無料相談会受付中!

北海道大学のMBA(経済学院経営管理コース)を徹底解説|出願資格・入試科目・学費・難易度

北海道大学大学院経済学院 経営管理(MBA)コースの出願資格・入試科目・学費・難易度を解説する記事のアイキャッチ画像
無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

北海道大学のMBA(経営管理修士)は、大学院経済学院現代経済経営専攻の専修コースに設置された経営管理(MBA)コースで取得を目指すプログラムです。同じ専修コースにはもう一つ「経済政策コース」があり、経営管理(MBA)コースはそのうち経営分野の高度専門職業人養成に重点を置いたコースという位置づけになります。北海道大学は公式に、このコースが欧米の典型的なビジネス・スクールのようなケース・ディスカッション中心のコースワーク型カリキュラムではないことに留意するよう明記しており、演習・論文指導を軸とした研究重視型のMBAである点が最大の特徴です。

「北海道大学 MBA」で検索すると、工学系大学院が運営する博士後期課程学生向けの特別コースなど、名称の似た別のプログラムが混在してヒットすることがあります。本記事で扱うのは、あくまで経済学院修士課程の経営管理(MBA)コースであり、社会人を含む一般の受験生が出願対象となる修士課程のプログラムです。志望するプログラムを取り違えないよう、出願前に募集要項の発行元(北海道大学大学院経済学院)を必ず確認してください。

\ 大学院入試専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学院入試のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学院入試の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

入試区分は一般入試・社会人入試の2種類が用意されています。一般入試は学科試験・面接・研究計画書等を総合して合否を判定する方式で、大学新卒者から社会人まで幅広く出願できます。社会人入試は学科試験が免除され、面接(口述試験)と研究計画書、成績証明書、外国語能力証明書を中心に選考が行われる方式で、出願時に2年以上の社会経験を有することが条件です。国公立大学の経済学系大学院が運営するMBAという性質上、私立ビジネススクールと比較して学費を抑えつつ、経済学の理論的基盤とあわせて経営管理を学べる点も見逃せません。

この記事では、令和9年度(2026年夏実施)学生募集要項をもとに、経営管理(MBA)コースの募集人員・出願資格、入試科目と選考方法、出願スケジュール、学費・教育訓練給付制度、倍率の考え方、出願書類対策・面接対策までを、公式の一次情報にもとづいて解説します。

なお、入試日程や配点、学費、出願資格の基準日は年度により改定される場合があるため、本記事の内容は執筆時点で公表された募集要項を整理したものです。出願を検討する際は、必ず北海道大学大学院経済学院公式サイトの「大学院入試」ページで公表される最新の学生募集要項をご確認ください。指導希望教員からの事前内諾が必須となる制度のため、募集要項を読むだけでなく、内諾申請の準備を早期に始めることが特に重要です。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)
目次

北海道大学経済学院 経営管理(MBA)コースとは―プログラムの概要と特徴

北海道大学大学院経済学院は、経済学及び経営学に関する高度の教育研究を通じて、深い学識と幅広い知識を有する教育者・研究者、経済社会の発展に資する高度専門職業人、そして会計専門職を養成することを学院の目的として掲げています。修士課程の現代経済経営専攻には博士コースと専修コースの2つのコース区分があり、専修コースはさらに「経済政策コース」と「経営管理(MBA)コース」に分かれます。博士コースは博士後期課程への進学を見据えた研究者養成が主眼であるのに対し、専修コースは修士課程で学んだ専門的知識を生かして社会で活躍する高度専門職業人の養成を目的としており、演習や論文指導など研究に一定の重点を置いたカリキュラム構成になっています。

アドミッション・ポリシーでは、専修コースの入学者選抜において、①経済・経営に対する感性、②志望する研究分野・研究課題に関する知識、③高度専門職業に対する意欲・見識、④思考力・表現力・コミュニケーション能力などの知的能力、⑤継続的・発展的な教育・研究に耐えうる資質、の5点を備えた人材を選抜する方針が明記されています。入学する学生には、大学在学中にマクロ・ミクロ経済学、経済思想、経済史、統計学、オペレーションズ・リサーチ、経営学、会計学のうち自身の専門に深く関連する分野、および英語について学習していることが期待されると公式に案内されています。

公式の募集要項がとりわけ強調しているのが、経営管理(MBA)コースは欧米型のケース・ディスカッション中心のカリキュラムではないという点です。専修コース全体(経済政策コース及び経営管理(MBA)コース)は、修了後に専門的知識を生かして社会で活躍する高度専門職業人の養成を主眼としつつも、演習や論文指導を通じた研究を重視する構成であり、この点は米国型のビジネススクールをイメージして出願を検討する方が誤解しやすいポイントです。研究計画書に基づく指導教員のもとで、経済学の理論的枠組みを土台にしながら経営管理に関するテーマを深く掘り下げて研究し、修士論文としてまとめていくスタイルのプログラムだと理解しておく必要があります。

指導教員制のもとで研究を進める大学院である以上、出願前の指導希望教員への事前内諾が北海道大学大学院経済学院修士課程の入試における必須プロセスとして位置づけられています。内諾を得ずに出願することはできない仕組みのため、経営管理(MBA)コースへの進学を検討する場合は、まず研究テーマに近い教員を探し、プレアドミッションシステムを通じて内諾を申請する必要があります。内諾申請期間は例年3月下旬から5月中旬に設定されており、出願期間そのものよりもかなり早い時期に動き出す必要がある点は、他の多くの私立MBAとは異なる大きな特徴です。

