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【中学生向け】旭川高専入試対策|募集要項・偏差値・面接まで徹底解説

旭川高専(旭川工業高等専門学校)の入試対策は、令和8年度(2026年度)入学から学科が4学科から5学科へ全面的に刷新されたことを踏まえたうえで、推薦による選抜・学力検査による選抜という2つの選抜方式の違いを理解し、志望学科の決め方・調査書(内申点)の位置づけ・5教科の学力検査対策を早い時期から並行して進めることが合格への近道です。旭川高専は北海道旭川市にある国立の高等専門学校(高専)で、中学校卒業後の15歳から5年間、実践的な工学教育を受けられる教育機関です。「高専とは何か」を一言で表すと、高校3年間と大学(短期大学)2年間相当を接続した、実践力重視の理系専門学校という位置づけになります。
この記事では、旭川高専を目指す中学生本人とその保護者に向けて、学科構成・募集定員といった基本情報から、推薦による選抜と学力検査による選抜それぞれの出願資格・志望学科の決め方、偏差値と内申点の目安、面接対策、5教科の学力検査への取り組み方、出願から合格発表までのスケジュールまでを、学校公式サイトで確認できる一次情報を中心に整理しました。
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旭川高専は2026年7月に記者発表を行い、AI・デジタル情報工学科、ロボット・システムデザイン工学科、半導体・電気情報通信工学科、エネルギー・機械デザイン工学科、化学・生命工学科という5つの新学科を2026年度入学者から設置しました。学科名が大きく変わったことで、旧学科時代の偏差値や倍率のデータをそのまま新学科に当てはめられないという、他の高専にはない注意点があります。本記事ではこの学科改組の影響についても整理します。
偏差値や内申点の具体的な数値については、学校が公式に発表していない情報も多く含まれます。本記事では、学校公式サイトで確認できる情報と、民間の教育情報サイトが公開している推計値とを明確に区別して紹介します。数値をそのまま鵜呑みにせず、必ず最新の学生募集要項と合わせて確認する姿勢を大切にしてください。中学2年生・3年生のどちらの段階で本記事を読んでいたとしても、今日から始められる対策は必ずあります。
旭川高専の基本情報(所在地・学科・定員)
旭川高専とはどんな学校か
旭川高専(旭川工業高等専門学校)は、北海道旭川市春光台にキャンパスを置く国立の高等専門学校です。1962年(昭和37年)、全国に高専制度が創設された初年度に設置された「一期校」のひとつで、60年以上にわたり北海道の技術者教育の拠点として多くの人材を産業界に送り出してきました。中学校を卒業したばかりの15歳から、5年間にわたって工学の専門教育を受けられる高等教育機関で、高校のように一般科目だけを学ぶのではなく、低学年のうちから専門科目にも触れながら、ものづくりの実践力を養う点が最大の特徴です。校則は自学自習を基本とした自由な校風ですが、その分、自らを律し自主的に思考し行動する学習習慣が求められる学校でもあります。
卒業後は就職のほか、旭川高専の専攻科や国公立大学への編入学など、幅広い進路を選べることも高専の魅力として知られています。科学技術やものづくりへの関心があり、それを活かして社会に貢献したいと考えている中学生にとって、進路の選択肢として検討する価値のある学校だといえるでしょう。
2026年度から学科が全面刷新された
旭川高専は2025年7月14日に記者発表会を開催し、2026年度(令和8年度)入学者から学科を全面的に改組することを明らかにしました。従来の機械システム工学科・電気情報工学科・システム制御情報工学科・物質化学工学科という4学科体制を廃止し、AI・デジタル情報工学科、ロボット・システムデザイン工学科、半導体・電気情報通信工学科、エネルギー・機械デザイン工学科、化学・生命工学科という5学科体制へと刷新しています。学科名に「半導体」「AI」「ロボット」といった語が入る点が旭川高専の新体制の大きな特徴で、社会のニーズに対応した人材育成を掲げていることが、公式サイトの記者発表資料からも読み取れます。
各学科の入学定員は32名で、5学科合計の入学定員は160名です。旧4学科時代も各学科定員40名の合計160名だったため、学校全体の入学定員そのものは改組の前後で変わっていませんが、1学科あたりの定員は40名から32名へ縮小し、その分学科の選択肢が4つから5つへ増えた形です。これから受験する中学生にとっては、旧学科時代の倍率や偏差値のデータをそのまま新学科に当てはめることはできない点に注意が必要です。年度ごとの正確な学科構成・定員は、必ず学校公式サイトの最新の学生募集要項で確認してください。
新5学科で学べる内容
5つの新学科は、それぞれ旧学科の学びの流れを引き継ぎながら再編成されています。志望学科を選ぶ際は、偏差値や倍率といった数字だけでなく、実際にどのような内容を学び、卒業後にどのような進路があるのかを具体的にイメージしておくことが大切です。
| 学科名(2026年度入学以降) | 学ぶ内容の一例 |
|---|---|
