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大手前大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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大手前大学の編入学試験は、学部によって「実施年次」も「試験科目」もまったく違います。国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部の4学部は二年次と三年次の両方で編入生を受け入れていますが、健康栄養学部は三年次のみ、国際看護学部にいたっては編入学試験そのものを実施していません。健康栄養学部の試験科目にいたっては、他の4学部が課す小論文ではなく「食品学および栄養学」という専門知識を問う筆記試験に置き換わります。
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この記事では、大手前大学が公表している2027年度の入学試験要項(学生募集要項)と、2026年度の編入学試験における志願・受験・合格者数の実績をもとに、学部別の募集人員・受験資格・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて、大学が公式に過去問題を公開している範囲と公開していない範囲、単位認定の上限、特待生・検定料優遇制度まで、出願前に確認しておくべき情報を一次情報だけで解説します。
大手前大学は学校法人大手前学園が運営する私立大学で、キャンパスは兵庫県西宮市の西宮夙川キャンパスと、大阪府大阪市の大阪城キャンパスに分かれています。国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部は西宮夙川キャンパス、健康栄養学部・国際看護学部は大阪城キャンパスが拠点です。編入学試験の会場もこのキャンパス区分にそのまま対応しており、健康栄養学部を受験する場合は試験当日から入学後の通学まで大阪城キャンパスが前提になります。2027年4月には人間情報学部(仮称)の開設が構想されており、2026年8月時点では設置認可申請中の段階です。
大手前大学の編入学試験には4つの制度がある
大手前大学が「2027年度学生募集要項」で公表している編入学関連の入試は、性格の異なる4つに分かれます。自分がどれに該当するのかを、募集人員や試験科目を調べる前にまず確認してください。
二年次編入学試験(A日程・B日程・C日程)
国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部の4学部が対象です。健康栄養学部・国際看護学部はこの試験を実施していません。試験科目は4学部とも小論文(800字程度・100点)と個人面接です。
三年次編入学試験(A日程・B日程・C日程)
二年次と同じ4学部に加えて、健康栄養学部も三年次に限り編入学試験を実施しています(ただし健康栄養学部はA日程・B日程のみでC日程はありません)。試験科目は健康栄養学部だけ「食品学および栄養学」の専門筆記に変わります。国際看護学部は三年次も編入学試験の対象外です。
二年次・三年次英語特別編入学試験(A日程・B日程・C日程)
国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部の4学部を対象に、TOEIC Listening & Reading Testや TOEFLテスト(iBT)のスコアを出願前1年以内に取得している者向けに用意された制度です。受験資格・募集人員・単位認定・日程は通常の編入学試験と共通ですが、選考方法が「小論文+個人面接」から「小論文+英語による面接」に変わります。
この記事の対象外になる制度
大手前大学にはこのほか、日本国籍を有しない者を対象とした「外国人留学生特別入試」があり、こちらは高校卒業(見込み)者を主な対象とする1年次相当の入試であって、編入学試験とは出願資格の前提が異なります。2026年度の実績は国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部・国際看護学部の合計で志願者260名・受験者228名・合格者135名と、編入学試験よりはるかに規模の大きい入試区分です。試験科目も編入学試験の小論文800字程度とは異なり、日本語による小論文600字程度と個人面接で選考されます。
また国際日本学部を対象にした「社会人特別入試」もありますが、2026年度実績は志願者1名(合格1名)と規模が小さく、募集要項上も編入学試験とは別枠の扱いです。国際看護学部を対象にした「海外帰国生徒特別入試」(2026年度志願者1名・合格1名)も同様に、編入学試験とは異なる制度です。本記事では学部横断で実施されている二年次・三年次の編入学試験を中心に扱います。
学部別の実施状況と募集人員【2027年度】
まず前提として押さえておくべきなのは、大手前大学の6学部のうち、編入学試験を実施しているのは4〜5学部にとどまるという点です。
| 学部 | 二年次編入 | 三年次編入 | 英語特別編入 |
|---|---|---|---|
| 国際日本学部 | ○ | ○ | ○ |
| 建築&芸術学部 | ○ | ○ | ○ |
| 現代社会学部 | ○ | ○ | ○ |
| 経営学部 | ○ | ○ | ○ |
| 健康栄養学部 | × | ○(A・B日程のみ) | × |
| 国際看護学部 | × | × | × |
健康栄養学部は二年次編入を実施していません。三年次のみで、しかもC日程がなくA日程・B日程の2回しか出願機会がありません。試験会場も他の4学部が西宮夙川キャンパスなのに対し、健康栄養学部は大阪城キャンパスで実施されます。
