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日本大学大学院文学研究科心理学専攻「冬入試」の傾向と対策

日本大学大学院文学研究科心理学専攻の冬入試を目指すなら、十分な準備期間を確保し、2027年度一般入試第2期の試験日である2027年2月13日から逆算して、英語・専門科目・口述試験を並行して準備する必要があります。第2期は、出願が2027年1月12日から20日、合格発表が2月24日に設定されています。短期間で対策しやすい試験ではなく、心理科学コースと臨床心理学コースのどちらで研究するのかを早めに決め、コースごとに異なる専門知識を積み上げることが重要です。
日本大学大学院文学研究科心理学専攻の「冬入試」とは、博士前期課程・博士後期課程を対象に2月に行われる一般入試第2期を指します。博士前期課程には心理科学コースと臨床心理学コースがあり、一般入試では外国語、専門科目、口述試験の総合評価によって合否が決まります。冬入試は単なる追加募集ではなく、研究適合性と基礎学力をまとめて示す選抜だと捉えましょう。
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この記事では、令和9年度入学試験要項と令和8年度第2期の公式公開過去問を基に、日程、出願資格、提出書類、試験科目、コース別の出題テーマを整理します。さらに、英語・専門科目・口述試験の対策を、出願までの残り期間に落とし込んで説明します。公開過去問の問題文は転載せず、出題分野とそこから導ける勉強法だけを扱います。
なお、入試日程、提出方法、試験時間、担当教員などは変更される可能性があります。募集要項の内容は年度により変わるため、必ず最新の要項で確認してください。この記事の情報だけで出願手続きを完結させず、日本大学入試ガイドと文理学部の大学院入試ページを併せて確認しましょう。
短い準備期間で結果を出すには、情報収集、書類、筆記、口述を別々の課題として扱わないことも大切です。研究計画で使う概念を専門科目で説明し、関連する英語文献を読み、その研究を日本大学で行う理由を口述で話せるようにします。こうして一つの学習を複数の評価場面へつなげれば、限られた時間でも理解を深められます。本記事を読みながら、自分の状況を「確認済み」「要調査」「未着手」に分け、最初の一週間に行う作業まで決めてください。
日本大学大学院文学研究科心理学専攻の冬入試とは
一般入試第2期を「冬入試」と呼んでいる
日本大学の公式要項に「冬入試」という名称があるわけではありません。本記事では、2027年2月に試験が行われる博士前期課程一般入試第2期を、検索時に使われる呼び方に合わせて冬入試と表現します。公式書類を探すときは「文学研究科」「博士前期課程」「一般入試第2期」という名称で確認するのが確実です。
2027年度も心理学専攻の第2期は実施され、心理科学コースと臨床心理学コースの双方が対象です。topic.jsonにあった「出願1月頃」「試験2月13日〜21日」という概略に対し、最新要項では出願は1月12日から20日、試験は2月13日と確定しています。日付の幅を広く見積もると郵送や証明書取得が遅れるため、確定日で管理してください。
第2期が向いている人と注意が必要な人
第2期は、秋までに研究テーマが固まらなかった人、卒業研究を進める中で大学院進学の必要性が明確になった人、他大学院の秋入試後に研究環境を見直した人にとって選択肢になります。ただし、冬から初めて心理学を学ぶための制度ではありません。外国語と専門科目に加え、研究計画を説明する口述試験まで同日に行われるため、基礎知識と研究準備の両方が必要です。
第2期だけに照準を合わせる場合も、試験直前の暗記に偏らないことが大切です。公開過去問では、心理科学コースで測定法、生理心理学、感情理論、心理統計・研究法に関わる幅広いテーマが、臨床心理学コースで心理検査、発達、理論、心理療法が問われました。一つの専門領域だけでなく心理学全体を俯瞰する学習が求められています。
冬入試のゴールは入学ではなく研究開始
入試対策を考える際は、合格だけでなく入学後に何を研究するかを基準にしてください。心理科学コースは科学的な研究実践を重視し、臨床心理学コースは心理臨床実践と臨床心理学研究の両立を重視します。名称の印象だけで選ぶと、研究計画と教育内容が噛み合わず、口述試験でも説明が不自然になります。
まずは希望テーマを一文の問いにし、どの教員の専門領域と接続するか、どの方法で検討するかを整理します。その上でコースを選び、試験勉強の重点を決めると、書類、専門科目、口述試験が一つの軸でつながります。冬入試は準備期間が見えやすい分、やるべきことの優先順位を明確にできる入試でもあります。
情報収集では公式資料の役割を分ける
入試情報は一つのページだけにまとまっているとは限りません。大学全体の入試ガイドには募集要項と所定様式、文理学部の大学院入試ページには日程や連絡先、文学研究科ページには専攻紹介と過去問への導線があります。心理学専攻ページでは教育方針や教員の専門領域を確認できます。手続は募集要項、学びの適合性は専攻ページ、出題確認は過去問ページというように役割を分けると、古い断片情報に迷いにくくなります。
検索結果には前年のPDFや第三者の日程表も残ります。年度表記、公開日、URLの所属を必ず確認し、第三者サイトで知った内容は公式資料へ戻って確かめてください。特に和暦と西暦、入学年度と試験実施年は混同しやすい点です。令和9年度入学者向け第2期は、試験の実施が2027年2月です。手元のファイル名にも年度を付け、前年版を誤って参照しないよう管理しましょう。
