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大妻女子大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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大妻女子大学の編入学試験は、全学部・全学科で「第3学年」への編入だけを実施しており、2年次への編入は行っていません。さらにデータサイエンス学部は大学が公式に「編入学の募集はありません」と明記しており、そもそも編入学試験の対象外です。家政学部のなかにも、募集要項に学科名は載っているのに、実際には3年連続で「募集なし」が続いている学科があります。これらは大学が公表する募集要項と入試データを実際に照合しないとわからない事実で、「大妻女子大学 編入」を調べただけでは見えてきません。

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この記事では、大妻女子大学が公表する令和9(2027)年度編入学試験募集要項と、令和6(2024)年度から令和8(2026)年度までの入試データ(受験者数・合格者数)をもとに、学部・学科別の募集人員・受験資格・試験科目・日程・実績を整理します。あわせて、単位認定の上限や資格取得の制約、過去問の公開状況まで、出願前に確認しておくべき情報を一次情報だけで解説します。数値や記載のない項目については推測で埋めず、「非公表」として扱っています。

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目次

大妻女子大学の編入学試験には4つの選考区分がある

大妻女子大学の編入学試験は、他大学によくある「一般編入学試験」「社会人編入学試験」のような制度の分かれ方ではなく、ひとつの編入学試験制度のなかに4つの選考区分が設けられています。まずどの区分に自分が該当するのかを確定させてください。なお「内部推薦選考」「内部学力選考」は、大妻女子大学に併設されている大妻女子大学短期大学部(2年制)の学生が3年次から大学に進学するための選考であり、外部の短期大学・専門学校・四年制大学からの編入希望者が出願できるのは「一般選考」「一般選考第2次」の2つに限られます。

内部推薦選考

大妻女子大学短期大学部を卒業見込みの者のうち、出願時点で32単位以上を修得しGPA(通算)が2.90以上(コミュニケーション文化学科は2.70以上)であり、短期大学部学長の推薦を受けられる者を対象とした選考です。実施学科・専攻は家政学部被服学科、文学部コミュニケーション文化学科、社会情報学部社会情報学科環境情報学専攻、人間関係学部人間関係学科社会学専攻の4つに限られています。

内部学力選考

同じく大妻女子大学短期大学部の卒業見込み・卒業者を対象とした選考ですが、学力試験を課します。家政学部食物学科(食物学専攻・管理栄養士専攻)と児童学科児童学専攻は、指定する短期大学部の学科・コースに在籍(卒業)した者のみが出願できるという条件が付いています。

一般選考

短期大学・高等専門学校・専修学校・四年制大学など、大妻女子大学短期大学部以外の出身者を含めて広く受け付ける選考です。外部から大妻女子大学への編入を考えている場合、中心になるのはこの一般選考です。

一般選考第2次

内部推薦選考・内部学力選考・一般選考を実施した結果、編入学定員を充足しなかった学科・専攻についてのみ、2月に追加で実施される選考です。募集の有無は11月中旬頃に大学のホームページで発表されるため、充足状況を待たないと出願できるかどうかが確定しません。

大妻女子大学短期大学部以外から編入を目指す場合、内部推薦選考・内部学力選考には出願できません。選択肢は一般選考と、欠員が出た場合の一般選考第2次に絞られます。

学部・学科別の募集人員【2027年度】|編入学年はすべて「第3学年」

大妻女子大学の編入学試験でまず押さえておくべきなのは、実施しているのが3年次編入だけだという点です。法政大学や中央大学のように2年次と3年次を学部ごとに選べる大学とは構造が異なり、大妻女子大学は全学部・全学科で「第3学年」への編入のみを実施しています。

学部学科・専攻編入学定員内部推薦選考内部学力選考一般選考一般選考第2次
家政学部被服学科7若干名若干名欠員数のみ
食物学科 食物学専攻募集なし募集なし募集なし
食物学科 管理栄養士専攻募集なし募集なし募集なし
児童学科 児童学専攻募集なし募集なし募集なし
児童学科 児童教育専攻5若干名若干名欠員数のみ
ライフデザイン学科7若干名若干名欠員数のみ
文学部日本文学科7若干名若干名欠員数のみ
英語英文学科7若干名若干名欠員数のみ
コミュニケーション文化学科7若干名若干名欠員数のみ
社会情報学部社会情報学科 社会生活情報学専攻5若干名若干名欠員数のみ
社会情報学科 環境情報学専攻5若干名若干名欠員数のみ
社会情報学科 情報デザイン専攻5若干名若干名欠員数のみ
人間関係学部人間関係学科 社会学専攻4若干名若干名若干名欠員数のみ
人間関係学科 社会・臨床心理学専攻4若干名若干名欠員数のみ
人間福祉学科2若干名若干名欠員数のみ
比較文化学部比較文化学科5若干名若干名欠員数のみ

「編入学定員」の欄は内部推薦選考・内部学力選考・一般選考・一般選考第2次をまとめた全制度合計です。大学は「募集人員」を試験区分別・学科別の内訳としては公表していません。

この表から読み取れる重要な点を整理します。

データサイエンス学部は編入学の募集自体がありません。募集要項にも「データサイエンス学部では、編入学の募集はありません」と明記されています。2025年度に新設された学部で、他大学でもデータサイエンス系の新設学部は編入学試験の対象外になっているケースが多く、大妻女子大学も同様です。

