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岐阜大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント

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「岐阜大学 編入 志望理由書」と検索してこのページにたどり着いた方の多くは、実際にどんな様式で、何文字くらい書けばよいのかを具体的に知りたいはずです。市販の志望理由書の書き方本やテンプレートサイトを参考にしても、大学ごとに違う実際の様式・字数までは分からないことがほとんどで、結局は各大学の募集要項を自分で確認する必要が出てきます。結論から言うと、岐阜大学の3年次編入学における志望理由書の扱いは学部によって大きく異なります。令和9年度時点で募集要項が公開されているのは工学部・地域科学部・応用生物科学部の3学部で、このうち工学部は推薦選抜のみ志望理由書(自筆300字程度)を提出し、地域科学部・応用生物科学部は選抜区分を問わず全員が志望理由書を提出します。

字数の指定も学部によって異なります。工学部・地域科学部は「自筆で300字程度」と明記されていますが、応用生物科学部には字数の指定がなく「志望の動機、卒業後の希望、進路等について記入」という内容面の指定のみです。学部・学科・選抜区分を取り違えたまま準備を始めると、必要のない対策に時間をかけてしまったり、逆に必要な対策が抜け落ちてしまったりする可能性があります。

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この記事では、岐阜大学の学部別3年次編入学学生募集要項(令和9年度)をもとに、志望理由書の様式・字数・評価のされ方を学部ごとに整理し、記入例と添削ポイント、やってしまいがちなNG例までを具体的に解説します。工学部・地域科学部・応用生物科学部のいずれを志望する場合でも、自分に該当する章を中心に読み進めることで、必要な対策が明確になるように構成しています。

特に、複数の学部を併願で検討している方にとっては、学部ごとの様式・字数・配点の違いを正確に押さえておくことが、限られた準備期間を最大限に活かすための第一歩になります。志望理由書の書き方に共通する考え方もあれば、学部固有の注意点もあるため、両方の視点から読み進めてください。

また、志望理由書という同じ名称の書類であっても、学部によって評価の中での位置づけが異なるという点も見落とされがちです。工学部・推薦選抜では面接の「参考資料」として扱われる一方、地域科学部・応用生物科学部では出願書類の一部として、小論文・面接と並ぶ評価材料になります。同じ「志望理由書」という言葉でも、学部によって果たす役割が違うことを理解したうえで対策を進めることが、遠回りを避けるコツです。

なお、本記事の内容は令和9年度(2027年度)の各学部募集要項に基づいています。募集人員・配点・出願期間・様式の字数指定は年度によって変更される可能性があるため、実際に出願する際は必ず出願年度の最新の学生募集要項を各学部の公式サイトで確認してください。

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目次

岐阜大学編入の志望理由書は学部によって扱いが違う(結論)

岐阜大学の3年次編入学試験における志望理由書の位置づけを整理すると、大きく3つのパターンに分かれます。

学部志望理由書の提出様式・字数
工学部推薦選抜のみ提出(一般選抜は提出なし)所定の用紙に自筆で300字程度
地域科学部選抜区分を問わず全員提出所定の用紙に自筆で300字程度
応用生物科学部選抜区分を問わず全員提出所定の用紙(字数指定なし、志望動機・卒業後の希望・進路等を記入)

工学部の一般選抜だけは志望理由書の提出がなく、その代わりに面接(口頭試問を含む)で志望動機や意欲が直接評価されます。同じ「岐阜大学の編入学」でも学部・選抜区分によって準備すべき内容がまったく異なるため、自分がどの学部・どの選抜区分に出願するのかを最初に明確にしておく必要があります。

共通しているのは、いずれの学部でも志望理由書は「所定の用紙」を使い「自筆」または「志願者自身が作成」することが前提になっている点です。パソコンで下書きを作ることはできても、最終的な提出は指定された様式に手書きで清書する必要があります。文字数が限られている分、下書きの段階で内容を十分に練り込み、清書で失敗しないようにすることが重要です。

選抜方法・配点にも学部ごとに大きな違いがあります。志望理由書の重要度は、配点表全体の中でどの試験の比重が大きいかによって相対的に変わるため、志望理由書だけに時間をかけすぎず、他の試験科目とのバランスを考えて対策を進める必要があります。

学部選抜方法と配点
工学部・推薦選抜面接150点+成績証明書100点=合計250点
工学部・一般選抜学力試験(数学・英語・専門)+面接=合計500〜600点(学科により異なる)
地域科学部小論文200点+英語200点+面接200点=合計600点
応用生物科学部小論文200点+面接200点=合計400点

岐阜大学の編入学試験の実施学部と書類の全体像

岐阜大学には教育学部・地域科学部・医学部・工学部・応用生物科学部などの学部がありますが、3年次編入学の実施状況は学部ごとに個別の募集要項で案内されており、募集人員も出願期間も学部間で統一されていません。令和9年度時点で3年次編入学の募集要項が確認できるのは工学部・地域科学部・応用生物科学部の3学部です。

  • 工学部: 社会基盤工学科・機械工学科・化学生命工学科・電気電子情報工学科(電気電子コース・情報コース・応用物理コース)で編入学を実施
  • 地域科学部: 地域政策学科・地域文化学科(入試は学部単位で実施し、編入後に学科を選択)
  • 応用生物科学部: 応用生命化学科・食農生命科学科・生物圏環境学科

