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日本女子大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】
日本女子大学の編入学試験は、年度によって実施される学科がまったく違います。2027年度に募集があるのは全16学科・専攻のうち7学科だけで、日本語日本文学科や英文学科、化学生命科学科など多くの学科は「今年度の募集はありません」という扱いです。しかも家政学部を母体に建築デザイン学部(2024年度)・食科学部(2025年度)・経済学部(2027年度)が相次いで独立しており、学部の顔ぶれ自体が数年単位で変わり続けています。志望学科を決める前に、まず「今年度、自分の志望分野が本当に募集されているか」を確認する必要があります。
もう一つの特徴は、外国語(英語等)検定試験のスコアがすべての募集学科で出願資格として必須になっている一方、試験当日の得点に直接加算される科目ではないという構造です。合否を分けるのは出願後に受ける小論文(または数学・物理)と口述試験であり、外部試験は「基準を満たしているかどうか」を出願前に判定する足切りの役割に徹しています。しかもその基準は学科によって英検1級相当からスコア不問まで大きく差があり、志望学科次第で英語対策の優先度がまったく変わります。
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この記事では、日本女子大学が公表している2027年度の編入学・学士入学試験募集要項と、大学が作成した入試結果資料をもとに、学部別の募集学科・受験資格・試験科目・日程を整理します。あわせて、大学公式サイト上には公開されていない編入学のみの実績数値や、学科ごとの出題テーマ・評価の観点まで踏み込んで解説します。
日本女子大学の編入学試験には3つの区分がある
日本女子大学が「編入学・学士入学試験」と呼んでいるものは、出願資格の違いによって3つの区分に分かれています。自分がどの区分に該当するのかを、まず確定させてください。
編入学A(大学1年次修了者編入)
修業年限4年以上の大学に1年以上在学(見込みを含む)し、30単位以上を修得している者(修得見込みを含む)が対象です。大学1年生を終えた段階で、2年次から日本女子大学に移る制度と考えてください。
編入学B(一般編入)
修業年限4年以上の大学に2年以上在学(見込みを含む)し、62単位以上を修得している者(修得見込みを含む)のほか、短期大学卒業者・高等専門学校卒業者も対象になります。いわゆる一般的な「大学編入」に近い区分です。
学士入学
修業年限4年以上の大学を卒業した者(卒業見込みを含む)や、学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者などが対象です。すでに学士号を持っている、または取得見込みの方が、別の学科で学び直すための制度です。
この3区分は出願資格が異なるだけでなく、学科ごとに「どの区分を今年度募集しているか」が別々に決まっている点に注意してください。同じ学科でも編入学Bは実施していても学士入学は実施していない、あるいはその逆というケースがあります。
学部別の募集学科と実施年次【2027年度】
日本女子大学の募集要項には「募集学科は年度により定めています」と明記されており、2027年度に編入学・学士入学の対象となる学科は次のとおりです。表の「――」は、2027年度はその区分での募集がないことを意味します。
| 学部 | 学科 | 編入学A(1年次修了者編入) | 編入学B(一般編入) | 学士入学 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 日本語日本文学科 | ―― | ―― | ―― |
| 文学部 | 英文学科 | ―― | ―― | ―― |
| 文学部 | 歴史文化学科 | ―― | ―― | ―― |
| 経済学部 | 経済学科 | ―― | ―― | ―― |
| 人間社会学部 | 現代社会学科 | 2年次 | 2年次又は3年次 | 2年次又は3年次 |
| 人間社会学部 | 社会福祉学科 | ―― | ―― | ―― |
| 人間社会学部 | 教育学科 | 2年次 | 2年次 | 2年次 |
| 人間社会学部 | 心理学科 | ―― | ―― | 3年次 |
| 国際文化学部 | 国際文化学科 | ―― | 3年次 | 3年次 |
| 理学部 | 数物情報科学科 | ―― | 3年次 | 3年次 |
| 理学部 | 化学生命科学科 | ―― | ―― | ―― |
| 建築デザイン学部 | 建築デザイン学科 | ―― | ―― | ―― |
| 家政学部 | 児童学科 | ―― | ―― | ―― |
| 家政学部 | 被服学科 | 2年次 | 2年次 | 2年次 |
| 食科学部 | 食科学科 | 2年次 | 2年次 | ―― |
| 食科学部 | 栄養学科 | ―― | ―― | ―― |
この表から読み取れる重要な点を整理します。
実際に募集があるのは7学科だけです。現代社会学科・教育学科・国際文化学科・数物情報科学科・被服学科・食科学科(編入学のみ)・心理学科(学士入学のみ)に限られます。日本語日本文学科、英文学科、歴史文化学科、経済学科、社会福祉学科、化学生命科学科、建築デザイン学科、児童学科、栄養学科は2027年度の募集がありません。志望する分野がこの7学科に含まれていない場合、今年度は出願できないということになります。
募集人員はすべて「若干名」です。法政大学のように学部ごとの募集人員が数値で公表されている大学もありますが、日本女子大学は「募集人員:各学科とも若干名」とだけ記載しており、具体的な定員数は公表されていません。
