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日本赤十字看護大学大学院看護学研究科「冬入試」の傾向と対策|12月入試・2月入試を徹底比較

日本赤十字看護大学大学院看護学研究科の冬入試には、2027年度は12月入試と2月入試の日程が示されています。12月入試は2026年11月20日から11月27日が出願期間、12月19日が試験日です。2月入試は2027年1月29日から2月5日が出願期間、2月24日が試験日です。どちらも希望領域の教員との事前相談が必要であり、日程だけでなく実施状況と募集領域を確認しなければなりません。
最も重要な注意点は、8月入試で定員に達した場合、12月以降の入試を実施しないことがあることです。公式ページに試験日が載っていても、受験機会が確定したとは限りません。とくに2月入試は、8月と12月の選抜後の募集状況に左右され、合格発表から4月入学までの準備期間も短くなります。一方、12月入試は早く進学先を決め、勤務調整や入学前学習に時間を使いやすいのが特徴です。
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この記事では、2026年8月25日時点の公式情報と、両入試の既存記事で検証済みの事実を統合しました。12月入試と2月入試の日程・入学までの時間を比較し、どちらを選ぶかの判断軸、両方に出願する場合の準備、出願資格、事前相談、看護専門科目・英語・面接・書類の対策まで順に解説します。2027年度の個別募集要項が未公開の事項は前年度参考と明記し、未確認の数字や条件は断定しません。手続には必ず志望回の最新要項を使ってください。
冬入試は準備期間が短くなりやすい一方、臨床で抱いた疑問を研究課題へ育て、志望領域とのつながりを具体的に説明できれば、準備の方向は明確になります。日程だけを追うのではなく、「大学院で何を明らかにし、その成果を看護実践へどう返すのか」を中心に、筆記・書類・面接を一つのストーリーとして整えていきましょう。
日本赤十字看護大学看護学研究科の冬入試とは
12月入試と2月入試が設けられている意味
日本赤十字看護大学大学院の修士課程看護学専攻では、2027年度について8月、12月、2月の入試日程が示されています。12月と2月の冬入試は、夏の段階では研究テーマや進学の意思が固まっていなかった人、仕事や実習との調整に時間が必要だった人にとって、翌春入学を目指す選択肢です。ただし、8月入試で定員に達すると12月以降を実施しないことがあります。したがって、両方の受験機会が毎年保証されるわけではありません。
12月入試を「残った枠を争うだけの入試」と理解するのも適切ではありません。大学院入試では、研究指導を受けたい領域との適合、研究を遂行する基礎力、学修を継続できる見通しが問われます。2026年度要項に示されたアドミッション・ポリシーでは、実践で得た体験を大切にして看護学を探究する姿勢、人道への共感、他者の意見に耳を傾ける主体性、論理的に課題を探究する基礎力が重視されていました。これらは入試回が変わっても準備の中心となる観点です。
臨床経験のある受験生なら、日常業務で感じた違和感をそのまま志望理由にするのではなく、誰にどのような問題が生じ、既存の知見では何が十分に説明されていないのかを整理します。学部から進学する受験生なら、卒業研究や実習で得た関心を先行研究へ接続し、大学院で深める必然性を説明します。経験の長さより、経験を研究可能な問いへ変換できるかが重要です。
冬入試が向いている人
冬入試が向いているのは、志望領域と研究テーマがある程度絞れており、事前相談、研究計画の修正、過去問分析を進められる人です。働きながら受験する看護職者は、勤務表や夜勤を考慮して準備日を確保します。2月入試なら学習期間を長く取れますが、事前相談や証明書の準備まで2月へ先送りするのは適切ではありません。
- 夏入試後に研究テーマを具体化できた人
- 臨床上の課題と希望専門領域の研究を結び付けられる人
- 秋までに事前相談を終え、書類を修正できる人
- 看護専門科目と一部英語を含む共通問題に計画的に備えられる人
- 面接で研究の意義、方法、修学計画を一貫して説明できる人
反対に、「後の入試ならまだ時間があるから」という理由だけで選ぶと準備が散漫になります。冬入試では、志望先の決定、教員との事前相談、書類作成、筆記対策を並行する必要があるからです。最初に行うべきことは、希望領域と研究課題の仮決定です。
受験を決める際は、進学によって解決したい課題と、修士課程で得たい能力も分けて考えます。たとえば、臨床で行われている支援の効果を検討したいのか、患者や家族の経験を丁寧に記述したいのか、組織の教育や管理の仕組みを改善したいのかで、適する領域と研究方法は異なります。目的が曖昧なまま領域名だけで選ぶと、事前相談で研究の焦点が定まらず、筆記と面接の対策も散らばります。
一方、研究課題を最初から完成させる必要はありません。仮説や方法が未熟でも、現時点で分かること、まだ分からないこと、相談して確かめたいことを区別できれば、事前相談を有効に使えます。完成度よりも、根拠をもって問いを修正できる姿勢が大学院準備では大切です。
看護学専攻で学ぶ目的を言語化する
受験準備の出発点は、資格や肩書だけでなく、看護学専攻で学ぶ目的を一文で言える状態にすることです。「専門性を高めたい」だけでは対象も課題も不明確です。「慢性疾患を抱える患者のセルフマネジメント支援について、特定の場面で生じる困難を明らかにしたい」のように、対象、場面、課題、目指す成果を置くと、調べる文献と相談すべき領域が見えてきます。
日本赤十字看護大学が掲げる人道の理念との接点も、表面的な賛同で終わらせてはいけません。対象者の尊厳や権利をどう守るのか、災害や地域、臨床における脆弱性をどう捉えるのかを、自分の研究課題の中で具体化します。理念、研究テーマ、将来像がつながれば、志望理由書と面接の回答に一貫性が生まれます。