教育学部・医学部などその他の学部については、編入学の実施状況が年度によって変わる可能性があるため、志望する場合は必ず各学部の入試情報ページで最新の実施状況を確認してください。「岐阜大学だから編入できる」ではなく「志望する学部が編入学を実施しているか」を個別に確認することが最初のステップです。

出願期間も学部によって異なります。工学部・応用生物科学部は例年5月頃、地域科学部は例年10月頃に出願期間が設定されており、試験実施時期もそれぞれ異なります。複数学部を併願する場合は、出願期間や試験日が重ならないかも含めてスケジュールを確認しておく必要があります。

出願手続きの共通の流れ

3学部とも、出願手続きはインターネット出願サイトでの登録・入学検定料の支払い・出願書類の郵送という3段階で構成されている点は共通しています。インターネット出願サイトで志願者情報を登録し、検定料(各学部とも30,000円)を支払った後、印刷した出願書類一式を角形2号封筒に入れ、郵便局窓口から簡易書留速達で郵送するという流れです。出願書類の受付は原則として郵送のみで、持込みができない学部もあるため、余裕を持ったスケジュールで発送することが重要です。

志望理由書のような自筆の書類は、この出願書類一式に同封する形で提出します。清書に時間がかかることを見越して、出願期間の締切直前ではなく、余裕を持った時期に清書を終えておくと安心です。出願書類受理後は、記載内容の変更が一切認められない点も、各学部の募集要項で共通して注意喚起されています。

証明書類の準備で見落としやすいポイント

出願書類には成績証明書・卒業(見込)証明書など、出身校での発行手続きが必要な書類が含まれます。発行までに数日〜数週間かかる場合があるため、志望理由書の下書きを始める段階と並行して、証明書の発行依頼も済ませておくことをおすすめします。特に3年次編入学の場合は在籍校の学務窓口の対応期間が限られていることもあるため、余裕を持ったスケジュールで動くことが重要です。

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工学部・推薦選抜の志望理由書(300字)の書き方

工学部の3年次編入学は推薦選抜と一般選抜の2区分があり、このうち志望理由書の提出が必要なのは推薦選抜のみです。出願資格は「令和9年3月に日本の高等専門学校または短期大学の関連学科を卒業見込みの者」で、出願書類には成績証明書・推薦書・志望理由書が含まれます。

志望理由書の様式指定は「所定の用紙に、自筆で300字程度にまとめてください」と明記されています。300字という限られた分量の中に、志望動機・専門分野への関心・入学後の学習意欲を凝縮して書く必要があります。300字は原稿用紙にすると1枚に満たない分量で、余計な言い回しを削ぎ落とし、要点だけを簡潔にまとめる文章力が求められます。

推薦選抜の面接では「面接(口頭試問を含む。推薦書及び志望理由書は参考資料とする)により意欲や知的好奇心を、成績証明書(調査書を含む)により基礎学力を評価」する方式が取られています。配点は面接150点・成績証明書100点の合計250点で、面接の得点が配点の60%未満、または成績証明書の得点が配点の80%未満の場合は合格対象外となります。志望理由書はあくまで面接の参考資料という位置づけですが、面接官が事前に読んでいる前提で質問が組み立てられるため、書いた内容と矛盾のない受け答えができるよう準備しておく必要があります。

300字で書く際の構成の型としては、以下の3ブロックを目安にすると簡潔にまとまります。

  • 1文目〜2文目: 志望のきっかけとなった具体的な経験(高専・短大での実習や授業)
  • 3文目〜4文目: その経験からどのような専門分野への関心が生まれたか
  • 5文目: 岐阜大学工学部で学びたいことと、将来の展望

300字という制約の中では、エピソードを1つに絞り込むことが重要です。複数の経験を詰め込もうとすると、どれも中途半端な説明になり、かえって説得力が下がってしまいます。

工学部の推薦選抜は、出願前に「出身学科が志望コースとの関連が深い学科かどうか」を大学に照会できる制度が用意されています。この照会を早めに済ませておくことで、志望理由書に書く内容の方向性も固まりやすくなります。出願資格の照会には期限が設けられており、期限を過ぎると照会に応じてもらえないため、推薦選抜を検討している場合はできるだけ早い段階で行動することをおすすめします。照会の際には、在籍している高専・短大の成績証明書とシラバス(授業内容が分かる資料)を準備しておく必要があります。

また、推薦選抜には1校からの推薦人数に制限がない一方で、在籍中の学業成績が優秀であり学校長の推薦を得られることが出願の前提です。志望理由書の内容だけでなく、日々の成績や学校での取り組みそのものが出願資格に直結するという点も、推薦選抜ならではの特徴として押さえておきましょう。

推薦選抜と一般選抜、どちらを選ぶか迷う場合の考え方

出身の高専・短大での学業成績に自信があり、学校長の推薦を得られる見込みが高い場合は、志望理由書(300字)と面接・成績証明書で判定される推薦選抜が有利に働きやすい選抜方式です。学力試験の対策に時間を割きにくい場合は、推薦選抜の出願資格を早めに確認しておく価値があります。一方で、学力試験に自信がある、あるいは在籍校からの推薦を得るのが難しい事情がある場合は、一般選抜での対策に軸足を置いたほうが計画を立てやすくなります。

