無料相談会受付中!

大学編入の志望理由の見つけ方|興味関心の言語化とゼミ・研究室調べ【編入1年1ヶ月前】

大学編入の志望理由の見つけ方|興味関心の言語化とゼミ・研究室調べ【編入1年1ヶ月前】を示すアイキャッチ画像
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

大学編入の志望理由は、模範解答を探して当てはめるものではなく、自分の学びに対する違和感や関心を掘り下げ、志望校の教員・ゼミが積み重ねてきた研究内容と結びつけていくことで、少しずつ輪郭が見えてくるものです。大学編入の志望理由の見つけ方とは、いきなり文章を書き始めることではなく、自己分析と志望校のゼミ・研究室リサーチを並行して進め、自分の関心と大学側の学問的な蓄積を接続していく作業だと言えます。多くの受験生が志望理由書の段階で手が止まってしまうのは、文章力の問題ではなく、そもそも「見つける」段階を飛ばして「書く」段階から始めてしまっているからです。

編入試験まで1年1ヶ月というこのタイミングは、専門科目対策と並行して志望理由の「種」を育て始める、実質的に最後のゆとりがある時期です。ここで興味関心を言葉にせず先送りにしてしまうと、直前期になって志望理由書の練習をするたびに手が止まり、面接の想定問答でも浅い受け答えしかできなくなってしまいます。専門科目の過去問対策が本格化する時期に入ると、自己分析やゼミ・研究室のリサーチに落ち着いて時間を割くのはどうしても難しくなります。だからこそ、比較的余裕のあるこの時期のうちに、志望理由の土台となる材料を集めておくことが、後の対策全体を楽にしてくれます。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

この記事では、編入1年1ヶ月前という時期に絞り、志望理由を「見つける」ための自己分析の手順と、志望校のゼミ・研究室を外部から調べる具体的な方法を解説します。志望理由書そのものの書き方や文章テクニックではなく、書く前段階のリサーチと言語化のプロセスに焦点を当てています。自己分析のフレームワーク、シラバス・カリキュラムの読み方、大学公式サイトやresearchmapを使ったゼミ・研究室の調べ方、そして調べた内容を志望理由につなげていくノートの作り方まで、順を追って解説していきます。編入試験は大学ごとに問われる書類や面接の内容が異なりますが、「なぜこの学問を、この大学で学びたいのか」という核の部分を自分の言葉で説明できるようにしておくことは、どの大学を受ける場合にも共通して役立ちます。

すでに専門科目対策を始めている方は、勉強の合間にこの記事のワークを少しずつ進めることで、半年後・直前期に慌てて志望理由をひねり出す事態を避けられます。逆に、まだ専門科目対策に本格的に着手していない方にとっても、志望理由の輪郭が見えてくることで、どの分野を優先して勉強すべきかの判断材料になります。まずは、なぜこの時期に取り組むべきなのかから確認していきましょう。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
目次

なぜ「編入1年1ヶ月前」に志望理由を言語化しておくべきか

大学編入対策の年間ロードマップでは、大学編入の勉強はいつから始めるべきかを解説した記事でも触れているとおり、1年前・半年前といった節目ごとにやるべきことが変わっていきます。1年1ヶ月前は、専門科目の基礎固めがある程度進み、志望校をいくつか絞り込み始める直前の段階にあたります。この時期特有のタスクとして意識しておきたいのが、志望理由の土台作りです。

この時期特有の役割

この時期に志望理由を言語化しておく意味は、志望校を最終的に絞り込む判断材料を手に入れられる点にあります。専門科目の過去問対策が本格化する1年前以降は、勉強時間の大半が問題演習に割かれ、自己分析やゼミ研究にじっくり時間を使う余裕はほとんどなくなります。だからこそ、1年1ヶ月前のこの段階で、自分の関心を掘り下げ、志望校の教員・研究室を調べておくことが重要になります。また、この時期にリサーチを進めておくことで、複数の志望校候補の中から「本当に自分の関心と重なる大学はどこか」を、偏差値や知名度とは別の軸で比較できるようになります。

編入試験の出願書類は、大学によって提出時期にばらつきがあるものの、多くの場合は試験本番の数ヶ月前です。志望理由書の文章そのものを仕上げるのは出願直前でも間に合いますが、その中身となる「なぜこの大学・学部で学びたいのか」という核の部分は、直前になって一から考え始めるには時間が足りません。1年1ヶ月前というタイミングは、専門科目対策との兼ね合いを考えても、腰を据えて自己分析とリサーチに取り組める最後のまとまった期間だと言えます。

言語化を後回しにするリスク

志望理由の言語化を先送りにしたまま専門科目対策だけを進めてしまうと、直前期に志望理由書を書こうとした際、「なぜこの大学なのか」「なぜこの学部・学科なのか」という核心部分が空欄のまま残ってしまいます。面接では志望理由書の内容を掘り下げる質問が頻出するため、付け焼き刃で仕上げた志望理由は、面接官の追加質問にうまく答えられない原因にもなります。特に、志望理由書に書いた内容と実際の受け答えに矛盾があると、準備不足の印象を与えてしまいかねません。