入学年次を受験生が自由に選べるのは現代社会学科だけです。現代社会学科の編入学B・学士入学は「2年次又は3年次」となっていますが、これは志願者が選択するのではなく、専門科目等の履修状況により大学側が入学年次を決定し、合格発表時に通知する仕組みです。他の学科は学科ごとに「2年次のみ」「3年次のみ」と年次が固定されています。
3年次入学は2年間で、2年次入学は3年間で卒業できない場合があります。認定単位数、教育課程、資格取得要件によっては標準年限で卒業できないことがあると要項に明記されています。
家政学部を母体にした学部再編が進行中
日本女子大学は、家政学部を母体として専門領域ごとに新学部を独立させる再編を続けています。住居学科(建築系)は2024年度に建築デザイン学部として、食物学科は2025年度に食科学部として、それぞれ独立しました。さらに家政経済学科を母体とする経済学部が2027年度に新設されています。募集要項の学部・学科名が、数年前の情報と一致しないのはこのためです。志望する分野が「今どの学部の名称になっているか」は、必ず最新の学部・大学院一覧で確認してください。
なお経済学部経済学科は、2027年度の募集要項では編入学A・編入学B・学士入学のいずれも「――」となっています。新設されたばかりの学部であるため、編入・学士入学で受け入れる在学生の学年構成がまだ整っていないと考えられます。
報道によれば、この再編は今後も続く予定です。日本女子大学の学長は家政学部からの学科独立を「株分け」になぞらえ、各領域の専門性をさらに高め独立した学問領域として発展させる方針を示しているとされています。今後は被服学科を母体とするファッションデザイン学部(仮称)、人間社会学部心理学科と家政学部児童学科を統合した人間科学部(仮称)、理学部を発展させた理工学部(仮称)の設置が構想されていると報じられています。これらはいずれも設置届出・認可等の手続きを経て正式に決まるものであり、本記事執筆時点(2027年度募集要項)ではまだ実現していません。将来的に志望分野の学部名称がさらに変わる可能性がある大学だという前提で、出願年度ごとに最新の学部・学科構成を確認する習慣を持ってください。
受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる
日本女子大学の受験資格は「全学科共通の学歴・単位要件」と「学科ごとに必須となる外国語検定試験のスコア」の二層構造です。しかも対象は女子に限られます。
全学科共通の学歴・単位要件
| 区分 | 要件 |
|---|---|
| 編入学A | (1)修業年限4年以上の大学に1年以上在学(見込みを含む)し、30単位以上修得している者及び修得見込の者/(2)本学において(1)と同等以上の学力を有すると認めた者 |
| 編入学B | (1)修業年限4年以上の大学に2年以上在学(見込みを含む)し、62単位以上修得している者及び修得見込の者/(2)短期大学卒業者及び卒業見込の者/(3)高等専門学校卒業者及び卒業見込の者/(4)本学において前各号と同等以上の学力を有すると認めた者 |
| 学士入学 | (1)修業年限4年以上の大学を卒業した者及び卒業見込の者/(2)学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者及び授与される見込の者/(3)文部科学大臣の指定した者/(4)本学において前各号と同等以上の学力を有すると認めた者 |
対象は女子に限られますが、日本女子大学は2024年4月入学より、出生時に割り当てられた性別が女性以外で性自認が女性であるトランスジェンダー学生(女性)に出願資格を拡大しています。
また、本学(通学課程)の在学者は転学科・転学部の対象となるため、この編入学・学士入学試験には出願できません。専門学校出身者も出願対象外です。
全学科で外国語(英語等)検定試験のスコアが必須
日本女子大学の大きな特徴は、すべての募集学科で外国語検定試験の証明書提出が出願資格の一部になっていることです。しかも学科によって要求される水準がまったく違います。
| 学部 | 学科 | 編入学に必要な外国語資格 | 学士入学に必要な外国語資格 |
|---|---|---|---|
| 人間社会学部 | 現代社会学科 | ※1・※4いずれか | ※1 |
| 人間社会学部 | 教育学科 | ※2・※4いずれか | ※2・※4いずれか |
| 人間社会学部 | 心理学科 | ※1 | ※1 |
| 国際文化学部 | 国際文化学科 | ※1・※4いずれか | ※1・※4いずれか |
| 理学部 | 数物情報科学科 | ※3 | ※3 |
| 家政学部 | 被服学科 | ※3 | ※3 |
| 食科学部 | 食科学科 | ※2 | ※2 |
※の内容は次のとおりです(英検はCSE2.0のスコアが基準)。
- ※1:英検2級・準1級・1級を受験しCSEスコア1950以上、TEAP225以上、GTEC930以上、ケンブリッジ英語検定140以上、IELTS4.0以上、TOEFL iBT 42以上(2026年1月20日以前の試験)または3.0以上(2026年1月21日以降)、TOEIC L&R/S&W合算1150以上、のいずれかを満たす水準
- ※2:英検準1級・1級を受験しCSEスコア2300以上、TEAP309以上、GTEC1180以上、ケンブリッジ英語検定160以上、IELTS5.5以上、TOEFL iBT 72以上(2026年1月20日以前)または4.0以上(2026年1月21日以降)、TOEIC合算1560以上、のいずれかを満たす水準。※1よりも高い基準です
