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鳥取大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント

鳥取大学編入の出願書類には、「志望理由書」ではなく「志願理由書」という名称の書類が存在します。鳥取大学で第3年次編入学を実施しているのは農学部生命環境農学科のみで、本学所定の用紙に「志願の動機,卒業後の希望,進路等について記入」する形式です。学力試験は実施されず、この志願理由書を含む書類選考(第1次選考)と口述試験(第2次選考)の二段階だけで合否が決まるため、書類の完成度がそのまま合格可能性に直結します。
この記事では、鳥取大学農学部の第3年次編入学学生募集要項(令和8年度)を一次情報として、志願理由書の実際の様式、出願書類の全体像、選抜方法、そして評価される書き方までを整理します。「鳥取大学 編入 志望理由書」というキーワードで検索してたどり着いた人が、正式名称の違いに戸惑うことなく、限られた準備期間を最も配点比重の大きい書類作成に振り向けられることを目指しています。
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結論から言えば、鳥取大学農学部の編入学試験は、学力試験が実施されない代わりに書類選考(志願理由書を含む)と口述試験の比重が非常に大きいという特徴を持ちます。他の国公立大学のように英語・数学・専門科目の筆記対策に時間を割く必要が無い一方で、志願理由書1枚と口述試験での受け答えだけで自分の学びたい内容を伝えきる必要があります。まずは出願書類の全体像から確認していきましょう。
鳥取大学編入とは、短期大学・高等専門学校・専修学校専門課程の卒業(見込)者や大学在学者などを対象に、農学部生命環境農学科の3年次へ編入学できる選抜制度のことです。募集は生命環境農学科の1学科のみに絞られており、4つの教育コースの中から志望するコースを1つ選んで出願します。この記事を読み終える頃には、志願理由書に何を書き、どう口述試験につなげればよいかが具体的に見えているはずです。
鳥取大学編入の「志望理由書」は正式には「志願理由書」という書類
出願書類③に「志願理由書」という名称で明記されている
鳥取大学農学部第3年次編入学学生募集要項の出願書類一覧には、①入学志願票②写真票・受験票③志願理由書④検定料⑤出身学校等の成績証明書⑥シラバス等⑦卒業証明書または卒業見込証明書⑧修了証明書等⑨TOEIC(L&R)の成績証明書の写し⑩農林業に関する資格等の証明書(任意)⑪返信用封筒、という構成が記載されています。この③にあたるのが「志願理由書」で、「本学所定の用紙に志願の動機,卒業後の希望,進路等について記入してください」と説明されています。多くの検索者が使う「志望理由書」という表現とほぼ同義ですが、実際に出願書類へ記入する際は正式名称の「志願理由書」で覚えておくと、様式のダウンロードページなどで迷わずに済みます。
この書類の様式は鳥取大学入学試験情報ホームページの編入学ページからダウンロードできます。見本として公開されている様式を確認すると、A4サイズ1枚に受験番号・志望学科・氏名の記入欄と、罫線だけが引かれた記述スペースで構成されています。具体的な字数の指定は募集要項本文に明記されていませんが、用紙1枚に収まる分量というのが実質的な目安になります。書きたい内容を先に箇条書きで整理してから清書する進め方がおすすめです。
学力試験が無い分、志願理由書の重みが相対的に大きい
鳥取大学農学部の編入学試験には、英語・数学・専門科目といった筆記の学力試験がありません。合否を分けるのは書類選考(志願理由書を含む)と口述試験のみという構成です。筆記試験で挽回する機会が無いという意味では、志願理由書の完成度と口述試験での受け答えの両方に、他大学以上の準備が必要になると考えておいたほうがよいでしょう。
後述するように第1次選考は書類選考のみで実施され、志願理由書もこの第1次選考の判断材料の一つに含まれます。第1次選考を通過できなければ口述試験に進むこともできないため、志願理由書を「口述試験のついでに書く書類」ではなく「単独で選考を左右しうる書類」として扱う姿勢が重要です。
出願書類の全体像(志願理由書・成績証明書・TOEICスコアなど)
入学志願票と志願理由書は志願者本人が作成する
入学志願票は氏名・住所などの基本情報と志望教育コースを記入する書類です。志望教育コース欄には4つの教育コース(国際乾燥地農学・里地里山環境管理学・植物菌類生産科学・農芸化学)の中から1つだけ記入するルールになっており、志願理由書と矛盾しないコース名を選ぶ必要があります。志願理由書も志願者本人が黒インクまたは黒ボールペンで自筆する書類で、いずれも提出後の記載事項の変更は認められません。
成績証明書・シラバス・卒業証明書は出身校が発行する
出身学校等の成績証明書は、令和8年3月までに修得見込みの科目については評価欄に○印を付けて提出する必要があります。成績証明書に記載された全ての授業科目のシラバス(または内容が分かる資料)も提出書類に含まれており、資料が冊子の場合は該当箇所に付箋を付けるよう指定されています。卒業証明書または卒業見込証明書は、大学に2年以上在学する出願要件で出願する場合は提出不要です。