また、専門科目対策と志望理由の言語化を切り離して考えてしまうと、直前期に両方を同時にこなさなければならなくなり、結果としてどちらも中途半端になりがちです。1年1ヶ月前から少しずつ土台を作っておくことで、直前期は文章の推敲や面接練習といった、より完成度を高める作業に集中できるようになります。焦って志望理由をひねり出すのではなく、時間をかけて育てていく感覚で取り組むことが、この時期の基本方針になります。

実際に、直前期になって志望理由書の書き方だけを慌てて調べ始める受験生は少なくありません。文章の型やテクニックはある程度短期間でも身につけられますが、志望理由そのものの中身は付け焼き刃では作れません。時間をかけて集めた自己分析の材料や、ゼミ・研究室のリサーチの積み重ねがあってこそ、面接で深掘りされても揺らがない志望理由になります。

また、編入試験では志望理由書だけでなく、小論文の課題の中で自分の問題意識を論じさせる大学もあります。志望理由の言語化を早めに進めておくと、小論文対策にも良い影響があります。自分の関心の軸がはっきりしていれば、小論文で与えられたテーマに対しても、自分の問題意識と結びつけながら論じやすくなるためです。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

志望理由があいまいなまま専門科目対策・志望校選びを進めるとどうなるか

志望理由がはっきりしないまま編入対策を進めると、専門科目の勉強と志望校選びの両方に影響が出てきます。ここでは、よくある2つのつまずき方を確認しておきましょう。どちらも、多くの受験生が直前期になって初めて気づく落とし穴です。

志望校選びが浮足立つ

「知名度が高いから」「偏差値が上がるから」といった理由だけで志望校を選んでしまうと、出願書類を書く段階になって「この大学でなければならない理由」が説明できず、志望校選び自体をやり直すことになりかねません。自分の学問的な関心が固まっていないまま志望校だけ決めると、後から辻褄合わせの志望理由を作ることになり、内容が薄くなりがちです。面接官は多くの受験生を見ているため、後付けで組み立てられた志望理由と、実体験に基づいた志望理由の違いを見抜くことが少なくありません。

さらに、志望校を複数併願する場合、それぞれの大学に対して「なぜここなのか」を個別に説明できる必要があります。関心の軸が定まっていないと、どの大学に対しても似たような当たり障りのない志望理由になってしまい、併願校ごとの差別化ができなくなってしまいます。志望理由の軸が1本通っていれば、大学ごとの強みに合わせて理由の表現を変えることも自然にできるようになります。

編入試験では、一般入試とは異なり、面接や志望理由書の比重が大きい大学が多く見られます。学力試験の点数だけでは測れない部分を評価しようとしているためで、志望校選びの段階から自分の関心と大学の特色を照らし合わせておくことは、単なる下調べ以上の意味を持ちます。

専門科目や英語の対策は、参考書や問題集を使えばある程度独学でも進められますが、「なぜその大学・学部を志望するのか」という問いに答えを出す作業は、参考書のように決まった正解が用意されているわけではありません。自分の頭で考え、調べ、言葉にしていくという点で、専門科目対策とは異なる種類の準備が求められます。だからこそ、専門科目対策が忙しくなる前のこの時期に、意識的に時間を確保しておく価値があります。

専門科目の勉強がぼやける

編入試験の専門科目は、志望する学問分野によって出題傾向や重視される考え方が異なります。自分がどの分野に関心があるのかがあいまいなままだと、専門科目対策で何を優先して勉強すべきかの軸も定まりません。逆に、志望理由の輪郭がはっきりしていれば、専門科目の中でも特に力を入れるべき単元が見えてきます。大学編入の制度や試験科目を解説した記事でも触れているとおり、編入試験では学びの動機と将来像の一貫性が問われる場面が多く、専門科目対策と志望理由の言語化は本来切り離せない関係にあります。

たとえば、社会科学系の分野に関心があると分かっていれば、専門科目の中でも統計や調査法に関わる単元を優先的に固めておく、といった判断がしやすくなります。逆に、関心の方向性が決まらないまま手当たり次第に勉強を進めてしまうと、時間はかけているのに得点に結びつきにくい、という状態に陥りがちです。

専門科目対策そのものは、多くの受験生が教科書や参考書を使って独学、あるいは予備校の指導を受けながら計画的に進めていきます。勉強方法そのものはある程度確立されている一方で、志望理由の言語化には決まったテキストがなく、自分自身で材料を集めて考え抜く必要があります。だからこそ、専門科目対策と同じくらいの意識を持って、計画的に時間を確保することが求められます。

だからこそ、専門科目の勉強を進めながらも、並行して自己分析とゼミ・研究室リサーチに時間を割く価値があります。どちらか一方を終えてからもう一方に着手するのではなく、両輪として同時に進めていく意識を持つことが、この時期の対策では特に重要になります。次の章から、具体的な進め方を見ていきましょう。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

自己分析の始め方|これまでの学びと違和感を棚卸しする

志望理由を見つける最初のステップは、いきなり志望校について調べることではなく、自分自身のこれまでの学びを振り返ることです。編入を考えるようになったきっかけは、多くの場合、今の環境に対する違和感や物足りなさの中に隠れています。就職活動で使われる自己分析の手法とも重なる部分がありますが、ここでは学問的な関心を掘り起こすことを目的に、3つの方法を組み合わせて進めます。