- ※3:英検・TEAP・GTEC・ケンブリッジ英語検定・IELTS・TOEFL iBT・TOEICのいずれかを受験していればよく、スコアの高低や合格・不合格は問われません。受験実績があることの証明だけで足ります
- ※4:英語以外の外国語検定試験(実用フランス語技能検定3級以上、DELF A1以上、TCF100点以上、独検3級以上、ゲーテA2以上、中国語検定3級以上、HSK4級(195点)以上、TOPIKII 4級以上、ハングル能力検定3級以上のいずれか)でも代替できる
この基準表から、学科によって英語の負荷がまったく違うことがわかります。教育学科と食科学科(食科学部)は※2=英検1級相当の高い基準が求められる一方、数物情報科学科と被服学科は※3=スコア不問(受験実績のみで可)という対照的な設計です。理系・実技系の学科では英語のハードルを下げ、学科試験・小論文で専門性を測る設計になっていると読み取れます。
証明書は出願締切日から遡って2年以内に受験したもの(2024年10月23日以降受験)に限られ、返却はされません。証明書の有効期限を踏まえて、逆算して外部試験を受けておく必要があります。
外国の学校出身者は事前確認が必要
外国の学校(外国大学の日本校を含む)出身者は、出願資格等について事前の確認が必要です。入学要件・卒業要件・履修概要を証明する書類(および日本語または英語の訳文)を、出願締切より前の9月14日(月)必着で入試課へ郵送する必要があります。この期日以降の問い合わせは受け付けられません。
試験科目【編入学A・編入学B】
日本女子大学の学科選考試験は、法政大学のように「2年次向け」「3年次向け」で科目が分かれるのではなく、「編入学」か「学士入学」かで科目セットが分かれる構造です。入学年次(2年次か3年次か)が変わっても、学科が同じなら試験科目は共通です。
| 学科 | 試験科目(午前) | 試験科目(午後) |
|---|---|---|
| 現代社会学科 | 現代社会に関する小論文 | 口述試験 |
| 教育学科 | 教育に関する小論文 | 口述試験 |
| 国際文化学科 | 国際文化に関する小論文 | 口述試験(日本語での実施が基本だが、一部英語で実施の可能性あり) |
| 数物情報科学科 | 数学、物理学の2科目から1科目を選択 | 口述試験 |
| 被服学科 | 被服に関する小論文 | 口述試験 |
| 食科学科 | 食品学、栄養学、調理学の基礎 | 口述試験 |
試験はすべて2026年12月6日(日)の1日のみで実施され、午前中に学科試験(小論文または数物情報科学科のみ数学・物理の選択問題)、午後に口述試験(面接)という2部構成です。辞書・辞典の持込みは全学科で不可、電卓は数物情報科学科で物理学を選択した場合のみ可となっています。
試験科目【学士入学】
学士入学は編入学と対象学科が一部異なり、心理学科は学士入学のみで実施されます。逆に食科学科は学士入学の募集がありません。
| 学科 | 試験科目(午前) | 試験科目(午後) |
|---|---|---|
| 現代社会学科 | 現代社会に関する小論文 | 口述試験 |
| 教育学科 | 教育に関する小論文 | 口述試験 |
| 心理学科 | 心理に関する小論文 | 口述試験 |
| 国際文化学科 | 国際文化に関する小論文 | 口述試験(日本語での実施が基本だが、一部英語で実施の可能性あり) |
| 数物情報科学科 | 数学、物理学の2科目から1科目を選択 | 口述試験 |
| 被服学科 | 被服に関する小論文 | 口述試験 |
編入学と学士入学で小論文のテーマ設定自体は同じ分野ですが、問われる視点が違います。たとえば現代社会学科の場合、編入学は「現代社会学科で研究したいテーマを取り上げて論じる」形式であるのに対し、学士入学は「これまで学んできたことを踏まえて、入学後に研究したいテーマを論じる」形式です。学士入学では既修の学びとの接続がより強く問われると考えられます。
英語は「出願できるかどうかの資格」であって配点科目ではない
日本女子大学の試験構造を理解するうえで、もっとも重要なのがこの点です。募集要項の「12. 合否判定の方法及び成績開示」には、「編入・学士入学試験では各学科で定めた客観式を含む複数の選考方法により試験を実施します」と説明されており、試験当日の科目は小論文(または数学・物理)と口述試験のみです。
一方で外国語検定試験のスコアは、出願書類の一部として提出する「出願資格」という位置づけです。つまり、外部試験のスコアそのものが合否判定の点数として直接加算されるわけではなく、基準を満たしていなければそもそも出願できないという足切りの役割を果たしています。基準さえクリアしていれば、それ以上スコアを積み増しても試験当日の評価には影響しません。
この構造は、外部試験スコアが配点の一部として合否に直接反映される大学(法政大学など)とは異なります。日本女子大学の対策の優先順位は次のようになります。
- まず志望学科が要求する外国語資格の水準(※1〜※4のいずれか)を確認する
- 基準を満たす外部試験スコア・証明書を、出願締切に間に合うように確保する
- 基準を満たした後は、小論文(または数学・物理)と口述試験の対策に時間を集中させる
※3(数物情報科学科・被服学科)に該当する場合は、スコアの高低を気にする必要がないため、外部試験の負荷が実質的に最も軽くなります。逆に※2(教育学科・食科学科)は英検1級相当という高い基準のため、出願資格を満たすこと自体が早期の対策課題になります。
日程・スケジュール【2027年度】
日本女子大学の編入学・学士入学試験は、学科を問わず全国共通の1つの日程で実施されます。
| 項目 | 2027年度 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年10月19日(月)~10月23日(金)【消印有効】 |