研究テーマについても公式に注意喚起がされています。研究計画書に記載した研究テーマは、学力や研究能力を評価し合否を判定する際の重要なデータとなるため、入学直後に変更することは原則として許可されないとされています。内諾申請時・出願時に提出する研究計画書は、その後の研究生活の土台になる文書として、十分に練り上げてから提出することが求められます。

札幌市北区北9条西7丁目の経済学院キャンパスで学ぶ形態となり、通学スタイルについて夜間主・週末開講といった社会人向けの特別な時間割区分は公式の募集要項上には明記されていません。長期間にわたって職務と両立しながら学びたい社会人には、後述する長期履修学生制度を活用した学修計画の分散という選択肢が、標準修業年限である2年を超える3〜4年の期間で用意されています。

キャンパスの立地としては、経済学院はJR札幌駅および札幌市営地下鉄南北線北12条駅から徒歩圏内にあり、道内在住の社会人であれば札幌市中心部や周辺市町村からの通学もしやすい環境にあります。道内主要都市からのアクセスという観点では、新千歳空港や道内各地からJR特急・高速バス等を利用して札幌駅に出れば、その先は徒歩や地下鉄で通学できる立地であるため、遠方の道内在住者にとっても通いやすさは他の道内大学院と比べて優位性がある部類に入ります。ただし面接・学科試験の日程は前述のとおり特定の日に固定されているため、遠方から通学・受験する場合は交通手段と宿泊の手配を早めに検討しておくと安心です。

北海道内で社会人が経営管理を体系的に学べる大学院は限られており、その中で経済学院は札幌市内に立地する国立大学という条件を備えたプログラムです。地方の経済団体・自治体・企業に勤める社会人が、実務を続けながら経済学・経営学の理論的な素養を身につけたいと考えたとき、道内での通学圏内に選択肢があることの意味は小さくありません。北海道内での通学を前提に大学院進学を検討している社会人にとって、経済学院の経営管理(MBA)コースは検討対象の一つになり得るプログラムだといえます。

教育訓練給付制度についても公式に明記されており、経済学院現代経済経営専攻修士課程は厚生労働省の教育訓練給付制度の講座として指定されています。給付対象講座は年度により指定内容が更新される場合があるため、実際の給付率や条件は厚生労働省の教育訓練講座検索システムで確認することが案内されています。

経済学院の運営体制についても触れておきます。経済学院は、経済学研究院・経済学部と一体的に運営されている組織であり、修士課程修了後に博士後期課程へ進学して研究を継続する道も制度上開かれています。経営管理(MBA)コースを修了したあと、実務経験を踏まえてさらに経済学・経営学の研究を深めたいと考えるようになった場合、同じ経済学院内で博士後期課程へ接続できる点は、専門職大学院として独立したビジネススクールにはない特徴といえます。ただし、経営管理(MBA)コースは前述のとおり専修コースであり、博士コースとはアドミッション・ポリシーや教育目標が異なるため、進学を希望する場合は改めて博士後期課程の出願資格・選考方法を確認する必要があります。

また、経済学院が公表する学院の目的には、経済社会の発展に有為な高度の専門的知識を有する職業人の養成に加えて、高度な専門性・幅広い視野・職業倫理を備えた会計専門職の養成も掲げられています。経営管理(MBA)コースそのものは会計専門職業大学院ではありませんが、学院全体として会計・経営・経済の領域を横断的にカバーする体制が取られている点は、研究テーマの選択肢の幅にもつながっています。実際に、学科試験の出題科目一覧にも会計学が含まれており、会計・財務の視点から経営管理を研究したいと考える受験生にも対応できる懐の深さがあります。

募集人員・出願資格(一般入試・社会人入試)

一般入試の募集人員は、博士コースと専修コース(経済政策コース・経営管理(MBA)コース)を合わせて30名程度と公表されています。経営管理(MBA)コース単独の内訳人数は公表されていないため、コース別の詳細な募集枠は最新の学生募集要項でご確認ください。なお、博士コースで受験した者であっても専修コースでの合格となることがある旨も公式に案内されており、コース間である程度の合否の振り替えが行われる運用になっている点は留意しておきたいところです。

社会人入試の募集人員は、専修コース(経済政策コース及び経営管理(MBA)コース)全体で若干名と公表されている点に留意してください。社会人入試は専修コースのみが対象で、博士コースでは実施されません。

一般入試の出願資格は、次のいずれかに該当する者です。

  • 日本の大学を卒業した者、または卒業見込みの者
  • 学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者、または授与される見込みの者(大学改革支援・学位授与機構から学士の学位を授与された者を含む)
  • 文部科学大臣の指定した者(文部科学省所轄外の大学校等を卒業した者等)
  • 大学に3年以上在学し、所定の単位を優れた成績で修得したと認められた者(事前の出願資格予備審査が必要)
  • 外国において学校教育における16年の課程を修了した者、または修了見込みの者
  • 外国の大学において修業年限3年以上の課程を修了し、学士の学位に相当する学位を授与された者
  • 専修学校の専門課程(修業年限4年以上等の基準を満たすもの)で文部科学大臣が指定するものを修了した者、または修了見込みの者
  • 個別の入学資格審査により大学卒業者と同等以上の学力があると認められた者で、出願年度3月31日までに22歳に達する者(事前の出願資格予備審査が必要)