家政学部のなかで実質的に編入学の対象になっているのは被服学科・児童学科児童教育専攻・ライフデザイン学科の3つだけです。食物学科(食物学専攻・管理栄養士専攻)と児童学科児童学専攻は、募集要項の一覧表には学科名が掲載されているものの、募集人員の欄には「募集なし」と記載されています。これは「令和8年5月1日付け第2学年の学生数と入学定員の差(欠員)を募集人員とする」という大学の規定によるもので、欠員が生まれない限り募集自体が発生しません。後述する入試データでも、この3学科・専攻は2024〜2026年度の3年間すべてで受験者0名(募集なし)が続いています。「大妻女子大学 家政学部 編入」を検索して食物学科や管理栄養士専攻を志望していた場合、この時点で選択肢から外れることになります。

編入学定員の実数が示されているのは「編入学定員」の欄だけです。内部推薦選考・内部学力選考・一般選考の欄はすべて「若干名」表記で、学科別の内訳人数は公表されていません。定員が明確な数字で出るのはこの1列だけなので、志望学科の規模感をつかむには次章の実績データを見る必要があります。実数が明記されている13学科・専攻の編入学定員を合計すると70名で、これは内部推薦選考・内部学力選考・一般選考・一般選考第2次のすべてを合わせた全学の枠です。1つの学科・専攻あたりの定員は2〜7名と小さく、複数の選考区分に振り分けられることを踏まえると、実際に一般選考で外部に開かれる枠はさらに絞られます。

受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる

大妻女子大学の編入学試験を検討するうえで見落とせないのが、大学全体が女子大学であるという前提です。加えて選考区分によって受験資格がまったく異なります。

一般選考・一般選考第2次の受験資格

次のいずれかの要件を満たし、令和9年3月31日までに20歳に達している女子が対象です。

  • 短期大学を卒業した者、または令和9年3月までに卒業見込みの者
  • 高等専門学校を卒業した者、または令和9年3月卒業見込みの者
  • 文部科学大臣が指定した専修学校の専門課程を修了し、専門士の称号を取得した者、または令和9年3月修了・取得見込みの者
  • 学士の学位を取得した者、または令和9年3月までに取得見込みの者
  • 大学2年次を修了、または令和9年3月までに修了見込みの者で、卒業に必要な単位のうち62単位以上修得(見込みを含む)している者
  • 高等学校等の専攻科の課程(修業年限2年以上等の基準を満たすもの)を修了した者、または令和9年3月までに修了見込みの者
  • 外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者、または令和9年3月までに修了見込みの者

注意点が2つあります。まず、20歳到達要件がある点です。短大2年制を卒業見込みでも20歳に届いていなければ出願できません。年齢と学歴の両方の条件を満たすタイミングを逆算してください。次に、本学出身者が出身と同一の学科・専攻に出願することはできません。大妻女子大学短期大学部の出身者が、短大時代と同じ系統の学科に一般選考で出願することは想定されていません(短大からの内部進学は内部推薦選考・内部学力選考が受け皿です)。

日本国籍以外の場合は「留学」の在留資格(または入学時までの取得見込み)が必要で、一般選考第2次に出願する場合は在留資格を現に有していることが条件です。また外国の学校出身者(要件7で出願する者)は事前に出願要件審査の手続きが必要になるため、早めに広報・入試センター入試グループに相談してください。

出願要件審査は、出願要件審査申請書(本学所定用紙)、成績証明書、卒業(見込)証明書(四年制大学の2年次以上に在学中の者は在学証明書)を、申請期間内に簡易書留速達またはレターパックプラスで郵送する手続きです。申請書類が日本語・英語以外の言語で作成されている場合は、公的機関の内容証明印付きの日本語訳または英語訳を添付する必要があります。審査結果は入試グループから文書で回答されますが、回答期限は一般選考が2026年7月30日(木)まで、一般選考第2次が2026年12月18日(金)までとされており、9月・1月の出願受付期間よりかなり早い段階での申請が前提になっています。該当する場合は、出願期間に入ってから動くのでは間に合いません。

内部推薦選考・内部学力選考の受験資格

いずれも大妻女子大学短期大学部の卒業見込み・卒業者専用です。内部推薦選考は32単位以上の修得とGPA2.90以上(コミュニケーション文化学科は2.70以上)、内部学力選考は食物学科・児童学科児童学専攻を除いて特別な成績基準は明記されていませんが、食物学科・児童学科児童学専攻を志望する場合は指定された短大の学科・コース(家政科食と栄養コースまたは家政科食物栄養専攻/家政科)に在籍・卒業していることが条件です。

外部の短期大学・専門学校・高等専門学校・四年制大学からの編入希望者は、この2つの選考には出願できません。

試験科目【一般選考・一般選考第2次】

一般選考の試験科目は学部・学科・専攻ごとに設計されており、千代田キャンパス(家政学部・文学部・社会情報学部・比較文化学部)と多摩キャンパス(人間関係学部)で試験会場も分かれます。

学部学科・専攻試験科目①試験科目②面接
家政学部被服学科小論文英語
児童学科 児童教育専攻小論文教育に関する専門知識
ライフデザイン学科小論文
文学部日本文学科日本文学
英語英文学科英語(英米文学・英語学・英語教育学を含む)
コミュニケーション文化学科小論文
社会情報学部社会生活情報学専攻小論文
環境情報学専攻小論文
情報デザイン専攻数学(プログラミングの基礎に関する知識を問う)
人間関係学部社会学専攻小論文
社会・臨床心理学専攻小論文
人間福祉学科小論文
比較文化学部比較文化学科小論文

