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専修大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント

専修大学編入の出願書類に「志望理由書」という書類はありません。編入学試験志願書・証明書類など複数の書類を提出しますが、そのどこにも志望動機を文章で書かせる欄や別紙は用意されていません。志望動機が評価される場は、書類ではなく面接です。この事実を知らずに「志望理由書のテンプレート」や「例文集」を探し続けても、専修大学の出願準備としては空振りになってしまいます。
専修大学編入学試験とは、経済学部・文学部・人間科学部の3学部11学科を対象に実施される編入学試験のことで、多くの大学の編入学試験が3年次編入であるのに対し、専修大学は全学科が「2年次編入学」という珍しい制度設計になっています。出願資格・試験科目・書類の構成いずれも大学ごとの独自ルールが色濃く、他大学の情報をそのまま当てはめると準備を誤りやすい分野です。専修大学は生田キャンパス(神奈川県川崎市)に経済学部・文学部・人間科学部が集まっており、編入学後はこのキャンパスに通学することになります。
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本記事では、2026(令和8)年度編入学試験要項という一次情報にもとづき、専修大学編入における「志望理由書が存在しない」という実態、2年次編入学という制度上の特徴、出願資格・選考方法、面接で志望動機がどう問われるか、想定問答の型と例文、準備で見るべきポイントとNG例、対策全体のスケジュールまでを解説します。専修大学はspring-online.jpでもこれまで単独記事を扱っていなかった大学であり、公式要項を精読したうえでゼロから整理した内容です。
すでに専修大学の出願資格や試験科目を調べ終えている方は、面接での志望動機の伝え方(5章)から読み進めても構いません。まずは、なぜ「志望理由書」という言葉で検索しても専修大学の公式情報にたどり着きにくいのか、その理由から整理します。編入学試験に限らず、大学によって出願書類の設計思想が大きく異なるという前提を押さえておくと、他大学の情報との混同を避けやすくなります。
専修大学編入に「志望理由書」という書類は存在しない
出願書類一覧を確認する
専修大学の2026(令和8)年度入学試験要項(編入学試験)によれば、出願時に提出する書類は下表のとおりです。「志望理由書」「自己推薦書」に類する記述式の書類は、出願書類一覧のどこにも登場しません。
| 提出書類 | 対象 |
|---|---|
| 編入学試験志願書 | 全員必須 |
| 出願確認票 | 全員必須(WEB出願登録後にマイページから印刷) |
| 卒業(見込)証明書 | 短期大学・高専・専修学校卒業(見込)者 |
| 在学証明書 | 大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込)で出願する者 |
| 成績証明書 | 全員必須 |
| 講義内容を確認できる書類(シラバス等) | 全科目、全員必須 |
| 修了(見込)に必要な証明書 | 専修学校専門課程修了(見込)者 |
| TOEIC Official Score Certificate | 文学部英語英米文学科英語コミュニケーションコース志願者のみ |
| 住民票 | 外国籍志願者のみ |
| 出願書類送付用宛名ラベル | 全員必須 |
編入学試験志願書は、氏名・出身校・出願資格区分などの基本情報を記入する書類であり、志望動機を自由記述させる欄はありません。専修大学編入では、志望動機を伝える唯一の場が面接であるという前提で準備を進める必要があります。この設計は、志望理由書や自己推薦書を書類として提出する多くの大学の編入学試験とは大きく異なるため、専修大学を第一志望・併願先として検討する際に必ず押さえておくべきポイントです。他大学と併願する受験生の中には、志望理由書の作成に慣れているぶん、専修大学の面接一本という形式にかえって戸惑うケースもあるため、書類作成とは異なる準備の進め方が必要になることを意識しておきましょう。
なぜ「志望理由書」で検索してしまうのか
大学編入学試験の多くは、志望理由書・自己推薦書・エントリーシートといった名称で記述式の書類を課します。そのため「大学編入 志望理由書」という一般的な検索行動がそのまま「専修大学 編入 志望理由書」に流れ込みやすく、実際には存在しない書類を探して時間を浪費してしまうケースが起こります。大学ごとに出願書類の設計は異なり、専修大学のように記述式書類を置かず面接一本で評価する大学も存在することを、まず理解しておいてください。専修大学の総合型選抜・学校推薦型選抜など高校生向けの入試では志望理由に近い書類が課される場合がありますが、編入学試験とは別制度であるため混同しないようにしましょう。
編入学試験志願書に記入する内容
編入学試験志願書は、WEB出願登録で入力した氏名・生年月日・出身校・出願資格区分などの情報が反映された書類で、志願者本人が内容を確認したうえで提出します。この志願書自体には志望動機を自由記述する欄が設けられていないため、専修大学編入の対策では「書類に何を書くか」ではなく「面接で何を話すか」に意識を切り替える必要があります。証明書類とあわせて簡易書留速達で郵送する点も、他大学のオンライン提出型の出願とは異なるため注意してください。
専修大学の編入学試験は全学科「2年次編入学」という特徴
