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山梨大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント

「山梨大学 編入 志望理由書」と検索してこのページにたどり着いた方の多くは、これから提出する書類の様式や文字数を知りたい、あるいはどんな内容を書けば評価されるのかを知りたいという切実な悩みを抱えているはずです。山梨大学編入の志望理由書と聞くと、多くの受験生は「決まった様式に沿って書く提出書類」をイメージするかもしれません。しかし結論から言うと、山梨大学の編入学試験(3年次編入学)で現在募集要項が公開されているのは工学部のみで、そこに独立した「志望理由書」という名称の書類は存在しません。推薦選抜(土木環境工学コースのみ)では「研究計画書」を提出し、一般選抜(それ以外の7コース)では書類の提出はなく、口述試験や筆記試験の場で志望動機や学習意欲を直接問われる形になっています。
つまり「山梨大学 編入 志望理由書の書き方」を調べている受験生がまず知るべきなのは、名称の一致ではなく、自分が受ける選抜区分・コースでは実際に何を、どのくらいの分量で、どんな観点から準備すればよいのかという実務的な対応関係です。名前だけで判断して市販の志望理由書テンプレートをそのまま当てはめてしまうと、求められている内容と噛み合わない答案・受け答えになりかねません。編入学試験は募集人員が数名から10名程度と少なく、書類や面接での一つひとつの受け答えが合否に直結しやすい試験でもあります。
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この記事では、山梨大学工学部3年次編入学の最新の学生募集要項(令和9年度)をもとに、研究計画書の書き方と例文、一般選抜の口述試験・筆記試験で志望動機を伝えるコツ、添削でよく指摘されるポイントとNG例までを、実際の出願書類一覧や配点表に基づいて整理して解説します。あわせて教育学部・医学部・生命環境学部における編入学の現状にも触れますので、山梨大学への編入を検討している方は、自分が受ける学部・コースに該当する箇所を中心に最後まで確認してください。
特に、書類作成に慣れていない高専生・短大生にとっては、「志望理由書」という言葉から連想される一般的な書き方のイメージと、山梨大学が実際に求めている書類・試験内容とのギャップに気づかないまま準備を進めてしまうリスクがあります。この記事を読み終えたときには、自分が受ける区分・コースで何を準備すべきかが明確になっている状態を目指して構成しています。
なお、本記事の内容は令和9年度(2027年度)工学部3年次編入学学生募集要項に基づいています。出願資格・選抜方法・スケジュールは年度によって変更される可能性があるため、実際に出願する際は必ず出願年度の最新の学生募集要項を大学公式サイトで確認してください。それでは、まず結論となる全体像から見ていきましょう。
山梨大学編入で「志望理由書」はどう扱われるのか(結論)
山梨大学工学部の3年次編入学試験には、推薦選抜と一般選抜の2つの区分があります。このうち「志望理由書」という名称の書類が出願書類一覧に含まれているのは、実は現行の募集要項のどこにもありません。推薦選抜(募集対象は土木環境工学コースのみ)で提出が求められるのは「研究計画書」という書類で、入学後に何を研究したいか、高等専門学校での研究の準備・進捗状況を記入する内容です。志望動機そのものをストレートに問う書式ではありませんが、実質的には志望理由書と同じ役割を果たす書類だと考えて差し支えありません。
一方、クリーンエネルギー化学・応用化学・土木環境工学・コンピュータ理工学・機械工学・メカトロニクス・電気電子工学の7コースで実施される一般選抜には、志望理由書に相当する提出書類そのものがありません。コースごとに実施される学力試験(筆記試験または口述試験、コースによって組み合わせが異なる)と面接によって、専門科目の基礎学力とあわせて志望動機や学習意欲が評価されます。つまり一般選抜では、書く力ではなく口頭で伝える力が問われる点が推薦選抜との大きな違いです。
この違いを踏まえると、対策の方向性は受験区分によって2つに分かれます。推薦選抜(土木環境工学コース)を受ける方は研究計画書という文書を仕上げる対策が必要になり、一般選抜を受ける方は口述試験・面接で志望動機を簡潔に、かつ説得力を持って話せるように準備することが重要です。自分がどちらの区分・コースを受けるのかを最初に確認したうえで、以降の該当する章を重点的に読み進めてください。ちなみに推薦選抜に出願できるのは土木環境工学コースのみで、他の6コースは一般選抜のみの募集となっている点も、志望コースを検討するうえで押さえておきたいポイントです。
「志望理由書」というキーワードで検索している受験生の多くは、テンプレート的な例文を探しているのではなく、実際に自分が何を、どう準備すればよいかという不安を解消したいはずです。名称にとらわれず、実際の出願書類・試験内容を正確に把握することこそが、遠回りをしない対策の第一歩になります。この記事では、推薦選抜・一般選抜のどちらにも対応できるよう、それぞれの対策を分けて具体的に解説していきます。
どちらの選抜区分が有利かは一概には言えません。推薦選抜は募集人員が若干名と少なく、出願資格として学業成績が上位15位以内であることが求められるため、対象となる方自体が限られます。一般選抜は募集人員がコースによって多いところもありますが、専門科目の筆記試験の比重が大きく、基礎学力がより重視される選抜方法です。自分の成績状況や得意分野を踏まえて、どちらの区分で出願するかをまず検討してください。