| AI・デジタル情報工学科 | AI・データサイエンス・プログラミングを中心とした情報技術。学ぶ内容の約7割が情報関連の科目で、コンピュータやプログラミングに触れながら学習を進める |
| ロボット・システムデザイン工学科 | 機械・電気・制御の知識を組み合わせ、ロボットなどのシステムをデザインし制御する技術。ものづくりの実践を重視 |
| 半導体・電気情報通信工学科 | 電気・電子の知識を活かし、半導体を「つかう・つくる」技術を実習で学ぶ。次世代半導体人材の育成を掲げる新設学科 |
| エネルギー・機械デザイン工学科 | 熱や流体、材料の強さといった機械工学の基礎を学び、再生可能エネルギーや脱炭素社会に貢献する設計力を養う |
| 化学・生命工学科 | 化学と生物学を基盤に、新素材・バイオテクノロジー・環境問題など持続可能な社会に関わる技術を学ぶ |
公式サイトのAI・デジタル情報工学科の紹介ページでは、プログラミングの基礎やコンピュータの仕組みから始まり、AIの仕組みやデータの分析方法、IoTやセンシング技術へと段階的に学びを深めていく構成が説明されています。実験や演習の授業を多く取り入れ、AIモデルの作成やネットワークの構築など、手を動かしながら実践的に学べる点も特徴として紹介されています。全学科で入学者に求める人物像として「未知のことにチャレンジする人」という共通の姿勢が掲げられており、中学生の時点で将来の職業まで明確に決まっていなくても、興味関心を軸に学びながら専門性を深めていける環境だといえます。
卒業後の主な進路
入試対策を考えるうえでも、卒業後にどのような進路があるのかを知っておくと、志望動機を具体化しやすくなります。学校公式のQ&Aによると、旭川高専の卒業生は就職する者がおよそ6割、進学する者がおよそ4割とされています。就職では本州企業へ進む割合が高い一方、道内企業に就職する卒業生もおり、求人倍率は例年20倍を超える水準で推移しているとされ、就職を希望する生徒のほぼ全員が内定を得ている状況が紹介されています。進学を選ぶ場合は、旭川高専の専攻科(本科修了後にさらに2年間学ぶ課程)に進むか、工学系の国公立大学へ編入学(主に3年次)するケースが中心で、高専卒業者の受け入れに積極的な長岡技術科学大学・豊橋技術科学大学への進学者が多い傾向にあります。就職と進学のどちらの道を選ぶとしても、高専で培った専門知識と実践力が土台になる点は共通しています。
旧学科と新学科の対応関係
2025年度以前に入学した在校生は旧学科(機械システム工学科・電気情報工学科・システム制御情報工学科・物質化学工学科)に在籍しており、公式サイトの学校紹介Q&Aなど一部のページには、まだ旧学科の説明が残っている場合があります。志望学科を検討する際は、自分が受験するのは2026年度以降入学者向けの新5学科であることを意識し、資料の年度表記を必ず確認してください。
学生生活とサポート体制
旭川高専の学生総数はおよそ700名台で推移しており、民間の高専受験情報サイトによると女子学生の比率はおよそ2割弱とされています。部活動の一環として活動する「ロボット・ラボラトリ」は、高専ロボコン全国大会に長年連続で出場している実績があり、ものづくりへの情熱を持つ生徒が学科の垣根を越えて活動できる環境が整っています。運動部・文化部も幅広く設置されており、勉強と部活動を両立させながら5年間を過ごす生徒が多いのも高専らしい特徴です。
学習面でつまずいた場合のサポート体制も整えられています。旭川高専には修学支援室があり、専門科目の学習でつまずいた際の相談や、合理的配慮の提供にも対応しています。高専は専門科目の難易度が高いというイメージを持たれがちですが、公式サイトのQ&Aでは、中学卒業時点からの初歩的な内容から段階的に学んでいく設計になっており、日々の予習・復習を心がけていれば過度に恐れる必要はないと説明されています。遠方から進学する生徒のための学生寮(明誠寮)も用意されており、通学が困難な場合の選択肢として検討できます。
所在地とアクセス
旭川高専の所在地は北海道旭川市春光台2条2丁目1-6です。公共交通機関を利用する場合、道北バスの29番(大町経由)または30番に乗車し「高専前」停留所で下車すると徒歩1分、JR旭川駅からのバス所要時間は約25分です。学校公式のQ&Aページでも同じアクセス方法が案内されており、公共交通機関でも通いやすい立地にあります。オープンキャンパスや学校説明会に参加する際は、当日の交通手段とあわせて所要時間を確認しておくと安心です。
入試方式の全体像(推薦選抜・学力選抜)
旭川高専の3つの選抜方式
旭川高専の入試には、大きく分けて「推薦による選抜」「学力検査による選抜」「帰国生徒特別選抜」の3つの方式があります。推薦による選抜は、中学校長の推薦を受けた生徒が、個人調査書(内申点)と面接を通じて総合的に評価される選抜方式です。学力検査による選抜は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科の学力検査と個人調査書を総合的に判定する選抜方式で、旭川高専に限らず全国51の国立高専が同じ日程・同じ形式の統一学力検査を実施しています。解答はマークシート方式で行われるため、記述式の公立高校入試とは出題・解答の形式が大きく異なります。