募集学部・学科と入学許可年次
専修大学の編入学試験は、経済学部(現代経済学科・生活環境経済学科・国際経済学科)・文学部(日本文学文化学科・英語英米文学科・哲学科・歴史学科・環境地理学科・ジャーナリズム学科)・人間科学部(心理学科・社会学科)の3学部11学科で実施されます。入学許可年次はすべての学科で「2年次」に統一されており、多くの大学で一般的な3年次編入学ではありません。募集人員はいずれの学科も「若干名」です。
| 学部 | 学科 | 入学許可年次 |
|---|---|---|
| 経済学部 | 現代経済学科・生活環境経済学科・国際経済学科 | 2年次 |
| 文学部 | 日本文学文化学科・英語英米文学科・哲学科・歴史学科・環境地理学科・ジャーナリズム学科 | 2年次 |
| 人間科学部 | 心理学科・社会学科 | 2年次 |
2年次編入学が学習計画に与える影響
2年次編入学は、入学後に2年次・3年次・4年次の3年間を専修大学で過ごすことを意味します。3年次編入学(在籍2年間)に比べて在籍期間が長い分、面接で語る「入学後の学習計画」は、より長期的で段階的な内容が求められます。基礎科目の履修から専門ゼミでの研究、卒業論文まで、3年間の流れを見据えて話せるように準備しておくと、面接での説得力が増します。専修大学の学費体系も2年次・3年次・4年次の3段階で設計されており、公式の学費表からも2年次編入が前提になっていることが確認できます。
3年間という在籍期間の長さは、視点を変えれば「専修大学でじっくり腰を据えて専門性を深められる」という強みにもなります。編入学から卒業までの期間が短い大学と比較検討している場合は、この点を前向きな志望動機の材料として活用することもできます。基礎科目をじっくり固めたうえで専門ゼミに進めるという流れは、編入学特有の「単位認定の関係で基礎科目が手薄になりがち」という悩みを解消しやすい設計とも言えます。単位認定の結果によっては在籍期間や履修計画が変わる可能性もあるため、合格後は早めに教務課で単位認定の見込みを確認しておくとよいでしょう。
入学後の学生生活のイメージ
専修大学の経済学部・文学部・人間科学部は神奈川県川崎市の生田キャンパスに集約されており、編入学後はこのキャンパスに3年間通学することになります。2年次編入学のため、一般入試で入学した学生と同じ2年次のクラスに合流する形になり、既存の学生とともに授業を受けながら大学生活をスタートすることが想定されます。単位認定の内容によっては、必修科目の履修状況が一般入学者と異なる場合もあるため、入学後早めに教務課や履修相談窓口で確認しておくと安心です。
石巻専修大学との違い
「専修大学」と混同されやすい大学に、宮城県の「石巻専修大学」があります。石巻専修大学は学校法人専修大学が運営する系列大学ですが、川崎市の専修大学(本記事で扱う大学)とは入試制度・学部構成が異なる別の大学です。石巻専修大学からの編入学者には学費の一部優遇措置がある旨が専修大学の要項に記載されていますが、これは石巻専修大学在学者向けの規定であり、一般の編入学試験の出願資格とは別の話です。名称の類似から混同しないよう注意してください。
学費の目安
専修大学編入学(2年次入学)の学費は学部・学科によって異なりますが、2026(令和8)年度入学の場合、入学金200,000円に加えて、年間の授業料・施設費・教育充実費・委託徴収金を合わせた金額は、学科によりおおむね120万円台〜140万円台で設定されています。心理学科は実習・演習科目が多いことなどを背景に、他学科より教育充実費が高めに設定されている点も特徴です。2年次・3年次・4年次の3年間でかかる総額を事前に把握しておくことは、志望動機の中で語る学習計画の現実性を裏付けるうえでも役立ちます。学費は完納だけでなく4期分納も選択できるため、家計の状況に応じた納入方法を検討してください。高等教育の修学支援新制度の対象要件を満たす場合は、入学金・授業料の減免を受けられる可能性もあるため、該当しそうな場合は入学後速やかに学生生活課へ問い合わせることをおすすめします。
他大学の3年次編入と学費・在籍年数を比較する視点
編入学先を複数校で比較検討している場合、募集人員や試験科目だけでなく「入学許可年次」も比較軸に加えることをおすすめします。3年次編入学であれば在籍期間は2年間、専修大学のような2年次編入学であれば在籍期間は3年間になり、在籍期間の違いはそのまま学費総額・卒業までの通学期間の違いに直結します。専修大学を検討する場合は、他の候補校の在籍期間・学費総額と並べて一覧化し、どちらが自分の学習計画や経済的な条件に合っているかを整理しておくと、面接で「なぜ専修大学を選んだのか」を説明する際の材料にもなります。単に「学費が安いから」ではなく、3年間という時間をどう使うかまで言語化できると、志望動機に厚みが出ます。
3年次編入を探している場合の注意
他大学で3年次編入学を経験したことがある人や、3年次編入を前提に情報収集している人ほど、専修大学が2年次編入学であることを見落としがちです。志望校を比較検討する段階で、編入学年次(2年次か3年次か)を必ず確認するようにしてください。2年次編入は在籍期間が長くなる一方、専修大学でのカリキュラムをより長い期間かけて学べるという利点もあります。編入後の学生生活・学費・単位認定の見通しを、2年次編入という前提のもとで具体的にイメージしておくことが、志望動機の説得力にもつながります。
出願資格とスケジュール(2026年度入学試験)
出願資格
