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佛教大学の編入学試験を徹底解説|欠員募集制の仕組みと学科別の実施実績・倍率【2027年度は募集なし】

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佛教大学の学部編入学試験は、多くの大学のように毎年一定の人数を募集する制度ではありません。「学科に欠員が生じたときだけ実施する」という欠員募集制で運用されており、志望する学科でその年度に試験が行われるかどうかは、年度が来てみないとわかりません。さらに大学が公表している最新の入学試験要項では、2027年度は編入学選抜・社会人編入学選抜のいずれも募集がないことが明記されています。この前提を知らずに「毎年出願できるはず」と考えて準備を進めると、出願の入口にすら立てない事態になりかねません。
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この記事では、佛教大学が公表している2027年度の入学試験要項と、2024〜2026年度の3年分の入試結果データ(志願・受験・合格者数)をもとに、実施学部・学科、出願資格、試験科目、日程、倍率の実績、そして「募集がない今」何をすべきかまで整理します。
佛教大学の基本情報
佛教大学は京都市北区に紫野キャンパス、中京区に二条キャンパスを構える私立大学です。母体は浄土宗で、法然上人を開祖とする浄土宗の教えを建学の精神としています。紫野キャンパスは8学部15学科の学生が集うメインキャンパスで、周辺には金閣寺をはじめとする名刹が多く、京都の歴史的環境のなかで学べることが特徴です。学部(通学課程)に加えて、日本最大規模の在籍者数を持つ通信教育部を併設していますが、本記事で扱う学部編入学選抜・社会人編入学選抜は、あくまで紫野キャンパス・二条キャンパスに通学する学部(通学課程)が対象です。
8学部15学科のうち、編入学選抜・社会人編入学選抜の対象となるのは仏教学部・文学部・歴史学部・教育学部・社会学部・社会福祉学部の6学部12学科です。残る保健医療技術学部(理学療法学科・作業療法学科)と、2026年4月に開設された看護学部(看護学科)は、後述のとおり編入学選抜の対象になっていません。
佛教大学の「編入学」には別ルートが3つある
佛教大学のサイトで「編入学」を調べると、性格の異なる複数の制度が同じ言葉で出てきます。まず自分が対象としているのがどれかを確定させてください。本記事が扱うのは最初の「学部編入学選抜・社会人編入学選抜」です。
学部編入学選抜・社会人編入学選抜(本記事の対象)
佛教大学の紫野キャンパス・二条キャンパスに通学する学部(通学課程)に、第3学年から編入学するための試験です。大学、短期大学、高等専門学校などの卒業者・卒業見込み者を対象とする「編入学選抜」と、25歳以上かつ一定の職業経験を持つ社会人を対象とする「社会人編入学選抜」の2種類があります。
通信教育部の編入学(対象外)
佛教大学には通学課程とは別に、通信教育部(tsushin.bukkyo-u.ac.jp)が設置されています。通信教育部にも2年次・3年次編入の制度がありますが、キャンパスに通学する必要がない完全に別の学部・別の入試制度です。当サイトでは通信制大学への編入について別途通信制大学 編入ガイド|2年次・3年次・4年次編入できる44大学&対策のコツを解説で佛教大学 通信教育課程を含めて扱っていますが、本記事の学部編入学選抜(通学課程)とは出願資格も試験内容もまったく別物です。「佛教大学 編入」で調べると通信教育部の情報が混ざって出てくることが多いため、通学して学びたい方は取り違えないようにしてください。
別科(仏教専修)への入学(対象外)
別科(仏教専修)は、浄土宗教師(浄土宗僧侶)資格の取得を希望する方を対象とした1年制の課程で、学部の4年制課程とは別の入学試験(別科選抜)が実施されています。学士の学位を持つ方などが対象で、学部への編入学とは制度が異なります。仏教学科への3年次編入学によって浄土宗教師資格の取得を希望する場合は、出願前に佛教大学入学・広報課への相談が案内されています。
【最重要】2027年度は編入学選抜・社会人編入学選抜の募集がない
佛教大学が公表している「2027年度 入学試験要項〔編入学選抜・社会人編入学選抜〕」には、学部・学科および編入学定員・年次の一覧表が掲載されていますが、定員・年次の欄はすべて空欄になっており、次の注記が付されています。
編入学選抜・社会人編入学選抜については、収容定員の関係により、2027年度の募集はありません。
「教員免許状・資格の取得について」の章にも同じ注記が重ねて記載されており、2027年度に佛教大学の学部編入学試験(編入学選抜・社会人編入学選抜)に出願する道は、現時点では存在しません。これは特定の学科だけの話ではなく、仏教学科から社会福祉学科まで、編入学の対象となりうる全12学科に共通する措置です。
後述するとおり、佛教大学の編入学はもともと「欠員が生じた学科だけ」を募集する制度です。2025年度・2026年度も歴史学部・社会学部は募集がありませんでしたが、それでも仏教学部・文学部・教育学部・社会福祉学部では毎年何らかの募集がありました。2027年度はそれがゼロになった、つまり全学部で収容定員に余裕がない状態にあるということです。次年度以降に募集が再開されるかどうかは大学の発表を待つ以外にありません。志望する場合は、後述する「今できる準備」を参考に、募集が発表された瞬間に動ける状態を作っておくことが現実的な戦略になります。
実施対象の学部・学科は6学部12学科
