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大学院入試の日程一覧【2026年度】|夏入試・冬入試のスケジュールと出願準備の逆算

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大学院入試の日程は、学部入試のような全国統一のスケジュールが存在せず、大学・研究科ごとにバラバラに設定されています。そのため「大学院 入試日程一覧」で検索している方の多くが最初につまずくのが、「そもそも自分の志望校はいつ試験があるのか」「出願はいつまでなのか」がひと目でわからないという点ではないでしょうか。結論から言うと、多くの研究科では夏(7〜9月頃)と冬(12〜2月頃)の年2回、入試が実施されています。ただし出願はその1.5〜2か月前に締め切られるケースが多く、「試験は8月だから準備は7月から」と考えていると、出願受付そのものが6月には終わっているという事態になりかねません。

たとえば2026年度実施分の例を見ると、東京科学大学(理工学系)は募集要項を2026年4月7日に公表し、出願期間は同年6月4日〜10日、試験は7月のA日程口述と8月のB日程筆答という日程を組んでいます。お茶の水女子大学は8月入試・9月入試・2月入試の3区分を用意し、それぞれで出願登録の時期が異なります。このように「夏入試」「冬入試」とひとことで言っても、大学によって出願月も試験月も合格発表のタイミングも違うため、志望校ごとの日程を早い段階で把握し、逆算して準備を進めることが合格への近道になります。

この記事では、大学院入試の年間スケジュールを俯瞰する時期マップ、主要な国公立大学・私立大学の日程傾向、そして出願12か月前から当日までの逆算チェックリストを順番に解説します。なお、大学院入試の日程は年度や研究科によって毎年変更される可能性があるため、本記事で紹介する日程はあくまで2026年度実施分の一例です。最終的な確認は必ず志望研究科の最新の募集要項で行ってください。

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目次

大学院入試の日程一覧【2026年度】|まず年間カレンダーで全体像をつかむ

大学院入試のスケジュールを理解するうえでまず押さえておきたいのは、多くの研究科が「夏入試」と「冬入試」の年2回体制を取っているという基本パターンです。東京都立大学は研究科ごとに夏季(9月頃試験)と冬季(2月頃試験)の複数回入試を実施しており、お茶の水女子大学も8月入試・9月入試・2月入試という形で複数回の受験機会を設けています。名古屋市立大学経済学研究科も夏季選抜と冬季選抜の2本立てです。ただし、これらの出願期間や選考日は研究科ごとに異なるため、「大学院は夏と冬に受けられる」という大枠を理解したうえで、必ず志望研究科の募集要項で具体的な日程を確認する姿勢が欠かせません。

2026年度の年間カレンダー(4月〜翌3月)

大学院入試の1年間の流れをおおまかに整理すると、次のようなカレンダーになります。あくまで多くの研究科に共通しやすい傾向であり、個々の大学・研究科では時期がずれる場合があります。

時期主な動き
4月頃募集要項の公表(例: 東京科学大学理工学系は2026年4月7日公表)
5〜7月夏入試の出願受付
7〜9月夏入試の試験実施・合格発表
10〜12月冬入試の出願受付
12〜2月冬入試の試験実施・合格発表
3月入学手続き

この表はあくまで多くの研究科に見られる大まかな傾向であり、実際の日程は年度・大学・研究科によって大きく異なります。必ず最新の募集要項で確認してください。

学部入試との決定的な違い

学部入試には大学入学共通テストのような全国統一日程がありますが、大学院入試にはそれに相当するものが存在しません。募集要項の公表から出願締切までが1〜2か月程度と短いことも多く、情報収集が遅れるとそのまま出願機会を逃してしまうリスクがあります。さらに厄介なのは、同じ大学であっても研究科ごとに日程がまったく異なるという点です。筑波大学は学術院ごとに「大学院入試スケジュール」のPDFを公表し、最新情報は専用の募集要項サイトで随時確認するよう案内しています。東京都立大学も研究科ごとに出願期間・選考日が異なります。「大学全体としての入試日程」という考え方ではなく、「志望研究科・専攻ごとの入試日程」を個別に調べる意識を持つことが、日程一覧を正しく読み解く第一歩です。

この記事は、まず夏入試と冬入試の時期マップで全体像をつかみ、次に主要大学の日程傾向を確認し、最後に出願12か月前からの逆算チェックリストで実務に落とし込む、という順番で構成しています。

