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大学院入試の日程一覧【2027年度】|夏入試・冬入試のスケジュールと出願準備の逆算

大学院の入試日程一覧とは、各大学・研究科が公表する「出願期間・試験日・合格発表日」を年度ごとに横断して整理したものです。2027年度入試(2026年度実施)は夏入試と冬入試の年2回体制が主流です。夏入試は出願6〜7月・試験8〜9月、冬入試は出願11〜1月・試験12〜2月が中心で、理系は8月、文系は9〜10月に筆記試験が集中します。学部入試のような全国統一日程は存在せず、同じ大学でも研究科ごとに日程が異なります。
「大学院 入試日程一覧」で検索している方の多くが最初につまずくのは、「志望校の試験はいつなのか」「出願はいつまでなのか」がひと目でわからない点ではないでしょうか。しかも出願は試験の1.5〜2か月前に締め切られるのが通例で、たとえば東京科学大学(理工学系)の修士課程は、募集要項の公表が2026年4月7日、出願期間が6月4日〜10日、B日程の筆答試験が8月18日、合格者発表が9月7日という流れです。「試験は8月だから準備は7月から」と考えていると、出願そのものが6月に終わっているという事態になりかねません。お茶の水女子大学のように8月入試・9月入試・2月入試の3区分を設け、区分ごとに出願登録の時期が異なる大学もあります。
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この記事では、2027年度入試(2026年度実施)の年間カレンダー、夏入試と冬入試の違い、理系と文系の日程傾向、国公立・私立の主要大学の実日程を「出願期間・試験日・合格発表」の3列で一覧表にし、出願資格審査から入学手続までの流れ、出願12か月前からの逆算チェックリストまでを順番に整理します。なお本記事の日程は、2026年9月8日時点で各大学が公式サイトに掲載している2027年度入試(2027年4月入学、一部は2026年9月・10月入学を含む)の情報を転記したものです。年度によって変更されるため、最終的な確認は必ず志望研究科の最新の募集要項で行ってください。
日程表を見る際は、試験日だけでなく、その前にある出願資格審査、Web登録、検定料支払い、推薦状依頼、証明書発行、外部英語スコアの提出方法までを一続きの工程として捉えることが大切です。とくに冬入試は、募集要項の公表が秋以降になる研究科や、夏の入学手続者数によって実施の有無が決まる研究科があります。そのため、本記事では冬入試を単に日付順で並べるだけでなく、「要項公表済み」「日程のみ公表」「実施予定・未定」「募集なし」という状態の読み方も整理しました。一覧で候補を絞り、公式要項で自分の専攻と選抜区分を照合するという順序で使うと、別課程の日程を取り違えにくくなります。社会人や海外大学卒など個別資格審査の対象になり得る方は、出願日より2〜3か月早い時点を最初の確認期限として設定してください。学部生も、大学の証明書発行日数や推薦者の予定を考慮し、締切直前ではなく余裕を持って準備する必要があります。この記事の表は比較・計画用の索引であり、出願可否を確定するものではありません。最終判断では、大学全体の案内ページだけでなく、志望研究科が公開する募集要項PDFの課程名、専攻名、入学年月、選抜区分を照合しましょう。
大学院入試の日程一覧【2027年度入試・2026年度実施】|まず年間カレンダーで全体像をつかむ
大学院入試のスケジュールを理解するうえで最初に押さえたいのは、多くの研究科が「夏入試」と「冬入試」の年2回体制を取っているという基本パターンです。東京都立大学は研究科ごとに夏季(8〜9月試験)と冬季(1〜2月試験)の複数回入試を実施し、お茶の水女子大学は8月入試・9月入試・2月入試の3区分、名古屋市立大学経済学研究科は夏季選抜と冬季選抜の2本立てです。「大学院は夏と冬に受けられる」という大枠を理解したうえで、志望研究科の要項で具体的な日付を確認するという二段構えが、日程一覧を正しく読み解く基本姿勢になります。
2027年度入試(2026年度実施)の年間カレンダー(4月〜翌3月)
大学院入試の1年間の流れを、2027年度入試で実際に公表された日程を例に整理すると次のようになります。多くの研究科に共通しやすい傾向であり、個々の大学・研究科では時期がずれる場合があります。
| 時期 | 主な動き | 2027年度入試の実例 |
|---|---|---|
| 4〜5月 | 募集要項の公表、出願資格審査の受付 | 東京科学大学(理工学系)は2026年4月7日に要項公表、5月11日が出願資格審査書類の締切。東北大学工学研究科は4月下旬公表、上智大学は5月7日公開 |
| 5〜7月 | 夏入試の出願受付 | 九州大学総合理工学府5月18日〜27日、東京科学大学6月4日〜10日、東京大学経済学研究科6月30日〜7月3日、東北大学工学研究科6月8日〜18日 |
| 7〜9月 | 夏入試の試験実施・合格発表 | 東京科学大学A日程口述7月10日〜15日・B日程筆答8月18日、東北大学工学研究科8月25日〜27日、慶應義塾大学文学研究科9月8日〜10日、合格発表は8月上旬〜9月下旬 |
| 10〜12月 | 冬入試の出願受付、第2次募集の要項公表 | 九州大学総合理工学府第二次募集10月22日〜29日、東京大学経済学コースB日程11月2日〜6日、中央大学春季11月23日〜27日 |
| 12〜2月 | 冬入試の試験実施・合格発表 | 名古屋市立大学経済学研究科12月19日または20日、筑波大学理工情報生命学術院1月26日〜29日、お茶の水女子大学2月4日〜5日、慶應義塾大学文学研究科2月24日・26日 |
| 3月 | 入学手続き、次年度要項の公表準備 | 慶應義塾大学文学研究科の入学手続期間は2027年3月1日〜5日。2028年度入試の要項は2027年4月頃から順次公表される見込み |
この表はあくまで多くの研究科に見られる大まかな傾向であり、実際の日程は年度・大学・研究科によって異なります。表の実例は各大学の公式サイトで2026年9月8日に確認した2027年度入試の日程ですが、必ず最新の募集要項で確認してください。
学部入試との決定的な違い
学部入試には大学入学共通テストのような全国統一日程がありますが、大学院入試にはそれに相当するものが存在しません。募集要項の公表から出願締切までが1〜2か月程度と短いことも多く、情報収集が遅れるとそのまま出願機会を逃してしまうリスクがあります。さらに厄介なのは、同じ大学であっても研究科ごとに日程がまったく異なるという点です。筑波大学は学術院ごとに「大学院入試スケジュール(2026年4月〜2027年3月実施)」のPDFを公表し、募集要項は2026年4月下旬から5月中旬にかけて順次公表、最新情報は専用の募集要項サイトで随時確認するよう案内しています。東京都立大学も研究科ごとに出願期間・選考日が異なります。「大学全体としての入試日程」ではなく、「志望研究科・専攻ごとの入試日程」を個別に調べる意識を持つことが、日程一覧を正しく読み解く第一歩です。
2026年9月時点の現在地|夏入試の後半戦と冬入試の出願前
本記事の更新時点(2026年9月8日)で見ると、8月に筆記試験を行う理系中心の夏入試は試験日を過ぎ、合格発表を待つ段階です。一方で、慶應義塾大学文学研究科の秋期入試(9月8日〜10日)、中央大学の秋季入試(筆答9月1日〜11日)、北海道大学文学院(9月28日)、一橋大学言語社会研究科の秋季(筆記10月10日)など、9〜10月に試験を行う文系・私立の入試はこれから本番です。冬入試の出願は10月下旬〜1月に集中するため、今から準備を始めても間に合う入試は少なくありません。具体的な「今から出願できる大学院」の一覧は冬入試のセクションで表にまとめています。
大学院入試はいつ?夏入試と冬入試の基本スケジュールを比較
「大学院入試 いつ」と検索する方が知りたいのは、まさにこの夏入試と冬入試の位置づけの違いだと思います。一般的な傾向として、夏入試は本募集にあたることが多く募集人数も比較的多い一方、冬入試は二次募集・追加募集的な位置づけになりやすいとされています。ただし名古屋市立大学経済学研究科のように夏季選抜8名・冬季選抜8名と同数を配分する研究科もあるため、「夏が本命、冬はおまけ」と単純化せず、志望研究科が冬入試をどう位置づけているかを募集要項で確認することが重要です。
夏入試の実例
名古屋市立大学経済学研究科博士前期課程の夏季選抜(一般・外国人特別選抜)は、出願2026年7月16日〜23日・試験8月28日または29日・合格発表9月18日という日程です。お茶の水女子大学は8月入試(ネット出願登録2026年6月29日〜7月8日・書類郵送7月3日〜8日必着・試験8月1日〜2日・合格発表8月7日正午)と9月入試(登録7月6日〜15日・試験9月6日〜7日・発表9月11日正午)という2つの夏枠を設けています。東京大学経済学研究科の修士課程一般入試は、出願6月30日〜7月3日・筆記試験8月25日・口述試験9月15日・16日・合格発表9月17日と、筆記から口述まで3週間空く二段階型です。
