無料相談会受付中!

【中学生向け】広島商船高専入試対策|募集要項・偏差値・面接まで徹底解説

【中学生向け】広島商船高専入試対策|募集要項・偏差値・面接まで徹底解説を示すアイキャッチ画像
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

広島商船高専(広島商船高等専門学校)の入試対策で最初に押さえておきたいのは、この学校が2025年度入学生から「総合科学科」と「商船学科」の2学科体制に生まれ変わった、瀬戸内海の島にキャンパスを構える国立商船系高専だという点です。広島商船高等専門学校とは、広島県豊田郡大崎上島町にある国立高等専門学校で、船舶の運航や機関管理を学ぶ商船学科と、電子・情報・流通ビジネスを横断的に学ぶ総合科学科の2学科から成り立っています。同じ「高専入試」でも、志望する学科によって求められる準備や選抜の受け方が変わってくるため、まずは学科構成と選抜方式の全体像を正しく理解することが対策の第一歩になります。

中学生本人にとっては、「船に乗って世界の海で働く仕事に興味があるか」「IoTやAI、ものづくり、ビジネスといった分野に関心があるか」によって、志望学科の選び方が大きく変わります。商船学科は練習船「広島丸」での乗船実習を重ねながら、卒業時に海技士資格の取得を目指せる学科で、総合科学科は情報技術とビジネス・ものづくりの両面を学べる学科として、旧・電子制御工学科と旧・流通情報工学科を統合する形で新設されました。

\ 大学編入専門 /

面接で研究計画を、どう説明しますか?

志望研究科の出題傾向をもとに、想定質問と回答の組み立て方をプロ講師が一緒に整理します。

  • 志望研究科別の想定質問と回答を一緒に準備
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

保護者の方にとっては、大崎上島という島にキャンパスがあり、多くの生徒が学寮で共同生活を送るという点も気になるところだと思います。広島商船高等専門学校には遠隔地から通う生徒のための学生寮「若潮寮」があり、収容定員は481名と高専の中でもトップクラスの規模です。全国の国立高専と共通する学力検査に加え、商船学科の志願者には健康診断証明書の提出が求められるなど、志望学科によって出願書類も異なるため、早い段階で情報を整理しておくことが遠回りをしない対策につながります。

本記事では、広島商船高等専門学校の公式サイトが公開している直近の入試日程・募集人員・選抜方式といった一次情報に加え、民間の受験情報サイトが示す偏差値の目安、内申点(調査書)の仕組み、推薦選抜・学力選抜それぞれの対策ポイントを、中学生とその保護者向けに整理して解説します。あわせて、商船学科ならではの海技士教育の特色や、総合科学科のコース分けの仕組み、出願スケジュール、卒業後の進路についても触れていきます。なお、内申点の換算方法や配点の詳細、募集人員や日程は年度によって変更される場合があるため、出願前には必ず最新の学生募集要項で確認してください。それでは、広島商船高等専門学校の学科構成から見ていきましょう。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
目次

広島商船高等専門学校とは(所在地・学科構成・海事教育の特色)

広島商船高等専門学校は、広島県豊田郡大崎上島町東野に校舎を構える国立高等専門学校です。瀬戸内海に浮かぶ大崎上島にキャンパスがあり、船舶の運航・管理を学ぶ商船教育の伝統を持つ学校として知られています。2025年度入学生からは、学科編成が「総合科学科」と「商船学科」の2学科体制に再編され、入学定員は総合科学科100名・商船学科40名の合計140名となりました。総合科学科は、2024年度入学生までの電子制御工学科(定員40名)と流通情報工学科(定員40名)を発展的に統合した学科で、IoT・AI・データサイエンス・サイバーセキュリティ・半導体といった次世代のデジタル教育を強化した点が特徴です。

総合科学科は1年次共通・2年次2系・3年次4コースに分かれる

総合科学科の学びは段階的に専門分化していく仕組みになっています。1年次は工学・ビジネス・情報の基礎を幅広く学び、2年次には「電子情報システム系」と「流通情報マネジメント系」の2系統に分かれて専門基礎科目を学修します。さらに3年次からは、電子システムコース・電子情報コース・流通情報コース・流通マネジメントコースの4コースに分かれ、それぞれの専門科目を学びます。機械設計や電力システム、制御システムといったものづくり系の内容から、情報処理技術者やネットワークエンジニアを目指すIT系の内容、さらには簿記・会計・物流・マーケティングといったビジネス系の内容まで、扱う領域が幅広いことが総合科学科の特徴です。入学時点でコースを固定する必要がなく、1年間かけてそれぞれの系・コースの内容を理解したうえで自分の適性に合った専門分野を選べる仕組みになっています。

商船学科は海技士を目指す全国5校の商船高専の一つ

商船学科は、船舶運航に携わる海事技術者を養成する学科です。1・2年次は総合科学科の学生と混合学級で学び、3年次から航海コース・機関コース(各定員20名)に分かれて専門科目を学修します。海技士免許の取得を大きな目標としており、瀬戸内海を実習フィールドとする練習船「広島丸」での航海実習・実験実習を重ねるほか、4年次には半年間の航海実習、卒業後には乗船課程での航海訓練を経て上級船員に必要な課題解決力を養います。卒業時には航海コースが3級海技士(航海)、機関コースが3級海技士(機関)の筆記試験免除という扱いを受けられるのが商船学科ならではの強みです。総合科学科の新設にあわせて、商船学科でもデータサイエンス科目群の受講が義務付けられ、船舶の運航に関わる情報系の学びも強化されています。近年は、練習船を使った海事サイバーセキュリティの実践演習や、国土交通省の登録講習機関としての産業用ドローン講座など、伝統的な商船教育に最新技術を組み合わせた特色ある授業も行われています。

