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愛知学院大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

愛知学院大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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愛知学院大学の編入学試験は、8学部12学科すべてで募集人員が「1名」という枠の小ささが最大の特徴です。学部・学科ごとに試験科目が2つのグループに分かれ、さらに2年次と3年次でまったく同じ試験科目が課される点も、他大学にはあまり見られない構造です。健康栄養学科・薬学部は一般の編入学試験を実施しておらず、歯学部は3年次編入がなく2年次のみ別枠の試験になるなど、学部によって実施の有無そのものが分かれています。

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この記事では、愛知学院大学が公表している2027年度の特別選抜(編入学等)入学試験要項と、大学公式サイトで公開されている2026年度の志願者数・合格者数の実績、そして2026年度に実際に出題された小論文の過去論題をもとに、学部別の募集人員・受験資格・試験科目・日程・実績を整理します。枠が小さいからこそ、どの学部にどんな受験資格が必要で、試験当日に何を書かされるのかを正確に把握しておくことが合否を左右します。

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目次

愛知学院大学の編入学試験には6つの入試区分がある

愛知学院大学が「特別選抜」としてまとめている入試には、性格の異なる6つの区分があります。募集要項は6区分をまとめて1冊で公表しているため、自分がどれに該当するのかを最初に確定させる必要があります。

第3学年編入学試験

他大学・短期大学・高等専門学校などの在学者や卒業見込み者が、3年次から愛知学院大学に入学するための制度です。本記事で中心的に扱うのはこの制度と次の第2学年編入学試験です。

第2学年編入学試験

短期大学卒業者や大学1年以上在学者などが、2年次から入学するための制度です。愛知学院大学の場合、後述するとおり試験科目が第3学年編入学試験とほぼ同一という特徴があります。

薬学部・歯学部第2学年編入学試験

薬学部・歯学部だけを対象にした専用の編入学試験です。一般の第2学年編入学試験とは出願資格・試験科目がまったく別に設定されています。2027年度は薬学部の実施がありません。詳細は後述します。

社会人入学試験・帰国生徒入学試験

社会人入学試験は、社会人経験を持つ方を対象にした制度です。帰国生徒入学試験は、海外の教育機関に在籍・卒業した帰国生徒を対象にした制度です。いずれも学部・学科ごとに「若干名」の募集で、人数の上限は公表されていません。

大学在学生特別入学試験(短期大学部)

愛知学院大学短期大学部の歯科衛生学科を対象にした、大学在学生向けの制度です。4年制大学の学部への編入とは別枠のため、本記事では扱いません。

本記事は、このうち一般の受験生が対象になる「第3学年編入学試験」「第2学年編入学試験」を中心に、薬学部・歯学部第2学年編入学試験にも触れながら解説します。

愛知学院大学の基本情報と学部構成

愛知学院大学は愛知県日進市に日進キャンパスを置く私立大学で、編入学試験を含む特別選抜の試験会場もこの日進キャンパスに統一されています(〒470-0195 愛知県日進市岩崎町阿良池12)。募集要項に掲載されている各学部のアドミッション・ポリシーには、大学の建学の精神として「行学一体」「報恩感謝」という言葉が繰り返し登場します。経営学部のアドミッション・ポリシーはこれを「企業を取り巻く環境変化に対応する人材を育成するため、大学の建学の精神である『行学一体』、『報恩感謝』のもとに、下記のような能力・関心を持った人を受け入れたいと考えています」と説明しており、志望理由書や面接でこの建学の精神への理解を示すことが評価につながる可能性があります。

愛知学院大学には、本記事で扱う文学部(歴史・日本文化・英語英米文化・グローバル英語・宗教文化の5学科)、心理学部、健康科学部(健康科学科・健康栄養学科)、商学部、経営学部、経済学部、法学部(法律・現代社会法の2学科)、総合政策学部の8学部に加えて、薬学部・歯学部が設置されています。編入学試験の実施状況は学部によって大きく異なるため、次の章で学部・学科ごとに整理します。

学部・学科別の募集人員と実施状況【2027年度】

愛知学院大学の募集要項が公表している2027年度の募集定員は次のとおりです。健康科学部健康栄養学科・薬学部・歯学部・短期大学部では、後述する一般の編入学試験(第3学年編入学試験・第2学年編入学試験)を実施していません。

学部学科第3学年編入第2学年編入社会人帰国生徒
文学部歴史学科1名1名若干名若干名
日本文化学科1名1名若干名若干名
英語英米文化学科1名1名若干名若干名
グローバル英語学科1名1名若干名若干名
宗教文化学科1名1名若干名若干名
心理学部心理学科1名1名若干名若干名
健康科学部健康科学科1名1名若干名若干名
健康栄養学科実施なし実施なし若干名若干名
商学部商学科1名1名若干名若干名
経営学部経営学科1名1名若干名若干名
経済学部経済学科1名1名若干名若干名
法学部法律学科1名1名若干名若干名
現代社会法学科1名1名若干名若干名
総合政策学部総合政策学科1名1名若干名若干名
薬学部医療薬学科実施なし実施なし(2027年度)若干名
歯学部歯学科実施なし専用試験で若干名(後述)若干名