検定料は選考区分によらず一律35,000円です。試験会場は家政学部・文学部・社会情報学部・比較文化学部が千代田キャンパス、人間関係学部が多摩キャンパスと分かれているため、併願の移動計画にも影響します。

被服学科だけ英語の筆記がある

一般選考の科目表を見ると、被服学科だけが小論文に加えて英語の筆記試験を課しています。他の学科は「小論文」「日本文学」「英語」「数学」のいずれか1科目と面接という組み合わせで、2科目型は被服学科と児童教育専攻(小論文+教育に関する専門知識)のみです。被服学科志望者は、専門色の強い小論文と英語の両方を並行して仕上げる必要があります。

情報デザイン専攻は数学、しかも出題範囲が明示されている

社会情報学科情報デザイン専攻だけは試験科目が「数学」で、大学は「プログラミングの基礎(本専攻シラバス『プログラミングの基礎』を参照)に関する知識を問います」と出題範囲を明示しています。純粋な数学というより、プログラミングの基礎知識を数学の枠組みで問う試験だと理解してください。面接も「面接※2」として同じ注記が付されており、口頭でも関連知識を問われる可能性があります。

英語英文学科の出題範囲は英米文学・英語学・英語教育学

英語英文学科の英語筆記には「出題範囲は、英米文学・英語学・英語教育学を含みます」という注記があります。純粋な英語の読解・文法力だけでなく、英米文学史や英語学・英語教育学の基礎知識が問われる可能性がある点は、一般的な「英語試験」のイメージと異なります。

小論文の形式は学科によって5パターンに分かれる

募集要項には「小論文は、学科・専攻により文章読解論述型、資料分析型、テーマ型、理科論述型、設問解答型などの形式もしくはこれらの形式を複数組み合わせて出題されます」という説明があります。同じ「小論文」という科目名でも、課題文を読んで論じる文章読解論述型なのか、グラフや資料を読み取る資料分析型なのか、与えられたテーマについて自由に論じるテーマ型なのかで、必要な練習がまったく違います。志望学科の小論文がどの型に近いかは、後述するとおり大妻女子大学自身は公開していないため、学科の専門分野(例えば環境情報学専攻なら資料分析型に近い可能性、人間福祉学科ならテーマ型に近い可能性)から推測して対策の比重を決めることになります。

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試験科目【内部推薦選考・内部学力選考】

短期大学部からの内部進学者向けの試験科目は、一般選考と共通する学科が多いものの、被服学科だけ内容が変わります。

学部学科・専攻選考区分試験科目面接
家政学部被服学科内部推薦小論文のみ(英語なし)
児童学科 児童教育専攻内部学力小論文+教育に関する専門知識
ライフデザイン学科内部学力小論文
文学部日本文学科内部学力日本文学
英語英文学科内部学力英語(英米文学・英語学・英語教育学を含む)
コミュニケーション文化学科内部推薦小論文
社会情報学部社会生活情報学専攻内部学力小論文
環境情報学専攻内部推薦小論文
情報デザイン専攻内部学力数学有(※2)
人間関係学部社会学専攻内部推薦/内部学力小論文
社会・臨床心理学専攻内部学力小論文
人間福祉学科内部学力小論文
比較文化学部比較文化学科内部学力小論文

被服学科だけ、一般選考には英語の筆記が加わりますが、内部推薦選考には英語がありません。短大からの内部進学者は小論文と面接だけで合否が決まるのに対し、外部からの一般選考受験者は英語の対策も必要になります。この差は募集要項を選考区分別に並べて初めて見える情報です。

日程・スケジュール【2027年度】

項目内部推薦選考・内部学力選考一般選考一般選考第2次
出願受付期間2026年6月15日(月)~6月19日(金)2026年9月14日(月)~9月18日(金)2027年1月8日(金)~1月13日(水)
試験日2026年6月27日(土)2026年10月11日(日)2027年2月13日(土)
合格発表2026年7月1日(水)15:00~2026年10月15日(木)15:00~2027年2月17日(水)15:00~
編入学手続期間2026年7月2日(木)~7月7日(火)2026年10月16日(金)~10月21日(水)2027年2月18日(木)~2月24日(水)

この日程表から注意すべき点が3つあります。

出願期間はいずれも1週間前後しかありません。一般選考は9月14日から9月18日までの5日間、一般選考第2次は1月8日から1月13日までの6日間です。郵送必着かつ入試グループ(千代田)窓口受付も日曜・祝日を除く時間限定のため、書類は前もって揃えておく必要があります。

一般選考第2次は「実施されるかどうかが11月中旬まで確定しません。」内部推薦選考・内部学力選考・一般選考を実施した結果、編入学定員を充足しなかった学科・専攻に限って2月に追加募集が行われる仕組みのため、1月の出願期間が近づくまで、自分の志望学科で二次募集があるかどうかがわかりません。一般選考で決着をつけるつもりで準備するのが基本線です。

外国籍の場合は在留資格の要件が選考区分で変わります。一般選考第2次に出願する場合は、出願時点で「留学」の在留資格を現に有していることが条件になっており、一般選考(取得見込みでも可)より要件が厳格になっています。