125年以上の歴史を持つ商船教育機関

広島商船高等専門学校のルーツは、1898年(明治31年)5月10日に設立された「芸陽海員学校」にまでさかのぼります。その後、芸陽商船学校・広島県商船学校・広島商船学校と改称を重ね、1951年に文部省所管の広島商船高等学校となり、1967年6月1日に国立学校設置法の改正によって広島商船高等専門学校となりました。1998年には創立100周年、2018年には創立120周年の記念式典が行われており、2026年時点で創立から120年以上が経過している、全国の高専の中でも歴史の長い学校の一つです。商船学科は、我が国の物流を支える海事技術者、海技士資格を持つ海のスペシャリストを育成するという理念のもと、長年にわたって船員教育を続けてきました。長い歴史の中で校舎や学寮、練習船を更新しながら、時代に合わせて教育内容を進化させてきた点も、この学校を理解するうえで押さえておきたいポイントです。

学費の目安(参考)

国立高専の学費は文部科学省令に基づいて定められており、広島商船高等専門学校でも入学時に一定の費用がかかります。令和8年度の案内では、入学金84,600円、オリエンテーション経費12,000円、授業料は年額234,600円(前期・後期に分けて納付)が目安として示されています。このほか教科書代約32,000円、制服・体操服代(男子約72,200円・女子約69,850円)、学生会費など約63,000円といった諸経費もかかります。本科1〜3年生は高等学校等就学支援金制度の対象となり、所得要件を満たす家庭は授業料の負担が軽減される仕組みがあるほか、遠隔地から入学する生徒向けには入学金相当額を給付する「自立応援入学支援金」という制度も用意されています。進学を具体的に検討する段階では、学校の最新の学費案内や奨学金制度のページもあわせて確認しておくと、入学後の家計の見通しが立てやすくなります。

項目金額(目安)備考
入学金84,600円入学時に徴収
オリエンテーション経費12,000円入学時に徴収
授業料234,600円/年前期・後期の2回に分けて納付
教科書代約32,000円学科・学年で変動
制服・体操服代男子約72,200円/女子約69,850円別途送料あり

学寮「若潮寮」を中心とした島の学校生活

広島商船高等専門学校は大崎上島という島にキャンパスがあるため、広島県内はもちろん、県外や遠方から入学する生徒も少なくありません。学校から徒歩10分ほどの場所に学生寮「若潮寮」があり、男子寮・女子寮を合わせて計5棟、収容定員は481名と高専の中でもトップクラスの規模です。6割以上の学生(商船学科の実習生・専攻科生を除く)が寮生活を送っており、各居室には冷暖房が完備され、図書室や補食談話室といった共用スペースも整っています。入寮できる期間は3年生までの3年間が基本で、その後は毎年再入寮の手続きが必要になります。遠隔地から入学する生徒向けには、入学料相当額を給付する「自立応援入学支援金」という制度も用意されており、経済的な事情で進学を諦めることがないよう配慮されています。

ロボコン・プロコンなど課外活動も盛ん

広島商船高等専門学校は、専門科目の学びだけでなく課外活動にも力を入れている学校です。総合科学科では実験実習・演習・卒業研究を通じてものづくりの力を養うほか、高専ロボットコンテストや高専プログラミングコンテストにも出場しており、学科の枠を超えたチームで全国規模の大会に挑戦する文化があります。商船学科でも、練習船を使った実習に加えて、全国の商船系高専の学生が集まる海事サイバーセキュリティの実践演習など、座学だけでは得られない体験的な学びの機会が用意されています。学業成績だけでなく、こうした課外活動への取り組みは調査書の「活動の記録」にも反映されるため、中学生のうちから部活動や委員会活動に前向きに取り組んでおくことも、間接的な入試対策の一つになります。

学科入学定員修業年限コース分け
総合科学科(2025年度入学生〜)100名5年3年次に電子システム/電子情報/流通情報/流通マネジメントの4コース
商船学科40名5年6か月3年次に航海コース・機関コース(各20名)
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

広島商船高専の入試方式(推薦選抜・学力選抜・帰国生徒特別選抜)

広島商船高等専門学校の入学者選抜は、大きく分けて「推薦による選抜」「学力による選抜」「帰国生徒特別選抜」の3方式で行われます。推薦による選抜は、学校長から提出された推薦書、調査書の「学習の記録」及び「活動の記録」、そして面接の結果を評価して合否を判定する方式です。学力による選抜は、学力検査の成績と調査書の「学習の記録」を評価する、いわゆる一般入試にあたる方式で、必要に応じて個別に面接が実施される場合もあります。