この表から読み取れる重要な点を整理します。

一般の編入学試験を実施している学部・学科は、8学部12学科です。文学部(歴史・日本文化・英語英米文化・グローバル英語・宗教文化)、心理学部、健康科学部健康科学科、商学部、経営学部、経済学部、法学部(法律・現代社会法)、総合政策学部で、いずれも第3学年編入・第2学年編入とも募集人員は1名です。学部を横断して募集人員が1名で統一されているのは愛知学院大学の際立った特徴で、事前に想定していた「等」を含む候補学部リストのうち、実際に一般編入を実施しているのはこの12学科であることが要項で確認できました。

健康科学部健康栄養学科は、一般の編入学試験を実施していません。募集定員表では第3学年編入・第2学年編入の欄が斜線になっており、社会人入学・帰国生徒入学のみ若干名の募集です。栄養士・管理栄養士の養成課程という性格上、編入によるカリキュラムの組み替えが難しいことが背景にあると考えられます。

薬学部医療薬学科は、2027年度は編入学試験そのものを実施しません。薬学部・歯学部専用の第2学年編入学試験の募集要項にも「2027年度の薬学部は実施しません」と明記されています。歯学部第2学年編入は実施されますが、これは一般の第2学年編入学試験とは別枠の専用試験です(後述)。

歯学部は3年次編入を実施しておらず、2年次のみ専用試験があります。一般の第2学年編入学試験の対象学部には含まれておらず、「薬学部・歯学部第2学年編入学試験」という別の試験区分で募集しています。出願資格・試験科目も一般の編入学試験とはまったく異なります。

受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる

愛知学院大学の一般の編入学試験(第3学年編入学試験・第2学年編入学試験)は、8学部12学科すべてで共通の受験資格が設定されています。学部ごとの追加資格は設けられていない一方、資格取得に関する制限が学部・学科単位で細かく定められているため、志望する学科でどの資格が取れなくなるかを事前に確認しておく必要があります。

受験資格【第3学年編入学試験】

つぎのいずれかに該当する者。

  • 学校教育法による短期大学を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
  • 学校教育法による大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者、または2027年3月修得見込みの者
  • 学校教育法による高等専門学校、旧国立養護教諭養成所、および旧国立工業教員養成所のいずれかを卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
  • 学校教育法による専修学校の専門課程修了者で「専門士」の称号を有する者、または2027年3月までに同称号を得る見込みの者
  • 学校教育法による専修学校の修業年限2年以上で、かつ、修了に必要な総授業時数が1,700時間以上の専門課程を修了した者、または2027年3月に修了見込みの者
  • 学校教育法による大学への編入学資格基準を満たした専攻科の修業年限2年以上で、62単位以上修得した者、または2027年3月修得見込みの者

受験資格【第2学年編入学試験】

基本構造は3年次と同じですが、必要な在学年数・修得単位数が下がります。

  • 学校教育法による短期大学を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
  • 学校教育法による大学に1年以上在学し、32単位以上を修得した者、または2027年3月修得見込みの者
  • 学校教育法による高等専門学校、旧国立養護教諭養成所、および旧国立工業教員養成所のいずれかを卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
  • 学校教育法による専修学校の専門課程修了者で「専門士」の称号を有する者、または2027年3月までに同称号を得る見込みの者
  • 学校教育法による専修学校の修業年限2年以上で、かつ、修了に必要な総授業時数が1,700時間以上の専門課程を修了した者、または2027年3月に修了見込みの者
  • 学校教育法による大学への編入学資格基準を満たした専攻科の修業年限2年以上で、62単位以上修得した者、または2027年3月修得見込みの者

法政大学のように「3年次は高専卒が共通資格から外れる」といった年次による資格差は、愛知学院大学には見られません。高専卒業者は2年次・3年次のいずれにも共通資格として含まれています。

取得できなくなる資格に要注意

受験資格そのものは満たしていても、学科によっては編入学によって特定の資格が取得できなくなる、または卒業までの年数内では取得が難しくなる注意書きが要項に明記されています。志望理由書を書く前に必ず確認してください。

年次学部・学科内容
第3学年編入文学部 歴史学科・日本文化学科・宗教文化学科博物館学芸員資格の取得は履修上できない
第3学年編入文学部 日本文化学科登録日本語教員養成課程・登録実践研修の受講は履修上できない
第3学年編入心理学部 心理学科公認心理師受験資格の取得は履修上できない
第3学年編入健康科学部 健康科学科卒業までの2年間では言語聴覚士受験資格の取得はできない。その他単位認定状況によって取得できない資格がある
第2学年編入文学部 日本文化学科登録日本語教員養成課程・登録実践研修の受講は履修上できない
第2学年編入健康科学部 健康科学科単位認定状況によっては取得できない資格がある
第2・第3学年編入共通全学部教員免許状は単位認定状況によっては卒業までの年数内で取得できない場合がある。出願前に要問い合わせ

とくに文学部歴史学科・日本文化学科・宗教文化学科を3年次で受験し、博物館学芸員を取得するつもりでいた場合は計画が崩れます。心理学部心理学科を3年次で受験し、公認心理師を目指していた場合も同様です。資格取得が編入の目的に含まれる場合は、出願前に学部事務課へ必ず確認してください。

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試験科目|小論文グループと専門科目グループに分かれる【2年次・3年次共通】