冬入試の実例
同じく名古屋市立大学経済学研究科の冬季選抜は、出願11月12日〜19日・試験12月19日または20日・合格発表2027年1月8日という日程です。お茶の水女子大学の2月入試は出願登録2026年12月7日〜16日・試験2027年2月4日〜5日・合格発表2月15日となっています。慶應義塾大学文学研究科の春期入試は出願12月21日〜24日・第1次試験2月24日・第2次試験2月26日・合格発表2月26日20時で、入学手続は3月1日〜5日と、合格から入学まで1か月程度しかないのが冬入試の特徴です。
夏入試と冬入試の比較表
| 項目 | 夏入試の傾向 | 冬入試の傾向 |
|---|---|---|
| 出願時期 | おおむね5〜7月(東京科学大学6月4日〜10日、東北大学工学研究科6月8日〜18日) | おおむね10〜1月(名古屋市立大学薬学研究科10月21日〜27日、東京都立大学理学研究科1月4日〜7日) |
| 試験時期 | 7〜9月(理系は8月、文系は9〜10月に集中) | 12〜2月(1月下旬〜2月中旬に集中) |
| 合格発表 | 試験から1日〜3週間後(東京大学経済学研究科は口述翌日、東京科学大学は筆答から約3週間後) | 試験から当日〜3週間後(慶應義塾大学文学研究科は当日夜、名古屋市立大学理学研究科は約4週間後) |
| 入学までの期間 | 半年前後あり、卒業論文や研究準備に充てられる | 1〜2か月と短い(入学手続が3月上旬に集中) |
| 募集人員 | 本募集にあたることが多く比較的多い | 「若干名」や夏の結果次第で実施しない研究科もある |
| 向いている人の傾向 | 早期から準備を進められる人 | 夏に間に合わなかった人・再挑戦者・進路変更組・社会人 |
倍率や「受かりやすさ」については研究科ごとの公表データを確認する必要があり、この記事内で一律の断定はしません。ただし構造的な事実として、冬は募集枠が少ない研究科が多く、九州大学総合理工学府の第二次募集のように「一般選抜の合格状況により、実施しない可能性があります」と明記されている例もあります。東京大学経済学研究科の経済学コース(教育プログラム入試)のように、A日程(出願6月30日〜7月3日・2027年4月入学)とB日程(出願11月2日〜6日・2027年10月入学)を設ける研究科もあり、秋入学制度の存在も日程を考えるうえで押さえておきたいポイントです。
【夏入試】6〜9月実施の大学院入試日程と特徴
夏入試について最初に強調したいのは、「試験は8月でも出願は6月」という落とし穴です。東京科学大学(理工学系)の2027年4月入学・2026年9月入学の大学院修士課程は、出願期間が2026年6月4日〜10日(インターネット出願サイトでの登録は6月1日9時から)と、試験本体よりかなり早い時期に締め切られます。九州大学総合理工学府の修士課程一般選抜に至っては出願が5月18日〜27日で、口述試験7月4日・筆答試験7月25日〜26日です。「夏に受けるから準備は夏から」ではなく、出願そのものが初夏に始まっている点を見落とさないようにしてください。
夏入試の月別スケジュール
| 月 | 主な動き | 2027年度入試の実例 |
|---|---|---|
| 4〜5月 | 募集要項の公表・確認、出願資格審査 | 東京科学大学 要項公表4月7日・資格審査締切5月11日、東北大学工学研究科推薦入学 願書5月8日〜14日 |
| 5〜7月 | 出願受付 | 九州大学総合理工学府5月18日〜27日、東京科学大学6月4日〜10日、名古屋市立大学薬学研究科6月15日〜19日、東京都立大学都市環境科学研究科6月18日〜25日、東京大学経済学研究科6月30日〜7月3日、東北大学工学研究科6月8日〜18日、東京都立大学理学研究科7月24日〜31日 |
| 7月 | 口述試験・推薦入試を行う研究科 | 東北大学工学研究科推薦7月6日、九州大学総合理工学府口述7月4日、東京科学大学A日程口述7月10日〜15日、筑波大学推薦7月3日、東京都立大学都市環境科学研究科7月23日〜24日 |
| 8月 | 筆答試験・口頭試問(理系の中心) | 東京都立大学システムデザイン研究科8月6日・7日、東京科学大学B日程筆答8月18日・口頭試問8月18日〜25日、筑波大学理工情報生命学術院8月19日〜21日、東京都立大学理学研究科8月25日・26日、東北大学工学研究科8月25日〜27日、東京大学経済学研究科筆記8月25日、名古屋市立大学経済学研究科8月28日または29日 |
| 9月 | 文系の筆記・口述試験、合格発表 | 東北大学工学研究科合格発表9月2日、慶應義塾大学文学研究科9月8日〜10日、東京科学大学合格発表9月7日、東京大学経済学研究科口述9月15日・16日、合格発表9月17日、名古屋市立大学人間文化研究科9月19日・20日、東京都立大学人文科学研究科9月24日・25日 |
夏入試のメリットと注意点
夏入試で合格すれば、その後の期間を研究準備や、学部生であれば卒業論文の執筆に充てられるという利点があります。仮に不合格だった場合でも、冬入試という再挑戦の機会が残されているのも夏入試から動き出す意義のひとつです。一方で、学部4年生の場合は卒業論文や就職活動の時期と重なりやすく、限られた時間の中で複数のタスクを並行させるタイムマネジメントが求められます。東京科学大学はA日程(7月の口述)とB日程(8月の筆答)のどちらになるかが受験票と同時にマイページで通知される方式で、同じ出願でも受験日程が変わるため、「どの日程で受けるか」の確認も忘れないでください。
夏入試に間に合う準備開始時期
研究計画書の作成や外部英語試験のスコア取得には一定の期間が必要になるため、逆算すると前年度末から春先には準備を始動しているのが現実的なラインといえます。東北大学工学研究科の博士課程前期は英語の当日試験を行わずTOEICまたはTOEFLのスコアを利用する方式で、入学試験実施日からさかのぼって過去2年以内に受験したものが有効です。出願6〜7月の夏入試なら、前年の秋〜冬にスコアを確保しておくと、春以降を研究計画書と専門科目に集中させられます。具体的な逆算の考え方は、後述の出願12か月前からのチェックリストと外部英語スコアのセクションで詳しく扱います。
【冬入試】11〜2月実施の大学院入試日程と特徴
冬入試は、夏入試よりも実施している大学・研究科の数が限られる傾向にあります。名古屋市立大学経済学研究科の冬季選抜(出願11月12日〜19日・試験12月19日または20日)、名古屋市立大学薬学研究科の二回目(出願10月21日〜27日・試験11月13日)、お茶の水女子大学の2月入試(出願登録12月7日〜16日・試験2027年2月4日〜5日)、東京都立大学各研究科の冬季入試(1月〜2月試験)、東京大学経済学研究科の経済学コースB日程(出願11月2日〜6日)など、実施時期・形式はさまざまです。「大学院 冬入試」「今から出願できる大学院」と探している方に向けて、2026年10月以降に出願期間が来る入試を一覧表にまとめました。
大学院の冬入試索引|公表状況と最初に見るべき締切
冬入試を探すときは、大学名だけでなく「研究科・専攻・課程・選抜区分・入学時期」までそろえて確認します。同じ大学でも、夏に定員を満たした専攻は第2次募集を行わないことがあり、日程一覧に載っていても自分の志望専攻が対象とは限りません。まず募集の公表状態を確認し、その次に最も早い締切を確認すると、情報の見落としを減らせます。
| 公表状態 | 意味 | 受験生が取る行動 |
|---|---|---|
| 募集要項公表済み | 出願資格・書類・選考日まで確定 | 要項PDFを保存し、資格審査と郵送必着日を先に転記する |
| 日程のみ公表 | 試験日などの概要は判明し、詳細要項は後日公開 | 公開予定日を管理表へ入れ、週1回公式ページを再確認する |
| 実施予定・未定 | 夏の入学手続者数や定員充足状況で実施が決まる | 代替校も残し、実施決定前に1校へ絞らない |
| 募集なし | 研究科または専攻が冬の選抜を行わない | 別専攻へ安易に変えず、次年度夏入試も比較する |
2026年9月8日時点では、名古屋市立大学経済学研究科やお茶の水女子大学、慶應義塾大学文学研究科のように詳細日程まで公表済みの枠がある一方、筑波大学のように全体スケジュールに加えて最新の募集要項サイトを随時確認するよう求める大学もあります。一覧表は候補を探す索引、出願判断の正本は公式募集要項という役割分担で使ってください。
冬入試の出願準備期限|書類ごとの逆算表
冬入試は11〜12月に出願が集中しますが、実質的な準備期限はさらに前です。たとえば早稲田大学スポーツ科学研究科の2027年度春期は、出願が2026年12月1日〜7日なのに対し、該当者の出願資格審査は9月21日〜10月13日です。お茶の水女子大学の2月入試も、Web登録と郵送受付の開始日が異なります。出願初日だけを予定表に入れる管理では間に合わない場合があります。