推薦選抜は「特別推薦」と「一般推薦」の2種類

推薦による選抜はさらに2つに分かれます。特別推薦は、中学校3年間の5教科(国語・社会・数学・理科・英語)の成績の平均が5段階評価で3.8以上、または3年間の平均が3.6以上かつ3年次の平均が4.0以上のいずれかに該当し、かつ本校への入学意志が強く人物が優れ集団生活に対応できる生徒を対象とします。一般推薦は、明確な学力基準は示されておらず、本校への入学意志が強く人物が優れ集団生活に対応できる生徒であることが条件です。なお、公式サイトの案内を見る限り、広島商船高等専門学校の推薦選抜では作文(小論文)は課されておらず、推薦書・調査書・面接が評価の中心になっている点は、作文を課す商船系高専もあるなかで押さえておきたいポイントです。

学力選抜には3つの志望パターンがある

学力による選抜には、志望校の組み合わせによって3つのパターンが用意されています。1つ目は広島商船高等専門学校のみを志望する「本校のみ志望」、2つ目は商船学科を第1志望としたうえで大島商船高等専門学校・弓削商船高等専門学校の商船学科を第2・第3志望とする「商船学科複数校志望」、3つ目は総合科学科を第1志望としたうえで弓削商船高等専門学校の創造工学科を第2志望とする「工業系(総合科学科・創造工学科)複数校志望」です。いずれの場合も公立高校との併願が可能とされています。

広島商船高専が求める学生像(アドミッションポリシー)

広島商船高等専門学校が公表している求める学生像(アドミッションポリシー)としては、学校で学習した基礎学力が身についている人、学校行事や生徒会・部活動などに努力してきた人、自ら考え工夫して行動できる人、将来社会で活躍したいという夢を持っている人、といった項目が挙げられています。これは学力検査の点数だけで機械的に合否を決めるのではなく、調査書に示された学習の記録や活動の記録、面接での受け答えを通じて、こうした資質をどれだけ示せるかを総合的に評価するという学校の姿勢を表しています。学力検査の得点がやや伸び悩んでいても、日頃の学習態度や課外活動での取り組みが評価される場合があるため、最後まで諦めずに対策を続ける価値があります。

帰国生徒特別選抜について

帰国生徒特別選抜は、海外での在住経験を持つ生徒を対象とした選抜方式です。中学校長等から提出された調査書等に加えて、学力検査の成績、作文及び面接の結果を総合的に評価して合否が判定されます。対象となる生徒は限られますが、該当する家庭は出願資格の要件を早めに公式サイトで確認しておくことをおすすめします。

選抜方式主な評価内容備考
推薦による選抜(特別推薦・一般推薦)推薦書・調査書(学習の記録・活動の記録)・面接作文は課されない。志望校は第1志望のみ
学力による選抜学力検査(5教科)・調査書(学習の記録)、必要に応じ面接本校のみ/商船学科複数校/工業系複数校の3パターン
帰国生徒特別選抜調査書等・学力検査・作文・面接海外在住経験のある生徒が対象
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

募集定員と志望学科・コースの選び方

広島商船高等専門学校の募集人員は、総合科学科100名・商船学科40名の合計140名です。推薦による選抜の募集人員は、各学科の入学定員の75%を超えないものとされており、残りが学力による選抜(帰国生徒特別選抜を含む)の枠に充てられる仕組みです。年度によって推薦・学力それぞれの実際の合格者数は変動するため、正確な内訳は必ず最新の学生募集要項で確認してください。

「複数校志望受験制度」で最大3校を併願できる

商船学科を志望する場合は、「商船学科複数校志望受験制度」を利用することで、広島商船高等専門学校の商船学科を第1志望とし、大島商船高等専門学校・弓削商船高等専門学校の商船学科を第2・第3志望として、最大3校を併願できます。全国的に商船学科を置く高専が5校しかないなかで、この制度は志望校選びの幅を大きく広げてくれる特徴です。同様に、総合科学科を志望する場合も、広島商船高等専門学校の総合科学科を第1志望、弓削商船高等専門学校の創造工学科を第2志望とする2校併願の制度が用意されています。合格判定は第1志望から順に行われ、複数校に重複して合格することはありません。

学科選びで意識したい視点

志望学科を決める際は、偏差値の高低だけで選ぶのではなく、卒業後にどのような技術者・社会人になりたいかを軸に考えることが大切です。海の仕事や航海士・機関士といった海技士の資格に強い関心があるなら商船学科、ロボットや電子機器、AI・データサイエンスといった技術分野に加えて、経営・物流・マーケティングなどビジネスの視点も学びたいなら総合科学科が、それぞれの学びの方向性に合っています。総合科学科は1年次にコースを固定する必要がなく、実際の授業や体験入学を通じて2年次以降のコース選択を考えられる点も、進路に迷いのある中学生にとっては安心材料になるでしょう。

  • 船に乗って世界の海で働くことや、機関設備を扱う仕事に関心があるか
  • ロボットや電子機器、半導体・AIといった技術分野に興味があるか
  • 物流・経営・会計といったビジネス分野にも関心があるか
  • オープンキャンパスや学校説明会に参加して実際の施設・実習に触れられたか

