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東京都市大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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東京都市大学の編入学試験は、他の私立大学とは構造がかなり違います。募集する年次によって受験できる人がまったく別の集団に分かれており、「2年次編入学試験」は大学・短大・高専出身者が対象なのに対し、「3年次編入学試験」は指定された高等専門学校からの推薦者に限定されていて、一般の大学生が3年次から出願する道はそもそも用意されていません。この前提を知らずに「東京都市大学 編入」で情報を集めると、自分には出願資格がない試験の対策に時間を使ってしまいます。
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この記事では、東京都市大学が公表している2027年度(2026年12月実施分)の入学試験要項と、2026年度の入学試験結果をもとに、学部別の募集人員・受験資格・試験科目・日程・実績を整理します。あわせて、2年次と3年次で実質的にどちらが選択肢になるのか、学部ごとに何を優先すべきかまで踏み込んで解説します。なお東京都市大学は編入学試験専用の過去問を公開していません。この点も含めて、公表されている一次情報だけで組み立てられる対策を提示します。
東京都市大学の編入学試験には2つの制度がある
東京都市大学が「編入学試験」として実施しているのは、性格がまったく異なる2つの制度です。自分がどちらに該当するのか、まず確定させてください。
2年次編入学試験
大学学部・短期大学・高等専門学校を卒業した者(卒業見込みを含む)や、他の大学に1年以上在学して36単位以上を修得した者などを対象に、原則として2年次に受け入れる試験です。理工学部・建築都市デザイン学部・情報工学部・環境学部・メディア情報学部・デザイン・データ科学部・都市生活学部・人間科学部の8学部が対象で、他大学との併願も可能です。本記事で中心的に扱うのはこの制度です。
この試験には見落とされがちな規定があります。要項の「入試制度の趣旨」には「最終成績証明書の提出による単位認定の結果、60〜70単位以上を単位認定する場合は、3年次への編入を認める場合がある」と明記されています。つまり出願区分としては「2年次編入学試験」1本ですが、前籍校での単位修得状況によっては、合格後に3年次相当として受け入れられる場合があるということです。これは高専推薦制の「3年次編入学試験」とは別枠の運用であり、保証されたものではありませんが、単位認定次第で結果的に年次が変わりうる点は出願前に理解しておく価値があります。
3年次編入学試験(高等専門学校推薦制)
東京都市大学が指定する国公立工科系の高等専門学校を対象にした、推薦制の試験です。専願制で、対象は理工学部の一部学科・建築都市デザイン学部・情報工学部・メディア情報学部情報システム学科に限られます。大学に在学中の学生が3年次編入を目指せる制度ではありません。高等専門学校(高専)に在籍している場合のみ検討できる制度だと理解してください。
この2つの試験は、2027年度(2026年12月実施分)はいずれも試験日が12月5日(土)で同一日程です。同一日に実施する別入試との重複出願はできないため、両方に出願資格があったとしても両方は受けられません。
学部別の募集人員と実施年次【2027年度】
まず、学部・学科ごとに2年次編入学試験と3年次編入学試験(高専推薦制)のどちらを実施しているかを整理します。募集人員はいずれも「若干名」で、大学は「定員に余裕がある場合のみ実施」と明記しています。あらかじめ人数が決まっている一般選抜とは性格が異なり、その年の在学者の単位認定状況によって実施の有無や規模が変わりうる試験です。
| 学部 | 学科 | 2年次編入学試験 | 3年次編入学試験(高専推薦制) |
|---|---|---|---|
| 理工学部 | 機械工学科 | ○ | ○(若干名) |
| 機械システム工学科 | ○ | ○(若干名) | |
| 電気電子通信工学科 | ○ | ○(若干名) | |
| 医用工学科 | ○ | ○(若干名) | |
| 応用化学科 | ○ | ○(若干名) | |
| 原子力安全工学科 | ○ | ○(若干名) | |
| 自然科学科 | ○ | ○(若干名) | |
| 建築都市デザイン学部 | 建築学科 | ○ | ○(若干名) |
| 都市工学科 | ○ | ○(若干名) | |
| 情報工学部 | 情報科学科 | ○ | ○(若干名) |
| 知能情報工学科 | ○ | ○(若干名) | |
| 環境学部 | 環境創生学科 | ○ | 募集しない |
| 環境経営システム学科 | ○ | 募集しない | |
| メディア情報学部 | 社会メディア学科 | ○ | 募集しない |
| 情報システム学科 | ○ | ○(若干名) | |
| デザイン・データ科学部 | デザイン・データ科学科 | ○ | 募集しない |
| 都市生活学部 | 都市生活学科 | ○ | 募集しない |
| 人間科学部 | 人間科学科 | ○ | 募集しない |
※2027年4月新設の創発デザイン工学環では、2年次編入学試験・3年次編入学試験のいずれも実施しません。
この表から読み取れる重要な点を整理します。
2年次編入学試験は8学部すべてで実施されています。学部間で対象・非対象の差はありません。他大学や短大、高専から東京都市大学を目指す場合、出願自体は基本的にどの学部にもできます。