2027年度12月入試・2月入試の日程比較
出願から入学までを比べる
2027年度修士課程看護学専攻の12月入試と2月入試について、公式サイトで確認できる日程を並べると次の通りです。どちらも出願期間は8日間で、最終日の消印有効です。入学までの準備期間は公式な区分名ではなく、4月入学を前提にした実務上の比較です。
| 比較項目 | 12月入試 | 2月入試 |
|---|---|---|
| 出願期間 | 2026年11月20日〜11月27日 | 2027年1月29日〜2月5日 |
| 試験日 | 2026年12月19日 | 2027年2月24日 |
| 合格発表日 | 2026年12月24日 | 2027年2月25日 |
| 入学手続期間 | 2026年12月25日〜2027年1月6日 | 2027年2月26日〜3月5日 |
| 入学までの準備期間 | 合格発表から4月まで約3か月 | 合格発表から4月まで約1か月 |
両入試とも出願期間は短く、開始後に証明書を集めるのは危険です。卒業証明書や成績証明書などは、発行日数と有効期間の条件を志望回の個別募集要項で確認します。12月入試は入学までに勤務や学費を調整しやすい一方、2月入試は合格翌日から手続きが始まるため、受験前から入学後の生活を調整しておく必要があります。
日程掲載と実施確定は同じではない
2027年度の公式入試概要には、8月入試で定員に達した場合、12月以降の入試を実施しないことがあると記載されています。つまり、12月19日と2月24日の試験日が掲載されていても、実際の募集有無と募集領域は別に確認する必要があります。
この条件は、12月入試の不合格後に2月入試へ再挑戦する計画にも影響します。2月の日程があっても、12月入試後の募集領域や受入状況は未確定です。実施されない場合や希望領域が募集されない場合に備え、研究テーマを生かせる他大学院も検討します。「日程あり」と「希望領域の募集確定」は別です。
2027年度確定情報と前年度参考情報を分ける
2026年8月25日時点では、公式ページに2027年度8月入試の募集要項は掲載されていますが、12月入試の個別募集要項はまだ掲載されていません。そのため、募集領域、各領域の募集人員、検定料、提出書類、当日の時間割については、前年と同じだと断定できません。
参考として、2026年度12月入試では、看護学専攻の募集人員は各領域若干名、看護専門科目は午前に80分、面接は午後に行われ、検定料は通常40,000円でした。しかし、これらはあくまで前年度情報です。2027年度にそのまま適用されるとは限らないため、学習計画の参考には使っても、出願手続の根拠には使わないでください。
確認作業は、大学院トップページだけでなく、修士課程入試概要、大学院のお知らせ、学生募集要項PDFの三層で行います。更新日も確認し、保存した古いPDFを誤って使わないようにします。出願の最終判断は志望する入試回の要項公開後に行いましょう。
公式情報を見落とさない管理方法
募集情報は一度確認して終わりではありません。受験生向けのお知らせには、要項公開、出願期間、合格発表などが別の記事として掲載されることがあります。週に一度確認する曜日を決め、ページの更新日と確認日を自分の管理表へ記録すると、古い情報との混同を防げます。ブックマークは大学院の入口だけでなく、修士課程入試概要と大学院のお知らせ一覧にも設定します。
問い合わせが必要な場合は、公式サイトに答えがないかを先に確認し、氏名、志望課程・専攻、希望する入試回、質問事項を簡潔にまとめます。「受験できますか」だけでなく、自分がどの出願資格に該当しそうか、何を確認したいかを示すと行き違いが減ります。回答を得たら日付と内容を記録し、最新版の要項が公開された時点で再確認してください。
大学からの個別回答より後に要項が更新された場合は、最新の公表資料を優先して確認します。不明点を放置しないことと、非公式な口コミだけで判断しないことが、出願事故を防ぐ基本です。
出願資格・募集領域・事前相談の確認ポイント
主な出願資格と個別入学資格審査
2027年度の公式概要によると、修士課程看護学専攻の主な出願資格には、大学を卒業した者、大学改革支援・学位授与機構から学士を授与された者、外国で16年の学校教育課程を修了した者、文部科学大臣の指定した者などが含まれます。看護系大学の卒業だけが条件ではなく、公式FAQでは、看護系以外の大学出身でも学士を取得していれば出願資格に該当すると説明されています。
一方、看護系短期大学や専修学校を卒業し、学士を持たない看護職者には個別入学資格審査の仕組みがあります。公式案内では、看護師資格を持ち、看護職として5年以上の実務経験がある方などが対象となり得ます。前年度要項には、保健師・助産師資格、一定の看護教員養成課程修了、認定看護師・認定看護管理者資格などによる審査免除条件も示されていました。学歴だけで自己判断せず、該当区分と申請期限を大学へ確認してください。
| 経歴の例 | 確認の方向 | 必要な行動 |
|---|---|---|
| 4年制大学卒業・卒業見込み | 通常の出願資格 | 最新要項で証明書類を確認 |
| 看護系以外の大学卒業 | 学士があれば対象になり得る | 研究領域との適合を事前相談 |
| 看護専門学校・短大卒 | 個別入学資格審査の可能性 | 実務経験等と申請期限を確認 |
| 外国の教育課程修了 | 該当条項を個別確認 | 翻訳・証明方法を早期確認 |
募集領域は毎回同じとは限らない
看護学専攻には複数の専門領域がありますが、12月入試で全領域が必ず募集されるとは限りません。2026年度12月入試では、基礎看護学、がん看護学、小児看護学、成人看護学の慢性看護学とクリティカルケア看護学、老年看護学、精神保健看護学、看護管理学、国際・災害看護学が募集対象でした。これは前年の実績であり、2027年度の募集領域は新しい案内で確認する必要があります。