心理科学・臨床心理学の2コースと向いている受験生
心理科学コースは研究方法を使って問いを検証する
心理科学コースは、幅広い専門知識の獲得、研究活動の実践、研究発表の三つを主軸としています。認知、社会、発達、生理、老年などの領域で、観察、実験、調査、尺度構成、統計解析を使いながら問いを検証したい人に向きます。特定の現象への興味だけでなく、測定可能な概念へ変換する力が必要です。
志望者は、研究したい現象について「なぜ重要か」だけでなく、「何を変数とし、誰を対象に、どのようなデータを集めるか」を話せるようにします。令和8年度第2期の専門科目には態度の測定や質問紙法の信頼性・妥当性が含まれており、心理学研究法を用語暗記ではなく研究設計として理解することが重要です。
臨床心理学コースは実践と研究を往復する
臨床心理学コースは、心理学の基礎を前提に、臨床・研究・教育のバランスが取れた臨床心理職者の養成を掲げています。学内外の実習と臨床心理学関係科目が編成され、心理臨床センターでの実践経験にもつながります。相談援助に関心があるだけでなく、実践を心理学研究として検討する姿勢が欠かせません。
臨床系の研究計画では、対象者の脆弱性、同意取得、個人情報管理、介入の負担など倫理面を具体化する必要があります。口述試験では、なぜその対象と方法なのか、修士課程の期間内に実行可能かが問われる可能性を想定します。資格取得への期待だけでなく、研究課題と方法を説明できる人が準備を進めやすいコースです。
コース選択を決める比較軸
| 比較軸 | 心理科学コース | 臨床心理学コース |
|---|---|---|
| 中心的な関心 | 心理現象の測定・説明・予測 | 心理支援の実践と臨床心理学研究 |
| 重視する準備 | 研究法、統計、基礎から応用までの専門知識 | 臨床基礎、発達、心理査定、心理療法、研究倫理 |
| 研究計画の確認点 | 仮説、変数、測定、分析の整合性 | 臨床的意義、対象者保護、実施可能性 |
| 過去問から見える幅 | 測定・生理・感情・質問紙法 | 心理検査・発達・理論・心理療法 |
迷ったときは、将来の職種だけで決めず、修士論文で答えたい問いから考えます。同じ「抑うつ」を扱う場合でも、認知バイアスを実験で検討するのか、支援プログラムのプロセスを臨床的に検討するのかで、適する指導環境は変わります。公式の教員紹介と研究領域を確認し、自分の計画と接点を言語化してください。
コース名と研究テーマが形式的に一致していても、指導可能な教員がいるとは限りません。教員の所属や担当は年度により変わり得ます。最新の専攻ページと募集要項を確認し、必要であれば大学の案内に従って問い合わせます。研究テーマを決める手順は、研究計画書の書き方と例文も参考にしてください。
研究テーマから科目準備へ落とし込む
コースを決めたら、研究テーマの周辺だけを勉強するのではなく、土台となる領域を逆算します。対人認知を扱うなら社会心理学に加えて測定法、研究倫理、統計を、子どもの心理支援を扱うなら発達心理学、心理査定、臨床理論、家族・学校との連携を復習します。周辺領域を線でつなぐことで、専門科目の未知の問いにも対応しやすくなります。
学習表には「領域」「説明できる重要語」「代表研究」「研究計画との接点」の四列を作ると便利です。重要語を説明できても、自分の研究でどう使うか分からなければ理解はまだ浅い状態です。一方、研究テーマの話だけが詳しく、心理学全体の基本語を説明できない場合も、筆記で不安が残ります。専門の深さと心理学基礎の広さを週ごとに点検することで、偏りを修正してください。
教員との適合性は研究テーマを具体化して確かめる
教員の専門領域に自分の関心語が含まれているだけでは、十分な適合確認になりません。研究対象、理論的枠組み、方法、データの種類まで分解し、どこが接続するかを確認します。たとえば同じ認知心理学でも、記憶、注意、知覚、加齢による変化では必要な設備や方法が異なります。臨床心理学でも、心理査定、家族支援、学校臨床、短期療法などで指導の焦点は変わります。
教員の研究業績を調べる際は、論文タイトルだけで判断せず、可能な範囲で要旨や方法を読みます。その研究を自分の計画へそのまま当てはめるのではなく、共通する問いや方法を見つけてください。口述では「有名な先生だから」ではなく、特定の研究蓄積と自分の問いの関係を説明します。教員名を挙げることより、指導を受けたい学術的理由を示すことが重要です。
一方で、入学前に研究のすべてを確定する必要はありません。先行研究を読む中で仮説や方法が変わるのは自然です。現時点で分かっていること、未確定のこと、入学後に検討したいことを分けておけば、過度に断定せず主体性も示せます。研究計画の柔軟性と曖昧さは異なるため、中心となる問いは明確にし、方法上の選択肢は根拠とともに提示しましょう。
2027年度第2期の出願資格・日程・提出書類
出願資格は自分の経歴に対応する項目で確認する
博士前期課程の一般入試では、大学を卒業した人または2027年3月卒業見込みの人、学士の学位を取得した人または取得見込みの人、外国で16年の学校教育課程を修了した人など、複数の資格区分が定められています。大学卒業以外の経路や個別審査に関わる経歴がある場合は、自己判断で出願せず、要項の該当番号を確認してください。