これらの書類は出身校側の発行手続きに一定の時間がかかることが一般的です。編入学を検討し始めた段階で早めに教務担当や指導教員に相談し、成績証明書・シラバス・卒業証明書などの準備を並行して進めておくことが、出願直前の慌ただしさを避けるポイントになります。
検定料の振込手続きと返信用封筒の準備も忘れずに
検定料30,000円は、鳥取大学所定の検定料振込依頼書を使って最寄りの銀行窓口(郵便局・ゆうちょ銀行を除く)で振り込み、取扱銀行の収納印が押された「検定料振込済証明書」を検定料振込済証明書貼付票に貼り付けて提出します。ATMでの振込は認められておらず、窓口での手続きが必須である点に注意してください。検定料振込依頼書自体も、切手を貼った封筒を用意して農学部教務係へ請求する必要があるため、出願期間の直前ではなく余裕を持って準備を進めましょう。
返信用封筒は、郵便切手410円分を貼った長形3号の封筒を1通提出する形式です。封筒の規格や切手代を間違えると出願書類の受理に影響しかねないため、募集要項に記載された仕様を一つひとつ確認しながら準備しましょう。出願は郵送のみで、窓口への持参は想定されていない点も併せて押さえておく必要があります。
TOEIC(L&R)成績証明書の提出は必須
出願書類⑨として、TOEIC(L&R)の成績証明書の写しの提出が必須とされています。令和8年度の場合は令和5年11月22日以降に受験したスコアが条件で、最低必要点数は募集要項に明記されていません。英語資格が任意提出とされている大学も多い中、鳥取大学農学部は必須提出である点に注意が必要です。
農林業に関する資格(日本農業技術検定2級以上・農業簿記検定2級以上・スーパー農林水産業士等)を持っている場合や、地方自治体の首長等から卒業後の農林業への就業支援を確約されている場合は、これらを証明する資料を任意で提出できます。必須ではありませんが、志願理由書で語る内容を裏付ける材料になり得るため、該当する資格や実績があれば提出を検討する価値があります。
志願理由書と成績証明書・シラバスの内容を矛盾させない
志願理由書に書く内容は、成績証明書やシラバスといった他の提出書類と矛盾しないようにしておくことも大切です。成績証明書に農業・生命科学系の科目がほとんど無いのに、志願理由書では高度に専門的なテーマばかり語るといった食い違いがあると、選考する側に違和感を与えかねません。出身校でどのような科目を履修してきたかを一度整理したうえで、志願理由書の内容が自分の学習履歴と自然につながるように書くことを意識しましょう。
| 出願書類 | 作成者・注意点 |
|---|---|
| ①入学志願票 | 志願者本人が記入。志望教育コースを1つ記入 |
| ②写真票・受験票 | 出願前3か月以内撮影の写真を使用 |
| ③志願理由書 | 志願者本人が自筆。動機・卒業後の希望・進路等 |
| ⑤成績証明書 | 出身学校等が発行。修得見込み科目は○印 |
| ⑥シラバス等 | 成績証明書記載の全授業科目分 |
| ⑨TOEIC成績証明書 | 提出必須。指定日以降受験のスコア |
| ⑩農林業関連資格等 | 任意提出。持っていれば裏付け資料になる |
出願資格と募集人員(農学部生命環境農学科のみ)
出願要件は7区分のいずれかに該当すること
鳥取大学農学部の編入学試験の出願要件は、(1)学士の学位を有する者(2)短期大学・高等専門学校を卒業した者及び卒業見込みの者(3)専修学校の専門課程(農業大学校を含む)を卒業した者及び卒業見込みの者(4)大学に2年以上在学し62単位以上を修得した者及び修得見込みの者(5)高等学校等の専攻科の課程を修了した者及び修了見込みの者(6)外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者(7)文部科学大臣が大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者、の7区分のいずれかに該当することです。専修学校の専門課程・各種大学校からの出願は要件に該当しない場合があるため、該当すると思われる場合も必ず出願前に農学部教務係へ相談することが求められています。
出願要件(4)にあたる「大学に2年以上在学し62単位以上を修得した者」で出願する場合は、大学在学中であることを証明する在学期間証明書や、単位の修得状況が分かる書類の提出も必要になります。自分がどの出願要件に該当するのかを早い段階で正確に把握しておくことが、必要な証明書類を漏れなく準備するための第一歩です。出願要件の該当区分によって提出書類の一部が変わるため、募集要項の該当箇所を出願要件ごとに丁寧に読み込んでおきましょう。
募集は生命環境農学科の4教育コースのみ
募集学科は生命環境農学科の1学科のみで、国際乾燥地農学・里地里山環境管理学・植物菌類生産科学・農芸化学の4教育コースに分かれています。募集人員はいずれの教育コースも「若干名」と表記されており、具体的な人数は公表されていません。他大学のように工学部・理学部など複数学部から選べるわけではなく、農学分野に強い関心を持つ受験者に的を絞った選抜であることを理解しておく必要があります。