| 受験票印刷可能期間 | 2026年11月27日(金)~ |
| 試験日 | 2026年12月6日(日) |
| 合格発表 | 2026年12月11日(金)15:00~ |
| 入学手続期間 | 2026年12月11日(金)15:00~12月18日(金) |
| 前期学費等の納入期限(延納手続時) | 2027年2月4日(木) |
| 入学手続書類郵送期間 | 2027年3月12日(金)~3月24日(水)【消印有効】 |
| 入学検定料 | 35,000円+手数料1,200円=計36,200円 |
出願期間はわずか5日間しかありません。この短い期間内に、Web出願登録・出願書類の郵送(簡易書留速達)・検定料の納入までをすべて完了させる必要があります。外国語検定試験の証明書は出願締切から遡って2年以内のものが必要なので、証明書の取得自体は出願期間よりずっと前に済ませておく必要があります。
特別な配慮を希望する場合の申請期日は2026年9月14日(月)、外国の学校出身者の書類提出期限も同じく9月14日(月)です。出願期間(10月19日〜)よりも1か月以上前に設定されているため、該当する方は早めに動く必要があります。
受験票は郵送されず、UCAROから各自で印刷する方式です。スマートフォン等の画面提示では受験できないため、必ず紙に印刷したものを持参する必要があります。
倍率・難易度|大学公式サイトには編入学単独の実績が公表されていない
ここで正直にお伝えしておきたいことがあります。日本女子大学は一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜については「過年度入試結果」として志願者数・受験者数・合格者数・倍率を大学公式サイトで公開していますが、編入学試験・学士入学試験だけの実績は、この公式ページには含まれていません。公表されている「大学入試状況・結果」の表は一般選抜(個別選抜型・英語外部試験利用型・大学入学共通テスト利用型)、総合型選抜、学校推薦型選抜、外国人入試、社会人入試のみを対象としており、編入学・学士入学の列は存在しないためです。
そのため本記事では、日本女子大学が作成した2022年度の編入学・学士入学試験の入試結果資料(学科別の志願者数・受験者数・合格者数をまとめたもの)をもとに、判明する範囲で編入学単独の実績を紹介します。2022年度は現在の学部再編(建築デザイン学部・食科学部の独立)より前の年度であり、学科名が現在の募集要項と一致しない箇所があります。最新年度の数字ではないため、あくまで「編入学試験がどの程度小さい母数で行われているか」の参考としてご覧ください。
| 学部 | 学科(当時の名称) | 編入学A 志願/受験/合格 | 編入学B 志願/受験/合格 |
|---|---|---|---|
| 家政 | 児童 | 2/2/1 | 0/―/― |
| 家政 | 食物(食専) | 2/2/0 | 1/0/― |
| 家政 | 被服 | 0/―/― | 0/―/― |
| 文 | 日本文 | 1/0/― | 3/2/0 |
| 文 | 英文 | ― | 7/4/2 |
| 文 | 史 | 0/―/― | 0/―/― |
| 人間社会 | 現代社会 | ― | 29/23/2 |
| 人間社会 | 教育 | 3/1/0 | 5/2/1 |
| 理 | 数物情報科 | ― | 1/1/0 |
| 理 | 化学生命科 | ― | 1/0/― |
| 合計 | 8/5/1 | 47/32/5 | |
学士入学は全学科合計で志願1名・受験1名・合格1名(現代社会学科)と、この年度はほぼ実施されていない状態でした。
この数字から読み取れることが2つあります。1つ目は、母数がきわめて小さいことです。2022年度は編入学A・Bを合わせても志願者は全学科合計で55名、合格者は6名でした。1つの学科あたり数名、あるいは0名という規模です。2つ目は、志願者が集まっても合格者が極端に少ない学科があることです。現代社会学科は志願29名・受験23名に対して合格2名、食物(食専)は志願2名・受験2名に対して合格0名でした。募集要項が「若干名」としか書いていない理由が、この実績数値からもうかがえます。
単年度・小さな母数の数字であるため、これをそのまま最新年度の「合格しやすさ」として読むことはできません。出願を検討する際は、必ず入試課に最新の実施状況を問い合わせることをおすすめします。
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学科によって「入れる年次」がそもそも固定されている
法政大学など多くの大学では、出願資格を満たせば志願者が2年次と3年次のどちらで出願するかを選べます。日本女子大学はこの前提が異なります。
2027年度の募集を見ると、教育学科・被服学科・食科学科は2年次のみ、国際文化学科・数物情報科学科・心理学科は3年次のみと、学科ごとに受け入れ年次が固定されています。志願者が「3年次で入りたいから」という理由で教育学科を選ぶ、あるいは「2年次で入りたいから」という理由で国際文化学科を選ぶ、という選択はできません。
唯一の例外が現代社会学科です。編入学B・学士入学は「2年次又は3年次」となっていますが、これも志願者が選ぶのではなく、専門科目等の履修状況により大学が入学年次を決定し、合格発表時に通知する仕組みです。出願段階で「2年次を志望します」と申告する制度ではありません。
したがって、日本女子大学の編入を検討する際にまず行うべきなのは「2年次と3年次、どちらが有利か」を比較することではなく、自分が今持っている単位数・在籍年数で出願できる学科がどれかを絞り込むことです。