国際看護学部は編入学試験そのものを実施していません。国際看護学部への入学を希望する場合、編入学という経路は存在せず、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜・大学入学共通テスト利用入試のいずれかで一年次から出願する必要があります。事前情報だけを見て「6学部すべてで編入できる」と思い込むと、志望校選びの前提から崩れるので注意してください。
参考までに、大手前大学が公表している各学部の入学定員(1年次入学者を含む学部全体の定員)は、国際日本学部160名、建築&芸術学部170名、現代社会学部200名、経営学部170名です。編入学試験の募集人員は、この学部全体の定員のごく一部として設定されている枠であることがわかります。なお、2027年4月に人間情報学部(仮称)の設置が認可された場合、国際日本学部は140名、現代社会学部は170名に定員が変更されるとされています(2026年8月時点では認可待ち)。
二年次編入学試験の募集人員
| 学部 | A日程 | B日程 | C日程 |
|---|---|---|---|
| 国際日本学部 | 1名 | 1名 | 2名 |
| 建築&芸術学部 | 1名 | 1名 | 2名 |
| 現代社会学部 | 1名 | 1名 | 2名 |
| 経営学部 | A・B・C日程を通じて2名 | ||
国際日本・建築&芸術・現代社会の3学部は日程ごとに募集人員が決まっているのに対し、経営学部だけはA・B・C日程を通じた合計人数(2名)として公表されており、日程別の内訳は開示されていません。
三年次編入学試験の募集人員
| 学部 | A日程 | B日程 | C日程 |
|---|---|---|---|
| 国際日本学部 | 若干名 | 若干名 | 若干名 |
| 建築&芸術学部 | 若干名 | 若干名 | 若干名 |
| 現代社会学部 | 若干名 | 若干名 | 若干名 |
| 経営学部 | A・B・C日程を通じて7名 | ||
| 健康栄養学部 | A・B日程を通じて16名 | (実施なし) | |
国際日本・建築&芸術・現代社会の3学部は三年次になると具体的な人数を示さず「若干名」表記に変わります。経営学部は二年次(2名)より三年次(7名)のほうが募集人員が多く設定されている点も特徴です。
健康栄養学部の16名という数字には注記があります。大学は2027年4月に人間情報学部(仮称・設置認可申請中)の開設を構想しており、これが認可された場合、健康栄養学部の三年次編入の募集人員は16名から6名に変更されるとしています。2026年8月時点でこの学部は認可待ちの段階のため、出願を検討する際は最新の学生募集要項で確定した人数を必ず確認してください。
6学部の専攻・分野構成と編入学試験の対象範囲
大手前大学の学部選びが難しいのは、学部名だけでは専攻・分野までわからないためです。編入学試験の対象になるかどうかとあわせて、6学部の内訳を一覧にしておきます。
| 学部 | 専攻・分野 | 編入学試験 |
|---|---|---|
| 国際日本学部 | 日本史/東洋史・西洋史/考古学・地理学/日本とアジアの文化・文学/日本語・日本語教育/多文化共生/英語国際コミュニケーション/国際関係学 | 二年次・三年次とも実施 |
| 建築&芸術学部 | 建築/インテリアデザイン/デザイン・造形美術/マンガ制作/映像・アニメーション/映画・演劇 | 二年次・三年次とも実施 |
| 現代社会学部 | 心理学/観光マネジメント/地域価値創造/メディア・社会学 | 二年次・三年次とも実施 |
| 経営学部 | 経営/会計/マーケティング | 二年次・三年次とも実施 |
| 健康栄養学部 | 管理栄養学科(単一学科) | 三年次のみ実施(栄養士養成施設出身者限定) |
| 国際看護学部 | 看護学科(単一学科) | 実施なし |
国際日本学部は8つの専攻を持つ大所帯で、歴史・地理・言語・国際関係まで扱う範囲が広いのが特徴です。建築&芸術学部は実技・制作系の専攻が中心で、前述のとおり三年次編入の単位認定では専攻分野ごとに個別の注意事項があります。現代社会学部・経営学部はそれぞれ専攻・分野が3〜4系統に整理されており、志望する専攻によって出願前に確認すべき単位認定のポイントが変わります。健康栄養学部と国際看護学部は、他の4学部と異なり単一学科の専門職養成学部であり、編入学試験の位置づけそのものが他学部とは別枠になっている点を踏まえて志望校選びを進めてください。
受験資格|学部によって「同じ二年次」でも条件が違う
大手前大学の編入学試験の受験資格は、「二年次共通」「三年次共通」「健康栄養学部三年次専用」の3系統に分かれます。自分がどの系統に当てはまるかを最初に確認してください。
二年次編入(国際日本・建築&芸術・現代社会・経営)の受験資格
次のいずれかに該当する者が出願できます。
- 大学卒業者(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構から学位を授与された者を含む)、専門職大学卒業者、または2027年3月卒業見込みの者
- 短期大学卒業者、専門職短期大学卒業者、または2027年3月卒業見込みの者
- 日本の大学または専門職大学に1年以上在学(休学期間を除く)し、30単位以上を修得した者(2027年3月までの修得見込みを含む)
1つ目の要件にある独立行政法人大学改革支援・学位授与機構は、大学を卒業していなくても、短期大学・高等専門学校の専攻科修了や一定の学修成果を積んだ人に学士の学位を授与する国の機関です。この機構から学位を授与された人も、大学卒業者と同じ扱いで出願できます。
- 高等専門学校卒業者、または2027年3月卒業見込みの者
- 専修学校の専門課程(修業年限2年以上でその他文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した者、または2027年3月修了見込みの者
- 高等学校もしくは中等教育学校の後期課程の専攻科(修業年限2年以上で基準を満たすもの)を修了した者、または2027年3月修了見込みの者(学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する者に限る)