専修大学編入学試験の出願資格は次の8パターンです。志望学部・学科によって認められる区分が異なるため、自分がどの区分に該当するかを要項で確認してください。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| ① | 短期大学を卒業した者(見込含む) |
| ② | 高等専門学校を卒業した者(見込含む) |
| ③ | 大学に2年以上在学し62単位以上修得した者(見込含む、専修大学の学生は不可) |
| ④ | 外国において14年以上の課程を修了した者(文学部・人間科学部は不可) |
| ⑤ | 短期大学卒業と同等以上の学力があると本学が認めた者(事前問い合わせ必須) |
| ⑥ | 専修学校専門課程修了者(見込含む、修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上) |
| ⑦ | 文学部英語英米文学科英語コミュニケーションコースはTOEIC L&R730点以上(2024年3月以降受験、IP不可) |
| ⑧ | 文部科学大臣の指定した者 |
TOEIC L&R730点以上が必須になるのは、文学部英語英米文学科の「英語コミュニケーションコース」志願者のみです。他の学部学科では、TOEICなどの外部試験スコアは出願資格として求められていません。その代わり、選考の中で独自の「英語」筆記試験が全学科共通で課される点は次章で解説します。
出願資格の判断で迷いやすいポイント
出願資格③(大学に2年以上在学し62単位以上修得した者)は、専修大学に在学中の学生には認められません。他大学からの転入を検討している場合は、この点を必ず確認してください。また出願資格⑤(短期大学卒業と同等以上の学力があると本学が認めた者)で出願する場合は、出願に先立って教務課への事前問い合わせが必須とされています。自分がどの出願資格区分に該当するかを早い段階で確定させておくことが、その後の書類準備や面接での説明の一貫性にもつながります。複数の区分に該当する可能性がある場合は、証明書類の準備範囲も変わってくるため、早めに専修大学の教務課へ確認しておくと二度手間を防げます。
文学部・人間科学部で外国14年課程修了者が出願できない理由
出願資格④(外国において14年以上の課程を修了した者)は、経済学部では認められていますが、文学部・人間科学部では対象外とされています。海外の教育課程を経て編入学を検討している場合は、志望学部によって出願できるかどうかが分かれる点に注意が必要です。該当する可能性がある場合は、事前に専修大学の教務課へ問い合わせて出願資格を確認しておくことをおすすめします。
2026(令和8)年度入学試験日程
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| WEB出願登録期間 | 2026年1月26日(月)9:00〜2月6日(金)17:00 |
| 出願書類提出期限(郵送) | 2026年2月2日(月)〜2月6日(金)(締切日消印有効) |
| 試験日 | 2026年3月5日(木) |
| 合格発表日 | 2026年3月12日(木)11:00(マイページ発表) |
| 入学手続期間 | 2026年3月12日(木)〜3月18日(水) |
| 入学検定料 | 35,000円(別途サービス利用料1,100円) |
出願登録から試験日まで、専修大学の編入学試験は1月下旬の出願開始から3月上旬の試験まで、準備期間が1ヶ月半程度と短いのが特徴です。多くの大学の編入学試験が秋(10〜11月)に実施されるのに対し、専修大学は年明け以降の実施であるため、他大学と併願する場合はスケジュールが後ろにずれ込みやすい点も意識しておきましょう。証明書類の取り寄せや講義内容を確認できる書類(シラバス等)の準備には時間がかかるため、出願期間の直前に慌てないよう早めに動き出すことが重要です。
合格発表からわずか1週間ほどで入学手続期間が始まる点にも注意が必要です。合格後は学費の納入や入学手続書類の郵送などを短期間でこなす必要があるため、事前に入学手続の流れを把握し、必要書類・費用の準備を合格発表前から進めておくと安心です。年度によって日程は変わる可能性があるため、出願前には必ず最新の入学試験要項を確認してください。
選考方法(英語・専門科目・面接)と志望動機が問われる場面
学部・学科別の試験科目
専修大学の編入学試験の選考方法は、学部によって専門科目の内容が異なります。全学科共通で「英語」と面接が課される点は共通しています。
| 学部・学科 | 試験科目 |
|---|---|
| 経済学部 現代経済学科 | 英語・経済学+面接 |
| 経済学部 生活環境経済学科・国際経済学科 | 英語・国際経済論+面接 |
| 文学部(全学科) | 英語・専門に関する基礎知識+面接 |
| 人間科学部(心理学科・社会学科) | 英語・専門に関する基礎知識+面接 |
経済学部の面接は、筆記試験の合格者のみを対象に実施され、合格者は掲示で発表されてから面接に臨む運用になっています。文学部・人間科学部は面接の対象について同様の絞り込みが明記されていないため、要項の最新情報を確認してください。いずれの学部も、英語と専門科目の筆記試験を突破したうえで、面接という関門が用意されている構成です。経済学部志望者にとっては、まず筆記試験を突破することが面接に進むための必須条件になるため、志望動機の練習と並行して、英語・経済学(または国際経済論)の筆記対策に十分な時間を割く必要があります。
試験時間の流れ