2027年度の要項でも、募集の有無にかかわらず「学部・学科および編入学定員・年次」の表そのものは維持されています。この表に載っている学科が、佛教大学において編入学選抜・社会人編入学選抜の対象となりうる学部・学科です。
| 学部 | 学科 | 編入学年次 |
|---|---|---|
| 仏教学部 | 仏教学科 | 第3学年 |
| 文学部 | 日本文学科 | 第3学年 |
| 中国学科 | 第3学年 | |
| 英米学科 | 第3学年 | |
| 歴史学部 | 歴史学科 | 第3学年 |
| 歴史文化学科 | 第3学年 | |
| 教育学部 | 教育学科 | 第3学年 |
| 幼児教育学科 | 第3学年 | |
| 臨床心理学科 | 第3学年 | |
| 社会学部 | 現代社会学科 | 第3学年 |
| 公共政策学科 | 第3学年 | |
| 社会福祉学部 | 社会福祉学科 | 第3学年 |
ここで押さえておくべき点が3つあります。
編入学年次は第3学年のみです。大学によっては2年次編入を実施しているところもありますが、佛教大学の学部編入学選抜・社会人編入学選抜に2年次編入の制度はありません。短期大学卒業などで2年次からの編入を希望する場合、佛教大学の学部編入学は選択肢に入りません。
保健医療技術学部・看護学部は編入学の対象外です。理学療法学科・作業療法学科(保健医療技術学部)と、2026年4月に開設された看護学科(看護学部)は、大学が毎年公表している入試結果の状況表でも一貫して編入学関連の欄が「実施区分外」を示す斜線表記になっており、2024〜2026年度のいずれの年度にも編入学の実績がありません。事前に「保健医療技術学部も編入対象」という情報を見かけることがありますが、大学公式の要項・実績データからはこの3学科は編入学選抜の対象になっていないことが確認できます。志望する場合は学部編入学ではなく、一般選抜など別の入学ルートを検討する必要があります。
編入学定員は「若干名」です。募集が行われる年度であっても、具体的な人数(○名)ではなく「若干名」という表記が使われます。募集人員から入りやすさを見積もることはできません。
なお要項には、英米学科・臨床心理学科について「2年間で卒業できない場合があります」という注記があり、出願前に入学部入学課へ問い合わせるよう案内されています。この2学科を志望する場合は、単位認定の見込みを出願前に個別に確認しておくべきです。
編入学の対象となる12学科でどんなことを学ぶか
編入学選抜・社会人編入学選抜の対象となる12学科は、大学が公表している学部・学科紹介ページでそれぞれの学びの特色を打ち出しています。募集が再開されたときに志望学科を絞り込む材料として、大学の公式情報に基づく各学科の概要を整理します。
仏教学部 仏教学科
釈尊と法然上人の教えを軸に、少人数のゼミで「研究」「講読」「演習」と段階的に専門性を高めていく学科です。1年次から古文・漢文・サンスクリット語・パーリ語など仏教研究に必要な語学科目を履修し、資料の読解力を養います。仏跡研修としてインドや中国、日本国内の仏教遺跡を実際に訪ねる授業もあります。
文学部 日本文学科
1年次から実技や演習を通じて、日本文学・日本語学・書道文化に関する専門知識を身につける学科です。古典から近現代まで幅広い時代の文学作品を読み解き、多角的な視野を養います。
文学部 中国学科
中国語を軸に、文化・芸術・思想の面から中国を多角的に学ぶ学科です。3年次からは「中国語コミュニケーション系」と「文献系」の2コースに分かれ、ネイティブ教員による指導や中国・吉林大学への留学プログラムを通じて実践的な語学力を養います。
文学部 英米学科
英語圏の文学・文化・英語学・英語教育など幅広い領域を扱う学科です。1・2年次で基礎を固め、英語圏での語学研修を通じて実践的なコミュニケーション力を養います。前述のとおり、この学科は編入学選抜の面接に英語が含まれる点が特徴です。
歴史学部 歴史学科
文献史料を読み解き、世界史的な視点から歴史事象を客観的に分析する学科です。全学年を通じてゼミ形式の授業が行われ、一人ひとりの研究テーマに沿った指導を受けられます。
歴史学部 歴史文化学科
フィールドワークを中心に、現代まで残る有形・無形の史料を読み取りながら人間の営みを探究する学科です。2年次以降は地域文化・民俗文化・芸術文化の3領域から主専攻・副専攻を選択します。
教育学部 教育学科
理論と実践を融合させた独自のカリキュラムで、学生同士や教員、学校現場・地域との関係性を重視した指導を行う学科です。教員免許状の取得を目指す学生が多く在籍しています。
教育学部 幼児教育学科
50年以上の教員養成実績をもとに、幼稚園教諭・保育士を養成する学科です。理論と実践をバランスよく配置したカリキュラムと少人数体制での指導が特徴です。
教育学部 臨床心理学科
不登校や職場のストレス問題、高齢者支援など、増加する心の問題に対処できる「心の専門家」の育成を目指す学科です。少人数クラスで、社会事象と個人を取り巻く環境の両方を理解する視点を養います。
社会学部 現代社会学科
ニュースで報じられる社会問題から、家族・学校・職場・地域にある身近な社会現象までを多角的に観察・分析する力を養う学科です。少人数制クラスで情報リテラシーやコミュニケーション能力も重視されます。
社会学部 公共政策学科
「地域政治コース」と「地域経済コース」の2コースで、政治学・法学・経済学を中心とした科目群から政策の立案・提言・実行能力を養う学科です。公務員試験対策にも力を入れています。
社会福祉学部 社会福祉学科
実践経験豊かな教員陣による基礎理論・政策制度・保健医療・実習指導を通じて「福祉マインド」を育てる学科です。社会福祉士・精神保健福祉士・保育士など複数の資格課程が設けられています(編入学による資格取得の可否は前述のとおり学科・資格ごとに条件が異なります)。