- 外国において学校教育における14年の課程を修了した者、または2027年3月修了見込みの者で、文部科学大臣が指定した者、もしくは文部科学大臣が指定したものを修了した者
実務上とくに確認が必要なのは、専修学校の専門課程および高等学校専攻科のルートです。専修学校専門課程は「修業年限2年以上」であることに加え文部科学大臣が定める基準を満たす課程である必要があり、高等学校・中等教育学校の専攻科も「修業年限2年以上」かつ学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する者(高等学校卒業者または同等以上の学力を有する者)に限られます。在籍する課程がこの基準に当てはまるかどうかは、募集要項だけでは判断できないため、出身校の事務局にあらかじめ確認しておくべきです。
三年次編入(国際日本・建築&芸術・現代社会・経営)の受験資格
基本構造は二年次と同じですが、在学要件が「2年以上在学し60単位以上修得(見込み)」に引き上がります。高専卒業者・専修学校専門課程修了者・高校専攻科修了者・外国14年課程修了者の資格区分は二年次と共通です。大学等に2年以上在学して60単位という基準は、多くの4年制大学で2年生修了時点の標準的な修得単位数に相当するため、大学2年生が3年次への編入を検討する際の目安になります。
共通の注意点
日本国籍を有しない者(特別永住者を除く)は、上記のいずれかに加えて一定の日本語能力を有することが出願資格として必要です。基準は受験する学部の外国人留学生特別入試で求められる日本語能力と同じ水準(国際日本・建築&芸術・現代社会・経営学部は日本留学試験「日本語」220点以上またはJLPT N2以上相当)です。
また、卒業・修了・修得見込みで出願し、入学試験に合格した者が2027年3月31日までに当該見込みを満たせなかった場合には、入学許可が取り消されます。要項が挙げる例では「編入学試験受験者が、2027年3月31日までに、出身校において所定の単位数が修得できなかった場合」がこれに該当します。取り消しになった場合、翌年度への繰り越しは認められません。単位の修得が微妙なラインにある人は、成績確定の時期を出身校に早めに確認し、必要であれば大手前大学のアドミッションズオフィスにも相談しておくべきです。
健康栄養学部(三年次のみ)の受験資格は完全に別系統
健康栄養学部の三年次編入学試験は、他の4学部と受験資格の作りがまったく異なります。次の2つに該当する者だけが出願できます。
- 厚生労働大臣から栄養士養成施設として指定を受けた大学・短期大学・専修学校を卒業、または2027年3月卒業見込みの者
- 栄養士免許を既に取得している、または取得見込みの者(ただし2002年の栄養士法改正後の新制度で卒業または卒業見込みの者に限る)
つまり健康栄養学部の三年次編入は、栄養士養成課程に在籍・卒業した人だけを対象にした管理栄養士養成ルートとしての編入であり、一般の大学2年以上在学・単位数要件を満たすだけでは出願できません。栄養士養成校に在籍していない人がこの学部に編入する道は用意されていない点を、最初に確認してください。
試験科目|「小論文+面接」の4学部と「専門筆記+面接」の健康栄養学部
| 対象 | 筆記試験 | 面接 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 国際日本・建築&芸術・現代社会・経営(二年次・三年次) | 小論文(800字程度・100点) | 個人面接(段階評価・約10分) | 筆記80分(10:00〜11:20) |
| 健康栄養学部(三年次) | 食品学および栄養学(100点) | 個人面接(段階評価・約20分) | 筆記60分(10:00〜11:00) |
| 二年次・三年次英語特別編入(4学部) | 小論文(800字程度・100点) | 英語による面接(段階評価・約10分) | 筆記80分(10:00〜11:20) |
4学部共通の小論文は「学部で内容が変わる」タイプではない
法政大学などでは学部ごとに小論文の出題領域(専門/人文/社会など)が分かれますが、大手前大学の編入学試験要項では、国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部の4学部とも試験科目欄の記載は「小論文(800字程度・100点)+個人面接」で統一されています。学部別の出題領域の指定は要項上には明記されていません。ただし学部によって専攻(国際日本学部なら日本史・多文化共生・国際関係学など、建築&芸術学部なら建築・マンガ制作・映像アニメーションなど)がまったく異なるため、面接では志望する専攻に即した関心・適性が問われると考えるのが妥当です。学部の詳細な出題傾向は要項に明記がないため、志望専攻の教員・カリキュラムを事前に調べたうえで、小論文と面接の準備を進めてください。
健康栄養学部は面接で管理栄養士の基礎知識が問われる
健康栄養学部の面接について、大学は「面接時に、管理栄養士をめざすにあたって知っておくべき基礎的知識などについて質問します」と要項に明記しています。単なる志望動機の確認にとどまらず、栄養士養成課程で学んだ内容の理解度そのものが面接で評価される設計です。筆記試験の「食品学および栄養学」とあわせて、在籍する栄養士養成校のカリキュラムの復習が直接の対策になります。
英語特別編入学試験は出願前に外部試験スコアが要る
英語特別編入学試験を受けるには、出願前1年以内に受験した英語技能審査で次のスコアを満たしている必要があります。
| TOEIC Listening & Reading Test | TOEFLテスト(iBT) | |
|---|---|---|
| 二年次編入学生 | 550点程度 | 55点程度 |
| 三年次編入学生 | 570点程度 | 58点程度 |