試験当日は、まず「受験上の注意」の説明が行われたのち、英語・専門科目の筆記試験が実施され、そのあとに面接が続く時間割になっています。経済学部は筆記試験のあと合格者のみが面接に呼ばれる形式であるため、掲示発表を待つ時間も含めて長丁場になることを想定しておきましょう。時計の持参が必要な一方でスマートフォンなどの電子機器は使用できないなど、一般的な入試と同様の受験上の注意事項が定められています。文学部・人間科学部の志願者も、筆記試験と面接が同日に連続して実施されるため、長時間の試験に対応できる体力・集中力を維持する準備をしておくとよいでしょう。面接までの待機時間が長くなる可能性を踏まえ、当日の過ごし方や気持ちの整え方も事前にシミュレーションしておくと、面接本番で落ち着いて話しやすくなります。試験会場までの交通経路や所要時間も事前に確認し、当日は余裕を持って到着できるようにしておきましょう。
面接で志望動機がどう評価されるか
志望理由書という書類が無い専修大学の編入学試験では、面接が志望動機を伝える唯一かつ最重要の機会になります。面接官は編入学試験志願書に記載された出身校・出願資格区分などの基本情報をもとに、口頭で志望動機や学習計画を質問してくると考えられます。書類による事前の絞り込みが無い分、当日の受け答えの完成度がそのまま評価に直結しやすい試験設計だと言えるでしょう。
専門科目対策との時間配分
英語・専門科目(経済学/国際経済論/専門に関する基礎知識)の配点は、面接よりも比重が大きいと想定されます。志望動機の準備に時間をかけすぎて専門科目対策が手薄にならないよう、限られた1ヶ月半の準備期間の中で、筆記試験対策と面接対策のバランスを意識したスケジュールを組むことが大切です。「専門に関する基礎知識」が課される文学部・人間科学部では、学科ごとに出題範囲が異なる可能性があるため、過去問題や在籍校の関連科目の内容を早めに確認し、対策の方向性を絞り込んでおくとよいでしょう。過去問題の入手方法や出題傾向が分かりにくい場合は、在籍校の進路指導窓口や、編入学試験に詳しい予備校に相談するのも一つの手段です。
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- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
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面接で聞かれる志望動機の構成の型
5段構成の型
志望理由書という書類が無い以上、志望動機は「話す」ことを前提に準備する必要があります。書き言葉ではなく話し言葉として自然に展開できるよう、次の5段構成を軸に準備するとよいでしょう。
- 結論:専修大学の当該学部・学科で何を学びたいのかを一文で明示する
- 学びの原点:現在の在籍校(短大・高専・専修学校など)での学びや経験のうち、志望動機の土台になった具体的なエピソード
- 専修大学のこの学科を選ぶ理由:他大学ではなく専修大学、他学科ではなくこの学科である理由を、カリキュラムや教員の研究内容など具体的な要素に結びつけて説明する
- 2年次編入後の学習計画:2年次・3年次・4年次と続く3年間で、どの科目・ゼミに取り組みたいかを時系列で述べる
- 将来像:編入学で得た専門性を卒業後どう活かすか
面接では、この5段構成のすべてを一度に話す必要はありません。「まず結論を一文で述べ、質問に応じて②〜⑤を掘り下げていく」という受け答えの型を意識しておくと、想定外の質問にも落ち着いて対応しやすくなります。最初の自己紹介や志望動機を尋ねられた時点で結論を簡潔に述べ、そのあとの深掘り質問で②〜⑤の内容を順番に展開していくイメージを持っておくと、話の筋道が伝わりやすくなります。
口頭で伝えることを前提にした準備の仕方
志望理由書のような文章であれば、時間をかけて推敲し、完成した文章をそのまま提出できます。しかし面接では、暗記した文章を棒読みするような話し方は、かえって不自然な印象を与えかねません。5段構成の要点をメモとして整理し、当日は自分の言葉で話せるように練習しておくことが重要です。模擬面接を繰り返し行い、要点を落とさずに自然な話し言葉で説明できる状態を目指しましょう。
準備の手順としては、まず5段構成の要点を箇条書きでメモにまとめ、次にそのメモを見ながら声に出して説明する練習を行い、最後にメモを見ずに話せるようにする、という3段階で進めると定着しやすくなります。一言一句を暗記するのではなく「話す順番」を体に覚えさせる意識で練習することが、自然な受け答えにつながります。友人や家族に面接官役を頼んで練習に付き合ってもらうと、実際に声に出して話す感覚をつかみやすくなります。
在籍校の種類による語り方の違い
出願資格には短期大学・高専・専修学校専門課程・大学2年在学など複数の区分があります。在籍校の種類によって、学びの原点として語れるエピソードの性質が変わる点を意識しましょう。短期大学からの編入であれば専門分野の基礎固めの経験、専修学校専門課程からの編入であれば実習を通じた気づき、大学在学中の編入であれば学び直したい分野への方向転換の理由など、自分の在籍校の特性に合わせたエピソードを選ぶと説得力が増します。特に大学2年在学からの編入(出願資格③)の場合は、「なぜ今の大学のまま学び続けないのか」という質問への答えを、専修大学でなければ得られない学びの内容とセットで用意しておく必要があります。
高等専門学校からの編入で意識したいこと
