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【中学生向け】石川高専入試対策|募集要項・偏差値・面接まで徹底解説

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石川高専(石川工業高等専門学校)の入試対策で最初に押さえておきたいのは、推薦による選抜と学力検査による選抜という2つの選抜方式の違いです。石川高専とは、石川県河北郡津幡町に所在する国立高等専門学校で、機械工学科・電気工学科・電子情報工学科・環境都市工学科・建築学科の5学科(各学科の入学定員40名、5学科合計200名)を設置し、中学校卒業者を対象に5年間の一貫教育で実践的な技術者を育成する教育機関です。

推薦による選抜では調査書・推薦書に加えて適性検査(数学)と面接が課され、学力検査による選抜では国語・数学・理科・英語の4教科(社会は含まれない)の学力検査と調査書で合否が判定されます。高校受験とは出願時期も選抜の仕組みも異なるため、公立高校の入試対策とは別に準備を進める必要があります。

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この記事では、石川高専公式サイトの「入試情報」ページが公開している入学定員・入試制度・過去4年間の志願者数及び合格者数などの一次情報を整理したうえで、推薦による選抜・学力検査による選抜それぞれの対策法をまとめます。ただし偏差値や内申点の具体的な基準の一部は、石川高専が公式に数値を発表しているものではなく、受験情報サイトが独自にまとめた推計・目安である点を先にお断りしておきます。年度によって変わりうる募集人員・日程・出願資格などは、必ず石川高専公式サイトの最新の学生募集要項でご確認ください。

想定する読者は、石川高専への進学を検討している中学生本人と、その保護者の方です。出願も合否判定も公立高校の一般入試より早い年明け1〜2月に集中しているため、中学3年生になってから情報収集を始めるのではなく、中学2年生のうちから入試方式の全体像をつかみ、内申点対策と学力検査対策を並行して進めておくことが、限られた時間の中で合格可能性を高める近道になります。

高専入試は公立高校とは別の制度で運用されているため、中学校の担任の先生であっても高専特有の出願手続きや選抜方式に詳しくないケースがあります。学力検査(国語・数学・理科・英語)は多くの国立高専で共通の問題が使われており、過去問題は国立高等専門学校機構の公式サイトでも公開されています。わからないことがあれば、石川高専の学生課入学試験係(TEL:076-288-8024)へ直接問い合わせる、あるいは公式サイトの入試情報ページを定期的に確認するなど、情報源を一本化せずに複数のルートで最新情報を集めておくと安心です。

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目次

石川高専の基本情報(所在地・学科・定員)

石川高専(石川工業高等専門学校)とはどんな学校か

石川高専は、石川県河北郡津幡町北中条(郵便番号929-0392)に所在する国立の高等専門学校です。1965年(昭和40年)に機械工学科・電気工学科・土木工学科の3学科でスタートし、現在は5学科体制に拡大しています。高専は中学校卒業後に入学し、5年間の一貫教育で実践的な技術者を育成する教育機関で、全国に国立・公立・私立をあわせて58校(国立は51校)設置されており、石川高専はそのうちの国立高専の1校です。中学卒業後すぐに専門分野を選び、5年間じっくり技術を学べる点が、普通科高校を経て大学に進学する一般的なコースとは異なる大きな特徴です。

石川高専の最寄り駅はIRいしかわ鉄道線の津幡駅で、金沢駅から電車で約15分の距離にあります。金沢市中心部から通学圏内にありながら、キャンパス周辺は落ち着いた環境で、実験・実習に必要な施設もまとまって整備されています。開校から60年近くの歴史の中で、地元の石川県だけでなく富山県・福井県など北陸地方全体から進学者を受け入れてきた学校でもあります。中学生の段階では通学時間や下宿・寮生活の可能性も含めて、自宅からの通いやすさを検討材料の一つに加えておくとよいでしょう。

5学科の特徴と募集定員

石川高専には機械工学科・電気工学科・電子情報工学科・環境都市工学科・建築学科の5学科が設置されており、各学科の入学定員は40名、5学科合計で200名(編入学募集人員の若干名を含む)です。石川高専のアドミッションポリシーでは学科ごとに「求める学生像」が公表されており、機械工学科は「ものづくりに興味があり、創造力豊かな技術者になりたい人」、電気工学科は「ロボット・コンピュータなどのしくみに興味がある人」、電子情報工学科は「コンピュータの原理やプログラミングなどに興味がある人」、環境都市工学科は「道路・橋・空港・上下水道などの都市づくりに興味がある人」、建築学科は「建築の材料や構造、環境やデザインに興味がある人」を求める学生像として挙げています。志望学科を決める際は、偏差値や倍率だけでなく、こうした学科ごとの学びの方向性が自分の興味と合っているかを確認することが大切です。

学科入学定員
機械工学科40名
電気工学科40名
電子情報工学科40名
環境都市工学科40名
建築学科40名
合計200名

学生数・男女比の目安

石川高専公式サイトの入試Q&Aによると、令和5年5月現在の在籍学生数は1,051名(専攻科を除く)で、うち女子学生は309名、比率にするとおよそ29%です。工業系の学科が中心のため男子学生の比率が高いものの、女子学生も一定数在籍しており、近年は女子学生向けの説明会や見学イベントを行う高専も増えています。石川高専でも体験入学やオープンカレッジといったイベントを通じて、在校生の学科生活を直接確認できる機会が用意されています。