一部の資格では、通常の出願前に入学資格審査が必要です。資格審査には別の提出期限があり、1月の本出願だけを見ていると間に合いません。非典型的な学歴の人ほど、最初に資格区分と事前審査の有無を確認することが重要です。疑問が残る場合は、文理学部教務課の大学院担当へ早めに照会しましょう。
第2期の日程を一つの表で管理する
| 手続 | 2027年度第2期 | 受験生の行動 |
|---|---|---|
| 資格審査・留学生事前連絡 | 2026年12月1日〜14日 | 該当者のみ期限内に必要手続 |
| 出願 | 2027年1月12日〜20日 | 書類、検定料、送付条件を確認 |
| 試験 | 2027年2月13日 | 外国語、専門、口述を受験 |
| 合格発表 | 2027年2月24日 | 公式方法で結果を確認 |
| 入学手続 | 2027年2月26日〜3月11日 | 期限内に手続を完了 |
出願期間は約1週間です。卒業証明書や成績証明書を年末年始に取り寄せようとすると、大学の休業日と重なる可能性があります。12月中旬までに必要部数、厳封の要否、氏名表記を確認し、取得できる書類から揃えるのが安全です。年明けに書類作成を始めるのではなく、年内に提出可能な状態へ近づけることを目標にします。
1000字の二つの書類を役割分担させる
共通提出書類には、大学院入学志願票、卒業証明書または卒業見込証明書、最終出身学校の成績証明書、志願理由書、研究計画書、検定料振込控えなどがあります。志願理由書と研究計画書はいずれもA4判縦型横書き、1000字以内の任意様式です。参考文献は研究計画書の字数に含まれません。
志願理由書には、これまでの学び、進学理由、日本大学で学ぶ必然性、修了後の方向を一本の流れで書きます。研究計画書には、背景、先行研究、研究上の問い、方法、期待される意義を配置します。二つに同じ内容を繰り返すのではなく、志願理由書は「なぜここで学ぶか」、研究計画書は「何をどう調べるか」を中心にします。
入学検定料は令和9年度要項で35,000円です。振込期間、依頼人名義、入試コード、控えの提出方法まで指定されています。金額だけを覚えるのではなく、要項の指示に沿って納入してください。提出方法や金額は変わる可能性があるため、次年度以降の受験生は最新要項で再確認が必要です。
提出前チェックは内容と形式を分ける
内容面では、志願理由と研究計画に矛盾がないか、希望コースが統一されているか、研究テーマが担当領域と接続しているかを確認します。形式面では、字数、用紙方向、氏名、証明書の発行日、振込控え、所定様式、郵送条件を照合します。内容が良くても形式不備があれば受理されない可能性があるため、二つのチェックを同じ日に慌てて行わないことが大切です。
おすすめは、要項の提出書類欄を複製したチェック表を作り、準備者と確認者を分ける方法です。自分一人で確認する場合も、作成日と最終確認日を分けます。封入前には書類を並べ、名称と順序を読み上げます。提出用データと印刷後の紙面の両方を確認し、控えを手元に残すと、口述試験前の見直しにも使えます。
1000字の研究計画を圧縮する手順
1000字は、背景から方法までを書くには長くありません。最初から1000字に収めようとすると、必要な論理が抜けやすくなります。まず字数を気にせず、問題意識、先行研究で分かっていること、残された問い、目的、対象、方法、予想される意義を書きます。その後、重複する背景説明と一般論を削り、問いと方法へ字数を配分します。
研究目的は「明らかにする」で終えず、何と何の関係を、どの対象で、どの観点から検討するのかを示します。方法には対象者、データ収集、主要な指標、分析の方向を、計画段階で説明できる範囲で入れます。臨床領域では倫理的配慮と実施可能性も外せません。背景を詳しく書きすぎず、研究上の問いと答え方を中心にすると、短い字数でも計画の骨格が伝わります。
削る際は、抽象的な強調語、大学案内の言い換え、同じ目的の反復を優先します。参考文献は本文中の主張と対応させ、列挙だけにしません。完成後は、タイトルを隠しても研究対象と方法が読み取れるか、別の大学でも通用する志望理由になっていないかを確認します。最後に声に出して読み、口述で説明しにくい文を修正してください。
試験科目と当日の流れ、総合評価の読み方
外国語・専門科目・口述試験を同日に受ける
| 科目 | 令和9年度の時間 | 準備の焦点 |
|---|---|---|
| 外国語(英語) | 11:00〜12:00 | 心理学英文の正確な読解と全訳 |
| 専門科目 | 13:00〜14:30 | 用語の定義、理論比較、方法論、具体例 |
| 口述試験 | 14:50〜 | 志望理由、研究計画、専門基礎の説明 |
外国語は英語で、辞書は使用できません。専門科目までに昼の時間を挟み、その後に口述試験が続きます。筆記試験だけで力を使い切らないよう、模試や過去問演習では同じ順番で練習してください。英語60分、専門90分の後に研究計画を説明する集中力まで含めて当日対応力です。
試験時間は変更される場合があり、詳細は受験票送付時の案内が優先されます。会場への移動、昼食、待機時間も想定し、持ち物と行動を前日までに決めましょう。当日は三科目が独立しているのではなく、知識と研究適合性を多面的に確認されると考えると準備の軸が定まります。
総合評価だからこそ弱点を放置しない