社会人入試の出願資格は、一般入試の出願資格のいずれかに該当し、かつ出願時に社会人であり、出願年度3月末までに2年以上の社会経験を有する者であることが条件です。実務経験の業種や職種についての限定は募集要項上に明記されていません。

いずれの入試区分でも、令和7年度(令和6年度実施)入試より外国人留学生特別入試が廃止され、外国人留学生も一般入試の区分で受験する運用に統一されています。また、大学卒業資格を持たない方向けの個別入学資格審査を利用する場合や、大学3年次在学中に飛び級的に出願する場合は、出願資格予備審査を例年6月上旬の指定期間内に別途申請する必要があり、通常の出願スケジュールより早い準備が求められます。

出願資格予備審査の対象となる代表的なケースを整理すると、次のとおりです。

予備審査の対象必要となる主な書類
日本の大学の3年次に在学し、早期出願を希望する者出願資格予備審査申請書、2年次後期までの成績証明書、卒業必要単位数を示す書類、3年次末までの履修(予定)科目・単位数を示す書類
外国において学校教育15年の課程を修了した者(中国の専科修了者は対象外)出願資格予備審査申請書、履歴書、成績証明書、修了(卒業)証明書等の写し、在留カード等の写し(該当者)
大学卒業資格を有していない者(短大・高専・専修学校等の卒業者等)で個別審査を希望する者出願資格予備審査申請書

大学3年次在学中に早期出願を希望する場合は、大学2年次後期までの成績で卒業必要単位数の80%以上を優れた成績で修得見込みであることなど、具体的な数値基準が公式に定められています。入学試験に合格しても、令和9年3月までにこの要件を満たさない場合は合格が取り消されるという厳格な運用のため、早期出願を検討する学部生は、単位取得計画そのものを慎重に立てておく必要があります。予備審査の結果は例年6月中旬に本人へ通知される日程になっています。経営管理(MBA)コースを目指す社会人の多くは、この予備審査の対象外となる一般的な大学卒業者に該当すると考えられますが、短大・高専卒業後に実務経験を積んで出願を検討する場合などは、予備審査の要否を早めに確認しておくと安心です。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

入試科目と選考方法(学科試験・面接・研究計画書・語学スコア)

入学者選抜は、入試区分によって課される科目が異なります。一般入試は学科試験と面接(口述試験)の両方が課されるのに対し、社会人入試は学科試験が免除され、面接と提出書類のみで選考が行われる点が大きな違いです。

入試区分実施科目備考
一般入試学科試験+面接(口述試験)+成績証明書+外国語能力証明書等を総合判定学科試験は出題科目一覧から1科目を出願時に選択
社会人入試面接(口述試験)+成績証明書+外国語能力証明書を総合判定学科試験は課されない

一般入試の学科試験は、マクロ及びミクロ経済学、経済思想、経済史、統計学、経営学、会計学、オペレーションズ・リサーチの7科目の中から出願時に1科目を選択して受験する方式です。博士コース・専修コース共通の出題科目一覧となっており、経営管理(MBA)コースを志望する場合も、この7科目の中から自身の研究テーマや専門性に合った1科目を選ぶことになります。過去問題は経済学院公式サイトの過去問題ページで公開されているため、志望科目の出題傾向を早めに確認しておくことをおすすめします。

面接(口述試験)は、専修コースの場合、提出された研究計画書に基づき、研究テーマの妥当性、学習意欲と目的意識等について問う形式で実施されます。博士コースでは教育研究者としての適性確認という観点が加わりますが、専修コース(経営管理(MBA)コースを含む)ではこの点は課されず、あくまで研究テーマの妥当性と学習意欲・目的意識が焦点になります。研究計画書は原則として事前内諾申請時に提出したものと同じものを提出することとされているため、内諾申請の段階から一貫性のある内容を作り込んでおく必要があります。

外国語能力を証明する書類は、次の①〜③のうちいずれか1点のスコア写しの提出が必須です(外国人留学生はこれに加えて④も提出)。

試験必要スコア
TOEFL-iBT(受験者用控えスコア票)3点(または旧51点)以上
TOEIC(公式認定証またはデジタル公式認定証)550点以上
IELTS(アカデミック・モジュール)5.5点以上
日本語能力検定試験(JLPT、外国人留学生が追加提出)N1以上

この基準点に満たない場合は外国語能力レベルが不足するとして不合格と判定される旨が公式に明記されており、他の試験科目の出来にかかわらず足切りとして機能する仕組みです。英語スコアの有効期限は入学試験実施月から遡って4年以内(TOEFL・TOEIC・IELTSいずれも受験日基準)とされているため、社会人として久しぶりに大学院受験を検討する方は、スコアの有効期限に特に注意が必要です。英語を母語とする方は、事前に経済学事務部教務担当への問い合わせが案内されています。