出願書類|出身校によって提出書類が変わる

大妻女子大学の一般選考は、複数の学科・専攻への出願はできず、出願後の志望変更も認められません。出願書類は全員共通の「編入学願書(A票)」「写真票(B票)」「志望理由書」に加えて、出身校の種類によって提出する証明書が変わります。

  • 大妻女子大学短期大学部・大妻女子大学の卒業見込者:学業成績・卒業見込証明書(履修中科目ありの様式)
  • 大妻女子大学短期大学部・大妻女子大学の既卒生:学業成績証明書+卒業証明書
  • 大妻以外の短期大学・高等専門学校・四年制大学の卒業(見込)者:学業成績証明書(在学中の者は単位修得見込みの科目名・単位数・履修中である旨の記載が必要)+卒業(見込)証明書
  • 四年制大学の2年次以上に在学中の者(出願要件5により出願):学業成績証明書(同上)+在学証明書
  • 専修学校で専門士取得(見込)の者:学業成績証明書(同上)+卒業(見込)証明書+専門士取得(見込)証明書
  • 一般選考第2次に外国籍で出願する者のみ:住民票の写し(原本、マイナンバー記載なし、3か月以内発行)または未登録の場合はパスポートのコピー

とくに注意が必要なのは、在学中の証明書に「現在履修中の科目名と単位数」が記載されない場合、別途「単位修得見込証明書」または「履修証明書」の追加提出が必要になるという規定です。多くの大学では卒業見込証明書だけで済むところ、大妻女子大学は履修中科目の明記を求めるため、在籍校の証明書発行窓口に早めに相談し、標準の証明書でこの条件を満たせるかを確認しておく必要があります。満たせない場合は入試グループ(千代田)へ問い合わせるよう案内されています。

倍率・実績【令和6~8(2024~2026)年度の3年間】

大妻女子大学は編入学試験の入試データ(学部・学科・専攻別の受験者数・合格者数)を、内部推薦選考・内部学力選考・一般選考・一般選考第2次のそれぞれで年度ごとに公表しています。ここでは、大妻女子大学短期大学部以外からの編入希望者に直接関係する「一般選考」と「一般選考第2次」を合算した実績を3年分並べます。

学部・学科・専攻令和6(2024)年度
受験/合格
令和7(2025)年度
受験/合格
令和8(2026)年度
受験/合格
家政学部 被服学科1 / 00 / -0 / -
家政学部 児童学科児童教育専攻0 / -0 / -2 / 1
家政学部 ライフデザイン学科9 / 45 / 45 / 4
文学部 日本文学科4 / 27 / 31 / 0
文学部 英語英文学科3 / 31 / 13 / 3
文学部 コミュニケーション文化学科5 / 35 / 36 / 4
社会情報学部 社会生活情報学専攻3 / 24 / 23 / 3
社会情報学部 環境情報学専攻4 / 20 / -4 / 0
社会情報学部 情報デザイン専攻2 / 22 / 11 / 1
人間関係学部 社会学専攻2 / 21 / 13 / 3
人間関係学部 社会・臨床心理学専攻3 / 16 / 33 / 3
人間関係学部 人間福祉学科2 / 14 / 20 / -
比較文化学部 比較文化学科2 / 29 / 84 / 2

※食物学科(食物学専攻・管理栄養士専攻)・児童学科児童学専攻は3年間とも「募集なし」のため掲載していません。表は一般選考と一般選考第2次を合算した人数です。

この表から読み取れることを整理します。

全体の受験者数は年間30〜40名台と、大学全体としては小規模です。令和8年度は13学科・専攻の合計で受験者32名・合格者24名でした。1つの学科・専攻あたりでは毎年0〜9名という規模で、複数年で受験者がまったくいない学科・専攻や、逆に合格者0名の年もあります。母数が小さいぶん、単年度の数字を「入りやすさ」と直接結びつけるのは危険です。

それでも合格率は年によって大きく変わります。令和8年度の環境情報学専攻は受験4名に対して合格0名でした。令和7年度の日本文学科は受験7名で合格3名(合格率4割強)と、同じ学科でも年度によって振れ幅があります。ライフデザイン学科・英語英文学科・社会学専攻のように、3年連続で受験者の半数以上が合格している学科もあれば、環境情報学専攻のように年度差が大きい学科もあります。

内部推薦選考・内部学力選考(短大からの内部進学)の実績は、外部からの一般選考とは別枠で動いています。令和8年度の内部選考は合計11名が受験し6名が合格しました。人数規模は一般選考よりさらに小さく、実施される学科・専攻自体も限定的です。外部から一般選考で出願する場合、内部選考の枠と競合することはありません。

学科・専攻ごとの3年間の推移を見ると、規模の大きさに一貫した序列があります。比較文化学科・ライフデザイン学科・コミュニケーション文化学科は3年間を通じて受験者が途切れず、年によっては5〜9名規模の応募がある学科です。一方、被服学科・児童教育専攻・人間福祉学科は受験者が0名の年が1回以上あり、募集枠はあっても実際の応募が非常に少ない年があります。同じ「編入学試験を実施している学科」でも、応募の厚みには学科間で大きな差があるため、志望学科の直近3年分の数字を必ず確認してから準備量を決めてください。