これらはあくまで学科選びの出発点であり、最終的には学校説明会やオープンキャンパスで実際の設備・在校生の声に触れたうえで判断することをおすすめします。広島商船高等専門学校では例年、中学生・保護者向けのオープンキャンパスや学校説明会が開催されており、練習船「広島丸」の見学や実験実習棟の体験、在校生との交流などを通じて、パンフレットだけではわからない学校の雰囲気を確かめることができます。開催時期や申し込み方法は年度によって異なるため、参加を検討する場合は学校公式サイトの新着情報を定期的に確認しておくとよいでしょう。なお、令和8年度入試の志願状況を見ると、商船学科は推薦68名・学力42名(本試験38名+追試2名)、総合科学科は推薦109名・学力52名(本試験50名+追試2名)の志願者があり、いずれも令和6年度・令和7年度から増加傾向にあります。この数値は志願者数であり倍率そのものではありませんが、年々関心が高まっている様子がうかがえます。

学科選抜方式令和6年度令和7年度令和8年度
商船学科推薦志願者数49名47名68名
商船学科学力志願者数26名24名42名
総合科学科推薦志願者数ー(旧2学科)82名109名
総合科学科学力志願者数ー(旧2学科)30名52名

出典: 広島商船高等専門学校公式サイト「入学者・志願者・合格者状況」ページの集計データより。総合科学科は2025年度入学生からの新設学科のため、令和6年度以前は電子制御工学科・流通情報工学科として別集計されていました。

卒業後は専攻科への進学という選択肢もある

広島商船高等専門学校には本科(5年ないし5年6か月)の上に、さらに2年間学べる専攻科が設置されています。専攻科には「産業システム工学専攻」と「海事システム工学専攻」の2専攻があり、本科で身につけた専門知識をさらに深めたり、大学卒業と同等の学士の学位を取得したりすることが可能です。中学生の段階でここまで見据える必要はありませんが、志望学科を選ぶ際には、5年間(商船学科は5年6か月)で学び終える本科だけでなく、さらに専門性を高められる専攻科という進路が用意されていることも、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

広島商船高専の偏差値の目安(民間推計・非公式)

広島商船高等専門学校の偏差値としてよく参照されるのは、民間の高校情報サイト「みんなの高校情報」が公開している推計値です。同サイトの2026年度版データでは、広島商船高等専門学校の偏差値は53とされており、学科別に見ても商船学科航海コース53、商船学科機関コース53、電子制御工学科53、流通情報工学科53と、いずれも同じ水準で示されています。学科名が2024年度入学生までの旧名称(電子制御工学科・流通情報工学科)のまま掲載されているのは、学科再編に伴う模試データの更新が反映される前の情報である可能性があるためで、総合科学科としての偏差値が別途示されるようになるかは今後の更新を待つ必要があります。

偏差値は学校の公式発表ではない点に注意

ここで重要なのは、これらの偏差値はあくまで模試運営会社が提供したデータをもとにした民間の推計値であり、広島商船高等専門学校が学校として公式に発表している数値ではないという点です。別の受験情報サイトでは、広島商船高等専門学校の偏差値を52前後としているものもあり、算出のもとになる母集団や調査時期がサイトによって異なるため、多少のばらつきが生じます。偏差値はあくまで目安の一つとして参考にし、複数のサイトの数値を見比べたうえで、最終的には過去問演習や模試の結果を軸に自分の実力を判断することをおすすめします。全国の高専の偏差値を横断的に比較したい場合は、全国の高専の偏差値一覧と大学編入の関係を整理した記事もあわせて参考にしてください。この記事では、高専ごとの偏差値の傾向と、卒業後の大学編入のしやすさとの関係を解説しています。

近隣の商船系高専・工業系高専との比較

中国・四国地方には広島商船高等専門学校のほかにも、大島商船高等専門学校(山口県)、弓削商船高等専門学校(愛媛県)といった商船系高専があり、あわせて併願を検討する家庭も少なくありません。「みんなの高校情報」の同時期のデータでは、大島商船高等専門学校が偏差値55〜56、呉工業高等専門学校が偏差値64とされているなど、同じ中国地方の国立高専でも学校によって水準に差があります。志望校を一つに絞り込む前に、それぞれの偏差値や志願倍率の傾向を複数のサイトで見比べておくと、判断材料が増えるはずです。

学校名偏差値(民間推計)設置区分
呉工業高等専門学校64国立(工業系)
大島商船高等専門学校55〜56国立(商船系)
広島商船高等専門学校53国立(商船系)

出典: 「みんなの高校情報」2026年度版偏差値データより。学校の公式発表ではなく、模試運営会社が提供したデータに基づく民間の推計値である点にご留意ください。

偏差値と志願倍率は別の指標として見る

偏差値と志願倍率は、どちらも「入りやすさ・入りにくさ」を示す数値ですが、意味するところは異なります。偏差値は模試の結果から算出される学力水準の目安であるのに対し、志願倍率はその年度にどれだけの受験生が集まったかを示す数値です。前章で紹介したとおり、広島商船高等専門学校では令和6年度から令和8年度にかけて推薦・学力とも志願者数が増加傾向にあります。志願者数が増えれば、たとえ偏差値の目安が同じであっても、その年度の実質的な競争は厳しくなる可能性があります。偏差値だけを見て「これくらいの学力で大丈夫」と判断せず、直近の志願状況もあわせて確認しておくことをおすすめします。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
\ 大学編入専門 /

面接で研究計画を、どう説明しますか?