提出書類全体としては、①入学願書・履歴書・受験票・受験照合票(インターネット出願サイトで作成・印刷)、②成績証明書(在籍又は出身大学(学部)長作成のもの。編入学歴がある者は編入前の出身大学の成績証明書も必要)、③出願資格を有することを証明する書類(卒業証明書等)、④外国語能力証明書、⑤研究計画書、⑥返信用封筒2通(長形3号封筒に切手410円分を貼付)、⑦検定料の支払い、が基本セットとして求められます。中国(台湾・香港・マカオを除く)の大学を卒業(または卒業見込み)の場合は、学歴証書電子登録票や卒業証書・学位証書の写しなど、追加の証明書類が必要になる点にも注意してください。

面接(口述試験)の実施要領についても補足しておきます。一般入試・社会人入試とも、面接の具体的な期日は学科試験当日ではなく、受験票発送時に別途通知される運用です。学科試験(一般入試のみ)は8月20日の午前中に固定されていますが、面接は8月20日〜21日の2日間のいずれかに割り振られる形になるため、この2日間はスケジュールを空けておく必要があります。在職中の社会人が受験する場合は、この2日間について事前に有給休暇の調整等を行っておくと安心です。

入試日程・出願スケジュール(内諾申請〜合格発表)

北海道大学大学院経済学院修士課程の入試で最も特徴的なのは、出願そのものより前段階にある指導希望教員からの事前内諾のプロセスです。令和9年度(令和8年度実施)入試のスケジュールは次のとおり公表されています。

手続き期間・期日
指導希望教員への内諾申請期間令和8年3月26日(木)〜5月20日(水)
出願資格予備審査の書類提出期間(該当者のみ)令和8年6月5日(金)〜6月9日(火)
インターネット出願登録期間令和8年6月30日(火)〜7月6日(月)17:00まで
出願書類提出期限令和8年7月10日(金)(郵送は必着、持参は8:30〜16:00)
学科試験(一般入試のみ)令和8年8月20日(木)9:00〜10:30
面接(口述試験)令和8年8月20日(木)〜21日(金)(詳細は受験票発送時に通知)
合格発表令和8年9月7日(月)16時頃

プレアドミッションシステム上は内諾申請期間外でも入力自体は可能な仕様になっていますが、期間外の申請は審査対象とされないことが公式に注意喚起されています。内諾申請期間は例年3月下旬〜5月中旬に設定される一方、実際の出願はその1カ月以上あとの6月末〜7月上旬という日程構成のため、経営管理(MBA)コースへの出願を検討する場合は、遅くとも内諾申請期間の開始前後には研究テーマの方向性を固め、志望する指導教員へのコンタクトを始めておく必要があります。

プレアドミッションシステムでは、志望する指導希望教員名や研究テーマの概要、これまでの学修・実務の経歴といった基本情報の入力が求められる運用になっています。研究テーマの概要をまとめて入力する項目が設けられているため、内諾申請の時点である程度まとまった研究計画のたたき台を用意しておく必要があります。入力内容自体は指導希望教員の内諾判断の材料になるため、思いつきの一文で済ませるのではなく、研究の背景・問い・先行研究との関係を簡潔に盛り込んだ文章にまとめておくことをおすすめします。入力項目の詳細やシステムの操作方法は年度により更新される場合があるため、実際に利用する際は経済学院公式サイトに掲載される最新の操作案内をご確認ください。

出願手続きは、①インターネットでの出願登録、②検定料の支払い、③必要書類の提出、の3つすべてが提出期限までに完了(到着)していることが確認されたもののみ受理されます。書類は書留郵便で送付し、封筒表面に「大学院入学願書」と朱書きすることが指定されています。なお、令和9年度入試の日程は執筆時点の公表情報であり、実際の日程は年度により前後する可能性があるため、出願を検討する年度の最新の学生募集要項で必ず確認してください。

スケジュール全体を俯瞰すると、社会人が経営管理(MBA)コースへの出願を検討する場合、逆算した準備計画が欠かせないことが分かります。出願本体の締切(7月上旬)から逆算するのではなく、3月下旬から始まる内諾申請を起点に準備を組み立てる必要があります。具体的には、内諾申請が始まる前年の秋〜冬の時点で、志望する研究テーマの方向性を固め、経済学院の教員紹介ページで指導を仰ぎたい教員の候補を絞り込み、外国語スコア(TOEIC・TOEFL・IELTSのいずれか)を基準点以上で取得しておく、という3つを並行して進めておくのが現実的な準備の進め方です。特に外国語スコアはすぐに取得できるものではないため、出願年度に入ってから慌てて対策を始めると、内諾申請や研究計画書の作成に十分な時間を割けなくなるリスクがあります。

\ 大学院入試専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学院入試のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学院入試の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

学費・奨学金・教育訓練給付制度

令和9年度学生募集要項に公表されている学費は次のとおりです。

項目金額
入学料282,000円
授業料(年額)535,800円
検定料30,500円(インターネット出願事務手数料500円を含む)

標準修業年限の2年間で単純計算すると、入学料と2年分の授業料をあわせて合計約135万円程度が学費の目安になります。国立大学法人である北海道大学の学費は、私立大学が運営する専門職大学院型MBAと比較して大幅に抑えられている点が特徴です。ただし、入学時及び在学中に学生納付金の改定が行われた場合には、改定時から新たな納付金が適用される旨も公式に明記されているため、実際に納付する金額は出願年度の最新情報で確認する必要があります。