大学院入試はいつ?夏入試と冬入試の基本スケジュールを比較

「大学院入試 いつ」と検索する方が知りたいのは、まさにこの夏入試と冬入試の位置づけの違いだと思います。一般的な傾向として、夏入試は本募集にあたることが多く募集人数も比較的多い傾向がある一方、冬入試は二次募集・追加募集的な位置づけになりやすいとされています。ただし、これは研究科によって大きく異なるため、「夏が本命、冬はおまけ」と単純化せず、志望研究科が冬入試をどう位置づけているかを募集要項で確認することが重要です。

夏入試の実例

名古屋市立大学経済学研究科博士前期課程では、夏季選抜は出願7月16日〜23日・試験8月28日〜29日・合格発表9月18日という日程が2026年度実施分として示されています(年度により変動するため要項で要確認)。お茶の水女子大学は8月入試(出願登録2026年6月29日〜7月8日・試験8月1日〜2日・合格発表8月7日)と9月入試(試験9月6日〜7日・発表9月11日)という2つの夏枠を設けています。

冬入試の実例

同じく名古屋市立大学経済学研究科の冬季選抜は、出願11月12日〜19日・試験12月19日〜20日・合格発表1月8日という日程です。お茶の水女子大学の2月入試は出願登録2026年12月7日〜16日・試験2027年2月4日〜5日・合格発表2月15日となっています。

夏入試と冬入試の比較表

項目夏入試の傾向冬入試の傾向
出願時期おおむね6〜7月おおむね10〜1月
試験時期7〜9月12〜2月
合格発表試験からおおむね1〜3週間後試験からおおむね1〜3週間後
入学までの期間比較的余裕がある短くなりやすい
向いている人の傾向早期から準備を進められる人夏に間に合わなかった人・再挑戦者・進路変更組

倍率や「受かりやすさ」については研究科ごとの公表データを確認する必要があり、この記事内で一律の断定はしません。ただし構造的な事実として、冬は募集枠が少ない研究科が多く、そもそも冬入試を実施しない専攻もあります。また、東京大学経済学研究科のように、A日程(出願2026年6月30日〜7月3日)とは別にB日程(出願2026年11月2日〜11月6日、10月入学等)を設ける研究科もあり、秋入学制度の存在も日程を考えるうえで押さえておきたいポイントです。

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【夏入試】6〜9月実施の大学院入試日程と特徴

夏入試について最初に強調したいのは、「試験は8月でも出願は6月」という落とし穴です。東京科学大学(理工学系)の2026年9月入学・2027年4月入学の大学院修士課程は、出願期間が2026年6月4日(木)〜10日(水)と、試験本体よりかなり早い時期に締め切られます。東京大学経済学研究科の一般入試A日程も出願期間は2026年6月30日〜7月3日、お茶の水女子大学の8月入試も出願登録が6月末〜7月上旬です。「夏に受けるから準備は夏から」ではなく、出願そのものが初夏に始まっている点を見落とさないようにしてください。

夏入試の月別スケジュール

  • 4〜5月: 募集要項の公表・確認
  • 5〜7月: 出願受付(大学により時期が異なる)
  • 7月: 口述試験を行う研究科もある(例: 東京科学大学A日程は7月10日〜15日)
  • 8月: 筆答試験・口頭試問を行う研究科が多い(例: 東京科学大学B日程は8月18日筆答、8月18日〜25日口頭試問、名古屋市立大学経済学研究科は8月28日〜29日試験)
  • 9月: 合格発表(例: 東京科学大学は9月7日)や、お茶の水女子大学9月入試の試験実施

夏入試のメリットと注意点

夏入試で合格すれば、その後の期間を研究準備や学部生であれば卒業論文の執筆に充てられるという利点があります。仮に不合格だった場合でも、冬入試という再挑戦の機会が残されているのも夏入試から動き出す意義のひとつです。一方で、学部4年生の場合は卒業論文や就職活動の時期と重なりやすく、限られた時間の中で複数のタスクを並行させるタイムマネジメントが求められます。

夏入試に間に合う準備開始時期

研究計画書の作成や外部英語試験のスコア取得には一定の期間が必要になるため、逆算すると前年度末から春先には準備を始動しているのが現実的なラインといえます。具体的な逆算の考え方は、後述の出願12か月前からのチェックリストと外部英語スコアのセクションで詳しく解説します。