愛知学院大学の一般の編入学試験で最も特徴的なのが、試験科目が第3学年編入学試験と第2学年編入学試験でまったく同一という点です。法政大学のように年次で出題形式や科目構成が変わる大学とは対照的で、学部・学科によって2つのグループのどちらかに分かれます。

グループ対象学部・学科試験科目試験時間配点
Aグループ文学部(歴史・日本文化・宗教文化)/心理学部/健康科学部(健康科学科)/商学部/経営学部/経済学部/総合政策学部小論文:テーマ型、800〜1,200字以内(論題は試験室で提示)60分
英語:教養教育科目修了程度の内容60分100点
面接:個人面接約10分
Bグループ文学部(英語英米文化・グローバル英語)/法学部(法律・現代社会法)専門科目:文学部「英語(リスニング含む)」/法学部「法学」60分100点
英語:教養教育科目修了程度の内容60分100点
面接:個人面接※一部英語で実施する場合あり約10分

Aグループの小論文には注記があり、商学部・経営学部・経済学部は同一論題で「経済・社会問題に関する設問」について論述すると定められています。つまり商・経営・経済の3学部は、学部が違っても同じテーマの小論文を書くことになります。他の学部(文学部歴史・日本文化・宗教文化、心理学部、健康科学部、総合政策学部)は、志望学部・学科に関連したテーマが個別に出題されます。

Bグループは文学部でも英語英米文化学科・グローバル英語学科だけが対象です。同じ文学部でも、歴史学科・日本文化学科・宗教文化学科はAグループの小論文型、英語英米文化学科・グローバル英語学科はBグループの専門科目(英語・リスニング含む)型と、学科によって試験の性格がまったく異なります。法学部は法律学科・現代社会法学科とも「法学」の専門科目が課されます。

面接がすべての学科で必須

理工系学部を持たない愛知学院大学では、法政大学の理工学部のように筆記試験を課さず書類だけで判定する学科はありません。8学部12学科すべてで面接が実施されます(健康科学部健康栄養学科・薬学部・歯学部・短期大学部を除く)。文学部英語英米文化学科・グローバル英語学科では、面接の一部を英語で行う場合があるとされています。

配点のない科目も「総合的に選考」の対象になる

試験科目の表を見ると、小論文と面接には配点(点数)の記載がなく、英語だけが100点満点と明記されています。これは小論文・面接が採点対象外という意味ではありません。募集要項は試験科目の説明の冒頭で「筆記試験、面接の結果と書類審査などにより、総合的に選考します」と明記しており、英語の得点だけで合否が決まるわけではないことがわかります。数値化された英語の点数に加えて、小論文の論述内容、面接での受け答え、出願書類(学業成績証明書や身上記録書など)の内容を総合して判定する仕組みです。英語のスコアに自信があっても、小論文と面接の準備を後回しにしてよい理由にはなりません。

試験当日のタイムスケジュール

第3学年編入学試験・第2学年編入学試験とも、試験当日の時間割は共通です。

時間内容
9:40〜10:00受験上の注意
10:00〜11:00志望学科の指定科目(Aグループ=小論文/Bグループ=専門科目)
11:30〜12:30英語
13:20〜面接

午前中に筆記試験2科目、昼食を挟んで午後に面接という1日構成です。小論文・専門科目のいずれも60分で、英語も60分。長丁場になるため、当日の時間配分に慣れておくことが実務的な対策になります。

日程・出願スケジュール【2027年度】

愛知学院大学が公表している2027年度の日程は次のとおりです。第3学年編入学試験・第2学年編入学試験・薬学部歯学部第2学年編入学試験・社会人入学試験・帰国生徒入学試験・大学在学生特別入学試験のすべてが、同じ日程で実施されます。

項目2027年度
出願期間(Net出願)2026年9月1日(火)〜9月4日(金)※最終日の出願登録は正午(昼12時)まで
必要書類の郵送期限2026年9月4日(金)消印有効
試験日2026年9月20日(日)
合格発表日2026年10月1日(木)
入学手続締切日(入学金・授業料等締切日)2026年10月9日(金)

試験会場は愛知学院大学 日進キャンパス(愛知県日進市岩崎町阿良池12)で、建物は8時40分開場予定です。入学検定料は1出願につき35,000円で、クレジットカード・コンビニエンスストア・ネットバンキング・ペイジーでの支払いに対応しています。

出願期間が4日間(実質3日半)と非常に短いことが、愛知学院大学の編入学試験でもっとも注意すべき点です。Net出願であっても出願確認票・身上記録書・学業成績証明書・卒業(見込)証明書一式を簡易書留速達で郵送する必要があり、出願期間内の消印が必須です。証明書類の発行には数日から数週間かかることが多いため、出願期間に入ってから書類を準備するのでは間に合いません。出身校に証明書発行を依頼するタイミングを、出願開始の1〜2ヶ月前から逆算しておく必要があります。

提出が必要な書類のうち、学業成績証明書は「大学在学者および大学への編入学資格基準を満たした専攻科在学者で、62単位以上修得した学業成績証明書が発行されない者は、学業成績証明書に加えて、単位修得見込が証明できる証明書を提出してください」と定められています。在学中の大学で単位修得見込証明書や履修登録書を追加で発行してもらう必要がある場合は、通常の卒業見込証明書よりも発行までの手続きが煩雑になりがちなので、早めに大学事務窓口へ相談しておくと安全です。