高等専門学校(高専)からの編入学者は、5年間(または卒業後)の専門教育を通じて培った実験・実習の経験を豊富に持っていることが多く、これは大きな強みになります。専門的な実習経験を、専修大学の学問領域にどう接続するかを具体的に語れるかどうかが、高専出身者の志望動機の説得力を左右します。工学系の実習経験を経済学や社会学の学びにつなげる場合は、その接続の理由をより丁寧に説明する必要があるでしょう。理系分野から文系学部への転換を志望動機として語る際は、なぜ理系の道をそのまま進まなかったのかという質問も想定し、答えを用意しておくと安心です。
想定問答の例文とその解説
例文1:経済学部(現代経済学科を想定)
「私は短期大学の商学系学科で地域経済のフィールドワークに取り組む中で、統計データだけでは見えてこない地域経済の実態に関心を持ちました。専修大学経済学部現代経済学科では、理論と実証分析の両面から経済現象を学べる点に魅力を感じ、志望しました。入学後は2年次に基礎的な経済理論を固め、3年次以降はゼミで地域経済の実証研究に取り組みたいと考えています。将来は、学んだ分析力を地域の経済政策に関わる仕事で活かしていきたいです。」
面接では、この例文をそのまま一気に話すのではなく、面接官の質問に応じて区切りながら話すことになります。「志望動機を教えてください」という最初の質問には結論と学びの原点を簡潔に、「入学後は何を学びたいですか」という追加質問には学習計画を詳しく、というように質問の内容に応じて話す粒度を調整する練習もあわせて行っておきましょう。
この例文は、①結論②学びの原点(短大でのフィールドワーク)③専修大学を選ぶ理由(理論と実証の両面から学べる)④2年次編入後の学習計画(基礎固め→ゼミでの実証研究)⑤将来像、という5段構成を簡潔に展開しています。固有名詞(学科名・ゼミの方向性・研究テーマ)を具体的に盛り込むことで、他の受験生と似通わない内容になっている点がポイントです。生活環境経済学科・国際経済学科を志望する場合は、経済学一般ではなく、生活環境や国際経済という各学科固有のテーマに沿った関心の持ち方を示すと、学科への理解度が伝わりやすくなります。
経済学部を志望する場合、筆記試験(経済学または国際経済論)の内容と志望動機に一貫性を持たせることも意識してください。面接で「筆記試験ではどのようなことを書きましたか」と問われた際に、志望動機と矛盾しない形で説明できると、準備の一貫性が伝わりやすくなります。筆記試験の答案と面接での発言に食い違いが無いよう、事前に自分の答案の要点を振り返っておくことも忘れないようにしましょう。
例文2:文学部(日本文学文化学科を想定)
「私は高等専門学校の教養科目で近代文学を学ぶ中で、時代背景と作品表現の関係性に強い関心を持つようになりました。専修大学文学部日本文学文化学科は、古典から近現代まで幅広い時代の文学を体系的に学べるカリキュラムがあり、専門的に学び直したいと考え志望しました。2年次からの3年間で基礎的な文献講読力を養い、3年次以降のゼミでは近代文学と社会背景の関係を研究テーマにしたいと考えています。」
高等専門学校の教養科目という、専門分野とは異なる学びを志望動機の原点に据えている点もこの例文の特徴です。専門科目ではなく教養科目・一般科目での学びがきっかけになっている場合も、それを正直に志望動機の出発点として語ってよいことを覚えておきましょう。重要なのは、その気づきが専修大学での学びにどうつながるかを具体的に説明できるかどうかです。
専門分野が明確な学科では、①どの時代・分野に関心があるか②その関心が在籍校での経験のどこから生まれたか、を具体的に語れるかどうかが説得力を左右します。「文学が好き」という気持ちだけでなく、具体的な時代・作家・研究テーマに触れることで、抽象的な動機から一歩踏み込んだ説明になります。哲学科・歴史学科・環境地理学科・ジャーナリズム学科・英語英米文学科など、文学部の他学科を志望する場合も同様に、学科名が示す学問領域の中で自分がどの分野に関心があるのかを具体的に言語化することが出発点になります。ジャーナリズム学科のように実務的な色彩の強い学科では、学問的な関心に加えて、将来どのような形で発信力を活かしたいかという実践的な視点を盛り込むと、学科の特色に合った志望動機になります。
例文3:人間科学部(心理学科を想定)
「私は短期大学の保育系学科で子どもの発達支援に関する実習に取り組む中で、行動の背景にある心理的なメカニズムに関心を持つようになりました。専修大学人間科学部心理学科では、発達心理学から臨床心理学まで幅広い領域を学べる点に魅力を感じています。2年次から3年間かけて心理学の基礎理論を体系的に学び、将来は子どもの発達支援に関わる専門職として、学んだ知識を活かしていきたいと考えています。」
心理学科・社会学科のような人間科学部の学科では、実習や現場経験から生まれた課題意識を、学問的な関心にどうつなげたかを具体的に説明できると、説得力のある志望動機になります。社会学科を志望する場合は、心理学科とは異なり、個人の内面よりも社会構造や集団行動への関心を軸に据えると、学科の特色に合った志望動機になりやすいでしょう。
この例文では「発達心理学から臨床心理学まで幅広い領域を学べる」という学科の特徴と、実習で得た課題意識とを結びつけています。保育・福祉・医療など現場経験のある志願者ほど、その経験を裏付けとして語れる強みがあるため、実習エピソードを具体的に盛り込むことを意識してください。
その他の学科を志望する場合の考え方