希望する教員が在籍しているだけで、その入試回に受入れがあるとは限りません。教員の研究テーマ、自分の課題との適合、募集領域、指導体制を順番に確認します。第2志望領域制度を使う場合も、単に合格可能性を広げる目的ではなく、どちらの領域でも研究計画を発展させられる理由が必要です。領域名ではなく、研究課題と指導可能性を基準に志望先を選びます。
事前相談で準備するもの
日本赤十字看護大学大学院では、出願前に希望専門領域の教員との事前相談が必要です。第2志望領域を設定するなら、第1志望と第2志望の双方で相談します。事前相談は合格を約束してもらう場ではなく、研究テーマと指導領域の適合、入学後に実行できる研究か、準備上の課題は何かを確認する場です。
- 臨床や学修で生じた問題意識を200〜300字程度で整理する
- 研究対象、明らかにしたいこと、想定する方法を仮置きする
- 関連する先行研究を複数読み、既に分かっていることをまとめる
- 教員の研究業績を読み、相談したい理由を具体化する
- 修学時間、勤務調整、研究フィールドの確保について質問を用意する
相談メールでは、所属、氏名、志望する入試回、研究関心、相談希望を簡潔に示します。長い研究計画をメール本文へ貼るより、大学の案内に従って必要資料を整える方が適切です。面談後は指摘を記録し、研究目的と方法を修正します。事前相談で受けた助言を反映できるかも、準備の質を左右します。
第2志望領域を設定する考え方
第2志望領域制度は、一回の受験で二つの領域へ出願できる仕組みですが、無関係な領域を保険として選ぶ制度ではありません。研究対象や問題意識が両領域とどう接続するかを説明し、どちらに進んでも研究目的を失わない計画にします。たとえば、臨床上の患者支援を主に考える場合と、その支援を組織的に実装する看護管理の観点では、同じ問題意識でも研究の焦点が変わります。
第1志望と第2志望では、指導を受けたい理由をそれぞれ具体化します。担当教員の業績を読んだうえで、研究対象、理論的枠組み、方法論のどこに接点があるかを整理してください。第2志望にも独立した志望理由と事前相談が必要です。願書へ二つの領域名を書くだけで準備が済むわけではありません。
2027年度の試験科目|共通問題・英語・面接
2027年度公式概要で確認できる科目
2027年度の修士課程看護学専攻では、看護専門科目の共通問題と面接が公式概要に示されています。共通問題には一部英語が含まれ、出題文は英語、設問と解答は日本語という形式です。面接には専門領域に関する口頭試問が含まれます。筆記だけ、面接だけで評価されるのではなく、看護学の知識、資料を読み取る力、研究関心、説明力を総合的に準備する必要があります。
紙の英和辞典1冊は持ち込みが認められていますが、電子辞書、和英辞典、医学用語辞典、看護用語辞典は不可です。辞書を持ち込めるから英語対策が不要になるわけではありません。試験中に単語を一つずつ引いていては、文章全体の論旨を把握し、日本語で設問へ答える時間が不足します。辞書は未知語の確認に限定し、英文の構造と要点は自力で捉える練習が必要です。
2027年度から選択問題は廃止
2026年度の12月入試と2月入試では、看護専門科目は共通問題と第1志望領域の選択問題で構成され、筆記は80分でした。しかし、大学は2027年度選抜から選択問題を廃止し、専門領域に関する口頭試問を面接に含めると公表しています。前年度の選択問題をそのまま本番形式と考えないでください。
| 評価要素 | 2027年度の扱い | 準備の中心 |
|---|---|---|
| 共通問題 | 看護専門科目として実施 | 基礎概念、研究、倫理、論理的読解 |
| 一部英語 | 英文出題、設問と解答は日本語 | 看護・保健分野の英文読解 |
| 専門領域別選択問題 | 2027年度から廃止 | 旧過去問は知識確認用に活用 |
| 面接・口頭試問 | 専門領域の口頭試問を含む | 研究計画、領域知識、修学見通し |
| 書類 | 詳細は各回の最新要項で確認 | 経歴、研究目的、計画の整合性 |
前年度要項では、学力検査、面接、書類審査等を総合して選抜するとされていました。したがって、筆記の手応えだけで合否を予測することはできません。研究計画で書いた目的と、面接で話す内容が食い違えば、準備不足と受け取られる可能性があります。すべての評価資料で同じ研究課題と将来像を説明できる状態を目指します。
倍率をどう読むか
公式の入試結果によると、2026年度の修士課程看護学専攻12月入試は志願者8名、受験者8名、合格者6名でした。この一回だけを単純計算すると競争の規模は把握できますが、翌年度の合格しやすさを保証する数字ではありません。募集領域、受入可能人数、志願者の研究適合性が変わるからです。
専攻全体では、2025年度が志願者36名・合格者25名、2024年度が志願者42名・合格者30名、2023年度が志願者44名・合格者29名でした。これらは複数の入試回を合計した数字であり、12月入試だけの難易度と混同できません。倍率は「何人に一人」という安心材料より、合格基準を満たさない受験生は定員に関係なく不合格になり得るという前提で読みます。
少人数の入試では一人の増減で倍率が大きく動くため、倍率より適合性と完成度を優先します。過去の数字を見て出願をためらうより、希望領域で研究指導を受ける妥当性、筆記への対応力、修学の現実性を高める方が再現性のある対策です。
総合判定を意識した自己点検
総合判定への対策では、評価要素ごとに強みと弱みを一覧にします。臨床経験が豊富でも研究方法の説明が弱い、筆記知識は十分でも志望教員との接点が曖昧、研究計画は整っていても修学時間の見通しがない、といった偏りを見つけます。一つの強みで他の不足を埋められると考えず、最低限必要な水準を各要素で満たすことを優先します。
