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3年次編入できる大学一覧【2026年度版】|国公立・私立を文系理系別に徹底解説

3年次編入できる大学一覧を、国公立・私立、文系・理系に分けて整理した2026年度版の記事です。結論からお伝えすると、3年次編入は東北大学・名古屋大学・神戸大学・京都大学・大阪大学といった国立大学から、上智大学をはじめとする私立大学まで、想像以上に幅広い大学が実施している制度です。短大・高専・専門学校の卒業(見込み)者だけでなく、4年制大学に2年以上在学し所定の単位を修得した人も出願できるケースが多く、「今の大学からもう一度志望校を目指したい」という方にとって現実的な選択肢になります。
ただし、編入学の募集は学部単位で行われ、実施の有無や募集人員は年度によって変わります。同じ大学でも学部によって「3年次編入」「2年次編入」「学士入学」と区分が異なることも珍しくありません。だからこそ、正確な一覧と制度の基本をセットで押さえることが、志望校選びの第一歩になります。本記事で紹介する大学は、公式の募集要項や入試ページで実施が確認できる代表例が中心ですが、最新の情報は必ず各大学の募集要項でご確認ください。
この記事では、国公立・私立×文系・理系別の3年次編入できる大学一覧に加え、関連して検索されることの多い2年次編入との違い、試験科目・年間スケジュール・TOEICなど英語スコアの準備法までまとめて解説します。大学1〜2年生はもちろん、短大生・高専生・社会人の方まで、編入を検討しているすべての方に役立つ構成です。編入制度そのものを基礎から知りたい方は大学編入とは何かを解説した記事もあわせてお読みください。気になるセクションから読み進めていただいても構いません。
3年次編入できる大学一覧を見る前に|大学編入制度の基本と出願資格
3年次編入できる大学一覧を効率よく活用するには、前提となる大学編入制度の仕組みと、自分に出願資格があるかどうかを正しく理解しておくことが欠かせません。編入のルールは大学ごと・学部ごとに細かく異なるため、基本を知らないまま一覧だけを眺めても、実際に出願できる大学を絞り込めないからです。
大学編入とは、短期大学や高等専門学校、他の4年制大学などで学んだ人が、学部1年生から入り直すのではなく、途中の年次から別の大学に入学する制度です。なかでも3年次編入は、それまでに修得した単位や学修歴を活かして3年次から入学し、専門課程を中心に学び直せる形態で、編入試験の中心的な区分となっています。制度の全体像は大学編入とは何かを解説した記事で詳しく紹介しています。
注意したいのは、募集要項で使われる用語の違いです。「編入学」「転入学」「学士入学」は対象者や趣旨が異なり、大学によっては同じ試験でまとめて募集することもあれば、区分ごとに出願資格を分けていることもあります。
| 用語 | 主な対象者 | 概要 |
|---|---|---|
| 編入学 | 短大・高専・専門学校の卒業(修了)者など | 他校種での学修歴をもとに、大学の途中年次に入学する |
| 転入学 | 他の4年制大学に在籍中の学生 | 現在の大学から籍を移し、途中年次に入学する |
| 学士入学 | すでに大学を卒業し学士の学位を持つ人 | 2つ目の学位取得などを目的に、学部の途中年次へ入学する |
同じ大学の中でも学部によって募集区分は異なります。大阪大学が公式サイトで公表している実施区分を見ると、人間科学部・外国語学部・法学部・経済学部・工学部・基礎工学部は3年次編入学、文学部は3年次学士入学、理学部は2年次または3年次学士入学、医学部医学科は2年次学士編入学というように、学部ごとに区分と対象年次が異なります。志望する大学名だけでなく「学部ごとの区分と対象年次」まで確認しないと、自分が受けられる試験なのか判断できません。
文部科学省「大学への編入学について」では、大学へ編入学できる主な対象者として、短期大学の卒業者、高等専門学校(高専)の卒業者、専修学校専門課程(修業年限2年以上等の要件を満たす課程)の修了者、高等学校専攻科の修了者(修業年限2年以上等の要件を満たす場合)が挙げられています。高等学校専攻科修了者のルートは、平成28年の省令・告示の改正で創設された比較的新しい制度です。