職業を有している等の事情で標準修業年限を超えて計画的に学びたい社会人向けには、長期履修学生制度という仕組みが用意されています。官公庁・企業等に在職している者やフルタイムで事業を行っている者、育児・介護等の負担がある者が対象で、修士課程の場合3年以上4年までの期間で在学することが認められます。長期履修が認定されると、修学年数にかかわらず標準修業年限(2年)分の授業料総額で修学できる仕組みのため、フルタイムで働きながら3〜4年かけてじっくり研究に取り組みたい場合には、学費負担を抑えつつ無理のないペースで修了を目指せます。ただし、入学後2年目・3年目になってから長期履修が許可された場合は授業料総額が増額となる点には注意が必要です。長期履修の申請には長期履修申請書・履修計画書・在職証明書等の必要書類を入学願書とともに提出する必要があります。

教育訓練給付制度については、経済学院現代経済経営専攻修士課程は厚生労働省の教育訓練給付制度の講座として指定されていることが公式に明記されています。給付の対象となるか、給付率がどの区分に該当するかは、厚生労働省の教育訓練講座検索システムで最新の指定状況を確認することが案内されています。在職しながら経営管理(MBA)コースへの進学を検討する社会人にとって、実質的な学費負担を軽減できる可能性がある制度のため、出願準備と並行して確認しておく価値があります。

奨学金制度について、募集要項上には経営管理(MBA)コース固有の奨学金は明記されていません。日本学生支援機構の奨学金や、北海道大学が運営する各種奨学金制度の利用可否については、北海道大学全学の学生支援・奨学金案内ページで別途確認することをおすすめします。

費用対効果という観点で整理すると、国立大学法人である北海道大学の学費水準は、私立大学の専門職大学院型MBA(年間授業料が100万円を超えるケースも珍しくありません)と比較して、2年間の総額を大きく抑えられる可能性があります。特に、教育訓練給付制度の指定講座に該当する場合、要件を満たせば支払った学費の一部が給付金として還付される仕組みのため、実質的な自己負担額はさらに下がる可能性があります。ただし給付率や上限額、支給要件(雇用保険の被保険者期間等)は制度・年度により異なるため、出願を検討する段階でハローワークまたは厚生労働省の教育訓練給付制度の公式ページで自身が対象になるかどうかを確認しておくことをおすすめします。

倍率・難易度の考え方

経営管理(MBA)コース単独の志願者数・合格者数・実質倍率は、令和9年度学生募集要項上には公表されていません。募集人員自体が一般入試で「博士コース・専修コース合計30名程度」、社会人入試で「専修コース全体で若干名」という形で示されており、経営管理(MBA)コースと経済政策コースを合算した数値になっている点が、難易度を見積もるうえでの制約です。具体的な志願者数・合格者数・倍率の実績を確認したい場合は、北海道大学大学院経済学院公式サイトで公表される入試結果情報を参照してください。

難易度を考えるうえで押さえておきたいのは、選抜方法そのものの構造です。一般入試では経済学系7科目から1科目を選択する学科試験に加えて面接が課され、社会人入試では学科試験がなく面接と書類選考が中心になります。特に外国語能力証明書はTOEIC550点・TOEFL-iBT3点(旧51点)・IELTS5.5点のいずれかを満たさない場合は不合格と明記される足切り基準として機能するため、実質的な合否のハードルは学科試験や面接の出来だけでなく、この外国語スコアの基準を満たしているかどうかにも左右されます。社会人として英語学習から離れている期間が長い場合は、出願準備の初期段階で外国語スコアの取得・更新を優先的に進めておくことが実務的な難易度対策になります。

TOEIC550点・IELTS5.5点という基準そのものは、英語圏の大学院入学に一般的に求められる水準と比べれば決して極めて高いハードルではありませんが、満たさなければ機械的に不合格となる絶対基準である点には注意が必要です。学科試験の出来や研究計画書の完成度がどれほど高くても、外国語スコアの基準を満たしていなければ選考の対象から外れてしまうため、他の受験準備よりも先に取得しておくべき項目と位置づけることをおすすめします。TOEICは実施回数が多く比較的短期間でスコアを更新しやすい試験のため、社会人受験者の多くが選択している傾向にあると考えられますが、これは公式に公表された統計データではなく、あくまで一般的な傾向としての参考情報です。

また、指導教員からの事前内諾を得られるかどうかも、実質的な選抜の一部として機能している点を認識しておく必要があります。内諾はあくまで指導可能かどうかの確認であり合否そのものを保証するものではありませんが、内諾を得られなければそもそも出願ができない仕組みのため、研究テーマと指導希望教員の専門分野が合致しているか、内諾申請までにどれだけ研究計画を練り込めているかが、最初の関門として重要になります。

加えて、専修コースの募集人員が経済政策コースと経営管理(MBA)コースの合算で示されている点も難易度を考えるうえで押さえておきたいポイントです。両コースの志願者数の内訳や、コース間での合否判定の運用(たとえば経営管理(MBA)コース志望者が経済政策コースでの合格となるケースがあるかどうか)についても、公式には詳細な説明がありません。志望コースを明確にしたい場合は、内諾申請の段階で指導希望教員に対し、自身が経営管理(MBA)コースでの研究を希望している旨を明確に伝えておくことが大切です。研究計画書の内容自体が、どちらのコースの趣旨によりふさわしいかを判断する材料にもなり得ます。