欠員募集制の仕組みと過去3年の実施実績
佛教大学は編入学選抜・社会人編入学選抜について、公式に次のように説明しています。
編入学・社会人編入学を希望する者対象に行う入学試験制度です。第3学年に編入学するための試験であり、募集は欠員が生じた時のみ行います。
つまり、卒業や休学によって各学年の在籍者数に空きが出た学科でだけ、その空き分を補充する目的で編入学試験が実施されます。空きがなければ、その年度・その学科の募集はありません。これは佛教大学に限った制度ではありませんが、佛教大学の場合は実際に年度ごとに実施される学部・学科が入れ替わっていることが、大学が公表している入試結果の状況表から確認できます。
大学が公表している2024〜2026年度の学部入試結果(10月実施分・2月実施分)を集計すると、次のように実施範囲が変化しています。
| 年度 | 試験実施日 | 編入学選抜を実施した学部・学科 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 2023年10月22日/2024年2月17日 | 6学部12学科すべて(仏教・日本文・中国・英米・歴史・歴史文化・教育・幼児教育・臨床心理・現代社会・公共政策・社会福祉) |
| 2025年度 | 2024年10月19・20日/2025年2月15日 | 歴史学部(歴史・歴史文化)と社会学部(現代社会・公共政策)を除く8学科 |
| 2026年度 | 2025年10月25・26日/2026年2月14日 | 2025年度と同じく、歴史学部と社会学部を除く8学科 |
| 2027年度 | ― | 実施なし(全学部で募集なし) |
この表から読み取れることは2つあります。
2024年度は歴史学部・社会学部を含む全12学科で編入学選抜が実施されていましたが、2025年度以降はこの2学部が募集対象から外れています。大学の入学試験要項にも「歴史学部および社会学部については、収容定員の関係により、○○年度の募集はありません」という注記が2025年度・2026年度と2年連続で記載されており、一時的な欠員ではなく、ある程度まとまった期間にわたって欠員が生じていないことがうかがえます。
「実施した」学部・学科であっても、そのなかのどの学科に実際の欠員が出るかは年度ごとに異なります。たとえば2025年度・2026年度に実施された8学科のなかでも、実際に志願者があった学科は年度によって仏教・日本文・教育・社会福祉など数学科に限られており、日本文学科や中国学科、英米学科は志願者ゼロの年度もあります。「実施区分に入っている学科=毎年募集がある学科」ではない点に注意してください。
出願資格
編入学選抜と社会人編入学選抜では、出願資格が異なります。募集が再開された場合に備えて、直近(2026年度)の要項に基づく資格を整理します。
編入学選抜の出願資格
次のいずれかに該当する者が対象です。
- 大学、短期大学、高等専門学校、国立工業教員養成所、国立養護教諭養成所のいずれかを卒業した者および卒業見込みの者
- 大学に2年以上在学(休学期間を除く)し、退学した者および退学予定の者
- 大学入学有資格者で、文部科学大臣の定めた基準(修業年限2年以上・課程の修了に必要な総授業時間数1,700時間以上)を満たす専修学校の専門課程を修了した者および修了見込みの者
- 高等学校等専攻科(中等教育学校後期課程専攻科および特別支援学校専攻科を含む)を修了した者および修了見込みの者
- 文部科学省令によって上記と同等以上の資格があると認められた者
社会人編入学選抜の出願資格
次のすべてに該当する者が対象です。
- 出願年度の4月1日時点で満25歳以上であること
- 大学・短期大学を卒業(見込みを含む)、大学に2年以上在学し退学(予定を含む)、または上記基準を満たす専修学校の専門課程を修了(見込みを含む)していること
- 出願時において計3年以上の職業経験があること。職業経験は常勤者が対象だが、常勤の勤務に準じる非常勤(臨時職員・パートタイマー等)も含み、家事・介護(在宅)従事者も職業経験のある者とみなす
社会人編入学選抜では英語の試験がなく、論文と面接のみで選考される点が編入学選抜との大きな違いです。働きながら受験する社会人にとって、負担が抑えられた設計になっています。
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試験科目・配点・時間割(2026年度実績)
2026年度(直近に実施された年度)の要項に基づく試験科目・配点は次のとおりです。全学科共通の設計で、学部・学科によって科目自体が変わることはありません。
| 入学試験種別 | 試験科目 | 配点 | 時間割 |
|---|---|---|---|
| 編入学選抜 | 英語(中国学科は英語・中国語より1科目選択) | 100点 | 9:00〜10:00 |
| 論文(学科別設題) | 100点 | 10:30〜11:30 | |
| 面接 | 3段階評価 | 12:30〜順次実施 | |
| 社会人編入学選抜 | 論文(学科別設題) | 100点 | 10:30〜11:30 |
| 面接 | 3段階評価 | 12:30〜順次実施 |
要項には試験内容について次の補足があります。
- 論文は学科別設題で、志望する学科の基礎的な知識や考え方を問う内容とされています。
- 面接は1名の受験生に対して複数の教員が実施します。
- 英米学科の面接は英語を含みます。
- 選考は各入学試験種別の試験科目の結果および出願書類等を総合的に評価して行われ、未受験科目があった場合は合否判定の対象になりません。