1〜2年生と3〜5年生で変わる学び方

石川高専公式サイトの入試Q&Aによると、1・2年生では高等学校と同じように国語・社会・数学・理科・英語等の一般科目を学ぶほかに、基礎的な専門科目も学びます。3〜5年生になるにつれてだんだん専門科目が多くなり、実験・実習・製図・卒業研究等を通して自主的で創造性豊かな技術者となるための勉強をする、という段階的なカリキュラムです。入学してすぐに専門科目一色になるわけではなく、中学までの学習の延長線上に基礎科目があるため、中学生のうちに国語・社会・数学・理科・英語をまんべんなく学んでおくこと自体が、入学後の学習にもつながります。志望理由書や面接で「高専でどう学びたいか」を説明する際にも、この段階的なカリキュラムの理解があると具体的な言葉で語りやすくなります。

卒業後の進路(専攻科・大学編入・就職)

石川高専を卒業した後の主な進路は、本校専攻科(電子機械工学専攻12名・環境建設工学専攻8名、合計20名)への進学、大学3年次への編入学、そして就職の3つです。編入学試験は6〜10月に実施され、複数の国公私立大学を併願受験することもできます。金沢大学・富山大学・福井大学といった地元の大学のほか、東京大学・京都大学・大阪大学・筑波大学・立命館大学など全国の難関大学への編入実績が公式サイトで紹介されています。石川高専からの大学編入の実績や対策のポイントについては、石川高専の大学編入プロフィール記事で詳しく解説しています。中学生の段階では入試対策が最優先ですが、入学後にどのような進路が開けているかを知っておくと、志望動機を考えるうえでも参考になります。

専攻科は本科5年間の教育課程の上に設けられた2年間の課程で、本科の5学科を基盤とした「電子機械工学専攻」と「環境建設工学専攻」の2専攻があります。専門分野に関するより高度な技術と、専門分野以外の幅広い知識を修得し、創造的な技術開発や先端技術にも対応できる人材の育成を目指す課程で、大学改革支援・学位授与機構が定めた条件を満たすことにより、専攻科修了時には大学と同じ学士(工学)の学位が授与されます。本科卒業後すぐに大学へ編入する道と、専攻科でさらに2年間専門性を深めてから就職・進学する道の両方が用意されている点も、石川高専のような国立高専の特徴です。

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入試方式の全体像(推薦選抜・学力検査による選抜)

石川高専の入試制度は、大きく分けると「推薦による選抜」「学力検査による選抜」「帰国生徒特別選抜」の3種類です。石川高専公式サイトの入試Q&Aによれば、募集人員は各学科40名(学年計200名)で、このうち推薦による選抜の募集人員は各学科20名程度、帰国生徒特別選抜は各学科若干名とされています。まずはこの3方式それぞれの判定材料と位置づけを理解したうえで、自分に合った選抜方式を検討していきましょう。

推薦による選抜とは

石川高専の推薦による選抜は、推薦書・調査書に加えて適性検査(数学)と面接の結果を総合して判定する選抜方式です。出願には募集要項に記載された6つの要件をすべて満たし、出身中学校の学校長からの推薦を受ける必要があります。面接では志望の動機や目的意識の確認が行われるとされており、単に成績が良いだけでなく、なぜ石川高専で、なぜその学科で学びたいのかを自分の言葉で説明できることが重視されます。推薦による選抜の募集人員は各学科20名程度で、5学科の定員合計200名のうち約半数がこの方式で選抜される計算になります。

学力検査による選抜とは

学力検査による選抜は、国語・数学・理科・英語の4教科(1教科100点・合計400点満点)の学力検査の成績と調査書をもとに総合的に判定する選抜方式です。公立高校入試でよく見られる社会科の試験は課されません。推薦による選抜に比べて学力検査の配点が大きいため、教科の実力そのものが結果に直結しやすい選抜方式といえます。募集人員は定員40名から推薦分(20名程度)を差し引いた残りが目安になります。

帰国生徒特別選抜(該当者のみ)

海外からの帰国生徒を対象にした「帰国生徒特別選抜」も実施されています。学力検査(理科・英語・数学・国語の4教科・計400点)の成績、調査書、面接の結果をもとに総合的に判定される選抜方式で、対象は募集要項に定める要件を満たす帰国生徒に限られます。該当する家庭は、通常の推薦・学力検査とは別の出願書類・スケジュールになるため、公式サイトで公開されている専用の募集要項を確認してください。

高校受験との違い(出願時期・仕組み)

石川高専の入試は、出願が始まる時期も合否が決まる時期も、公立高校の一般入試よりかなり早い年明け1〜2月に集中しています。中学校の三者面談で志望校を最終決定するタイミングでは、すでに石川高専の出願準備が始まっていることも珍しくありません。推薦・学力検査のいずれも学校を通じた出願となるため、出願書類の準備には中学校側との連携が必要です。早い段階で担任の先生に石川高専を志望していることを伝え、調査書の準備スケジュールを共有しておくとスムーズです。