帰国生徒特別選抜は、保護者の海外勤務などにともなって海外で教育を受けた生徒を対象とした選抜方式です。学校公式のQ&Aによれば、海外在住期間が中学校に相当する課程で通算2年以上の帰国者などが対象となり、学力検査(数学・理科・英語の3教科)・個人調査書・作文・面接の総合判定で選考されます。通常の推薦選抜には作文(小論文)は課されておらず、作文が必要になるのは帰国生徒特別選抜のみという点は、志望動機の準備をするうえで押さえておきたいポイントです。
| 選抜方式 | 主な評価要素 | 実施時期の目安 |
|---|---|---|
| 推薦による選抜 | 個人調査書+面接(約15分) | 1月 |
| 学力検査による選抜(一般学力・複数校志望) | 5教科の学力検査(マークシート)+個人調査書 | 2月 |
| 帰国生徒特別選抜 | 学力検査(数学・理科・英語)+個人調査書+作文+面接 | 2月(学力選抜と同日程) |
推薦による選抜とは
推薦による選抜で入学した場合、合格した学科に配属されます。学力検査を課さない代わりに、中学校での学習の積み重ねと人物面が重視される選抜方式だと理解しておくとよいでしょう。学校公式のQ&Aでは、推薦選抜の評価方法について「入学者の選抜は、面接及び個人調査書の総合判定により行います」と説明されており、面接は志望動機などを問う15分程度のものとされています。作文や小論文は課されていない点が、他の一部の高専の推薦選抜と異なる旭川高専の特徴です。
推薦選抜は、中学校長の推薦を受けられる人物であることが前提になるため、進路希望を早い段階で担任の先生に伝え、日頃の学校生活の中で信頼関係を築いておくことも実務的には大切なポイントです。学力検査という一発勝負の要素がない分、3年間の積み重ねがそのまま評価に直結しやすい選抜方式だといえます。
学力検査による選抜とは(一般学力・複数校志望)
学力検査による選抜には、大きく分けて2つの出願区分があります。ひとつは旭川高専のみを受験する「一般学力選抜」で、公立高校との併願は可能ですが本校への入学を優先する扱いになります。もうひとつは、北海道内の旭川・函館・苫小牧・釧路の4つの国立高専を対象とした「北海道内4高専複数校志望受験制度」を利用する方法です。この制度を利用すると道内4高専の複数の学科に併願できますが、公立高校とは併願できても、複数の高専に同時合格することはできず、志望順位が上位の高専の合格が優先される仕組みです。函館高専の公式サイトでも同じ制度への言及があり、道内の国立高専が共通して運用している仕組みであることがわかります。
専願・併願の考え方
学力検査による選抜では、旭川高専を第一志望とする受験者に「入学意思確認書」の提出が求められる場合があります。学校公式のQ&Aによれば、入学意思確認書は点数化されるものではありませんが、「合否ギリギリのライン上にいる志願者には有利に働く可能性がある」と説明されています。入学意思確認書を提出した場合は必ず入学することが前提とされるため、家庭内で入学の意思をどの程度固めているか、早めに共有しておくことが大切です。
一方で、旭川高専は北海道の公立高校との併願も可能です。学校公式のQ&Aでは、旭川高専の入学手続きの締め切りを北海道公立高校の合格発表日の午後3時に設定しているため、公立高校の合否を確認したうえで旭川高専への入学手続きができる、と説明されています。北海道外の中学生の場合は、居住する都府県の公立高校の入試日程を個別に確認しておく必要があります。
募集定員と志望学科の選び方
5学科の募集定員
2026年度入学以降の旭川高専は、5学科それぞれ入学定員32名、合計160名という体制です。推薦による選抜の募集人員は、旧学科時代は各学科とも入学定員の60%程度とされていました。新5学科でも推薦枠と学力検査枠のおおよその配分は同じ考え方が踏襲される可能性が高いですが、学科ごとの正確な人数配分は年度によって変わるため、必ず最新の学生募集要項で確認してください。
| 学科名(2026年度入学以降) | 入学定員 |
|---|---|
| AI・デジタル情報工学科 | 32名 |
| ロボット・システムデザイン工学科 | 32名 |
| 半導体・電気情報通信工学科 | 32名 |
| エネルギー・機械デザイン工学科 | 32名 |
| 化学・生命工学科 | 32名 |
| 5学科合計 | 160名 |
志望学科は何校まで書けるか
旭川高専の推薦による選抜では、第1志望に加えて第2志望の学科まで指定できます(出願後の志望学科の変更は認められません)。第1志望が不合格でも、条件を満たせば第2志望の学科で合格になる可能性があるという制度です。学力検査による選抜では、旭川高専内で志望順位をつけられる学科数がさらに多く設定されており、5学科体制になったことで、単独志望の場合でも複数の志望順位を登録しやすくなったと考えられます。ただし志望順位制度の詳細な運用(第何志望まで登録できるか)は年度により変わる可能性があるため、出願前に必ず学生募集要項の該当箇所を確認してください。
北海道内4高専複数校志望受験制度の仕組み