3年次編入学試験(高専推薦制)は、2027年度は理工学部・建築都市デザイン学部・情報工学部・メディア情報学部情報システム学科に限られます。環境学部(環境創生学科・環境経営システム学科)、メディア情報学部社会メディア学科、デザイン・データ科学部、都市生活学部、人間科学部は「募集しない」と明記されています。文系・融合系の学部・学科を志望する場合、3年次編入という選択肢自体が存在しません。
この「募集しない」は年度によって変わりうる区分です。3年次編入学試験(高専推薦制)はもともと理工系の高専生を主な対象とした制度であるため、募集の有無は学部の年度ごとの受け入れ計画に左右されます。出願を検討する場合は、必ずその年度の最新の入学試験要項で募集の有無を確認してください。
受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる
東京都市大学の受験資格は、2年次編入学試験と3年次編入学試験(高専推薦制)でまったく別物です。試験科目を調べる前に、まず自分に出願資格があるかを確定させてください。
2年次編入学試験の受験資格
以下の1〜3のいずれかに該当し、あわせて4を満たす者が対象です。
- 大学学部、短期大学または高等専門学校を卒業した者(卒業見込みの者を含む)
- 他の大学に1年以上在学(見込み)し、36単位以上を修得(見込み)の者
- その他、上記と同等以上の学力があると本学が認めた者
- 英検2級相当以上(CSEスコア1,980以上)を取得している者
ここで最も注意すべきなのが4番目の英語要件です。東京都市大学の一般選抜で「英語外部試験利用」として認められている各資格・試験のうち、大学が換算する「60点以上」に該当するものも可とされていますが、この条件を満たしていないと、そもそも出願書類を受け付けてもらえません。試験当日の得点で挽回する仕組みではなく、出願の入り口で足切りとして機能する条件です。
要項が公表している「英語外部資格試験利用換算表」の基準スコアは次のとおりです。
| 英語外部資格試験 | 基準スコア | 証明書の有効期限 |
|---|---|---|
| 実用英語技能検定(英検・S-CBT含む、準2級以上受験・4技能合計) | CSEスコア1,980以上 | 2024年4月以降に受験したもの |
| Cambridge English | Preliminary/for schools以上 | ― |
| GTEC(検定版/CBTタイプ) | 960以上 | 2025年2月以降に受験したもの |
| IELTS | 4.0以上 | ― |
| TEAP | 225以上 | ― |
| TOEFL iBT® | トータルスコア42以上/バンドスコア3以上 | ― |
| TOEIC® L&R+S&W | 1,150以上 | ― |
| TOEIC Bridge® L&R+S&W | 170以上 | ― |
注意点が2つあります。TOEFL iBT・IELTSを大学へ直送する場合は東京都市大学の登録コード番号「8396」を用いた手続きが必要で、それ以外の試験の証明書は原本または原本証明(学校長印つきの正式な複製)でなければ受理されません。またTOEIC・TOEIC Bridgeはデジタル公式認定証(Digital Official Score Certificate)が不可とされており、紙の証明書を用意する必要があります。外部試験のスコアは取得や証明書発行に数週間〜数ヶ月かかることがあるため、出願期間(10月27日〜)に間に合わせるには夏までに受験・証明書の準備を終えておく必要があります。
3年次編入学試験(高専推薦制)の受験資格
2年次とは資格の性格が根本的に違います。次の1〜4をすべて満たす必要があります。
- 本学が指定する高等専門学校を2027年3月に卒業見込みの者
- 本学への編入学を第一希望とし、当該学科分野への勉学に特に適性があり、第4学年の成績が学科(コース)現員の上位50%以内(小数点切り上げ)でかつ人物優秀な者
- 原則として5年間で高等専門学校を卒業の者
- 現在の学問系列が出願学科と同系列である者
この4番目の「学問系列の一致」は、出願前の事前審査で確認されます。既修得単位・修得見込単位科目のシラバスを大学側が確認したうえで出願の可否を判断する仕組みで、事前審査は1人につき1学科のみとされています。つまり、出願したい学科と現在の専攻分野がずれている場合、事前審査の段階で出願自体ができない可能性があります。
また出願要件に含まれる「専願制」も重要です。3年次編入学試験(高専推薦制)は専願であり、他大学との併願はできません。合格後の入学辞退も原則として認められていません。
2年次編入学試験の受験資格には高等専門学校卒業者が含まれていますが、3年次編入学試験は「指定された高専からの推薦」という別枠であり、一般の大学生が2年以上在学して単位を積んでも3年次への出願資格にはなりません。大学生が編入を目指す場合、東京都市大学では実質的に2年次編入学試験が唯一のルートです。
アドミッション・ポリシーから見る、学部が求める人物像
過去問が非公開である以上、小論文や面接で何が評価されるのかを推測する手がかりは、大学が公式に定めている「入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)」になります。2年次編入学試験の入学試験要項には学部ごとのアドミッション・ポリシーが明記されており、確認できた範囲では次のとおりです。
理工学部
「教育理念である『理論と実践』のもと、理工学に関する深い専門性、幅広い教養、豊かな国際性、多様なコミュニケーション能力及び高い倫理観を涵養し、これらの学びを統合させることによって、社会に変革をもたらすための問いを生み出し、社会課題の解決に果敢に挑戦していく研鑽を積むことで、未来を切り拓く探究心、判断力及び実行力を持つ人材の養成を目的とします」と明記されています。