地域科学部の志望理由書(300字)の書き方

地域科学部の3年次編入学は、工学部のように選抜区分が分かれておらず、出願資格を満たす全ての志願者が同じ選抜方法(小論文・英語・面接)を受けます。出願資格は、大学卒業(見込み)者、短期大学・高等専門学校卒業(見込み)者、4年制大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み)者など、幅広い区分が用意されています。

志望理由書は出願書類一覧の中で「所定の用紙に、自筆で300字程度にまとめてください。なお、自筆が困難な場合はお問い合わせください。」と案内されています。工学部と同じく300字程度という分量ですが、地域科学部は選抜区分を問わず出願者全員が提出する必須書類である点が工学部との大きな違いです。

地域科学部のアドミッションポリシーでは「人間社会の営みや自然との関わりに深い関心を持っている」「物事をさまざまな視点から総合的かつ論理的に考えることができる」「自ら課題を見つけ、その課題に対して積極的に取り組もうとする意欲を持っている」「他者の考えをよく理解し、自己の意見を表現する能力を持っている」といった資質が求められる学生像として明記されています。志望理由書を書く際は、これらの資質のうち自分がどれに当てはまるかを、具体的な経験とともに示す意識を持つと、大学側の評価基準と噛み合いやすくなります。

地域科学部は人文科学・社会科学・自然科学の枠を横断して「地域」というキーワードで学ぶ学際的な学部という特徴があります。2年次から地域政策学科・地域文化学科に分かれて専門科目を学び、3年次には全学生必修の「地域学実習」で実際に地域社会に出向いて課題に取り組みます。この学際的なカリキュラムの特徴に触れながら志望理由を書くと、地域科学部ならではの理由として説得力を持たせやすくなります。単に「地域に関心がある」だけでなく、どの専門分野(地域政策系統・環境政策系統・生活社会系統・人間文化系統)に特に関心があるのかまで具体的に書けると、より説得力が増します。

編入後は2年次までに修得した単位をもとに、3年次・4年次向けの授業科目を中心に履修していく形になります。専門セミナーは2年次から4年次にかけて履修するもので、3年次編入学生についても別枠で受け入れる体制が整えられています。志望理由書の中で「入学後にどの専門セミナーで何を学びたいか」まで触れられると、単なる興味の表明にとどまらない具体的な学習計画として伝わりやすくなります。

選抜方法は小論文200点・英語200点・面接200点の合計600点で、志望理由書そのものは配点表に含まれていません。ただし、面接試験の中で志望理由書の内容に触れた質問がされる可能性は十分にあり、小論文の出来と志望理由書の内容に一貫性があるかどうかも、総合的な評価に影響すると考えられます。募集人員は地域政策学科・地域文化学科あわせて10名程度で、入試は学部単位で実施され、合格後に学科を選択する仕組みです。

地域科学部では、過去1年分の入試問題を大学窓口または郵送で請求することができます。小論文・英語の過去問を事前に確認しておくことで、出題傾向をつかみながら志望理由書の内容と対策の一貫性を持たせやすくなります。また、受験者本人からの請求により、本人の得点や合格者の試験成績(最高点・平均点・最低点)が開示される制度もあるため、次年度以降に再受験を検討する場合の参考にもなります。

過去5年間の入試統計を見ると、募集人員10名に対して志願者数は13〜26名程度で推移しており、倍率はおおむね1.3倍から2.6倍の間で変動しています。年度によって倍率の変動が大きいため、直近の1年だけでなく複数年の傾向を確認したうえで、対策の力の入れ具合を判断することをおすすめします。

合格後の費用面についても触れておきます。地域科学部の入学手続時の主な経費(令和9年度予定額)は、入学料282,000円、授業料が年額535,800円(前期267,900円・後期267,900円)です。国立大学の学部編入では入学料・授業料の免除や徴収猶予の制度が用意されていることが一般的なので、経済的な事情がある場合は、合格後に学務係へ問い合わせることができます。志望理由書の中でこうした経済的事情に触れる必要はありませんが、出願前の情報収集の一環として押さえておくと安心です。工学部・応用生物科学部についても、入学料・授業料は国立大学の標準額に準じるため、大きな差はないと考えられます。

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応用生物科学部の志望理由書(字数指定なし)の書き方

応用生物科学部の3年次編入学も、地域科学部と同様に選抜区分を問わず全員が志望理由書を提出します。出願資格は、日本の高等専門学校・短期大学・大学の卒業者、学士の学位を授与された者、専修学校の特定専門課程を修了した者など、複数の区分が用意されています。

志望理由書の様式指定は「所定の用紙に志望の動機、卒業後の希望、進路等について記入し、提出してください」というもので、工学部・地域科学部と異なり字数の明確な指定がありません。字数の縛りがない分、所定の用紙のスペースに収まる範囲で、内容の具体性と一貫性がより重視されると考えられます。書くべき要素として「志望の動機」「卒業後の希望」「進路」の3点が明示されているため、この3要素を漏れなく盛り込むことが最低限の条件になります。