推薦による選抜と学力検査による選抜の比較

ここまでの内容を整理すると、2つの選抜方式の違いは次の表のようにまとめられます。どちらの方式で受験するか迷っている場合は、この比較表を出発点に、自分の強み(内申点重視か学力検査重視か)を考えてみてください。

項目推薦による選抜学力検査による選抜
判定材料推薦書・調査書・適性検査(数学)・面接学力検査(4教科400点満点)・調査書
出願要件出身学校長の推薦が必要特別な推薦は不要
募集人員の目安各学科20名程度残りの定員(各学科20名程度)
実施時期(直近例)1月中旬2月中旬

推薦と学力検査は併願できるか

「推薦による選抜」と「学力検査による選抜」は、募集要項上は別の選抜区分として案内されています。出願期間もスケジュール上は推薦が1月、学力検査が2月と分かれているため、同じ年度に両方へ出願できるかどうかは募集要項の記載を確認する必要があります。学校によっては推薦で不合格になった受験生を自動的に学力検査の対象に含める仕組みを採用している場合もありますが、石川高専でその仕組みが採用されているかどうかは公式サイトのQ&Aページでは明言されていません。心配な場合は学生課入学試験係へ事前に問い合わせておくと、出願方針を立てやすくなります。

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募集定員と志望学科の選び方

石川高専は5学科合計で200名の定員がありますが、実際に「何名が出願し、何名が合格しているか」を知っておくと、対策の力の入れどころが見えてきます。ここでは石川高専公式サイトが公開している過去の志願者数・合格者数のデータをもとに、学科別・年度別の傾向と、志望学科の決め方を整理します。

学科別の募集定員と推薦の募集人員

石川高専の入学定員は5学科とも各40名で、そのうち推薦による選抜の募集人員は各学科20名程度です。残りの約20名が学力検査による選抜で選抜される計算になります。学科によって推薦・学力検査それぞれの実際の合格者数には多少のばらつきがあるため、次の令和8年度の実績を参考にしてください。

学科推薦選抜 志願者数推薦選抜 合格者数学力検査 合格者数
機械工学科58名22名21名
電気工学科53名22名20名
電子情報工学科66名22名20名
環境都市工学科55名20名21名
建築学科56名20名22名
5学科合計288名106名104名

令和8年度は電子情報工学科の推薦志願者数が66名と最も多く、他学科よりやや倍率が高い傾向がうかがえます。ただし年度によって人気の学科は変動するため、特定の学科の倍率だけを見て志望を決めるのではなく、複数年の傾向を参考にすることをおすすめします。

過去4年間の志願者数・合格者数の推移

石川高専公式サイトが公開している過去の志願者数及び合格者数のデータを見ると、推薦による選抜の志願者数は令和5年度336名から令和7年度282名まで減少したのち、令和8年度は288名とやや持ち直しています。合格者数は104〜106名の範囲で大きくは変動していません。

年度推薦選抜 志願者数推薦選抜 合格者数学力検査 合格者数
令和5年度336名(女94名)104名(女32名)108名(女34名)
令和6年度328名(女100名)105名(女32名)107名(女32名)
令和7年度282名(女81名)106名(女38名)105名(女27名)
令和8年度288名(女90名)106名(女39名)104名(女28名)

推薦による選抜の合格者数はここ4年で104〜106名とほぼ横ばいで推移しており、極端な難化・易化は起きていません。過去の実績は参考値であり、実際の倍率は年度・学科によって変動するため、出願前には必ず最新の出願状況ページも確認しましょう。

学科別に見る4年間の推薦選抜の推移

学科ごとの推薦による選抜の志願者数・合格者数を4年分並べると、学科による人気の波がより具体的に見えてきます。電子情報工学科は令和5年度に志願79名を集めた年もあり、学科の中では志願者数の変動が大きい傾向があります。一方、環境都市工学科や建築学科は合格者数が20〜22名の範囲で比較的安定しています。

学科令和5年度令和6年度令和7年度令和8年度
機械工学科(志願/合格)70/2061/2159/2158/22
電気工学科(志願/合格)62/2258/2159/2253/22
電子情報工学科(志願/合格)79/2068/2158/2266/22
環境都市工学科(志願/合格)60/2168/2049/2055/20
建築学科(志願/合格)65/2173/2257/2156/20

学力検査による選抜の学科別合格者数も、機械工学科21〜23名、電気工学科20〜22名、電子情報工学科20〜23名、環境都市工学科21〜22名、建築学科20〜22名の範囲で推移しており、学科間で極端に合格者数が偏る年度は見られません。特定の学科だけが極端に入りやすい、入りにくいという状況ではなく、どの学科も一定の競争がある点を踏まえて志望学科を検討するとよいでしょう。

志望学科の決め方

受験情報サイトの情報によれば、推薦による選抜は第1志望学科のみの出願となる一方、学力検査による選抜は第3志望学科まで選択できるとされています。この情報は石川高専が公式に数値を発表しているものではないため、出願時には必ず最新の学生募集要項の記載を確認してください。志望学科で迷う場合は、体験入学やオープンカレッジで各学科の実験・実習内容を実際に見てから決めると、入学後のミスマッチを防ぎやすくなります。

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偏差値の目安(民間推計である旨を明示)

石川高専の偏差値について、複数の受験情報サイトの推計を確認しました。いずれも石川高専が公式に発表している数値ではなく、模試を運営する民間企業や学習塾が独自にまとめた推計・目安である点を踏まえたうえで参考にしてください。