建築都市デザイン学部
「住環境から都市環境さらには地球環境までをデザインし、建築都市の諸問題を解決するための学問追及という教育理念に基づき、現実に即したアイディアと理論的裏付けのあるデザインにより、建築や都市の将来を担える高い能力を備えた建築家、技術者を養成することを目的とします」とされています。
情報工学部
「コンピュータ技術の急速な進歩により、”情報社会”は”超スマート社会”に進化しようとしています」という現状認識のもと、「高度化されたネットワーク(IoT)の中でビッグデータや人工知能(AI)を駆使できる技術者」「AIと人間の対話に必要な画像、音声、自然言語などの情報メディアの技術」を扱える人材の養成を目的としています。
デザイン・データ科学部
「定量・定性の両方のデータ科学に関する知識と技術に裏付けられた批判的思考力と論理的思考力、そしてグローバルリテラシーの涵養」により、「実社会における多種多様な課題を解決するために、新たな『もの』と『こと』を具体的に、構想・設計・構築、すなわち、デザインできる実践的な専門力を持つ人材」の養成を掲げています。留学必須の学部であることとあわせて、グローバルリテラシーが明確に求められている点が特徴です。
都市生活学部
「都市の経営とデザインに関する企画力を有し、事業の推進及び管理運営を担う構想力・実践力を兼ね備え、都市に関する豊富な知見と国際人として活躍できるコミュニケーションスキルを活用して、魅力的で持続可能な都市生活の創造に資する人材の養成を目的とします」とされています。
人間科学部
「多様な背景を有する人々が相互の差異を尊重しながら共に生きる社会の実現」を教育研究上の基本理念とし、「教育・保育、発達・心理、保健・医療、福祉に関する知識及び実践的能力を基盤に、人々の多様なニーズに対して総合的かつ国際的視野をもって対応できる専門職人材」の養成を目的としています。
小論文(環境学部・メディア情報学部・デザイン・データ科学部・都市生活学部・人間科学部)を受ける場合は、このアドミッション・ポリシーが示す関心領域(持続可能性、都市経営、多様性の尊重など)と、自分の志望理由・学修計画がどうつながるかを、800字の中で具体的に書けるように準備しておくことが対策になります。面接でも、志望理由書に書いた内容とアドミッション・ポリシーとの整合性が問われると考えられます。
試験科目【2年次編入学試験】
2年次編入学試験の試験科目は、学部群によって2パターンに分かれます。
| 学部群 | 試験科目 | 出題範囲・注意事項 | 面接 |
|---|---|---|---|
| 理工学部/建築都市デザイン学部/情報工学部 | ①数学(60分) ②物理学または化学(60分、建築学科は物理学またはスケッチ) | 数学=微分積分学、線形代数学 物理学=力学(質点、質点系、剛体) 化学=原子・分子の結合、物質の構造、物質の状態、物質の変化(物理化学的な内容) スケッチ=建築学科のみ選択可、テーマは当日発表 | 有(口頭試問を行う場合あり) |
| 環境学部/メディア情報学部/デザイン・データ科学部/都市生活学部/人間科学部 | 小論文(60分) | 800字程度、テーマは当日発表 | 有(約20分、志望動機・出願書類の確認・学修意欲を評価) |
この表から読み取れる分岐を整理します。
理工系3学部は「数学+理科選択」、それ以外は「小論文」
理工学部・建築都市デザイン学部・情報工学部は、数学(微分積分学・線形代数学)に加えて物理学(力学)または化学(原子・分子の結合、物質の構造・状態・変化)のどちらかを選択します。出願時に選択科目を決める必要があり、出願後の科目変更はできません。建築学科だけは物理学の代わりにスケッチを選ぶことができ、その場合は4B鉛筆と消しゴム(練り消し可)を持参する必要があります。
一方、環境学部・メディア情報学部・デザイン・データ科学部・都市生活学部・人間科学部の5学部は数学や理科の試験がなく、800字程度の小論文(テーマは当日発表)と面接だけで判定されます。理系の基礎学力試験を課す3学部と、小論文中心の5学部とでは、対策の中身がまったく違います。
面接は共通して実施される
どちらの学部群でも面接が実施され、主に志望動機と学修意欲、出願書類に記載した内容の確認が行われます。理工学部・建築都市デザイン学部・情報工学部では口頭試問を行う場合もあるとされているため、選択した専門分野(物理か化学か)の基礎的な内容について質問される可能性を想定しておく必要があります。
試験当日の時間割
要項に記載されている試験当日のタイムスケジュールは次のとおりです。
| 学部群 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 理工学部/建築都市デザイン学部/情報工学部 | 10:00〜11:00(60分) | 数学 |
| 11:20〜12:20(60分) | 物理学または化学(建築学科はスケッチも選択可) | |
| 13:00〜(1人約20分) | 面接 | |
| 環境学部/メディア情報学部/デザイン・データ科学部/都市生活学部/人間科学部 | 10:00〜11:00(60分) | 小論文 |
| 11:20〜(1人約20分) | 面接 |
集合時間は9:30、受験生控室への入室は集合時刻の30分前からです。理工学部・建築都市デザイン学部・情報工学部の受験者は昼食の持参が推奨されており、面接まで含めると試験会場での拘束時間はかなり長くなります。受験生控室での待機時間は最大90分程度とされているため、時間に余裕を持った行動計画を立てておくとよいでしょう。