WHYを繰り返し掘り下げる

「なぜ今の大学・学部に物足りなさを感じるのか」という問いに対して、出てきた答えにさらに「なぜ」を重ねていく方法です。たとえば「授業のレベルが合わない」という答えが出たら、「具体的にどの部分が合わないのか」「他にどんな学び方を求めているのか」と掘り下げていきます。表面的な不満を3〜4段階掘り下げることで、自分でも気づいていなかった学問的な関心が見えてくることがあります。1回目の「なぜ」で出てくる答えは、多くの場合まだ表面的なものです。焦らずに2回目、3回目と掘り下げていくうちに、単なる不満ではなく、自分がどんな学び方・考え方を求めているのかという、より本質的な部分に近づいていきます。

学びの経験を時系列で整理する

高校時代から現在までの授業・課題・レポート・課外活動の中で、自分が特に熱心に取り組んだ内容や、逆にもっと深く学びたいと感じた内容を時系列で書き出してみましょう。具体的な体験に裏付けられた関心は、単なる「興味があります」という言葉よりもはるかに説得力を持ちます。授業だけでなく、部活動やサークル、アルバイト、ボランティアといった課外活動の中で感じた問題意識も、立派な材料になり得ます。学問的な言葉になっていなくても構わないので、印象に残っている出来事はすべて書き出しておきましょう。

周囲に聞く「他己分析」

家族や友人、今の大学の先生に「自分がどんな話をしているときに熱心に見えるか」を聞いてみるのも有効です。自分では当たり前だと思っている関心が、実は他の人から見ると特徴的なものだったと気づくきっかけになります。特に、長い付き合いのある友人や、複数の授業を担当してもらった教員など、自分の変化を継続的に見てきた相手に聞くと、思いがけない指摘をもらえることがあります。

他己分析を頼む際は、漠然と「私の関心について教えて」と聞くよりも、「私がどんな話をしているときに一番楽しそうだったか」「どんな授業やニュースの話をよくしていたか」など、具体的な場面を思い出してもらう聞き方の方が答えやすく、有益な情報を引き出しやすくなります。複数人に同じ質問をしてみて、共通して挙がる話題があれば、それも自分の関心を示す手がかりのひとつです。

出てきた言葉をキーワードとして可視化する

WHYの深掘り・経験の時系列整理・他己分析で出てきた言葉は、バラバラのままにせず、1枚の紙やメモアプリの1ページに書き出して並べてみましょう。複数の方法で出てきた言葉に共通するキーワードがあれば、それが自分の関心の核に近いものである可能性が高いといえます。逆に、1つの方法でしか出てこなかった言葉は、まだ掘り下げが浅いサインかもしれません。何度か読み返し、しっくりくる表現に近づけていく作業を、時間をかけて行いましょう。

自己分析が苦手だと感じる場合のヒント

自己分析に苦手意識を持つ人は少なくありません。うまく言葉が出てこないときは、無理に1人で完結させようとせず、質問形式のワークシートやテンプレートを使ってみるのも一つの方法です。問いに答える形式であれば、白紙から書き出すよりも取り組みやすいことが多く、思考の手がかりになります。また、一度書いた答えが完璧でなくても構いません。後から何度も書き直せることを前提に、まずは手を動かして言葉にしてみることが大切です。

これらの作業を1回で終わらせる必要はありません。以下のようなステップで、数週間かけて少しずつ書き足していくイメージで進めるとよいでしょう。1つの問いに対して1日で答えを出し切ろうとせず、思いついたときにメモを追加していく方が、結果的に厚みのある材料が集まります。

ステップ問い狙い
1. 違和感の洗い出し今の学びで物足りない・合わないと感じる点は何か編入を考えるきっかけを言葉にする
2. WHYの深掘りなぜそう感じるのか、を3〜4回繰り返し問う表面的な不満の奥にある関心を見つける
3. 経験の時系列整理これまで熱心に取り組んだ授業・課題は何か関心の裏付けとなる具体的な体験を集める
4. 他己分析周囲から見た自分の関心・熱意はどこにあるか自己認識と他者評価のズレを確認する
5. 仮の言語化ここまでの答えを1〜2文にまとめると何と言えるか次章のフレームワークにつなげる土台を作る
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

「なぜ編入したいのか」を深掘りする問いのフレームワーク

自己分析で出てきた材料を、志望理由につながる形に整理していきます。ここでは3つの問いを順番に埋めていくフレームワークを紹介します。それぞれの問いに対して、完璧な答えを一度で出そうとせず、まずは仮の言葉を置いてみることから始めましょう。

きっかけとなった違和感を言葉にする

まず、編入を考えるようになった具体的なきっかけを1つのエピソードとして書き出します。抽象的な「もっと学びたい」ではなく、具体的な出来事から書き始めることがポイントです。授業で扱われたテーマに強く関心を持った、レポート課題で調べる中で新しい問いが生まれた、といった具体的な場面を思い出してみましょう。エピソードは1つに絞る必要はなく、複数書き出した上で、後から最も自分の関心を象徴していると感じるものを選んでも構いません。