石川高専の偏差値はどれくらいか

全国模試のデータをもとにした「みんなの高校情報」やknow-star.comでは、石川高専の偏差値は5学科とも66という推計で一致しています。みんなの高校情報の推計では、石川県内82件中6位、県内の国立校では6件中2位、全国8,645件中452位という順位付けもされています。一方、地域の模試である石川県総合模試(2023年実施分)をもとにした学習塾の情報では、電子情報工学科62・電気工学科61、機械工学科・環境都市工学科・建築学科がそれぞれ59という、学科別かつやや低めの数値が紹介されています。

情報源数値備考
みんなの高校情報(全国模試ベース)66(全学科共通)県内82件中6位、県内国立6件中2位
know-star.com66(全学科共通)全国高専平均62.2との比較で紹介
家庭教師のトライ調査(令和6年度)66(全学科共通)「実際の数値と異なる可能性がある」との注記あり
石川県総合模試(2023年、地域模試)電子情報62/電気61/機械・環境都市・建築59学科別かつ地域模試ベースのため全国模試の数値と体系が異なる

情報源によって数値に幅がある理由

同じ石川高専でも、情報源によって偏差値の数値に59〜66という幅が生じているのは、模試の母集団(全国模試か地域模試か)や集計時期、対象学年が異なるためです。偏差値はあくまで模試を受けた生徒集団の中での相対的な位置を示す指標であり、そのまま合格ラインとして扱えるものではありません。特に高専受験者は公立高校志望者と模試の母集団が異なる場合が多く、通常の高校受験の感覚で偏差値をそのまま比較すると実態とずれることがあります。

偏差値の数値をどう使うか

偏差値の数値そのものより、どの学科がどの程度の倍率で推移しているかという公式データの方が、出願計画には直接役立ちます。偏差値は模試を受けた時点・集団での相対評価に過ぎず、中学校で受ける実力テストや模試の種類によっても数値の出方は変わります。複数の情報源の数値を1つだけ鵜呑みにするのではなく、「おおむね上位校寄りの数値が複数のサイトで紹介されている」という程度の理解にとどめ、実際の対策は募集要項に記載された配点や過去問演習を中心に進めるのが現実的です。

偏差値と大学編入の関係

石川高専のように偏差値が高めに推計されている高専は、入学後の学習環境や情報の蓄積という点で有利に働く面はありますが、大学編入の合否は入学時の偏差値だけで決まるものではありません。全国の高専の偏差値と大学編入難易度の関係については、全国高専の偏差値一覧と大学編入の関係を解説した記事で詳しく取り上げていますので、高専入学後の将来像も含めて検討したい方はあわせてご覧ください。

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内申点(調査書)の基準と対策

内申点(調査書)は、推薦による選抜だけでなく学力検査による選抜でも判定材料の一つとして扱われます。石川高専が公式に公表している具体的な換算式や合格ラインは確認できませんでしたが、受験情報サイトが紹介している目安を参考にしながら、日頃の学校生活でできる対策を整理します。

推薦による選抜で目安とされる内申点

受験情報サイトの情報によれば、石川高専の推薦による選抜では、中学校在学中の学業成績が学年の上位20%以内であることが出願要件の目安として紹介されています。ただしこの数値は石川高専が公式に公表している基準ではなく、複数の受験情報サイトが独自にまとめた目安である点に注意してください。実際の判定は、調査書・推薦書の内容に加えて適性検査(数学)と面接の結果を総合したものになるため、内申点だけで機械的に合否が決まるわけではありません。

学力検査による選抜でも内申点は見られるのか

学力検査による選抜も、学力検査の得点だけでなく調査書をもとに総合的に判定される仕組みです。受験情報サイトでは、調査書270点満点と学力検査400点満点を合わせた670点満点で合否が判定され、合格最低点はおおむね500点前後(正答率75%前後)という情報も紹介されています。この配点や合格最低点も石川高専が公式に発表している数値ではないため、目安の一つとして捉え、最終的には最新の募集要項を確認してください。いずれの選抜方式でも、学力検査の得点だけでなく、日頃の内申点(調査書)がまったく無関係というわけではない点は覚えておく必要があります。

内申点を上げるためにできること

内申点は中学3年生になってから急に上げることが難しい評価です。中学1・2年生のうちから、定期テストの得点だけでなく、提出物の期限を守る、授業態度に気を配る、実技教科もおろそかにしないといった積み重ねが内申点の土台になります。石川高専を志望する場合、特に数学・理科の基礎学力が重視されるアドミッションポリシーが公表されているため、この2教科は早い段階から力を入れて取り組んでおくと、内申点対策と学力検査対策の両方に役立ちます。

内申点が思うように伸びない場合の考え方

内申点は中学1年生からの積み重ねであるため、中学3年生になってから短期間で大きく変えることは難しいのが実情です。ただし、内申点が目安に届かないからといって石川高専の受験自体を諦める必要はありません。学力検査による選抜は学力検査の得点と調査書を総合して判定される仕組みであり、内申点だけで機械的に不合格になるわけではないとされています。内申点に不安がある場合は、推薦による選抜よりも学力検査による選抜に力点を置き、教科の実力を伸ばす方向で対策を組み立てるのも一つの考え方です。