選考方法【3年次編入学試験(高等専門学校推薦制)】
3年次編入学試験(高専推薦制)には、2年次のような筆記試験がありません。選考は次の3点で行われます。
- ①志望理由書
- ②成績関係証明書等
- ③面接(学修内容の確認を含む)
数学や理科の学力試験は課されず、高専在学中の成績(第4学年で学科上位50%以内という要件)と、面接での学修内容の確認が評価の中心になります。ただし、この試験を軽い試験と捉えるのは早計です。出願前の事前審査で学問系列の一致が確認され、成績要件を満たしていることが分かる書類の提出も求められます。選考のハードルは、試験当日ではなく出願前の事前審査に前倒しされていると理解してください。
面接は「学修内容の確認を含む」とされているため、高専でどのような科目をどのレベルまで学んできたか、志望学科の学問系列とどうつながるかを、自分の言葉で説明できる準備が必要です。
英語は出願資格そのものに組み込まれている
東京都市大学の2年次編入学試験でもうひとつ押さえておくべきなのが、英語の扱いです。多くの大学では英語は試験科目の一つとして得点化されますが、東京都市大学の2年次編入学試験では英語外部試験のスコア(英検2級相当以上、CSEスコア1,980以上)が受験資格そのものの条件として設定されています。
つまり、試験当日に英語の問題を解いて点数を積み上げる仕組みではなく、出願の時点でこの基準を満たしていなければ出願書類自体が受理されません。逆に言えば、基準さえ満たしていれば、試験当日は数学・理科(または小論文)と面接に集中でき、英語で失点するリスクを事前に切り離せます。
この構造から導かれる対策の順番は明確です。英語外部試験のスコアづくりを最優先に進め、基準を満たしてから専門科目・小論文の対策に時間を割くのが合理的です。英検2級相当のスコアは取得までに時間がかかることも多いため、出願期間(10月27日〜11月3日)に間に合うよう、早い段階でスコアを固めておく必要があります。
デザイン・データ科学部は英語だけでなく留学要件にも注意
デザイン・データ科学部は学生全員が海外留学をする学部です。2年次編入学試験による編入学者の場合、東京都市大学オーストラリアプログラム(ATAP)への参加が基本とされており、参加費用は約135万円(2026年度実績、2027年度は変更の可能性あり)とされています。ATAPへの参加には、出願時とは別に、編入学後の実績としてIELTS5.5以上またはTOEFL iBT56以上、GPA2.5以上(編入学後に本学で修得した単位のGPAが対象)という条件があります。デザイン・データ科学部を志望する場合は、出願資格の英語基準に加えて、こうした留学関連の要件と費用も事前に理解したうえで出願する必要があります。
日程・スケジュール【2027年度】
東京都市大学が公表している2027年度(2026年12月実施分)の日程は次のとおりです。
| 項目 | 2年次編入学試験 | 3年次編入学試験(高専推薦制) |
|---|---|---|
| 事前審査書類提出期限 | 2026年10月20日(火)まで(社会人の筆記試験免除希望者のみ) | 2026年10月6日(火)まで(全員必須) |
| 出願期間 | 2026年10月27日(火)9:00〜11月3日(火)17:00 | 2026年11月17日(火)9:00〜11月24日(火)17:00 |
| 試験日 | 2026年12月5日(土) | 2026年12月5日(土) |
| 試験場 | 世田谷キャンパス | 世田谷キャンパス |
| 合格発表 | 2026年12月15日(火) | 2026年12月15日(火) |
| 入学手続期限 | 2027年1月7日(木) | 2027年1月7日(木) |
この日程で注意すべき点が2つあります。
3年次編入学試験(高専推薦制)は事前審査が全員必須で、しかも2年次より早い期限(10月6日)です。出願期間そのものは11月17日〜24日ですが、その前段階の事前審査(学問系列の一致確認・成績要件の確認)を10月6日までに済ませておかないと、出願期間に入っても出願できません。高専生で3年次編入を検討している場合、9月中には準備を始める必要があります。
2年次編入学試験は、社会人で筆記試験免除を希望する場合のみ事前審査があります。該当しない一般の受験者は、10月27日からの出願期間に合わせて準備を進めれば足ります。ただし前述のとおり、英語外部試験のスコアは出願資格そのものの条件なので、出願期間に入るまでに取得を終えておく必要があります。
また出願手続きはインターネット出願サイト「J-Bridge System」を利用した志望理由書のWEB提出(1,000字以内)と、書類の郵送(簡易書留・速達)を組み合わせる方式です。マイページでの出願登録から4日以内(出願最終日を含む場合は最終日まで)に検定料の支払いと書類提出を終える必要があるため、直前に慌てないよう出願書類は早めに準備しておくことをおすすめします。
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出願書類と手続きの流れ
東京都市大学の編入学試験(2年次・3年次とも)はすべてインターネット出願です。手続きの流れと必要書類を把握しておくと、直前で慌てずに済みます。
手続きの4ステップ
- ①マイページ個人情報登録(2026年9月7日から入力可):証明写真データ(JPEG、100KB〜5MB、加工・修正不可)などを事前に登録できます。
- ②マイページ出願登録(2年次は10月27日〜11月3日、3年次は11月17日〜11月24日):出願内容・志願者情報を入力すると「仮申込完了」となり、10桁の整理番号が発行されます。