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薬学部・歯学部は別枠|2027年度の薬学部は実施なし

薬学部・歯学部を目指す場合、ここまで説明してきた一般の編入学試験とは別の「薬学部・歯学部第2学年編入学試験」に出願することになります。趣旨・出願資格・試験科目のいずれも一般編入とは別建てです。

大学は本制度の趣旨を「積極的に薬学・歯学を学ぶ機会を与え、高い倫理感と優れたコミュニケーション能力を持った薬剤師、高度の歯科医療を提供し国民の健康増進に寄与する歯科医師の育成を目指すもの」としています。

出願資格(歯学部)

  • 学校教育法による大学を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
  • 学校教育法による大学に2年以上在学し、54単位以上修得した者、または2027年3月までに54単位以上修得見込みの者
  • 医療技術系短期大学(3年制)を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
  • 海外の大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者

試験科目(歯学部)

科目内容試験時間配点
英語教養教育科目修了程度の内容60分100点
総合理科生物・化学・物理の基礎知識を総合的に問う60分100点
小論文テーマ型、400字以内(論題は試験室で提示)40分
面接個人面接10分〜15分

一般編入のAグループ(小論文800〜1,200字・英語・面接)と比べると、歯学部は生物・化学・物理を範囲とする「総合理科」が追加され、小論文は400字と短くなっています。理系3科目の基礎知識が問われる点は、他学部の編入試験にはない歯学部固有の要素です。

薬学部は2027年度、この試験を実施しません。要項の表紙にも「2027年度の薬学部は実施しません」と明記されています。薬学部への編入を検討している場合は、2028年度以降の実施再開を大学に直接確認するか、他の私立大学薬学部の編入・学士入学制度を並行して調べる必要があります。

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志願者数・合格者数|2026年度の実績

愛知学院大学は、受験生サイト(AGU NAVI)の第3学年編入学試験・第2学年編入学試験・薬学部歯学部第2学年編入学試験の各ページで、直近年度の志願者数・合格者数を公表しています。受験者数は公表されていません。また、志願者・合格者のいずれかがいなかった学部・学科は表に記載がなく、実質的に0名だったと考えられます。

第3学年編入学試験(2026年度実績)

学部学科志願者合格者
文学部グローバル英語学科11
心理学部心理学科10
経営学部経営学科21
経済学部経済学科10
合計(記載のあった4学科のみ)52

表に名前が挙がっていない文学部(歴史・日本文化・英語英米文化・宗教文化)、健康科学部、商学部、法学部(法律・現代社会法)、総合政策学部は、2026年度の第3学年編入学試験に志願者がいなかったことになります。8学部12学科のうち、実際に志願者がいたのはわずか4学科でした。

第2学年編入学試験(2026年度実績)

学部学科志願者合格者
健康科学部健康科学科11
経営学部経営学科21
経済学部経済学科11
法学部法律学科11
現代社会法学科11
合計(記載のあった5学科のみ)65

第2学年編入学試験も同様に、志願者がいたのは12学科中5学科だけでした。第3学年・第2学年を合わせても、2026年度に愛知学院大学の一般編入学試験に出願したのは大学全体でわずか11名です。

薬学部・歯学部第2学年編入学試験(2026年度実績)

学部学科志願者合格者
歯学部歯学科65

興味深いことに、専用枠である歯学部第2学年編入学試験は志願者6名・合格者5名と、一般編入の12学科合計を上回る実績があります。歯学部を目指す層にとって、編入学というルートが実質的に機能していることがうかがえます。

数字をどう読むか|小さな母数と非公表の受験者数

ここまでの実績を見て「愛知学院大学の編入は簡単そうだ」あるいは「ほとんど誰も出願していない」と単純化して受け取るのは危険です。理由を3つ整理します。

第一に、母数が極端に小さいことです。1学科あたりの募集人員は1名で、2026年度の志願者も0〜2名という水準です。翌年に同じ学科へ3名が出願すれば、倍率も合格率もまったく違う数字になります。単年度の結果を大学全体の「入りやすさ」として一般化することはできません。

第二に、受験者数が公表されていない点です。志願者数と合格者数はわかりますが、出願したうち実際に試験を受けた人数(受験者数)は公表資料に含まれていません。志願したものの受験しなかった(辞退した)人がいる可能性もあり、「志願者数に対する合格率」がそのまま試験の難易度を表すとは限りません。

第三に、募集人員が「1名」であることの意味です。大学は他の編入学試験と同様に「合格者が募集定員に満たない場合があります」と注記しています。心理学部心理学科・経済学部経済学科のように志願者が1名いても合格者0名だった学科がある一方、経営学部経営学科は志願者2名に対して2年連続で合格者1名を出しています。定員1名という枠は、出願すれば通るという意味ではなく、大学が求める水準に達した人だけを合格させるという運用がされていると読むべきです。

結論として、愛知学院大学の編入学試験は「志願者数そのものが少ないため、良くも悪くも大きな倍率が出にくい」試験です。だからといって対策が不要になるわけではなく、むしろ少人数の面接・小論文・英語で確実に評価されるだけの実力が必要になります。