あわせて、本学が指定する英語関連の授業科目、またはLanguage Education of Otemae(LEO)・Global Japan Studies(GJS)・Global Business Studies(GBS)・「英語国際コミュニケーション」専攻プログラムを柱とする授業科目を履修予定であることが要件になっています。これらは大手前大学が英語運用力の育成を目的に設置している教育プログラムの名称で、入学後の授業科目の多くを英語関連科目で構成することを前提にした学び方です。通常の編入学試験より出願資格の面では狭い代わりに、選考は小論文と英語面接のみで、日本語での面接がない点が異なります。英語力に自信があり、かつ英語関連プログラムでの学修を希望する人にとっては、通常の編入学試験と並行して検討する価値がある制度です。なお英語特別編入学試験の出願資格は、通常の編入学試験の受験資格❼(外国における14年課程修了者向けの資格)を除いた基準が適用される点にも注意してください。
日程【2027年度】
| 入試種別 | 出願期間(消印有効) | 試験日・会場 | Web合格発表日 |
|---|---|---|---|
| A日程 | 2026年10月1日(木)〜10月15日(木) | 11月5日(木) | 11月19日(木) |
| B日程 | 2026年12月14日(月)〜2027年1月12日(火) | 1月27日(水) | 2月11日(木・祝) |
| C日程 | 2027年1月11日(月・祝)〜2月4日(木) | 2月27日(土) | 3月4日(木) |
試験会場は、国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部(通常の編入学試験・英語特別編入学試験とも)は西宮夙川キャンパス、健康栄養学部は大阪城キャンパスです。健康栄養学部はC日程の実施自体がないため、A日程かB日程のいずれかで出願を完結させる必要があります。
日本国籍を有しない者(特別永住者を除く)は、出願時に「留学」の在留資格を有していない場合、C日程を出願できません。この制限は二年次編入学試験・三年次編入学試験・英語特別編入学試験のすべてに共通しています。
なお、本学の試験会場は試験日前日まで下見が可能とされています(ただし建物内には立ち入れません)。西宮夙川キャンパス・大阪城キャンパスとも公共交通機関でのアクセスが前提で、大学は入試当日の駐車場を用意していません。試験当日に会場を探して慌てないよう、遠方から受験する場合は前日までに最寄り駅からの経路を確認しておくとよいでしょう。
入学手続の日程と学園出身者への優遇
合格通知書を受領した者は、所定の期日までに入学金・授業料などを納入します(A日程:入学金納入2026年12月7日/授業料など納入2026年12月18日、B日程:入学金納入2027年3月1日/授業料など納入2027年3月10日、C日程:入学金納入・授業料など納入とも2027年3月17日)。
大手前学園(通信教育課程を除く)または大手前女子学園からの進学者(2027年3月卒業見込みの者、または既卒者を含む)は、入学金(24万円)が全額免除されます。大手前学園の通信教育課程からの進学者は、入学金が3万円免除されます。系列校出身者にとっては実質的な負担が変わる制度なので、該当する場合は確認しておいてください。
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倍率・難易度【2026年度の実績】
大手前大学は、編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を二年次編入・三年次編入に分けて公表しています。これは学部の公募要項全体の数字に埋もれさせず、編入学試験だけを取り出した実績として読める貴重な一次情報です。以下は2026年度(2026年4月入学者選抜)の実績です。
二年次編入の実績
| 学部 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 受験者に対する倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 国際日本学部 | 3 | 3 | 2 | 1.5倍 |
| 建築&芸術学部 | 0 | 0 | 0 | 志願者なし |
| 現代社会学部 | 2 | 2 | 1 | 2.0倍 |
| 経営学部 | 3 | 3 | 3 | 1.0倍 |
| 〈合計〉 | 8 | 8 | 6 | ― |
三年次編入の実績
| 学部 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 受験者に対する倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 国際日本学部 | 17 | 15 | 13 | 1.15倍 |
| 建築&芸術学部 | 18 | 17 | 12 | 1.42倍 |
| 現代社会学部 | 18 | 17 | 15 | 1.13倍 |
| 経営学部 | 8 | 7 | 6 | 1.17倍 |
| 健康栄養学部 | 1 | 1 | 0 | 合格者なし |
| 〈合計〉 | 62 | 57 | 46 | ― |
もう一つ、一般選抜入試や学校推薦型選抜入試との違いとして押さえておきたいのが、合格者の得点情報の公開範囲です。一般選抜入試や学校推薦型選抜入試の結果表には「合格者最高点/満点」「合格者最低点/満点」が学部ごとに公開されているのに対し、編入学試験の結果表は志願者数・受験者数・合格者数のみで、小論文や面接の得点情報は公開されていません。何点取れば合格圏に入るのかを過去の得点データから逆算することはできない、という点も編入学試験の特徴として理解しておいてください。
大学の公表数値には次の注記が付いています。二年次・三年次とも「海外提携校対象入試の結果を含む」、三年次編入には「学園内編入学の結果を含む」とされています。つまり三年次編入の62名という志願者数には、系列校からの内部進学者も含まれている可能性があり、外部の大学・短期大学・高専だけからの純粋な志願者数とは厳密には一致しません。この点を踏まえたうえで数字を読んでください。