公式の合否判定基準では、外国語科目、専門科目、口述試験の総合評価とされています。特定科目の配点や最低点は今回確認した資料では公表されていません。そのため、「面接だけで挽回できる」「英語ができれば専門は最低限でよい」といった推測に頼るのは危険です。
総合評価への現実的な対応は、各科目に最低限の安定性を作った上で、自分の強みを伸ばすことです。最初に過去問を時間内で解き、英語の読解速度、専門用語の再現、論述構成、口頭説明のどこに大きな穴があるかを確認します。得意科目の追加学習より、答案が成立しない科目の底上げを優先してください。
専門答案は定義・説明・具体化で組み立てる
専門科目では、知っている用語を羅列するだけでは十分ではありません。まず概念を簡潔に定義し、主要な構成要素や理論的背景を説明し、必要に応じて研究例や実践例を示します。最後に、類似概念との違いや測定上の注意を加えると、理解の深さが伝わりやすくなります。
90分で複数題に答えるには、答案作成前の配分が必要です。全問を確認し、各問に使える時間を決め、冒頭に結論を置きます。書き終えたら、問いに対して直接答えているか、専門用語の使い方が一貫しているかを確認します。知識量だけでなく、限られた時間で論理的に提示する訓練が重要です。
当日の失点を減らすリハーサル
本番形式の演習では、正答内容だけでなく、開始から終了までの行動を記録します。英語で設問確認に何分、下訳に何分、清書に何分かかったか、専門科目で一題当たりの構想と記述に何分使ったかを測ります。時間切れになった場合は「もっと速く書く」ではなく、読み方、構成メモ、答案量のどこに原因があるかを分けて改善します。
昼休みには新しい知識を詰め込まず、午後に使う用語の短い確認と休息に充てる計画を立てます。口述まで待機時間が生じても集中を保てるよう、研究計画の一枚要約を用意しておくと安心です。受験票の指示が最優先ですが、食事、移動、待機を含めて一日の試験として練習すると、知識以外の要因による失点を減らせます。
英語全訳の見直しでは意味のずれを探す
全訳答案の見直しは、きれいな日本語へ直すだけではありません。主語と述語の対応、否定の範囲、比較対象、代名詞の指示、因果と相関の区別を確認します。心理学文献では、研究者の主張、先行研究の紹介、実験結果、限定的な解釈が一段落に混在します。誰が何を示したのかを誤ると、個々の単語が訳せていても段落全体の意味が変わります。
一文が長い場合は、接続詞と関係詞に印を付け、節ごとの役割を決めます。専門語は日常語へ崩しすぎず、一般的な心理学用語として統一します。分からない語があっても、品詞、対比、具体例から意味を推定し、空欄を減らします。原文の論理関係を保存した上で、読み手に通じる日本語へ整えることが全訳の中心です。
復習では誤りを、語彙、構文、専門知識、日本語表現の四種類に分類します。語彙ミスなら領域別リストへ、構文ミスなら同じ構造の例文へ戻ります。専門知識不足で訳せなかった文は、対応する心理学の章も読み直します。誤訳の種類を記録すれば、毎回全文をやり直すだけより効率的に弱点を減らせます。
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2026年度第2期公開過去問のテーマ分析
日本大学文理学部は、令和8年度一般入試第2期の問題を公式サイトで公開しています。ここでは著作権に配慮し、問題文を転載せず、確認できた出題テーマ、形式、学習への示唆を説明します。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料を確認してください。
心理科学コースは基礎領域と研究法を横断する
心理科学コースの専門科目は、4題すべてに解答する形式でした。テーマは、態度の測定方法、網膜の視細胞、情動理論における二つの古典的説明、質問紙法の信頼性と妥当性です。社会心理学、生理・知覚心理学、感情心理学、心理学研究法が一つの試験に並び、領域横断的な基礎力が確認されています。
態度測定では、尺度法や反応の取り方を名前だけでなく、どのように測定値へ変換するかまで理解する必要があります。網膜の視細胞は、生理的機序と機能の違いを図なしでも説明できるようにします。情動理論は、身体反応と感情経験の因果順序や同時性を比較し、各理論の違いを短い文章で表現できる状態が目標です。
信頼性と妥当性は、尺度を使う研究計画の土台です。信頼性は測定の一貫性、妥当性は測ろうとする概念を適切に測れている程度として区別し、それぞれを検討する代表的方法を整理します。用語の定義に加え、良い質問紙を作るための具体的な手続まで説明する練習が有効です。
臨床心理学コースは査定・発達・理論・支援を問う
臨床心理学コースの専門科目も4題すべてに解答する形式でした。テーマは、テストバッテリー、自閉スペクトラム症の特性を持つ小学生が学校生活で経験しやすい困難、エリクソンのライフサイクル理論、プレイセラピーです。心理アセスメント、発達障害、発達理論、心理療法を横断しています。
テストバッテリーは、複数の心理検査を目的に応じて組み合わせ、単一検査では捉えにくい対象者像を多面的に理解する考え方です。検査名を列挙するだけでなく、なぜ組み合わせるのか、負担や解釈上の注意は何かまで整理しましょう。学校生活の困難については、診断名の説明だけでなく、対人場面、感覚特性、見通し、コミュニケーションなど生活場面へ具体化する力が必要です。
ライフサイクル理論では発達段階と心理社会的課題の対応を、プレイセラピーでは子どもの表現手段としての遊び、治療関係、環境設定、セラピストの姿勢を説明できるようにします。臨床用語は「何か」「誰に」「何のために」「どんな配慮で行うか」まで答えると、暗記から実践的理解へ進めます。