模擬面接では、研究計画に書かれていない経歴や価値観についても質問してもらいます。筆記答案では、結論が研究計画の問題意識と矛盾していないかを確認します。書類の誤字脱字だけでなく、用語の定義、対象者の表現、倫理への配慮も点検してください。筆記・面接・書類を別科目として扱わず、一人の志願者像として整えることが重要です。
アドミッション・ポリシーを回答へ反映する
前年度要項のアドミッション・ポリシーには、看護実践で得た体験を大切にして看護学を探究すること、人道の理念に共感して人々の尊厳を守ること、自分の意見を持ちながら他者の意見へ柔軟に耳を傾けること、論理的に課題を探究する基礎力が示されていました。これらの言葉を面接でそのまま復唱するのではなく、自分の経験と行動で説明します。
たとえば、主体性を示すなら「主体性があります」と言うだけでなく、臨床上の課題に気付き、文献を調べ、関係者の意見を聞き、実践を見直した過程を話します。柔軟性を示すなら、自分の当初の考えが他者の指摘やデータによってどう変わったかを説明します。人道への共感も、抽象的な理念ではなく、研究対象者の尊厳、同意、負担、公平性をどう守るかへ落とし込みます。
大学が求める人物像と自分の経験を、具体的な行動の事実で結び付けることが大切です。誇張した成功談を作る必要はありません。困難や失敗を振り返り、そこから何を学び、大学院でどの能力を伸ばしたいかを説明できれば、進学目的の現実味が増します。
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12月入試と2月入試のどちらを受けるべきか
一般の入試回を比較する
2027年度には、修士課程について8月、12月、2月の入試日程が示されています。基本的にはいずれも翌春入学を目指す機会ですが、募集の確実性と準備時間が異なります。8月入試は最も早く、12月入試は秋まで準備を延ばせます。2月入試はさらに遅い一方、8月で定員に達すると12月以降が実施されない可能性があります。
| 入試回 | 2027年度試験日 | 特徴 | 主な注意 |
|---|---|---|---|
| 8月入試 | 2026年8月20日 | 早期に進学先を確定しやすい | 春から事前相談と書類準備が必要 |
| 12月入試 | 2026年12月19日 | 秋まで研究計画と筆記を磨ける | 定員充足で実施されない可能性 |
| 2月入試 | 2027年2月24日 | 最終盤の受験機会になり得る | 募集状況と入学準備期間が限られる |
どの回が「簡単」かを日程だけで決めることはできません。早い回ほど募集枠が多いとは公式情報だけでは断定できず、遅い回ほど競争が弱いとも限りません。希望領域の募集、指導可能性、自分の研究計画の完成度を合わせて選びます。大学院入試全体の日程感は、大学院入試の日程一覧と夏・冬入試の考え方も参考にしてください。
卒業生大学院特別選考・赤十字特別選考
看護学専攻では、本学卒業生を対象とする卒業生大学院特別選考と、赤十字施設で勤務する看護職者を対象とする赤十字特別選考が案内されています。一般の12月入試とは対象者や要項の入手方法が異なり、詳細は入試係への問い合わせが必要です。該当しそうな場合は、一般入試の準備を進めながら、どの選考区分を利用できるか確認しましょう。
特別選考という名称から、準備が少なくてよいと考えるのは避けます。大学院で行いたい研究、専門領域との適合、修学可能性を示す必要性は変わりません。勤務先の推薦や在職関係の手続が必要になる場合もあるため、自分だけで準備を完結できない点にも注意します。利用資格と提出物を早く確認し、所属施設へ相談する時間を確保してください。
12月入試は早期決着と入学準備を重視する人向け
12月入試の強みは、年内に合格結果が分かり、4月入学まで約3か月を確保できることです。勤務先との調整、学費の準備、統計や英語の学び直しを進めやすくなります。秋までに事前相談を済ませ、研究計画と共通問題の準備が一定水準に達しているなら、2月まで待たず12月に出願する意義があります。
- 研究テーマが志望教員の指導範囲に入っているか
- 事前相談を出願前に完了できるか
- 過去問を入手し、共通問題と領域別問題を分析できるか
- 勤務調整を行い、試験日と入学後の学修時間を確保できるか
- 実施されない場合の代替案を準備しているか
これらに答えられるなら、12月入試は単なる先延ばしではなく、準備の質を高めて臨む機会になります。答えが曖昧な場合は、受験回を決める前に事前相談と情報収集を優先してください。
2月入試は学習期間を長く取りたい人向け
2月入試は、12月入試より約2か月多く準備できます。研究計画の論理、看護学の基礎、英文読解、口頭試問を見直す余地があり、秋に進学を決めた人には現実的な選択肢です。ただし、8月や12月の選抜後の定員充足、希望領域の募集有無を考慮する必要があります。2月は準備時間が増える一方、実施の不確実性も高まります。
合格発表は2月25日、手続期間は2月26日から3月5日です。合格後に初めて勤務先や家族と調整を始めると、4月入学に間に合わないおそれがあります。通学、シフト、夜勤、学費、研究時間は受験前に話し合ってください。
12月入試と2月入試の両方を受ける戦略
両方への出願を考えるなら、まず12月入試に照準を合わせ、事前相談、共通問題、英語、研究計画、口頭試問を一通り完成させます。12月の結果が不合格であり、2月入試の実施と希望領域の募集が確認できたら、最新の2月要項に従って再度出願することを検討します。検証済み資料には、12月不合格者の2月出願を禁止する記載は確認できません。ただし、無条件の再挑戦を保証する情報でもありません。実際の可否は2月要項と入試係で確認します。