4学部共通で二年次・三年次の両方を実施している国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部について、受験者数に対する倍率を年次で並べると次のようになります。
| 学部 | 二年次(受験者に対する倍率) | 三年次(受験者に対する倍率) |
|---|---|---|
| 国際日本学部 | 1.5倍(受験3・合格2) | 1.15倍(受験15・合格13) |
| 建築&芸術学部 | 志願者なし | 1.42倍(受験17・合格12) |
| 現代社会学部 | 2.0倍(受験2・合格1) | 1.13倍(受験17・合格15) |
| 経営学部 | 1.0倍(受験3・合格3) | 1.17倍(受験7・合格6) |
4学部のうち国際日本学部・現代社会学部の2学部は、二年次より三年次のほうが倍率が低く出ています。ただし二年次はそもそもの受験者数が2〜3名と極端に少ないため、合格者が1名増減するだけで倍率が大きく動きます。経営学部だけは二年次(1.0倍)のほうが三年次(1.17倍)よりわずかに低くなっていますが、これも受験者数が3名・7名という小さな母数での比較です。学部間・年次間の倍率差を「傾向」として読むよりも、まず自分がどちらの年次で出願できるかを受験資格から確定させ、そのうえで参考情報として倍率を確認する、という順番で使うのが実態に即した使い方です。
規模感をつかむために、同じ2026年度に実施された一般選抜入試(A日程2科目)の実績と比べてみます。一般選抜入試A日程(2科目)だけで志願者343名・合格者105名という規模であるのに対し、編入学試験は二年次・三年次を合わせても志願者70名・合格者52名です。編入学試験は、大手前大学全体の入学者数の中では小さな枠の入試区分であることがわかります。母数が小さい入試だからこそ、年度による変動の影響を受けやすい点にも注意してください。
数字から読み取れること
大手前大学の編入学試験は、法政大学のような難関私大の編入学試験と比べると、全体として倍率は低めです。三年次編入の合計倍率は57名受験46名合格で1.24倍、二年次編入も8名受験6名合格で1.33倍にとどまります。ただし母数がいずれも小さいため、「入りやすい」と単純化するのは適切ではありません。健康栄養学部三年次のように受験者1名に対して合格者0名という年もあり、単年度の数字は参考値として扱うべきです。
二年次より三年次のほうが志願者数が大きく上回っている点は特徴的です。二年次編入の合計志願者数はわずか8名なのに対し、三年次編入は62名です。多くの大学では2年次編入のほうが「もう一度チャンスがある層」を吸収しやすく志願者が集まりやすい傾向がありますが、大手前大学の編入学試験ではその逆の傾向が出ています。短期大学卒業見込み者や高専卒業見込み者など、進路を確定させる必要がある層が三年次に集中している可能性があります。
建築&芸術学部の二年次編入は2026年度、志願者そのものがいませんでした。募集人員自体は他学部と同じ日程ごとに1〜2名が設定されているため、出願者が現れれば選考は行われますが、実績としては志願者ゼロの年があったという事実は押さえておくべきです。
大学は入学者全体(1年次入学者と二・三年次編入学生を合算した数値)の男女比も公表しています。2026年4月現在の合計は男子447名・女子561名(合計1,008名)で、学部別では健康栄養学部が女子81.4%、国際看護学部が女子94.3%と女子比率が高く、建築&芸術学部も女子57.8%とやや女子が多い構成です。この数値は編入学生だけを分離したものではなく1年次入学者を含むため、編入学試験の合否傾向を直接示すものではありませんが、学部全体の在籍構成を把握する参考情報として押さえておいてください。
単位認定の上限は学部・年次で異なる
出身校などで修得した単位は、大手前大学が「教育上有益」と認めた場合に限り、次の上限まで認定されます。
| 編入区分 | 単位認定の上限 |
|---|---|
| 二年次編入(4学部) | 31単位 |
| 三年次編入(4学部) | 62単位 |
| 三年次編入(健康栄養学部) | 78単位 |
健康栄養学部の三年次編入だけ上限が78単位と高く設定されているのは、管理栄養士養成課程としてすでに専門科目を相当数修得していることを前提にした認定枠だと考えられます。ただしどの区分でも「本学では卒業要件が多岐にわたっているため、3年間(健康栄養学部は2年間)での卒業が見込めない場合がある」と要項は明記しており、事前に大学へ相談するよう勧めています。
一般的に4年制大学の卒業には124単位前後の修得が必要とされ、三年次編入の場合は入学後の2年間で卒業要件の残り単位をすべて満たす必要があります。出身校での既修得単位がそのまま卒業所要単位として認定されるとは限らず、大学が「教育上有益」と個別に判断した科目・単位数だけが認定される点は、大手前大学に限らず編入学全般に共通する仕組みです。認定される単位数によっては、必修科目の履修が2年間に集中し、時間割上の負担が大きくなる場合があるため、認定単位数の見込みを出願前に確認しておくことが重要です。
特に単位認定に注意が必要な分野
三年次編入学試験の要項には、次の分野の学修を希望する場合、ゼミナールの受け入れに必要な単位認定数を満たしていないと2年間での卒業ができない、という具体的な警告があります。
- 建築&芸術学部:デザイン・造形美術/マンガ制作/映像・アニメーション/建築/インテリアデザイン
- 現代社会学部:心理学
- 経営学部:経営学
これらの分野を志望する場合は、出願前の相談を省略しないでください。また三年次編入生は「在学3年目以降は留年扱いとなる」「各種資格課程は2年間で修了できない場合がある」「教職課程(学校教育職員免許の取得)を希望する場合は必ず出願前に相談する」という3点も注意事項として明記されています。