この設計から対策の方向が見えてきます。英語の筆記が独立科目として課されるのは編入学選抜だけで、社会人編入学選抜にはありません。また中国学科志望者は英語の代わりに中国語で受験できる選択肢があります。論文は「学科別設題」とだけ案内されており、法政大学のように過去問から出題テーマが公開されているわけではないため(後述)、志望学科の基礎的な専門知識と、それを筋道立てて論述する力の両方を、一般的な小論文対策として準備しておく必要があります。英米学科を志望する場合は、面接が英語で行われる可能性がある点も踏まえて準備してください。
試験時間の配分にも注目してください。英語は9:00〜10:00の60分、論文は10:30〜11:30の60分と、それぞれ1時間ずつが割り当てられています。英語・論文とも100点満点で、面接は点数化ではなく3段階評価です。選考方法は「各入学試験種別の試験科目の結果および出願書類等を総合的に評価」する方式で、法政大学のように学部・学科ごとに配点や採点基準が細かく公開されているわけではないため、英語・論文・面接のいずれも一定水準を満たす総合力が求められると理解しておくべきです。
出願書類(2026年度実績)
募集が実施された年度の要項によれば、編入学選抜・社会人編入学選抜の出願にあたっては、次の書類の提出が求められていました。
- 入学志願書(学部)〈本学所定用紙〉
- 写真票〈本学所定用紙〉(写真1枚貼付)
- 卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込証明書(発行日より3ヶ月以内のもの)。大学を退学した場合は在籍(期間)証明書を提出
- 成績証明書(発行日より3ヶ月以内のもの)
- 志願者調書〈本学所定用紙3枚〉(写真1枚貼付)
- 入金確認書類(入学試験検定料の入金が確認できるもの)
- 職務等経歴書〈本学所定用紙〉(社会人編入学選抜を出願する場合のみ)
- 編入学資格証明書〈本学所定用紙〉(専修学校の専門課程修了〈見込み〉者のみ)
証明書類は「発行日より3ヶ月以内」という有効期限が設けられているため、出願期間が短いこの試験では、要項の公開後すぐに在籍校・出身校へ証明書発行を依頼する動きが必要になります。社会人編入学選抜を出願する場合は、職務等経歴書の作成にも一定の時間がかかるため、早めに準備しておくべきです。
出願期間・試験日・試験会場の推移(2024〜2026年度)
編入学選抜・社会人編入学選抜は、10月出願・2月出願の年2回のタイミングで実施されてきました(募集がある年度の場合)。直近3年度の実績は次のとおりです。
| 年度 | 種別 | 出願期間 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 10月 | 本記事で確認できた一次資料の範囲では未確認 | 2023年10月22日(日) |
| 2月 | 本記事で確認できた一次資料の範囲では未確認 | 2024年2月17日(土) | |
| 2025年度 | 10月 | 2024年9月30日(月)〜10月4日(金) | 2024年10月19日(土) |
| 2月 | 2025年1月14日(火)〜1月20日(月) | 2025年2月15日(土) | |
| 2026年度 | 10月 | 2025年10月3日(金)〜10月9日(木) | 2025年10月25日(土) |
| 2月 | 2026年1月13日(火)〜1月19日(月) | 2026年2月14日(土) |
試験会場はいずれの年度も佛教大学紫野キャンパスです。書類提出は締切日までの消印有効とされています。2025年度・2026年度の実績で見ると、10月出願は出願期間から試験日までが2〜3週間程度、2月出願も出願から試験日まで1ヶ月弱と、出願準備に使える期間は決して長くありません。募集が再開された場合は、要項の公開と同時に出願書類(志願書、卒業・卒業見込証明書、成績証明書、志願者調書、職務等経歴書〈社会人編入学のみ〉など)の準備に取りかかる必要があります。
もうひとつ押さえておきたいのが、年2回の出願機会(10月・2月)があるからといって、両方に必ず志願者が出る学科が揃うとは限らない点です。2025年度の実績では、10月実施分は日本文学科・教育学科・社会福祉学科の3学科に志願者があった一方、2月実施分は教育学科・社会福祉学科の2学科にとどまり、日本文学科は2月には志願者がいませんでした。同じ年度・同じ学科であっても、10月と2月で状況が変わり得るということです。1回の出願機会で結果が出なくても、同じ年度のもう一方の出願機会(10月なら2月、2月なら翌年度の10月)に改めて挑戦できる可能性がある、という点は覚えておいてよいでしょう。ただし、これはあくまで募集がある年度に限った話であり、2027年度のように年間を通じて募集自体がない年度は、10月・2月のどちらの機会も存在しません。
志願者数・受験者数・合格者数と倍率(2024〜2026年度)
佛教大学は「入試結果・過去問題」のページで、10月実施分・2月実施分それぞれの状況表(学科別の志願者・受験者・合格者数)を公表しています。編入学選抜・社会人編入学選抜だけを取り出して10月分と2月分を合算すると、直近3年度の実績は次のとおりです。
| 年度 | 制度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 受験者に対する倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 編入学選抜 | 18 | 15 | 9 | 1.7倍 |
| 社会人編入学選抜 | 3 | 3 | 0 | 合格者なし | |
| 2025年度 | 編入学選抜 | 6 | 6 | 3 | 2.0倍 |
| 社会人編入学選抜 | 3 | 1 | 1 | 1.0倍 | |
| 2026年度 | 編入学選抜 | 10 | 9 | 4 | 2.3倍 |