志望研究科の出題傾向をもとに、想定質問と回答の組み立て方をプロ講師が一緒に整理します。

  • 志望研究科別の想定質問と回答を一緒に準備
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

内申点(調査書)の基準と対策

広島商船高等専門学校の学力による選抜では、学力検査の得点だけでなく調査書(内申点)も合否判定に使われます。配点は、学力検査が理科・英語・数学・国語・社会の5教科各100点で合計500点、調査書は第1〜第3学年における学習成績の評定の合計(3年間の5段階評価点×9教科)で135点、あわせて635点満点とされています。傾斜配点は行われておらず、5教科とも均等に配点される点はシンプルでわかりやすい仕組みです。

調査書135点の中身を理解しておく

調査書の135点は、国語・社会・数学・理科・英語の主要5教科だけでなく、音楽・美術・保健体育・技術家庭といった実技系を含む9教科の5段階評定を、中学1年生から3年生までの3年間分合計した数値です。1年生・2年生の内申点も含まれるため、「受験学年になってから頑張ればよい」という考え方は通用しません。中学入学直後から定期テストや提出物、授業態度に丁寧に取り組み、5段階評定を積み上げていく姿勢が、学力検査本番の得点力と同じくらい重要になります。

特別推薦の学力要件と一般推薦との違い

推薦による選抜のうち特別推薦を利用する場合は、中学校3年間における5教科の成績の平均が5段階評価で3.8以上、または3年間の平均が3.6以上かつ3年次の平均が4.0以上のいずれかに該当することが条件です。一般推薦にはこうした明確な学力基準は示されていませんが、いずれの推薦区分でも本校への入学意志の強さや、人物・集団生活への適応力が重視されます。特別推薦の基準を満たせるかどうかは、内申点を早い段階から意識して積み上げてきたかどうかで大きく変わってくるため、中学2年生のうちから通知表の内容を意識しておくことをおすすめします。

調査書の様式は選抜方式によって異なる

広島商船高等専門学校の出願書類を見ると、調査書は「推薦による選抜・学力による選抜(本校のみ志望)用」「学力による選抜(商船学科複数校志望)用」「学力による選抜(工業系複数校志望)用」というように、選抜方式ごとに異なる様式が用意されています。これは商船学科複数校志望や工業系複数校志望では、志望する複数の学校に同じ内容の調査書を提出する必要があるためです。どの様式を使うべきかは志望する選抜方式によって決まるため、出願直前になって慌てないよう、中学校の進路指導の先生とあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

内申点対策としてできること

内申点を高めるためには、定期テストの点数だけでなく、提出物の期限厳守や授業態度、実技科目への取り組みも評価対象になることを理解しておく必要があります。実技系科目を含む9教科すべてが135点の内申点に反映されるため、主要5教科の対策に偏らず、まんべんなく取り組む姿勢が結果的に選択肢を広げます。特に商船学科を志望する場合は、後述する健康診断証明書の提出も必要になるため、日頃の生活習慣や体調管理も含めて、早めに準備を進めておくとよいでしょう。

区分配点内容
学力検査500点理科・英語・数学・国語・社会 各100点
調査書135点中学1〜3年の9教科×5段階評定の合計
合計635点学力による選抜の満点
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

推薦選抜(特別推薦・一般推薦)の面接対策

広島商船高等専門学校の推薦による選抜は、推薦書・調査書(学習の記録及び活動の記録)・面接の3つを総合的に評価する方式です。公式サイトの案内を確認する限り作文(小論文)は課題として明記されておらず、面接での受け答えが合否を左右する大きな要素になります。面接の具体的な時間や形式(個人面接か集団面接か)は公表されていないため、最新の学生募集要項や過去の受験経験者の情報を参考にしながら、一般的な高専推薦入試の傾向をふまえて準備を進めることをおすすめします。

面接で聞かれやすい内容を想定しておく

高専の推薦選抜における面接では、一般的に「なぜこの学校・学科を志望したのか」「入学後にどのようなことを学びたいか」「将来どのような技術者・職業に就きたいか」といった志望動機・将来像に関する質問が中心になります。商船学科を志望する場合は、海の仕事や船舶運航への関心をどれだけ具体的に語れるかが重要な観点になり、総合科学科を志望する場合は、ものづくりとビジネスのどちらの分野に関心があるか、あるいはその両方を学びたい理由を、自分の言葉で説明できるようにしておくことが対策になります。中学校での活動実績(生徒会・部活動・委員会活動など)を調査書の「活動の記録」と結びつけて話せるように整理しておくとよいでしょう。

特別推薦と一般推薦、どちらを選ぶか

特別推薦の学力基準を満たしている場合は、特別推薦での出願を積極的に検討する価値があります。一方で、学力基準を満たしていなくても一般推薦であれば出願できる可能性があるため、内申点に自信がない場合でも、学校への入学意志の強さや人物面をアピールできる材料があれば、一般推薦での挑戦も選択肢になります。いずれの区分でも、推薦による選抜で不合格になった場合は、改めて学力による選抜にエントリーし直すことができる仕組みが用意されています。