山梨大学の編入学試験の現状(学部別の実施状況)
山梨大学には教育学部・医学部(医学科・看護学科)・工学部・生命環境学部の4学部がありますが、3年次編入学の実施状況は学部によって大きく異なります。令和9年度時点で募集要項が公開され、実際に選抜が実施されているのは工学部のみです。
| 学部 | 編入学の実施状況 | 備考 |
|---|---|---|
| 工学部 | 実施中(推薦選抜・一般選抜) | 7コースで一般選抜、土木環境工学コースのみ推薦選抜も実施 |
| 教育学部 | 募集なし | 公式サイトに「令和5~8年度入試は募集なし」と明記 |
| 医学部(医学科・看護学科) | 編入学募集要項なし | 学部単位の3年次編入学は現在案内されていない |
| 生命環境学部 | 編入学募集要項なし | 学部単位の3年次編入学は現在案内されていない |
教育学部・医学部・生命環境学部で編入学を希望していた方は、まず志望学部が今も編入学を実施しているかどうかを確認する必要があります。教育学部の3年次編入学は令和5年度から8年度まで継続して募集が停止されており、令和9年度以降の再開についても現時点では公式に案内されていません。医学部・生命環境学部についても、学部単位の3年次編入学募集要項自体が現在の入試情報ページには掲載されておらず、少なくとも直近の年度では実施されていないと考えられます。
募集の再開は年度ごとに大学側の判断で変わる可能性があるため、出願を検討する年度の募集要項ページを必ず直接確認してください。仮に希望学部の編入学が実施されていない場合は、工学部の近い分野のコースを検討する、あるいは他大学の同系統学部の編入学試験を並行して調べるといった対応が現実的です。志望理由書・研究計画書の書き方そのものは大学が変わっても応用できる部分が多いため、この記事で紹介する構成の考え方は他大学の編入学対策にも役立ちます。
特に高等専門学校に在籍している場合、進路指導の先生から「山梨大学は編入を受け入れている」という漠然とした情報だけを聞いて、学部・コースの詳細を調べないまま出願準備を始めてしまうケースが見られます。学部単位ではなく学科・コース単位で募集人員や選抜方法が細かく分かれているため、志望する学科・コースの名称までを正確に把握したうえで、出願書類や口述試験の準備を進めることが遠回りを避けるコツです。
なお、工学部は近年、学科・コース編成の見直しが行われており、募集人員や選抜方法が年度によって変更される可能性があります。この記事は令和9年度募集要項の内容をもとにしていますが、出願前には必ず最新の学生募集要項で募集人員・配点・様式などの数字を確認してください。過年度の様式を使用した場合は再提出を求められることもあるため、様式のダウンロードも出願年度のホームページから行う必要があります。
工学部・推薦選抜で提出する「研究計画書」の書き方
推薦選抜の対象は土木環境工学コースのみで、出願資格は「高等専門学校において本コースと関連の深い学科を卒業見込みで、在学中の通算学業成績順位が学科の上位15位以内、学校長の推薦を得られる方」です。1つの高等専門学校から推薦できる人数に上限はありませんが、合格した場合は入学を確約できることが前提となります。出願書類には成績証明書・推薦書・研究計画書・履歴書が含まれ、このうち研究計画書だけは志願者自身が作成する書類です。
研究計画書の指定内容は「入学したら何を研究したいか」「高等専門学校での研究の準備・進捗状況」の2点で、分量は2ページ(両面1枚)、パソコンでの作成が指定されています。手書きではなくパソコン作成が前提という点は見落としやすいので注意してください。図表を含めて2ページにまとめる必要があり、様式は本学所定のもの(Word形式)を大学公式サイトからダウンロードして使用します。過年度の様式を使い回すと再提出になる場合があるため、必ず出願年度の様式を使用してください。
構成の型としては、以下の4つのブロックに分けて書くと2ページの紙幅にバランスよくまとまります。口述試験・面接では研究計画書に書いた内容を踏まえた質問がされる可能性が高いため、ここで紹介する構成はあくまで土台として捉え、自分の言葉で肉付けしていくことを意識してください。
- 1. 山梨大学工学部・土木環境工学コースを選んだ理由(高専での学び・経験との接続)
- 2. 高専でこれまでに取り組んできた研究・実験・活動の進捗状況(成果や課題も含めて具体的に)
- 3. 編入学後に取り組みたい研究テーマとその理由(関心のある分野・技術的課題)
- 4. 研究を通じて将来どのような技術者になりたいか(卒業後の展望との接続)
研究計画書は「志望理由」と「研究計画」の両方の機能を1つの書類に詰め込む必要がある点が特徴です。単に興味関心を語るだけでなく、高専での学習内容や実験の具体的な進捗を書くことで説得力が増します。特に「研究の準備・進捗状況」という項目は、多くの受験生が書き慣れていない部分です。卒業研究のテーマが決まっていない段階でも、これまでの授業・実験で扱ったテーマや、関心を持って調べている技術分野について具体的に書くことで、準備状況を示すことができます。