| 社会人編入学選抜 | 3 | 2 | 1 | 2.0倍 |
編入学選抜全体の志願者数は年間でも一桁〜10名程度、社会人編入学選抜はさらに少なく年間2〜3名という規模です。倍率だけを見ると1〜2倍台で「入りやすそう」に見えますが、これを単純に合格しやすさと解釈するのは危険です。母数が極端に小さいため、1名の増減で倍率が大きく動きます。実際、2024年度は社会人編入学選抜の受験者3名に対して合格者0名でした。学科別に見ると、さらに実態がはっきりします。
編入学選抜の学科別実績
| 学科 | 2024年度(志願/受験/合格) | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|
| 仏教 | 5 / 5 / 5 | 0 / 0 / 0 | 2 / 2 / 2 |
| 日本文 | 0 / 0 / 0 | 1 / 1 / 1 | 0 / 0 / 0 |
| 中国 | 2 / 1 / 0 | 0 / 0 / 0 | 0 / 0 / 0 |
| 英米 | 2 / 1 / 1 | 0 / 0 / 0 | 0 / 0 / 0 |
| 歴史 | 1 / 1 / 1 | -(募集なし) | -(募集なし) |
| 歴史文化 | 0 / 0 / 0 | -(募集なし) | -(募集なし) |
| 教育 | 4 / 3 / 0 | 3 / 3 / 1 | 4 / 4 / 0 |
| 幼児教育 | 0 / 0 / 0 | 0 / 0 / 0 | 0 / 0 / 0 |
| 臨床心理 | 0 / 0 / 0 | 0 / 0 / 0 | 0 / 0 / 0 |
| 現代社会 | 3 / 3 / 1 | -(募集なし) | -(募集なし) |
| 公共政策 | 0 / 0 / 0 | -(募集なし) | -(募集なし) |
| 社会福祉 | 1 / 1 / 1 | 2 / 2 / 1 | 4 / 3 / 2 |
3年間を通して志願者が継続的に確認できるのは仏教学科・教育学科・社会福祉学科の3学科です。日本文学科・中国学科・英米学科・幼児教育学科・臨床心理学科は、実施対象であっても志願者ゼロの年度が目立ちます。「志願者がいない=入りやすい」わけではなく、募集自体が発生していない可能性も含むため、志望する場合はその年度に募集が出ているかどうかをまず確認する必要があります。
この倍率データを読むときは、次の2点を踏まえてください。
母数が1桁のため、年度ごとの倍率の変動が大きく参考程度にしかなりません。教育学科は2024年度3名受験0名合格、2025年度3名受験1名合格、2026年度4名受験0名合格と、年度によって合格者の有無自体が入れ替わっています。
「若干名」の募集である以上、大学は必ず合格者を出すわけではありません。要項の選考方法にも「未受験科目があった場合、合否判定の対象となりません」という条件があり、英語・論文・面接のすべてを一定水準で満たすことが前提になっています。
3年間の推移から見える傾向
編入学選抜の志願者数を年度で並べると、2024年度18名→2025年度6名→2026年度10名という推移になります。2024年度の18名のうち、2025年度以降に募集対象から外れた歴史学部・社会学部の4学科(歴史・歴史文化・現代社会・公共政策)の志願者は合計4名で、残る8学科だけでも2024年度は14名の志願者がいました。ところが2025年度、対象学科の顔ぶれ自体は変わらないこの8学科で志願者は6名まで落ち込み、2026年度に10名まで回復しています。つまり2025年度の減少は、対象学科が減ったこと(4名分)だけでなく、募集を続けている8学科の側でも志願者数が半分以下に減ったこと(14名→6名)が重なって起きているということです。学科の実施区分の変化と、実施区分内での志願者数そのものの変動という、性質の異なる2つの要因が同時に効いている点は、この試験の予測しづらさを表しています。
合格率(受験者に対する合格者の割合)で見ると、2024年度は受験15名に対して合格9名(60.0%)、2025年度は受験6名に対して合格3名(50.0%)、2026年度は受験9名に対して合格4名(44.4%)でした。受験まで進めば4〜6割程度は合格しているとも読めますが、母数が一桁〜10名台であることを踏まえると、この割合を「合格率」として一般化するのは適切ではありません。むしろ注目すべきは、そもそも受験にたどり着く志願者自体が全学科・全年度を通じて年間1桁〜10名程度に限られているという母集団の小ささそのものです。
留学生編入学選抜という別枠もある
大学が公表している入試結果の状況表には、編入学選抜・社会人編入学選抜のほかに「留学生編入学」という区分も存在します。これは日本国外の大学・短期大学等に在学・卒業した留学生を対象とする別枠の選抜で、出願資格・審査方法が編入学選抜とは異なります。2024〜2026年度の実績を見ると、留学生編入学の志願者は年間0〜1名程度ときわめて少なく、合格者が出た年度は確認できませんでした。日本国外の大学から佛教大学への編入を検討している留学生の方は、一般の編入学選抜ではなくこの留学生編入学の要項を個別に確認する必要があります。
編入学選抜は成績開示の対象外
佛教大学は、学校推薦型選抜(公募制)・一般選抜(A・B・C日程)については受験生本人からの申請により各科目の得点を開示する制度を設けています。しかし、この成績開示の対象入試は上記の一般選抜系統に限られており、要項には「上記以外の入学試験および過年度の入学試験等の開示請求には応じることはできません」と明記されています。編入学選抜・社会人編入学選抜で不合格だった場合、自分の英語・論文の得点を後から確認する手段は用意されていません。
過去問は非公表|大学院とは扱いが異なる