学部ごとの「要件」に落とし穴がある
合格後に効いてくる注意点が、募集要項の随所に明記されています。志望学科を決める段階で目を通しておくべきものを整理します。
社会福祉学科志願者は社会福祉士受験資格を取得できない
2027年度は社会福祉学科自体の募集がありませんが、要項には「社会福祉士受験資格を取得することはできません」という注記が過去から一貫して置かれています。福祉系の国家資格取得を目的に日本女子大学の編入を検討する場合は、対象学科と資格要件の対応を必ず確認してください。
教育学科:教員免許状の取得希望者は2年次入学が必須
教育学科志願者のうち、教職の免許状を取得希望する場合は2年次入学に限られます。3年次からの入学では、教員免許状の取得に必要な科目を履修しきれない可能性があるためです。
被服学科:2年次入学者は保育者養成コースに登録できない
これは家政学部児童学科に関する要項の記載ですが、児童学科は現在募集がないため、被服学科・食科学科など募集対象の学科を検討する際も、コース制限の有無を学科ごとに確認する必要があります。
食科学科:資格取得と卒業年限に制約がある
食科学科志願者が食品衛生管理者・監視員の資格を希望する場合、食品衛生管理者・監視員養成施設で修得した単位は、当該資格を修得するための単位には認定されません。また編入学は3年間、学士入学は2年間で卒業できない場合があるとされています(2027年度は学士入学の募集はありません)。
単位認定は学科・出身校により大きく変わる
卒業に必要な総単位数は、学科・入学年次により124単位~129単位です。学科内容・履修方法・時間等が異なる大学・短期大学等からの志願者は、認定できる単位数が少なくなることもあり、3年次入学は2年間で、2年次入学は3年間でそれぞれ卒業できない場合があります。
単位認定と修業年限も確認しておく
編入・学士入学は合格したあとにも確認すべき事項があります。日本女子大学の募集要項には「単位認定」という独立した章があり、区分ごとに一括認定される単位のルールが定められています。
編入学Aで「外国語(英語)」を修得している場合は、本学授業科目「プレゼンテーション・イングリッシュa,b」4単位に一括認定されます(英文学科を除く)。編入学Bで同じく「外国語(英語)」を修得している場合は、「プレゼンテーション・イングリッシュa,b」「アクティヴ・イングリッシュa」6単位に一括認定されます(英文学科を除く)。ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語を修得している場合も、卒業要件単位が必修または選択必修の学科では該当語学4単位に一括認定されます。「情報処理」「身体運動」を修得している場合はそれぞれ2単位に、「教養科目」は編入学Aで6単位、編入学Bで12単位に一括認定されます。学士入学では「基礎科目」が各学科の修得すべき単位数に、「教養科目」が12単位に一括認定されます。
参考値として、前年度に入学時認定されうる単位数の上限は49単位~93単位と学科により幅がありました。認定されない部分は入学後に自分で修得する必要があるため、前籍校でどの科目をどれだけ修得しているかが、編入後の負担に直結します。教育職員免許状の取得を希望する場合、「外国語」「情報処理」「身体運動」の単位認定が個別認定になることがあり、認定される単位数によっては卒業時に免許状が取得できない場合もあります。司書・司書教諭、博物館学芸員、日本語教員の専門科目についても、出身大学等の既修得単位は認定されません。これらの資格取得を目的に編入を検討している場合は、学修支援課へ事前確認することをおすすめします。
入学手続と学寮
合格発表は2026年12月11日(金)15:00からUCARO上で行われ、電話による合否結果の問い合わせには一切応じない方針です。入学手続金の納入方法はクレジットカード、金融機関ATM【Pay-easy】・ネットバンキング、コンビニエンスストア(ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・デイリーヤマザキ・セイコーマート)のいずれかで、コンビニエンスストアは手数料を含め30万円を超える決済ができません。他大学を併願している場合は、UCAROで所定の手続を行うことで入学金を除く前期学費等の納入を延納できます。
キャンパス内には学寮(泉山寮・潜心寮)があり、入寮申請期間は2026年12月11日(金)~12月18日(金)、入寮可否通知は1月下旬予定です。遠方から進学する場合、編入学の合格発表から入学手続と同じタイミングで学寮の申込みも動く必要がある点に留意してください。
過去問はどこで手に入るか
日本女子大学は「入試過去問題活用宣言」に参加していますが、これは一般選抜の入学試験問題に限った制度です。他大学の過去問題・類似問題を一般選抜で使用することがある、という情報公開であり、編入学・学士入学試験の過去問題を大学が公式サイト上でオンライン公開しているわけではありません。
実際、大学が作成した過去の入試結果資料を見ても、児童学科・食物学科・化学生命科学科は「非公表」、英文学科も「非公表(口述試験のみ)」と、学科によっては出題内容そのものが公表されない方針が明記されています。日本語日本文学科・現代社会学科・教育学科・数物情報科学科のように、小論文・数学の問題そのものが資料に掲載されている学科もありますが、これは大学が作成した資料に限られた情報であり、公式サイト上で誰でも閲覧できるものではありません。