ここまで紹介した3つの例文は現代経済学科・日本文学文化学科・心理学科を想定していますが、生活環境経済学科・国際経済学科・哲学科・歴史学科・環境地理学科・ジャーナリズム学科・英語英米文学科・社会学科を志望する場合も、骨格となる5段構成の考え方は変わりません。学科名が示す学問領域の中で、自分がどのテーマに関心を持っているのかを一段階具体的に絞り込むことが出発点になります。たとえば国際経済学科であれば「国際経済」という大枠だけでなく、貿易・為替・開発経済など自分が特に関心のある領域まで踏み込んで語れると、他の受験生との差別化につながります。環境地理学科のように学際的な色彩の強い学科では、自然科学・社会科学のどちらの視点に軸足を置いているのかを明確にしておくと、面接官にも関心の方向性が伝わりやすくなります。
例文をそのまま使ってはいけない理由
ここで紹介した例文は、あくまで構成を理解するための作成例です。似た表現をそのまま暗記して話すと、面接官からの深掘り質問に対応できなくなるリスクがあります。志望動機は自分自身の経験に根ざした固有の言葉で語ることが重要です。例文の「型」だけを参考にし、内容は必ず自分の経験に置き換えて準備してください。生成AIなどのツールで文章を作成する場合も、最終的には自分の言葉として説明できる内容に落とし込むことが、面接での一貫性を保つうえで欠かせません。3つの例文に共通する「結論→学びの原点→専修大学を選ぶ理由→2年次編入後の学習計画→将来像」という骨格だけを借り、中身はすべて自分自身の経験で置き換えるという意識で準備を進めてください。
準備で見るべきポイントとNG例
NG例1:書類が無いことを理由に準備を後回しにする
志望理由書という書類が無いことを「対策不要」と誤解し、志望動機の言語化を後回しにしてしまうのは大きなリスクです。書類が無い分、面接での口頭説明の完成度がそのまま評価に直結することを踏まえ、専門科目対策と同じくらいの優先度で準備を進めてください。「書類が無いから楽」ではなく「書類が無い分、当日の説明力がすべて」と捉え直すことが、専修大学編入対策の出発点です。
NG例2:動機が抽象的で他大学でも成立してしまう
「専修大学の雰囲気が良さそうだから」「都心にキャンパスがあるから」といった動機は、他大学にもそのまま当てはまってしまう内容です。「なぜ専修大学のこの学科でなければならないのか」を具体的なカリキュラムや研究内容に紐づけて説明することが、抽象的な動機から脱却する第一歩です。改善する際は、学科の科目一覧や教員紹介ページを確認し、自分の関心と直接重なる授業・研究テーマを一つ以上具体的に挙げることを最低限のルールにすると、抽象的な表現に逃げにくくなります。
NG例3:2年次編入という在籍期間の長さを踏まえていない
専修大学の編入学試験は2年次編入学のため、入学後は3年間の在籍期間があります。3年次編入(在籍2年間)を前提にしたような短期的な学習計画を語ってしまうと、専修大学の制度を理解していない印象を与えかねません。2年次・3年次・4年次と続く3年間の流れを見据えた学習計画を準備しておきましょう。「2年次で基礎科目を固め、3年次でゼミに所属し専門性を深め、4年次で卒業論文に取り組む」というように、年次ごとの到達目標を分けて説明できると、計画性のある志望動機として伝わりやすくなります。
NG例4:在籍校での学びとの接続が語られていない
編入学は、現在の在籍校での学びを土台にして次のステップに進む選択です。在籍校での学習内容や気づきに一切触れず、いきなり「専修大学で学びたい」から始まる説明は、編入という進路選択の必然性が伝わりにくくなります。在籍校での学び→気づき・課題意識→専修大学での発展的な学び、という流れを一本の線でつなげることを常に意識してください。この接続が弱いと、面接で「なぜ今の学校のまま学び続けないのか」と問われたときに、答えに窮しやすくなります。在籍校で得られなかったもの・専修大学でしか得られないものを対比させて説明すると、編入という選択の必然性がより明確に伝わります。
NG例5:英語・専門科目対策とのバランスを欠く
面接対策に時間をかけすぎて、配点の大きい英語・専門科目の筆記試験対策が手薄になってしまうケースもあります。準備期間が1ヶ月半程度と短い専修大学の編入学試験では、筆記試験と面接対策の時間配分を最初に決めておくことが、直前期に慌てないための鍵になります。1週間の学習時間のうち何割を筆記対策・面接対策にあてるかをあらかじめ決めておき、進捗を見ながら微調整していくやり方が現実的です。特に出願直前の1〜2週間は証明書類の最終確認や志願票の記入にも時間を取られるため、筆記・面接の実力を仕上げる期間は余裕を持って前倒しで確保しておくと安心です。
NG例6:併願先の志望動機を使い回してしまう
他大学と併願する受験生の中には、志望理由書を提出する大学向けに作成した文章をそのまま面接の受け答えに流用してしまうケースがあります。専修大学固有の学科構成・2年次編入という制度・面接一本の選考方式を踏まえていない説明は、面接官にすぐ見抜かれてしまいます。併願先ごとに志望動機の骨子は共通していても構いませんが、専修大学ならではの要素(学科名・カリキュラム・2年次編入後の3年間の計画)は必ず個別に作り込んでおく必要があります。
面接対策と英語・専門科目対策の両立スケジュール
出願前からの逆算スケジュール
試験日(3月上旬)から逆算すると、出願準備と面接対策・筆記試験対策を並行して進める必要があります。専修大学の編入学試験は前年秋ではなく年明け実施のため、多くの受験生にとって年末年始をまたいだ準備期間になる点も特徴です。年末年始は学習のペースが乱れやすい時期でもあるため、あらかじめ休暇中の学習計画も組み込んでおくと安心です。次の目安を参考にスケジュールを組んでください。