調査書は内申点以外に何を見られるのか

調査書には各教科の評定だけでなく、出欠状況や特別活動の記録、行動の記録といった項目も含まれるのが一般的です。石川高専が調査書のどの項目をどの程度重視しているかは公式には数値化されていませんが、推薦による選抜では推薦書・面接とあわせて「学業以外の面も含めた総合的な人物像」が見られると考えておくと、日々の学校生活への取り組み方も変わってきます。委員会活動や部活動、地域でのものづくり体験なども、面接で自分の言葉として語れるようにしておくと、内申点対策と面接対策を同時に進めることができます。

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推薦による選抜の適性検査・面接対策

推薦による選抜で合否を分けるのは、内申点の高さだけではありません。石川高専公式サイトの案内によれば、推薦書・調査書に加えて適性検査(数学)と面接の結果を総合して判定する仕組みのため、当日の適性検査と面接でどれだけ実力・意欲を発揮できるかも重要な要素になります。ここでは、適性検査と面接それぞれについて、押さえておきたい対策のポイントを整理します。

適性検査(数学)の出題傾向と対策

推薦による選抜では、面接や調査書だけでなく数学の適性検査も課されます。出題範囲や難易度の詳細は年度ごとの募集要項に記載されるため、最新の情報を必ず確認してください。中学校で学習する数学の基礎的な内容を土台に、計算の正確さとスピードの両方が求められる傾向があるとされています。学力検査による選抜でも数学は重要科目のひとつであるため、推薦・学力検査のどちらを受ける場合でも、数学の基礎固めは早めに済ませておくと安心です。

面接の形式と評価されやすいポイント

石川高専の公式サイトによると、推薦による選抜の面接では志望の動機や目的意識の確認が行われます。「なぜ普通科高校ではなく石川高専を選ぶのか」「なぜその学科で学びたいのか」「将来どのような技術者・仕事に就きたいのか」といった質問に対して、自分の言葉で具体的に答えられるようにしておくことが重要です。オープンカレッジや体験入学に参加した経験、ものづくりや科学に関心を持ったきっかけなど、実体験に基づいたエピソードを準備しておくと説得力が増します。

面接でよく聞かれる質問の傾向

石川高専の面接内容そのものは公開されていませんが、公式サイトが案内している「志望の動機や目的意識の確認」という趣旨から、次のような質問が想定されます。あくまで一般的な高専面接の傾向をもとにした想定例であり、実際の質問内容を保証するものではない点に注意してください。

  • 石川高専を志望した理由は何ですか
  • 数ある学科の中で、なぜその学科を選んだのですか
  • 中学校生活で力を入れて取り組んだことは何ですか
  • 高専に入学したら、どのようなことを学びたいですか
  • 将来、どのような仕事や技術者を目指したいですか
  • 体験入学やオープンカレッジに参加した感想を教えてください

いずれの質問も、単に模範解答を暗記するのではなく、自分の経験や興味に基づいて具体的に答えられるように準備しておくことが大切です。特に「なぜその学科なのか」という質問は、5学科それぞれの特徴を理解していないと説得力のある回答がしにくいため、学科ごとのアドミッションポリシーや授業内容を事前に調べておくと安心です。

推薦による選抜で小論文は課されるのか

石川高専公式サイトの入試Q&Aで案内されている推薦による選抜の判定材料は、推薦書・調査書・適性検査(数学)・面接の4つで、独立した小論文の試験は案内されていません。高専の中には推薦選抜で小論文や作文を課す学校もありますが、石川高専の場合は数学の適性検査と面接が中心という位置づけです。文章力そのものを試す試験がない分、面接での受け答えの内容と、調査書に表れる日頃の学習姿勢がより重視されると考えておくとよいでしょう。

当日の身だしなみ・心構え

面接当日は、中学校の制服など清潔感のある服装で臨むのが基本です。入退室の挨拶、はきはきとした受け答え、面接官の目を見て話す姿勢など、基本的なマナーも評価の対象になり得ます。緊張のあまり用意した回答を丸暗記のまま話してしまうと、質問の意図とずれた回答になりやすいため、家族や学校の先生に模擬面接を依頼し、自然な言葉で自分の考えを話す練習を重ねておくとよいでしょう。

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学力検査(4教科)の対策法

4教科の出題科目と配点

石川高専の学力検査による選抜は、国語・数学・理科・英語の4教科、各100点の合計400点満点で実施されます。公立高校入試で課されることが多い社会科は試験科目に含まれません。4教科という科目数は公立高校入試の5教科(国語・数学・理科・社会・英語)より1教科少ないため、その分だけ各教科の対策により時間を割きやすいという見方もできます。

教科別の対策ポイント

数学は、高専入試全般で重視されやすい教科です。中学校の教科書レベルの基礎を確実にしたうえで応用問題にも対応できる計算力・思考力を養う必要があります。理科・英語は、中学校で学習する範囲を網羅的に復習し、苦手分野を残さないことが得点の安定につながります。国語は、説明的文章・文学的文章の読解に加えて、記述式の設問にも対応できる表現力を鍛えておくと安心です。特定の教科に苦手意識がある場合は、早めに基礎からやり直し、直前期に応用問題だけを詰め込むような対策にならないよう注意しましょう。