「若干名」という表記は、募集人員が非常に限られていることを意味します。学力試験が無く書類選考と口述試験のみで選抜が行われる以上、他の受験者との差別化は志願理由書の内容と口述試験での説明力にかかってくると考えたほうがよいでしょう。
編入学時期と入学年次
入学時期は毎年4月1日で、編入学年次は3年次です。編入後は2年以上在学し、学部が指定する所定の単位を修得することで学士(農学)の学位が授与されます。出身校で修得した単位のうち卒業単位として認定されるのは合計60単位まで(うち生命環境農学科の全学共通科目相当分は33単位まで)とされており、編入学生は卒業に必要な単位を2年間で修得できない場合があることも募集要項に明記されています。
選抜方法は書類選考→口述試験の二段階(学力試験なし)
第1次選考は書類選考のみ、学力試験は実施しない
鳥取大学農学部第3年次編入学試験の第1次選考は、出願書類による選考のみで実施されます。英語・数学・専門科目といった筆記の学力試験は一切実施されません。志願理由書・成績証明書・シラバス・TOEICスコアなど、提出した書類全体から総合的に判断される形です。
第1次選考不合格者には検定料の一部を返還する制度がある
鳥取大学農学部第3年次編入学選抜は第1次選考で面接試験を実施しないため、第1次選考不合格者に対しては検定料30,000円のうち23,000円が返還されます。この制度自体が、第1次選考が純粋な書類選考であることを裏付けています。返還方法の詳細は文書で通知されると案内されています。
第2次選考は口述試験のみ
第1次選考に合格した者に対しては、第2次選考として口述試験が実施されます。募集要項には「口述試験は,資質,適性,学力を問うものとします」と明記されており、志願理由書に書いた内容を土台に、口頭で深掘りされる場になると考えられます。令和8年度の第2次選考(口述試験)は11月22日(土)、鳥取大学農学部で実施されました。
令和9年度(2027年度入学)の日程は本記事執筆時点(2026年7月)で未公表です。実際に出願を検討する際は、必ず鳥取大学入学試験情報ホームページで最新の学生募集要項を確認してください。出願資格・提出書類・選抜方法の基本的な枠組みは大きく変わらない可能性が高いものの、日程や検定料などの数値は年度ごとに一次情報で再確認する習慣をつけましょう。
| 時期(令和8年度実績) | 内容 |
|---|---|
| 出願期間 | 10月1日〜10月16日(必着) |
| 第1次選考結果発表 | 10月31日 |
| 第2次選考(口述試験) | 11月22日 |
| 最終合格発表 | 12月1日 |
志願理由書の構成と書き方(結論・具体例・将来像)
結論から書く構成を基本にする
志願理由書を書く際は、一般的な編入学試験の志望理由書と同様に、まず結論(なぜ生命環境農学科・志望するコースで学びたいのか)を明確に書いてから、理由や背景を補足していく構成が基本になります。限られた1枚の用紙の中で要点が伝わりにくくならないよう、冒頭の1〜2文で志願理由の核心を示す書き方を意識しましょう。
「志願の動機」は具体的な経験と結びつける
募集要項に記載された志願理由書の記入項目は「志願の動機,卒業後の希望,進路等」です。志願の動機を書く際は、抽象的な「農学に興味がある」で終わらせず、出身校での学びや実習、地域活動などの具体的な経験と結びつけて説明することが説得力を高めます。乾燥地農学・里地里山環境管理・植物菌類生産科学・農芸化学という4つの教育コースは扱う専門分野が大きく異なるため、なぜその教育コースなのかを自分の経験と関連づけて言語化しておく必要があります。
「卒業後の希望,進路等」は具体的な将来像まで書く
志願理由書のもう一つの柱は卒業後の希望・進路です。編入後にどのような学びを経て、卒業後どのような分野に進みたいのかまで触れておくと、志願理由書全体に一貫性が生まれます。将来像は職業名まで具体的に固める必要はありませんが、「編入後に修得した専門性をどう社会に活かしたいか」という方向性を示せると説得力が増します。
鳥取大学農学部は「知と実践の融合」という基本理念を掲げ、地域から国際社会まで広く貢献する人材を育成することをアドミッションポリシーに明記しています。生命環境農学科としては、食料・環境・生命に強い関心を持ち、乾燥地の農業や環境問題、地域資源の保全や活用、生物資源の発掘や育種、生命現象の解明や応用について主体的に探究する意欲を求めています。志願理由書ではこのアドミッションポリシーで示された求める人物像と、自分の学びたい内容が重なる部分を意識して書くと、選考する側にとって読みやすい書類になります。
口述試験を見据えて志願理由書と発言内容を一致させる
口述試験は「資質,適性,学力を問う」場として実施されます。志願理由書に書いた内容と口述試験で話す内容がずれていると、一貫性のなさが不利に働きかねません。志願理由書を書き終えたら、その内容を口頭で1〜2分程度に要約して話す練習をしておき、深掘りの質問にも同じ軸で答えられるように準備しておくことをおすすめします。
自己分析から書き始めると説得力が増す