併願のパターン

愛知学院大学の編入学試験には、出願者にとって有利な併願ルールが2つ用意されています。

同一試験科目の学科間併願

次の3つの組み合わせは、同一の試験科目を課しているため、学科間で併願することができます。

  • ①文学部 英語英米文化学科・グローバル英語学科
  • ②商学部 商学科・経営学部 経営学科・経済学部 経済学科
  • ③法学部 法律学科・現代社会法学科

面接の回数は①③の組み合わせでは1回、②の組み合わせでは複数回(各出願学科ごと)行われます。商・経営・経済を併願する場合、小論文は同一論題(経済・社会問題に関する設問)を書くことになるため、実質的に1回の答案が3学部の判定に使われる形になります。

第2学年編入学試験と第3学年編入学試験の併願

同一学科であれば、同日に行われる第2学年編入学試験と第3学年編入学試験を併願することができます。出願期間・試験日がどちらも同じ(2026年9月1日〜4日出願、9月20日試験)ため、2年次・3年次の両方に出願資格がある方は、同じ試験内容で両方の合否を得るチャンスがあります。ただし試験科目・配点は年次で同一なので、2年次向け・3年次向けに別の対策を用意する必要はありません。

他大学との併願を組む場合

愛知学院大学の試験日は2026年9月20日(日)です。他大学の編入学試験と併願する場合は、この日程と重ならない大学を選ぶ必要があります。愛知学院大学の小論文は「テーマ型・800〜1,200字・60分」という形式のため、同じ字数・時間帯で小論文を課す大学と組み合わせれば、練習量を使い回しやすくなります。3年次編入を実施している大学を広く比較したい場合は、当サイトの3年次編入できる大学一覧【2026年度版】|国公立・私立を文系理系別に徹底解説もあわせて参照してください。

編入学後の単位認定

愛知学院大学は、編入学者の単位認定を「(A)分野を問わない包括認定部分」と「(B)前籍校での履修実績との関連性を考慮した認定部分」の合計で行うという基本方針を公表しています。認定単位数の目安は、第3学年編入の場合は合計62単位、第2学年編入の場合は合計40単位です(歯学部を除く)。

学部・学科群卒業要件単位3年次編入の認定単位(A+B)2年次編入の認定単位(A+B)
文(英語英米文化・日本文化学科)・心理・経営学部128単位包括56+関連6=62単位包括36+関連4=40単位
文学部(歴史学科)128単位包括56+関連6=62単位包括36+関連4=40単位
文学部(グローバル英語学科)128単位包括52+関連10=62単位包括38+関連2=40単位
文学部(宗教文化学科)128単位包括56+関連6=62単位包括36+関連4=40単位
健康科学部(健康科学科)128単位包括44+関連18=62単位包括32+関連8=40単位
商・経済・法学部128単位包括56+関連6=62単位包括36+関連4=40単位
総合政策学部128単位包括32+関連30=62単位包括32+関連8=40単位
歯学部(第2学年編入のみ)教養教育科目を包括46単位認定

認定単位数は学部群によって内訳が異なります。健康科学部と総合政策学部は、他の学部群に比べて「関連する科目」としての個別認定の比重が大きく、前籍校での履修内容が単位認定に反映されやすい設計です。逆に文学部グローバル英語学科は、2年次編入で包括認定が38単位、関連科目認定が2単位と、他学部群とは異なる配分になっています。

注意点として、大学は「本学への入学以前に取得してきた履修実績によっては、認定される単位は変動する」「大学1年以上在学者で修得単位数が36単位未満のときは、認定される単位数は修得単位の範囲内となる」と明記しています。表の数字はあくまで目安であり、実際の認定単位は出願者ごとの履修内容で変わります。

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過去問はどこまで公開されているか

愛知学院大学は、法政大学のように過去の試験問題そのものをPDFで公開してはいません。ただし受験生サイト(AGU NAVI)の第3学年編入学試験・第2学年編入学試験のページに「小論文[テーマ型]過去論題」という項目があり、2026年度に実際に出題された小論文の論題そのものが公開されています。

公開されているのは、Aグループ(小論文型)のうち心理学部、健康科学部、商学部・経営学部・経済学部の3グループ分です。文学部(歴史・日本文化・宗教文化)、総合政策学部、Bグループ(文学部英語英米文化・グローバル英語学科、法学部)については、この過去論題ページに記載がありませんでした。志願者がいなかった学科については論題が公表されていない可能性があります。

論題そのものが公開されているのは編入学試験としては貴重な情報です。以下、2026年度に出題されたテーマと、そこから読み取れる出題の方向性を解説します。

公開されている2026年度過去論題から読み取れる出題テーマ

心理学部|身近な出来事を心理学の枠組みで説明できるか

2026年度の心理学部の小論文は、受験者自身が見聞きした問題や出来事の中から、人のこころとの関連が強いと思われるものを取り上げ、それを心理学的にどのように分析できるかを述べさせる出題でした。