- ③入学検定料の支払い:検定料35,000円に加えてサービス利用料1,100円がかかります。コンビニエンスストア(セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップ)、ペイジー対応ATM、クレジットカードのいずれかで、出願登録から4日以内(出願最終日を含む場合は23:59まで)に支払います。
- ④出願書類の郵送・WEB提出:検定料支払いと同じ4日以内の期限で、書類一式を簡易書留・速達で郵送し、志望理由書は外部サイト「J-Bridge System」でWEB提出します。
郵送提出書類
宛名ラベル(マイページから出力し、市販の角2サイズ封筒に貼付)、プロフィールシート(自筆記入、社会人は職歴も記入)、英語外部資格試験の証明書、卒業証明書または卒業見込証明書(発行から6ヶ月以内)、成績証明書(原本、発行から6ヶ月以内)、大学・短大在学中の場合は履修科目登録表の写し、修得済・履修中の全科目のシラバス(コピー可)が基本セットです。外国籍を有する者は、在留カードのコピーや、留学資格の場合はパスポートのコピー・日本語能力試験の証明書・銀行口座残高証明書等が追加で必要になります。
WEB提出の志望理由書(1,000字以内)
J-Bridge Systemで提出する志望理由書は、①志望学科の選択理由、②入学後の学修計画、③将来目指している進路など、1,000字以内で記述する形式です。提出後の修正はできないため、出願前に内容を固めておく必要があります。デザイン・データ科学科を志望する場合は、学生全員が海外留学することを理解した上で出願するよう明記されています。
なお成績証明書・履修科目登録表・シラバスなどの提出書類が日本語以外で記載されている場合は、日本語訳(大学や公証役場等の公的機関による証明つき)を添付する必要があります。書類に不備があると受験できない場合があるため、要項の記載を一つひとつ確認しながら準備することが重要です。
試験当日の持ち物と注意事項
当日は受験票(マイページから印刷、郵送はされません)、筆記用具(建築学科でスケッチを選択する場合は4B鉛筆と消しゴム)、入学試験要項の持参が必要です。携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末などは控室・試験室に入る前に電源を切る必要があり、身につけたまま持ち込むと不正行為とみなされる場合があります。出願書類への虚偽記載や生成AIの使用、代理受験なども不正行為に該当し、発覚した場合は当該年度のすべての入学試験結果が無効になると要項に明記されています。合格発表・入学手続関係書類はすべてマイページで確認する仕組みで、大学からの郵送通知はありません。
倍率・実績【2026年度の結果】
ここが、東京都市大学の編入を検討するうえで最も直視すべきパートです。大学が公表している2026年度(2026年5月1日現在)の入学試験結果を見ると、東京都市大学の編入学試験は、志願者の母数自体が極めて少ないことが分かります。
2年次編入学試験の実績(2026年度・全学部合計)
| 学部 | 学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 理工学部 | 機械工学科 | 若干名 | 1(0) | 0(0) | 0(0) | ― |
| 理工学部 | 応用化学科 | 若干名 | 1(0) | 1(0) | 0(0) | ― |
| 都市生活学部 | 都市生活学科 | 若干名 | 1(1) | 1(1) | 0(0) | ― |
| 総計 | ― | 3(1) | 2(1) | 0(0) | ― | |
※( )内は女子内数。大学は「出願実績があった学科のみ掲載」としており、上記3学科以外の学部・学科では2026年度の出願実績自体がありませんでした。
大学が公表している実績はこれだけです。2027年度入試に先立つ2026年度、東京都市大学の2年次編入学試験は、全学部・全学科を合計しても志願者3名・受験者2名で、合格者は0名でした。8学部すべてに募集枠があるにもかかわらず、実際に出願した人はごくわずかで、しかもその年は誰も合格していません。これは他の私立大学の編入学試験と比べても際立って少ない数字です。
3年次編入学試験(高専推薦制)の実績(2026年度合格実績校)
3年次編入学試験(高専推薦制)については、大学は志願者数・受験者数を公表しておらず、代わりに合格者の出身高専と学科の一覧を公表しています。2026年度の合格実績は次のとおりです。
| 高等専門学校名 | 合格学科 |
|---|---|
| 産業技術高専 | 機械工学科 |
| 鹿児島工業高専 | 機械工学科 |
| 一関工業高専 | 機械システム工学科 |
| 産業技術高専 | 機械システム工学科 |
| 沼津工業高専 | 機械システム工学科 |
| 産業技術高専 | 電気電子通信工学科 |
| 鹿児島工業高専 | 電気電子通信工学科 |
| 一関工業高専 | 応用化学科 |
| 小山工業高専 | 応用化学科 |
| 米子工業高専 | 応用化学科 |
| 釧路工業高専 | 建築学科 |
| 仙台高専 | 建築学科 |
| 石川工業高専 | 建築学科 |
| 明石工業高専 | 建築学科 |
| 群馬工業高専 | 情報科学科 |
| 木更津工業高専 | 情報科学科 |
2026年度は全国16校の高専から、機械工学科・機械システム工学科・電気電子通信工学科・応用化学科・建築学科・情報科学科の合格者が出ています。学科単位で見ると、建築学科(4校)と機械システム工学科・応用化学科(各3校)が比較的合格実績の多い学科です。ただし、この一覧は「合格した高専」を示すものであり、各高専から何人が事前審査を通過し、何人が受験し、何人が不合格になったかという内訳は公表されていません。