字数指定がない書類だからこそ気をつけたいこと

字数の上限がないと、つい書きたいことを詰め込みすぎてしまいがちです。所定の用紙に収まる分量を意識しながら、「志望の動機」「卒業後の希望」「進路」の3要素それぞれに適切な分量を配分することを心がけてください。下書きの段階で用紙のレイアウトを想定した罫線入りのメモを用意し、実際に清書したときの見た目のバランスを確認しておくと安心です。

選抜方法は小論文200点・面接200点の合計400点で、専門分野に関する基礎的な学力・知的好奇心・科学的な思考力・表現力を小論文で、独創的な取り組みや他者との協調性を面接で評価する方針が示されています。募集人員は応用生命化学科3名・食農生命科学科4名・生物圏環境学科3名と少人数のため、志望理由書・小論文・面接のいずれにおいても、他の受験者との差別化につながる具体的なエピソードが重要になります。

字数指定がないからこそ、「志望の動機」「卒業後の希望」「進路」の3要素をそれぞれ独立した段落で書くと、読み手にとって内容が整理されて伝わりやすくなります。長く書けばよいというものではなく、所定の用紙の記入欄に収まる分量で、簡潔かつ具体的にまとめることを心がけてください。

応用生物科学部の合否判定では、小論文・面接のいずれかが120点未満(配点200点の60%未満)の場合は不合格となる欠格事項が設けられています。学科ごとに総得点の高得点順に合格者が決定され、同点の場合は応用生命化学科・生物圏環境学科は小論文の得点、食農生命科学科は面接の得点が高い者が優先されます。小論文と面接のどちらか一方だけを重点的に対策するのではなく、両方の底上げを図ることが欠格事項を避けるうえで重要です。志望理由書の内容は面接の質疑と関連する可能性が高いため、小論文で扱う専門分野の話題と、志望理由書・面接で語る志望動機に一貫性を持たせておくと、全体としてまとまりのある評価につながります。

応用生物科学部は応用生命化学科・食農生命科学科・生物圏環境学科の3学科で構成されており、それぞれ扱う専門分野が異なります。応用生命化学科は食品・化粧品・医薬品などに関わる生命化学分野、食農生命科学科は農業・食料生産に関わる分野、生物圏環境学科は生態系・環境保全に関わる分野を中心に学びます。志望理由書の「志望の動機」を書く際は、自分の関心がどの学科の専門分野と重なるのかを明確にした上で書くと、学科選びの理由としても説得力を持たせやすくなります。3学科とも募集人員が3〜4名と少なく、学科ごとの教育内容を正確に理解したうえで出願することが重要です。

学部別 志望理由書の記入例(モデル文章)

ここでは工学部・地域科学部・応用生物科学部それぞれを想定した志望理由書のモデル文章を紹介します。実際に書く際は、自分自身の経験・関心に基づいて固有名詞や具体的なエピソードに置き換えてください。

工学部・機械工学科を想定した300字の例です。「私は高等専門学校の機械工学科で、3年次の卒業研究において小型ロボットアームの制御プログラム開発に取り組みました。動作の精度を高める過程で、機構設計と制御工学の両面から課題を解決する難しさとやりがいを実感し、より高度な機械工学の知識を体系的に学びたいと考えるようになりました。貴学工学部機械工学科では、材料力学・機械力学・熱力学などの専門科目を通じて基礎から応用まで一貫して学べる点に魅力を感じ、編入学を志望します。将来は、ものづくりの現場で機構設計に携わる技術者を目指しています。」

この例文では、卒業研究という具体的な取り組みを起点に、そこで感じた課題意識、志望学科で学べる専門科目、将来の技術者像という4つの要素を300字の中に収めています。推薦選抜では面接で「参考資料」として扱われるため、この300字に書いた内容を、面接でさらに詳しく話せるように準備しておくことが欠かせません。例えば「機構設計と制御工学の両面から課題を解決する難しさ」について、具体的にどんな課題にどう対処したのかを、口頭でも説明できるようにしておきましょう。

地域科学部を想定した300字の例です。「私は短期大学で地域福祉を専攻し、高齢化が進む地方都市でのフィールドワークを通じて、人口減少と地域コミュニティの維持という課題に強い関心を持ちました。人文科学・社会科学・自然科学の枠を超えて地域課題を総合的に考究できる貴学地域科学部の学際的なカリキュラムに魅力を感じ、編入学を志望します。専門セミナーでは地域政策の分野を中心に学び、将来は地方自治体や地域振興に関わる仕事に携わりたいと考えています。」

この例文のポイントは、フィールドワークという具体的な経験を起点にしつつ、地域科学部の学際的な特徴(人文科学・社会科学・自然科学の枠を超えて考究する)に触れ、さらに卒業後の進路(地方自治体・地域振興)まで一直線につなげている点です。300字という限られた分量の中でも、経験・大学の特徴・将来像の3点を漏れなく盛り込むことで、簡潔でありながら説得力のある文章になります。

もう1つ、地域文化学科を想定した例も紹介します。「私は高等専門学校の一般教養課程で地域の伝統工芸に関するゼミ活動に参加し、後継者不足という地域文化継承の課題に直面しました。この経験から、生活・社会や人間・文化の視点から地域の文化資源を持続可能な形で継承する方策を学びたいと考え、貴学地域科学部への編入を志望します。将来は、地域文化の発信・継承に関わる仕事に携わりたいと考えています。」このように、同じ地域科学部でも地域政策系統と人間文化系統では、書くべきエピソードの方向性が異なる点も意識してください。