外国語は心理学英文の全訳形式
両コースの外国語は、心理学に関する英文を日本語へ訳す形式です。心理科学コースでは視覚錯視に関する文献、臨床心理学コースでは心理検査などに関係する文献が出典として示されていました。本文の多くは著作権処理のため公式PDF上で非公開ですが、心理学の専門文献を読む試験であることは確認できます。
全訳では、概要だけ合っていても、修飾関係、否定、比較、因果を落とすと意味が変わります。専門語を覚えると同時に、長い主語、関係節、分詞構文、同格を区切って読む練習が必要です。辞書は使えないため、頻出語を見た瞬間に意味と文脈上の訳を出せるようにしましょう。
過去問から導ける学習順序
- 公式PDFで制限時間と全体構成を確認する
- コース別に出題領域を心理学概論の目次へ対応させる
- 各テーマを200〜400字程度で定義・比較・具体化する
- 英語は心理学論文や教科書を時間内に全訳する
- 不明語と不十分な答案を領域別ノートへ戻す
- 別年度の問題を文理学部入学センターで閲覧する方法も検討する
文理学部入学センターでは、大学院入試の過去3年分を閲覧できますが、配布は行われません。予約等の最新条件は公式案内で確認してください。1年分だけから次年度の出題を断定せず、複数年の領域分布と形式を確認することが、過度な山張りを避ける方法です。
過去問答案を自己採点する観点
公式資料では個別問題の模範解答が示されていないため、自己採点は教科書や専門辞典を根拠に行います。答案ごとに、問いへの直接回答、定義の正確さ、必須要素、具体例、論理の順序、誤字の六点を確認します。自信の度合いではなく、根拠資料のどの記述と対応するかを示せるかで評価してください。
同じテーマを翌週にもう一度書き、初回と比較する方法も有効です。内容を覚えているため簡単に見えますが、目的は暗唱ではなく、構成時間を短縮しながら必要要素を維持できるかの確認です。その後は隣接テーマへ移り、未知の問いに構造を応用します。一問を完璧に覚えるより、複数領域で説明の型を再現するほうが本番対応につながります。
コース別に追加しておきたい基礎領域
心理科学コース志望者は、公開問題に出た四領域だけでなく、学習、記憶、注意、知覚、発達、人格、社会、生理、統計、実験計画を概論レベルで説明できるようにします。各領域で代表的な理論を一つ覚えるだけではなく、どのような研究方法で支持・批判されてきたかを整理します。測定尺度、独立変数と従属変数、交絡、サンプリングなど、領域横断で使う研究法を優先してください。
臨床心理学コース志望者は、心理査定、面接、主要な心理療法、発達と障害、精神医学の基礎、地域・学校・医療での支援、倫理を広く確認します。理論の創始者名と用語を結び付けるだけでなく、対象理解や支援方針にどう使うかを考えます。診断名については特徴の羅列に偏らず、生活上の困難、個人差、環境調整、支援上の配慮へつなげます。
両コースに共通するのは、心理学を科学として扱う基礎です。臨床志望でも研究法と統計は必要で、心理科学志望でも研究倫理や対象者への配慮は必要です。コース別の重点を持ちながら、共通基盤を切り捨てないことが、幅広い専門問題と研究計画の双方への備えになります。
外国語・専門科目・口述試験の対策
英語は構文解析と心理学語彙を同時に鍛える
英語対策は、単語帳だけ、長文読解だけに分離しないことがポイントです。心理学概論の英文を使い、文構造を取り、全訳し、専門用語を復習する一連の練習を行います。1回目は正確さを優先し、2回目から60分の制限を意識します。訳文は原文の語順に引きずられず、日本語として意味が通るかも確認してください。
語彙は、認知、発達、社会、臨床、研究法の領域ごとにまとめます。一語一訳ではなく、英文中の用法と一緒に覚えます。たとえば「尺度」「刺激」「反応」「強化」「妥当性」に相当する語は、研究の説明で繰り返し現れます。毎日の短い精読と週1回の時間制限演習を組み合わせると、正確さと速度を両立しやすくなります。
専門科目は広く一周してからコース別に深める
最初の一周では、心理学概論、研究法、統計、認知、生理、学習、発達、社会、人格、臨床を広く復習します。各章で、重要語の定義、代表理論、研究方法、主要な知見を一枚にまとめます。その後、心理科学なら測定・実験・統計、臨床なら査定・発達・心理療法・倫理を厚くします。
論述練習では、答案を「定義」「主要要素」「具体例」「注意点」の四段階で作ります。比較問題なら、共通点と相違点の軸を先に置きます。答案を書いた後に教科書へ戻り、必須語が抜けていないか、不正確な断定がないかを確認します。インプットと答案作成を同じ週に行い、書けない知識を可視化することが大切です。
口述試験は研究計画の弱点を発見する場として練習する
口述試験では、志望理由、研究テーマ、先行研究、方法、大学・コースを選ぶ理由、修了後の計画などを想定します。回答を丸暗記すると、質問の角度が変わったときに崩れます。結論を一文で答え、理由と具体例を続け、必要なら限界を認める練習をしてください。
研究計画については、対象者数や分析法を言うだけでなく、その方法で研究上の問いに答えられる理由を説明します。臨床研究では倫理と対象者保護、実験・調査研究では操作化、交絡、信頼性・妥当性を確認します。答えられない点が見つかったら、それは面接技術の問題ではなく、計画を修正する手掛かりです。
