なぜ大分大学のその学部・学科なのか」「編入後にどのように学びたいか」「卒業後の展望」を、具体的なエピソードを交えながら論理的に構成することが求められます。出願直前に書き始めると推敲の時間が確保できないため、出願期間の1〜2ヶ月前には下書きを完成させ、学校の先生や塾・予備校の講師など第三者に添削してもらう時間を確保しておくことをおすすめします。看護学科や医学部医学科でも、面接の前提資料として志望理由書等の内容が参照されるため、同様に早めの準備が有効です。
医学部看護学科の総合問題は専門基礎科目と専門科目から出題され、配点200点と最も比重が大きい科目です。看護系の短大・専修学校で学んだ内容の復習を徹底し、頻出テーマ(人体の構造と機能、疾病の成り立ち、基礎看護学など)を優先的に固めましょう。面接ではコミュニケーション能力・学習意欲・倫理観が評価されるため、志望動機や将来のキャリアビジョンを自分の言葉で語れるように準備しておくことが重要です。同点者の場合は総合問題の得点が優先されるという規定もあるため、英語より総合問題を優先した時間配分が理にかなっています。
理工学部の面接・口頭試問は、志願プログラム関連分野の基礎学力を問う内容が中心です。数学・物理・化学など専門基礎科目の主要単元を体系的に復習し、口頭で説明できる水準まで理解を深めておく必要があります。暗記した知識をそのまま答えるのではなく、なぜその結論に至るのかという思考過程を言葉にして示すことが、対話型の口頭試問では評価されやすくなります。英語試験が無いからこそ面接の比重が実質的に高いという試験構造を踏まえ、志望プログラムを選んだ理由や、高専・短大での学びと大分大学での研究計画のつながりを、自分の言葉で具体的に語れるように準備しておきましょう。
医学部医学科の生命科学に関する総合問題は大学教養教育修了程度の内容で、120分という長い試験時間が設定されています。生物学・化学の基礎から応用まで幅広く出題される可能性が高く、独学だけでなく体系的なカリキュラムでの対策が有効です。第3次選抜の個人面接・発表・グループディスカッションでは、医師を志す動機や地域医療への関心を、他の受験者との議論の中でも伝えられる表現力が求められます。第1次選抜の小論文についても、生命科学や医療倫理に関する時事的なテーマへの理解を日頃から深めておくと安心です。
グループディスカッションでは、他の受験者の意見を尊重しながら自分の考えを述べる姿勢が評価されます。一方的に自説を主張したり、逆に発言を控えすぎたりすると評価が下がりやすいため、日頃から医療系のニュースや時事問題についてディスカッション形式で意見交換する練習を積んでおくと、本番でも落ち着いて対応しやすくなります。大学の予備校・塾で模擬グループディスカッションの機会を活用するのも一つの方法です。
いずれの区分にも共通するのは、英語以外の科目にも十分な配点があるという点です。経済学部は小論文と提出書類で140点、看護学科は総合問題と面接で300点、理工学部は出願書類と面接がほぼ全て、医学部医学科は生命科学と面接系で500点と、英語単体の得点だけでは合否が決まらない設計になっています。TOEIC対策に偏らず、募集要項が示す配点比率に沿ってバランスよく時間配分することが、結果的に合格への近道になります。
対策の優先順位に迷ったときは、配点が高い科目から時間を割り当てるのが基本的な考え方です。たとえば看護学科であれば総合問題(200点)>英語・面接(各100点)の順、医学部医学科であれば第2次選抜の総合問題(200点)>英語(100点)の順に優先度を意識すると、限られた学習時間を効果的に配分できます。もちろん、自分の得意・不得意によって微調整は必要ですが、配点という客観的な指標を出発点にすることで、TOEICのような「なんとなく重要そうな対策」に時間を奪われずに済みます。
TOEICが必須の大学との併願戦略|倍率・日程・配点の比較
大分大学の編入学試験ではTOEICが不要である一方、TOEIC・TOEFLのスコア提出を必須とする国立大学も存在します。併願を検討する場合、TOEICスコアを早めに取得しておくことが選択肢を広げる鍵になります。
| 大学・学部 | TOEIC等の扱い | 特記事項 |
|---|---|---|
| 大分大学(経済・看護・医学科) | 不要(当日筆記試験) | 理工学部は英語試験自体なし |
| 東北大学工学部 | 必須(TOEIC公開テストまたはTOEFL iBT) | 共通試験としてスコア提出が求められる |
| 金沢大学融合学域 | 必須(TOEIC/TOEFL、配点100点) | IELTSは対象外 |
| 兵庫県立大学工学部 | 必須(対面での紙の成績表提出のみ) | オンライン提出不可の点に注意 |
| 東京農工大学農学部 | 必須(TOEIC L&Rの公開テストまたはTOEFL iBT、取得後2年以内) | 同大学工学部は当日筆記のみでTOEIC不要という対照例 |