なお、推薦選抜の出願資格は「高等専門学校において本コースと関連の深い学科を卒業見込みの方」に限られており、短期大学からの推薦選抜出願は制度上想定されていません。短期大学に在籍している方が土木環境工学コースを志望する場合は、一般選抜での出願を検討することになります。自分の出身校の種別によって選べる選抜区分が異なる点も、早めに確認しておきたいポイントです。
面接では「推薦書及び研究計画書は参考資料とする」とされているため、面接官がこの書類を読んだ前提で質問してくる可能性が高く、書いた内容と面接での受け答えに矛盾がないよう準備しておくことが重要です。研究計画書を提出した後は、書いた内容について自分で想定問答を作成し、なぜそのテーマに関心を持ったのか、そのテーマに取り組むために必要な知識は何かを、口頭でも説明できるようにしておきましょう。書類の完成度だけでなく、面接までを含めた一連の対策として捉えることが、推薦選抜突破の鍵になります。
書く前に整理しておきたい3つの問い
実際にパソコンで書き始める前に、次の3つの問いに対する答えを箇条書きでよいので整理しておくと、構成に迷わず筆が進みます。
- 問い1: 高専でのどの授業・実習・活動が、今の関心につながっているか(できるだけ具体的な場面を思い出す)
- 問い2: その関心を、山梨大学のどのカリキュラム・専門科目でさらに深められるか
- 問い3: その学びを通じて、卒業後にどんな技術者・どんな仕事に携わりたいか
この3つの問いへの答えを、そのまま研究計画書の4ブロック構成(志望理由・進捗状況・研究テーマ・将来像)に当てはめていくと、一貫性のある文章になりやすくなります。先に結論となる将来像を決めてから逆算して書くと、途中で話がぶれにくくなるという書き方のコツもあわせて覚えておくとよいでしょう。
研究計画書の記入例(モデル文章)
ここでは土木環境工学コースを想定した研究計画書のモデル文章の一部を紹介します。実際に提出する際は、テンプレートをそのまま使うのではなく、自分自身の経験・関心に基づいて具体的な固有名詞やデータを盛り込んでください。
「私は高等専門学校の環境都市工学科で、地域の水害対策に関する実験・演習に取り組んできました。特に3年次に行った河川流域の流出解析の実習では、降雨データと実測流量を比較し、モデルの精度を検証する過程で、防災インフラの設計における不確実性の扱い方に強い関心を持ちました。地元では近年、局地的な豪雨による内水氾濫が問題となっており、身近な課題として防災工学の重要性を実感したことも、この分野を志すきっかけの一つです。こうした経験から、より高度な水理学・防災工学の知識を体系的に学びたいと考え、貴学工学部土木環境工学コースへの編入を志望します。」
この文章は、実習での具体的な取り組みから始まり、地域社会での実体験を挟み、最後に志望理由へとつなげる三段構成になっており、読み手に流れが伝わりやすい書き方です。
このように、高専での具体的な実習・実験の内容を書き、そこから生まれた学術的な問いにつなげるのが基本の型です。抽象的な興味関心の表明から始めるのではなく、実際に取り組んだ実習や身近な出来事という具体的な事実から、志望理由を積み上げていくことが説得力につながります。続けて研究計画のパートでは、以下のような書き方が有効です。
「編入学後は、防災・減災を目的とした社会基盤整備について、特に中小河川における越水対策の効率的な設計手法を研究したいと考えています。高専で学んだ水理学の基礎を土台に、貴学が強みとする環境工学・材料工学の知見を組み合わせ、持続可能な社会基盤整備に貢献できる技術者になることを目指します。編入後は、貴学のカリキュラムで学ぶ構造力学・土質力学・材料コンクリート工学などの専門科目を通じて、これまで実習で扱いきれなかった設計面の知識を体系的に補いたいと考えています。」
抽象的な「貴学の研究環境に魅力を感じた」という表現だけで終わらせず、自分の実習経験・専門分野と研究テーマを具体的に接続させることが、面接での質問にも耐えられる研究計画書につながります。文字数の明確な指定がない分、2ページという紙幅の中でどこまで具体性を持たせられるかが評価の分かれ目になります。書き終えたら、初めて読む人にも研究の背景と目的が伝わるかどうかを、第三者に読んでもらって確認することをおすすめします。
最後の結びの段落では、将来像を簡潔に示して締めくくると全体のまとまりが良くなります。「これらの学びを通じて、地域の防災・減災に貢献できる社会基盤整備の技術者として、将来は行政や建設コンサルタントの立場から地域社会を支える仕事に携わりたいと考えています。」のように、研究テーマの先にある職業像まで具体的に書くことで、単なる興味の表明ではなく、進路選択としての一貫性が伝わる研究計画書になります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
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(費用は一切かかりません)
一般選抜(書類提出なし)で志望動機を伝える口述試験対策
一般選抜の7コースでは、志望理由書や研究計画書のような書類提出がない代わりに、コースごとに実施される筆記試験・口述試験(コースにより組み合わせが異なる)で志望動機や学習意欲が直接評価されます。書面がない分、その場で簡潔かつ論理的に自分の考えを伝える準備が欠かせません。書類作成に時間をかけられない一方で、当日の受け答えの質がそのまま評価に直結する試験形式だと言えます。
口述試験でよく聞かれる質問は、大きく分けて次の3種類に整理できます。
- 志望動機に関する質問(なぜこのコースを選んだか、他大学ではなく山梨大学を選んだ理由)