学びたいテーマを一段階具体化する

次に、そのきっかけから生まれた関心を、学問分野の言葉で一段階具体化します。たとえば「地域の問題に関心がある」という関心であれば、「地域社会学」「都市計画」「地方財政」など、どの学問領域に近いのかを考えてみます。この段階では、正確な学問用語である必要はありません。自分なりの言葉で構わないので、関心のある分野をひとつ具体的な名詞で表現することを目指します。うまく言葉が浮かばない場合は、今の大学の授業名やレポートのテーマ、興味を持って読んだ本や記事のタイトルを手がかりにすると、関連する学問分野が見えてくることがあります。

「なぜこの大学でなければならないか」につなげる

この3段階のフレームワークは、あくまで思考を整理するための道具であり、必ずしもこの順番どおりに一直線に進む必要はありません。行きつ戻りつしながら言葉を調整していくのが自然な進め方です。ここまでの2つの問いで出てきた言葉を、実際に文章にしてみると、次のような形になります。

問い仮の答えの例
きっかけアルバイト先の地域行事に関わる中で、参加者の減少と担い手不足を目の当たりにした
学びたいテーマ(一段階具体化)地域コミュニティの担い手をどう確保するかという、地域社会学や地方行政に近いテーマ
大学とのつながり志望校の教員が同種のテーマで継続的にフィールド調査を行っている

あくまで一例ですが、きっかけ→テーマの具体化→大学とのつながりという3段階を意識するだけで、志望理由の骨格はかなりはっきりしてきます。実際に自分の言葉で埋めてみると、抽象的だった関心が驚くほど具体的な文章になっていくはずです。

関心のある分野が見えてきたら、その分野を学ぶ上で志望校が持つ強みは何かを考えます。ここで初めて、次章以降で解説するゼミ・研究室のリサーチが意味を持ちます。志望校の教員がどんな研究をしているかを知らなければ、「この大学でなければならない理由」を具体的に書くことはできません。逆に言えば、この問いに答えられるようになるまでは、志望理由書の下書きを急いで書き始める必要はないということでもあります。

このフレームワークは、1人で黙々と埋めていくよりも、途中経過を誰かに話してみる方が精度が上がることがあります。言葉にした内容を人に説明してみると、伝わりにくい部分や、自分でも整理しきれていなかった部分に気づきやすくなります。今の大学の友人や先生、家族などに、今考えている志望理由の仮説を話してみて、反応を見ながら言葉を調整していくのもおすすめの方法です。

大学によって学部・学科の名称やカリキュラムの組み方は異なりますが、共通して言えるのは、自分の関心と大学側の学問的な蓄積が重なる部分を見つけることが志望理由の核になるという点です。この重なりが見つかると、志望理由書は「なぜ編入したいか」だけでなく「なぜこの大学のこの学部でなければならないか」まで具体的に説明できるようになり、他の受験生の志望理由書との差別化にもつながります。

なお、この3つの問いは、必ずしも順番どおりに1回で完成させる必要はありません。志望校のシラバスやゼミ・研究室を調べていく中で新しい発見があれば、最初に書いた「きっかけ」や「学びたいテーマ」の言葉を見直しても構いません。自己分析とリサーチは行き来しながら少しずつ精度を上げていくプロセスだと捉えておくと、途中で言葉が変わっても焦らずに進められます。次の章から、その重なりを見つけるための具体的な調べ方を解説します。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

志望校・学部の学問分野を知る|シラバス・カリキュラムの読み方

自分の関心の輪郭が見えてきたら、志望校の学部・学科がどんな学問分野をカバーしているかを調べます。多くの大学は、公式サイトでシラバスやカリキュラム表を公開しており、受験生でも自由に閲覧できる場合がほとんどです。この作業は地味に感じられるかもしれませんが、志望理由の説得力を大きく左右する重要な工程です。

シラバスやカリキュラムを読む作業は、専門科目対策の勉強とは異なり、机に向かって集中して取り組む必要はありません。通学時間やちょっとした空き時間にスマートフォンで眺めるだけでも、少しずつ情報は蓄積されていきます。気になった科目名やキーワードをそのつどメモしておき、後でまとめて整理する形でも十分です。

シラバスで学べる範囲を把握する

シラバスには、各授業の到達目標・扱うテーマ・使用する教科書や参考文献が記載されています。科目名だけでなく授業内容の説明文まで読むことで、自分の関心と重なる授業がどの学年でどれくらい開講されているかが分かります。編入生は3年次からの編入が多いため、3〜4年次に開講される専門科目・ゼミ関連科目を中心に確認するとよいでしょう。同じような科目名であっても、大学によって扱う具体的なテーマや力点は異なるため、複数の志望校のシラバスを並べて読み比べることで、それぞれの大学らしさが見えてきます。

シラバスを読む際は、到達目標や授業内容の説明文だけでなく、成績評価の方法や課題の形式にも目を通しておくと、その授業がどのような学び方を重視しているかが見えてきます。レポート中心か、グループワーク中心か、演習中心かといった違いは、自分に合った学び方を考える上でも参考になります。

カリキュラムの体系から学問の全体像をつかむ

カリキュラム表は、その学部が学問をどのように体系立てて教えているかを示す設計図です。必修科目・選択科目の分かれ方や、コース・専攻ごとの科目の違いを見ることで、大学によって力を入れている領域が異なることが見えてきます。同じ学部名でも大学ごとにカリキュラムの重点は大きく異なるため、複数校を比較しながら読むと違いがつかみやすくなります。たとえば同じ「経済学部」であっても、理論分析に力を入れている大学もあれば、地域や産業に密着した実証研究に力を入れている大学もあり、カリキュラムの構成を見るとその違いが具体的に見えてきます。