出願書類は、内容の核を活用できても、提出済み書類が自動的に2月入試へ引き継がれるとは考えないでください。2027年度の両回の詳細書類は調査時点で未公開です。証明書の発行日、様式の年度・入試回、写真、検定料、郵送方法を2月要項で改めて確認し、必要書類を再提出する前提で準備します。前回の様式を日付だけ書き換えて使うのは避けましょう。
再挑戦では、12月の時間配分、答案で詰まった概念、口頭試問で説明できなかった点を受験直後に記録します。不合格理由は推測で決めつけず、研究計画の一貫性、志望領域との適合、共通問題の基礎、英文読解、面接の説明力を順に点検します。希望領域や研究計画を大きく変えるなら、事前相談をやり直す必要がないかも確認してください。
他大学院を併願するときの注意
12月入試の実施が定員充足に左右される以上、代替案を持つことは合理的です。ただし、研究テーマと無関係な大学院を数だけ増やすと、教員調査、研究計画、試験科目の準備が分散します。併願候補は、研究指導の適合、入試時期、試験科目、通学と勤務の両立という順で比較しましょう。
同じ研究計画書を大学名だけ変えて提出する方法も避けます。大学院ごとに教育目的、領域構成、担当教員の専門、利用できる研究環境が異なるためです。研究課題の核は維持しながら、その大学院で学ぶ必然性と方法の実現可能性を調整します。併願は不安を薄めるためではなく、研究目的を実現できる複数の経路を確保するために行います。
公開過去問の入手方法と出題形式から考える対策
過去3年分は申込制で入手できる
日本赤十字看護大学大学院の過去問題は、公式FAQによると過去3年分を広尾館・大宮館で閲覧し、メモできます。閲覧には事前予約が必要です。加えて、公式の申込フォームからPDFダウンロードを請求できますが、著作権の都合でオンライン上では非公開となる箇所があります。大学の一般公開ページに問題本文が直接掲載されているわけではないため、早めに正式な手続きを取りましょう。
本記事の調査時点では、申込を伴わずに問題内容を確認できなかったため、具体的な出題テーマを創作して紹介することはしません。確認できるのは、公式概要と前年度要項に示された、共通問題、一部英語、第1志望領域の選択問題という形式です。過去問を入手した受験生自身が、テーマ・形式・要求動詞を年度別に整理することが最優先です。
問題文を写すのではなく分析表を作る
過去問を入手したら、問題文をそのまま第三者へ共有したり、SNSへ掲載したりしてはいけません。公式案内でも図書館での複写や写真撮影、SNS等へのアップロードは禁止されています。自分の学習用メモとして、出題分野、回答形式、資料の種類、問われた思考を抽象化して整理します。
| 分析項目 | 記録する内容 | 対策への変換 |
|---|---|---|
| 出題分野 | 研究、倫理、臨床、制度、志望領域など | 不足分野の教科書・論文を補う |
| 要求動詞 | 説明、比較、考察、提案など | 答案構成の型を分ける |
| 資料形式 | 日本語文、英文、表、研究概要など | 読解練習の素材を合わせる |
| 答案量 | 設問数と時間の関係 | 時間配分を決める |
| 領域性 | 第1志望領域で必要な概念 | 専門用語を具体例とともに復習 |
三年分を並べると、毎年繰り返される領域と、その年だけの題材を区別できます。頻出テーマだけを暗記するのではなく、未知の題材にも対応できるよう、定義、背景、課題、根拠、看護への示唆という順で答案を組み立てる練習をします。過去問分析の目的は予想問題を当てることではなく、問われ方に適応することです。
共通問題と選択問題で勉強を分ける
共通問題では、看護学全体に関わる概念や研究を読み解く力が必要です。看護倫理、研究方法、エビデンスの読み方、保健医療制度、患者・家族の意思決定、多職種連携、災害や地域の課題などを、用語暗記ではなく具体的な看護場面と結び付けて整理します。一部英語が含まれるため、英文抄録や短い研究記事を日本語で要約する練習も有効です。
選択問題では、第1志望領域の標準的な教科書、主要なガイドライン、担当教員の研究論文を読みます。論文を読む際は、研究目的、対象、方法、結果、限界、実践への示唆を短くまとめます。担当教員の研究を暗記して称賛するのではなく、自分の問題意識とどこが重なり、どこに新しい問いがあるかを考えます。
出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料を確認してください。過去問の問題文そのものを転載せず、自分で入手した資料をもとに傾向を更新する姿勢が、安全で効果的な準備につながります。
過去問演習を答案改善につなげる
一度解いて採点できないからといって、過去問を眺めるだけで終えるのはもったいありません。まず設問ごとに、必要な知識、読み取るべき資料、答案の構造を分けます。次に、制限時間内で書き、終了後に教科書や論文を参照して不足を補います。初回答案と修正版を残せば、自分が知識でつまずいたのか、構成や時間配分でつまずいたのかが見えます。
答案を見直すときは、冒頭で問いへ答えているか、一段落一論点になっているか、具体例が主張を支えているか、反対の見方や限界へ触れているかを確認します。専門用語を多用しても、関係が説明されていなければ評価される答案にはなりません。採点基準が公開されていなくても、設問への対応と論理の一貫性は自己点検できます。
可能であれば、看護学と文章指導の両方を理解する第三者に答案を読んでもらいます。内容上の誤りと文章上の分かりにくさを分けて指摘してもらい、次の演習では修正点を一つか二つに絞ります。毎回すべてを直そうとするより、結論先行、根拠の明示、時間内完成の順に習慣化する方が安定します。
一部非公開の過去問をどう扱うか