出願書類・検定料・特待生制度
出願に必要な書類と検定料
通常の編入学試験(二年次・三年次)で必要な書類は、出身学校の卒業証明書・卒業見込証明書または在籍期間証明書(休学期間の記載があるもの)、出身学校の学業成績証明書(科目名・単位数の記載があるもの)です。日本国籍を有しない方はこれに加えて、日本留学試験やJLPTなどの日本語能力を証明する書類、在留カードの写しまたはパスポートの写し(顔写真・氏名・在留資格・在留期間が記載されているページ)、受験生本人が自筆で日本語により記載した履歴書の提出が必要です。入学検定料は30,000円で、外国籍の受験者で出願時の在留資格が「留学」の者は半額(15,000円)になります。健康栄養学部は上記に加え、栄養士免許の既得者のみ免許証の写しの提出が必要です。
提出方法は、市販の封筒に大学指定の宛名ラベルを貼りつけ、簡易書留(速達)で郵送する形式です。出願は出願締切日の消印有効ですが、締切ぎりぎりの投函では試験日までの事務手続きに余裕がなくなるため、早めの準備が推奨されます。提出した出願書類は、理由のいかんを問わず返還されません。証明書が日本語または英語以外の言語で発行されている場合は、出身学校(日本語学校など)で日本語または英語に翻訳し、翻訳証明もあわせて提出する必要があります。
合格発表と入学手続の方法
合否はWeb合格発表日にマイページから確認する方式で、学内掲示は行われません。合否に関する電話などでの問い合わせにも大学は一切応じない方針を明記しています。通知書は合格・不合格を問わず受験生本人宛に郵送されるため、Web合格発表日と通知書投函日の両方を出願前に確認しておくと、手続きの見通しが立てやすくなります。合格通知書を受領した後は、A・B・C日程それぞれに定められた入学金・授業料などの納入期日までに手続きを完了させる必要があり、海外からの受験生は在留資格取得に日数を要するため、B日程の納入期日が国内の受験生より延長される取り扱いになっています。
英語特待生・健康栄養学部特待生
国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部の4学部には「英語特待生」制度があり、合格者のうち特に優秀な者には、最大3年間(三年次編入生は最大2年間)の授業料の全額[年間830,000円]・半額[年間415,000円]・1/4[年間207,500円](いずれも若干名)のいずれかが免除されます。
健康栄養学部には独自の特待生制度があり、合格者のうち筆記試験の成績が上位30%かつ得点が80点以上の者に対して、最大2年間の授業料半額[年間445,000円]が免除されます(2年目以降は前年度までの成績による見直しあり)。
学園卒業生・在学生の親族は検定料が全額免除
受験生本人の親・子・きょうだい・祖父母・孫が、大手前学園(通信教育課程を含む)もしくは大手前女子学園の卒業生または在学生である場合、すべての入試で入学検定料が免除される制度があります(叔父・叔母・いとこ・受験生本人などは対象外)。編入学を検討している方に系列校出身の家族がいる場合は、忘れずに申請してください。
学部併願制度の対象に編入学試験は含まれない
大手前大学には、プラス5,000円で最大3学部まで併願できる「学部併願」制度がありますが、これは学校推薦型選抜入試(公募方式)・一般選抜入試・外国人留学生特別入試を対象にしたもので、公表されている対象入試の一覧に編入学試験は含まれていません。志望学部が複数ある場合でも、編入学試験は学部ごとに個別出願が基本になると考えられます。併願を希望する場合は、出願前にアドミッションズオフィスへ確認することをおすすめします。
問い合わせ先
編入学試験に関する一般的な相談は、アドミッションズオフィス(TEL.0798-36-2532)が窓口です。単位認定や卒業要件など、学部の教育内容に踏み込んだ相談については、キャンパスごとに窓口が分かれています。国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部は西宮夙川キャンパス学生課(TEL.0798-32-5010)、健康栄養学部・国際看護学部は大阪城キャンパス学生課(TEL.06-6941-7057)が担当です。単位認定の上限まで本当に認定されるかどうかは出身校の成績内容によって個別に判断されるため、「認定されるはず」で出願計画を立てず、必ず出願前に問い合わせることをおすすめします。
過去問は編入学試験専用のものが公開されていない
大手前大学は入試過去問題のページで、一般選抜入試(外国語・国語・数学・地理歴史・理科)と外国人留学生特別入試(小論文)の入試問題・解答・出題の意図を公開しています。しかし、二年次編入学試験・三年次編入学試験・英語特別編入学試験・健康栄養学部三年次編入学試験について、大学が公式に過去問題や解答例、出題の意図を公開している事実は確認できませんでした。
そのため本記事では、編入学試験の過去問の出題テーマを紹介することができません。ないものを推測で埋めることはせず、事実として「編入学試験専用の過去問は非公開」であることを明記します。対策としては、大学が公開している外国人留学生特別入試の小論文(600字程度・100点)の出題形式が参考になる可能性はありますが、これはあくまで別の入試区分の問題であり、編入学試験(小論文800字程度)と出題内容が同一である保証はありません。志望学部のアドミッション・ポリシーやカリキュラム・ポリシーを読み込み、学部が重視する視点を把握したうえで小論文対策を進めることをおすすめします。
学部ごとに、何を確認してから出願すべきか
国際日本学部を志望する場合