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一般選考と一般選考第2次、どちらを軸に考えるべきか

大妻女子大学の編入学試験は2年次・3年次のような年次選択の余地がないぶん、実質的な選択肢は「一般選考(10月)」と「一般選考第2次(2月)」の2つです。

一般選考第2次は、内部推薦選考・内部学力選考・一般選考を経てなお編入学定員を充足しなかった学科・専攻についてのみ実施される欠員補充の枠です。募集の有無は11月中旬頃にホームページで発表され、対象になるかどうかは学科・専攻と年度によって変わります。過去の入試データを見ても、令和6年度は日本文学科・コミュニケーション文化学科・環境情報学専攻・比較文化学科など複数学科で一般選考第2次の実績があり、令和8年度も同様に複数学科で実施されています。つまり一般選考第2次は「毎年ほぼどこかの学科で実施されている」制度ですが、自分の志望学科が対象になるとは限りません。

したがって受験戦略としては、10月の一般選考で決着をつける前提で準備を進め、一般選考第2次は「欠員が出れば挑戦できるかもしれない保険」として位置づけるのが現実的です。1月上旬の出願期間に入ってから初めて対象学科が公表されるわけではなく、11月中旬の発表を待って判断する必要がある点は覚えておいてください。

もうひとつ知っておくべきなのが「追加合格(繰り上げ合格)」の仕組みです。大妻女子大学は合格発表時に補欠合格者を発表していません。編入学手続者数が編入学定員を充足しなかった場合、編入学手続の締切日翌日に、その時点で「不合格」となっている受験者のなかから順次繰り上げで追加合格が決定され、願書に記載した連絡先に大学から連絡が入ります。つまり合格発表の時点で「不合格」と表示されても、手続状況次第でその後に合格へ変わる可能性があるということです。これは一般選考・一般選考第2次のみの制度で、内部推薦選考・内部学力選考には適用されません。

学部ごとの「見えない募集停止」と要件の落とし穴

食物学科・児童学科児童学専攻は「載っているのに受けられない」学科

すでに触れたとおり、家政学部食物学科(食物学専攻・管理栄養士専攻)と児童学科児童学専攻は、募集要項の学部・学科一覧には名前が掲載されているものの、募集人員はすべて「募集なし」です。これは大学が「令和8年5月1日付け第2学年の学生数と入学定員の差(欠員)を募集人員とする」という規定を敷いているためで、欠員が生まれない限り、内部推薦選考・内部学力選考・一般選考・一般選考第2次のいずれにおいても募集自体が発生しません。実際に令和6〜8年度の3年間、この3学科・専攻はすべての選考区分で受験者0名(募集なし)でした。栄養士・管理栄養士や保育士を目指して大妻女子大学の家政学部を検索している場合、この事実を知らずに要項の学科一覧だけを見て志望校リストに入れてしまう可能性があります。

全学科共通で、編入前の単位は62単位が上限

募集要項は「全学科・専攻とも編入学前に修得した単位は62単位を上限に、卒業に必要な単位として認定します」と明記しています。認定できる単位数が少ない場合や、資格を取得する場合は、卒業までに3年以上(つまり編入後2年で卒業できない可能性がある)ことも明示されています。単位認定の詳細は次章で扱います。

児童教育専攻の教員免許は「2年で取れないことがある」

児童学科児童教育専攻は、小学校教諭一種免許状に加えて中学校教諭一種免許状(理科)の取得が可能ですが、募集要項は「両免許の取得に当たっては2年で取得できない場合がありますので、履修内容等について出願前に児童学科(児童教育専攻)へご相談ください」と注意を促しています。免許取得を編入の目的にしている場合、出願前の相談を省略しないでください。

人間関係学部社会・臨床心理学専攻は資格関連の相談が必須

社会・臨床心理学専攻では、公認心理師等の資格取得を希望する場合は事前に相談することとされています。取得可能な資格一覧(後述)を見ると、公認心理師国家試験の受験資格に関わる科目は編入後の履修計画次第で2年に収まらない場合があるため、資格取得を前提に志望する場合は早期の相談が前提になります。

学部・学科別に、何から手をつけるべきか

家政学部を志望する場合

家政学部で実質的に受験できるのは被服学科・児童学科児童教育専攻・ライフデザイン学科の3つです。被服学科は小論文と英語の両方が課される唯一の学科なので、専門色の強い小論文対策と並行して英語の得点力も維持する必要があります。児童教育専攻は「小論文+教育に関する専門知識」の2科目型で、教育学の基礎知識が直接問われます。ライフデザイン学科は小論文1科目+面接というシンプルな構成ですが、実績データでは3年連続で応募者の多くが合格しており、母集団も家政学部のなかでは比較的大きい学科です。

文学部を志望する場合

文学部は学科によって試験科目がまったく異なります。日本文学科は「日本文学」という専門科目、英語英文学科は英米文学・英語学・英語教育学を含む「英語」、コミュニケーション文化学科は「小論文」です。同じ文学部でも準備する内容は学科ごとに別物なので、「文学部の編入対策」とまとめて考えず、志望学科を先に固めてください。実績を見るとコミュニケーション文化学科は3年連続で年間5〜6名の受験者がおり、文学部のなかでは規模の大きい学科です。