佛教大学は「入試結果・過去問題」のページで、大学院(修士課程・博士後期課程)の入学試験問題と解答例・出題意図を公開しています。しかし学部編入学選抜・社会人編入学選抜については、次のように明記されています。
大学院の入学試験問題と解答例を掲載しています。志願者のいなかった入学試験の過去問題はありません。
実際に公開ページを確認しても、掲載されているのは大学院(文学研究科・教育学研究科・社会学研究科・社会福祉学研究科)の試験問題と解答例・出題意図のみで、学部の編入学選抜・社会人編入学選抜の過去問題は一切公開されていません。これは大学が意図的に非公表にしているというより、そもそも学科ごとの志願者数が年間0〜数名という規模のため、大学側が「過去問題として公開する分量の実施実績がない」という構造的な事情によるものと考えられます。
したがって、佛教大学の編入学選抜を目指す場合、過去問演習という対策手段は原則として使えません。準備できるのは次の2点になります。
- 要項に明記されている評価軸(論文は志望学科の基礎的な知識や考え方を問う内容、面接は複数教員による評価)を踏まえ、志望学科の学問分野の基礎知識と、時事的なテーマについて自分の考えを論理立てて書く一般的な小論文の訓練を積んでおくこと
- 英語(中国学科は中国語も選択可)は100点満点・60分の独立科目として課されるため、標準的な大学入試〜大学教養レベルの読解力を維持しておくこと
過去問がない分、汎用的な学力と論述力の底上げが対策のすべてになります。特定の年度・特定の学科に的を絞った過去問対策ができない以上、早い時期から基礎学力を積み上げておくことが、募集が発表されたときに間に合わせる唯一の方法です。
学費の目安
佛教大学が公表している2027年度新入生の学費(年額)は、学部群によって次のように異なります。編入学は第3学年からの入学ですが、入学金を含む「初年度」の扱いになる点に注意してください。
| 学部群 | 入学金 | 初年度授業料・教育充実費・諸費 | 初年度合計 |
|---|---|---|---|
| 仏教学部・文学部・歴史学部・社会学部・社会福祉学部 | 250,000円 | 995,500円 | 1,245,500円 |
| 教育学部 | 250,000円 | 1,075,500円 | 1,325,500円 |
編入学選抜・社会人編入学選抜の対象となる6学部12学科はこの2区分のいずれかに含まれます(保健医療技術学部・看護学部は編入学の対象外のため掲載を割愛しました。参考までに、この2学部群の初年度学費は他学部より高く設定されています)。学費は分割納入も選択できます。教育免許状や資格の取得を目指す場合は、別途、課程受講料や実習に伴う費用が必要になるほか、卒業年次には同窓会入会金・終身会費の納入も必要です。学費は在学中に変更される場合があるため、出願前に最新の学費案内を確認してください。
編入学生は第3学年から2年間で卒業を目指すことになるため、在学期間全体の学費の目安は「初年度」と「2年次以降」を合算して考える必要があります。同じく2027年度新入生向けの公表資料によれば、2年次以降(年額)は仏教学部・文学部・歴史学部・社会学部・社会福祉学部の学部群で1,224,500円、教育学部で1,304,500円です。第3学年入学者がそのまま2年間で卒業した場合、初年度と2年次以降を合算した学費の目安は、仏教学部・文学部・歴史学部・社会学部・社会福祉学部の学部群でおよそ247万円(2,470,000円)、教育学部でおよそ263万円(2,630,000円)です。これに加えて、卒業年次には同窓会入会金5,000円・終身会費25,000円の計30,000円が必要になるため、実質的な総額はこれよりやや上振れします。教職課程や資格課程の受講料、実習にかかる交通費・宿泊費等が別途必要になる場合がある点も踏まえておいてください。
2027年度、募集がない今できる準備
2027年度に募集がない以上、今すぐ出願に向けた行動を起こすことはできません。ただし、次に募集が発表されたときに出遅れないための準備は可能です。
大学からの発表を定期的に確認する
編入学選抜・社会人編入学選抜の募集有無は、佛教大学入試情報サイトの「その他の入試方式」ページに掲載される入学試験要項(PDF)で発表されます。過去の実績(2025年度・2026年度)を見る限り、募集がある場合でも「若干名」かつ限られた学科のみという小規模な実施です。志望学科が固まっている場合は、要項が更新されるタイミングを定期的に確認する体制を作っておくことをおすすめします。
佛教大学だけに絞らず、併願先を並行して検討する
欠員募集制のもとでは「いつ募集があるか分からない」という不確実性が常につきまといます。佛教大学だけに志望を絞ってしまうと、募集がない年度は編入という選択肢そのものが消えてしまいます。仏教学や社会福祉、教育学など専門性の高い分野を志望する場合、佛教大学と同じ分野を学べる他大学の編入学試験もあわせて調べ、複数の選択肢を持っておくことが現実的な戦略です。日本国内には仏教系の宗門大学が複数あり、宗派や専攻領域によって学べる内容は異なりますが、仏教学を学べる大学の選択肢は佛教大学だけではありません。同様に、社会福祉士・保育士・教員免許の取得を目的に編入を検討している場合も、資格課程を持つ他大学の編入学試験を並行して調べておくと、選択肢を確保しやすくなります。
基礎学力と論述力は募集発表前から積み上げておく
前述のとおり、過去問が存在しないため、募集が発表されてから対策を始めても間に合う保証はありません。英語の基礎的な読解力、志望学科の専門分野に関する基礎知識、時事的なテーマについて自分の考えを論理立てて書く小論文の練習は、募集の有無にかかわらず日頃から継続しておくべきです。社会人編入学選抜を検討している場合は、職務等経歴書のとりまとめや、面接で自分のキャリアと志望理由を筋道立てて説明できるよう準備しておくとよいでしょう。