| 時期の目安 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 出願3〜4ヶ月前(前年秋) | 志望学科の絞り込み、英語・専門科目対策の開始、志望動機の骨子づくり |
| 出願2ヶ月前(12月) | 専門科目対策の本格化、証明書類・シラバス等の準備開始 |
| 出願1ヶ月前(1月上旬) | 面接想定問答の作成、模擬面接の実施 |
| 出願期間(1月26日〜2月6日) | 出願書類一式の郵送提出 |
| 試験直前(2月〜3月上旬) | 筆記試験の総仕上げ、面接練習の反復 |
証明書類の準備にも時間がかかる
成績証明書・卒業(見込)証明書・在学証明書・講義内容を確認できる書類(シラバス等)は、在籍校の窓口に発行を依頼してから手元に届くまで数週間かかることがあります。面接対策に集中するあまり証明書の手配が遅れると、出願期間内に間に合わなくなるおそれがあるため、証明書の手配は面接対策と同時に着手してください。特に年末年始は在籍校の窓口が休業する期間もあるため、早めの依頼が安全です。「講義内容を確認できる書類」は修得済み・履修中のすべての科目について用意する必要があるため、他の証明書よりも準備に手間がかかる点も見込んでおきましょう。シラバスの入手が難しい古い科目がある場合は、在籍校の教務窓口に早めに相談し、代替となる証明方法を確認しておくことをおすすめします。
体調管理と当日の持ち物
年明けから3月上旬という時期は、受験生本人だけでなく家族も含めて体調管理に気を配りたい季節です。筆記試験と面接が同日連続で実施されるため、当日の体調不良は準備してきた実力を発揮できないまま終わってしまうリスクに直結します。試験前日は十分な睡眠を確保し、当日は時計・受験票・筆記用具など要項で指定された持ち物を前日までにリストで確認しながら揃えておきましょう。当日になって慌てないよう、持ち物は前々日には準備を終えておくと安心です。会場までの交通経路や所要時間も事前に確認し、公共交通機関の遅延等も見込んで余裕を持ったスケジュールで向かうことをおすすめします。天候が崩れやすい時期でもあるため、雨具や防寒対策も忘れずに準備し、万全の状態で試験当日を迎えられるようにしておきましょう。
他大学との併願がある場合の注意
専修大学は出願・試験時期が1月下旬〜3月上旬と、多くの大学の秋実施(10〜11月)よりも遅い時期に設定されています。秋実施の大学と併願する場合、専修大学の対策は他大学の試験が終わったあとに本格化させる受験生も多いと考えられます。ただし、面接での志望動機の準備や証明書類の手配は試験直前にまとめて行うと間に合わなくなるリスクがあるため、他大学の対策と並行して、専修大学向けの準備も並行して進めておくことをおすすめします。秋実施の大学の結果が振るわなかった場合の「後期日程」としてだけでなく、最初から第一志望群として専修大学を位置づけている受験生にとっても、年明けからの追い込みが合否を左右する重要な期間になります。
オープンキャンパス・個別相談の活用
専修大学では、編入学を検討している人向けに個別相談の機会が案内されることがあります。キャンパスの雰囲気や学科の授業内容を実際に確認しておくと、志望動機の中で語れる具体性が増します。生田キャンパスに実際に足を運べない場合でも、大学公式サイトの学科紹介ページやシラバス、教員の研究紹介を読み込むことで、面接で語れる具体的な要素を増やすことができます。オープンキャンパスや相談会の開催時期は年度によって異なるため、専修大学の公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。
独学と第三者添削・模擬面接の使い分け
志望動機を口頭で説明する練習は、一人で行うよりも第三者に聞いてもらうほうが効果的です。学部・学科のカリキュラムに詳しい指導者に模擬面接をしてもらい、説明の分かりやすさや、学科固有の具体性が足りているかを確認してもらうと精度が上がります。在籍校の先生や、編入学試験の対策に詳しい予備校講師など、複数の視点からフィードバックを受けることをおすすめします。添削者・面接練習の相手を選ぶ際は、専修大学の編入学試験特有の書類設計(志望理由書が無く面接一本で評価される仕組み)を理解しているかどうかも確認しておくと、的外れなアドバイスを避けられます。
よくある質問(FAQ)
専修大学の編入学試験に志望理由書はありますか?
ありません。出願書類は編入学試験志願書・各種証明書類などで構成されており、志望動機を文章で書かせる書類は含まれていません。志望動機は面接で口頭により評価されます。「志望理由書のテンプレートを探す」のではなく「面接での説明を準備する」という発想の切り替えが必要です。他大学の情報や一般的な検索結果に引きずられず、専修大学固有の出願書類一覧を必ず確認してください。専修大学以外にも、志望理由書を課さず面接のみで志望動機を評価する大学は存在するため、併願校を検討する際は各大学の出願書類一覧を個別に確認する習慣をつけておくと安心です。
志望理由書が無いのに何を準備すればよいですか?
面接で志望動機を口頭で説明できるよう、結論・学びの原点・専修大学を選ぶ理由・入学後の学習計画・将来像という5段構成の要点を整理し、模擬面接で話す練習を重ねることが重要です。書類が無い分、準備を怠ると当日その場で内容を組み立てることになり、説得力を欠いた説明になりやすいので注意してください。要点をメモにまとめたうえで、声に出して説明する練習を繰り返すことが効果的です。
専修大学の編入学は何年次からですか?