面接練習で意識したいポイント

面接対策としては、次のような練習を積み重ねておくと安心です。まず、志望理由を60秒程度で簡潔に話せるように整理すること、次に、想定される質問に対して家族や先生を相手に模擬面接を行うこと、最後に、入退室の作法や言葉遣いなど基本的なマナーを確認しておくことです。中学校の担任の先生や進路指導の先生に模擬面接をお願いできる場合は、早めに依頼しておくと、本番までに複数回の練習機会を確保できます。

想定しておきたい質問例

過去の受験経験者の声や一般的な高専推薦入試の傾向をふまえると、次のような質問が聞かれやすいと考えられます。事前に自分の言葉で答えを準備しておくと、当日落ち着いて受け答えができます。

  • 広島商船高等専門学校を志望した理由は何ですか
  • 商船学科(または総合科学科)で特に学びたいことは何ですか
  • 入学後、部活動や課外活動にどのように取り組みたいですか
  • 学寮での集団生活について、どのようなことを心がけたいですか
  • 将来、どのような技術者・社会人になりたいですか

商船学科を志望する場合は「なぜ海の仕事に関心を持ったのか」を具体的なエピソードとともに語れるようにしておくと、説得力のある回答につながります。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

学力選抜(5教科635点満点)の対策法

広島商船高等専門学校の学力検査は、理科・英語・数学・国語・社会の5教科で実施されます。検査時間は理科9時30分〜10時20分、英語10時40分〜11時30分、数学11時50分〜12時40分、国語13時30分〜14時20分、社会14時40分〜15時30分の割り当てで、各教科50分・100点満点です。国立高専の入学者選抜学力検査は、平成28年度入試以降マークシート方式で実施されており、記述式の解答用紙とは異なる時間配分・見直しの感覚に慣れておく必要があります。

過去問演習は国立高専機構の共通ポータルで

広島商船高等専門学校の学力検査問題は、国立高等専門学校機構のホームページに過去の入学者選抜学力検査問題・正解・解答用紙が掲載されており、著作権の関係で一部非公開の箇所はあるものの、出題傾向をつかむための重要な教材になります。マークシート方式は選択肢から解答を選ぶ形式のため、記述式とは異なる「消去法」や「時間配分」のコツをつかむ練習が有効です。過去問を解く際は、単に正解できたかどうかだけでなく、どの教科・単元で時間がかかったかを記録しておくと、本番までの学習計画を立てやすくなります。

調査書点との合計で判定されることを意識する

学力による選抜は、学力検査500点に調査書135点を加えた635点満点で合否が判定されます。学力検査の得点だけを追い求めるのではなく、日頃の内申点を含めた総合力で勝負するという意識を持つことが大切です。学力検査当日の得点力を伸ばす対策と、中学1年生からの内申点の積み上げは、どちらか一方だけでは不十分で、両輪として並行して取り組む必要があります。なお、公式サイトの案内では、学力による選抜でも「必要に応じ、個別に面接を実施する場合がある」とされているため、面接の可能性がゼロではないことも念頭に置いておきましょう。

実技科目とデータサイエンス基礎への意識も

広島商船高等専門学校では、入学後すぐに情報リテラシーやディジタル工学基礎(IoT・AI・データサイエンス・サイバーセキュリティ・半導体分野の基礎)を学ぶカリキュラムが組まれています。中学生の段階で高度なプログラミングを習得しておく必要はありませんが、パソコンやタブレットの基本操作に慣れておく、数学の基礎計算を正確にこなせるようにしておくといった土台づくりは、入学後の学びをスムーズにするうえで役立ちます。学力検査そのものは5教科の知識を問う内容が中心ですが、入学後を見据えた基礎力づくりという意味でも、日々の学習を大切にしておくとよいでしょう。

科目別の対策の考え方

理科・数学は高専入試らしく計算問題や図表の読み取りが多く出題される傾向があるため、公式や解法パターンを暗記するだけでなく、実際に手を動かして計算する練習量を確保することが重要です。英語はマークシート方式のリスニング・長文読解の比重が大きくなりやすく、社会・国語は基礎知識の正確な定着と、限られた時間内で正誤を判断するスピードが求められます。中学校の定期テスト対策と並行して、高専入試特有の出題形式に慣れておくことが得点力アップの近道です。

学習計画は逆算で立てる

学力検査までの学習計画は、受験本番から逆算して立てることが基本です。中学3年生の夏までに中学1・2年生の学習内容を一通り復習し終え、秋以降は過去問演習と苦手単元の補強に時間を充てるという流れが一般的な目安になります。5教科をバランスよく学習する時間を確保しつつ、内申点にも関わる定期テストの対策をおろそかにしないよう、学校の授業と受験対策を両立させるスケジュール管理が重要です。特に理科・数学は単元ごとの積み残しが後の学習効率に影響しやすいため、早い段階でつまずきを解消しておくことをおすすめします。

検査科目検査時間配点
理科9:30〜10:20100点
英語10:40〜11:30100点
数学11:50〜12:40100点
国語13:30〜14:20100点
社会14:40〜15:30100点
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