出願資格を満たしているか、早い段階で確認しておく
編入学選抜の出願資格には「大学に2年以上在学(休学期間を除く)し、退学した者」や「文部科学大臣の定めた基準を満たす専修学校の専門課程を修了した者」など、条件が細かく分かれています。とくに専修学校(専門学校)に在籍・卒業した場合は、その課程が「修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上」という基準を満たしているかどうかが出願できるかを左右します。この基準を満たすかどうかは在籍校(出身校)に確認しないとわからないことが多いため、募集が発表されてから確認するのではなく、今のうちに在籍校の教務担当に問い合わせておくと、募集発表後の動きが速くなります。社会人編入学選抜を検討している場合も、出願時点で計3年以上の職業経験(常勤者が対象。常勤に準じる非常勤や家事・介護〈在宅〉従事者も職業経験として認められる)を満たせるかどうかを、あらかじめ整理しておいてください。
入学・広報課へ直接問い合わせる
欠員募集制という性質上、次年度以降の募集見込みについて、要項が公開される前の時点で大学側から具体的な情報が出ることは通常ありません。それでも、仏教学科への3年次編入学によって浄土宗教師資格の取得を希望する場合は事前相談が案内されているように、学科によっては個別相談の窓口が用意されています。英米学科・臨床心理学科の単位認定に関する事前確認のように、出願前に大学へ直接問い合わせることが前提となっている項目も複数あるため、志望学科が固まった段階で、入学・広報課に連絡を取っておくことをおすすめします。
佛教大学の編入学は、こんな人に向いている
ここまでの内容を踏まえると、佛教大学の学部編入学選抜・社会人編入学選抜が向いているのは、次のような条件に当てはまる人だといえます。
- 志望学科が仏教学科・教育学科・社会福祉学科など、過去3年間で継続的に志願者・合格者が確認できる学科である人。この3学科は募集が実施された年度であれば毎年のように志願者が出ており、他学科に比べると欠員が生じやすい傾向がうかがえます。
- 佛教大学に固執せず、募集が出るまで複数年単位で待てる、または他大学と並行して検討できる人。2027年度のように募集自体がゼロになる年度もあるため、「今年中に必ず入りたい」という切迫した希望がある場合、佛教大学の編入学選抜だけに頼るのはリスクが高くなります。
- 過去問がない前提で、汎用的な英語力・論述力を地道に積み上げられる人。特定の年度・学科に的を絞った過去問対策ができない分、基礎学力の底上げがそのまま合否に直結します。
- 社会人であれば、3年以上の職業経験と、それを論理立てて語れる準備がある人。社会人編入学選抜は英語試験がなく、論文と面接のみで評価されるため、職務経験を志望理由・学修計画に結びつけて説明する力が重視されます。
逆に、2年次からの編入を希望する人、保健医療技術学部・看護学部(理学療法学科・作業療法学科・看護学科)への編入を希望する人、特定の年度までに必ず入学したいという人には、佛教大学の学部編入学選抜は制度上そもそも対応していないか、実現性が低いということになります。この場合は別の入学ルート(一般選抜など)や、他大学の編入学試験を検討する必要があります。
よくある質問
佛教大学の編入学試験は今、出願できますか。
2027年度は編入学選抜・社会人編入学選抜のいずれも、収容定員の関係により募集がありません。これは大学が公表している2027年度入学試験要項に明記されている事実です。次年度以降に募集が再開されるかどうかは、大学からの発表を確認する必要があります。
佛教大学の編入学試験はなぜ毎年実施されないのですか。
佛教大学の編入学選抜・社会人編入学選抜は「募集は欠員が生じた時のみ行う」制度として運用されているためです。各学年の在籍者数に欠員が生じた学科だけを対象に、その補充として試験が実施されます。欠員が生じていない学科・年度は募集自体がありません。
編入学は何年次からできますか。
第3学年のみです。佛教大学の学部編入学選抜・社会人編入学選抜に2年次編入の制度はありません。
どの学部・学科が編入学の対象ですか。
仏教学部仏教学科、文学部日本文学科・中国学科・英米学科、歴史学部歴史学科・歴史文化学科、教育学部教育学科・幼児教育学科・臨床心理学科、社会学部現代社会学科・公共政策学科、社会福祉学部社会福祉学科の6学部12学科です。保健医療技術学部(理学療法学科・作業療法学科)と看護学部(看護学科)は編入学選抜の対象になっていません。
佛教大学編入の倍率はどれくらいですか。
編入学選抜の受験者に対する倍率は、2024年度1.7倍、2025年度2.0倍、2026年度2.3倍でした。ただし年間の志願者数が一桁〜10名程度と母数が非常に小さいため、倍率の数字をそのまま難易度として解釈するのは適切ではありません。
過去問はどこで手に入りますか。
公開されていません。大学が公表している「入試結果・過去問題」ページには、大学院(修士課程・博士後期課程)の試験問題と解答例・出題意図のみが掲載されており、学部の編入学選抜・社会人編入学選抜については「志願者のいなかった入学試験の過去問題はありません」と明記され、過去問は公開されていません。
社会人でも受けられますか。
社会人編入学選抜が用意されています。出願年度の4月1日時点で満25歳以上であること、大学・短期大学の卒業(見込み)等の学歴要件、出願時に計3年以上の職業経験があることが条件です。試験科目は論文と面接のみで、編入学選抜にある英語の試験はありません。
佛教大学の通信教育部の編入とは違いますか。