いきなり志願理由書の清書から始めるのではなく、まず自己分析の時間を取ることをおすすめします。出身校入学から現在までの学びを時系列で振り返り、どの授業・実習・卒業研究で何に関心を持ったかを書き出してみると、志願の動機として使える具体的な材料が見つかりやすくなります。漠然と志願理由を考えるよりも、出来事を先に列挙してから共通点を探すほうが、説得力のある文章にまとまります。
関心の対象が在学中に変化した場合も、隠す必要はありません。当初は別の分野に関心があったが、ある授業や実習をきっかけに農学・生命環境分野へ関心が移ったという変遷を、きっかけとともに正直に書けば、むしろ一貫した流れとして評価されやすくなります。興味の移り変わりを一本の線でつなげて説明できるように整理しておきましょう。
志願理由書の例文とテンプレート(教育コース別)
全体の型(結論→具体的経験→将来像)をテンプレート化する
志願理由書は「①結論(志望する教育コースと一言でいう志望理由)→②具体的な経験(出身校での学びや実習とその中で得た気づき)→③将来像(編入後に学びたいことと卒業後の方向性)」という3段構成をテンプレートにすると、書きやすく、かつ選考する側にも伝わりやすい文章になります。以下はあくまで構成を示す例であり、実際の内容は自分自身の経験に置き換えて書く必要があります。丸写しではなく、型だけを参考にしてください。
農芸化学コースを志望する場合の例文パターン
「私は貴学農学部生命環境農学科農芸化学コースを志望します。出身校の実習で土壌分析に取り組んだ際、微量の栄養成分の違いが作物の生育に大きく影響することに驚き、化学的な視点から農業の課題を解決する学問に強い関心を持ちました。この経験から、化学の知識を農業・食料の分野に応用する農芸化学という学問領域をより深く学びたいと考え、貴学部への編入学を志望するに至りました。編入後は土壌や植物の化学的な性質について専門的に学び、卒業後は食料生産や環境保全に化学の知見を活かせる分野で貢献したいと考えています。」このように、きっかけとなった具体的な経験を1つに絞って詳しく書くほうが、複数の経験を薄く並べるよりも印象に残りやすい文章になります。
里地里山環境管理学コースを志望する場合の例文パターン
「私は貴学農学部生命環境農学科里地里山環境管理学コースを志望します。出身地域で耕作放棄地が増えている現状を目の当たりにし、里山という人と自然が共生してきた環境がどのように維持され、またなぜ失われつつあるのかを学問的に理解したいと考えるようになりました。出身校では地域の環境調査に参加する機会があり、現場でのデータ収集や住民へのヒアリングを通じて、里山環境の保全には自然科学と社会的な視点の両方が必要だと実感しました。編入後は里地里山の生態系や資源管理について専門的に学び、卒業後は地域資源の保全・活用に関わる分野で力を発揮したいと考えています。」地域や実習で実際に見聞きした具体的な出来事を書くことで、興味が抽象的な憧れではないことが伝わります。
自分の経験に置き換える際の注意点
例文をそのまま流用すると、内容が薄くなるだけでなく、口述試験で深掘りされた際に答えに詰まってしまいます。「きっかけとなった経験」「そこで得た気づき」「志望するコースとの結びつき」「将来像」の4つの要素を、必ず自分自身の実体験に基づいて書き換えることが欠かせません。型だけを借りて、中身は完全に自分の言葉で埋めるという意識で取り組みましょう。
アドミッションポリシーを志願理由書に落とし込む
大学全体・農学部・生命環境農学科の3層で示されている
鳥取大学のアドミッションポリシーは、大学全体・農学部・生命環境農学科の3つの階層で示されています。大学全体としては「知と実践の融合」を志向し、基礎的な思考力・判断力・表現力や、自己の能力を継続的に向上させる姿勢、健全な倫理観と協働性を持つ人を広く受け入れるとしています。志願理由書を書く際、こうした大学全体の理念を意識しすぎる必要はありませんが、頭の片隅に置いておくと文章の方向性がぶれにくくなります。
農学部・生命環境農学科レベルの人物像を意識する
農学部レベルでは、食料・環境・いのちへの強い関心と自主的に学ぶ意欲、国内外で農学の発展に貢献したいという意欲が求められています。生命環境農学科ではさらに踏み込んで、傾聴力を有し視野を広げ創造力を養う意欲や、乾燥地の農業や環境問題、地域資源の保全・活用、生命現象の解明や応用を主体的に探究する意欲が求められる人物像として明記されています。志願理由書の「志願の動機」を書く際は、この生命環境農学科レベルの記述にあるキーワードのうち、自分の経験と最も重なる部分を意識して言葉を選ぶと、選考する側にとって読みやすい書類になります。
アドミッションポリシーの文言をそのまま引用する必要はありません。むしろ、自分の言葉で経験を語りながら、結果としてこれらの人物像と重なって見えるように書くほうが自然な文章になります。アドミッションポリシーは「何を評価する試験なのか」を知るための手がかりとして活用しましょう。
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教育コース選びと志願理由書の関連づけ方