北海道内4高専複数校志望受験制度を利用すると、旭川・函館・苫小牧・釧路の道内4高専の学科に、通常の単独志望よりも多くの志望順位を登録して併願できます。この制度で出願する場合は専願として扱われ、合格した高専には必ず入学することが前提になります。複数の高専に同時に合格することはできず、志望順位が上位の高専の合格が優先して決定される点は必ず理解しておく必要があります。道内で高専進学を検討しているものの、旭川高専以外の選択肢も視野に入れたい家庭にとっては、リスクを分散できる北海道ならではのメリットといえるでしょう。
オープンキャンパス・学校説明会の活用
旭川高専では例年、中学生とその保護者を対象としたオープンキャンパスや学校説明会が開催されています。実際にキャンパスへ足を運び、実習設備や在校生の様子を見学することで、学科紹介ページの文章だけでは伝わりにくい学びの雰囲気をつかむことができます。遠方に住んでいて来校が難しい場合でも、オンラインでの説明会が実施されることがあるため、公式サイトのお知らせを定期的にチェックしておくとよいでしょう。開催時期や参加方法は年度によって変わるため、最新の案内を公式サイトで確認してください。
志望学科の決め方のポイント
志望学科を決める際は、偏差値や倍率だけでなく、実際に何を学び、卒業後にどのような進路があるのかを具体的にイメージすることが重要です。旭川高専の公式サイトでは学科ごとに「入学者に求める能力と適性」(アドミッション・ポリシー)が公開されており、AI・デジタル情報工学科では「AIとデジタル情報技術について学びたい人」「情報に興味を持ち、未知のことにチャレンジする人」といった観点が示されています。オープンキャンパスや学校説明会に参加して、実際の授業や設備、在校生の様子に触れたうえで、最終的な志望順位を固めていくとよいでしょう。学科間の転科は、成績が優秀であることなど一定の条件を満たした場合に認められることがありますが、本人の希望だけで自由に変更できるものではない、と学校公式のQ&Aで説明されています。
偏差値の目安(民間推計である旨を明示)
旭川高専の偏差値はどのくらいか
民間の教育情報サイト「みんなの高校情報」によれば、旭川工業高等専門学校の偏差値は61(2026年度版)とされ、北海道内346件中45位、北海道内の国立高専9件中5位という位置づけで紹介されています。同サイトは偏差値について「模試運営会社から提供頂いたものを掲載しております。(中略)教育内容等の優劣をつけるものではございません。あくまで、参考としてご活用ください」と明記しています。偏差値は学校が公式に発表している数値ではなく、模試を運営する民間企業のデータに基づく参考値である点を、必ず踏まえたうえで活用してください。
別の高専受験専門サイトでは、旧学科時代(2024年時点)の旭川高専の偏差値を62としているものもあり、調査時点や運営会社によって多少の差があります。2026年度入学から学科名が一新されたため、新5学科それぞれの偏差値が独自に算出されるのはこれからのデータ蓄積を待つ必要があるという点も、他の高専にはない旭川高専特有の事情です。学科名だけで単純に検索しても、旧学科時代の情報しか見つからない場合があることは念頭に置いておきましょう。
近隣の高専・高校との比較
「みんなの高校情報」の2026年度版データでは、旭川高専と同じ偏差値61の学校として、公立の旭川西高等学校や、同じ道内国立高専の釧路工業高等専門学校が挙げられています。函館工業高等専門学校や苫小牧工業高等専門学校は63、旭川市内の公立校では旭川東高等学校が66、旭川北高等学校が63という水準です。
| 学校名 | 偏差値の目安(民間サイト調べ) | 設置区分 |
|---|---|---|
| 旭川東高等学校 | 66 | 公立高校 |
| 函館工業高等専門学校 | 63 | 国立高専 |
| 旭川北高等学校 | 63 | 公立高校 |
| 苫小牧工業高等専門学校 | 63 | 国立高専 |
| 旭川西高等学校 | 61 | 公立高校 |
| 釧路工業高等専門学校 | 61 | 国立高専 |
| 旭川工業高等専門学校(旭川高専) | 61 | 国立高専 |
高専の偏差値は、普通科高校の偏差値とは意味合いが少し異なる点にも注意が必要です。高専を受験する生徒は、卒業後の進路として技術者やエンジニアを志向する理系傾向の強い層が中心であるため、単純な数値の大小だけで難易度を比較するのは適切ではありません。学力検査では数学・理科・英語に2倍の傾斜配点が設けられているとする第三者サイトの情報もあり(詳細は後述)、偏差値だけでなく、科目ごとの得意・不得意も含めて対策を組み立てることが重要です。
もうひとつ注意したいのは、前述のとおり2026年度入学から学科が全面的に刷新された点です。民間サイトが示す偏差値61という数値は、模試を受けた中学生が志望校として旧学科を選んだ時期のデータを含んでいる可能性が高く、新5学科それぞれの人気度や難易度が、旧4学科の傾向とまったく同じになるとは限りません。半導体やAIといった注目分野を冠した学科が新設されたことで、志望者が特定の学科に集中し、結果として学科ごとの倍率や実質的な難易度に差が生まれる可能性も考えられます。偏差値という一つの指標に頼りすぎず、学科ごとの倍率や合格実績の最新情報にも目を配るようにしてください。
面接で研究計画を、どう説明しますか?