社会情報学部を志望する場合

社会生活情報学専攻・環境情報学専攻は小論文、情報デザイン専攻だけが数学(プログラミングの基礎に関する知識を含む)という特殊な科目構成です。情報デザイン専攻を志望する場合は、本専攻のシラバスにある「プログラミングの基礎」に目を通し、出題の土台になっている知識領域を事前に確認しておくべきです。環境情報学専攻は年度によって受験者数・合格率の振れ幅が大きいので、複数年度の実績を見て準備量を見誤らないようにしてください。

人間関係学部を志望する場合

人間関係学科(社会学専攻・社会・臨床心理学専攻)と人間福祉学科は、いずれも小論文と面接の組み合わせで、試験会場も千代田キャンパスではなく多摩キャンパスです。他学部と併願する場合は移動時間も考慮に入れてください。社会・臨床心理学専攻は資格取得絡みの事前相談が前提になる点、人間福祉学科は令和8年度に受験者0名だった点など、学科ごとの事情が異なるため、志望理由書の段階から資格取得の希望を明確にしておくと、出願前の相談もスムーズです。

比較文化学部を志望する場合

比較文化学科は小論文と面接の構成で、令和7年度は受験9名・合格8名と、掲載した学科・専攻のなかでも母数が大きい年がありました。単位認定は大妻女子大学短期大学部・大妻女子大学出身者で62単位、それ以外の出身者で61単位が上限です。外国語の既修得単位に応じた個別の単位認定規定もあるため、外国語系の資格・単位を持っている場合は認定単位が変わる可能性があります。

学部・学科を横断して言えるのは、試験科目の少なさ(多くが1科目+面接)に反して、出願書類・単位認定・資格取得の条件がかなり細かく規定されているという大妻女子大学特有の構造です。小論文や専門科目の対策だけに時間を使うのではなく、志望学科が決まった時点で募集要項の「各種証明書」「単位認定」「資格取得」のページまで目を通し、出願前に大学へ確認すべき事項を洗い出しておくことが、結果的に合否以上に編入後の生活を左右します。

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過去問は公式に公開されていない|わかるのは「形式」だけ

大妻女子大学は入試の種類ごとに過去問題をホームページで公開していますが、公開の対象は総合型選抜(自己推薦型Ⅰ期・基礎学力型)、学校推薦型選抜(公募制)、社会人入試、外国人留学生入試、一般選抜A方式に限られており、編入学試験の過去問(問題・解答・出題の意図)は公開されていません。過去問題のページには編入学試験専用の欄が設けられていますが、内部選考・一般選考のいずれについても、3年分すべてで問題・解答へのリンクが存在しませんでした。法政大学のように解答例・出題意図まで公開している大学もあるなかで、大妻女子大学の編入学試験は過去問を独自に入手する手段がない、という前提で準備計画を立てる必要があります。

一方で、募集要項そのものには出題の「形式」に関する情報があります。前述のとおり「小論文は、学科・専攻により文章読解論述型、資料分析型、テーマ型、理科論述型、設問解答型などの形式もしくはこれらの形式を複数組み合わせて出題されます」と明記されており、少なくとも5つの形式パターンが存在することは大学自身が認めています。志望学科の性格(例えば環境情報学専攻なら統計や資料を扱う資料分析型に近い可能性、人間福祉学科なら社会課題を論じるテーマ型に近い可能性)から、どの形式に近いかをある程度推測し、複数の形式に対応できる書き方の引き出しを増やしておくのが現実的な対策になります。

問題文そのものが手に入らない以上、志望学科の教員が公表している研究内容やシラバス、オープンキャンパスでの模擬授業といった一次情報から出題テーマの傾向を類推することが、大妻女子大学の編入対策における実質的な情報収集になります。

単位認定と修業年限|出身校によって認定単位数が変わる

大妻女子大学は、令和9年度3年次編入生については令和7年度1年次入学生に適用されるカリキュラムに基づいて単位認定を行うとしています。認定単位の上限は出身校によって変わります。

学部・学科・専攻大妻女子大学(短大・学部)出身大妻以外の出身高専・専門学校出身
家政学部(被服・食物・児童・ライフデザイン)62単位62単位62単位
文学部(日本文学・英語英文・コミュニケーション文化)62単位62単位62単位
社会情報学科 社会生活情報学専攻・情報デザイン専攻62単位61単位
社会情報学科 環境情報学専攻62単位61単位57~61単位
人間関係学科(社会学・社会臨床心理)・人間福祉学科62単位61単位
比較文化学科62単位61単位

共通しているのは、大妻女子大学(短大・学部)出身者以外は認定単位の上限が1単位少なくなるという設計です。これは学部共通科目の必修「大妻教養講座(1単位)」が、大妻以外からの編入学者には認定対象に含まれないためです。社会情報学部環境情報学専攻では、高専・専門学校出身者の場合さらに認定単位数の幅が広がり(57~61単位)、個別認定の結果次第で変動します。

募集要項は「認定できる単位数が少ない場合や資格を取得する場合、卒業までに3年以上かかることがあります」と明記しています。編入後の在学期間を2年間で終える前提を立てている場合、この点は志望理由書の段階でも意識しておくべきです。