4つの教育コースの特徴を理解する
生命環境農学科には国際乾燥地農学・里地里山環境管理学・植物菌類生産科学・農芸化学の4つの教育コースがあります。乾燥地の農業や国際的な食料問題に関心があるのか、里山など身近な環境の保全・管理に関心があるのか、あるいは植物や菌類の生産科学、農芸化学的なアプローチに関心があるのかによって、選ぶべきコースは大きく変わります。入学志願票の志望教育コース欄には1つのコース名しか記入できないため、出願前にコースの特徴を十分に調べておく必要があります。
出身校での学びとコースの専門分野をつなげる
説得力のある志願理由書を書くには、まず出身校での学びを振り返り、どの授業・実習・卒業研究で何に関心を持ったかを整理する作業から始めるとよいでしょう。出身校で扱った分野と志望する教育コースの専門分野が近いほど、志願理由書でも学びの一貫性を示しやすくなります。逆に、出身校での学びと志望コースが一見離れている場合は、その分野に関心が移った具体的なきっかけを正直に書くことで、むしろ説得力のあるエピソードになります。
迷ったらコースの標準履修モデルやシラバスを確認する
教育コースの詳細な履修内容は、農学部の学科紹介ページや履修案内で確認できます。編入後に学びたい具体的な科目や研究分野をいくつかリストアップしておくと、志願理由書の「志願の動機」欄に具体性を持たせやすくなります。時間に余裕があれば、複数の教育コースを比較したうえで、自分の関心と最も一致するコースを選ぶ判断材料にしましょう。
在学中の学業と受験対策を両立させる
出身校での在学中は、日々の授業や実習と編入学試験の準備を並行して進める必要があります。志願理由書に説得力を持たせる材料は、直前になって急に作れるものではなく、日頃の学習態度や課外活動の積み重ねから生まれるものです。編入学を意識し始めた段階から、興味を持った分野について自分なりに調べたり、関連する科目に力を入れたりしておくことが、結果的に質の高い志願理由書につながります。
成績証明書は出身校が発行する書類のため、本人が内容を後から取り繕うことはできません。出願を検討し始めた時点から、日々の学業成績や学習態度も選考に関わる可能性があることを意識し、早い段階から着実に取り組んでおくことが、直前の対策よりも効果的です。担任や進路指導の教員にも早めに編入学を検討していることを伝えておくと、書類準備や相談がスムーズに進みます。
他大学の編入学試験との違いから見る鳥取大学の特徴
「志望理由書」の名称・扱いは大学ごとに異なる
編入学試験を実施している大学の多くは、志望理由書や自己推薦書、入学希望理由書といった記述式の書類を出願時に提出させ、面接や口述試験の参考資料として扱う仕組みを採用しています。鳥取大学農学部のように「志願理由書」という独自の名称を使い、学力試験を実施せず書類選考と口述試験の二段階だけで選抜を完結させる大学は、決して多数派ではありません。この違いを理解しておくことで、他大学と併願する場合の準備の優先順位も立てやすくなります。
志望理由書を提出する大学の多くは、筆記の学力試験と組み合わせて総合判定を行う仕組みを採っています。鳥取大学農学部の場合は学力試験そのものが存在しないため、志願理由書と口述試験だけで受験者の資質・適性・学力が判断されるという点で、書類作成と口頭説明の重要度がより高いと言えます。
出願資格の間口が広いことも特徴
鳥取大学農学部の出願要件は、学士保持者から短大・高専卒、専修学校専門課程卒、大学2年以上在学者、高校等専攻科修了者まで7区分にわたっており、高専卒業者のみに限定する大学や、学士入学者を対象としない大学と比べて対象者の幅が広いのが特徴です。多様な経歴の受験者が同じ土俵で書類選考と口述試験を受けることになるため、自分の経歴のどこを志願理由書でアピールするかという戦略もより重要になります。
併願を検討する場合は書類準備の負担配分を意識する
鳥取大学農学部と、志望理由書の提出を求め学力試験も課す他大学を併願する場合、準備すべき内容が大学ごとに大きく異なります。鳥取大学向けは志願理由書と口述試験に、他大学向けは筆記試験対策により多くの時間を割くというように、併願先ごとに準備配分を変える計画を立てておくことが、限られた時間を有効に使うポイントになります。出願時期が重なる大学がある場合は、年間の出願・試験日程を早めに一覧化しておくとよいでしょう。
編入学試験と総合型選抜・学校推薦型選抜は別の制度
鳥取大学では、高校生を対象とした一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜・社会人を対象とした選抜など、多様な入試区分が用意されています。この記事で扱う「第3年次編入学試験」は、短期大学・高等専門学校・大学等の卒業(見込)者を対象とした別の制度であり、高校生向けの総合型選抜・学校推薦型選抜とは出願資格も選抜方法も異なります。検索や情報収集の際に混同しないよう、自分がどの入試区分の対象者にあたるのかを最初に確認しておきましょう。
出願準備でつまずきやすい実務ポイント
出願は書留速達郵送、消印有効の期限に注意する