この論題は、心理学の専門知識を暗記しているかどうかではなく、日常の出来事を心理学という学問の視点に翻訳できるかを問う形式です。愛知学院大学心理学部のアドミッション・ポリシーは「心理学が扱う多様な領域(認知、発達・教育、人格・臨床、社会・産業、統計)の専門知識とそれらに関連する技術を学んでいく中で、自分を取り巻く人々の営みを理解していくこと」を重視すると明記しており、論題の作り方はこの方針と整合しています。対策としては、認知・発達・人格・社会など心理学の主要領域を一通り押さえたうえで、身の回りの具体的な出来事を1つ選び、どの領域の枠組みで説明できるかを言語化する練習が有効です。

健康科学部|個人の生活習慣と社会的な対策の両方を書かせる

2026年度の健康科学部の小論文は、健康的な生活習慣づくりに必要な要素を説明したうえで、その実現のために社会としてどのような対策や取り組みが必要になるかを自分の考えとして述べさせる出題でした。

この論題は前半(生活習慣づくりに必要な要素の説明)と後半(社会的な対策の提案)の二段構成になっている点が特徴です。前半は知識の整理、後半は自分の意見の提示という役割分担になっており、片方だけに偏った答案では評価されにくい構造です。健康科学部のアドミッション・ポリシーが「健康科学を、積極的かつ前向きに学ぶ意欲」「健康科学を活かして社会に貢献したいと考え、多様な活動への参加希望」を掲げていることとも一致します。生活習慣病予防・健康行動理論といった基礎知識に加えて、行政や地域レベルでの健康施策にも目を通しておくと書きやすくなります。

商学部・経営学部・経済学部|企業の競争優位性という共通テーマ

2026年度の商学部・経営学部・経済学部(3学部共通の同一論題)は、企業を取り巻く経営環境の変化が急速かつ大きくなる中で、持続的な競争優位性を構築するために企業がどのような取り組みや工夫をする必要があるかを論じさせる出題でした。

3学部が同じ論題で判定される以上、この設問は特定の学部の専門知識(簿記や経済理論など)を前提にしていません。むしろ、企業経営を取り巻く環境変化を自分の言葉で説明し、それに対する打ち手を論理的に提示できるかという、経営学・商学・経済学に共通する基礎的な思考力が問われています。ニュースで報じられる企業の経営戦略や、業界再編・DX・グローバル化といった時事的なテーマを普段から追いかけ、「変化→課題→対応策」という型で説明する練習をしておくと、当日提示される論題が変わっても応用が利きます。

過去論題から導ける対策の順番

3グループの論題を並べると、共通する特徴が見えてきます。

  1. どの論題も「知識の説明」で終わらず、必ず「自分の考え」や「取り組み・対策」を述べる後半部分が要求されている
  2. 800〜1,200字という字数の中で、前半(説明・整理)と後半(意見・提案)のバランスを取る練習が必須
  3. 専門用語の暗記量よりも、身近な出来事や時事的な話題を志望学部の学問的な枠組みに接続できるかが評価の軸になっている
  4. 商・経営・経済のように複数学部が同一論題を使う場合は、特定学部の専門知識に依存しない書き方が安全

なお、本節で扱った出題テーマは、いずれも愛知学院大学が受験生サイトで公開している2026年度の過去論題に基づいています。文学部(歴史・日本文化・宗教文化)、総合政策学部、文学部英語英米文化学科・グローバル英語学科、法学部については論題が公開されていないため、本記事では扱っていません。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開情報をご自身で確認してください。

過去論題が非公開の学部は、アドミッション・ポリシーから対策の方向を読む

過去論題が公開されていない学部・学科でも、募集要項に掲載されている各学部のアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を読めば、小論文で問われやすいテーマの方向性を推測する手がかりになります。以下は募集要項に記載されている、過去論題が非公開の学部・学科のアドミッション・ポリシーの要点です。

文学部歴史学科

大学は「文献や資料を収集・整理し、歴史学的手法により分析し、論理的に解釈することを通して、歴史の実態や本質を明らかにすることに学力・適性のある学生」「現代社会の諸問題について幅広い関心を持ち、歴史学的手法を駆使してそれらを理解し解決をめざすことに意欲のある学生」を求めると明記しています。単なる史実の暗記ではなく、歴史学的な手法を現代の問題理解にどう応用できるかという視点が重視されている可能性があります。

文学部日本文化学科

「言語」「文学」「思想と芸術」「社会と民俗」の4つの領域から多角的に日本文化について考え、学ぶ意欲のある学生を求めるとしています。また「正確な日本語の読み書きの基礎力」「身の回りの文化や現象に『なぜ?』『どうして?』という自分なりの疑問をもち、答えを探ろうとする姿勢」も挙げられており、身近な文化的事象を出発点に自分の考えを展開する構成が想定しやすいテーマです。

文学部宗教文化学科

「ひろく世界の宗教文化を学び、多様な価値観・世界観があることを理解し、多様な人々と共生し協働しようとする人」を求める学科です。一般選抜では「宗教文化を学ぶ意欲と適性を試験によって判定する」とされており、特定の宗教の教義知識よりも、多様な価値観への理解や共生というテーマへの関心が問われやすいと考えられます。

文学部英語英米文化学科・グローバル英語学科(Bグループ)

英語英米文化学科は「世界共通語である英語の運用能力(実用英語検定準2級以上が望ましい)」、グローバル英語学科は「グローバル社会が求める英語運用能力」を掲げています。試験科目自体が専門科目(英語・リスニング含む)と教養レベルの英語の2本立てのため、アドミッション・ポリシーが示すとおり英語運用能力そのものが評価の中心になります。