資格・免許の取得可否は、募集要項の巻末に学科・専攻別の一覧表で細かく公開されています。おもな組み合わせは次のとおりです。

  • 被服学科:中学校・高等学校教諭一種免許状(家庭)、1級衣料管理士、レクリエーション・インストラクター、繊維製品品質管理士(TES、受験資格)
  • 食物学科管理栄養士専攻:栄養士、食品衛生管理者(任用)、食品衛生監視員(任用)、栄養教諭一種免許状、管理栄養士国家試験(受験資格)
  • 児童学科児童学専攻:幼稚園教諭一種免許状(保育士課程履修者は履修不可)、児童指導員(任用)
  • 児童学科児童教育専攻:小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状(理科)、学校図書館司書教諭課程
  • 日本文学科・英語英文学科:中学校・高等学校教諭一種免許状(国語/英語)、図書館司書課程、登録日本語教員国家試験(受験資格、一部試験免除)
  • 社会情報学科環境情報学専攻:中学校・高等学校教諭一種免許状(理科)、2級ビオトープ計画管理士・施工管理士(受験資格)
  • 人間関係学科社会学専攻:社会調査士、精神保健福祉相談員(任用)
  • 人間関係学科社会・臨床心理学専攻:認定心理士、健康心理士、公認心理師国家試験(受験資格)
  • 人間福祉学科:社会福祉主事(任用)、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の各国家試験(受験資格。いずれも取得まで3年必要)

教員免許や国家資格の受験資格に関わる科目の多くには「2年で取得できない場合がある」という注記が付いています。資格取得を編入の目的にしている場合は、出願前に該当学科・専攻への相談を済ませておくことを大学自身が強く推奨しています。

併願をどう組むか

大妻女子大学の一般選考の試験日は2026年10月11日(日)です。同じ時期に実施される他大学の編入学試験と重なっていないかを早い段階で確認してください。試験会場は千代田キャンパス(東京都千代田区三番町12番地。家政学部・文学部・社会情報学部・比較文化学部)と多摩キャンパス(東京都多摩市唐木田2丁目7番地1。人間関係学部)に分かれているため、同一日に複数学部を併願することはできず、出願段階で1つの学科・専攻に絞る必要があります(複数の学科・専攻への出願は不可)。2つのキャンパスは都心と郊外に離れているため、学部見学やオープンキャンパスの下見も学部ごとに計画しておくと出願直前に慌てずに済みます。

一般選考で不合格だった場合や、志望学科が欠員を出した場合に備えて、一般選考第2次(2027年2月13日実施)の存在も知っておくと選択肢が広がります。ただし対象学科・専攻が確定するのは11月中旬の発表以降なので、10月の一般選考に照準を合わせて準備を進め、2月はあくまで補助的な機会として位置づけるのが現実的です。

短期大学や専門学校に在籍しながら併願を検討している場合は、20歳到達要件(令和9年3月31日までに20歳に達している女子)を満たすタイミングも忘れずに確認してください。

併願先の合格時期によっては、編入学手続時納入金の扱いも論点になります。大妻女子大学は「内部推薦選考、内部学力選考または一般選考(10月)で編入学手続を完了した方が、後に実施する一般選考または一般選考第2次を受験し、合格となった本学の学科・専攻に編入学を希望する場合、本学所定の手続により編入学手続時納入金の振替ができる」という制度を用意しています。10月の一般選考で確保しつつ、2月の一般選考第2次で別の学科に挑戦する、といった学内での併願も制度上は想定されているということです。

受験時の注意事項|持ち物と不正行為の基準

試験当日の運用も募集要項に細かく定められています。集合時間は試験開始20分前までで、遅刻した場合は試験開始から30分以内に限り受験が認められますが、試験時間の延長はありません。天候不良や交通機関の大幅な乱れによる遅刻は、試験時間を繰り下げるなどの対応が取られる場合があるため、間に合わないと分かった時点で試験場の連絡先に電話する必要があります。

机上に置けるのは鉛筆削り(電動式不可)、鉛筆キャップ、時刻表示のみの時計、メガネ、ハンカチ、ティッシュペーパー、目薬までで、定規・下敷き・電卓・辞書・携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末・イヤホンなどの電子機器類は使用できません。イヤホンは装着しているだけで不正行為とみなされる点、時計としてスマートフォンを使うことも認められない点は見落としやすい注意点です。学校保健安全法で出席停止が定められている感染症に罹患し治癒していない場合は、原則として受験を控えるよう案内されています。

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よくある質問

Q. 大妻女子大学は2年次編入を実施していますか?

A. 実施していません。募集要項に記載されている編入学年はすべて「第3学年」で、2年次編入の制度自体がありません。

Q. 男子は出願できますか?

A. 出願できません。一般選考・一般選考第2次の受験資格には「令和9年3月31日までに20歳に達している女子」という条件が明記されています。

Q. データサイエンス学部に編入できますか?

A. できません。募集要項に「データサイエンス学部では、編入学の募集はありません」と明記されています。

Q. 家政学部の食物学科・管理栄養士専攻に編入したいのですが可能ですか?

A. 令和6〜8年度の3年間、食物学科(食物学専攻・管理栄養士専攻)と児童学科児童学専攻はすべての選考区分で「募集なし」でした。欠員が生じない限り募集自体が発生しない仕組みのため、現状では選択肢に入れにくい学科です。

Q. 短期大学部の学生でなくても出願できますか?

A. 一般選考・一般選考第2次であれば、大妻女子大学短期大学部以外の短期大学・高等専門学校・専修学校・四年制大学からも出願できます。内部推薦選考・内部学力選考は大妻女子大学短期大学部の卒業見込み・卒業者専用です。

Q. 検定料はいくらですか?

A. 内部推薦選考・内部学力選考・一般選考・一般選考第2次のいずれも35,000円です。金融機関窓口またはコンビニエンスストア(セブン‐イレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップ)での納入に対応しています。