| 準備物・手続 | 目安となる着手期限 | 確認する点 |
|---|---|---|
| 出願資格審査 | 出願の2〜3か月前 | 海外大学卒、短大・専門学校卒など、自分が審査対象か |
| 指導希望教員への連絡 | 出願の2〜4か月前 | 事前連絡が必須・推奨・不要のどれか |
| 推薦状 | 出願の1〜2か月前 | 推薦者への依頼方法、指定様式、Web入力の有無 |
| 成績・卒業証明書 | 出願の1か月前 | 厳封、原本、英訳、発行日条件、年末休業 |
| 外部英語スコア | 出願の1.5か月前までに最終受験 | 有効期間、公式認定証、大学への直送要否 |
| 研究計画書 | 出願の2〜3か月前に初稿 | 字数、様式、希望指導教員、提出後の面接口頭説明 |
| Web登録・検定料 | 受付開始日に着手 | 登録締切時刻と決済反映、推薦者登録 |
| 郵送書類 | 必着日の1週間前を発送目標 | 消印有効か必着か、追跡可能な送付方法か |
年末年始は大学の証明書窓口や郵便事情が通常期と異なることがあります。12月出願では、11月中に証明書と推薦状をそろえ、研究計画書を提出形式へ整えるのが安全です。これは合格を保証する期限ではなく、再発行や修正に対応する余白を確保するための管理目安です。個別の締切は志望研究科の2027年度募集要項を優先してください。
今から出願できる冬入試の日程一覧(2026年10月〜2027年2月)
| 大学・研究科(課程) | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 名古屋市立大学 薬学研究科(博士前期・二回目) | 2026年10月21日〜27日 | 11月13日 | 11月24日 |
| 九州大学 総合理工学府(修士・一般選抜第二次募集) | 10月22日〜29日(要項は9月公表) | 12月5日(予備日12月6日) | 12月21日 ※実施しない可能性あり |
| 東京大学 経済学研究科 経済学コースB日程(修士・2027年10月入学) | 11月2日〜6日(Web出願10月7日〜) | 口述2027年1月19日・20日 | 1月21日 |
| 名古屋市立大学 経済学研究科(博士前期・冬季選抜) | 11月12日〜19日 | 12月19日または20日 | 2027年1月8日 |
| 中央大学 法学・経済学・商学研究科(博士前期・春季) | 11月23日〜27日 | 筆答1月12日(法学は1月14日)、口述2月2日(法学は1月14日) | 最終2月9日(法学は2月4日) |
| 岡山大学 環境生命自然科学研究科(博士前期・(5)) | 11月30日〜12月2日 | 12月25日 | 2027年1月22日 |
| 早稲田大学 スポーツ科学研究科(修士2年制・春期) | 12月1日〜7日 | 2027年1月23日 | 1月29日 |
| 早稲田大学 文学研究科(修士・論文特別選抜) | 12月1日〜10日 | 要項参照 | 要項参照 |
| 中央大学 文学研究科(博士前期・春季) | 12月2日〜4日 | 筆答1月26日、口述2月2日または3日 | 最終2月10日 |
| 東京都立大学 システムデザイン研究科(博士前期・冬季) | 12月3日・4日必着 | 2027年1月15日 | 1月29日 |
| 名古屋市立大学 人間文化研究科(博士前期・二回目) | 12月7日〜15日 | 2027年1月30日 | 2月18日 |
| お茶の水女子大学 博士前期課程(2月入試) | 登録12月7日〜16日・郵送12月11日〜16日 | 2027年2月4日〜5日 | 2月15日 |
| 名古屋市立大学 理学研究科(博士前期・二回目) | 12月8日〜14日 | 2027年1月30日 | 2月26日 |
| 一橋大学 言語社会研究科(修士・春季) | 12月9日〜2027年1月7日必着 | 第1次は書類審査、第2次口述1月30日 | 2月3日 |
| 北海道大学 文学院(修士・冬) | 登録12月14日〜25日・書類2027年1月4日〜8日 | 2027年1月30日 | 2月18日 |
| 岡山大学 社会文化科学研究科(博士前期・(4)) | 12月17日〜23日 | 2027年2月16日 | 3月3日 |
| 慶應義塾大学 文学研究科(修士・春期) | 12月21日〜24日 | 第1次2月24日・第2次2月26日 | 2月26日 |
| 東京都立大学 理学研究科(博士前期・冬季) | 2027年1月4日〜7日 | 2月9日・10日 | 2月22日 |
| 東京都立大学 人文科学研究科(博士前期・2月入試) | 2027年1月4日〜8日 | 2月14日・15日 | 2月26日 |
| 岡山大学 教育学研究科(修士・(2)) | 2027年1月4日〜8日 | 2月6日 | 2月12日 |
| 東京都立大学 都市環境科学研究科(博士前期・冬季) | 2027年1月7日〜14日 | 2月9日〜10日 | 2月26日 |
| 筑波大学 理工情報生命学術院(博士前期・1-2月期) | 要項参照 | 2027年1月26日〜29日(プログラムにより1〜2日) | 要項参照 |
表は2026年9月8日時点の各大学公式サイトの掲載内容にもとづくもので、東北大学工学研究科の社会人・外国人留学生等特別選抜のように「要項は2026年10月下旬公表予定(参考: 前年は願書1月7日〜13日・試験3月3日〜5日)」と、まだ日程が確定していない入試もあります。冬入試の要項は10月以降に出るものが多いので、志望研究科の入試ページを10月と12月に再確認する習慣をつけてください。
冬入試を実施する大学・しない大学
冬入試については、そもそも実施しない研究科があること、実施していても夏の合格状況次第で募集人数が「若干名」に絞られる場合があることに注意が必要です。大阪大学理学研究科は2027年4月入学の博士前期課程一般選抜(第2次募集)を宇宙地球科学専攻で実施する一方、数学専攻と高分子科学専攻は2次募集を行わないと公表しています。同じ研究科でも専攻によって冬の募集の有無が分かれるため、志望研究科が冬入試を実施するかどうか、実施する場合の募集人数がどの程度かは、募集要項を確認するのが最優先の作業になります。研究科ごとの冬入試の中身は個別に解説しており、埼玉大学・文化環境専攻の冬入試や長崎大学・多文化社会学研究科の冬入試がその例です。
冬入試活用の戦略と注意点
- 夏の入試に不合格だった場合の再挑戦の機会として(慶應義塾大学文学研究科は秋期・春期の2回、早稲田大学スポーツ科学研究科は秋期と春期の併願が可能)
- 就職活動を経て、あるいは卒業論文を進めながら進路を見直した人の選択肢として
- 社会人が仕事と両立しながら準備期間を確保したうえで受験する機会として(名古屋市立大学経済学研究科は社会人特別選抜も冬季に実施)
一方で、冬入試は合格発表から入学(4月)までの期間が夏入試に比べて短くなりやすく、研究室訪問の適期を逃しやすいという注意点もあります。冬入試だけに絞って受験するのはリスクが高くなる場合があるため、夏と冬の日程を組み合わせて併願する場合は、出願期間や試験日が重ならないか早めに確認しておくことをおすすめします。研究科別の冬入試の出題傾向は、東京都立大学大学院都市環境科学研究科「冬入試」の傾向と対策、筑波大学大学院システム情報工学研究群「冬入試」の傾向と対策、名古屋市立大学大学院経済学研究科「冬入試」の傾向と対策のような研究科別記事で確認できます。
冬入試に向けて今から相談する場合に決まること
冬入試(11〜2月実施)は出願まで数ヶ月しかないため、「今から間に合うか」「研究計画書をどこまで作り直すべきか」を早めに整理しておく必要があります。スプリング・オンライン家庭教師の無料相談では、志望研究科の冬入試の実施有無・出願期限・残りの準備期間をふまえて、専門科目・研究計画書・面接のどこを優先して対策するかの学習プランを提案します。相談後には、志望研究科の出願傾向をまとめた個別フィードバックレポート(A4・十数ページ)も無料でお渡ししています。
指導は研究計画書の添削、専門科目・英語(TOEIC/TOEFLを含む)の指導、面接対策(想定問答集の作成・模擬面接)までを1対1のオンラインで行っており、料金は月謝制で1時間7,000円(税込)からです(入会金20,000円は初回のみ)。冬入試は残り期間が短い分、どこまで独学で進められて、どこから専門家に任せるべきかを早い段階で切り分けることが、出願までのスケジュールを崩さないコツです。
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理系と文系で違う大学院入試日程の傾向|8月集中型と9〜10月・1〜2月型