2年次と3年次、実質的な選択肢はどちらか
ここまでの情報を、志望者の属性別に整理します。
大学・短期大学に在学中、または卒業した方が編入を目指す場合、東京都市大学では実質的に2年次編入学試験が唯一の選択肢です。3年次編入学試験(高専推薦制)は指定された高専からの推薦者専用であり、大学生や短大生が出願する枠は用意されていません。「東京都市大学 編入 3年次」を調べて対策を始めると、自分には出願資格のない試験を調べていることになりかねないので注意してください。
高等専門学校に在学中の方は、2年次編入学試験と3年次編入学試験(高専推薦制)の両方に出願資格がある可能性があります。ただし試験日が同じ12月5日であるため、両方は受けられません。3年次編入学試験は専願制で筆記試験がなく、成績上位50%以内という基準が明確な一方、2年次編入学試験は他大学と併願でき、筆記試験(数学+理科、または小論文)を経て選考されます。指定校の対象になっているか、学問系列が一致しているかを含めて、どちらの制度で出願するかを早めに学校の進路指導窓口と相談してください。
2年次編入学試験の志願者数は、2026年度の実績で全学部合計3名という非常に少ない数字でした。これは「合格しやすい」ことを意味するものではありません。募集人員が「若干名」かつ「定員に余裕がある場合のみ実施」とされている以上、そもそも大学側が求める水準に達していなければ、志願者が少なくても合格者はゼロになります。実際に2026年度は受験者2名に対して合格者0名でした。母数が小さい試験の倍率は年度によって大きく振れるため、単年度の数字だけで難易度を判断せず、要項に書かれた出願資格・試験科目の水準を満たす準備を淡々と進めることが重要です。
入学時費用はいくらか【2027年度・2年次編入の場合】
編入学後の費用も、学部によって差があります。2年次編入学試験の合格者が入学手続時に一括納入する場合の金額は次のとおりです(分割納入の制度もあります)。
| 費目 | 理工学部/建築都市デザイン学部/情報工学部 | 環境学部/メディア情報学部/デザイン・データ科学部 | 都市生活学部/人間科学部 |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 200,000円 | 200,000円 | 200,000円 |
| 授業料(1年分) | 1,602,000円 | 1,404,000円 | 1,302,000円 |
| 後援会費 | 40,000円 | 40,000円 | 40,000円 |
| 校友会終身会費分納金 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
| 入学手続時 振込金額合計 | 1,862,000円 | 1,664,000円 | 1,562,000円 |
入学金・授業料前学期分・後援会費・校友会終身会費分納金を先に納め、授業料後学期分を2年次後学期開始時期(10月20日目安)に納める分割納入も選べます。校友会終身会費は、2年次編入学の場合は入学手続時に20,000円を納入し、3年次以降は各年次の授業料納入時に年額10,000円を納入する仕組みです。理工学部医用工学科では医学系実習費として20,000円、人間科学部では保育士・幼稚園教諭免許取得希望者に実習費が別途かかるなど、学科特性による追加費用がある点にも注意してください。
3年次編入学試験(高専推薦制)で入学する場合は、授業料75%減免措置の対象となります。具体的な減免後の金額は学部・年度によって変わるため、合格後に届く入学手続要項で確認してください。
過去問は公開されていない
ここは正直にお伝えしなければなりません。東京都市大学は「入試データ・過去問題」ページで一般選抜(前期・中期・後期)や共通テスト利用入試の過去問を、教科ごとに解答・解説付きで公開しています。しかし2026年度・2025年度のいずれの掲載を確認しても、2年次編入学試験・3年次編入学試験(高専推薦制)の過去問は掲載されていません。編入学試験は一般選抜とは別立ての試験であり、その過去問を大学が公式に公開している事実は確認できませんでした。
編入予備校・情報サイトが独自に集めた過去問アーカイブでも、東京都市大学の編入学試験(2年次・3年次とも)の資料は見つかりませんでした。したがって、本記事では出題テーマの解説は行いません。実際に出た問題を根拠のないまま「こういう傾向」と書くことは避け、大学が要項で公表している出題範囲から対策の方向を整理します。
数学・物理・化学の出題範囲から分かること
理工学部・建築都市デザイン学部・情報工学部の2年次編入学試験では、数学は「微分積分学、線形代数学」、物理学は「力学(質点、質点系、剛体)」、化学は「原子・分子の結合、物質の構造、物質の状態、物質の変化(物理化学的な内容)」と、出題範囲が要項に明記されています。この範囲指定から読み取れるのは、大学1年次で学ぶ標準的な理工系基礎科目の内容がそのまま出題対象になっているという点です。物理は力学に限定されており、電磁気学や波動は範囲に含まれていません。化学も原子・分子レベルの物理化学的な内容に限定されており、有機化学や無機化学の各論は範囲として明示されていません。範囲が絞られているぶん、その範囲内での完成度が問われると考えるべきです。
小論文800字の出題テーマは「当日発表」