鳥取大学農学部の出願は郵送のみで受け付けられます。出願書類を郵送する場合は、封筒の表に「出願書類在中」と朱書きし、必ず書留速達で締切日までに必着するよう郵送する必要があります。締切日を過ぎて到着した場合でも、締切前日までの発信局消印があるものに限り受け付けられる救済措置がありますが、これはあくまで例外的な扱いであり、原則は必着期限内の到着を目指すべきです。
志願理由書を含む出願書類一式は、記入内容に不備があると受理されません。提出前に記入漏れや誤字が無いかを複数回チェックし、可能であれば第三者にも確認してもらったうえで、余裕を持った日程で発送することをおすすめします。郵便事情によっては予定より到着が遅れる可能性もあるため、締切ぎりぎりでの投函は避けましょう。
出願書類受付後は記載内容を変更できない
出願書類の受付後は、志望教育コースを含む出願事項の変更が一切認められません。志願理由書の内容と志望教育コースの整合性は、投函前の最終確認で必ず見直しておく必要があります。一度提出してしまうと、後から「やはり別のコースにすればよかった」と思っても修正できないため、教育コース選びは志願理由書の下書き段階から慎重に検討しておきましょう。
よくある失敗・NG例
「志望理由書」という名称にとらわれて様式を間違える
最も基本的な失敗は、「志望理由書」という一般的な呼び方にとらわれて、鳥取大学入学試験情報ホームページの様式ダウンロードページで「志願理由書」を見落としてしまうことです。大学によって「志望理由書」「志願理由書」「入学希望理由書」など名称が異なるため、出願前には必ず募集要項の出願書類一覧で正式名称と様式を確認しましょう。
学力試験が無いことを軽く見て準備を怠る
学力試験が無いと知ると、「筆記対策をしなくていいなら準備は楽そうだ」と誤解してしまう人もいますが、これは大きな誤りです。筆記試験の得点で挽回する機会が無い分、志願理由書と口述試験の完成度がそのまま合否を左右します。むしろ他大学以上に、この2つへの準備時間を確保する必要があります。
抽象的な志願理由に終始してしまう
「農業に興味があるから」「自然が好きだから」といった抽象的な動機だけでは、専門分野への理解や学びたい内容の一貫性を評価されにくくなります。具体的な教育コース名や専門分野、出身校での学びとの接続を欠いた説明は、他の受験者との差別化ができず、印象に残りにくい書類になってしまいます。
教育コースと志願理由の内容が矛盾してしまう
志望教育コース欄に記入したコース名と、志願理由書に書いた内容がかみ合っていないケースも見られる失敗です。農芸化学コースを志望しているのに志願理由書の内容が里地里山環境管理の話に終始しているような場合、選考する側に一貫性の無さを印象づけてしまいます。出願前に志望コース名と志願理由の内容が一致しているか、必ず読み返して確認しましょう。
他大学向けの志望理由書を使い回してしまう
複数の大学を併願する場合、他大学向けに書いた志望理由書を使い回して鳥取大学向けに軽く手直しするだけで済ませてしまう失敗もよく見られます。「なぜこの大学・この学部なのか」は必ず問われる要素のため、使い回した志願理由書は説得力の薄い書類になってしまいます。共通して使えるのは「これまでの学びと関心」の部分までにとどめ、「鳥取大学・生命環境農学科を選ぶ理由」と「編入後に学びたいこと」は、大学ごとに書き分けることが欠かせません。
添削で見るべきポイントと口述試験への接続
第三者に読んでもらい、伝わるかを確認する
志願理由書は自分では気づきにくい説明不足や論理の飛躍が生まれやすい書類です。志願の動機から卒業後の希望まで、話の筋が一貫しているかを、編入学試験に詳しい第三者にチェックしてもらうことをおすすめします。特に、教育コースの専門分野への理解が独りよがりになっていないかは、自分だけでは判断しづらい部分です。
口述試験の想定問答も並行して準備する
口述試験では、志願理由書に書いた内容についての深掘りの質問がある可能性を想定しておく必要があります。「その分野に関心を持ったきっかけをもう少し詳しく教えてください」といった質問に対しても、一貫した回答ができるように、志願理由書の内容を軸にした想定問答を複数パターン用意しておくと安心です。
専門用語は分かりやすく説明できるようにしておく
農学分野の専門的な内容を志願理由書や口述試験で説明する際、専門用語を使うこと自体は問題ありませんが、その用語が何を意味するのかを分かりやすく説明できる準備をしておくと安心です。一方的に専門用語を並べるだけの説明にならないよう、分かりやすさを意識した書き方・話し方を練習しておきましょう。
模擬面接で口述試験の実践力を鍛える
口述試験の準備を一人で進めていると、話す内容の構成が頭の中では筋が通っていても、実際に声に出すと話が飛んでしまったり、専門用語の説明が独りよがりになっていたりすることに気づきにくいものです。第三者に模擬面接という形で聞いてもらうことで、自分では気づけない話し方の癖を修正できます。学校の先生や、編入学試験に詳しい第三者に協力してもらい、できるだけ本番に近い環境で練習を重ねておくとよいでしょう。