東京農工大学のように、同じ大学内でも学部によってTOEICの要否が分かれるケースもあります。大分大学のように全区分で不要という大学もあれば、学部単位で扱いが割れる大学もあるため、「大学名」だけで判断せず、必ず志望学部単位で募集要項を確認する癖をつけておくことが重要です。
併願スケジュールを組み立てる具体例
たとえば大分大学経済学部(8月末試験)を第一志望に、TOEICが必須の大学を併願先として検討する場合を考えてみましょう。TOEIC公開テストは年に複数回実施されており、公式認定証の発行には受験から数週間かかります。併願先の出願締切から逆算して、遅くとも出願の2〜3ヶ月前にはTOEICを受験しておく必要があります。大分大学の出願準備(志望理由書の作成、専門科目の対策)と並行して進めるスケジュールになるため、年間の学習計画表を作り、TOEIC受験日・大分大学の出願期間・併願先の出願期間を一枚にまとめて可視化しておくと管理しやすくなります。
TOEIC L&Rの公開テストは、申込みから受験日まで1〜2ヶ月程度の期間が設けられており、結果は受験から約1ヶ月後にオンラインで確認できます。公式認定証(スコアレポート)の郵送にはさらに数週間かかる場合があるため、併願先の大学が紙のスコアレポート提出を求めている場合(兵庫県立大学工学部など)は特に、逆算のスケジュール管理が重要になります。余裕を持って年に2〜3回受験機会を確保しておくと、スコアが伸び悩んだ場合のリカバリーもしやすくなります。
この比較からわかるのは、TOEICスコアの公式証明書は取得から手元に届くまで数週間かかるということです。大分大学が第一志望であっても、TOEICが必須の大学を併願先として視野に入れているなら、出願直前になって慌てて申し込むのではなく、早い段階で一度TOEIC L&Rを受験しておくことをおすすめします。仮に大分大学に絞って受験する場合でも、TOEIC学習で培った英語力は当日筆記試験の土台として無駄になりません。
日程面の調整も重要です。大分大学の経済学部は8月末、看護学科は8月中旬、理工学部は6月上旬、医学部医学科は5〜9月にかけて3段階と、区分によって試験時期が大きく異なります。併願先の大学の試験日程と重ならないかを早めに確認し、TOEICの受験タイミングも含めて年間スケジュールを組み立てておくことが、機会損失を防ぐポイントです。
併願先の選び方としては、大分大学と同じく当日筆記型の大学(専門科目の対策と両立しやすい)を組み合わせるか、TOEIC必須型の大学を組み合わせて英語力を数値化しながら進めるか、自分の得意分野に応じて戦略を立てるとよいでしょう。独学での対策に不安がある場合は、大学ごとの試験傾向を踏まえた指導を受けられる大学編入対策コースの活用も一つの選択肢です。志望校が複数にまたがると、科目ごとの対策範囲やスケジュール管理が複雑になりがちですが、専門の指導を受けることで、大分大学とTOEIC必須大学のそれぞれに必要な対策を整理し、限られた時間を効率よく配分しやすくなります。
よくある質問(FAQ)
大分大学の編入学試験でTOEICスコアの提出は必要ですか?
必要ありません。経済学部・医学部看護学科・理工学部・医学部医学科(学士編入)のいずれの区分も、令和9年度募集要項にTOEIC・TOEFL・英検等の外部英語資格試験に関する記載はなく、提出制度自体が存在しません。経済学部・看護学科・医学部医学科は大学が実施する当日の英語筆記試験で、理工学部は英語試験そのものがありません。出願要件として不要という点は、4区分すべてに共通する確定事項です。今後の年度で制度が変わる可能性もゼロではないため、出願する年度の最新募集要項でも念のため確認しておくと安心です。
TOEICの勉強は大分大学編入の対策として意味がありますか?
意味はあります。出願書類としては使えませんが、TOEIC学習で鍛えられる語彙力・文法力・速読力は、経済学部・看護学科・医学部医学科の英語筆記試験にも共通して役立つ土台になります。TOEICはあくまで実力を測る物差しとして活用し、直前期には記述式の演習に軸足を移すのが効果的です。
大分大学経済学部・看護学科の英語筆記試験はどのくらいのレベルですか?
過去問が公式には公開されていないため断定はできませんが、経済学部は100分間、看護学科は60分間という試験時間と、社会科学系・医療系という出題領域の傾向から、大学入試レベルの読解力に加えて記述対応力が求められると考えられます。TOEIC600〜700点台を一つの目安に、記述形式への対応力を並行して鍛えることをおすすめします。あくまで募集要項の配点・試験時間から推測される傾向であり、実際の難易度は年度によって変動しうる点にご注意ください。
理工学部の編入試験に英語試験はありますか?