志望研究科の出題傾向をもとに、想定質問と回答の組み立て方をプロ講師が一緒に整理します。
- 志望研究科別の想定質問と回答を一緒に準備
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
- 志望校が決まっていなくてもOK
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(費用は一切かかりません)
内申点(調査書)の基準と対策
推薦選抜の出願資格(内申点の条件)
旭川高専の推薦による選抜には、内申点に関する明確な出願資格が学校公式サイトのQ&Aで示されています。次の①〜④のすべての条件を満たす必要があります。①中学校卒業見込みであること、②以下のいずれかの学業成績の条件を満たすこと、③旭川高専への入学意思が特に固いこと、④人物が優れ学校長が責任をもって推薦できること、の4点です。②の学業成績の条件は3パターンのいずれかを満たせばよい設計になっており、中学3年間の総合的な評定だけでなく、3年生時点の評定や数学の評定を重視するルートも用意されています。
| パターン | 条件 |
|---|---|
| パターン1 | 中学3年間の9教科評定合計が105以上、かつ主要5教科(国語・社会・数学・理科・英語)評定合計が60以上 |
| パターン2 | 第3学年の9教科評定合計が35以上、かつ主要5教科評定合計が20以上 |
| パターン3 | 中学3年間の数学の評定が各学年で4以上、かつ第1・第2学年の評定合計をそれぞれ2倍、第3学年の評定合計を3倍した数の総和が236以上 |
この基準は学校公式のQ&Aページに掲載されている内容で、民間の高専受験情報サイトが伝える最近の年度の情報とも同じ基準が確認できます。ただし出願資格は年度により見直される可能性があるため、実際に出願する年度の学生募集要項で必ず最新の基準を確認してください。パターン3のように数学の評定を重視するルートがあることは、理数系が得意な生徒にとって有利に働く可能性がある独自の制度だといえます。
学力選抜で求められる内申点の目安
学力検査による選抜では、推薦選抜のような明確な出願資格としての内申点基準はありません。学校公式のQ&Aでは「学力選抜の合否判定は、学力検査の成績、個人調査書及び入学意思確認書の総合判定により行っており、内申点が一概にどのランクであれば必ず合格するとは言えません」としたうえで、「学力選抜により合格した入学者のここ数年の状況を見ると、Cランク、Dランクの比率が高いようです」と説明しています。内申点が特に高くなくても、学力検査の得点次第で合格の可能性は十分にあると読み取れる、貴重な公式コメントです。
一方で、民間の高専受験専門サイトの中には、調査書(内申点)の配点例として、国語・社会・数学・理科・英語の3か年評定を2倍、音楽・美術・保健体育・技術家庭の3か年評定をそのままの重みで合計し、210点満点とする例を紹介しているものがあります。学校公式サイト(HTML)では年度別の詳細な配点までは確認できなかったため、本文では「民間の高専受験情報サイトが伝える配点例」として紹介し、実際の配点は必ず出願年度の学生募集要項で確認するようにしてください。
内申点対策としてできること
推薦選抜を視野に入れる場合は、中学1年生の段階から定期テストや提出物にコツコツ取り組み、9教科の評定を安定させておくことが土台になります。特に主要5教科は推薦・学力どちらの選抜でも重視される傾向があるため、苦手科目を作らないことが遠回りのようで実は近道です。学力選抜が第一志望の場合でも、内申点が総合判定の一要素である以上、日々の学習を疎かにする理由にはなりません。中学3年生になってから慌てないよう、早い段階から学習習慣を整えておくことをおすすめします。
具体的には、定期テストの得点だけでなく、授業態度・提出物の期限厳守・実技教科への取り組みも評定を左右する要素です。パターン3のように数学の評定を重視するルートを狙うのであれば、中学1年生から数学の評定を4以上で安定させる必要があるため、早期に苦手分野をつぶしておく計画性が求められます。逆にいえば、中学3年生になってから急に評定を大きく引き上げるのは簡単ではないため、中学1・2年生のうちに評定の土台を作っておくことが、推薦・学力どちらの選抜にも通じる共通の準備になります。定期テストの復習ノートを作る、提出物を後回しにしない、といった基本的な習慣の積み重ねが、結果的に内申点対策の近道になります。
推薦選抜の面接対策
面接の形式と所要時間
旭川高専の推薦による選抜における面接は、学校公式のQ&Aによれば志望動機などを問う15分程度の個人面接とされています。前述のとおり、旭川高専の通常の推薦選抜には作文(小論文)は課されておらず、個人調査書と面接の総合判定で合否が決まる点が特徴です。面接の準備に多くの時間を割ける分、志望動機や入学後に学びたいことを自分の言葉で語れるように準備しておくことが、他の高専以上に重要になります。
面接で聞かれやすい観点
面接では、なぜ旭川高専を志望するのか、5学科のうちどの学科で何を学びたいのか、入学後にどのような技術者になりたいのかといった、志望動機や将来像に関する質問が想定されます。旭川高専の公式サイトでは学科ごとにアドミッション・ポリシー(入学者に求める能力と適性)が公開されており、たとえば半導体・電気情報通信工学科であれば半導体技術への関心、化学・生命工学科であれば化学や生物分野への関心が問われる観点として示されています。志望する学科のアドミッション・ポリシーを事前に読み込み、自分の興味関心と結びつけて説明できるように準備しておくと、面接での受け答えに一貫性が生まれます。
推薦選抜の出願意思の重要性
推薦による選抜の出願資格には「本校への入学意思が特に固いこと」という条件が含まれています。推薦選抜は学力検査を課さない分、中学校長の推薦を受けるに値する人物であるかどうかが重視される選抜方式です。面接の場でも、旭川高専で学びたいという意思の強さや、入学後の学校生活への具体的なイメージを持てているかどうかが評価される可能性があります。家庭内で早めに志望理由を言語化し、模擬面接などを通じて自分の言葉で話せるように練習しておくとよいでしょう。