さらに実務上重要なのが、4年制大学の在学者・中退者向けのルートです。多くの大学が独自の出願資格として「4年制大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者(見込みを含む)」といった要件を設けています。たとえば東北大学経済学部の第3年次編入学では、学士の学位を有する者(取得見込みを含む)、短期大学・高等専門学校の卒業者(卒業見込みを含む)、4年制大学に2年以上在学し62単位以上を修得した者(見込みを含む)、という出願資格が定められています。つまり、現在大学1〜2年生の人でも在学のまま他大学の3年次編入に挑戦できるのが一般的な運用です。ただし必要な単位数や条件は大学・学部ごとに異なるため、志望校の最新の募集要項で必ずご確認ください。
3年次編入が一般入試のやり直しより合理的になりやすいのは、今の学修歴を無駄にしたくない場合、対策科目を絞って上位校を狙いたい場合、在学しながら安全に挑戦したい場合です。一方で募集人員が少なく実施学部も限られるため、募集要項を読むときは募集人員・出願資格・試験科目・日程の4点をセットでチェックする習慣をつけましょう。募集の有無や内容は年度によって変更されることがあるため、必ず各大学が公表する最新の募集要項を確認してください。
【2026年度版】3年次編入できる大学一覧|国公立大学の全体像
3年次編入を検討するとき、多くの方が最初に知りたいのは「国公立大学ではどこが編入学を受け入れているのか」という全体像でしょう。旧帝大クラスの難関国立大学を含め、多くの国公立大学が3年次編入学試験を実施していますが、実施の有無は「大学単位」ではなく「学部・学科単位」で決まっており、同じ大学でも編入できる学部とできない学部が混在しているのが実情です。
| 大学名 | 編入学を実施している主な学部・区分 | 特徴・補足 |
|---|---|---|
| 東北大学 | 経済学部(第3年次編入学) | 経済学科・経営学科あわせて20名。第1次選抜はTOEIC L&Rスコア提出 |
| 筑波大学 | 生命環境学群・理工学群など一部学群・学類(学群編入学) | 高専卒業(見込)者、大学在学者(所定単位数)、大学卒業(見込)者等が対象 |
| 東京大学 | 工学部(編入学) | 高専卒業者等が対象 |
| 東京科学大学(旧東京工業大学) | 理工学系4学院(学士課程編入学) | 4学院で計20人。高専卒業(見込み含む)者が対象 |
| 名古屋大学 | 文学部・教育学部・法学部・経済学部・情報学部・医学部医学科・工学部 | 理学部・医学部保健学科・農学部は編入学を実施していない |
| 京都大学 | 法学部(第3年次編入学) | 令和9年度の募集要項・出願様式が公式ページで公表済み |
| 大阪大学 | 人間科学部・外国語学部・法学部・経済学部・工学部・基礎工学部(3年次編入学)ほか | 文学部は3年次学士入学、理学部は2年次または3年次学士入学、医学部医学科は2年次学士編入学 |
| 北海道大学 | 法学部(第2年次・第3年次編入学) | 2年次・3年次の両方で編入学試験を実施している点が特徴 |
| 神戸大学 | 経済学部・経営学部(第3年次編入学) | 経済学部の募集人員は20人(私費外国人特別選抜を含む)。試験科目は経済学・数学 |
| 豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学 | 工学系学部(3年次編入学) | 高専卒業生の受け入れを主目的に設立。編入学者が学生の大半(8割近く)を占める |
この表からわかる重要なポイントは3つあります。旧帝大クラスでも編入の門戸は開かれていること、実施は学部単位で判断する必要があること(名古屋大学は理学部・医学部保健学科・農学部では編入学を実施していません)、そして同じ大学でも学部によって制度の区分が違うこと(大阪大学では法学部・経済学部は3年次編入学、文学部は3年次学士入学、医学部医学科は2年次学士編入学)です。