出願書類対策(研究計画書・志望理由書)・面接対策

経営管理(MBA)コースの選考において、出願書類の中核をなすのが研究計画書です。この研究計画書は、事前内諾申請時に指導希望教員へ提出するものと、出願時に本学院へ提出するものが原則として同一内容であることが求められています。つまり、内諾申請の段階で作成する研究計画書が、その後の面接(口述試験)における質疑の土台にもなるという構造です。内諾申請前の準備段階から、実際の面接まで見据えて研究計画書を作り込んでおく必要があります。

研究計画書の作成にあたっては、次のような観点を意識して準備を進めることをおすすめします。

  • 専修コースであるため、経営管理(MBA)コースが研究を重視した専修コースの一員であることを踏まえ、単なる学びたい分野の列挙ではなく、具体的な研究テーマと問い(リサーチクエスチョン)を明確に設定する
  • 志望する研究分野に、指導を仰ぎたい教員の専門領域との接点があるかを事前に確認し、内諾申請前に教員の研究業績や担当科目を調べておく
  • 社会人であれば、これまでの実務経験と研究テーマとの関連性を具体的に言語化し、なぜ経済学院の経営管理(MBA)コースで研究する必要があるのかを説得的に示す
  • 入学直後の研究テーマ変更は原則として認められないため、思いつきではなく、修士論文としてまとめ上げるまでの見通しを持てるテーマ設定にする
  • 学科試験を課される一般入試志望者は、研究計画書のテーマと選択する学科試験科目との一貫性も意識しておくと、面接での質疑にも一貫した受け答えがしやすくなる

研究計画書の分量や書式について、募集要項本文には具体的な文字数指定は明記されていません。内諾申請時に教員へ提出する体裁が、そのまま出願時の提出書式にも準用される運用と考えられるため、指導希望教員から個別に指示があった場合はその指示に従うことになります。指定がない場合でも、研究の背景・問い・先行研究の位置づけ・研究方法・想定されるスケジュールという基本構成を意識してまとめると、面接で質問された際にも各項目に立ち戻って説明しやすくなります。

面接(口述試験)は、専修コースの場合、提出した研究計画書に基づいて研究テーマの妥当性、学習意欲と目的意識を問う内容として公式に説明されています。想定される質問としては、「なぜこのテーマを研究したいのか」「先行研究をどの程度把握しているか」「修士課程の2年間(長期履修を選ぶ場合は3〜4年間)でどのように研究を進めるつもりか」「社会人としての実務経験がこの研究にどう活きるか」といった内容が中心になると考えられます。研究計画書に書いた内容を、口頭でも一貫性を保ちながら説明できるように準備しておくことが重要です。

社会人入試の場合は学科試験が課されないぶん、研究計画書と面接の比重が実質的に高くなります。実務経験を持つ社会人ならではの問題意識をどれだけ具体的な研究テーマに落とし込めるかが、選考における評価の鍵を握ると考えられます。逆に一般入試を受験する場合は、学科試験の出題科目(マクロ及びミクロ経済学、経済思想、経済史、統計学、経営学、会計学、オペレーションズ・リサーチ)のうち自身の専門性に近い1科目をどう選ぶかも重要な戦略になります。公式サイトで公開されている過去問題を早めに確認し、出題傾向を把握したうえで対策を進めることをおすすめします。

指導希望教員へのコンタクトの取り方についても補足しておきます。内諾を得るためには、まず北海道大学大学院経済学院公式サイトの教員紹介ページで研究領域を探すことが出発点になります。経営管理(MBA)コースに関連する研究領域(経営学、会計学、マーケティング、組織論、イノベーション研究など)を専門とする教員を探し、自身の研究テーマとの接点を確認します。そのうえで、プレアドミッションシステムを通じた内諾申請の手続きに沿って連絡を取る流れが基本です。事前にメールや面談で研究テーマについて相談できる機会が得られる場合もあるため、内諾申請期間が始まる前の段階から、関心のある教員の研究業績・担当科目・ゼミの方針などを調べておくと、内諾申請時の研究計画書の説得力が高まります。教員紹介ページに加えて、researchmap等の研究者情報データベースで候補教員の近年の論文・研究テーマを調べておくと、公式サイトの担当科目一覧だけでは分からない直近の研究動向まで把握でき、内諾申請時の連絡文面や研究計画書の説得力を高める材料になります。

社会人が実務経験を研究テーマに落とし込む際には、単に「自社の課題を解決したい」という実務的な問題意識だけでなく、それを経済学・経営学の理論的な枠組みにどう位置づけるかという視点が重要になります。専修コースは研究を重視するコースであるため、実務上の課題をそのまま持ち込むのではなく、先行研究や既存の理論と照らし合わせながら、学術的に検証可能な問い(リサーチクエスチョン)へと再構成する作業が求められます。この再構成の作業を独力で行うのが難しい場合は、大学院入試対策の専門家に相談しながら研究計画書を練り上げていくのも一つの方法です。