環境学部・メディア情報学部・デザイン・データ科学部・都市生活学部・人間科学部の小論文は、800字程度でテーマは当日発表です。学部の教育理念(アドミッション・ポリシー)を見ると、環境学部は持続可能な社会発展への関心、都市生活学部は都市の経営とデザインへの関心、人間科学部は多様な背景を持つ人々が共に生きる社会の実現といった理念が明示されています。過去問がない以上、出題テーマそのものを予測することはできませんが、志望学部が学生に求めている関心領域は要項のアドミッション・ポリシーから読み取れます。小論文の対策としては、志望学部の教育理念に関連する社会課題について、自分の考えを800字でまとめる練習を重ねておくことが現実的な準備になります。
過去問が公開されていない大学の編入試験では、出題範囲・アドミッション・ポリシー・面接で重視される観点(志望動機・学修意欲・出願書類の確認)といった、大学が公式に示している情報を丁寧に読み込むことが、そのまま対策の土台になります。
学部別に、何から手をつけるべきか
ここまでの情報を、志望学部別の行動に落とし込みます。
理工学部・建築都市デザイン学部・情報工学部を志望する場合
この3学部は数学(微分積分学・線形代数学)が必須で、物理学(力学)または化学(物理化学的な内容)のどちらかを選択します。出願後の科目変更はできないため、得意な方を早めに決めてください。建築学科志望者は物理学の代わりにスケッチを選択できますが、テーマは当日発表のため、日頃から手を動かして描く練習をしておくと安心です。面接では口頭試問が行われる場合があるため、選択科目の基礎概念を人に説明できるレベルまで理解を深めておく必要があります。
3年次編入(高専推薦制)を検討できるのもこの3学部+メディア情報学部情報システム学科です。高専生でこれらの学科を志望する場合は、まず自分の学問系列が出願学科と同系列と認められるかを、9月中に事前審査で確認する動き方になります。
環境学部・メディア情報学部・都市生活学部・人間科学部を志望する場合
この4学部(メディア情報学部は情報システム学科を除く学科、および社会メディア学科)は数学・理科の筆記試験がなく、800字の小論文と面接で判定されます。過去問が非公開のため出題テーマは予測できませんが、学部のアドミッション・ポリシーで示されている関心領域(都市生活学部なら都市の経営とデザイン、人間科学部なら多様性を尊重する社会など)に沿ったテーマで小論文を書く練習を重ねておくことが現実的です。3年次編入(高専推薦制)は募集していないため、大学生・短大生からの編入はこの2年次編入学試験が唯一のルートになります。
デザイン・データ科学部を志望する場合
試験科目は小論文+面接ですが、この学部特有の注意点として、全員が海外留学(基本はATAP、費用約135万円)に参加することになります。編入学後にIELTS5.5以上またはTOEFL iBT56以上、GPA2.5以上という条件を満たす必要があるため、出願時点の英語外部試験スコアづくりに加えて、入学後の学習計画・費用計画まで見据えて出願を検討してください。事情によっては留学要件の免除に該当する場合もあるため、該当する可能性がある方は出願前に入試課へ問い合わせることが推奨されています。
併願をどう組むか
東京都市大学の編入学試験(2年次・3年次とも)は試験日が12月5日(土)です。同じ理系・都市系の学部を持つ他大学の編入学試験日程と重ならないかを、早い段階で確認してください。とくに私立理工系学部は編入学試験の実施時期が近い大学が多く、出願期間が重なるケースもあります。
また東京都市大学は、募集人員が「若干名」かつ「定員に余裕がある場合のみ実施」という、実施そのものが年度の状況に左右される試験です。2026年度は全学部合計で志願者3名という実績だったことを踏まえると、志望理由が東京都市大学でなければならない理由が明確な場合を除き、出願要件・試験科目が近い他大学を複数出願先として組み合わせておくことをおすすめします。
たとえば理工系学部で筆記試験の負担を抑えたい場合、法政大学理工学部の2年次編入学試験も筆記試験を課さず出願書類で判定する方式を採っています(詳細は法政大学の編入試験を徹底解説を参照)。試験科目の設計思想が近い大学を組み合わせることで、対策の重複を増やしながら出願先の数を確保できます。当サイトでは他の大学についても学部別ハブ記事を順次公開していますので、志望学部が近い大学の要項もあわせて確認してください。
よくある質問
東京都市大学の編入は難しいですか。
2026年度の2年次編入学試験の実績では、全学部合計で志願者3名・受験者2名に対して合格者は0名でした。母数が極めて小さいため「何倍」という形で難易度を語ることはできませんが、志願者が少ないからといって簡単に合格できる試験ではありません。募集人員は「定員に余裕がある場合のみ実施」とされており、大学が求める水準に達しなければ合格者はゼロになります。
東京都市大学の編入の倍率はどれくらいですか。
2026年度の2年次編入学試験は、全学部・全学科の合計で志願3名・受験2名・合格0名でした(出願実績があった学科は理工学部機械工学科・応用化学科、都市生活学部都市生活学科の3学科のみ)。3年次編入学試験(高専推薦制)は志願者数・受験者数が公表されておらず、代わりに合格者の出身高専一覧(2026年度は16校)が公表されています。一般的な意味での「倍率」を大学側が算出・公表していない試験だと理解してください。
大学に在学中ですが、東京都市大学の3年次に編入できますか。
「3年次編入学試験」という名称の試験には出願できません。この試験は「高等専門学校推薦制」という名称のとおり、東京都市大学が指定する高専からの推薦者専用の制度です。大学生・短大生が編入を目指す場合に出願するのは2年次編入学試験ですが、要項には「最終成績証明書の提出による単位認定の結果、60〜70単位以上を単位認定する場合は、3年次への編入を認める場合がある」と明記されており、単位認定の結果次第で結果的に3年次相当として受け入れられる可能性はあります。ただしこれは保証されたものではなく、出願区分そのものは2年次編入学試験です。