以下の過去問テーマの解説は、大学が作成した2022年度の編入学試験問題・学科別の出題方針資料に基づくものです。問題文そのものは掲載できないため、テーマ・形式・大学が公表している評価の観点を中心に整理します。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の状況を大学に確認してください。また2022年度時点の学科構成は、現在(2027年度)の建築デザイン学部・食科学部が独立する前のものである点にご留意ください。
公開されている過去問題資料から読み取れる出題テーマ
現代社会学科|研究テーマを自分で立てて2000字程度で論じる形式
現代社会学科の小論文は、編入学試験・学士入学試験のいずれも受験生自身が現代社会学科で取り組みたい研究テーマを一つ選び、2000字程度で具体的に論じる形式です。編入学試験では「現代社会学科で研究したいテーマ」を、学士入学試験では「これまで学んできたことを踏まえて、入学後に研究したいテーマ」を問う点に違いがあります。
大学は現代社会学科について「社会科学系の学科であり、特に現代社会の諸問題について関心のある人の受験を希望します」「知識よりも論の展開、社会科学的思考が重視される」とコメントしています。あらかじめ決まった正解を再現する試験ではなく、受験生自身の問題関心とその展開力が問われる設計です。事前に「自分は何を研究したいのか」を2000字で書き切れる状態まで言語化しておくことが、最大の対策になります。
教育学科|国際学力調査のデータを踏まえた論述
教育学科の小論文は、教育に関する時事的なデータを題材にした論述形式です。2022年度は、国際的な学力調査の結果を踏まえて日本の子どもたちの学力について論じ、あわせて学力に関する課題への自分の考えを述べる、という構成でした。
大学は教育学科について「教育や人間形成に関する問題関心や理解度及び論文作成能力(論文構成力、論理的展開力、表現力など)を見ることをねらいとしている」とコメントしています。教育時事に関する統計・調査データを日常的に追い、それに対する自分の見解を論理的な文章にまとめる訓練が有効です。PISA調査やTIMSS調査など、教育分野の主要な国際調査の存在は最低限押さえておく必要があります。
国際文化学科|口述試験は英語で行われる可能性がある
国際文化学科は編入学B・学士入学ともに「国際文化に関する小論文」が課されます。特徴的なのは口述試験で、「日本語での実施を基本とするが、一部英語で実施する可能性あり」と要項に明記されています。小論文だけでなく、口述試験でも英語での受け答えに備えておく必要があります。
数物情報科学科|数学は線形代数と微積分の基礎が中心
数物情報科学科は「数学」「物理学」の2科目から1科目を選択する形式です。大学は「本学科は、数学コース、情報コース、物理コースのいずれかが選択できますが、いずれのコースも数学と物理学の基礎の上に成り立っています。したがって、微分積分学や線形代数学の基礎的な範囲か、あるいは、力学や電磁気学の基礎的な範囲の中からの出題となるでしょう」とコメントしています。
実際に大学が作成した2022年度の問題構成を見ると、線形代数(ベクトルの一次独立・一次従属の判定、行列の固有値と対角化)、微分積分(極限値の計算、定積分の計算)という構成でした。大学1年次で学ぶ標準的な微分積分学・線形代数学の教科書レベルの内容を、記述式で解けるように仕上げておくのが対策の基本になります。
被服学科|基本的・一般的な内容から出題
被服学科の小論文は、大学のコメントによれば「被服学に関する基本的あるいは一般的な内容のテーマを出題します」とされています。専門的に踏み込んだ知識よりも、被服・ファッションに関する一般的な関心と、それを論理的な文章にまとめる力が問われる設計です。
食科学科|食品学・栄養学・調理学の基礎知識
食科学科は小論文ではなく「食品学、栄養学、調理学の基礎」という学科試験形式です。3分野にまたがる基礎知識が問われるため、いずれか1分野だけを深めるのではなく、3分野をバランスよく基礎から押さえておく必要があります。
(参考)非公表・出題が公表されていない学科
2027年度は募集がありませんが、過去の資料では児童学科・食物学科(当時)・化学生命科学科の学科試験は「非公表」、英文学科は「非公表(口述試験のみ)」とされています。これらの分野に近い学科を将来的に志望する場合、出題内容の公表方針自体が学科によって異なる点を踏まえ、口述試験(面接)でのコミュニケーション力を重視した対策も並行して進めておくとよいでしょう。なお英文学科について大学は「筆記試験では、語彙・文法に関する基本的な理解を前提に、英文読解力と英語による表現力を問う問題が出題されます。面接試験中に行われる英語口述試験では、発音やアクセントの正確さを含むオーラルコミュニケーションの力が試されます」とコメントしています。
過去問から導ける学習の順番
ここまでの情報をまとめると、日本女子大学の編入対策は次の順番で進めるのが合理的です。
- 志望学科が2027年度に募集を実施しているかを、最新の募集要項でまず確認する
- 志望学科が要求する外国語資格の水準(※1〜※4)を確認し、出願締切に間に合うようスコア・証明書を準備する
- 小論文系の学科(現代社会・教育・国際文化・被服)は、自分の研究関心やテーマを2000字前後でまとめる練習を早期から始める
- 数物情報科学科は、大学1年次レベルの微分積分学・線形代数学を記述式で解けるところまで仕上げる
- 食科学科は食品学・栄養学・調理学の3分野を基礎から満遍なく復習する
- 口述試験(面接)は全学科共通で午後に実施されるため、小論文・学科試験の内容を自分の言葉で説明できるように準備する
本節で扱った出題テーマ・評価の観点は、いずれも日本女子大学が作成した2022年度の編入学試験問題・学科別コメント資料に基づいています。出題内容・出題方針は年度によって変わるため、必ず最新の情報をご自身で確認してください。