応用生物科学部を想定した例です(字数指定がないため、内容の骨子のみ示します)。「志望の動機」では高専・短大での実習経験と関心分野への接続を、「卒業後の希望」では具体的な業界・職種のイメージを、「進路」では大学院進学か就職かの見通しを、それぞれ具体的なエピソードとともに記述します。3つの項目それぞれに具体性を持たせることで、字数の制約がなくても間延びしない文章になります。

例えば食農生命科学科を想定すると、「志望の動機」は「高専の生物工学科で発酵食品の製造実習に取り組み、微生物の働きを利用した食品加工技術に強い関心を持った」という具体的な実習経験から書き起こします。「卒業後の希望」は「食品メーカーの研究職として、地域の農産物を活用した商品開発に携わりたい」のように、業界・職種を明確にします。「進路」は「学部卒業後は大学院に進学し、発酵食品の機能性についてより専門的に研究を深めたい」のように、卒業後の学びの継続性を示します。3つの項目が1つのキャリア像として一貫していることが、字数指定のない書類だからこそ評価されるポイントです。

生物圏環境学科を志望する場合であれば、「志望の動機」は生態系保全や環境調査に関わる実習・フィールドワークの経験を、「卒業後の希望」は環境コンサルタントや行政の環境部門などの具体的な進路イメージを、「進路」は現場での実務経験を積みたいのか、大学院で研究を継続したいのかを、それぞれ書き分けるとよいでしょう。応用生命化学科であれば、化粧品・医薬品・食品分野での成分研究や品質管理といった具体的な仕事のイメージを卒業後の希望として書くと、専門分野との結びつきが伝わりやすくなります。

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工学部・一般選抜の面接で志望動機を伝える対策

工学部の一般選抜は、社会基盤工学科・機械工学科・化学生命工学科・電気電子情報工学科(電気電子コース・情報コース・応用物理コース)で実施され、志望理由書の提出はありません。その代わりに、学力試験(数学・英語・専門科目、学科によって組み合わせが異なる)と面接によって、基礎学力とあわせて志望動機や学習意欲が評価されます。

配点は学科・コースによって異なります。社会基盤工学科・機械工学科は学力試験(数学100点・英語100点・専門200点)+面接200点の合計600点、化学生命工学科は学力試験(専門300点、英語試験なし)+面接200点の合計600点、電気電子情報工学科の電気電子コースは学力試験(数学100点・英語100点・専門200点)+面接100点の合計500点です。英語は筆記試験を実施せず、TOEIC L&RまたはTOEFL iBTのスコアを換算して評価する点も見落としやすいポイントで、TOEICは730点以上を100点として比例配点、TOEFL iBTは80点以上を100点として比例配点されます。

面接では「学力試験により基礎学力を、面接(口頭試問を含む。成績証明書は参考資料とする)により意欲や知的好奇心を評価」する方針が示されています。志望理由書という書面がない分、口頭でどれだけ具体的に、一貫性を持って志望動機を語れるかが評価の分かれ目になります。事前に志望理由を300字程度の文章としてまとめ、声に出して話す練習をしておくと、当日落ち着いて対応しやすくなります。

合否判定基準として、面接の得点が配点の60%未満の者、総得点が合計点の50%未満の者、学力試験または面接試験のうち1科目でも欠席した者は合格対象外となる点にも注意が必要です。面接だけでなく学力試験の対策も並行して進めることが、一般選抜突破の前提条件になります。

電気電子情報工学科のコース選びと志望動機

電気電子情報工学科は電気電子コース・情報コース・応用物理コースの3コースに分かれており、コースによって配点が異なります。電気電子コースは学力試験(数学100点・英語100点・専門200点)+面接100点の合計500点、情報コース・応用物理コースは面接の配点が200点となり合計600点です。同じ学科の中でもコースによって面接の比重が変わるため、志望動機を語る準備にどれだけ時間を割くべきかも、コースによって変わってくると考えてよいでしょう。

コースを選ぶ際は、高専・短大で学んだ内容がどのコースの専門分野と最も重なるかを基準にすることをおすすめします。電気電子コースは電力・電子回路、情報コースは情報工学・ソフトウェア、応用物理コースは物理学の応用分野を中心に学びます。面接で「なぜこのコースなのか」を問われた際に、専門分野の重なりを具体的に説明できるようにしておくことが重要です。

面接の想定問答をつくる

志望理由書という書面がない一般選抜だからこそ、口頭での受け答えの練習が合否を左右します。以下は想定問答の一例です。回答の骨子を作ったら、実際に声に出して話す練習を重ね、家族や先生など第三者に聞いてもらうことをおすすめします。

問い「なぜ岐阜大学工学部のこの学科を志望したのですか」に対しては、高専・短大での具体的な実習・授業内容を挙げたうえで、そこで生まれた関心を学科の専門分野に接続して答えるのが基本です。「〜という実習で〜という課題に取り組み、〜に強い関心を持ちました。この関心をさらに深めるために、貴学の〜という分野を体系的に学びたいと考え志望しました」のように、経験と志望理由を1つの文脈でつなげて話すと、面接官にも伝わりやすくなります。