【冬入試】11〜2月実施の大学院入試日程と特徴

冬入試は、夏入試よりも実施している大学・研究科の数が限られる傾向にあります。名古屋市立大学経済学研究科の冬季選抜(出願11月12日〜19日・試験12月19日〜20日)、名古屋市立大学薬学研究科の第2期(出願10月21日〜27日・試験11月13日)、お茶の水女子大学の2月入試(出願登録12月7日〜16日・試験2027年2月4日〜5日)、東京都立大学の一部研究科での2月頃の試験、東京大学経済学研究科のB日程(出願2026年11月2日〜6日)など、実施時期・形式はさまざまです。

冬入試を実施する大学・しない大学

冬入試については、そもそも実施しない研究科があること、実施していても夏の合格状況次第で募集人数が「若干名」に絞られる場合があることに注意が必要です。志望研究科が冬入試を実施するかどうか、実施する場合の募集人数がどの程度かは、募集要項を確認するのが最優先の作業になります。

冬入試活用の戦略と注意点

  • 夏の入試に不合格だった場合の再挑戦の機会として
  • 就職活動を経て、あるいは卒業論文を進めながら進路を見直した人の選択肢として
  • 社会人が仕事と両立しながら準備期間を確保したうえで受験する機会として

一方で、冬入試は合格発表から入学(4月)までの期間が夏入試に比べて短くなりやすく、研究室訪問の適期を逃しやすいという注意点もあります。冬入試だけに絞って受験するのはリスクが高くなる場合があるため、夏と冬の日程を組み合わせて併願する場合は、出願期間や試験日が重ならないか早めに確認しておくことをおすすめします。

主要大学の大学院入試日程一覧と傾向(国立大学編)

ここでは国立大学を中心に、日程の傾向を見ていきます。数値はいずれも2026年度実施分の例であり、年度によって変更される可能性があるため、必ず最新の募集要項で確認してください。

東京大学の日程傾向

東京大学経済学研究科の2027年度修士課程では、一般入試・経済学コースA日程の出願期間が2026年6月30日〜7月3日、経済学コースB日程(10月入学等)の出願期間が2026年11月2日〜11月6日とされています。試験日や選考の詳細は年度ごとに変わるため、募集要項PDFで直接確認する必要があります。同じ東京大学でも工学系研究科は募集要項公表や出願時期が経済学研究科とは異なる傾向があり、研究科ごとに日程がまったく別物であることがよくわかります。

東京科学大学(理工学系)の日程

東京科学大学の理工学系は、2026年4月7日に募集要項を公表し、出願期間2026年6月4日〜10日、A日程口述試験7月10日〜15日、B日程筆答試験8月18日、B日程口頭試問8月18日〜25日、合格者発表9月7日という、比較的一本化されたスケジュールを組んでいます。A日程は成績優秀者向けの口述中心、B日程は筆答試験中心という二段構えになっている点も特徴です。公式サイトでも「試験日程は必ず募集要項で再度確認」するよう注記されています。

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筑波大学・お茶の水女子大学・東京都立大学の傾向

筑波大学は学術院単位でスケジュールをPDF化して公表し、最新情報は専用の募集要項サイトで随時更新する形を取っています。お茶の水女子大学は8月・9月・2月入試という3区分、東京都立大学は研究科ごとに夏季・冬季の複数回入試を実施しています。いずれも「大学が一覧表を公表しているのでそれを自作するより、公式の日程表の読み方を覚える」ことが効率的です。

大学要項公表の傾向出願時期の傾向
東京大学(経済学研究科)研究科ごとに異なるA日程6月末〜7月頭、B日程11月上旬
東京科学大学(理工学系)4月上旬6月上旬
お茶の水女子大学各入試区分ごとに案内6月末〜7月上旬、12月上旬など
東京都立大学研究科ごとに異なる研究科ごとに異なる(夏季・冬季)

国立大学は夏入試がメインで、要項公表が4〜5月、出願が6〜7月という傾向が比較的見られますが、あくまで傾向であり、上記の表も「2026年度実施分の例。最新の募集要項で必ず確認」という前提でご覧ください。もっと詳しく大学院入試の全体像や志望校の選び方を知りたい方は、大学院入試の全体像と志望校の選び方についての記事もあわせて参考にしてください。