練習は、研究内容を知らない相手への3分説明、心理学を学んだ相手からの10分質疑、厳しい反対質問への応答の三段階で行うと効果的です。頻出質問の整理には院試面接の完全対策も活用できます。分からないことを誤魔化さず、現時点の理解と今後の検討を分けて答える姿勢も重要です。
三科目を一つの研究テーマでつなぐ
英語で読んだ論文を研究計画の先行研究に使い、専門科目で学んだ測定や理論を方法へ反映し、口述で選択理由を説明するようにすると、学習が分断されません。研究テーマに近い英文だけに偏るのは避けつつ、週の一部は三科目を横断する課題に使いましょう。
たとえば質問紙を使う研究なら、英語論文で尺度開発を読み、専門科目で信頼性と妥当性を復習し、口述では尺度選択の理由を説明します。こうした接続ができると、単なる受験知識ではなく、入学後に研究を遂行できる基礎力として示しやすくなります。
添削や模擬口述を受けるときの準備
第三者から助言を受ける場合は、「全体を見てください」だけでなく、確認してほしい点を明確にします。専門答案なら定義の不足と論理構成、英語なら構文誤認と日本語表現、研究計画なら問いと方法の整合性、口述なら回答の長さと根拠を依頼します。指摘を受けた後は修正版を作り、同じ誤りを別問題で繰り返していないかを確認します。
添削者の言葉をそのまま答案や書類へ移すだけでは、自分の理解になりません。修正理由を説明し、参考文献へ戻り、自分の表現で書き直してください。口述では文章の完成度より、追加質問へ一貫して答えられることが重要です。助言を正解として受け取るのではなく、判断根拠を学ぶことで、本番の未知の質問にも対応しやすくなります。
口述で研究の限界を問われたときの考え方
研究計画には必ず限界があります。対象者を一つの大学から集めれば一般化に制約があり、質問紙なら回答バイアスがあり、横断研究なら時間的な因果順序を確かめにくくなります。限界を指摘されたときに計画全体を否定されたと受け取らず、何が分かり、何が分からない設計なのかを説明してください。
良い応答は、指摘を受け止め、影響を具体化し、可能な対策を述べる順番です。たとえばサンプルの偏りなら募集経路を増やす、測定の偏りなら複数指標を検討する、修士課程で実行困難なら研究範囲を絞るといった対応があります。対策にも限界が残る場合は、解釈を限定することを示します。
「今後検討します」だけでは、どこまで考えているか伝わりません。現時点の第一案と、それを選んだ理由を話した上で、指導を受けながら調整したい点を述べます。限界を隠すより、研究結果の解釈へどう影響するかを理解していることが研究者としての姿勢につながります。
第1期・社会人入試との違いと冬入試の注意点
第1期との違いは主に時期で、準備水準は下がらない
令和9年度の博士前期課程第1期は2026年9月26日、第2期は2027年2月13日に試験が行われます。第2期は準備開始が遅れた人にも受験機会を提供しますが、試験科目が軽くなるわけではありません。公開要項では、心理学専攻は第1期・第2期とも外国語、専門科目、口述試験が設定されています。
募集人員は心理科学コース10名、臨床心理学コース10名と示されていますが、第2期だけの人数ではありません。コースの募集人員をそのまま第2期の合格枠と解釈しないでください。志願者数、入試成績、受入方針を踏まえて判定されるため、「冬は枠が少ない」「定員割れなら受かる」といった根拠のない推測は避けます。
社会人入試は経歴要件と提出書類を確認する
心理学専攻には社会人入試もあり、出願時に心理科学コースまたは臨床心理学コースを選びます。社会人入試は、一般入試と同じ意味で年齢だけを基準に選べる制度ではありません。令和9年度要項では、大学卒業後、出願時に5年以上の職務経験があり、その経験が志望理由と結びついていることなどの要件が示されています。
該当する人は、一般入試と社会人入試の出願資格、科目、提出書類を比較します。社会人入試では履歴書も関係し、職務経験と研究テーマの接続が重要です。働きながら準備する場合は、受験区分の確認と学習時間の確保を分けて考えます。社会人の進学設計については働きながら心理系大学院を目指す方法も参考になります。
冬入試特有の三つのリスクを管理する
- 年末年始と証明書取得・教員への確認時期が重なる
- 卒業論文、仕事、他校受験と学習時間が競合する
- 不合格後に同年度の別日程へ切り替える余地が小さい
第一の対策は、出願書類を年内に揃えることです。第二の対策は、週単位で英語、専門、研究計画、口述の最低時間を固定することです。第三の対策は、併願校を試験科目と研究適合性から早めに検討することです。第2期は締切直前の判断余地が小さいため、準備の遅れを早期に発見する必要があります。
併願は、日程が重ならないだけでは不十分です。研究テーマを指導できる教員、コースの教育方針、資格関連の条件、試験科目を比較してください。研究計画を学校ごとに表面的に言い換えるのではなく、各校で何を学び、どの資源を使うかに合わせて調整します。
冬入試を受けるか判断する基準
出願の可否を気持ちだけで決めず、四つの成果物で判断します。第一は公開過去問の時間内答案、第二は1000字以内の研究計画書、第三は志望理由の3分説明、第四は必要書類のチェック表です。これらを出願前に一度完成させ、合格水準へ改善できる見通しがあるかを検討します。