- 専門分野への理解を問う質問(高専・短大で学んだ内容の説明、関心のある技術分野の説明)
- 入学後の学習計画に関する質問(何を学びたいか、将来のキャリアとの関連)
山梨大学工学部のアドミッションポリシーでは「4年間学び抜くことができる学力と強い意志」「工学または各コースで学ぶ内容に強い興味と適性」「多様な情報を分析し、主体的に判断できること」「書かれた文章を理解し、学んだことや自らの考えを論理的な文章で表現できること」などが求められる資質として明記されています。口述試験の回答は、このアドミッションポリシーで示された観点を意識して組み立てると、評価者の判断基準と噛み合いやすくなります。
書類がないからといって準備が不要なわけではありません。むしろ研究計画書のように文章で推敲する機会がない分、話す内容を事前に文章化して整理しておくことが対策の第一歩です。志望動機を300字程度の文章にまとめ、声に出して話す練習を重ねる、専門用語を自分の言葉で説明できるようにしておく、といった準備を通じて、当日の口述試験に落ち着いて臨めるようにしておきましょう。また、コースによっては口述試験に加えて筆記試験(数学・専門科目)が課されるため、志望動機の準備と並行して基礎学力の対策も進める必要があります。両方の対策を並行して進めることになるため、直前期に慌てないよう早めにスケジュールを組んでおくことが大切です。
提出書類がなくても準備の質は問われる
「書類がないなら準備は楽なのでは」と考えてしまう受験生もいますが、実際には逆です。書類という形に残る対策のステップがない分、当日の受け答えの質だけで評価されるため、事前の準備の丁寧さがそのまま結果に表れやすい試験形式だと言えます。書く練習の代わりに、話す練習の量を意識的に確保することが、一般選抜における実質的な志望理由書対策になります。
7コースそれぞれの教育内容を志望動機に活かす
一般選抜・推薦選抜のいずれであっても、志望動機の説得力を高める近道は、志望コースの教育内容を具体的に知り、自分の関心と結びつけて語ることです。山梨大学工学部の各コースはアドミッションポリシーで育成目標を明示しており、これを読み込むことで「なぜこのコースなのか」を具体化する材料が得られます。
| コース名 | 育成目標の要点 |
|---|---|
| クリーンエネルギー化学コース | 環境にやさしく高効率なエネルギー創製・利用に関する専門知識と技術を備えた技術者・研究者の養成 |
| 応用化学コース | 化学の専門知識と実験技術を修得し、新素材・エネルギー・環境課題を解決できる技術者・研究者の育成 |
| 土木環境工学コース | 社会基盤の整備・維持管理や防災・減災、地球環境との共生に貢献できる技術者の育成 |
| コンピュータ理工学コース | 情報機器・ネットワーク・ソフトウェア開発から人工知能技術によるデータ解析まで幅広く活躍できる技術者の育成 |
| 機械工学コース | 数学・物理などの数理知識を自動車・航空・宇宙・医工学・エネルギー分野に応用する技術者の育成 |
| メカトロニクスコース | 機械・電気・情報の3分野にまたがる知識・技術を活かし電子機械製品の開発課題を解決できる技術者の育成 |
| 電気電子工学コース | 発送電システムからICT機器・医療機器・交通システムまで幅広い社会基盤を支える技術者・研究者の育成 |
志望動機を組み立てる際は、この育成目標の中から自分の経験・関心と特に重なる部分を選び、「なぜ他のコースではなく、このコースなのか」を説明できるようにしておくとよいでしょう。複数のコースに興味がある場合も、出願時には1コースに絞って志望する必要があるため、最終的にどのコースを選ぶかは早めに決めておくことをおすすめします。
口述試験の想定問答をつくる
口述試験の練習では、実際に声に出して答える練習が欠かせません。以下は想定問答の一例です。回答の骨子を作ったら、家族や先生、あるいはオンライン家庭教師などの第三者に聞いてもらい、話し方や内容の伝わりやすさを確認してもらいましょう。
問い「なぜ山梨大学工学部のこのコースを志望したのですか」に対しては、高専での具体的な実習・授業内容を挙げたうえで、そこで生まれた関心をコースの専門分野に接続して答えるのが基本です。「〜という実習で〜に興味を持ち、貴学の〜という分野をより深く学びたいと考えたためです」のように、経験と志望理由を1つの文脈でつなげて話すと、面接官にも伝わりやすくなります。
問い「入学後、具体的にどのようなことを学びたいですか」に対しては、コースの専門科目名やカリキュラムの特徴に触れながら、自分が特に伸ばしたい力を具体的に答えると説得力が増します。抽象的な「幅広く学びたい」ではなく、「〜の科目で〜の知識を体系的に身につけたい」というように、学びたい内容を絞り込んで答えることがポイントです。
問い「これまでの成績で苦手だった科目はありますか、それをどう克服していますか」といった弱点を尋ねる質問も想定しておく必要があります。弱点を隠すのではなく、どう向き合い克服しようとしているかを具体的に答える姿勢が評価されます。例えば「数学の中でも微分方程式の応用が苦手でしたが、高専の補習を活用し、演習問題を繰り返すことで理解を深めてきました」のように、課題認識と具体的な行動をセットで答えると、誠実さと主体性の両方が伝わります。