面接準備のスケジュールの立て方
面接対策は、出願直前になって慌てて始めるよりも、中学3年生の夏から秋にかけて少しずつ準備を進めておくほうが、当日落ち着いて話せるようになります。まずは志望動機を紙に書き出し、家族や中学校の先生に読んでもらってフィードバックを受けることから始めるとよいでしょう。中学校の先生は調査書や推薦書の作成も担当するため、早い段階から進路希望を伝えておくと、書類の準備もスムーズに進みます。オープンキャンパスや学校説明会に参加した経験も、面接での説得力のある回答材料になります。丸暗記した回答をそのまま話すのではなく、自分の経験や興味関心と結びつけて、自分の言葉で語れるように練習を重ねることが大切です。
学力選抜(5教科)の対策法
学力検査の科目と形式
学力検査による選抜では、国語・社会・数学・理科・英語の5教科が課されます。旭川高専に限らず、全国51の国立高専が同じ日程・同じ内容の統一学力検査を実施しており、解答はマークシート方式で行われます。公立高校入試の記述式問題とは出題・解答形式が大きく異なるため、早い段階からマークシート形式の過去問に慣れておくことが対策の第一歩になります。学校公式のQ&Aでは、国立高等専門学校機構のWebサイトから過去3年分の入試問題と解答をダウンロードできると案内されています。
配点の考え方(民間サイトの情報)
複数の民間の高専受験情報サイトが伝えるところによると、旭川高専の学力検査には数学・理科・英語に2倍の傾斜配点が設けられているとされています。具体的には、国語100点・社会100点はそのままの配点である一方、数学・理科・英語はそれぞれ100点満点の得点を2倍にした200点として扱われ、学力検査の合計は800点満点になるという配点例です。これに個人調査書210点満点を加えた総合計1,010点満点で合否が判定される、という説明が複数の民間サイトで一致して紹介されています。
| 科目 | 配点(民間サイトが伝える例) |
|---|---|
| 国語 | 100点 |
| 社会 | 100点 |
| 数学 | 200点(2倍の傾斜配点) |
| 理科 | 200点(2倍の傾斜配点) |
| 英語 | 200点(2倍の傾斜配点) |
| 学力検査 合計 | 800点 |
| 個人調査書(内申点) | 210点 |
| 総合計 | 1,010点 |
この配点例は学校の公式サイト(HTML)上では年度別に確認できておらず、複数の民間の高専受験情報サイトが伝える情報である点に注意してください。旭川高専の学力検査による選抜が全国統一のマークシート試験である以上、配点の考え方が大きく変わる可能性は低いと考えられますが、実際に出願する年度の学生募集要項で必ず最新の配点を確認するようにしてください。もしこの傾斜配点が実際の年度でも維持されているとすれば、数学・理科・英語の得点力が合否に直結しやすい構造だといえます。
科目ごとの対策の考え方
傾斜配点が実際に採用されているとすれば、数学・理科・英語の3教科を重点的に対策することが得点効率の面で理にかなっています。高専の数学・理科の入試問題は、公立高校入試と比べて思考力や計算力を問う問題が多い傾向があるとされ、単なる暗記では対応しづらい面があります。国立高等専門学校機構のWebサイトで公開されている過去問を繰り返し解き、出題形式や時間配分に慣れておくことが有効です。英語についても、リスニングの有無や長文の分量など、公立高校入試との違いを事前に把握したうえで対策を進めるとよいでしょう。国語・社会は配点こそ100点ずつと控えめですが、総合計1,010点の中の一部として合否に影響することに変わりはないため、手を抜かずに基礎を固めておくことをおすすめします。
教科ごとの対策の進め方
数学は、公立高校入試よりも計算の正確さとスピード、そして単元をまたいだ複合的な思考力が求められる傾向があります。マークシート方式のため部分点は期待できず、途中式が合っていても最終的な選択肢を誤ると得点にならない点も意識しておく必要があります。理科は物理・化学・生物・地学の各分野から幅広く出題されるため、苦手分野を作らず基礎知識を満遍なく固めておくことが得点の安定につながります。英語は語彙力と読解のスピードに加えて、高専の出題傾向に慣れておくことが重要です。数学・理科・英語は配点例のうえで重みが大きいとされる3教科であり、日々の学習時間の配分を工夫する価値がある科目群といえます。
国語・社会も総合1,010点の一部を構成する以上、対策を怠ってよい理由にはなりません。国語は選択式の問題形式に慣れておくこと、社会は地理・歴史・公民の基礎知識を漏れなく押さえておくことが、限られた時間の中で効率よく得点する鍵になります。5教科すべてをバランスよく仕上げつつ、配点が大きいとされる教科により多くの時間を配分するという優先順位づけが、学力検査対策の基本的な考え方です。
合格に必要な得点感(旧学科・参考値)
民間の高専受験情報サイトが公開している旧学科時代(2023年度実施)の合格者データによると、総合1,010点満点のうち、学科によって最高点は906〜912点、最低点は450〜498点、平均点は609〜706点だったとされています。この数値は旧4学科時代の参考値であり、2026年度以降の新5学科にそのまま当てはまるとは限らない点に注意してください。それでも、満点の半分をやや上回る程度の得点でも合格者が出ていたという事実は、過度に不安を感じすぎず、着実に得点を積み上げる姿勢が大切であることを示しています。
出願スケジュールと当日の流れ
出願方法の基本
旭川高専の出願はWeb出願システムを通じて行います。学校公式サイトでは、出願前に「Web出願マニュアル」を確認したうえで手続きを進めるよう案内されており、検定料はWeb出願サイト上で支払う仕組みです。民間の高専受験情報サイトの情報によれば、検定料は推薦・学力いずれの選抜でも16,500円とされています(別途振込手数料等が必要な場合があります)。推薦による選抜で合格内定にならなかった場合、あらためて学力検査による選抜に出願し直す必要があるかどうかは年度により運用が異なる可能性があるため、出願前に募集要項の該当箇所を必ず確認してください。