模擬面接では、事前に準備した志願理由書の内容をそのまま話す練習だけでなく、想定外の角度からの質問にどう答えるかも練習しておくことをおすすめします。「他の教育コースではなくこのコースを選んだ決め手は何ですか」といった深掘りの質問にも、落ち着いて自分の言葉で答えられるようにしておくことが、本番での安定した受け答えにつながります。緊張した状態での受け答えに慣れておくことも、模擬面接を重ねる意義の一つです。
独学での対策には限界がある
学力試験が無い鳥取大学農学部の編入学試験では、志願理由書の完成度と口述試験での説明力が結果を大きく左右します。自分一人では「実際にどう読まれているか・どう聞こえているか」を客観的に把握しにくいという性質があるため、第三者からのフィードバックを受けられるかどうかが、準備の質を大きく左右します。鳥取大学農学部の編入学試験全体の出願資格・志願理由書の書き方については、募集要項に基づく最新情報を鳥取大学入学試験情報ホームページで必ず確認してください。志望理由書・入学希望理由書の一般的な書き方や構成の型については大学編入志望理由書の添削ガイド|受かる構成と例文や志望理由書の書き方についてー大手編入予備校の講師が解説!もあわせて参考にしてください。理系科目全般の対策については理系大学編入の対策|数学・理科・英語の勉強法で詳しく解説しています。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。詳しい相談は大学編入対策コースで受け付けています。
口述試験当日の心構えと時間配分
結論を先に、時間を意識して簡潔に話す
口述試験には限られた時間しか用意されていないと考えられるため、志願理由を簡潔に、かつ要点を押さえて話せるように、時間を計りながら練習することが効果的です。話が長くなりすぎると、かえって要点がぼやけてしまうため、1分程度で核心を伝えられるように調整しておきましょう。練習を重ねる中で、伝えたい内容を削ぎ落としていく作業も重要です。すべてを詰め込もうとすると、かえって印象に残らない説明になりがちなので、最も伝えたいメッセージを一つに絞り、それを軸に話を組み立てる練習をしておくと、本番でも落ち着いて話しやすくなります。
暗記した回答を棒読みしない
口述試験対策として想定問答を用意すること自体は有効ですが、それを一字一句暗記して棒読みしてしまうと、かえって不自然な印象を与えることがあります。要点となる構成(結論・具体的なエピソード・将来像)を押さえたうえで、その場の質問に応じて自分の言葉で柔軟に話せるように練習しておくことが重要です。試験当日は緊張から普段通りに話せなくなることも珍しくないため、模擬面接を複数回重ねて、緊張した状態でも要点を押さえて話せる感覚を身につけておくことをおすすめします。
合格後の学生生活と単位認定・学費
既修得単位は合計60単位まで認定される
編入学生は本学部に2年以上在学し、学部が指定する所定の単位を修得したうえで学士(農学)の学位を取得します。出身校で修得した単位のうち卒業単位として認定されるのは合計60単位まで(うち生命環境農学科の全学共通科目教育課程表に定める科目に相当する分は33単位まで)とされており、出身校での履修内容によって認定される単位数には個人差があります。合格後に大学から案内される単位認定の手続きに沿って、早めに内容を確認しておくことをおすすめします。
募集要項には「編入学生は,卒業に必要な単位及び資格の取得に必要な単位を2年間で修得できないことがあります」と明記されています。2年間で確実に卒業できるとは限らないという前提を理解したうえで、編入後の履修計画を具体的にイメージしておくことが、志願理由書の「卒業後の希望,進路等」を書くうえでも役立ちます。
入学料・授業料と学費援助制度
入学料は282,000円(予定額)、授業料は年額535,800円(前期267,900円・後期267,900円、予定額)です。入学料・授業料の免除(または徴収猶予)を希望する場合は、入学手続時に納入しないよう案内されており、詳細は学生部学生生活課奨学係への問い合わせが必要です。編入後の学費負担が気になる場合は、出願準備と並行してこうした学費援助制度についても早めに情報収集しておくと、入学後の生活設計をイメージしやすくなります。
編入前に情報収集の解像度を上げておく
合格後にキャンパスライフを具体的にイメージできていると、志願理由書の「卒業後の希望,進路等」欄の説得力も増します。農学部の公式サイトや学科紹介ページで、教育コースごとの標準履修モデルや卒業研究の進め方を事前に調べておくことをおすすめします。地方の出身校から鳥取市への転居を伴う場合は、通学環境や生活費についても早めに情報を集めておくと、合格後の準備をスムーズに進められます。
よくある質問(FAQ)
鳥取大学編入の出願で志望理由書は提出しますか
提出します。ただし正式名称は「志望理由書」ではなく「志願理由書」です。鳥取大学農学部の出願書類③として、本学所定の用紙に志願の動機・卒業後の希望・進路等を記入して提出します。募集要項は年度により変更される可能性があるため、出願前には必ず最新版を確認してください。他大学では「自己推薦書」「入学希望理由書」など異なる名称が使われることもあるため、併願先ごとに正式名称と様式を個別に確認する習慣をつけておくと安心です。
志願理由書には何を書けばいいですか