問い「卒業研究ではどのようなテーマに取り組んでいますか(取り組む予定ですか)」については、機械工学コースなど一部のコースで明確に問われることが公表されている質問です。卒業研究のテーマが決まっていない段階でも、関心のある分野・扱ってみたい技術的課題を具体的に答えられるように準備しておきましょう。研究計画書を提出する推薦選抜だけでなく、一般選抜でも研究への姿勢が問われる場面があることを踏まえて対策してください。
出願資格・選抜方法・スケジュールの全体像
研究計画書や口述試験の対策と並行して、出願資格や試験スケジュールの全体像も押さえておく必要があります。一般選抜の出願資格は全コース共通で、次のいずれかに該当する方です。
- 関連学科のある短期大学を卒業(見込み)の方
- 4年制大学に2年以上在学し、関連学科で80単位以上修得(見込み)の方
- 関連学科のある高等専門学校を卒業(見込み)の方
- 高等学校等専攻科(修業年限2年以上)を修了(見込み)の方
- 専修学校の専門課程(修業年限2年以上)を修了(見込み)の方
- その他、大学において同等以上の学力があると認めた方
選抜方法と配点は、コース・選抜区分によって異なります。配点の内訳を知っておくことは、研究計画書や口述試験にどれだけ比重をかけて準備すべきかの判断材料になります。
| 選抜区分・コース | 試験内容と配点 |
|---|---|
| 推薦選抜(土木環境工学コース) | 成績証明書50点+面接50点=合計100点 |
| 一般選抜(クリーンエネルギー化学・応用化学) | 成績証明書50点+口述試験300点=合計350点 |
| 一般選抜(土木環境工学・コンピュータ理工学・機械工学・メカトロニクス・電気電子工学) | 成績証明書50点+筆記試験300点=合計350点(口述試験は得点化せず適否の合否判定のみ) |
この配点を見ると、一般選抜では筆記試験(または口述試験)の比重が成績証明書よりはるかに大きいことがわかります。志望動機を丁寧に準備することはもちろん重要ですが、専門科目の基礎学力そのものが合否を大きく左右する試験構造になっている点も忘れてはいけません。
コースごとの検査内容も具体的に公表されています。例えば機械工学コースの口述試験では「専門分野の基礎的事項、志望動機、卒業研究内容、将来の希望・進路」が問われ、コンピュータ理工学コースでは「専門分野の基礎的事項、意欲、コミュニケーション力、思考力」が評価対象です。志望コースの検査内容を事前に把握しておくことで、口述試験当日にどのような観点で見られるかをイメージしながら準備を進められます。
| コース | 口述試験・面接で問われる内容 |
|---|---|
| クリーンエネルギー化学/応用化学 | 志望動機、適性、専門基礎(物理化学・分析化学・無機化学・有機化学)、化学英語 |
| 土木環境工学 | 基礎的事項、志望動機、適性、一般常識(推薦選抜は研究計画書・推薦書・成績証明書の内容も含む) |
| コンピュータ理工学 | 専門分野の基礎的事項、意欲、コミュニケーション力、思考力 |
| 機械工学 | 専門分野の基礎的事項、志望動機、卒業研究内容、将来の希望・進路 |
| メカトロニクス | 専門分野の基礎的事項、意欲、適性 |
| 電気電子工学 | 基礎的事項、志望動機、適性、一般常識 |
令和9年度の出願期間は2026年5月18日から25日16時30分必着、入学検定料は30,000円、選抜期日は2026年6月13日(土)に山梨大学甲府キャンパスで実施されます。Web出願サイトでの登録・入学検定料の支払い・出願書類の郵送という3段階の手続きをすべて出願期間内に完了する必要があり、いずれか1つでも欠けると出願が受理されません。出願期間は1週間程度と短いため、余裕を持ったスケジュールで準備することをおすすめします。
出願資格のうち、高等学校等専攻科や専修学校専門課程を修了(見込み)の資格で出願する場合は、事前に出願資格の審査を受ける必要があり、期限までに教学支援部入試課へ連絡し必要書類を提出しなければなりません。自分の出身校が志望コースとの関連が深い学科かどうかに疑問がある場合も、出願前に工学域支援課教務グループへ問い合わせることが推奨されています。出願資格の確認は研究計画書や口述試験の準備よりも早い段階で済ませておくべき事項です。
合格後の単位認定についても触れておきます。編入学した学生が入学前に修得した授業科目の単位は、審査のうえで山梨大学の授業科目として認定されます。専門科目は最大55単位まで、全学共通教育科目は最大26単位までが一括認定の対象で、認定される単位が少ない場合には卒業までに2年を超える期間が必要になることもあります。研究計画書や口述試験で「編入後に学びたいこと」を語る際は、単位認定の仕組み上、専門科目をどの程度深く学び直せるかも意識しておくと、より現実的な学習計画として伝わります。
出願までの準備スケジュールの目安
研究計画書の作成や口述試験対策は、出願直前に慌てて始めるものではありません。出願資格の確認から逆算して、余裕を持って準備を進めることが合格への近道です。
| 時期の目安 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 出願の半年〜数か月前 | 志望学部・コースの確定、出願資格の確認、関連科目の学習状況の棚卸し |
| 出願の2〜3か月前 | 研究計画書の骨子作成、または口述試験の想定問答づくり |
| 出願の1〜2か月前 | 研究計画書の推敲・添削、口述試験の模擬面接での練習 |
| 出願期間 | Web出願登録・入学検定料の支払い・出願書類の郵送を期限内に完了 |
特に高等専門学校に在籍している場合は、学校の授業や実習と並行して準備を進めることになるため、早めに骨子を作り、繰り返し推敲する時間を確保しておくことが重要です。