国際日本学部には日本史専攻・東洋史・西洋史専攻・考古学・地理学専攻・日本とアジアの文化・文学専攻・日本語・日本語教育専攻・多文化共生専攻・英語国際コミュニケーション専攻・国際関係学専攻という8つの専攻があります。歴史・地理・言語・国際関係と扱う範囲が広く、他学部より専攻選択の幅が大きい点が特徴です。2026年度実績では二年次・三年次とも編入学試験の実績がある学部で、三年次は17名志願15名受験13名合格と、4学部の中でも志願者数が多い学部です。専攻によって学ぶ内容が大きく異なるため、小論文と面接に加えて、志望する専攻の学修内容を具体的に語れる準備をしておくべきです。なお英語国際コミュニケーション専攻を志望し、かつ英語外部試験のスコア基準を満たす場合は、前述の英語特別編入学試験も選択肢に入ります。
建築&芸術学部を志望する場合
建築専攻・インテリアデザイン専攻・デザイン・造形美術専攻・マンガ制作専攻・映像・アニメーション専攻・映画・演劇専攻という実技系の専攻を持つ学部です。三年次編入では単位認定において「デザイン・造形美術/マンガ制作/映像・アニメーション/建築/インテリアデザイン」の学修を希望する場合にゼミナール受け入れの単位数要件がある点に、他学部以上に注意が必要です。実技・制作系の専攻は、出身校でのカリキュラムが大手前大学の専門科目とどこまで対応しているかによって、入学後に履修すべき実習・演習科目の数が変わってきます。2026年度は二年次の志願者がゼロでしたが、三年次は18名志願17名受験12名合格と実績があり、4学部の三年次編入の中では最も倍率が高い学部でした(受験者に対して1.42倍)。志望する専攻の実習内容と、出身校での既修得単位がどこまで認定される見込みかを、出願前にアドミッションズオフィスへ確認しておくことをおすすめします。
現代社会学部を志望する場合
心理学専攻・観光マネジメント専攻・地域価値創造専攻・メディア・社会学専攻の4専攻があります。2026年度実績は二年次2名志願1名合格、三年次18名志願15名合格と、三年次は4学部の中でも志願者数の多い学部の一つです。三年次編入では心理学分野の単位認定について、ゼミナール受け入れに必要な単位数を満たしているかの確認が要項で個別に注意喚起されています。心理学専攻を志望する場合は、出願前に大学へ相談することをおすすめします。
経営学部を志望する場合
経営分野・会計分野・マーケティング分野を学ぶ学部です。二年次(A・B・C日程合計2名)より三年次(A・B・C日程合計7名)のほうが募集人員が多く設定されており、2026年度実績でも三年次は8名志願7名受験6名合格と、二年次(3名志願3名合格)より規模が大きくなっています。経営学部は募集人員を日程別に内訳開示していない点も他の3学部と異なり、A・B・Cのどの日程で出願しても募集枠の考え方は同じです。経営学分野の単位認定についても、ゼミナール受け入れの単位数要件が個別に注意喚起されているため、経営学を中心に学びたい場合は出願前の確認を怠らないでください。
健康栄養学部(三年次のみ)を志望する場合
健康栄養学部への編入は、栄養士養成施設として厚生労働大臣の指定を受けた大学・短期大学・専修学校の卒業(見込み)者で、栄養士免許を取得済みまたは取得見込みの者に限られます。試験は食品学・栄養学の専門筆記と、管理栄養士を目指すうえでの基礎知識を問う面接です。2026年度は志願者1名に対し合格者0名という結果でした。母数が小さいため一般化はできませんが、専門知識の水準が問われる試験であることは踏まえておくべきです。
健康栄養学部は卒業時に管理栄養士国家試験の受験資格取得を卒業要件としているため、単位認定の状況によっては最短年限(編入後2年間)での卒業が見込めない場合があると要項に明記されています。栄養士養成課程で修得した科目が、管理栄養士養成課程のカリキュラムとどこまで対応するかによって、入学後に履修すべき科目数が変わってくるためです。出願を検討する段階で、認定される単位数の見込みについてアドミッションズオフィス(TEL.0798-36-2532)へ相談しておくことを強くおすすめします。
国際看護学部を志望する場合
国際看護学部は編入学試験を実施していません。総合型選抜入試・学校推薦型選抜入試・一般選抜入試・大学入学共通テスト利用入試のいずれかで、一年次からの入学を検討する必要があります。
まとめ|出願前に確認しておくべき3つのポイント
大手前大学の編入学試験を検討するうえで、事前情報だけではわかりにくい3つのポイントを最後に整理します。
1つ目は、学部によって実施年次がまったく違うことです。編入学試験を実施しているのは国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部・健康栄養学部の5学部で、国際看護学部は実施していません。健康栄養学部は三年次のみでA・B日程限定、他の4学部は二年次・三年次の両方でA・B・C日程すべてに対応しています。「大手前大学は編入できる」という情報だけで志望学部を決めると、出願できないことに気づくのが遅れます。
2つ目は、編入学試験だけを分離した倍率が公表されていることです。2026年度実績では二年次編入が合計8名志願6名合格、三年次編入が合計62名志願46名合格で、学部別の倍率は1.0〜2.0倍程度でした。ただし健康栄養学部三年次のように受験者1名・合格者0名という結果もあり、母数が小さい学部・年次では単年度の数字を過度に一般化しないことが重要です。
3つ目は、編入学試験専用の過去問が公開されていないことです。大学が公式に公開しているのは一般選抜入試と外国人留学生特別入試の過去問のみで、編入学試験の出題傾向を過去問から把握することはできません。志望学部のアドミッション・ポリシーやカリキュラムを読み込み、小論文(または健康栄養学部の専門筆記)と面接の対策を独自に組み立てる必要があります。
あわせて、学校推薦型選抜入試や一般選抜入試で使える「プラス5,000円で最大3学部併願」の制度は、公表されている対象入試の一覧に編入学試験が含まれていません。複数学部を検討している場合でも、編入学試験は学部ごとに個別で出願・受験する前提で準備を進める必要があります。単位認定の上限や卒業要件も学部・専攻ごとに個別の注意事項があるため、志望学部が決まったら、その学部の要項該当箇所とアドミッションズオフィスへの確認を出願前のルーティンにしておくことをおすすめします。