著作権上の理由で一部が非公開になっている場合、欠けた本文を推測したり、非公式サイトで転載物を探したりする必要はありません。閲覧できる範囲から、設問の数、専門分野、回答に必要な考え方、時間配分を確認し、同じ種類の公的資料や学術論文を教材にします。出典文が読めない設問は、形式だけを参考にして類似の読解練習へ置き換えます。
過去問で扱われたテーマだけに学習範囲を絞るのも危険です。看護・保健医療をめぐる課題は変化し、研究倫理や制度、災害、地域、多職種連携などの論点は新しい資料とともに出題される可能性があります。基礎概念を教科書で押さえ、最新の話題を公的資料で確認し、未知の文章にも対応できる答案構成を練習します。
非公開部分の再現より、公開条件を守りながら汎用的な読解・論述力を育てる方が有効です。過去問は出題予想の答えではなく、自分の準備を試験形式へ合わせるための道具と考えましょう。
看護専門科目・英語・面接・書類の対策法
看護専門科目は「知識+根拠+適用」で答える
看護専門科目の答案では、知っている用語を並べるだけでなく、問いに対する結論、根拠、看護場面への適用を示すことが重要です。最初に設問の要求を確認し、説明なら定義と要素、比較なら共通点と相違点、考察なら根拠と自分の判断、提案なら対象・方法・期待される効果と限界を組み立てます。
学習では、教科書を読んだ後に一問一答へ進むのではなく、200〜400字程度で説明する練習を入れます。書いた答案は、主語が曖昧でないか、専門用語を誤用していないか、患者や家族の尊厳・安全へ配慮しているか、根拠から結論が飛躍していないかを点検します。正確な知識を、限られた時間で論理的な日本語へ変換する訓練が必要です。
一部英語は看護論文の要点把握から始める
2027年度公式概要では、共通問題の一部に英語が含まれ、出題文は英語、設問と解答は日本語です。英作文よりも、英文を読み、日本語で正確に答える力を優先します。毎日短い英文抄録を読み、研究目的、対象、主な結果、結論を日本語で一文ずつまとめると、看護研究の語彙と構造を同時に学べます。
- タイトルと抄録から研究テーマを予測する
- 目的・方法・結果・結論を示す表現に印を付ける
- 数値や比較対象、因果と相関を区別する
- 日本語で100〜200字の要約を書く
- 辞書を引いた語を分野別に記録し、翌週に復習する
紙の英和辞典を本番で使う予定なら、普段から同じ辞書で練習します。見出し語への到達速度、略語や派生語の探し方、辞書を引かずに文脈で進む判断を身につけます。全訳を作るのではなく、設問に必要な情報を速く特定することが目標です。
面接と口頭試問は研究計画を中心に準備する
面接には専門領域に関する口頭試問が含まれます。志望動機を滑らかに話すだけでは足りず、研究目的の根拠、方法を選ぶ理由、倫理的配慮、実現可能性、先行研究との違いを説明できるようにします。臨床経験を語る際には、患者を特定できる情報を避け、経験から一般化した課題として表現します。
想定質問への丸暗記は、少し聞き方が変わると崩れます。研究計画を「なぜ」「誰を対象に」「何を明らかに」「どの方法で」「何に役立てる」の五つに分け、順番を変えても答えられるようにしましょう。分からない質問には、知ったかぶりをせず、現時点の理解と今後確認したい点を分けて答えます。より詳しい練習方法は院試面接の頻出質問と回答の組み立て方も確認してください。
面接の回答は、書類に書いた内容と矛盾しないことが最低条件です。提出前に研究計画、志望理由、履歴書のコピーを取り、質問されそうな箇所へ注釈を付けます。
書類は研究の一貫性と実行可能性を示す
前年度要項では、願書、履歴書、出願資格を証明する書類など複数の提出物が求められていました。2027年度の必要書類は、12月・2月それぞれの最新要項で確認する必要があります。証明書は発行に時間がかかる場合があり、外国語書類には翻訳や公的な証明が必要となることもあるため、該当者は特に早く入試係へ相談します。
研究に関する書類では、壮大な社会課題を掲げるより、修士課程で扱える範囲へ絞ることが大切です。背景から目的、方法、期待する意義まで一本の因果関係を作り、引用した文献が主張を本当に支えているか確認します。大学院研究計画書の基本構成と書き方を参考に、初稿、論理確認、専門確認、表現修正の順で推敲してください。
勤務を継続する場合は、研究時間、授業参加、実習や調査、職場との調整について現実的な見通しも必要です。大学には長期履修制度の案内があり、前年度要項では職業、育児・介護等の事情がある人を対象に3年で履修する制度が示されていました。制度の適用条件は最新情報を確認し、入試対策と入学後の計画を切り離さないようにします。
領域別学習の資料を選ぶ
領域別対策では、入門書、標準的な専門書、最新の指針や統計、研究論文を階層的に使います。いきなり個別論文だけを大量に読むと、用語や論点の位置付けが分かりません。まず標準的な教科書で概念と代表的課題を整理し、次に公的機関や学会の資料で現在の制度・実践課題を確認し、最後に志望教員や関連研究者の論文で研究上の議論を深めます。
ノートには資料の要約だけでなく、「この知見は自分の研究課題とどう関係するか」「対象や方法が異なると結果はどう変わるか」を書き添えます。面接の口頭試問では、単語の定義だけでなく、知識を研究や看護実践へ適用できるかが問われる可能性を想定します。読む量を競うのではなく、根拠を自分の言葉で説明できる資料を増やしましょう。
出願から合格までの逆算スケジュール
6か月前までに研究課題と希望領域を仮決定する
12月19日の試験から逆算すると、遅くとも初夏には研究課題と希望領域を仮決定したいところです。2027年度12月入試は実施状況が8月入試の定員充足に左右されますが、正式発表を待ってから研究テーマを考え始めると間に合いません。募集があればすぐ動けるよう、準備自体は先行させます。