「大学院 入試日程一覧 理系」「大学院 入試日程 一覧 文系」という検索が多いことからもわかるように、理系と文系では日程の型がはっきり違います。理系は8月中旬〜下旬の筆答試験に集中し、文系は9月〜10月の筆記・口述に分散するのが2027年度入試の実日程から読み取れる傾向です。冬入試はどちらも1月下旬〜2月中旬に集中します。
理系の日程傾向|推薦7月・筆答8月・冬1〜2月の三段構え
理系(理学・工学・情報・薬学)の大学院入試は、まず7月上旬の推薦入試(東北大学工学研究科は5月8日〜14日出願・7月6日試験、筑波大学は7月3日)があり、本番の筆答試験が8月中旬〜下旬に集中します。2027年度入試では東京科学大学B日程が8月18日、筑波大学理工情報生命学術院が8月19日〜21日、東京都立大学理学研究科が8月25日・26日、東北大学工学研究科が8月25日〜27日と、主要国立大学の理系筆答試験が8月18日〜27日の10日間に密集しています。九州大学総合理工学府は7月25日〜26日とやや早く、東京都立大学システムデザイン研究科も8月6日・7日です。冬は筑波大学1-2月期が1月26日〜29日、東京都立大学理学研究科が2月9日・10日、都市環境科学研究科が2月9日〜10日で、8月に併願した複数校の試験日が重なりやすい一方、冬の再挑戦先は限られます。
文系の日程傾向|9〜10月の筆記・口述と1〜2月の春季
文系(人文・社会科学・経済・法学・教育)は試験時期の幅が広く、東京大学経済学研究科は筆記8月25日・口述9月15日・16日、慶應義塾大学文学研究科の秋期は9月8日〜10日、中央大学は法学9月11日・経済学9月1日・文学9月8日、名古屋市立大学人間文化研究科は9月19日・20日、東京都立大学人文科学研究科は9月24日・25日、北海道大学文学院は9月28日、一橋大学言語社会研究科の秋季は10月10日と、9月上旬から10月中旬にかけて分散しています。理系の8月と文系の9〜10月がずれているため、経済学や情報学のように理系・文系の境界にある分野では、日程の重ならない複数研究科を組み合わせやすいのが特徴です。冬(春季)は中央大学1月12日〜26日、一橋大学1月30日、北海道大学文学院1月30日、名古屋市立大学人間文化研究科1月30日、東京都立大学人文科学研究科2月14日・15日、慶應義塾大学文学研究科2月24日・26日、岡山大学社会文化科学研究科2月16日と、1月下旬〜2月下旬に集まります。
理系・文系の日程比較表(2027年度入試)
| 項目 | 理系の傾向 | 文系の傾向 |
|---|---|---|
| 推薦・早期選抜 | 7月上旬(東北大学工学研究科7月6日、筑波大学7月3日) | 7月上旬〜中旬(早稲田大学文学研究科推薦7月11日、筑波大学人文学推薦7月3日) |
| 夏入試の出願 | 5月下旬〜7月中旬 | 6月下旬〜8月中旬(北海道大学文学院は7月15日〜29日登録、東京都立大学人文科学研究科は8月7日〜13日) |
| 夏(秋)の筆記試験 | 8月中旬〜下旬に集中 | 9月上旬〜10月中旬に分散 |
| 英語の扱い | TOEIC・TOEFLの外部スコア提出型が多い(東北大学工学研究科は当日試験なし、大阪大学理学研究科は免除制度のある専攻あり) | 当日の筆記試験で英語を課す研究科と外部スコア型が混在 |
| 冬入試の試験日 | 1月下旬〜2月上旬(筑波大学1月26日〜29日、東京都立大学理学研究科2月9日・10日) | 1月下旬〜2月下旬(中央大学、一橋大学、北海道大学、慶應義塾大学) |
| 合格発表までの期間 | 筆答から1〜3週間(東北大学工学研究科は6日後、東京科学大学は約3週間後) | 口述の翌日〜2週間(東京大学経済学研究科は翌日、一橋大学は4日後) |
難易度の見立ては分野ごとに大きく変わるため、研究科別の倍率や外部生の受かりやすさは大学院入試の難易度ランキング|大学・研究科別の傾向と外部生が受かりやすい狙い目で確認してください。
主要大学の大学院入試日程一覧と傾向(国立大学編)
ここでは国立大学(および公立の東京都立大学・名古屋市立大学)を中心に、2027年度入試の実日程を見ていきます。数値はいずれも2026年9月8日時点で各大学が公表している日程であり、年度によって変更される可能性があるため、必ず最新の募集要項で確認してください。
東京大学の日程傾向
東京大学経済学研究科の令和9(2027)年度修士課程一般入試は、出願期間2026年6月30日〜7月3日(Web出願システムは6月8日〜7月3日17時)、筆記試験8月25日、口述試験9月15日・16日(口述試験の受験資格者は9月9日15時以降にHP掲示)、合格発表9月17日15時以降、入学時期2027年4月1日です。経済学コース(教育プログラム入試)はA日程(出願6月30日〜7月3日・口述9月15日・16日・合格発表9月17日)とB日程(出願11月2日〜6日・口述2027年1月19日・20日・合格発表1月21日・2027年10月入学)の2本立てで、募集人員はA・B合わせて約45名、選抜は書類審査とZoomによるオンライン口述試験です。同じ東京大学でも工学系研究科や人文社会系研究科は要項公表や出願時期が異なるため、研究科ごとに日程を調べてください。研究科別の詳細は東京大学大学院入試を徹底解説|実施研究科・対策・過去問の使い方と東京大学大学院経済学研究科の外部院試を徹底解説にまとめています。
東京科学大学(理工学系)の日程
東京科学大学の理工学系は、2026年4月7日に募集要項を公表(ウェブのみで冊子版の配布なし)し、出願資格審査書類締切5月11日、出願期間6月4日〜10日、受験票の閲覧・印刷開始7月2日、A日程口述試験7月10日〜15日、A日程結果通知7月24日、B日程筆答試験8月18日、B日程口頭試問8月18日〜25日、合格者発表9月7日という一本化されたスケジュールです。A日程は口述中心、B日程は筆答試験中心の二段構えで、どちらの日程で受験するかはマイページで通知されます。外部英語テスト(TOEIC L&R・TOEFL iBT・TOEFL iBT Home Edition)のスコアシート提出が原則必要で、2024年6月11日以降に受験したスコアのみ有効、つまり出願の約2年前が下限です。
筑波大学・お茶の水女子大学・東京都立大学の傾向
筑波大学は学術院単位で「大学院入試スケジュール(2026年4月〜2027年3月実施)」をPDF化して公表しています。理工情報生命学術院(博士前期)は推薦7月3日、8月期の学力検査が8月19日〜21日、1-2月期が2027年1月26日〜29日で、プログラムによって実施日が1〜2日に指定されています。人文社会ビジネス科学学術院は人文学が推薦7月3日と1-2月期1月26日・27日、国際公共政策・国際日本研究が10月期10月8日・9日と1-2月期1月26日・27日、東京キャンパスのビジネス科学研究群(法学・経営学)は出願6月30日〜7月11日・学力検査9月5日・6日・合格発表10月1日で、経営学は9月15日〜26日出願・11月7日・8日試験・12月4日発表の回もあります。お茶の水女子大学は8月・9月・2月入試という3区分、東京都立大学は研究科ごとに夏季・冬季の複数回入試を実施しています。研究群別の倍率は筑波大学大学院の倍率と入試を徹底解説で確認できます。
東北大学・九州大学・北海道大学・岡山大学など地方国立の傾向
東北大学工学研究科の博士課程前期(2027年4月入学・一般)は、募集要項2026年4月下旬公表、願書受付6月8日〜18日、試験8月25日〜27日、合格発表9月2日で、推薦入学は願書5月8日〜14日・試験7月6日・発表7月8日です。九州大学総合理工学府の修士課程一般選抜(4月入学)は出願5月18日〜27日、口述試験7月4日、筆答試験7月25日〜26日、合格発表8月7日と、主要大学の中では最も早いサイクルで動きます。北海道大学文学院の修士課程は、インターネット出願登録7月15日〜29日・書類提出7月31日〜8月7日・試験9月28日・合格発表10月9日で、冬は登録12月14日〜25日・書類2027年1月4日〜8日・試験1月30日・発表2月18日です。岡山大学は「大学院入試日程(2026年10月入学及び2027年4月入学)」を1枚の表で公表しており、社会文化科学研究科博士前期は出願6月29日〜7月3日・試験8月21日・発表9月4日、環境生命自然科学研究科博士前期は出願7月21日〜27日・試験8月20日〜21日・発表9月4日、教育学研究科修士課程は出願8月18日〜24日・試験9月26日・発表10月9日です。
| 大学・研究科(課程・区分) | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 東京大学 経済学研究科(修士・一般入試) | 2026年6月30日〜7月3日 | 筆記8月25日・口述9月15日・16日 | 9月17日 |
| 東京科学大学 理工学系(修士) | 6月4日〜10日 | A日程口述7月10日〜15日・B日程筆答8月18日・口頭試問8月18日〜25日 | 9月7日(A日程結果7月24日) |