4教科とも100点満点で配点が均等なため、得意教科をさらに伸ばすよりも、苦手教科の底上げによって合計点を安定させるほうが効率的な場合が多くなります。例えば理科や社会科的な暗記要素の強い分野は、直前期の追い込みでも得点が伸びやすい一方、数学や国語の読解力は短期間で大きく変わりにくいため、早い時期から継続的に取り組んでおくことが得点の安定につながります。自分の得意・不得意を把握したうえで、教科ごとの学習時間の配分を見直してみましょう。

過去問の入手方法と活用のしかた

国立高専の学力検査(国語・数学・理科・英語)は、多くの国立高専で共通の問題が使用されています。過去問題は国立高等専門学校機構の公式サイト(kosen-k.go.jp)の「入試過去問」ページで公開されており、石川高専の受験を希望する場合も、このページで公開されている国語・数学・理科・英語の過去問を参照するよう石川高専公式サイトでも案内されています。過去問を解く際は、時間を計って本番形式で取り組み、間違えた問題は解き直して原因を分析することで、効率よく弱点を補強できます。

過去問演習を始める時期の目安としては、中学範囲の学習が一通り終わった段階(多くの場合は中学3年生の秋以降)から本格的に取り組むと効果的です。最初から得点にこだわりすぎず、まずは出題形式や時間配分に慣れることを優先し、慣れてきた段階で間違えた分野を教科書や問題集に戻って復習する、というサイクルを繰り返すと定着しやすくなります。国語・数学・理科・英語のうち、特に得点差がつきやすい教科から優先的に過去問演習の回数を増やすのも一つの工夫です。

定期テスト対策と入試対策の両立

中学3年生の後半は、定期テストの成績(内申点)と入試本番の学力検査対策を並行して進める必要があります。定期テストの出題範囲は入試の学力検査とも重なる部分が多いため、定期テストに向けた勉強を丁寧に行うこと自体が入試対策にもなります。逆に、入試対策だけに気を取られて定期テストの提出物や授業態度がおろそかになると、内申点が下がり推薦による選抜で不利になる可能性があります。学校の授業・定期テスト・過去問演習の3つを、どれか1つに偏らせずバランスよく回していくことが、中学3年生の後半を乗り切るコツです。

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出願スケジュールと当日の流れ

ここまで紹介してきた推薦・学力検査それぞれの対策を、実際の出願スケジュールに落とし込んでいきましょう。石川高専の入試は例年、体験入学やオープンカレッジといった学校行事の後、年明けから2月にかけて選抜が実施される流れになっています。中学3年生になってから慌てないよう、直近の日程例と当日の準備、逆算した学習スケジュールを確認しておきます。

直近の入試スケジュール(参考)

石川高専公式サイトが公開しているスケジュールによると、直近の入試日程は次のとおりです。正確な日付は年度ごとに公開される学生募集要項で必ず確認してください。

時期内容
8月(令和8年)体験入学(8月21日・22日)
9月中旬〜(令和8年)入試説明懇談会(本校・小松・七尾・高岡で開催)
10月〜11月(令和8年)オープンカレッジ(紀友祭と同時開催)
1月中旬(令和9年)推薦による選抜
2月中旬(令和9年)学力検査による選抜・合格者の発表
3月(令和9年)入学料免除・徴収猶予等の申請、入学準備会
4月(令和9年)入学式

検査会場と当日のアクセス

石川高専公式サイトによると、検査会場は原則として本校(石川県河北郡津幡町北中条)ですが、学力検査による選抜に限り、小松市の芦城センターでも受験できる会場が用意されています。推薦による選抜は本校会場のみでの実施です。加賀方面など本校から距離がある地域に住んでいる場合、学力検査であれば小松会場を選べる可能性があるため、出願時に会場の選択肢も確認しておくとよいでしょう。

本校へのアクセスは、電車の場合は津幡駅が最寄り駅で、駅から徒歩で本校まで向かうことができます。金沢駅からはIRいしかわ鉄道線で約15分、富山駅からはあいの風とやま鉄道線で約55分です。車の場合は北陸自動車道の金沢東ICまたは金沢森本ICから15〜20分程度とされています。入試当日は公共交通機関の遅延なども想定し、余裕を持ったスケジュールで会場入りできるよう、前もって経路と所要時間を確認しておくことをおすすめします。

出願の流れと必要書類

出願には推薦書・調査書といった中学校が発行する書類が必要になるため、出願時期の数週間前から中学校側と準備を進めておく必要があります。近年はWeb出願の手引きも公式サイトで公開されており、出願そのものはオンラインで行う形式が中心です。書類の様式や提出方法は年度によって更新されるため、出願を予定している年度の募集要項・Web出願の手引きを必ず確認してください。

出願・入学にかかる費用の目安

石川高専公式サイトが公開している「必要な経費」のページによると、令和7年度予定の費用は入学検定料16,500円、入学料84,600円、授業料が年額234,600円(前期117,300円)です。このほか教育後援会費30,000円、学生会費9,000円、生活協同組合出資金10,000円(卒業時に全額返還)、教科書・教材費が入学時に約50,000円、体育用品が約22,000円かかる見込みとされています。入学検定料は出願時に必要になるため、受験校を決める段階でこうした費用の目安も確認しておくと、出願直前になって慌てずに済みます。