準備の時間配分についても触れておきます。これらの手続きのうち、特に事前内諾と外国語スコアの取得は、出願本体の準備よりも早い段階から動き出す必要がある項目です。社会人として働きながら準備を進める場合は、内諾申請期間が始まる半年〜1年ほど前を目安に、研究テーマの検討と教員リサーチに着手しておくことをおすすめします。特に在職中の社会人にとっては、研究計画書の作成に充てられる時間をどれだけ確保できるかが実務上のボトルネックになりやすいところです。平日の業務と並行して先行研究を読み込み、リサーチクエスチョンを練り上げる作業には相応の時間がかかるため、内諾申請の直前に着手するのではなく、年始や年度替わりのタイミングなど、比較的まとまった時間を確保しやすい時期から少しずつ準備を進めておくと、余裕を持ったスケジュールで内諾申請・出願に臨めます。

他のMBAとの違い・併願を考える際のポイント

北海道大学経済学院の経営管理(MBA)コースは、経済学院という経済学系大学院の中に設置されたMBAコースである点が、専門職大学院として独立したビジネススクールの多い他大学のMBAとの大きな違いです。修了時の学位も、専門職大学院が授与する「経営管理修士(専門職)」ではなく、経済学院の修士課程が授与する学位となる点は、私立の専門職大学院型MBAと比較検討する際に押さえておきたい違いです。学位の名称や課程区分は変更される可能性があるため、正式名称は最新の学生募集要項でご確認ください。

カリキュラムの重心も異なります。欧米型ビジネススクールに多いケース・ディスカッション中心のコースワーク型と違い、経営管理(MBA)コースは演習・論文指導を軸とした研究重視型のプログラムであることが公式に明記されています。実践的なケーススタディやグループワークを重視したいのか、経済学の理論的基盤に立って自分の研究テーマをじっくり深めたいのかによって、向いているプログラムの性質が変わってきます。同じ北海道内の社会人向けMBAとしては、実務直結型のケーススタディ・ビジネスプランニングを重視する小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(通称OBS)もあり、学びたい内容や通学のしやすさに応じて比較検討する価値があります。

費用面では、国立大学法人である北海道大学の学費(入学料282,000円、授業料年額535,800円)は、私立大学の専門職大学院型MBAと比較して抑えられている傾向にあります。一方で、指導教員からの事前内諾が必須というプロセスは私立MBAには一般的でない北海道大学経済学院特有の仕組みであり、出願までのリードタイムが長くなる点は事前に理解しておく必要があります。

併願を検討する場合に意識しておきたいのは、出願スケジュールの重なりです。北海道大学経済学院の一般入試・社会人入試はいずれも8月に試験期日が設定されているため、同時期に試験が実施される他大学のMBAプログラムと日程が重複しないかを早めに確認しておく必要があります。また、経営管理(MBA)コースは事前内諾の取得に一定の時間を要するため、内諾申請の準備を進めながら、並行して他大学の出願要件や説明会日程もリサーチしておくと、選択肢を広げたまま準備を進められます。国内MBA全体を俯瞰して学費・難易度を比較検討したい場合は、国内MBAおすすめ比較|難易度・学費・予備校の選び方もあわせてご確認ください。

研究重視型のプログラムか、実務直結のコースワーク型プログラムかという軸に加えて、通学のしやすさも重要な比較ポイントです。北海道大学経済学院は札幌市北区のキャンパスで学ぶ形態となり、道外在住者が通学を前提に受験する場合は、転居や長期出張などの生活面での調整が必要になります。オンライン主体・週末集中型のプログラムを提供する大学院と比べると、通学の負担は相対的に大きくなりやすい点も、併願先を検討するうえで踏まえておきたい要素です。

比較の視点を整理すると、次のようになります。

比較の軸北海道大学 経営管理(MBA)コース私立の専門職大学院型MBAの一般的傾向
カリキュラムの性質演習・論文指導中心の研究重視型ケース・ディスカッション中心のコースワーク型が多い
出願前の必須手続き指導希望教員からの事前内諾が必須大学ごとに異なるが、事前内諾が必須でないケースも多い
学費水準入学料282,000円+授業料年額535,800円大学・課程により年間100万円超のケースもある
学科試験の有無一般入試は経済学系7科目から選択、社会人入試はなし大学ごとに独自の小論文・面接中心が一般的
修了時の学位経済学院修士課程の修士(名称は募集要項で要確認)多くは経営管理修士(専門職)

この比較表はあくまで一般的な傾向を整理したものであり、個別の大学院によって条件は大きく異なります。併願先ごとの正確な条件は、それぞれの大学院が公表する最新の学生募集要項で必ず確認してください。

大学院入試は、募集要項の読み込みだけでなく、志望理由書・研究計画書の作成や面接対策など、専門的な準備が合否を左右します。編入・大学院入試対策の専門家によるサポートを受けたい場合は、大学院入試対策コースもあわせてご検討ください。研究計画書の構成の作り方や、指導教員へのコンタクトの取り方など、独学では判断が難しい部分を相談しながら進められます。国内MBA全体の比較検討を進めたい方は、国内MBAの入試対策まとめもあわせてご覧ください。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

よくある質問(FAQ)

北海道大学経済学院の経営管理(MBA)コースは、欧米型のビジネススクールと同じスタイルですか。

いいえ、異なります。募集要項では、経営管理(MBA)コースは欧米における典型的なビジネス・スクールのようなケース・ディスカッション等のコースワークを中心とするカリキュラムではないと明記されています。専修コース(経済政策コース及び経営管理(MBA)コース)全体として、演習や論文指導を通じた研究に一定の重点を置いた構成である点を理解したうえで出願を検討することをおすすめします。