合格後にかかる費用の目安
志望理由書・研究計画書の準備と並行して、合格後の費用面も把握しておくと安心です。令和9年度の入学手続時の主な経費(予定額)は、入学料282,000円、授業料が年額535,800円(前期267,900円・後期267,900円)です。これに加えて、工学部では後援会費・同窓会費・学友会費等として2年分で40,000円程度、学生保険への加入費用も必要になります。入学料・授業料には免除や徴収猶予の制度もあるため、経済的な事情がある場合は合格発表後に教学支援部学生支援課へ問い合わせることができます。研究計画書の中で経済的な事情に触れる必要はありませんが、出願前の情報収集の一環として押さえておくとよいでしょう。
添削で指摘されやすいポイント
研究計画書や口述試験の準備を進める中で、添削・練習を通じてよく指摘される点をまとめました。第三者の視点からのフィードバックを受ける前に、以下のチェックポイントを自分で確認しておくと、指摘される回数を減らせます。
1つ目は、志望理由と研究計画がかみ合っていない点です。「なぜこの分野に興味を持ったか」という動機の部分と、「編入後に何を研究したいか」という計画の部分が別々の話になってしまい、一貫したストーリーになっていないケースがよく見られます。動機から研究テーマへの流れが自然につながっているかを、書き終えた後に読み返して確認してください。動機の段落で書いた経験や関心が、研究計画の段落で扱うテーマの根拠になっているかを意識すると、一貫性のある文章になります。
2つ目は、高専・短大で学んだ内容の説明が抽象的すぎる点です。「地域社会に貢献したい」「ものづくりに興味がある」といった一般論だけでは、面接官に具体的な学習成果が伝わりません。実習名・科目名・使用した装置や手法など、固有名詞を交えて説明することで説得力が増します。可能であれば、実習で得られた数値や結果にも触れると、単なる感想ではなく学びの成果として伝わりやすくなります。
3つ目は、山梨大学・志望コースならではの理由が書けていない点です。「工学を学びたい」という動機だけでは、他大学の同系統学部にもそのまま当てはまってしまいます。土木環境工学コースの教育内容・研究分野に触れながら、志望校ならではの理由を盛り込むことで、説得力のある文章になります。コースの教育目標や、学べる専門科目の構成を事前に調べたうえで、自分の関心とどう結びつくかを言語化しておくとよいでしょう。
4つ目は、面接での想定質問への準備不足です。研究計画書を書いた内容について「その研究テーマを選んだ具体的なきっかけは」「編入後の学習計画で不足している知識は何だと考えているか」といった深掘りの質問が来ることを想定し、書いた内容を自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。書類を提出して終わりではなく、面接までの一連の流れとして準備することが大切です。5つ目として、成績証明書の内容と研究計画書の内容に矛盾がないかも確認しておきましょう。成績上位でない科目に関する研究テーマを掲げる場合は、その科目をどう補っていくつもりかまで言及しておくと、説得力のある説明になります。
6つ目は、文体の不統一です。「である調」と「ですます調」が混在していたり、一人称が「私」「僕」で揺れていたりすると、それだけで文章の完成度が低く見えてしまいます。研究計画書は「である調」で統一するのが一般的で、提出前に音読して違和感がないかを確認する習慣をつけておくと、こうした基本的なミスを防げます。句読点の打ち方や段落分けが不自然になっていないかも、あわせてチェックしておきましょう。
7つ目は、第三者による添削を1回で終わらせてしまう点です。書き直すたびに新しい視点の指摘が出てくることは珍しくなく、2〜3回の推敲サイクルを回すことを前提にスケジュールを組む方が、結果的に完成度の高い研究計画書に仕上がります。特に高専の担任・進路指導の先生や、編入学対策の指導経験がある第三者に読んでもらうと、専門分野の観点からの指摘や、面接で深掘りされそうな箇所の指摘を受けられることが多く、一人で見直すだけでは気づきにくい改善点が見つかります。
やってしまいがちなNG例と改善例
最後に、研究計画書や口述試験でよく見られるNG例と、その改善の方向性を具体的に整理します。
| NG例 | 改善の方向性 |
|---|---|
| 「昔から工学に興味があり、山梨大学工学部を志望しました」で終わる | 「興味があった」理由を高専での具体的な経験に結びつけて説明する |
| 研究計画が「〜について研究したいです」の一文で終わる | 研究したい理由、必要な知識、卒業後の展望まで書き込み具体性を高める |
| 山梨大学以外の大学にもそのまま当てはまる内容になっている | 志望コースの教育内容・研究分野の固有名詞を盛り込む |
| 誤字脱字や指定分量からの大幅な逸脱がある | 提出前に複数回読み直し、可能であれば第三者にも確認してもらう |
| 専門用語を並べるだけで自分の言葉になっていない | 専門用語を使う際は、自分がその内容をどう理解しているかを一言添える |
| 将来のキャリアと研究テーマのつながりが説明されていない | 研究計画の先にどんな技術者になりたいかまで一貫させて書く |