主要大学の大学院入試日程一覧と傾向(私立大学編・国立との併願)

私立大学の大学院入試は、国立大学とは呼び方や時期の感覚が異なる場合があるため、用語の整理も含めて見ていきます。

早稲田大学大学院の日程傾向

早稲田大学大学院文学研究科の2027年度修士課程一般入試については、出願期間が2026年7月14日〜7月27日という情報がありますが、こちらは公式ページでの最終確認が必要です。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科は、秋期入試の出願資格審査受付が2026年5月18日〜6月2日、春期入試が2026年9月21日〜10月13日という情報があり、研究科によって「秋期」「春期」という区分名や時期が異なります。研究科ごとの募集要項PDFが一次情報になるため、必ず該当ページで確認してください。

慶應義塾大学大学院の日程の調べ方

慶應義塾大学大学院は研究科ごとに日程・傾向が大きく異なり、本記事の時点では個別の数値を確認できていません。数値を推測で書くことは避け、志望する研究科の公式サイトから最新の学生募集要項を入手し、出願期間・試験日・合格発表日を直接確認する手順を踏むことをおすすめします。

私立大学に多い「秋期・春期」という呼び方

私立大学院では、夏・冬という呼び方ではなく「秋期入試(9〜10月試験)」「春期入試(2〜3月試験)」という呼称が使われることも多く、国公立大学の「夏入試・冬入試」という区分と時期の感覚がずれる場合があります。名称にとらわれず、それぞれの入試が「いつ出願し、いつ試験があるのか」を実際の日付で確認する習慣をつけることが大切です。

国立との併願日程の組み方

一般論として、国立大学の夏入試(8月頃試験)と私立大学の秋期入試(9〜10月頃試験)は時期が重なりにくく、併願しやすい組み合わせになることがあります。ただし、これはあくまで傾向であり、出願期間の重複や検定料・提出書類の準備量については、必ず各大学の要項で個別に確認してください。大学ごとに検定料や必要書類の様式が異なる点も、日程管理の一部として意識しておくとよいでしょう。

社会人の大学院入試はいつ受ける?働きながらの日程戦略

社会人として大学院進学を検討する場合も、基本的には一般選抜と同じ夏・冬の枠内で社会人特別選抜が実施されることが多いのが実情です。名古屋市立大学薬学研究科博士後期課程のように、社会人特別選抜と一般選抜を合わせた募集人員の設定を行っている例もあります。

隠れ締切「出願資格審査」に注意

社会人が特に注意したいのが、出願期間そのものよりも前に設定される「出願資格審査」という隠れ締切の存在です。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科では、秋期入試の出願資格審査受付が出願本体よりも早い時期に設定されているという情報があります(公式ページで要確認)。出願期間だけを見て動き出すと、この事前審査に間に合わない可能性があるため、志望研究科の要項全体に目を通し、出願本体より前に必要な手続きがないかを早めに確認することが重要です。

働きながらの準備スケジュールの現実解

平日の夜と週末を使って研究計画書の作成や筆記試験対策を進める場合、一般論として6か月〜1年程度の準備期間を見込んでおくと余裕を持ちやすくなります。断定はできませんが、仕事と両立しながらの準備は思った以上に時間がかかりやすいため、早めの着手が安心材料になります。

夜間・週末開講の大学院と冬入試の活用

社会人向けに夜間・週末開講のコースを設けている大学院もあり、そうしたコースでは社会人特別選抜の時期も一般選抜とは別に設定されている場合があります。また、冬入試は年末年始の休暇を直前対策に充てられるという利点がある一方、試験日が平日に設定されている場合は職場での休暇取得もあわせて計画しておく必要があります。推薦書や在職証明書など、社会人特有の提出書類は発行までにリードタイムがかかることが多いため、職場や家族との調整も含め、早めにスケジュールに組み込んでおくと安心です。社会人からの大学院入試対策についてさらに詳しく知りたい方は、社会人からの大学院入試の対策・勉強法についての記事も参考にしてください。

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大学院入試日程からの逆算チェックリストと外部英語スコアの準備タイミング

大学院入試の準備で最も重要なのが、出願日から逆算してやるべきことを整理する視点です。ここでは出願12か月前からのチェックリストと、多くの受験生がつまずきやすい外部英語スコアの逆算方法をあわせて解説します。