法学部法律学科・現代社会法学科

法律学科は「社会への強い関心を有し、法律学科で身につけた専門的知識・能力を活かして社会に貢献しようとする情熱」「法的諸問題を体系的・論理的に分析する意欲」を、現代社会法学科は「法的・政治的諸問題を実践的・主体的に探求する意欲」を求めています。専門科目「法学」の試験では、条文の暗記よりも社会的な出来事を法的な視点から筋道立てて考える力が問われる可能性があります。

総合政策学部

「身近な社会問題についての問題意識をもち、基礎的な情報や知識を取得しており、主体的に解決したいという意欲」「グループワークなど協働の場で、他の人と協力しながら課題に取り組むコミュニケーション力」を求めています。特定の学問分野に閉じず、身近な社会課題に対する当事者意識と解決志向が問われやすいテーマだと考えられます。

ここで紹介したアドミッション・ポリシーはあくまで大学が公表する「求める人物像」であり、実際の小論文の論題そのものではありません。過去論題が非公開の学部・学科を志望する場合は、アドミッション・ポリシーを手がかりにしつつ、志望学部の基礎的な学習内容や時事問題への理解を幅広く固めておくことが現実的な対策になります。

学部群別に、何から手をつけるべきか

Aグループ(小論文型)を志望する場合

文学部歴史学科・日本文化学科・宗教文化学科、心理学部、健康科学部健康科学科、商学部、経営学部、経済学部、総合政策学部が対象です。小論文(800〜1,200字・60分)と英語(60分・100点)、そして面接という組み合わせで判定されます。小論文に配点の記載がない一方、英語は100点満点と明記されているため、英語力の底上げは避けて通れません。論題は試験室で提示される「テーマ型」なので、事前に問題を入手して対策することはできず、日頃から志望学部に関連するニュースや基礎知識に触れておくことが実質的な対策になります。商・経営・経済を併願する場合は、3学部共通の論題を書くことになる点も踏まえて準備してください。

Bグループ(専門科目型)を志望する場合

文学部英語英米文化学科・グローバル英語学科、法学部法律学科・現代社会法学科が対象です。小論文の代わりに専門科目(文学部はリスニングを含む英語、法学部は法学)が60分・100点で課され、さらに英語(教養教育科目修了程度)も別に60分・100点で課されます。実質的に英語系の学科は英語を2科目分(専門科目としての英語+教養レベルの英語)受けることになり、Aグループより英語の比重が高い構成です。法学部志望者は、法学の入門的な知識(憲法・民法・刑法の基礎など)を独学で押さえておく必要があります。

歯学部を志望する場合

歯学部は一般編入とは別枠の「薬学部・歯学部第2学年編入学試験」で、英語・総合理科(生物・化学・物理)・小論文(400字)・面接という理系寄りの4科目構成です。2026年度実績で志願6名・合格5名と、一般編入の全学科合計よりも実績が多く、他学部に比べると出願者にとって現実的な選択肢になっています。理系科目の基礎を横断的に固めておく必要があるため、高校理科の復習から始めるのが合理的です。

薬学部を志望していた場合

2027年度は薬学部の編入学試験そのものが実施されません。他の年度での再開状況を大学に確認するか、他大学の薬学部編入・学士入学制度もあわせて検討する必要があります。

よくある質問

愛知学院大学の編入は難しいですか。

2026年度の実績では、一般の編入学試験(第3学年編入学試験・第2学年編入学試験)に出願したのは大学全体で合計11名、合格者は7名でした。母数が非常に小さく、学部・学科によっては志願者そのものがいない年もあります。「難しい・易しい」を一概に判断できるだけのデータがそもそも存在しないというのが実態です。

愛知学院大学の編入の倍率はどれくらいですか。

大学は志願者数と合格者数のみを公表しており、受験者数は公表していません。2026年度は第3学年編入学試験が志願5名・合格2名(記載のあった4学科のみ)、第2学年編入学試験が志願6名・合格5名(記載のあった5学科のみ)でした。志願者数に対する倍率は算出できますが、母数が数名単位のため、年度によって数字が大きく変動する点に注意してください。

2年次と3年次のどちらを受けるべきですか。

愛知学院大学は2年次・3年次で試験科目・配点が同一で、出願期間・試験日も共通です。出願資格を両方満たしているなら、同一学科であれば同日に併願することができます。年次によって出題形式が変わる大学ではないため、「どちらが入りやすいか」よりも「自分がどちらの受験資格を満たすか」で選ぶことになります。

試験科目に地歴・公民や数学はありますか。

一般の編入学試験(Aグループ・Bグループとも)に地歴・公民・数学の独立科目はありません。Aグループは小論文・英語・面接、Bグループは専門科目(英語または法学)・英語・面接という構成です。歯学部の専用試験のみ、生物・化学・物理を範囲とする「総合理科」が課されます。

健康栄養学科や薬学部は編入できますか。

健康科学部健康栄養学科は一般の編入学試験を実施していません。薬学部医療薬学科も2027年度は実施がありません。栄養士・管理栄養士・薬剤師の養成課程は編入によるカリキュラム変更が難しいことが背景にあると考えられます。歯学部は一般編入ではなく、薬学部・歯学部第2学年編入学試験という専用枠で2年次のみ実施されています。