費目金額(令和7年度予定)
入学検定料16,500円
入学料84,600円
授業料(年額)234,600円(前期117,300円)
教育後援会費30,000円
学生会費9,000円
生活協同組合出資金10,000円(卒業時全額返還)
教科書・教材費等(入学時)約50,000円
体育用品約22,000円

自宅から通学が難しい場合の学生寮についても、寄宿料は1人部屋が月額800円・複数人部屋が月額700円、寮費(光熱水費・雑費等)が月額約8,900円(年10回徴収)、食費が月額約45,000円(日額約1,500円)という目安が公式サイトで公開されています。津幡町から離れた地域から石川高専を志望する場合は、通学方法とあわせて寮生活の費用感も早めに確認しておくとよいでしょう。

中学3年生の逆算学習スケジュール(目安)

石川高専の入試は1〜2月に集中するため、公立高校入試を基準にした学習計画では出遅れてしまいます。夏までに中学範囲の基礎を一通り終え、秋から過去問演習に入るくらいのペースを目安にすると、直前期に慌てずに対策を進めやすくなります。推薦による選抜を検討している場合は、面接で話す内容や志望理由を早い段階から言語化しておくと、直前の準備がスムーズになります。

目安としては、夏休み終了までに中学範囲全体の総復習を終え、9〜10月ごろから国立高専機構の過去問演習を本格的に始め、推薦による選抜を受ける場合は11〜12月ごろから面接・適性検査対策も並行させる、という流れが一つのモデルになります。1月に推薦、2月に学力検査という日程を考えると、12月末までにはある程度の実力を仕上げておき、1〜2月は総仕上げと体調管理に充てる期間と位置づけると計画が立てやすくなります。

保護者ができるサポート

高専入試は公立高校入試と制度が大きく異なるため、保護者も早い段階で入試の仕組みを把握しておくことが子どものサポートにつながります。体験入学やオープンカレッジ、入試説明懇談会には可能な範囲で一緒に参加し、学校の雰囲気や学科の特徴を直接確認しておくと、志望理由を考える際の材料にもなります。出願書類の準備や日程管理は保護者が主導することも多いため、募集要項が公開されるタイミングを見逃さないようにしましょう。

特に推薦による選抜では出身学校長の推薦が必要になるため、中学校の進路指導との連携が欠かせません。三者面談のタイミングを待つのではなく、石川高専を志望する意思が固まった時点で早めに担任の先生へ相談し、調査書の作成スケジュールや推薦の要件について確認しておくと、出願直前になって慌てることを防げます。家庭・学校・本人の3者で情報を共有しながら準備を進めることが、高専入試を乗り切るうえで大きな助けになります。

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よくある質問(FAQ)

石川高専の入試は推薦による選抜と学力検査による選抜のどちらを受けるべきですか?

内申点や面接に自信があり、志望学科への意欲を具体的に説明できるなら推薦による選抜が向いています。一方、学力検査の得点で実力を示したい場合は学力検査による選抜が中心になります。制度上の位置づけが異なる選抜方式のため、迷う場合は学生課入学試験係に問い合わせるか、募集要項を確認したうえで検討してください。中学校の担任の先生や塾の先生に、これまでの内申点や模試の結果を踏まえて相談してみるのも一つの方法です。

推薦による選抜で不合格になった場合、学力検査による選抜は自動的に受けられますか?

石川高専公式サイトの入試Q&Aでは、この点について明確な記載は確認できませんでした。多くの国立高専では推薦選抜と学力検査による選抜が別の出願区分として運用されているため、自動的に移行できるかどうかは学校・年度によって異なる可能性があります。心配な場合は、石川高専の学生課入学試験係(TEL:076-288-8024)に直接確認するか、最新の学生募集要項の記載を確認することをおすすめします。念のため、推薦による選抜が不合格だった場合に備えて、学力検査に向けた4教科の対策も並行して進めておくと、結果にかかわらず落ち着いて次のステップに進みやすくなります。

石川高専の偏差値66という数値はどこまで信用してよいですか?

66という数値は、みんなの高校情報やknow-star.comなど複数の受験情報サイトで一致していますが、いずれも民間の模試運営会社データに基づく推計であり、石川高専が公式に発表している数値ではありません。地域模試をもとにした別の推計では59〜62という学科別の数値も紹介されており、情報源によって数値に幅があります。偏差値は志望校を検討する際の参考情報の一つとして扱い、最終的な対策は募集要項に記載された配点・出願資格をもとに進めてください。

内申点(調査書)はどのくらい必要ですか?

受験情報サイトでは、推薦による選抜の目安として学業成績が学年の上位20%以内であることが紹介されていますが、これも石川高専が公式に公表している基準ではありません。実際の判定は調査書・推薦書・適性検査・面接を総合したものになるため、内申点だけで自動的に合否が決まるわけではないと理解しておくとよいでしょう。学力検査による選抜でも調査書は判定材料に含まれるため、推薦を受けない場合でも内申点を軽視しないほうが安全です。

学力検査に社会は含まれますか?

含まれません。石川高専の学力検査による選抜は、国語・数学・理科・英語の4教科(各100点・合計400点満点)で実施され、社会科の試験はありません。公立高校入試の5教科とは科目数が異なる点に注意してください。

志望学科は出願後に変更できますか?