問い「高専・短大で学んだ中で、特に力を入れたことは何ですか」に対しては、成績証明書からも読み取れる内容を、自分の言葉でエピソードとして語れるようにしておく必要があります。成績証明書の記載内容と、面接での説明に食い違いがないかを事前に確認しておきましょう。

問い「入学後、専門的に学びたい分野は何ですか」については、学科・コースの専門科目名やカリキュラムの特徴に触れながら、自分が特に伸ばしたい力を具体的に答えると説得力が増します。抽象的な回答ではなく、「〜の科目で〜の技術を体系的に身につけたい」というように、学びたい内容を絞り込んで答えることがポイントです。

問い「岐阜大学でなければならない理由は何ですか」も、他大学の同系統学科と併願している場合には特に聞かれやすい質問です。岐阜大学の学科・コース独自のカリキュラムや教育目標に触れて答えることで、単なる滑り止めではなく第一志望として受験していることを伝えられます。事前に学科のホームページやアドミッションポリシーを読み込み、他大学にはない特徴を1つでも見つけておくと、この質問への回答に厚みが出ます。

推薦選抜の出願資格から見る学科選びの視点

工学部の推薦選抜は、出身の高専・短期大学の学科が岐阜大学のどの学科・コースと関連が深いかによって出願先が決まる仕組みです。たとえば社会基盤工学科・環境防災デザインコースは、高専の社会基盤工学科・土木工学科・環境都市工学科などで社会基盤工学の基礎(構造力学・土質力学・水理学・材料コンクリート工学・土木計画学・環境衛生工学)を修得していることが前提とされています。機械工学科・機械コースは機械工学科・機械システム工学科などで機械工学(材料力学・機械力学・熱力学・流体力学)を修めていることが前提です。自分の出身学科が志望する学科・コースと関連が深いか疑問がある場合は、出願前に大学の学務係へ問い合わせることが推奨されています。この学科の関連性は、志望理由書の中で「なぜこの学科を選んだのか」を説明する際の重要な材料にもなります。

推薦選抜の募集人員は学科・コースによって1〜3名程度と非常に少なく設定されています。募集人員が少ないほど、成績証明書・志望理由書・面接のすべてで高い水準が求められることになるため、出願資格である「在籍学校での学業成績が優秀であること」を満たしているかを、担任・進路指導の先生に早めに確認しておくことをおすすめします。推薦を得られる見込みが低い場合は、早い段階で一般選抜での対策に切り替える判断も必要になります。推薦選抜と一般選抜は併願できないため、どちらの区分で出願するかは出願期間が始まる前に決めておく必要があります。

一般選抜を志望する場合も、この学科例を参考にすることで、自分がこれまで学んできた内容と志望学科の専門分野がどう接続するかを整理しやすくなります。面接で志望動機を説明する際は、単に「関連が深いから」ではなく、具体的にどの科目・実習の内容が志望学科の学びにつながるのかを、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

面接直前に確認しておきたいこと

面接当日は、これまで準備してきた内容を落ち着いて話せるかどうかが重要になります。持参する書類・筆記用具・時計などの忘れ物がないか前日までに確認し、会場までの経路・所要時間も事前に把握しておきましょう。想定問答を声に出して練習する際は、時間を計りながら話す速度を確認しておくと、当日の緊張による早口を防ぎやすくなります。

添削で指摘されやすいポイントとNG例

志望理由書の添削・練習を通じてよく指摘される点と、その改善の方向性を整理します。

NG例改善の方向性
「昔から興味があった」で終わり、きっかけが具体的でない高専・短大での実習・授業名など固有名詞を交えて具体的に書く
複数の経験を詰め込み、どれも説明が浅くなっている300字なら1つのエピソードに絞り込み、深く掘り下げる
岐阜大学以外の大学にもそのまま当てはまる内容になっている学部・学科の教育内容やカリキュラムの固有名詞を盛り込む
「卒業後の希望」「進路」が志望動機と接続していない(応用生物科学部)動機→学び→卒業後の展望を一直線につなげて書く
誤字脱字や、清書段階での文字の乱れがある下書きを何度も読み直し、清書前に第三者に確認してもらう

1つ目によく見られるのが、動機の抽象度が高すぎる点です。「地域社会に貢献したい」「ものづくりに興味がある」だけでは、面接官に具体的な学習成果や適性が伝わりません。実習名・科目名・扱った装置やテーマなど、固有名詞を交えて説明することで、説得力が大きく変わります。抽象的な言葉を使うこと自体が悪いのではなく、その言葉の後に必ず具体的な裏付けを添える習慣をつけることが対策になります。

2つ目は、300字という制約の中で欲張りすぎてしまう点です。伝えたいことが多いほど、1つの文が長くなり、結果として読みにくい文章になりがちです。書き終えたら、1文ずつ「本当にこの情報は必要か」を見直し、削れる部分を削る作業を行うことをおすすめします。目安として、1文は40〜60字程度に収めると読みやすくなります。長い文は「、」で区切るのではなく、思い切って2文に分けることも検討してください。

5つ目として、地域科学部・応用生物科学部のように選抜区分を問わず全員が提出する学部では、志望理由書の内容が小論文のテーマと無関係に浮いてしまうケースも見られます。小論文で扱われやすいテーマ(地域課題、専門分野の社会的意義など)を事前に把握し、志望理由書の内容と重なりを持たせておくと、出願書類全体として一貫した人物像を伝えやすくなります。過去の入試問題が公開されている学部では、事前に目を通しておくとよいでしょう。