12〜7か月前にやること

  • 志望する分野・研究テーマの仮決め
  • 志望研究科のリストアップ
  • 前年度の募集要項・過去問の入手
  • 研究室訪問・説明会への参加(募集要項の公表時期に合わせて4〜5月頃に説明会を行う研究科もあります)

6〜4か月前にやること

  • 研究計画書の初稿作成
  • 外部英語試験(TOEIC・TOEFLなど)の受験開始
  • 専門科目の過去問演習の開始
  • 指導教員候補への事前コンタクト

3か月前〜出願直前にやること

  • 募集要項の公表を即座にチェックする
  • 出願書類のリスト化(成績証明書・卒業見込証明書は発行に日数がかかる場合があるため早めに申請)
  • 研究計画書の推敲・第三者による添削。研究計画書の書き方に不安がある方は研究計画書の書き方を解説した記事も参考にしてください
  • 検定料の納付・Web出願登録の期限が書類締切と別に設定される場合があるため要注意(お茶の水女子大学は出願登録期間と書類提出期間が別に設定されています)

出願後〜試験当日にやること

  • 筆記試験対策の仕上げ
  • 口述試験・面接の想定問答準備
  • 受験票の印刷(大学によって印刷開始日が指定される場合があります)

外部英語スコアはいつまでに取ればよいか

TOEICやTOEFLなどの外部英語スコアの提出を求める研究科は少なくありません(東北大学工学研究科など)。志望校が「当日筆記型」なのか「外部スコア提出型」なのかによって準備の進め方はまったく変わるため、まずこの違いを募集要項で確認してください。外部スコアには、出願時から2年以内など有効期限が設定されることが多く、大学によって条件が異なります。また、公式スコアの到着まで受験から約1か月かかることが一般的なため、出願締切の1.5か月前までに受験を済ませておくのが目安とされています。逆算の考え方としては「出願締切 − 公式スコア到着1か月 − 予備期間2週間 = 最終受験日」という式が参考になります。複数回受験する余裕を持たせる意味でも、初回の受験は出願の半年前を目安に済ませておくと安心です。TOEFL iBTやIELTSはスコア送付にさらに日数がかかる場合があるため、要項の「スコア提出方法」の記載を必ず確認してください。英語対策そのものについては大学院入試の英語試験対策についての記事も参考にしてください。

大学院入試日程の調べ方|募集要項・年度表記の正しい読み方

ここまで紹介してきた日程はすべて2026年度実施分の一例であり、年度が変われば当然変更されます。最後に、日程情報を自分で正しく調べるための考え方を整理します。

一次情報はどこにあるか

最も確実な情報源は、志望研究科が公表する募集要項PDFです。大学全体の入試案内ページは概要の案内にとどまり、詳細な日程は研究科ごとの要項を参照するよう案内している例が少なくありません。筑波大学も学術院ごとのスケジュールを公表しつつ、最新情報は専用の募集要項サイトで確認するよう案内しています。「研究科の募集要項>大学の入試課ページ>まとめサイト」という優先順位を意識し、まとめサイトや本記事のような解説記事はあくまで全体像をつかむための参考情報として扱ってください。

年度表記の罠

大学院入試の年度表記は混乱しやすいポイントです。「2027年度入試」という表記は、多くの場合2026年中に試験が行われ、2027年4月に入学するという意味になります。本記事のタイトルにある【2026年度】は、2026年中に実施される試験(2026年4月入学の一部日程を含む場合と、2026年度中に実施され2027年4月入学につながる試験を含む場合があります)を指しており、この年度のズレは大学・研究科によって表記の仕方が異なるため、募集要項の「入学年月」の記載を必ず確認するようにしてください。

A日程/B日程、複数の入学時期の区別

東京科学大学のA日程(口述中心)・B日程(筆答中心)、東京大学経済学研究科のA日程(4月入学想定)・B日程(10月入学等)のように、同じ研究科内でも日程・選考方法が複数に分かれている場合があります。「何日程あるのか」「それぞれの入学時期はいつか」を要項の該当箇所で確認しましょう。

募集要項で最初に確認すべき5項目

  • 出願期間(Web登録と郵送書類の締切が別になっている場合があります)
  • 試験日(筆記・口述・面接がそれぞれ何日に行われるか)
  • 合格発表日
  • 外部英語スコアの要否と提出方法
  • 出願資格審査の有無とその締切

日程管理表の作り方

志望校が複数ある場合は、「大学|研究科|要項公表日|出願資格審査|出願期間|試験日|発表|必要書類」という列でスプレッドシートを作り、一元管理することをおすすめします。説明会や研究室訪問の予定も同じ表に書き込んでおくと、出願直前になって慌てることを防げます。こうした情報整理と並行して、独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

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よくある質問(FAQ)

大学院入試はいつ行われますか?