出願スケジュールと当日の流れ・最寄り地等受験制度

広島商船高等専門学校の直近の入試日程(令和8年度入学者選抜、2026年4月入学者向け)を確認すると、推薦による選抜はWEB出願エントリー期間が令和7年11月25日〜12月19日、出願書類提出期間が12月17日〜12月22日、受験日は令和8年1月10日、結果通知・合格発表は1月19日というスケジュールでした。学力による選抜(帰国生徒特別選抜を含む)は、WEB出願エントリー期間が令和7年12月22日〜令和8年1月27日、出願書類提出期間が令和8年1月19日〜1月27日、受験日は2月8日、合格発表は2月20日というスケジュールで実施されています。次年度以降の日程はこの実績とおおむね同時期になることが多いものの、正確な日付は例年10月下旬〜11月頃に公開される最新の学生募集要項で必ず確認してください。

追試験・検定料の扱い

感染症などやむを得ない事情で本試験を受験できなかった場合には、追試験が用意されています。令和8年度入試では、推薦による選抜の追試験が令和8年1月24日、学力による選抜の追試験が2月15日に実施されました。検定料は推薦・学力いずれの選抜も16,500円(別途振込手数料等)で、推薦による選抜が不合格となり学力による選抜を受け直す場合には、検定料の再納入は不要です。

学力検査会場と最寄り地等受験制度

学力検査の会場は、本校(広島県豊田郡大崎上島町)のほか、竹原市・広島市・福山市に設置されています。これに加えて、国立高等専門学校機構が導入する「最寄り地等受験制度」を利用すれば、全国51の国立高専とその他の会場のうち、自宅に近い会場で学力検査を受験することも可能です。ただし、この制度が対象となるのは学力による選抜のみで、推薦による選抜・帰国生徒特別選抜は対象外です。本校が設置する会場(本校・竹原市・広島市・福山市)については事前相談は不要ですが、それ以外の会場を希望する場合は、会場の収容人数などの都合もあるため、必ず事前に本校学生課へ相談する必要があります。遠方に住む受験生にとっては、移動の負担を減らせる重要な制度なので、利用を検討する場合は早めに相談しておくと安心です。

本校キャンパスは離島にあることを踏まえた会場選び

広島商船高等専門学校の本校キャンパスがある大崎上島は、本州と橋でつながっていない離島です。最寄りの竹原港からフェリーで垂水港または白水港まで渡り、そこからさらに徒歩やタクシーで移動する必要があるため、公共交通機関でのアクセスには相応の時間がかかります。学力検査の会場に竹原市・広島市・福山市といった本州側の会場が用意されているのは、こうした立地事情も背景にあると考えられます。本校での受験を希望する場合は、フェリーの運航時刻を事前に確認したうえで、前泊も含めた余裕のある行程を組んでおくと安心です。

出願書類の準備は早めに動くほど安心

出願にあたっては、推薦書(特別推薦・一般推薦それぞれ専用様式)、調査書(選抜方式によって様式が異なる)に加えて、商船学科を志願する場合(第2志望として選ぶ場合を含む)は健康診断証明書の提出が必須とされています。これらの書類は在籍する中学校を経由して準備する必要があるため、担任の先生や進路指導の先生との連携が欠かせません。志望校・志望方式が固まった時点で早めに中学校へ相談し、書類提出期間の直前になって慌てないようにしておくことをおすすめします。

選抜方式WEB出願エントリー期間受験日合格発表
推薦による選抜R7.11/25〜12/19R8.1/10R8.1/19
学力による選抜・帰国生徒特別選抜R7.12/22〜R8.1/27R8.2/8R8.2/20

※上記は令和8年度入学者選抜(2026年4月入学向け)の実績日程です。年度によって日付は変わるため、出願を検討する際は必ず学校公式サイトの最新の学生募集要項をご確認ください。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

よくある質問(FAQ)

広島商船高等専門学校の偏差値はどのくらいですか。

民間の受験情報サイト「みんなの高校情報」の2026年度版データでは53とされています。ただしこれは模試運営会社が提供したデータに基づく民間の推計値であり、学校が公式に発表している数値ではありません。あくまで目安として参考にし、過去問演習や模試の結果もあわせて自分の実力を判断することをおすすめします。

広島商船高専は商船学科だけの学校ですか。

いいえ、違います。2025年度入学生からは「総合科学科」(定員100名)と「商船学科」(定員40名)の2学科体制です。総合科学科は電子・情報技術とビジネスを横断的に学ぶ学科で、2024年度入学生までの電子制御工学科・流通情報工学科を統合して新設されました。船に関わる仕事に興味があるなら商船学科、IoTやAI、ものづくり、ビジネスに関心があるなら総合科学科が適しています。学校名に「商船」とあることから商船学科だけの学校と誤解されがちですが、実際には総合科学科の入学定員のほうが商船学科より多い点も知っておくとよいでしょう。

推薦選抜と学力選抜、どちらを受けるべきですか。

特別推薦の学力要件(中学3年間の5教科平均が3.8以上など)を満たせる見込みがあり、面接での受け答えに自信がある場合は推薦による選抜を検討する価値があります。要件を満たせない場合や、学力検査での得点に自信がある場合は学力による選抜が中心の選択肢になります。推薦が不合格でも学力による選抜に再挑戦できる仕組みがあるため、併用を前提に準備を進める受験生も多くいます。

内申点(調査書)はどのくらい重要ですか。

学力による選抜では、学力検査500点に調査書135点を加えた635点満点で合否が判定されるため、内申点は無視できない要素です。調査書135点は中学1〜3年の9教科の5段階評定を合計したもので、受験学年になってからではなく、入学直後からの積み上げが結果に反映されます。特別推薦を利用する場合は、5教科の3年間平均が3.8以上であるかどうかが出願資格そのものに直結するため、中学1・2年生のうちから通知表の内容を意識しておくことが重要です。