ありません。理工学部第2・3年次編入学試験は出願書類と面接のみで選抜され、独立した英語試験は課されません。一部のプログラムでは面接内で専門分野の基礎学力を問う簡単な筆記が実施されますが、これは英語試験ではありません。英語対策よりも、志望プログラムに関連する専門基礎科目の復習と、面接で志望理由を説得力を持って語れるようにする準備を優先しましょう。
医学部医学科の編入(学士編入)の英語試験はどのような形式ですか?
第2次選抜の一部として90分間の英語筆記試験(配点100点)が実施されます。同じ日に生命科学に関する総合問題(120分、配点200点)も課されるため、英語と生命科学の両方をバランスよく仕上げる必要があります。合否は第2次選抜の結果のみで判定され、第1次選抜の成績は持ち越されません。第1次選抜(書類選考)を通過しなければ英語試験を受ける機会自体がないため、まずは書類の完成度を高めることが前提条件になります。
大分大学編入の倍率はどのくらいですか?
令和6年度(2024年度)の実績では、経済学部が志願18名に対し合格10名(倍率約1.8倍)、看護学科が志願27名に対し合格6名(倍率約4.5倍)、理工学部(当時の旧学科制)が志願22名に対し合格7名(倍率約3.1倍)、医学部医学科が志願218名に対し最終合格10名(倍率約21.8倍)でした。医学部医学科は3段階選抜を経るため見かけ上の倍率が特に高くなっていますが、第1次選抜(書類選考)の時点で約10倍まで絞られる仕組みが影響しています。年度により変動するため、最新の実施状況は出願前に必ず確認してください。
大分大学と併願しやすい、TOEICが使える大学はありますか?
TOEIC・TOEFLのスコア提出を必須とする国立大学として、東北大学工学部、金沢大学融合学域、兵庫県立大学工学部などが挙げられます。大分大学と併願する場合、これらの大学に対応するためにも早めにTOEICスコアを取得しておくと選択肢が広がります。試験日程が重ならないかも事前に確認しておきましょう。
TOEICスコアが伸び悩んでいる場合、大分大学の対策はどう進めればよいですか?
大分大学は出願要件としてTOEICを使わないため、スコアが伸び悩んでいても出願自体に影響はありません。焦ってTOEIC対策だけに時間を割くよりも、募集要項が示す実際の試験科目(英語筆記・小論文・総合問題・面接など)に対策の比重を移すことが合格への近道です。基礎的な英語力の底上げが必要な場合は、TOEIC教材を語彙・文法の補強用として部分的に活用するとよいでしょう。独学でどこまで手をつければよいか判断が難しい場合は、志望区分に合わせて学習計画を組み立ててくれる指導サービスを利用するのも一つの方法です。
まとめ|大分大学編入とTOEIC対策の要点
- 大分大学の編入学試験(経済学部・医学部看護学科・理工学部・医学部医学科)は、令和9年度募集要項の一次情報確認により、4区分すべてでTOEIC・TOEFL・英検等の外部英語資格試験の提出制度が無いことが確定している
- 経済学部(100分)・医学部看護学科(60分)・医学部医学科(90分、第2次選抜)は、いずれも大学が実施する当日の英語筆記試験で英語力を評価する
- 理工学部は独立した英語試験そのものが存在せず、出願書類と面接(一部プログラムは簡単な筆記を含む口頭試問)のみで選抜される
- TOEICは出願書類として使えないが、語彙力・文法力・速読力を鍛える手段としては当日筆記試験の対策に直結する
- TOEIC600〜700点台を一つの目安に、直前期は記述形式の演習へ軸足を移す学習計画が効果的
- 東北大学工学部・金沢大学融合学域・兵庫県立大学工学部など、TOEICが必須の大学を併願する場合は早めのスコア取得が選択肢を広げる
- 令和6年度実績では倍率が学部ごとに大きく異なり(経済1.8倍〜医学科21.8倍)、最新の実施状況は出願前に必ず確認する必要がある
大分大学の編入学試験は、TOEICという「わかりやすい指標」に頼れない分、募集要項を正確に読み解き、区分ごとの試験科目に沿った対策を積み重ねる姿勢が合否を分けます。経済学部の英語筆記と小論文、看護学科の総合問題、理工学部の口頭試問、医学部医学科の生命科学と英語筆記――どの区分も、独学だけで対策範囲を見極めるのは簡単ではありません。
TOEICはあくまで実力養成の手段と割り切り、最終的には大分大学それぞれの試験形式に合わせた対策に時間を配分することが、合格への一番の近道です。出願期間や試験日は年度ごとに変わる可能性があるため、この記事で紹介した令和9年度(2027年度)の情報を参考にしつつ、実際に出願する年度の最新募集要項は必ずご自身でも確認してください。倍率や配点も年度により変動しうるため、大分大学の公式発表を定期的にチェックする習慣をつけておくと安心です。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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