国立だけでなく、公立大学にも編入学の受け皿があります。代表例が高崎経済大学で、経済学部・地域政策学部の2学部で編入・転入学選抜を実施しており、2026年度(令和8年度)の募集要項も公式サイトで公開されています。高崎経済大学のように「編入・転入学選抜」として募集する大学では、在学中の人が対象の「転入学」と、短大卒業者などが対象の「編入学」で出願資格が分かれていることがあるため、自分がどちらに該当するかを要項で確認しましょう。
編入学の一覧情報を活用するうえで押さえておきたいのが、編入試験の実施状況は毎年変わりうるという点です。募集停止・再開・人数変更が年度単位で起こり、たとえば神戸大学経済学部は令和9年度入試からWEB出願に変更予定であることを公表しています。一覧表を見るときは、募集の有無と募集人員、出願資格、試験科目と選抜方法、日程と出願方法の4点をセットでチェックし、出願を検討する段階では必ず各大学が公表する最新の募集要項でご確認ください。
3年次編入できる大学一覧 国立 文系|法・経済・経営系の代表例
国立大学の文系学部のなかでも、3年次編入の門戸が比較的広いのが経済・経営系と法学系です。募集内容は年度ごとに変更される可能性があるため、出願前には必ず各大学の最新の募集要項をご確認ください。
| 大学・学部 | 募集人員 | 試験科目・選抜方法 |
|---|---|---|
| 東北大学 経済学部 | 経済学科・経営学科あわせて20名 | 第1次選抜:英語(TOEIC L&Rスコア提出)/第2次選抜:経済数学・経済学の基礎問題 |
| 名古屋大学 経済学部 | 最新の募集要項で要確認 | TOEICまたはTOEFLのスコア提出が出願要件(基準スコアは要項で要確認) |
| 神戸大学 経済学部 | 20人(私費外国人特別選抜を含む) | 経済学・数学 |
東北大学経済学部の出願資格には、学士の学位を取得した人、短期大学・高等専門学校の卒業者、4年制大学に2年以上在学し62単位以上を修得した人(いずれも見込みを含む)という3つのルートがあります。第1次選抜がTOEIC L&Rスコアによる選抜のため、まず英語スコアを固めることが出願戦略の要になります。詳しい対策は東北大学経済学部の編入試験対策を解説した記事も参考にしてください。
神戸大学は経済学部だけでなく経営学部でも第3年次編入学を実施しており、経済学部の試験科目は経済学と数学の2本柱です。令和9年度入試からはWEB出願に変更される予定と公表されています。出願資格や過去問対策を含めた全体像は神戸大学の編入を徹底解説した記事にまとめています。名古屋大学経済学部は、2026年度の募集要項が公式サイトで公開されており、TOEICまたはTOEFLのスコア提出が出願要件です。基準スコアや募集人員の詳細は必ず公式の募集要項PDFで原文を確認してください。
法学系も、旧帝国大学を中心に3年次編入を実施する大学がそろっています。京都大学法学部は第3年次編入学試験を実施しており、令和9年度の募集要項・出願様式が公式ページで公表されています。北海道大学法学部は第2年次・第3年次の両方で編入学試験を実施している点が特徴で、令和8年度は8月18日から募集要項・願書が配布(テレメールによる請求)されました。名古屋大学は法学部でも編入学を実施しており、大阪大学法学部も公式の一覧で「3年次編入学」の区分での実施が示されています。同じ大阪大学でも文学部は3年次学士入学というように学部ごとに区分が異なるため、自分の学歴で出願できる区分かを必ず確かめてください。
国立大学の文系学部を編入で目指すことには、学費を抑えやすい、研究環境が充実している、科目を絞った対策ができるといったメリットがあります。一方で、募集人員が少ない(東北大学経済学部は2学科あわせて20名、神戸大学経済学部は20人)、年度による変更が起こりうる、英語スコアの準備に時間がかかるといった点には注意が必要です。まずは志望大学の最新の募集要項を入手し、出願資格・試験科目・日程の3点をそろえて確認するところから準備を始めましょう。
3年次編入できる大学一覧 国立 理系|工学部・高専からの編入に強い大学
国立大学の理系編入は、高専からの編入ルートが制度として確立している点が大きな特徴です。工学系を中心に多くの国立大学が編入学試験を実施しており、高専で身につけた専門知識を活かして学部の途中年次から学びを続けられます。