まったく別の制度です。本記事で扱っているのは紫野キャンパス・二条キャンパスに通学する学部(通学課程)への編入学選抜・社会人編入学選抜です。通信教育部(tsushin.bukkyo-u.ac.jp)にも編入学の制度がありますが、出願資格・試験内容・学費のいずれも通学課程とは異なります。
2年間で卒業できますか。
学科によっては2年間で卒業できない場合があります。要項には「英米学科・臨床心理学科については、2年間で卒業できない場合があります」と明記されており、出願前に入学部入学課へ問い合わせるよう案内されています。他の学科でも、前籍校での単位修得状況によって卒業までの年数が変わる可能性があるため、出願前の確認が推奨されます。
出願にはどんな書類が必要ですか。
入学志願書、写真票、卒業(見込み)証明書、成績証明書、志願者調書、入金確認書類が基本の提出書類です。社会人編入学選抜を出願する場合は職務等経歴書、専修学校の専門課程修了(見込み)者は編入学資格証明書も必要になります。証明書類は発行日から3ヶ月以内という有効期限があるため、出願期間が発表されたら速やかに準備してください。
試験会場はどこですか。
2024〜2026年度はいずれも佛教大学紫野キャンパス(京都市北区紫野北花ノ坊町96)で実施されています。
不合格だった場合、自分の得点を確認できますか。
できません。佛教大学の成績開示制度は学校推薦型選抜(公募制)・一般選抜(A・B・C日程)のみを対象としており、要項には「上記以外の入学試験および過年度の入学試験等の開示請求には応じることはできません」と明記されています。編入学選抜・社会人編入学選抜の得点は開示対象外です。
留学生も編入学に出願できますか。
日本国外の大学等に在学・卒業した留学生を対象とする「留学生編入学」という別枠の選抜制度があります。ただし2024〜2026年度の実績では志願者が年間0〜1名ときわめて少なく、この3年間で合格者が出た年度は確認できませんでした。出願を検討する場合は、一般の編入学選抜とは別に留学生編入学の要項を個別に確認してください。
面接ではどんなことが評価されますか。
要項の公表内容から確認できるのは、1名の受験生に対して複数の教員が面接を行うこと、英米学科の面接には英語が含まれること、評価は3段階評価であることです。それ以上の具体的な評価基準(質問内容や配点の詳細)は公表されていません。選考方法として「試験科目の結果および出願書類等を総合的に評価する」とされているため、志望理由や学修計画を出願書類(志願者調書など)と面接で一貫して説明できるよう準備しておくことが重要です。
中国学科志望の場合、英語と中国語のどちらで受験すべきですか。
要項では「英語(中国学科は英語・中国語より1科目選択)」とされているだけで、どちらが有利かは公表されていません。中国学科は学びの内容として中国語コミュニケーションを重視するコースが用意されているため、中国語の学習経験がある場合はその力を示す選択肢として中国語を検討する余地がありますが、最終的にはどちらか自信のある言語で受験すればよく、選択によって合否の扱いが変わるという記載はありません。
次はいつ募集が再開されますか。
公表されていません。編入学選抜・社会人編入学選抜は欠員が生じた学科・年度にのみ実施される制度のため、大学自身も次年度以降の募集を確約する立場にはありません。2025年度・2026年度は歴史学部・社会学部を除く8学科で募集が続いていましたが、2027年度は全学部で募集がなくなりました。志望する場合は、佛教大学入試情報サイトで入学試験要項が更新されるタイミングを定期的に確認するほかありません。
まとめ
佛教大学の学部編入学試験について、公式要項と入試結果データから確認できることを整理します。
まず、2027年度は編入学選抜・社会人編入学選抜のいずれも、収容定員の関係により募集がありません。これは要項に明記された事実であり、現時点で出願する方法はありません。
次に、対象となりうる学部・学科は仏教学部・文学部・歴史学部・教育学部・社会学部・社会福祉学部の6学部12学科で、編入学年次は第3学年のみです。保健医療技術学部・看護学部は対象外です。募集が実施される年度であっても「募集は欠員が生じた時のみ」という欠員募集制のため、2025年度・2026年度は歴史学部・社会学部が2年連続で募集対象から外れていました。
そして、募集が行われた年度の実績を見ると、編入学選抜の志願者数は年間一桁〜10名程度、社会人編入学選抜はさらに少なく、倍率は1〜2倍台という小規模な試験です。試験科目は英語(中国学科は中国語選択可)・論文(学科別設題)・面接の3本柱で、社会人編入学選抜には英語試験がありません。過去問は公開されていないため、対策は志望学科の基礎知識と英語・小論文の一般的な学力を日頃から積み上げておくことに集約されます。
最後に、佛教大学の編入学選抜は「毎年決まった人数を募集する試験」ではなく「欠員が生じたときだけ動く試験」だという前提を、志望校選びの最初の段階で理解しておくことが何より重要です。2027年度の全学部募集停止は、この欠員募集制の性質が極端な形で表れた事例といえます。次年度以降に募集が再開された場合に備え、大学からの発表を定期的に確認しつつ、他大学の編入学試験も並行して情報収集しておくことをおすすめします。
本記事の数値は佛教大学が公表する2027年度入学試験要項および2024〜2026年度の入試結果(志願・受験・合格者数一覧)に基づいています。募集の有無・出願資格・試験科目・日程は年度によって変更されるため、出願を検討する際には必ず佛教大学が公表する最新の入学試験要項をご確認ください。
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