| 筑波大学 理工情報生命学術院(博士前期・8月期) | 要項参照 | 8月19日〜21日 | 要項参照 |
| お茶の水女子大学 博士前期(8月入試) | 登録6月29日〜7月8日 | 8月1日〜2日 | 8月7日 |
| お茶の水女子大学 博士前期(9月入試) | 登録7月6日〜15日 | 9月6日〜7日 | 9月11日 |
| 東北大学 工学研究科(博士前期・一般) | 6月8日〜18日 | 8月25日〜27日 | 9月2日 |
| 九州大学 総合理工学府(修士・一般選抜) | 5月18日〜27日 | 口述7月4日・筆答7月25日〜26日 | 8月7日 |
| 北海道大学 文学院(修士) | 登録7月15日〜29日・書類7月31日〜8月7日 | 9月28日 | 10月9日 |
| 一橋大学 言語社会研究科(修士・秋季) | 8月21日〜9月11日必着 | 第1次筆記10月10日・第2次口述10月17日 | 10月21日(第1次発表10月15日) |
| 岡山大学 社会文化科学研究科(博士前期) | 6月29日〜7月3日 | 8月21日 | 9月4日 |
| 岡山大学 環境生命自然科学研究科(博士前期) | 7月21日〜27日 | 8月20日〜21日 | 9月4日 |
| 東京都立大学 理学研究科(博士前期・夏季) | 7月24日〜31日 | 8月25日・26日 | 9月7日 |
| 東京都立大学 人文科学研究科(博士前期・9月入試) | 8月7日〜13日 | 9月24日・25日 | 10月5日 |
| 東京都立大学 経営学研究科(博士前期・9月入試) | 7月16日〜21日 | 9月5日 | 9月24日 |
| 東京都立大学 法学政治学研究科(博士前期・一般・9月試験) | 7月27日〜31日 | 9月1日 | 9月7日 |
| 名古屋市立大学 経済学研究科(博士前期・夏季選抜) | 7月16日〜23日 | 8月28日または29日 | 9月18日 |
| 名古屋市立大学 薬学研究科(博士前期・一回目) | 6月15日〜19日 | 7月31日 | 8月17日 |
国立大学は夏入試がメインで、要項公表が4〜5月、出願が6〜7月という傾向が比較的見られますが、あくまで傾向であり、上記の表も「2027年度入試の公表値。最新の募集要項で必ず確認」という前提でご覧ください。もっと詳しく大学院入試の全体像や志望校の選び方を知りたい方は、大学院入試(文系)の全体像と志望校の選び方についての記事もあわせて参考にしてください。一橋大学の他研究科については一橋大学大学院入試を徹底解説で扱っています。
主要私立大学の大学院入試日程一覧と国立との併願
私立大学の大学院入試は、国立大学とは呼び方や時期の感覚が異なる場合があるため、用語の整理も含めて見ていきます。私立は「秋期(秋季)入試」と「春期(春季)入試」の2回制が多く、秋期は9〜10月試験、春期は1〜2月試験が中心です。
早稲田大学大学院の日程傾向
早稲田大学大学院文学研究科の2027年度修士課程は、推薦入学試験が出願2026年6月1日〜10日・試験(書類審査・口述試験)7月11日・合格発表7月16日、一般入学試験(国際日本学コースを除く)は出願期間が出願資格によって異なり、主に日本国外の大学を卒業した場合が7月1日〜13日、主に日本の大学を卒業した場合が7月14日〜27日(要項は6月1日公開)、論文特別選抜は出願12月1日〜10日(要項7月29日公開)です。2028年度入試以降は修士一般・博士後期入試の出願期間を変更すると2026年6月10日に予告されており、来年度以降に受験する方は要注意です。スポーツ科学研究科の修士課程2年制(一般)は、秋期が出願7月21日〜27日・試験10月3日・合格発表10月16日、春期が出願12月1日〜7日・試験2027年1月23日・合格発表1月29日で、秋期と春期の併願が可能(出願は別々に必要)です。出願資格審査の受付期間は秋期が5月18日〜6月2日、春期が9月21日〜10月13日と、出願本体の2か月前に設定されています。傾向は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科「秋入試」の傾向と対策と同「春入試」の傾向と対策で解説しています。
慶應義塾大学大学院の日程|文学研究科の秋期・春期
慶應義塾大学大学院は研究科ごとに日程・傾向が大きく異なりますが、2027年度の文学研究科入学試験要項(一般入試)では、修士課程秋期入試が出願2026年7月7日〜10日(締切日消印有効)・第1次試験(筆記)9月8日・第1次合格発表9月9日17時・第2次試験(口頭試問)9月10日・合格発表9月10日19時、修士課程春期入試と後期博士課程入試が出願12月21日〜24日・第1次試験2027年2月24日・第1次合格発表2月25日17時・第2次試験2月26日・合格発表2月26日20時・入学手続3月1日〜5日と公表されています。募集人員は修士課程135名・後期博士課程45名です。筆記の翌日に1次発表、その翌日に口頭試問、当日夜に最終発表という3日間の凝縮型で、9月上旬に東京にいられるかが受験計画の前提になります。理工学研究科は6月・8月に入学試験を行う独自の日程で、慶應義塾大学大学院理工学研究科『6月・8月入学試験』の傾向と対策で扱っています。他の研究科は、志望する研究科の公式サイトから最新の学生募集要項を入手し、出願期間・試験日・合格発表日を直接確認してください。
中央大学・上智大学の日程|秋季・春季と年3回制
中央大学は「法学・経済学・商学・文学・総合政策研究科 2027年度大学院入学試験日程」(2026年4月9日更新)を1ページで公表しています。博士前期課程の秋季は法学・経済学・商学・文学とも出願7月2日〜6日で、法学は筆答・口述とも9月11日・最終合格9月30日、経済学は筆答9月1日・第1次合格発表9月10日・口述9月16日・最終9月21日、商学は筆答9月1日・口述9月18日・最終9月28日、文学は筆答9月8日・口述9月15日または16日・最終9月23日です。春季は法学・経済学・商学が出願11月23日〜27日、文学が12月2日〜4日で、最終合格は2月4日〜10日、入学申込手続期限はいずれも2月19日です。上智大学大学院の入学試験は年3回、春入学向けの9月入試・2月入試と秋入学向けの7月入試があり、実施時期は専攻によって異なります。9月・2月・7月入試の併願は可能ですが、試験日が同じ専攻は併願不可で、2月入試は国内出願のみ、経済学専攻・経営学専攻は筆記試験当日に筆記合格発表を行い合格者のみが翌日の口述試験を受ける二段階方式です。2027年度大学院入試要項は2026年5月7日に公開されました。詳細は上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科『9月入試・2月入試』の傾向と対策も参考にしてください。
| 大学・研究科(課程・区分) | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 早稲田大学 文学研究科(修士・推薦) | 2026年6月1日〜10日 | 7月11日 | 7月16日 |
| 早稲田大学 文学研究科(修士・一般) | 7月1日〜13日(国外卒)・7月14日〜27日(国内卒) | 要項参照 | 要項参照 |
| 早稲田大学 スポーツ科学研究科(修士2年制・秋期) | 7月21日〜27日(資格審査5月18日〜6月2日) | 10月3日 | 10月16日 |
| 早稲田大学 スポーツ科学研究科(修士2年制・春期) | 12月1日〜7日(資格審査9月21日〜10月13日) | 2027年1月23日 | 1月29日 |
| 慶應義塾大学 文学研究科(修士・秋期) | 7月7日〜10日 | 第1次9月8日・第2次9月10日 | 9月10日(第1次発表9月9日) |
| 慶應義塾大学 文学研究科(修士・春期) | 12月21日〜24日 | 第1次2027年2月24日・第2次2月26日 | 2月26日 |
| 中央大学 法学研究科(博士前期・秋季) | 7月2日〜6日 | 筆答・口述9月11日 | 9月30日 |
| 中央大学 経済学研究科(博士前期・秋季) | 7月2日〜6日 | 筆答9月1日・口述9月16日 | 9月21日(第1次9月10日) |
| 中央大学 商学研究科(博士前期・秋季) | 7月2日〜6日 | 筆答9月1日・口述9月18日 | 9月28日 |
| 中央大学 文学研究科(博士前期・秋季) | 7月2日〜6日 | 筆答9月8日・口述9月15日または16日 | 9月23日 |
| 上智大学 大学院(全専攻共通の枠組み) | 要項公開5月7日、専攻別に設定 | 9月入試・2月入試(春入学)、7月入試(秋入学) | 専攻別に設定 |
私立大学に多い「秋期・春期」という呼び方