理系の3年次編入を語るうえで欠かせないのが、豊橋技術科学大学(愛知県)と長岡技術科学大学(新潟県)の2校です。この2大学はそもそも高専卒業生の受け入れを主な目的として設立された国立大学で、学部3年次への編入学者が学生の大半(8割近く)を占めるという、他の大学には見られない学生構成になっています。編入生は「少数派の途中参加者」ではなく学生のマジョリティであり、カリキュラムも高専からの接続を前提に組まれているため、学習環境の面で安心感のある選択肢といえます。豊橋技術科学大学は公式サイトで編入学の募集要項を公開しており、学科(課程)ごとの具体的な募集人員は年度により変わる可能性があるため、必ず最新の募集要項でご確認ください。
| 大学・学部等 | 実施状況(公式情報ベース) | 主な対象 |
|---|---|---|
| 東京大学 工学部 | 高専卒業者等を対象とした編入学を実施。募集要項を公式サイトで公開 | 高専卒業(見込)者等 |
| 東京科学大学(旧東京工業大学) | 理工学系で学士課程編入学を実施。4学院で計20人募集(令和8年度) | 高専卒業者(見込み含む) |
| 筑波大学 | 生命環境学群・理工学群など一部の学群・学類で学群編入学試験を実施 | 高専卒業(見込)者、大学在学者(所定単位数)、大学卒業(見込)者等 |
東京大学工学部は高専卒業者等を対象とした編入学を実施しており、編入試験は専門分野の学力を軸に評価されるため、高専で専門を深めてきた学生には実力を発揮しやすい試験形式です。東京科学大学は工学院・物質理工学院・情報理工学院・環境・社会理工学院の4学院あわせて20人を募集(令和8年度)し、対象は高専卒業者(見込み含む)です。入学後の年次相当の扱いは要項で要確認です。筑波大学は「学群編入学試験」という名称で一部の学群・学類で編入学を実施しており、高専卒業(見込)者だけでなく大学在学者・大学卒業(見込)者も出願資格に含まれる点が特徴です。名古屋大学工学部や大阪大学の工学部・基礎工学部など、旧帝大クラスでも理系編入の門戸は開かれています。
理系編入で見落とされがちなのが、「高専卒」と「大学在学(単位修得型)」では出願できる大学が異なるという点です。東京科学大学の学士課程編入学は高専卒業者(見込み含む)が対象であり、4年制大学の在学者を広く受け入れる募集ではありません。一方、筑波大学のように高専卒・大学在学者・大学卒業者を幅広く対象とする大学もあります。大学在学者や社会人が理系編入を目指す場合は、志望分野の編入実施校を洗い出し、各校の募集要項で出願資格を確認し、残った大学の試験科目・日程を比較するという順序で候補を絞り込むと効率的です。募集人員や出願資格、実施学科は毎年度見直される可能性があるため、最終的には必ず志望校の最新の募集要項でご確認ください。
3年次編入できる大学一覧|私立大学 文系編・理系編
私立大学の文系学部は、国公立と比べて編入学試験を実施する大学・学部の数が多く、選択肢の幅が広いのが特徴です。首都圏の私立大学のうち、文系学部で3年次編入の実施例が知られる代表的な大学は、上智大学(神学部・文学部新聞学科・総合人間科学部・法学部・経済学部・外国語学部など)、法政大学・明治学院大学・中央大学・日本大学・東洋大学・獨協大学などです。ただし上智大学以外については学部別の募集人員・日程・試験科目の詳細を本記事では断定せず、必ず各大学が公表する最新の募集要項でご確認ください。首都圏私立の実施状況をより網羅的に調べたい方は関東の私立大学3年次編入一覧(文系編)もあわせてご覧ください。
上智大学の編入学試験(3年次)は、神学部神学科、文学部新聞学科、総合人間科学部(教育学科・社会福祉学科)、法学部全学科、経済学部全学科、外国語学部(英・独・仏・イスパニア・ポルトガル語学科)、理工学部全学科と、文系・理系にまたがり幅広く設定されています。募集学科は年度により変動するため、最新の募集要項で必ず確認してください。出願資格は「4年制大学の2年次までの課程を修了し、出願時に60単位以上を修得していること」または「短期大学・高等専門学校の卒業者」です。2027年度入試(11月募集)は出願期間2026年10月1日〜10月7日、試験日2026年11月29日、合格発表2026年12月10日と公表されています(神学部神学科のみ2月募集)。出願期間が短いため、志望理由書などの出願書類は夏のうちに準備を進めておくと安心です。詳しくは上智大学編入の完全ガイドで学部別に解説しています。