学部別に、何から手をつけるべきか
現代社会学科を志望する場合
まず着手すべきは、2000字の小論文を書き切るための「研究テーマ」を自分の中に持つことです。現代社会に関する幅広い関心の中から、自分が現代社会学科で何を研究したいのかを具体化し、それを論理的な構成で展開する練習を重ねてください。外国語資格は※1・※4のいずれかで、フランス語検定などでも代替できるため、英語が苦手な場合は選択肢があります。
教育学科を志望する場合
教育に関する統計・データを日頃から追う習慣をつけてください。国際学力調査のような大規模データを題材にした出題があったため、教育政策や学力に関する報道・白書には目を通しておくとよいでしょう。外国語資格は※2(英検1級相当)と基準が高いため、早期のスコア対策が必須です。教員免許状の取得を希望する場合は2年次入学が条件になる点も忘れずに確認してください。
国際文化学科を志望する場合
国際文化学科は3年次のみの実施で、学士の学位(見込みを含む)が実質的に前提となる資格構造です。小論文に加えて、口述試験が英語で行われる可能性があるため、英語での質疑応答にも備えておく必要があります。
数物情報科学科を志望する場合
試験科目は数学または物理学のいずれか1科目選択で、大学は微分積分学・線形代数学、あるいは力学・電磁気学の基礎的な範囲からの出題になるとコメントしています。大学1、2年次レベルの標準的な教科書を1冊仕上げ、記述式で解答を書く練習を積んでください。外国語資格は※3(スコア不問)のため、英語よりも数学・物理の実力そのものに時間を割ける学科です。
被服学科・食科学科を志望する場合
被服学科は「基本的あるいは一般的な内容」という大学のコメントどおり、専門を深追いするより被服・ファッションに関する幅広い関心を土台にした小論文対策が有効です。外国語資格は※3でスコア不問のため、英語の負荷は軽くなります。食科学科は食品学・栄養学・調理学の3分野の基礎知識が問われる学科試験形式のため、栄養士養成課程などで使用する基礎的な教科書を分野ごとに復習しておくことをおすすめします。ただし外国語資格は※2(英検1級相当)と高いため、早めの対策が必要です。
心理学科を志望する場合(学士入学のみ)
心理学科は2027年度、編入学A・編入学Bの募集がなく、学士入学のみの実施です。つまりすでに学士の学位を持っている、または取得見込みであることが前提になります。試験科目は「心理に関する小論文」と口述試験で、外国語資格は※1(英検準1級相当・CSEスコア1950以上等)です。心理学を体系的に学び直したいという動機を、小論文の中でどう具体化するかが鍵になります。学士入学のため、前籍の大学でどのような学びをしてきたかとの接続も意識して準備してください。
併願をどう組むか
日本女子大学の編入・学士入学試験は2026年12月6日の1日だけで実施されます。他大学との併願を考える場合、この日程と重ならない大学を選ぶ必要があります。
日本女子大学は外国語検定試験のスコアが「出願資格」という位置づけであるため、基準を満たすスコアを1つ用意できれば、それをそのまま他大学の出願にも使い回せる可能性があります。特に数物情報科学科・被服学科(※3・スコア不問)を検討している場合、英語のスコアメイクにかける時間を、他大学の対策や併願校の小論文対策に振り向けやすくなります。
関東圏で3年次編入を実施している私立大学については、関東の有名私立大学で3年次編入できる大学一覧!【文系編】で整理しています。ただし日本女子大学は女子大学のため、共学・男子大学と単純に同列の併願先にはできない点に注意してください。国立・私立を問わず他の女子大学(お茶の水女子大学・奈良女子大学など)を併願候補に含める場合は、各大学の試験日程・出題科目を個別に確認してください。
試験構造の面でも、日本女子大学は他大学と組み合わせやすい特徴を持っています。多くの大学が複数回にわたる筆記試験や、学部ごとに異なる複数日程の試験を課すのに対し、日本女子大学は全学科が同一日(12月6日)に、午前の学科試験・午後の口述試験という共通フォーマットで実施されます。日程がシンプルな分、併願校のスケジュールを組む際は「12月6日を避けて他大学の試験日を配置する」という一点さえ押さえれば調整しやすくなります。一方で、この1日を逃す・体調を崩すなどのリスクがそのまま1年分の機会損失に直結するため、当日までの体調管理も対策の一部として計画に組み込んでください。
よくある質問
日本女子大学の編入は難しいですか。
学科によって大きく異なります。大学が作成した2022年度の資料では、編入学Bの現代社会学科が受験23名に対して合格2名、被服学科(当時の家政学部)は志願者自体が0名という年もありました。募集人員が「若干名」としか公表されておらず、学科ごとの母数も数名〜数十名と小さいため、「日本女子大学の編入」を一律の難易度で語ることはできません。なお公式サイト上には編入学単独の最新の倍率は公表されていません。
日本女子大学の編入の倍率はどれくらいですか。
大学公式サイトの「過年度入試結果」には、編入学・学士入学試験だけの志願者数・受験者数・合格者数は掲載されていません。大学が作成した2022年度の資料では、編入学Aが合計志願8名・受験5名・合格1名、編入学Bが合計志願47名・受験32名・合格5名でした。この数字は現在の学部再編前のものであり、最新の実績ではない点にご注意ください。
2年次と3年次、どちらで編入できますか。
学科ごとに入学年次があらかじめ固定されています。2027年度は教育学科・被服学科・食科学科が2年次のみ、国際文化学科・数物情報科学科・心理学科が3年次のみです。現代社会学科だけは編入学B・学士入学で「2年次又は3年次」とされていますが、これは大学が単位認定の状況を見て決定するもので、志願者が選ぶ制度ではありません。