社会人でも出願できますか。実務経験は何年必要ですか。学科試験はありますか。

社会人入試の対象となります。出願資格は一般入試の出願資格を満たしたうえで、出願時に社会人であり、出願年度3月末までに2年以上の社会経験を有することが条件です。実務経験の業種・職種に関する限定は募集要項上に明記されていません。社会人入試では学科試験は課されず、面接(口述試験)、成績証明書、外国語能力を証明する書類を総合して合否が判定されます。一方、一般入試では経済学系7科目から選択する学科試験に加えて面接が課されます。

指導教員からの事前内諾とは何ですか。必ず必要ですか。

北海道大学大学院経済学院修士課程への出願を希望する場合、指導を希望する教員から事前に内諾を受ける必要があると公式に明記されています。内諾申請期間は例年3月下旬〜5月中旬に設定され、期間外の申請は審査対象とされません。内諾を得られないと出願自体ができない仕組みのため、出願を検討する場合は早期に指導希望教員へのコンタクトを始める必要があります。

英語のスコアは必須ですか。基準点はありますか。

TOEFL-iBT、TOEIC、IELTSのいずれか1点のスコア写しの提出が必須です。基準は、TOEFL-iBT3点(旧51点)以上、TOEIC550点以上、IELTS(アカデミック・モジュール)5.5点以上とされています。この基準に満たない場合は外国語能力レベルが不足するとして不合格と判定されるため、注意が必要です。スコアの有効期限は入学試験実施月から遡って4年以内です。

学費はどのくらいかかりますか。

令和9年度募集要項では、入学料282,000円、授業料年額535,800円、検定料30,500円(インターネット出願事務手数料500円を含む)と公表されています。標準修業年限2年間で入学料と2年分の授業料をあわせると約135万円程度が目安になりますが、学生納付金は改定される場合があるため、出願年度の最新情報でご確認ください。

働きながら通学することはできますか。

夜間主・週末開講といった専用の時間割区分は募集要項上に明記されていませんが、標準修業年限(2年)を超えて計画的に学べる長期履修学生制度が用意されています。官公庁・企業等に在職している方やフルタイムの職業に就いている方が対象で、3年以上4年までの期間で在学し、修学年数にかかわらず標準修業年限分の授業料総額で修学できます。

経営管理(MBA)コースと経済政策コースは、どちらで受験すればよいですか。募集人員は別々に発表されますか。

両コースとも専修コースに属し、募集人員や入試方式は共通ですが、研究テーマの重点は異なります。経営管理(MBA)コースは経営学的なテーマを、経済政策コースは経済政策的なテーマを想定したコースです。公表されている募集要項上は、両コースを合わせた専修コース全体の人数(一般入試は博士コースと合わせて30名程度、社会人入試は専修コース全体で若干名)として示されており、コース別の内訳は明記されていません。どちらに近いかは、まず自身の研究計画を固めたうえで、指導希望教員に相談しながら判断することをおすすめします。募集要項上、コース選択の明確な基準は示されていないため、内諾申請の段階で指導希望教員とすり合わせておくことが大切です。

修士課程を修了すると、どのような学位が得られますか。

経済学院修士課程を修了すると修士の学位が授与されます。専門職大学院が授与する「経営管理修士(専門職)」とは学位の性質が異なる点に留意してください。正式な学位名称や課程の位置づけは、出願前に必ず最新の学生募集要項および経済学院公式サイトで確認することをおすすめします。

まとめ|北海道大学経済学院 経営管理(MBA)コースの出願を検討する方へ

  • 経営管理(MBA)コースは、経済学院現代経済経営専攻の専修コースに設置された、演習・論文指導を軸とする研究重視型のプログラムであり、欧米型ケース・ディスカッション中心のコースワークとは性質が異なる
  • 入試区分は一般入試(学科試験+面接)と社会人入試(面接中心、学科試験なし)の2種類で、社会人入試は出願時に2年以上の社会経験が必要
  • 出願前に指導希望教員からの事前内諾が必須で、内諾申請期間は例年3月下旬〜5月中旬と、実際の出願(6月末〜7月上旬)よりかなり早い段階で始まる
  • 外国語能力証明書はTOEIC550点・TOEFL-iBT3点(旧51点)・IELTS5.5点のいずれかを満たさないと不合格となる足切り基準として機能する
  • 学費は入学料282,000円、授業料年額535,800円と、私立の専門職大学院型MBAと比較して抑えられており、教育訓練給付制度の対象講座にも指定されている
  • 長期履修学生制度を利用すれば、標準修業年限の授業料総額のまま3〜4年かけて働きながら学ぶことも可能
  • 研究計画書は内諾申請時と出願時で原則同一内容が求められ、入学後の研究テーマ変更も原則不可のため、出願前の段階で研究計画を練り込んでおくことが合否の鍵を握る

北海道大学経済学院の経営管理(MBA)コースは、経済学の理論的基盤の上に経営管理を研究する国立大学ならではのプログラムです。内諾申請という他大学にはあまり見られないプロセスがあるぶん、早期の情報収集と準備が合否を左右します。募集人員・出願資格・学費等は年度により改定される場合があるため、出願を検討する際は必ず北海道大学大学院経済学院公式サイトで最新の学生募集要項をご確認ください。

\ 大学院入試専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学院入試のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学院入試の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

目次