私立文系編入は、募集する学部・学科の幅が広く、試験日程が分散しており併願しやすいという特徴があります。私立理系については、上智大学理工学部が全学科で編入学試験を実施しているほか、日本大学も理工系の複数学部で編入学試験の実施例が知られています。私立理系の試験科目は数学・専門科目・英語・面接や志望理由書の組み合わせが一般的で、高専や専門学校生が私立理系を選ぶ際は、単位認定の見込みと国立に比べて高くなりやすい学費の2点を軸に検討するとよいでしょう。
系統別に見ると、経済・経営系と法学系、そして高専ルートが確立している工学系は募集の実例が豊富です。一方で医学部医学科は3年次編入ではなく学士入学を中心とした別制度で募集するのが一般的で、大阪大学医学部医学科も2年次学士編入学という区分になっています。医学部の編入は通常の3年次編入とは出願資格・選抜方法が異なる点に注意してください。名古屋大学の理学部・医学部保健学科・農学部のように、そもそも編入学を実施していない学部も存在します。志望系統別に大学を探すときは、経済学部の編入を詳しく知りたい方向けの経済学部編入を解説した記事も参考にしながら、学部系統から実施校を洗い出し、出願資格・試験科目で絞り込み、併願プランを組むという順序で進めると効率的です。
2年次編入できる大学一覧と3年次編入との違い
「3年次編入できる大学一覧」とあわせて検索されることが多いのが、2年次編入できる大学一覧です。2年次編入は、短大・高専・専門学校などでの学修歴をもとに大学の2年次から入学する制度で、3年次編入と同じ「編入学」の枠組みに含まれますが、出願資格や単位認定、対策にかけられる時間が異なります。
| 比較項目 | 2年次編入 | 3年次編入 |
|---|---|---|
| 入学する年次 | 2年次 | 3年次 |
| 卒業までの在学年数(目安) | 編入後おおむね3年 | 編入後おおむね2年 |
| 必要な既修得単位数 | 3年次編入に比べて少ない場合が多い | 62単位程度を求める大学が多い(大学ごとに異なる) |
| 対策にかけられる時間 | 準備期間は短くなりやすい | 単位を積み上げてから出願するため確保しやすい |
2年次編入を実施する大学の代表例としては、北海道大学法学部(第2年次・第3年次の両方で実施)、大阪大学理学部(2年次または3年次学士入学の区分)が公式情報で確認できます。私立大学でも2年次編入の実施例が知られる大学がありますが、募集学部や実施の有無は変動が大きいため、「実施例として知られるが要項で要確認」という前提でご案内します。志望校の候補が挙がったら、必ず大学公式サイトの入試情報ページで募集有無を直接確認してください。
2年次編入と3年次編入のどちらを選ぶべきかは、早く専門課程に進みたいか、対策時間を確保して上位校を狙いたいか、そして自分の学歴でどちらの出願資格を満たせるかという観点で整理すると判断しやすくなります。北海道大学法学部のように2年次・3年次を両方実施する大学では、募集要項の出願資格欄を必ず比較してください。関連キーワードで検索される「二年次編入」も含め、年次表記を丁寧に読み分けながら志望校を絞り込んでいきましょう。
3年次編入の試験科目・スケジュールと難易度の考え方、合格に向けた勉強法
志望校の候補が絞り込めたら、次に押さえておきたいのが試験科目・年間スケジュール、そして難易度の考え方と勉強法です。3年次編入の試験は、大学によって構成は異なるものの、大きく分けて「英語(外部スコア提出型または独自試験型)」「専門科目」「面接・志望理由書」の組み合わせで実施されるのが一般的です。東北大学経済学部は第1次選抜がTOEIC L&Rスコア提出、名古屋大学経済学部もTOEICまたはTOEFLのスコア提出が出願要件である一方、神戸大学経済学部は独自試験(経済学・数学)を実施しています。TOEIC・TOEFLのスコア提出が必要な大学を志望する場合は、専門科目の対策よりも先に英語の準備を始めるのが基本的な戦略です。スコアには有効期限や対象となる受験回のルールがある大学もあるため、早めに募集要項で確認しておきましょう。