高専からはどの学部に編入できますか。
2027年度(2026年12月実施分)は、理工学部(機械工学科・機械システム工学科・電気電子通信工学科・医用工学科・応用化学科・原子力安全工学科・自然科学科)、建築都市デザイン学部(建築学科・都市工学科)、情報工学部(情報科学科・知能情報工学科)、メディア情報学部情報システム学科が対象です。環境学部・メディア情報学部社会メディア学科・デザイン・データ科学部・都市生活学部・人間科学部は「募集しない」とされています。募集の有無は年度によって変わるため、必ず最新の要項で確認してください。
英語の外部試験はどのスコアが必要ですか。
2年次編入学試験の出願要件として、英検2級相当以上(CSEスコア1,980以上)が必要です。実用英語技能検定(英検)のほか、GTEC・IELTS・TEAP・TOEFL iBT・TOEIC L&R+S&Wなど、大学が定める換算表に基づく複数の外部試験が利用できます。この基準を満たしていないと出願書類自体が受理されないため、試験当日の得点で挽回する仕組みではありません。
社会人でも受けられますか。
2年次編入学試験には、社会人(学士取得・職務経験2年以上・入学時23歳以上)向けの筆記試験免除制度があります。事前審査(10月20日までに提出)で免除が認められた場合、面接で学修内容の確認や口頭試問が行われます。事前審査を希望できるのは1学科のみです。
出願はいつからですか。
2027年度(2026年12月実施分)は、2年次編入学試験が2026年10月27日(火)〜11月3日(火)17:00、3年次編入学試験(高専推薦制)が2026年11月17日(火)〜11月24日(火)17:00です。3年次編入学試験は、出願期間より前の10月6日(火)までに事前審査書類の提出が必要な点に注意してください。
過去問はどこで手に入りますか。
編入学試験(2年次・3年次とも)の過去問は、東京都市大学の入試情報サイトでは公開されていません。同サイトで公開されているのは一般選抜(前期・中期・後期)と共通テスト利用入試の過去問のみです。対策には、要項に明記されている出題範囲(数学=微分積分学・線形代数学、物理=力学、化学=物質の構造・状態・変化に関する内容)と、学部のアドミッション・ポリシーを手がかりにしてください。
建築学科志望ですが、物理とスケッチのどちらを選ぶべきですか。
どちらも選択可能で、出願時に1科目を選び、出願後の変更はできません。物理学は「力学(質点、質点系、剛体)」という明確な出題範囲がある一方、スケッチはテーマが当日発表される実技試験です。自分の得意分野と、志望後の学習内容(設計系か構造・環境系か)を踏まえて、早い段階で決めておくことをおすすめします。
デザイン・データ科学部は編入学者も留学が必須ですか。
基本的に必須です。デザイン・データ科学部は学生全員が海外留学をする学部で、2年次編入学者の場合はATAP(Advanced TAP)への参加が基本とされ、参加費用は約135万円(2026年度実績)です。参加にはIELTS5.5以上またはTOEFL iBT56以上、GPA2.5以上(編入学後に修得した単位が対象)などの条件があります。編入学前の留学経験等により要件が免除される場合もあるため、該当しそうな方は出願前に入試課へ相談することが推奨されています。
まとめ
東京都市大学の編入試験について、要項と実績データから確認できることを整理します。
まず、東京都市大学の編入学試験には性格の違う2つの制度があります。2年次編入学試験は8学部すべてで実施され、大学・短大・高専出身者や他大学在学者が対象です。3年次編入学試験(高専推薦制)は指定高専からの推薦専用で、2027年度は理工学部の一部・建築都市デザイン学部・情報工学部・メディア情報学部情報システム学科に限られます。大学に在学中の学生が東京都市大学の3年次編入を目指す制度は存在しません。
次に、英語は多くの学部で試験科目ではなく出願資格の条件です。英検2級相当(CSEスコア1,980以上)を満たしていないと出願自体ができないため、試験直前の対策ではなく、出願期間(10月27日〜)までにスコアを固めておくことがすべての起点になります。
そして実績については、2026年度の2年次編入学試験が全学部合計で志願3名・受験2名・合格0名という、非常に母数の小さい試験であることが公表資料から確認できます。3年次編入学試験(高専推薦制)は倍率という形では公表されておらず、2026年度は全国16校の高専から合格者が出ています。
最後に、東京都市大学は編入学試験専用の過去問を公開していません。対策は、要項に明記された出題範囲(数学・物理・化学の範囲、小論文の字数と形式)と、学部のアドミッション・ポリシーを丁寧に読み込むところから始めることになります。
本記事の数値は東京都市大学が公表する2027年度(2026年12月実施分)入学試験要項および2026年度の入学試験結果に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目・実施の有無は年度によって変更されるため、出願前には必ず東京都市大学が公表する最新の入学試験要項をご確認ください。
東京都市大学に編入した合格者の声
当サイトでは、高等専門学校から東京都市大学へ3年次編入した方へのインタビューを記事化しています。要項だけでは分からない、対策の進め方や高専生活との両立の様子はこちらを参照してください。なお下記記事内の「都市環境学部」は、2020年4月の学部再編により現在の「建築都市デザイン学部」に名称変更された学部です。
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