学力検査は何教科で、配点はどうなっていますか。

理科・英語・数学・国語・社会の5教科で、各100点・合計500点です。傾斜配点はなく、5教科とも均等に評価されます。これに調査書135点を加えた635点満点で合否が判定されます。マークシート方式で実施される点にも注意してください。

商船学科複数校志望受験制度とはどのような制度ですか。

広島商船高等専門学校の商船学科を第1志望としたうえで、大島商船高等専門学校・弓削商船高等専門学校の商船学科を第2・第3志望として、最大3校を併願できる制度です。合格判定は第1志望から順に行われ、複数校に重複して合格することはありません。総合科学科を志望する場合も、弓削商船高等専門学校の創造工学科との2校併願制度が用意されています。全国的に商船学科を置く高専は5校しかないため、この制度は商船分野を志す受験生にとって選択肢を広げる貴重な仕組みといえます。利用を希望する場合は、出願時に専用の調査書・健康診断証明書が必要になるため、様式を間違えないよう注意してください。

自宅から遠くても受験できますか(最寄り地等受験制度)。

学力による選抜に限り、国立高専機構が導入する「最寄り地等受験制度」を使うことで、全国51の国立高専等の会場から自宅に近い会場を選んで受験できます。ただし推薦による選抜・帰国生徒特別選抜は対象外です。本校が設置する会場(大崎上島・竹原市・広島市・福山市)以外を希望する場合は、事前に本校学生課への相談が必要です。

広島商船高専の卒業後の進路はどうなりますか。

商船学科の卒業生は、日本郵船・商船三井・川崎汽船といった海運大手をはじめとする海事関連企業へ就職するほか、専攻科や東京海洋大学・神戸大学(海事科学系)などへ進学する例もあります。総合科学科は製造業・情報通信業・公務員など幅広い分野へ就職するほか、専攻科や国立大学工学部への進学実績もあります。どちらの学科も就職内定率は高い水準にあり、企業からの求人も豊富です。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

まとめ|広島商船高等専門学校の入試対策で押さえるべきポイント

広島商船高等専門学校の入試対策で押さえておきたいポイントを整理すると、以下のようになります。

  • 2025年度入学生から「総合科学科」(100名)と「商船学科」(40名)の2学科体制になっている
  • 選抜方式は推薦による選抜(特別推薦・一般推薦)、学力による選抜、帰国生徒特別選抜の3方式
  • 推薦選抜は推薦書・調査書・面接で評価され、作文は課されない(公式サイトの案内による)
  • 学力選抜は5教科500点+調査書135点=635点満点で、マークシート方式かつ傾斜配点なし
  • 商船学科は最大3校、総合科学科は最大2校まで併願できる複数校志望受験制度がある
  • 偏差値53(民間推計)はあくまで目安で、学校の公式発表ではない
  • 学力選抜に限り、最寄り地等受験制度で全国の会場から受験地を選べる

商船学科は練習船「広島丸」での実習を通じて海技士資格の取得を目指せる、全国的にも希少な学びの環境が整っており、総合科学科はIoT・AI・データサイエンスといった最先端の技術とビジネスの両方を学べる学科として再編されました。どちらの学科を志望する場合も、学力検査の得点力と内申点の積み上げ、そして推薦選抜であれば面接での受け答えという、複数の要素を並行して準備していく必要があります。焦って一つの対策だけに偏るのではなく、中学1年生からの内申点、過去問演習による学力検査対策、志望動機を言語化する練習を、それぞれ計画的に進めていくことが合格への近道です。

なお、広島商船高等専門学校の商船学科・総合科学科を卒業した後、専攻科ではなく大学への編入学を選ぶ生徒も一定数存在します。高専卒業後に大学編入という進路を選んだ場合の学びや進路の詳細については広島商船高等専門学校からの大学編入について整理した記事もあわせて参考にしてください。もし広島商船高等専門学校への入学後、将来的に大学編入を目指すことも視野に入れている場合は、入学前の早い段階から学習計画を立てておくことが有利に働きます。スプリング・オンライン家庭教師の大学編入コースでは、こうした高専入学後の長期的な学習計画についても無料相談で相談を受け付けています。まずは目の前の広島商船高等専門学校の入試対策に集中しつつ、将来の選択肢を広げる視点も頭の片隅に置いておくとよいでしょう。

入試制度は毎年見直しが行われる可能性があるため、本記事で紹介した日程・配点・偏差値の数値はあくまで直近の実績・目安としてとらえ、実際に出願する際は必ず学校公式サイトで最新の学生募集要項を確認してください。特別推薦の学力要件や学力検査の配点、出願スケジュールといった重要な情報は、例年秋頃に公開される募集要項で正式に発表されます。中学校の進路指導の先生とも連携しながら、余裕を持ったスケジュールで出願準備を進めていきましょう。

\ 大学編入専門 /

面接で研究計画を、どう説明しますか?

志望研究科の出題傾向をもとに、想定質問と回答の組み立て方をプロ講師が一緒に整理します。

  • 志望研究科別の想定質問と回答を一緒に準備
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

目次