編入試験の実施時期は大学によって異なりますが、春から秋にかけての期間に集中する傾向があります。筑波大学の学群編入学は年複数回の日程で実施され、上智大学は原則11月末に試験を行い12月上旬に合格発表という流れが2027年度入試のスケジュールとして公表されています。春〜初夏に募集要項が順次公開され、夏に出願書類の準備や英語スコアの確保、秋に出願・試験が集中し、秋〜冬に合格発表というのが大まかな流れです。ただし正確な日程は大学ごと・年度ごとに異なるため、必ず志望校の最新の募集要項でご確認ください。
編入試験の難易度は、大学が公表する入試結果(志願者数・合格者数など)を一次情報として確認するのが基本です。神戸大学経済学部のように、入試結果を公式サイトで開示している大学もあります。倍率の具体的な数値は年度によって変動するため、志望校が固まった段階で大学公式の入試結果ページを確認することをおすすめします。押さえておきたいのは、「募集人員が少ない=必ずしも難しい」とは限らないという点です。編入試験は大学入学共通テストが不要で科目数も絞られる分、英語スコアの完成度、専門科目の習熟度、志望理由書・面接での説得力という構造で合否が決まりやすくなります。志望校を選ぶ際は、出願資格・試験科目・日程・単位認定の4点を最終チェックリストとして確認しましょう。
編入試験の対策は、TOEIC・TOEFLのスコア提出が必要な大学を志望する場合は専門科目より先に英語を固め、その後に経済学・数学・法律科目・理工系専門科目など志望学部の出題傾向に沿って専門科目を積み上げ、直前期に過去問・志望理由書・面接対策で仕上げる、という順序が効率的です。この順序を6か月〜1年程度のスパンで計画すると無理なく本番を迎えやすくなります。ただし独学では、専門科目の答案を添削してくれる相手がいない、志望理由書の内容を客観的に判断しづらい、面接練習の相手がいないといった点でつまずきやすいのも事実です。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
よくある質問(FAQ)
3年次編入と2年次編入はどちらを選ぶべきですか?
早く専門課程に進みたい、浪人期間を作りたくないという場合は2年次編入、対策時間を確保して上位校を狙いたい場合は3年次編入を検討するのが一般的な考え方です。出願資格(修得単位数)や単位認定数は年次によって異なるため、北海道大学法学部のように2年次・3年次の両方を実施する大学では、募集要項を比較したうえでどちらに出願するかを判断してください。
大学に在学中ですが出願できますか?62単位はいつまでに必要ですか?
多くの大学で「4年制大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者(見込みを含む)」が出願資格として設けられています(例:東北大学経済学部)。ただし、「見込み」で出願できるかどうか、必要単位数の基準は大学ごとに異なります。自分の学年・修得単位数で出願できるかは、志望校の最新の募集要項で必ず確認してください。
高専生ですが、どの大学に編入できますか?
豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学が、高専生の編入先として代表的な受け皿です。このほか、東京大学工学部、東京科学大学、筑波大学など難関国立大学も高専卒業(見込)者を対象とした編入学を実施しています。文系学部についても、短大・高専卒業という学歴で出願できる大学は少なくありません。志望分野と自分の学歴に合わせて、本記事の一覧から候補を絞り込んでみてください。
TOEICは何点あれば良いですか?
大学・学部によって、TOEICスコアの扱い方(出願要件として提出するか、得点として選抜に組み込むか)や基準は異なります。東北大学経済学部は第1次選抜がTOEIC L&Rスコアの提出、名古屋大学経済学部もTOEICまたはTOEFLのスコア提出が出願要件です。「何点あれば合格できる」と断定できるものではなく、目標点は志望校の募集要項の記載内容をもとに判断する必要があります。スコアの有効期限や対象となる受験回のルールにも注意してください。
編入試験は何校でも併願できますか?