3つ目は、面接での深掘りへの準備不足です。特に工学部・推薦選抜では「志望理由書は参考資料とする」と明記されているため、書いた内容について「なぜそう考えたのか」「具体的にどんな研究・学習をしたいのか」といった追加質問が来ることを想定し、口頭でも説明できるようにしておく必要があります。志望理由書を書いて終わりにせず、面接までの一連の対策として捉えることが、推薦選抜・地域科学部・応用生物科学部いずれの受験区分でも共通して重要です。書いた志望理由書のコピーを手元に残しておき、提出後も定期的に読み返して、内容を自分の言葉でスムーズに説明できるか確認する習慣をつけておくとよいでしょう。

4つ目として、清書段階でのミスにも注意してください。志望理由書は自筆での提出が前提のため、下書きの段階では良い内容でも、清書時の誤字脱字や文字の乱れで印象を損なうことがあります。時間に余裕を持って複数回練習してから清書に臨みましょう。

面接練習を重ねる中では、話す速度や声の大きさといった非言語的な要素も見直しておきましょう。緊張すると早口になりがちですが、結論から先に述べ、ゆっくりはっきりと話すことを意識するだけで、聞き手に与える印象は大きく変わります。模擬面接を録音・録画して見返すことで、自分では気づきにくい癖を発見できることもあります。

実際にNG例を改善するとどう変わるか、機械工学科を志望する場合の書き出しを例に比較してみます。改善前の例は「私は昔からものづくりに興味があり、岐阜大学工学部機械工学科を志望します。貴学で学び、社会に貢献したいです。」というもので、何がきっかけで興味を持ったのか、なぜ岐阜大学でなければならないのかが書かれていません。これでは他のどの大学にも当てはまる文章になってしまいます。

これを改善すると「高専3年次の卒業研究で小型ロボットアームの制御プログラム開発に取り組み、機構設計と制御工学を組み合わせて課題を解決する難しさとやりがいを実感しました。この経験から、材料力学・機械力学・熱力学を基礎から応用まで一貫して学べる貴学工学部機械工学科への編入を志望します。」のように、具体的な経験ときっかけ、志望学科の専門分野への接続までを1つの文章で示すことができます。同じ「ものづくりに興味がある」という動機でも、具体的な経験を添えるだけで説得力は大きく変わります。

地域科学部・応用生物科学部を志望する場合も、改善の考え方は同じです。「地域に貢献したい」「生き物が好き」といった一般論から始めるのではなく、具体的なフィールドワーク・実習・部活動などの経験を起点に、そこから生まれた学術的な関心へとつなげる書き方を意識してください。抽象的な言葉を使っている箇所を洗い出し、具体的なエピソードに置き換えていく作業を繰り返すことで、添削のたびに指摘される点も確実に減っていきます。

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よくある質問(FAQ)

岐阜大学の編入学試験に志望理由書はありますか

学部によって異なります。工学部は推薦選抜のみ志望理由書(自筆300字程度)を提出し、一般選抜は提出不要です。地域科学部・応用生物科学部は選抜区分を問わず全員が志望理由書を提出します。自分が受ける学部・選抜区分の出願書類一覧を、出願年度の最新募集要項で必ず確認してください。3学部とも出願書類は郵送での提出が基本で、記載内容は受理後に変更できない点にも注意しましょう。

志望理由書は何文字くらい書けばよいですか

工学部・地域科学部は「自筆で300字程度」と明記されています。応用生物科学部は字数の明確な指定がなく、所定の用紙の記入欄に収まる範囲で「志望の動機、卒業後の希望、進路等」を書く形式です。いずれも文字数が限られているため、エピソードを絞り込んで簡潔に書くことが重要です。300字程度の場合、原稿用紙にすると1枚に満たない分量になるため、下書きの段階で何度も文字数を調整する作業が発生します。下書きの時点では400〜500字程度でまず書き切り、そこから削っていく方が、最初から300字ぴったりを狙うよりも書きやすいという声もあります。

工学部の一般選抜でも志望理由書は必要ですか

いいえ。工学部の一般選抜では志望理由書の提出はありません。学力試験(数学・英語・専門科目)と面接によって、基礎学力とあわせて志望動機や学習意欲が評価されます。書面がない分、面接での口頭説明の準備が重要になります。英語は筆記試験を実施せずTOEICまたはTOEFL iBTのスコアで評価される点も、他大学との違いとして押さえておきましょう。

志望理由書は手書きとパソコンのどちらで書きますか

工学部・地域科学部の志望理由書は「所定の用紙に、自筆で」という指定があり、手書きでの提出が前提です。応用生物科学部も所定の用紙への記入が求められます。下書きはパソコンで作成して内容を練り、最終的な提出用は指定の様式に手書きで清書するのが一般的な進め方です。

地域科学部と応用生物科学部の志望理由書はどう違いますか

地域科学部は「自筆で300字程度」という字数指定があるのに対し、応用生物科学部は字数指定がなく「志望の動機、卒業後の希望、進路等」という内容面の指定のみです。応用生物科学部の方が書く分量の自由度は高いですが、指定された3要素を漏れなく盛り込む必要がある点は共通しています。地域科学部は募集人員10名に対し志願者が13〜26名程度、応用生物科学部は各学科3〜4名という少人数募集のため、いずれも書類・小論文・面接のすべてで高い水準が求められる点も共通しています。