英語の勉強はどれくらい必要ですか。
志望学科によります。すべての学科で外国語検定試験のスコア・証明書提出が出願資格になっていますが、水準は学科ごとに違います。教育学科・食科学科は英検1級相当(CSEスコア2300以上等)の高い基準が必要な一方、数物情報科学科・被服学科・日本語日本文学科はスコアの高低を問わず受験実績があれば足ります。また、この外部試験は出願資格であり、当日の学科試験・口述試験の得点に直接加算されるものではありません。
経済学部に編入できますか。
2027年度の募集要項では、経済学部経済学科の編入学A・編入学B・学士入学はいずれも実施されていません。経済学部は家政学部家政経済学科を母体として2027年度に新設された学部で、編入・学士入学の受け入れ体制がまだ整っていないと考えられます。最新の募集状況は必ず大学公式サイトで確認してください。
男性でも日本女子大学に編入できますか。
編入学・学士入学試験の対象は女子に限られます。ただし日本女子大学は2024年4月入学より、出生時に割り当てられた性別が女性以外で性自認が女性であるトランスジェンダー学生(女性)に出願資格を拡大しています。詳細は大学公式サイトの案内を確認してください。
過去問はどこで手に入りますか。
大学が公式サイト上でオンライン公開している編入学・学士入学試験の過去問題はありません。「入試過去問題活用宣言」も一般選抜のみが対象です。大学が作成した過去の資料でも、児童学科・食物学科・化学生命科学科・英文学科は出題内容が「非公表」とされています。過去問の入手経路が限られる大学であることを踏まえ、募集要項に明記されている試験科目・大学からのコメントを手がかりに対策を組み立てる必要があります。
編入学Aと編入学Bの違いは何ですか。
編入学Aは4年制大学に1年以上在学し30単位以上を修得(見込みを含む)していれば出願でき、2年次への入学が対象です。編入学Bは4年制大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込みを含む)しているほか、短期大学卒業者・高等専門学校卒業者も対象になり、学科によって2年次または3年次への入学になります。2027年度に編入学Aで募集しているのは現代社会学科・教育学科・被服学科・食科学科の4学科のみです。
短期大学卒業でも日本女子大学に編入できますか。
編入学Bの出願資格に短期大学卒業者(卒業見込みを含む)が含まれています。ただし2027年度に編入学Bで募集しているのは現代社会学科・教育学科・国際文化学科・数物情報科学科・被服学科・食科学科の6学科に限られるため、志望分野がこれらに含まれているかを先に確認してください。
出願はいつからですか。
2027年度は出願期間が2026年10月19日(月)~10月23日(金)、試験日が2026年12月6日(日)です。出願期間は5日間と短いため、外国語検定試験のスコア・証明書は出願期間よりも前、遅くとも夏の時点で確保しておく必要があります。
検定料はいくらですか。
入学検定料は35,000円に手数料1,200円を加えた計36,200円です。納入済みの検定料は、出願書類を提出しなかった場合や出願が受理されなかった場合を除き返金されません。検定料納入後は志望情報・個人情報の登録内容を変更できないため、Web出願登録の内容は納入前に十分確認する必要があります。
遠方から進学する場合、学生寮はありますか。
目白キャンパス内に学寮(泉山寮・潜心寮)があります。入寮申請期間は合格発表と同じ2026年12月11日(金)~12月18日(金)で、入寮可否通知は1月下旬を予定しています。遠方から編入学を検討している場合は、合格発表後すぐに入寮手続きを進められるよう、事前に学寮の設備・費用を確認しておくとよいでしょう。
まとめ
日本女子大学の編入学試験について、募集要項と大学作成の資料から確認できることを整理します。
まず、2027年度に実際に募集があるのは16学科・専攻のうち7学科だけです。家政学部を母体に建築デザイン学部(2024年度)・食科学部(2025年度)・経済学部(2027年度)が相次いで独立する再編の途上にあり、募集学科・学部名は年度によって大きく変わります。志望分野が今年度の募集対象に含まれているかを、最初に確認してください。
次に、外国語検定試験のスコアはすべての学科で出願資格として必須ですが、水準は学科ごとに大きく異なり、当日の試験得点に直接加算される配点科目ではありません。基準を満たすスコアを早期に確保し、残りの時間を小論文・学科試験・口述試験に充てるのが合理的な順序です。
そして、日本女子大学は編入学試験だけの志願・受験・合格者数を公式サイト上で公表していません。大学が作成した2022年度の資料からは、母数が数名〜数十名ときわめて小さい試験であることがうかがえますが、学部再編前の情報である点には注意が必要です。
最後に、過去問題も公式サイトでは公開されておらず、学科によっては大学自身が「非公表」と明言しています。募集要項に記載された試験科目と、大学が公表しているコメントを手がかりに、志望学科に合わせた対策を組み立ててください。
本記事の数値は日本女子大学が公表する2027年度編入学・学士入学試験募集要項、および大学が作成した2022年度の入試結果・学科別コメント資料に基づいています。制度・日程・募集学科・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず日本女子大学が公表する最新の入学試験要項をご確認ください。
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