受験情報サイトの情報によれば、学力検査による選抜では第3志望学科まで選択できるとされていますが、出願後の学科変更の可否や手続きは公式には確認できていません。学科選びで迷っている場合は、出願前に体験入学やオープンカレッジで各学科の内容を確認したうえで志望順位を決め、不明点は出願前に学生課へ問い合わせておくと安心です。学科ごとに求める学生像やカリキュラムの方向性が異なるため、出願直前に慌てて決めるより、早い段階から複数の学科を比較検討しておくことをおすすめします。

中学3年生からの対策で間に合いますか?

中学3年生の春・夏から対策を始めても、計画的に取り組めば十分間に合う可能性はあります。ただし石川高専の入試は1〜2月に集中しているため、公立高校入試を基準にしたペースでは出遅れやすい点に注意が必要です。夏までに中学範囲の基礎を固め、秋以降は過去問演習と面接対策に時間を割く計画を立てましょう。逆に中学1・2年生の段階から石川高専を意識できている場合は、内申点の土台づくりに時間を使えるという意味で有利になります。

石川高専に合格した後、大学編入は考えられますか?

考えられます。石川高専の卒業生は、本校専攻科への進学のほか、金沢大学・富山大学・福井大学をはじめとする国公立大学、さらには東京大学・京都大学・大阪大学など難関大学への編入実績も公式サイトで紹介されています。ただし大学編入は入試対策とは別の準備が必要になるため、入学後の早い段階から情報収集を始めることが有利に働きます。編入学試験は6〜10月に実施され、在学中の成績(席次)や英語外部試験のスコアが重視される傾向にあるため、高専入学後の日々の勉強がそのまま編入対策につながっていく点も知っておくとよいでしょう。

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まとめ|石川高専合格に向けて今からできること

石川高専の入試対策は、推薦による選抜と学力検査による選抜という2つの選抜方式の違いを理解したうえで、内申点・適性検査(数学)・面接・学力検査(4教科)のそれぞれに計画的に取り組むことが基本になります。出願・選抜の時期が公立高校入試より早いため、情報収集も対策の開始も前倒しで進めることが結果的に一番の近道になります。最後に、この記事で紹介した主なポイントを振り返ります。

  • 石川高専は5学科(機械工学科・電気工学科・電子情報工学科・環境都市工学科・建築学科)各定員40名、合計200名の国立高専で、令和8年度の推薦による選抜は5学科合計288名が志願し106名が合格した
  • 推薦による選抜は適性検査(数学)と面接が中心で募集人員は各学科20名程度、学力検査による選抜は国語・数学・理科・英語の4教科(計400点満点)で判定される
  • 学力検査には社会科が含まれず、公立高校入試の5教科とは科目構成が異なる
  • 偏差値66という数値は複数の受験情報サイトで一致しているが、地域模試ベースでは59〜62という推計もあり、いずれも石川高専の公式発表数値ではない
  • 内申点(調査書)の具体的な基準は公式には公表されておらず、上位20%程度という目安は受験情報サイトによる推計である
  • 出願スケジュールは例年1〜2月に集中するため、募集要項の公開時期から逆算して早めに準備を始める必要がある
  • 検査会場は本校のほか、学力検査による選抜に限り小松市の芦城センターでも受験できる
  • 入学検定料16,500円・入学料84,600円・授業料年額234,600円など、出願・入学にかかる費用も事前に把握しておくと安心

石川高専のように学科ごとの専門性が明確な学校を志望する場合、入試対策と同じくらい「学科選びの納得感」も重要です。体験入学やオープンカレッジ、入試説明懇談会に足を運び、実際の授業内容や在校生の様子を見たうえで志望学科を最終決定すると、入学後のミスマッチを防ぎやすくなります。中学校の進路指導の先生、そして家庭内でも、志望理由や将来やりたいことを言葉にして共有しておくと、推薦による選抜の面接対策にもそのままつながります。

ここまで紹介してきた偏差値・内申点の目安・出願日程は、いずれも受験情報サイトによる推計や過去年度の参考例であり、石川高専が新年度向けに公表する学生募集要項が最終的な正式情報になります。募集要項は例年、石川高専公式サイトの入試情報ページで随時更新されるため、志望を固めた時点で一度、公式サイトをブックマークしておくと最新情報を見逃しにくくなります。

偏差値や内申点の目安といった数値情報は、あくまで受験校を検討するための参考情報です。最終的な出願資格や配点、日程は必ず石川高専公式サイトの最新の学生募集要項で確認したうえで、計画的に対策を進めてください。偏差値と大学編入の難易度の関係が気になる方は、全国高専の偏差値一覧と大学編入の関係を解説した記事もあわせてご覧ください。

なお、石川高専に合格したあと、本科や専攻科で学びながら将来的に国公立大学・難関私立大学への編入学を目指すケースもあります。高専からの大学編入対策は出願時期や試験内容が大学ごとに異なり、早期からの学習計画が合否を左右しやすい試験です。スプリング・オンライン家庭教師の大学編入対策コースでは、石川高専を含む高専生の編入相談にも対応しており、無料相談ではまだ入試前の中学生・保護者の方からの長期的な進路相談も可能です。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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