不足がある場合も、すぐに断念する必要はありません。英語の一部が遅いのか、専門全般が未習なのか、研究計画の方法が決まらないのかで対応は異なります。残り期間で改善可能な課題と、指導環境の不一致のように短期では解決しない課題を分けます。受験機会があることと、そのコースで研究すべきことを別々に検討するのが大切です。
出願から合格までの逆算スケジュール
6か月前から4か月前は研究軸と基礎を作る
試験の約6か月前には、コース選択、研究テーマの仮決定、教員・カリキュラム確認を始めます。同時に、英語と心理学概論の診断を行います。英語は公開問題の形式を見て全訳の速度を測り、専門は過去問テーマを説明できるか試します。この時期は点数を競うより、未習領域を把握することが目的です。
4か月前までに、研究上の問い、先行研究、方法の仮案を作ります。心理科学では変数と測定、臨床心理学では臨床的意義と倫理を重点的に確認します。研究計画を早く書くほど、専門知識の不足が具体的に見えるため、完成を待たずに草案を作ってください。
3か月前から2か月前は答案と書類を形にする
3か月前からは、週に複数回の専門論述と英語全訳を行います。答案は時間を測り、第三者が読んで意味が通る文章にします。研究計画書と志願理由書は役割を分けて初稿を作り、内容の重複、論理の飛躍、大学固有の志望理由が不足していないかを確認します。
2か月前は12月に当たり、資格審査や留学生の事前連絡が必要な人には重要な時期です。一般の出願者も証明書を取得し、志願票や振込方法を確認します。年末までに提出物のチェックリストを完成させ、年明けは最終確認だけにできる状態を目指します。
1か月前は本番形式と口述を統合する
出願期間に入ったら、提出物を要項と一項目ずつ照合します。学習では、外国語60分、専門90分、休憩、口述練習を一続きで行います。知識を新しく広げ続けるより、頻出領域の説明精度と答案速度を安定させます。
口述練習は録音し、質問に対する結論が最初にあるか、長すぎないか、専門語を説明なしに使っていないかを確認します。研究計画の弱点が見つかったら書類提出後でも理解を深め、当日は修正した考えを説明できるようにします。提出した文章を暗唱するのではなく、その背景にある判断を話せる状態が目標です。
週単位の学習モデル
| 曜日・頻度 | 課題 | 成果物 |
|---|---|---|
| 毎日 | 心理学英語の精読と語彙 | 全訳、語彙カード |
| 週3回 | 専門テーマの論述 | 時間制限答案 |
| 週1回 | 研究計画の更新 | 問い・方法・文献の改訂 |
| 週1回 | 口述模擬 | 録音と改善メモ |
| 隔週 | 本番順の通し演習 | 科目別の弱点一覧 |
学習記録には、取り組んだ時間だけでなく、完成した成果物と次の修正点を書きます。英語を2時間読んだという記録より、60分で何語程度を訳し、どの構文で誤ったかを残すほうが次週の課題を決めやすくなります。専門科目も、読んだページ数ではなく、時間内答案を何本作り、どの必須語が抜けたかを記録します。勉強量ではなく本番で再現できる行動を進捗指標にすることがポイントです。
一週間の終わりには、英語、専門、書類、口述をそれぞれ三段階で評価します。「未着手」「練習中」「時間内に再現可能」のように共通の基準を使うと、得意分野ばかり進める偏りに気づけます。研究計画の変更で必要な専門知識が増えた場合は、計画表にも反映します。予定を守れなかった週は、課題を翌週へ積み上げるだけでなく、量を減らすか順序を変えて実行可能な計画へ修正してください。
仕事や卒業研究で平日の学習時間が変動する人は、最低限行う短時間メニューと、余裕がある日の追加メニューを分けます。たとえば最低限は英語一段落の精読と専門語一題の口頭説明、追加は時間制限答案と模擬口述にします。短い日も学習の連続性を保ち、まとまった日は本番形式の成果物を作る設計なら、予定外の忙しさがあっても全科目を止めずに進められます。
必要時間は現在の学力や生活状況で異なります。時間数を形式的に真似るより、毎週何を完成させるかを決めてください。長期計画の立て方は大学院入試はいつから準備するかを解説した記事も参考になります。遅れている場合は、すべてを薄く進めず、答案が成立しない領域から優先順位を付けます。
進捗が遅れたときの立て直し方
計画が遅れたら、最初に締切が固定された作業を守ります。証明書、振込、郵送は後から学力で挽回できないため、学習時間と別枠で確保します。次に、公開過去問の答案を成立させるために不足する領域を特定します。教材を最初から読み直すのではなく、問いに答えるために必要な章へ戻り、学んだ直後に答案を書きます。
研究計画が固まらないときは、テーマを広げるのではなく、対象、概念、場面、方法のいずれかを絞ります。口述練習で答えに詰まる質問は一覧にし、先行研究で確認すべきものと、自分の判断を説明すべきものに分類します。遅れを勉強時間の不足だけで説明せず、未完成の成果物から原因を特定すると、短期間でも修正しやすくなります。
試験直前7日間の使い方
直前週は、生活リズムを試験日に合わせ、新しい教材を増やしません。英語は既に訳した文章の誤りを再確認し、専門は領域別の重要語を口頭で説明します。研究計画書と志願理由書の控えを読み、記載した文献、方法、志望理由を自分の言葉で話します。前日に長時間の通し演習を行うより、睡眠と移動確認を優先します。
持ち物は受験票の案内を基準にし、筆記具、時計、昼食、交通経路、緊急時の連絡先を確認します。試験会場や集合時間は思い込みで判断しないでください。天候や交通障害も想定し、代替経路と出発時刻を決めます。直前期の目的は実力を急に増やすことではなく、準備した力を安定して出すことです。