編入試験は一般入試と異なり、大学ごとに試験日程が独自に設定されているため、日程が重ならなければ複数校を併願することが可能です。国公立同士、私立同士はもちろん、国公立を第一志望としながら私立を併願校に組み込む戦略も一般的です。ただし出願期間や試験日は大学ごとに異なるため、候補校が決まったら早めに日程を一覧化し、管理することをおすすめします。
編入後、2年で卒業できますか?
編入後に何年で卒業できるかは、大学が認定する既修得単位数と、編入先のカリキュラム次第です。一般的に単位認定には上限が設けられており、認定される単位数が少ないと、標準的な年限より在学期間が延びる可能性もあります。入学前に、大学の単位認定方針や過去の認定実績について確認しておくと安心です。
社会人・大学中退でも3年次編入できますか?
短期大学・高等専門学校・専修学校専門課程(修業年限2年以上等の要件を満たす課程)の卒業(修了)者、または4年制大学に2年以上在学し所定の単位を修得した人であれば、出願資格を満たす大学が多くあります。これは文部科学省が定める編入学資格に基づくもので、年齢制限は基本的にありません。自分の学歴がどのルートに該当するかを確認したうえで、志望校の出願資格欄を確認してください。
まとめ|3年次編入できる大学一覧を志望校選びの地図として活用しよう
3年次編入できる大学一覧を見てきたように、国公立では東北大学・名古屋大学・神戸大学・京都大学・大阪大学・北海道大学・東京大学・東京科学大学・筑波大学・豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学、公立では高崎経済大学、私立では上智大学をはじめとする大学が、公式の募集要項や入試ページで3年次編入学の実施を確認できる代表例です。それぞれ募集人員・出願資格・試験科目・日程が大きく異なるため、「大学名」だけでなく「学部・学科単位」で実施状況を確認することが、志望校選びの出発点になります。
- 編入学の出願資格は文部科学省が定める4ルートが土台:短大卒・高専卒・専修学校専門課程修了(修業年限2年以上等)・高校専攻科修了に加え、多くの大学が独自に「4年制大学に2年以上在学し62単位以上修得」という在学者向けの資格を設けています。
- 同じ大学でも学部によって区分・年次が異なる:大阪大学のように学部ごとに「3年次編入学」「3年次学士入学」「2年次学士編入学」と扱いが分かれる大学もあり、北海道大学法学部のように2年次・3年次を両方実施する大学もあります。
- 国立文系は経済・経営系と法学系で実施校が豊富:東北大学経済学部(20名・TOEIC L&R提出の第1次選抜)、神戸大学経済学部(20人・経済学と数学)、名古屋大学経済学部(TOEIC/TOEFLスコア提出)、京都大学法学部、北海道大学法学部などが代表例です。
- 国立理系は高専ルートが強い:豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学は編入学者が学生の大半を占め、東京大学工学部・東京科学大学・筑波大学も高専卒業(見込)者等を対象に編入学を実施しています。
- 私立は募集学部の幅が広く併願しやすい:上智大学は神学部・文学部・総合人間科学部・法学部・経済学部・外国語学部・理工学部と幅広く実施しており、出願資格は「60単位以上修得」または「短大・高専卒業」です。
- 2年次編入との違いは在学年数・出願資格・対策期間:早期の年次進行を重視するなら2年次編入、対策時間を確保したいなら3年次編入という考え方が基本です。
- 試験は英語+専門科目+面接が中心:TOEIC・TOEFLのスコア提出が出願要件になる大学では、専門科目より先に英語対策を進めるのが定石です。
- 募集内容は年度により変更される:神戸大学経済学部が令和9年度からWEB出願に変わる予定であるように、実施の有無・募集人員・試験方法は毎年見直される可能性があります。出願前には必ず各大学の最新の募集要項をご確認ください。
3年次編入は、これまでの学修歴を無駄にせず、限られた科目に対策を集中させて志望校を目指せる制度です。一方で、募集人員が少なく、大学・学部ごとに出願資格や試験科目、日程がまったく異なるため、正確な情報収集と計画的な準備が合否を左右します。まずは本記事の一覧から自分の学歴・志望系統に合う大学を洗い出し、募集要項で出願資格・試験科目・日程・単位認定の4点を確認するところから始めてみてください。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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