実際にNG例を改善するとどのように変わるのか、志望理由の書き出し部分を例に比較してみましょう。改善前の例は「私は小さい頃から工学に興味があり、山梨大学工学部の土木環境工学コースを志望します。貴学で学び、社会に貢献したいと考えています。」というもので、興味を持ったきっかけも、なぜ山梨大学でなければならないのかも書かれていません。これでは誰にでも当てはまる文章になってしまい、面接官の印象にも残りにくくなります。
これを改善すると「高専3年次の河川流域の流出解析実習で、降雨データと実測流量のずれを分析する過程に強い関心を持ちました。この経験から、防災インフラの設計における不確実性の扱い方をより体系的に学びたいと考え、水理学・防災工学を専門とする貴学工学部土木環境工学コースへの編入を志望します。」のように、具体的な実習内容ときっかけ、志望コースの専門分野への接続までを1つの文章の中で示すことができます。同じ「工学に興味がある」という動機でも、具体的な経験を添えるだけで説得力は大きく変わる好例です。
特に注意したいのが、生成AIで作成した文章をそのまま提出することです。山梨大学は入学者選抜における生成AIの取扱いについて、出願時に自ら作成して提出する書類(志望理由書、研究計画書など)を生成AIでそのまま作成することを一切認めておらず、判明した場合は不正行為とみなし合格を取り消すと明確に規定しています。文章の推敲や表現のチェックに部分的に活用することはあっても、内容そのものは自分自身の経験・考えに基づいて作成する必要があります。
また、一般選抜の口述試験では、事前に準備した回答をそのまま暗記して話すと、抑揚のない不自然な受け答えに見えてしまうことがあります。想定質問に対する骨子だけを整理しておき、当日は自分の言葉で話すことを意識すると、より自然で説得力のある受け答えになります。話す内容を一言一句覚えようとするのではなく、伝えたい要点を3つ程度に絞り、それぞれをどんな順番で、どんな具体例とともに話すかを整理しておくと、緊張していても大きく崩れにくくなります。
模擬面接を依頼できる相手を早めに確保する
口述試験の練習は、一人で声に出して読むだけでは気づけない改善点が多くあります。高専・短大の担任や進路指導の先生、編入学対策の指導経験がある第三者など、模擬面接の相手を早い段階で確保しておくことをおすすめします。話し方の癖、視線の配り方、質問に対する答えの長さなど、自分では気づきにくい部分を指摘してもらえることが、当日の安定したパフォーマンスにつながります。
当日の心構えと持ち物の最終確認
研究計画書の作成や口述試験の練習をどれだけ重ねても、当日に思わぬミスで力を発揮できなければ意味がありません。受験票・筆記用具・時計など、机上に置けるものは大学側が細かく指定しているため、募集要項の「受験上の注意」を出願後にもう一度読み返しておくことをおすすめします。試験開始30分前の集合時刻に遅れないよう、前泊や交通手段の確認も早めに済ませておきましょう。
また、口述試験や面接では、話す内容だけでなく話し方や姿勢も評価の一部として見られています。結論から先に述べる、質問の意図を取り違えたまま話し続けない、分からない質問には正直に「分かりません」と伝えたうえで自分の考えを述べる、といった基本的な受け答えの姿勢を、模擬面接の段階から意識しておくと当日も落ち着いて臨めます。緊張して早口になりやすい人は、意識的にゆっくり話す練習をしておくとよいでしょう。服装や言葉遣いといった基本的なマナーについても、高専・短大での指導を踏まえつつ、清潔感のある服装と丁寧な言葉遣いを心がければ十分です。過度に堅苦しくする必要はなく、自然体で受け答えできることの方が評価されます。
よくある質問(FAQ)
山梨大学の編入学試験に志望理由書はありますか
令和9年度の工学部3年次編入学募集要項では、「志望理由書」という名称の書類は出願書類に含まれていません。推薦選抜(土木環境工学コースのみ)では「研究計画書」を、一般選抜では書類の代わりに口述試験・面接で志望動機を評価します。名称にとらわれず、自分が受ける区分・コースで実際に何が求められているかを出願前に必ず出願年度の最新の募集要項で確認してください。
研究計画書と志望理由書はどう違いますか
志望理由書が志望動機を中心に書く書類であるのに対し、研究計画書は「入学後に何を研究したいか」という具体的な計画を中心に記載する書類です。山梨大学工学部の研究計画書では、これに加えて高専での研究の準備・進捗状況を書く必要があり、志望理由と研究計画の両方を1つの書類で表現する形になります。志望動機だけで終わらせず、具体的な研究テーマまで踏み込んで書く必要がある点が、一般的な志望理由書との大きな違いです。
研究計画書はどのくらいのボリュームで書けばよいですか
山梨大学工学部の研究計画書は、指定枚数が2ページ(両面1枚)、パソコンによる作成が指定されています。文字数の明確な指定はありませんが、2ページという紙幅の中で志望動機・高専での実績・研究計画を具体的に書き切ることが求められます。図や表を使う場合も含めて2ページに収める必要があるため、要点を絞って構成を考えることが大切です。
一般選抜では志望動機をどこで伝えればよいですか
一般選抜のコースでは、志望理由書のような提出書類がない代わりに、口述試験や面接の場で志望動機や学習意欲が直接評価されます。事前に志望動機を300字程度の文章にまとめて整理し、声に出して話す練習を重ねておくことをおすすめします。配点上は筆記試験の比重が大きいコースが多いため、志望動機の準備と並行して専門科目の学力対策も計画的に進める必要がある点にも注意してください。
生成AIで研究計画書を作成しても良いですか