不安で手が止まる場合は、確認項目を短い作業へ変えます。「心理学を復習する」ではなく「信頼性と妥当性の違いを3分で説明する」、「面接対策をする」ではなく「研究目的への追加質問を5問作る」と設定します。完了が判断できる課題を積み重ね、最後まで答案と説明の再現性を高めましょう。
よくある質問(FAQ)
日本大学大学院心理学専攻の第2期は2027年度も実施されますか
はい。令和9年度要項で、文学研究科心理学専攻博士前期課程の一般入試第2期が確認できます。心理科学コースと臨床心理学コースが対象で、試験日は2027年2月13日です。実施状況は年度により変わるため、受験年度の最新募集要項で再確認してください。
心理学部や心理学科の出身でなくても出願できますか
一般的な出願資格は大学卒業または卒業見込みなどで、学部名だけを限定する記載ではありません。ただし、入試では心理学の外国語、専門科目、口述試験があり、臨床心理学コースは心理学の基本知識と技能を前提としています。出願可能性と合格に必要な準備は別問題なので、履修歴と不足領域を確認してください。
心理科学コースと臨床心理学コースはどう選びますか
修士課程で答えたい研究上の問い、使いたい方法、希望する指導領域から選びます。心理現象を測定・実験・調査で検討するなら心理科学、心理支援の実践と臨床研究を両立したいなら臨床心理学が基本的な方向です。名称だけでなく、最新の教員紹介とカリキュラムを確認しましょう。
英語試験で辞書は使えますか
令和9年度要項では、心理学専攻の外国語は英語で、辞書の使用はできません。令和8年度第2期の公開問題は心理学英文の全訳形式でした。専門語彙を文脈と一緒に覚え、60分で構文を正確に処理する練習が必要です。
過去問はどこで見られますか
日本大学文理学部の「大学院入試過去問」ページで令和8年度の問題を閲覧できます。著作権上の理由で英文本文など一部が非公開です。文理学部入学センターでは過去3年分を閲覧できますが配布はされないため、利用方法を公式ページで確認してください。
研究計画書と志願理由書は何が違いますか
研究計画書は研究上の問い、先行研究、方法、意義を示す文書で、志願理由書はこれまでの経験、進学理由、日本大学を選ぶ理由、将来像を示す文書です。令和9年度要項ではどちらも1000字以内です。重複を減らしながら、二つを読めば「何を、なぜここで研究するか」が分かる構成にします。
第2期の直前から準備しても間に合いますか
現在の心理学基礎、英語力、研究計画の進み具合によります。公開過去問では複数領域の専門知識が問われ、英語全訳と口述もあるため、ゼロから短期間で整えるのは容易ではありません。まず過去問を解いて不足を診断し、出願書類、英語、専門、口述の優先順位を決めてください。
社会人入試と一般入試はどちらを選ぶべきですか
社会人入試の出願資格を満たし、職務経験と志望理由が結びついているかを確認した上で選びます。年齢だけで決めることはできません。試験科目や提出書類も比較し、自分の経歴と研究目的を適切に評価してもらえる区分を要項に沿って判断してください。
まとめ|日本大学大学院心理学専攻の冬入試はコース別に逆算する
日本大学大学院文学研究科心理学専攻の冬入試は、一般入試第2期として2027年度も実施されます。最後に、準備で外せないポイントを整理します。
- 2027年度第2期は出願1月12日〜20日、試験2月13日
- 博士前期課程には心理科学と臨床心理学の2コースがある
- 試験は英語、専門科目、口述試験の総合評価
- 志願理由書と研究計画書はそれぞれ1000字以内
- 公開過去問は2コースで専門テーマが大きく異なる
- 英語は辞書なしの心理学英文全訳に対応する
- 募集要項の内容は年度により変わるため最新情報を確認する
対策の出発点は、希望コースと研究上の問いを定めることです。次に公開過去問で英語と専門の現在地を測り、研究計画書を早めに作ります。筆記の知識を研究計画と口述へ接続できれば、三科目の準備が一つの軸で進みます。冬入試では年内に書類を整え、1月を本番演習に使える状態を目指してください。
独学では、専門答案の過不足や研究計画の方法上の弱点を自分で発見しにくいことがあります。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。心理系大学院向けの支援を比べる際は心理系大学院予備校の選び方を確認し、個別の対策相談は日本大学大学院心理学専攻の冬入試にも対応する大学院入試対策コースをご覧ください。
この記事で示した日程や科目は令和9年度の公式資料に基づきます。今後、日程、出願方法、試験時間、教員体制が更新される可能性があります。出願前には必ず日本大学の最新募集要項、文理学部の大学院入試ページ、受験票に同封される案内を確認し、余裕を持って手続きを完了してください。
最後に、今日行う作業を三つに絞りましょう。最新募集要項を保存して自分の出願資格に印を付ける、心理科学と臨床心理学のどちらで研究するか仮決定する、令和8年度第2期の公開問題を時間を測って確認する、の三つです。その結果を基に週単位の計画を作れば、漠然とした不安を具体的な課題へ変えられます。試験日から逆算しつつも、入学後に続けたい研究を中心に据えて準備を進めてください。
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