私立大学院では、夏・冬という呼び方ではなく「秋期入試(9〜10月試験)」「春期入試(1〜2月試験)」という呼称が使われることも多く、国公立大学の「夏入試・冬入試」という区分と時期の感覚がずれる場合があります。早稲田大学スポーツ科学研究科は「秋期・春期」、中央大学は「夏季・秋季・春季」、慶應義塾大学文学研究科は「秋期・春期」、上智大学は「9月入試・2月入試・7月入試」と、大学によって名称がばらばらです。名称にとらわれず「いつ出願し、いつ試験があるのか」を実際の日付で確認する習慣をつけることが大切です。
国立との併願日程の組み方
2027年度入試の実日程を並べると、国立理系の筆答試験(8月18日〜27日)、国立文系の筆記(8月25日〜9月28日)、私立の秋期(9月1日〜10月10日)、冬入試(1月下旬〜2月下旬)と、試験時期が4つの山に分かれていることがわかります。たとえば東京大学経済学研究科(筆記8月25日)と中央大学経済学研究科(筆答9月1日)、慶應義塾大学文学研究科(9月8日〜10日)と東京都立大学人文科学研究科(9月24日・25日)のように、1〜3週間ずつずれた研究科を組み合わせれば併願しやすい一方、出願期間はどれも6月末〜7月上旬に重なるため、書類作成の負荷が7月に集中します。大学ごとに検定料や必要書類の様式が異なる点も、日程管理の一部として意識しておいてください。併願パターンの組み方は大学院入試の併願先の決め方|出願スケジュールの整理と併願パターン【院試4ヶ月前】で詳しく整理しています。
大学院入試の流れ|出願資格審査から合格発表・入学手続までの8ステップ
「大学院入試 流れ」で調べる方に向けて、2027年度入試の実日程を当てはめた標準的な8ステップを整理します。要項公表から入学手続まで、夏入試で約11か月、冬入試で約5か月というのが全体の長さの目安です。
- 募集要項の公表・入手(4〜5月): 東京科学大学は2026年4月7日、上智大学は5月7日、大阪大学理学研究科は5月29日に公表。冬入試の要項は9〜10月に出るものが多い
- 出願資格審査(出願の1〜2か月前・該当者のみ): 東京科学大学は5月11日締切、東京大学経済学コースはA日程6月3日・B日程10月1日、お茶の水女子大学は6月審査(6月11日〜12日)と11月審査(11月19日〜20日)、早稲田大学スポーツ科学研究科は秋期5月18日〜6月2日
- Web出願登録と書類郵送(5〜7月): 東京科学大学は6月1日から登録・6月4日〜10日に出願、お茶の水女子大学は登録6月29日〜7月8日・郵送7月3日〜8日必着と、登録期間と郵送期限が別に設定される
- 受験票の閲覧・印刷(試験の2〜4週間前): 東京科学大学は7月2日から。A日程・B日程どちらの受験資格かもこの時点で通知
- 第1次試験(筆記・筆答、7〜9月): 九州大学総合理工学府7月25日〜26日、東京科学大学8月18日、東京大学経済学研究科8月25日、慶應義塾大学文学研究科9月8日
- 第1次合格発表(筆記の翌日〜2週間後): 慶應義塾大学文学研究科は翌日9月9日17時、中央大学経済学研究科は9月10日、東京大学経済学研究科は口述受験資格者を9月9日に掲示、一橋大学は10月15日
- 第2次試験(口述・口頭試問・面接): 慶應義塾大学文学研究科9月10日、東京大学経済学研究科9月15日・16日、中央大学経済学研究科9月16日、一橋大学言語社会研究科10月17日(オンライン)
- 最終合格発表と入学手続: 東京科学大学9月7日、東京大学経済学研究科9月17日15時以降(入学許可書は12月下旬にダウンロード)、慶應義塾大学文学研究科は春期の入学手続が3月1日〜5日、中央大学は入学申込手続期限2月19日
大学院の合格発表はいつ?試験からの日数の目安
「大学院 合格発表 いつ」という疑問に対する答えは、最終試験の当日〜約3週間後です。2027年度入試の実例では、慶應義塾大学文学研究科が第2次試験当日の19時(秋期)・20時(春期)、東京大学経済学研究科が口述試験翌日の9月17日、一橋大学言語社会研究科が第2次口述10月17日の4日後(10月21日)、東北大学工学研究科が試験最終日8月27日の6日後(9月2日)、お茶の水女子大学8月入試が試験2日目8月2日の5日後(8月7日正午)、東京科学大学がB日程口頭試問終了8月25日から13日後(9月7日)、名古屋市立大学経済学研究科夏季が試験8月29日から20日後(9月18日)、東京都立大学人文科学研究科が選考9月25日から10日後(10月5日)です。多くの大学がウェブサイトや出願システムのマイページで発表し、郵送のみの大学は減っています。合格後は入学手続の期限が短い(慶應義塾大学文学研究科春期は合格発表2月26日から入学手続3月1日〜5日まで1週間)ため、入学金の準備も発表前に済ませておく必要があります。
出願書類と直前期の準備
流れの中で最も時間がかかるのは、ステップ3の出願書類(研究計画書・志望理由書・成績証明書・推薦書・英語スコア)と、ステップ5〜7の試験対策です。出願書類の全体像は大学院入試の出願書類、準備完全ガイド|研究計画書以外の必要書類、志望理由書の組み立ては院試の志望理由書の構成と例文、口述試験の準備は大学院入試直前2ヶ月の総仕上げ|面接・口述試験対策と想定質問で解説しています。東京大学経済学研究科のようにWeb出願システム内で推薦者を登録すると推薦者宛に作成依頼メールが届く方式もあるため、推薦書は出願登録の開始日に合わせて依頼するのが安全です。
社会人の大学院入試はいつ受ける?働きながらの日程戦略
社会人として大学院進学を検討する場合も、基本的には一般選抜と同じ夏・冬の枠内で社会人特別選抜が実施されることが多いのが実情です。名古屋市立大学経済学研究科の社会人特別選抜は夏季(出願7月16日〜23日・試験8月29日・発表9月18日)と冬季(出願11月12日〜19日・試験12月19日または20日・発表2027年1月8日)の両方で実施され、中央大学法学研究科の博士前期課程社会人特別入試は筆答試験を実施せず、経済学研究科の社会人特別入試は筆答試験当日に口述試験も実施して2月9日に最終合格発表という方式です。社会人枠は一般より試験科目が軽い代わりに、出願前の手続きが増える傾向があります。
隠れ締切「出願資格審査」に注意
社会人が特に注意したいのが、出願期間そのものよりも前に設定される「出願資格審査」という隠れ締切の存在です。早稲田大学スポーツ科学研究科では秋期入試の出願資格審査受付が2026年5月18日〜6月2日(出願本体は7月21日〜27日)、春期が9月21日〜10月13日(出願本体は12月1日〜7日)と、出願の約2か月前に締め切られます。東京科学大学の出願資格審査書類締切は5月11日(出願は6月4日〜10日)、東京大学経済学コースはA日程6月3日・B日程10月1日、お茶の水女子大学の入学資格個別審査は6月11日〜12日と11月19日〜20日、早稲田大学文学研究科の個別の入学資格審査は出願初日の1か月前が申出期限です。大学を卒業していない・海外大学卒などの場合は、出願の2か月前が実質的な締切と考えて動いてください。
働きながらの準備スケジュールの現実解
平日の夜と週末を使って研究計画書の作成や筆記試験対策を進める場合、一般論として6か月〜1年程度の準備期間を見込んでおくと余裕を持ちやすくなります。仕事と両立しながらの準備は思った以上に時間がかかりやすいため、早めの着手が安心材料になります。東北大学工学研究科のように社会人特別選抜ではTOEIC・TOEFLのスコアシートが不要な研究科もあり、英語スコアの要否は社会人枠と一般枠で異なる場合があるので要項で確認してください。準備の進め方は社会人が大学院に進学する完全ガイド|いつから準備・費用・仕事との両立にまとめています。
夜間・週末開講の大学院と冬入試の活用
社会人向けに夜間・週末開講のコースを設けている大学院もあり、そうしたコースでは社会人特別選抜の時期も一般選抜とは別に設定されている場合があります。冬入試は年末年始の休暇を直前対策に充てられるという利点がある一方、試験日が平日(名古屋市立大学経済学研究科冬季は12月19日または20日の土日ですが、東京都立大学理学研究科冬季は2月9日・10日の火・水曜)に設定されている場合は職場での休暇取得もあわせて計画しておく必要があります。推薦書や在職証明書など、社会人特有の提出書類は発行までにリードタイムがかかることが多いため、職場や家族との調整も含め、早めにスケジュールに組み込んでおくと安心です。社会人からの大学院入試対策についてさらに詳しく知りたい方は、社会人からの大学院入試の対策・勉強法についての記事も参考にしてください。
大学院入試日程からの逆算チェックリストと外部英語スコアの準備タイミング
大学院入試の準備で最も重要なのが、出願日から逆算してやるべきことを整理する視点です。ここでは出願12か月前からのチェックリストと、多くの受験生がつまずきやすい外部英語スコアの逆算方法をあわせて解説します。夏入試(出願6〜7月)なら前年の夏、冬入試(出願11〜12月)なら同じ年の冬に動き出すのが12か月前の目安です。
12〜7か月前にやること
- 志望する分野・研究テーマの仮決め