募集要項では「志願の動機,卒業後の希望,進路等について記入」するよう指示されています。志望する教育コースの専門分野と、出身校での学びや経験を具体的に結びつけて書き、卒業後にどのような分野へ進みたいかまで一貫性を持たせて説明することが評価につながると考えられます。抽象的な言葉で終わらせず、具体的なエピソードを1つ選んで詳しく書くほうが印象に残りやすい文章になります。
志願理由書の字数に指定はありますか
募集要項本文に明確な字数指定はありません。所定の用紙1枚のスペースに収まる分量が実質的な目安になります。書きたい内容を箇条書きで整理してから、優先順位の高い内容から清書していく進め方がおすすめです。余白を埋めようと内容の薄い文章で水増しするより、要点を絞って密度の高い文章にすることを優先しましょう。
鳥取大学の編入学試験に学力試験はありますか
ありません。第1次選考は出願書類のみによる書類選考で、英語・数学・専門科目の筆記試験は実施されません。第1次選考に合格した者だけが、第2次選考として口述試験を受けます。学力試験が無い分、志願理由書と口述試験の完成度が合否を大きく左右するため、他大学以上にこの2つへの準備時間を確保しておく必要があります。
教育コースはどう選べばいいですか
生命環境農学科には国際乾燥地農学・里地里山環境管理学・植物菌類生産科学・農芸化学の4つの教育コースがあります。入学志願票には1つのコース名しか記入できないため、自分の関心・出身校での学びと最も一致するコースを、シラバスや学部の紹介情報を確認したうえで選ぶ必要があります。迷った場合は、出身校での学びとの接続の強さを判断基準の一つにするとよいでしょう。
TOEICのスコアは何点必要ですか
最低必要点数は募集要項に明記されていません。ただし出願にはTOEIC(L&R)の成績証明書の提出が必須で、令和8年度の場合は令和5年11月22日以降に受験したスコアが条件とされています。最新の受験日条件は必ず募集要項で確認してください。有効な受験日の範囲を勘違いしていると出願書類が無効になりかねないため、早めにスコアを確保しておくことをおすすめします。
志願理由書はいつまでに準備すればいいですか
出願期間は例年10月上旬から中旬に設定されています。出願直前になって慌てて書き始めるのではなく、教育コース選びや出身校での学びの棚卸しを含めて、出願の数ヶ月前から準備を始めておくことをおすすめします。成績証明書やシラバスなど出身校側が発行する書類の準備とあわせて計画的に進めましょう。第三者に読んでもらう時間も見込んで、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
独学と専門指導、どちらで対策すべきですか
学力試験が無く志願理由書と口述試験だけで合否が決まる鳥取大学農学部の編入学試験は、書類と口頭説明の完成度を自分だけで客観視するのが難しいという性質があります。編入学試験に精通した専門指導を活用し、第三者からのフィードバックを受けながら準備を進めることをおすすめします。まずは自分の準備状況と使える時間を整理したうえで、独学と専門指導のどちらを軸にするか判断するとよいでしょう。
まとめ|鳥取大学編入の志願理由書は書類選考の合否を左右する
鳥取大学農学部生命環境農学科の編入学試験には、正式名称「志願理由書」という書類があり、学力試験が実施されない分、この書類と口述試験だけで合否が決まります。ここまでの内容を整理すると、次の点が重要なポイントです。
- 正式名称は「志望理由書」ではなく「志願理由書」。所定の用紙に志願の動機・卒業後の希望・進路等を記入する
- 募集は農学部生命環境農学科のみ、4教育コースからいずれか1つを志望する
- 選抜は第1次選考(書類選考のみ・学力試験なし)→第2次選考(口述試験)の二段階
- 第1次選考不合格者には検定料の一部(23,000円)が返還される
- TOEIC(L&R)の成績証明書の提出が必須(最低点は非公開)
- 志願理由書は結論・具体的な経験・将来像の3点を一貫させて書くと説得力が増す
- 志願理由書と口述試験の内容を一致させ、想定問答を用意しておくことが重要
- 出願は書留速達郵送が必須で、提出後は記載内容の変更ができない
- 合格後は既修得単位が最大60単位まで認定され、2年間で卒業できない場合もある
「鳥取大学 編入 志望理由書」というキーワードで情報を探している人にとって最も重要なのは、正式名称の違いを正しく理解したうえで、学力試験が無いからこそ重みを増す志願理由書と口述試験の準備に、限られた時間を集中させることです。学力試験という挽回の機会が無い分、志願理由書に書く内容と口述試験で話す内容の一貫性、そして出身校での学びを丁寧に振り返る自己分析の質が、そのまま合格可能性につながります。募集要項は年度によって変更される可能性があるため、出願を検討する際は必ず最新の学生募集要項を鳥取大学入学試験情報ホームページで確認してください。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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