令和8年度入学者選抜の日程(参考)
2026年度(令和8年度)入学者を対象とした本科の選抜では、学校公式サイトにWeb出願の事前手続期間が案内されていました。推薦による選抜は2025年12月8日から2026年1月8日16時まで、学力検査による選抜は2025年12月8日から2026年1月23日16時までが、それぞれの事前手続期間とされています。推薦による選抜はおおむね1月に、学力検査による選抜はおおむね2月に実施されるという大まかな流れは、複数年度の情報を見ても比較的安定しています。
| 選抜方式 | Web出願事前手続期間(2026年度入学者選抜・参考) |
|---|---|
| 推薦による選抜 | 2025年12月8日(月)〜2026年1月8日(木)16:00 |
| 学力検査による選抜 | 2025年12月8日(月)〜2026年1月23日(金)16:00 |
本記事執筆時点(2026年9月)では、これから受験を迎える2027年度(令和9年度)入学者選抜の本科の詳細な日程は、旭川高専の公式サイトにまだ掲載されていませんでした。上記の日程はあくまで前年度の実績であり、実際に出願する年度の日程とは異なる可能性があります。出願を検討する際は、必ず旭川高専公式サイトの「入試情報」ページで、当該年度の学生募集要項とWeb出願の案内を確認してください。例年、学生募集要項は秋頃に公開される傾向があるため、中学3年生の2学期頃から公式サイトを定期的にチェックしておくと安心です。
出願に必要な書類
民間の高専受験情報サイトが紹介している出願書類の一覧によれば、推薦・学力いずれの選抜でも入学願書・写真票・調査書(学校長記入)が必要とされ、推薦選抜のみ推薦書(学校長記入)、学力選抜のみ入学意思確認書(北海道内4高専複数校志望受験を利用する場合は不要)が追加で求められるとされています。調査書や推薦書は中学校の先生に作成を依頼する書類のため、出願期間に余裕を持って早めに中学校へ相談しておくことをおすすめします。実際に必要な書類は年度によって変わる可能性があるため、最終的には学生募集要項の記載を確認してください。
当日の流れと合格発表
推薦による選抜は個人調査書と面接による総合判定、学力検査による選抜は5教科の学力検査・個人調査書・入学意思確認書による総合判定で合否が決まります。合格発表はいずれの選抜方式も、学校公式サイトや掲示などで確認する形が一般的です。旭川高専は北海道の公立高校との併願も可能な仕組みになっているため、公立高校の合格発表日と旭川高専の入学手続き締め切りの前後関係を、募集要項でよく確認しておくことも忘れないようにしましょう。試験当日の持ち物や集合時間、会場までの経路といった具体的な注意事項は、出願後に届く受験票とともに案内される内容を必ず確認し、前日までに準備を終えておくと当日の緊張を減らせます。
入学時に必要な費用の目安
学校公式のQ&Aでは、入学時に必要な経費として、入学料84,600円、授業料が前期分117,300円(年額234,600円を5月と10月に分納)、教科書・教材費が学科により異なるもののおおよそ80,000円、学生会費が年額8,000円(入会金1,000円を含む)、後援会費が5年分で95,000円(入会金10,000円を含む)という金額が示されています(いずれも令和5年度予定額)。入学料や授業料には免除・減額の制度も用意されているため、経済的な事情がある場合は早めに学校へ相談しておくとよいでしょう。
| 費目 | 金額の目安(令和5年度予定額・公式) |
|---|---|
| 入学料 | 84,600円 |
| 授業料(前期分) | 117,300円(年額234,600円) |
| 教科書・教材費 | 約80,000円(学科により異なる) |
| 学生会費(年額) | 8,000円 |
| 後援会費(5年分) | 95,000円 |
このほか、受験そのものにかかる検定料についても把握しておく必要があります。民間の高専受験情報サイトの情報によれば、検定料は推薦・学力いずれの選抜でも16,500円とされ、Web出願サイト上で支払う仕組みです。入学料・授業料の減免制度や、高等学校等就学支援金、奨学金制度なども用意されているため、費用面が気になる家庭は、出願前に学校の学生課へ問い合わせておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
旭川高専の入試は何科目ですか?
学力検査による選抜では、国語・社会・数学・理科・英語の5教科がマークシート方式で課されます。推薦による選抜では学力検査は行われず、個人調査書と面接による総合判定です。帰国生徒特別選抜では、数学・理科・英語の3教科の学力検査に加えて作文と面接が課されます。
旭川高専の偏差値はどれくらいですか?
民間の教育情報サイト「みんなの高校情報」の2026年度版データでは、旭川工業高等専門学校の偏差値は61とされています。これは学校の公式発表ではなく、模試を運営する民間企業のデータに基づく参考値です。2026年度から学科名が一新されたため、新5学科ごとの偏差値は今後のデータ蓄積によって明らかになっていくと考えられます。
推薦による選抜と学力検査による選抜、どちらが有利ですか?
一概にどちらが有利とはいえません。推薦選抜は内申点の出願資格を満たし面接で人物面を評価される方式、学力選抜は5教科の得点力が重視される方式です。学校公式のQ&Aでは、学力選抜の合格者はCランク・Dランクの内申点の比率が高い傾向にあるとも説明されており、内申点にやや不安があっても学力検査の得点次第で合格の可能性は十分にあります。推薦選抜に出願して合格内定に至らなかった場合でも、その後の学力検査による選抜に出願し直せる場合があるため、推薦が第一志望であっても5教科の対策を並行して進めておくことが、結果としてどちらの結果になっても対応しやすい戦略になります。
志望学科はいくつまで書けますか?