シラバス・カリキュラムを読み込む中で、特に気になる科目やテーマが出てきたら、その科目を担当している教員の名前を控えておきましょう。多くの場合、その教員が所属するゼミ・研究室が、次の章で解説するリサーチの出発点になります。この段階でリストアップする教員は、1人に絞る必要はありません。複数の候補を並行して調べていく中で、自分の関心と最も重なる教員が自然と見えてくることが多いためです。

また、シラバスは年度によって担当教員や開講内容が変わることがあります。古い年度のシラバスだけを見て判断しないように、できるだけ最新年度のものを確認するようにしましょう。もし複数年度のシラバスが公開されている場合は、年度ごとの変化を見ることで、その大学が近年どのような分野に力を入れ始めているかという傾向もつかむことができます。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

ゼミ・研究室の調べ方|大学公式サイト・researchmap・論文からのリサーチ手順

編入前の受験生にとって、他大学のゼミ・研究室を外部から調べるのは難しく感じられるかもしれませんが、公開されている情報だけでもかなり具体的なイメージをつかむことができます。ここでは、大学公式サイト・researchmap・論文の3つを組み合わせたリサーチの手順を紹介します。

大学公式サイト・学部案内で研究室一覧を確認する

多くの大学は、学部・学科のページに教員一覧やゼミ・研究室紹介のページを設けています。教員ごとの専門分野・担当科目・研究テーマの一覧を確認し、前章で控えた科目の担当教員がどんな研究をしているかを調べてみましょう。オープンキャンパスで配布される学部案内・パンフレットにも、教員紹介や研究室の活動内容が掲載されていることがあります。研究室によっては独自のウェブサイトやブログを持ち、学生の研究テーマや卒業論文の一覧を公開している場合もあるため、あわせて確認しておくと、その研究室で実際にどんな学びができるのかがより具体的にイメージできます。卒業論文のテーマ一覧は、その研究室で実際に何を学べるかを示す具体例として特に参考になります。

researchmapで教員の研究テーマと業績を調べる

researchmapは、国内の大学・研究機関に所属する研究者情報を横断的に検索できる、国内最大級の研究者データベースです。研究分野や所属機関、研究キーワードから教員を検索でき、経歴・研究キーワード・論文リストなどのプロフィールを閲覧できます。researchmapで教員の研究キーワードと近年の論文タイトルを確認することで、大学公式サイトの紹介文だけでは分からない、その教員が今まさに取り組んでいるテーマを把握できます。教員名で検索してヒットしない場合もありますが、その場合は所属大学・学部名と教員名を組み合わせて検索したり、大学公式サイトに記載されている教員のプロフィールページから直接リンクをたどったりすると見つけやすくなります。

論文・著書に目を通し関心の近さを確かめる

researchmapや大学のリポジトリで見つけた論文は、全文を読み込む必要はありません。まずは要旨(アブストラクト)だけでも目を通し、自分の関心と重なる部分があるかを確認してみましょう。要旨の中に自分の関心と近いキーワードが出てくるかどうかが、その教員のもとで学びたい理由につながる重要な手がかりになります。専門用語が多く難しく感じる論文もありますが、完全に理解できなくても構いません。「どんな問いを立てているか」「どんな対象を扱っているか」の2点だけでも読み取れれば、志望理由の材料としては十分です。

researchmapで見つからない場合の対処法

教員によっては、researchmapのプロフィールをあまり更新していなかったり、そもそも登録していなかったりする場合もあります。researchmapで情報が見つからないからといって、その教員の研究をあきらめる必要はありません。大学リポジトリでの論文検索や、学部・学科の公式サイトに掲載されている業績一覧、着任時のインタビュー記事など、別の情報源をあたってみましょう。複数の情報源を組み合わせることで、researchmap単体では見えてこない研究の全体像がつかめることもあります。

学部のオープン教材やnote等の発信もあわせて参考にする

大学によっては、学部やゼミの公式noteアカウント、広報用のオウンドメディアで、研究内容や学生の活動をわかりやすく紹介している場合があります。論文よりも噛み砕かれた文章で研究テーマが説明されていることが多いため、専門用語に慣れていない段階では、先にこうした発信に目を通してから論文の要旨に進むと理解がスムーズです。ただし、これらはあくまで補助的な情報源であり、志望理由の核になる部分は、公式サイト・シラバス・researchmapといった一次情報から組み立てることを基本にしましょう。

情報源ごとに得られる情報の性質が異なるため、目的に応じて使い分けることが大切です。次の表に、主な情報源とその活用のコツをまとめました。

情報源得られる情報使い方のコツ
大学公式サイト・学部案内教員一覧、担当科目、ゼミ・研究室の概要まず全体を俯瞰し、気になる教員を数名リストアップする
シラバス授業ごとの到達目標・扱うテーマ・参考文献3〜4年次配当科目を中心に、関心と重なる授業を探す
researchmap研究キーワード・経歴・論文リスト教員名で検索し、直近数年の論文タイトルの傾向を見る
論文・著書の要旨研究の具体的な問いや手法全文でなく要旨だけでも目を通し、関心の近さを確認する
オープンキャンパス・個別相談教員や在学生の生の声、研究室の雰囲気事前に調べた内容をもとに、具体的な質問を用意して臨む
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