- 志望研究科のリストアップ(理系は8月、文系は9〜10月、私立は秋期・春期という型を意識して併願候補を広げる)
- 前年度の募集要項・過去問の入手(要項は年度ごとに更新されるが、日程の型は前年と近いことが多い)
- 研究室訪問・説明会への参加(名古屋市立大学経済学研究科は9月26日に第2回大学院説明会、北海道大学文学院は6月19日と11月13日にオンライン進学説明会を実施。研究室訪問は要項公表前の4〜5月か、冬入試なら9〜10月が適期)
6〜4か月前にやること
- 研究計画書の初稿作成
- 外部英語試験(TOEIC・TOEFLなど)の受験開始(出願の半年前に初回受験を済ませ、複数回受験の余裕を持たせる)
- 専門科目の過去問演習の開始
- 指導教員候補への事前コンタクト(早稲田大学スポーツ科学研究科は出願前に希望する研究指導の担当教員と連絡を取るよう案内。一方、東京大学経済学研究科は「出願にあたり、事前に本研究科教員と連絡を取る必要はありません」と明記しており、研究科によって方針が正反対)
3か月前〜出願直前にやること
- 募集要項の公表を即座にチェックする(2027年度入試は東京科学大学4月7日、中央大学4月9日更新、東北大学工学研究科4月下旬、筑波大学4月下旬〜5月中旬、上智大学5月7日、大阪大学理学研究科5月29日、早稲田大学文学研究科6月1日と、4〜6月に公表が集中)
- 出願資格審査が必要な場合は出願の2か月前までに申請(該当者のみ)
- 出願書類のリスト化(成績証明書・卒業見込証明書は発行に日数がかかる場合があるため早めに申請)
- 研究計画書の推敲・第三者による添削。研究計画書の書き方に不安がある方は研究計画書の書き方7ステップも参考にしてください
- 検定料の納付・Web出願登録の期限が書類締切と別に設定される場合があるため要注意(お茶の水女子大学は出願登録期間と書類郵送期間が別、東京科学大学はネット登録6月1日〜と出願6月4日〜10日、東京大学経済学研究科はWeb出願6月8日〜7月3日17時と出願期間6月30日〜7月3日が別に設定)
出願後〜試験当日にやること
- 筆記試験対策の仕上げ
- 口述試験・面接の想定問答準備(東京大学経済学コースはZoomによるオンライン口述、一橋大学言語社会研究科の秋季第2次はオンライン・春季は対面と、形式が回によって異なる)
- 受験票の印刷(東京科学大学は7月2日から閲覧・印刷開始と、印刷開始日が指定される)
- 第1次合格発表の確認と第2次試験の移動・宿泊手配(慶應義塾大学文学研究科は1次発表の翌日が口頭試問)
外部英語スコアはいつまでに取ればよいか
TOEICやTOEFLなどの外部英語スコアの提出を求める研究科は少なくありません。東北大学工学研究科の博士課程前期は英語の当日試験を行わずTOEICまたはTOEFLのスコアを利用(社会人特別選抜を除く)し、東京科学大学(理工学系)も外部英語テストのスコアシート提出が原則必要、大阪大学理学研究科はTOEIC等の成績証を提出した志願者に「英語」の試験を免除する専攻と出願時に成績が必要な専攻があります。志望校が「当日筆記型」「外部スコア提出型」「免除型」のどれなのかによって準備の進め方はまったく変わるため、まずこの違いを募集要項で確認してください。有効期限は東北大学工学研究科が試験実施日から過去2年以内、東京科学大学が2024年6月11日以降の受験分(出願の約2年前)と、2年が一つの基準です。公式スコアの到着まで受験から約1か月かかることが一般的なため、出願締切の1.5か月前までに受験を済ませておくのが目安とされています。逆算の考え方としては「出願締切 − 公式スコア到着1か月 − 予備期間2週間 = 最終受験日」という式が参考になります。東北大学工学研究科はTOEICは公式認定証、TOEFLはTest Taker Score ReportまたはInstitutional Score Reportを受け付け、TOEFLとTOEICの相互換算表を公表しています。東京大学経済学研究科は2026年1月からのTOEFL新スコアスケールと旧スケールのどちらも出願に利用可能と告知しているので、受験時期によるスケールの違いも要項で確認してください。目標スコアの決め方は大学院入試の英語対策はいつから?TOEIC・TOEFL目標スコアの決め方と大学院入試 英語対策完全ガイド|TOEIC・TOEFLスコア基準まとめ、英語試験そのものの対策は大学院入試の英語試験対策についての記事を参考にしてください。逆算表を一人で組むのが難しい場合は、大学院入試対策コースで志望研究科の日程に合わせた学習計画を立てることもできます。
大学院入試日程の調べ方|募集要項・年度表記の正しい読み方
ここまで紹介してきた日程はすべて2027年度入試(2026年度実施)として2026年9月8日時点で公表されているものであり、年度が変われば当然変更されます。最後に、日程情報を自分で正しく調べるための考え方を整理します。
一次情報はどこにあるか
最も確実な情報源は、志望研究科が公表する募集要項PDFです。大学全体の入試案内ページは概要の案内にとどまり、詳細な日程は研究科ごとの要項を参照するよう案内している例が少なくありません。一方で、筑波大学の「大学院入試スケジュール」、お茶の水女子大学の「2027年度入試(2026年度実施)日程表」、東京都立大学の「大学院入試概要」、名古屋市立大学の「令和8年度(2026年度)実施 大学院募集日程」、岡山大学の「大学院入試日程(2026年10月入学及び2027年4月入学)」、中央大学の「入試日程一覧」のように、大学が全研究科の日程を1ページに集約している場合はそこが最短の入口です。「研究科の募集要項>大学の入試課の日程一覧>まとめサイト」という優先順位を意識し、本記事のような解説記事はあくまで全体像をつかむための参考情報として扱ってください。
年度表記の罠
大学院入試の年度表記は混乱しやすいポイントです。「2027年度入試」は2026年中に試験が行われ2027年4月に入学する入試を指すのが通例で、お茶の水女子大学は「2027年度入試(2026年度実施)」、名古屋市立大学は「令和8年度(2026年度)実施」、東京大学経済学研究科は「令和9(2027)年度修士課程」、東北大学工学研究科は「令和9(2027)年4月入学」と、同じ入試を「実施年度」で呼ぶ大学と「入学年度」で呼ぶ大学が混在しています。本記事は各大学の表記に合わせて「2027年度入試(2026年度実施)」と表記しており、東京大学経済学コースB日程(2027年10月入学)や東京科学大学の「9月入学または4月入学」のように、同じ要項の中に複数の入学時期が含まれることもあります。募集要項の「入学年月」の記載を必ず確認するようにしてください。
A日程/B日程、複数の入学時期の区別
東京科学大学のA日程(口述中心)・B日程(筆答中心)、東京大学経済学研究科の経済学コースA日程(2027年4月入学)・B日程(2027年10月入学)、岡山大学の(1)〜(5)の番号区分、中央大学の夏季・秋季・春季のように、同じ研究科内でも日程・選考方法が複数に分かれている場合があります。「何日程あるのか」「それぞれの入学時期はいつか」「どの日程がどの選抜区分(一般・推薦・社会人・外国人留学生)に対応するのか」を要項の該当箇所で確認しましょう。法科大学院は東京都立大学法曹養成専攻(出願9月16日〜30日・第1次筆記10月24日・第2次口頭試問11月21日・最終合格12月2日)や岡山大学法務研究科(A日程9月5日〜6日・B日程11月14日〜15日・C日程2027年1月30日〜31日)のように別のカレンダーで動くため、法科大学院の入試日程一覧で確認してください。
募集要項で最初に確認すべき5項目
- 出願期間(Web登録と郵送書類の締切が別になっている場合があります)
- 試験日(筆記・口述・面接がそれぞれ何日に行われるか、第1次合格発表がいつか)
- 合格発表日と入学手続期間(冬入試は発表から手続まで1週間程度のことがある)
- 外部英語スコアの要否・有効期限・提出方法
- 出願資格審査の有無とその締切
日程管理表の作り方
志望校が複数ある場合は、「大学|研究科|要項公表日|出願資格審査|Web登録期間|書類締切|試験日(1次/2次)|発表|入学手続|必要書類|英語スコアの要否」という列でスプレッドシートを作り、一元管理することをおすすめします。説明会や研究室訪問の予定も同じ表に書き込んでおくと、出願直前になって慌てることを防げます。早稲田大学文学研究科の2028年度入試からの出願期間変更や、関西大学大学院が2026年4月に公表した2027年度以降の文学研究科・理工学研究科の入学者選抜試験の変更のように、日程や選抜方法は年度をまたいで変わるため、管理表には「確認日」の列も設けてください。こうした情報整理と並行して、独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
よくある質問(FAQ)
大学院入試はいつ行われますか?