経済学部・文学部・人間科学部のすべての学科で「2年次編入学」です。多くの大学で一般的な3年次編入学とは異なり、入学後は2年次・3年次・4年次の3年間専修大学に在籍することになります。学習計画を語る際は、この3年間の流れを踏まえた内容にしましょう。志望校を比較検討している段階であれば、この年次の違いも判断材料の一つになります。
出願資格にTOEICは必要ですか?
文学部英語英米文学科の「英語コミュニケーションコース」志願者のみ、TOEIC L&R730点以上(2024年3月以降受験、IPスコア不可)が出願資格として必須です。それ以外の学科では、TOEIC等の外部試験スコアは出願資格に含まれておらず、選考の中で大学独自の「英語」筆記試験が課されます。志望学科によって英語の対策方法がまったく異なる点に注意してください。
経済学部の面接は誰でも受けられますか?
いいえ。経済学部の面接は、英語・専門科目の筆記試験に合格した者のみを対象に実施され、筆記試験合格者は掲示で発表されます。文学部・人間科学部は同様の絞り込みの記載が明記されていないため、志望学科の要項を確認してください。経済学部を志望する場合は、面接対策以上に筆記試験の突破を最優先に位置づける必要があります。
出願から試験まではどれくらいの期間がありますか?
2026(令和8)年度入学試験では、WEB出願登録期間が2026年1月26日〜2月6日、試験日が2026年3月5日と、出願開始から試験まで1ヶ月半弱です。多くの大学の編入学試験が前年秋に実施されるのに対し、専修大学は年明け以降の実施であるため、他大学との併願スケジュールにも注意が必要です。証明書類の準備は出願期間が始まる前から並行して進めておきましょう。合格発表から入学手続の締切までも1週間程度と短いため、合格を見据えた準備も早めに整えておくことをおすすめします。
面接ではどんな質問をされますか?
「なぜ専修大学のこの学部・学科を志望したのか」「入学後にどのような科目やゼミで学びたいか」「卒業後の進路をどう考えているか」など、志望動機を掘り下げる質問が中心になると考えられます。事前に準備した5段構成の要点をもとに、自分の言葉で説明できるよう練習しておきましょう。在籍校での学びとの接続や、2年次編入後の3年間の学習計画を問われる質問にも備えておくと安心です。
独学と第三者添削(模擬面接)はどう使い分ければよいですか?
まずは独学で志望動機の要点を整理し、5段構成に沿って話せる状態を作ります。そのうえで、学部・学科のカリキュラムに詳しい第三者に模擬面接をしてもらい、説明の分かりやすさや内容の具体性を客観的に確認してもらうと、当日の受け答えの精度が上がります。在籍校の先生や編入学試験の対策に詳しい予備校講師など、複数の視点からフィードバックを受けるのも一つの方法です。専修大学は単独記事の情報が少ない大学でもあるため、最新の一次情報(入学試験要項)を必ず確認しながら準備を進めることも忘れないでください。
まとめ|専修大学編入の志望理由書(面接での志望動機)対策
専修大学編入における「志望理由書」は、独立した提出書類としては存在せず、志望動機は面接で口頭により評価されるという実態を理解することが、対策の出発点になります。書類の名称だけを頼りに検索すると遠回りになりやすい分野だからこそ、一次情報にもとづいて正確に準備を進めることが重要です。あわせて、専修大学の編入学試験が全学科「2年次編入学」という珍しい制度であることも、志望動機や学習計画を考えるうえで欠かせない前提です。この2つの前提を押さえたうえで、面接での説明力を磨いていくことが、専修大学編入合格への最短ルートになります。要点を整理すると次のとおりです。
- 専修大学編入の出願書類に「志望理由書」という書類は存在せず、志望動機は面接で口頭評価される
- 専修大学の編入学試験は経済学部・文学部・人間科学部の3学部11学科すべてが「2年次編入学」という珍しい制度設計
- 出願資格は短大・高専・専修学校専門課程卒業(見込)等の8区分があり、TOEIC730点以上は文学部英語英米文学科英語コミュニケーションコースのみ必須
- 選考は学部学科ごとの「英語」「専門科目」の筆記試験+面接で構成され、経済学部の面接は筆記合格者のみ対象
- 面接での志望動機は「結論→学びの原点→専修大学を選ぶ理由→2年次編入後の学習計画→将来像」の5段構成で準備すると話しやすい
- 出願開始(1月下旬)から試験日(3月上旬)まで1ヶ月半程度と短いため、逆算したスケジュール管理が欠かせない
- 書類が無い分、模擬面接での練習を重ね、自分の言葉で説得力を持って話せる状態を作ることが最大の対策になる
志望動機を「書く」のではなく「話す」準備が必要という点が、専修大学編入における最大の特徴です。この特徴を理解しないまま志望理由書のテンプレートを探し続けても、実際の選考対策にはつながりません。大学編入志望理由書の添削ガイドで一般的な志望理由の構成の型を押さえたうえで、大学編入の面接対策も参考にしながら、口頭での説明力を磨いてください。経済学部を志望する場合は経済学部の大学編入対策もあわせて確認すると、専門科目対策の全体像がつかみやすくなります。学部・学科ごとに出願資格や試験科目が細かく異なる分野でもあるため、独学での対策に不安がある場合は、大学編入対策コースのように専門の指導を活用するのも一つの方法です。出願資格・試験日程は年度によって変更される可能性があるため、実際に出願する際は必ず最新の入学試験要項を確認してください。
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