出願期間はいつからですか。

2027年度は、Net出願の期間が2026年9月1日(火)〜9月4日(金)正午まで、必要書類の郵送も9月4日(金)消印有効です。試験日は9月20日(日)、合格発表は10月1日(木)、入学手続締切は10月9日(金)です。出願期間が実質3日半しかないため、証明書類の取り寄せは出願開始よりかなり前から準備する必要があります。

過去問はどこで手に入りますか。

愛知学院大学は試験問題そのものは公開していませんが、受験生サイト(AGU NAVI)で小論文の過去論題(実際に出題されたテーマの文章)を公開しています。2026年度は心理学部、健康科学部、商学部・経営学部・経済学部の3グループ分が公開されていました。それ以外の学部・学科は公開されていません。

併願はできますか。

「英語英米文化学科・グローバル英語学科」「商学科・経営学科・経済学科」「法律学科・現代社会法学科」という、同一試験科目を課す学科の組み合わせであれば併願できます。また同一学科であれば、同日実施の第2学年編入学試験と第3学年編入学試験も併願できます。

社会人でも受けられますか。

社会人入学試験が学部・学科ごとに若干名で用意されています。募集人員の上限は公表されていません。詳細な出願資格・試験科目は一般の編入学試験とは別に定められているため、募集要項の該当章を確認してください。

編入すると資格が取れなくなることはありますか。

あります。第3学年編入では、文学部歴史学科・日本文化学科・宗教文化学科で博物館学芸員資格、心理学部心理学科で公認心理師受験資格が履修上取得できません。健康科学部健康科学科は卒業までの2年間では言語聴覚士受験資格を取得できません。第2学年編入でも文学部日本文化学科の登録日本語教員養成課程などに制限があります。資格取得を目的に編入を検討している場合は、出願前に学部事務課へ必ず問い合わせてください。

試験科目に配点のない小論文や面接は、対策しなくても大丈夫ですか。

対策は必要です。募集要項には「筆記試験、面接の結果と書類審査などにより、総合的に選考します」と明記されており、配点が公開されているのは英語(100点)だけですが、小論文・面接・書類審査も合否判定に使われます。英語のスコアだけに集中する対策は避けてください。

入学検定料はいくらですか。

1出願につき35,000円です。クレジットカード、コンビニエンスストア、ネットバンキング、ペイジーでの支払いに対応しています。併願する場合の割引制度については、大学の併願割引制度のページで確認できます。

まとめ

愛知学院大学の編入学試験について、要項と公表実績から確認できることを整理します。

まず、一般の編入学試験を実施しているのは文学部(歴史・日本文化・英語英米文化・グローバル英語・宗教文化)、心理学部、健康科学部健康科学科、商学部、経営学部、経済学部、法学部(法律・現代社会法)、総合政策学部の8学部12学科で、いずれも第3学年編入・第2学年編入とも募集人員は1名です。健康科学部健康栄養学科は編入学試験そのものを実施しておらず、薬学部は2027年度は実施なし、歯学部は3年次編入がなく2年次のみ薬学部・歯学部専用試験で募集しています。事前に「文学部、心理学部、健康科学部、商学部、経営学部、経済学部、法学部、総合政策学部、薬学部等」として挙がっていた候補学部のうち、薬学部は2027年度実施なし、健康科学部は健康科学科のみ実施という点が、大学公式サイトで確認できた実態との差分です。

次に、試験科目は2年次・3年次で完全に同一という珍しい構造で、小論文(800〜1,200字)・英語・面接のAグループと、専門科目・英語・面接のBグループに分かれます。同一試験科目の学科間併願、同日実施される2年次・3年次の併願という2つの併願ルールも、出願を検討するうえで押さえておくべきポイントです。

そして実績については、2026年度の志願者数が第3学年編入学試験・第2学年編入学試験を合わせて大学全体で11名という、非常に小さな母数であることがわかりました。受験者数は非公表で、単年度の数字だけで難易度を語ることはできません。一方で、大学は2026年度に実際に出題された小論文の過去論題を公開しており、心理学部・健康科学部・商経営経済学部の3グループについては具体的な出題テーマを確認できます。

最後に、資格取得の制限には特に注意が必要です。文学部歴史学科・日本文化学科・宗教文化学科の博物館学芸員、心理学部心理学科の公認心理師など、編入学によって取得できなくなる資格が学科単位で定められています。志望理由と資格取得の目的が重なる場合は、出願前に学部事務課へ確認することを強くおすすめします。

愛知学院大学の編入学試験は、募集人員こそ各学科1名と小さいものの、試験科目・受験資格・単位認定・過去論題までを丁寧に読み解けば、対策すべきポイントは明確に絞り込めます。出願期間が実質3日半しかない点、資格取得に制限がある点、薬学部が2027年度は実施されない点など、要項を読まなければ気づきにくい落とし穴を早い段階で潰しておくことが、限られた枠を狙ううえでの最短ルートになります。

本記事の数値は愛知学院大学が公表する2027年度特別選抜(編入学等)入学試験要項、および大学公式受験生サイトで公開されている2026年度の志願者数・合格者数・過去論題に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず愛知学院大学が公表する最新の入学試験要項をご確認ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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