Q. 編入学手続時に必要な納入金額はどこで確認できますか?

A. 学部・学科・専攻により編入学手続時納入金の合計額が異なります。2027年度の納入金は2026年8月以降に大妻女子大学のホームページで公表される予定です。

Q. 面接はどのような形式で行われますか?

A. 内部推薦選考・内部学力選考・一般選考・一般選考第2次のいずれも、複数の面接担当者による個人面接またはグループ面接で実施されます。学科・専攻ごとの詳細な形式は募集要項に明記されていないため、不明点は出願前に入試グループへ確認することをおすすめします。

Q. 編入学試験の過去問は入手できますか?

A. 大妻女子大学は総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜A方式などの過去問は公開していますが、編入学試験の過去問は公開していません。募集要項に記載された小論文の形式区分(文章読解論述型・資料分析型・テーマ型・理科論述型・設問解答型)から傾向を推測することになります。

Q. 編入後、2年間で卒業できますか?

A. 全学科・専攻とも編入前の修得単位は62単位(大妻以外の出身者は61単位が上限になる学科が多い)を上限に認定されますが、認定単位数が少ない場合や資格を取得する場合は3年以上かかることがあると大学が明記しています。

Q. 一般選考で不合格でも再挑戦できますか?

A. 内部推薦選考・内部学力選考・一般選考を経て編入学定員を充足しなかった学科・専攻に限り、2月に一般選考第2次が実施されます。対象学科は11月中旬頃に大学のホームページで発表されます。

Q. 試験会場はどこですか?

A. 家政学部・文学部・社会情報学部・比較文化学部は千代田キャンパス、人間関係学部は多摩キャンパスです。

Q. 出願書類はどこの大学の出身でも同じですか?

A. 異なります。大妻女子大学(短大・学部)の卒業見込者・既卒者と、それ以外の短期大学・高等専門学校・四年制大学の出身者とで提出する証明書の組み合わせが変わり、在学中の者は単位修得見込みの科目名・単位数の記載が必要になるなど、出身校ごとに細かい条件があります。

Q. 内部推薦選考と内部学力選考はどう違いますか?

A. どちらも大妻女子大学短期大学部の卒業見込み・卒業者専用ですが、内部推薦選考は32単位以上の修得とGPA2.90以上(コミュニケーション文化学科は2.70以上)を満たし短期大学部学長の推薦を受けた者が対象で、実施学科は被服学科・コミュニケーション文化学科・環境情報学専攻・社会学専攻の4つに限られます。内部学力選考は学力試験を課し、より多くの学科・専攻で実施されています。

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まとめ

大妻女子大学の編入学試験は、全学部・全学科で「第3学年」への編入だけを実施しているという構造をまず理解する必要があります。2年次編入の制度自体がなく、データサイエンス学部は編入学の募集対象外、家政学部の食物学科(食物学専攻・管理栄養士専攻)と児童学科児童学専攻は募集要項に載ってはいるものの3年連続で「募集なし」が続いている、という3つの事実は、募集要項の学部・学科一覧を眺めるだけでは見落としやすいポイントです。

外部からの編入希望者が中心的に検討すべきは「一般選考」(10月試験)で、欠員が出た場合にのみ「一般選考第2次」(2月試験)が追加で実施されます。試験科目は学部・学科・専攻ごとに設計されており、被服学科だけ英語の筆記が加わる、情報デザイン専攻だけ数学(プログラミングの基礎を含む)が課される、といった個別事情があります。倍率・実績は年間の受験者数が1桁台の学科・専攻が大半という小規模な試験ですが、内訳を見ると年度によって合格率の振れ幅が大きく、複数年度のデータを見て準備量を判断することが欠かせません。

単位認定は全学科・専攻で62単位が上限ですが、大妻女子大学(短大・学部)出身者以外は多くの学科で61単位が上限になり、資格取得を目指す場合は2年で卒業できないことがある点も大学自身が注意喚起しています。過去問は編入学試験に関して公式には一切公開されていないため、募集要項に書かれた小論文の形式区分と、志望学科のシラバス・研究内容から出題傾向を推測しながら準備を進める必要があります。

出願書類は出身校の種類によって組み合わせが変わり、証明書に履修中科目の記載がない場合は追加書類が必要になること、外国の学校出身者は出願要件審査を出願受付期間よりかなり早い段階で済ませておく必要があることなど、事務手続き面の準備にも時間がかかります。試験当日の持ち物や不正行為の基準、合格発表後の追加合格(繰り上げ合格)の仕組みまで含めて、大妻女子大学の編入学試験は「小論文と面接の内容」以外にも確認すべき実務的な情報が多い試験だといえます。

大妻女子大学短期大学部からの内部進学を検討している場合と、外部の短期大学・専門学校・四年制大学から編入を目指す場合とでは、出願できる選考区分も出願書類も異なります。自分がどちらの立場にあるのかをまず確定させたうえで、この記事の該当箇所を読み進めてください。

本記事の数値は大妻女子大学が公表する令和9(2027)年度編入学試験募集要項、および令和6(2024)年度・令和7(2025)年度・令和8(2026)年度の編入学試験入試データに基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず大妻女子大学が公表する最新の入学試験募集要項をご確認ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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