この時期には、臨床や学修で抱いた疑問を列挙し、対象者への重要性、先行研究の不足、自分が調査できる可能性という三点で絞ります。希望教員の研究業績を確認し、大学院説明会などの機会も活用します。六月から八月は、テーマを広げる時期ではなく、研究可能な範囲へ絞る時期です。
4〜3か月前に事前相談と過去問分析を進める
8月入試後から秋にかけては、12月入試の実施案内を確認しつつ、事前相談を進めます。相談依頼が集中する可能性を考え、締切直前の連絡は避けます。研究計画の骨子を示し、指導領域との適合、方法の現実性、入学前に補うべき知識を確認します。
同時に、大学の申込フォームまたは図書館予約を利用して過去3年分の問題を入手します。共通問題と選択問題を年度別に整理し、最初は時間を計らず要求を分析し、次に制限時間内で答案を作ります。一部英語については、英文の全訳より、設問に関係する主張と根拠の抽出を練習します。
| 時期 | 情報・手続 | 学習・書類 |
|---|---|---|
| 6〜5か月前 | 公式概要・領域・教員を確認 | 研究課題の仮決定、基礎復習 |
| 4〜3か月前 | 実施状況確認、事前相談 | 過去問分析、研究計画初稿 |
| 2か月前 | 募集要項・提出物確定 | 領域別対策、書類推敲 |
| 1か月前 | 証明書・郵送準備 | 模擬筆記、模擬面接 |
| 出願後 | 受験票・会場確認 | 弱点補強、生活リズム調整 |
2か月前から出願までに完成度を上げる
2027年度12月入試の個別募集要項が公開されたら、前年情報で作ったチェックリストをすべて更新します。募集領域、募集人員、出願資格、提出書類、検定料、郵送方法、試験時間、持込物を一項目ずつ確認してください。前年の様式を流用せず、必ず当該年度・当該入試回の書式を使用します。
筆記では週に一度、時間を計った総合演習を行い、答案を内容、構成、時間配分の三面から振り返ります。面接では研究計画の要約を一分、三分、五分で話し分け、追質問に対応します。書類は第三者に読んでもらい、看護学の専門性だけでなく、初見の人にも論理が追えるかを確認します。
出願期間は2026年11月20日から11月27日です。最終日の消印有効でも、書類不備の修正余地を残すため早めに発送します。簡易書留や速達などの指定は最新要項に従い、控えと追跡番号を保管します。働きながら準備する具体策は働きながら大学院入試を受けるための学習計画も参考になります。
週単位の学習計画へ落とし込む
逆算表を作った後は、各月の目標を週単位へ分解します。看護専門科目、英語、研究計画、面接を毎日すべて行う必要はありません。平日は英文読解と知識復習を短時間で回し、休日に記述答案と研究計画の修正を行うなど、勤務に合わせて負荷を配分します。夜勤明けに重い論述を置かず、集中できる時間帯へ重要課題を配置します。
一週間の終わりには、勉強時間ではなく成果物を確認します。英文要約を何本作ったか、記述答案を何題完成させたか、研究計画のどの節を直したか、面接回答を録音して改善したかを記録します。時間の記録だけで満足せず、試験で使える形に変わったかを基準に進捗を測ります。
予定が崩れた週は、睡眠を削って埋め合わせるより、優先順位を付け直します。実施確認、事前相談、証明書取得など期限のある作業を先に守り、学習は頻出課題と自分の弱点へ絞ります。予備日を月に数日設けておくと、勤務変更や体調不良があっても全体計画を維持しやすくなります。
出願書類の最終チェックを仕組み化する
出願直前は、内容の推敲と事務的な確認を別の日に行います。研究計画を直しながら封入作業をすると、差し替え忘れや署名漏れが起きやすくなります。募集要項の提出書類一覧を複製し、準備済み、記入済み、コピー保存済み、封入済みの欄を作って、段階ごとにチェックします。
証明書の発行日、氏名表記、写真の条件、押印や署名、書式の年度、用紙サイズを確認します。願書、履歴書、研究に関する書類で、所属年月や資格取得年月が一致しているかも照合してください。第2志望領域を設定する場合は、願書の記載と事前相談の実施状況に食い違いがないかを見ます。
発送前には全提出物の控えを取り、募集要項の指定順に並べます。郵送方法、宛先、消印条件を確認し、追跡できる場合は番号を保存します。書類内容が優れていても、形式不備や期限超過があれば受理されないため、事務確認も入試対策の一部です。
本番一週間前の優先順位
試験一週間前は、知識を広げるより再現性を高めます。共通問題で使う基本概念を自分の言葉で説明し、領域別の主要論点を一枚にまとめ、英文は短い素材で読解速度を維持します。研究計画は毎日一度読み、目的、方法、倫理、意義について声に出して答えます。
模擬試験は遅くとも数日前までに終え、直前は睡眠と体調を整えます。勤務がある方は、可能な範囲で夜勤や長時間勤務の影響を減らし、移動経路と所要時間を確認します。筆記用具、受験票、時計、持込可能な紙の英和辞典などは、最新要項に照らして前日までに準備します。
直前期の目標は新しい知識を増やすことではなく、準備した内容を落ち着いて出せる状態にすることです。想定外の質問や文章が出ても、設問を分解し、分かる根拠から順に組み立てる姿勢を保ちましょう。
試験直前と合格後の動き
直前期は新しい教材を増やさず、過去問分析表、頻出概念、自分の研究計画、面接想定問答を往復します。紙の英和辞典は持込条件を再確認し、付箋や書き込みの扱いも最新要項に従います。会場、交通、集合時刻、昼食、緊急連絡先を確認し、前日は睡眠を優先します。
合格発表は2026年12月24日、手続期間は12月25日から2027年1月6日です。年末年始のため、金融機関や郵便の営業日を考慮します。合格後は入学手続だけでなく、勤務調整、学費、研究準備、必要な統計や英語の学習を始めます。合格は準備の終点ではなく、研究を遂行する生活へ切り替える起点です。
よくある質問(FAQ)
12月入試と2月入試は2027年度も実施されますか?