教員の研究テーマと自分の関心を結びつける「志望理由の種」ノートの作り方

リサーチを進めていくと、気になる教員やテーマが複数見つかってくるはずです。ここで大切なのは、調べた情報をその場限りにせず、後から見返せる形で残しておくことです。せっかく時間をかけて調べても、記録を残さずにいると、数週間後には「なぜその教員が気になったのか」を思い出せなくなってしまいます。

特に、複数の大学を並行して調べている場合、大学ごとにリサーチした内容が混ざってしまいがちです。大学名ごとにページやセクションを分けて記録するようにしておくと、後で志望理由書を書く段階になったときに、どの大学向けにどんな材料を集めていたかがすぐに分かり、混乱を防げます。

ノートを育てていく過程では、最初に気になった教員が徐々に興味の対象から外れていったり、逆に途中で見つけた教員の方が自分の関心に近いと気づいたりすることもよくあります。記録を残しておけば、関心の移り変わり自体もひとつの材料になります。なぜ関心が変わったのかを振り返ることで、自分が本当に学びたいことの輪郭がさらにはっきりしてくることもあります。

気になった教員・研究テーマをストックする

ノートやメモアプリに、大学・学部名、教員名、研究キーワード、気になった理由を1セットにして記録していきましょう。「なぜ気になったのか」を一言添えて記録することで、後から見返したときに自分の関心の傾向がつかみやすくなります。数週間かけて情報を集めていくと、複数の教員に共通するキーワードが見えてくることがあります。この共通するキーワードこそが、自分の学問的な関心の核に近いものである可能性が高く、志望理由の中心的なテーマになっていきます。

自分の関心と接続するメモを残す

教員の研究テーマを記録するだけでなく、そのテーマと自分の学びの経験・違和感がどうつながるのかを、短い文章で書き添えておきます。「自分の経験」と「教員の研究テーマ」を1文で結びつける練習を繰り返すことが、志望理由書の核となる一文を作る準備になります。たとえば「アルバイト先で感じた〇〇という違和感が、この教員の△△という研究テーマとつながる」というように、具体的な言葉で結びつけてみましょう。うまくつながらない場合は、それはその教員との相性が薄いというサインでもあり、他の候補を探す判断材料にもなります。

このノートは、志望理由書を実際に書き始める段階になったときの一次資料になります。1年1ヶ月前の今の時点では、完璧な文章を作る必要はありません。むしろ、複数の候補を残しておき、専門科目対策が進む中で少しずつ絞り込んでいくくらいの気持ちで取り組むとよいでしょう。候補を早い段階で1つに絞りすぎないことも、この時期のポイントです。志望校の選考状況や、自分自身の関心の変化によって、最終的に選ぶ教員・研究室が変わることも珍しくありません。

ノートに記録する項目に決まった形式はありませんが、迷った場合は「大学・学部名」「教員名」「研究キーワード(3つ程度)」「気になった理由」「自分の経験とのつながり」の5項目を基本にすると、後から見返したときに整理しやすくなります。手書きのノートでもスマートフォンのメモアプリでも構いませんので、自分が続けやすい方法を選び、気になった情報をその都度書き足していく習慣をつけましょう。

ノートを定期的に見返すタイミングを決めておく

情報を書き足すだけで終わらせず、2週間に1回程度、まとまった時間を取ってノート全体を読み返す機会を作っておくとよいでしょう。書きためた内容を通して読み返すことで、点在していた情報がつながって見える瞬間があります。読み返すたびに新しい発見や疑問が出てくることも多いため、その場で気づいたことも追記していくと、ノートの精度は少しずつ上がっていきます。専門科目対策の勉強計画に合わせて、たとえば週末や月初めなど、決まったタイミングを決めておくと習慣化しやすくなります。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

オープンキャンパス・個別相談・研究室訪問で直接確かめる

公開情報のリサーチである程度候補が絞れてきたら、可能な範囲で直接情報を確かめる機会も活用しましょう。文字情報だけでは分からない、研究室の雰囲気や教員の人柄を知ることができます。ただし、直接確かめる機会は必須ではなく、あくまで公開情報リサーチを補強する位置づけとして考えておくとよいでしょう。

直接確かめる機会は、志望理由の材料集めだけでなく、入学後のミスマッチを防ぐという意味でも役立ちます。公開情報だけでは伝わらない研究室の雰囲気を事前に知っておくことで、編入後に「思っていた環境と違った」という状況を避けやすくなります。

オープンキャンパス・個別相談を活用する

編入希望者向けの個別相談を実施している大学も多く、在学生や教員に直接質問できる貴重な機会です。事前にシラバスやresearchmapで調べた内容をもとに、具体的な質問を3つ程度用意してから参加すると、限られた時間を有効に使えます。「調べて分かったこと」と「実際に聞いて分かったこと」を分けてメモしておくと、後から志望理由の材料として整理しやすくなります。在学生に対しては、授業の実際の雰囲気やゼミの選び方、編入生がどのように学生生活に馴染んでいるかといった、公式情報では分からない質問をしてみるのもよいでしょう。