多くの研究科で、夏(7〜9月頃)と冬(12〜2月頃)の年2回実施されます。2027年度入試(2026年度実施)の実例では、理系の筆答試験は8月18日〜27日(東京科学大学・筑波大学・東京都立大学・東北大学)、文系の筆記・口述は8月下旬〜10月中旬(東京大学経済学研究科の筆記8月25日、中央大学・慶應義塾大学の9月上旬、東京都立大学・北海道大学の9月下旬、一橋大学の10月10日)、冬入試は1月下旬〜2月下旬に集中しています。夏が本募集にあたり募集人数が多い傾向がある一方、冬は二次募集的な位置づけになることが多いですが、研究科によって異なるため、必ず志望研究科の募集要項で確認してください。
2026年に実施される大学院の入試日程一覧はどこで見られますか?
2026年に実施される入試は各大学で「2027年度入試」「令和9年度入学者選抜」「2026年度実施」などと呼ばれ、筑波大学の「大学院入試スケジュール(2026年4月〜2027年3月実施)」、お茶の水女子大学の「2027年度入試(2026年度実施)日程表」、東京都立大学の「大学院入試概要」、名古屋市立大学の「令和8年度(2026年度)実施 大学院募集日程」、岡山大学の「大学院入試日程(2026年10月入学及び2027年4月入学)」、中央大学の「入試日程一覧」のように、大学単位で全研究科の日程を1ページに集約している場合があります。本記事の各表は、これらの公式ページを2026年9月8日時点で転記したものです。集約ページがない大学は、研究科ごとの募集要項PDFを直接確認してください。
理系の大学院入試日程はいつ頃が中心ですか?
理系は8月中旬〜下旬の筆答試験が中心です。2027年度入試では東京科学大学(理工学系)B日程が8月18日、筑波大学理工情報生命学術院が8月19日〜21日、東京都立大学理学研究科が8月25日・26日、東北大学工学研究科が8月25日〜27日で、出願はいずれも6月上旬〜7月下旬に締め切られます。九州大学総合理工学府は出願5月18日〜27日・筆答7月25日〜26日とさらに早く、推薦入試は7月上旬に集中します。冬入試は筑波大学が1月26日〜29日、東京都立大学理学研究科が2月9日・10日と、1月下旬〜2月上旬です。
文系・国立大学の大学院入試日程の傾向を教えてください
文系は9月上旬〜10月中旬の筆記・口述が中心で、国立では東京大学経済学研究科が筆記8月25日・口述9月15日・16日、北海道大学文学院が9月28日、一橋大学言語社会研究科が筆記10月10日・口述10月17日、東京都立大学(公立)人文科学研究科が9月24日・25日です。私立文系は慶應義塾大学文学研究科9月8日〜10日、中央大学9月1日〜11日と国立よりやや早めです。国立大学は要項公表が4〜5月、出願が6〜7月という傾向がありますが、北海道大学文学院(出願登録7月15日〜29日)や東京都立大学人文科学研究科(出願8月7日〜13日)のように文系は出願も遅めの研究科があります。
大学院の合格発表はいつですか?
最終試験の当日から約3週間後が目安です。2027年度入試では、慶應義塾大学文学研究科が第2次試験当日の夜(9月10日19時・2月26日20時)、東京大学経済学研究科が口述試験翌日の9月17日、東北大学工学研究科が試験最終日から6日後の9月2日、東京科学大学がB日程口頭試問終了から13日後の9月7日、名古屋市立大学経済学研究科が試験から20日後の9月18日です。多くの大学はウェブサイトや出願システムのマイページで発表します。合格後の入学手続期限は短く、慶應義塾大学文学研究科の春期は合格発表2月26日に対して入学手続が3月1日〜5日です。
今から出願できる大学院はありますか?
2026年9月時点で出願期間がこれから来る入試は多くあります。10月は名古屋市立大学薬学研究科(10月21日〜27日)と九州大学総合理工学府第二次募集(10月22日〜29日)、11月は東京大学経済学コースB日程(11月2日〜6日)・名古屋市立大学経済学研究科冬季(11月12日〜19日)・中央大学春季(11月23日〜27日)、12月は早稲田大学スポーツ科学研究科春期(12月1日〜7日)・お茶の水女子大学2月入試(登録12月7日〜16日)・一橋大学言語社会研究科春季(12月9日〜1月7日)・慶應義塾大学文学研究科春期(12月21日〜24日)、1月は東京都立大学の各研究科(1月4日〜14日)などです。ただし冬入試の募集人員は「若干名」のことが多く、九州大学のように夏の合格状況によって実施しない可能性が明記されている入試もあります。
大学院入試の出願はいつからいつまでですか?
夏入試は5月下旬〜7月に出願受付が行われることが多く、2027年度入試では九州大学総合理工学府が5月18日〜27日、東京科学大学が6月4日〜10日、東京大学経済学研究科が6月30日〜7月3日、東北大学工学研究科が6月8日〜18日、中央大学秋季が7月2日〜6日でした。冬入試は10月下旬〜1月上旬で、名古屋市立大学薬学研究科10月21日〜27日、中央大学春季11月23日〜27日、慶應義塾大学文学研究科春期12月21日〜24日、東京都立大学理学研究科1月4日〜7日が実例です。出願期間は4〜7日間程度と短く、試験本体の1.5〜2か月前に締め切られるため、「試験の月」ではなく「出願の月」を基準に逆算して準備を進めることが重要です。
社会人でも夏入試を受けられますか?
受けられます。社会人特別選抜も、一般選抜と同じ夏・冬の枠内で実施されることが多く、名古屋市立大学経済学研究科の社会人特別選抜は夏季(試験8月29日)と冬季(試験12月19日または20日)の両方に設定されています。ただし、出願本体よりも前に「出願資格審査」が別途設定される場合があり、早稲田大学スポーツ科学研究科では秋期の資格審査が5月18日〜6月2日と出願の約2か月前です。出願期間だけでなく募集要項全体を早めに確認しておくことをおすすめします。
まとめ|大学院入試日程一覧は「夏・冬の型」と「逆算」で読み解く
大学院入試の日程は、学部入試のような全国統一の基準がなく、大学・研究科ごとに個別に設定されています。とはいえ、多くの研究科が夏(7〜9月頃)と冬(12〜2月頃)の年2回体制を取っており、理系は8月中旬〜下旬、文系は9〜10月、冬入試は1〜2月に試験が集中するという大枠を理解しておけば、志望校の日程情報を読み解く土台ができます。そのうえで、「試験の時期」ではなく「出願の時期」を基準に逆算する視点を持つことが、出願機会を逃さないための最も重要なポイントです。
- 大学院入試は夏(7〜9月頃)と冬(12〜2月頃)の年2回体制が基本だが、研究科によって実施の有無・時期は異なる
- 2027年度入試(2026年度実施)では、理系の筆答試験は8月18日〜27日、文系の筆記・口述は8月下旬〜10月中旬(東京大学経済学研究科の筆記8月25日から一橋大学言語社会研究科の10月10日まで)、冬入試は1月下旬〜2月下旬に集中した
- 出願は試験の1.5〜2か月前に締め切られることが多く(東京科学大学は出願6月10日→筆答8月18日)、「試験月」ではなく「出願月」で逆算する
- 同じ大学でも研究科ごとに日程がまったく異なるため、志望研究科単位で募集要項を確認する
- 国立大学は夏がメイン、私立大学は秋期・春期という呼び方をすることが多く、時期の感覚がずれる場合がある
- 合格発表は最終試験の当日〜約3週間後で、冬入試は発表から入学手続まで1週間程度しかない場合がある
- 外部英語スコアは有効期限(2年が基準)と提出までの日数を踏まえ、出願締切の1.5か月前を受験リミットの目安にする
- 社会人は出願資格審査という隠れ締切(出願の約2か月前)に注意し、早めに募集要項全体を確認する
- 紹介した日程はすべて2026年9月8日時点の公表値であり、年度により変更されるため必ず最新の募集要項で確認する
大学院入試は情報戦の側面が強く、志望研究科の募集要項をいかに早く正確に読み解けるかが合否を左右するといっても過言ではありません。まずは本記事の年間カレンダーと大学別の日程表で全体像をつかみ、出願12か月前からのチェックリストに沿って一つずつ準備を進めてみてください。準備の全体像は大学院入試はいつから準備する?1年前からの逆算計画、科目別の対策は大学院入試対策の完全ガイドでも整理しています。研究計画書の完成度や専門科目・英語試験の対策など、独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。専門講師による個別指導をご希望の方は、大学院入試対策コースの詳細をご覧ください。
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