よくある質問
Q. 大手前大学の6学部すべてで編入学試験を受けられますか?
いいえ。編入学試験(二年次・三年次)を実施しているのは国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部・健康栄養学部の5学部で、国際看護学部は編入学試験を実施していません。さらに健康栄養学部は三年次のみの実施です。
Q. 健康栄養学部は二年次編入できますか?
できません。健康栄養学部の編入学試験は三年次のみで、しかもA日程・B日程の2回のみ(C日程なし)の実施です。
Q. 編入学試験の試験科目はどの学部も同じですか?
国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部の4学部は小論文(800字程度・100点)+個人面接で共通です。健康栄養学部だけは食品学および栄養学の専門筆記(100点)+面接に変わります。
Q. 英語特別編入学試験とはどんな制度ですか?
TOEIC Listening & Reading Test(二年次550点程度・三年次570点程度)またはTOEFLテストiBT(二年次55点程度・三年次58点程度)を出願前1年以内に取得している者を対象に、小論文+英語面接で選考する制度です。対象学部・募集人員・受験資格の基本は通常の編入学試験と共通です。
Q. 編入学試験の倍率はどれくらいですか?
2026年度実績では、二年次編入は合計8名志願6名合格、三年次編入は合計62名志願46名合格でした。学部別に見ると受験者に対する倍率は1.0〜2.0倍程度で、全体として難関私大の編入学試験と比べると低めです。ただし母数が小さい学部・年次があるため、単年度の数字を絶対視しないよう注意してください。
Q. 編入学試験の過去問は入手できますか?
大手前大学が公式に公開しているのは一般選抜入試と外国人留学生特別入試の過去問のみで、編入学試験専用の過去問・解答例は公開されていません。
Q. 出身校の単位はどれくらい認定されますか?
教育上有益と大学が認めた場合、二年次編入は上限31単位、三年次編入(健康栄養学部以外)は上限62単位、健康栄養学部の三年次編入は上限78単位まで認定されます。ただし分野によっては2〜3年間での卒業が見込めない場合があるため、出願前の相談が推奨されています。
Q. 編入学試験で学部の併願はできますか?
大手前大学が公表している学部併願制度(プラス5,000円で最大3学部併願)の対象入試一覧に編入学試験は含まれていません。併願を希望する場合は、出願前にアドミッションズオフィスへ確認することをおすすめします。
Q. 外国籍の場合、入学検定料は同じですか?
入学検定料は30,000円ですが、外国籍の受験者で出願時の在留資格が「留学」の者は半額(15,000円)になります。また日本国籍を有しない者は、出願時に「留学」の在留資格がない場合、C日程を出願できません。
Q. 2027年4月開設予定の人間情報学部(仮称)は編入学試験に関係しますか?
直接的な編入学試験の実施予定は要項に記載がありませんが、この新学部の設置が認可された場合、健康栄養学部の三年次編入学試験の募集人員が16名から6名に変更されるほか、国際日本学部・現代社会学部の入学定員も変更されるとされています。2026年8月時点では設置認可申請中の段階のため、出願を検討する際は必ず最新の学生募集要項で確定情報を確認してください。
Q. 出身校の単位が見込みどおり修得できなかった場合はどうなりますか?
卒業・修了・修得の見込みで出願し合格した場合でも、2027年3月31日までに当該見込みを満たせなかったときは入学許可が取り消されます。取り消しになった場合、翌年度への繰り越しは認められないため、単位修得の見通しが不確かな場合は出身校とアドミッションズオフィスの双方に早めに相談してください。
Q. 大手前学園・大手前女子学園の出身者は優遇されますか?
大手前学園(通信教育課程を除く)または大手前女子学園からの進学者は入学金が全額免除、通信教育課程からの進学者は入学金が3万円免除されます。また学園卒業生・在学生の親・子・きょうだい・祖父母・孫にあたる受験生は、すべての入試で入学検定料が免除されます。
Q. 編入学試験の会場はどこですか?
国際日本学部・建築&芸術学部・現代社会学部・経営学部の編入学試験(英語特別編入学試験を含む)は兵庫県西宮市の西宮夙川キャンパスで、健康栄養学部の三年次編入学試験は大阪府大阪市の大阪城キャンパスで実施されます。
Q. 二年次と三年次、どちらを狙うべきですか?
2026年度実績では三年次編入のほうが志願者数(62名)・合格者数(46名)とも二年次編入(志願8名・合格6名)を大きく上回っています。ただし出願できる年次は在学年数や修得単位数などの受験資格によって決まるため、「入りやすいから三年次」と単純に選べるわけではありません。自分の受験資格がどちらに該当するかを先に確認したうえで、両方の資格を満たす場合は学部ごとの募集人員・過去の実績を比較して判断してください。
本記事の数値は、大手前大学が公表する2027年度学生募集要項(入試ガイド)および2026年度入試結果に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず大手前大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。
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