多くの研究科で、夏(7〜9月頃)と冬(12〜2月頃)の年2回実施されます。夏が本募集にあたり募集人数が多い傾向がある一方、冬は二次募集的な位置づけになることが多いですが、これは研究科によって異なるため、必ず志望研究科の募集要項で確認してください。

大学院入試の出願はいつからいつまでですか?

夏入試の場合、6〜7月に出願受付が行われることが多く見られます(例: 東京科学大学は6月上旬、東京大学経済学研究科A日程は6月末〜7月頭)。試験本体の1.5〜2か月前に出願が締め切られるケースが多いため、「試験の月」ではなく「出願の月」を基準に逆算して準備を進めることが重要です。

夏入試と冬入試はどちらが受かりやすいですか?

一概には言えません。冬入試は募集枠が少なくなる、あるいはそもそも実施されない研究科もあるため、受験機会の多さという点では夏入試の方が有利になりやすい面はあります。ただし倍率や合格のしやすさは研究科ごとの公表データを個別に確認する必要があり、本記事内で断定的な判断は避けています。

大学院入試の準備はいつから始めるべきですか?

目安として、出願の6か月〜1年前から準備を始めるケースが多く見られます。研究計画書の作成と外部英語スコアの取得は特に時間を要する二大要素です。夏入試を想定するなら、前年度中から春先にかけて動き出すのが現実的なラインといえます。

TOEICスコアはいつまでに取ればいいですか?

公式スコアの到着までに受験から約1か月かかることが一般的なため、出願締切の1.5か月前までに受験を済ませておくのが目安です。あわせて、出願時から2年以内など有効期限が設定されることも多いため、有効期限と受験タイミングの両面を募集要項で確認してください。

社会人でも夏入試を受けられますか?

受けられます。社会人特別選抜も、一般選抜と同じ夏・冬の枠内で実施されることが多いです。ただし、出願本体よりも前に「出願資格審査」が別途設定される場合があるため、出願期間だけでなく募集要項全体を早めに確認しておくことをおすすめします。

まとめ|大学院入試日程一覧は「夏・冬の型」と「逆算」で読み解く

大学院入試の日程は、学部入試のような全国統一の基準がなく、大学・研究科ごとに個別に設定されています。とはいえ、多くの研究科が夏(7〜9月頃)と冬(12〜2月頃)の年2回体制を取っているという大枠を理解しておけば、志望校の日程情報を読み解く土台ができます。そのうえで、「試験の時期」ではなく「出願の時期」を基準に逆算する視点を持つことが、出願機会を逃さないための最も重要なポイントです。

  • 大学院入試は夏(7〜9月頃)と冬(12〜2月頃)の年2回体制が基本だが、研究科によって実施の有無・時期は異なる
  • 出願は試験の1.5〜2か月前に締め切られることが多く、「試験月」ではなく「出願月」で逆算する
  • 同じ大学でも研究科ごとに日程がまったく異なるため、志望研究科単位で募集要項を確認する
  • 国立大学は夏がメイン、私立大学は秋期・春期という呼び方をすることが多く、時期の感覚がずれる場合がある
  • 外部英語スコアは有効期限と提出までの日数を踏まえ、出願締切の1.5か月前を受験リミットの目安にする
  • 社会人は出願資格審査という隠れ締切に注意し、早めに募集要項全体を確認する
  • 紹介した日程はすべて2026年度実施分の一例であり、年度により変更されるため必ず最新の募集要項で確認する

大学院入試は情報戦の側面が強く、志望研究科の募集要項をいかに早く正確に読み解けるかが合否を左右するといっても過言ではありません。まずは本記事の時期マップで全体像をつかみ、出願12か月前からのチェックリストに沿って一つずつ準備を進めてみてください。研究計画書の完成度や専門科目・英語試験の対策など、独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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