山梨大学は入学者選抜において、出願時に自ら作成して提出する書類(志望理由書、研究計画書など)を生成AIでそのまま作成することを一切認めていません。判明した場合は不正行為とみなされ、合格を取り消される可能性があります。文章の推敲などの補助的な用途にとどめ、内容は自分自身の経験・考えに基づいて作成してください。自分の言葉で書けているかどうかは、面接での深掘り質問への対応力にも直結するため、この点でも自作しておく意義は大きいと言えます。
山梨大学の教育学部・医学部・生命環境学部でも編入学はできますか
令和9年度時点で編入学募集要項が公開されているのは工学部のみです。教育学部は「令和5~8年度入試は募集なし」と案内されており、医学部・生命環境学部は編入学募集要項自体が現在掲載されていません。出願を検討する年度の最新情報を大学公式サイトで必ず確認してください。募集が再開される可能性もあるため、定期的に入試情報ページをチェックすることをおすすめします。他大学の同系統学部を並行して調べておくことも、選択肢を広げるうえで有効な対策です。
研究計画書はパソコンで作成しないといけませんか
はい。山梨大学工学部の研究計画書の様式では、パソコンによる作成が指定されています。手書きでの提出は想定されていないため、大学公式サイトから指定の様式(Word形式)をダウンロードして作成してください。過年度の様式を使用すると再提出を求められる場合があるため、出願年度の様式を使用することも忘れないようにしましょう。様式内の記入上の注意(斜体部分)は提出前に必ず削除する指定になっている点も見落としやすいポイントです。
口述試験で志望動機以外に聞かれることは何ですか
専門分野への理解を問う質問(高専・短大で学んだ内容の説明、関心のある技術分野の説明)や、入学後の学習計画に関する質問(何を学びたいか、将来のキャリアとの関連)がよく聞かれます。機械工学コースでは卒業研究の内容や将来の希望・進路まで踏み込んで聞かれることが公表されており、コースによって重視される観点が異なります。山梨大学工学部のアドミッションポリシーと、志望コースの検査内容の両方を意識して準備すると、回答の方向性が定まりやすくなります。
まとめ|山梨大学編入の志望理由書対策は「実際の書類名」から確認する
山梨大学編入の志望理由書対策で最初に押さえるべきは、「志望理由書」という名称の書類は現行の工学部編入学試験には存在しないという事実です。自分が受ける選抜区分・コースによって、対策すべき内容は大きく異なります。
- 令和9年度時点で編入学を実施しているのは工学部のみ(教育学部は募集なし、医学部・生命環境学部は要項なし)
- 推薦選抜(土木環境工学コースのみ)では「研究計画書」(2ページ・パソコン作成)を提出する
- 研究計画書は志望動機と研究計画の両方を1つの書類で表現する必要がある
- 一般選抜(7コース)は書類提出がなく、口述試験・面接で志望動機を直接評価される
- 研究計画書・口述試験ともに、高専での具体的な学習経験と志望コースを結びつけて説明することが説得力を高める
- 出願書類の生成AIによる作成は不正行為とみなされるため、内容は自分自身で作成する
- 出願期間・検定料・選抜期日などの実務情報は年度ごとに変わるため、必ず最新の募集要項で確認する
- コース別の配点・検査内容を把握し、研究計画書と専門科目対策のどちらに時間を配分すべきかを早めに判断する
研究計画書の作成も口述試験の対策も、自分の経験を振り返り、志望コースでの学びと具体的に結びつける作業という点では共通しています。一人で進めていると、内容が独りよがりになっていないか、志望校ならではの理由になっているかを客観的に判断しづらいものです。書いた文章を読み返すだけでは気づけない矛盾や説明不足も、第三者に読んでもらうことで見つかることが少なくありません。
山梨大学工学部の編入学試験は、コースによって配点や検査内容が大きく異なる点も特徴です。配点表や検査内容を正しく理解したうえで、限られた準備時間をどこに配分するかを早い段階で決めておくことが、結果的に合格への近道になります。研究計画書に時間をかけるべき区分なのか、専門科目の筆記試験や口述試験の練習に時間を割くべき区分なのかは、志望コース・選抜区分によって異なるため、この記事の該当箇所を出願前にもう一度読み返し、自分に必要な対策から着手してください。
最後に、募集要項そのものが年度ごとに更新される点をあらためて強調しておきます。この記事で紹介した募集人員・配点・出願期間・検定料などの数字は令和9年度(2027年度)募集要項に基づくものであり、実際に出願する年度の数字とは異なる可能性があります。研究計画書の作成や口述試験の練習を進めながらも、最終的な出願手続きの直前には、必ず大学公式サイトで出願年度の最新の学生募集要項を確認するようにしてください。
大学編入対策のオンライン家庭教師サービスでは、研究計画書の添削や口述試験を想定した模擬面接まで一貫してサポートしています。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。志望理由書・研究計画書の書き方についてさらに詳しく知りたい方は大学編入志望理由書の添削ガイド|受かる構成と例文も、山梨大学工学部の入試制度全体を確認したい方は山梨大学工学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接までもあわせて参考にしてください。
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