2027年度の日程として、12月19日と2月24日の試験日が公式に掲載されています。ただし、8月入試で定員に達した場合は12月以降を実施しないことがあります。各回の実施案内と個別募集要項を必ず確認してください。
12月入試と2月入試のどちらを選べばよいですか?
研究計画と筆記・面接の準備が整っているなら、早期に結果が分かり入学準備期間も長い12月入試が有力です。さらに学習時間が必要なら2月入試も検討できますが、実施されない可能性と入学準備期間の短さを考慮してください。
看護系以外の大学出身でも受験できますか?
公式FAQでは、看護系以外の大学出身でも、学士の学位を取得していれば出願資格に該当すると説明されています。ただし、志望する研究を行うための看護学の基礎や経験をどう補うかは、事前相談と面接で説明できるようにします。個別の経歴による判断は最新要項と入試係への確認が必要です。
看護専門学校卒で学士がなくても出願できますか?
看護系短期大学や専修学校等を卒業し、看護師資格と5年以上の実務経験がある方は、個別入学資格審査の対象となり得ます。資格や研修歴によって審査免除となる条件が示される場合もあります。申請期間は本出願より早いため、直前ではなく年度前半から確認しましょう。
出願前の事前相談では何を話せばよいですか?
研究したい課題、その背景、想定する対象と方法、教員の研究との接点、入学後の修学計画を伝えます。完成した研究計画を承認してもらう場ではなく、指導可能性と改善点を確認する場です。第2志望領域制度を利用する場合は、両方の領域で事前相談が必要です。
過去問はどこで入手できますか?
過去3年分を大学図書館の広尾館・大宮館で事前予約のうえ閲覧・メモできます。公式申込フォームからPDFダウンロードを請求する方法もありますが、著作権により非公開の箇所があります。複写、撮影、SNSへの投稿は避け、大学の利用条件を守ってください。
英語は外部試験のスコア提出ですか?
この記事が対象とする修士課程看護学専攻では、2027年度公式概要上、看護専門科目の共通問題に一部英語が含まれる形式です。出題文が英語で、設問と解答は日本語です。国際保健助産学専攻など別専攻の条件と混同せず、志望専攻の最新募集要項を確認してください。
働きながらでも受験準備と修学はできますか?
可能性はありますが、勤務調整と学修時間の見積りが必要です。前年度要項では、職業、育児・介護等により標準年限での修了が難しい人向けの長期履修制度が示されていました。制度を利用できるか、授業や研究指導の時間と勤務を両立できるかを事前相談で具体的に確認しましょう。
まとめ|12月入試・2月入試は実施状況と準備度で選ぶ
日本赤十字看護大学大学院看護学研究科の冬入試には、2027年度は12月と2月の日程が示されています。12月入試は早く結果を得て入学準備を進めやすく、2月入試は学習期間を長く取れる一方、実施の不確実性と入学までの時間の短さがあります。日程、実施、希望領域の募集を別々に確認してください。
- 2027年度12月入試の出願期間は2026年11月20日〜11月27日
- 試験日は2026年12月19日、合格発表は12月24日
- 2月入試の出願期間は2027年1月29日〜2月5日、試験日は2月24日
- 8月入試で定員に達すると12月以降を実施しない場合がある
- 出願前に希望専門領域の教員との事前相談が必要
- 看護専門科目の共通問題には一部英語が含まれ、面接には口頭試問が含まれる
- 過去3年分の問題は図書館閲覧または公式フォームから請求できる
- 筆記、研究計画、面接を同じ研究課題で一貫させる
準備では、臨床や学修上の問題意識を研究可能な問いへ絞り、希望教員の研究と照合します。事前相談で適合性と実現可能性を確かめ、過去問を正式に入手して、共通問題と一部英語を練習します。2027年度から領域別選択問題は廃止されるため、専門領域の知識は口頭試問で説明できる形にしましょう。
2027年度12月・2月入試の個別募集要項は、この記事の確認時点では未掲載です。募集領域、募集人員、検定料、提出書類、時間割などは前年度から変わる可能性があります。募集要項の内容は年度により変わるため必ず最新の要項で確認をしてください。大学公式サイトのお知らせを定期的に見て、必要に応じて入試係へ問い合わせましょう。
独学で研究計画の論理を点検したり、専門科目の記述答案と口頭試問を同時に仕上げたりすることに不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。日本赤十字看護大学看護学研究科の受験準備を個別に進めたい方は、大学院入試対策の個別指導コースも選択肢としてご確認ください。
受験準備の進み方は、臨床経験、研究経験、勤務状況によって異なります。周囲の学習量と比べるのではなく、事前相談で示された課題、過去問演習で見つかった弱点、研究計画の修正点を基準に優先順位を決めてください。公式情報を起点に一つずつ丁寧に準備を積み上げることが、冬入試へ落ち着いて臨むための最も確かな道筋です。
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