質問を準備する際は、次のような切り口で考えると具体的になりやすくなります。

  • 調べた研究テーマについて、直近ではどんな研究に力を入れているか
  • そのゼミ・研究室では、学生はどのようなテーマで卒業論文に取り組んでいるか
  • 編入生が入ってくる場合、履修や単位認定の面で特に気をつけることはあるか

研究室訪問やメール相談のマナー

研究室訪問やメールでの問い合わせを希望する場合は、まず大学の編入学窓口や学部事務に、編入希望者からの問い合わせが可能かどうかを確認するのが基本です。いきなり教員個人に直接連絡を取るのではなく、正規の窓口を通すことがマナーとして求められます。連絡する際は、自分の関心と、なぜその教員・研究室に関心を持ったのかを簡潔に伝えられるよう準備しておきましょう。大学によっては、入試の公平性の観点から、受験生と教員の個別のやり取りを制限している場合もあるため、窓口の案内に従うことが前提になります。

やり取りをした後のフォロー

個別相談や研究室訪問で教員・在学生の話を聞けた場合は、その日のうちに聞いた内容をノートに書き足しておきましょう。記憶が新しいうちに記録しておくことで、公開情報だけでは得られなかった具体的なエピソードを、志望理由の材料として活かせます。窓口を通じて教員に相談に応じてもらった場合は、大学のルールに従って、お礼の連絡が可能かどうかも確認しておくとよいでしょう。

参加できない場合の代替手段

遠方に住んでいる、学業やアルバイトの都合で参加が難しいといった場合は、オンライン説明会やオープンキャンパスの動画アーカイブが公開されていないか確認してみましょう。また、大学によっては編入学生向けの個別相談をオンラインで実施している場合もあります。直接訪問できなくても代替手段で情報は十分補えるため、無理に予定を詰め込む必要はありません。専門科目対策との時間配分を考えると、移動時間のかかる訪問よりも、オンラインで効率よく情報を集める方が合理的な場合も多くあります。

1年1ヶ月前からこの記事の内容に取り組む場合、専門科目対策と並行して進めることになります。目安として、次のようなスケジュール感で進めると無理なく1年前の中間チェックにつなげられます。

時期取り組むこと
1年1ヶ月前(前半)自己分析ワークで違和感・関心を棚卸しし、仮の言語化まで進める
1年1ヶ月前(後半)志望校候補のシラバス・カリキュラムを読み、気になる教員を数名リストアップする
1年前までresearchmap・論文でリサーチを深め、「志望理由の種」ノートを育てる。可能ならオープンキャンパスや個別相談に参加する
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

よくある質問(FAQ)

志望理由はいつまでに固めればよいですか?

大学によって出願時期は異なりますが、多くの場合、出願書類の提出は試験の数ヶ月前です。志望理由書の文章そのものは出願直前まで推敲を重ねて構いませんが、志望理由の核となる関心・軸は編入1年前後の時期までに固めておくと、後の対策がスムーズになります。専門科目の過去問対策が本格化してからでは、自己分析やリサーチにまとまった時間を取ることが難しくなるためです。

興味のある分野が漠然としていて言葉にできません。どうすればいいですか?

最初から明確な言葉にできる人はほとんどいません。この記事で紹介したWHYの深掘りや、これまでの学びを時系列で整理する作業を通じて、漠然とした関心を少しずつ具体的な言葉に近づけていくのが一般的な進め方です。1回で完成させようとせず、数週間かけて書き足していく前提で取り組みましょう。焦って言葉を作ろうとするよりも、材料を集める時間を十分に取る方が、結果的に説得力のある志望理由にたどり着きやすくなります。関心のある本や記事、授業のテーマをいくつか書き出してみるところから始めても構いません。

志望理由書はこの時期(1年1ヶ月前)から書き始めるべきですか?

この時期に重視すべきは、志望理由書という「文章」を仕上げることではなく、その材料となる自己分析とゼミ・研究室リサーチを進めることです。材料が揃っていない段階で文章化を急ぐと、後から内容を大きく書き直すことになりがちです。まずは材料集めに時間を使い、ある程度候補が固まってきた段階で、簡単な下書き程度から少しずつ文章化を始めるとよいでしょう。

ゼミや研究室は編入前に決めておく必要がありますか?

編入前の段階で1つに絞り込む必要はありません。むしろ複数の候補を持っておき、入学後の履修状況や教員との相性を見ながら最終的に選ぶ大学が多いのが実情です。ただし、志望理由書や面接では「この教員・研究室で学びたい」という具体性が説得力につながるため、候補を2〜3人程度に絞ってリサーチを深めておくと安心です。入学後に希望が変わっても、リサーチの過程で得た知識やものの見方は無駄になりません。実際に配属されるゼミ・研究室は、大学ごとの制度(志望調査・成績・面談など)によって決まり方が異なるため、気になる場合は個別相談などで確認しておくとよいでしょう。

researchmapと大学公式サイトはどう使い分ければいいですか?