志望理由書は面接でどう使われますか

工学部の推薦選抜では「推薦書及び志望理由書は参考資料とする」と明記されており、面接官が事前に読んだ前提で質問が組み立てられます。地域科学部・応用生物科学部でも、面接試験の中で志望理由書の内容に関連した質問がされる可能性があります。書いた内容と面接での受け答えに矛盾がないよう準備しておくことが大切です。書類はあくまで面接の入り口であり、そこから広がる質問にどこまで具体的に答えられるかが評価を左右します。提出した志望理由書の控えを取っておき、出願から面接当日までの間に内容を忘れてしまわないよう、定期的に読み返しておくことも実務的な対策の1つです。

岐阜大学の教育学部・医学部でも編入学できますか

令和9年度時点で3年次編入学の募集要項が公開されているのは工学部・地域科学部・応用生物科学部の3学部です。教育学部・医学部など他の学部については実施状況が年度によって変わる可能性があるため、志望する場合は各学部の入試情報ページで最新の実施状況を必ず確認してください。学部が見つからない場合は、岐阜大学の入試案内ページから編入学試験の入試日程・募集人数の一覧を確認するとよいでしょう。

志望理由書はどのくらい前から準備すればよいですか

出願期間の2〜3か月前には下書きに着手し、1〜2か月前には第三者による添削・推敲を終えておくのが目安です。工学部・応用生物科学部は例年5月頃、地域科学部は例年10月頃に出願期間が設定されるため、それぞれ逆算してスケジュールを組んでください。特に自筆での清書には練習が必要なため、内容が固まった後の清書練習の時間も見込んでおきましょう。地域科学部を受験する場合は、過去問請求や個人成績開示の申込期限もあわせて確認しておくと準備が漏れません。工学部の推薦選抜を検討している場合は、出願資格の照会期限がさらに早く設定されているため、高専・短大での学業成績の状況を含めて、出願期間の半年ほど前から動き出すことをおすすめします。

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まとめ|岐阜大学編入の志望理由書は学部ごとの様式を正確に確認する

岐阜大学編入の志望理由書対策で最も重要なのは、学部によって提出の有無・字数指定・評価のされ方が異なるという事実を正確に把握することです。工学部・地域科学部・応用生物科学部のどれを志望する場合でも、まず自分に該当する学部・選抜区分の様式を確認し、そのうえで具体的なエピソードに基づいて内容を組み立てるという手順は共通しています。

  • 工学部は推薦選抜のみ志望理由書(自筆300字程度)を提出、一般選抜は提出なしで面接により志望動機を評価
  • 地域科学部は選抜区分を問わず全員が志望理由書(自筆300字程度)を提出
  • 応用生物科学部は選抜区分を問わず全員が志望理由書(字数指定なし、志望動機・卒業後の希望・進路を記入)を提出
  • いずれの学部も志望理由書は所定の用紙に自筆での提出が前提
  • 300字という限られた分量では、エピソードを1つに絞り込み具体的に書くことが説得力を高める
  • 志望理由書は面接の参考資料として使われるため、書いた内容と面接での受け答えに一貫性を持たせる
  • 出願期間・配点・様式の字数指定は年度により変わるため、必ず最新の学部別募集要項で確認する
  • 工学部一般選抜のように志望理由書がない区分でも、面接での口頭説明の準備は不可欠
  • 推薦選抜・地域科学部・応用生物科学部は募集人員が少人数のため、書類・小論文・面接のすべてで高い水準が求められる

岐阜大学は同じ大学の中でも学部によって編入学試験の性格が大きく異なります。工学部は推薦選抜・一般選抜で対策の方向性が分かれ、地域科学部は学際的な学びへの関心を、応用生物科学部は専門分野への具体的な志望動機を、それぞれ志望理由書と面接の両方で一貫して示すことが求められます。「岐阜大学に編入したい」という大きな目標だけでなく、学部・学科レベルでの具体的な志望理由に落とし込む作業が、結果的に合格に近づく対策になります。

この記事で紹介した募集人員・配点・出願期間・様式の字数指定は、いずれも令和9年度(2027年度)の各学部募集要項に基づくものです。実際に出願する年度によって数字が変わる可能性は十分にあるため、志望理由書の準備を進めながらも、出願手続きの直前には必ず各学部の公式サイトで最新の学生募集要項を確認するようにしてください。

学部ごとに書式が異なる分、志望理由書の対策を独学だけで進めると、思い込みで違う様式の対策をしてしまうリスクもあります。書いた文章が学部の求める分量・観点に合っているか、第三者の視点で確認してもらうことをおすすめします。大学編入対策のオンライン家庭教師サービスでは、学部別の志望理由書の添削や、工学部一般選抜を想定した模擬面接まで一貫してサポートしています。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

志望理由書の書き方についてさらに詳しく知りたい方は大学編入志望理由書の添削ガイド|受かる構成と例文も、岐阜大学工学部・地域科学部の入試制度全体を確認したい方は岐阜大学工学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで岐阜大学地域科学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接までもあわせて参考にしてください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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