推薦による選抜では第1志望に加えて第2志望の学科まで指定できます(出願後の変更は不可)。学力検査による選抜では、旭川高専内で登録できる志望順位の数や、北海道内4高専複数校志望受験制度を利用した場合の志望可能数が、通常の単独志望より広く設定されています。具体的な志望順位の登録可能数は年度により変わる可能性があるため、出願する年度の学生募集要項で必ず確認してください。
内申点(調査書)はどれくらい必要ですか?
推薦による選抜には、9教科評定合計や主要5教科評定合計などに関する明確な出願資格があります。学力による選抜には内申点の明確な出願基準はなく、学校公式のQ&Aでは学力選抜の合格者はCランク・Dランクの比率が高い傾向にあると説明されています。いずれの選抜を目指す場合も、日頃の定期テストや提出物にコツコツ取り組み、9教科の評定を安定させておくことが基本になります。
2026年度から学科が変わったと聞きましたが、対策はどう変わりますか?
2026年度入学者から、旧4学科(機械システム工学科・電気情報工学科・システム制御情報工学科・物質化学工学科)が廃止され、AI・デジタル情報工学科、ロボット・システムデザイン工学科、半導体・電気情報通信工学科、エネルギー・機械デザイン工学科、化学・生命工学科の5学科体制になりました。入試の選抜方式や5教科の学力検査そのものが大きく変わるわけではありませんが、旧学科時代の偏差値・倍率のデータをそのまま新学科に当てはめられない点には注意が必要です。志望学科を選ぶ際は、学科名だけでなく学科紹介ページの学習内容を必ず確認しましょう。
北海道外に住んでいても旭川高専は受験できますか?
可能です。旭川高専の学力検査による選抜には、旭川以外の会場でも受験できる制度が用意されています。国立高専は全国51校が同じ日程・同じ内容の統一学力検査を実施しているため、北海道外に居住している場合でも、居住地に近い他の国立高専の会場で旭川高専を受験できる可能性があります。ただし利用にあたっては事前の相談が必要になる場合が多く、申し込みの期限も設けられているため、早めに学校の学生課へ相談しておくとよいでしょう。会場や条件の詳細は年度により変わる場合があるため、最新の学生募集要項で確認してください。
公立高校と併願できますか?
できます。学校公式のQ&Aによれば、旭川高専の入学手続きの締め切りは北海道公立高校の合格発表日の午後3時に設定されているため、公立高校の合否を確認したうえで旭川高専への入学手続きが可能です。北海道外の中学生の場合は、居住する都府県の公立高校の入試日程と旭川高専の日程を照らし合わせて確認しておく必要があります。
まとめ|旭川高専の入試対策は学科改組を踏まえた早めの準備がカギ
旭川高専の入試対策で押さえておきたいポイントを整理すると、次のとおりです。
- 2026年度入学から学科が4学科から5学科(AI・デジタル情報工学科、ロボット・システムデザイン工学科、半導体・電気情報通信工学科、エネルギー・機械デザイン工学科、化学・生命工学科)へ全面刷新され、各学科定員32名・合計160名の体制になった
- 入試は推薦による選抜、学力検査による選抜(一般学力・北海道内4高専複数校志望受験制度)、帰国生徒特別選抜の3方式がある
- 推薦選抜には内申点に関する明確な出願資格(9教科合計105以上など3パターン)があり、面接(約15分)は課されるが作文は課されない
- 学力選抜は国語・社会・数学・理科・英語の5教科がマークシート方式で課され、民間サイトによれば数学・理科・英語に2倍の傾斜配点があるとされる
- 偏差値61(2026年度版、みんなの高校情報調べ)は学校の公式発表ではなく民間の参考値であり、新学科ごとのデータは今後蓄積されていく
- 令和9年度(2027年度)入学者選抜の本科の詳細日程は本記事執筆時点でまだ公開されておらず、例年の傾向(推薦は1月、学力検査は2月)を参考にしつつ、公式サイトでの最新情報の確認が欠かせない
旭川高専は学科改組という大きな変化のさなかにありますが、推薦・学力いずれの選抜においても、内申点の安定と5教科の基礎学力という土台が重要である点は変わりません。まずは学校公式サイトの最新の学生募集要項を確認し、いつまでに何をすべきかを逆算して計画を立てることが、合格への一番の近道です。中学2年生・3年生のどちらの時期から対策を始めるとしても、遅すぎるということはありません。
また、旭川高専に合格して入学した後、学びを深めた先に国公立大学への大学編入という進路を選ぶ卒業生も少なくありません。旭川高専の卒業生の進路については旭川高専とは!?高専の特色、大学編入の状況で詳しく紹介しています。高専の5年間で専門科目と実践力を積み上げたうえで、大学3年次への編入という形で難関国立大学を目指せることは、高専ならではの進路の広がりです。高専入学後、将来的に大学編入を目指す場合は、早期からの学習計画が有利に働きます。全国の高専の偏差値と大学編入の関係については全国高専の偏差値一覧と大学編入の関係|偏差値と編入難易度は比例するかもあわせてご覧ください。スプリング・オンライン家庭教師では、高専入学後の大学編入を見据えた長期的な学習相談も無料相談で受け付けています。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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