大学公式サイトは、学部全体の教育方針やカリキュラムなど、大きな枠組みを把握するのに向いています。一方でresearchmapは、教員個人の研究キーワードや直近の論文リストなど、その教員が今まさに取り組んでいる内容を知るのに向いています。まず公式サイトで候補を広げ、researchmapで絞り込むという順番で使うとリサーチが効率的に進みます。両方の情報を突き合わせることで、公式サイトの紹介文だけでは分からない研究の実態が見えてくることもあります。

気になる教員・研究テーマが複数の学部にまたがってしまいます。絞るべきですか?

複数の学問領域にまたがる関心を持つこと自体は自然なことです。無理に1つに絞る前に、なぜ複数の分野に関心を持ったのか、その共通点を言語化してみましょう。共通点が見えてくると学際的なプログラムを持つ学部や、複数分野を横断する研究をしている教員が候補として浮かび上がってくることがあります。焦って1つの学問領域に無理やり当てはめる必要はありません。志望理由書では、複数の関心がどのようにひとつの問題意識につながっているかを説明できれば、むしろ独自性として評価されることもあります。

オープンキャンパスや個別相談に参加できない場合はどうすればいいですか?

参加できないこと自体が不利になるとは限りません。オンライン説明会や動画アーカイブ、大学によってはオンラインでの個別相談を実施している場合もあります。参加できた場合と比べて得られる情報量に差は出ますが、シラバス・researchmap・論文といった公開情報を丁寧に読み込むことでも、十分に志望理由の材料は集められます。移動や日程調整が難しい場合は、無理に参加しようとせず、公開情報のリサーチに時間を割く方が効率的なこともあります。

専門科目対策と志望理由の言語化、どちらを優先すべきですか?

どちらか一方だけを進めるのではなく、並行して取り組むことをおすすめします。専門科目対策に使う時間の合間に、自己分析やゼミ・研究室リサーチを少しずつ進めておくことで、直前期に志望理由書と専門科目の両方に追われる事態を避けられます。1日のうち短時間でも構わないので、コンスタントに取り組むことが大切です。休憩時間や移動時間を使ってresearchmapを眺めるだけでも、少しずつ材料は蓄積されていきます。たとえば平日は専門科目対策を中心に進め、週末の30分だけ志望理由のノートを見直す、といった形で役割分担を決めておくと、無理なく両立しやすくなります。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

まとめ|志望理由は「見つけてから書く」

大学編入の志望理由は、直前期に一気に作り上げるものではなく、編入1年1ヶ月前のこの時期から自己分析とゼミ・研究室リサーチを積み重ねて、少しずつ見つけていくものです。「見つけてから書く」という順番を意識することで、直前期の志望理由書対策・面接対策がぐっと楽になります。専門科目の勉強で忙しい時期だからこそ、この記事で紹介した自己分析やリサーチの作業を、隙間時間を使って少しずつ進めておくことが、後の自分を助けることにつながります。

特に、ゼミ・研究室のリサーチは、他大学の情報を外部から調べるという点で最初はハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、大学公式サイト・シラバス・researchmapといった公開情報を1つずつ丁寧にたどっていけば、決して特別な手段を使わなくても、志望理由の材料は十分に集められます。

編入試験は、専門科目の得点力だけでなく、志望理由書・面接を通じて「なぜ学びたいのか」という動機の一貫性も見られる試験です。この記事で紹介した自己分析とリサーチの手順は、1年1ヶ月前のこの時期に限らず、専門科目対策と並行して繰り返し立ち返ってよいプロセスでもあります。この記事のポイントを振り返っておきましょう。

  • 志望理由の言語化は、専門科目対策が本格化する前の1年1ヶ月前がラストチャンスに近い時期
  • 自己分析はWHYの深掘り・経験の時系列整理・他己分析を組み合わせて進める
  • 「なぜ編入したいか」は、きっかけ→学びたいテーマの具体化→志望校とのつながりの順で掘り下げる
  • シラバス・カリキュラムを読み込み、自分の関心と重なる科目・教員を見つける
  • ゼミ・研究室は大学公式サイト・researchmap・論文の要旨を使って外部からでも調べられる
  • 調べた内容は「志望理由の種」ノートに記録し、自分の関心と教員の研究テーマを結びつけておく
  • オープンキャンパスや個別相談で直接確かめる機会も、可能な範囲で活用する
  • 専門科目対策と志望理由の言語化は切り離さず、隙間時間を使って並行して進める

ここまでの作業は、決して簡単ではありません。自己分析には時間がかかりますし、他大学のゼミ・研究室を外部からリサーチするのは、情報の集め方が分からず戸惑う人も多い作業です。何をどこまで調べればよいのか、自分の関心の言語化がこれで合っているのか、一人で進めていると不安になる場面も出てくるはずです。専門科目対策の進み具合によっては、志望理由の言語化にまとまった時間を割くこと自体が難しく感じられる時期もあるかもしれません。それでも、1年1ヶ月前のこのタイミングで少しずつ手をつけておくことが、専門科目対策に追われる直前期の自分を大きく助けてくれます。一人でリサーチと言語化を進めるのが難しいと感じた場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。大学編入コースでは、志望理由の言語化から専門科目対策まで、この時期特有の課題に合わせた個別サポートを行っています。1人で抱え込まず、必要に応じて第三者の視点を借りながら、志望理由という土台をじっくり時間をかけて育てていきましょう。次回は、編入1年前の中間チェックとして、年間計画の見直しと過去問対策の始め方を解説します。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

目次